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技術 印刷制御装置、印刷装置、印刷制御方法、及び、印刷制御プログラム

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 木村昌樹
出願日 2011年3月23日 (9年9ヶ月経過) 出願番号 2011-064020
公開日 2012年10月18日 (8年2ヶ月経過) 公開番号 2012-198177
状態 未査定
技術分野 カラー・階調 カラー画像通信方式 付属装置、全体制御 画像処理 FAX画像信号回路 各種分光測定と色の測定
主要キーワード 調整値α バック材 金属製フィルム 補正テーブル値 立体形 最小波長λ 静電駆動素子 圧電駆動素子
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

色装置の測色ムラを軽減した測色結果を得ることを課題とする。

解決手段

x方向へ並べられた一定の濃度の基準パッチPS1と該基準パッチPS1からy方向の位置に設けられた測定用パッチPA1とを有するテストチャートTC1を印刷部U10に印刷させ、テストチャートTC1を測色装置30で測色して得られる基準パッチPS1の測色結果R(λ,x)に基づいてx方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データ(測色結果補正テーブルTA1)を生成し、テストチャートTC1を測色装置30で測色して得られる測定用パッチPA1の測色結果Rtarget(λ,x)を補正データ(TA1)に従って補正する。

概要

背景

色装置には、複数のパッチを二次元に並べたテストチャートテストパターンとも呼ばれる)を配置する所定の測色領域を有して前記複数のパッチ(色票とも呼ばれる)のそれぞれを自動的に測色するものがある。この種の測色装置として、例えば、所定のx方向(走査方向)へ往復移動可能な測色センサーと、テストチャートを形成した印刷媒体を前記x方向と直交するy方向(送り方向)へ移動させる送り手段と、前記印刷媒体の下敷きとされる白色バック材とを備える自動測色装置がある。この自動測色装置は、送り手段で印刷媒体をy方向へ1パッチ分送り測色センサーを移動させてx方向にある複数のパッチを測色することを繰り返す。これにより、二次元に並べられた複数のパッチのそれぞれについて測色結果が得られ、印刷装置キャリブレーション等に用いられる。

概要

測色装置の測色ムラを軽減した測色結果を得ることを課題とする。x方向へ並べられた一定の濃度の基準パッチPS1と該基準パッチPS1からy方向の位置に設けられた測定用パッチPA1とを有するテストチャートTC1を印刷部U10に印刷させ、テストチャートTC1を測色装置30で測色して得られる基準パッチPS1の測色結果R(λ,x)に基づいてx方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データ(測色結果補正テーブルTA1)を生成し、テストチャートTC1を測色装置30で測色して得られる測定用パッチPA1の測色結果Rtarget(λ,x)を補正データ(TA1)に従って補正する。

目的

本発明によると、種々の態様により、測色装置の測色ムラを軽減した測色結果を得る技術等を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

互いに交わるx方向及びy方向へ並べられた各パッチを測色する測色装置のための前記各パッチを印刷部に印刷させ、該各パッチの測色結果を得る印刷制御装置であって、前記x方向へ並べられた一定の濃度の基準パッチと該基準パッチから前記y方向の位置に設けられた測定用パッチとを有するテストチャートを前記印刷部に印刷させるテストチャート印刷制御手段と、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記基準パッチの測色結果に基づいて前記x方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データを生成する補正データ生成手段と、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記測定用パッチの測色結果を前記補正データに従って補正する測色結果補正手段とを備えることを特徴とする印刷制御装置。

請求項2

前記補正データ生成手段は、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記基準パッチの分光反射率に基づいて前記x方向における分光反射率のばらつきを低減させるための前記補正データを生成し、前記測色結果補正手段は、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記測定用パッチの分光反射率を前記補正データに従って補正することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。

請求項3

前記テストチャート印刷制御手段は、前記y方向へ並べられた一定の濃度の第二基準パッチを前記測定用パッチから前記x方向の位置に設けた前記テストチャートを前記印刷部に印刷させ、前記補正データ生成手段は、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記第二基準パッチの測色結果に基づいて前記y方向における測色結果のばらつきを低減させるための第二補正データを生成し、前記測色結果補正手段は、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記測定用パッチの測色結果を前記第二補正データに従って補正することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷制御装置。

請求項4

前記テストチャートは、前記y方向の異なる位置に異なる基準パッチを有し、これらの基準パッチのうち前記測色装置で最初に読み取られる基準パッチが印刷媒体に印刷していない部分を前記x方向へ並べたパッチとされている、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の印刷制御装置。

請求項5

前記測色装置が前記テストチャートの裏側に配置される白色裏当て材及び該テストチャートの表側に配置される測色センサーを備え、前記補正データ生成手段は、マット紙に形成された前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記基準パッチの測色結果に基づいて前記x方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データを生成し、前記測色結果補正手段は、前記マット紙に形成されたテストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記測定用パッチの測色結果を前記補正データに従って補正することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の印刷制御装置。

請求項6

請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の印刷制御装置の制御により前記テストチャートを前記印刷部で印刷することを特徴とする印刷装置

請求項7

互いに交わるx方向及びy方向へ並べられた各パッチを測色する測色装置のための前記各パッチを印刷部に印刷させ、該各パッチの測色結果を得る印刷制御方法であって、前記x方向へ並べられた一定の濃度の基準パッチと該基準パッチから前記y方向の位置に設けられた測定用パッチとを有するテストチャートを前記印刷部に印刷させるテストチャート印刷制御工程と、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記基準パッチの測色結果に基づいて前記x方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データを生成する補正データ生成工程と、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記測定用パッチの測色結果を前記補正データに従って補正する測色結果補正工程とを備えることを特徴とする印刷制御方法。

請求項8

互いに交わるx方向及びy方向へ並べられた各パッチを測色する測色装置のための前記各パッチを印刷部に印刷させ、該各パッチの測色結果を得る機能をコンピューターに実現させる印刷制御プログラムであって、前記x方向へ並べられた一定の濃度の基準パッチと該基準パッチから前記y方向の位置に設けられた測定用パッチとを有するテストチャートを前記印刷部に印刷させるテストチャート印刷制御機能と、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記基準パッチの測色結果に基づいて前記x方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データを生成する補正データ生成機能と、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記測定用パッチの測色結果を前記補正データに従って補正する測色結果補正機能とを実現させることを特徴とする印刷制御プログラム。

技術分野

0001

本発明は、x方向及びy方向へ並べられた各パッチを測色する測色装置のための前記各パッチを印刷部に印刷させ、該各パッチの測色結果を得る技術に関する。

背景技術

0002

測色装置には、複数のパッチを二次元に並べたテストチャートテストパターンとも呼ばれる)を配置する所定の測色領域を有して前記複数のパッチ(色票とも呼ばれる)のそれぞれを自動的に測色するものがある。この種の測色装置として、例えば、所定のx方向(走査方向)へ往復移動可能な測色センサーと、テストチャートを形成した印刷媒体を前記x方向と直交するy方向(送り方向)へ移動させる送り手段と、前記印刷媒体の下敷きとされる白色バック材とを備える自動測色装置がある。この自動測色装置は、送り手段で印刷媒体をy方向へ1パッチ分送り測色センサーを移動させてx方向にある複数のパッチを測色することを繰り返す。これにより、二次元に並べられた複数のパッチのそれぞれについて測色結果が得られ、印刷装置キャリブレーション等に用いられる。

先行技術

0003

特開2009−219070号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述した自動測色装置についてx方向の位置に応じた測色ムラ)があることが判った。一方で、このような測色ムラのある測色装置を用いてキャリブレーション等を行うことも求められている。

0005

なお、特許文献1に記載のキャリブレーションシステムは、段落0005に記載されるように、感光体中間転写体回転ムラなどによる周期的な濃度ムラ偶発的な濃度ムラの影響を抑制することを課題としている。従って、特許文献1に記載の技術は、測色装置についての測色ムラを軽減する技術分野に属さない。

0006

以上を鑑み、本発明の目的の一つは、測色装置の測色ムラを軽減した測色結果を得ることにある。

課題を解決するための手段及びその作用・効果

0007

上記目的の一つを達成するため、本発明は、互いに交わるx方向及びy方向へ並べられた各パッチを測色する測色装置のための前記各パッチを印刷部に印刷させ、該各パッチの測色結果を得る印刷制御装置であって、
前記x方向へ並べられた一定の濃度の基準パッチと該基準パッチから前記y方向の位置に設けられた測定用パッチとを有するテストチャートを前記印刷部に印刷させるテストチャート印刷制御手段と、
前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記基準パッチの測色結果に基づいて前記x方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データを生成する補正データ生成手段と、
前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記測定用パッチの測色結果を前記補正データに従って補正する測色結果補正手段とを備えることを態様の一つとしている。

0008

また、本発明の印刷装置は、上記印刷制御装置の制御により前記テストチャートを前記印刷部で印刷することを態様の一つとしている。

0009

本テストチャートには、一定の濃度の基準パッチがx方向へ並べられている。これらの基準パッチの測色結果からx方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データが生成される。前記基準パッチからy方向の位置に設けられた測定用パッチの測色結果は、前記補正データに従って補正される。これにより、測定用パッチの測色結果は、x方向における測色結果のばらつきが低減される。従って、本態様は、測色装置の測色ムラ(斑)を軽減した測色結果を得ることができる。

0010

ここで、上記印刷制御装置は、印刷部を有する印刷装置、印刷装置に接続される外部装置、測色装置、測色装置に接続される外部装置、等に設けることができ、単一の装置に設けることができる他、複数の装置に跨って設けることもできる。
上記パッチは、測色の単位となる領域を意味する。x方向へ並べられた基準パッチは、測色の単位領域同士が離間していてもよいし、単位領域が帯状に繋がっていてもよい。従って、測色の単位領域が帯状に繋がった基準パッチも、x方向へ並べられた基準パッチに含まれる。
上記基準パッチは、インクの色毎など複数行にわたって設けられてもよいし、一色のみ設けられてもよい。また、上記基準パッチには、インク等の吐出される流体で形成されるパッチのみならず、印刷媒体に何も印刷していない部分で構成されるパッチも含まれる。

0011

上記測色結果は、分光反射率国際照明委員会CIE)で規定されたCIE L*a*b*色空間の各値L*,a*,b*、CIE L*u*v*色空間の各値L*,u*,v*、CIEXYZ色空間の各値X,Y,Z、RGB色空間の各値R,G,B、これらの値から求められる二次的な値、等、とすることができる。以下、「*」の記載を省略する。
例えば、上記補正データ生成手段が基準パッチの分光反射率に基づいてx方向における分光反射率のばらつきを低減させるための補正データを生成し、上記測色結果補正手段が測定用パッチの分光反射率を前記補正データに従って補正すると、測色装置の測色ムラをより好ましく軽減した測色結果を得ることができる。

0012

前記テストチャート印刷制御手段は、前記y方向へ並べられた一定の濃度の第二基準パッチを前記測定用パッチから前記x方向の位置に設けた前記テストチャートを前記印刷部に印刷させてもよい。前記補正データ生成手段は、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記第二基準パッチの測色結果に基づいて前記y方向における測色結果のばらつきを低減させるための第二補正データを生成してもよい。前記測色結果補正手段は、前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記測定用パッチの測色結果を前記第二補正データに従って補正してもよい。本態様は、y方向の測色ムラも軽減した測色結果を得ることができる。

0013

前記テストチャートは、前記y方向の異なる位置に異なる基準パッチを有し、これらの基準パッチのうち前記測色装置で最初に読み取られる基準パッチが印刷媒体に印刷していない部分を前記x方向へ並べたパッチとされてもよい。本態様は、測色装置を搭載した印刷装置でテストチャートを印刷させながら測色する際に、最初に読み取られる基準パッチを印刷する場合と比べて測色を開始するまでの時間を短縮することができる。

0014

前記測色装置が前記テストチャートの裏側に配置される白色裏当て材及び該テストチャートの表側に配置される測色センサーを備え、前記補正データ生成手段がマット紙に形成された前記テストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記基準パッチの測色結果に基づいて前記x方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データを生成し、前記測色結果補正手段が前記マット紙に形成されたテストチャートを前記測色装置で測色して得られる前記測定用パッチの測色結果を前記補正データに従って補正してもよい。本態様は、測色装置の測色ムラをより好ましく軽減させることができる。

0015

上述した態様は、上記印刷制御装置を備える印刷装置、上記印刷制御装置を備える印刷システム、例えばテストチャート印刷制御工程や補正データ生成工程や測色結果補正工程といった工程を備える印刷制御方法印刷方法、テストチャート、テストチャートを形成した印刷媒体、印刷制御装置の機能をコンピューターに実現させる印刷制御プログラム印刷プログラム、これらのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。

図面の簡単な説明

0016

印刷制御装置U0の構成を模式的に例示する図。
(a)及び(b)は印刷媒体PM1に形成されたテストチャートTC1を模式的に例示する図。
第二基準パッチPS2を有するテストチャートTC1を模式的に例示する図。
(a)〜(c)は印刷システムの構成の概略を模式的に例示するブロック図。
ホスト装置10及び印刷装置20の構成を模式的に例示するブロック図。
(a)は測色装置30の要部を例示する斜視図、(b)は測色装置30の要部を例示する平面図。
(a)は測色装置30の要部を例示する正面図、(b)は主走査方向の位置xに対する分光反射率の平均値を例示する図。
(a)及び(b)はパッチ配置テーブルTP1の構造を模式的に例示する図。
印刷制御装置U0が行う測色結果取得処理を例示するフローチャート
(a)は印刷制御装置U0が行う色修正テーブル生成処理を例示するフローチャート、(b)は印刷制御装置U0が行う印刷制御処理を例示するフローチャート。

実施例

0017

(1)測色結果取得方法の概略:
まず、図1等を参照して本発明の一態様に係る測色結果取得方法の概略を説明する。
本印刷制御装置U0は、互いに交わるx方向及びy方向へ並べられた各パッチを測色する測色装置30のための各パッチを印刷部U10に印刷させ、該各パッチの測色結果を得るものである。パッチは、色票とも呼ばれ、測色装置30による測色の単位となる領域を意味する。対象の測色装置30は、測色領域AC1に配置されたテストチャートTC1に設けられた各パッチを測色する。テストチャートTC1は、テストパターンとも呼ばれる。

0018

印刷制御装置U0は、例えば、図1に示す手段U1〜U3で構成することができる。
テストチャート印刷制御手段U1は、基準パッチPS1と測定用パッチPA1とを有するテストチャートTC1を印刷部U10に印刷させる。基準パッチPS1は、測色装置30による測色結果を補正するために使用される。測定用パッチPA1は、印刷部U10の色ずれ補償するキャリブレーションのために使用される。

0019

図2(a)は、印刷媒体PM1の表側PM1aに形成されたテストチャートTC1の一例を模式的に示している。テストチャートTC1には、互いに直交するx方向及びy方向へ基準パッチPS1又は測定用パッチPA1が並べられている。

0020

基準パッチPS1は、一定の濃度でx方向に並べられている。本テストチャートTC1は、上部の領域AP1において、y方向の異なる位置に異なる基準パッチPS1を有している。y方向の「1」の位置には、印刷媒体PM1に何も印刷していない部分で構成される紙白(W)の基準パッチPS1wがx方向の「1」〜「8」の位置に配列されている。y方向の「2」、「3」、「4」、「5」の位置には、それぞれ、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクで形成された基準パッチPS1c,PS1m,PS1y,PS1kがx方向へ配列されている。x位置「1」〜「8」の基準パッチPS1w,PS1c,PS1m,PS1y,PS1kは、同じ記録濃度のパッチとされている。
これらの基準パッチPS1w,PS1c,PS1m,PS1y,PS1kのうち、測色装置30で最初に読み取られるのは、印刷媒体PM1に印刷していない部分をx方向へ並べた基準パッチPS1wとされている。このような配置のテストチャートTC1は、図4(c)に示すような測色装置付き印刷装置でテストチャートTC1を印刷させながら測色する際に、最初に読み取られる基準パッチPS1を印刷する場合と比べて測色を開始するまでの時間を短縮することができる。

0021

測定用パッチPA1は、基準パッチPS1からy方向の位置に設けられている。本テストチャートTC1は、基準パッチの領域AP1の下側の領域AP3において、x方向及びy方向へ並べられた複数の測定用パッチPA1を有している。測定用パッチの領域AP3内における測定用パッチPA1の配置は、任意であり、特に限定されない。
領域AP1,AP3の外側には、インク等で目標PA2等が形成されてもよい。図2(a)に示す目標PA2は、x方向の位置「1」の前において各y位置「1」〜「15」に印刷されている。

0022

テストチャートTC1に配置される各パッチは、図2(a)で示したように互いに離間していてもよいし、図2(b)に示すように隣り同士が接触していてもよい。図2(b)に示す基準パッチPS1w,PS1c,PS1m,PS1y,PS1kは、測色の単位領域が帯状に繋がっている。この場合も、基準パッチがx方向へ並べられていることに含まれる。

0023

また、図3に示すテストチャートTC1のように、y方向へ並べられた一定の濃度の第二基準パッチPS2を測定用パッチPA1からx方向の位置に設けてもよい。本テストチャートTC1は、左右の領域AP2において、x方向の異なる位置に異なる第二基準パッチPS2を有している。x方向の「1」の位置には、印刷媒体PM1に何も印刷していない部分で構成される紙白(W)の基準パッチ(w)がy方向の「6」〜「15」の位置に配列されている。x方向の「2」、「3」、「12」、「13」の位置には、それぞれ、C,M,Y,Kのインクで形成された基準パッチ(c,m,y,k)がy方向へ配列されている。y位置「6」〜「15」の基準パッチ(w,c,m,y,k)は、同じ記録濃度のパッチとされている。

0024

基準パッチPS1や測定用パッチPA1や必要に応じて第二基準パッチPS2を有するテストチャートTC1が印刷されると、図1に示すように、補正データ生成手段U2が基準パッチPS1の測色結果に基づいて測色結果補正テーブル(補正データ)TA1を生成する。測色結果補正テーブルTA1は、x方向における測色結果のばらつきを低減させるための情報テーブルである。
ここで、テストチャートTC1を測色装置30の測色領域AC1に配置し測色装置30で測色して得られる基準パッチPS1の測色結果を、例えば分光反射率R(λ,x)とする。基準パッチPS1はx方向へ並べられているため、x方向の位置毎に分光反射率R(λ)が得られる。また、分光反射率は、測色装置30で検出する最小波長λmin(nm)から最大波長λmax(nm)までΔλ(nm)間隔とされた各周波数λについて得られる。例えば、λmin=380nm、λmax=730nm、Δλ=10nmであれば、x方向の位置毎に35個の分光反射率が得られる。テストチャートTC1に複数種類の基準パッチPS1を設ける場合、基準パッチPS1の種類毎に分光反射率が得られる。

0025

基準パッチPS1の分光反射率R(λ,x)は、測定用パッチPA1の測色結果のx方向におけるばらつきを減らすための測色結果である。そのため、x方向における分光反射率R(λ,x)の平均に対する各x位置の分光反射率R(λ,x)の逆比を各x位置の補正値C(λ,x)の一例とする。




ここで、nは、x方向へ並べられた基準パッチPS1の数であり、2以上の整数である。図2(a)の例では、n=8となる。補正値C(λ,x)は、xの関数であるとともに、λの関数でもある。従って、補正値C(λ,x)は、Δλ(nm)間隔の各周波数λについて得られる。基準パッチPS1が複数種類ある場合、各種類について補正値C(λ,x)が得られる。

0026

上記補正値C(λ,x)は、紙白の基準パッチPS1wを除いてインク吐出量100%等、あるインク吐出量inkにおける補正値となっている。一方、補正値C(λ,x)は、λの関数であるため、インク吐出量に応じて調整が必要である。そこで、インク吐出量0〜100%全域を補正するため、例えばインク吐出量inkに応じた調整値α(ink)を補正値C(λ,x)に乗じて測色結果補正テーブルTA1を生成する。




ここで、inkは、0〜100%のインク吐出量を表すが、0〜255等の階調値で表されてもよい。得られる測色結果補正テーブルの値c(ink,λ,x)は、x及びλの関数であるとともに、インク吐出量inkの関数でもある。従って、測色結果補正テーブル値c(ink,λ,x)は、x方向の位置毎、Δλ(nm)間隔の周波数λ毎、かつ、インク吐出量ink毎に生成される。

0027

また、図1に示す測色結果補正手段U3は、測定用パッチPA1の測色結果を測色結果補正テーブルTA1に従って補正する。ここで、テストチャートTC1を測色装置30の測色領域AC1に配置し測色装置30で測色して得られる測定用パッチPA1の測色結果を、例えば分光反射率Rtarget(λ,x,y)とする。測定用パッチPA1はx方向及びy方向へ並べられているため、x方向の位置毎及びy方向の位置毎に分光反射率R(λ)が得られる。また、分光反射率は、Δλ(nm)間隔とされた各周波数λについて得られる。ただし、同じx位置の測定用パッチの分光反射率を補正するための測色結果補正テーブル値はy位置に依存しないので、図1では分光反射率の変数yを示していない。

0028

測定用パッチPA1の分光反射率Rtarget(λ,x)は、補正前の測色結果である。この測色結果に例えば測色結果補正テーブル値c(targetInk,λ,x)を乗じて補正後の測色結果R’ target(λ,x)とする。




ここで、targetInkは、測色結果補正対象の測定用パッチPA1のインク吐出量を表す。得られる分光反射率R’ target(λ,x)は、測定用パッチPA1のx位置に応じて変わる関数であるとともに、λの関数でもある。従って、補正値C(λ,x)は、Δλ(nm)間隔の各周波数λについて得られる。

0029

基準パッチPS1が紙白又はインク1種類のみの一次色であり、測定用パッチPA1が一次色である場合、上記式(3)のみから補正後の測色結果R’ target(λ,x)を得ることができる。測定用パッチPA1が二次色以上の場合、基準パッチPS1の色毎の測色結果補正テーブル値cw(ink,λ,x),cc(ink,λ,x),cm(ink,λ,x),cy(ink,λ,x),ck(ink,λ,x)を線形補間等で組み合わせて測色結果Rtarget(λ,x)を補正すればよい。ここで、二次色以上の測定用パッチPA1におけるC,M,Y,Kそれぞれのインク吐出量を、targetInkC,targetInkM,targetInkY,targetInkKとし、これらのインク吐出量の総和targetInkC+targetInkM+targetInkY+targetInkKをtargetInkAllとする。上記式(3)に用いる測色結果補正テーブル値c(targetInk,λ,x)は、例えば、以下のようにして求めることができる。




むろん、インク吐出量targetInkC,targetInkM,targetInkY,targetInkKと係数rc,rm,ry,rkとの対応関係を変換テーブルに規定しておいてもよい。この場合、この変換テーブルに従ってインク吐出量から係数rc,rm,ry,rkを求めて上記式(4)から測色結果補正テーブル値を求めてもよい。

0030

図3で示したような第二基準パッチPS2を設ける場合、補正データ生成手段U2は、第二基準パッチPS2の測色結果に基づいて第二測色結果補正テーブル(第二補正データ)TA2を生成する。第二測色結果補正テーブルTA2は、y方向における測色結果のばらつきを低減させるための情報テーブルである。
ここで、テストチャートTC1を測色装置30の測色領域AC1に配置し測色装置30で測色して得られる第二基準パッチPS2の測色結果を、例えば分光反射率R(λ,y)とする。第二基準パッチPS2はy方向へ並べられているため、y方向の位置毎に分光反射率R(λ)が得られる。また、分光反射率は、Δλ(nm)間隔とされた各周波数λについて得られる。テストチャートTC1に複数種類の第二基準パッチPS2を設ける場合、第二基準パッチPS2の種類毎に分光反射率が得られる。

0031

第二基準パッチPS2の分光反射率R(λ,y)は、測定用パッチPA1の測色結果のy方向におけるばらつきを減らすための測色結果である。そのため、y方向における分光反射率R(λ,y)の平均に対する各y位置の分光反射率R(λ,y)の逆比を各y位置の補正値Cy(λ,y)の一例とする。




ここで、mは、y方向へ並べられた第二基準パッチPS2の数であり、2以上の整数である。図3の例では、m=10となる。補正値Cy(λ,y)は、y及びλの関数であり、Δλ(nm)間隔の各周波数λについて得られる。第二基準パッチPS2が複数種類ある場合、各種類について補正値Cy(λ,y)が得られる。

0032

上記補正値Cy(λ,y)は、紙白の第二基準パッチを除いてインク吐出量100%等、あるインク吐出量inkにおける補正値となっている。インク吐出量0〜100%全域を補正するため、例えばインク吐出量inkに応じた調整値α(ink)を補正値Cy(λ,y)に乗じて第二測色結果補正テーブルTA2を生成する。




得られる測色結果補正テーブル値cy(ink,λ,y)は、y方向の位置毎、Δλ(nm)間隔の周波数λ毎、かつ、インク吐出量ink毎に生成される。

0033

また、測色結果補正手段U3は、測定用パッチPA1の測色結果を第二測色結果補正テーブルTA2に従って補正する。例えば、測定用パッチPA1の補正前の分光反射率Rtarget(λ,y)に第二測色結果補正テーブル値cy(targetInk,λ,y)を乗じて補正後の測色結果R’ target(λ,y)とする。




ただし、同じy位置の測定用パッチの分光反射率を補正するための第二測色結果補正テーブル値はx位置に依存しないので、分光反射率の変数xを示していない。 得られる分光反射率R’ target(λ,y)は、測定用パッチPA1のy位置に応じて変わる関数であるとともに、λの関数でもある。

0034

むろん、x位置のばらつきを減らすための測色結果補正テーブル値c(targetInk,λ,x)と、y位置のばらつきを減らすための第二測色結果補正テーブル値cy(targetInk,λ,y)とを同時に用いて、測色結果を補正してもよい。




測定用パッチPA1が二次色以上の場合、第二基準パッチPS2の色毎の第二測色結果補正テーブル値cyw(ink,λ,y),cyc(ink,λ,y),cym(ink,λ,y),cyy(ink,λ,y),cyk(ink,λ,y)を組み合わせて測色結果Rtarget(λ,y)を補正すればよい。

0035

後述する測色装置30はx方向の測色結果のばらつきよりもy方向の測色結果のばらつきの方が少ないので、第二基準パッチPS2を紙白のみなど一種類としてもよい。また、第二基準パッチは、測定用パッチからx方向の位置にあればよいため、図3に示すように測定用パッチの領域AP3の左右両外側に設けられてもよいし、測定用パッチからx方向の前側となる左側のみに設けられてもよいし、測定用パッチからx方向の後側となる右側のみに設けられてもよい。

0036

測色結果Rtarget(λ,x,y)が補正されると、補正後の測色結果R’ target(λ,x,y)と基準測色結果RS(λ,x,y)とを対比することにより、図1の下部に示すように、該対比結果から印刷部U10による印刷結果の色ずれを補償するように修正前印刷データPD1を修正することができる。基準測色結果RS(λ,x,y)は、印刷部U10による印刷結果の色の基準とする測色結果である。修正後印刷データPD2は、印刷部U10で印刷結果の出力のために使用される。

0037

(2)印刷システムの構成例:
図4(a)〜(c)は、印刷制御装置U0を有する印刷システム1〜3の構成を例示している。図(a)に示す印刷システム1は、パーソナルコンピューター(PC)といったホスト装置10にインクジェットプリンターといった印刷装置20及びカラー色機といった測色装置30が接続されて構成されている。ホスト装置10は、測色結果補正テーブルTA1、第二測色結果補正テーブルTA2、パッチ配置テーブルTP1、等の情報を保持した印刷制御装置U0とされている。ここで、パッチ配置テーブルTP1は、図8(a)に例示するように、テストチャートTC1を構成する各パッチの位置(xi,yi)とインク吐出量(Ci,Mi,Yi,Ki)とを対応付けた情報が格納されている。前記C,M,Y,Kは、それぞれ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを示している。例えば、図2(a)で示したテストチャートTC1の場合には、位置(Xi,1),(Xi,2),(Xi,3),(Xi,4),(Xi,5)にそれぞれ基準パッチPS1w,PS1c,PS1m,PS1y,PS1kのインク吐出量が対応付けられ、x=1〜8,y=6〜15の位置に各測定用パッチPA1のインク吐出量が対応付けられる。図3で示したテストチャートTC1の場合には、y=6〜15の範囲で位置(1,yi),(2,yi),(3,yi),(12,yi),(13,yi)にそれぞれ第二基準パッチ(w,c,m,y,k)のインク吐出量が対応付けられる。

0038

印刷装置20は、印刷制御装置U0の制御によりテストチャートTC1を印刷部U10で印刷する。これにより、上述した配置とされるパッチPS1,PA1を少なくとも設けたテストチャートTC1が印刷媒体PM1に印刷される。測色装置30は、印刷媒体PM1に印刷され測色領域AC1に配置されたテストチャートTC1に少なくとも設けられた複数のパッチPS1,PA1のそれぞれを測色する。各パッチの測色結果、すなわち、基準パッチの分光反射率R(λ,x)や測定用パッチのRtarget(λ,x,y)や必要に応じて第二基準パッチの分光反射率R(λ,y)は、ホスト装置10へ送出される。

0039

上述した補正テーブルTA1,TA2は、測色装置30の測色ムラに由来する情報であるため、あるホスト装置で生成されれば他のホスト装置に流用することが可能である。その際、例えば、LAN(Local Area Network)やインターネット等の通信網を介して補正テーブルを転送することができる。また、ホスト装置のインターフェイス(I/F)に対して着脱可能に接続されるメモリー装置ME1に補正テーブルを記憶させ、該メモリー装置ME1を他のホスト装置に接続して、該他のホスト装置に補正テーブルを読み込ませることもできる。

0040

図4(b)及び(c)に例示するように、印刷制御装置U0は、ホスト装置10以外に設けることもできる。図4(b)に示す印刷システム2は、印刷装置20が印刷制御装置U0を備え、この印刷装置20に測色装置30が接続される。従って、印刷装置20は、測色装置30からテストチャートTC1の測色結果を取得し、基準パッチの測色結果R(λ,x)に基づいた測色結果補正テーブルTA1を少なくとも生成し、測定用パッチの測色結果Rtarget(λ,x,y)を補正する。
むろん、測色装置30に印刷制御装置U0が設けられてもよい。

0041

図4(c)に示す印刷システム3は、印刷装置20が測色機付きプリンターのように測色装置30を備え、この印刷装置20にホスト装置10が接続されている。
また、印刷制御装置U0は、ホスト装置10と印刷装置20とに跨って設けられたり、ホスト装置10と測色装置30とに跨って設けられたり、印刷装置20と測色装置30とに跨って設けられたり、全ての装置10,20,30に跨って設けられたりしてもよい。

0042

図5に例示するように、ホスト装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、各種装置14〜17、通信インターフェイス(I/F)18,19、等がバスに接続されて互いに情報を入出力可能とされている。記憶装置14は、オペレーティングシステムOS、プリンタードライバーPD、補正テーブルTA1,TA2、パッチ配置テーブルTP1、等を記憶している。記憶装置14には、ハードディスク等の磁気記憶装置フラッシュメモリー等の不揮発性半導体メモリー、等を用いることができる。プリンタードライバーPDは、ホスト装置10を印刷制御装置U0として機能させる。入力装置15は、キーボードポインティングデバイスといった操作入力装置等で構成される。出力装置16は、ディスプレイ等の画像出力装置音声出力装置等で構成される。データ入出力装置17は、コンピューター読み取り可能な記録媒体が着脱可能に接続されたときに該記録媒体に対してデータを入出力する。通信I/F18は、印刷装置20の通信I/F21に接続され、印刷装置20に対して情報を入出力する。通信I/F19は、測色装置30に接続され、測色装置30に対して情報を入出力する。

0043

印刷装置20は、通信I/F21、制御部22、各種駆動部23〜25、キャリッジ26、CMYKの記録ヘッド28、等を備え、キャリッジ26にCMYKのインクカートリッジ27が搭載されるインクジェットプリンターであるものとする。修正後印刷データPD2に対応した印刷結果を出力する印刷部U10は、例えば、印刷装置20の各部22〜28により構成される。

0044

制御部22は、各種駆動部23〜25の動作を制御する。制御部22は、ソフトウェアハードウェア資源とが協働した具体的手段により構成されてもよいし、基本的にソフトウェアがコンピューターに読み込まれた具体的手段により構成されてもよいし、ASIC(Application Specific IC;特定用途向け集積回路)といった集積回路など基本的にハードウェア資源で構成されてもよい。搬送駆動部23は、制御部22の制御に従って、印刷媒体PM1を所定の送り方向(y方向)へ送る搬送駆動を行う。キャリッジ駆動部24は、制御部22の制御に従って、送り方向と直交する主走査方向(x方向)へキャリッジ26を往復駆動する。ヘッド駆動部25は、制御部22の制御に従って、内部の駆動信号生成回路により吐出波形パルスを生成し、この電圧パルス駆動素子に供給する。該駆動素子には、ピエゾ素子といった圧電駆動素子静電駆動素子、インクを加熱して膜沸騰による気泡バブル)の圧力を利用してノズルから流体を吐出させるヒーター、等を用いることができる。印刷装置20は、インクカートリッジ27に充填されたCMYKのインクを記録ヘッド28の各ノズルから吐出して、印刷用紙等の印刷媒体PM1にインク滴を付着させてドットを形成する。これにより、カラー画像表現した印刷データに対応する画像が印刷される。

0045

各ノズルから吐出する流体の色は、上述したC,M,Y,K以外にも、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ダークイエロー(DY)、ライトブラック(Lk)、Lkよりも淡いLLk、無色、等の様々な色とすることができる。また、単色機のように全てのノズルから同じ色の流体を吐出する場合も、本技術を適用可能である。インクは、水性溶媒微細顔料からなる色材を混合した流体、染料からなる色剤を混合した流体、油性の溶媒に色材を混合した流体、等がある。
印刷媒体には、写真用紙といった光沢紙等が含まれる塗被紙の印刷媒体、普通紙や再生紙等が含まれる非塗被紙の印刷媒体がある。マット紙は、紙の表面につや消しのためのコーティングが施された印刷媒体であり、無光沢紙とも呼ばれる。マット紙は、光沢が少ないため、測色装置30の測色ムラを測定する際に好適である。

0046

図6(a)及び(b)並びに図7(a)は、測色装置30の要部を例示している。測色装置30は、白色の裏当て材31、測色センサー32を設けたキャリッジ33、キャリッジ案内部34、印刷媒体の送り機構35、制御部36、図示しない給紙センサー、等を備えている。
バッキングとも呼ばれる裏当て材31は、印刷媒体PM1の裏側PM1b、すなわち、テストチャートTC1の裏側に配置されている。本裏当て材31は、測色センサー32の主走査方向DR1に長手方向を向けて略水平に設置され、測色センサー32から印刷媒体PM1を通り抜けて下方へ進んでくる光を上方へ反射させる。測色センサー32は、印刷媒体PM1の表側PM1a、すなわち、テストチャートTC1の表側に配置されている。測色センサー32は、光照射部とセンサー部とを備え、裏当て材31上のテストチャートTC1に対して光照射部から光を照射し、パッチPA1や裏当て材31で反射して戻ってきた光をセンサー部で検出する。キャリッジ33は、制御部36の制御に従って、キャリッジ案内部34に沿う主走査方向DR1へ往復移動する。この主走査方向DR1は、テストチャートTC1のx方向となる。送り機構35は、制御部36の制御に従って、主走査方向DR1に直交する送り方向DR2へ印刷媒体PM1を送る。この送り方向DR2は、テストチャートTC1のy方向となる。給紙センサーは、所定の測色領域AC1に対応した位置に印刷媒体PM1が配置されているか否かを検出する。

0047

測色装置30に供給する印刷媒体PM1は、測色装置30の測色領域AC1に配置されるテストチャートTC1が設けられる。テストチャートTC1は、例えば、主走査方向DR1(x方向)及び送り方向DR2(y方向)に整然と並べられたパッチを有し、適宜、パッチのy位置を確認するための目印PA2がテストチャートTC1の外側に設けられる。

0048

測色装置30によっては、同じパッチを測色するにもかかわらず測色センサー32に検出される分光反射率がパッチの位置に応じて異なるという測色ムラが生じる。図7(a)は、測色ムラが生じた測色装置30の要部を誇張して正面から示している。この測色装置30の白色裏当て材31は、測色センサー32の主走査方向DR1となるx方向において中央となるほど凹んで印刷媒体PM1との隙間が大きくなっていた。何も印刷していない白色のマット紙を測色装置30に供給して分光反射率を測定したときの主走査方向DR1の位置xに対する分光反射率の平均値(1/Nλ)ΣR(λ)のグラフ図7(b)に示している。ここで、ΣR(λ)は、測色センサー32で検出する最小波長λmin(nm)から最大波長λmax(nm)までΔλ(nm)間隔とされた各周波数λの分光反射率R(λ)の総和を示している。Nλは、総和を求めたR(λ)の個数、すなわち、{(λmax−λmin)/Δλ}+1を示している。例えば、λmin=380nm、λmax=730nm、Δλ=10nmであれば、Nλ=35個となる。図7(b)に示すように、印刷媒体PM1と裏当て材31との隙間が大きい中央部分では分光反射率の平均値が小さくなっていた。このことから、裏当て材31が白色であると裏当て材31で反射する照射光が比較的多い一方、印刷媒体PM1と裏当て材31との隙間が大きいと裏当て材31で反射し印刷媒体PM1を通り抜けて測色センサー32に入る照射光が少なくなると推測される。

0049

なお、裏当て材が黒色であると、裏当て材で反射する照射光が少なく裏当て材の形状による分光反射率等の測色結果への影響が小さくなる。しかし、測色装置の裏当て材には、白色タイプが多く存在する。
裏当て材が灰色など黒色よりも明るく白色よりも暗い色であると、白色の裏当て材ほどではないものの、裏当て材の形状による分光反射率等の測色結果への影響が考えられる。従って、本技術は非黒色の裏当て材を有する測色装置を使用する場合に好ましく、淡色の裏当て材の場合により好ましく、白色の裏当て材の場合に特に好ましい。

0050

また、印刷媒体と裏当て材との隙間の影響を無くすために印刷媒体を挟んで測色センサーを裏当て材に押しつけ機構を測色装置に設けようとしても、この機構は複雑である。従って、測色装置に設けることができなかったり、設けることができてもコストがかかりすぎたりする懸念がある。特に、安価で測色の高速化を図った測色機に測色センサーを押しつける機構を設けることは、安価かつ高速化の目的に反することとなる。

0051

さらに、測色装置を長い間使用していくと、測色センサーの光源劣化したり、裏当て材に汚れが付着したり傷ができたり摩耗が生じたりして、測色結果が変わってくることが想定される。一方、測色センサーのキャリッジの軸がずれていても、測色結果が変わってくることが想定される。
そこで、x方向に並べられた一定の濃度の基準パッチの測色結果に基づいて測色結果補正テーブルを生成し、同じテストチャート(印刷媒体)に設けられた測定用パッチの測色結果を測色結果補正テーブルに従って補正することにしている。

0052

なお、テストチャートTC1には、マット紙が好ましく、淡色のマット紙がより好ましく、白色のマット紙が特に好ましい。マット紙は、測色センサー32から照射された光が拡散反射するので、マット紙で反射する光の影響が小さく裏当て材31で反射する光の影響を調べるのに好適である。

0053

図8(a)及び(b)は、パッチ配置テーブルTP1を示している。パッチ配置テーブルTP1は、テストチャートTC1に配置される各パッチについて、パッチの位置(xi,yi)とインク吐出量(Ci,Mi,Yi,Ki)とを対応付けた情報が格納されている。図8(b)の例では、座標(7,3)に配置されるパッチNo.Piのインク吐出量が(Ci,Mi,Yi,Ki)であることが示されている。

0054

(3)印刷制御装置の動作、作用、及び、効果:
図9は、印刷制御装置U0が行う測色結果取得処理をフローチャートにより例示している。この処理は、測色結果取得を指示するユーザーからの入力を入力装置15等から受け付けたときに開始し、マルチタスクにより他の処理と並列して行われる。ここで、ステップS102〜S104はテストチャート印刷制御手段U1やテストチャート印刷制御工程やテストチャート印刷制御機能に対応し、ステップS110〜S116は補正データ生成手段U2や補正データ生成工程や補正データ生成機能に対応し、ステップS118〜S120は測色結果補正手段U3や測色結果補正工程や測色結果補正機能に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。フロー中、少なくとも破線で示した処理は省略することも可能である。

0055

測色結果取得処理が開始すると、印刷制御装置U0は、記憶装置14等からパッチ配置テーブルTP1を読み出し、テストチャートTC1を印刷装置20に印刷させるためのラスターデータであるテストチャート印刷データをパッチ配置テーブルTP1から生成する(S102)。例えば、パッチ配置テーブルTP1からCMYK毎の階調値からなる階調データを生成し、この階調データに対して所定のハーフトーン処理を行って階調数を減らした多値データを生成し、この多値データに対して所定のラスターライズ処理を行なえば、ラスターデータであるテストチャート印刷データを生成することができる。ここで、階調データは、256階調等とすることができる。多値データは、ドットの形成有無を表す2階調、大ドット形成と中ドット形成小ドット形成とドット無しのいずれか一つを表す4階調、等とすることができる。

0056

S104では、テストチャート印刷データを印刷装置20へ送出する。テストチャート印刷データを入手した印刷装置20は、テストチャート印刷データに基づいて印刷部U10でテストチャートTC1を印刷する。

0057

S106では、マット紙等の印刷媒体PM1に形成されたテストチャートTC1の測色を測色装置30に指示する。測色装置30は、所定の測色領域AC1に対応した位置に印刷媒体PM1が配置されているか否かを給紙センサーで検出し、印刷媒体PM1が配置されていることが検出された場合に送り機構35で印刷媒体PM1を送り方向DR2へ送り測色センサー32を主走査方向DR1へ往復移動させながらテストチャートTC1における各パッチを測色する。基準パッチの領域AP1からはx方向の位置毎に測色結果R(λ,x)が得られ、測定用パッチの領域AP3からはx,y方向の位置毎に測色結果Rtarget(λ,x,y)が得られる。y方向の複数行に基準パッチPS1がある場合、y方向の位置毎に基準パッチの測色結果R(λ,x)が得られる。第二基準パッチの領域AP2がある場合には、y方向の位置毎に測色結果R(λ,y)が得られる。x方向の複数行に第二基準パッチPS2がある場合、x方向の位置毎に第二基準パッチの測色結果R(λ,y)が得られる。

0058

なお、テストチャートTC1の測色は、突発的な異常値が測色結果に含まれる可能性を排除するため、3回以上など複数回行ってもよい。3回以上測色した場合、パッチ毎の測色値について、最大値最小値を除外した測色値(複数あれば平均値)を測色結果としてもよい。むろん、このような態様は必須ではなく、全ての測色値の平均値を測色結果としてもよいし、1回のみの測色値を測色結果としてもよい。

0059

印刷制御装置U0は、基準パッチの測色結果R(λ,x)や測定用パッチの測色結果Rtarget(λ,x,y)や必要に応じて第二基準パッチの測色結果R(λ,y)を測色装置30から取得し、記憶装置14等に保持する(S108)。

0060

S110では、基準パッチの測色結果R(λ,x)に基づいて、上記式(1)で例示した補正値C(λ,x)を取得する。例えば、x方向における分光反射率R(λ,x)の平均に対するx位置毎の分光反射率R(λ,x)の逆比をx位置毎の補正値C(λ,x)とする。基準パッチPS1が複数行ある場合、y位置毎に補正値C(λ,x)を取得する。
S112では、補正値C(λ,x)、及び、インク吐出量inkに応じた調整値α(ink)に基づいて、上記式(2)で例示した測色結果補正テーブルの各値c(ink,λ,x)を生成する。例えば、x毎及びΔλ(nm)間隔のλ毎にC(λ,x)にink毎のα(ink)を乗じてc(ink,λ,x)を求める。

0061

必要に応じて、S114では、第二基準パッチの測色結果R(λ,y)に基づいて、上記式(5)で例示した補正値Cy(λ,y)を取得する。例えば、y方向における分光反射率R(λ,y)の平均に対するy位置毎の分光反射率R(λ,y)の逆比をy位置毎の補正値Cy(λ,y)とする。第二基準パッチPS2が複数行ある場合、x位置毎に補正値Cy(λ,y)を取得する。
S116では、補正値Cy(λ,y)、及び、インク吐出量inkに応じた調整値α(ink)に基づいて、上記式(6)で例示した第二測色結果補正テーブルの各値cy(ink,λ,y)を生成する。例えば、y毎及びΔλ(nm)間隔のλ毎にCy(λ,y)にink毎のα(ink)を乗じてcy(ink,λ,y)を求める。

0062

S118では、測色結果補正テーブル値c(ink,λ,x)に基づいて、x位置毎に、基準パッチからy方向の位置に設けられた測定用パッチの測色結果Rtarget(λ,x)を補正する。例えば、上記式(3)に従って、測色結果補正対象パッチのインク吐出量targetInkに応じたc(targetInk,λ,x)をRtarget(λ,x)に乗じて補正後の測色結果R’ target(λ,x)を求める。

0063

必要に応じて、印刷制御装置U0は、第二測色結果補正テーブル値c(ink,λ,y)に基づいて、y位置毎に、第二基準パッチからx方向の位置に設けられた測定用パッチの測色結果Rtarget(λ,y)を補正し(S120)、測色結果取得処理を終了させる。例えば、上記式(7)に従って、測色結果補正対象パッチのインク吐出量targetInkに応じたcy(targetInk,λ,y)をRtarget(λ,y)に乗じて補正後の測色結果R’ target(λ,y)を求める。第二基準パッチの測色結果に基づいて測定用パッチの測色結果を補正する場合、上記式(8)に従い補正前の測色結果Rtarget(λ,x,y)に測色結果補正テーブル値c(ink,λ,x)及び第二測色結果補正テーブル値c(ink,λ,y)を乗じて補正後の測色結果R’ target(λ,x,y)を求めてもよい。
補正後の測色結果R’ target(λ,x,y)は、記憶装置14等に記憶されてもよい。

0064

以上説明したように、測色結果補正テーブル値c(ink,λ,x)は、x方向における測色結果のばらつきを低減させるための補正データとされている。基準パッチPS1からy方向の位置に設けられた測定用パッチPA1の測色結果Rtarget(λ,x)は、c(ink,λ,x)従って補正されるので、x方向における測色結果のばらつきが低減される。従って、本態様は、測色装置30の測色ムラを軽減した測色結果を得ることができる。
また、第二測色結果補正テーブル値c(ink,λ,y)は、y方向における測色結果のばらつきを低減させるための第二補正データとされている。第二基準パッチPS2からx方向の位置に設けられた測定用パッチPA1の測色結果Rtarget(λ,y)は、c(ink,λ,y)従って補正されるので、y方向における測色結果のばらつきも低減される。従って、本態様は、測色装置30の測色ムラをさらに軽減した測色結果を得ることができる。

0065

補正後の測色結果R’ target(λ,x,y)は、印刷部U10による色ずれを補償するキャリブレーションに用いることができる。

0066

図10(a)は、印刷制御装置U0が行う色修正テーブル生成処理をフローチャートにより例示している。この処理は、印刷装置20のキャリブレーションを指示するユーザーからの入力を入力装置15等から受け付けたときに開始し、マルチタスクにより他の処理と並列して行われる。
色修正テーブル生成処理が開始すると、印刷制御装置U0は、補正後の測色結果R’ target(λ,x,y)を取得する(S202)。例えば、記憶装置14等からR’ target(λ,x,y)をRAM13に読み出す。

0067

S204では、印刷部U10による印刷結果の色の基準とする基準測色結果RS(λ,x,y)を取得する。基準測色結果RS(λ,x,y)は、基準の印刷媒体に形成した複数のパッチを基準の測色装置で測色した分光反射率等とすることができ、予めプリンタードライバーPDの付属データ等として記憶装置14等に記憶させておけばよい。むろん、インターネット等の通信網を介して外部から基準測色結果を取得してもよい。
S206では、測定用パッチPA1毎に補正後測色結果R’ target(λ,x,y)と基準測色結果RS(λ,x,y)とを対比し、該対比結果を表す色修正テーブルを生成する。この色修正テーブルは、例えば、測定用パッチPA1毎かつΔλ(nm)間隔の周波数λ毎に補正後分光反射率R’ target(λ,x,y)から基準分光反射率RS(λ,x,y)を差し引いたずれR’ target(λ,x,y)−RS(λ,x,y)を表すデータのテーブルとすることができる。色修正テーブルのデータには、R’ target(λ,x,y)/RS(λ,x,y)等も可能である。Lab色空間等の色空間の色彩値(例えば、L,a,b)を測色結果として得る場合には、例えば、色彩値毎にずれを表すデータを色修正テーブルのデータとすることができる。前記対比結果は、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各画像データをCMYKの各画像データに色変換するための色変換テーブルに組み込まれてもよい。この色変換テーブルも、色修正テーブルとなる。

0068

最後に、印刷制御装置U0は、上記色修正テーブルを記憶装置14等に保存し(S208)、色修正テーブル生成処理を終了させる。

0069

図10(b)は、印刷制御装置U0が行う印刷制御処理をフローチャートにより例示している。この処理は、印刷させたい画像等の印刷を指示するユーザーからの入力を入力装置15等から受け付けたときに開始し、マルチタスクにより他の処理と並列して行われる。
印刷制御処理が開始すると、印刷制御装置U0は、記憶装置14等から上記色修正テーブルを読み出す(S222)。

0070

S224では、修正前印刷データPD1を取得する。例えばRGBの各画像データをCMYKの各画像データに色変換する場合、例えば、色変換後のCMYKの各画像データを修正前印刷データPD1として取得することができる。むろん、色変換前のRGBの各画像データやハーフトーン処理後の階調数変換後のCMYKの各画像データ等を修正前印刷データPD1としてもよい。
S226では、上記色修正テーブルを参照して、印刷結果の色ずれを補償するように修正前印刷データPD1を修正する。測色結果のずれを表すデータが色修正テーブルに格納されている場合、修正前印刷データPD1から測色結果のずれを差し引くことにより、修正前印刷データPD1を修正して修正後印刷データPD2を生成することができる。これにより、印刷結果の色ずれが補償され印刷結果の出力のために使用される修正後印刷データPD2を印刷部U10で印刷することができる。むろん、色変換テーブルを色修正テーブルとする場合、この色変換テーブルを参照してRGBといった色変換前の画像データ(修正前印刷データPD1)を色変換することにより、CMYKといった画像データで表される修正後印刷データPD2を生成することができる。

0071

S228では、修正後印刷データPD2からラスターデータを生成する。例えば、CMYK毎の階調値からなる修正後印刷データPD2に対して所定のハーフトーン処理を行って階調数を減らした多値データを生成し、この多値データに対して所定のラスターライズ処理を行なえば、ラスターデータを生成することができる。むろん、修正後印刷データPD2は256階調等とすることができ、多値データは2階調や4階調等とすることができる。
最後に、印刷制御装置U0は、上記ラスターデータを印刷装置20へ送出して(S230)、印刷制御処理を終了させる。このラスターデータを入手した印刷装置20は、ラスターデータに基づいて印刷部U10で印刷媒体上に画像を印刷する。

0072

以上説明したように、本技術は、x方向に並べられた基準パッチや必要に応じてy方向に並べられた第二基準パッチからの測色結果に基づいて測定用パッチの測色結果が補正されるので、測色装置の測色ムラを軽減した測色結果を得ることができる。これにより、安価で測色の高速化を図った測色装置を用いても、印刷部の色ずれ補償を高精度で行うことができる。

0073

(4)変形例:
上述した実施形態は、以下のような形態に変更することもできる。
上述した処理の各ステップの順番は、適宜、変更可能である。例えば、図9の測色結果取得処理において、S112の測色結果補正テーブル値生成の前にS116の第二測色結果補正テーブル値生成を行ってもよい。
上述した実施形態では測定結果として分光反射率を用いたが、測色結果としては、Lab色空間で定義されるL値、a値、b値の組み合わせ、XYZ色空間で定義されるX値、Y値、Z値の組み合わせ、明度L、色空間中の明度の最大値から明度Lを差し引いた暗さ、等でもよい。

0074

補正値C(λ,x),Cy(λ,y)は、様々な態様が考えられる。例えば、補正テーブルTA1,TA2を生成する際に補正値の逆数を用いることとすると、分光反射率の平均に対する各分光反射率を補正値としてもよい。下記に、補正値C(λ,x)の変形例を示す。





むろん、補正テーブル値c(ink,λ,x),cy(ink,λ,y)についても、様々な態様が考えられ、上述した実施形態の逆数等とすることができる。
また、上述した実施形態では補正値C,Cyや補正テーブル値c,cyが分光反射率の平均を基準とした相対値とされているが、補正値Cや補正テーブル値cはあるx位置の分光反射率等を基準とした相対値とされてもよいし、補正値Cyや補正テーブル値cyはあるy位置の分光反射率等を基準とした相対値とされてもよい。

0075

測色装置は、印刷媒体を送りながら測色センサーを主走査させて二次元配置の各パッチを測色する装置のみならず、測色センサーをx,y両方向に移動させながら各パッチを測色する装置、印刷用紙をx,y両方向に移動させながら各パッチを測色する装置、等でもよい。
印刷媒体は、紙の他、樹脂シート金属製フィルム、布、フィルム基板樹脂基板半導体ウェハ光ディスク磁気ディスクといった記憶媒体、等でもよい。記録媒体の形状は、カットシートの他、長尺状、立体形状、等でもよい。

0076

印刷装置は、カラーのインクジェット式プリンターの他、単色機、ドットインパクト式プリンター、レーザープリンタースキャナーや測色機といった読取手段を備える複合機、等でもよい。
本発明を適用可能な印刷装置は、微小量の液滴を噴射(吐出)する液体吐出ヘッド等を備える液体吐出装置等、インク以外の流体を吐出する装置でもよい。ここでいう液滴は、液体吐出装置から吐出される液体の状態を言い、粒状、状、糸状に尾を引くもの等を含まれる。ここでいう液体は、液体吐出装置が吐出させることができるような材料であればよく、例えば、物質が液相であるときの状態のものとして、粘性の高い又は低い液状体ゾルゲル水無機溶剤有機溶剤溶液液状樹脂液状金属金属融液)のような流状体、等が含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子といった固形物からなる機能材料粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたもの等が含まれる。インクや液晶等は、液体の代表的な例である。前記インクは、一般的な水性インク及び油性インク、並びに、ジェルインク、ホットメルトインク、等の各種液体組成物包含するものとする。液体吐出装置には、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造等に用いられる電極材や色材といった材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を吐出する装置が含まれる。また、液体吐出装置には、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を吐出する装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を吐出する装置、捺染装置マイクロディスペンサ時計カメラといった精密機械ピンポイント潤滑油を吐出する装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ光学レンズ)等を形成するために紫外線硬化樹脂といった透明樹脂液基板上に吐出する装置、基板等をエッチングするために酸やアルカリといったエッチング液を吐出する装置、等が含まれる。
また、流体は、非気体の流体が好ましいものの、トナー等の粉粒体でもよい。

0077

なお、測色装置が白色裏当て材を有しているのは必須ではなく、測色装置に最初に読み取られる基準パッチを紙白とするのも必須ではなく、テストチャートに第二基準パッチを配置するのも必須ではない。
むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項に係る構成要件のみからなる装置、印刷制御装置の制御によりテストチャートを印刷部で印刷する印刷装置、システム、方法、テストチャート、テストチャートを形成した印刷媒体、プログラム、等でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。

0078

以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、測色装置の測色ムラを軽減した測色結果を得る技術等を提供することができる。
また、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりして本発明を実施することも可能であり、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりして本発明を実施することも可能である。従って、本発明は、上述した実施形態や変形例に限られず、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成等も含まれる。

0079

1,2,3…印刷システム、10…ホスト装置、20…印刷装置、30…測色装置、31…裏当て材、32…測色センサー、AC1…所定の測色領域、AP1…基準パッチの領域、AP2…第二基準パッチの領域、AP3…測定用パッチの領域、PA1…測定用パッチ、PM1…印刷媒体、PS1,PS1w,PS1c,PS1m,PS1y,PS1k…基準パッチ、PS2…第二基準パッチ、TA1…測色結果補正テーブル(補正データ)、TA2…第二測色結果補正テーブル(第二補正データ)、TC1…テストチャート、TP1…パッチ配置テーブル、U0…印刷制御装置、U1…テストチャート印刷制御手段、U2…補正データ生成手段、U3…測色結果補正手段、U10…印刷部。

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