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技術 乗物用シート

出願人 トヨタ紡織株式会社
発明者 友成嘉孝船木章平
出願日 2011年4月28日 (8年4ヶ月経過) 出願番号 2011-101043
公開日 2012年11月29日 (6年9ヶ月経過) 公開番号 2012-232629
状態 特許登録済
技術分野 車両用座席
主要キーワード 湾曲形 溝壁面 連結リング 側ワイヤ パッド部材 着座面 曲げ半径 異物感
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年11月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

パッド部材の表面に配策されたシート状または線状のセンサヒータ等の被配策部材に、折れや断線等が発生することを適切に防止することができる、乗物用シートを提供する。

解決手段

シートクッション部あるいはシートバック部の少なくとも一方のパッド部材において、乗員に対向する面の一部に形成された吊り溝部M10に対して交差するように被配策部材S10が配策された乗物用シートにおいて、被配策部材は、入口部における幅方向の一方側の縁部から吊り溝部の奥に向かって配策された後、吊り溝部の奥にて方向が変更されて入口部における幅方向の他方側の縁部に向かうように配策され、吊り溝部は、入口部に対して吊り溝部の奥に、入口部の幅よりも広い幅を有する幅広部を有しており、被配策部材S10は、幅広部にて、吊り溝部M10の奥に向かう方向から入口部に向かう方向へと滑らかに方向が変更されて配策されている。

概要

背景

例えば車両の座席等、近年の乗物用シートは、弾性力を有するパッド部材の表面に表皮が被せられて構成されている。そして近年の乗物用シートには、乗員がを下ろす位置や背中を凭せ掛ける位置に、乗員の有無を検出するためのセンサや、寒冷時等にて乗物用シートを暖めるヒータ等が配策されている場合がある。このような位置に配策されているセンサやヒータ等は、乗員に異物感を与えないように、シート状や線状のものが利用されている。
ここで図4及び図5に、従来の乗物用シートにおけるセンサS100の周辺の構造の例を示す。図4はパッド部材PDの表面に形成された吊り溝部M100とセンサS100の交差個所の周辺を示す斜視図を示しており、図5(A)〜(C)は図4におけるQ−Q断面図を示している。
例えば図4及び図5に示す従来の乗物用シートにおけるセンサS100の周辺の構造では、パッド部材PDに対して表皮Hの位置がずれないように、表皮Hに取り付けた表皮側ワイヤW2と、パッド部材PDに埋設したパッド側ワイヤW1と、が連結リングR1等で連結されている。なお、表皮側ワイヤW2とパッド側ワイヤW1と連結リングR1は、パッド部材PDの表面に形成された溝部である吊り溝部M100に収容されて乗員に異物感を与えないようにしている。

例えば特許文献1に記載された従来技術では、図4及び図5(A)に示すように、センサS100と交差する個所の吊り溝部M100の底面である深底面M101を、周囲の吊り溝部の底面である浅底面M102よりも深くしている。そして、更にパッド部材に埋設するパッド側ワイヤW1を、深底面M101の個所を通過しないように迂回させて埋設している。そして図5(A)に示すように、吊り溝部M100に交差するようにセンサS100を配策する際、センサS100を、吊り溝部M100の深底面M101の近くまで深く挿入するようにして吊り溝部M100と交差させており、センサS100が表皮側ワイヤW2とパッド側ワイヤW1とに挟まれない構造(双方に直接的に挟まれて切断されることがない構造)としている。

概要

パッド部材の表面に配策されたシート状または線状のセンサやヒータ等の被配策部材に、折れや断線等が発生することを適切に防止することができる、乗物用シートを提供する。シートクッション部あるいはシートバック部の少なくとも一方のパッド部材において、乗員に対向する面の一部に形成された吊り溝部M10に対して交差するように被配策部材S10が配策された乗物用シートにおいて、被配策部材は、入口部における幅方向の一方側の縁部から吊り溝部の奥に向かって配策された後、吊り溝部の奥にて方向が変更されて入口部における幅方向の他方側の縁部に向かうように配策され、吊り溝部は、入口部に対して吊り溝部の奥に、入口部の幅よりも広い幅を有する幅広部を有しており、被配策部材S10は、幅広部にて、吊り溝部M10の奥に向かう方向から入口部に向かう方向へと滑らかに方向が変更されて配策されている。

目的

本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、パッド部材の表面に配策されたシート状または線状のセンサやヒータ等の被配策部材に、折れや断線等が発生することを適切に防止することができる、乗物用シートを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

乗員がを下ろすシートクッション部あるいは乗員が背中を凭せ掛けシートバック部の少なくとも一方のパッド部材において、乗員に対向する面の一部に形成された溝部である吊り溝部に対して交差するように線状またはシート状の被配策部材配策された乗物用シートにおいて、前記被配策部材は、前記吊り溝部の乗員に対向する側である入口部における幅方向の一方側の縁部から前記吊り溝部の奥に向かって配策された後、前記吊り溝部の奥にて方向が変更されて前記入口部における幅方向の他方側の縁部に向かうように配策されて、前記吊り溝部に対して交差するように配策されており、前記吊り溝部は、前記入口部に対して当該吊り溝部の奥に、前記入口部の幅よりも広い幅を有する幅広部を有しており、前記被配策部材は、前記幅広部にて、前記吊り溝部の奥に向かう方向から前記入口部に向かう方向へと滑らかに方向が変更されて配策されている、乗物用シート。

請求項2

請求項1に記載の乗物用シートであって、前記吊り溝部において、少なくとも前記被配策部材が配策されている個所には、乗員に対向する面から反対側の面まで貫通する貫通孔が形成されている、乗物用シート。

請求項3

請求項1または2に記載の乗物用シートであって、前記吊り溝部は、前記入口部から前記幅広部に向かって滑らかに湾曲する吊り溝壁面を有しており、前記被配策部材は、前記入口部から前記幅広部までは前記吊り溝壁面に沿って滑らかに湾曲して配策されており、前記幅広部では前記入口部の幅よりも大きな径の滑らかな弧を形成するように一方側の前記吊り溝壁面から他方側の前記吊り溝壁面に向かって配策されている、乗物用シート。

技術分野

0001

本発明は、パッド部材表皮との間に、シート状または線状のセンサヒータ等の被配策部材配策されている乗物用シートに関する。

背景技術

0002

例えば車両の座席等、近年の乗物用シートは、弾性力を有するパッド部材の表面に表皮が被せられて構成されている。そして近年の乗物用シートには、乗員がを下ろす位置や背中を凭せ掛ける位置に、乗員の有無を検出するためのセンサや、寒冷時等にて乗物用シートを暖めるヒータ等が配策されている場合がある。このような位置に配策されているセンサやヒータ等は、乗員に異物感を与えないように、シート状や線状のものが利用されている。
ここで図4及び図5に、従来の乗物用シートにおけるセンサS100の周辺の構造の例を示す。図4はパッド部材PDの表面に形成された吊り溝部M100とセンサS100の交差個所の周辺を示す斜視図を示しており、図5(A)〜(C)は図4におけるQ−Q断面図を示している。
例えば図4及び図5に示す従来の乗物用シートにおけるセンサS100の周辺の構造では、パッド部材PDに対して表皮Hの位置がずれないように、表皮Hに取り付けた表皮側ワイヤW2と、パッド部材PDに埋設したパッド側ワイヤW1と、が連結リングR1等で連結されている。なお、表皮側ワイヤW2とパッド側ワイヤW1と連結リングR1は、パッド部材PDの表面に形成された溝部である吊り溝部M100に収容されて乗員に異物感を与えないようにしている。

0003

例えば特許文献1に記載された従来技術では、図4及び図5(A)に示すように、センサS100と交差する個所の吊り溝部M100の底面である深底面M101を、周囲の吊り溝部の底面である浅底面M102よりも深くしている。そして、更にパッド部材に埋設するパッド側ワイヤW1を、深底面M101の個所を通過しないように迂回させて埋設している。そして図5(A)に示すように、吊り溝部M100に交差するようにセンサS100を配策する際、センサS100を、吊り溝部M100の深底面M101の近くまで深く挿入するようにして吊り溝部M100と交差させており、センサS100が表皮側ワイヤW2とパッド側ワイヤW1とに挟まれない構造(双方に直接的に挟まれて切断されることがない構造)としている。

先行技術

0004

特許第4356243号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1に記載された従来技術では、図5(A)に示すように、センサS100が吊り溝部M100の入口部から真下に向けてほぼ直角に方向を変えて配策されており、センサS100の入口湾曲部S101の曲げ半径が小さく、乗員が着座する際の荷重で折れや切断等が発生する可能性がある。
また図5(B)に示すように、着座した乗員によるパッド部材PDの圧縮により、センサS100が深底面M101の底と干渉(いわゆる底づき)してパッド部材PDの表面からセンサS100の一部が吊り溝部M100から飛び出す可能性もある。このとき、飛び出し部が着座した乗員に当たった場合、当該飛び出し部が吊り溝部M100から飛び出すことができなくなり、吊り溝部M100内で無理な方向に湾曲させられ、センサS100に折れや断線等が発生する可能性がある。なお、センサS100が深底面M101の底と干渉しないように、図5(C)に示すようにセンサS100を浅く配策すると、センサS100が吊り溝部M100から飛び出して(抜け出して)センサS100の位置がずれる可能性があるので、浅く配策するのは好ましくない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、パッド部材の表面に配策されたシート状または線状のセンサやヒータ等の被配策部材に、折れや断線等が発生することを適切に防止することができる、乗物用シートを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0006

上記課題を解決するため、本発明に係る乗物用シートは次の手段をとる。
まず、本発明の第1の発明は、乗員が腰を下ろすシートクッション部あるいは乗員が背中を凭せ掛けるシートバック部の少なくとも一方のパッド部材において、乗員に対向する面の一部に形成された溝部である吊り溝部に対して交差するように線状またはシート状の被配策部材が配策された乗物用シートである。
前記被配策部材は、前記吊り溝部の乗員に対向する側である入口部における幅方向の一方側の縁部から前記吊り溝部の奥に向かって配策された後、前記吊り溝部の奥にて方向が変更されて前記入口部における幅方向の他方側の縁部に向かうように配策されて、前記吊り溝部に対して交差するように配策されている。
そして前記吊り溝部は、前記入口部に対して当該吊り溝部の奥に、前記入口部の幅よりも広い幅を有する幅広部を有しており、前記被配策部材は、前記幅広部にて、前記吊り溝部の奥に向かう方向から前記入口部に向かう方向へと滑らかに方向が変更されて配策されている。

0007

この第1の発明では、吊り溝部の入口部よりも奥に、入口部よりも幅が広い幅広部を設け、この幅広部にて被配策部材の方向を滑らかに変更して配策している。
これにより、仮に被配策部材が吊り溝部の底面と干渉する状態となっても、この幅広部にて被配策部材が自由に無理なく湾曲できるスペースが有るので、被配策部材の折れや断線等の発生を適切に防止することができる。

0008

次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る乗物用シートであって、前記吊り溝部において、少なくとも前記被配策部材が配策されている個所には、乗員に対向する面から反対側の面まで貫通する貫通孔が形成されている。

0009

この第2の発明では、被配策部材が配策される吊り溝部の位置には、パッド部材の表面から裏面にかけて貫通孔が形成されている。
これにより、配策された被配策部材に対する吊り溝部の底面を無くすことができるので、乗員が着座時に、被配策部材が底面と干渉することが無く、吊り溝部内で被配策部材が無理な方向に湾曲することを適切に防止することができる。すなわち、被配策部材に、折れや断線等が発生することを適切に防止することができる。
また、乗物用シートの裏側から貫通孔を介して直接的に被配策部材に触れることができるので、被配策部材のメンテナンスが容易となる。

0010

次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る乗物用シートであって、前記吊り溝部は、前記入口部から前記幅広部に向かって滑らかに湾曲する吊り溝壁面を有している。
そして前記被配策部材は、前記入口部から前記幅広部までは前記吊り溝壁面に沿って滑らかに湾曲して配策されており、前記幅広部では前記入口部の幅よりも大きな径の滑らかな弧を形成するように一方側の前記吊り溝壁面から他方側の前記吊り溝壁面に向かって配策されている。

0011

この第3の発明によれば、例えば、乗員への違和感を低減する等の目的で、吊り溝部の入口部の幅をより狭くした場合であっても、被配策部材を吊り溝部内に配策する際、入口部及び幅広部にて、より大きな弧を描くように配策することができる。
これにより、被配策部材に、折れや断線等が発生することを適切に防止することができる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の乗物用シートにおけるシートクッション部10の外観を説明する斜視図(A)と、平面図(B)と、(B)におけるB−B断面(C)を説明する図である。
図1(B)における領域Aを拡大した斜視図である。
(A)は図2におけるC−C断面図であり、(B)は図2におけるD−D断面図である。
従来の乗物用シートにおけるセンサS100の周囲を拡大した斜視図である。
(A)は従来例である図4におけるQ−Q断面図であり、(B)はセンサS100の入口湾曲部S101が吊り溝部M100から飛び出す様子を説明する図であり、(C)はセンサS100を浅く配策した例を説明する図である。

実施例

0013

以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。図1(A)は、本発明の乗物用シートにおけるシートクッション部10の外観を説明する斜視図を示しており、図1(B)は平面図を示しており、図1(C)は図1(B)におけるB−B断面図を示している。なお、図1(A)〜(C)に示すシートクッション部10は、表皮やフレーム等の記載を省略しており、弾性力を有する部材であるパッド部材によって形成されているシートクッション部10の形状を示している。
以下、本実施の形態の説明では、乗員が腰を下ろすシートクッション部10と、乗員が背中を凭せ掛けるシートバック部と、を有する乗物用シートにおける、シートクッション部10の例にて説明する。

0014

●[乗物用シートにおけるシートクッション部の外観(図1)]
図1(A)〜(C)に示すように、シートクッション部10における乗員が着座する着座面には、複数本の溝である吊り溝部M10が形成されている。また、シート状または線状の、センサまたはヒータ等である被配策部材S10が、吊り溝部M10と交差するように配策されている。
また図1(B)に示すように、各吊り溝部M10には、対応するパッド側ワイヤW1が埋設されている。なお、被配策部材S10が交差する吊り溝部M10に埋設されているパッド側ワイヤW1の曲げ形状は、他の吊り溝部に埋設されているパッド側ワイヤW1の曲げ形状とは異なる曲げ形状とされている。
また図1(C)の断面図に示すように、少なくとも被配策部材S10が配策される個所の吊り溝部M10には、乗員に対向する面から反対側の面まで貫通する貫通孔M20が形成されている。
そして被配策部材S10は、吊り溝部M10の個所において、貫通孔M20に向かって奥深くに配策されている。

0015

●[吊り溝部M10と交差するように被配策部材S10が配策された状態(図1(B)、図2図3)]
図2は、図1(B)における領域Aを拡大した斜視図を示している。
図1(B)及び図2に示すように、各吊り溝部M10には、表皮に取り付けられた表皮側ワイヤW2と連結リングR1を介して接続するためのパッド側ワイヤW1が埋設されている。
また、各吊り溝部M10には、吊り溝部M10の底面M12に対してパッド側ワイヤW1を露出させるように凹形状としたワイヤ露出部M11が複数設けられている。そして埋設されているパッド側ワイヤW1は、吊り溝部M10内に設けられたワイヤ露出部M11の個所にて露出されている。
そして図2図3に示すように、表皮Hに取り付けられた表皮側ワイヤW2は、ワイヤ露出部M11の個所で露出しているパッド側ワイヤW1と、連結リングR1を介して接続されている。なお、図3に示すように、表皮Hと表皮側ワイヤW2は、吊り布HAを介して接続されている。

0016

また、吊り溝部M10において、少なくとも被配策部材S10が配策される個所には、吊り溝部M10の底面M12が無く、乗員に対向する表面PDAから反対側の裏面PDBまで貫通する貫通孔M20が形成されている。そしてパッド側ワイヤW1は、貫通孔M20を回避して迂回するようにパッド部材PDに埋設されている。
また図3(B)に示すように、貫通孔M20は、吊り溝部M10の入口部よりも奥に、入口部の幅D1よりも広い幅D2の幅広部を有する形状であり、図3(B)の例では、吊り溝部M10の入口部から徐々に幅が広くなる形状の例を示している。
そして、被配策部材S10は、吊り溝部M10の乗員に対向する側である入口部における幅方向の一方側の縁部から吊り溝部M10の奥に向かって配策された後、吊り溝部M10の奥にて方向が変更されて入口部における幅方向の他方側の縁部に向かうように配策されて、吊り溝部M10に対して交差するように配策されている。
そして被配策部材S10は、吊り溝部M10の入口部より奥の幅広部にて、吊り溝部M10の奥に向かう方向から入口部に向かう方向へと滑らかに方向が変更されて配策されている。
なお幅広部は、吊り溝部M10の入口部よりも奥であって、吊り溝部M10の入口部における幅よりも広い幅を有する部分であり、図3(B)の例では、吊り溝部M10の底面M12よりも奥は、すべて幅広部である。

0017

また、図2図3(A)及び(B)に示すように、被配策部材S10が配策される吊り溝部M10は、入口部から幅広部に向かって(表面PDAから吊り溝部M10の奥に向かって)、滑らかに湾曲する吊り溝壁面M13を有している。
そして図3(B)に示すように、被配策部材S10は、吊り溝部M10と交差する個所において、吊り溝部M10の入口部から幅広部までは吊り溝壁面M13に沿って滑らかに湾曲して配策されている。
そして図3(B)に示すように、被配策部材S10は、入口部では、入口部の周囲の吊り溝壁面M13の湾曲形状に沿って大きな弧を描くように配策される。また、入口部から奥の幅広部では、被配策部材S10は、入口部の幅D1よりも大きな径(幅D2)の滑らかな弧を形成するように、一方側の吊り溝壁面M13から他方側の吊り溝壁面M13に向かって配策される。これにより、被配策部材S10の折れや断線等の発生を適切に防止することができる。

0018

以上、本実施の形態にて説明した乗物用シートのシートクッション部10では、吊り溝部M10の入口部よりも奥に幅広部を有することで、被配策部材S10を入口部の幅D1よりも大きな幅D2の円弧屈曲できるようにしたので、被配策部材S10の折れや断線等をより適切に防止することができる。
また、貫通孔M20を設けることで、乗員が着座した場合であっても、被配策部材S10が吊り溝部M10の底面と干渉することが無いので、被配策部材S10の折れや断線等をより適切に防止することができる。また、貫通孔M20を設けることで、表皮Hを取り外すことなく、裏側から被配策部材S10に触れることができるので、メンテナンス性をより向上させることができる。
本実施の形態の説明では、吊り溝部M10の奥の幅広部と、貫通孔M20とを有する構造を説明したが、貫通孔M20を有することなく幅広部を有する構造としても良い。この場合、被配策部材S10が配策される個所における吊り溝部M10には底面を有することになるが、幅広部を有するので、仮に被配策部材S10が吊り溝部M10の底面と干渉する状態となっても、この幅広部にて被配策部材S10が自由に無理なく湾曲できるスペースが有るので、被配策部材S10の折れや断線等の発生を適切に防止することができる。

0019

本発明の乗物用シートは、本実施の形態で説明した外観、構成、構造、形状等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
また、本実施の形態の説明では、乗員が腰を下ろすシートクッション部10の例で説明したが、乗員が背中を凭せ掛けるシートバック部あるいは前記シートクッション部の少なくとも一方に、本実施の形態にて説明した吊り溝部M10を形成し、被配策部材S10を配策するようにしてもよい。

0020

10シートクッション部
H表皮
HA吊り布
M10 吊り溝部
M11ワイヤ露出部
M12 底面
M13 吊り溝壁面
M20貫通孔
PDパッド部材
R1連結リング
S10被配策部材
W1パッド側ワイヤ
W2 表皮側ワイヤ

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