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技術 薄板パネルの積重ねに用いるモジュール、および薄板パネルの積重ね方法

出願人 キョーラク株式会社
発明者 吉田攻一郎
出願日 2011年9月25日 (9年2ヶ月経過) 出願番号 2011-208304
公開日 2012年5月17日 (8年6ヶ月経過) 公開番号 2012-091866
状態 特許登録済
技術分野 包装体 脆弱物品の包装
主要キーワード 積み重ね段 荷重支持面積 荷重伝達面 数平方メートル 上下方向壁 薄板パネル 積み重ね作業 搬送態様
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年5月17日)のものです。
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図面 (12)

課題

モジュールにより複数の薄板パネルを上下方向に積み重ねる際、薄板パネルの荷重伝達面積を十分に確保可能なモジュールおよび薄板パネルの積重ね方法を提供する。

解決手段

薄板パネルを下方から支持する支持部と、パネルの重さを上下方向に伝達する荷重伝達部と、パネルの水平方向の位置決めをする位置決め部とを有する、薄板パネルの積重ねに用いるモジュール10であって、荷重伝達部は、支持部から外方に延びる荷重伝達面を有し、荷重伝達面は、モジュールの上部に設けられた荷重受け面と、モジュールの下部に設けられた荷重解放面とを有し、位置決め部は、モジュールの下部に下方に突出する突出部70を有し、上方のモジュールの荷重解放面を下方のモジュールの荷重受け面に載置する形態で上方のモジュールを下方のモジュールに積み重ねる際、上方のモジュールの突出部の外側面を下方のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させる。

概要

背景

従来から、こわれやすい重い薄板パネル、たとえば太陽光パネルを上下方向に非接触式積み重ねた形態で、保管したり搬送するのに、そのためのモジュールが用いられてきた。
特許文献1および特許文献2は、その一例を開示する。

このモジュールは、薄板パネルを下方から支持するための支持面と、該支持面から外方に延びる形態で該支持面と連結され、薄板パネルの重さを上下方向に伝達する成形品部材とを有し、この成形品部材の上下部にそれぞれ、互いに嵌り合い可能な凹部あるいは凸部を有する。
このようなモジュールによれば、薄板パネルの四隅それぞれにモジュールをあてがい、薄板パネルをそれぞれの支持面に載置し、次いで、各隅において、新たなモジュールの成形品部材の下部の凹部をすでに配置されたモジュールの成形品部材の上部の凸部に嵌め込み、同様に次の薄板パネルを4つのモジュールにより支持することにより、薄板パネルを非接触の形態で上下方向に積み重ねることが可能である。

しかしながら、このようなモジュールには、以下のような技術的問題点が存する。
第1に、薄板パネルの重量を上下に伝達する荷重伝達機能を奏する成形品部材の上下部それぞれに、位置決め機能を奏する凹凸部を設けることに起因して、上下部に十分な荷重伝達面積を確保するのが困難である。そのため、各薄板パネルは、モジュールにより支持可能であるとしても、薄板パネルを上下に積み重ねるのに、各隅においてモジュールを積み重ねて柱状に形成する必要があるところ、上下に隣接するモジュール同士の荷重伝達面積が不十分なことから、柱状のモジュール自体が不安定であり、特に搬送中に、振動により柱が崩れ、積み重ねた薄板パネルの破損を引き起こしかねない。

第2に、複数の薄板パネルを効率的に、かつ安定的に上下方向に積み重ねることが困難な点である。
より詳細には、たとえば、積み重ねた薄板パネルをフォークリフトにより搬送するために、パレットの上面にモジュールを用いて薄板パネルを積み重ねる場合、パレットの上面に、その場で薄板パネルの四隅それぞれに相当する位置にモジュールを位置決めしないと、薄板パネルを積み重ねることができない。より具体的には、各薄板パネルを四隅それぞれにおいて、モジュールの支持面に載置し、下方から支持する形態を採用することから、予め各隅にモジュールの支持面を準備してからでないと、薄板パネルを支持することができない。この点で、複数の薄板パネルの四隅それぞれに対して、予めモジュールをあてがっておき、四隅にモジュールをあてがった状態の薄板パネルをパレットの上面において積み重ねていくことは困難である。敢えて、そのようにするとすれば、モジュールは薄板パネルの各隅部に固定されていないことから、各隅においてパレットの上面にすでに柱状に積み重ねられたモジュールに対して、薄板パネルごと4つのモジュールを同時に積み重ねる際、柱状のモジュールの安定性を損ね、場合により、柱状のモジュールをくずすことにもなりかねない。
特開2006−32978号公報
実開昭55−7790号公報

概要

モジュールにより複数の薄板パネルを上下方向に積み重ねる際、薄板パネルの荷重伝達面積を十分に確保可能なモジュールおよび薄板パネルの積重ね方法を提供する。薄板パネルを下方から支持する支持部と、パネルの重さを上下方向に伝達する荷重伝達部と、パネルの水平方向の位置決めをする位置決め部とを有する、薄板パネルの積重ねに用いるモジュール10であって、荷重伝達部は、支持部から外方に延びる荷重伝達面を有し、荷重伝達面は、モジュールの上部に設けられた荷重受け面と、モジュールの下部に設けられた荷重解放面とを有し、位置決め部は、モジュールの下部に下方に突出する突出部70を有し、上方のモジュールの荷重解放面を下方のモジュールの荷重受け面に載置する形態で上方のモジュールを下方のモジュールに積み重ねる際、上方のモジュールの突出部の外側面を下方のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させる。

目的

そこで、上記技術的問題点にかんがみ、本発明の目的は、モジュールにより複数の薄板パネルを支持して上下方向に積み重ねる際、薄板パネルの荷重の荷重伝達面積を十分に確保可能な薄板パネルの積重ねに用いるモジュールおよび薄板パネルの積重ね方法を提供することにある。
そこで、上記技術的問題点にかんがみ、本発明の目的は、複数の薄板パネルを上下方向に効率的かつ安定して積み重ねることが可能な薄板パネルの積重ねに用いるモジュールおよび薄板パネルの積重ね方法を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
3件

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請求項1

薄板パネルを下方から支持する支持部と、該支持部に連結され、薄板パネルの重さを上下方向に伝達する荷重伝達部と、薄板パネルの水平方向の位置決めをする位置決め部とを有する、薄板パネルの積重ねに用いるモジュールであって、前記荷重伝達部は、前記支持部から外方に延びる荷重伝達面を有し、前記荷重伝達面は、前記モジュールの上部に設けられた荷重受け面と、前記モジュールの下部に設けられた荷重解放面とを有し、前記位置決め部は、前記モジュールの下部に下方に突出する突出部を有し、上のモジュールの前記荷重解放面を下のモジュールの前記荷重受け面に載置する形態で上のモジュールを下のモジュールに積み重ねる際、上のモジュールの前記突出部の外側面を下のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させる、ことを特徴とする薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項2

前記支持部は、薄板パネルを挟み込み支持する挟み込み支持部であり、前記挟み込み支持部は、上板状体と、下板状体と、該上板状体と該下板状体とにより略コの字断面を形成するように、前記上板状体の外縁と前記下板状体の外縁とを連結する上下方向壁とを有し、コの字断面の開放部から薄板パネルを前記下板状体と前記上板状体との間に挿入して、挟み込み支持を行い、前記荷重伝達面は、前記上下方向壁の外表面から外方に形成される、請求項1に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項3

前記突出部は、前記荷重解放面に形成された第1段差部を有し、さらに、前記荷重受け面に形成され、該第1段差部と相補形状の第2段差部を有する、請求項1に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項4

前記第1段差部は、前記挟み込み支持部に対して近位側に設けられた下部水平面と、前記挟み込み支持部に対して遠位側に設けられた上部水平面と、前記下部水平面と前記上部水平面との間に介在し、前記上下方向壁の外表面から外方に上向きの第1傾斜面とを有し、前記第2段差部は、前記挟み込み支持部に対して近位側に設けられた下部水平面と、前記挟み込み支持部に対して遠位側に設けられた上部水平面と、前記下部水平面と前記上部水平面との間に介在し、前記上下方向壁の外表面から外方に上向きの第2傾斜面とを有し、積み重ねた状態の上下モジュールにおいて、下のモジュールの前記第1段差部の前記下部水平面、前記第1傾斜面および前記上部水平面が、上のモジュールの前記第2段差部の前記下部水平面、前記第2傾斜面および前記上部水平面に、それぞれ当接する請求項3に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項5

前記第1傾斜面の傾斜角度は、60度ないし75度である、請求項3に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項6

前記荷重伝達部は、前記上下方向壁の外表面に付設されたボックス構造を有し、該ボックス構造は、内部に上下方向に延びるリブを有し、その上面が、前記荷重受け面を形成し、その下面が、前記荷重解放面を形成する、請求項1ないし請求項5いずれか1項に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項7

前記上部水平面は、前記上板状体の上面と面一となるように設けられ、それにより前記上板状体の上面が荷重受け面を構成し、前記下部水平面は、前記下板状体の下面と面一となるように設けられ、それにより前記下板状体の下面が荷重解放面を構成する、請求項3に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項8

前記ボックス構造は、水平断面がL字形であり、前記荷重受け面において、前記上部水平面、前記第1傾斜面および前記下部水平面はそれぞれ、前記ボックス構造の一方の端面から他方の端面まで及び、前記荷重解放面において、前記上部水平面、前記第2傾斜面および前記下部水平面はそれぞれ、前記ボックス構造の一方の端面から他方の端面まで及ぶ、請求項6に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項9

前記突出部は、前記上板状体の内縁に対して当接可能な係止部を前記下板状体の内縁に有する、請求項2に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項10

前記係止部は、上板状体の内縁に対して内方から当接可能なように下板状体の内縁から下方に延びる内へりを有する、請求項9に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項11

前記荷重伝達面は、前記モジュールの上部に設けられた荷重受け水平面と、前記モジュールの下部に設けられた荷重解放水平面とを有する、請求項9または請求項10に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項12

前記薄板パネルは、矩形形状の太陽光パネルである、請求項1または請求項11のいずれか1項に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項13

前記モジュールは、樹脂製であり、一体成形される、請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の薄板パネルの積重ねに用いるモジュール。

請求項14

薄板パネルを下方から支持する支持部と、該支持部に連結され、薄板パネルの重さを上下方向に伝達する荷重伝達部と、下部に設けた下方に突出する突出部を用いて薄板パネルの水平方向の位置決めをする位置決め部とを有する、薄板パネルの積重ねに用いるモジュールを準備する段階と、複数の薄板パネルについて、各隅において、モジュールの前記支持部により下方から支持し、前記荷重伝達部を通じて薄板パネルの重さを上下方向に伝達しつつ、モジュールを上下方向に柱状に積み重ねる形態で、薄板パネルを順次積み重ねる段階とを有し、前記積み重ね段階は、各隅において、上方のモジュールの前記突出部の外側面を下方のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上の薄板パネルを下の薄板パネルに対して水平方向に位置決めする段階を有する、ことを特徴とする薄板パネルの積重ね方法。

請求項15

略コの字断面を有し、薄板パネルを挟み込み支持する挟み込み支持部と、該挟み込み支持部に連結され、薄板パネルの重さを上下方向に伝達する荷重伝達部と、下部に設けた下方に突出する突出部を用いて薄板パネルの水平方向の位置決めをする位置決め部とを有する、薄板パネルの積重ねに用いるモジュールを準備する段階と、積み重ね予定の複数の薄板パネルに対して併行して、それぞれの四隅の各々に、モジュールをあてがう段階と、四隅に対してモジュールをあてがった複数の薄板パネルについて、各隅において、前記荷重伝達部を通じて薄板パネルの重さを上下方向に伝達しつつ、モジュールを上下方向に柱状に積み重ねる形態で、薄板パネルを順次積み重ねる段階とを有し、前記あてがい段階は、コの字断面の開放部から薄板パネルを前記下板状体と前記上板状体との間に挿入して、挟み込み支持を行う段階を有し、前記積み重ね段階は、各隅において、上方のモジュールの前記突出部の外側面を下方のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上の薄板パネルを下の薄板パネルに対して水平方向に位置決めする段階を有する、ことを特徴とする薄板パネルの積重ね方法。

請求項16

前記挟み込み支持部は、上板状体と、下板状体と、該上板状体と該下板状体とにより略コの字断面を形成するように、前記上板状体の外縁と前記下板状体の外縁とを連結する上下方向壁とを有し、前記荷重伝達部は、前記上下方向壁の外表面から外方に形成された荷重伝達面を有し、前記荷重伝達面は、前記モジュールの上部に設けられた荷重受け面と、前記モジュールの下部に設けられた荷重解放面とを有し、前記突出部は、前記荷重解放面に形成された第1段差部を有し、さらに、前記荷重受け面に形成され、該第1段差部と相補形状の第2段差部を有し、前記積み重ね段階は、各隅部において、上方のモジュールの前記荷重解放面を下方のモジュールの前記荷重受け面に載置する形態で、上方のモジュールの前記第1段差部を下方のモジュールの前記第2段差部に対して内方から当接させることにより行う、請求項15に記載の薄板パネルの積重ね方法。

請求項17

前記挟み込み支持部は、上板状体と、下板状体と、該上板状体と該下板状体とにより略コの字断面を形成するように、前記上板状体の外縁と前記下板状体の外縁とを連結する上下方向壁とを有し、前記荷重伝達部は、前記上下方向壁の外表面から外方に形成された荷重伝達面を有し、前記荷重伝達面は、前記モジュールの上部に設けられた荷重受け面と、前記モジュールの下部に設けられた荷重解放面とを有し、前記突出部は、前記上板状体の内縁に対して当接可能な係止部を前記下板状体の内縁に有し、前記積み重ね段階は、各隅部において、上方のモジュールの前記荷重解放面を下方のモジュールの前記荷重受け面に載置する形態で、上方のモジュールの前記係止部を下方のモジュールの前記上板状体の内縁に対して内方から当接させることにより行う、請求項15に記載の薄板パネルの積重ね方法。

技術分野

0001

本発明は、薄板パネル積重ねに用いるモジュールおよび薄板パネルの積重ね方法に関し、より詳細には、モジュールにより複数の薄板パネルを支持して上下方向に積み重ねる際、薄板パネルの荷重荷重伝達面積を十分に確保可能な薄板パネルの積重ねに用いるモジュールおよびモジュールを利用した薄板パネルの積重ね方法、あるいは複数の薄板パネルを上下方向に効率的かつ安定して積み重ねることが可能な薄板パネルの積重ねに用いるモジュールおよびモジュールを利用した薄板パネルの積重ね方法に関する。

背景技術

0002

従来から、こわれやすい重い薄板パネル、たとえば太陽光パネルを上下方向に非接触式積み重ねた形態で、保管したり搬送するのに、そのためのモジュールが用いられてきた。
特許文献1および特許文献2は、その一例を開示する。

0003

このモジュールは、薄板パネルを下方から支持するための支持面と、該支持面から外方に延びる形態で該支持面と連結され、薄板パネルの重さを上下方向に伝達する成形品部材とを有し、この成形品部材の上下部にそれぞれ、互いに嵌り合い可能な凹部あるいは凸部を有する。
このようなモジュールによれば、薄板パネルの四隅それぞれにモジュールをあてがい、薄板パネルをそれぞれの支持面に載置し、次いで、各隅において、新たなモジュールの成形品部材の下部の凹部をすでに配置されたモジュールの成形品部材の上部の凸部に嵌め込み、同様に次の薄板パネルを4つのモジュールにより支持することにより、薄板パネルを非接触の形態で上下方向に積み重ねることが可能である。

0004

しかしながら、このようなモジュールには、以下のような技術的問題点が存する。
第1に、薄板パネルの重量を上下に伝達する荷重伝達機能を奏する成形品部材の上下部それぞれに、位置決め機能を奏する凹凸部を設けることに起因して、上下部に十分な荷重伝達面積を確保するのが困難である。そのため、各薄板パネルは、モジュールにより支持可能であるとしても、薄板パネルを上下に積み重ねるのに、各隅においてモジュールを積み重ねて柱状に形成する必要があるところ、上下に隣接するモジュール同士の荷重伝達面積が不十分なことから、柱状のモジュール自体が不安定であり、特に搬送中に、振動により柱が崩れ、積み重ねた薄板パネルの破損を引き起こしかねない。

0005

第2に、複数の薄板パネルを効率的に、かつ安定的に上下方向に積み重ねることが困難な点である。
より詳細には、たとえば、積み重ねた薄板パネルをフォークリフトにより搬送するために、パレットの上面にモジュールを用いて薄板パネルを積み重ねる場合、パレットの上面に、その場で薄板パネルの四隅それぞれに相当する位置にモジュールを位置決めしないと、薄板パネルを積み重ねることができない。より具体的には、各薄板パネルを四隅それぞれにおいて、モジュールの支持面に載置し、下方から支持する形態を採用することから、予め各隅にモジュールの支持面を準備してからでないと、薄板パネルを支持することができない。この点で、複数の薄板パネルの四隅それぞれに対して、予めモジュールをあてがっておき、四隅にモジュールをあてがった状態の薄板パネルをパレットの上面において積み重ねていくことは困難である。敢えて、そのようにするとすれば、モジュールは薄板パネルの各隅部に固定されていないことから、各隅においてパレットの上面にすでに柱状に積み重ねられたモジュールに対して、薄板パネルごと4つのモジュールを同時に積み重ねる際、柱状のモジュールの安定性を損ね、場合により、柱状のモジュールをくずすことにもなりかねない。
特開2006−32978号公報
実開昭55−7790号公報

発明が解決しようとする課題

0006

そこで、上記技術的問題点にかんがみ、本発明の目的は、モジュールにより複数の薄板パネルを支持して上下方向に積み重ねる際、薄板パネルの荷重の荷重伝達面積を十分に確保可能な薄板パネルの積重ねに用いるモジュールおよび薄板パネルの積重ね方法を提供することにある。
そこで、上記技術的問題点にかんがみ、本発明の目的は、複数の薄板パネルを上下方向に効率的かつ安定して積み重ねることが可能な薄板パネルの積重ねに用いるモジュールおよび薄板パネルの積重ね方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明に係る薄板パネルの積重ねに用いるモジュールは、
薄板パネルを下方から支持する支持部と、該支持部に連結され、薄板パネルの重さを上下方向に伝達する荷重伝達部と、薄板パネルの水平方向の位置決めをする位置決め部とを有する、薄板パネルの積重ねに用いるモジュールであって、
前記荷重伝達部は、前記支持部から外方に延びる荷重伝達面を有し、
前記荷重伝達面は、前記モジュールの上部に設けられた荷重受け面と、前記モジュールの下部に設けられた荷重解放面とを有し、
前記位置決め部は、前記モジュールの下部に下方に突出する突出部を有し、上のモジュールの前記荷重解放面を下のモジュールの前記荷重受け面に載置する形態で上のモジュールを下のモジュールに積み重ねる際、上のモジュールの前記突出部の外側面を下のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させる、構成としている。

0008

以上の構成を有する薄板パネルの積重ねに用いるモジュールによれば、複数の薄板パネルを積重ねる際、薄板パネルの外側において、薄板パネルを下方から支持するモジュールの上部の荷重受け面に、次のモジュールの下部の荷重解放面を載置し、次のモジュールにより薄板パネルを下方から支持することで、上下のモジュール間で荷重伝達が行われるとともに、上方のモジュールの下部において下方に突出する突出部の外側面を下方のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上のモジュールの下のモジュールに対する外方への相対移動規制される一方、モジュール間に薄板パネルが存在することで上のモジュールの下のモジュールに対する内方への相対移動が規制され、水平方向への位置決めがなされることから、従来のように、荷重伝達面を構成する荷重受け面上および荷重解放面上に凹凸の位置決め部を設けて、上のモジュールの下のモジュールに対する外方および内方、両方向への相対移動を規制することに起因して荷重伝達面積が減少することなしに、薄板パネルの荷重伝達面積を十分に確保することが可能である。

0009

また、前記支持部は、薄板パネルを挟み込み支持する挟み込み支持部であり、
前記挟み込み支持部は、上板状体と、下板状体と、該上板状体と該下板状体とにより略コの字断面を形成するように、前記上板状体の外縁と前記下板状体の外縁とを連結する上下方向壁とを有し、コの字断面の開放部から薄板パネルを前記下板状体と前記上板状体との間に挿入して、挟み込み支持を行い、
前記荷重伝達面は、前記上下方向壁の外表面から外方に形成されるのがよい。

0010

以上の構成を有する薄板パネルの積重ねに用いるモジュールによれば、挟み込み支持部のコの字断面の開放部から薄板パネルを下板状体と上板状体との間に挿入して、挟み込み支持を行い、モジュールにより挟み込み支持された下の薄板パネルに対して、モジュールにより挟み込み支持された上の薄板パネルを、下のモジュールの荷重受け面に対して上のモジュールの荷重解放面を載置することで、上下のモジュール間で荷重伝達が行われるとともに、上方のモジュールの下部において下方に突出する突出部の外側面を下方のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上のモジュールが下のモジュールに対して水平方向に位置決めされ、以て薄板パネルを効率的かつ安定的に上下方向に積み重ねることが可能である。

0011

また、前記突出部は、前記荷重解放面に形成された第1段差部を有し、
さらに、前記荷重受け面に形成され、該第1段差部と相補形状の第2段差部を有するのでもよい。
さらに、前記第1段差部は、前記挟み込み支持部に対して近位側に設けられた下部水平面と、前記挟み込み支持部に対して遠位側に設けられた上部水平面と、前記下部水平面と前記上部水平面との間に介在し、前記上下方向壁の外表面から外方に上向きの第1傾斜面とを有し、
前記第2段差部は、前記挟み込み支持部に対して近位側に設けられた下部水平面と、前記挟み込み支持部に対して遠位側に設けられた上部水平面と、前記下部水平面と前記上部水平面との間に介在し、前記上下方向壁の外表面から外方に上向きの第2傾斜面とを有し、
積み重ねた状態の上下モジュールにおいて、下のモジュールの前記第1段差部の前記下部水平面、前記第1傾斜面および前記上部水平面が、上のモジュールの前記第2段差部の前記下部水平面、前記第2傾斜面および前記上部水平面に、それぞれ当接するのでもよい。

0012

さらにまた、前記第1傾斜面の傾斜角度は、60度ないし75度であるのがよい。
加えて、前記荷重伝達部は、前記上下方向壁の外表面に付設されたボックス構造を有し、該ボックス構造は、内部に上下方向に延びるリブを有し、その上面が、前記荷重受け面を形成し、その下面が、前記荷重解放面を形成するのがよい。
さらに、前記上部水平面は、前記上板状体の上面と面一となるように設けられ、それにより前記上板状体の上面が荷重受け面を構成し、前記下部水平面は、前記下板状体の下面と面一となるように設けられ、それにより前記下板状体の下面が荷重解放面を構成するのでもよい。

0013

さらにまた、前記ボックス構造は、水平断面がL字形であり、前記荷重受け面において、前記上部水平面、前記第1傾斜面および前記下部水平面はそれぞれ、前記ボックス構造の一方の端面から他方の端面まで及び、前記荷重解放面において、前記上部水平面、前記第2傾斜面および前記下部水平面はそれぞれ、前記ボックス構造の一方の端面から他方の端面まで及ぶのでもよい。

0014

加えて、前記突出部は、前記上板状体の内縁に対して当接可能な係止部を前記下板状体の内縁に有するのでもよい。

0015

以上の構成を有する薄板パネルの積重ねに用いるモジュールによれば、挟み込み支持部のコの字断面の開放部から薄板パネルを下板状体と上板状体との間に挿入して、挟み込み支持を行い、モジュールにより挟み込み支持された下の薄板パネルに対して、モジュールにより挟み込み支持された上の薄板パネルを積み重ねる際、下のモジュールの荷重伝達面に対して上のモジュールの荷重伝達面を載置することで、上下のモジュール間で荷重伝達が行われるとともに、上のモジュールの下板状体の内縁に設けた係止部を、下のモジュールの上板状体の内縁に対して当接させることで、上のモジュールを下のモジュールに対して水平方向に位置決めし、以て薄板パネルを効率的かつ安定的に上下方向に積み重ねることが可能である。

0016

さらに、前記係止部は、上板状体の内縁に対して内方から当接可能なように下板状体の内縁から下方に延びる内へりを有するのがよい。
さらにまた、前記荷重伝達面は、前記モジュールの上部に設けられた荷重受け水平面と、前記モジュールの下部に設けられた荷重解放水平面とを有するのがよい。
加えて、前記薄板パネルは、矩形形状の太陽光パネルであってもよい。
さらに、前記モジュールは、樹脂製であり、一体成形されるのでもよい。

0017

上記課題を解決するために、本発明に係る薄板パネルの積重ね方法は、
薄板パネルを下方から支持する支持部と、該支持部に連結され、薄板パネルの重さを上下方向に伝達する荷重伝達部と、下部に設けた下方に突出する突出部を用いて薄板パネルの水平方向の位置決めをする位置決め部とを有する、薄板パネルの積重ねに用いるモジュールを準備する段階と、
複数の薄板パネルについて、各隅において、モジュールの前記支持部により下方から支持し、前記荷重伝達部を通じて薄板パネルの重さを上下方向に伝達しつつ、モジュールを上下方向に柱状に積み重ねる形態で、薄板パネルを順次積み重ねる段階とを有し、
前記積み重ね段階は、各隅において、上方のモジュールの前記突出部の外側面を下方のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上の薄板パネルを下の薄板パネルに対して水平方向に位置決めする段階を有する、構成としている。

0018

上記課題を解決するために、本発明に係る薄板パネルの積重ね方法は、
略コの字断面を有し、薄板パネルを挟み込み支持する挟み込み支持部と、該挟み込み支持部に連結され、薄板パネルの重さを上下方向に伝達する荷重伝達部と、下部に設けた下方に突出する突出部を用いて薄板パネルの水平方向の位置決めをする位置決め部とを有する、薄板パネルの積重ねに用いるモジュールを準備する段階と、
積み重ね予定の複数の薄板パネルに対して併行して、それぞれの四隅の各々に、モジュールをあてがう段階と、
四隅に対してモジュールをあてがった複数の薄板パネルについて、各隅において、前記荷重伝達部を通じて薄板パネルの重さを上下方向に伝達しつつ、モジュールを上下方向に柱状に積み重ねる形態で、薄板パネルを順次積み重ねる段階とを有し、
前記あてがい段階は、コの字断面の開放部から薄板パネルを前記下板状体と前記上板状体との間に挿入して、挟み込み支持を行う段階を有し、
前記積み重ね段階は、各隅において、上方のモジュールの前記突出部の外側面を下方のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上の薄板パネルを下の薄板パネルに対して水平方向に位置決めする段階を有する、構成としている。

0019

以上の構成を有する薄板パネルの積重ね方法によれば、積み重ね予定の複数の薄板パネルに対して併行して、四隅それぞれにモジュールをあてがっておき、四隅それぞれにモジュールをあてがった薄板パネルを、各隅において、モジュールを柱状に積み重ねる形態で、上方のモジュールの突出部の外側面を下方のモジュールの上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上方のモジュールの下方のモジュールに対する外方への水平移動が制限されるとともに、四隅それぞれにモジュールをあてがった薄板パネルを介して、上方のモジュールの下方のモジュールに対する内方への抜けが防止され、このように、上の薄板パネルを下の薄板パネルに対して水平方向に位置決めしつつ、薄板パネルを順次上下方向に積み重ねることが可能であり、これにより、たとえば、フォークリフトにより搬送可能なようにパレットの上面に薄板パネルを積み重ねるその場で、四隅それぞれにおいて、従来のように、下のモジュールに対して上のモジュールを積み重ね、そのうえで薄板パネルを上のモジュールに載置するように、薄板パネルごとに載置されるべきモジュールを1つずつ積み重ねることなしに、積み重ね予定の複数の薄板パネルそれぞれに対して併行してモジュールを予めあてがっておくことが可能であり、以て効率的かつ安定的に薄板パネルの積み重ねを行うことが可能である。

0020

さらに、前記挟み込み支持部は、上板状体と、下板状体と、該上板状体と該下板状体とにより略コの字断面を形成するように、前記上板状体の外縁と前記下板状体の外縁とを連結する上下方向壁とを有し、
前記荷重伝達部は、前記上下方向壁の外表面から外方に形成された荷重伝達面を有し、
前記荷重伝達面は、前記モジュールの上部に設けられた荷重受け面と、前記モジュールの下部に設けられた荷重解放面とを有し、
前記突出部は、前記荷重解放面に形成された第1段差部を有し、
さらに、前記荷重受け面に形成され、該第1段差部と相補形状の第2段差部を有し、
前記積み重ね段階は、各隅部において、上方のモジュールの前記荷重解放面を下方のモジュールの前記荷重受け面に載置する形態で、上方のモジュールの前記第1段差部を下方のモジュールの前記第2段差部に対して内方から当接させることにより行うのでもよい。

0021

さらにまた、前記挟み込み支持部は、上板状体と、下板状体と、該上板状体と該下板状体とにより略コの字断面を形成するように、前記上板状体の外縁と前記下板状体の外縁とを連結する上下方向壁とを有し、
前記荷重伝達部は、前記上下方向壁の外表面から外方に形成された荷重伝達面を有し、
前記荷重伝達面は、前記モジュールの上部に設けられた荷重受け面と、前記モジュールの下部に設けられた荷重解放面とを有し、
前記突出部は、前記上板状体の内縁に対して当接可能な係止部を前記下板状体の内縁に有し、
前記積み重ね段階は、各隅部において、上方のモジュールの前記荷重解放面を下方のモジュールの前記荷重受け面に載置する形態で、上方のモジュールの前記係止部を下方のモジュールの前記上板状体の内縁に対して内方から当接させることにより行うのでもよい。

発明を実施するための最良の形態

0022

本発明に係るモジュール10の第1実施形態を、積み重ねる薄板パネルとして矩形形状の太陽光パネルPを例に、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
太陽光パネルPは、セル直列接続し、樹脂や強化ガラス金属枠で保護した薄板状をなし、より具体的には、ガラス層プラスチック層、あるいはガラス層とガラス層との間にシリコンからなるセルが埋め込まれた積層構造であり、厚みが数ミリ、面積数平方メートル、重量が10ないし30Kgに及ぶことから、精密でこわれやすい構造体である。

0023

本実施形態においては、太陽光パネルPの四隅それぞれを薄板パネルの積重ねに用いるモジュール10により直接支持する場合を説明する。
モジュール10は、太陽光パネルPを挟み込み支持する挟み込み支持部と、挟み込み支持部に連結され、太陽光パネルPの重さを上下方向に伝達する荷重伝達部と、太陽光パネルPの水平方向の位置決めをする位置決め部とを有する。

0024

図1ないし図5に示すように、モジュール10は、中心線X−X(図3参照)に関して線対称の形状を有し、挟み込み支持部は、互いに平行に上下方向に間隔を隔てて連結された、上板状体12と下板状体14とからなる一対の板状体16と、上板状体12と下板状体14とを連結する上下方向壁18とを有し、荷重伝達部は、上下方向壁18の外表面20に付設されたボックス構造22を有し、モジュール10は、樹脂製であり、これらが一体成形され、後に詳細に説明するように、太陽光パネルPの四隅それぞれにモジュール10をあてがい、太陽光パネルPを挟み込み支持したうえで、それぞれのモジュール10に次のモジュール10を載置して、次の太陽光パネルPを支持し、これを繰り返すことにより、太陽光パネルPを上下方向に積み重ねるようにしている。
この意味において、太陽光パネルPの重さは、各隅において、柱状に積み重ねられるモジュール10を通じて伝達され、最下段のモジュール10には、積み重ねた枚数分の太陽光パネルPの重さが負荷される。

0025

モジュール10の樹脂材料は、熱可塑性樹脂であり、ポリエチレンポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、または非晶性樹脂などで、より具体的にはエチレンプロピレンブテンイソプレンペンテンメチルペンテン等のオレフィン類単独重合体あるいは共重合体であるポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン)であり、モジュール10の構造が比較的複雑であることから、特に射出成形による一体成形に適している。

0026

一対の板状体16を構成する上板状体12および下板状体14はそれぞれ、L字形状を有し、上板状体12と下板状体14とにより、特に図1に明瞭に示すように、略コの字断面を形成するように、上板状体12の外縁31と下板状体14の外縁33とを連結するように上下方向壁18が設けられる。
これにより、一対の板状体16が太陽光パネルPを挟み込み支持する挟み込み支持部を構成し、コの字断面の開放部から太陽光パネルPを上板状体12と下板状体14との間に挿入して、挟み込み支持するようにしている。
よって、上板状体12の下面と下板状体14の上面との間の間隔、および上板状体12および下板状体14それぞれの面積は、太陽光パネルPを挟み込み支持可能なように決定すればよい。このように、モジュール10により太陽光パネルPを挟み込み支持することにより、モジュール10が太陽光パネルPに固定され、後に説明するように、太陽光パネルPの四隅にモジュール10をあてがった状態で、太陽光パネルPを移動することが可能である。

0027

図1および図2に示すように、上板状体12および下板状体14それぞれには、補強リブ41、43が設けられ、特に太陽光パネルPを挟み込み支持する際、下板状体14には
太陽光パネルPの重さが負荷されることから、下板状体14を下方から支持するようにしている。
より詳細には、図1に示すように、上板状体12の上側および下側それぞれに、上下方向壁18の外表面20と上板状体12とを跨ぐ形態で連結する複数の補強リブ41が適宜の間隔を隔てて設けられ、一方図2に示すように、下板状体14の上側および下側それぞれに、上下方向壁18の外表面20と下板状体14とを跨ぐ形態で連結する複数の補強リブ43が適宜の間隔を隔てて設けられる。補強リブ41、43の設置数および間隔は、積み重ね対象の太陽光パネルPの重さに応じて定めればよい。
なお、上板状体12および下板状体14それぞれをL字形でなく、矩形状とし、太陽光パネルPの四隅でなく、太陽光パネルPの各辺の中間部にあてがってもよく、場合により、L字形のモジュール10を用いて太陽光パネルPの四隅にあてがったうえで、矩形状のモジュール10を用いて各辺の中間部にあてがってもよく、さらに四隅の一部と、各辺の中間部の一部とを併用してもよい。

0028

図2に示すように、上下方向壁18の外表面20には、内部にリブ36を有する水平断面L字形のボックス構造22が設けられ、上下方向壁18の外表面20から外方に形成された荷重伝達面を備えた荷重伝達部を構成する。
より詳細には、ボックス構造22の上面37および下面39は、互いに平行であり、太陽光パネルPを積み重ねる際、上面37は、上のモジュール10からの荷重受け面74を形成する一方、下面39は、下のモジュール10への荷重解放面72を形成する。
なお、図1に示すように、上面37には、蓋をし、図2に示すように、下面39は開放している。

0029

位置決め部は、モジュール10の下部に下方に突出する突出部70を有し、上方のモジュール10の荷重解放面72を下方のモジュール10の荷重受け面74に載置する形態で上方のモジュール10を下方のモジュール10に積み重ねる際、上方のモジュール10の突出部70の外側面を下方のモジュール10の上部の内側面に対して内方から当接させる。
より詳細には、突出部70は、荷重解放面72に形成された第2段差部80を有し、さらに、荷重受け面74に形成され、第2段差部80と相補形状の第1段差部78を有する。

0030

図1に示すように、第1段差部78は、挟み込み支持部に対して近位側に設けられた下部水平面82と、挟み込み支持部に対して遠位側に設けられた上部水平面84と、下部水平面82と上部水平面84との間に介在し、上下方向壁の外表面から外方に上向きの第1傾斜面86とを有する。

0031

図2に示すように、一方、第2段差部80は、挟み込み支持部に対して近位側に設けられた下部水平面88と、挟み込み支持部に対して遠位側に設けられた上部水平面90と、下部水平面88と上部水平面90との間に介在し、上下方向壁の外表面から外方に上向きの第2傾斜面92とを有する。
これにより、積み重ねた状態の上下に隣接するモジュール10間において、下のモジュール10の第1段差部78の下部水平面82、第1傾斜面86および上部水平面84が、上のモジュール10の第2段差部80の下部水平面88、第2傾斜面92および上部水平面90に、それぞれ当接するようにして、ボックス構造22の上面37全体が荷重受け面を構成する一方、ボックス構造22の下面39全体が荷重解放面を構成するようにしている。
なお、ボックス構造22の上面37に対して、上板状体12は下方に位置し、上板状体12の上面自体は、荷重受け面を構成せず、一方ボックス構造22の下面39に対して、下板状体12は上方に位置し、下板状体12の下面自体は、荷重解放面を構成するようにしていない。

0032

荷重受け面74において、上部水平面84、第1傾斜面86および下部水平面82はそれぞれ、ボックス構造の一方の端面94から他方の端面95まで及び、荷重解放面72において、同様に、上部水平面90、第2傾斜面92および下部水平面88はそれぞれ、ボックス構造の一方の端面94から他方の端面95まで及ぶ。ボックス構造22の端面94、端面95は、上下方向壁18の側縁に対して面一となるように配置される。

0033

以上の構成により、図6に示すように、上方のモジュール10の荷重解放面を下方のモジュール10の荷重受け面に載置する形態で上方のモジュールを下方のモジュールに積み重ねる際、上方のモジュール10の第2傾斜面92が下方のモジュール10の第1傾斜面86に内方から当接することにより、上方のモジュール10の下方のモジュール10に対する外方への水平移動が規制されるとともに、太陽光パネルPの四隅それぞれにモジュール10が配置されていることから、太陽光パネルPを通じて上方のモジュール10の内側への抜け、すなわち上方のモジュール10の下方のモジュール10に対する内方への水平移動も規制されるようにしている。
特に、上板状体12および下板状体14がいずれも、上述のように、L字形に形成されることから、それに対応して、水平面上の直交する2方向の規制が可能であり、より具体的には、上のモジュール10の下のモジュール10に対する直交する2方向の内方への規制がなされ、一方上のモジュール10の下のモジュール10に対する直交する2方向の外方への規制がなされる。

0034

リブ36は、複数枚設けられ、それぞれボックス構造22の端面94、95と平行に上下方向に延びるように設けられる。
ボックス構造22自体は、荷重伝達部を構成し、強度が要求されることから、上下面37、39の面積、およびボックス構造22内のリブ36の厚み、枚数等は、このような観点から定めればよい。

0035

変形例として、ボックス構造22の上面37の下部水平面82を上板状体12の上面と面一となるように設け、それにより上板状体12の上面も荷重受け面74を構成するとともに、ボックス構造22の下面39の下部水平面88を下板状体14の下面と面一となるように設け、それにより下板状体14の下面も荷重解放面72を構成するようにしてもよい。
なお、太陽光パネルPのコの字断面の開放部からの挿入を円滑にするために、下板状体14の上面の内縁の両端部近傍に、ボックス構造22に向かって下方に傾斜するスロープ(図示せず)を設けてもよい。

0036

後に説明するように、このようなモジュール10を利用して、複数の太陽光パネルPを上下方向に積み重ねる際、各太陽光パネルPの四隅それぞれをモジュール10により、予め併行して挟み込み支持しておき、四隅それぞれにモジュール10をあてがった各太陽光パネルPを用いて、たとえばパレットの上面において積み重ねることが容易となるように、第1傾斜面86の傾斜角度(図1においてα)は、60度ないし75度であるのが好ましい。60度より小さいと、積み重ねは容易となるが、上のモジュールの下のモジュールに対する水平方向の位置決め機能が低下となり、75度より大きいと、水平方向の位置決め機能は向上するが、その分積み重ねが困難となる。

0037

以上の構成を有するモジュール10の作用について、モジュール10を用いて太陽光パネルPを上下方向に積み重ねる方法の説明を通じて、以下に説明する。
複数の太陽光パネルPを上下方向に積み重ねて、フォークリフトにより搬送するために、パレットの上面に太陽光パネルPを上下方向に積み重ねる場合を例に説明する。
まず、積み重ね予定の複数の太陽光パネルPに対して、それぞれの四隅の各々に、モジュール10を併行してあてがう。より詳細には、モジュール10のコの字断面の開放部から太陽光パネルPを下板状板14と上板状板12との間に挿入して、太陽光パネルPを挟み込んで、モジュール10を太陽光パネルPに固定する。

0038

このような工程を各太陽光パネルPに対して併行して行い、モジュール10を四隅にあてがった状態の太陽光パネルPを準備しておくことにより、パレットの上面において、太陽光パネルPの四隅にモジュール10をあてがう工程を省略することにより、効率的な太陽光パネルPの積み重ねが可能である。

0039

次いで、四隅に対してモジュール10をあてがった複数の太陽光パネルPについて、各隅において、モジュール10を柱状に積み重ねる形態で、複数の太陽光パネルPを順次積み重ねる。より詳細には、各隅において、次のモジュール10の第1段差部を最上部のモジュール10の第2段差部に内方から当接させる形態で、パレットの上面に載置した最上部のモジュール10のボックス構造22の上面37に、次のモジュール10のボックス構造22の下面39を載置することにより、次のモジュール10の下部水平面、第1傾斜面および上部水平面がそれぞれ、最上部のモジュール10の下部水平面、第2傾斜面および上部水平面に当接し、次のモジュール10のボックス構造22の下面39から最上部のモジュール10のボックス構造22の上面37に対して荷重が伝達される態様で、各隅部においてモジュール10を積み重ねる。

0040

このとき、太陽光パネルPを最上部の太陽光パネルPに積み重ねる際、太陽光パネルPの四隅それぞれにあてがった4つのモジュール10を対応する最上部のモジュール10に対して同時に位置決めすることになるが、傾斜面の角度を適宜に設定することにより、このような作業を容易に行うことが可能である。

0041

以上の作業を繰り返すことにより、図7に示すように、複数の太陽光パネルPの四隅それぞれにおいて、複数のモジュール10が柱状に積み重ねられることにより、複数の太陽光パネルPを上下方向に積み重ねることが可能である。このとき、上下方向に隣接するモジュール間において、上方のモジュール10の第1段差部が下方のモジュール10の第2段差部に内方から当接することにより、上方のモジュール10の下方のモジュール10に対する外方への水平移動が抑制され、特に第1段差部および第2段差部がL字形であることから、互いに直交する方向への水平移動が抑制されるとともに、上方のモジュール10の下方のモジュール10に対する内側への抜けは、各太陽光パネルPの四隅それぞれにモジュール10があてがわれ、柱状に積み重ねられていることから有効に防止され、内方への水平移動も抑制され、上のモジュール10を下のモジュール10に対して水平方向に位置決めし、以て太陽光パネルPを効率的かつ安定的に上下方向に積み重ねることが可能である。

0042

次いで、たとえばフォークリフトにより、複数の太陽光パネルPが上下方向に積み重ねられた状態で最下段のパレットごと搬送し、積み重ねた状態で太陽光パネルPを所定の場所に保管することが可能である。
なお、保管場所で、積み重ねた太陽光パネルPを荷解きする場合には、積み重ねる場合と逆の手順で行うことにより、効率的に荷解きが可能である。より詳細には、四隅にモジュール10があてがわれた状態で、太陽光パネルPをパレットから荷解きし、別の場所で、複数の太陽光パネルPからモジュール10を併行して、取り外せばよい。

0043

以上の構成を有する薄板パネルの積重ねに用いるモジュール10によれば、複数の薄板パネルを積重ねる際、薄板パネルの外側において、薄板パネルを下方から支持するモジュール10の上部の荷重受け面74に、次のモジュール10の下部の荷重解放面72を載置し、次のモジュール10により薄板パネルを下方から支持することで、上下のモジュール10間で荷重伝達が行われるとともに、上方のモジュール10の下部において下方に突出する突出部70の外側面76を下方のモジュール10の上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上のモジュール10の下のモジュール10に対する外方への相対移動が規制される一方、モジュール10間に薄板パネルが存在することで上のモジュール10の下のモジュール10に対する内方への相対移動が規制され、水平方向への位置決めがなされることから、従来のように、荷重伝達面を構成する荷重受け面74上および荷重解放面72上に凹凸の位置決め部を設けて、上のモジュール10の下のモジュール10に対する外方および内方、両方向への相対移動を規制することに起因して荷重伝達面積が減少することなしに、薄板パネルの荷重伝達面積を十分に確保することが可能である。

0044

特に、挟み込み支持部のコの字断面の開放部から薄板パネルを下板状体と上板状体との間に挿入して、挟み込み支持を行い、モジュール10により挟み込み支持された下の薄板パネルに対して、モジュール10により挟み込み支持された上の薄板パネルを、下のモジュール10の荷重受け面74に対して上のモジュール10の荷重解放面72を載置することで、上下のモジュール10間で荷重伝達が行われるとともに、上方のモジュール10の下部において下方に突出する突出部70の外側面76を下方のモジュール10の上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上のモジュール10が下のモジュール10に対して水平方向に位置決めされ、以て薄板パネルを効率的かつ安定的に上下方向に積み重ねることが可能である。

0045

以上の構成を有する薄板パネルの積重ね方法によれば、積み重ね予定の複数の薄板パネルに対して併行して、四隅それぞれにモジュール10をあてがっておき、四隅それぞれにモジュール10をあてがった薄板パネルを、各隅において、モジュール10を柱状に積み重ねる形態で、上方のモジュール10の突出部70の外側面76を下方のモジュール10の上部の内側面に対して内方から当接させることにより、上方のモジュール10の下方のモジュール10に対する外方への水平移動が制限されるとともに、四隅それぞれにモジュール10をあてがった薄板パネルを介して、上方のモジュール10の下方のモジュール10に対する内方への抜けが防止され、このように、上の薄板パネルを下の薄板パネルに対して水平方向に位置決めしつつ、薄板パネルを順次上下方向に積み重ねることが可能であり、これにより、たとえば、フォークリフトにより搬送可能なようにパレットの上面に薄板パネルを積み重ねるその場で、四隅それぞれにおいて、従来のように、下のモジュール10に対して上のモジュール10を積み重ね、そのうえで薄板パネルを上のモジュール10に載置するように、薄板パネルごとに載置されるべきモジュール10を1つずつ積み重ねることなしに、積み重ね予定の複数の薄板パネルそれぞれに対して併行してモジュール10を予めあてがっておくことが可能であり、以て効率的かつ安定的に薄板パネルの積み重ねを行うことが可能である。

0046

以下に、本発明の第2実施形態を詳細に説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様な構成要素には、同様な参照番号を付することにより、その説明は省略し、本実施形態の特徴について、詳細に説明する。

0047

本実施形態に係るモジュール10の特徴は、薄板パネルPの水平方向の位置決めの態様に特徴があり、それに起因して、モジュール10の構造、特にモジュール10の下部に下方に突出する突出部70が第1実施形態と異なる。
より詳細には、本実施形態においても、薄板パネルPの四隅をそれぞれ、上板状体12と下板状体14とにより挟み込み支持する点では第1実施形態と共通であるが、図8に示すように、突出部70は、上板状体12の内縁87に対して当接可能な係止部を下板状体14の内縁89に有する。係止部は、上板状体12の内縁87に対して内方から当接可能なように下板状体14の内縁89から下方に延びる内へり97を有する。
内へり97は、下板状体14の内縁89の全体に及び、下方への突出量は、上板状体12の内縁87に対して当接可能なように定めればよい。

0048

これにより、薄板パネルPの四隅それぞれにおいて、上方のモジュール10を下方のモジュール10に載置する際、上方のモジュール10の下板状体14の内へり97が下方のモジュール10の上板状体12の内縁87に当接することにより、上方のモジュール10の下方のモジュール10に対する外方への相対移動が抑制されるとともに、薄板パネルPの四隅それぞれにモジュール10が配置されていることから、薄板パネルPを通じて上方のモジュール10の下方のモジュール10に対する内方への相対移動が抑制され、上方のモジュール10の内側への抜けも防止されるようにしている。

0049

一方、荷重伝達面は、ボックス構造22の上下面37、39が構成する点では、第1実施形態と共通であるが、モジュール10の上部に設けられた荷重受け水平面96と、モジュール10の下部に設けられた荷重解放水平面98とを有し、第1実施形態と異なり、図9に示すように、下板状体14の下面は、ボックス構造22の下面39と面一とされ、下板状体14の下面も荷重受け水平面96を構成するとともに、上板状体12の上面は、ボックス構造22の上面37と面一とされ、上板状体12の上面も荷重解放水平面98を構成する。この点において、本実施形態は、荷重受け面74および荷重解放面72の荷重伝達面が第1実施形態に比べて広く確保可能であることから、重量の重い薄板パネルに好適である。

0050

以上のモジュール10を用いて、薄板パネルPを積み重ねる方法は、モジュール10により薄板パネルPの四隅それぞれを挟み込み支持し、しかも、薄板パネルPを積み重ねる前に、積み重ねるべき複数の薄板パネルPそれぞれに対してこのような挟み込み支持を併行して行っておく点では、第1実施形態と共通であるが、以下の点で、第1実施形態と異なる。

0051

すなわち、積み重ね段階は、各隅部において、上方のモジュール10の荷重解放面72を下方のモジュール10の荷重受け面74に載置する形態で、上方のモジュール10の係止部である内へり97を下方のモジュール10の上板状体12の内縁87に対して内方から当接させることにより行う。
以上の作業を繰り返すことにより、図9に示すように、複数の薄板パネルPの四隅それぞれにおいて、複数のモジュール10が柱状に積み重ねられることにより、複数の薄板パネルPを非接触形式で上下方向に積み重ねることが可能である。
次いで、たとえばフォークリフトにより、複数の薄板パネルPが上下方向に積み重ねられた状態で最下段のパネルごと搬送し、パネルごと所定の場所に保管することが可能である。この場合、上下方向に隣接する上下モジュール10間において、板状体16およびボックス構造22による十分な荷重支持面積により上モジュール10が下モジュール10により安定して支持されるとともに、内へり97を通じて上モジュール10の下モジュール10に対する外方への水平移動が抑制されるとともに、薄板パネルPの四隅それぞれにモジュール10が配置されていることから、薄板パネルPを通じて上方のモジュール10の下方のモジュール10に対する内方への相対移動が抑制されることから、特に搬送の際に、多少の振動が生じても、柱状に積み重ねられたモジュール10、かくしてこれらのモジュール10により支持される薄板パネルPを安定して搬送することが可能である。

0052

以下に、本発明の第3実施形態を詳細に説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様な構成要素には、同様な参照番号を付することにより、その説明は省略し、本実施形態の特徴について、詳細に説明する。

0053

本実施形態に係るモジュール10の特徴は、薄板パネルPの支持の態様にあり、それに起因して、モジュール10の構造、特に支持部が第1実施形態と異なる。
より詳細には、第1実施形態においては、モジュール10が薄板パネルPを挟み込み支持するために、挟み込み支持部として、互いに平行に上下方向に間隔を隔てて連結された、上板状体12と下板状体14とからなる一対の板状体16と、上板状体12と下板状体14とを連結する上下方向壁18とを有していたが、本実施形態においては、モジュール10は、薄板パネルPを下方から支持するために、薄板パネルPを載置する支持板99を有するに過ぎない。

0054

図10および図11に示すように、支持板99は、第1実施形態における下板状体14と略同様な形状であり、L字状をなし、支持板99の下面には、支持板99が薄板パネルPの重さを支持することから、上下方向壁18の外表面20と下板状体14とを跨ぐ形態で連結する複数の補強リブ(図示せず)が適宜の間隔を隔てて設けられる。補強リブ43の設置数および間隔は、積み重ね対象の太陽光パネルPの重さに応じて定めればよい。
モジュールの位置決め部および荷重伝達部は、第1実施形態と同様であり、このような支持板99を含め、一体成形品である点も第1実施形態と同様である。

0055

このような態様のモジュール10は、特に太陽光パネルPの外周縁金属枠体Fに嵌め込み、この金属枠体Fの四隅それぞれを対応するモジュール10の支持板99の上面に載置して用いるのに適している。たとえば、モジュール10を利用した太陽光パネルPの積み重ねた状態での保管期間が比較的長い一方、搬送中の振動等に起因する太陽光パネルPの上下方向の撓み変形量が比較的小さい場合には、特に適する。より具体的には、第1実施形態における太陽光パネルPの支持形態と比較して、本実施形態においては太陽光パネルPの四隅それぞれを自由端として支持することになり、その分、太陽光パネルPの上下方向の撓み変形量は大きくなりがちであるが、それを外周縁に嵌め込む金属枠体Fにより補い、太陽光パネルPを金属枠体Fを介してモジュール10により間接的に支持することで、長期間保管するのに適している。

0056

本実施形態によれば、第1実施形態と異なり、太陽光パネルPを単に支持板99に載置するだけであるので、種々の大きさ(厚み)の太陽光パネルPに対応することが可能であり、同じモジュール10を用いながら、厚みの異なる太陽光パネルPが混在した複数の太陽光パネルPを積み重ねることも可能である。
また、本実施形態によれば、第1実施形態と異なり、このモジュール10を利用して太陽光パネルPを積み重ねる際、予め現場、たとえばパレット上に、太陽光パネルPの四隅それぞれに相当する位置にモジュール10を位置決めし、位置決めされたモジュール10の支持板99に太陽光パネルPを載置することから、積み重ねるべき複数の太陽光パネルPそれぞれに併行して、各四隅に予めモジュール10をあてがっておき、パレット上にモジュール10のあてがわれた各太陽光パネルPを持ち込んで、モジュール10上に対応するモジュール10を載置する態様で、次々に太陽光パネルPを積み重ねることはできない。
しかしながら、逆に、第1実施形態においては、次の太陽光パネルPを既に積み重ねられた太陽光パネルPの上に積み重ねる際、各四隅において、次の太陽光パネルPの予めあてがったモジュール10を対応するモジュール10に対して一度に位置決めする関係から、位置決めに熟練を要するが、本実施形態においては、次の太陽光パネルPを、各四隅において、予め位置決めされたモジュール10の支持板99に載置するだけであるので、太陽光パネルPの積み重ね作業自体は容易となる。

0057

以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内において、当業者であれば、種々の修正あるいは変更が可能である。
たとえば、第1実施形態ないし第3実施形態に関し、第1実施形態および第2実施形態においては、太陽光パネルPをモジュール10により支持するのに、太陽光パネルPを直接挟み込み支持したが、それに限定されることなく、挟み込み支持はモジュールに載置する下方からの支持に比べ、強固な支持である点において、太陽光パネルPを直接支持するのに好適であるが、太陽光パネルPの重量、搬送態様に応じて、太陽光パネルPの外周縁を金属枠体Fに嵌め込み、この金属枠体Fの四隅それぞれをモジュール10により間接的に挟み込み支持してもよく、一方、第3実施形態においては、太陽光パネルPをモジュール10により支持するのに、太陽光パネルPの外周縁を金属枠体Fに嵌め込み、この金属枠体Fの四隅それぞれをモジュール10に載置する態様で下方から支持したが、それに限定されることなく、たとえば、太陽光パネルPの重量が比較的軽く、搬送中の揺れが小さい反面、保管スペース、特に高さの制限がある場合には、金属枠体なしの太陽光パネルPを直接下方から支持してもよい。

0058

さらに、本実施形態においては、複数の太陽光パネルPを上下方向に積み重ねるのに、同じモジュール10を用いて、複数の太陽光パネルPの四隅それぞれにおいて柱状に積み重ねたが、それに限定されることなく、下層のモジュール10ほど支持する太陽光パネルPの枚数が多いことから、その分強度が要求されるので、外形は同一だが肉厚の異なるモジュール10を準備し、下層のモジュール10ほど肉厚の厚いモジュール10を採用してもよい。

図面の簡単な説明

0059

本発明の第1実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10の斜め上方からの全体斜視図である。
本発明の第1実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10の斜め下方からの全体斜視図である。
本発明の第1実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10の平面図である。
本発明の第1実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10の底面図である。
図3の線B−Bに沿う断面図である。
本発明の第1実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10を積み重ねた状態を示す部分概略図である。
本発明の第1実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10を用いて、太陽光パネルPをパレットの上に積み重ね終わった状態を示す全体斜視図である。
本発明の第2実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10の図1と同様な図である。
本発明の第2実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10を積み重ねた状態を示す部分概略図である。
本発明の第3実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10の図1と同様な図である。
本発明の第3実施形態に係る太陽光パネルPの積み重ねに用いるモジュール10を積み重ねた状態を示す部分概略図である。

0060

P太陽光パネル
PCパレット
F金属枠体
α傾斜角度
10モジュール
12上板状体
14下板状体
16板状体
18上下方向壁
20外表面
22ボックス構造
26 上面
28 下面
36リブ
37 上面
39 下面
41補強リブ
43 補強リブ
45内縁
49下縁
70 突出部
78 第1段差部
80 第2段差部
82下部水平面
84上部水平面
86 第1傾斜面
87 内縁
88 下部水平面
90 上部水平面
92 第2傾斜面
94 端面
95 端面
96荷重受け水平面
97 内へり
98荷重解放水平面
99 支持板

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