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技術 受信装置、受信方法、プログラム、および受信システム

出願人 ソニー株式会社
発明者 岡本卓也
出願日 2011年3月31日 (9年1ヶ月経過) 出願番号 2011-078821
公開日 2012年11月8日 (7年6ヶ月経過) 公開番号 2012-216882
状態 特許登録済
技術分野 交流方式デジタル伝送 時分割方式以外の多重化通信方式 受信機の回路一般
主要キーワード 所望帯域幅 調整用パラメータ 絶対周波数 RFチューナ BCH符号 ゲイン決定 ケーブル回線 チャネルスキャン
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この項目の情報は公開日時点(2012年11月8日)のものです。
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図面 (15)

課題

帯域幅可変な信号を受信する場合の受信性能を向上させることができるようにする。

解決手段

本技術の一側面の受信装置は、帯域幅を固定として受信された受信信号帯域所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定する決定部を備える。例えば、前記受信信号の帯域幅に対する前記所望信号の帯域幅の割合に基づいて、前記受信信号の電力調整に用いられる利得が決定される。本技術は、DVB-C2のOFDM信号を受信する受信機に適用することができる。

概要

背景

地上デジタル放送などにおいては、一般的に、一定の周波数間隔を空けてチャネル物理チャネル)を規定し、法令で決められた帯域幅の独立した信号を送るようになっている。チャネル間干渉などの観点から、所定の帯域幅のガードバンドが各チャネルの間に設定される。

例えば、欧州の地上デジタル放送規格であるDVB-T/T2の場合、図1Aに示すように各チャネルの帯域幅は8MHzである。受信機は、そのような予め決められた帯域幅の信号が送信されてくることを前提として設計されることになる。

このような伝送方式によって信号を送信する送信事業者は、例えば、チャネル(物理チャネル)の一部に妨害波が存在する場合、その帯域全体を使わないような選択を行っていた。これにより、周波数帯域の無駄が生じることになる。

ところで、欧州の第2世代のケーブルデジタル放送の規格として2010年に規格化されたDVB-C2では、このような無駄を避ける仕組みが盛り込まれている(非特許文献1)。

図1Bに示すように、DVB-C2にはData Sliceという概念があり、それを所定の数だけ組み合わせてC2 Systemが構成される。個々のData Sliceは3408キャリア以下の帯域幅とし、規格で定められた条件を満たす範囲であれば自由な組み合わせが許されている。

また、DVB-C2にはNotchという概念がある。送信事業者は、外乱等のために使用不可能な帯域をNotchとして定義し、サブキャリア単位で表すNotchの位置の情報をC2 Systemに含めることができるようになっている。

図2Aは、DVB-T/T2の信号の例を示す図であり、図2Bは、DVB-C2の信号の例を示す図である。図2の横軸周波数を表す。DVB-C2の信号について説明する。

図2Bにおいて線で囲んで示すように、C2 Systemは、Preamble SymbolとData Symbolから構成される。規格上、1つのC2 Systemは最大3.5GHz程度の帯域幅を有する信号となる。

Preamble Symbolは、L1 signalling part 2 data(L1情報)と呼ばれる伝送制御情報伝送に用いられるシンボルである。L1情報の詳細については後述する。Preamble Symbolを用いて、3408キャリア周期(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)の3408のサブキャリア周期)で同じ情報が繰り返し送信される。3408キャリアは7.61MHzの周波数帯域に相当する。

Data Symbolは番組データなどのTS(Transport Stream)等の伝送に用いられるシンボルである。Data SymbolはData Slice毎に分割される。例えばData Slice 1(DS1)とData Slice 2(DS2)とではそれぞれ異なる番組のデータが伝送される。Data Sliceの数などの、各Data Sliceに関するパラメータがL1情報に含まれる。

図2Bにおいて黒で塗りつぶして示す部分がNotchである。Notchは、FM放送警察用の無線通信事用の無線通信などに用いられる周波数帯域であり、C2 Systemの信号の送信に用いられない。送信機が出力する送信信号のうちのNotchの区間は無信号の区間になる。Notchには、帯域幅が48キャリア未満のNarrowband Notchと、48キャリア以上のBroadband Notchとがある。Notchの数や帯域幅などの、各Notchに関するパラメータもL1情報に含まれる。

このように、DVB-C2の信号には帯域幅が可変な「Data Slice」と「Notch」が存在する。受信機としては、送信側によってほぼ任意に選択される帯域幅のOFDM信号復調できることが求められる。DVB-C2では、所望のData Sliceの幅が3408キャリアより小さい場合がある。所望のData Sliceのキャリア数は、チャネルスキャン時にL1情報から取得される。

受信機における受信処理は、図3Aに示すような固定の帯域幅(3409キャリア)のTuning Window内の信号を受信するようにして行われる。所望のData Sliceの信号を受信するのに適したTuning Windowの中心位置(中心周波数)は送信側から指定される。

受信機においては、送信側により指定された周波数の信号を用いて直交復調を行うことによってOFDM信号の復調処理が行われる。復調処理によって得られたL1情報に基づいて番組データの復号が行われる。

概要

帯域幅が可変な信号を受信する場合の受信性能を向上させることができるようにする。本技術の一側面の受信装置は、帯域幅を固定として受信された受信信号の帯域に所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定する決定部を備える。例えば、前記受信信号の帯域幅に対する前記所望信号の帯域幅の割合に基づいて、前記受信信号の電力調整に用いられる利得が決定される。本技術は、DVB-C2のOFDM信号を受信する受信機に適用することができる。

目的

効果

実績

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請求項1

帯域幅を固定として受信された受信信号帯域所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定する決定部を備える受信装置

請求項2

前記決定部は、前記受信信号の帯域幅に対する前記所望信号の帯域幅の割合に基づいて、前記受信信号の電力調整に用いられる前記利得を決定する請求項1に記載の受信装置。

請求項3

前記所望信号とともに送信されてきた伝送制御情報に基づいて、前記所望信号の帯域幅を取得する取得部をさらに備え、前記決定部は、前記取得部により取得された前記所望信号の帯域幅を用いて前記利得を決定する請求項2に記載の受信装置。

請求項4

前記受信信号の帯域幅は、前記伝送制御情報の送信に用いられる帯域幅を含む帯域幅である請求項3に記載の受信装置。

請求項5

帯域幅を固定として所定の周波数帯域の信号を受信する受信部をさらに備え、前記決定部は、前記受信部により受信された前記受信信号の電力調整に用いられる前記利得を決定する請求項1に記載の受信装置。

請求項6

前記決定部により決定された前記利得に基づいて前記受信信号の電力を調整する電力調整部をさらに備える請求項1に記載の受信装置。

請求項7

前記他の帯域の信号を抑圧する処理部をさらに備え、前記電力調整部は、前記他の帯域の信号が抑圧された前記受信信号の電力を調整する請求項6に記載の受信装置。

請求項8

前記受信信号は、DVB-C2の変調信号である請求項1に記載の受信装置。

請求項9

帯域幅を固定として受信された受信信号の帯域に所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定するステップを含む受信方法

請求項10

帯域幅を固定として受信された受信信号の帯域に所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定するステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム

請求項11

伝送路を介して送信されてきた信号を、帯域幅を固定として所定の周波数帯域の信号を受信するようにして受信する受信部と、前記受信部により受信された受信信号の復調処理を行う復調部と、前記復調部により復調されたデータに信号処理を施し、送信対象のデータを取得する信号処理部と、前記信号処理部により取得された前記送信対象のデータを出力する出力部とを備え、前記復調部は、前記受信部により受信された受信信号の帯域に所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定する決定部を備える受信システム

技術分野

0001

本技術は、特に、帯域幅可変な信号を受信する場合の受信性能を向上させることができるようにした受信装置受信方法プログラム、および受信システムに関する。

背景技術

0002

地上デジタル放送などにおいては、一般的に、一定の周波数間隔を空けてチャネル物理チャネル)を規定し、法令で決められた帯域幅の独立した信号を送るようになっている。チャネル間干渉などの観点から、所定の帯域幅のガードバンドが各チャネルの間に設定される。

0003

例えば、欧州の地上デジタル放送規格であるDVB-T/T2の場合、図1Aに示すように各チャネルの帯域幅は8MHzである。受信機は、そのような予め決められた帯域幅の信号が送信されてくることを前提として設計されることになる。

0004

このような伝送方式によって信号を送信する送信事業者は、例えば、チャネル(物理チャネル)の一部に妨害波が存在する場合、その帯域全体を使わないような選択を行っていた。これにより、周波数帯域の無駄が生じることになる。

0005

ところで、欧州の第2世代のケーブルデジタル放送の規格として2010年に規格化されたDVB-C2では、このような無駄を避ける仕組みが盛り込まれている(非特許文献1)。

0006

図1Bに示すように、DVB-C2にはData Sliceという概念があり、それを所定の数だけ組み合わせてC2 Systemが構成される。個々のData Sliceは3408キャリア以下の帯域幅とし、規格で定められた条件を満たす範囲であれば自由な組み合わせが許されている。

0007

また、DVB-C2にはNotchという概念がある。送信事業者は、外乱等のために使用不可能な帯域をNotchとして定義し、サブキャリア単位で表すNotchの位置の情報をC2 Systemに含めることができるようになっている。

0008

図2Aは、DVB-T/T2の信号の例を示す図であり、図2Bは、DVB-C2の信号の例を示す図である。図2横軸周波数を表す。DVB-C2の信号について説明する。

0009

図2Bにおいて線で囲んで示すように、C2 Systemは、Preamble SymbolとData Symbolから構成される。規格上、1つのC2 Systemは最大3.5GHz程度の帯域幅を有する信号となる。

0010

Preamble Symbolは、L1 signalling part 2 data(L1情報)と呼ばれる伝送制御情報伝送に用いられるシンボルである。L1情報の詳細については後述する。Preamble Symbolを用いて、3408キャリア周期(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)の3408のサブキャリア周期)で同じ情報が繰り返し送信される。3408キャリアは7.61MHzの周波数帯域に相当する。

0011

Data Symbolは番組データなどのTS(Transport Stream)等の伝送に用いられるシンボルである。Data SymbolはData Slice毎に分割される。例えばData Slice 1(DS1)とData Slice 2(DS2)とではそれぞれ異なる番組のデータが伝送される。Data Sliceの数などの、各Data Sliceに関するパラメータがL1情報に含まれる。

0012

図2Bにおいて黒で塗りつぶして示す部分がNotchである。Notchは、FM放送警察用の無線通信事用の無線通信などに用いられる周波数帯域であり、C2 Systemの信号の送信に用いられない。送信機が出力する送信信号のうちのNotchの区間は無信号の区間になる。Notchには、帯域幅が48キャリア未満のNarrowband Notchと、48キャリア以上のBroadband Notchとがある。Notchの数や帯域幅などの、各Notchに関するパラメータもL1情報に含まれる。

0013

このように、DVB-C2の信号には帯域幅が可変な「Data Slice」と「Notch」が存在する。受信機としては、送信側によってほぼ任意に選択される帯域幅のOFDM信号復調できることが求められる。DVB-C2では、所望のData Sliceの幅が3408キャリアより小さい場合がある。所望のData Sliceのキャリア数は、チャネルスキャン時にL1情報から取得される。

0014

受信機における受信処理は、図3Aに示すような固定の帯域幅(3409キャリア)のTuning Window内の信号を受信するようにして行われる。所望のData Sliceの信号を受信するのに適したTuning Windowの中心位置(中心周波数)は送信側から指定される。

0015

受信機においては、送信側により指定された周波数の信号を用いて直交復調を行うことによってOFDM信号の復調処理が行われる。復調処理によって得られたL1情報に基づいて番組データの復号が行われる。

先行技術

0016

DVB-C2規格書[Digital Video Broadcasting (DVB); Frame structure channel coding and modulation for a second generation digital transmission system for cable systems (DVB-C2)] DVB Document A138

発明が解決しようとする課題

0017

一般的な受信機においては、量子化雑音を低減させるためにAGC(Auto Gain Control)機能によってゲインの自動調整が行われる。ゲインの調整は、受信機に入力された信号の電力に応じて、信号の電力が小さければゲインを大きくし、信号の電力が大きければゲインを小さくするようにして行われる。

0018

DVB-T/T2などに対応した従来の受信機は、受信する信号の帯域幅が一定であるため、ゲインの調整用パラメータを毎回同じ設定としても問題がない。

0019

しかし、DVB-C2に対応した受信機では、受信信号の帯域内に所望OFDM信号がどれだけ含まれるかによってゲイン調整の設定を変更する必要がある。すなわち、受信機に入力される信号の電力は、受信信号の帯域内にNotchが存在するのか存在しないのかなどによって変わってくる。

0020

ターゲットとする電力量を一定にするといったようにゲインの調整用パラメータの設定を変更せずにAGCを行った場合、受信信号の帯域全体にOFDM信号が存在するときには、キャリア当たりの電力が小さくなって量子化雑音が大きくなることがある。逆に、受信信号の帯域の一部にOFDM信号が存在し、それ以外が無信号であるときには、キャリア当たりの電力が大きくなってオーバーフローが生じることがある。

0021

なお、DVB-C2において受信信号の帯域内にBroadband Notchが含まれる状況は、基本的に、受信しようとするData Sliceが、Dependent Static DSである場合以外にはない。ここで、Dependent Static DSの表現は、他のData Slice(DS)の帯域においてL1情報を取得してからでないと復調することができず、いわば他のDSに従属しているDSという意味で用いている表現である。

0022

Dependent Static DSは、図2BのDS8のように他のData Slice群から離れたData Sliceである。Dependent Static DSを受信するためにどのようにTuning Windowを選んだとしても、図3Bに示すように受信信号の帯域内にBroadband Notchが存在するか、C2 Systemの帯域外が存在する。Dependent Static DSを含む帯域を受信して復調してもL1情報を復号できることが保証されない。

0023

本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、帯域幅が可変な信号を受信する場合の受信性能を向上させることができるようにするものである。

課題を解決するための手段

0024

本技術の一側面の受信装置は、帯域幅を固定として受信された受信信号の帯域に所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定する決定部を備える。

0025

前記他の帯域には、前記所望信号以外の所定の信号の送信に用いられている帯域、無信号の帯域が含まれる。

0026

前記受信装置は、1つのICチップであってもよいし、ICチップを含む部品、ICチップを含む部品から構成される装置であってもよい。

0027

前記決定部には、前記受信信号の帯域幅に対する前記所望信号の帯域幅の割合に基づいて、前記受信信号の電力調整に用いられる前記利得を決定させることができる。

0028

前記所望信号とともに送信されてきた伝送制御情報に基づいて、前記所望信号の帯域幅を取得する取得部をさらに設けることができる。この場合、前記決定部には、前記取得部により取得された前記所望信号の帯域幅を用いて前記利得を決定させることができる。

0029

前記受信信号の帯域幅は、前記伝送制御情報の送信に用いられる帯域幅を含む帯域幅であるようにすることができる。

0030

帯域幅を固定として所定の周波数帯域の信号を受信する受信部をさらに設けることができる。この場合、前記決定部には、前記受信部により受信された前記受信信号の電力調整に用いられる前記利得を決定させることができる。

0031

前記決定部により決定された前記利得に基づいて前記受信信号の電力を調整する電力調整部をさらに設けることができる。

0032

前記他の帯域の信号を抑圧する処理部をさらに設けることができる。この場合、前記電力調整部には、前記他の帯域の信号が抑圧された前記受信信号の電力を調整させることができる。

0033

前記受信信号は、DVB-C2の変調信号であるようにすることができる。

発明の効果

0034

本技術によれば、帯域幅が可変な信号を受信する場合の受信性能を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0035

DVB-T/T2とDVB-C2の信号のスペクトラムを示す図である。
C2 Systemの例を示す図である。
受信信号の例を示す図である。
受信装置の第1の構成例を示すブロック図である。
L1情報に含まれるパラメータを示す図である。
受信信号の例を示す図である。
受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合とゲインとの関係の例を示す図である。
図4の受信装置の動作について説明するフローチャートである。
受信装置の第2の構成例を示すブロック図である。
受信装置の第3の構成例を示すブロック図である。
受信装置の第4の構成例を示すブロック図である。
図11の受信装置の動作について説明するフローチャートである。
受信システムの構成例を示す図である。
コンピュータの構成例を示す図である。

実施例

0036

以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(RFチューナにおいてAGCを行う例)
2.第2の実施の形態(復調部においてAGCを行う例)
3.第3の実施の形態(復調部においてAGCを行う他の例)
4.第4の実施の形態(フィルタを用いて一部の帯域の抑圧を行う例)
5.変形例

0037

<第1の実施の形態>
[受信装置の構成例]
図4は、本技術の一実施形態に係る受信装置の第1の構成例を示すブロック図である。

0038

図4の受信装置1は、DVB-C2のOFDM信号の受信が可能な装置である。受信装置1は、RFチューナ11、復調部12、およびMPEGデコーダ13から構成される。

0039

RFチューナ11は、周波数変換部21、発振器22、およびAGC部23から構成される。復調部12は、直交復調部31、発振器32、FFT演算部33、等化部34、ECC処理部35、所望帯域幅取得部36、およびゲイン決定部37から構成される。ケーブル回線を介して入力されたDVB-C2のOFDM信号を表すRF信号はRFチューナ11の周波数変換部21に入力される。

0040

RFチューナ11の周波数変換部21は、入力されたRF信号を受信し、発振器22から供給された所定の周波数の信号に基づいてRF信号の周波数変換を行う。周波数変換部21は、周波数変換を行うことによって得られたIF信号をAGC部23に出力する。

0041

発振器22は、所定の周波数の信号を生成し、周波数変換部21に出力する。

0042

AGC部23は、ゲイン決定部37により設定されたゲインに従ってIF信号の電力を調整し、電力調整後のIF信号を出力する。AGC部23から出力されたIF信号は、復調部12の直交復調部31とゲイン決定部37に供給される。

0043

復調部12の直交復調部31は、AGC部23から供給されたIF信号に対して、発振器32から供給された信号に基づいて直交復調を施す。直交復調部31は、直交復調を施すことによって得られた、C2 Systemを構成するPreamble Symbol、Data Symbolなどの各シンボルを表す時間域のベースバンド信号をFFT演算部33に出力する。

0044

発振器32は、受信信号の帯域の中心周波数と同じ周波数の信号を生成し、直交復調部31に出力する。

0045

FFT演算部33は、直交復調部31から供給されたベースバンド信号に対してFFT演算を施し、周波数域の信号を等化部34に出力する。

0046

等化部34は、FFT演算部33から供給された周波数域の信号からパイロットシンボルを抽出し、抽出したパイロットシンボルに基づいて伝送路特性推定する。等化部34は、推定した伝送路特性に基づいて伝送路の歪みを除去することによって、FFT演算部33から供給された周波数域の信号の等化を行い、等化後の信号をECC処理部35に出力する。

0047

ECC処理部35は、等化部34から供給された等化後の信号に含まれるBCH符号LDPC符号に基づいて各シンボルのデータの誤り訂正復号を行い、誤り訂正復号後のデータを出力する。ECC処理部35からは、誤り訂正復号によって得られたL1情報、TSのデータが出力され、所望帯域幅取得部36とMPEGデコーダ13に供給される。

0048

所望帯域幅取得部36は、ECC処理部35から供給されたL1情報に基づいて、受信帯域における所望OFDM信号の帯域幅を求める。所望OFDM信号は、受信信号の帯域に含まれるDVB-C2のOFDM信号である。所望OFDM信号には、受信対象のData SliceのOFDM信号も含まれる。

0049

図5は、L1情報に含まれるパラメータを示す図である。主なパラメータについて説明する。

0050

行目のSTART_FREQUENCYは、C2 Systemの開始位置となる周波数を表す。開始位置は0Hzを起点して絶対周波数により表される。4行目のC2_BANDWIDTHは、C2 Systemの帯域幅を表す。

0051

8行目のNUM_DSLICEは、C2 Frameに含まれるData Sliceの数を表す。9行目のNUM_NOTCHは、C2 Frameに含まれるNotchの数を表す。10行目から45行目までの各パラメータがData Slice毎に記述される。

0052

11行目のDSLICE_IDは、C2 SystemにおけるData SliceのIDを表す。12行目のDSLICE_TUNE_POSは、START_FREQUENCYにより表される周波数を基準として、所望のData Sliceを受信するためのTuning Windowの中心位置を表す。

0053

46行目から50行目までの各パラメータがNotch毎に記述される。47行目のNOTCH_STARTは、START_FREQUENCYにより表される周波数を基準としてNotchの位置を表す。48行目のNOTCH_WIDTHは、Notchの帯域幅を表す。

0054

所望帯域幅取得部36は、Tuning Windowの位置に基づいて受信信号の帯域を特定する。Tuning Windowの幅は3409キャリアとして固定である。また、所望帯域幅取得部36は、受信信号の帯域内にNotchが含まれるか否かを、例えばL1情報に含まれるNOTCH_START、NOTCH_WIDTHに基づいて特定する。

0055

所望帯域幅取得部36は、受信信号の帯域内にNotchが含まれる場合、Notchの帯域以外の帯域を所望OFDM信号の帯域とし、その幅を求める。

0056

図6は、受信信号の例を示す図である。所望帯域幅取得部36は、図6Aに示すように周波数f0を中心位置とする受信信号の帯域内にNotchが含まれない場合、受信帯域内における所望OFDM信号の帯域幅が例えば3409キャリアであると特定し、所望OFDM信号の帯域幅を表す情報をゲイン決定部37に出力する。

0057

また、所望帯域幅取得部36は、図6Bに示すように周波数f0を中心位置とする受信信号の帯域内にNotch(Broadband Notch)が含まれる場合、Notchの帯域以外の帯域を所望OFDM信号の帯域とし、所望OFDM信号の帯域幅を表す情報をゲイン決定部37に出力する。図6BのData SliceはDependent Static DSである。Notchの開始位置となる周波数fN_startがL1情報のNOTCH_STARTにより表され、周波数fN_startを開始位置として、Notchがどの範囲にまで存在するのかがNOTCH_WIDTHにより表される。

0058

なお、所望OFDM信号の帯域幅の特定に用いられるL1情報は、Dependent Static DSではないData Slice(通常のData Slice)を受信したときに受信されたL1情報である。DVB-C2においては、受信対象のData SliceがDependent Static DSの全部または一部に含まれるData Sliceである場合、先に、通常のData Sliceの受信が行われる。通常のData Sliceの受信時にL1情報を復号することができ、Dependent Static DSの受信は、通常のData Sliceの受信時に取得されたL1情報を用いて行われる。上述したように、Dependent Static DSを含む帯域の信号を受信して復調してもL1情報を復号できるとは限らない。

0059

ゲイン決定部37は、所望帯域幅取得部36から供給された情報に基づいて、所望OFDM信号の帯域幅を、受信帯域幅で除算することによって、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合を求める。ゲイン決定部37は、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合に応じたゲインを決定し、決定したゲインをRFチューナ11のAGC部23にフィードバックして設定する。

0060

図7は、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合と、ゲインとの関係の例を示す図である。受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合と、ゲインとの関係は、AGC部23を構成するアンプの特性によって変わる。

0061

図7Aは、AGC部23を構成するアンプが、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合に応じて、ゲインが線形となる特性を有している場合の例を示す。この場合、ゲイン決定部37は、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合に比例したゲインをAGC部23に設定することになる。

0062

図7Bは、AGC部23を構成するアンプの特性が、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合に対してゲインが非線形となる特性を有している場合の例を示す。この場合、ゲイン決定部37は、予め求められた所定の換算式に基づいて、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合に応じたゲインを求め、AGC部23に設定することになる。

0063

図4の説明に戻り、MPEGデコーダ13は、ECC処理部35から供給されたTSを構成するTSパケットに格納されているデータのデコードを行い、デコード後のデータを後段に出力する。TSパケットに格納されているデータはMPEG2などの所定の方式で圧縮されている。

0064

このように、受信装置1においては、受信帯域の一部にのみ所望OFDM信号の帯域が存在する場合、受信帯域全体に所望OFDM信号の帯域が存在する場合と異なるゲインが設定される。

0065

これにより、受信信号の帯域内にNotchが含まれる場合であっても含まれない場合であっても、AGC部23の出力の電力をほぼ一定とすることができ、図示せぬ処理部において行われるA/D変換等の各種の処理を精度よく行うことが可能になる。

0066

[受信装置の動作]
図8のフローチャートを参照して、以上のような構成を有する受信装置1の動作について説明する。図8に示す各ステップの処理は、適宜、他のステップの処理と並行して、または前後して行われる。

0067

ステップS1において、RFチューナ11の周波数変換部21はRF信号の周波数変換を行う。

0068

ステップS2において、AGC部23は、ゲイン決定部37により設定されたゲインに従って、周波数変換部21から供給されたIF信号の電力を調整する。

0069

ステップS3において、復調部12の直交復調部31は、AGC部23から供給されたIF信号に対して直交復調を施す。

0070

ステップS4において、FFT演算部33は、直交復調によって得られた時間域のベースバンド信号に対してFFT演算を施す。

0071

ステップS5において、等化部34は、FFT演算によって得られた周波数域の信号の等化を行う。

0072

ステップS6において、ECC処理部35は、等化後の信号の誤り訂正復号を行う。

0073

ステップS7において、所望帯域幅取得部36は、誤り訂正復号により得られたL1情報に基づいて、所望OFDM信号の帯域幅を求める。

0074

ステップS8において、ゲイン決定部37は、所望帯域幅取得部36により求められた所望OFDM信号の帯域幅に基づいて、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合を求める。

0075

ステップS9において、ゲイン決定部37は、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合に応じたゲインを決定し、AGC部23に設定する。AGC部23においては、ゲイン決定部37により設定されたゲインに従ってIF信号の電力の調整が行われる。

0076

以上の処理によって、受信信号の帯域内にNotchが含まれる場合であっても含まれない場合であっても、AGC部23の出力の電力をほぼ一定とすることができ、受信性能を向上させることができる。

0077

<第2の実施の形態>
図9は、受信装置1の第2の構成例を示すブロック図である。

0078

図9に示す構成のうち、図4の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。図9に示す受信装置1の構成は、AGC部23がRFチューナ11内ではなく、復調部12内に設けられている点で図4の構成と異なる。重複する説明については適宜省略する。

0079

復調部12のAGC部23は、ゲイン決定部37により設定されたゲインに従って、RFチューナ11の周波数変換部21から供給されたIF信号の電力を調整し、電力調整後のIF信号を直交復調部31とゲイン決定部37に出力する。

0080

ゲイン決定部37は、所望帯域幅取得部36から供給された情報に基づいて、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合を求め、求めた割合に応じたゲインをAGC部23に設定する。

0081

このように、復調部12の内部であって、IF信号を対象として処理を行う位置にAGC部23を設けることも可能である。

0082

<第3の実施の形態>
図10は、受信装置1の第3の構成例を示すブロック図である。

0083

図10に示す構成のうち、図4図9の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。図10に示す受信装置1の構成は、AGC部23が復調部12の内部であって、直交復調部31の後段の位置に設けられている点で図9の構成と異なる。図9においては、復調部12の内部であって、直交復調部31の前段の位置にAGC部23が設けられている。

0084

復調部12の直交復調部31は、RFチューナ11の周波数変換部21から供給されたIF信号に対して直交復調を施す。直交復調部31は、直交復調を施すことによって得られた時間域のベースバンド信号をAGC部23に出力する。

0085

AGC部23は、ゲイン決定部37により設定されたゲインに従って、直交復調部31から供給された時間域のベースバンド信号の電力を調整し、電力調整後のベースバンド信号を出力する。AGC部23から出力されたベースバンド信号は、FFT演算部33とゲイン決定部37に供給される。

0086

FFT演算部33は、AGC部23から供給されたベースバンド信号に対してFFT演算を施し、周波数域の信号を等化部34に出力する。

0087

このように、復調部12の内部であって、ベースバンド信号を対象として処理を行う位置にAGC部23を設けることも可能である。

0088

<第4の実施の形態>
[受信装置の構成例]
図11は、受信装置1の第4の構成例を示すブロック図である。

0089

図11に示す構成のうち、図10の構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。図11に示す受信装置1の構成は、直交復調部31の後段であって、AGC部23の前段の位置にフィルタ処理部41が設けられている点で図10の構成と異なる。

0090

復調部12の直交復調部31は、RFチューナ11の周波数変換部21から供給されたIF信号に対して直交復調を施す。直交復調部31は、直交復調を施すことによって得られた時間域のベースバンド信号をフィルタ処理部41に出力する。

0091

フィルタ処理部41は、所望帯域幅取得部36から供給されたNotchに関する情報に基づいて、受信帯域に含まれる、所望OFDM信号の帯域以外の帯域を特定し、特定した帯域の信号を抑圧する。フィルタ処理部41は、所望OFDM信号の帯域以外の帯域の信号を抑圧したベースバンド信号をAGC部23に出力する。

0092

AGC部23は、ゲイン決定部37により設定されたゲインに従って、フィルタ処理部41から供給された時間域のベースバンド信号の電力を調整し、電力調整後のベースバンド信号を出力する。AGC部23から出力されたベースバンド信号は、FFT演算部33とゲイン決定部37に供給される。

0093

所望帯域幅取得部36は、ECC処理部35から供給されたL1情報に基づいて所望OFDM信号の帯域幅を求め、所望OFDM信号の帯域幅を表す情報をゲイン決定部37に出力する。また、所望帯域幅取得部36は、L1情報に基づいて特定した受信帯域内におけるNotchの位置を表す情報をフィルタ処理部41に出力する。

0094

フィルタ処理部41においては、所望帯域幅取得部36から供給された情報に基づいて、Notchが存在する帯域を抑圧するためのフィルタ処理が行われる。Notchの位置を表す情報ではなく、受信帯域内における所望OFDM信号の帯域の位置を表す情報が所望帯域幅取得部36からフィルタ処理部41に出力されるようにしてもよい。

0095

実用上、所望OFDM信号の帯域外に外乱が乗っていることが想定される。外乱の電力もゲインに影響を与えるため、そのような外乱の信号については、AGCの前にフィルタ処理によって抑圧しておいた方が好ましい。AGCの前に外乱を抑圧しておくことによって、量子化雑音の最小化を実現することができ、受信性能を向上させることが可能になる。

0096

フィルタ処理部41の位置は、AGC部23の前段の位置であれば、図11のRFチューナ11内などの他の位置に設けられるようにしてもよい。図4のAGC部23の前段、図9のAGC部23の前段にフィルタ処理部41を設けることも可能である。

0097

[受信装置の動作]
次に、図12のフローチャートを参照して、図11の構成を有する受信装置1の動作について説明する。図12に示す各ステップの処理も、適宜、他のステップの処理と並行して、または前後して行われる。

0098

図12の処理は、AGCの前に直交復調が行われる点と、所望OFDM信号の帯域外の帯域の信号を抑圧する処理が追加して行われる点を除いて図8の処理と同様である。

0099

すなわち、ステップS21において、RFチューナ11の周波数変換部21はRF信号の周波数変換を行う。

0100

ステップS22において、復調部12の直交復調部31は、周波数変換部21から供給されたIF信号に対して直交復調を施す。

0101

ステップS23において、フィルタ処理部41は、直交復調部31により直交復調が施されることによって得られたベースバンド信号に対してフィルタ処理を施し、所望OFDM信号の帯域外の帯域の信号を抑圧する。所望OFDM信号の帯域外の帯域の位置は、所望帯域幅取得部36から供給された情報に基づいて特定される。

0102

ステップS24において、AGC部23は、ゲイン決定部37により設定されたゲインに従って、フィルタ処理部41から供給されたベースバンド信号の電力を調整する。

0103

ステップS25において、FFT演算部33は、AGC部23から供給された時間域のベースバンド信号に対してFFT演算を施す。

0104

ステップS26において、等化部34は、FFT演算によって得られた周波数域の信号の等化を行う。

0105

ステップS27において、ECC処理部35は、等化後の信号の誤り訂正復号を行う。

0106

ステップS28において、所望帯域幅取得部36は、所望OFDM信号の帯域幅をL1情報に基づいて求める。

0107

ステップS29において、ゲイン決定部37は、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合を求める。

0108

ステップS30において、ゲイン決定部37は、受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合に応じたゲインを決定し、AGC部23に設定する。

0109

以上の処理により、AGCの前に外乱を抑圧しておくことができ、受信性能を向上させることが可能になる。

0110

<変形例>
受信帯域幅に対する所望OFDM信号の帯域幅の割合に応じてゲインを決定するものとしたが、受信信号の各周波数帯域の信号の電力を求め、受信信号全体の電力に対する所望OFDM信号の電力の割合に応じてゲインを決定するようにしてもよい。

0111

また、受信帯域にNotchが含まれており、受信帯域の一部にのみ所望OFDM信号の帯域が含まれる場合、所望OFDM信号の帯域幅の割合に応じてゲインを設定するのではなく、受信帯域にNotchが含まれない場合と異なる所定のゲインを一律に設定するようにしてもよい。

0112

[受信システムの構成例]
図13は、受信装置1を適用した受信システムの構成例を示すブロック図である。

0113

図13の受信システム101は、チューナ111、復調部112、信号処理部113、および出力部114から構成される。

0114

チューナ111は、地上デジタル放送、衛星デジタル放送CATV網インターネットなどの伝送路を介して伝送されてきた信号を受信し、復調部112に出力する。上述したRFチューナ11はチューナ111に含まれる。

0115

復調部112は、チューナ111から供給された信号に対して、復調処理、誤り訂正処理を含む伝送路復号処理を施し、伝送路復号処理によって得られたデータを信号処理部113に出力する。上述した復調部12が復調部112に含まれる。

0116

信号処理部113は、伝送路復号処理によって得られたデータに対して、伸張処理デスクランブル処理等の信号処理を適宜施し、送信対象のデータを取得する。上述したMPEGデコーダ13が信号処理部113に含まれる。

0117

信号処理部113による伸張処理は、画像や音声などの送信対象のデータに対して、MPEG等の所定の方式を用いて送信側において圧縮が施されている場合に行われる。また、デスクランブル処理は、送信対象のデータに対して送信側においてスクランブルが施されている場合に行われる。信号処理部113は、信号処理を適宜施すことによって得られた送信対象のデータを出力部114に出力する。

0118

出力部114は、信号処理部113から供給されたデータに基づいて画像を表示させる場合、信号処理部113から供給されたデータに対してD/A変換等の処理を施す。出力部114は、D/A変換等の処理を施すことによって得られた画像信号を受信システム101に設けられたディスプレイ、または受信システム101の外部のディスプレイに出力し、画像を表示させる。

0119

また、出力部114は、信号処理部113から供給されたデータを記録媒体に記録させる場合、信号処理部113から供給されたデータを受信システム101の内部の記録媒体、または外部の記録媒体に出力し、記録させる。記録媒体は、ハードディスクフラッシュメモリ光ディスクなどより構成される。外部の記録媒体は、受信システム101の外付けの記録媒体だけでなく、ネットワークを介して接続される記録媒体であってもよい。

0120

以上のような構成を有する受信システム101は、IC(IntegratedCircuit)チップ等のハードウェアにより構成されるようにしてもよいし、複数のICチップが配設されることによって構成されるボード等の部品や、その部品を含む独立した装置から構成されるようにしてもよい。

0121

チューナ111、復調部112、信号処理部113、および出力部114は、それぞれ、1つの独立したハードウェア、又はソフトウェアモジュールとして構成することが可能である。また、チューナ111、復調部112、信号処理部113、および出力部114のうちの2つ以上の組み合わせが1つの独立したハードウェア、又はソフトウェアモジュールとして構成されるようにしてもよい。例えば、チューナ111と復調部112が1つのハードウェア等により構成され、信号処理部113と出力部114が1つのハードウェア等により構成されるようにすることも可能である。

0122

受信システム101は、例えば、デジタル放送としてのテレビジョン放送を受信するTVや、ラジオ放送を受信するラジオ受信機、テレビジョン放送を録画するレコーダ機器等に適用することができる。

0123

[コンピュータの構成例]
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または汎用パーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。

0124

図14は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。

0125

CPU(Central Processing Unit)151、ROM(Read Only Memory)152、RAM(Random Access Memory)153は、バス154により相互に接続されている。

0126

バス154には、さらに、入出力インタフェース155が接続されている。入出力インタフェース155には、キーボードマウスなどよりなる入力部156、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部157が接続される。また、入出力インタフェース155には、ハードディスクや不揮発性メモリなどよりなる記憶部158、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部159、リムーバブルメディア161を駆動するドライブ160が接続される。

0127

以上のように構成されるコンピュータでは、CPU151が、例えば、記憶部158に記憶されているプログラムを入出力インタフェース155及びバス154を介してRAM153にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。

0128

CPU151が実行するプログラムは、例えばリムーバブルメディア161に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線伝送媒体を介して提供され、記憶部158にインストールされる。

0129

なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。

0130

本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。

0131

[変形例]
本技術は、以下のような構成をとることもできる。

0132

(1)
帯域幅を固定として受信された受信信号の帯域に所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定する決定部を備える
受信装置。

0133

(2)
前記決定部は、前記受信信号の帯域幅に対する前記所望信号の帯域幅の割合に基づいて、前記受信信号の電力調整に用いられる前記利得を決定する
前記(1)に記載の受信装置。

0134

(3)
前記所望信号とともに送信されてきた伝送制御情報に基づいて、前記所望信号の帯域幅を取得する取得部をさらに備え、
前記決定部は、前記取得部により取得された前記所望信号の帯域幅を用いて前記利得を決定する
前記(2)に記載の受信装置。

0135

(4)
前記受信信号の帯域幅は、前記伝送制御情報の送信に用いられる帯域幅を含む帯域幅である
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の受信装置。

0136

(5)
帯域幅を固定として所定の周波数帯域の信号を受信する受信部をさらに備え、
前記決定部は、前記受信部により受信された前記受信信号の電力調整に用いられる前記利得を決定する
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の受信装置。

0137

(6)
前記決定部により決定された前記利得に基づいて前記受信信号の電力を調整する電力調整部をさらに備える
前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の受信装置。

0138

(7)
前記他の帯域の信号を抑圧する処理部をさらに備え、
前記電力調整部は、前記他の帯域の信号が抑圧された前記受信信号の電力を調整する
前記(6)に記載の受信装置。

0139

(8)
前記受信信号は、DVB-C2の変調信号である
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の受信装置。

0140

(9)
帯域幅を固定として受信された受信信号の帯域に所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定する
ステップを含む受信方法。

0141

(10)
帯域幅を固定として受信された受信信号の帯域に所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。

0142

(11)
伝送路を介して送信されてきた信号を、帯域幅を固定として所定の周波数帯域の信号を受信するようにして受信する受信部と、
前記受信部により受信された受信信号の復調処理を行う復調部と、
前記復調部により復調されたデータに信号処理を施し、送信対象のデータを取得する信号処理部と、
前記信号処理部により取得された前記送信対象のデータを出力する出力部と
を備え、
前記復調部は、
前記受信部により受信された受信信号の帯域に所望信号の帯域と他の帯域が含まれる場合、前記受信信号の電力調整に用いられる利得として、前記他の帯域が含まれない場合と異なる利得を決定する決定部を備える
受信システム。

0143

1受信装置, 11RFチューナ, 12復調部, 13MPEGデコーダ, 21周波数変換部, 22発振器, 23 AGC部, 31直交復調部, 32 発振器, 33FFT演算部, 34等化部, 35ECC処理部, 36所望帯域幅取得部, 37ゲイン決定部, 41フィルタ処理部

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