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技術 印刷システム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラム

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 岡島良介
出願日 2010年12月22日 (9年3ヶ月経過) 出願番号 2010-286228
公開日 2012年7月12日 (7年8ヶ月経過) 公開番号 2012-133646
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御 タイプライター等へのデジタル出力
主要キーワード 並列的処理 担当処理 転送元機器 未処理分 C言語 処理実行手順 後続ステップ 解凍モジュール
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年7月12日)のものです。
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図面 (20)

課題

転送先を選択する際の自由度が良好であり、かつ、システム全体としての処理効率を向上させ得る印刷システム、印刷装置印刷方法および印刷プログラムを、提供する。

解決手段

ネットワーク400を介して複数の印刷装置300A〜300Dが接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システム100である。転送元印刷装置は、印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼するための処理指示部を有する。転送先印刷装置は、前記処理によって処理データから生成される出力データを、転送元印刷装置に送信するための送信部を有する。送信された出力データは、転送元印刷装置において、前記画像データを生成するために使用され、印刷される。

概要

背景

複数の印刷装置ネットワークを介して接続された印刷ステムにおいて、負荷を分散し、システム全体としての効率を向上させることが各種試みられている。

例えば、ネットワークに接続された印刷装置を有効利用するため、印刷ジョブの処理が中断した場合、印刷ジョブを転送し、転送先印刷装置においてその処理を続行する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。

概要

転送先を選択する際の自由度が良好であり、かつ、システム全体としての処理効率を向上させ得る印刷システム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムを、提供する。ネットワーク400を介して複数の印刷装置300A〜300Dが接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システム100である。転送元印刷装置は、印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼するための処理指示部を有する。転送先印刷装置は、前記処理によって処理データから生成される出力データを、転送元印刷装置に送信するための送信部を有する。送信された出力データは、転送元印刷装置において、前記画像データを生成するために使用され、印刷される。

目的

本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、転送先を選択する際の自由度が良好であり、かつ、システム全体としての処理効率を向上させ得る印刷システム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムを、提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ネットワークを介して複数の印刷装置が接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システムであって、前記転送元印刷装置は、前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼するための処理指示部を有し、前記転送先印刷装置は、前記処理によって前記処理データから生成される出力データを、前記転送元印刷装置に送信するための送信部を有し、前記転送元印刷装置は、前記出力データを受信するための受信部と、受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷するための印刷部と、を有することを特徴とする印刷システム。

請求項2

前記転送元印刷装置は、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置のアイドル状態の有無を検出するための状態検出部と、アイドル状態にあると検出された前記印刷装置から前記転送先印刷装置を選択するための機器選択部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。

請求項3

前記転送元印刷装置は、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置における前記処理を実行するための機能の有無を検出するための機能検出部を有しており、前記転送元印刷装置の前記処理指示部は、選択された前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムを送信しないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷システム。

請求項4

前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、複数の処理からなり、前記処理プログラムは、前記複数の処理に対応する複数の処理プログラムからなり、前記転送先印刷装置において、前記複数の処理が実行されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷システム。

請求項5

前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、並列に実行し得る複数の並列的処理からなり、前記処理プログラムは、前記複数の並列的処理に対応する複数の処理プログラムからなり、前記処理データは、前記複数の並列的処理に対応して分割されており、前記転送先印刷装置は、前記複数の並列的処理に対応する複数の転送先印刷装置からなり、前記複数の転送先印刷装置において、分割された前記処理データが適用される並列的処理が各々実行され、前記転送元印刷装置は、前記複数の転送先印刷装置から送信される複数の前記出力データを統合する統合部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷システム。

請求項6

前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、逐次実行される複数の逐次処理からなり、前記処理プログラムは、前記複数の逐次処理に対応する複数の処理プログラムからなり、前記転送先印刷装置は、前記複数の逐次処理に対応する複数の転送先印刷装置からなり、最初の逐次処理を実行する転送先印刷装置は、前記転送元印刷装置からの前記処理データを受信し、最後の逐次処理を実行する転送先印刷装置は、前記出力データを前記転送元印刷装置に送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷システム。

請求項7

前記転送元印刷装置は、前記複数の転送先印刷装置における処理順番を決定する順番決定部と、決定された前記処理順番を前記複数の転送先印刷装置に通知するための順番指示部と、を有し、前記複数の転送先印刷装置の各々は、決定された前記処理順番に従って対応する逐次処理を実行することを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。

請求項8

前記転送先印刷装置は、前記転送元印刷装置から送信された前記処理プログラムを、前記処理の実行後においても保持することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷システム。

請求項9

前記転送先印刷装置は、前記転送元印刷装置から送信された前記処理プログラムを、前記処理の実行後において削除することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷システム。

請求項10

前記転送元印刷装置は、前記処理の実行後における前記処理プログラムの削除の有無を、前記転送先印刷装置に通知するための削除指示部を有し、前記転送先印刷装置は、前記削除指示部による通知に従って、前記処理プログラムを削除することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷システム。

請求項11

ネットワークを介して転送先印刷装置と接続することが可能な印刷装置であって、印刷データを受信する受信部と、前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼するための処理指示部と、前記転送先印刷装置において前記処理によって前記処理データから生成される出力データを受信するための受信部と、受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷するための印刷部と、を有することを特徴とする印刷装置。

請求項12

前記ネットワークに接続されている前記印刷装置における前記処理を実行するための機能の有無を検出するための機能検出部を有しており、前記処理指示部は、選択された前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムを送信しないことを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。

請求項13

ネットワークを介して転送元印刷装置と接続することが可能な印刷装置であって、印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、前記転送元印刷装置から受信するための受信部と、前記処理プログラムを実行し、前記処理データから前記出力データを生成する処理実行部と、前記出力データを、前記転送元印刷装置に送信するための送信部と、を有することを特徴とする印刷装置。

請求項14

前記処理実行部は、前記処理を実行するための機能を保持しており、前記受信部が、前記処理プログラムを受信せず、前記処理データを受信した場合、前記処理実行部は、前記保持する機能を実行し、前記処理データから前記出力データを生成することを特徴とする請求項13に記載の印刷装置。

請求項15

ネットワークを介して複数の印刷装置が接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システムにおける印刷方法であって、前記転送元印刷装置において、前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、前記転送元印刷装置からアイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼する処理指示ステップと、前記転送先印刷装置において実行される前記処理によって前記処理データから生成される出力データを、前記転送元印刷装置に送信する送信ステップと、前記転送元印刷装置において、前記出力データを受信する受信ステップと、前記転送元印刷装置において、受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷する印刷ステップと、を有することを特徴とする印刷方法。

請求項16

前記転送元印刷装置において、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置のアイドル状態の有無を検出する状態検出ステップと、前記転送元印刷装置において、アイドル状態にあると検出された前記印刷装置から前記転送先印刷装置を選択する機器選択ステップと、を有することを特徴とする請求項15に記載の印刷方法。

請求項17

前記転送元印刷装置において、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置における前記処理を実行するための機能の有無を検出するための機能検出ステップを有しており、前記処理指示ステップにおいて、選択された前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムは送信されないことを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の印刷方法。

請求項18

前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、複数の処理からなり、前記処理プログラムは、前記複数の処理に対応する複数の処理プログラムからなり、前記転送先印刷装置において、前記複数の処理が実行されることを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の印刷方法。

請求項19

前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、並列に実行し得る複数の並列的処理からなり、前記処理プログラムは、前記複数の並列的処理に対応する複数の処理プログラムからなり、前記処理データは、前記複数の並列的処理に対応して分割されており、前記転送先印刷装置は、前記複数の並列的処理に対応する複数の転送先印刷装置からなり、前記複数の転送先印刷装置において、分割された前記処理データが適用される並列的処理が各々実行され、前記印刷方法は、前記転送元印刷装置において、前記複数の転送先印刷装置から送信される複数の前記出力データを統合する統合ステップを有することを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の印刷方法。

請求項20

前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、逐次実行される複数の逐次処理からなり、前記処理プログラムは、前記複数の逐次処理に対応する複数の処理プログラムからなり、前記転送先印刷装置は、前記複数の逐次処理に対応する複数の転送先印刷装置からなり、最初の逐次処理を実行する転送先印刷装置は、前記転送元印刷装置からの前記処理データを受信し、最後の逐次処理を実行する転送先印刷装置は、前記出力データを前記転送元印刷装置に送信することを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の印刷方法。

請求項21

前記転送元印刷装置において、前記複数の転送先印刷装置における処理順番を決定する順番決定ステップと、決定された前記処理順番を前記複数の転送先印刷装置に通知する順番指示ステップと、を有し、前記複数の転送先印刷装置の各々は、決定された前記処理順番に従って対応する逐次処理を実行することを特徴とする請求項20に記載の印刷方法。

請求項22

前記転送先印刷装置において、前記転送元印刷装置から送信された前記処理プログラムを、前記処理の実行後においても継続して保持する保持ステップを有することを特徴とする請求項15〜21のいずれか1項に記載の印刷方法。

請求項23

前記転送先印刷装置において、前記転送元印刷装置から送信された前記処理プログラムを、前記処理の実行後において削除する削除ステップを有することを特徴とする請求項15〜21のいずれか1項に記載の印刷方法。

請求項24

前記転送元印刷装置において、前記処理の実行後における前記処理プログラムの削除の有無を、前記転送先印刷装置に通知するための削除指示ステップと、前記転送先印刷装置において、前記削除指示部による通知に従って、前記処理プログラムを削除する削除ステップと、を有することを特徴とする請求項15〜21のいずれか1項に記載の印刷方法。

請求項25

ネットワークを介して複数の印刷装置が接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システムにおける転送元印刷装置を制御するためのプログラムであって、前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼する処理指示手順と、前記転送先印刷装置において前記処理によって前記処理データから生成される出力データを受信する受信手順と、受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷する印刷手順と、を前記転送元印刷装置に実行させることを特徴とするプログラム。

請求項26

前記プログラムは、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置における前記処理を実行するための機能の有無を検出するための機能検出手順を、前記転送元印刷装置に実行させ、前記処理指示手順においては、選択された前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムが送信されないことを特徴とする請求項25に記載のプログラム。

請求項27

ネットワークを介して複数の印刷装置が接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システムにおける転送先印刷装置を制御するためのプログラムであって、前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼するための処理指示部と、前記転送先印刷装置の出力データを受信するための受信部と、受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷するための印刷部と、を有する前記転送元印刷装置から、前記処理プログラムおよび前記処理データを受信する受信手順と、前記処理プログラムを実行し、前記処理データから前記出力データを生成する処理実行手順と、生成した前記出力データを、前記転送元印刷装置に送信する送信手順と、を前記転送先印刷装置に実行させることを特徴とするプログラム。

請求項28

前記転送先印刷装置は、前記処理を実行するための機能を保持しており、前記転送元印刷装置は、前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムを送信しないように構成されており、前記受信手順においては、前記処理プログラムが受信されず、前記処理実行手順においては、前記保持する機能が実行され、前記処理データから前記出力データが生成されることを特徴とする請求項27に記載のプログラム。

技術分野

0001

本発明は、印刷ステム印刷装置印刷方法および印刷プログラムに関する。

背景技術

0002

複数の印刷装置がネットワークを介して接続された印刷システムにおいて、負荷を分散し、システム全体としての効率を向上させることが各種試みられている。

0003

例えば、ネットワークに接続された印刷装置を有効利用するため、印刷ジョブの処理が中断した場合、印刷ジョブを転送し、転送先印刷装置においてその処理を続行する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。

先行技術

0004

特開2000−035867号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、転送先印刷装置は、印刷までの全ての処理を実行するため、転送元印刷装置と同等の機能を有する必要があり、転送先を選択する際の自由度が低く、効率的な分散処理を実行することが困難である問題を有する。また、転送先印刷装置の色再現範囲が、転送元印刷装置の色再現範囲と異なる場合、転送先印刷装置は、転送元印刷装置と同等の色再現結果を得ることができない問題も有している。

0006

本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、転送先を選択する際の自由度が良好であり、かつ、システム全体としての処理効率を向上させ得る印刷システム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムを、提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。

0008

(1)ネットワークを介して複数の印刷装置が接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システムであって、
前記転送元印刷装置は、前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼するための処理指示部を有し、
前記転送先印刷装置は、前記処理によって前記処理データから生成される出力データを、前記転送元印刷装置に送信するための送信部を有し、
前記転送元印刷装置は、前記出力データを受信するための受信部と、受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷するための印刷部と、を有する
ことを特徴とする印刷システム。

0009

(2)前記転送元印刷装置は、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置のアイドル状態の有無を検出するための状態検出部と、アイドル状態にあると検出された前記印刷装置から前記転送先印刷装置を選択するための機器選択部と、を有することを特徴とする上記(1)に記載の印刷システム。

0010

(3)前記転送元印刷装置は、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置における前記処理を実行するための機能の有無を検出するための機能検出部を有しており、
前記転送元印刷装置の前記処理指示部は、選択された前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムを送信しない
ことを特徴とする上記(1)又は上記(2)に記載の印刷システム。

0011

(4)前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、複数の処理からなり、
前記処理プログラムは、前記複数の処理に対応する複数の処理プログラムからなり、
前記転送先印刷装置において、前記複数の処理が実行される
ことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の印刷システム。

0012

(5)前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、並列に実行し得る複数の並列的処理からなり、
前記処理プログラムは、前記複数の並列的処理に対応する複数の処理プログラムからなり、
前記処理データは、前記複数の並列的処理に対応して分割されており、
前記転送先印刷装置は、前記複数の並列的処理に対応する複数の転送先印刷装置からなり、
前記複数の転送先印刷装置において、分割された前記処理データが適用される並列的処理が各々実行され、
前記転送元印刷装置は、前記複数の転送先印刷装置から送信される複数の前記出力データを統合する統合部を有する
ことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の印刷システム。

0013

(6)前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、逐次実行される複数の逐次処理からなり、
前記処理プログラムは、前記複数の逐次処理に対応する複数の処理プログラムからなり、
前記転送先印刷装置は、前記複数の逐次処理に対応する複数の転送先印刷装置からなり、
最初の逐次処理を実行する転送先印刷装置は、前記転送元印刷装置からの前記処理データを受信し、最後の逐次処理を実行する転送先印刷装置は、前記出力データを前記転送元印刷装置に送信する
ことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の印刷システム。

0014

(7)前記転送元印刷装置は、前記複数の転送先印刷装置における処理順番を決定する順番決定部と、決定された前記処理順番を前記複数の転送先印刷装置に通知するための順番指示部と、を有し、
前記複数の転送先印刷装置の各々は、決定された前記処理順番に従って対応する逐次処理を実行する
ことを特徴とする上記(6)に記載の印刷システム。

0015

(8)前記転送先印刷装置は、前記転送元印刷装置から送信された前記処理プログラムを、前記処理の実行後においても保持することを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の印刷システム。

0016

(9)前記転送先印刷装置は、前記転送元印刷装置から送信された前記処理プログラムを、前記処理の実行後において削除することを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の印刷システム。

0017

(10)前記転送元印刷装置は、前記処理の実行後における前記処理プログラムの削除の有無を、前記転送先印刷装置に通知するための削除指示部を有し、
前記転送先印刷装置は、前記削除指示部による通知に従って、前記処理プログラムを削除する
ことを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか1項に記載の印刷システム。

0018

(11)ネットワークを介して転送先印刷装置と接続することが可能な印刷装置であって、
印刷データを受信する受信部と、
前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼するための処理指示部と、
前記転送先印刷装置において前記処理によって前記処理データから生成される出力データを受信するための受信部と、
受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷するための印刷部と、
を有することを特徴とする印刷装置。

0019

(12)前記ネットワークに接続されている前記印刷装置における前記処理を実行するための機能の有無を検出するための機能検出部を有しており、
前記処理指示部は、選択された前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムを送信しない
ことを特徴とする上記(11)に記載の印刷装置。

0020

(13)ネットワークを介して転送元印刷装置と接続することが可能な印刷装置であって、
印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、前記転送元印刷装置から受信するための受信部と、
前記処理プログラムを実行し、前記処理データから前記出力データを生成する処理実行部と、
前記出力データを、前記転送元印刷装置に送信するための送信部と、
を有することを特徴とする印刷装置。

0021

(14)前記処理実行部は、前記処理を実行するための機能を保持しており、
前記受信部が、前記処理プログラムを受信せず、前記処理データを受信した場合、
前記処理実行部は、前記保持する機能を実行し、前記処理データから前記出力データを生成する
ことを特徴とする上記(13)に記載の印刷装置。

0022

(15)ネットワークを介して複数の印刷装置が接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システムにおける印刷方法であって、
前記転送元印刷装置において、前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、前記転送元印刷装置からアイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼する処理指示ステップと、
前記転送先印刷装置において実行される前記処理によって前記処理データから生成される出力データを、前記転送元印刷装置に送信する送信ステップと、
前記転送元印刷装置において、前記出力データを受信する受信ステップと、
前記転送元印刷装置において、受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷する印刷ステップと、
を有することを特徴とする印刷方法。

0023

(16)前記転送元印刷装置において、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置のアイドル状態の有無を検出する状態検出ステップと、
前記転送元印刷装置において、アイドル状態にあると検出された前記印刷装置から前記転送先印刷装置を選択する機器選択ステップと、
を有することを特徴とする上記(15)に記載の印刷方法。

0024

(17)前記転送元印刷装置において、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置における前記処理を実行するための機能の有無を検出するための機能検出ステップを有しており、
前記処理指示ステップにおいて、選択された前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムは送信されない
ことを特徴とする上記(15)又は上記(16)に記載の印刷方法。

0025

(18)前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、複数の処理からなり、
前記処理プログラムは、前記複数の処理に対応する複数の処理プログラムからなり、
前記転送先印刷装置において、前記複数の処理が実行される
ことを特徴とする上記(15)〜(17)のいずれか1項に記載の印刷方法。

0026

(19)前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、並列に実行し得る複数の並列的処理からなり、
前記処理プログラムは、前記複数の並列的処理に対応する複数の処理プログラムからなり、
前記処理データは、前記複数の並列的処理に対応して分割されており、
前記転送先印刷装置は、前記複数の並列的処理に対応する複数の転送先印刷装置からなり、
前記複数の転送先印刷装置において、分割された前記処理データが適用される並列的処理が各々実行され、
前記印刷方法は、前記転送元印刷装置において、前記複数の転送先印刷装置から送信される複数の前記出力データを統合する統合ステップを有する
ことを特徴とする上記(15)〜(17)のいずれか1項に記載の印刷方法。

0027

(20)前記印刷データから前記画像データを生成するための前記処理は、逐次実行される複数の逐次処理からなり、
前記処理プログラムは、前記複数の逐次処理に対応する複数の処理プログラムからなり、
前記転送先印刷装置は、前記複数の逐次処理に対応する複数の転送先印刷装置からなり、
最初の逐次処理を実行する転送先印刷装置は、前記転送元印刷装置からの前記処理データを受信し、最後の逐次処理を実行する転送先印刷装置は、前記出力データを前記転送元印刷装置に送信する
ことを特徴とする上記(15)〜(17)のいずれか1項に記載の印刷方法。

0028

(21)前記転送元印刷装置において、前記複数の転送先印刷装置における処理順番を決定する順番決定ステップと、
決定された前記処理順番を前記複数の転送先印刷装置に通知する順番指示ステップと、を有し、
前記複数の転送先印刷装置の各々は、決定された前記処理順番に従って対応する逐次処理を実行する
ことを特徴とする上記(20)に記載の印刷方法。

0029

(22)前記転送先印刷装置において、前記転送元印刷装置から送信された前記処理プログラムを、前記処理の実行後においても継続して保持する保持ステップを有することを特徴とする上記(15)〜(21)のいずれか1項に記載の印刷方法。

0030

(23)前記転送先印刷装置において、前記転送元印刷装置から送信された前記処理プログラムを、前記処理の実行後において削除する削除ステップを有することを特徴とする上記(15)〜(21)のいずれか1項に記載の印刷方法。

0031

(24)前記転送元印刷装置において、前記処理の実行後における前記処理プログラムの削除の有無を、前記転送先印刷装置に通知するための削除指示ステップと、
前記転送先印刷装置において、前記削除指示部による通知に従って、前記処理プログラムを削除する削除ステップと、
を有することを特徴とする上記(15)〜(21)のいずれか1項に記載の印刷方法。

0032

(25)ネットワークを介して複数の印刷装置が接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システムにおける転送元印刷装置を制御するためのプログラムであって、
前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼する処理指示手順と、
前記転送先印刷装置において前記処理によって前記処理データから生成される出力データを受信する受信手順と、
受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷する印刷手順と、
を前記転送元印刷装置に実行させることを特徴とするプログラム。

0033

(26)前記プログラムは、前記ネットワークに接続されている前記印刷装置における前記処理を実行するための機能の有無を検出するための機能検出手順を、前記転送元印刷装置に実行させ、
前記処理指示手順においては、選択された前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムが送信されない
ことを特徴とする上記(25)に記載のプログラム。

0034

(27)ネットワークを介して複数の印刷装置が接続されており、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置と、第2の印刷装置からなる転送先印刷装置と、を有する印刷システムにおける転送先印刷装置を制御するためのプログラムであって、
前記印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、前記印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある前記転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼するための処理指示部と、前記転送先印刷装置の出力データを受信するための受信部と、受信した前記出力データから生成される前記画像データを印刷するための印刷部と、を有する前記転送元印刷装置から、前記処理プログラムおよび前記処理データを受信する受信手順と、
前記処理プログラムを実行し、前記処理データから前記出力データを生成する処理実行手順と、
生成した前記出力データを、前記転送元印刷装置に送信する送信手順と、
を前記転送先印刷装置に実行させることを特徴とするプログラム。

0035

(28)前記転送先印刷装置は、前記処理を実行するための機能を保持しており、
前記転送元印刷装置は、前記転送先印刷装置が前記機能を保持する場合、前記処理プログラムを送信しないように構成されており、
前記受信手順においては、前記処理プログラムが受信されず、
前記処理実行手順においては、前記保持する機能が実行され、前記処理データから前記出力データが生成される
ことを特徴とする上記(27)に記載のプログラム。

発明の効果

0036

本発明に係る印刷システム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムによれば、転送元印刷装置がアイドル状態でない場合であっても、アイドル状態にある転送先印刷装置において処理が実行され、転送元印刷装置において実行中の処理のリソースに対しても影響が及ぼされないため、システム全体としての処理効率を向上させることができる。また、転送先印刷装置は、転送元印刷装置から処理プログラムが送信されてくるため、転送元印刷装置と同等の機能を有する必要はなく、転送先を選択する際の自由度が大きい。さらに、最終的な印刷は、転送元印刷装置において実行されるため、転送先印刷装置における色再現範囲を考慮することが不要である。したがって、転送先を選択する際の自由度が良好であり、かつ、システム全体としての処理効率を向上させ得る印刷システム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムを、提供することが可能である。

図面の簡単な説明

0037

実施の形態1に係る印刷システムを説明するためのブロック図である。
図1に示されるクライアント端末を説明するためのブロック図である。
図1に示される印刷装置を説明するためのブロック図である。
印刷装置にインストールされている処理プログラムを説明するためのブロック図である。
転送元印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図5A後続ステップを説明するためのフローチャートである。
図5AのステップS07およびS08に示される機能リストを説明するための図表である。
機能リストの別の一例を説明するための図表である。
図5BのステップS11に示されるプログラム追加指示リストを説明するための図表である。
図5BのステップS12に示される処理指示リストを説明するための図表である。
図5BのステップS13に示される処理結果リストを説明するための図表である。
プログラム追加指示リストの送信がない場合における転送先印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。
プログラム追加指示リストの送信がある場合における転送先印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。
実施の形態2を説明するためのフローチャートであり、転送元印刷装置の動作を示している。
図13Aの後続ステップを説明するためのフローチャートである。
実施の形態2に係る機能リストを説明するための図表である。
実施の形態3に係る機能リストを説明するための図表である。
実施の形態3に係る処理指示リストを説明するための図表である。
実施の形態3に係る転送先印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図17のステップS328に示される修正後の処理指示リストを説明するための図表である。
実施の形態3に係る2次転送先印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図19Aの後続ステップを説明するためのフローチャートである。
図19BのステップS342に示される機能リストを説明するための図表である。
図19BのステップS346に示される修正後の処理指示リストを説明するための図表である。

実施例

0038

以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。

0039

図1は、実施の形態1に係る印刷システムを説明するためのブロック図である。

0040

実施の形態1に係る印刷システム100は、クライアント端末200と、印刷装置300(300A〜300D)と、これらを通信可能に接続するネットワーク400と、を有する。

0041

クライアント端末200は、コンピュータ装置からなり、印刷データを含んでいる印刷ジョブを作成し、印刷装置300に送信するために使用される。

0042

印刷装置300(300A〜300D)は、印刷専用機や、コピー機能プリンタ機能およびスキャン機能を有するMFP(Multi−Function Peripheral)からなり、受信した印刷ジョブに含まれる印刷データから生成される画像データを印刷するために使用される。

0043

本実施の形態においては、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元機器(印刷装置)は、印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある第2の印刷装置からなる転送先機器(印刷装置)に送信し、前記処理を依頼し、そして、転送先機器は、前記処理によって処理データから生成される出力データを、転送元機器に送信すると、転送元機器は、出力データから前記画像データを生成して印刷するように構成されている。なお、アイドル状態は、自機で保持している先行ジョブ待ち状態ジョブ)が存在せず、受信した印刷ジョブの処理を即時開始することが可能な状態を意味している。

0044

これにより、転送元印刷装置がアイドル状態でない場合であっても、アイドル状態にある転送先印刷装置において処理が実行され、転送元印刷装置において実行中の処理のリソースに対しても影響が及ぼされないため(現在処理中のジョブ動作遅延が発生しないため)、システム全体としての処理効率を向上させることができる。また、転送先印刷装置は、転送元印刷装置から処理プログラムが送信されてくるため、転送元印刷装置と同等の機能を有する必要はなく、転送先を選択する際の自由度が大きい。さらに、最終的な印刷は、転送元印刷装置において実行されるため、転送先印刷装置における色再現範囲を考慮することが不要である。

0045

ネットワーク400は、イーサネット登録商標)、トークンリング、およびFDDI(Fiber−Distributed Data Interface)等の規格によりコンピュータネットワーク機器同士を接続する構内情報通信網(LAN:Local Area Network)、LAN同士を専用線で接続した広域情報通信網WAN:Wide Area Network)、インターネット、これらの組み合わせ等の各種のネットワークからなる。ネットワークプロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)である。ネットワーク400に接続される機器の種類および台数は、図1に示される構成に限定されない。

0046

図2は、図1に示されるクライアント端末を説明するためのブロック図である。

0047

クライアント端末200は、本体部220、入力装置240およびディスプレイ340を有する。

0048

本体部220は、CPU222、ROM224、RAM226、ハードディスク(HDD)228および通信インターフェース230を有し、これらは、バス232を経由して相互に接続されている。

0049

CPU222は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサ等から構成される制御回路であり、クライアント端末200の各機能は、それに対応するプログラムをCPU222が実行することにより発揮される。ROM224は、各種プログラムおよび各種データを保存する読取り専用記憶装置である。RAM226は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速ランダムアクセス記憶装置である。

0050

HDD228は、OS(オペレーティングシステム)、アプリケーションソフトウェアプリンタドライバを含む各種プログラムや各種データを保存する大容量のランダムアクセス記憶装置である。保存されているプログラムは、CPU222により必要に応じて読み出され、RAM226上で実行される。必要に応じ、ROM224に保存されるプログラムやデータの一部を、HDD228に保存したり、HDD228に保存されるプログラムやデータの一部を、ROM224に保存することも可能である。

0051

アプリケーションソフトウェアは、印刷データを作成するための文書作成プログラムである。印刷データの規格は、例えば、XPS(XML(Extensible Markup Language) Paper Specification)、PDF(Portable Document Format)、TIFF(Tagged Image File Format)である。

0052

プリンタドライバは、電子文書データを変換して印刷装置300が対応可能な言語形式による印刷データを作成し、データ転送量を減少させるために圧縮後、印刷ジョブとしてネットワーク400を介して印刷装置300に送信するために使用される。言語形式は、例えば、PostScript(登録商標)やPCL(Printer Control Language)等のPDL(ページ記述言語:Page Description Language)である。印刷データの圧縮形式は、特に限定されず、例えば、ZIPである。

0053

通信インターフェース230は、ネットワーク400を介した通信機能をクライアント端末200に追加する拡張装置LANボード)からなる通信部であり、ネットワーク400を経由して印刷装置300(300A〜300D)に接続し、データの送受信を実行するために使用される。

0054

入力装置240は、キーボードマウス等のポインティングデバイスとを有し、例えば、文字入力、各種設定、各種指示(入力)をユーザが行うために使用される。ディスプレイ260は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイあるいはLCD(Liquid Crystal Display)であり、GUI(Graphical User Interface)画面を利用し、各種情報を表示するために使用される。

0055

図3は、図1に示される印刷装置を説明するためのブロック図である。

0056

印刷装置300(300A〜300D)は、CPU322、ROM324、RAM326、HDD328、操作部330、表示部332、印刷出力部334および通信インターフェース336を有し、これらは、バス338を経由して相互に接続されている。

0057

CPU322は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサ等から構成される制御回路であり、印刷装置300の各機能は、それに対応するプログラムをCPU322が実行することにより発揮される。ROM324は、各種処理プログラムおよび各種データを保存する読取り専用の記憶装置である。RAM326は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速のランダムアクセス記憶装置である。

0058

HDD328は、OSやプリンタドライバを含む各種処理プログラムや各種データを保存する大容量のランダムアクセス記憶装置である。保存されているプログラムは、CPU322により必要に応じて読み出され、RAM326上で実行処理される。必要に応じ、HDD328に保存されるプログラムやデータの一部を、ROM324に保存したり、ROM324に保存されるプログラムやデータの一部を、HDD328に保存することも可能である。

0059

操作部330は、文字入力、各種設定、スタート指示等の各種指示(入力)をユーザが行うために使用される入力手段であり、例えば、コピー枚数等を設定するテンキー、動作の開始を指示するスタートキー、動作の停止を指示するストップキー等からなる複数のキーを有するキーボードから構成される。表示部332は、機器構成プリントジョブ進行状況エラー発生状況、現在変更可能な設定などを、ユーザに提示するために使用される出力手段であり、例えば、LCDやタッチパネルから構成される。

0060

印刷出力部334は、帯電露光現像転写および定着工程を含む電子写真式プロセス等の作像プロセスを用いて、記録媒体である用紙上に画像を形成するエンジンを有しており、HDD328に記憶されている画像データを、CPU322の指示により、印刷するために使用される。印刷(画像形成)は、電子写真式プロセスを利用する形態に限定されず、インパクト方式、熱転写方式インクジェット方式を適宜適用することが可能である。

0061

通信インターフェース336は、ネットワーク400を介した通信機能を印刷装置300(300A〜300D)に追加する拡張装置(LANボード)からなる通信部であり、ネットワーク400を経由し、クライアント端末200や他の印刷装置に接続し、データの送受信を実行するために使用される。

0062

なお、印刷装置300A〜300D間におけるデータ送受信プロトコルとして、独自のプロトコルを適用したり、既存のプロトコル、例えば、FTP(File Transfer Protocl)、SMB(Server Message Block)、LPR(Line Printer Remote)、RAW(TCP/IP)を適用することが可能である。また、FTPやSMBの場合、データを受信する印刷装置は、データを受信するファイルパスを予め決めておき、そのファイルパスを監視することでデータの受信を検出することができ、また、LPRやRAWの場合は、ハードウェアやOS等から発行されるデータ受信通知に基づいてデータの受信を検出することができる。

0063

図4は、印刷装置にインストールされている処理プログラムを説明するためのブロック図である。

0064

処理プログラムは、各種処理を実行するモジュールが格納されているモジュール格納部と、必要な処理に応じて格納されているモジュールを読み込むロード部と、読み込んだモジュールを実際に実行するモジュール実行部を有する。

0065

モジュール格納部に格納されているモジュールは、例えば、PostscriptRIP(ラスタライズ:Raster Image Processing))モジュール、PCLRIPモジュール、PDFRIPモジュール、JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮モジュール、JPEG解凍モジュール、ZIP圧縮モジュール、ZIP解凍モジュールであり、HDD328にファイルとして保存されたり、ROM324にメモリオブジェクトとして格納される。

0066

例えば、モジュール実行部がJava仮想マシン(Java JM(Virtual Machine)を利用する場合、モジュールはJavaコードからなり、モジュール実行部がOSによって提供されるカーネル(Kernel)を利用する場合、モジュールは、C言語やBasicといったプログラミング言語に従って作成したプログラムをコンパイルしたオブジェクトや、OSがあらかじめ用意したコマンドを組み合わせて作成したシェルスクリプトからなる。

0067

次に、実施の形態1に係る印刷方法を説明する。

0068

本印刷方法においては、転送元印刷装置において、印刷データを受信した際にアイドル状態にない場合、印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データが、転送元印刷装置からアイドル状態にある転送先印刷装置に送信され、前記処理が依頼され、転送先印刷装置において実行される前記処理によって処理データから生成される出力データは、転送元印刷装置に送信され、その後、転送元印刷装置において、出力データから生成される画像データが印刷される。

0069

次に、転送元機器(転送元印刷装置)の動作を詳述する。本実施の形態においては、Postscript(登録商標)形式記述され、ZIP形式で圧縮されている印刷データを印刷装置300Aが受信し、印刷装置300Aが転送元機器となる場合を想定している。

0070

図5Aおよび図5Bは、転送元印刷装置の動作を説明するためのフローチャート、図6は、図5AのステップS07およびS08に示される機能リストを説明するための図表、図7は、機能リストの別の一例を説明するための図表、図8は、図5BのステップS11に示されるプログラム追加指示リストを説明するための図表、図9は、図5BのステップS12に示される処理指示リストを説明するための図表、図10は、図5BのステップS13に示される処理結果リストを説明するための図表である。なお、図5Aおよび図5Bに示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD328に処理プログラムとして記憶されており、CPU322によって実行される。

0071

まず、印刷データが受信されると(ステップS01)、印刷データ形式が検出される(ステップS02)。印刷データ形式は、印刷データに付加されたPJL(Printer Job Language)や、印刷データのヘッダ部分解析することによって、検出される。また、クライアント端末200のプリンタドライバと印刷装置との間であらかじめ転送ルールを決定することによっても、印刷データ形式を検出することが可能である。

0072

そして、自機(印刷装置300A)で実行されているジョブの状態がチェックされ、アイドル状態であるか否かが判断される(ステップS03)。アイドル状態であると判断される場合(ステップS03:Yes)、ZIP圧縮されている印刷データ(ZIPデータ)が解凍され(ステップS04)、PostscriptインタプリタによるPDLデータから印刷可能なラスタデータに変換するRIP(PostscriptRIP)が実行され(ステップS05)、当該ラスタデータを使用して、印刷が実行される(ステップS06)。

0073

一方、先行ジョブが存在し、先行ジョブに係るZIP解凍やその他の処理が実行されており、アイドル状態でない(ビジー状態である)と判断される場合(ステップS03:No)、ネットワーク400に接続されている他の印刷装置300B〜300Dに対し、機能リストを要求するコマンドが、マルチキャストによって送信される(ステップS07)。なお、機能リストを要求するコマンドの送信は、マルチキャストを適用する形態に限定されない。

0074

機能リストは、例えば、自己(印刷装置300A)のIPアドレス印刷ステータス、実行可能処理項目を含んでおり、ネットワークに接続されている印刷装置300B〜300Dのアイドル状態の有無および処理を実行するための機能の有無を検出するために使用される。印刷ステータスは、アイドル状態と、印刷処理中であることを示すビジー状態である。実行可能処理項目は、ZIP圧縮、ZIP解凍、Postscript形式のPDLのRIP、PCL形式のPDLのRIP、PDF形式のRIPおよびJPG解凍である。

0075

印刷装置300B〜300Dは、機能リストを要求するコマンドを受信すると、例えば、図6に示されるテキスト形式の機能リストを、印刷装置300Aに対して送信する。機能リストは、テキスト形式に限定されず、XML形式や、機器間であらかじめ決定しておいたバイナリデータ形式とすることも可能である。

0076

その後、機能リストを受信すると(ステップS08)、機能リストを解析し、アイドル状態の印刷装置が存在するか否かが検出される(ステップS09)。アイドル状態の印刷装置が検出されない場合(ステップS09:No)、プロセスは、ステップS4にリターンし、自機でのZIPデータ解凍、PostscriptRIP、ラスタデータ印刷が実行される。

0077

アイドル状態の印刷装置が検出された場合(ステップS09:Yes)、当該印刷装置は、転送先機器として選択され、機能リストを解析し、ZIP解凍およびPostscriptRIPが実行可能であるか否かが検出される(ステップS10)。両方の処理が実行可能であることが検出される場合(ステップS10:Yes)、プロセスは、ステップS12に進む。実行可能でない処理(不足している処理プログラム)が存在することが検出される場合(ステップS10:No)、プログラム追加指示リストが、転送先機器に送信され(ステップS11)、プロセスは、ステップS12に進む。

0078

プログラム追加指示リストは、図8に示されるように、XML形式で記載されたコマンドからなり、「Register」タグで囲まれた範囲で1つの処理指示を示しており、当該範囲には、「Process」タグ、「Function」タグ、「Data」タグ、「Delete」タグが存在する。「Process」タグは、追加される処理プログラムを示している。「Function」タグは、「Process」タグで示された処理理プログラムを具体的に特定している。「Data」タグは、転送元機器から転送先機器に送信される処理プログラムのファイル名を示している。

0079

「Delete」タグは、追加される処理プログラムの削除タイミングを定義している。つまり、Delete」タグは、処理の実行後における処理プログラムの削除の有無を、転送先機器に通知するために使用され、例えば、その値である「Complete」は、処理の実行後での削除を示しており、「NONE」は、削除しないで継続して保持することを示している。処理プログラムの削除は、例えば、フォントライセンス契約上の制約によって実行される。なお、処理の実行後は、後述される処理結果リストおよび処理結果データの転送元機器への送信が成功裏に完了した後を意味する。

0080

したがって、ステップS09〜S11においては、図6に示される機能リストの場合、印刷装置300Cは、ビジー状態であり、印刷装置300Dは、アイドル状態であり、ZIP解凍およびPostscriptRIPができないが、印刷装置300Bは、アイドル状態であり、かつZIP解凍およびPostscriptRIPが可能であり、不足している処理プログラムがないため、プログラム追加指示リストの送信が不要である印刷装置300Bが、転送先機器として選択される。

0081

一方、図7に示される機能リストの場合、印刷装置300Bおよび印刷装置300Cは、ビジー状態であり、印刷装置300Dは、アイドル状態であるため、印刷装置300Dが転送先機器として選択されるが、ZIP解凍機能およびPostscriptRIP機能を保持していないため、印刷装置300Dに対してプログラム追加指示リストの送信が送信することにより、ZIP解凍およびPostscriptRIPが可能とされる。

0082

ステップS12においては、転送先機器に対して、印刷データおよび処理指示リストが送信され、転送先機器においては、処理指示リストの記載内容に基づき、印刷データに対して各種処理が施され、処理結果リストおよび処理結果データ(出力データ)が転送元機器へ送信される。

0083

処理指示リストは、例えば、図9に示されるように、XML形式で記載されたコマンドからなり、「Request」タグで囲まれた範囲で1つの処理指示を示しており、当該範囲には、「Data」タグ、「Process」タグ、「Function」タグ、「Reply」タグが存在する。「Data」タグは、転送元機器から転送先機器に送信される印刷データのファイル名を示している。「Process」タグは、転送先機器で実行される処理内容を示しており、「Process」タグの番号が「END」となったときは、その処理が最終処理であることを示している。「Function」タグは、「Process」タグで示された処理内容を具体的に特定しており、入力データは「Input」タグで指定され、処理結果データは「Output」タグで指定される。「Reply」タグは、処理結果リストおよび処理結果データが送信(返却)される転送元機器を指定している。

0084

処理結果リストは、例えば、図10に示されるように、XML形式で記載されたコマンドからなり、「Report」タグで囲まれた範囲で1つの処理結果を示しており、当該範囲には、「Machine」タグ、「Process」タグ、「Function」タグ、「Result」タグ、「Data」タグが存在する。「Machine」タグは、処理を実行した転送先機器のIPアドレスを示している。「Process」タグは、転送元機器から要求された処理内容を示している。「Function」タグは、「Process」タグで示された処理内容を具体的に特定している。「Result」タグは、処理結果(正常終了あるいはエラー)を示している。「Data」タグは、処理結果データを示している。

0085

そして、転送先機器からの処理結果リストおよび処理結果データの受信の有無が判断される(ステップS13)。処理結果リストおよび処理結果データが受信されたと判断される場合(ステップS13:Yes)、処理結果リストを解析し、転送先機器における処理が正常終了したか否かが判断される(ステップS14)。

0086

転送先機器における処理が正常終了したと判断される場合(ステップS14:Yes)、処理結果データを使用して、印刷が実行される(ステップS06)。転送先機器における処理にエラーが発生したと判断される場合(ステップS14:No)、プロセスは、ステップS03にリターンする。

0087

次に、転送先機器(転送先印刷装置)の動作を説明する。

0088

図11は、プログラム追加指示リストの送信がない場合における転送先印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図11に示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD328に処理プログラムとして記憶されており、CPU322によって実行される。

0089

まず、不足している処理プログラムがない印刷装置300Bにおいて、転送元機器である印刷装置300Aからの処理指示リストおよび印刷データが受信されると(ステップS21)、印刷データがHDD328あるいはRAM326に保存されると共に処理指示リストが解析される(ステップS22)。パラメータNに「1」が代入され(ステップS23)、処理指示リストの「Process」タグによって指定されるN番目の処理が実行される(ステップS24)。

0090

そして、N番目の処理が最終処理であるか否かが判断される(ステップS25)。次の「Process」タグの番号が「END」であり、N番目の処理が最終処理であると判断される場合(ステップS25:Yes)、処理指示リストの「Reply」タグにより指定されている印刷装置300Aに、処理結果リストおよび処理結果データが送信(返却)される(ステップS26)。

0091

N番目の処理が最終処理でないと判断される場合(ステップS25:No)、パラメータNに「1」が加算され(ステップS27)、プロセスは、ステップS24にリターンし、残っている処理が実行される。

0092

図12は、プログラム追加指示リストの送信がある場合における転送先印刷装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図12に示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD328に処理プログラムとして記憶されており、CPU322によって実行される。

0093

まず、不足している処理プログラムがある印刷装置300Dにおいて、印刷装置300Aからのプログラム追加指示リストを受信すると、プログラム追加指示リストが解析され、処理プログラムと、機能および削除タイミングとが関連付けられて保持される(ステップS31)。例えば、図8に示されるプログラム追加指示リストが受信された場合、追加されたプログラムにより、ZIP解凍およびPostscriptRIPが可能となる。

0094

印刷装置300Aからの処理指示リストおよび印刷データが受信されると(ステップS32)、印刷データがHDD328あるいはRAM326に保存されると共に処理指示リストが解析される(ステップS33)。パラメータNに「1」が代入され(ステップS34)、処理指示リストの「Process」タグによって指定されるN番目の処理が実行される(ステップS35)。

0095

そして、N番目の処理が最終処理であるか否かが判断される(ステップS36)。次の「Process」タグの番号が「END」であり、N番目の処理が最終処理であると判断される場合(ステップS36:Yes)、処理指示リストの「Reply」タグにより指定されている印刷装置300Aに、処理結果リストおよび処理結果データが送信(返却)される(ステップS37)。

0096

その後、追加されたプログラムの削除が要求されているか否か判断される(ステップS38)。プログラム追加指示リストの「Delete」タグに「NONE」が指定されている場合(ステップS38:No)、追加されたプログラムは削除されず、「NONE」が指定されていない場合(ステップS38:Yes)、追加されたプログラムは削除される(ステップS39)。

0097

一方、N番目の処理が最終処理でないと判断される場合(ステップS36:No)、パラメータNに「1」が加算され(ステップS40)、プロセスは、ステップS35にリターンし、残っている処理が実行される。

0098

以上のように、実施の形態1においては、印刷データを受信する第1の印刷装置からなる転送元印刷装置300Aは、印刷データを受信した際にアイドル状態でない場合、印刷データから画像データを生成するための処理を実行するための処理プログラムおよび処理データを、アイドル状態にある転送先印刷装置に送信し、前記処理を依頼する。つまり、転送元印刷装置300Aがアイドル状態でない場合であっても、アイドル状態にある転送先印刷装置において処理が実行され、転送元印刷装置300Aにおいて実行中の処理のリソース(CPUやRAMのメモリ配分等)に対しても影響が及ぼされないため、システム全体としての処理効率を向上させることができる。また、転送先印刷装置が、処理を実行する機能を有する印刷装置300Bからなる場合は、処理プログラムが送信されないが、不足している処理プログラムがある印刷装置300Dからなる場合は、転送元印刷装置300Aから不足している処理プログラムが送信されてくる。このため、転送先印刷装置は、転送元印刷装置300Aと同等の機能を有する必要はなく、転送先を選択する際の自由度が大きい。さらに、最終的な印刷は、転送元印刷装置300Aにおいて実行されるため、転送先印刷装置における色再現範囲を考慮することが不要である。したがって、転送先を選択する際の自由度が良好であり、かつ、システム全体としての処理効率を向上させ得る印刷システム、印刷装置、印刷方法および印刷プログラムを、提供することが可能である。

0099

次に、実施の形態2を説明する。なお、本実施の形態においては、PDF形式で記述されている非圧縮印刷データを、クライアント端末200から印刷装置300Aが受信した場合を想定している。

0100

図13Aおよび図13Bは、実施の形態2を説明するためのフローチャートであり、転送元印刷装置の動作を示しており、図14は、実施の形態2に係る機能リストを説明するための図表である。なお、図13Aおよび図13Bに示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD328に処理プログラムとして記憶されており、CPU322によって実行される。

0101

実施の形態2は、印刷データを分割し、複数の転送先機器において分割された印刷データの処理を並列的に実行する点で、印刷データの処理を単一の転送先機器で実行する実施の形態1と概して異なっている。

0102

詳述すると、転送元印刷装置である印刷装置300Aにおいては、まず、印刷データが受信されると(ステップS101)、印刷データ形式が検出され(ステップS102)、自機で実行されているジョブの状態がチェックされ、アイドル状態であるか否かが判断される(ステップS103)。

0103

アイドル状態であると判断される場合(ステップS103:Yes)、PDFデータから印刷可能なラスタデータに変換するRIP(PDFRIP)が実行され(ステップS104)、当該ラスタデータを使用して、印刷が実行される(ステップS105)。

0104

一方、先行ジョブが存在し、先行ジョブに係る処理が実行されており、アイドル状態でない(ビジー状態である)と判断される場合(ステップS103:No)、ネットワーク400に接続されている他の印刷装置300B〜300Dに対し、機能リストを要求するコマンドが、マルチキャストによって送信される(ステップS106)。

0105

その後、機能リストを受信すると(ステップS107)、機能リストを解析し、アイドル状態の印刷装置が存在するか否かが判断される(ステップS108)。

0106

アイドル状態の印刷装置が存在しないと判断される場合(ステップS108:No)、プロセスは、ステップS104にリターンし、自機でのPDFRIP、ラスタデータ印刷が実行される。

0107

アイドル状態の印刷装置が存在すると判断される場合(ステップS108:Yes)、
当該印刷装置が転送先機器として選択され、印刷データ分割処理が実行され、パラメータNに「1」が代入される(ステップS110)。印刷データ分割処理は、印刷データを分割し(細分化し)、複数の転送先機器において分割された印刷データの処理を並列的に実行可能とするための処理であり、その分割形態は、後述される合成のため、転送元機器に保持される。本実施の形態においては、PDFデータがページ単位で2分割される。

0108

そして、N台目の転送先機器においてPDFRIPが実行可能であるか否かが判断される(ステップS111)。PDFRIPが実行可能であると判断される場合(ステップS111:Yes)、プロセスは、ステップS113に進む。PDFRIPが実行できない(不足している処理プログラムが存在する)と判断される場合(ステップS111:No)、プログラム追加指示リストが、N台目の転送先機器に送信され(ステップS112)、プロセスは、ステップS113に進む。

0109

ステップS113においては、N台目の転送先機器に対して、印刷データおよび処理指示リストが送信され、転送先機器においては、処理指示リストの記載内容に基づき、印刷データに対して各種処理が施され、処理結果リストおよび処理結果データ(出力データ)が転送元機器へ送信される。

0110

そして、パラメータNが、選択された転送先機器の数と一致するか否かが判断される(ステップS114)。

0111

パラメータNが、選択された転送先機器の数と一致しないと判断される場合(ステップS114:No)、パラメータNに「1」が加算され(ステップS115)、プロセスは、ステップS111にリターンし、残っている転送先機器に関する処理が実行される。

0112

したがって、ステップS108〜S115においては、図14に示される機能リストの場合、印刷装置300Cは、ビジー状態であり、印刷装置300B,300Dは、アイドル状態であるため、印刷装置300B,300Dが転送先機器として選択され、PDFデータは2分割される。また、印刷装置300Bは、PDFRIP機能を有しないため、プログラム追加指示リストが送信され、印刷装置300Dは、PDFRIPが実行可能であるため、プログラム追加指示リストは送信されない。

0113

そして、パラメータNが、転送先機器の数と一致すると判断される場合(ステップS114:Yes)、全ての転送先機器からの処理結果リストおよび処理結果データの受信の有無が判断される(ステップS116)。

0114

全ての処理結果リストおよび処理結果データが受信されたと判断される場合(ステップS113:Yes)、処理結果リストを解析し、転送先機器における処理が正常終了したか否かが判断される(ステップS117)。

0115

転送先機器における処理が正常終了したと判断される場合(ステップS117:Yes)、印刷データ分割処理(ステップS109)において保持された分割形態に基づき、処理結果データを統合(再構築)し(ステップS118)、印刷が実行される(ステップS105)。転送先機器における処理にエラーが発生したと判断される場合(ステップS117:No)、プロセスは、ステップS103にリターンする。

0116

なお、転送先機器の動作は、実施の形態1の場合と同様であり、重複を避けるため、その記載を省略する。

0117

以上のように、実施の形態2においては、印刷データから画像データを生成するための記処理は、並列に実行し得る複数の並列的処理(PDFRIP)からなり、処理データは、複数の並列的処理に対応して分割されており、転送先印刷装置は、複数の並列的処理に対応する複数の転送先印刷装置300B,300Dからなり、複数の転送先印刷装置300B,300Dにおいて、分割された処理データが適用される並列的処理が各々実行され、転送元印刷装置300Aは、複数の転送先印刷装置300B,300Dから送信される複数の出力データを統合する統合部を有する。つまり、実施の形態2においては、印刷データから画像データを生成するための処理が、並列に実行し得る複数の並列的処理からなる場合において、システム全体としての処理効率を向上させることが容易である。

0118

次に、実施の形態3を説明する。本実施の形態においては、PDF形式で記述され、ZIP形式で圧縮されている印刷データを、クライアント端末200から印刷装置300Aが受信した場合を想定している。

0119

図15は、実施の形態3に係る機能リストを説明するための図表、図16は、実施の形態3に係る処理指示リストを説明するための図表である。

0120

実施の形態3は、印刷データに係る処理を、逐次実行される複数の逐次処理に細分化し(分割し)、複数の転送先機器において分割された処理を逐次実行する点で、印刷データの処理を単一の転送先機器で実行する実施の形態1と概して異なっている。

0121

例えば、転送元機器である印刷装置300Aにおいて、図15に示される機能リストが受信された場合、印刷装置300Bおよび印刷装置300Dはアイドル状態であるが、一方の印刷装置300Bは、ZIP解凍は実行可能であるがPDFRIPはできず、他方の印刷装置300Dは、PDFRIPは実行可能であるがZIP解凍はできない。そのため、本実施の形態においては、印刷装置300B,300Dが転送先機器として選択され、かつ、印刷装置300Bにおいては印刷データのZIP解凍が実行され、印刷装置300Dにおいては、解凍された印刷データのPDFRIPが実行されるため、プログラム追加指示リスト(図8参照)の送信は不要である。

0122

この場合、転送元印刷装置300Aは、転送先印刷装置300B,300Dにおける処理順番を決定し、最初の処理(ZIP解凍)を実行する転送先印刷装置300Bに対して印刷データおよび処理指示リストを送信する。処理指示リストは、図16に示されるように、転送先印刷装置300BのIPアドレスおよび処理内容に加え、次の処理(PDFRIP)を実行する転送先印刷装置300DのIPアドレスおよび処理内容が記載されている。つまり、処理指示リストは、決定された処理順番を転送先機器に通知するために使用され、転送先機器の各々は、決定された処理順番に従って対応する逐次処理を実行することになる。

0123

次に、1次転送先機器(1台目の転送先機器)である印刷装置300Bの動作を説明する。

0124

図17は、実施の形態3に係る転送先印刷装置の動作を説明するためのフローチャート、図18は、図17のステップS328に示される修正後の処理指示リストを説明するための図表である。なお、図17に示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD328に処理プログラムとして記憶されており、CPU322によって実行される。

0125

まず、転送元機器である印刷装置300Aからの処理指示リストおよび印刷データが受信されると(ステップS321)、印刷データがHDD328あるいはRAM326に保存されると共に処理指示リスト(図16参照)が解析される(ステップS322)。

0126

そして、パラメータNに「1」が代入され(ステップS323)、処理指示リストの「Location」タグに記載されているIPアドレスが自機(印刷装置300B)と同一である「Process」タグによって指定されるN番目の処理(ZIP解凍処理)が実行される(ステップS324)。

0127

その後、N番目の処理が最終処理であるか否かが判断される(ステップS325)。N番目の処理が最終処理でないと判断される場合(ステップS325:No)、パラメータNに「1」が加算され(ステップS326)、プロセスは、ステップS324にリターンし、残っている処理が実行される。

0128

次の「Process」タグの番号が「END」であり、N番目の処理が最終処理であると判断される場合(ステップS325:Yes)、自機が担当していない処理が存在するか否かが判断される(ステップS327)。

0129

「Process=END」の「Location」タグに記載されているIPアドレスが自機と異なり、非担当処理が存在すると判断される場合(ステップS327:Yes)、当該「Location」タグに示される2次転送先機器(2台目の転送先機器)である印刷装置300Dに、担当処理実行後の印刷データと修正後の処理指示リストとが、送信される。なお、処理指示リストの修正は、図18に示されるように、自機で処理を完了した「Process」タグ部分を削除し、送信する「Data」タグも自機で処理を行った処理結果を指定することによって作成されている。

0130

一方、非担当処理(他の印刷装置が担当する処理)が存在しないと判断される場合(ステップS327:No)、処理指示リストの「Reply」タグにより指定されている転送元機器(印刷装置300A)に、処理結果リストおよび処理結果データが送信(返却)される(ステップS328)。

0131

次に、2次転送先機器である印刷装置300Dの動作を説明する。なお、1次転送先機器である印刷装置300Bでの処理中に、印刷装置300Dがアイドル状態からビジー状態となる場合も想定している。

0132

図19Aおよび図19Bは、実施の形態3に係る2次転送先印刷装置の動作を説明するためのフローチャート、図20は、図19BのステップS342に示される機能リストを説明するための図表、図21は、図19BのステップS346に示される修正後の処理指示リストを説明するための図表である。なお、図17に示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD328に処理プログラムとして記憶されており、CPU322によって実行される。

0133

まず、転送元機器である印刷装置300Aからの処理指示リストおよび印刷データが受信されると(ステップS331)、印刷データがHDD328あるいはRAM326に保存されると共に処理指示リスト(図16参照)が解析される(ステップS332)。

0134

そして、自機で実行されているジョブの状態がチェックされ、アイドル状態であるか否かが判断される(ステップS333)。

0135

アイドル状態であると判断される場合(ステップS333:Yes)、1次転送先機器である印刷装置300Bの場合と同様に、図17のステップS323〜S329に対応するステップS334〜S340が実行される。

0136

一方、先行ジョブが存在し、先行ジョブに係るZIP解凍やその他の処理が実行されており、ビジー状態であると判断される場合(ステップS333:No)、ネットワーク400に接続されている他の印刷装置300A〜300Cに対し、機能リストを要求するコマンドが、マルチキャストによって送信される(ステップS341)。

0137

その後、機能リスト(図20参照)を受信すると(ステップS342)、機能リストを解析し、アイドル状態の印刷装置が存在するか否かが判断される(ステップS343)。アイドル状態の印刷装置が存在しないと判断される場合(ステップS343:No)、プロセスは、ステップS334にリターンする。

0138

アイドル状態の印刷装置が存在すると判断される場合(ステップS343:Yes)、当該印刷装置が3次転送先機器(3台目の転送先機器)として選択され、自機未処理分の処理(PDFRIP)が実行可能であるか否かが判断される(ステップS344)。実行可能であると判断される場合(ステップS344:Yes)、プロセスは、ステップS346に進む。実行可能でない処理(不足している処理プログラム)が存在すると判断される場合(ステップS345:No)、プログラム追加指示リストが、3次転送先機器に送信され(ステップS345)、プロセスは、ステップS346に進む。

0139

ステップS346においては、3次転送先機器に対して、出力データと、「Location」タグのIPアドレスを3次転送先機器に一致するように修正された処理指示リスト(図21参照)が送信され、3次転送先機器においては、処理指示リストの記載内容に基づき、受信した出力データに対して処理が施され、処理結果リストおよび処理結果データ(出力データ)が転送元機器へ送信される。

0140

以上のように、実施の形態3においては、印刷データから画像データを生成するための処理は、逐次実行される複数の逐次処理(ZIP解凍およびPDFRIP)からなり、処理プログラムは、複数の逐次処理に対応する複数の処理プログラムからなり、転送先印刷装置は、複数の逐次処理に対応する複数の転送先印刷装置300B,300Dからなり、最初の逐次処理(ZIP解凍)を実行する転送先印刷装置300Bは、転送元印刷装置300Aからの処理データを受信し、最後の逐次処理(PDFRIP)を実行する転送先印刷装置300Dは、出力データを転送元印刷装置に送信する。つまり、実施の形態3においては、印刷データから画像データを生成するための処理が、逐次実行される複数の逐次処理からなる場合において、システム全体としての処理効率を向上させることが容易である。

0141

本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で種々改変することができる。

0142

例えば、印刷データから画像データを生成するための処理は、解凍やRIPに限定されず、色変換や、ルックアップテーブルの作成などの処理を適用することが可能である。

0143

また、転送元印刷装置に、処理データを送信するか否かをユーザが指示するためのデータ送信設定手段を設けて、送信しない設定の場合、転送元印刷装置において、先行ジョブの実行完了を待って、すべての処理を自機で実行するように構成したり、処理プログラムを送信するか否かをユーザが指示するためのプログラム送信設定手段を設けて、送信しない設定の場合、処理プログラムを送信せずに処理可能な印刷装置から転送先印刷装置を選択するように構成することも可能である。さらに、転送先印刷装置において、依頼された処理より優先すべき処理が指示された場合、依頼された処理を別の印刷装置に代行させるように構成することも可能である。

0144

なお、本発明に係る手段、方法およびプログラムは、専用のハードウェア回路によっても実現することも可能である。また、プログラムされた印刷装置(転送先印刷装置および転送元印刷装置)によって本発明を実現する場合、印刷装置を動作させるプログラムは、USBメモリCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供したり、記録媒体によらず、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供したりすることも可能である。この場合、プログラムは、通常、印刷装置のハードディスク等のランダムアクセス記憶装置に送信されて記憶される。また、プログラムは、単独のアプリケーションソフトウェアとして提供されてもよいし、印刷装置の一機能としてその印刷装置のソフトウェアに組み込むことも可能である。

0145

100印刷システム、
200クライアント端末、
220 本体部、
222 CPU、
224 ROM、
226 RAM、
228ハードディスク(HDD)、
230通信インターフェース、
232バス、
240入力装置、
260ディスプレイ、
300(300A〜300D)印刷装置、
322 CPU、
324 ROM、
326 RAM、
328 ハードディスク(HDD)、
330 操作部、
332 表示部、
334印刷出力部、
336 通信インターフェース、
338 バス、
340 ディスプレイ、
400ネットワーク。

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