図面 (/)

技術 燃料残量表示装置、燃料残量表示方法およびプログラム

出願人 株式会社デンソー
発明者 玉垣光雄五藤大貴滝川浩也
出願日 2011年2月2日 (9年11ヶ月経過) 出願番号 2011-020767
公開日 2012年8月23日 (8年4ヶ月経過) 公開番号 2012-158294
状態 特許登録済
技術分野 計器板
主要キーワード 燃料残量表示装置 残走行 給油機 強制表示 燃料情報 残量警告 燃料残量表示 回転計
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年8月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

運転者燃料残量が少なくなったことを、より確実に認知させることができる燃料残量表示装置燃料残量表示方法およびプログラムを提供する。

解決手段

車両の燃料タンク貯留された燃料の量を取得する取得部10と、取得部10により取得された燃料量を示す信号に基づいて、燃料タンクに貯留された燃料量、および、予め記憶された所定の域値を対比した結果により、取得部10により取得された燃料量を示す残量表示、および、燃料量が少なくなったことを示す警告表示を表示する表示部30における表示を制御する制御部20と、が設けられる。制御部20は、燃料量が所定の域値よりも少ないと判定した場合には、残量表示の少なくとも一部に警告表示を重ねて表示させることにより、運転者に燃料残量が少なくなったことを、より確実に認知させることができる。

概要

背景

一般に、燃料タンクに残る燃料の量(以下、「燃料残量」と表記する。)が、所定量よりも少なくなると、コンビネーションメータなどの計器に設けられた残量警告灯を点灯させたり、表示部に警告を表示させたりすることにより、運転者に燃料残量が少なくなったことを知らせることが行われている(例えば、特許文献1および2参照。)。

特許文献1には、燃料残量警告を表示板後方発光ダイオード等の光源を点灯させて運転者に知らせるインジケータの例が記載されている。特許文献2には、燃料残量が少なくなった際に、主表示部の一部を消灯し、消灯した領域に燃料残量警告を表示する例が記載されている。つまり、燃料残量が表示される領域とは別に、運転者の目に付きやすい領域に燃料残量警告を表示する例が記載されている。

概要

運転者に燃料残量が少なくなったことを、より確実に認知させることができる燃料残量表示装置燃料残量表示方法およびプログラムを提供する。車両の燃料タンクに貯留された燃料の量を取得する取得部10と、取得部10により取得された燃料量を示す信号に基づいて、燃料タンクに貯留された燃料量、および、予め記憶された所定の域値を対比した結果により、取得部10により取得された燃料量を示す残量表示、および、燃料量が少なくなったことを示す警告表示を表示する表示部30における表示を制御する制御部20と、が設けられる。制御部20は、燃料量が所定の域値よりも少ないと判定した場合には、残量表示の少なくとも一部に警告表示を重ねて表示させることにより、運転者に燃料残量が少なくなったことを、より確実に認知させることができる。

目的

本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、運転者に燃料残量が少なくなったことを、より確実に認知させることができる燃料残量表示装置、燃料残量表示方法およびプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

車両の燃料タンク貯留された燃料の量を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記燃料量を示す信号に基づいて、前記燃料タンクに貯留された前記燃料量、および、予め記憶された所定の域値を対比した結果により、前記取得部により取得された前記燃料量を示す残量表示、および、前記燃料量が少なくなったことを示す警告表示を表示する表示部における表示を制御する制御部と、が設けられ、前記制御部は、前記燃料量が前記所定の域値よりも少ないと判定した場合には、前記残量表示の少なくとも一部に前記警告表示を重ねて表示させることを特徴とする燃料残量表示装置

請求項2

前記制御部には、前記車両の燃費を示す燃費情報信号が入力され、前記制御部は、前記燃料量を示す信号および前記燃費情報信号に基づいて、前記車両が走行可能な残走行可能距離を算出し、前記表示部の前記警告表示として、前記残走行可能距離を表示させることを特徴とする請求項1記載の燃料残量表示装置。

請求項3

前記制御部は、前記燃料量が前記所定の値よりも少ないと判定した場合には、前記燃料量が前記所定の値以上の場合と比較して、前記警告表示の表示面積を大きくすることを特徴とする請求項1または2に記載の燃料残量表示装置。

請求項4

前記表示部は液晶表示パネルを有し、該液晶表示パネルにより前記残量表示および前記警告表示が表示されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料残量表示装置。

請求項5

前記表示部には、前記残量表示を行う実メータ部と、前記車両の運転者および前記実メータ部との間に前記警告表示の虚像を表示する虚像表示部と、が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の燃料残量表示装置。

請求項6

車両の燃料タンクに貯留された燃料の量を取得する取得ステップと、前記燃料タンクに貯留された前記燃料量、および、制御部に予め記憶された所定の域値を対比する対比ステップと、前記制御部において対比した結果に基づいて、前記燃料量が少なくなったことを示す警告表示を表示する大きさを選択する選択ステップと、取得された前記燃料量を示す残量表示に重ねて、前記制御部において選択された大きさに前記警告表示を表示する表示ステップと、を有することを特徴とする燃料残量表示方法。

請求項7

コンピュータに、車両の燃料タンクに貯留された燃料の量を取得する取得機能と、前記燃料タンクに貯留された前記燃料量、および、制御部に予め記憶された所定の域値を対比する対比機能と、前記制御部において対比した結果に基づいて、前記燃料量が少なくなったことを示す警告表示を表示する大きさを選択する選択機能と、取得された前記燃料量を示す残量表示に、前記制御部において選択された大きさに前記警告表示を重ねて表示する表示機能と、を実現させるためのプログラム

技術分野

0001

本発明は、燃料残量表示装置燃料残量表示方法およびプログラムに関する。

背景技術

0002

一般に、燃料タンクに残る燃料の量(以下、「燃料残量」と表記する。)が、所定量よりも少なくなると、コンビネーションメータなどの計器に設けられた残量警告灯を点灯させたり、表示部に警告を表示させたりすることにより、運転者に燃料残量が少なくなったことを知らせることが行われている(例えば、特許文献1および2参照。)。

0003

特許文献1には、燃料残量警告を表示板後方発光ダイオード等の光源を点灯させて運転者に知らせるインジケータの例が記載されている。特許文献2には、燃料残量が少なくなった際に、主表示部の一部を消灯し、消灯した領域に燃料残量警告を表示する例が記載されている。つまり、燃料残量が表示される領域とは別に、運転者の目に付きやすい領域に燃料残量警告を表示する例が記載されている。

先行技術

0004

特開2000−219060号公報
特許第2789813号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1のように、燃料残量を警告するインジケータを点灯させて運転者に燃料残量が少なくなったことを知らせる方法では、インジケータが小さい等の理由により、インジケータを点灯させても運転者に認識されにくく、燃料残量が少なくなったことを伝えにくいという問題があった。

0006

また、特許文献2のように、運転者の目に付きやすい領域に警告などのメッセージを表示して運転者に燃料残量が少なくなったことを知らせる方法も、次に理由で十分ではないという問題があった。

0007

つまり、当該領域は燃料残量が少なくなったことを伝える警告を表示するだけでなく、その他の情報を伝えるものでもあるため、燃料残量が少なくなったことを伝える警告が表示されても、他の表示要件が発生して、他の内容を伝える表示に切り替えられる場合がある。また、運転者自身が他の内容を表す表示に切り替えてしまう場合もある。このように、運転者の目に付きやすい領域における表示が切り替えられてしまうと、燃料残量が少なくなったことを伝える警告がされたことを運転者が忘れてしまう可能性があるという問題もあった。

0008

本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、運転者に燃料残量が少なくなったことを、より確実に認知させることができる燃料残量表示装置、燃料残量表示方法およびプログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の燃料残量表示装置は、車両の燃料タンクに貯留された燃料の量を取得する取得部と、取得部により取得された燃料量を示す信号に基づいて、燃料タンクに貯留された燃料量、および、予め記憶された所定の域値を対比した結果により、取得部により取得された燃料量を示す残量表示、および、燃料量が少なくなったことを示す警告表示を表示する表示部における表示を制御する制御部と、が設けられている。制御部は、燃料量が所定の域値よりも少ないと判定した場合には、残量表示の少なくとも一部に警告表示を重ねて表示させる。

0010

本発明の燃料残量表示装置によれば、燃料タンクに残る燃料の量が減ると、残りの燃料量を表示する残量表示の上に、残りの燃料量が少なくなったことを車両の運転手に警告する警告表示が重ねて表示される。具体的には、燃料タンクに貯留された燃料の量は、取得部により取得されており、取得部から出力された燃料量を示す信号は、制御部に入力される。制御部は、予め記憶された所定の域値と、燃料量を示す信号とを直接対比するか、燃料タンクに貯留された燃料量に換算した後に対比し、燃料タンクに貯留された燃料量が所定の域値より少ないか否かを判定する。ここで、燃料タンクに貯留された燃料量が所定の域値よりも少ないと判別された場合には、制御部は残量表示に警告表示を重ねて表示させる制御信号を表示部に出力する。

0011

上記発明において、制御部には、車両の燃費を示す燃費情報信号が入力され、制御部は、燃料量を示す信号および燃費情報信号に基づいて、車両が走行可能な残走行可能距離を算出し、表示部の警告表示として、残走行可能距離を表示させることが望ましい。

0012

このように、制御部において残走行可能距離を算出して、算出された残走行可能距離を警告表示の少なくとも一部として表示することで、運転者に対して燃料の残量が少なくなったことを、より確実に伝えることができる。

0013

上記発明において制御部は、燃料量が所定の値よりも少ないと判定した場合には、燃料量が所定の値以上の場合と比較して、警告表示の表示面積を大きくすることが望ましい。
このように、燃料量が所定に値よりも少ないと判定されると、それ以前の警告表示と比較して、警告表示の表示面積を広くすることにより、運転者に対して燃料の残量が少なくなったことを、より確実に伝えることができる。

0014

なお、所定の域値は、一つの値であってもよいし、複数の異なる値からなるものであってもよく、特に限定するものではない。この場合、燃料量が異なる値の所定の域値を下回る毎に、警告表示の表示面積が段階を経て徐々に大きくなる。

0015

上記発明において、表示部は液晶表示パネルを有し、液晶表示パネルにより残量表示および警告表示が表示されることが望ましい。
このように液晶表示パネルを用いて残量表示および警告表示を行うことで、別々の表示機器で残量表示と、警告表示を行う場合と比較して、両表示に必要な機器点数を減らすことができる。

0016

上記発明において表示部には、残量表示を行う実メータ部と、車両の運転者および実メータ部との間に警告表示の虚像を表示する虚像表示部と、が設けられていることが望ましい。

0017

このように残量表示を行うメータ部と、警告表示の虚像を表示する虚像表示部とを用いることにより、一つの表示機器で残量表示および警告表示を行う場合と比較して、残量表示の上に警告表示を浮かび上がらせて表示することができ、運転者の注意をより引きやすい。

0018

本発明の燃料残量表示方法は、車両の燃料タンクに貯留された燃料の量を取得する取得ステップと、燃料タンクに貯留された燃料量、および、制御部に予め記憶された所定の域値を対比する対比ステップと、制御部において対比した結果に基づいて、燃料量が少なくなったことを示す警告表示を表示する大きさを選択する選択ステップと、取得された燃料量を示す残量表示に重ねて、制御部において選択された大きさに警告表示を表示する表示ステップと、を有する。

0019

本発明のプログラムは、コンピュータに、車両の燃料タンクに貯留された燃料の量を取得する取得機能と、燃料タンクに貯留された燃料量、および、制御部に予め記憶された所定の域値を対比する対比機能と、制御部において対比した結果に基づいて、燃料量が少なくなったことを示す警告表示を表示する大きさを選択する選択機能と、取得された燃料量を示す残量表示に重ねて、制御部において選択された大きさに警告表示を表示する表示機能と、を実現させる。

0020

本発明の燃料残量表示方法およびプログラムによれば、燃料タンクに残る燃料の量が減ると、残りの燃料量を表示する残量表示の上に、残りの燃料量が少なくなったことを車両の運転手に警告する警告表示が選択された大きさで重ねて表示される。

発明の効果

0021

本発明の燃料残量表示装置、燃料残量表示方法およびプログラムによれば、燃料タンクに残る燃料の量が減ると、残りの燃料量を表示する残量表示の上に、残りの燃料量が少なくなったことを車両の運転手に警告する警告表示が重ねて表示されるため、運転者に燃料残量が少なくなったことを、より確実に認知させることができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0022

本発明の一実施形態に係る燃料残量表示装置の概略構成を説明するブロック図である。
図1の表示部における実メータ部の構成を説明する模式図である。
図2の表示部において警告表示がされた状態を説明する部分拡大図である。
図1の燃料残量表示装置における警告表示に関する制御を説明するフローチャートである。
図1の燃料残量表示装置における警告表示に関する制御を説明するフローチャートである。
本発明の一実施形態の変形例に係る燃料残量表示装置101の概略構成を説明するブロック図である。
本発明の一実施形態の燃料残量表示装置に係る他の実施例の概略構成を説明するブロック図である。

実施例

0023

この発明の一実施形態に係る燃料残量表示装置について、図1から図7を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る燃料残量表示装置1の概略構成を説明するブロック図である。

0024

本実施形態の燃料残量表示装置1は、車両の燃料タンク(図示せず)に貯留されているガソリンなどの燃料の残量を表示するものであり、さらに、燃料の残量が少なくなった際に、その旨を車両の運転者に知らせる警告を表示するものでもある。燃料残量表示装置1には、インターフェース部(取得部)10と、メータECU(制御部)20と、表示部30と、が主に設けられている。

0025

インターフェース部10は、車両における各部分の状態を測定するセンサ11から出力される測定信号を取得する部分であり、取得した測定信号をメータECU20に入力させるものである。センサ11からインターフェース部10までの測定信号の伝達は、CAN(Controllor Area Network)や、無線通信などの各種の伝達手段を用いることができ、特に限定するものではない。また、インターフェース部10の構成としては公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。

0026

なお、インターフェース部10は、上述のようにメータECU20と別々に設けられていても良いし、メータECU20を構成する一要素として設けられていてもよく、特に限定するものではない。

0027

上述のセンサ11としては、燃料タンクに残る燃料の量を測定する燃料センサ11Aや、車両のエンジン(図示せず)における回転数を測定するエンジン回転数センサ11Bや、エンジンで燃焼される燃料の噴射量を測定する燃料噴射センサ11Cや、車両の走行速度を検出する車速センサ11Dなどを例示することができるが、これ以外のセンサを用いてもよいし、例示したセンサの全てを持ち無くてもよい。また、これら燃料センサ11Aや、エンジン回転数センサ11Bや、燃料噴射センサ11Cや、車速センサ11Dとしては、公知のセンサを用いることができ、特に限定するものではない。

0028

メータECU20は、内蔵された記憶装置に書き込まれた各種のプログラムを読み込み、実行することにより各種の情報の演算処理を行うものである。さらに、メータECU20は、上述のセンサ11から入力された測定信号に基づいて表示部30における表示状態演算により求め、表示部30に求められた表示状態を表示させる制御信号を出力するものである。メータECU20には、燃料残量演算部21と、燃料残量レベル判定部22と、表示制御部23と、が主に設けられている。

0029

燃料残量演算部21は、燃料残量レベル判定部22における判定に用いられる燃料情報を算出するものである。
燃料残量レベル判定部22は、燃料残量演算部21によって算出された燃料情報に基づいて、表示部30に表示する警告表示のレベル(運転者への勧告レベル)を判定するものである。燃料残量演算部21および燃料残量レベル判定部22における処理については後述する。

0030

表示制御部23は、燃料残量レベル判定部22で判定されたレベルの警告表示を表示させる制御信号を生成して出力するものである。表示制御部23は、その他に、表示部30における回転計31や、速度計32や、水温計33や、燃料計34における表示を制御する制御信号を生成して出力するものでもある。

0031

表示部30は、運転者に対して車両の状態を示す情報、例えば、走行速度や、エンジンの回転数や、エンジン冷却水の温度や、燃料の残量などの情報を表示するものであり、例えば、車両のインスツルメントパネルに設けられたものである。表示部30には、実メータ部30Aと、虚像表示部30Bと、が主に設けられている。

0032

図2は、図1の表示部30における実メータ部30Aの構成を説明する模式図である。
実メータ部30Aは、主に、車両の状態を示す情報、例えば、走行速度や、エンジンの回転数や、エンジン冷却水の温度や、燃料の残量などの情報するものである。本実施形態では、図2に示すように、左右方向に3つの部分に分割され、左端にエンジンの回転数を表示する部分である回転計31と、中央に車両の走行速度を表示する部分である速度計32と、右端にエンジンの冷却水温度および燃料の残量を表示する部分である水温計33および燃料計34と、が設けられた例に適用して説明する。それぞれの部分は、ステッピングモータなどの実メータ駆動部により回転位相が制御される指針35の指し示す向きによって、各々の情報を表示(アナログ表示)している。

0033

図3は、図2の表示部30において警告表示がされた状態を説明する部分拡大図である。
虚像表示部30Bは、表示制御部23から入力された制御信号に基づいて、警告表示40である虚像を表示するものである。本実施形態では、図3に示すように、実メータ部30Aにおける右端の燃料計34の部分に虚像を重ねて表示する例に適用して説明する。虚像表示部30Bとしては、虚像が投影されるハーフミラー等の透光性を有する光学部材と、投影される虚像に係る画像を生成する表示器と、虚像の投影に用いられる光を出射する光源と、を主に備えた構成を例示することができる。この場合、虚像が投影される光学部材が、運転者から見て、実メータ部30Aの燃料計34を少なくとも覆う位置に配置されている。

0034

次に、上記の構成からなる燃料残量表示装置1における表示方法について説明する。図4および図5は、図1の燃料残量表示装置1における警告表示40に関する制御を説明するフローチャートである。

0035

ここでは、図4のフローチャートを参照しながら、虚像表示部30Bに表示される警告表示40の大きさを決定する処理について説明するとともに、図5のフローチャートを参照しながら、残走行可能距離42を表示する処理について説明する。

0036

車両の運転者が、キーシリンダに差し込まれたエンジンキーイグニッションキー)を回す等の操作を行うことにより、車両の電源回路がONの状態になると、メータECU20の燃料残量演算部21には、インターフェース部10を介して燃料センサ11Aや、エンジン回転数センサ11Bや、燃料噴射センサ11Cや、車速センサ11Dの測定信号が入力される(取得ステップ)。そして、図4および図5に示すように、燃料残量演算部21では燃料計情報(燃料情報)が演算処理により求められる(S11)。

0037

燃料計情報とは、車両の燃料タンクに残る燃料の量に係る情報である。燃料残量演算部21は、インターフェース部10を介して入力された燃料センサ11Aの測定信号や、車速センサ11Dの測定信号や、車両における電源状態などに基づいて、燃料計情報を演算処理により算出する。

0038

燃料計情報が算出されると、図5に示すように、燃料残量演算部21では、さらに警告表示40の一部でもある残走行可能距離42が演算処理により求められる(S12)。残走行可能距離42とは、燃料タンクに残る燃料で走行できる残りの距離のことである。燃料残量演算部21は、算出された燃料計情報と、車速センサ11Dの測定信号と、燃料噴射センサ11Cの測定信号と、エンジン回転数センサ11Bの測定信号と、に基づいて、瞬間燃費や、残走行可能距離42を演算処理により算出する。

0039

図4および図5に示すように、S11において求められた燃料計情報、および、S12において求められた残走行可能距離42は、燃料残量レベル判定部22に入力され(図1参照。)、燃料残量レベル判定部22では燃料残量レベル判定が行われる(S13;対比ステップ)。

0040

燃料残量レベル判定部22は、燃料タンクに貯留できる最大の燃料量を基準とした場合の、燃料タンクに残る燃料量の割合(%)に基づいて、燃料残量レベルの判定を行う。本実施形態では、燃料残量レベル判定部22は、燃料タンクに残る燃料量の割合が3つの燃料残量レベルのどれかに含まれるか判定する例に適用して説明する。この場合、燃料残量レベル判定部22には、燃料タンクに残る燃料量の割合を3つの燃料残量レベルに分ける際の基準となる所定の閾値である第1の閾値(50%)および第2の閾値(10%)が記憶されている。なお、第1の閾値および第2の閾値の値は、上述の値に限られるものではなく、適宜、その値を変更できるものである。

0041

燃料残量レベル判定部22は、燃料タンクに貯留できる最大の燃料量(いわゆる満タンの燃料量)を基準として、燃料タンクに残る燃料量(燃料残量)の割合が、第1の閾値以上の場合には、燃料残量の割合が第1レベルにあると判定する。同様に、燃料残量の割合が第1の閾値未満かつ第2の閾値以上の場合には、第2レベルにあると判定し、燃料残量の割合が第2閾値未満の場合には、第3レベルにあると判定する。

0042

第1レベルでは、燃料残量がいわゆる満タンの燃料量の50%以上の状態であるため、運転者に対して注意を喚起する制御は特に行われない。第2レベルでは、燃料残量がいわゆる満タンの50%未満かつ10%以上の状態であるため、運転者に対して燃料タンクに残る燃料量が減少している旨を通知する制御が行われる。第3レベルでは、燃料残量がいわゆる満タンの10%未満の状態であるため、運転者に対して早急に給油を行うよう注意を喚起する制御が行われる。

0043

燃料タンクに残る燃料量の割合のレベルが判定されると、判定レベルを表す信号が燃料残量レベル判定部22から表示制御部23へ出力される。表示制御部23は、入力された信号に基づいて、警告等シンボル41の選択および残走行可能距離42の表示方法の選択を行う。ここで、警告等シンボル41は、残走行可能距離42と同様な警告表示40であり、運転者に燃料の残量を知らせるものである。本実施形態では、ガソリンスタンド等に設置されている燃料の給油機の模式図であるアイコンを警告等シンボルとして用いる例に適用して説明する。

0044

まず、図3および図4を参照しながら、警告等シンボル41の選択について説明する。
判定レベルが第1レベルであることを表す信号が入力されると、表示制御部23は、表示する警告等シンボル41の大きさを「小」とし、表示する色を「白色」とする選択を行う(S14;選択ステップ)。また、判定レベルが第2レベルであることを示す信号が入力されると、表示する警告等シンボル41の大きさを「中」とし、表示する色を「白色」とする選択を行う(S15:選択ステップ)。判定レベルが第3レベルであることを示す信号が入力されると、表示する警告等シンボル41の大きさを「大」とし、表示する色を「黄色」とする選択を行う(S16:選択ステップ)。

0045

警告等シンボル41の大きさ及び表示する色が選択されると、表示制御部23から虚像表示部30Bに対して、選択された大きさ及び色で警告等シンボル41を表示させる制御信号が出力される。虚像表示部30Bでは、表示器が入力された制御信号に基づいて警告等シンボル41の画像が生成され、光学部材の上に虚像として、選択された大きさ及び色の警告等シンボル41が投影される(S17:表示ステップ)。

0046

次に、図3および図5を参照しながら、残走行可能距離42の表示方法の選択について説明する。
判定レベルが第1レベルであることを表す信号が入力されると、表示制御部23は、残走行可能距離42の強制表示をOFF(表示しない)とする選択を行う(S24:選択ステップ)。この場合メータECU20ではS11に戻り、上述の処理が繰り返し行われる。その一方で、判定レベルが第2レベルであることを示す信号が入力されると、残走行可能距離42の強制表示をON(表示する)とし、表示する大きさを「小」とする選択を行う(S25:選択ステップ)。判定レベルが第3レベルであることを示す信号が入力されると、残走行可能距離42の強制表示をON(表示する)とし、表示する大きさを「大」とする選択を行う(S26:選択ステップ)。

0047

S25やS26において残走行可能距離42の表示方法が選択されると、表示制御部23から虚像表示部30Bに対して、選択された大きさで残走行可能距離42を表示させる制御信号が出力される。虚像表示部30Bでは、表示器が入力された制御信号に基づいて残走行可能距離42の画像が生成され、光学部材の上に虚像として、選択された大きさの残走行可能距離42が投影される(S27:表示ステップ)。

0048

図3(a)では、第1レベルに対応した、大きさが「小」であり表示色が「白色」の警告等シンボル41のみが虚像として表示された状態が示されている。図3(b)では、第2レベルに対応した、大きさが「中」であり表示色が「白色」の警告等シンボル41と、大きさが「小」の残走行可能距離42と、が虚像として表示された状態が示されている。図3(c)では、第3レベルに対応した、大きさが「大」であり表示色が「黄色」の警告等シンボル41と、大きさが「大」の残走行可能距離42と、が虚像として表示された状態が示されている。

0049

本実施形態では、警告等シンボル41が、燃料計34における指針35の回転軸上に重ねて表示され、残走行可能距離42が警告等シンボル41の上方(図3の上側)に表示されている例に適用して説明しているが、燃料計34を含めた近傍領域に警告等シンボル41が表示されていればよく、表示位置を特に限定するものではない。

0050

上記の構成によれば、燃料タンクに残る燃料の量が減ると、残りの燃料量を表示する実メータ部30Aの燃料計34の上に、残りの燃料量が少なくなったことを車両の運転手に警告する警告等シンボル41および残走行可能距離42が虚像として重ねて表示されるため、運転者に燃料残量が少なくなったことを、より確実に認知させることができる。

0051

警告等シンボル41を表示するだけでなく、残走行可能距離42を算出して、算出された残走行可能距離42を警告等シンボル41とともに表示することで、運転者に対して燃料の残量が少なくなったことを、より確実に伝えることができる。

0052

警告等シンボル41が表示される大きさを、燃料残量の割合が第1の閾値以上の場合、第1の閾値未満かつ第2の閾値以上の場合、第2の閾値未満の場合の順に大きくして表示面積を広くすることにより、運転者に対して燃料の残量が少なくなったことを、確実に伝えることができる。さらに、第2の閾値未満の場合に、他の場合と比較して、警告等シンボル41を表示する色を運転者の注意を引きやすい色に変更することにより、運転者に対して燃料の残量が少なくなったことを、より確実に伝えることができる。

0053

残走行可能距離42が表示される大きさについても、同様に、燃料残量の割合が第1の閾値未満かつ第2の閾値以上の場合、第2の閾値未満の場合の順に大きくして表示面積を広くすることで、運転者に対して燃料の残量が少なくなったことを、より確実に伝えることができる。

0054

燃料残量の表示を行う実メータ部30Aの燃料計34と、警告等シンボル41および残走行可能距離42の虚像表示を行う虚像表示部30Bと、を用いることにより、一つの表示機器により燃料計34の表示、警告等シンボル41の表示、残走行可能距離42の表示を行う場合と比較して、燃料計34の上に、警告等シンボル41および残走行可能距離42を虚像として浮かび上がらせて表示することができるため、運転者の注意をより引くことができる。

0055

〔一実施形態の変形例〕
次に、本発明の一実施形態の変形例について図6を参照して説明する。
変形例実施形態の燃料残量表示装置の基本構成は、一実施形態と同様であるが、一実施形態とは、燃料の残量や警告表示などを表示する表示機器が燃料残量表示装置と別に設けられている点が異なっている。よって、本変形例においては、図6を用いて燃料の残量や警告表示などを表示する表示機器の周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。

0056

図6は、本変形例の燃料残量表示装置101の概略構成を説明するブロック図である。本変形例の燃料残量表示装置101には、図6に示すように、インターフェース部10と、メータECU20と、が主に設けられている。燃料残量表示装置101には、車両の走行速度や、燃料の残量や、警告表示40の表示を行うHUD部(表示部)130が接続されている。

0057

HUD(Head Up Display)部130は、車両のフロントガラスのうち、運転者が車両を運転する際の視線と交わる領域の近傍に、車両の走行速度や、燃料の残量等の情報を表す虚像を表示するものである。言い換えると、第1の実施形態における実メータ部30Aにより表示されていた情報と、虚像表示部30Bにより表示されていた情報とを表示するものである。

0058

HUD部130としては、メータECU20の表示制御部23などから入力される制御信号に基づいて、上述の情報を表す虚像に係る画像を生成する液晶表示パネルを備えた表示器と、虚像の投影に用いられる光を出射する光源と、虚像を投影する光をフロントガラスに導く導光部材と、を主に備えた構成を例示することができる。

0059

この場合、メータECU20から出力される警告等シンボル41の表示に係る制御信号や、残走行可能距離42の表示に係る制御信号は、HUD部130の表示器に入力される。制御信号が入力された表示器は、制御信号に基づいて、大きさの警告等シンボル41や残走行可能距離42の表示に係る画像を生成する。この際、燃料計34の表示に係る画像も表示器によって同時に生成される。そのため、燃料計34の表示と、警告等シンボル41および残走行可能距離42の表示が重なった虚像が表示される。

0060

上記の構成によれば、HUD部130における表示器の液晶表示パネルによって、燃料計34の表示に係る画像と、警告等シンボル41および残走行可能距離42の表示に係る画像が生成され、この画像がフロントガラスに虚像として投影されるため、燃料計34の表示と、警告等シンボル41および残走行可能距離42の表示を別々の表示機器により表示する場合と比較して、表示に必要な機器の点数を減らすことができる。

0061

なお、本変形例における表示する機器としては、上述のHUD部130のように表示器の液晶表示パネルに生成された画像を、虚像として投影する構成としてもよいし、液晶表示パネルに生成された画像を運転者が直接目視する構成としてもよく、特に限定するものではない。

0062

図7は、本実施形態の燃料残量表示装置に係る他の実施例の概略構成を説明するブロック図である。
さらに、図7に示すように、第1の実施形態に係る燃料残量表示装置1に、本変形例に係るHUD部130が接続された燃料残量表示装置201であってもよい。この場合、HUD部130には、少なくとも、警告等シンボル41および残走行可能距離42に係る虚像が表示される。このようにすることで、第1の実施形態に係る燃料残量表示装置1と比較して、運転者にとって気が付きやすい位置に、警告等シンボル41および残走行可能距離42に係る虚像を表示することができる。

0063

1,101…燃料残量表示装置、10…インターフェース部(取得部)、20…メータECU(制御部)、30…表示部、130…HUD部(表示部)、S13…対比ステップ、S14,S15,S16,S24,S25,S26…選択ステップ、S17,S27…表示ステップ

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 日本精機株式会社の「 ヘッドアップディスプレイ装置」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題・解決手段】斜めに配置されたスクリーンについて、拡散光の輝度の差異を抑制するヘッドアップディスプレイ装置を提供すること。スクリーン(40)は、投射光(41)の光軸(41a)に直交する直交面(43... 詳細

  • 株式会社デンソーの「 車両用装置、車両用装置の制御方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】異なる物理面に描画されるサーフェスを同期させることができる車両用装置、車両用装置の制御方法を提供する。【解決手段】実施形態の車両用装置(1)は、複数のコンテンツ(M1、M2、M3、M4、M5、... 詳細

  • 株式会社デンソーの「 車両用装置、車両用装置の制御方法」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】キャッシュメモリやバスへの負荷を低減することができる車両用装置、車両用装置の制御方法を提供する。【解決手段】実施形態の車両用装置1は、複数のCPUモジュール16と、複数のCPUモジュール16に... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ