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技術 抵抗棒と補助輪の切替装置及びそれを備えた歩行型作業機

出願人 株式会社オーレック
発明者 今村健二安部貴俊大城孝弘
出願日 2011年6月3日 (9年6ヶ月経過) 出願番号 2011-125458
公開日 2012年12月20日 (8年0ヶ月経過) 公開番号 2012-249591
状態 拒絶査定
技術分野 土作業機(3)(ロータリ)
主要キーワード 下斜視 基フレーム 短尺側 上斜視 走行補助輪 先部側 切替ユニット 動力制御ユニット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年12月20日)のものです。
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図面 (10)

課題

作業機ダッシングを防止する抵抗棒及び作業機の移動走行時走行を安定させる走行用補助輪を備えた農業用歩行型作業機において、操作者が作業機を操作するハンドル側で抵抗棒又は走行用補助輪のいずれかが働くように切り替えることができるようにした歩行型作業機を提供する。

解決手段

歩行型作業機は、抵抗棒43及び走行用補助輪42を備え、抵抗棒43及び走行用補助輪42は択一的に使用され、作業機を操作するハンドル5側に抵抗棒43及び走行補助輪42を有し、抵抗棒43及び走行補助輪42は、何れか一方が使用位置にあるときは他方は不使用位置にある構成を有し、一方が位置を移動するときは他方も位置を移動するよう連結されており、抵抗棒43又は走行補助輪42の何れか一方の使用の選択が他方の不使用の選択となるようにしている。

概要

背景

例えば、農作業の際に使用される耕耘機等の歩行型作業機には、作業時において意図しないダッシングを防止するために抵抗棒が設けられているものがある。
このような歩行型作業機としては、例えば特許文献1に開示されている「耕耘機」がある。特許文献1において、抵抗棒<10>は、耕耘機の後部(使用時における進行方向に対して後方側)に垂下して取着されており、この抵抗棒<10>を土に差し込むことで、耕耘爪耕耘の深さを設定したり、耕耘爪の牽引力に抗する抵抗力を付加するよう作用する。
なお、耕耘機の前部には、高さの調節ができる前輪<9>が設けられているが、この前輪<9>の具体的な使用方法についての記載はない。

概要

作業機のダッシングを防止する抵抗棒及び作業機の移動走行時走行を安定させる走行用補助輪を備えた農業用の歩行型作業機において、操作者が作業機を操作するハンドル側で抵抗棒又は走行用補助輪のいずれかが働くように切り替えることができるようにした歩行型作業機を提供する。歩行型作業機は、抵抗棒43及び走行用補助輪42を備え、抵抗棒43及び走行用補助輪42は択一的に使用され、作業機を操作するハンドル5側に抵抗棒43及び走行補助輪42を有し、抵抗棒43及び走行補助輪42は、何れか一方が使用位置にあるときは他方は不使用位置にある構成を有し、一方が位置を移動するときは他方も位置を移動するよう連結されており、抵抗棒43又は走行補助輪42の何れか一方の使用の選択が他方の不使用の選択となるようにしている。

目的

(発明の目的)
そこで、本発明の目的は、作業機のダッシングを防止する抵抗棒及び作業機の移動走行時の走行を安定させる走行用補助輪を備えた農業用の歩行型作業機において、作業時の状況に応じて、操作者が作業機を操作するハンドル側において、抵抗棒又は走行用補助輪のいずれかが働くように切り替えることができるようにした切替装置及びそれを使用した歩行型作業機を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

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請求項1

農業用歩行型作業機に用いる抵抗棒補助輪切替装置であって、走行用補助輪(42)及び抵抗棒(43)が設けられ、作業機本体へ取着した状態において可動するように構成された切替ユニット(41)と、該切替ユニット(41)を操作する操作手段(45)と、を備えており、前記切替ユニット(41)に設けられた走行用補助輪(42)と抵抗棒(43)は、いずれか一方が接地した状態において他の一方が接地しないように配置されており、前記切替ユニット(41)は、その動作によって走行用補助輪(42)又は抵抗棒(43)のいずれか一方が接地するように可動範囲が設定されており、前記切替ユニット(41)を操作する操作手段(45)は、切替ユニット(41)に作用して走行用補助輪(42)又は抵抗棒(43)を接地位置移行させる切替操作を行うことができるようにしてある、抵抗棒と補助輪の切替装置。

請求項2

農業用の歩行型作業機に用いる抵抗棒と補助輪の切替装置(4)であって、走行用補助輪(42)及び抵抗棒(43)が設けられ、作業機本体へ取着した状態において可動するように構成された切替ユニット(41)と、該切替ユニット(41)を操作する操作手段と、を備えており、前記切替ユニット(41)に設けられた走行用補助輪(42)と抵抗棒(43)は、いずれか一方が接地した状態において他の一方が接地しないように、間隔を空けるか又は取付角度を調整して配置されており、前記切替ユニット(41)は、作業機本体へ取付軸(410)を介して取着され、取付軸(410)を中心として作業機本体の前後方向へ揺動又は回動して、走行用補助輪(42)又は抵抗棒(43)のいずれか一方が接地するように可動範囲が設定されており、前記切替ユニット(41)を操作する操作手段は、切替ユニット(41)に作用して走行用補助輪(42)又は抵抗棒(43)を接地位置に移行させる切替操作を行うロック部材(45)と、該ロック部材(45)の操作を足で行いうるよう設けられた操作ペダル(454)と、を備えており、該操作ペダル(454)を操作すると、ロック部材(45)による切替ユニット(41)に対するロック解除され、走行用補助輪(42)の位置が上がって接地面から離れ、抵抗棒(43)の位置が下がって接地するように構成されており、一方、前記上方に位置した走行用補助輪(42)を下方へ下げると、抵抗棒(43)の位置が上がって接地面から離れ、走行用補助輪(42)が接地してロック部材(45)が再セットされると共に操作ペダル(454)が元の位置に復帰するように構成されている、抵抗棒と補助輪の切替装置。

請求項3

請求項1又は2記載の抵抗棒と補助輪の切替装置(4)を備えた、歩行型作業機。

請求項4

抵抗棒(43)及び走行用補助輪(42)を備え、該抵抗棒(43)及び走行用補助輪(42)は択一的に使用される農業用の歩行型作業機であって、作業機を操作するハンドル(5)側に前記抵抗棒(43)及び走行補助輪(42)を有し、前記抵抗棒(43)及び走行補助輪(42)は、何れか一方が使用位置にあるときは他方は不使用位置にある構成を有し、且つ、一方が位置を移動するときは他方も位置を移動するよう連動手段(411,412)を介して連結されており、前記抵抗棒(43)又は走行補助輪(42)の何れか一方の使用の選択が他方の不使用の選択となるようにしたことを特徴とする、歩行型作業機。

請求項5

連動手段が、フレーム(40)に枢支されている箇所(410)を中心に垂直方向に回動する回動体であり、該回動体には、抵抗棒(43)及び走行補助輪(42)の何れか一方が使用位置にあるときは、他方は不使用位置にある、となるような間隔を設けて前記抵抗棒(43)及び走行補助輪(42)が配置されている、請求項4記載の歩行型作業機。

請求項6

抵抗棒(43)又は走行補助輪(42)の何れか一方が使用状態にあるときは、抵抗棒(43)又は走行補助輪(42)の何れか一方又は双方が動かないように位置を固定する固定手段(45,452,457)を備えている、請求項4又は5記載の歩行型作業機。

技術分野

0001

本発明は、抵抗棒補助輪切替装置(本明細書においては、以下、単に切替装置という)及びそれを備えた歩行型作業機に関する。更に詳しくは、作業機ダッシングを防止する抵抗棒及び作業機の移動走行時走行を安定させる走行用補助輪を備えた農業用の歩行型作業機において、作業時の状況に応じて、抵抗棒又は走行用補助輪のいずれかが働くように切り替えることができるようにしたものに関する。

背景技術

0002

例えば、農作業の際に使用される耕耘機等の歩行型作業機には、作業時において意図しないダッシングを防止するために抵抗棒が設けられているものがある。
このような歩行型作業機としては、例えば特許文献1に開示されている「耕耘機」がある。特許文献1において、抵抗棒<10>は、耕耘機の後部(使用時における進行方向に対して後方側)に垂下して取着されており、この抵抗棒<10>を土に差し込むことで、耕耘爪耕耘の深さを設定したり、耕耘爪の牽引力に抗する抵抗力を付加するよう作用する。
なお、耕耘機の前部には、高さの調節ができる前輪<9>が設けられているが、この前輪<9>の具体的な使用方法についての記載はない。

先行技術

0003

特許第3426476号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、前記従来の耕耘機には、次のような課題があった。
抵抗棒は、耕耘機を前進させて行う作業時には必要であるが、耕耘機の方向転換時あるいは移動走行時には不要であり、むしろ邪魔になる。このため、抵抗棒は耕耘機から取り外し可能に設けられているが、方向転換あるいは移動走行の度に抵抗棒の着脱作業を繰り返すことはきわめて煩雑な作業であり、現実的でない。

0005

また、前記従来の耕耘機に設けられている前輪は、明細書中の記載にあるように、上方の不使用位置と下方の使用位置とに任意に固定し得るようになっている構造であり、仮に前輪を移動走行時の補助輪として使用する場合、前輪の上方の不使用位置から下方の使用位置への切り替えは、操作者オペレータ)が耕耘機の前に回って、抵抗棒の取り外し作業とは別に手作業で行う必要があった。

0006

(発明の目的)
そこで、本発明の目的は、作業機のダッシングを防止する抵抗棒及び作業機の移動走行時の走行を安定させる走行用補助輪を備えた農業用の歩行型作業機において、作業時の状況に応じて、操作者が作業機を操作するハンドル側において、抵抗棒又は走行用補助輪のいずれかが働くように切り替えることができるようにした切替装置及びそれを使用した歩行型作業機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
(1)本発明は、
農業用の歩行型作業機に用いる切替装置であって、
走行用補助輪及び抵抗棒が設けられ、作業機本体へ取着した状態において可動するように構成された切替ユニットと、該切替ユニットを操作する操作手段と、を備えており、
前記切替ユニットに設けられた走行用補助輪と抵抗棒は、いずれか一方が接地した状態において他の一方が接地しないように配置されており、
前記切替ユニットは、その動作によって走行用補助輪又は抵抗棒のいずれか一方が接地するように可動範囲が設定されており、
前記切替ユニットを操作する操作手段は、切替ユニットに作用して走行用補助輪又は抵抗棒を接地位置移行させる切替操作を行うことができるようにしてある、
切替装置である。

0008

(2)本発明は、
農業用の歩行型作業機に用いる切替装置であって、
走行用補助輪及び抵抗棒が設けられ、作業機本体へ取着した状態において可動するように構成された切替ユニットと、該切替ユニットを操作する操作手段と、を備えており、
前記切替ユニットに設けられた走行用補助輪と抵抗棒は、いずれか一方が接地した状態において他の一方が接地しないように、間隔を空けるか又は取付角度を調整して配置されており、
前記切替ユニットは、作業機本体へ取付軸を介して取着され、取付軸を中心として作業機本体の前後方向へ揺動又は回動して、走行用補助輪又は抵抗棒のいずれか一方が接地するように可動範囲が設定されており、
前記切替ユニットを操作する操作手段は、切替ユニットに作用して走行用補助輪又は抵抗棒を接地位置に移行させる切替操作を行うロック部材と、該ロック部材の操作を足で行いうるよう設けられた操作ペダルと、を備えており、
該操作ペダルを操作すると、ロック部材による切替ユニットに対するロック解除され、走行用補助輪の位置が上がって接地面から離れ、抵抗棒の位置が下がって接地するように構成されており、一方、前記上方に位置した走行用補助輪を下方へ下げると、抵抗棒の位置が上がって接地面から離れ、走行用補助輪が接地してロック部材が再セットされると共に操作ペダルが元の位置に復帰するように構成されている、
切替装置である。

0009

(3)本発明は、
前記(1)又は(2)のいずれか一の切替装置を備えた、
歩行型業機である。

0010

(4)本発明は、
抵抗棒及び走行用補助輪を備え、該抵抗棒及び走行用補助輪は択一的に使用される農業用の歩行型作業機であって、
作業機を操作するハンドル側に前記抵抗棒及び走行補助輪を有し、
前記抵抗棒及び走行補助輪は、何れか一方が使用位置にあるときは他方は不使用位置にある構成を有し、且つ、一方が位置を移動するときは他方も位置を移動するよう連動手段を介して連結されており、
前記抵抗棒又は走行補助輪の何れか一方の使用の選択が他方の不使用の選択となるようにしたことを特徴とする、
歩行型作業機である。

0011

(5)本発明は、
連動手段が、フレーム枢支されている箇所を中心に垂直方向に回動する回動体であり、該回動体には、抵抗棒及び走行補助輪の何れか一方が使用位置にあるときは、他方は不使用位置にある、となるような間隔を設けて前記抵抗棒及び走行補助輪が配置されている、
前記(4)の歩行型作業機である。

0012

(6)本発明は、
抵抗棒又は走行補助輪の何れか一方が使用状態にあるときは、抵抗棒又は走行補助輪の何れか一方又は双方が動かないように位置を固定する固定手段を備えている、
前記(4)又は(5)の歩行型作業機である。

0013

本明細書及び特許請求の範囲にいう「作業機」は、主にを中心に耕耘、掘取り、除草立て等の管理作業をする機械であって、耕耘機を含む意味で使用している。また、前記管理作業とは、畑等の土壌に適正な水分と酸素、そして地温を保たせ、作物がより育ち易い環境を整える作業を意味し、例えば耕耘、中耕、除草、培土マルチ土寄せ溝掘り、溝上げ、覆土深耕整地、代掻き、砕土、畝立て、畝崩し、播種鎮圧施肥、掘取り、畦塗り草刈り等が挙げられる。

0014

本明細書及び特許請求の範囲にいう「ロック部材」は、例えば嵌着部や係合部等を有しており、切替ユニットに対するこれらの嵌着又は係合等によりロック状態となり、これらの嵌着又は係合が解かれることによってロック状態が解除される構造のものが挙げられるが、これに限定するものではなく、他の公知のロック構造であってもよい。

0015

(作用)
本発明に係る切替装置及びそれを備えた歩行型作業機の作用を説明する。
圃場の耕耘等の作業時においては、まず、作業に先立ち、操作者は歩行型作業機を操作するハンドル(5)側において操作ペダル(454)を足で操作する等して抵抗棒(43)を下げて接地させる。そして、歩行型作業機を前進させて耕耘等の作業を行う。これにより、作業時において操作者の意図しないダッシングが防止される。

0016

なお、歩行型作業機の方向転換時あるいは他の圃場等の作業場所への移動走行時又は作業終了による保管場所等への移動走行時には、走行用補助輪(42)が接地し抵抗棒(43)が上がった状態に切り替えると、歩行型作業機の方向転換あるいは移動走行がしやすい。

0017

歩行型作業機を前記のように移動させる際には、操作者が歩行型作業機を操作するハンドル(5)側において上方に位置した走行用補助輪(42)を足で操作する等して下げることによって、走行用補助輪(42)が接地した状態に切り替える。このように、操作者が歩行型作業機を操作するハンドル(5)位置において抵抗棒(43)又は走行用補助輪(42)のいずれかが働くように択一的に切り替えることができ、歩行型作業機の走行が安定し移動走行させやすくなると共に安全性も高くなる。

発明の効果

0018

本発明によれば、作業機のダッシングを防止する抵抗棒及び作業機の移動走行時の走行を安定させる走行用補助輪を備えた農業用の歩行型作業機において、作業時の状況に応じて、操作者が歩行型作業機を操作するハンドル側において抵抗棒又は走行用補助輪のいずれかが働くように択一的に切り替えることができるようにした歩行型作業機を提供することができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明に係る切替装置を備えた歩行型電動耕耘機の側面視説明図。
図1に示す歩行型電動耕耘機の前面視説明図。
図1に示す歩行型電動耕耘機の上面視説明図。
切替装置の構造を示し、走行用補助輪が下位置にあり、抵抗棒が上位置にある状態の側面視説明図。
図4に示す切替装置の後面視説明図。
図4に示す切替装置の前面視説明図。
図4に示す切替装置の前面側上斜視説明図。
切替装置の抵抗棒が下位置にあり、走行用補助輪が上位置にある状態の側面視説明図。
図8に示す切替装置の前面側下斜視説明図。

実施例

0020

図1乃至図9を参照して、歩行型電動耕耘機Tの構造を説明する。
本実施の形態においては、本発明に係る切替装置を使用した農業用の歩行型作業機の一形態として、歩行型電動耕耘機を示しているが、これに限定するものではなく、切替装置を、例えばガソリンエンジン等公知の動力源を使用した他の各種歩行型作業機に使用してもよい。なお、以下の説明において、「前側」とは図1において左側(前進方向側)であり、「後側」とは右側(後進方向側)である。

0021

歩行型電動耕耘機Tは、基フレーム1、基フレーム1の上に設けられた動力ユニット2、基フレーム1の下に設けられている走行部を兼ねた耕耘部3、基フレーム1の後部に設けられた切替装置4及びその後部に設けられたハンドル5を備えている。
前記動力ユニット2は、基フレーム1の上部後側に取り付けられた電動モータ20と、前側に取り付けられた、電動モータ20の動力源であるバッテリー21を備えている。電動モータ20とバッテリー21は、基フレーム1に固定されたカバー10の内部に収められている。

0022

基フレーム1の下には、耕耘部3が設けられている。耕耘部3は、所要長さの車軸30を有しており、車軸30は、動力伝達部31により中間部を軸支して水平に設けられている。車軸30には、電動モータ20の動力が、前記動力伝達部31を介し伝達される。車軸30の両側端部には、円形外輪盤32、32が取り付けられている。

0023

車軸30の中間部の軸支部33と両外輪盤32、32との間には、それぞれ所要の間隔で耕耘爪34、35が固定されている。耕耘爪34、35は、所用幅のへら状の金属板であって、金属板の先部側が車軸30の内側又は外側に曲げられた形状に形成されている。なお、耕耘爪34、35は、走行時(耕耘等の作業時)には耕耘及び走行機能を果たすようになっている。

0024

図4乃至図9を主に参照する。
基フレーム1の後部には、後述する走行用補助輪42及び抵抗棒43の何れか一方が使用位置にあるように切り替える切替装置4が取り付けられている。
切替装置4は、後方へ上がり傾斜した後部フレーム40と、後部フレーム40に昇降回動自在に軸支され、走行用補助輪42及び抵抗棒43を備えた切替ユニット41と、切替ユニット41の動作を操作及び制御する操作手段を構成するロック部材45を備えている。

0025

後部フレーム40は、背面板401と、背面板401の左右両端から前方向へ直角に曲げ形成された側面板402、403を備えている。側面板402、403の上部正面側には、蓋板404がネジ止めされている。蓋板404には、上部の一部が後方側へ直角に曲げられて上面板404aが形成されており、側面板402、403の上端縁の間に収まるようになっている。なお、上面板404aには、四角形の窓部(符号省略)が形成されている。

0026

側面板402、403の基端側(図4において下側)の前部には、後部フレーム40を基フレーム1後端部に取り付けるための取付ステー405、405がそれぞれ形成されている。後部フレーム40は、軽量化のために、背面板401に多数のパンチ孔(符号省略)が、側面板402、403に長孔(符号省略)が形成されている。

0027

なお、後部フレーム40の上側の内部空間には、前記動力ユニット2の制御を行うための動力制御ユニット6が収められている(図3参照:図4乃至図9では図示を省略)。動力制御ユニット6の上部端面には、後部フレーム40の蓋板404の上面板404aに形成された窓部から露出するように電源スイッチ60(図3参照)が設けられている。電源スイッチ60は、後部フレーム40に収められた状態で操作が可能である。

0028

後部フレーム40の基端側には開口部406が形成されている。後部フレーム40の側面板402、403の間には、切替ユニット41が次述するフォーク411を開口部406に貫通させた状態で昇降回動ができるように、両側から軸410、410により取り付けられている。切替ユニット41は、板状体を略門型に形成し中間部が前側へ膨らむよう湾曲したフォーク411と、フォーク411の基端に固定され両側が直角に立ち上げられたブラケット412を有している。切替ユニット41は、ブラケット412の両側の立ち上げ部412a、412aを両側面板402、403の各内面に接するように配し、前記軸410、410により軸支されている。

0029

フォーク411の先端部には、前記走行用補助輪42が回転自在に軸着されている。フォーク411の基端寄りの前部側には、係合ピン413がフォーク411の両側の板に渡して固着されている。なお、符号414、414は、フォーク411とブラケット412に渡して固定されており、切替ユニット41の強度を増強する三角形状の補強部材である。

0030

また、前記ブラケット412には、前記抵抗棒43を取り付ける円管状の抵抗棒取付管430が固定されている。抵抗棒取付管430は、ブラケット412の前後部に形成されているそれぞれがL形の固定部412b、412cによって、ブラケット412の底部と所要の角度をもって前後方向に固定されている。

0031

抵抗棒取付管430には、角棒長手方向の中間よりやや端寄りを約45°に曲げた形状の抵抗棒43が長尺側の直棒部を差し込んで固定されている。また、抵抗棒43は、接地時において、短尺側の直棒部が後方へ下がり傾斜するように曲げられている。抵抗棒43の抵抗棒取付管430に対する固定は、抵抗棒取付管430に形成された軸受部431に取り付けられたロックピン432(図4乃至6参照)により行われる。

0032

ロックピン432は、抵抗棒取付管430側へバネ(符号省略)で付勢され、抵抗棒取付管430に形成された通孔(符号省略)を貫通し、抵抗棒43に設けられたロック孔(図示省略)に挿着することで、抵抗棒43が抜けないように固定できる。
なお、走行用補助輪42と抵抗棒43は、いずれか一方が接地した状態において他の一方が接地しないように、双方の角度等、各部寸法が設定されている。

0033

走行用補助輪42及び抵抗棒43を備えた切替ユニット41は、フォーク411の基端寄り後部のバネ掛け孔(符号省略)と、後部フレーム40の蓋板404の下端部のバネ掛け孔(符号省略)の間に掛けられた引っ張りバネ44によって上昇回動方向へ付勢されている。

0034

切替ユニット41を走行用補助輪42が接地高さになる位置(図1図2等参照)でロックする制御は、前記ロック部材45により行われる。ロック部材45は、板体を曲げて所要の箱枠形状に形成された基部450と、基部450の一端側先部に延設された係合板451を有している。係合板451の先端寄り後縁部には、前記係合ピン413と係合して切替ユニット41をロックする、ほぼV字形の係合凹部452が形成されている。

0035

また、基部450下側の係合板451に続く外面側には、後方側へ湾曲した連結部材453を介して操作ペダル454が固定されている。操作ペダル454は、作業車の後方で作業車に追随しながら歩行中の操作者が足で操作できるように、踏面を後方に向けて取り付けられている。

0036

ロック部材45は、基部450を側面板402、403間に固定された軸455により軸支して昇降回動自在に取り付けられている。基部450の両側には、側面板402、403との間に、軸455に被せられたスペーサ(符号省略)が配されており、ロック部材45の軸455の軸線方向の位置が決まるようになっている。また、基部450と側面板403の間には、ねじりコイルバネ456がスペーサに嵌め込まれて掛けられている。ロック部材45は、ねじりコイルバネ456により、後方へ昇り回動する方向へ付勢されている。

0037

なお、軸455の後方側には、後部フレーム40の補強を兼ねた管状のストッパー457が側面板402、403間に固定されている。ストッパー457は、軸455とほぼ同じ高さで平行に固定されている。ストッパー457は、前記抵抗棒取付管430が上昇回動したときに、抵抗棒取付管430を所要位置で停止させるものである。

0038

ロック部材45は、操作ペダル454の押し下げ操作により、ねじりコイルバネ456の付勢力に抗して前方へ回動する。また、ロック部材45は、操作力が作用せず、前記係合ピン413とも係合しない状態においては、ねじりコイルバネ456の付勢力によって、係合凹部452が係合ピン413と係合する位置よりやや上方まで係合板451が回動するようにしてある。

0039

切替装置4は、前記構造を有しており、走行用補助輪42が下位置(接地位置)にある状態(図1乃至図7に示す状態)から、操作ペダル454を押し込むように操作すると、ロック部材45は前方へ回動し、係合板451の係合凹部452と前記係合ピン413との係合が外れて切替ユニット41のロックが解除される。

0040

これにより、切替ユニット41は、引っ張りバネ44により引かれて、図4において左回り方向へ回動し、走行用補助輪42が上昇し、抵抗棒43が下降する。そして、切替ユニット41は、前記したように抵抗棒取付管430が引っ張りバネ44の付勢力が利いている状態でストッパー457に当たることにより停止する(図8参照)。

0041

図8に示すように、この停止状態では、抵抗棒43の長尺側の直棒部(又は抵抗棒取付管430)がほぼ鉛直方向となり、抵抗棒43は下位置(接地位置)に位置し、走行用補助輪42は上位置に位置する。また、この構造により、耕耘作業により抵抗棒43にかかる荷重も、このストッパー457で受け止められ、抵抗棒43が必要以上に後方へ回動することを防止できるようにしている。

0042

前記切替ユニット41の走行用補助輪42が上位置に位置し、抵抗棒43が下位置に位置した状態から走行用補助輪42を押し下げるように操作すると、切替ユニット41は、引っ張りバネ44の付勢力に抗して図8において右回り方向へ回動する。そして、抵抗棒43が上昇して上位置に位置し、走行用補助輪42が下位置(接地位置)にくると、ロック部材45の係合板451の係合凹部452と前記係合ピン413が係合し、切替ユニット41はロックされる(図4参照)。なお、係合凹部452と係合ピン413の係合状態は、ロック部材45がねじりコイルバネ456の付勢力で係合が外れない方向へ付勢されていることで維持される。

0043

また、切替装置4の後部フレーム40の後端部には、両手型のハンドル5が設けられている。操作者から見てハンドル5の右手側図2では左側)のグリップ50の近傍には、主スイッチ51が設けられており、左手側のグリップ50の近傍には、後進スイッチ52が設けられている。主スイッチ51と後進スイッチ52は、レバーを把持操作することによりON/OFFの切り替えを行うことができる。

0044

(作用)
図1乃至図9を参照して、切替装置4を備えた歩行型電動耕耘機Tの作用を説明する。
圃場の耕耘等の作業時においては、まず、作業に先立ち、歩行型電動耕耘機Tの操作ペダル454を足等で操作して切替ユニット41を回動させ、走行用補助輪42を下位置(接地位置)から上位置へ上昇させると共に抵抗棒43を上位置から下位置(接地位置)へ下降させて接地させる(切替装置4は図8図9の状態)。
この状態で歩行型電動耕耘機Tを作動させ、前進させて耕耘作業を行う。この際、抵抗棒43が圃場の土に入り抵抗となることによって、耕耘作業における操作者が意図しないダッシングが防止される。

0045

そして、歩行型電動耕耘機Tの作業時における方向転換時あるいは他の圃場等の作業場所への移動走行時又は作業終了による保管場所等への移動走行時には、走行用補助輪42を下降させて接地させ、抵抗棒43を上昇させた状態に切り替えると、歩行型電動耕耘機Tの方向転換あるいは移動走行がしやすくなる。

0046

この場合は、上位置にある走行用補助輪42を操作者が足等で押し下げるように操作して下位置(接地位置)に移動させる。それに伴って、抵抗棒43は下位置(接地位置)から上位置に移動し、移動走行の邪魔にならない(切替装置4は、図1乃至図7の状態)。
これにより、歩行型電動耕耘機Tの走行が安定し移動させやすくなると共に安全性も高くなる。

0047

なお、前記のように走行用補助輪42と抵抗棒43を択一的に切り替える操作は、耕耘作業において歩行型電動耕耘機Tの後方に追随して歩行する操作者が、歩行型電動耕耘機Tを操作するハンドル5側において、歩行姿勢を大きく変えることなく足で簡単に行うことができるので、操作が簡単であり、手を汚すこともない。

0048

本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。

0049

T歩行型電動耕耘機
1基フレーム
10カバー
2動力ユニット
20電動モータ
21バッテリー
3耕耘部
30車軸
31動力伝達部
32外輪盤
33軸支部
34、35耕耘爪
4切替装置
40後部フレーム
401背面板
402、403側面板
404蓋板
404a 上面板
405取付ステー
406 開口部
41切替ユニット
410 軸
411フォーク
412ブラケット
412a立ち上げ部
412b、412c 固定部
413係合ピン
414補強部材
42走行用補助輪
43抵抗棒
430 抵抗棒取付管
431軸受部
432ロックピン
44 引っ張りバネ
45ロック部材
450 基部
451係合板
452係合凹部
453連結部材
454操作ペダル
455 軸
456ねじりコイルバネ
457ストッパー
5ハンドル
50グリップ
51主スイッチ
52後進スイッチ
6動力制御ユニット
60電源スイッチ

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