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技術 組成物

出願人 御木本製薬株式会社
発明者 泉智子上田恵利
出願日 2011年6月7日 (9年5ヶ月経過) 出願番号 2011-127125
公開日 2012年12月20日 (7年11ヶ月経過) 公開番号 2012-250965
状態 拒絶査定
技術分野 化粧料
主要キーワード ソルビトール水溶液 処理圧 ジェット水流 化粧品剤 ポリグリセリン類 アシル酸性アミノ酸エステル 長鎖アシル基 マイクロフルイディック
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この項目の情報は公開日時点(2012年12月20日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

本発明の目的は肌を柔軟に、なめらかに整え、皮膚のバリア機能を高める化粧品剤を得ることにある。

解決手段

γリノレン酸を含む油と、油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルと、糖セラミドと、リン脂質と、水相を含む乳化組成物が本課題を有効的に解決する。 さらにはγリノレン酸を含む油が、ボラージ、月見草ユキノシタ植物種子カニンガメラ属モルティエレラ属ムコール属微生物スピルリナ属藻類から抽出した油であり、油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルがN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジコレステリルオクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)等のジエステルであり、乳化の処理を30MPa以上で行った場合にさらに効果的である。

概要

背景

概要

本発明の目的は肌を柔軟に、なめらかに整え、皮膚のバリア機能を高める化粧品剤を得ることにある。 γリノレン酸を含む油と、油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルと、糖セラミドと、リン脂質と、水相を含む乳化組成物が本課題を有効的に解決する。 さらにはγリノレン酸を含む油が、ボラージ、月見草ユキノシタ植物種子カニンガメラ属モルティエレラ属ムコール属微生物スピルリナ属藻類から抽出した油であり、油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルがN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジコレステリルオクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)等のジエステルであり、乳化の処理を30MPa以上で行った場合にさらに効果的である。なし

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

γリノレン酸を含む油と、油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルと、糖セラミドと、リン脂質と、水相を含む乳化組成物

請求項2

γリノレン酸を含む油が、ボラージ、月見草ユキノシタ植物種子カニンガメラ属モルティエレラ属ムコール属微生物スピルリナ属藻類から抽出した油の1種以上である請求項1の乳化組成物

請求項3

乳化の処理を30MPa以上で行うことを特徴とする請求項1乃至請求項2の乳化組成物。

請求項4

油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルが、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジコレステリルオクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)から選択される1種以上である請求項1乃至請求項3の乳化組成物。

請求項5

水相が50%以上の多価アルコールを含む請求項1乃至請求項4の乳化組成物。

請求項6

請求項1乃至請求項5の乳化組成物を含む化粧品

技術分野

0001

本発明は、皮膚のバリア機能を高める乳化剤型の化粧品に関する。

0002

化粧品は、人の身体を清潔にし、美化し、魅力増し容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために使用されるものである。
皮膚を美化し、魅力を増し、すこやかに保つための方法の1つとして、肌を柔軟に、なめらかに整え、皮膚のバリア機能を高めることが化粧品の目的を達成する1つの方法である。
このために種々の改良がなされているが充分な結果は得られていない。
γリノレン酸は、皮膚乾燥症、アトピー性皮膚炎老人性掻痒症などの皮膚症状改善や美白作用があることが知られており、また、油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステル乳化可溶化安定化に極めて優れ、高いエモリエント効果を有することは知られている。
特開昭61−130237号公報
特開平03−275697号公報

発明が解決しようとする課題

0003

本発明の目的は肌を柔軟に、なめらかに整え、皮膚のバリア機能を高める化粧品を得ることにある。

課題を解決するための手段

0004

本発明者らは、鋭意検討した結果、γリノレン酸を含む油と、油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルと、糖セラミドと、リン脂質と、水相を含む乳化組成物が上記課題を解決することがわかった。
以下に詳細に説明する。

0005

γリノレン酸を含む油とは、遊離脂肪酸のみならず、エステル構成脂肪酸として存在をも含み、化学的に合成して得ることもできるが、ボラージ(ルリジサ)、月見草ユキノシタ等の植物種子スピルリナ(Spirulina)属等の藻類カニンガメラ(Cunninghamella)属、モルティエレラ(Mortierella)属、ムコール(Mucor)属等の微生物から得ることもでき、これらの市販されている例えば、DSMニュートリションジャパン社製商品名ロプファボラージ油 タイプ25 、日清オイリグループ社製、商品名月見草油出光興産社製、商品名グラノイルCS等が挙げられる。
γリノレン酸を含む油の配合量はγリノレン酸の含有量や製剤の目的、他の原料の種類や配合量によって変化するが、0.01〜20%が好ましい。

0006

油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルについて、記載すると、まず、長鎖アシル基としては炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基で例えばラウリン酸パルミチン酸ステアリン酸オレイン酸等の単一組成脂肪酸によるアシル基の他に、ヤシ油脂肪酸牛脂脂肪酸,硬化牛脂脂肪酸等の天然より得られる混合脂肪酸あるいは合成により得られる脂肪酸(分枝脂肪酸を含む)のアシル基であってもよい。
酸性アミノ酸としてはアスパラギン酸グルタミン酸から選ばれる。
これにエステル結合するアルコールは、炭素数8〜30の飽和、不飽和、分岐脂肪族アルコール類コレステロールラノステロールスティグマステロールおよびこれらの水添物およびこれらの配合物などのコレステロール類が例示でき、これらの単独または混合物モノ或いはジエステルあるいはその混合物が利用される。
実際にはN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジコレステリルオクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)が本発明に用いるのに市販もされており、物性的にも利用価値が高い。
油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルの配合量は油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステルの種類や製剤の目的、他の原料の種類や配合量によって変化するが、0.01〜20%が好ましい。

0008

本発明における糖セラミドとしては、グルコシルセラミドガラクトシルセラミド等が挙げられ、、等の哺乳動物組織から抽出すること、米糠等から抽出すること、又は化学合成により得ることができる。例えば、グリコシルセラミドは、コメ及び米糠、小麦大豆、こんにゃくなどの穀物豆類及び芋類から得ることができる。
糖セラミドの配合量は糖セラミドの種類や製剤の目的、他の原料の種類や配合量によって変化するが、0.0001〜10%が好ましい。

0009

リン脂質は、例えば、ホスファチジルコリンホスファチジルエタノールアミンホスファチジルセリンホスファチジルグリセロールホスファチジルイノシトールホスファチジン酸リゾホスファチジルコリンリゾホスファチジルエタノールアミンなどが挙げられ、また、これらのものを含有する組成物、すなわち、大豆レシチン卵黄レシチンコーンレシチンやこれらの水素添加物なども挙げることができる。
リン脂質の配合量はリン脂質の種類や製剤の目的、他の原料、特に油相のの種類や配合量によって変化するが、0.01〜10%が好ましい。

0010

このほか界面活性剤は、配合しなくても乳化するので、必ずしも必要ではないが、剤型、製造方法や目的に応じて配合する。
アニオン界面活性剤アルキルカルボン酸塩アルキルスルホン酸塩アルキル硫酸エステル塩アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤アルキルアミン塩アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤カルボン酸型両性界面活性剤アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤エーテル型非イオン界面活性剤エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤タンパク質加水分解物誘導体高分子界面活性剤チタンケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等が例示される。

0011

次に水相成分であるが、まず、多価アルコールであるが、多価アルコールを例示すれば、エチレングリコールジエチレングリコールトリエチレングリコール、それ以上のポリエチレングリコール類プロピレングリコールジプロピレングリコール、それ以上のポリプロピレングリコール類、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール等のブチレングリコール類、グリセリンジグリセリン、それ以上のポリグリセリン類ソルビトールマンニトールキシリトールマルチトール等の糖アルコール類グリセリン類エチレンオキシド(以下、EOと略記)、プロピレンオキシド(以下、POと略記)付加物、糖アルコール類のEO、PO付加物ガラクトースグルコースフルクトース等の単糖類とそのEO、PO付加物、マルトースラクトース等の多糖類とそのEO、PO付加物などの多価アルコールが挙げられる。
多価アルコールは、保湿剤としての機能も重要であるが、後述するようにD相乳化法を行う場合には多価アルコールが50%以上で特に、グリセリンが多価アルコールの30%以上を占めるように配合することが好ましい。

0012

このほか、水溶性、油溶性の各種有効成分、粉体等必要な原料を配合する。
これらの原料を基にして乳化組成物を作成する。乳化物の作成は、特段限定されることはなく、通常用いられる方法を使用できる。
しかしながら、有効性を高めるために、乳化方法にD相乳化法を用いると界面活性剤を用いる量を減少させることが可能であり、1つの有効な手段である。
しかし、この場合、水相が50%以上の多価アルコールを含むようにし、且つ多価アルコールの30%以上がグリセリンである方が好ましい。
また、特開2008−290951号に記載の組み合わせも有効である。

0013

さらにD相乳化法あるいはそれ以外の乳化法を用いる場合でも、高圧で乳化することは有効である。
この高圧乳化機とは、流路に高圧を加えることにより高い剪断力を与えることが可能な装置であり、さらに、流路を折り曲げたり、複数の流路を合一させることで液に衝撃力を与える構造を有していてもよい。高圧乳化機は、種類は問わないが、例えば、マントン−ゴーリン高圧ホモジナイザージェット水流反転型高圧乳化機、マイクロフルイダイザーマイクロフルイディスク社製)、ナノマイザー(ナノマイザー社製)、アルティマイザースギマシン社製)、DeBee2000(BEEインターナシナル社製)、超音波乳化機等が挙げられ、高圧乳化機を二種以上組み合わせて使うことや、複数回処理することも有効である。
特に30MPa以上で処理することによって微粒子化され有効性が高まることがわかった。

0014

以下に実施例を記載する。なお、実施例、比較例の数字は重量部である。
実施例1

米由来糖セラミド注1) 1.0
水素添加大豆リン脂質注2) 1.0
グリセリン40.0
スクワラン2.0
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル4.0
・ベヘニル・2−オクチルドデシル) 注3)
モルティエレラ油 注4) 2.0

水 49.9
パラオキシ安息香酸メチル0.1

1)Aの原料をそれぞれ計量し、を80℃まで撹拌しながら、加温した。
2)これを高圧乳化装置マイクロフルイディックス社製、型番M−110−E/H)処理圧55MPaで乳化した。
3)撹拌しながら冷却し、50℃でBを加えた後、35℃まで冷却した。

0015

実施例2

馬由来糖セラミド注5) 1.0
水素添加大豆リン脂質注2) 1.0
グリセリン20.0
70%ソルビトール水溶液10.0
スクワラン2.0
N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル4.0
・オクチルドデシル)
月見草油2.0

水 39.9
1,3ブチレングリコール10.0
パラオキシ安息香酸メチル0.1
1)Aの原料をそれぞれ計量し、を80℃まで撹拌しながら、加温した。
2)これを高圧乳化装置(マイクロフルイディックス社製、型番M−110−E/H)処理圧55MPaで乳化した。
3)撹拌しながら冷却し、50℃でBを加えた後、35℃まで冷却した。

0016

実施例3

スクワラン10.00
ミリスチン酸オクチルドデシル10.00
パルミチン酸セチル2.00
バチルアルコール3.00
ステアリルアルコール2.00
ステアリン酸0.50
シリコン油0.50

6.0%コロイド性含水ケイ酸塩水溶液10.00
2.0%結晶性セルロース水溶液 10.00
グリセリン8.00
1,3−ブチレングリコール6.00
ポリエチレングリコール2.00
ヒアルロン酸ナトリウム0.10
フェノキシエタノール0.20
パラオキシ安息香酸メチル0.20
1%加水分解コンキオリン水溶液 0.50
精製水35.00

実施例1 10.00

製法は、
1)A,B,C,Dをそれぞれ計量した。
2)A,Bを各々80℃まで加温溶解、均一混合した。
3)Aを撹拌しながらBに加えた。
4)これをホモジナイザープライミクス社製、型番T.K.オートミクサー20型)3000rpmで10分間乳化した。
5)ゆっくり撹拌しながら冷却し、50℃でCを加えた後、35℃まで冷却した。

0017

なお、各実施例で用いた原料は以下の商品を用いた。
注1)一丸ファルコス社製、商品名水溶性セラミドRC
注2)日光ケミカルズ社製、商品名レシノールS−10M
注3)味の素社製、商品名エルディウPS−306
注4)出光興産社製、商品名グラノイルCS
注5)ラボトワール・セロビオロジック社製、商品名ビオセラミドCH

0018

実施例1〜3について、それぞれ20名の女性に1ヵ月間使用してもらったところ、肌が柔軟になり、なめらかさを増し、肌の肌理理想的な状態になり、皮膚水分量も適切な量を保っていた。以上の結果より、皮膚のバリア機能を高まっていることが推察された。
γリノレン酸を含む油、油溶性N−長鎖アシル酸性アミノ酸エステル、糖セラミド等がそれぞれ持っている効果より高い相乗効果を発揮している。

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