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技術 携帯端末装置充電システム、携帯端末装置用充電装置、携帯端末装置及び携帯端末装置の充電方法

出願人 NECモバイルコミュニケーションズ株式会社
発明者 渡邉啓
出願日 2010年11月9日 (10年1ヶ月経過) 出願番号 2010-250800
公開日 2012年5月31日 (8年7ヶ月経過) 公開番号 2012-104995
状態 未査定
技術分野 電池等の充放電回路 電話機の構造 電話機の回路等 電話機の機能
主要キーワード 補助電源供給 省電モード 携帯電子機器内 バッテリ切れ 代替処理 パワーマネージメント 切り替え前 充電速度
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図面 (5)

課題

携帯端末装置の使用中に携帯端末装置を充電する場合であっても、携帯端末装置のパフォーマンスの低下、充電速度の低下及び温度上昇を抑えることができる携帯端末装置充電システム、携帯端末装置用充電装置、携帯端末装置及び携帯端末装置の充電方法を提供すること。

解決手段

本発明にかかる携帯端末装置充電システムは、任意の処理を実行する端末側処理部13を有する携帯端末装置11と、携帯端末装置11を充電する充電装置12と、を備える。充電装置12は、携帯端末装置11の充電期間中に端末側処理部13で実行される処理の少なくとも一部を、端末側処理部13を代替して充電期間中に実行する代替処理部14を有する。

概要

背景

今日、携帯端末装置は、高性能化及び多機能化が進んでいる。例えば、携帯端末装置に搭載されるCPU(Central Processing Unit)は、高機能化が進んでいる。それに伴い、CPUの電力消費量は、増加の一途を辿っている。一方で、携帯端末装置の小型化及び薄型化が要求されている。また、それに応じた、携帯端末装置の効率的な放熱方法が要求されている。

特に、携帯端末装置は、充電中に携帯端末装置を動作させた場合、最も発熱量が大きくなる。充電によってバッテリから発生する熱と携帯端末装置の動作によってCPUから発生する熱の両方が発生するからである。しかし、ユーザは、携帯端末装置を動作させたまま、充電を行いたい場合が多々ある。例えば、ユーザが通話又はTV(TeleVision)電話等を行いながら充電を行いたい場合がある。そのような場合における携帯端末装置の放熱方法として、携帯端末装置が一定温度を超えた場合に、急速な充電を避けて、充電中の温度上昇を抑える方式が提案されている。

具体的には、携帯端末装置の発熱量が大きくなって、一定温度を超えた場合に、温度が低下するまで、充電を停止する、又は、充電電圧充電電流を制御して充電速度を低下させる、といった方式が提案されている。これによれば、急速な充電を避けて、充電中の温度上昇を抑えることができる。しかし、その結果、充電できない、又は、充電時間が大幅に延びてしまう等の弊害が発生していた。また、それによって、携帯端末装置の使用途中でバッテリ切れが発生してしまう可能性があった。

特許文献1には、携帯電子機器と、携帯電子機器用充電器とから構成される携帯電子機器が開示されている。携帯電子機器は、充電可能なバッテリと、CPUと、電源スイッチと、補助電源供給手段と、を有する。電源スイッチは、携帯電子機器の全体の回路に供給する電源をオンオフする。補助電源供給手段は、充電中、電源スイッチがオフの時に、バッテリからCPUに直接電流を供給する。これによって、携帯電子機器の電源がオフの状態でも、携帯電子機器内のCPUを用いて携帯電子機器用充電器を制御して、バッテリの充電ができるようにしている。

特許文献2には、電池と、電力供給手段と、パワーマネージメント手段と、を備えた電気機器が開示されている。パワーマネージメント手段は、電力供給手段により電池および本体に対して電力を供給する際に、電池への充電電力を増すために本体の消費電力を低下させる。これによって、充放電を行う電池を用いた電気機器において、必要に応じて充電時間を短縮することができるようにしている。

概要

携帯端末装置の使用中に携帯端末装置を充電する場合であっても、携帯端末装置のパフォーマンスの低下、充電速度の低下及び温度上昇を抑えることができる携帯端末装置充電システム、携帯端末装置用充電装置、携帯端末装置及び携帯端末装置の充電方法を提供すること。本発明にかかる携帯端末装置充電システムは、任意の処理を実行する端末側処理部13を有する携帯端末装置11と、携帯端末装置11を充電する充電装置12と、を備える。充電装置12は、携帯端末装置11の充電期間中に端末側処理部13で実行される処理の少なくとも一部を、端末側処理部13を代替して充電期間中に実行する代替処理部14を有する。

目的

本発明の目的は、上述した課題を解決するために、携帯端末装置の使用中に携帯端末装置を充電する場合であっても、携帯端末装置のパフォーマンスの低下、充電速度の低下及び温度上昇を抑えることができる携帯端末装置充電システム、携帯端末装置用充電装置、携帯端末装置及び携帯端末装置の充電方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

任意の処理を実行する端末側処理部を有する携帯端末装置と、前記携帯端末装置を充電する充電装置と、を備え、前記充電装置は、前記携帯端末装置の充電期間中に前記端末側処理部で実行される処理の少なくとも一部を、当該端末側処理部を代替して当該充電期間中に実行する代替処理部を有する携帯端末装置充電システム

請求項2

前記携帯端末装置は、前記充電期間中に、前記端末側処理部の動作周波数を低下させ、前記代替処理部は、前記端末側処理部で実行される処理のうち、前記携帯端末装置が低下させた動作周波数に応じた処理を代替して実行する請求項1に記載の携帯端末装置充電システム。

請求項3

前記携帯端末装置は、前記充電期間中に、前記端末側処理部を停止し、前記代替処理部は、前記端末側処理部が実行を停止した処理を代替して実行する請求項2に記載の携帯端末装置充電システム。

請求項4

前記携帯端末装置は、前記充電装置からの充電電流の供給を検出した場合に、前記端末側処理部の動作周波数を低下させる請求項2又は3に記載の携帯端末装置充電システム。

請求項5

前記携帯端末装置は、当該携帯端末装置の内部の温度を測定する測定部をさらに有し、前記携帯端末装置は、前記充電期間中に、前記測定部が測定した温度が所定の閾値を超えたとき、前記端末側処理部の動作周波数を低下させる請求項2又は3に記載の携帯端末装置充電システム。

請求項6

前記携帯端末装置は、当該携帯端末装置と前記充電装置との接続が解除された場合に、前記端末側処理部の動作周波数を向上し、前記端末側処理部は、当該携帯端末装置と前記充電装置との接続が解除された場合に、前記代替処理部が代替していた処理の実行を再開する請求項2乃至5のいずれか1項に記載の携帯端末装置充電システム。

請求項7

前記端末側処理部及び前記代替処理部のそれぞれは、CPUである請求項1乃至6のいずれか1項に記載の携帯端末装置充電システム。

請求項8

任意の処理を実行する端末側処理回路を有する携帯端末装置を充電する携帯端末装置用充電装置であって、前記携帯端末装置の充電期間中に前記端末側処理部で実行される処理の少なくとも一部を、当該端末側処理部を代替して当該充電期間中に実行する代替処理部を備えた携帯端末装置用充電装置。

請求項9

代替処理部を有する充電装置によって充電される携帯端末装置であって、前記代替処理部が、前記携帯端末装置の充電期間中に前記端末側処理部で実行される処理の少なくとも一部を、当該端末側処理部を代替して当該充電期間中に実行している場合に、当該少なくとも一部の処理の実行を停止する端末側処理部を備えた携帯端末装置。

請求項10

充電装置から携帯端末装置への充電を検出するステップと、前記充電を検出した場合に、前記充電装置が、前記携帯端末装置で実行される処理の少なくとも一部を、前記充電装置で代替して実行するステップと、を備えた携帯端末装置の充電方法

技術分野

0001

本発明は、携帯端末装置充電システム携帯端末装置充電装置、携帯端末装置及び携帯端末装置の充電方法に関する。

背景技術

0002

今日、携帯端末装置は、高性能化及び多機能化が進んでいる。例えば、携帯端末装置に搭載されるCPU(Central Processing Unit)は、高機能化が進んでいる。それに伴い、CPUの電力消費量は、増加の一途を辿っている。一方で、携帯端末装置の小型化及び薄型化が要求されている。また、それに応じた、携帯端末装置の効率的な放熱方法が要求されている。

0003

特に、携帯端末装置は、充電中に携帯端末装置を動作させた場合、最も発熱量が大きくなる。充電によってバッテリから発生する熱と携帯端末装置の動作によってCPUから発生する熱の両方が発生するからである。しかし、ユーザは、携帯端末装置を動作させたまま、充電を行いたい場合が多々ある。例えば、ユーザが通話又はTV(TeleVision)電話等を行いながら充電を行いたい場合がある。そのような場合における携帯端末装置の放熱方法として、携帯端末装置が一定温度を超えた場合に、急速な充電を避けて、充電中の温度上昇を抑える方式が提案されている。

0004

具体的には、携帯端末装置の発熱量が大きくなって、一定温度を超えた場合に、温度が低下するまで、充電を停止する、又は、充電電圧充電電流を制御して充電速度を低下させる、といった方式が提案されている。これによれば、急速な充電を避けて、充電中の温度上昇を抑えることができる。しかし、その結果、充電できない、又は、充電時間が大幅に延びてしまう等の弊害が発生していた。また、それによって、携帯端末装置の使用途中でバッテリ切れが発生してしまう可能性があった。

0005

特許文献1には、携帯電子機器と、携帯電子機器用充電器とから構成される携帯電子機器が開示されている。携帯電子機器は、充電可能なバッテリと、CPUと、電源スイッチと、補助電源供給手段と、を有する。電源スイッチは、携帯電子機器の全体の回路に供給する電源をオンオフする。補助電源供給手段は、充電中、電源スイッチがオフの時に、バッテリからCPUに直接電流を供給する。これによって、携帯電子機器の電源がオフの状態でも、携帯電子機器内のCPUを用いて携帯電子機器用充電器を制御して、バッテリの充電ができるようにしている。

0006

特許文献2には、電池と、電力供給手段と、パワーマネージメント手段と、を備えた電気機器が開示されている。パワーマネージメント手段は、電力供給手段により電池および本体に対して電力を供給する際に、電池への充電電力を増すために本体の消費電力を低下させる。これによって、充放電を行う電池を用いた電気機器において、必要に応じて充電時間を短縮することができるようにしている。

先行技術

0007

特開平09−168241号公報
特開2003−079067号公報

発明が解決しようとする課題

0008

背景技術として説明したように、携帯端末装置の使用中に携帯端末装置を充電する場合、携帯端末装置の温度上昇を抑えようとすると、充電速度が低下してしまうという課題がある。

0009

しかし、特許文献1に開示の技術は、携帯端末装置の使用中に携帯端末装置を充電する技術を開示したものではない。一方、特許文献2に開示の技術は、充電速度の低下を抑えて、充電時間を短縮することはできる。しかし、特許文献2に開示の技術は、CPUを低速化させることによって、本体の消費電力を低下させている。そのため、特許文献2に開示の技術は、電気機器のパフォーマンスが低下してしまっているという課題がある。

0010

本発明の目的は、上述した課題を解決するために、携帯端末装置の使用中に携帯端末装置を充電する場合であっても、携帯端末装置のパフォーマンスの低下、充電速度の低下及び温度上昇を抑えることができる携帯端末装置充電システム、携帯端末装置用充電装置、携帯端末装置及び携帯端末装置の充電方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

本発明の第1の態様にかかる携帯端末装置充電システムは、任意の処理を実行する端末側処理部を有する携帯端末装置と、前記携帯端末装置を充電する充電装置と、を備え、 前記充電装置は、前記携帯端末装置の充電期間中に前記端末側処理部で実行される処理の少なくとも一部を、当該端末側処理部を代替して当該充電期間中に実行する代替処理部を有するものである。

0012

本発明の第2の態様にかかる携帯端末装置用充電装置は、任意の処理を実行する端末側処理回路を有する携帯端末装置を充電する携帯端末装置用充電装置であって、前記携帯端末装置の充電期間中に前記端末側処理部で実行される処理の少なくとも一部を、当該端末側処理部を代替して当該充電期間中に実行する代替処理部を備えたものである。

0013

本発明の第3の態様にかかる携帯端末装置は、代替処理部を有する充電装置によって充電される携帯端末装置であって、前記代替処理部が、前記携帯端末装置の充電期間中に前記端末側処理部で実行される処理の少なくとも一部を、当該端末側処理部を代替して当該充電期間中に実行している場合に、当該少なくとも一部の処理の実行を停止する端末側処理部を備えたものである。

0014

本発明の第4の態様にかかる携帯端末装置の充電方法は、充電装置から携帯端末装置への充電を検出するステップと、前記充電を検出した場合に、前記携帯端末装置で実行される処理の少なくとも一部を、前記充電装置で代替して実行するステップと、を備えたものである。

発明の効果

0015

上述した本発明の各態様により、携帯端末装置の使用中に携帯端末装置を充電する場合であっても、携帯端末装置のパフォーマンスの低下、充電速度の低下及び温度上昇を抑えることができる携帯端末装置充電システム、携帯端末装置用充電装置、携帯端末装置及び携帯端末装置の充電方法を提供することができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システムの概要を示す図である。
本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システムの構成図である。
本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システムの処理を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態2にかかる携帯端末装置充電システムの処理を示すフローチャートである。

実施例

0017

発明の実施の形態1.
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システム10の概要について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システム10の概要を示す図である。

0018

携帯端末装置充電システム10は、携帯端末装置11及び充電装置12を有する。
携帯端末装置11は、端末側処理部13を有する。
充電装置12は、代替処理部14を有する。充電装置12は、携帯端末装置11を充電する。
端末側処理部13は、任意の処理を実行する。
代替処理部14は、携帯端末装置11の充電期間中に端末側処理部13で実行される処理の少なくとも一部を、端末側処理部13を代替して充電期間中に実行する。

0019

続いて、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システム10の処理の概要について説明する。

0020

携帯端末装置11又は充電装置12は、充電装置12から携帯端末装置11への充電を検出する。充電装置12から携帯端末装置11への充電が検出された場合に、代替処理部14は、端末側処理部13で実行される処理の少なくとも一部を代替して実行する。

0021

続いて、図2を参照して、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システム100の構成について説明する。図2は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システム100の構成図である。
携帯端末装置充電システム100は、携帯端末装置101及び充電器102を有する。

0022

携帯端末装置101は、CPU105、インターフェース106、切り替えスイッチ107、電源線108、メモリ109及びバッテリ110を有する。携帯端末装置101は、例えば、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)及びノート型PC(Personal Computer)等である。携帯端末装置101は、携帯端末装置11に対応する。

0023

充電器102は、充電端子103及びCPU104を有する。充電器102は、充電の際に、充電端子103を介して、携帯端末装置101にセットされる。充電器102は、例えば、コンセントに接続される。充電器102は、コンセントから供給された電流をAD(Analog to Digital)変換する。充電器102は、AD変換された電流を、携帯端末装置101を充電する充電電流として携帯端末装置101に供給する。充電器102は、充電装置12に対応する。

0024

CPU104と切り替えスイッチ107とは、インターフェース106によって相互に接続されている。CPU105と切り替えスイッチ107とは、インターフェース(符号不図示)によって相互に接続されている。切り替えスイッチ107とメモリ109とは、インタフェース(符号不図示)によって相互に接続されている。つまり、CPU104、CPU105及び切り替えスイッチ107は、インターフェース及び切り替えスイッチ107を介して相互に接続されている。インターフェースは、例えば、バスである。

0025

充電端子103は、CPU104を有する。充電端子103は、充電器102と携帯端末装置101とを接続する端子である。充電端子103は、電源線108を介して、充電電流をバッテリ110に供給する。

0026

CPU104は、携帯端末装置101の充電時に携帯端末装置101の演算及び制御等の処理を実行する。つまり、CPU104は、携帯端末装置101の充電期間中に、CPU105で実行される処理を、CPU105を代替して実行する。CPU104は、インターフェース106及び切り替えスイッチ107を介して、演算途中のデータをメモリ109に格納する。また、CPU104は、インターフェース106及び切り替えスイッチ107を介して、メモリ109から演算途中のデータを取得して、取得したデータに基づいて処理を実行する。CPU104は、代替処理部14に対応する。

0027

CPU105は、携帯端末装置101の処理を実行する。CPU105は、インターフェース及び切り替えスイッチ107を介して、演算途中のデータをメモリ109に格納する。また、CPU105は、インターフェース及び切り替えスイッチ107を介して、メモリ109から演算途中のデータを取得して、取得したデータに基づいて処理を実行する。CPU105は、端末側処理部13に対応する。

0028

インターフェース106は、CPU104及び切り替えスイッチ107間で、データを転送する。
切り替えスイッチ107は、CPU104及びCPU105の動作を切り替える。切り替えスイッチ107は、充電器102を用いて携帯端末装置101を充電する際に、CPU105の動作を停止して、CPU104の動作を開始させる。また、切り替えスイッチ107は、充電端子103が携帯端末装置101から抜去された際に、CPU105の動作を再開する。

0029

電源線108は、充電端子103とバッテリ110との間を相互に接続する。電源線108は、充電端子103から供給された充電電流を、バッテリ110に供給する。
メモリ109は、CPU104及びCPU105によって生成された演算途中のデータが格納される。
バッテリ110は、電源線108から充電電流が供給される。これによって、バッテリ110が充電される。つまり、携帯端末装置101が充電される。

0030

続いて、図3を参照して、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システム100の処理について説明する。図3は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置充電システム100の処理を示すフローチャートである。

0031

携帯端末装置101に充電端子103をセットすると、携帯端末装置101のバッテリ110の充電が開始される(S101)。具体的には、充電器102がコンセントに接続され、かつ、充電端子103が携帯端末装置101に接続された場合、充電端子103は、バッテリ110を充電するため充電電流を携帯端末装置101に供給する。

0032

切り替えスイッチ107は、バッテリ110の充電が開始されたか否かを監視する。具体的には、切り替えスイッチ107は、電源線108に充電端子103からバッテリ110への充電電流が流れたか否かによって充電が開始されたか否かを検出する。切り替えスイッチ107は、バッテリ110の充電の開始を検出した場合、CPU切り替えを実行する(S102)。具体的には、切り替えスイッチ107は、充電端子103のCPU104を起動する(S103)。また、切り替えスイッチ107は、携帯端末装置101のCPU105を停止する(S104)。例えば、切り替えスイッチ107は、CPU105へのクロック信号の供給を停止することで、CPU105を停止する。

0033

これによって、CPU104は、携帯端末装置101の処理の実行を開始する(S105)。つまり、充電端子103のCPU104は、携帯端末装置101のCPU105が実行する処理を代替して実行する。具体的には、メモリ109には、CPU105が演算途中のデータが格納されている。CPU104は、インターフェース106を介して、メモリ109に格納されたデータを取得する。CPU104は、取得したデータに基づいて、CPU105が実行する予定だった処理を代替して実行する。

0034

これによって、CPU105が動作しなくなるため、CPU105は発熱しなくなる。そのため、CPUに大きな負荷がかかる処理を実行させた場合であっても、携帯端末装置101の温度上昇を最低限に抑えることができる。また、それによって、充電を停止する、又は、充電電圧と充電電流を制御して充電速度を低下させる、といった制御を行う必要がなくなる。そのため、携帯端末装置101の充電速度の低下を抑えることができる。CPUに大きな負荷がかかる処理とは、例えば、ユーザが、通話、TV電話又はゲーム等を行った場合、もしくは、それらのうちの2つ以上をマルチ起動によって行った場合に実行される処理である。

0035

携帯端末装置101の充電が完了して、ユーザによって充電端子103が携帯端末装置101から抜去された場合(S106)、切り替えスイッチ107は、CPU切り替えを実行する(S107)。切り替えスイッチ107は、例えば、充電端子103と切り替えスイッチ107との間で接続される任意の信号線(図示せず)の信号値の変化を検出することで、充電端子103が抜去されたことを検出する。

0036

ステップS107では、具体的には、切り替えスイッチ107は、携帯端末装置101のCPU105を起動する(S108)。例えば、切り替えスイッチ107は、CPU105へのクロック信号の供給を再開する。これによって、CPU105は、携帯端末装置101の処理の実行を再開する。つまり、携帯端末装置101のCPU105は、充電端子103のCPU104によって代替して実行されていた処理の実行を再開する。

0037

CPU104は、動作を停止する(S109)。ユーザによって充電端子103が携帯端末装置101から抜去された場合、CPU104又は充電端子103は、CPU104の動作を停止する。CPU104又は充電端子103は、例えば、上述した任意の信号線の信号値の変化を検出することで、充電端子103が抜去されたことを検出する。

0038

以上に説明したように、本実施の形態1にかかる充電器102は、携帯端末装置101の充電期間中にCPU105で実行される処理を、CPU105に代替して充電期間中に実行するCPU104を有している。

0039

これによれば、携帯端末装置101のCPU105の処理を、充電器102のCPU104が代替して実行している。そのため、携帯端末装置101のパフォーマンスの低下を抑えることができる。また、携帯端末装置101のCPU105は、携帯端末装置101の充電期間中に処理を実行しなくてよくなる。そのため、CPU105による発熱を抑えることができる。つまり、携帯端末装置101の温度上昇を抑えることができる。また、それによって、携帯端末装置101の充電速度を低下させることによって、バッテリ110の発熱を抑える必要がなくなる。そのため、携帯端末装置101の充電速度の低下を抑えることができる。

0040

また、本実施の形態では、充電期間中に、充電器102のCPU104によって携帯端末装置101の処理を実行することができる。つまり、携帯端末装置101のバッテリ110を使用することなく、コンセントから供給されるAC(Alternating Current)電源によってCPU104を駆動させて処理を実行することができる。これによれば、AD変換によって損失が生じる前の電力によってCPU104を駆動させて処理を実行することができる。そのため、携帯端末装置101のバッテリ110を使用しながら充電する場合と比較して、効率的に充電をすることができる。

0041

また、本実施の形態では、充電期間中に、充電器102のCPU104によって携帯端末装置101の処理を実行することができる。ここで、充電器は、携帯端末装置ほど小型化及び薄型化が要求されていない。したがって、充電器102に、CPU104を冷却するヒートシンク等の放熱手段を実装し易い。一般的に、CPUが冷却できていた方が、CPUの処理効率が向上し、消費電力を低減することができる。そのため、携帯端末装置101のCPU105を使用しながら充電する場合と比較して、消費電力を低減することができる。

0042

発明の実施の形態2.
続いて、図4を参照して、本発明の実施の形態2にかかる携帯端末装置充電システム100の処理について説明する。図4は、本発明の実施の形態2にかかる携帯端末装置充電システム100の処理を示すフローチャートである。なお、本発明の実施の形態2にかかる携帯端末装置充電システム100の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。

0043

本実施の形態2では、CPU切り替え時に、携帯端末装置101のCPU105を停止することなく、CPU105の動作を通常モードから省電モードに変更する。そして、充電端子103のCPU104が不足分の演算能力補完するように動作する。省電力モードとは、CPUのクロック周波数を通常モードにおけるクロック周波数よりも低下させるモードである。

0044

携帯端末装置101に充電端子103をセットすると、携帯端末装置101のバッテリ110の充電が開始される(S201)。切り替えスイッチ107は、バッテリ110の充電の開始を検出した場合、CPU切り替えを実行する(S202)。具体的には、切り替えスイッチ107は、充電端子103のCPU104を起動する(S203)。また、切り替えスイッチ107は、携帯端末装置101のCPU105の動作を省電モードに変更する(S204)。切り替えスイッチ107は、例えば、CPU105に供給するクロック信号のクロック周波数を下げる。CPU105のクロック周波数をどこまで下げるかは、予め任意に定めておいてよい。

0045

このとき、携帯端末装置101のCPU105は、実行していた処理のうち、低下後のクロック周波数に応じた一部の処理を実行する。CPU105は、例えば、負荷の少ない処理のみを実行する。そして、充電端子103のCPU104は、携帯端末装置101のCPU105が実行する処理のうち、CPU105が実行する処理を除く主な処理を補完するために実行する(S205)。つまり、CPU104は、切り替えスイッチ107が低下させたクロック周波数に応じた処理を代替して実行する。例えば、CPU104及びCPU105のそれぞれが実行する処理量は、CPU切り替え前にCPU105が実行していた処理をCPU104及びCPU105で実行できる処理量となる。

0046

これによって、CPU105が低速で動作するようになるため、CPU105の発熱量を低減することができる。そのため、CPUに大きな負荷がかかる処理を実行させた場合であっても、携帯端末装置101の温度上昇を抑えることができる。また、それによって、充電を停止する、又は、充電電圧と充電電流を制御して充電速度を低下させる、といった制御を行う必要がなくなる。そのため、携帯端末装置101の充電速度の低下を抑えることができる。

0047

携帯端末装置101の充電が完了して、ユーザによって充電端子103が携帯端末装置101から抜去された場合(S206)、切り替えスイッチ107は、CPU切り替えを実行する(S207)。具体的には、切り替えスイッチ107は、携帯端末装置101のCPU105に供給するクロック信号のクロック周波数を通常モードにおけるクロック周波数まで上げる(S208)。これによって、CPU105は、携帯端末装置101の全ての処理の実行を再開する。つまり、携帯端末装置101のCPU105は、充電端子103のCPU104によって代替して実行されていた処理の実行を再開する。CPU104は、動作を停止する(S209)。

0048

以上に説明したように、本実施の形態2にかかる充電器102は、携帯端末装置101の充電期間中にCPU105で実行される処理の少なくとも一部を、CPU105に代替して充電期間中に実行するCPU104を有している。

0049

これによれば、携帯端末装置101のCPU105の処理の少なくとも一部を、充電器102のCPU104が代替して実行している。そのため、携帯端末装置101のパフォーマンスの低下を抑えることができる。また、携帯端末装置101のCPU105は、携帯端末装置101の充電期間中に処理を一部しか実行しなくてよくなる。そのため、CPU105による発熱を抑えることができる。つまり、携帯端末装置101の温度上昇を抑えることができる。また、それによって、携帯端末装置101の充電速度を低下させることによって、バッテリ110の発熱を抑える必要がなくなる。そのため、携帯端末装置101の充電速度の低下を抑えることができる。

0050

発明の他の実施例.
上述した本実施の形態において、CPUだけでなく、その他の発熱量の大きい部品を充電器102の充電端子103に実装するようにしてもよい。そして、携帯端末装置101の充電期間中に、CPU104と同様に、充電端子103に実装された部品で代替して処理を実行するようにしてもよい。その他の発熱量の大きい部品は、例えば、電源制御IC、充電制御IC(IntegratedCircuit)及びRF(Radio Frequency)モジュール等である。

0051

上述した本実施の形態において、CPU切り替えを充電開始と同時ではなく、携帯端末装置101の内部温度が所定の閾値を超えた場合に実施するようにしてもよい。例えば、携帯端末装置101の内部の温度を測定するセンサを携帯端末装置101が有するようにする。また、切り替えスイッチ107がセンサを有するようにしてもよい。そして、切り替えスイッチ107は、センサが測定した温度が所定の閾値を超えた場合に、CPU切り替えを実施するようにしてもよい。

0052

なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。

0053

本実施の形態では、充電電流の電源がコンセントである場合について例示したが、これに限られない。例えば、充電電流の電源が電池であってもよい。つまり、本実施の形態における充電器は、電池を有し、その電池によって携帯端末装置を充電する充電器も含まれる。電池には、乾電池及び太陽電池等の様々な電池が含まれる。

0054

本実施の形態では、切り替えスイッチ107を携帯端末装置101が有する場合について例示したが、これに限られない。例えば、切り替えスイッチ107を充電器102の充電端子103に備えるようにしてもよい。そして、切り替えスイッチ107は、インターフェース106を介して、CPU105の動作を切り替えるようにしてもよい。

0055

本実施の形態では、充電器が携帯端末装置の充電に使用される単機能の充電器である場合について例示したが、これに限られない。充電器には、携帯端末装置の充電以外にも使用される多機能の充電器も含まれる。多機能の充電器は、例えば、PCであってもよい。携帯端末装置とPCとを任意のインターフェースによって接続することで、インターフェースを介して、PCから携帯端末装置に充電電流が供給されるようにしてもよい。この場合、PCが有するCPUによって、携帯端末装置のCPUの処理を代替して実行するようにしてもよい。

0056

本実施の形態では、充電電流が流れたか否かによって、充電が開始されたか否かを検出する場合について例示したが、これに限られない。例えば、充電器102が携帯端末装置101に接続されたか否かによって、充電が開始されたか否かを検出するようにしてもよい。

0057

10、100携帯端末装置充電システム
11、101携帯端末装置
12充電装置
13端末側処理部
14代替処理部
102充電器
103充電端子
104、105 CPU
106インターフェース
107切り替えスイッチ
108電源線
109メモリ
110 バッテリ

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