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技術 パチンコ遊技機

出願人 マルホン工業株式会社
発明者 本木慎也鈴木直広
出願日 2011年2月8日 (9年9ヶ月経過) 出願番号 2011-024526
公開日 2012年8月30日 (8年2ヶ月経過) 公開番号 2012-161494
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等) 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード CRT表示 拡開位置 制御コマ 電圧強度 点灯作動 アピール効果 満了条件 拡開作動
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (17)

課題

保留灯表示態様により当り発生予見させるという遊技性を安定的に発揮し得るパチンコ遊技機を提案する。

解決手段

消化始動記憶をその消化前に当落判定した結果が当選であると、当選予見開始条件成立により、未消化の始動記憶に対応する全ての保留灯17a〜17dを予見表示態様に従って発光し、当選予見満了条件の成立により、前記予見表示態様を解除するようにしたものである。又は、当選予見開始条件の成立により、全ての保留灯17a〜17dを予見表示態様に従って発光するようにしたものである。いずれの構成にあっても、予見表示態様で保留灯を発光することにより、該予見表示態様を強調して報知でき、これに伴って遊技者当り予見させるという遊技性が安定かつ充分に発揮され得る。

概要

背景

パチンコ遊技機としては、始動口への遊技球入賞契機として、特別図柄を変動して停止し、その停止図柄態様により当り確定した場合に、大入賞口を開閉する開閉ラウンド所定回数繰り返す特別遊技作動を行う構成のものが広く知られている。ここで、始動口へ遊技球が入賞すると、始動記憶を発生し、該始動記憶を消化することにより、特別図柄を変動開始するように制御している。そして、特別図柄が当り停止図柄態様で停止することによって実行する特別遊技作動中は、大入賞口への遊技球入賞によって、多くの賞球が発生することから、遊技者にとって大きな利益を得ることができる機会である。そのため、通常、特別遊技作動の実行契機となる当り停止図柄態様の確定を、遊技者は強く望みながら遊技を行っている。

一般的なパチンコ遊技機は、上記の始動記憶を、所定数を上限として発生し記憶する。そして、未消化の始動記憶の保留数を表示する特別始動記憶数表示装置を備えている。ここで、特別始動記憶数表示装置は、複数の保留灯(例えば、LED)を備えており、該保留灯の点灯数によって前記始動記憶の保留数を報知する。この特別始動記憶数表示装置による保留灯の作動態様としては、特別図柄の変動中又は未消化の始動記憶がある場合に新たな始動記憶が発生する毎に、前記保留灯を一個点灯する。一般的には、横一列で配設された複数の保留灯を、始動記憶が発生して保留する毎に、左から順に点灯して点灯数を増加する一方、始動記憶を消化する毎に、左端の保留灯を消灯し且つ他の保留灯の点灯を一つずつ左へ移動するようにして点灯数を減少する(例えば、特許文献1参照)。このように特別始動記憶数表示装置を作動制御することにより、遊技者に始動記憶の保留数を報知している。

上記の特別始動記憶数表示装置にあっては、その保留灯を特殊な点灯又は点滅態様発光させることにより、当りやリーチ等の発生を遊技者に予見させるようにした構成が提案されている。具体例としては、特別始動記憶数表示装置の保留灯を白色や赤色等で発光する構成として、通常では白色で発光し、当りやリーチの発生を予見させる場合には赤色で発光する。例えば、三個の保留灯を白色発光している状態で、新たに発生した始動記憶を当り予見させる場合には、左から四番目の保留灯を赤色発光する。その後に、始動記憶を消化すると、左から三番目の保留灯を赤色発光し且つ四番目の保留灯を消灯する。同様に、始動記憶を消化する毎に、左隣りの保留灯を順次赤色発光する。そして、最も左の保留灯を赤色発光している状態で、始動記憶を消化すると、赤色発光を消す。このように、始動記憶の消化毎に赤色発光する保留灯が左隣りへ順次移動していくことにより、当りやリーチ等の発生を予見させる始動記憶に対応する保留灯を赤色発光し、当り発生しそうな特別図柄の変動開始が徐々に近づいていることを遊技者に報知できる。

概要

保留灯の表示態様により当り発生を予見させるという遊技性を安定的に発揮し得るパチンコ遊技機を提案する。未消化の始動記憶をその消化前に当落判定した結果が当選であると、当選予見開始条件成立により、未消化の始動記憶に対応する全ての保留灯17a〜17dを予見表示態様に従って発光し、当選予見満了条件の成立により、前記予見表示態様を解除するようにしたものである。又は、当選予見開始条件の成立により、全ての保留灯17a〜17dを予見表示態様に従って発光するようにしたものである。いずれの構成にあっても、予見表示態様で保留灯を発光することにより、該予見表示態様を強調して報知でき、これに伴って遊技者に当り予見させるという遊技性が安定かつ充分に発揮され得る。

目的

ここで、当選予見満了条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶を消化することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を発生して記憶する始動記憶生成手段と、該始動記憶生成手段により記憶している未消化の始動記憶の保留数を、保留灯表示態様により表示する始動記憶数表示手段と、未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動して、その停止図柄態様によって当り又はハズレ確定し、当りの場合に所定の利得を発生する特別遊技制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、前記特別遊技制御手段により消化していない未消化の始動記憶を、その消化前に当落判定する先読み判定手段と、該先読み判定手段による当落判定結果が当選であると、予め定められた当選予見開始条件成立により、未消化の始動記憶の保留数を表示するために発光している全ての保留灯を所定の予見表示態様に従って発光し、予め定められた当選予見満了条件の成立により、前記予見表示態様を解除する予見表示手段とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。

請求項2

特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を発生して記憶する始動記憶生成手段と、該始動記憶生成手段により記憶している未消化の始動記憶の保留数を、保留灯の表示態様により表示する始動記憶数表示手段と、未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動して、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定し、当りの場合に所定の利得を発生する特別遊技制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、前記特別遊技制御手段により消化していない未消化の始動記憶を、その消化前に当落判定する先読み判定手段と、該先読み判定手段による当落判定結果が当選判定であると、予め定められた当選予見開始条件の成立により、全ての保留灯を所定の予見表示態様に従って発光し、予め定められた当選予見満了条件の成立により、前記予見表示態様を解除する予見表示手段とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。

請求項3

当選予見開始条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶を記憶し、かつ未消化の始動記憶の保留数が上限となることである請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。

請求項4

当選予見開始条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶の一つ前の始動記憶を消化することである請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。

請求項5

当選予見満了条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶を消化することである請求項3又は請求項4に記載のパチンコ遊技機。

請求項6

当選予見満了条件は、上限の保留数を記憶している状態で未消化の始動記憶を消化することである請求項3に記載のパチンコ遊技機。

請求項7

当選予見開始条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶を記憶している状態で、新たに未消化の始動記憶を記憶することであり、当選予見満了条件は、予見表示態様により保留灯を発光している状態で、未消化の始動記憶を消化することである請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。

技術分野

0001

本発明は、始動口への遊技球入賞により、特別図柄を変動表示するパチンコ遊技機に関する。

背景技術

0002

パチンコ遊技機としては、始動口への遊技球入賞を契機として、特別図柄を変動して停止し、その停止図柄態様により当り確定した場合に、大入賞口を開閉する開閉ラウンド所定回数繰り返す特別遊技作動を行う構成のものが広く知られている。ここで、始動口へ遊技球が入賞すると、始動記憶を発生し、該始動記憶を消化することにより、特別図柄を変動開始するように制御している。そして、特別図柄が当り停止図柄態様で停止することによって実行する特別遊技作動中は、大入賞口への遊技球入賞によって、多くの賞球が発生することから、遊技者にとって大きな利益を得ることができる機会である。そのため、通常、特別遊技作動の実行契機となる当り停止図柄態様の確定を、遊技者は強く望みながら遊技を行っている。

0003

一般的なパチンコ遊技機は、上記の始動記憶を、所定数を上限として発生し記憶する。そして、未消化の始動記憶の保留数を表示する特別始動記憶数表示装置を備えている。ここで、特別始動記憶数表示装置は、複数の保留灯(例えば、LED)を備えており、該保留灯の点灯数によって前記始動記憶の保留数を報知する。この特別始動記憶数表示装置による保留灯の作動態様としては、特別図柄の変動中又は未消化の始動記憶がある場合に新たな始動記憶が発生する毎に、前記保留灯を一個点灯する。一般的には、横一列で配設された複数の保留灯を、始動記憶が発生して保留する毎に、左から順に点灯して点灯数を増加する一方、始動記憶を消化する毎に、左端の保留灯を消灯し且つ他の保留灯の点灯を一つずつ左へ移動するようにして点灯数を減少する(例えば、特許文献1参照)。このように特別始動記憶数表示装置を作動制御することにより、遊技者に始動記憶の保留数を報知している。

0004

上記の特別始動記憶数表示装置にあっては、その保留灯を特殊な点灯又は点滅態様発光させることにより、当りやリーチ等の発生を遊技者に予見させるようにした構成が提案されている。具体例としては、特別始動記憶数表示装置の保留灯を白色や赤色等で発光する構成として、通常では白色で発光し、当りやリーチの発生を予見させる場合には赤色で発光する。例えば、三個の保留灯を白色発光している状態で、新たに発生した始動記憶を当り予見させる場合には、左から四番目の保留灯を赤色発光する。その後に、始動記憶を消化すると、左から三番目の保留灯を赤色発光し且つ四番目の保留灯を消灯する。同様に、始動記憶を消化する毎に、左隣りの保留灯を順次赤色発光する。そして、最も左の保留灯を赤色発光している状態で、始動記憶を消化すると、赤色発光を消す。このように、始動記憶の消化毎に赤色発光する保留灯が左隣りへ順次移動していくことにより、当りやリーチ等の発生を予見させる始動記憶に対応する保留灯を赤色発光し、当り発生しそうな特別図柄の変動開始が徐々に近づいていることを遊技者に報知できる。

先行技術

0005

特開2010−119877号公報(段落番号「0029」、「0246」、「0247」、図76参照)

発明が解決しようとする課題

0006

ところで、一般的なパチンコ遊技機には、遊技の進行に合わせて様々な演出画像を表示する画像表示器が配設されており、遊技者の注意を惹き付けるような演出画像が表示される。そのため、上記したように、当り発生を予見させる始動記憶に対応する保留灯を特殊な表示態様(例えば赤色)で発光するような構成であっても、遊技者が前記演出画像を注視していることにより、気が付かず、その遊技性を安定して発揮できない場合が生ずるという虞があった。

0007

本発明は、保留灯の表示態様により当り発生を予見させる遊技性を安定して発揮し得るパチンコ遊技機を提案するものである。

課題を解決するための手段

0008

本発明の第一発明は、特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を発生して記憶する始動記憶生成手段と、該始動記憶生成手段により記憶している未消化の始動記憶の保留数を、保留灯の表示態様により表示する始動記憶数表示手段と、未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動して、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定し、当りの場合に所定の利得を発生する特別遊技制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、前記特別遊技制御手段により消化していない未消化の始動記憶を、その消化前に当落判定する先読み判定手段と、該先読み判定手段による当落判定結果が当選であると、予め定められた当選予見開始条件成立により、未消化の始動記憶の保留数を表示するために発光している全ての保留灯を所定の予見表示態様に従って発光し、予め定められた当選予見満了条件の成立により、前記予見表示態様を解除する予見表示手段とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機である。

0009

ここで、始動記憶数表示手段の保留灯としては、LEDやランプにより構成されるものだけでなく、液晶表示器(画像表示器)で表示される特定の図柄(以下、保留灯図柄という)により構成されるものも含む。ここで、前者のLED等の保留灯の場合には、その表示態様(通常表示態様、予見表示態様を含む)を、LEDの点灯、点滅、消灯により表示する。この場合には、保留灯の発光として、点灯および点滅のいずれをも含む。一方、後者の、液晶表示器等で表示する保留灯図柄により保留灯を構成する場合には、例えば、LED等を模した保留灯図柄を表示するものが好適である。そして、この保留灯図柄の表示態様として、保留灯図柄を特定色等で発生することにより表示する(例えば、点灯表示点滅表示等)。この場合には、保留灯の発光として、保留灯図柄を特定色で発生(表出)することを示す。尚、保留灯図柄としては、キャラクタ図柄を発生(表出)することにより、保留数を表示するようにしたものも適用可能である。これは、実質的に同じ処理を実行するものであることに因る。このようにキャラクタ図柄を保留灯図柄とする構成の場合には、キャラクタ図柄の発生が、本発明にかかる保留灯の発光に相当する。

0010

かかる構成にあっては、未消化の始動記憶を当選判定することにより、未消化の始動記憶に対応する全ての保留灯を予見表示態様で発光するようにしていることから、該予見表示態様が目立ち易く、遊技者に気付き易くさせることができる。これにより、未消化の始動記憶の消化により当り発生する可能性があることを遊技者に報知する作用効果が向上し、保留灯の表示態様により当り予見させるという遊技性が安定かつ充分に発揮され得る。尚、予見表示態様で発光する保留灯は、未消化の始動記憶に対応する保留灯のみである。

0011

さらに、当選判定した未消化の始動記憶を保留している状態で、発光している全ての保留灯を予見表示態様で発光することから、当選判定した未消化の始動記憶に対応する保留灯を遊技者が特定できず、いつ当り発生するか分からないという期待感と不安感との入り混じった感情想起させ得る。換言すれば、ミスリアスな興趣性を発揮する遊技を提供することができる。

0012

本発明の構成は、未消化の始動記憶に対応する全ての保留灯を予見表示態様で発光するようにしていることから、予見表示態様で発光している状態では、未消化の始動記憶と該始動記憶に対応する保留灯との因果関係を断っている状態であると言える。これにより、上記のように、当選判定した始動記憶の消化順番を、遊技者が特定し難くなっている。さらに、当選予見開始条件の成立により予見表示態様で発光するようにしていることから、当該予見表示態様での発光開始時期と当選判定した始動記憶の発生時期とが必ずしも同じとならない。そのため、いずれの未消化の始動記憶の消化によって当り発生するかを遊技者が一層分かり難くなっている。

0013

尚、本第一発明にあっては、未消化の始動記憶に対応する全ての保留灯を予見表示態様で発光することから、予見表示態様で発光している状態でも、未消化の始動記憶の保留数を報知するという機能は保持されている。

0014

また、第二発明は、特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を発生して記憶する始動記憶生成手段と、該始動記憶生成手段により記憶している未消化の始動記憶の保留数を、保留灯の表示態様により表示する始動記憶数表示手段と、未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動して、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定し、当りの場合に所定の利得を発生する特別遊技制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、前記特別遊技制御手段により消化していない未消化の始動記憶を、その消化前に当落判定する先読み判定手段と、該先読み判定手段による当落判定結果が当選判定であると、予め定められた当選予見開始条件の成立により、全ての保留灯を所定の予見表示態様に従って発光し、予め定められた当選予見満了条件の成立により、前記予見表示態様を解除する予見表示手段とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機である。ここで、第一発明と同様に、保留灯には、液晶表示器等で表示される保留灯図柄を含む。

0015

かかる第二発明の構成にあっても、全ての保留灯を予見表示態様で発光することにより、上述した第一発明の構成と同様に、未消化の始動記憶の消化により当り発生する可能性があることを遊技者に報知する作用効果が向上し、保留灯の表示態様により当り予見させるという遊技性が安定かつ充分に発揮され得る。さらに、いずれの始動記憶により当り発生するか分からないというミステリアスな遊技を提供できる。

0016

ここで、第二発明の構成では、当選予見開始条件の成立によって全ての保留灯を予見表示態様で発光することから、上記した遊技者に報知する作用効果が一層高く発揮され得る。そして、予見表示態様で発光している状態では、未消化の始動記憶の保留数を報知できないことから、保留灯が保留数を報知する機能が発揮されず、前記した当り予見させる機能のみが強調されることとなるため、当り予見させる遊技性を報知する作用効果が一層向上する。

0017

上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、当選予見開始条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶を記憶し、かつ未消化の始動記憶の保留数が上限となることであるとした構成が提案される。

0018

かかる構成にあっては、全ての保留灯の発光により上限の保留数を報知する状態で、全ての保留灯を予見表示態様で発光することから、該予見表示態様が目立ち易く、上記した遊技者に報知する作用効果が一層高く発揮され得る。

0019

ここで、当選予見満了条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶を消化することであるとした構成が提案される。

0020

かかる構成にあっては、当選判定した始動記憶を消化するまで予見表示態様により保留灯を発光する状態が継続するため、遊技者に当り予見させるための報知を継続し、該報知する作用効果を安定して発揮できる。尚、当該予見表示態様の解除によって当選判定した始動記憶を消化することから、当り予見させる遊技の信頼性を向上することもでき得る。

0021

尚、上述した全ての保留灯を予見表示態様で発光する構成の場合には、当該予見表示態様の解除まで、全ての保留灯が継続して発光する。一方、未消化の始動記憶に対応する全ての保留灯を予見表示態様で発光する構成の場合には、当該予見表示態様の解除までの間で、始動記憶の消化に伴って予見表示態様で発光する保留灯が減少し、始動記憶の増加に伴って予見表示態様で発光する保留灯が増加する。

0022

また、当選予見満了条件は、上限の保留数を記憶している状態で未消化の始動記憶を消化することであるとした構成が提案される。

0023

かかる構成では、全ての保留灯を予見表示態様により発光している状態で始動記憶を消化することにより、該予見表示態様を解除することから、当選判定した始動記憶の消化と予見表示態様の解除との因果関係も断たれている。そのため、遊技者には当り予見した始動記憶の消化時期が分からず、上記したミステリアスな遊技の興趣性を一層向上できる。

0024

上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、当選予見開始条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶の一つ前の始動記憶を消化することであるとした構成が提案される。

0025

かかる構成にあっては、予見表示態様で保留灯を発光した次に始動記憶を消化すると、当該消化により当り発生する可能性が高くなることから、予見表示態様による遊技性を遊技者に提供するという作用効果が効率的に発揮され得る。さらに、予見表示態様の表示によって、当り予見する遊技者の感情を一層向上できることから、予見表示態様を報知する効果も向上する。

0026

ここで、当選予見満了条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶を消化することであるとした構成が提案される。これにより、予見表示態様により当り予見させるという遊技の信頼性を正確に保ち得る。

0027

上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、当選予見開始条件は、先読み判定手段により当選判定した始動記憶を記憶している状態で、新たに未消化の始動記憶を記憶することであり、当選予見満了条件は、予見表示態様により保留灯を発光している状態で、未消化の始動記憶を消化することであるとした構成が提案される。

0028

かかる構成にあっては、未消化の始動記憶の発生と消化とに伴って、予見表示態様による発光と解除とを繰り返すことから、該予見表示態様による遊技性を遊技者に強調して報知することができ、上述した本発明の作用効果が一層向上する。また、保留中の始動記憶の中で当選判定したものを遊技者が一層特定し難く、上述したミステリアスな遊技を提供するという効果も一層向上する。

発明の効果

0029

本発明の第一発明のパチンコ遊技機は、上述したように、未消化の始動記憶をその消化前に当落判定した結果が当選であると、当選予見開始条件の成立により、未消化の始動記憶に対応する全ての保留灯を予見表示態様に従って発光し、当選予見満了条件の成立により、前記予見表示態様を解除するようにしたものである。一方、第二発明のパチンコ遊技機は、上述したように、未消化の始動記憶をその消化前に当落判定した結果が当選であると、当選予見開始条件の成立により、全ての保留灯を予見表示態様に従って発光し、当選予見満了条件の成立により、前記予見表示態様を解除するようにしたものである。いずれの構成にあっても、予見表示態様で保留灯を発光することにより、該予見表示態様を強調して報知でき、これに伴って遊技者に当り予見させるという遊技性を安定かつ充分に発揮できる。さらに、予見表示態様で発光している状態では、未消化の始動記憶と該始動記憶に対応する保留灯との因果関係を断っていることから、当選判定した始動記憶を遊技者が特定し難く、当該始動記憶に対する期待感を不安感との入り混じった感情を想起させるというミステリアスな遊技を提供でき得る。

図面の簡単な説明

0030

本実施例のパチンコ遊技機1の斜視図である。
パチンコ遊技機1の遊技盤10の正面図である。
パチンコ遊技機1の制御回路ブロック回路図である。
入賞検知処理を示すフローチャート図である。
特別図柄処理を示すフローチャート図である。
先読み判定処理を示すフローチャート図である。
実施例1の始動記憶数表示処理を示すフローチャート図である。
実施例1の始動記憶数表示処理に従って、特別始動記憶数表示装置17で表示する予見表示態様を説明する、図2のX部拡大図である。
実施例2の始動記憶数表示処理を示すフローチャート図である。
実施例2の始動記憶数表示処理に従って、特別始動記憶数表示装置17で表示する予見表示態様を説明する、図2のX部拡大図である。
実施例3の始動記憶数表示処理を示すフローチャート図である。
実施例3の始動記憶数表示処理に従って、特別始動記憶数表示装置17で表示する予見表示態様を説明する、図2のX部拡大図である。
実施例4の始動記憶数表示処理を示すフローチャート図である。
実施例4の始動記憶数表示処理に従って、特別始動記憶数表示装置17で表示する予見表示態様を説明する、図2のX部拡大図である。
実施例5の始動記憶数表示処理を示すフローチャート図である。
実施例5の始動記憶数表示処理に従って、特別始動記憶数表示装置17で表示する予見表示態様を説明する、図2のX部拡大図である。

0031

本発明の実施例を、添付図面を用いて詳述する。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。遊技機本体3は、中央上部の略円形の開口部に遊技盤10(図2参照)が取り付けられた前枠5を備え、この前枠5の一側縁ヒンジ部材4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。さらに前枠5には、遊技盤10を覆うガラス板6が設けられている。また、前枠5の下部には、上受皿7と下受皿8とが上下に列設されており、下受皿8の右側方発射ハンドル9が突設される。この発射ハンドル9を遊技者が回動操作することにより、その回動角度に応じた強度で球発射装置41(図3参照)から遊技球が発射される。

0032

図2は、遊技盤10の正面図である。遊技盤10の前面には、ガイドレール11によって略円形の遊技領域12が区画形成されている。遊技領域12の中央には、各種遊技部材を組み込んだセンターケース13が配設される。このセンターケース13には、画像表示器14が組み付けられている。画像表示器14は、液晶表示器又はCRT表示器等からなり、その表示画面には演出図柄や各種演出画像等が表示される。

0033

センターケース13には、画像表示器14が配設されると共に、該画像表示器14の周囲に複数のLED(発光ダイオード)が配設される。この複数のLEDのうち、右上部の六個は特別図柄表示装置15であり、下部右側の二個は普通図柄表示装置16である。また、下部中央の四個のLEDは、特別図柄の始動記憶(特別図柄用抽選データ)の保留数(特別図柄始動記憶数)を示す特別始動記憶数表示装置17であり、下部左側の四個は、普通図柄の始動記憶(普通図柄用抽選データ)の保留数(普通図柄始動記憶数)を表示する普通始動記憶数表示装置18である。

0034

特別図柄表示装置15は、その六個のLEDの点灯態様によって特別図柄を表示するものである。後述するように、特別図柄表示装置15は、所定契機によって、各LEDを点滅させることにより夫々の特別図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した態様で特別図柄を停止表示する。本実施例では、右端下側のLEDのみが点灯した態様がハズレ態様、それ以外の点灯態様が当り態様として設定されており、特別図柄が当り態様で停止表示された場合に、いわゆる「大当り」となって後述の特別遊技作動を実行する。

0035

一方、普通図柄表示装置16は、二個のLEDの点灯態様によって普通図柄を表示するものである。後述する普通始動ゲート19を遊技球が通過すると、このLEDが順次点滅することで普通図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した態様で普通図柄を停止表示する。左側のLEDのみが点灯した態様が当り態様、左右のLEDが点灯した態様がハズレ態様に設定されており、当り態様で停止表示された場合には、後述の普通電動役物23を拡開作動する。

0036

図2に示すように、センターケース13の左側には普通始動ゲート19が設けられている。この普通始動ゲート19を遊技球が通過すると、普通始動ゲート19に具備された球検知スイッチが球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて上記の普通図柄表示装置16のLEDが点滅開始する。

0037

また、図2に示すように、センターケース13の直下位置には特別始動口22を有する普通電動役物23が配設される。普通電動役物23は、特別始動口22の開口幅を変動させる左右一対開閉翼片24,24を備えており、開閉翼片24,24を起立位置として特別始動口22への遊技球流入が困難な閉鎖状態と、開閉翼片24,24を左右両側へ拡開した拡開位置として特別始動口22への遊技球流入が容易な開放状態とに変換制御される。この普通電動役物23は、上記した普通図柄表示装置16で普通図柄が当り態様で停止表示されると、ソレノイドによって左右の開閉翼片24,24が拡開駆動されて前記開放状態となる。このような普通電動役物23の特別始動口22を遊技球が通過すると、当該普通電動役物23に内蔵された球検知スイッチが球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて特別図柄表示装置15のLEDが点滅開始する。また、特別始動口22を遊技球が通過すると、所定数の賞球が払い出される。

0038

普通電動役物23の直下かつアウト口30の直上方位置には、大入賞口25を有する特別電動役物26が配設されている。この特別電動役物26は横長矩形状の開閉片27を具備している。開閉片27は内蔵するソレノイドにより開閉制御され、これによって大入賞口25が開放状態と閉鎖状態に変換される。また、特別電動役物26の内部には入賞した遊技球を検知する球検知スイッチが設けられる。

0039

また、普通電動役物23の両側には一般入賞装置29が配設されており、遊技球が一般入賞装置29に入賞すると、一般入賞装置29に内蔵された球検知スイッチが球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて所定数の賞球が払い出される。

0040

尚、本実施例にあって、上記した普通電動役物23の特別始動口22が、本発明の始動口であり、普通電動役物23内に設けられた球検知スイッチが、本発明にかかる球検知手段である。また、特別図柄表示装置15が、本発明の図柄表示装置である。また、特別始動記憶数表示装置17が、本発明にかかる始動記憶数表示手段を構成しており、該特別始動記憶数表示装置17の四個のLEDがそれぞれ、本発明の保留灯17a〜17dである(図8参照)。

0041

次に、本実施例のパチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を、図3を参照して説明する。
マイクロコンピュータを構成する主制御基板60には、パチンコ遊技機1の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられている。この主制御基板60は、遊技の統括的な制御を実行するものである。この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設される。この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。記憶装置ROMには、制御プログラムや、抽選データを参照して特別図柄の当落判定や該特別図柄の変動・停止態様演出態様等を決定するための各種テーブルが格納されている。

0042

一方、記憶装置RAMには、各種球検知スイッチからの球検知信号等が一時的に記憶される記憶エリア、各種のタイマ乱数カウンタ計数カウンタ等を構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。

0043

さらに、この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマTMも接続されている。

0044

ここで主制御用中央制御装置CPU、及び後述する各制御基板62〜68に設置される各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニットALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成したデータ又はコマンドを四つの制御基板62,63,64,68へ出力し、これらの制御基板62,63,64,68の中央制御装置CPUがこのデータ等に従って所定の制御を処理実行することとなる。

0045

また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器データ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、演出制御基板62、図柄制御基板63、払出制御基板64、及び発射制御基板68の各入力ポートに向け、一方向に出力されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して、普通始動ゲート19、普通電動役物23、特別電動役物26、一般入賞装置29等が接続される。そして、主制御基板60が2msごとに、これらに内蔵された各スイッチの遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があると、その球検出信号波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物23や特別電動役物26等が接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に、これらに内蔵されたソレノイドやモータを作動させる。

0046

上記の演出制御基板62には、パチンコ遊技機1で実行される演出全般を制御するための基板回路が設けられる。この基板回路は、演出を制御処理する演出制御用中央制御装置CPUに、多岐にわたる演出態様に関する固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。演出制御基板62の出力ポートには、画像表示器14を制御する画像制御基板65、音声演出を制御する音源制御基板66、及びLEDランプによる演出を制御する光源制御基板67が接続されている。そして、演出制御基板62は、主制御基板60からの演出コマンドが入力ポートに入力されると、演出制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、該演出コマンドで指示された演出態様を実行するために、画像制御基板65、音源制御基板66、及び光源制御基板67へ向けて制御コマンドを送信する。

0047

上記の画像制御基板65には、画像表示器14の表示態様を制御するための基板回路が設けられる。この基板回路は、画像制御用中央制御装置CPUに、表示態様に関する固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。画像制御基板65は、演出制御基板62から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを画像制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の表示態様を表示するデータを、出力ポートを介して表示用ドライバに出力する。そして、この表示用ドライバが、前記データに従って画像表示器14に所定態様で表出させる。

0048

上記の音源制御基板66には、図示しないスピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられる。この基板回路は、音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等が格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板66は、上記の演出制御基板62より入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを、出力ポートを介してサウンドジェネレータに出力し、このサウンドジェネレータが、前記音データに従ってスピーカに効果音を出力させる。

0049

上記の光源制御基板67には、遊技機本体3に配設された演出用ランプを制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、光源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや発光パターン等の固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この光源制御基板67は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の演出制御基板62から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データを、出力ポートを介して、演出用ランプを発光作動するドライバを配した光源作動基板に出力し、この光源作動基板が各種の演出用ランプを点灯、点滅させる。

0050

上記の図柄制御基板63には、特別図柄表示装置15、普通図柄表示装置16、特別始動記憶数表示装置17、普通始動記憶数表示装置18を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄制御用中央制御装置CPUに、各装置の動作プログラムや発光パターン等の固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この図柄制御基板63は、図柄制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データを、出力ポートを介して、各装置のLEDを発光作動するドライバを配した図柄作動基板に出力し、この図柄作動基板が、各装置のLEDを点灯、点滅させる。

0051

上記の払出制御基板64には、遊技球の貸球や賞球等の払出しを制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや球数パターン等の固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この払出制御基板64は、主制御基板60から入力されたデータ又はコマンドに従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを、出力ポートを介して払出中継基板に送信し、このデータにより貸球ユニット賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払出しを実行する。また、払出制御基板64は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカード読込みや書込みを行う機外装置であるプリペイドカードユニットと、このプリペイドカードのデータ処理中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。

0052

上記の発射制御基板68には、球発射装置41を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、発射制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム等が格納されている記憶装置ROMと、入出力信号等を一時的に記憶する記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。発射制御基板68の入力ポートには、発射ハンドル9の回動角度に応じた電圧信号が入力される。発射制御基板68の出力ポートには球発射装置41が接続されており、発射制御基板68は、発射ハンドル9からの入力信号に応じた電圧強度で球発射装置41を駆動することにより、発射ハンドル9の回動角度に応じた強さで遊技球を打圧発射する。

0053

次に、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動について説明する。なお、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動は、既存のパチンコ遊技機と同様であるため詳細な説明は省略する。

0054

遊技者による発射ハンドル9の回動操作に従って球発射装置41により遊技球が発射されると、該遊技球が遊技盤10の遊技領域12を転動流下する。そして、遊技球が上記の普通電動役物23の特別始動口22へ流入すると、各種テーブルから乱数抽選が行われて特別図柄用抽選データが生成される(図4の入賞検知処理参照)。そして、生成された特別図柄用抽選データの消化に伴って特別図柄表示装置15でLEDが点滅して特別図柄が変動開始する(図5の特別図柄処理参照)。変動開始から所定時間経過すると、特別図柄が変動停止して停止図柄態様(以下、特別停止図柄態様と言う)を確定し、該特別停止図柄態様を遊技者に認識させるために一定時間(約1秒)停止表示する。このように、特別図柄用抽選データの消化によって特別図柄の変動開始から確定停止までの一連の特別図柄生成行程を実行する。ここで、特別停止図柄態様が当り態様であると大当りとなり、後述の特別遊技作動を実行する。

0055

また、通常、特別図柄生成行程の実行中は、スピーカや演出用ランプが所定態様で作動すると共に、画像表示器14の表示画面で演出用の図柄が変動する。ここで、表示画面では、場合によって遊技者の大当りへの期待感を高めるための、いわゆるリーチ変動の演出が実行される。かかるリーチ変動の演出を実行する場合には、通常よりも当り態様で確定表示する確率が見かけ上高くなるように設定されており、遊技者はリーチ変動の演出により大当りの期待感を高めるとともに、表示画面での多様な演出態様により、演出用図柄の変動停止まで興奮持続させることができる。

0056

上記の特別図柄用抽選データとしては、記憶装置ROMに格納された特別図柄用の各種テーブルから夫々抽出した複数の乱数値により構成されており、該複数の乱数値は特別始動口22に流入した遊技球を普通電動役物23に内蔵された球検知スイッチにより検知することによって夫々抽出される。特別図柄用抽選データを構成する各乱数値は、上述したように、特別図柄の当落判定や図柄の変動・停止態様、演出態様等を決定するためのものであり、具体的には、当り又はハズレを判定するための大当り乱数値、当りとなる場合の特別停止図柄態様を決定するための大当り図柄乱数値等を含む。このような特別図柄用抽選データの消化により、当該データの大当り乱数値を判定し、その判定結果が当りであると、大当り図柄乱数値に従って当り態様を選定する処理(図5中の特別図柄変動停止態様選択処理)を行う。これに従って、特別図柄生成行程では、選定した当り態様の特別停止図柄態様を特別図柄表示装置15で停止表示する(図5の特別図柄処理参照)。

0057

特別始動口22への入賞によって生成された特別図柄用抽選データは、当該特別図柄用抽選データの消化により特別図柄生成行程が開始されるまで、記憶装置RAMに設定された特別始動記憶領域記憶保持される。具体的には、特別図柄の変動中および特別遊技作動中に生成された特別図柄用抽選データは直ぐに消化されず、前記特別始動記憶領域に記憶保持される。また、特別始動記憶領域には四個(上限数)の特別図柄用抽選データを保持可能となっており、特別始動記憶領域に四個の特別図柄用抽選データが保持されている場合には、特別始動口22へ入賞しても特別図柄用抽選データが生成されない(図4の入賞検知処理参照)。このように特別始動記憶領域に記憶されている未消化の特別図柄用抽選データが、所謂特別図柄の始動記憶であり、上記した特別始動記憶数表示装置17の点灯数によって該始動記憶の保留数(特別図柄始動記憶数)を報知している(図8参照)。そして、未消化の始動記憶(特別図柄用抽選データ)を消化して特別図柄を変動開始する際には、特別始動記憶数表示装置17のLEDを一個消灯する。この特別始動記憶数表示装置17の点灯・点滅する制御については、本発明の要部にかかり、詳しくは後述する。

0058

特別図柄表示装置15で変動した特別図柄が当り態様の特別停止図柄態様で確定停止すると、特別遊技作動を実行する。特別遊技作動は、大入賞口25が開閉する開閉ラウンドを所定回数実行する作動であり、上述したように、特別図柄が当り態様で停止して大当りとなることにより開始する。その後、所定回数の開閉ラウンドを満了することにより当該特別遊技作動を満了する。ここで、一回の開閉ラウンドは、大入賞口25の30秒間開放または9個の入賞のいずれか一方を満足することにより満了する。特別遊技作動では、この開閉ラウンドを16回繰り返し実行する。このような特別遊技作動中では、大入賞口25へ100個以上の入賞が期待でき、遊技者は多量の賞球を獲得できる。

0059

尚、上記した主制御基板60により、本発明にかかる始動記憶生成手段が構成されている。さらに、上記した主制御基板60、図柄制御基板63、演出制御基板62(画像制御基板65、音源制御基板66、光源制御基板67)により、本発明にかかる特別遊技制御手段が構成されている。

0060

次に、本発明の要部について、各実施例1〜4に従って説明する。

0061

上記した特別始動記憶数表示装置17は、図2,8のように、四個の保留灯17a〜17dを備えた構成であり、各保留灯17a〜17dは、それぞれ複数色に発光可能なLEDにより構成されている。本実施例にあって、前記LEDは、白色と赤色の二色に発光可能であり、上記した図柄制御基板63により発光制御される。尚、白色での点灯状態としては、図8(A)における保留灯17a,17bの記載形態と同様に表し、赤色での点灯状態としては、図8(C)における保留灯17a〜17dの記載形態と同様に表している。

0062

ここで、保留灯17a〜17dは、上述したように、特別始動記憶領域に特別図柄用抽選データ(始動記憶)を記憶保持する毎に点灯し、該特別図柄用抽選データ(始動記憶)を消化する毎に消灯する。このような各保留灯17a〜17dを発光する制御としては、図7に示す始動記憶数表示処理により実行する。この始動記憶数表示処理は、図4の入賞検知処理により特別始動口22に流入した遊技球を球検知スイッチが検知して入賞フラグ=1とし且つ保留数Pに1加算すると、該保留数Pに応じて、左からP番目の(点灯していない最も左側の)保留灯を点灯制御する。また、図5の特別図柄処理により未消化の特別図柄用抽選データを消化して消化フラグ=1とし且つ保留数Pから1減算すると、これに伴って、左から(P+1)番目の(最も右側で点灯する)保留灯を消灯制御する。このようにして、上述した保留灯17a〜17dの点灯作動と消灯作動とを制御している。すなわち、未消化の始動記憶(特別図柄用抽選データ)に対応する保留灯の表示態様(点灯または消灯)によって、当該始動記憶の発生または消化と保留数とを報知する。尚、未消化の始動記憶の発生および消化に伴う保留灯17a〜17dの表示態様(白色点灯または消灯)については、従来と同様であり、その詳細については省略する。

0063

さらに本実施例1にあっては、図6に示す先読み判定処理により、未消化の特別図柄用抽選データ(始動記憶)を当落判定する。先読み判定処理としては、入賞検知処理(図4参照)により入賞フラグ=1となると、直近に記憶された未消化の特別始動記憶データを読み込んで、その大当り乱数値を当落判定する。ここで、当落判定する特別始動記憶データは、未消化の始動記憶の保留数Pにより表される最新のP番目のものである。この当落判定の結果、大当り乱数値が当り(当選)の場合に予見フラグ=1とすると共に予見保留数R=保留数Pとする。一方、当落判定の結果がハズレの場合には、現状の予見フラグを維持する。

0064

上記した先読み判定処理(図6)による当落判定の結果が当選である場合(予見フラグ=1)に、始動記憶数表示処理により、未消化の始動記憶に対応して発光する全ての保留灯を赤色点灯する。実施例1の構成にあっては、図7の始動記憶数表示処理により、予見フラグ=1の場合に、保留数P=4となることにより、四個全ての保留灯17a〜17dを赤色で点灯する。その後、当選判定した始動記憶が消化されて予見フラグ=0となることにより、赤色点灯を解除する。すなわち、四個の保留灯17a〜17dを赤色点灯してから当選判定した始動記憶が消化されるまでの間で、前記赤色点灯を継続して行うと共に、未消化の始動記憶の増加または消化に伴って赤色点灯する保留灯の数を増減する。これにより、本実施例1の構成では、未消化の始動記憶の保留数に応じて保留灯を赤色点灯するようにしており、正確な保留数を常に報知することができる。

0065

図7の始動記憶数表示処理では、入賞フラグ=1の場合に予見フラグ=0であると、左からP番目の保留灯を白色点灯する。予見フラグ=1の場合に、予見実行フラグ=0かつ保留数P<4であると、左からP番目の保留灯を白色点灯する。一方、予見フラグ=1の場合に、予見実行フラグ=0かつ保留数P=4であると、四個全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯すると共に予見実行フラグ=1とする。また、四個全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯した後に始動記憶を消化し(後述の消化フラグ=1の場合)、さらに新たな始動記憶を記憶すると(入賞フラグ=1)、予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=1であることから、左からP番目の保留灯を赤色点灯する。

0066

消化フラグ=1である場合に、予見実行フラグ=1であると(赤色点灯している場合)、上記した予見保留数Rから1減算する。そして、予見保留数R>0の場合(当選判定した始動記憶を記憶している場合)には、左から(P+1)番目の保留灯を消灯し、左端(1番目)からP番目までの保留灯を赤色点灯で維持する。また、予見保留数R=0の場合(当選判定した始動記憶を消化した場合)には、左から(P+1)番目の保留灯を消灯すると共に、左端(1番目)からP番目までの保留灯を白色点灯に変換する。一方、消化フラグ=1である場合に、予見実行フラグ=0であると、左端から(P+1)番目の保留灯を消灯する。そして、予見フラグ=1の場合には、予見保留数Rから1減算する。ここで、当選判定した始動記憶を消化した場合には、予見保留数R=0となることから、予見フラグ=0とする。そのため、予見フラグ=1かつ保留数P=4とならずに予見保留数R=0となると、保留灯の赤色点灯を実行することなく、当選判定した始動記憶を消化することとなる。

0067

上述した様々な点灯または消灯コマンドにしたがって、特別始動記憶数表示装置17の保留灯17a〜17dを点灯作動または消灯作動する保留灯作動処理を実行する。この保留灯作動処理は、LEDへの電力供給と停止とを行うものであり、従来から用いられている処理を適用できるため、その詳細については省略する。

0068

このように保留灯17a〜17dを点灯/消灯する態様について、図8を参照して説明する。例えば、図8(A)のように、二個の始動記憶を保留して、保留灯17a,17bを白色点灯している状態で、新たな始動記憶が発生し、当該始動記憶を上記した先読み判定処理(図6参照)により当選判定すると、始動記憶表示処理(図7参照)により、入賞フラグ=1、予見フラグ=1、予見実行フラグ=0、および保留数P=3に従って、図8(B)のように、左から3番目(=P番目)の保留灯17cを白色点灯する。この際には、予見保留数R=3である。連続して新たな始動記憶が発生すると、保留数P=4となることから、図8(C)のように、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯する。そして、予見実行フラグ=1とする。その後、未消化の始動記憶を消化して消化フラグ=1となると、予見実行フラグ=1であることから、予見保留数R=1となり、図8(D)のように、左から四番目の保留灯17dを消灯する。さらに、当選判定した始動記憶を消化すると、予見実行フラグ=1により予見保留数R=0となることから、図8(E)のように、左から三番目の保留灯17cを消灯し且つ保留灯17a,17bを白色点灯に変換する。そして、予見フラグ=0とする。

0069

本実施例1のパチンコ遊技機1によれば、特別始動口22への遊技球流入に伴って発生した始動記憶を先読み判定した結果が当選であった場合に、当該始動記憶の消化前までに始動記憶の保留数が上限(四個)となると、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯することから、四個の未消化の始動記憶の中に当りとなる始動記憶があることを遊技者に強くアピールできる。これにより、画像表示器14で演出表示する演出画像を注視する遊技者に、当り発生を予見させるという作用効果が向上する。したがって、保留灯17a〜17dの表示態様により遊技者に当り予見させるという遊技性が安定して発揮され、当該当り予見による遊技を遊技者が充分に楽しむことができ得る。

0070

また、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯することから、四個中のいずれの始動記憶が当り発生するものであるかを、遊技者が特定し難い。これにより、遊技者にいつ当り発生する始動記憶が消化されるのかという期待感と不安感とが入り混じった感情を想起させることができ、所謂ミステリアスな興趣性が生じ得る。そして、この興趣性により、上述した当り予見させるという遊技性に従来に無い新たな面白みが加えられ、該遊技性を著しく向上することができる。尚、本実施例1の場合には、当選判定した始動記憶を消化するまで、赤色点灯により保留数を報知し、当該始動記憶の消化により赤色点灯を解除することから、前記遊技性を保ちつつ、保留数の報知機能を維持している。そして、始動記憶の消化に伴って遊技者の当りへの期待感を強く刺激することもできる。

0071

上述した本実施例1にあって、保留灯17a〜17dを白色点灯/赤色点灯または消灯することにより表示される該保留灯17a〜17dの点灯/消灯した状態が、本発明にかかる表示態様であり、保留灯17a〜17dを赤色点灯した状態が、本発明にかかる予見表示態様である。また、保留灯17a〜17dを白色または赤色で点灯することが、本発明の発光に相当する。また、上述した先読み判定処理(図8)を実行する主制御基板60により、本発明にかかる先読み判定手段が構成されている。さらに、始動記憶数表示処理(図7)を実行する主制御基板60および図柄制御基板63により、本発明にかかる予見表示手段が構成されている。また、予見フラグ=1の状態で保留数P=4となることが、本発明にかかる当選予見開始条件であり、予見実行フラグ=1の状態で予見保留数=0となることが、本発明にかかる当選予見満了条件である。

0072

実施例2の構成にあっては、図6の先読み判定処理により当選判定した場合(予見フラグ=1)に、保留数が上限(四個)となると、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯し、始動記憶の消化により保留数が三個となると、前記赤色点灯を解除するようにしたものである。

0073

本実施例2の構成は、当選判定した始動記憶を記憶している場合に、保留数が上限(四個)である状態でのみ全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯するようにしたものであり、四個の始動記憶を保留している状態から始動記憶を消化することによって赤色点灯を解除するようにした処理(図9の始動記憶数表示処理)以外については、上述した実施例1と同じである。そのため、上述した実施例1と同じ構成には同じ符号を記し、同じ構成および同じ処理についてはその説明を省略する。

0074

保留灯17a〜17dを点灯/消灯する始動記憶数表示処理としては、図9のように、入賞フラグ=1となった場合に予見フラグ=1であり且つ保留数P=4であると、四個全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯すると共に予見実行フラグ=1とする。尚、予見フラグ=1であっても、保留数P<4である場合には、左からP番目の保留灯を白色点灯する。

0075

消化フラグ=1となった場合に、予見実行フラグ=1であると(全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯していると)、4番目の保留灯17dを消灯すると共に、1番目〜3番目(P番目)までの保留灯17a〜17cを白色点灯に変換する。そして、予見実行フラグ=0として、予見保留数Rから1減算する。

0076

そして、入賞フラグ=1により保留数P=4となる毎に、四個全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯する処理を実行し、消化フラグ=1により保留数Pが減少する毎に、前記赤色点灯を解除する処理を実行する。これら処理を、予見フラグ=1の状態(当選判定した始動記憶を記憶している状態)で繰返し実行する。

0077

尚、消化フラグ=1により予見保留数R=0となると(当選判定した始動記憶を消化した場合)、予見フラグ=0とする。

0078

本実施例2の始動記憶数表示処理に従って保留灯17a〜17dを点灯/消灯する態様について、図10を参照して説明する。例えば、図10(A)のように、二個の始動記憶を保留して、保留灯17a,17bを白色点灯している状態で、新たな始動記憶が発生し、当該始動記憶を上記した先読み判定処理(図6参照)により当選判定すると、始動記憶表示処理(図9参照)により、入賞フラグ=1、予見フラグ=1、および保留数P=3に従って、図10(B)のように、左から3番目(=P番目)の保留灯17cを白色点灯する。この際には、予見保留数R=3である。連続して新たな始動記憶が発生すると、保留数P=4となることから、図10(C)のように、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯する。そして、予見実行フラグ=1とする。この状態で、未消化の始動記憶を消化して消化フラグ=1となると、予見実行フラグ=1であることから、図10(D)のように、左から四番目の保留灯17dを消灯すると共に、保留灯17a〜17cを白色点灯に変換し、予見実行フラグ=0とする。そして、予見保留数R=2とする。次に、新たな始動記憶を発生して入賞フラグ=1となると、保留数P=4となることから、図10(C)のように、再び全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯する。一方、図10(D)のように保留灯17a〜17cを白色点灯している状態で、始動記憶を消化して消化フラグ=1となると、図10(E)のように、3番目の保留灯17cを消灯する。

0079

本実施例2の構成にあっても、上述した実施例1と同様に、始動記憶を先読み判定した結果が当選であった場合に、当該始動記憶の消化前までに始動記憶の保留数が上限(四個)となると、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯することから、四個の未消化の始動記憶の中に当りとなる始動記憶があることを遊技者に強くアピールできる。また、四個中の始動記憶のいずれで当り発生するかがわからないことから、ミステリアスな興趣性が生じ得る。このように本実施例2の構成にあっても、上述した実施例1と同様の作用効果を奏し得る。

0080

尚、本実施例2にあって、予見フラグ=1の状態で保留数P=4となることが、本発明にかかる当選予見開始条件であり、予見実行フラグ=1の状態で消化フラグ=1となることが、本発明にかかる当選予見満了条件である。

0081

実施例3の構成にあっては、図6の先読み判定処理により当選判定した場合(予見フラグ=1)に、当選判定した始動記憶の一つ前の始動記憶が消化されると、未消化の始動記憶に対応する全ての保留灯を赤色点灯し、当選判定した始動記憶が消化されると、前記赤色点灯を解除するようにしたものである。ここで、赤色点灯する処理としては、例えば、未消化の始動記憶が二個の場合には保留灯17a,17bが赤色点灯し、三個の場合には保留灯17a〜17cを赤色点灯する。これにより、保留数を報知する機能は維持している。

0082

本実施例3の構成は、当選判定した始動記憶を記憶している場合に、当該始動記憶の一つ前の始動記憶を消化すると、保留数を報知する全ての保留灯を赤色点灯するようにしたものであり、この赤色点灯する処理(図12の始動記憶数表示処理)以外については、上述した実施例1と同じである。そのため、上述した実施例1と同じ構成には同じ符号を記し、同じ構成および同じ処理についてはその説明を省略する。

0083

保留灯17a〜17dを点灯/消灯する始動記憶数表示処理としては、図11のように、消灯フラグ=1となると、左から(P+1)番目の保留灯を消灯し、予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=0の場合に、予見保留数Rから1減算する。ここで、予見保留数R=1であると(次に、当選判定した始動記憶が消化される状態)、左端からP番目までの保留灯を赤色点灯し、予見実行フラグ=1とする。この予見実行フラグ=1の状態で消化フラグ=1となると(当選判定した始動記憶を消化した場合)、左から(P+1)番目の保留灯を消灯すると共に、左端(1番目)からP番目までの保留灯を白色点灯する。そして、予見実行フラグ=0、予見フラグ=0、予見保留数R=0とする。

0084

入賞フラグ=1となると、上記した予見実行フラグ=1の場合(赤色点灯している場合)には、左からP番目の保留灯を赤色点灯する。一方、予見実行フラグ=0の場合(白色点灯している場合)には、左からP番目の保留灯を白色点灯する。

0085

本実施例3の始動記憶数表示処理に従って保留灯17a〜17dを点灯/消灯する態様について、図12を参照して説明する。例えば、図12(A)のように、一個の始動記憶を保留して、保留灯17aを白色点灯している状態で、新たな始動記憶が発生し、当該始動記憶を上記した先読み判定処理(図6参照)により当選判定すると、始動記憶表示処理(図11参照)により、入賞フラグ=1、予見実行フラグ=0、および保留数P=2に従って、図12(B)のように、左から2番目(=P番目)の保留灯17bを白色点灯する。この際には、予見保留数R=2である。その後、さらに、特別始動口22への一個の入賞とがあると、予見実行フラグ=0かつ保留数P=3であることから、図12(C)のように、左から3番目の保留灯17cを白色点灯する。この状態で、未消化の始動記憶を消化して消化フラグ=1となると、保留灯17cを消灯し、予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=0であることから、予見保留数R=1により、図12(D)のように、二個の保留灯17a,17bを赤色点灯する。そして、予見実行フラグ=1とする。次に始動記憶を消化する前に入賞フラグ=1となると、予見実行フラグ=1であることから、図12(E)のように、三番目の保留灯17cを赤色点灯する。次に始動記憶を消化して消化フラグ=1となると、予見実行フラグ=1であることから、図12(F)のように、三番目の保留灯17cを消灯し且つ保留灯17a,17bを白色点灯に変換する。

0086

本実施例3の構成にあっても、上述した実施例1と同様に、始動記憶を先読み判定した結果が当りであった場合に、当該始動記憶の一つ前の始動記憶を消化すると、保留数を表示する全ての保留灯を赤色点灯することから、未消化の始動記憶の中に当りとなる始動記憶があることを遊技者に強くアピールできる。また、未消化の始動記憶を複数個記憶していれば、いずれで当り発生するかがわからないことから、ミステリアスな興趣性が生じ得る。このように本実施例3の構成にあっても、上述した実施例1と同様の作用効果を奏し得る。

0087

尚、本実施例3にあって、予見フラグ=1の状態で予見保留数R=1となることが、本発明にかかる当選予見開始条件であり、予見実行フラグ=1の状態で予見保留数R=0(又は消化フラグ=1)となることが、本発明にかかる当選予見満了条件である。

0088

実施例4の構成にあっては、図6の先読み判定処理により当選判定した場合(予見フラグ=1)に、新たな始動記憶が発生することにより、保留数を報知している全ての保留灯を赤色点灯し、始動記憶を消化することにより、前記赤色点灯を解除するようにしたものである。実施例4の構成にあっても、上述した実施例3と同様に、未消化の始動記憶に対応する保留灯のみを赤色点灯することから、保留数を報知する機能は維持している。

0089

本実施例4の構成は、当選判定した始動記憶を記憶している場合に、新たな始動記憶の発生により赤色点灯し、始動記憶の消化により赤色点灯を解除するようにしたものであり、この赤色点灯と解除とを行う処理(図13の始動記憶数表示処理)以外については、上述した実施例1と同じである。そのため、上述した実施例1と同じ構成には同じ符号を記し、同じ構成および同じ処理についてはその説明を省略する。

0090

保留灯17a〜17dを点灯/消灯する始動記憶数表示処理としては、図13のように、入賞フラグ=1となった場合に予見フラグ=1であり且つ予見実行フラグ=0であると、左端からP番目までの保留灯を赤色点灯し、予見実行フラグ=1とする。尚、予見実行フラグ=1である場合には、左からP番目の保留灯を赤色点灯し、P番目までの保留灯を赤色点灯する。

0091

消灯フラグ=1となると、左から(P+1)番目の保留灯を消灯し、予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=1の場合に、左端からP番目までの保留灯を白色点灯に変換し、予見実行フラグ=0とする。そして、予見保留数Rから1減算する。尚、新たな始動記憶を発生する前に次の始動記憶を消化すると(消化フラグ=1)、予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=0であることから、左から(P+1)番目の保留灯を消灯し、予見保留数Rから1減算する。

0092

このように、本実施例4では、当選判定した始動記憶を記憶している状態(予見フラグ=1)で、入賞フラグ=1となる毎に、保留数Pに従って未消化の始動記憶に対応する全ての保留灯を赤色点灯する処理と、消化フラグ=1となる毎に、前記赤色点灯を白色点灯に変換する処理とを繰返し実行する。

0093

本実施例4の始動記憶数表示処理に従って保留灯17a〜17dを点灯/消灯する態様について、図13を参照して説明する。例えば、図14(A)のように、二個の始動記憶を保留して、保留灯17a,17bを白色点灯している状態で、新たな始動記憶が発生し、当該始動記憶を上記した先読み判定処理(図8参照)により当選判定すると、始動記憶表示処理(図14参照)により、入賞フラグ=1、予見フラグ=1、および予見実行フラグ=0に従って、図14(B)のように、左端から3番目(=P番目)までの全ての保留灯17a〜17cを赤色点灯する。さらに、新たな始動記憶が発生すると、予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=1であることから、図14(C)のように、4番目(=P番目)の保留灯17dを赤色点灯する。次に、始動記憶を消化すると、図14(D)のように、予見実行フラグ=1であることから、4番目の保留灯17dを消灯すると共に、保留灯17a〜17cを白色点灯に変換する。次に、新たな始動記憶を発生する前に始動記憶を消化すると、予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=0であることから、図14(E)のように、3番目の保留灯17cを消灯する。次に、新たな始動記憶を発生すると、図14(F)のように、左端から3番目(=P番目)までの全ての保留灯17a〜17cを赤色点灯する。

0094

本実施例4の構成にあっても、上述した実施例1と同様に、始動記憶を先読み判定した結果が当りであった場合に、新たな始動記憶を発生することにより、保留数を表示する全ての保留灯を赤色点灯することから、未消化の始動記憶の中に当りとなる始動記憶があることを遊技者に強くアピールできる。また、未消化の始動記憶を複数個記憶していれば、いずれで当り発生するかがわからないことから、ミステリアスな興趣性が生じ得る。このように本実施例4の構成にあっても、上述した実施例1と同様の作用効果を奏し得る。

0095

尚、本実施例4にあって、予見フラグ=1の状態で入賞フラグ=1となることが、本発明にかかる当選予見開始条件であり、予見実行フラグ=1の状態で消化フラグ=1となることが、本発明にかかる当選予見満了条件である。

0096

実施例5の構成にあっては、図6の先読み判定処理により当選判定した場合(予見フラグ=1)に、新たな始動記憶が発生することにより、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯し、始動記憶を消化することにより、前記赤色点灯を解除するようにしたものである。この実施例5の構成では、保留数に関係なく、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯することから、赤色点灯している状態では保留数を報知できない。

0097

本実施例5の構成は、当選判定した始動記憶を記憶している場合に、新たな始動記憶の発生により全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯し、始動記憶の消化により赤色点灯を解除するようにしたものであり、この赤色点灯と解除とを行う処理(図15の始動記憶数表示処理)以外については、上述した実施例1と同じである。そのため、上述した実施例1と同じ構成には同じ符号を記し、同じ構成および同じ処理についてはその説明を省略する。

0098

保留灯17a〜17dを点灯/消灯する始動記憶数表示処理としては、図15のように、入賞フラグ=1の場合に予見フラグ=1であり且つ予見実行フラグ=0であると、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯し、予見実行フラグ=1とする。尚、予見実行フラグ=1である場合には、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯する作動を維持する。

0099

消灯フラグ=1となった場合に予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=1であると、全ての保留灯17a〜17dにおける赤色点灯を解除すると共に、左端からP番目までの保留灯を白色点灯し、予見実行フラグ=0とする。一方、予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=0の場合には、左から(P+1)番目の保留灯を消灯する。予見フラグ=1の場合には、予見保留数Rから1減算する。

0100

このように、本実施例5では、当選判定した始動記憶を記憶している状態(予見フラグ=1)で、入賞フラグ=1となる毎に、全ての保留灯17a〜17cを赤色点灯する処理を実行し、消化フラグ=1となる毎に、前記赤色点灯を解除しかつ未消化の始動記憶に対応する保留灯を白色点灯する処理を実行し、これら処理を繰返し実行する。

0101

本実施例5の始動記憶数表示処理に従って保留灯17a〜17dを点灯/消灯する態様について、図16を参照して説明する。例えば、図16(A)のように、二個の始動記憶を保留して、保留灯17a,17bを白色点灯している状態で、新たな始動記憶が発生し、当該始動記憶を上記した先読み判定処理(図6参照)により当選判定すると、始動記憶表示処理(図15参照)により、入賞フラグ=1、予見フラグ=1、および予見実行フラグ=0に従って、図16(B)のように、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯する。連続して始動記憶が発生した場合には、予見実行フラグ=1であることから、全ての保留灯17a〜17dの赤色点灯を維持する。ここで、保留数P=4となる。次に、始動記憶を消化すると、保留数P=3となることから、図16(C)のように、保留灯17dを消灯し且つ保留灯17a〜17cを白色点灯に変換する。次に、新たな始動記憶の発生前に始動記憶を消化すると、予見実行フラグ=0であることから、図16(D)のように、3番目の保留灯17cを消灯する。次に、新たな始動記憶を発生すると、予見フラグ=1かつ予見実行フラグ=0であることから、図16(E)のように、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯する。ここで、保留数P=3である。

0102

本実施例5の構成にあっても、上述した実施例1と同様に、始動記憶を先読み判定した結果が当りであった場合に、新たな始動記憶を発生することにより、保留数を表示する全ての保留灯を赤色点灯することから、未消化の始動記憶の中に当りとなる始動記憶があることを遊技者に強くアピールできる。特に、保留数と無関係に、全ての保留灯17a〜17dを赤色点灯することから、前記アピール効果も高い。また、未消化の始動記憶を複数個記憶していれば、いずれで当り発生するかがわからないことから、ミステリアスな興趣性が生じ得る。このように本実施例5の構成にあっても、上述した実施例1と同様の作用効果を奏し得る。

0103

尚、本実施例5にあって、予見フラグ=1の状態で入賞フラグ=1となることが、本発明にかかる当選予見開始条件であり、予見実行フラグ=1の状態で消化フラグ=1となることが、本発明にかかる当選予見満了条件である。

0104

この実施例5の構成の別例として、当選予見満了条件を、上述した実施例1〜3と同様に設定したものも提案される。このような別例にあっても、実施例5と同様の作用効果を奏し得る。

0105

上述した実施例にあっては、予見表示態様(当選予見表示態様)として赤色点灯するようにしたものであるが、その他の表示色(例えば、黄色や青色など)により点灯するようにしても良い。さらに、この予見表示態様としては、所定の表示色による点灯だけでなく、点滅する態様としても良い。

0106

また、上述した実施例にあっては、先読み判定処理(図6参照)で予見フラグ=1の場合に、新たに発生した始動記憶の当落判定を実行しないようにしているが、予見フラグ=1の場合でも始動記憶の当落判定を実行するようにしても良い。これにより、未消化の始動記憶に当選した複数の始動記憶がある場合に、当該始動記憶についても、上述した実施例と同様の作用効果を発揮でき得る。尚、このように当選判定した未消化の始動記憶が複数ある場合には、さらに異なる特定色により保留灯を発光するようにしても良い。

0107

一方、上述した実施例にあっては、先読み判定手段により、当りとなることを判定(当選判定)した場合に、保留灯の赤色点灯を行うようにした構成であるが、その他の構成として、ハズレとなることを判定(落選判定)してもリーチ発生する場合や特別な演出画像を表示する場合等であっても、保留灯を所定の予見表示態様により発光するようにしても良い。そして、このようなリーチ発生することを先読み判定した場合に、上述した実施例1〜5と同様に、保留灯を予見表示態様により発光する。尚、リーチ発生等を予見するための予見表示態様としては、上記した実施例の当り発生する場合と同様の赤色発光としても良いし、異なる特定色(例えば、黄色や青色など)による発光としても良い。

0108

また、保留灯としては、上述した特別始動記憶数表示装置17を構成するLEDの保留灯だけでなく、上述した画像表示器14の画面に表示される保留灯図柄により構成したものであっても良い。この保留灯図柄としてLEDを模した図柄を適用し、特定色に発光(表示)することにより、表示態様(通常表示態様、予見表示態様)を表すようにしたものが好適である。さらには、保留灯図柄として、キャラクタ図柄を用い、該キャラクタ図柄を表出および消去することにより、保留数を報知するようにしても良い。このように保留灯図柄を用いた場合にも、上述した実施例と同様に表示制御することにより、同様の作用効果を奏し得る。

実施例

0109

本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、上述の実施例以外の構成についても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更して実施可能である。

0110

1パチンコ遊技機
15 特別図柄表示装置(図柄表示装置)
17 特別始動記憶数表示装置(始動記憶数表示手段)
17a〜17d保留灯
22 特別始動口(始動口)

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