図面 (/)

技術 コネクタ

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 浜田啓二
出願日 2011年1月11日 (10年1ヶ月経過) 出願番号 2011-003165
公開日 2012年8月2日 (8年6ヶ月経過) 公開番号 2012-146454
状態 特許登録済
技術分野 コネクタハウジング及び接触部材の保持
主要キーワード 回路基板接続用 矩形溝 左右幅寸法 端子圧入孔 断面サイズ 本コネクタ 接触導通 左右幅方向
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年8月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (11)

課題

圧入したコンタクトの先端側の浮き上がりを防止し、確実に相手コネクタとの嵌合ができるようにする。

解決手段

ハウジング2の端子圧入孔3に後方からコンタクト110を圧入して、各コンタクト110の先端側の電気接触部115を、ハウジングの前部に一体に突設した薄板状のインシュレータ部4の表面の端子配列溝5にそれぞれ挿入配置したコネクタ101において、コンタクトの圧入固定部111の上面のコンタクトの長手方向に離間した複数の箇所に、コンタクトの下面110bに凹状の押し込み部121を形成することで、端子圧入孔3の上壁3aに圧接するアーチ形湾曲凸部120を設ける。湾曲凸部120は、コンタクトの上面の左右幅方向の両端に間隔を開けて配置し、その両端の湾曲凸部の間に非変形部としての平坦部残置し、その非変形部の下面125bを、非変形部の前後のコンタクト下面10bと面一に連続させた。

概要

背景

この種のコネクタの例として、例えば、特許文献1に記載されたHDMI規格のコネクタが知られている。
図5は、特許文献1に記載されたコネクタと類似の従来のコネクタの外観を示している。
このコネクタ1は、絶縁性樹脂一体成形されたハウジング2と、上段下段の2段に配列されたコンタクト10と、を具備している。

各コンタクト10は、ハウジング2に形成された端子圧入孔3に後方から圧入されており、先端側の各電気接触部15が、ハウジング2の前部に突設された薄板状のインシュレータ部4の上下面(表面)の端子配列溝5にそれぞれ挿入配置されている。各端子圧入孔3と端子配列溝5は一直線に連通しており、端子圧入孔3は断面矩形状に形成され、端子配列溝5は矩形溝として形成されている。

図6はこのコネクタに使用されているコンタクト10の構成を示す斜視図、図7は図6の二点鎖線で囲んだ部分の拡大図、図8は図7に示した部分を裏返して示す拡大図である。コンタクト10は、断面矩形の板状のもので、上段と下段に、それぞれ左右方向に一定ピッチで配列されている。上段の列のコンタクト10と下段の列のコンタクト10は、最後端回路基板接続用後足部16を除いて、上下の向きが反対になっている。

各コンタクト10は、端子圧入孔3の断面サイズよりも僅かに小さいサイズの断面矩形状に形成され、先端側に、ハウジング2のインシュレータ部4の端子配列溝5に挿入配置される電気接触部15を有すると共に、電気接触部15の後側に、端子圧入孔3に後方から圧入固定される圧入固定部11を有し、最後端に後足部16を有している。

圧入固定部11の通常幅部の左右方向の幅D1は、端子圧入孔3の断面の左右幅寸法よりも小さいが、圧入固定部11の長手方向の後半部には、端子圧入孔3の断面の左右幅寸法よりも大きい幅D2を有する幅広部12が設けられている。この幅D1の通常幅部から幅D2の幅広部12への移行部の左右側面には、端子圧入孔3への幅広部12の圧入を容易にするための傾斜壁13が設けられている。

いま、コンタクト10がハウジング2に装着された際に、コンタクト10の、端子配列溝5の内底面5bに当接する外側面を下面10b、その反対側の外側面を上面10a、左右の外側面を左右側面10cとし、コンタクト10の上面10aと対向する端子圧入孔3の内壁上壁3a、その反対側のコンタクト10の下面10bと対向する端子圧入孔3の内壁を下壁3bとする場合、端子圧入孔3の上壁3aと下壁3bは、コンタクト10の配列方向である左右方向と直交する上下方向に存在している。

ここでは、上段のコンタクト10と上段の端子圧入孔3の関係についてだけ述べるが、下段のコンタクト10と端子圧入孔3の関係は、上段の場合と上下の向きが逆になっているだけであり、上面10a、下面10b、上壁3a、下壁3bの呼称については同じである。

図9(a)はコンタクト10をハウジング2に装着した状態を示す断面図、図9(b)はその要部拡大図である。
コンタクト10の圧入固定部11の上面10aには、コンタクト10の長手方向(前後方向)に離間した2箇所に、コンタクト10の下面10bに凹状の押し込み部21を形成することで、端子圧入孔3の上壁3aに圧接するアーチ形湾曲凸部20が設けられている。この湾曲凸部20は、コンタクト10の幅方向全域にわたり形成されている。ここで、端子圧入孔3の下壁3bから上壁3aまでの高さをH3とすると、コンタクト10の下面10bから上面10aまでの高さH1は、H1<H3の関係に設定されている。また、コンタクト10の下面10bから湾曲凸部20の頂点までの高さH2は、H2>H3の関係に設定されている。

従って、端子圧入孔3に後方からコンタクト10の圧入固定部11を圧入した場合、コンタクト10の湾曲凸部20の頂点が端子圧入孔3の上壁3aに圧接することで、コンタクト10の下面10bを、圧入固定部11から電気接触部15の先端15aに到るまで、端子圧入孔3の下壁3bや端子配列溝5の内底面5bに密着させることができ、それにより、装着したコンタクト10の上下方向のガタ付きを防止することができる。

また、コンタクト10の圧入固定部11を端子圧入孔3に圧入した際、圧入固定部11の幅広部12を、端子圧入孔3の左右側壁に圧接させるので、左右方向つまりコンタクト10の配列方向におけるガタ付きを防止することができる。

概要

圧入したコンタクトの先端側の浮き上がりを防止し、確実に相手コネクタとの嵌合ができるようにする。ハウジング2の端子圧入孔3に後方からコンタクト110を圧入して、各コンタクト110の先端側の電気接触部115を、ハウジングの前部に一体に突設した薄板状のインシュレータ部4の表面の端子配列溝5にそれぞれ挿入配置したコネクタ101において、コンタクトの圧入固定部111の上面のコンタクトの長手方向に離間した複数の箇所に、コンタクトの下面110bに凹状の押し込み部121を形成することで、端子圧入孔3の上壁3aに圧接するアーチ形の湾曲凸部120を設ける。湾曲凸部120は、コンタクトの上面の左右幅方向の両端に間隔を開けて配置し、その両端の湾曲凸部の間に非変形部としての平坦部残置し、その非変形部の下面125bを、非変形部の前後のコンタクト下面10bと面一に連続させた。

目的

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧入したコンタクトの先端側の浮き上がりを防止し、確実に相手コネクタとの嵌合ができるようにしたコネクタを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

前部に、表面に前後方向にそれぞれ延びる複数の端子配列溝を持つ薄板状のインシュレータ部を有すると共に、後部に、前記各端子配列溝にそれぞれ一直線に連通した断面矩形状の端子圧入孔を有するハウジングと、前記端子圧入孔の断面サイズよりも僅かに小さいサイズの断面矩形状に形成され、先端側に、前記のインシュレータ部の端子配列溝に挿入配置され且つ相手コネクタ側の端子接触導通する電気接触部を有すると共に、該電気接触部の後側に、前記端子圧入孔に後方から圧入固定される圧入固定部を有した複数のコンタクトと、を備えるコネクタであって、前記コンタクトが前記ハウジングに装着された際に、前記コンタクトの前記端子配列溝の底面に当接する外側面を下面、その反対側の外側面を上面とし、該コンタクトの上面と対向する前記端子圧入孔の内壁上壁、その反対側の前記コンタクトの下面と対向する前記端子圧入孔の内壁を下壁とする場合、前記端子圧入孔の上壁と下壁は、前記コンタクトの配列方向である左右方向と直交する上下方向に存在しており、前記コンタクトの圧入固定部の上面には、該コンタクトの長手方向に離間した複数の箇所に、該コンタクトの下面に凹状の押し込み部を形成することで、前記端子圧入孔の上壁に圧接するアーチ形湾曲凸部が設けられ、該湾曲凸部は、前記コンタクトの上面の左右幅方向の両端に間隔を開けて配置され、その両端の湾曲凸部の間には、非変形部としての平坦部残置されており、その残置された非変形部の下面が、該非変形部の前後のコンタクトの下面と面一に連続していることを特徴とするコネクタ。

技術分野

0001

本発明は、ハウジング端子圧入孔にそれぞれ後方からコンタクト圧入して、各コンタクトの先端側の電気接触部(相手コネクタ側の端子摺動接触する部分)を、ハウジングの前部に一体に突設した薄板状のインシュレータ部の表面の端子配列溝にそれぞれ挿入し配置したコネクタに関するものである。

背景技術

0002

この種のコネクタの例として、例えば、特許文献1に記載されたHDMI規格のコネクタが知られている。
図5は、特許文献1に記載されたコネクタと類似の従来のコネクタの外観を示している。
このコネクタ1は、絶縁性樹脂一体成形されたハウジング2と、上段下段の2段に配列されたコンタクト10と、を具備している。

0003

各コンタクト10は、ハウジング2に形成された端子圧入孔3に後方から圧入されており、先端側の各電気接触部15が、ハウジング2の前部に突設された薄板状のインシュレータ部4の上下面(表面)の端子配列溝5にそれぞれ挿入配置されている。各端子圧入孔3と端子配列溝5は一直線に連通しており、端子圧入孔3は断面矩形状に形成され、端子配列溝5は矩形溝として形成されている。

0004

図6はこのコネクタに使用されているコンタクト10の構成を示す斜視図、図7図6二点鎖線で囲んだ部分の拡大図、図8図7に示した部分を裏返して示す拡大図である。コンタクト10は、断面矩形の板状のもので、上段と下段に、それぞれ左右方向に一定ピッチで配列されている。上段の列のコンタクト10と下段の列のコンタクト10は、最後端回路基板接続用後足部16を除いて、上下の向きが反対になっている。

0005

各コンタクト10は、端子圧入孔3の断面サイズよりも僅かに小さいサイズの断面矩形状に形成され、先端側に、ハウジング2のインシュレータ部4の端子配列溝5に挿入配置される電気接触部15を有すると共に、電気接触部15の後側に、端子圧入孔3に後方から圧入固定される圧入固定部11を有し、最後端に後足部16を有している。

0006

圧入固定部11の通常幅部の左右方向の幅D1は、端子圧入孔3の断面の左右幅寸法よりも小さいが、圧入固定部11の長手方向の後半部には、端子圧入孔3の断面の左右幅寸法よりも大きい幅D2を有する幅広部12が設けられている。この幅D1の通常幅部から幅D2の幅広部12への移行部の左右側面には、端子圧入孔3への幅広部12の圧入を容易にするための傾斜壁13が設けられている。

0007

いま、コンタクト10がハウジング2に装着された際に、コンタクト10の、端子配列溝5の内底面5bに当接する外側面を下面10b、その反対側の外側面を上面10a、左右の外側面を左右側面10cとし、コンタクト10の上面10aと対向する端子圧入孔3の内壁上壁3a、その反対側のコンタクト10の下面10bと対向する端子圧入孔3の内壁を下壁3bとする場合、端子圧入孔3の上壁3aと下壁3bは、コンタクト10の配列方向である左右方向と直交する上下方向に存在している。

0008

ここでは、上段のコンタクト10と上段の端子圧入孔3の関係についてだけ述べるが、下段のコンタクト10と端子圧入孔3の関係は、上段の場合と上下の向きが逆になっているだけであり、上面10a、下面10b、上壁3a、下壁3bの呼称については同じである。

0009

図9(a)はコンタクト10をハウジング2に装着した状態を示す断面図、図9(b)はその要部拡大図である。
コンタクト10の圧入固定部11の上面10aには、コンタクト10の長手方向(前後方向)に離間した2箇所に、コンタクト10の下面10bに凹状の押し込み部21を形成することで、端子圧入孔3の上壁3aに圧接するアーチ形湾曲凸部20が設けられている。この湾曲凸部20は、コンタクト10の幅方向全域にわたり形成されている。ここで、端子圧入孔3の下壁3bから上壁3aまでの高さをH3とすると、コンタクト10の下面10bから上面10aまでの高さH1は、H1<H3の関係に設定されている。また、コンタクト10の下面10bから湾曲凸部20の頂点までの高さH2は、H2>H3の関係に設定されている。

0010

従って、端子圧入孔3に後方からコンタクト10の圧入固定部11を圧入した場合、コンタクト10の湾曲凸部20の頂点が端子圧入孔3の上壁3aに圧接することで、コンタクト10の下面10bを、圧入固定部11から電気接触部15の先端15aに到るまで、端子圧入孔3の下壁3bや端子配列溝5の内底面5bに密着させることができ、それにより、装着したコンタクト10の上下方向のガタ付きを防止することができる。

0011

また、コンタクト10の圧入固定部11を端子圧入孔3に圧入した際、圧入固定部11の幅広部12を、端子圧入孔3の左右側壁に圧接させるので、左右方向つまりコンタクト10の配列方向におけるガタ付きを防止することができる。

先行技術

0012

特開2008−270179号公報

発明が解決しようとする課題

0013

ところで、実際にコンタクト10をハウジング2の端子圧入孔3に圧入した場合、次のような現象が起こり得ることが分かった。即ち、圧入によりコンタクト10の湾曲凸部20が端子圧入孔3の上壁3aに圧接した際に、端子圧入孔3の上壁3aからの反力により湾曲凸部20が僅かに変形することになるが、その変形時の力により、凹状の押し込み部21の前端縁部21aが支点となって、図10に示すように、コンタクト10の先端側の電気接触部15が、端子配列溝5の内底面5bから浮き上がる現象が起こることがあった。

0014

そのような浮き上がりが発生した場合、そのまま相手コネクタ50と本コネクタ1を嵌合させようとした際に、コンタクト10の電気接触部15の先端15aに、相手コネクタ50側の端子52の先端が衝突する(図10の二点鎖線で示す部分)ことがあり、端子52が座屈して、コネクタの嵌合ができなくなるおそれがある。

0015

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、圧入したコンタクトの先端側の浮き上がりを防止し、確実に相手コネクタとの嵌合ができるようにしたコネクタを提供することにある。

課題を解決するための手段

0016

前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)を特徴としている。
(1) 前部に、表面に前後方向にそれぞれ延びる複数の端子配列溝を持つ薄板状のインシュレータ部を有すると共に、後部に、前記各端子配列溝にそれぞれ一直線に連通した断面矩形状の端子圧入孔を有するハウジングと、
前記端子圧入孔の断面サイズよりも僅かに小さいサイズの断面矩形状に形成され、先端側に、前記のインシュレータ部の端子配列溝に挿入配置され且つ相手コネクタ側の端子と接触導通する電気接触部を有すると共に、該電気接触部の後側に、前記端子圧入孔に後方から圧入固定される圧入固定部を有した複数のコンタクトと、
を備えるコネクタであって、
前記コンタクトが前記ハウジングに装着された際に、前記コンタクトの前記端子配列溝の底面に当接する外側面を下面、その反対側の外側面を上面とし、該コンタクトの上面と対向する前記端子圧入孔の内壁を上壁、その反対側の前記コンタクトの下面と対向する前記端子圧入孔の内壁を下壁とする場合、
前記端子圧入孔の上壁と下壁は、前記コンタクトの配列方向である左右方向と直交する上下方向に存在しており、
前記コンタクトの圧入固定部の上面には、該コンタクトの長手方向に離間した複数の箇所に、該コンタクトの下面に凹状の押し込み部を形成することで、前記端子圧入孔の上壁に圧接するアーチ形の湾曲凸部が設けられ、
該湾曲凸部は、前記コンタクトの上面の左右幅方向の両端に間隔を開けて配置され、その両端の湾曲凸部の間には、非変形部としての平坦部残置されており、
その残置された非変形部の下面が、該非変形部の前後のコンタクトの下面と面一に連続していること。

0017

上記(1)の構成のコネクタによれば、コンタクトの上面の左右幅方向両端の湾曲凸部の間に非変形部を残し、その非変形部の下面を、非変形部の前後のコンタクトの下面と面一に連続させているので、非変形部の下面を、非変形部の前後のコンタクト下面と同様に、端子圧入孔の下壁に連続して密着させることができ、非変形部の下面に踏ん張りを効かせることができる。従って、非変形部の存在によって、湾曲凸部の上下方向の動き規制を働かせることができ、湾曲凸部より先端側の電気接触部の端子配列溝の内底面からの浮き上がりを防止することができる。その結果、相手コネクタ側の端子との衝突を回避することができて、確実に相手コネクタとの嵌合ができるようになる。

発明の効果

0018

本発明によれば、圧入したコンタクトの先端側の浮き上がりを防止することができ、確実に相手コネクタとの嵌合ができるようになる。

0019

以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。

図面の簡単な説明

0020

本発明の実施形態のコネクタに使用するコンタクトの全体構成を示す斜視図である。
図1の要部の拡大斜視図である。
図2に示す部分を裏返して示す拡大斜視図である。
本発明の実施形態のコンタクトをハウジングに装着した状態を示す図であって、図4(a)は同実施形態のコンタクトをハウジングに装着した状態を示す断面図、図4(b)はその要部拡大図である。
従来例のコネクタ及び本発明の実施形態のコネクタの外観を共通に示す斜視図である。
従来のコネクタに使用するコンタクトの全体構成を示す斜視図である。
図6の要部の拡大斜視図である。
図7に示す部分を裏返して示す拡大斜視図である。
従来のコンタクトをハウジングに装着した状態を示す図であって、図9(a)は従来のコンタクトをハウジングに装着した状態を示す断面図、図9(b)はその要部拡大図である。
従来のコネクタにおける問題点を示す拡大図である。

実施例

0021

以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は実施形態のコネクタに使用するコンタクトの全体構成を示す斜視図、図2図1の要部の拡大斜視図、図3図2に示す部分を裏返して示す拡大斜視図、図4(a)は同実施形態のコンタクトをハウジングに装着した状態を示す断面図、図4(b)はその要部拡大図である。なお、コネクタの外観構成については図5を参照する。

0022

図5に示すように、この実施形態のコネクタ101は、絶縁性樹脂で一体成形されたハウジング2と、上段と下段の2段に配列されたコンタクト110と、を具備している。

0023

各コンタクト110は、ハウジング2に形成された端子圧入孔3に後方から圧入されており、先端側の各電気接触部115が、ハウジング2の前部に突設された薄板状のインシュレータ部4の上下面(表面)の端子配列溝5にそれぞれ挿入配置されている。各端子圧入孔3と端子配列溝5は一直線に連通しており、端子圧入孔3は断面矩形状に形成され、端子配列溝5は矩形溝として形成されている。

0024

図1図3に示すように、このコネクタに使用されているコンタクト110は、断面矩形の板状のもので、上段と下段に、それぞれ左右方向に一定ピッチで配列されている。上段の列のコンタクト110と下段の列のコンタクト110は、最後端の回路基板接続用の後足部116を除いて、上下の向きが反対になっている。

0025

各コンタクト110は、端子圧入孔3の断面サイズよりも僅かに小さいサイズの断面矩形状に形成され、先端側に、ハウジング2のインシュレータ部4の端子配列溝5に挿入配置される電気接触部115を有すると共に、電気接触部115の後側に、端子圧入孔3に後方から圧入固定される圧入固定部111を有し、最後端に後足部116を有している。

0026

圧入固定部111の通常幅部の左右方向の幅D1は、端子圧入孔3の断面の左右幅寸法よりも小さいが、圧入固定部111の長手方向の後半部には、端子圧入孔3の断面の左右幅寸法よりも大きい幅D2を有する幅広部112が設けられている。この幅D1の通常幅部から幅D2の幅広部112への移行部の左右側面には、端子圧入孔3への幅広部112の圧入を容易にするための傾斜壁113が設けられている。

0027

いま、図4(a)、図4(b)に示すように、コンタクト110がハウジング2に装着された際に、コンタクト110の、端子配列溝5の内底面5bに当接する外側面を下面110b、その反対側の外側面を上面110a、左右の外側面を左右側面110cとし、コンタクト110の上面110aと対向する端子圧入孔3の内壁を上壁3a、その反対側のコンタクト110の下面110bと対向する端子圧入孔3の内壁を下壁3bとする場合、端子圧入孔3の上壁3aと下壁3bは、コンタクト110の配列方向である左右方向と直交する上下方向に存在している。

0028

ここでは、上段のコンタクト110と上段の端子圧入孔3の関係についてだけ述べるが、下段のコンタクト110と端子圧入孔3の関係は、上段の場合と上下の向きが逆になっているだけであり、上面110a、下面110b、上壁3a、下壁3bの呼称については同じである。

0029

コンタクト110の圧入固定部111の上面110aには、コンタクト110の長手方向(前後方向)に離間した2箇所に、コンタクト110の下面110bに凹状の押し込み部121を形成することで、端子圧入孔3の上壁3aに圧接するアーチ形の湾曲凸部120が設けられている。本実施形態では、湾曲凸部120は、コンタクト110の上面の左右幅方向の両端に間隔を開けて配置されており、その両端の湾曲凸部120、120の間には、非変形部125としての平坦部が残置されている。そして、残置された非変形部125の上面125a及び下面125bが、非変形部125の前後のコンタクトの上面110a及び下面110bとそれぞれ面一に連続している。

0030

この場合、端子圧入孔3の下壁3bから上壁3aまでの高さをH3とすると、コンタクト110の下面110bから上面110aまでの高さH1は、H1<H3の関係に設定されている。また、コンタクト110の下面110bから湾曲凸部120の頂点までの高さH2は、H2>H3の関係に設定されている。

0031

従って、端子圧入孔3に後方からコンタクト110の圧入固定部111を圧入した場合、コンタクト110の湾曲凸部120の頂点が端子圧入孔3の上壁3aに圧接することで、コンタクト110の下面110bを、圧入固定部111から電気接触部115の先端115aに到るまで、端子圧入孔3の下壁3bや端子配列溝5の内底面5bに密着させることができ、それにより、装着したコンタクト110の上下方向のガタ付きを防止することができる。

0032

特に、コンタクト110の上面の左右幅方向両端の湾曲凸部120、120の間に非変形部125を残し、その非変形部125の下面125bを、非変形部125の前後のコンタクトの下面110bと面一に連続させているので、非変形部125の下面125bを、非変形部125の前後のコンタクト下面110bと同様に、端子圧入孔3の下壁3bに連続して密着させることができ、非変形部125の下面125bに踏ん張りを効かせることができる。

0033

従って、非変形部125の存在によって、湾曲凸部120の上下方向の動きに規制を働かせることができ、湾曲凸部120より先端側の電気接触部115の端子配列溝5の内底面5bからの浮き上がりを防止することができる。その結果、相手コネクタ側の端子との衝突を回避することができて、確実に相手コネクタとの嵌合ができるようになる。また、互いに離れた4つの湾曲凸部120の頂点が端子圧入孔3の上壁3aに圧接するので、安定してコンタクト110を端子圧入孔3の下壁3bに押え付けることができる。

0034

また、コンタクト110の圧入固定部111を端子圧入孔3に圧入した際、圧入固定部111の幅広部112を、端子圧入孔3の左右側壁に圧接させるので、左右方向つまりコンタクト110の配列方向におけるガタ付きを防止することができる。

0035

尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。

0036

2ハウジング
3端子圧入孔
3a上壁
3b下壁
4インシュレータ部
5端子配列溝
5b 内底面
101コネクタ
110コンタクト
110a 上面
110b 下面
111圧入固定部
115電気接触部
120湾曲凸部
121 凹状の押し込み部
125 非変形部
125b 下面

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 日本航空電子工業株式会社の「 クランプ体、コネクタユニット、及び電線付きコネクタユニット」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題】被覆付き電線を保持した状態において被覆付き電線がクランプ体に対して相対的に回転して捻じれるのを抑制する。【解決手段】被覆付き電線を取付け部品に取り付けた状態で保持するクランプ体が、環状の基部と... 詳細

  • 株式会社オートネットワーク技術研究所の「 コネクタ」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】隣り合う張り出し部の位置が前後方向に揃っている従来の構成と比較して、端子金具のピッチをより小さくする。コネクタ(1)に、ハウジング(2)と、複数の第一端子金具(3)と、複数の第二端子... 詳細

  • 住友電装株式会社の「 コネクタ」が 公開されました。( 2020/12/17)

    【課題・解決手段】本明細書によって開示されるコネクタ10は、上方に開口する第1開口部24を有する樹脂製のハウジング16と、ハウジング16に一部が埋設された導電金属製の端子14と、を備えるコネクタ10で... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ