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技術 ランナーの施工治具、施工方法およびランナー

出願人 新日鐵住金株式会社
発明者 宍戸唯一高野善章
出願日 2011年5月26日 (9年5ヶ月経過) 出願番号 2011-117568
公開日 2012年12月13日 (7年11ヶ月経過) 公開番号 2012-246640
状態 特許登録済
技術分野 薄板耐力壁;間仕切り壁 現場における建築要素の搬送及び組立作業
主要キーワード 各立上り片 端面ガイド ベース片 横断面形 各取っ手 先端どうし 覗き穴 施工治具
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

間仕切り壁壁体内配線工事を容易に行うことができるランナーを容易に設置できるランナーの施工治具施工方法およびランナーを提供する。

解決手段

一対の枠材1、1からなるランナーRを設置面に設置するランナーの施工治具Gであって、枠材1は、枠材が設置される設置面に固定されるベース片2と、ベース片2の基端側から立ち上がる立上り片3とから横断面形状がL字状に形成され、施工治具Gは、一対の枠材1、1の両立上り片3、3を突き当てることにより両立上り片3、3の間隔を所定の間隔に設定する側面16、16と、各立上り片3を側面16の反対側から挟んで各立上り片3を施工治具Gの各治具本体12に固定する蝶ボルト17とを備えている。

概要

背景

一般に、建築物間仕切壁下地材の構造は、JIS A 6517「建築用鋼製下地材(壁・天井)」に規定されている。同規格に示されるように、間仕切壁の施工に際しては、溝型鋼等からなるランナーを上下に設置し、このランナーにスタッドを嵌め合わせて下地材枠を構成する。その後、石膏ボード等を下地材枠に対してネジなどで留めつけて間仕切壁を構成する。

間仕切壁の設置手順の一例は、以下のとおりである。
(1)間仕切り壁が設置される位置の床面、天井面に墨出しを行う。
(2)墨出しの位置に合わせて、床面および天井面にランナーを取り付ける。
(3)スタッドをランナーに嵌め込み所定位置に取り付ける。これにより、下地材枠が形成される。
(4)石膏ボードを、下地材枠の所定位置にねじ止めする。

概要

間仕切り壁の壁体内配線工事を容易に行うことができるランナーを容易に設置できるランナーの施工治具施工方法およびランナーを提供する。一対の枠材1、1からなるランナーRを設置面に設置するランナーの施工治具Gであって、枠材1は、枠材が設置される設置面に固定されるベース片2と、ベース片2の基端側から立ち上がる立上り片3とから横断面形状がL字状に形成され、施工治具Gは、一対の枠材1、1の両立上り片3、3を突き当てることにより両立上り片3、3の間隔を所定の間隔に設定する側面16、16と、各立上り片3を側面16の反対側から挟んで各立上り片3を施工治具Gの各治具本体12に固定する蝶ボルト17とを備えている。

目的

本発明は、前記事情に鑑みて為されたものであり、間仕切り壁の壁体内配線工事を容易に行うことができるランナーを容易に設置できるランナーの施工治具、施工方法およびランナーを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

一対の枠材からなるランナーを設置面に設置するランナーの施工治具であって、前記枠材は、当該枠材が設置される設置面に固定されるベース片と、当該ベース片の基端側から立ち上がる立上り片とから横断面形状がL字状に形成され、前記施工治具は、一対の前記枠材の両立上り片を突き当てることにより両立上り片の間隔を所定の間隔に設定する間隔設定部と、前記各立上り片を前記間隔設定部の反対側から挟んで前記各立上り片を当該施工治具に固定する挟持部とを備えていることを特徴とするランナーの施工治具。

請求項2

移動させるための取っ手を備えていることを特徴とする請求項1に記載のランナーの施工治具。

請求項3

前記間隔設定部は、一対の前記枠材の両立上り片が突き当てられる間隔を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のランナーの施工治具。

請求項4

前記枠材の端面を突き当てることにより両枠材の端面を揃える端面位置設定部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のランナーの施工治具。

請求項5

前記両枠材の両ベース片を押圧する押圧部を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のランナーの施工治具。

請求項6

前記間隔設定部の間に、前記設置面に墨出しされて描かれかつ前記ベース片どうしの間の間隙から視認可能なと位置合わせするための位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のランナーの施工治具。

請求項7

連結具を用いて他の施工治具と互いに任意の間隔で連結可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のランナーの施工治具。

請求項8

請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のランナーの施工治具を用いるランナーの施工方法であって、一対の前記枠材の両ベース片の先端を互いに向き合わせた状態で、複数個の前記施工治具を前記枠材の長手方向に間隔をおいて配置して、前記各施工治具の前記間隔設定部と前記各挟持部との間に前記各立上り片を挟持することにより前記各立上り片を前記各施工治具に固定する工程と、前記各施工治具に固定された前記枠材の両ベース片を設置面の所定位置に配置する工程と、前記所定位置に配置された両ベース片を設置面に固定具で固定する工程と、を備えることを特徴とするランナーの施工方法。

請求項9

一対の枠材からなるランナーであって、前記枠材は、当該枠材が設置される設置面に固定されるベース片と、当該ベース片の基端側から立ち上がる立上り片とから横断面形状がL字状に形成されており、前記枠材どうしは、一体化されておらず、一対の前記枠材の両ベース片の先端を互いに向き合わせた状態で所定の間隔をあけて前記設置面に設置されることを特徴とする、ランナー。

技術分野

0001

本発明は、天井面および床面に固定され、建築物の壁(間仕切り壁等)の下地材の枠の一部を構成するランナー施工治具施工方法およびランナーに関する。

背景技術

0002

一般に、建築物の間仕切壁の下地材の構造は、JIS A 6517「建築用鋼製下地材(壁・天井)」に規定されている。同規格に示されるように、間仕切壁の施工に際しては、溝型鋼等からなるランナーを上下に設置し、このランナーにスタッドを嵌め合わせて下地材枠を構成する。その後、石膏ボード等を下地材枠に対してネジなどで留めつけて間仕切壁を構成する。

0003

間仕切壁の設置手順の一例は、以下のとおりである。
(1)間仕切り壁が設置される位置の床面、天井面に墨出しを行う。
(2)墨出しの位置に合わせて、床面および天井面にランナーを取り付ける。
(3)スタッドをランナーに嵌め込み所定位置に取り付ける。これにより、下地材枠が形成される。
(4)石膏ボードを、下地材枠の所定位置にねじ止めする。

先行技術

0004

特開2007−321485号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、間仕切壁を有する構造物では、この間仕切壁の壁体内部の空間を利用して電気配線電源コンセント照明スイッチ電話端子アンテナ端子インターネット端子等に対する配線が含まれる)がなされる。通常の間仕切壁においては、床および/または天井から配線を壁体内に引き込む(またはその逆に引き出す)際に、溝形鋼等からなるランナーに孔あけ加工が必要になる。この孔あけ加工は、通常、施工現場で行われるもので、工事担当者にとっては負担である。

0006

なお、特許文献1の技術では、芯墨を確認する機能としてランナーの幅方向中央部に菱形長方形の芯墨を確認するための覗き穴を設けているが、上記配線工事の煩雑な施工は何ら改善されない。すなわち、この覗き穴は、芯墨に対する位置合わせのためのものであり、電気配線の引込みに利用するには小さすぎる。

0007

本発明は、前記事情に鑑みて為されたものであり、間仕切り壁の壁体内配線工事を容易に行うことができるランナーを容易に設置できるランナーの施工治具、施工方法およびランナーを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

間仕切り壁を固定する上では、ランナーは上述のような溝型鋼である必要はなく、図1および図2に示すような一対の断面L字状の枠材(代表的にはL型鋼)1、1からなるものであってもよい。このようなランナーでは、枠材1、1どうしの間隔を通して壁体内部との配線の引き込み・引き出しが可能になる。

0009

しかし、枠材1、1をそれぞれ別々に設置面Sに取り付けるのでは、施工精度や施工の手間に問題が生じる。一方、枠材1、1どうしを一体化してから(例えば、連結部材をつかって枠材どうしを複数個所で連結し、梯子状のランナーとしてから)施工するのでは、一体化のための材料および/または施工のコストや手間がかかる。
そこで、本発明では、施工治具を工夫することにより、枠材どうしが一体化されていなくても一度に取り付けることで、ランナーを施工するものである。

0010

第1の本発明は、一対の枠材からなるランナーを設置面に設置するランナーの施工治具であって、
前記枠材は、当該枠材が設置される設置面に固定されるベース片と、当該ベース片の基端側から立ち上がる立上り片とから横断面形状がL字状に形成され、
前記施工治具は、一対の前記枠材の両立上り片を突き当てることにより両立上り片の間隔を所定の間隔に設定する間隔設定部と、前記各立上り片を前記間隔設定部の反対側から挟んで前記各立上り片を当該施工治具に固定する挟持部とを備えていることを特徴とする。

0011

この施工治具は、さらに次の構成のいずれか一以上を備えていると好ましい。
移動させるための取っ手を備えている。
(2)前記間隔設定部が、一対の前記枠材の両立上り片が突き当てられる間隔を変更可能に構成されている。
(3)前記枠材の端面を突き当てることにより両枠材の端面を揃える端面位置設定部を備えている。
(4)前記枠材のベース片を押圧する押圧部を備えている。
(5)前記間隔設定部の間に、前記設置面に墨出しされて描かれかつ前記ベース片どうしの間の間隙から視認可能なと位置合わせするための位置決め手段が設けられている。
また、この施工治具は、連結具を用いて他の施工治具と互いに連結可能であるのが好ましい。

0012

第2の本発明は、上記の施工治具を用いるランナーの施工方法であって、
一対の前記枠材の両ベース片の先端を互いに向き合わせた状態で、複数個の前記施工治具を前記枠材の長手方向に間隔をおいて配置して、前記各施工治具の前記間隔設定部と前記各挟持部との間に前記各立上り片を挟持することにより前記各立上り片を前記各施工治具に固定する工程と、
前記各施工治具に固定された前記枠材の両ベース片を設置面の所定位置に配置する工程と、
前記所定位置に配置された両ベース片を設置面に固定具で固定する工程と、とを備えることを特徴とする。

0013

固定具としては、ねじや釘が例示される。固定具でベース片を設置面に固定するときには、状況に応じて、施工治具を取り付けたまま固定して、その後で施工治具を外してもよいし、両面テープ等を使ってベース片を設置面に一旦仮固定し、施工治具を外してから固定具でベース片を固定してもよい。

0014

第3の本発明は、一対の枠材からなるランナーであって、
前記枠材は、当該枠材が設置される設置面に固定されるベース片と、当該ベース片の基端側から立ち上がる立上り片とから横断面形状がL字状に形成されており、
前記枠材どうしは一体化されていないことを特徴とする。

発明の効果

0015

本発明のランナーの施工治具、施工方法およびランナーによれば、一対の枠材からなるランナーを施工するにあたって、枠材どうしが予め一体化されていなくても容易に精度よく設置面に取り付けることができる。

0016

この施工治具が取っ手を備えていれば、施工治具に固定された一対の枠材を取っ手を持って移動させることができ、作業性が向上する。特に、ランナーを天井に設置する場合に、有効である。

0017

この施工治具の間隔設定部が一対の枠材の両立上り片が突き当てられる間隔を変更可能に構成されていれば、枠材どうしの間隔すなわちランナーの幅を変更することができる。現場で要求されるランナーの幅が複数ある場合でも、現場にて所要幅のランナーを容易に設置することができる。さらに、1つの種類の枠材で種々の壁厚に対応できるランナーとすることができるので、生産コストおよび管理コストを大幅に低減することができる。

0018

この施工治具が端面位置設定部を備えていれば、一対の枠材の長手方向端面の位置を容易を揃えることができる。

0019

この施工治具が押圧部を備えていれば、各ベース片に両面テープや接着剤等を用いて設置面に仮固定する場合に、押圧部で両ベース片を押圧することにより容易に仮固定することができる。特に、天井にランナーを設置するときに有効である。

0020

この施工治具の間隔調整部の間に位置決め手段を備えていれば、枠材どうしの間から視認可能な墨と位置決め手段とを合わせることにより容易に位置合わせを行うことができる。そのため、側墨を描く必要がなく、墨出し作業の簡略化を図ることができる。

0021

この施工治具が連結具を用いて他の施工治具と任意の間隔で互いに連結可能であると、複数個の施工治具を互いに連結して使用することでランナーの施工時の作業性が向上する。

0022

本発明のランナーは、枠材のベース片どうしの間隙から各種配線を引き込んで、間仕切り壁の壁体内に配置することができる。そのため、従来の溝型鋼等からなるランナーでは必要であった、配線引き込み用の孔をあける作業が省略できる。加えて、溝型鋼からなるランナーと比較して鋼材使用量が少なくてすむ。施工面からは、本発明のランナーは、前記の施工治具および施工方法を用いて容易に施工することができ、さらに形状的に枠材の切断は溝型鋼よりも容易であることから、現場で枠材を所要長さに切断して施工する上でも有利である。

図面の簡単な説明

0023

本発明の実施の形態に係るランナーを示す図であって、断面図である。
同、斜視図である。
本発明の実施の形態に係るランナーの施工治具を示す図であって、平面図である。
同、正面図である。
同、側面図である。
本発明の実施の形態に係るランナーの施工方法を説明するための図であって、床面にランナーを固定する方法を説明するための平面図である。
同、天井面にランナーを固定する方法を説明するための下から見た図である。
本発明の実施の形態に係る他のランナーの施工治具を示す斜視図である。
図8に示す施工治具を用いたランナーの施工方法を説明するための平面図である。

実施例

0024

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、本発明の実施の形態に係るランナーを図1および図2に示す。この実施形態に係るランナーRは、一対の同じ長さの長尺の枠材1、1からなる。

0025

枠材1は、枠材1(ランナーR)が設置される設置面(床面または天井面)Sに固定されるベース片2と、このベース片2の基端側から略直角に立ち上がる立上り片3とから横断面形状がL字状に形成されている。枠材1の代表例は、L形鋼である。枠材1の材質は代表的には普通鋼であるがこれに限られるものではなく、必要に応じて高強度鋼を用いてもよいし、ステンレス鋼を用いてもよいし、アルミニウム合金を用いてもよい。

0026

一対の枠材1、1は、各ベース片2の先端側を互いに向き合うように、対称に配置されるとともに、両ベース片2の先端どうしの間には、各種配線を引込み、引出し可能な幅以上の所定の間隔があけられて、設置面に固定される。一対の枠材1、1の両ベース片2の先端部どうしが向き合って配置されるので、両ベース片2の基端側の両立上り片3は、互いに離れて配置され、両立上り片3の間に両ベース片2が配置された状態になる。

0027

次に、このような一対の枠材からなるランナーを施工するための施工治具の一例を、図3図5に示す。

0028

この実施形態に係る施工治具Gは、外周に雄ねじが形成されたねじ棒11と、このねじ棒11に設けられた概略直方体状の一対の治具本体12、12とを備えている。この治具本体12に形成された貫通孔12aにねじ棒11が軸方向に移動可能に挿入されており、そして治具本体12の両側に配置されねじ棒11に螺合されたナット13、13により、治具本体12がねじ棒11の所定位置で位置固定されるようになっている。ねじ棒11の軸方向中央部には、T字状の取っ手14が上方に延びるようにして固定されており、この取っ手を持って施工治具Gを持ち上げて移動できるようになっている。一対の治具本体12、12は、取っ手14の両側に対象に配置されている。

0029

治具本体12には、ねじ棒11の軸方向と直交する方向に直線状に延びる細幅の溝15が形成されている。溝15の幅は、枠材1の立上り片3の厚さより少し大きく設定されている。溝15の開口側には、開放側が広くなったテーパ部が設けられており、枠材1の立上り片3を溝15内に挿入し易くなっている。

0030

各治具本体12の各溝15を形成するねじ棒11の軸方向中央部側(取っ手14側)の各側面16は、ねじ棒11の軸方向と直交する方向に延びる平面に形成されている。各溝15には、ねじ棒11の軸方向に延びる蝶ボルト17の先端部が挿入されるようになっている。すなわち、蝶ボルト17は、治具本体12にねじ棒11に平行に形成された雌ねじ18にねじ棒11の先端側からねじ込まれて、その先端が溝15の側面16に当接するようになっている。これにより、各治具本体12の各溝15に各枠材1の各立上り片3が挿入されると、この各溝15内の各立上り片3を各蝶ボルト17の先端で溝15の側面16に押し付けることができるようになっている。各側面16に押し付けられた各立上り片3の間の間隔は、両側面16、16の間の距離で決まるので、両側面16、16は、一対の枠材1、1の両立上り片3、3を突き当てることにより両立上り片3、3の間隔を所定の間隔に設定する間隔設定部として機能する。両側面16、16の間の間隔は、ねじ棒11に対する各治具本体12の固定位置を変えることによって変更することができるようになっている。

0031

また、各蝶ボルト17は、各立上り片3を側面16(間隔設定部)の反対側から挟んで各立上り片3を施工治具G(治具本体12)に固定する挟持部として機能する。
各蝶ボルト17には、L字板状の端面ガイド部材21が蝶ボルト17を中心に回動可能に設けられている。すなわち、L字板状の端面ガイド部材21の長い方の平板部分22が治具本体12のねじ棒11の先端側の面に接するように、かつ、端面ガイド部材21の短い方の平板部分23が治具本体12の正面側の面に間隔をおいて対向するように配置され、そして長い方の平板部22に形成された貫通孔に蝶ボルト17が挿入されるとともに、が挿入され、平板部分22と蝶ボルト17の頭部との間にばね(圧縮コイルばね)24が介在されている。これにより、端面ガイド部材21は、蝶ボルト17を中心に、短い方の平板部分23が治具本体12の正面側の面に対向する位置(図5において実線で示す位置)と、それより上方に回動した位置(図5において破線で示す位置)との間で回動でき、かつこれらの位置に位置固定できるようになっている。各端面ガイド部材21の各平板部分23に各枠材1の各端面を突き当てると、両枠材1の端面の位置が揃うようになっている。したがって、端面ガイド部材21は、枠材1の端面を突き当てることにより両枠材1、1の端面を揃える端面位置設定部として機能する。

0032

各治具本体12内には、2個のローラー(押圧部)26、26が前後に並べてかつ下方に少し突出して設けられており、これにより枠材1のベース片2を押圧しつつ施工治具Gがベース片2の長手方向に移動できるようになっている。したがって、両治具本体12の各ローラー26は、両枠材1、1の両ベース片2、2を押圧する押圧部として機能する。

0033

治具本体12の間には、位置合わせ部(位置合わせ手段)29を備える。位置合わせ部29は凹みを備えており、枠材1、1を設置面に設置する際には、枠材1、1の間から視認できる芯墨に凹みを併せて、枠材の位置合わせをすることができる。

0034

図3図5の実施の形態では、間隔設定部を各治具本体12の各溝15を形成するねじ棒11の軸方向中央部側(取っ手14側)の各側面16により構成したが、間隔設定部はこれに限らず、例えば、各治具本体12の各溝15を形成するねじ棒11の軸方向先端側(取っ手14と反対側)の各側面により構成するようにしてもよい。この場合には、蝶ボルト17等により構成される挟持部は、ねじ棒11の軸方向中央部側(取っ手14側)に設けられる。挟持部としては、蝶ボルト17等のボルトのほか、ばね部材等によっても構成することができる。

0035

次に、このように構成された施工治具Gを用いてランナーRを施工する方法について説明する。
最初に、床面にランナーR(一対の枠材1、1)を固定する場合について説明する。

0036

まず、間仕切り壁が設置される位置の床面に墨出しを行う。この墨出しは、本実施の形態では、芯墨だけを描いてもよいし、側墨も描いてもよい。
次いで、所要長さの一対の枠材1、1を用意し、両ベース片2、2の先端を互いに向き合わせるとともに、必要とされる大凡の間隔をおいて床面に置く。
次いで、施工治具Gを用意する(以降、この施工治具GをG1と称する。)。このとき、ランナーRの幅が必要とされる幅になるように、両溝15、15の両側面16、16の間の間隔を所要の間隔に調整しておく。このとき、後述する設置面への設置の際に、芯墨と位置合わせ部29とで位置合わせする場合は、両側面(間隔設定部)16,16が位置合わせ部29の凹みから等距離となるようにする。端面ガイド部材21は、短い方の平板部分23を上方の位置にしておく。

0037

次いで、図3図5に示すように、施工治具G1の各治具本体12の各溝15に、各枠材1の一方の端面の近傍の各立上り片3の部分を挿入する。このとき、各治具本体12の各ローラー26が各枠材1の各ベース片2の上に載った状態となる。
次いで、各端面ガイド部材21を、蝶ボルト17を中心に回動して、短い方の各平板部分23が各治具本体12の正面に対向する位置にする。その後、取っ手14を持って、施工治具Gを両枠材1の長手方向に沿って少し移動させて、各枠材1の端面に各端面ガイド部材21の短い方の平板部分23を突き当てる。これにより、各枠材1の端面が同じ位置に揃う。なお、施工治具G1を移動させずに、各枠材1をその長手方向に少し移動させて、各治具本体12の各端面ガイド部材21の各平板部分23に各枠材1の各端面を突き当てるようにしても良い。

0038

次いで、各蝶ボルト17を各治具本体12の各雌ねじ18にねじ込む締め込む)ことにより、各治具本体12の各溝15の各側面16と各蝶ボルト17の先端とで各枠材1の各立上り片3を挟持し、これにより各治具本体12に各枠体1を固定する。
次いで、取り付け済みの施工治具G1から肩幅程度の距離を離して、他の施工治具G(以降、施工治具G2と称する。)に同様の手順で各枠材1を固定する(図6参照)。ただし、施工治具G2による枠材1の固定位置は、通常、枠材1の長手方向の中間位置(端部でない位置)になるので、施工治具G2の端面ガイド部材21の短い方の平板部分23を上方に回動した位置にしておく。

0039

次いで、これらの施工治具G1、G2の各取っ手14を左右の手で持って、両枠材1を移動し、床面の墨に合せて配置する。芯墨を基準にして位置合わせする場合は、芯墨と施工治具G1,G2の位置合わせ部29の凹みとを合わせて位置合わせする。側墨を基準に図る場合は、側墨と枠材1,1の両側面とを合わせて位置合わせする。
次いで、施工治具G1とG2の間の位置で各ベース片2をねじで床面に固定する。
次いで、各枠材1の施工治具G1が取り付けられていない側の端部近傍に、施工治具G(以降、施工治具G3と称する。)を施工治具G1、G2と同様の手順で固定する(図6参照)。その後、各枠材1のこの部分を床面に設置面に描かれた墨に合わせて(位置合わせの手順は前述と同様でよい。)、施工治具G2とG3の間の位置で各ベース片2をねじで床面に固定する。なお、施工治具G3としては、施工治具G1を取り外して用いてもよい。
次いで、各施工治具G1〜G3を各枠材1から取り外す。すなわち、各蝶ボルト17を緩めて、各治具本体12の各溝15の各側面16と各蝶ボルト17の先端とによる各枠材1の各立上り片3の挟持状態解除し、その後各治具本体12を各枠材1の各立上り片3から引き抜く。

0040

次に、天井面にランナーR(一対の枠材1、1)を固定する場合について説明する。
まず、間仕切り壁が設置される位置の天井に墨出しを行う。墨出しの手順および墨を基準として枠材を位置合わせする手順は、床面の場合と同様でよい。
次いで、所要長さの一対の枠材1、1を用意し、両ベース片2、2の先端を互いに向き合わせで必要とされる大凡の間隔をおいて床面に置く。このとき、各枠材1の各ベース片2の設置面側に両面テープTを貼っておく。
次いで、床面の場合と同様にして、各枠材1の一方の端面の近傍に施工治具G1を取り付けるとともに、この施工治具G1から肩幅程度の距離を離して、施工治具G2を取り付ける。

0041

次いで、両面テープTの離型紙を剥がす。
次いで、施工治具G1、G2の各取っ手14を左右の手で持って両枠材1を持ち上げ、両枠材1を天井面の墨に合わせて配置して、両枠材1の各ベース片2を天井面に押し付けて両面テープTを圧着した後、両枠材1を天井面に保持する。
次いで、枠材1の端面側の施工治具G1の各蝶ボルト17を少し緩めて、各治具本体12の各溝15の各側面16と各蝶ボルト17の先端とによる各枠材1の各立上り片3の挟持状態を解除し、その後この施工治具G1を施工治具G2の方に向かって(すなわち図7(a)の実線の位置から破線の位置に向かって)、ローラー26で枠材1のベース片2を押圧しつつ取っ手を持って移動させる。これにより、枠材1の端面近傍から施工治具G2の位置近くまでの区間で両面テープTが天井面に圧着される。

0042

次いで、枠材1の施工治具G2を跨いで施工治具G1とは反対側の施工治具1の近くに、施工治具G3(施工治具G1を枠体1から取り外して使用してもよい)の各治具本体12の各溝15に各枠材1の各立上り片3を挿入し、その後施工治具G3を枠材1のもう一方の端面に向かって(すなわち図7(b)の実線の位置から破線の位置に向かって)、ローラー26で枠材1のベース片2を押圧しつつ取っ手を持って移動させる。これにより、施工治具G2の位置近くから枠材1のもう一方の端面近傍までの区間で両面テープTが圧着される。その結果、枠材1(ベース片2)の全長にわたって両面テープTが圧着されて、枠材1が天井面に仮固定される。なお、施工治具G3を施工治具G2から枠材1の他の端面まで移動させるときに、この間の各枠材1を天井面の墨に合せながら移動させる。
次いで、各施工治具Gを各枠材1から取り外す。
次いで、各枠材1の各ベース片2をねじで天井面に固定する。
なお、施工治具G1〜G3を取り付けたままねじで固定し、固定後に施工治具G1〜G3を取り外してもよい。

0043

このようして床面および天井面にそれぞれランナーR(一対の枠材1、1)を取り付けた後に、上下のランナーRにスタッドを取り付ける。なお、スタッドを斜めにして、上端部を上のランナーRの立上り片3の間に挿入し、下端部を下のランナーRの立上り片3の間に挿入した後にスタッドを垂直に立て、スタッドの上下端部をそれぞれランナーRに取り付ける。

0044

これらランナーRとスタッドとにより間仕切り壁の下地材枠が形成される。
この下地材枠内で予め決められた配線の設置を行う。この際に、配線が天井および/または床を通じて延長される場合には、ランナーRの枠材1どうしの間の間隙を介して天井および/または床から配線を下地材枠内に引き込んだり、下地材枠内の配線を上述の間隙を通して天井および/または床に引出したりする。

0045

次いで、下地材枠に石膏ボードを所定位置でねじ止めする。なお、この後に床面、天井面、間仕切り壁を含む壁の壁面に内装仕上げを行う。

0046

次に、本発明の施工治具の他の実施の形態を、図8を参照して説明する。
図8に概略を示す施工治具G’では、直方体状の治具本体12’にコの字状の外殻体30をネジ止め等で取り付けてある。ランナーを施工するにあたっては、治具本体12’の両側面16と外殻体30との間に、一対の断面L字状の枠材(図示しない)の立上がり片を挿入し、それぞれ蝶ボルト17を締めこんで立上がり片を狭持する。すなわち、施工治具G’においても、前述の施工治具Gと同様に治具本体12’の両側面16が間隔設定部として機能し、蝶ボルト17が狭持部として機能する。

0047

施工治具G’は、治具本体12’の正面の中央下端部に、位置合わせ手段としてマーク31を備えている。ランナーを設置面に設置するにあたっては、枠材どうしの間隙から見える芯墨とマーク31とで位置合わせすることができる。

0048

施工治具G’の治具本体12’としては、木材や金属材を所定形状に切りだして使用することができる。外殻体30としては、溝型鋼や鋼板をコの字形状曲げ加工したものを使用することができる。マーク31は、ケガキや印刷、或いはペン書き等で描けばよく、あるいは構造的に形成された突起切欠きや孔等であってもよい。

0049

施工治具G’は、図1図3の施工治具Gと異なり、間隔設定部の間隔を変更することはできない。そのため、現場で要求されるランナーの幅が複数ある場合には、それぞれの幅に合わせた施工治具G’を準備する。施工治具G’は、施工治具Gと比較して非常にシンプルな構造であり製作が容易なので、例えば要求されるランナーの幅の種類が少なければ、それぞれの幅に合わせた施工治具G’を準備する方がコスト的に有利な場合もあり得る。

0050

施工治具G’は、前述の施工治具Gが備えるような、端面位置設定部や押圧部を備えていない。したがって、一対の枠材の端面の位置調整や、枠材仮固定時の両面テープの押圧には、別の手段を適用する。施工治具G’がさらに端面位置設定部や押圧部を備えていても、もちろん構わない。

0051

施工治具G’は、取っ手14’に長尺の棒状部材(例えば金属製や樹脂製のパイプ)35を通すことができ、この棒状部材を連結具として、他の施工治具と任意の間隔で互いに連結することができる。そこで、施工治具G’を用いてランナーを施工するにあたっては、前述した図6図7のような手順で枠材を設置面に配置してもよいが、次のようにしてもよい。

0052

すなわち、図9に示すように、複数個の施工治具G’の取っ手14’に棒状部材(連結具)35を通し、各々の施工治具G’で枠材1、1を長手方向の適当な位置で固定する(図9では、3個の施工治具で、枠材1,1の両端近傍と中央部を固定している。)。これを設置面の所定位置に移動して配置する際には、施工治具G’の取っ手14’だけでなく棒状部材35を持って作業する。

0053

前述の図6図7のような方法では、枠材1,1を設置面に配置する際に、施工治具G1、G2を肩幅程度の間隔で枠材1,1の長手方向の一方の端部に寄った位置で枠材1,1を固定が固定するため、バランスが悪くやや作業しにくい虞がある。これに対し、連結具を使うことで、施工治具で枠材1,1の固定する位置の自由度が増し、また連結部を持って作業できるので作業しやすい。

0054

連結具を用いる構成については、取っ手を利用するものに限られず、例えば施工治具G’において治具本体12’に棒状部材35を貫通する孔を備えるようなものなどにしてもよい。

0055

Rランナー
1枠材
2ベース片
3立上り片
G(G1,G2,G3)施工治具
14取っ手
16 側面(間隔設定部)
17蝶ボルト(挟持部)
21端面ガイド部材(端面位置設定部)
26ローラー(押圧部)
29 位置合わせ部(位置合わせ手段)
G’ 施工治具
31マーク(位置合わせ手段)
35棒状部材(連結具)

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