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技術 画像処理装置、画像形成装置、および画像処理方法

出願人 京セラドキュメントソリューションズ株式会社
発明者 間村俊樹
出願日 2011年2月28日 (9年8ヶ月経過) 出願番号 2011-041299
公開日 2012年9月13日 (8年2ヶ月経過) 公開番号 2012-178772
状態 特許登録済
技術分野 カラー画像通信方式 FAX画像信号回路
主要キーワード 最大入力値 入力側画像 入力補正 内部装置 色調整前 色調整値 MTF 出力補正
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年9月13日)のものです。
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図面 (3)

課題

領域分離機能、文字検知機能等を使用せずに黒色の文字の出力再現性を向上させる。

解決手段

画像処理装置において、原稿モード特定部25aは、ユーザーにより指定された原稿モード(文字原稿モード写真原稿モードなど)を特定する。そして、色調整部25は、黒生成および下色除去についての複数の色調整特性から、特定された原稿モードに応じて色調整特性を選択し、選択した色調整特性で画像データの色を調整する。

概要

背景

画像形成装置(例えばカラー複写機など)により処理される原稿には様々な種類がある。地図、パンフレットカタログなどといった原稿には、網点や、下地領域上に文字が存在する。このような原稿に対して、ある画像形成装置は、網点領域、文字領域、およびその他領域を認識して各領域を分離する領域分離機能を有し、分離後の各領域のそれぞれに適した画像処理を施し、印刷などの出力をしている。

特に、ある画像形成装置では、このような領域分離機能や文字検知機能を使用して原稿画像内の文字領域を検出し、文字領域に対する黒生成値下地色除去値を適切にすることで文字の再現性を向上させようとしている(例えば特許文献1参照)。

概要

領域分離機能、文字検知機能等を使用せずに黒色の文字の出力再現性を向上させる。画像処理装置において、原稿モード特定部25aは、ユーザーにより指定された原稿モード(文字原稿モード写真原稿モードなど)を特定する。そして、色調整部25は、黒生成および下色除去についての複数の色調整特性から、特定された原稿モードに応じて色調整特性を選択し、選択した色調整特性で画像データの色を調整する。

目的

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、領域分離機能、文字検知機能等を使用せずに黒色の文字の出力再現性を向上させる画像処理装置、画像形成装置、および画像処理方法を得ることを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

原稿モードを特定する原稿モード特定部と、黒生成および下色除去についての複数の色調整特性から、特定された前記原稿モードに応じて色調整特性を選択し、選択した前記色調整特性で画像データの色を調整する色調整部と、を備えることを特徴とする画像処理装置

請求項2

前記原稿モード特定部は、原稿モードとして、少なくとも文字原稿モードおよび写真原稿モードを特定可能であり、前記色調整部は、前記原稿モードが文字原稿モードである場合には文字原稿モード用の色調整特性を選択し、前記原稿モードが写真原稿モードである場合には写真原稿モード用の色調整特性を選択し、前記文字原稿モード用の色調整特性では、黒生成値が、最大入力値未満の入力値飽和し、下色除去値が、前記黒生成値が飽和する入力値で飽和すること、を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。

請求項3

前記黒生成値および前記下色除去値が飽和する入力値は、最大入力値の半分以下であることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。

請求項4

前記色調整部は、選択した前記色調整特性で、領域分離されていない前記画像データによる画像全域の色を調整することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。

請求項5

前記原稿モード特定部は、原稿モードとして、文字原稿モード、写真原稿モードおよび文字写真原稿モードを特定可能であり、前記色調整部は、前記原稿モードが文字原稿モードである場合には文字原稿モード用の色調整特性を選択し、前記原稿モードが写真原稿モードである場合には写真原稿モード用の色調整特性を選択し、前記原稿モードが文字写真原稿モードである場合には文字写真原稿モード用の色調整特性を選択し、前記文字写真原稿モード用の色調整特性では、黒生成値が、最大入力値未満の入力値で飽和し、下色除去値が、前記黒生成値が飽和する入力値で飽和し、前記文字写真原稿モード用の色調整特性において前記黒生成値および前記下色除去値が飽和する入力値は、前記文字原稿モード用の色調整特性において前記黒生成値および前記下色除去値が飽和する入力値より高いこと、を特徴とする請求項2記載の画像処理装置。

請求項6

前記原稿モード特定部は、所定の入力装置により検出されたユーザー操作に基づき、前記原稿モードを特定することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の画像処理装置。

請求項7

画像読取装置と、印刷装置と、請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の画像処理装置とを備え、前記画像処理装置は、前記画像読取装置により生成される原稿の画像データに対して画像処理を実行し、前記印刷装置は、前記画像処理装置により処理された画像データに基づいて印刷を行うこと、を特徴とする画像形成装置

請求項8

原稿モードを特定するステップと、黒生成および下色除去についての複数の色調整特性から、特定した前記原稿モードに応じて色調整特性を選択し、選択した前記色調整特性で画像データの色を調整するステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法

技術分野

0001

本発明は、画像処理装置画像形成装置、および画像処理方法に関するものである。

背景技術

0002

画像形成装置(例えばカラー複写機など)により処理される原稿には様々な種類がある。地図、パンフレットカタログなどといった原稿には、網点や、下地領域上に文字が存在する。このような原稿に対して、ある画像形成装置は、網点領域、文字領域、およびその他領域を認識して各領域を分離する領域分離機能を有し、分離後の各領域のそれぞれに適した画像処理を施し、印刷などの出力をしている。

0003

特に、ある画像形成装置では、このような領域分離機能や文字検知機能を使用して原稿画像内の文字領域を検出し、文字領域に対する黒生成値下地色除去値を適切にすることで文字の再現性を向上させようとしている(例えば特許文献1参照)。

先行技術

0004

特開2005−244455号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、領域分離、文字検知などではラインメモリを多用し装置のコストアップにつながるため、比較的安価な装置では領域分離機能等が搭載されていない。

0006

そのような領域分離機能および文字検知機能が搭載されていない画像形成装置では、原稿画像内の文字領域を特定することが困難であるため、黒色の文字が出力される場合、ブラック(K)単色ではなく、写真画像内の黒色画素と同様にCMYなどの複数カラーによるコンポジットで形成される。このため、色ずれが発生すると、印刷された原稿において黒色の文字として正確に再現されない。

0007

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、領域分離機能、文字検知機能等を使用せずに黒色の文字の出力再現性を向上させる画像処理装置、画像形成装置、および画像処理方法を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。

0009

本発明に係る画像処理装置は、原稿モードを特定する原稿モード特定部と、黒生成および下色除去についての複数の色調整特性から、特定された原稿モードに応じて色調整特性を選択し、選択した色調整特性で画像データの色を調整する色調整部とを備える。

0010

これにより、原稿モードに応じて色調整特性が切り換わるため、文字原稿モード時に、文字の印刷に適した色調整特性を使用することができる。したがって、領域分離機能、文字検知機能等を使用せずに黒色の文字の出力再現性を向上させることができる。

0011

また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置に加え、次のようにしてもよい。この場合、原稿モード特定部は、原稿モードとして、少なくとも文字原稿モードおよび写真原稿モードを特定可能である。色調整部は、原稿モードが文字原稿モードである場合には文字原稿モード用の色調整特性を選択し、原稿モードが写真原稿モードである場合には写真原稿モード用の色調整特性を選択する。そして、文字原稿モード用の色調整特性では、黒生成値が、最大入力値未満の入力値飽和し、下色除去値が、黒生成値が飽和する入力値で飽和する。

0012

これにより、文字原稿モードでは、黒成分が増強されやすくなるとともに、カラー成分が除去されやすくなるため、色ずれが生じにくい。

0013

また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、黒生成値および下色除去値が飽和する入力値は、最大入力値の半分以下である。

0014

これにより、文字原稿モードでは、色調整前画素値が低くても色ずれが生じにくい。

0015

また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、色調整部は、選択した色調整特性で、領域分離されていない画像データによる画像全域の色を調整する。

0016

また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、原稿モード特定部は、原稿モードとして、文字原稿モード、写真原稿モードおよび文字写真原稿モードを特定可能である。色調整部は、原稿モードが文字原稿モードである場合には文字原稿モード用の色調整特性を選択し、原稿モードが写真原稿モードである場合には写真原稿モード用の色調整特性を選択し、原稿モードが文字写真原稿モードである場合には文字写真原稿モード用の色調整特性を選択する。そして、文字写真原稿モード用の色調整特性では、黒生成値が、最大入力値未満の入力値で飽和し、下色除去値が、黒生成値が飽和する入力値で飽和し、文字写真原稿モード用の色調整特性において黒生成値および下色除去値が飽和する入力値は、文字原稿モード用の色調整特性において黒生成値および下色除去値が飽和する入力値より高い。

0017

これにより、文字写真原稿モードでも、黒成分が増強されやすくなるとともに、カラー成分が除去されやすくなるため、色ずれが生じにくい。

0018

また、本発明に係る画像処理装置は、上記の画像処理装置のいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、原稿モード特定部は、所定の入力装置により検出されたユーザー操作に基づき、原稿モードを特定する。

0019

本発明に係る画像形成装置は、画像読取装置と、印刷装置と、上記いずれかの画像処理装置とを備える。そして、画像処理装置は、画像読取装置により生成される原稿の画像データに対して画像処理を実行し、印刷装置は、画像処理装置により処理された画像データに基づいて印刷を行う。

0020

これにより、原稿モードに応じて色調整特性が切り換わるため、文字原稿モード時に、文字の印刷に適した色調整特性を使用することができる。したがって、領域分離機能、文字検知機能等を使用せずに黒色の文字の出力再現性を向上させることができる。

0021

本発明に係る画像処理方法は、原稿モードを特定するステップと、黒生成および下色除去についての複数の色調整特性から、特定した原稿モードに応じて色調整特性を選択し、選択した色調整特性で画像データの色を調整するステップとを備える。

0022

これにより、原稿モードに応じて色調整特性が切り換わるため、文字原稿モード時に、文字の印刷に適した色調整特性を使用することができる。したがって、領域分離機能、文字検知機能等を使用せずに黒色の文字の出力再現性を向上させることができる。

発明の効果

0023

本発明によれば、領域分離機能、文字検知機能等を使用せずに黒色の文字の出力再現性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0024

図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図2は、原稿モードごとに異なる色調整特性の例を示す図である。

実施例

0025

以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。

0026

図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。

0027

図1において、画像読取装置1は、原稿の画像を1ページずつ光学的に読み取り、各ページ画像の画像データを生成する内部装置である。また、印刷装置2は、印刷データに基づき、例えばカラー電子写真方式で原稿画像を印刷用紙に印刷する内部装置である。

0028

記憶装置3は、各種データを格納可能な記憶装置である。記憶装置3としては、不揮発性メモリーハードディスクドライブなどの不揮発性大容量記憶媒体が使用される。記憶装置3には、原稿モードごとに異なる複数の色調整テーブル11,12,13が予め記憶されている。

0029

写真モード用色調整テーブル11は、原稿モードとして写真原稿モードが選択された場合に使用される黒生成特性および下色除去特性のデータを有する。写真モード用色調整テーブル11は、階調領域主体となっている原稿に適した黒生成特性および下色除去特性のデータを有する。

0030

文字モード用色調整テーブル12は、原稿モードとして文字原稿モードが選択された場合に使用される黒生成特性および下色除去特性のデータを有する。文字モード用色調整テーブル12は、文字が主体となっている原稿に適した黒生成特性および下色除去特性のデータを有する。

0031

文字写真モード用色調整テーブル13は、原稿モードとして文字写真原稿モードが選択された場合に使用される黒生成特性および下色除去特性のデータを有する。文字写真モード用色調整テーブル13は、文字および階調領域が混在する原稿に適した黒生成特性および下色除去特性のデータを有する。

0032

操作パネル4は、画像形成装置の筐体表面に配置され、ユーザーに対して各種情報を表示する表示装置と、ユーザー操作を検出する入力装置とを有する。表示装置としては例えば液晶ディスプレイが使用される。入力装置としては、キースイッチ、タッチパネルなどが使用される。

0033

画像処理部5は、カラー複写の際に、画像読取装置1により生成された画像データに基づき印刷装置2で印刷を行うために、その画像データに対して画像処理を施す。

0034

印刷データ生成部6は、ハーフトーニングなどを行い、画像処理部5により処理された画像データを印刷データに変換する。

0035

制御部7は、操作パネル4により検出されたユーザー操作に従って、画像読取装置1、印刷装置2、画像処理部5などを制御して、コピージョブを実行する。その際、操作パネル4に対するユーザー操作に従って、制御部7は、コピー設定項目の1つである原稿モードの設定値を、文字原稿モード、写真原稿モードおよび文字写真原稿モードから選択する。制御部7は、この原稿モードの設定値を色調整値25に供給する。

0036

なお、画像処理部5、印刷データ生成部6および制御部7のそれぞれの一部または全部は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などを有するコンピュータープログラムを実行することにより実現可能である。

0037

ここで、画像処理部5の詳細について説明する。

0038

画像処理部5は、画像入力側の画像処理を行う入力側画像処理部5aと画像出力側の画像処理を行う出力側画像処理部5bとを有する。入力側画像処理部5aは、入力補正部21、フィルター処理部22、およびガンマ処理部23を有し、出力側画像処理部5bは、色変換処理部24、色調整部25、および出力補正部26を有する。

0039

入力補正部21は、画像読取装置1により得られた画像データに対してシェーディング補正MTF(Modulation Transfer Function)補正などを行う。

0040

フィルター処理部22は、画像読取装置1により得られた画像データに対して平滑化エッジ強調などを行う。

0041

ガンマ処理部23は、画像読取装置1についてのガンマ補正を行う。例えば、ガンマ処理部23により、画像読取装置1の特性に応じた輝度補正が行われる。

0042

色変換処理部24は、画像入力側(画像読取装置1および入力側画像処理部5a)で得られた画像データについての、その画像入力側の色空間から画像出力側(印刷装置2および出力側画像処理部5b)への色空間への変換を行う。

0043

色調整部25は、領域分離されていない画像データによる画像全域について、黒生成(BG:Black Generation)および下色除去(UCR:Under Color Removal)を行う。色調整部25は、原稿モードを特定する原稿モード特定部25aを有し、黒生成および下色除去についての複数の色調整特性(つまり、色調整テーブル11,12,13)から、原稿モード特定部25aで特定した原稿モードに応じて色調整特性を選択し、選択した色調整特性で画像データの色を調整する。

0044

この実施の形態では、原稿モード特定部25aは、原稿モードとして、文字原稿モード、写真原稿モードおよび文字写真原稿モードを特定可能である。色調整部25は、原稿モードが文字原稿モードである場合には文字原稿モード用の色調整特性を選択し、原稿モードが写真原稿モードである場合には写真原稿モード用の色調整特性を選択し、原稿モードが文字写真原稿モードである場合には文字写真原稿モード用の色調整特性を選択する。

0045

文字原稿モード用の色調整特性では、黒生成値が、最大入力値未満の入力値で飽和し、下色除去値が、黒生成値が飽和する入力値で飽和する。さらに、この実施の形態では、文字原稿モード用の色調整特性において黒生成値および下色除去値が飽和する入力値は、最大入力値の半分以下である。

0046

また、文字写真原稿モード用の色調整特性では、黒生成値が、最大入力値未満の入力値で飽和し、下色除去値が、黒生成値が飽和する入力値で飽和し、文字写真原稿モード用の色調整特性において黒生成値および下色除去値が飽和する入力値は、文字原稿モード用の色調整特性において黒生成値および下色除去値が飽和する入力値より高い。

0047

この実施の形態では、原稿モード特定部25aは、操作パネル4により検出されたユーザー操作に基づき、原稿モードを特定する。具体的には、原稿モード特定部25aは、操作パネル4により検出されたユーザー操作に基づき選択された原稿モードの設定値を制御部7から取得し、原稿モードを特定する。

0048

出力補正部26は、印刷装置2についてのガンマ補正を行う。例えば、出力補正部26により、印刷装置2の特性に応じた濃度補正が行われる。出力補正部26により処理された画像データが印刷データ生成部6に供給される。

0049

図2は、原稿モードごとに異なる色調整特性の例を示す図である。図2(A)は、写真モード用色調整テーブル11による色調整特性の一例を示す図である。図2(B)は、文字モード用色調整テーブル12による色調整特性の一例を示す図である。図2(C)は、文字写真モード用色調整テーブル13による色調整特性の一例を示す図である。

0050

図2(A)における実線で示すように、写真原稿モード用の黒生成特性では、入力値(つまり、色調整前のCMYK画像データにおける画素K値)が96以下であれば、出力値(色調整前のK値に加算する値、つまり黒生成値)はゼロであり、入力値が96以上でありかつ255(最大値)以下であれば、出力値は、入力値の増加に従って増加していき、入力値が255であるときに、出力値は255(最大値)となる。

0051

また、図2(A)における破線で示すように、写真原稿モード用の下色除去特性では、入力値(つまり、色調整前のCMYK画像データにおける画素のCMY3値のうちの最小値)が96以下であれば、出力値(色調整前のCMY3値からそれぞれ減算する値、つまり下色除去値)はゼロであり、入力値が96以上でありかつ255(最大値)以下であれば、出力値は、入力値の増加に従って増加していき、入力値が255であるときに、出力値は最大値となる。なお、入力値が96以上でかつ255以下である場合、下色除去値は、黒生成値より低い。

0052

図2(B)における実線で示すように、文字原稿モード用の黒生成特性では、入力値(つまり、色調整前のCMYK画像データにおける画素のK値)が65以下であれば、出力値(色調整前のK値に加算する値、つまり黒生成値)はゼロであり、入力値が65以上でありかつ120以下であれば、出力値は、入力値の増加に従って増加していき、入力値が120であるときに、出力値は255(最大値)となり飽和する。そして、入力値が120以上である場合、出力値は、常に255(最大値)となる。さらに、この実施の形態では、文字原稿モード用の色調整特性において黒生成値および下色除去値が飽和する入力値(ここでは、120)は、最大入力値(ここでは255)の半分以下である。

0053

また、図2(B)における破線で示すように、文字原稿モード用の下色除去特性では、入力値(つまり、色調整前のCMYK画像データにおける画素のCMY3値のうちの最小値)が70以下であれば、出力値(色調整前のCMY3値からそれぞれ減算する値、つまり下色除去値)はゼロであり、入力値が70以上でありかつ120以下であれば、出力値は、入力値の増加に従って増加していき、入力値が120であるときに、出力値は最大値となり飽和する。そして、入力値が120以上である場合、出力値は、常に255(最大値)となる。つまり、下色除去値が飽和する入力値(ここでは120)は、黒生成値が飽和する入力値と同一とされる。なお、入力値が70以上でかつ120未満である場合、下色除去値は、黒生成値より低い。

0054

図2(C)における実線で示すように、文字写真原稿モード用の黒生成特性では、入力値(つまり、色調整前のCMYK画像データにおける画素のK値)が65以下であれば、出力値(色調整前のK値に加算する値、つまり黒生成値)はゼロであり、入力値が65以上でありかつ170以下であれば、出力値は、入力値の増加に従って増加していき、入力値が170であるときに、出力値は255(最大値)となり飽和する。そして、入力値が170以上である場合、出力値は、常に255(最大値)となる。

0055

また、図2(C)における破線で示すように、文字写真原稿モード用の下色除去特性では、入力値(つまり、色調整前のCMYK画像データにおける画素のCMY3値のうちの最小値)が90以下であれば、出力値(色調整前のCMY3値からそれぞれ減算する値、つまり下色除去値)はゼロであり、入力値が90以上でありかつ170以下であれば、出力値は、入力値の増加に従って増加していき、入力値が170であるときに、出力値は最大値となり飽和する。そして、入力値が170以上である場合、出力値は、常に255(最大値)となる。つまり、下色除去値が飽和する入力値(ここでは170)は、黒生成値が飽和する入力値と同一とされる。なお、入力値が90以上でかつ170未満である場合、下色除去値は、黒生成値より低い。

0056

文字写真原稿モード用の色調整特性における黒生成値と下色除去値が飽和する入力値(ここでは、170)は、写真原稿モード用の色調整特定における黒生成値と下色除去値が飽和する入力値(ここでは、120)より高く設定されるとともに、文字写真原稿モード用の色調整特性における下色除去値がゼロより大きくなる入力値の下限値(ここでは、90)は、文字原稿モード用の色調整特性における下色除去値がゼロより大きくなる入力値の下限値(ここでは、70)より高く設定される。

0057

次に、上記画像形成装置の動作について説明する。

0058

ユーザーは、原稿を当該画像形成装置に載置し、操作パネル4に対して、原稿モードを指定する操作を行った上でコピー要求の操作を行う。

0059

制御部7は、それらのユーザー操作が操作パネル4により検出されると、コピージョブを実行するとともに、ユーザーにより指定された原稿モードを示す設定値を出力側画像処理部5bに供給する。

0060

コピージョブの実行の際、制御部7は、まず、画像読取装置1を制御して、その原稿の画像を読み取らせる。画像読取装置1は、その原稿を読み取り、原稿画像の画像データを生成して出力する。入力側画像処理部5aは、画像読取装置1から出力された画像データを処理し、処理後の画像データを出力側画像処理部5bに供給する。

0061

次に、制御部7は、出力側画像処理部5bに、印刷のための画像処理を実行させるとともに、印刷装置2に印刷を行わせる。

0062

まず、色変換処理部24が、入力側画像処理部5aにより処理された後の画像データについて色変換を行う。

0063

そして、色調整部25は、原稿モード特定部25aで、このコピージョブにおいて指定されている原稿モードを特定し、その原稿モードに対応する色調整テーブルを、色調整テーブル11〜13から選択し、選択した色調整テーブルを使用して、色変換処理後の画像データにおける各画素の黒生成値と下色除去値を特定し、色変換処理後の画像データにおける各画素のCMYK値、黒生成値、および下色除去値から、色調整後のCMYK値を計算する。

0064

例えば、文字原稿モードの場合、図2(B)に示す特性を有する色調整テーブル12が使用され、色調整前のある画素の画素値(CMYK値)が(C,M,Y,K)=(120,120,120,0)であるとき、黒生成値および下色除去値はいずれも255となり、色調整後のその画素の画素値は、(C,M,Y,K)=(0,0,0,255)となる。

0065

例えば、写真原稿モードの場合、図2(A)に示す特性を有する色調整テーブル11が使用され、色調整前のある画素の画素値(CMYK値)が(C,M,Y,K)=(120,120,120,0)であるとき、黒生成値は50となり下色除去値は10となるため、色調整後のその画素の画素値は、(C,M,Y,K)=(110,110,110,50)となる。

0066

例えば、文字写真原稿モードの場合、図2(C)に示す特性を有する色調整テーブル11が使用され、色調整前のある画素の画素値(CMYK値)が(C,M,Y,K)=(120,120,120,0)であるとき、黒生成値は140となり下色除去値は60となるため、色調整後のその画素の画素値は、(C,M,Y,K)=(60,60,60,140)となる。

0067

出力補正部26は、色調整後の画像データに対してガンマ補正などを行い、その処理後の画像データを印刷データ生成部6に供給する。印刷データ生成部6は、その画像データから印刷データを生成し、印刷装置2に供給する。印刷装置2は、その印刷データに基づいて、原稿画像を印刷用紙に印刷する。

0068

以上のように、上記実施の形態によれば、色調整部25は、黒生成および下色除去についての複数の色調整特性から、特定された原稿モードに応じて色調整特性を選択し、選択した色調整特性で画像データの色を調整する。

0069

これにより、原稿モードに応じて色調整特性が切り換わるため、文字原稿モード時に、文字の印刷に適した色調整特性を使用することができる。したがって、領域分離機能、文字検知機能等を使用せずに黒色の文字の出力再現性を向上させることができる。

0070

なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。

0071

例えば、上記実施の形態に係る画像形成装置は、画像処理装置の一例であって、他の形態としてもよい。

0072

また、上記実施の形態では、原稿モードとして、文字原稿モード、写真原稿モード、および文字写真原稿モードの3つのいずれかを選択可能であるが、原稿モードとして、文字原稿モードおよび写真原稿モードの2つのいずれかを選択可能としてもよい。

0073

また、上記実施の形態では、各原稿モードについての色調整テーブルを使用して、黒生成値および下色除去値を特定しているが、その代わりに、各特性を示す関数を使用して黒生成値および下色除去値を計算するようにしてもよい。

0074

本発明は、例えば、カラー複写機などの画像形成装置に適用可能である。

0075

1画像読取装置
2印刷装置
4操作パネル(入力装置の一例)
25色調整部
25a原稿モード特定部

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