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技術 蚊の習性と重力を利用した蚊捕獲装置

出願人 石井義之
発明者 石井義之
出願日 2010年11月16日 (8年8ヶ月経過) 出願番号 2010-255441
公開日 2012年6月7日 (7年1ヶ月経過) 公開番号 2012-105563
状態 特許登録済
技術分野 捕獲、駆除
主要キーワード 対策機器 炭酸ガス発生源 可動基台 捕獲容器 タンク受 捕獲効果 捕獲性能 カセットボンベ
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年6月7日)のものです。
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図面 (5)

課題

低価格で容易に入手可能な炭酸ガス発生源である灯油を用い、低運転費を効率的に捕獲する装置を実現する。

解決手段

灯油を使用し、これを燃焼させることにより炭酸ガスを発生させ、この炭酸ガスを比較的長距離誘引剤として用い、他の誘引化学物質を使うことなく、また短距離誘引方法として加温された着地壁を設け、蚊の吸血行動習性重力とを組み合わせることにより効率的に蚊を捕獲できる蚊捕獲装置を発明し、低運転費での蚊の捕獲を可能とした。

概要

背景

、とりわけヒトスジシマカは、炭酸ガスに集まる習性があり、各種炭酸ガスを発生させる蚊の捕獲装置として、プロパンガス燃焼する装置や紫外線光化学反応を用いる装置、ボンベ入り炭酸ガスを使用する装置等が市販されている。

概要

低価格で容易に入手可能な炭酸ガス発生源である灯油を用い、低運転費で蚊を効率的に捕獲する装置を実現する。灯油を使用し、これを燃焼させることにより炭酸ガスを発生させ、この炭酸ガスを比較的長距離誘引剤として用い、他の誘引化学物質を使うことなく、また短距離誘引方法として加温された着地壁を設け、蚊の吸血行動習性と重力とを組み合わせることにより効率的に蚊を捕獲できる蚊捕獲装置を発明し、低運転費での蚊の捕獲を可能とした。

目的

本発明は、装置本体の価格は安価で、さらに運転費も安価である灯油を炭酸ガス発生源とし、さらに重力を利用し、蚊を大量に捕獲できるようにすることを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

大気昆虫とを取り込む導管を持ち、排気口と流体的に結ばれた燃焼室を持ち、この燃焼室からの排気ガス新鮮な空気、昆虫を動かすファンを持ち、さらに燃焼室からの排気熱で加温された昆虫着地壁を持つ昆虫捕獲装置

請求項2

気体は容易に通過するがの通過できない材料で、一部もしくは全部が構成された捕獲容器の上部に蓋板を設け、この蓋板には送風用通気穴を設けるとともに送風ファンを取り付け、この蓋板には捕虫筒が取り付けられ、この捕虫筒上端は大気の開放空間に接し、この捕虫筒の内側に二重筒を設け、この二重筒の内筒外筒よりも高さを低くし、この外筒の上部には大気と接しないように屋根を設け、この内筒とこの外筒は、この捕虫筒上端よりも高い位置に設置された連結筒により連結され、この内筒下端底板に接し、この外筒の下部はこの底板に接し、この内筒およびこの外筒の間のこの底板の一部には排気穴が設けられ、大気側のこの連結筒の開口部を除き、この外筒の外側は蚊の着地壁で覆われ、この底板は底板支持柱により、この蓋板の上部に設置され、この底板上で、この内筒の内側に灯油燃焼ランプを設置した蚊捕獲装置

請求項3

請求項2の灯油燃焼機器の灯油供給部が、この底板を貫通し、この送風ファンにより、冷却される蚊捕獲装置。

請求項4

請求項2の装置で灯油燃焼ランプに換わってバーナーを設け、このバーナーと、外部に設置された灯油タンクとを、この底板ならびに捕虫筒を貫通した接続パイプによって結ばれた蚊捕獲装置。

請求項5

請求項4の灯油タンクをスプリング可動基台で受ることにより液面を一定に保つ機能を持たせ、このタンクとバーナーとをフレキシブルホースで接続した蚊捕獲装置

技術分野

0001

本発明は、習性重力を併用し安価な運転費で蚊を効率よく捕獲する技術に関するものである。

背景技術

0002

蚊、とりわけヒトスジシマカは、炭酸ガスに集まる習性があり、各種炭酸ガスを発生させる蚊の捕獲装置として、プロパンガス燃焼する装置や紫外線光化学反応を用いる装置、ボンベ入り炭酸ガスを使用する装置等が市販されている。

0003

US 6145243
US 2003/0084604
US 6779296

先行技術

0004

荒木修著 「蚊の科学」日刊工業新聞社 2007年

発明が解決しようとする課題

0005

従来のプロパンガスを燃焼する装置は、特許文献3に記載されているように、捕獲効果が大きいことは知られているが、プロパンガスを多量に燃焼させ、しかも、ヒトスジシマカの捕獲には化学物質誘引剤が必要で、その運転費は高価で、さらに液化ガスであるため、燃焼が止ってしまったときにガス爆発防止のためガス供給停止装置を必要とし、装置本体価格も高価である。また、紫外線を用い光化学反応で炭酸ガスを発生させ捕獲する装置は、本体価格は安価であり、運転費も安価であるが、炭酸ガスの発生量が少なく、捕獲効果は小さい。ボンベ入り炭酸ガスを使う装置は、ガス入手が容易ではなく、また高価であるという欠点がある。

0006

炭酸ガス発生方法には、液化プロパンガスの燃焼、液化天然ガスの燃焼、炭酸塩と酸との化学反応、たとえば、重曹クエン酸との反応、砂糖発酵、ボンベ入り炭酸ガス、灯油の燃焼等がある。一定量の炭酸ガスを発生するのに必要な相対的価格は、容器等の付帯機器の価格を除くと、灯油を100とすると、およそプロパンガス400、液化天然ガス90、砂糖の発酵1200、液化炭酸ガス1000、食品グレードの重曹とクエン酸の化学反応9200である。液化天然ガスは安価であるが、天然ガス車用の価格であり、小さなカセットボンベ入りは、もっと高価である。したがって、灯油が最も安価であり、しかも入手が容易である。従来の蚊捕獲装置の多くは、炭酸ガス発生源として灯油を使用していないため低運転費を実現できなかった。本発明は、装置本体の価格は安価で、さらに運転費も安価である灯油を炭酸ガス発生源とし、さらに重力を利用し、蚊を大量に捕獲できるようにすることを課題とする。

0007

特許文献1の装置は、捕虫筒が下向きの構造であり、本発明における重力の利用は出来ず、重力に逆らっての捕獲であり、運転費が高い。

0008

特許文献2の装置は、飛翔する昆虫の捕獲装置であり、本発明における着地壁は無く、運転費に対しての捕獲性能は低い。

0009

特許文献3の装置は、燃焼によって加温された着地壁が無く、捕獲性能が本発明より劣る。

発明の効果

0010

高性能で低運転費の蚊捕獲装置を使うことにより、効果的に蚊のわずらわしさから開放されるとともに蚊の媒介する伝染病蔓延を潜在的に防止できる。

図面の簡単な説明

0011

図1は本発明の装置正面図である。(実施例1)
図2は実施例1の改良装置正面図である。(実施例2)
図3は実施例2の改良装置正面図である。(実施例3)
図4は実施例3の部分的改良部正面図である。(実施例4)

0012

非特許文献1の37頁、38頁に記述のように、蚊は比較的長距離から炭酸ガスによって誘引され、短距離では動物体温による赤外線感知着地する。そこで、灯油を燃焼させ、発生した炭酸ガスにより蚊を誘引し、誘引された蚊の着地壁を設け、この着地壁を灯油燃焼熱で加温して着地率を向上させ、この着地した蚊の吸血行動の習性と重力を利用して捕獲することにより、低価格、低運転費で効率的な蚊捕獲装置を実現した。

0013

図1は、本発明装置の実施例1の正面図であって、下から順に、ガスは通すが、蚊は通さない網目状の開口部がある捕獲容器1があり、この容器の上部には蓋板2が設けられ、蓋板2には通気穴3があけられている。通気穴3を覆うように送風ファン4が設置されている。蓋板2の周囲には漏斗状の捕虫筒5が設けられている。捕虫筒5の上端から、蚊は吸い込まれる。捕虫筒5の内側には、二重の筒、外筒6、内筒7が配置され、内筒7の下端底板10に接し、外筒6の下部は底板10を取り囲む構造をしている。内筒7の高さは、外筒6よりも低くし、外筒6に接するように屋根8が設けられている。外筒6と内筒7との間を結ぶ連結筒9が捕虫筒5の上端よりも高い位置に設けられている。外筒6、内筒7との間の底板10には、排気穴11が設けられている。外筒6の外側は、連結筒9の開口部を除き、着地壁12で覆われている。着地壁12として、具体的には布を使用した。そして底板10は、底板支持柱13によって、蓋板2に固定さている。

0014

点火した灯油燃焼ランプ14を内筒7の内側で底板10の上に設置し、送風ファン4を稼動させると、大気は連結筒9の開口部から、内筒7内にある灯油燃焼ランプ14に吸い込まれ、このようにして燃焼用酸素が供給される。炭酸ガスを含む灯油の燃焼ガスは、内筒7の内側上端から屋根8を経て外筒6と内筒7との間の空間へと流れ、屋根8、外筒6を温め、排気穴11を経て捕虫筒5から吸い込まれた大気とともに通気穴3を経て捕獲容器1の網目から大気に放出される。この放出された炭酸ガスを感知して、蚊、とりわけヒトスジシマカは集まってくる。そして、着地壁12の温度上昇による赤外線を感知し着地する。

0015

蚊の行動を良く観察すると、蚊は、一度、着地壁12に着地し、歩いて上下左右に移動する、あるいは、1センチメートルジャンプして移動する。このジャンプで、蚊は捕虫筒5の上端で吸い込まれる風によってバランスを崩し、飛ぶことができず、重力により、ふわっと落下して捕虫筒5で吸い込まれる。したがって、捕虫筒5の上端近くの着地壁12の温度が重要である。

0016

外筒6の表面に着地壁12がないと、捕虫筒5の上部付近の外筒6の温度は、捕虫筒5で吸引されている大気によって冷却されて低温となるため蚊は着地しにくい。着地壁12は、この温度低下を防止する役割を有するとともに人体衣服の役割もあわせて持つ非常に重要な要素である。

0017

本発明実施例1に示す装置の二つのタイプAおよびBをそれぞれ一台を作成し運転を行った。タイプAは、タイプBに比べ9連結筒の口径が大きいことが異なっている。これら二つの装置を東京都23区内に設置し、2010年9月17日から運転を開始した。タイプBは二日で運転を停止した。タイプAは、10月17日まで、ほぼ毎日運転した。表1には、その捕獲結果を示す。捕獲数計測は、早朝に実施した。したがって、表に示す捕獲数は、前日の捕獲数と考えてよい。蚊の発生時期としては、かなり遅い時期にもかかわらず表1に示すようなきわめて優れた捕獲結果をえた。そして、灯油の消費量は一日約340立方センチメートル、一ヶ月で約10リットルであることを確認し、低運転費で高い捕獲効果があることが実証できた。

0018

本発明での蚊の捕獲過程を初めて見る人は、何故、蚊は飛ばないで捕獲筒に落下してゆくのかという疑問を持つであろう。その答えは、蚊は一般的には体に比べて非常に長く強力な脚で着地点を蹴って大きくジャンプしてから飛び立つのであるが、一度、着地壁に着地してしまうと、蚊の吸血行動習性で小さなジャンプをして移動するので、脚が着地壁12から離れてしまい、大きなジャンプが出来ず、飛ぶことが出来ないためである。

0019

着地壁12の温度上昇を図るために連結筒9の口径を小さくしたタイプB装置は、内筒7の内部の温度が上昇し灯油の気化速度が速まり、灯芯以外の部分でも燃焼するという異常燃焼が発生した。図2はこの灯油の温度上昇を抑えるための構造を示している。灯油燃焼ランプ14の灯油貯留部はタンク貫通底板15を貫通し、捕虫筒5から吸入される大気で冷却される構造を持ち、これによって異常燃焼を防止できる。

0020

捕獲数を毎日確認するには実施例1、2の構造で十分であり、逆に、毎日確認しないと捕獲された蚊は乾燥して崩れやすくなり、計数が難しくなるので、毎日の計数時に給油すればよい。しかし、毎日の給油は時間の無駄であり、図3には一回の給油で長時間運転可能にした構造を示す。灯油燃焼ランプ14に換わってバーナー16が設けられ、外部には灯油タンク19が設置され、バーナー16と灯油タンク19は接続パイプ貫通底板17、接続パイプ貫通捕虫筒18を貫通する接続パイプ20で接続されている。

実施例

0021

灯心毛管現象で灯油を吸い上げるタイプの燃焼機器では、液面の許容高さは上下で約5センチメートルであり、長時間燃焼させるにはタンクの形状が平坦で大面積となり、取り扱いに不便である。そこで、図4に示すように灯油タンクをタンク受板23に載せ、このタンク受板23に取り付けられたスライド軸24とコイルスプリング25とを介してスライド軸穴付基台22で受けることにより、灯油の液面が自動的に一定高さとなる構造とすることとし、このタンクからフレキシブルホースを介して灯油を供給することにより装置がコンパクトにできる。

0022

蚊は、現在、日本での発症例は非常に少ないが、西ナイル熱を媒介する。この伝染病が日本で流行した場合には、蚊の対策が非常に重要となり、公衆衛生上の重要な対策機器となりうる。

0023

1捕獲容器
2蓋板
3通気穴
4送風ファン
5捕虫筒
6外筒
7内筒
8屋根
9連結筒
10底板
11排気穴
12着地壁
13 底板支持柱
14灯油燃焼ランプ
15タンク貫通底板
16バーナー
17接続パイプ貫通底板
18 接続パイプ貫通捕虫筒
19灯油タンク
20 接続パイプ
21基台
22スライド軸穴付基台
23タンク受板
24 スライド軸
25 コイルスプリング

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