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技術 洗浄剤組成物

出願人 小林製薬株式会社
発明者 伊賀上剛
出願日 2011年1月31日 (9年9ヶ月経過) 出願番号 2011-019204
公開日 2012年8月23日 (8年2ヶ月経過) 公開番号 2012-158547
状態 拒絶査定
技術分野 化粧料 洗浄性組成物
主要キーワード 評価分類 ポリオクタニウム 測定皿 上昇距離 B型粘度計 カチオン化キトサン スルホン酸型界面活性剤 滑り感
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年8月23日)のものです。
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図面 (2)

課題

本発明の目的は、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)に優れ、泡立ち泡持ちも良好である洗浄剤組成物を提供することである。

解決手段

洗浄剤組成物にカチオン性ポリマーを配合し、且つ5mm/秒の速度における曳糸長を10mm以上となるように処方設計することにより、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)が優れ、さらに泡立ちや泡持ちも良好になる。

概要

背景

洗浄剤組成物には、洗浄機能のみならず、洗浄対象に適した付加的機能を備えていることが求められており、洗浄剤組成物の開発には、付加的機能の付与が重視されている。洗浄剤組成物の中でも、とりわけ、身体用の洗浄剤組成物は、身体に対して直接接触する態様で使用されるため、使用感が良好であることが特に重視されている。

身体用の洗浄剤組成物を用いて身体を洗浄する際には、身体を洗浄しながらマッサージをすることが多く、身体用の洗浄剤組成物には、優れたマッサージ性(洗浄時の滑り感)を備えていることが重要な要素になっている。また、身体用の洗浄剤組成物は、肌に突っ張り感きしみ感を与えないことも、良好な使用感を得るために重視されている。

従来、身体用の洗浄剤組成物には、洗浄後の突っ張り感やきしみ感を低減しつつ、しっとり感を残して仕上がり感を良好にするために、カチオン性ポリマーの配合が有効であることが知られている。例えば、特許文献1には、脂肪酸化合物と、ポリメタクリル酸メチル系樹脂と、カチオン性ポリマーを含有する洗浄剤組成物は、洗浄後の肌のすべり感を付与すると共に、品質保持安定化を備え得ることが開示されている。また、特許文献2には、カチオン性ポリマーに該当するポリオクタニウム類2種以上と、1気圧20℃で固形シリコーンを含む化粧料は、毛髪ハリコシを与え得ることが開示されている。しかしながら、特許文献1−2の洗浄剤組成物及び化粧料では、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)が良好になるように処方設計されているものではない。また、洗浄剤組成物に、カチオン性ポリマーを配合すると、泡立ち泡持ち阻害され、洗浄剤組成物に本来求められる洗浄機能が低減してしまうことが知られており、特許文献1−2では、このようなカチオン性ポリマーの問題点を克服できる処方設計を開示しているものでもない。

このような従来技術を背景として、マッサージ性(洗浄時の滑り感)に優れ、泡立ちや泡持ちも良好である洗浄剤組成物の開発が切望されている。

概要

本発明の目的は、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)に優れ、泡立ちや泡持ちも良好である洗浄剤組成物を提供することである。洗浄剤組成物にカチオン性ポリマーを配合し、且つ5mm/秒の速度における曳糸長を10mm以上となるように処方設計することにより、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)が優れ、さらに泡立ちや泡持ちも良好になる。なし

目的

本発明は、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)に優れ、泡立ちや泡持ちも良好である洗浄剤組成物を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

カチオン性ポリマーを含み、5mm/秒の速度における曳糸長が10mm以上であることを特徴とする、洗浄剤組成物

請求項2

カチオン性ポリマーとして、ポリオクタニウム−7、ポリオクタニウム−37、及びポリオクタニウム−52を含む、請求項1に記載の洗浄剤組成物。

請求項3

ポリオクタニウム−7を0.007〜1.5重量%、ポリオクタニウム−37を0.005〜5重量%、及びポリオクタニウム−52を0.012〜3重量%含む、請求項2に記載の洗浄剤組成物。

請求項4

更に血行促進剤を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。

請求項5

洗顔剤である、請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。

請求項6

肌のマッサージ目的で使用される、請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。

技術分野

0001

本発明は、洗浄剤組成物に関する。より詳細には、本発明は、マッサージ性洗浄時の滑り感)に優れ、泡立ち泡持ちも良好であり、顔に好適に使用できる洗浄剤組成物に関する。

背景技術

0002

洗浄剤組成物には、洗浄機能のみならず、洗浄対象に適した付加的機能を備えていることが求められており、洗浄剤組成物の開発には、付加的機能の付与が重視されている。洗浄剤組成物の中でも、とりわけ、身体用の洗浄剤組成物は、身体に対して直接接触する態様で使用されるため、使用感が良好であることが特に重視されている。

0003

身体用の洗浄剤組成物を用いて身体を洗浄する際には、身体を洗浄しながらマッサージをすることが多く、身体用の洗浄剤組成物には、優れたマッサージ性(洗浄時の滑り感)を備えていることが重要な要素になっている。また、身体用の洗浄剤組成物は、肌に突っ張り感きしみ感を与えないことも、良好な使用感を得るために重視されている。

0004

従来、身体用の洗浄剤組成物には、洗浄後の突っ張り感やきしみ感を低減しつつ、しっとり感を残して仕上がり感を良好にするために、カチオン性ポリマーの配合が有効であることが知られている。例えば、特許文献1には、脂肪酸化合物と、ポリメタクリル酸メチル系樹脂と、カチオン性ポリマーを含有する洗浄剤組成物は、洗浄後の肌のすべり感を付与すると共に、品質保持安定化を備え得ることが開示されている。また、特許文献2には、カチオン性ポリマーに該当するポリオクタニウム類2種以上と、1気圧20℃で固形シリコーンを含む化粧料は、毛髪ハリコシを与え得ることが開示されている。しかしながら、特許文献1−2の洗浄剤組成物及び化粧料では、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)が良好になるように処方設計されているものではない。また、洗浄剤組成物に、カチオン性ポリマーを配合すると、泡立ちや泡持ちが阻害され、洗浄剤組成物に本来求められる洗浄機能が低減してしまうことが知られており、特許文献1−2では、このようなカチオン性ポリマーの問題点を克服できる処方設計を開示しているものでもない。

0005

このような従来技術を背景として、マッサージ性(洗浄時の滑り感)に優れ、泡立ちや泡持ちも良好である洗浄剤組成物の開発が切望されている。

先行技術

0006

特開2005−162719号公報
特開2005−255631号公報

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)に優れ、泡立ちや泡持ちも良好である洗浄剤組成物を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、洗浄剤組成物にカチオン性ポリマーを配合し、且つ5mm/秒の速度における曳糸長を10mm以上となるように処方設計することにより、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)が優れ、さらに泡立ちや泡持ちも良好になることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる洗浄剤組成物を提供する。
項1. カチオン性ポリマーを含み、5mm/秒の速度における曳糸長が10mm以上であることを特徴とする、洗浄剤組成物。
項2. カチオン性ポリマーとして、ポリオクタニウム−7、ポリオクタニウム−37、及びポリオクタニウム−52を含む、項1に記載の洗浄剤組成物。
項3. ポリオクタニウム−7を0.007〜1.5重量%、ポリオクタニウム−37を0.005〜5重量%、及びポリオクタニウム−52を0.012〜3重量%含む、項2に記載の洗浄剤組成物。
項4. 更に血行促進剤を含む、項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
項5.洗顔剤である、項1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
項6. 肌のマッサージ目的で使用される、項1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。

発明の効果

0009

本発明の洗浄剤組成物によれば、洗浄時の肌の滑り感が良好でマッサージ性に優れており、更にカチオン性ポリマーを含有しているにも拘わらず、泡立ちや泡持ちの良好であり、卓越した使用感が得られる。また、本発明の洗浄剤組成物は、洗浄後の肌に突っ張り感やきしみ感を与えることなく、肌に良好な仕上がり感を付与することができる。

0010

また、本発明の洗浄剤組成物は、洗顔に適しており、顔の毛穴汚れや古い角層を洗い流すと共に、洗顔時に顔をマッサージすることによって洗顔後の顔の血行を促進できるので、肌の代謝が促進される結果、肌が明るくなり、くすみを改善することができる。

図面の簡単な説明

0011

試験例2において、実施例7の洗浄剤組成物でマッサージをしながら洗顔を行った後に全顔の血流量を測定した結果を示す。
試験例2において、実施例7の洗浄剤組成物でマッサージをしながら洗顔を行った後に右の明るさ(L値)を測定した結果を示す。

0012

本書において、「PCA」とはピロリドンカルボン酸、「DEA」とはジエタノールアミン、「PG」とはプロピレングリコール略記である。

0013

本発明の洗浄剤組成物は、カチオン性ポリマーを含有し、5mm/秒の速度における曳糸長を10mm以上であることを特徴とする。以下、本発明の洗浄剤組成物について、詳述する。

0014

本発明に使用されるカチオン性ポリマーは、カチオン性基を有するポリマー又はイオン化してカチオン性基を与え得る基を有するポリマーであって、香粧学的に許容される限り、特に制限されるものではない。また、本発明に使用されるカチオン性ポリマーは、主鎖の一部がカチオン性を示すものであってもよく、また、主鎖に結合した側鎖置換基がカチオン性を示すものであってもよい。カチオン性ポリマーにおいて、カチオン性を示す基としては、好適には4級アミノ基が例示される。

0015

また、本発明に使用されるカチオン性ポリマーは、合成高分子にカチオン性を付加したものであってもよく、また、カチオン化セルロースカチオン化でんぷん、カチオン化デキストランカチオン化グアガムカチオン化キトサン等の、天然又は微生物由来高分子にカチオン性を付加したものであってもよい。

0016

本発明に使用されるカチオン性ポリマーとしては、具体的には、ポリクオタニウム−1〜56等のポリクオタニウム類の他、リノールアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸ジメチコン、リノールアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、(ジメチルアクリルアミドメタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)コポリマーステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、クオタニウム−80、(ジメチルアクリルアミド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)コポリマー、塩化o−(2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル)ヒドロキシエチルセルロース、塩化o−(2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル)グアガム、デキストラン塩化ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムエーテル、カエサルピニアスピノサヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、塩化ジメチルジアリルアンモニウムアクリルアミド共重合体等が挙げられる。
これらの中でも、本発明で規定する所望の曳糸性を備えさせ、洗浄時のマッサージ性(肌の滑り感)を一層良好にして、洗浄後の突っ張り感やきしみ感を低減させる効果を一層良好するには、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−5、ポリクオタニウム−6、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−37、ポリクオタニウム−39、ポリクオタニウム−44、ポリクオタニウム−47、ポリクオタニウム−49、ポリクオタニウム−51、ポリクオタニウム−52、ポリクオタニウム−53、ポリクオタニウム−68、リノールアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸ジメチコン、リノールアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、(ジメチルアクリルアミド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)コポリマー、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、クオタニウム−80、(ジメチルアクリルアミド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)コポリマーが好ましく;ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−37、及びポリクオタニウム−52が更に好ましい。

0017

これらのカチオン性ポリマーは、1種単独で使用してもよいが、2種以上を組み合わせて使用してもよい。本発明で規定する所望の曳糸性を備えさせ、洗浄時のマッサージ性(肌の滑り感)をより良好にして、洗浄後の突っ張り感やきしみ感の低減効果を一層良好するという観点からは、3種以上のカチオン性ポリマーを組み合わせて使用することが好ましく、とりわけ、ポリクオタニウム−7(アクリルアミドジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体)、ポリクオタニウム−37(塩化メタクリル酸コリンエステル重合体)、及びポリクオタニウム−52(N,N−ジメチルアミノエチルメタクリルサンジエチル硫酸塩・N,N−ジメチルアクリルアミド・ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体)を組み合わせて使用することが特に好ましい。

0018

本発明の洗浄剤組成物におけるカチオン性ポリマーの配合割合としては、本発明で規定する所望の曳糸性を備えさせ得る範囲で適宜設定すればよいが、例えば、洗浄剤組成物の総量当たり、該カチオン性ポリマーが総量で0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量%、更に好ましくは0.1〜1重量%となる範囲が挙げられる。

0019

本発明の洗浄剤組成物には、所望の曳糸性を備えさせる、或いは粘性を付与するために、カチオン性ポリマー以外の増粘剤が含まれていてもよい。このような増粘剤としては、例えば、PCAジメチコン、カルボキシビニルポリマーキサンタンガム、グアガム、スクレオチウムガムカラギーナンコカミドメチルMEAやし油脂肪酸N−メチルエタノールアミド)、アクリレーツコポリマー、(メチルビニルエーテルマレイン酸クロスポリマー、(アクリレーツ/イタコン酸ステアレス−20)コポリマー、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸ジメチコンコポリオールビスポリグリセリル-3オキシフェニルプロピル)ジメチコン、アラビアゴムトラガカント、デキストラン、コラーゲンアルブミンカゼインゼラチンカルボキシメチルセルロールカルボキシプルピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースヒドロキシプロピルセルロースアルギン酸、及びこれらの塩等が挙げられる。

0020

これらの増粘剤の配合割合については、本発明で規定する所望の曳糸性を備えさせ得る範囲で適宜設定すればよいが、例えば、洗浄剤組成物の総量当たり、該増粘剤が総量で0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%、更に好ましくは0.1〜2重量%となる範囲が挙げられる。

0021

また、本発明の洗浄剤組成物には、優れた洗浄作用を備えさせるために、上記カチオン性ポリマー以外の界面活性剤を配合することが望ましい。該界面活性剤としては、例えば、アニオン性界面活性剤非イオン性界面活性剤両性界面活性剤が挙げられる。

0022

本発明に使用されるアニオン性界面活性剤としては、例えば、カルボン酸型スルホン酸型、硫酸エステル型、リン酸エステル型等の界面活性剤が例示される。カルボン酸型の界面活性剤としては、具体的には、オクタン酸デカン酸ラウリン酸ミリスチン酸パルミチン酸ステアリン酸等の炭素数6〜22の飽和又は不飽和脂肪酸;N-ラウロイルサルコシン等の炭素数8〜24の飽和又は不飽和のアシル基を有するN−アシルサルコシン酸;ココイルグルタミン酸等の炭素数8〜24の飽和又は不飽和のアシル基を有するN−アシルグルタミン酸等が挙げられる。スルホン酸型の界面活性剤としては、具体的には、ココイルイセチオン酸等の炭素数6〜22の脂肪酸とイセチオン酸のエステルヘキサンスルホン酸、オクタンスルホン酸、デカンスルホン酸、ドデカンスルホン酸等の炭素数6〜22のアルキルスルホン酸アルキルベンゼンスルホン酸等の炭素数10〜16のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。硫酸エステル型の界面活性剤としては、具体的には、ラウリル硫酸ミリスチル硫酸等の炭素数10〜22の飽和又は不飽和脂肪酸と硫酸のエステル等が挙げられる。リン酸エステル型の界面活性剤としては、具体的には、ラウリルリン酸等の炭素数8〜24の飽和又は不飽和脂肪酸とリン酸のエステル等が挙げられる。これらのアニオン性界面活性剤の中でも、洗浄時の泡立ちや泡持ちを一層向上せしめるために、好ましくは、カルボン酸型及びスルホン酸型の界面活性剤;更に好ましくは、炭素数6〜22の飽和又は不飽和脂肪酸及び炭素数6〜22の脂肪酸とイセチオン酸のエステル;特に好ましくは、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、及びココイルイセチオン酸が挙げられる。これらのアニオン性界面活性剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、洗浄時の泡立ちや泡持ちを一層向上させ、使用感を一層良好にするという観点から、アニオン性界面活性剤の好適な一例として、カルボン酸型界面活性剤と、スルホン酸型界面活性剤との組み合わせ;更に好適には、炭素数6〜22の飽和又は不飽和脂肪酸、及び炭素数6〜22の脂肪酸とイセチオン酸のエステルの組み合わせが例示される。カルボン酸型界面活性剤とスルホン酸型界面活性剤とを組み合わせて使用する場合、これらの比率としては、例えば、カルボン酸型界面活性剤の総量100重量部に対して、スルホン酸型界面活性剤の総量が1〜100重量部、好ましくは5〜50重量部、更に好ましくは10〜20重量部となる範囲が例示される。なお、上記アニオン性界面活性剤は、塩の形態であってもよく、例えば、ナトリウム塩カリウム塩等のアルカリ金属塩トリエタノールアミン塩アンモニウム塩等の形態をとることができる。

0023

本発明に使用される非イオン性界面活性剤としては、例えば、エステル型エーテル型、エステル・エーテル型、アルカノールアミド型、アルキルグリコシド型、アルコール型等の界面活性剤が挙げられる。エステル型の界面活性剤としては、具体的には、ジラウリン酸グリコールモノステアリン酸グリコール、ジステアリン酸グリコールモノラウリン酸グリセリル、ジラウリン酸グリセリルモノステアリン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル等の炭素数8〜20の飽和又は不飽和脂肪酸とグリセリンのモノ又はジエステルソルビタン脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。エーテル型の界面活性剤としては、具体的には、ポリオキシエチレンアルキルエーテルポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール等が挙げられる。エステル・エーテル型の界面活性剤としては、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルポリオキシエチレンヘキシタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルポリエチレングリコール等が挙げられる。アルカノールアミド型の界面活性剤としては、具体的には、コカミドDEA、ラウリン酸ジエタノールアミドオレイン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド等が挙げられる。アルキルグリコシド型界面活性剤としては、具体的には、オクチルグルコシドデシルグルコシド、ラウリルグルコシド等が挙げられる。アルコール型の界面活性剤としては、セタノールステアリルアルコールオレイルアルコール等が挙げられる。これらの非イオン性界面活性剤の中でも、好ましくは、エステル型の界面活性剤及びアルカノールアミド型の界面活性剤;更に好ましくは、モノステアリン酸グリセリル、ジステアリン酸グリコール、及びコカミドDEAが挙げられる。これらの非イオン性界面活性剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、本発明の洗浄剤組成物の使用感を一層向上させるという観点から、非イオン性界面活性剤の好適な一例として、エステル型界面活性剤アルカノールアミド型界面活性剤との組み合わせ;更に好適には、モノステアリン酸グリセリル、ジステアリン酸グリコール、及びコカミドDEAの組み合わせが例示される。エステル型界面活性剤とアルカノールアミド型界面活性剤とを組み合わせて使用する場合、これらの比率としては、例えば、エステル型界面活性剤の総量100重量部に対して、アルカノールアミド型界面活性剤の総量が10〜500重量部、好ましくは25〜300重量部、更に好ましくは50〜150重量部となる範囲が例示される。

0024

本発明に使用される両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン型、脂肪酸アミドプロピルベタイン型、アミノ酸型、アミンオキシド型等の界面活性剤が例示される。アルキルベタイン型の界面活性剤としては、具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインステアリルジメチルアミノ酢酸ベタインオクタデシルアミノメチルジメチルスルホプロピルベタイン等が挙げられる。脂肪酸アミドプロピルベタイン型界面活性剤としては、具体的には、コカミドプロピルベタインコカミドプロピルヒドロキシスルタイン等が挙げられる。アミノ酸型の界面活性剤としては、具体的には、ラウロイルグルタミン酸ラウロイルメチル-β-アラニン等が挙げられる。アミンオキシド型の界面活性剤としては、具体的には、ラウリルジメチルアミンN‐オキシドオレイルジメチルアミンN‐オキシド等が挙げられる。これらの両性界面活性剤の中でも、使用感を一層向上させるという観点から、好ましくは脂肪酸アミドプロピルベタイン型界面活性剤;更に好ましくはコカミドプロピルベタインが挙げられる。これらの両性界面活性剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。なお、これらの両性界面活性剤は、塩の形態であってもよく、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;トリエタノールアミン塩;アンモニウム塩等の形態をとることができる。

0025

前記界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤の中から1種を単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。本発明の洗浄剤組成物において、洗浄時の泡立ちや泡持ちを一層良好にして、より良好な使用感を得るという観点からは、前記界面活性剤として、アニオン性界面活性剤を使用することが好ましく、とりわけアニオン性界面活性剤と共に非イオン性界面活性剤と両性界面活性剤を組み合わせて使用することが更に好ましい。前記界面活性剤として、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤を組み合わせて使用する場合、これらの比率としては、例えば、アニオン性界面活性剤の総量100重量部に対して、非イオン性界面活性剤の総量が1〜100重量部、好ましくは2〜30重量部、更に好ましくは5〜15重量部;両性性界面活性剤の総量が0.1〜50重量部、好ましくは0.5〜20重量部、更に好ましくは1〜10重量部となる範囲が例示される。

0026

本発明の洗浄剤組成物に前記界面活性剤を配合する場合、その配合割合については、本発明で規定する所望の曳糸性を備えさせ、且つ所望の洗浄効果を付与できる範囲で適宜設定すればよいが、例えば、洗浄剤組成物の総量当たり、該界面活性剤が総量で1〜70重量%、好ましくは5〜60重量%、更に好ましくは10〜50重量%となる範囲が挙げられる。

0027

本発明の洗浄剤組成物には、保湿効果等を備えさせるために、多価アルコールを配合してもよい。本発明に使用される多価アルコールとしては、具体的には、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。これらの中でも、好ましい多価アルコールとして、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、及びグリセリンが挙げられる。

0028

本発明の洗浄剤組成物に前記多価アルコールを配合する場合、その配合割合については、本発明で規定する所望の曳糸性を備えさせ、且つ所望の効果を付与できる範囲で適宜設定すればよいが、例えば、洗浄剤組成物の総量当たり、該多価アルコールが総量で1〜50重量%、好ましくは5〜40重量%、更に好ましくは10〜30重量%となる範囲が挙げられる。

0029

本発明の洗浄剤組成物には血行促進剤を配合してもよい。本発明の洗浄剤組成物に血行促進剤を配合すると、該血行促進剤の作用と洗浄時のマッサージ効果が相俟って、洗浄後の肌の血行を顕著に向上させ、美肌効果を一層向上させることができる。本発明の洗浄剤組成物に使用できる血行促進剤としては、例えば、ニンジンの根、アカヤジオウの根、タイツリオウギの根、サンシュユ果実クコの果実、ヨロイグサの根、カラトウキの根、ベニバナの花、キョウニンの種子、アロエの葉、ブクリュウの菌核、及びハトムギ種皮を除いた種子、クサスギカズラの根、ヒポファエラノイデスの果実、メマツヨイグサの種子、ソウハクヒ根皮カンゾウの根等から抽出される植物エキスが挙げられる。また、植物エキス以外の血行促進剤としては、例えば、ビタミンE類(DL−α−トコフェロール、D−α−トコフェロール、酢酸DL−α−トコフェロール、酢酸D−α−トコフェロール等)、ニコチン酸類ニコチン酸、DL−α−トコフェロールニコチン酸エステルニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等)、ミノキシジル塩酸カルプロニウム、L−シトルリンローヤルゼリー等が挙げられる。これらの血行促進剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。

0030

本発明の洗浄剤組成物に血行促進剤を配合する場合、その配合割合については、特に制限されるものではないが、例えば、洗浄剤組成物の総量当たり、該血行促進剤が総量で0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜7.5重量%、更に好ましくは0.1〜5重量%となる範囲が挙げられる。

0031

本発明の洗浄剤組成物には、上記成分の他に、本発明の効果を妨げない範囲で、通常の洗浄剤組成物に配合される成分を含有することができる。このような成分としては、例えば、キレート剤緩衝剤低級アルコール、油脂、ワックス中和剤pH調整剤酸化防止剤抗菌剤殺菌剤薬理活性物質、植物エキス、動物エキス防腐剤清涼化剤色素顔料香料等が挙げられる。

0032

本発明の洗浄剤組成物は、5mm/秒の速度における曳糸長が10mm以上を備えるものである。カチオン性ポリマーを含み、且つこのような曳糸性を充足することにより、洗浄時に優れたマッサージ性(洗浄時の滑り感)を備えると共に、洗顔後にツッパリ感を無くし、洗浄時に良好な泡立ちや泡持ちも保持させることが可能になる。本発明の洗浄剤組成物の曳糸性として、本発明の効果を一層顕著に奏させるという観点から、上記条件での曳糸長が10〜20mmが好ましく、10.25〜14.42mmが更に好ましい。

0033

本発明において「5mm/秒の速度における曳糸長」は、標準測定皿に洗浄剤組成物を約0.04ml滴下し、直径3mm平型の標準測定子を該標準測定皿中の該洗浄剤組成物に表面から0.5mmの深さまで浸漬させ、5mm/秒の速度で該標準測定子を上昇させ、該洗浄剤組成物から該標準測定子を抜き上げて、該標準測定子に付着した該洗浄剤組成物が切れた時点までの上昇距離計測することにより求められる。なお、該曳糸長は、洗浄剤組成物が24℃の温度条件で測定される値である。該曳糸長の測定は、曳糸性測定装置(NEVA METERIMI−0901;株式会社石川鉄工所製)を用いて行うことができる。

0034

本発明の洗浄剤組成物が具備する上記曳糸性は、前述するカチオン性ポリマーの種類と配合割合、その他の配合成分の種類と配合割合を適宜調整することにより充足させることができる。例えば、カチオン性ポリマーとしてポリクオタニウム−52を使用する場合には、ポリクオタニウム−52は曳糸性を向上させる作用があるので、他の配合成分の種類や濃度を踏まえて、ポリクオタニウム−52の配合割合を適宜調整することにより、上記曳糸性を充足させることができる。また、例えば、カチオン性ポリマーとしてポリクオタニウム−52を使用しない場合、ジメチコンコポリオールやビス(ポリグリセリル-3オキシフェニルプロピル)ジメチコン等の、曳糸性を付与し得る増粘剤を配合成分として選択し、配合するカチオン性ポリマーや他の配合成分の種類や濃度を踏まえて、該増粘剤の配合割合を調整することにより、上記曳糸性を充足させることができる。

0035

本発明の洗浄剤組成物において、上記曳糸性を充足させるための好適な処方の一例として、下記A群に属する成分から少なくとも1種、下記B群に属する成分から少なくとも1種、及び下記C群に属する成分から少なくとも1種を組み合わせて、これらの配合割合を適宜調整して配合することが挙げられる。
A群:ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−5、ポリクオタニウム−6、ポリクオタニウム−7、ポリクオタニウム−10、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−39、ポリクオタニウム−44、ポリクオタニウム−47、ポリクオタニウム−51、ポリクオタニウム−53、リノールアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸ジメチコン、リノールアミドプロピルPG−ジモニウムクロリドリン酸、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、(ジメチルアクリルアミド/メタクリル酸エチルトリモニウムクロリド)コポリマー、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、クオタニウム−80、及びPCAジメチコン。
B群: ポリクオタニウム−37、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、スクレロチウムガム、コカミドメチルMEA、アクリレーツコポリマー、(メチルビニルエーテル/マレイン酸)クロスポリマー、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、及びカラギーナン。
C群: ポリクオタニウム−52、ジメチコンコポリオール、及びビス(ポリグリセリル-3オキシフェニルプロピル)ジメチコン。

0036

なお、前述するように、本発明の洗浄剤組成物はカチオン性ポリマーを必須とするものである。即ち、上記A〜C群に属する成分を使用して上記曳糸性を充足するように調整する場合、A〜C群に属する成分の中から少なくとも1種のカチオン性ポリマーが選択されていていればよいが、A〜C群に属する成分としてカチオン性ポリマーをいずれも選択せずに、A〜C群には属しない別のカチオン性ポリマーを配合してもよい。

0037

上記A〜C群の中でも、上記曳糸性を充足させ、本発明の効果を一層顕著に奏させるという観点から、A群に属する成分としてポリクオタニウム−7、B群に属する成分としてポリクオタニウム−37、C群に属する成分としてポリクオタニウム−52を選択し、これらを組み合わせて使用することが望ましい。

0038

本発明の洗浄剤組成物において、上記A〜C群に属する成分を使用する場合、これらの配合割合については、前述する配合成分毎の配合割合を目安にして、使用する配合成分毎に適宜設定すればよいが、一例として、洗浄剤組成物の総量当たり、A群に属する成分が総量で0.007〜1.5重量%、好ましくは0.035〜0.75重量%、更に好ましくは0.07〜0.15重量%;B群に属する成分が総量で0.005〜5重量%、好ましくは0.025〜0.2.5重量%、更に好ましくは0.048〜0.49重量%;C群に属する成分が総量で0.012〜3重量%、好ましくは0.06〜1.5重量%、更に好ましくは0.12〜0.3重量%となる範囲が挙げられる。

0039

また、本発明の洗浄剤組成物は、上記曳糸性を備える限り、その粘度については、特に制限されるものではないが、一例として25℃での粘度が30〜150Pa、好ましくは60〜150Pa、更に好ましくは80〜140Paが挙げられる。該粘度は、B型粘度計(TVB−10H;東機産業製)を用いて、ローターNo:M7、回転数:20rpm、30秒間回転後の条件で測定される。

0040

本発明の洗浄剤組成物は、上記曳糸性を充足するように、水等の水性溶媒に前述する配合成分を混合することにより調製される。

0041

本発明の洗浄剤組成物は、上記曳糸性を備えており、クリーム状、ゲル状、ペースト状等の半固体状の形態をとり得る。

0042

本発明の洗浄剤組成物は、泡立ちや泡持ちがよく、優れた洗浄作用を備え、毛穴の汚れや古い角層を洗い流すことが可能であるので、肌(顔を含む)、毛髪、頭皮等の身体を洗浄するために使用できる。また、本発明の洗浄剤組成物は、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)が優れており、肌のマッサージの目的に適しており、肌マッサージ用洗浄剤又は肌マッサージ用化粧料としても好適に使用される。とりわけ、本発明の洗浄剤組成物は、顔の毛穴の汚れや古い角層を洗い流しながら顔をマッサージするのに適しており、洗顔用の洗浄剤又は洗顔用化粧料として好適に使用できる。

0043

以下に、試験例、実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。

0044

試験例1
表1及び2に記載の処方の洗浄剤組成物(実施例1−6、比較例1−7)を調製した。各洗浄剤組成物の曳糸性及び粘度は、以下の条件で測定した。

0045

<曳糸性の測定>
曳糸性測定装置(NEVA METERIMI−0901;株式会社石川鉄工所製)を用いて、下記条件で曳糸長を測定した。曳糸性の測定は、各洗浄剤組成物について曳糸長の測定を5回行い、その平均値を算出した。
サンプル温度:24℃
測定速度:5mm/秒
測定サンプル量:約0.04ml
測定子:標準測定子(直径3mm平型)
測定皿:標準測定皿
測定モード:DRY
浸漬深さ:0.5mm
追尾レート:50%
検知方式:光
凝固率:50%

0046

<粘度の測定>
TVB−10H型粘度計(東機産業製)を用いて、ローターNo:M7、回転数:20rpm、温度25℃、30秒間回転後の条件で測定した。

0047

0048

0049

上記で得られた各洗浄剤組成物について、以下の試験方法に従って、泡立ち、泡持ち、洗顔時のマッサージ性、洗顔後の突っ張り感・きしみ感を評価した。

0050

<泡立ち及び泡持ちの評価>
洗浄剤組成物を0.1重量%となるように精製水に混合して希釈液を調製し、該希釈液を用いて、ロスマイル試験法(JIS K3362)に準じて試験を行い、「泡立ち」として落下直後の泡高さ(mm)を測定し、「泡持ち」として落下5分後の泡高さ(mm)を測定した。

0051

<洗顔時のマッサージ性及び洗顔後の突っ張り感の評価>
10名のパネラーによって洗顔時のマッサージ性及び洗顔後の突っ張り感・きしみ感を評価した。具体的には、約1.0gの洗浄剤組成物を手にとり、適量の水と泡立てネットを用いてマッサージ洗顔するのに十分な量の泡を生じさせ、化粧をしていない状態の顔を実際に洗顔させた。各パネラーが洗顔時のマッサージ感と洗顔後の突っ張り感・きしみ感の無さについて下記基準に従って評点化した。
洗顔時のマッサージ感
3: 肌と指との滑り感が良好で、洗顔時にマッサージを非常に行い易い。
2: 肌と指との滑り感がやや良好で、洗顔時にマッサージを行い易い。
1: 肌と指との滑り感は普通であり、洗顔時のマッサージのし易さは普通である。
0: 肌と指との滑り感が悪く、洗顔時にマッサージし難い。

0052

洗顔後の突っ張り感・きしみ感の無さ
3: 洗顔後に顔の突っ張り感やきしみ感は、全く感じられない。
2: 洗顔後に顔の突っ張り感やきしみ感は、わずかに感じるが、殆ど気にならない。
1: 洗顔後に顔の突っ張り感やきしみ感が、明らかに感じられる。
0: 洗顔後に顔の突っ張り感やきしみ感が強く感じられ、不快を伴う。

0053

上記の基準に従って、マッサージ感と洗顔後の突っ張り感・きしみ感について、各パネラーが評点化した後、各パネラーの評点を平均して、下記の指標に従って評価分類を行った。
◎:評点の平均値が2.2以上
○:評点の平均値が1.5以上2.2未満
△:評点の平均値が0.8以上1.5未満
×:評点の平均値が0.8未満

0054

得られた結果を表3に示す。この結果から、5mm/秒の速度における曳糸長を10mm以上である実施例1−6の洗浄剤組成物のいずれも、洗顔時に肌と指との滑り感が良好で、マッサージ性に優れ、しかも洗顔後に突っ張り感やきしみ感が感じられず、良好な仕上がり感を付与するものであった。一方、5mm/秒の速度における曳糸長を10mm未満である比較例1−7の洗浄剤組成物では、洗顔時に肌と指との滑り感が悪く、マッサージ性が劣っており、更に、洗顔後に突っ張り感やきしみ感が感じられるものもあり、満足できる使用感を得ることはできなかった。

0055

また、実施例1−6の洗浄剤組成物は、カチオン性ポリマーを含有しているにも関わらず、いずれも泡立ちや泡持ちも良好であった。なお、一般に市販されている洗顔剤の泡立ち及び泡持ちを上記試験方法に従って評価すると、泡立ち及び泡持ちは共に10〜30mm程度である。

0056

以上の結果から、洗浄剤組成物にカチオン性ポリマーを配合し、且つ5mm/秒の速度における曳糸長を10mm以上となるように設定することにより、洗浄時のマッサージ性(洗浄時の滑り感)が優れ、更に泡立ちや泡持ちも良好になることが明らかとなった。

0057

0058

試験例2
表4に示す組成の洗浄剤組成物(実施例7)を調製した。実施例7の洗浄剤組成物の曳糸性及び粘度は、上記試験例1と同条件で測定した。

0059

0060

上記の洗浄剤組成物の約1.0gを手にとり、約34℃に加温した適量の水と泡立てネットを用いてマッサージ洗顔するのに十分な量の泡を生じさせ、以下の(1)〜(6)の顔部位を5秒毎、順にマッサージを行った(マッサージ時間合計30秒)。
(1)あごの中央から開始し、付け根まで
(2)口および下から開始し、耳の付け根まで
(3)鼻横および目の下から開始し、耳の付け根まで
(4)鼻周りは下から上へ
(5)目を閉じた状態で、まぶたの上を目頭側からこめかみまで
(6)額中央から開始し、こめかみまで

0061

次いで、3名のパネラーについて、洗顔前、洗顔直後、10分後、30分後、45分後、及び60分後に、レーザードップラー血流画像化装置(Perimed社製 PIMII)を用いて、全顔の血流量を平均値化し、解析を行った。
また、21名のパネラーについて、洗顔前と洗顔直後に、分光測色計(コニカ・ミノルタ社製:CM−700d)を用いて、右頬の皮膚明度(L値)を各8回測定し、最上値及び最下値を除いた6点のL値の平均値を算出した

実施例

0062

血流量の測定結果図1に、皮膚明度の測定結果を図2に示す。実施例7の洗浄剤組成物を用いた洗顔後に、顔の血流量が著しく上昇しており(図1)、また皮膚明度(L値)についても明らかな上昇が認められた(図2)。この結果から、洗浄剤組成物に含まれる植物エキス(血行促進剤)の作用と洗顔時のマッサージ効果が相乗的に作用して、血行を顕著に向上させ、肌の代謝が促進された可能性が示唆された。

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