図面 (/)

技術 コンバイン

出願人 三菱マヒンドラ農機株式会社
発明者 錦織将浩生馬正貴山根達也
出願日 2011年3月31日 (9年7ヶ月経過) 出願番号 2011-078513
公開日 2012年11月1日 (8年0ヶ月経過) 公開番号 2012-210192
状態 特許登録済
技術分野 収穫機本体(4)(コンバイン) 収穫機本体(6)(機枠、駆動)
主要キーワード 断続駆動 逆転駆動制御 パワークラッチ 片開き扉 コンデンサファンモータ 可変ピッチ 作業指令 制御フローチャート図
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年11月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

刈取作業をおこなう内にコンデンサケース吸気口に設けた防塵網塵埃が吸い付いてエアコン装置の効率が下がってしまうので、エンジンを停止して防塵網に吸い付いた塵埃を除去する必要があった。

解決手段

コンデンサ冷却制御手段(61A)を停止してコンデンサファン(48)を逆転駆動制御して、コンデンサファン側開口部(51a)から吸気した空気をコンデンサ側開口部(52a)から排気することでコンデンサ側防塵網(52b)に吸い付いた塵埃を除塵するコンデンサ除塵制御手段(61B)を設けた。

概要

背景

機体に支持するエンジンと、エンジンを収容するエンジンルームと、該エンジンルームの上方に備えた操縦部と、操縦部を覆うキャビンとを設け、キャビンには、キャビン内の温度を調節するエアコン装置を設け、エアコン装置用のコンデンサ及びコンデンサファンとを収容して支持すると共に、エンジンルームの外側に配置したコンデンサケースを、脱穀部の天板上で運転席グレンタンクの間に配置した特許文献1に示すコンバインが公知になっている。(特許文献1参照)。

概要

刈取作業をおこなう内にコンデンサケースの吸気口に設けた防塵網塵埃が吸い付いてエアコン装置の効率が下がってしまうので、エンジンを停止して防塵網に吸い付いた塵埃を除去する必要があった。コンデンサ冷却制御手段(61A)を停止してコンデンサファン(48)を逆転駆動制御して、コンデンサファン側開口部(51a)から吸気した空気をコンデンサ側開口部(52a)から排気することでコンデンサ側防塵網(52b)に吸い付いた塵埃を除塵するコンデンサ除塵制御手段(61B)を設けた。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

機体(3)に支持するエンジン(17)と、該エンジン(17)を収容するエンジンルーム(14)と、該エンジンルーム(14)の上方に備えた運転部(6)と、該運転部(6)を覆うキャビン(7)とを設け、該キャビン(7)には、該キャビン(7)内の温度を調節するエアコン装置(41)と、該エアコン装置(41)用のコンデンサ(47)及びコンデンサファン(48)とを収容して支持すると共に、エンジンルーム(14)の外側に配置したコンデンサケース(49)と、前記コンデンサファン(48)の駆動を制御する制御装置(61)とを設けたコンバインであって、前記コンデンサケース(49)の前記コンデンサ(47)に対向するコンデンサ側カバー(52)にコンデンサ側防塵網(52b)で覆ったコンデンサ側開口部(52a)を設けると共に、コンデンサケース(49)の前記コンデンサファン(48)に対向するコンデンサファン側カバー(51)にコンデンサファン側防塵網(51b)で覆ったコンデンサファン側開口部(51a)を設け、前記制御装置(61)には、前記エアコン装置(41)の起動連動して前記コンデンサファン(48)を正転駆動制御して、前記コンデンサ側開口部(52a)から吸気した空気を前記コンデンサファン側開口部(51a)から排気することで、前記コンデンサ(47)を冷却するコンデンサ冷却制御手段(61A)を設けると共に、前記コンデンサ冷却制御手段(61A)を停止して前記コンデンサファン(48)を逆転駆動制御して、前記コンデンサファン側開口部(51a)から吸気した空気を前記コンデンサ側開口部(52a)から排気することで前記コンデンサ側防塵網(52b)に吸い付いた塵埃除塵するコンデンサ除塵制御手段(61B)を設けたことを特徴とするコンバイン。

請求項2

前記エンジン(17)を冷却するラジエータ(21)及びラジエータファン(18)を、前記エンジンルーム(14)内で前記エンジン(17)の右側に収容し、前記エンジンルーム(14)の前記ラジエータ(21)に対向するエンジンカバー(16)にラジエータ側防塵網(16c)で覆ったラジエータ側開口部(16b)を設け、前記ラジエータファン(18)による冷却風吸引を停止すると共に、前記ラジエータ側防塵網(16c)に吸い付いた塵埃を除塵するラジエータ除塵手段(19),(24)を設け、前記制御装置(61)には、前記エンジン(17)の起動に連動して前記ラジエータファン(18)を正転駆動制御して、前記ラジエータ側開口部(16b)から吸気した空気を前記エンジンルーム(14)の左側方から機外に排気することで、前記ラジエータ(21)を冷却するラジエータ冷却制御手段(61C)を設けると共に、前記ラジエータ除塵手段(19),(24)を駆動制御して、前記エンジンルーム(14)左側方から吸気した空気を前記ラジエータ側開口部(16b)から排気することで前記ラジエータ側防塵網(16c)に吸い付いた塵埃を除塵するラジエータ除塵制御手段(61D)を設け、前記制御装置(61)は、前記ラジエータ冷却制御手段(61C)と前記コンデンサ冷却制御手段(61A)とを連動するように制御すると共に、前記ラジエータ除塵制御手段(61D)と前記コンデンサ除塵制御手段(61B)とを連動するように制御したことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。

請求項3

前記エンジン(17)の動力を、前記機体(3)に支持する脱穀部(8)に伝動する脱穀クラッチ断接駆動する脱穀クラッチアクチュエータ(64)を設け、前記脱穀クラッチに対して断接指令する手扱ぎ指令手段(62)を脱穀部(8)の近傍に設け、前記制御装置(61)には、前記手扱ぎ指令手段(62)の手扱ぎ作業指令により前記脱穀クラッチアクチュエータ(64)を駆動して脱穀クラッチを接続する手扱ぎ制御手段(61E)を設け、前記制御装置(61)は、前記手扱ぎ制御手段(61E)と前記コンデンサ除塵制御手段(61B)とを連動するように制御したことを特徴とする請求項1,2記載のコンバイン。

技術分野

0001

本発明は、キャビン内の温度を調節するエアコン装置に備えたコンデンサファンの駆動を制御する制御装置を設けたコンバインに係る。

背景技術

0002

機体に支持するエンジンと、エンジンを収容するエンジンルームと、該エンジンルームの上方に備えた操縦部と、操縦部を覆うキャビンとを設け、キャビンには、キャビン内の温度を調節するエアコン装置を設け、エアコン装置用のコンデンサ及びコンデンサファンとを収容して支持すると共に、エンジンルームの外側に配置したコンデンサケースを、脱穀部の天板上で運転席グレンタンクの間に配置した特許文献1に示すコンバインが公知になっている。(特許文献1参照)。

先行技術

0003

特開2003−116328号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、上記特許文献1記載のものは、刈取作業をおこなう内にコンデンサケースの吸気口に設けた防塵網塵埃が吸い付いてエアコン装置の効率が下がってしまうので、エンジンを停止して防塵網に吸い付いた塵埃を除去する必要があった。

課題を解決するための手段

0005

請求項1に係る発明は、機体(3)に支持するエンジン(17)と、該エンジン(17)を収容するエンジンルーム(14)と、該エンジンルーム(14)の上方に備えた運転部(6)と、該運転部(6)を覆うキャビン(7)とを設け、該キャビン(7)には、該キャビン(7)内の温度を調節するエアコン装置(41)と、該エアコン装置(41)用のコンデンサ(47)及びコンデンサファン(48)とを収容して支持すると共に、エンジンルーム(14)の外側に配置したコンデンサケース(49)と、前記コンデンサファン(48)の駆動を制御する制御装置(61)とを設けたコンバインであって、前記コンデンサケース(49)の前記コンデンサ(47)に対向するコンデンサ側カバー(52)にコンデンサ側防塵網(52b)で覆ったコンデンサ側開口部(52a)を設けると共に、コンデンサケース(49)の前記コンデンサファン(48)に対向するコンデンサファン側カバー(51)にコンデンサファン側防塵網(51b)で覆ったコンデンサファン側開口部(51a)を設け、前記制御装置(61)には、前記エアコン装置(41)の起動連動して前記コンデンサファン(48)を正転駆動制御して、前記コンデンサ側開口部(52a)から吸気した空気を前記コンデンサファン側開口部(51a)から排気することで、前記コンデンサ(47)を冷却するコンデンサ冷却制御手段(61A)を設けると共に、前記コンデンサ冷却制御手段(61A)を停止して前記コンデンサファン(48)を逆転駆動制御して、前記コンデンサファン側開口部(51a)から吸気した空気を前記コンデンサ側開口部(52a)から排気することで前記コンデンサ側防塵網(52b)に吸い付いた塵埃を除塵するコンデンサ除塵制御手段(61B)を設けたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記エンジン(17)を冷却するラジエータ(21)及びラジエータファン(18)を、前記エンジンルーム(14)内で前記エンジン(17)の右側に収容し、前記エンジンルーム(14)の前記ラジエータ(21)に対向するエンジンカバー(16)にラジエータ側防塵網(16c)で覆ったラジエータ側開口部(16b)を設け、前記ラジエータファン(18)による冷却風吸引を停止すると共に、前記ラジエータ側防塵網(16c)に吸い付いた塵埃を除塵するラジエータ除塵手段(19),(24)を設け、前記制御装置(61)には、前記エンジン(17)の起動に連動して前記ラジエータファン(18)を正転駆動制御して、前記ラジエータ側開口部(16b)から吸気した空気を前記エンジンルーム(14)の左側方から機外に排気することで、前記ラジエータ(21)を冷却するラジエータ冷却制御手段(61C)を設けると共に、前記ラジエータ除塵手段(19),(24)を駆動制御して、前記エンジンルーム(14)左側方から吸気した空気を前記ラジエータ側開口部(16b)から排気することで前記ラジエータ側防塵網(16c)に吸い付いた塵埃を除塵するラジエータ除塵制御手段(61D)を設け、前記制御装置(61)は、前記ラジエータ冷却制御手段(61C)と前記コンデンサ冷却制御手段(61A)とを連動するように制御すると共に、前記ラジエータ除塵制御手段(61D)と前記コンデンサ除塵制御手段(61B)とを連動するように制御したことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記エンジン(17)の動力を、前記機体(3)に支持する脱穀部(8)に伝動する脱穀クラッチ断接駆動する脱穀クラッチアクチュエータ(64)を設け、前記脱穀クラッチに対して断接指令する手扱ぎ指令手段(62)を脱穀部(8)の近傍に設け、前記制御装置(61)には、前記手扱ぎ指令手段(62)の手扱ぎ作業指令により前記脱穀クラッチアクチュエータ(64)を駆動して脱穀クラッチを接続する手扱ぎ制御手段(61E)を設け、前記制御装置(61)は、前記手扱ぎ制御手段(61E)と前記コンデンサ除塵制御手段(61B)とを連動するように制御したことを特徴とする。

発明の効果

0006

請求項1に係る発明によると、コンデンサ冷却制御手段を停止してコンデンサファンを逆転駆動制御して、コンデンサファン側開口部から吸気した空気をコンデンサ側開口部から排気することでコンデンサ側防塵網に吸い付いた塵埃を除塵するコンデンサ除塵制御手段を設けたので、コンデンサケースの吸気口に相当するコンデンサ側開口部に設けたコンデンサ側防塵網に塵埃が吸い付いても、オペレータの手を煩わすことなく簡単に除塵することができるので、エアコン装置の効率が下がってしまうこともなく快適に作業できるものである。
請求項2に係る発明によると、ラジエータ冷却制御手段とコンデンサ冷却制御手段とを連動するように制御すると共に、ラジエータ除塵制御手段とコンデンサ除塵制御手段とを連動するように制御したので、より塵埃が溜まりやすく冷却の厳しいラジエータのラジエータ側防塵網の除塵に合わせてコンデンサ側防塵網の除塵も行うことになり、確実かつ効率的に除塵することができる。
請求項3に係る発明によると、手扱ぎ制御手段とコンデンサ除塵制御手段とを連動するように制御したことにより、オペレータが運転部にいない手扱ぎ作業時に除塵をすることで、エアコン装置を駆動する必要がないタイミングで確実かつ効率的に除塵することができる。

図面の簡単な説明

0007

コンバインの右側面図。
コンバインの左側面図。
コンバインの平面図。
エンジンルーム正面図。
冷却ファンクラッチ接続時のエンジン右側面図。
冷却ファンクラッチ切断時のエンジン右側面図。
エアコン装置の構成を示す斜視図。
コンデンサユニットの右側面図。
コンデンサユニットの左側面図。
コンデンサユニットの平面図。
制御ブロック図。
制御フローチャート図

実施例

0008

以下に、図面に基づいて本発明の実施形態に係るコンバインについて説明をする。なお、説明中の方向は作業者が機体に着座した状態を基準として考えるものとする。

0009

[コンバインの概要
図1はコンバインの右側面図、図2はコンバインの左側面図、図3はコンバインの平面図である。
コンバイン1は、左右一対クローラ走行装置2に支持された機体3を有していると共に、機体3の前方には前処理部4が昇降自在に設けられている。前処理部4の右後方には作業者が運転操作を行う運転部6を覆うキャビン7が設けられている。前処理部3の左後方には前処理部4で刈り取り搬送した茎稈から穀粒を脱穀して選別する脱穀部8が設けられている。脱穀部8の右側方には選別した穀粒を貯留するグレンタンク9が設けられている。グレンタンク9の右後方から脱穀部8の左前方にはグレンタンク9内に貯留した穀粒を排出する排出オーガ10が旋回及び起伏自在に設けられている。脱穀部8の後方には脱穀済みの排稈を後処理する後処理部11が設けられている。

0010

[エンジンルーム内の構成]
図4はエンジンルーム正面図である。
運転部6を支え運転フレーム12の下方には、エンジン部13が構成されている。エンジン部13は、左右両側部が開口したエンジンルーム14と、エンジンルーム14の右側開口部を開閉自在に覆うエンジンカバー16とを備えている。本実施形態のエンジンカバー16は、後端部のヒンジ16aを回動支点として機体外側方開閉動作する片開き扉であり、開口部(ラジエータ側開口部)16bに防塵網(ラジエータ側防塵網)16cを張設して構成されている。

0011

エンジンルーム14内には、エンジン17と、エンジン17の動力で回転し、防塵網16cを介して外気を吸い込む冷却ファン(ラジエータファン)18と、冷却ファン18に対する動力伝動入り切りする冷却ファンクラッチ(ラジエータ除塵手段)19と、冷却ファン18の外方に配置されるラジエータ21と、ラジエータ21の周囲に逃げる冷却風を遮断する冷却用シュラウド22と、ラジエータ21の外方に配置されるオイルクーラ23と、該オイルクーラ23と防塵網16cの間に配置される除塵装置(ラジエータ除塵手段)24が設けられている。

0012

[除塵装置の構成]
除塵装置24は、冷却ファン18による外気の吸い込みに伴って防塵網16cの外側に付着したを取り除くための装置であり、具体的には、防塵網16cの内側から外側に向けて送風可能な除塵用軸流ファン26を備え、該除塵用軸流ファン26を、冷却ファン18を停止させた状態で作動させることにより、防塵網16cの外側に付着した屑を吹き飛ばすように構成されている。

0013

[冷却ファンクラッチの構成]
図5は冷却ファンクラッチ接続時のエンジン右側面図、図6は冷却ファンクラッチ切断時のエンジン右側面図である。
エンジン17の右側部には、クランク軸に連結されるクランクプーリ27と、その上方に配置されるファンプーリ28とが設けられており、クランクプーリ27とファンプーリ28間には、ファンベルト29が懸回されている。ファンプーリ28は、冷却ファン18と一体的に連結されており、クランクプーリ27からベルト伝動される動力で冷却ファン18を回転駆動させる。

0014

冷却ファンクラッチ19は、ファンベルト29を弛緩させることにより、ファンプーリ28間への動力伝動を断つベルトテンションクラッチであり、ファンベルト29に当接するテンションプーリ31と、テンションプーリ31を進退自在に支持するタイトアーム32と、タイトアーム32をクラッチ入り方向に付勢するテンションスプリング33と、タイトアーム32をクラッチ駆動ワイヤ34を介してクラッチ切り方向に作動させる冷却ファンクラッチモータ36とを備えて構成されている。

0015

本実施例では、ラジエータ除塵手段を構成するにあたり、冷却ファン18に対する動力伝動を入り切りする冷却ファンクラッチ19で冷却風の吸引を停止させて、除塵装置24を駆動して防塵網16cに付着した屑を吹き飛ばしているが、これに限らず、冷却ファン18を正逆転駆動できるように構成してもいいし、冷却ファン18を可変ピッチファンで構成することで、羽根の向きを変化させて冷却風を逆流させてもいい。

0016

[エアコン装置の構成]
図7はエアコン装置の構成を示す斜視図、図8はコンデンサユニットの右側面図、図9はコンデンサユニットの左側面図、図10はコンデンサユニットの平面図である。
エアコン装置41は、キャビン7側に設置されたエアコンユニット42と、エンジンルーム14内に設置されたコンプレッサ43及びレシーバ44と、エンジンルーム14の外側に設置されたコンデンサユニット46とを備えている。エアコンユニット42は、冷媒気化する際の吸熱作用によって空気を冷却するエバポレータと、冷却された空気をキャビン7内の運転部6に向かって送風する送風ファン等とを有している。

0017

コンデンサユニット46は、コンデンサ47と、冷媒の液化する際の熱によって加熱されたコンデンサ47を冷却する冷却ファン(コンデンサファン)48と、コンデンサ47を収容して支持する支持ケース(コンデンサケース)49とを備えており、該支持ケース49が支持装置50によって走行機体3に対して取付支持されている。

0018

平面視で、収納姿勢の排出オーガ10と、グレンタンク9との間に配置された支持ケース49は、左側壁(コンデンサファン側カバー)51と右側壁(コンデンサ側カバー)52を有して左右幅が狭い直方体状に成形されており、厚板方形状のコンデンサ47は、表裏面が支持ケース49の左右側壁51,52に沿った姿勢で、該支持ケース49内に収容支持されている。この左右の側壁51,52にはそれぞれコンデンサファン側開口部51aとコンデンサ側開口部52aを有し、右側壁52は着脱自在なカバーとして構成される一方で、左側壁側51には、支持ケース49に収容された状態で、冷却ファン48が設置されている。また、コンデンサファン側開口部51aとコンデンサ側開口部52aには、それぞれコンデンサファン側防塵網51bとコンデンサ側防塵網52bで通風可能に覆っている。

0019

冷却ファン48は、右側壁の外側から吸気した空気によって、コンデンサ47を冷却し、左側壁51から、外側に排気するように構成されている。言換えると、グレンタンク9側から支持ケース49内に吸気された空気が、コンデンサ47を通り抜ける過程で、該コンデンサ47を冷却し、脱穀部8側に排気される。

0020

[制御装置の構成]
図11は制御ブロック図であり、制御装置を構成するマイコン(制御装置)61内には、コンデンサ冷却制御手段61A、コンデンサ除塵制御手段61B、ラジエータ冷却制御手段61C、ラジエータ除塵制御手段61D、手扱ぎ制御手段61Eを備えている。
また、マイコン61の入力側には、手扱ぎスイッチ(手扱ぎ指令手段)62、パワークラッチスイッチ(脱穀刈取クラッチ操作手段)63を接続している。
また、マイコン61の出力側には、脱穀クラッチを断続駆動する脱穀クラッチモータ(脱穀クラッチアクチュエータ)64、冷却ファンクラッチモータ(冷却ファンクラッチアクチュエータ)36、除塵用軸流ファン26を駆動する除塵ファンモータ66、冷却ファン48を駆動するコンデンサファンモータ67を接続している。

0021

逆転ファン制御
次に、本実施の形態に係るコンバインの作用について説明をする。
図12は逆転ファン制御のフローチャート図である。
まず、S1では手扱ぎスイッチ62の状態を判断し、OFFからONに変化したのであればS2に進み、それ以外であればS3に進む。
次に、S2で手扱ぎフラグの状態を判断して、手扱ぎフラグがONであればS4で手扱ぎフラグをOFFに切り換えてS3に進み、OFFであればS5で手扱ぎフラグをONに切り換えてS3に進む。
次に、S3で手扱ぎフラグの状態を判断して、手扱ぎフラグがONであればS6の除塵制御を経由してS7で除塵フラグをONに切り換えて次に進み、手扱ぎフラグがOFFであればS8に進む。
次に、S8で除塵フラグの状態を判断して、除塵フラグがONであればS9に進み、除塵フラグがOFFであればS10に進む。
次に、S9で除塵時間が経過したかを判断して、除塵時間が経過していればS11で除塵フラグをOFFに切り換えて次に進み、除塵時間が経過していなければS6の除塵制御を経由してS7で除塵フラグをONに切り換えて次に進む。
次に、S10で冷却時間が経過したかを判断して、冷却時間が経過していればS12で除塵フラグをONに切り換えて次に進み、冷却時間が経過していなければS13の冷却制御を経由してS14で除塵フラグをOFFに切り換えて次に進む。

0022

[逆転ファン制御の作用]
つまり、オペレータがエンジン17を始動して脱穀クラッチを接続するまでは、常時ラジエータ冷却制御手段61Cとコンデンサ冷却制御手段61Aを起動してエンジン部13とエアコンユニット42を冷却している。
オペレータがパワークラッチスイッチ63を操作して脱穀クラッチを接続すると、脱穀部8が作業状態になると共に、マイコン61はエンジン部13とエアコンユニット42の冷却時間を計測開始する。
マイコン61はエンジン部13とエアコンユニット42の冷却時間が設定された冷却時間を経過すると、自動的にラジエータ冷却制御手段61Cとコンデンサ冷却制御手段61Aを停止して、ラジエータ除塵制御手段61Dとコンデンサ除塵制御手段61Bを起動することでエンジン部13とエアコンユニット42を除塵すると共に除塵時間を計測開始する。
マイコン61はエンジン部13とエアコンユニット42の除塵時間が設定された除塵時間を経過すると、自動的にラジエータ除塵制御手段61Dとコンデンサ除塵制御手段61Bを停止して、ラジエータ冷却制御手段61Cとコンデンサ冷却制御手段61Aを起動することでエンジン部13とエアコンユニット42を冷却すると共に冷却時間を計測開始する。
このエンジン部13とエアコンユニット42の冷却と除塵は、脱穀クラッチが接続している間繰り返される。
また、オペレータが運転部6から圃場に降りて脱穀部8側方に設けた手扱ぎスイッチ62をON操作すると、自動的に手扱ぎ制御手段61Eが起動して脱穀クラッチを接続すると共に脱穀部8が作業状態になる。この手扱ぎ制御手段61Eが起動している間、マイコン61は自動的にラジエータ冷却制御手段61Cとコンデンサ冷却制御手段61Aを停止して、ラジエータ除塵制御手段61Dとコンデンサ除塵制御手段61Bを起動することでエンジン部13とエアコンユニット42を除塵する。

0023

[逆転ファン制御の効果]
この事より、コンデンサ冷却制御手段61Aを停止して冷却ファン(コンデンサファン)48を逆転駆動制御して、コンデンサファン側開口部51aから吸気した空気をコンデンサ側開口部52aから排気することでコンデンサ側防塵網52bに吸い付いた塵埃を除塵するコンデンサ除塵制御手段61Bを設けたので、支持ケース(コンデンサケース)49の吸気口に相当するコンデンサ側開口部52aに設けたコンデンサ側防塵網52bに塵埃が吸い付いても、オペレータの手を煩わすことなく簡単に除塵することができるので、エアコン装置41の効率が下がってしまうこともなく快適に作業できるものである。
また、ラジエータ冷却制御手段61Cとコンデンサ冷却制御手段61Aとを連動するように制御すると共に、ラジエータ除塵制御手段61Dとコンデンサ除塵制御手段61Bとを連動するように制御したので、より塵埃が溜まりやすく冷却の厳しいラジエータ21の防塵網(ラジエータ側防塵網)16cの除塵に合わせてコンデンサ側防塵網52bの除塵も行うことになり、確実かつ効率的に除塵することができる。
また、手扱ぎ制御手段61Eとコンデンサ除塵制御手段61Bとを連動するように制御したことにより、オペレータが運転部にいない手扱ぎ作業時に除塵をすることで、エアコン装置41を駆動する必要がないタイミングで確実かつ効率的に除塵することができる。

0024

3機体
6運転部
7キャビン
8脱穀部
14エンジンルーム
16エンジンカバー
16b 開口部(ラジエータ側開口部)
16c防塵網(ラジエータ側防塵網)
17エンジン
18冷却ファン(ラジエータファン)
19 冷却ファンクラッチ(ラジエータ除塵手段)
21 ラジエータ
24除塵装置(ラジエータ除塵手段)
41エアコン装置
47コンデンサ
48 冷却ファン(コンデンサファン)
49支持ケース(コンデンサケース)
51左側壁(コンデンサファン側カバー)
51a コンデンサファン側開口部
51b コンデンサファン側防塵網
52右側壁(コンデンサ側カバー)
52a コンデンサ側開口部
52b コンデンサ側防塵網
61マイコン(制御装置)
61A コンデンサ冷却制御手段
61B コンデンサ除塵制御手段
61C ラジエータ冷却制御手段
61D ラジエータ除塵制御手段
61E 手扱ぎ制御手段
62 手扱ぎスイッチ(手扱ぎ指令手段)
64脱穀クラッチモータ(脱穀クラッチアクチュエータ)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • ヤンマー株式会社の「 多条刈りコンバイン」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】各引起装置が電動モータで駆動される引起装置の電動化を図りながら、各引起装置にて引き起こされた穀稈が電動モータに接触して穀稈の搬送姿勢が乱れることに起因した不都合の発生を抑制する。【解決手段】多... 詳細

  • 株式会社クボタの「 収穫機」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】収穫機の周囲の作業環境を把握し易くする手段を提供する。【解決手段】収穫機は、機体と、機体の周辺を撮影して周辺画像を生成するカメラと、機体の外観形状を示す機体データを記憶する記憶部と、画像合成部... 詳細

  • 株式会社クボタの「 収穫機」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】収穫機の周囲の作業環境を把握し易くする手段を提供する。【解決手段】画像合成部は、前カメラ61、後カメラ63、及び2つの側部カメラ65,67が生成した周辺画像と、記憶部に記憶された機体データとに... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ