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技術 燃焼装置

出願人 株式会社相愛
発明者 永野敬典猪野真吾
出願日 2010年10月6日 (9年6ヶ月経過) 出願番号 2010-227072
公開日 2012年4月26日 (8年0ヶ月経過) 公開番号 2012-082974
状態 特許登録済
技術分野 他に分類されない燃焼
主要キーワード 多重筒構造 多重筒 非常時運転 前後区間 加工燃料 燃焼気 運搬状態 強制導入
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

一次燃焼から二次燃焼に向かう自然な燃焼気流を発生させ、より燃焼効率に優れた燃焼装置を提供する。

解決手段

燃焼材貯留されて一次燃焼を行う一次燃焼室41と、一次燃焼室41に連通して二次燃焼を行う二次燃焼室4Cとを具備してなる燃焼装置であって、二次燃焼室4C内に、空気を吹き入れる吹き入れノズル43が配置され、この吹き入れノズル43から二次燃焼室4C内に新鮮空気を吹き入れることで燃焼処理を行うものとしている。

概要

背景

集成燃料である木質ペレットエネルギー密度が高く、品質燃焼性)が比較的安定しており、輸送貯蔵過程での取扱性に優れるものの、木質粉体燃料と比較すると、着火性燃焼時の制御応答性にやや劣る部分がある。

一方前記木質粉体燃料は、輸送、貯蔵過程でのハンドリング性に劣り、輸送・貯蔵中の吸湿や温度低下によって初期燃焼性が大きく変わってしまうなど、取り扱いが困難であった。

また上記のような集成燃料や粉体燃料を扱う場合、燃焼時に引火方向が不安定であると逆火が生じてしまい、非常に危険であることから、安全性の確保が必要となる。

概要

一次燃焼から二次燃焼に向かう自然な燃焼気流を発生させ、より燃焼効率に優れた燃焼装置を提供する。燃焼材貯留されて一次燃焼を行う一次燃焼室41と、一次燃焼室41に連通して二次燃焼を行う二次燃焼室4Cとを具備してなる燃焼装置であって、二次燃焼室4C内に、空気を吹き入れる吹き入れノズル43が配置され、この吹き入れノズル43から二次燃焼室4C内に新鮮空気を吹き入れることで燃焼処理を行うものとしている。

目的

本発明では、輸送、貯蔵過程におけるハンドリング性や安全性を確保しながら、より初期燃焼性、燃焼の制御性に優れ、燃料の輸送、貯蔵、燃焼までの一連の工程をトータル高効率化することのできる燃焼装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

固形に加工された燃焼燃料を第一燃料とし、投入口(1)から投入された第一燃料を粉砕する粉砕部(2)と、粉砕部(2)に連通し、粉砕部(2)で粉砕した第一燃料を、第一燃料の燃焼に必要な一次空気と共に送り込むキャブレター部(3)と、キャブレター部(3)を介して前記粉砕部(2)に接続され、粉砕した第一燃料および一次空気を内部に取り込んで燃焼させる炉室を有した燃焼炉部(4)とを具備してなることを特徴とする燃焼装置

請求項2

燃焼炉部(4)は、略円柱形状の炉室が、炉室を前端から後方の中間位置まで筒状に仕切仕切り板(4A)によって仕切られ、炉室の前部であってこの仕切り板(4A)よりも内側に取り付けられたノズル部(6)から前記略円柱形状の軸方向にバーナー噴出を行うものであり、炉室内は、前記仕切り板(4A)によって仕切られた炉室の外周部に亘る一次燃焼室(41)と、前記仕切り板(4A)の後端よりも後方であって炉室の後部に亘る二次燃焼室(41C)と、前記仕切り板(4A)によって仕切られた炉室の内周部に亘る燃焼路(42)とに区画され、前記一次燃焼室(41)と燃焼路(42)とは仕切り板(4A)後方の二次燃焼室(41C)を介して連通し、前記燃焼路(42)は炉室前方のノズル部(6)内に連通してなる請求項1記載の燃焼装置。

請求項3

燃焼炉部(4)の外部に接続されて炉室の一次燃焼室(41)内又は二次燃焼室(4C)内に燃焼気を供給する燃焼気供給装置を具備してなる請求項2記載の燃焼装置。

請求項4

第一燃焼室(41)及び第二燃焼室(4C)では、それぞれ炉室内に渦回転の燃焼気流が発生しており、前記燃焼気供給装置は、外部からの新鮮空気を、炉室内の前記燃焼気流の方向に沿った順方向へ流入させることで、炉室内の燃焼気流を加速させる請求項3記載の燃焼装置。

請求項5

前記一次燃焼室(41)と二次燃焼室(41C)の間の連通区間、或いは前記二次燃焼室(41C)と燃焼路(42)との間の連通区間の少なくともいずれかに、当該区間前後区間よりも断面積を小さく設定した絞り部(4o)が設けられる請求項2、3又は4のいずれか記載の燃焼装置。

請求項6

粉砕部(2)は、キャブレター部(3)へ直列に又は並列に接続された複数の粉砕機構(2A、2B)を具備し、各粉砕機構(2A、2B)によって第一燃料を順番に又は並行して粉砕する請求項1、2、3、または4のいずれか記載の燃焼装置。

請求項7

前記燃焼気供給装置(5)は、第一燃料と異なる供給路から供給される第二燃料を点火燃料とするものであって、当該燃焼気供給装置(5)と前記キャブレター部(3)とによって、燃焼炉部(4)の炉室内で第二燃料を燃焼させる第二燃焼状態とすることが可能であり、前記第一燃料を燃焼させる第一燃焼状態と、前記第二燃焼状態と、第一燃焼および第二燃焼の組み合わせ燃焼状態との各状態相互を切り替え可能な制御部を有する請求項4記載の燃焼装置。

請求項8

前記燃焼気供給装置は、炉室内又は炉室に連通した燃焼気の流入路内で点火燃料を点火させる点火機構を有した着火バーナー(5)であって、前記点火機構によって点火燃料を点火させながら補充用の燃焼気を第一又は第二燃焼室(41、4C)内へ強制導入することができる請求項3乃至7のいずれか記載の燃焼装置。

技術分野

0001

主に木質材料燃焼させる燃焼装置に関する。

背景技術

0002

集成燃料である木質ペレットエネルギー密度が高く、品質燃焼性)が比較的安定しており、輸送貯蔵過程での取扱性に優れるものの、木質粉体燃料と比較すると、着火性や燃焼時の制御応答性にやや劣る部分がある。

0003

一方前記木質粉体燃料は、輸送、貯蔵過程でのハンドリング性に劣り、輸送・貯蔵中の吸湿や温度低下によって初期燃焼性が大きく変わってしまうなど、取り扱いが困難であった。

0004

また上記のような集成燃料や粉体燃料を扱う場合、燃焼時に引火方向が不安定であると逆火が生じてしまい、非常に危険であることから、安全性の確保が必要となる。

先行技術

0005

特開2009−287824

発明が解決しようとする課題

0006

そこで本発明では、輸送、貯蔵過程におけるハンドリング性や安全性を確保しながら、より初期燃焼性、燃焼の制御性に優れ、燃料の輸送、貯蔵、燃焼までの一連の工程をトータル高効率化することのできる燃焼装置を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決すべく以下(1)〜(6)の手段を講じている。
(1)本発明の燃焼装置は、固形に加工された燃焼燃料を第一燃料とし、
投入口(1)から投入された第一燃料を粉砕する粉砕部(2)と、
粉砕部(2)に連通し、粉砕部(2)で粉砕した第一燃料を、第一燃料の燃焼に必要な一次空気と共に送り込むキャブレター部(3)と、
キャブレター部(3)を介して前記粉砕部(2)に接続され、粉砕した第一燃料および一次空気を内部に取り込んで燃焼させる炉室を有した燃焼炉部(4)とを具備してなることを特徴とする。

0008

一つの燃焼装置内に粉砕部とキャブレター部3と燃焼炉部4とを具備し、燃焼直前に燃焼燃料を粉砕することで、燃料を粉砕直後の状態のまま効率的に燃焼することができる。

0009

(2)前記燃焼装置において、燃焼炉部(4)は、略円柱形状の炉室が、炉室を前端から後方の中間位置まで筒状に仕切仕切り板(4A)によって仕切られ、炉室の前部であってこの仕切り板(4A)よりも内側に取り付けられたノズル部(6)から前記略円柱形状の軸方向にバーナー噴出を行うものであり、
炉室内は、前記仕切り板(4A)によって仕切られた炉室の外周部に亘る一次燃焼室(41)と、
前記仕切り板(4A)の後端よりも後方であって炉室の後部に亘る二次燃焼室(41C)と、
前記仕切り板(4A)によって仕切られた炉室の内周部に亘る燃焼路(42)とに区画され、
前記一次燃焼室(41)と燃焼路(42)とは仕切り板(4A)後方の二次燃焼室(41C)を介して連通し、
前記燃焼路(42)は炉室前方のノズル部(6)内に連通してなることが好ましい。

0010

キャブレター部3から取り込まれた第一燃料および一次空気は、上記炉室内で、渦状撹拌しながら炉室内の一次燃焼室から炉室外周部の前方から後方へ亘り、炉室後部の二次燃焼室4Cを通って、炉室軸寄りの後方から前方へかけて二次燃焼室に流通する。燃焼炉部4は、略円柱形状の炉室が、炉室を前端から後方の中間位置まで筒状に仕切る仕切り板4Aによって仕切られ、炉室の前部であってこの仕切り板4Aよりも内側に取り付けられたノズル部6から前記略円柱形状の軸方向に燃焼気を噴出するものである。

0011

実施例において炉室内は、前記仕切り板4Aによって仕切られた炉室の外周部に亘る一次燃焼室41と、前記仕切り板4Aによって仕切られた炉室の内周部に亘る燃焼路42とに区画され、前記一次燃焼室41と燃焼路42とは炉室後部寄りの二次燃焼室4Cを介して連通し、
また、前記燃焼路42は炉室前方のノズル部6内に連通してなる。

0012

前記一次燃焼室41と二次燃焼室4Cとは、仕切り板4Aの外周部後端で連通し、二次燃焼室4Cと燃焼路42は、仕切り板4Aの内周部後端で連通する。燃焼路42はさらに、炉室前方に開口して設けられたノズル部6内に連通する。

0013

燃焼炉部4は、横軸略円柱形状の炉室内が仕切り板4Aによって二重の筒構造に仕切られた横型円筒構造からなり、この多重筒構造の筒内部に取り付けられたノズル部6からバーナー噴出を行う。

0014

炉室内は、炉室の前端から筒状に仕切る仕切り板4Aによって筒外周部に亘る一次燃焼室41と、炉室の後端部寄りの二次燃焼室4Cで一次燃焼室41に連通し、筒中央部から前方のノズル部6内に亘る燃焼路42とに区画される。

0015

(3)前記燃焼装置において、燃焼炉部(4)の外部に接続されて炉室の一次燃焼室(41)内又は二次燃焼室(4C)内に燃焼気を供給する燃焼気供給装置を具備してなることが好ましい。燃焼気供給装置は、後述の実施例2,3のように、一次燃焼室(41)用又は二次燃焼室(4C)用としていずれか1つだけ備えていてもよく、また、後述の実施例1のように、各燃焼室(41,42)用に1つずつ備えていてもよい。

0016

(4)前記いずれかの燃焼装置において、第一燃焼室(41)及び第二燃焼室(4C)では、それぞれ炉室内に渦回転の燃焼気流が発生しており、前記燃焼気供給装置は、炉室内の前記燃焼気流に対して逆行しない順方向に外部からの新鮮空気を流入させることで、燃焼気流を加速させることが好ましい。なおここで、燃焼気流に対して逆行しない順方向とは、燃焼気流に対して90度未満の角度差を有して燃焼気流との略同一方向であって、直交方向または90度以上の角度差を有する逆行方向を除くものをいう。

0017

燃焼室への吹き込み或いはノズル部への新鮮空気又は加熱空気の吹き込みが行われて燃焼効率が上がる。

0018

(5)前記二次燃焼室4C、或いは前記一次燃焼室41又は燃焼路42と二次燃焼室4Cとの間の連通区間に、当該区間前後区間よりも断面積を小さく設定した絞り部4oが設けられることが好ましい。

0019

上記絞り部4oは一次燃焼室41と二次燃焼室4Cの間の区間、燃焼路42と二次燃焼室4Cの間の区間、或いは二次燃焼室4C内の少なくともいずれかに設けられる。例えば後述の実施例3では遮蔽ブロック45Bを炉室内の外周側に設け、遠心力のかかる外側に遮蔽壁を形成することで、断面環状の絞り部4oが、一次燃焼室41と二次燃焼室4Cの間の区間に形成される。絞り部4oによって燃料及び燃焼空気流路が絞られることで、粉砕された燃料が燃焼室内に滞留するようにしている。各燃焼室から次燃焼室への気流の流通が阻害され、燃焼室内での燃焼時間と温度が確保されて燃焼効率が上がる。これは流通抵抗を作って燃料を一次燃焼室に出来るだけ長く滞留させ、ガス化を促進することによる。

0020

(6)粉砕部(2)は、キャブレター部(3)へ直列に又は並列に接続された複数の粉砕機構(2A、2B)を具備し、各粉砕機構(2A、2B)によって第一燃料を順番に又は並行して粉砕することが好ましい。

0021

(7)前記いずれかの燃焼装置において、前記燃焼気供給装置(5)は、第一燃料と異なる供給路から供給される第二燃料を点火燃料とするものであって、当該燃焼気供給装置(5)と前記キャブレター部(3)とによって、燃焼炉部(4)の炉室内で第二燃料を燃焼させる第二燃焼状態とすることが可能であり、前記第一燃料を燃焼させる第一燃焼状態と、前記第二燃焼状態と、第一燃焼および第二燃焼の組み合わせ燃焼状態との各状態相互を切り替え可能な制御部を有するものとすることができる。

0022

上記構成によって、固形の第一燃料をその燃焼直前で粉化し、燃焼効率を上げた状態で燃焼させることで、輸送から貯蔵、燃焼までの総合的な工程での高効率化を達成する。またキャブレター部によって燃焼気流方向を安定化して逆火を防止し、燃焼運転の安全性を確保することができる。

0023

(8) 前記燃焼気供給装置は、炉室内又は炉室に連通した燃焼気の流入路内で点火燃料を点火させる点火機構を有した着火バーナーであって、
点火機構によって点火燃料を点火させながら補充用の燃焼気を第一又は第二燃焼室(41、4C)内へ導入することができることが好ましい。

0024

例えば燃焼炉部4の炉室内で前記第一燃料を点火する点火機構を有した燃焼気供給装置5を具備してなり、この燃焼気供給装置5は、炉室の後端部寄りの前記二次燃焼室4Cから燃焼路42内の前方のノズル部6内に向けて、燃焼気を炉室内に強制導入するものであることが好ましい。

0025

上記燃焼気の強制導入によって燃焼路42の燃焼効率が格段に向上し、またノズル部6によるノズル噴出を確実に行って、逆火の発生を防ぐことができる。

0026

なお前記いずれかの燃焼装置において、キャブレター部3は、粉砕部2で粉砕した直後の第一燃料を、第一燃料の燃焼に必要な一次空気と共に送り込むことが好ましい。なお粉砕した直後とは、粉砕後1時間以上貯留されていない状態をいい、粉砕した直後の燃料とは例えば、粉砕工程終了から1時間以上静置されることなく運搬状態に置かれ続け、含水率が粉砕時から変化していない状態の燃料が該当する。また前記いずれかの燃焼装置において、粉砕部2は、複数の粉砕機構を直列配列又は並列配列で具備し、各粉砕機構を順に或いは並行して通過させることで、第一燃料を多段階に粉砕するものとすることができる。

発明の効果

0027

上記手段を講じることで、輸送、貯蔵過程におけるハンドリング性や安全性を確保しながら、より初期燃焼性、燃焼の制御性に優れ、燃料の輸送、貯蔵、燃焼までの一連の工程をトータルで高効率化することのできる燃焼装置を提供するものとなった。

図面の簡単な説明

0028

実施例1の燃焼装置の正面図。
実施例1の燃焼装置の右側面図。
実施例1の燃焼装置の平面図。
実施例2の燃焼装置の正面図。
実施例2の燃焼装置の右側面図。
実施例2の燃焼装置の平面図。
実施例2の燃焼炉部4の内部構造を説明する側面図および正面b−b断面図。
実施例3の燃焼装置の正面図。
実施例3の燃焼装置の右側面図。
実施例3の燃焼装置の平面図。

0029

以下、本発明の燃焼装置を、実施例として説明するかとともに説明する。いずれの実施例においても、本発明の燃焼装置は固形に加工された燃焼燃料を第一燃料とし、少なくとも以下の基本的な構成を具備する。
ホッパー部を有して第一燃料を上方から投入する投入口1
・投入口1から投入された第一燃料を粉砕する粉砕部2
・粉砕部2に連通し、粉砕部2で粉砕した直後の第一燃料を、第一燃料の燃焼に必要な一次空気と共に送り込むキャブレター部3
・キャブレター部3を介して前記粉砕部2に接続され、粉砕した第一燃料および一次空気を内部に取り込んで燃焼させる炉室を有した燃焼炉部4
また各実施例ではさらに、燃焼炉部4の炉室内で前記第一燃料を点火する燃焼気供給装置5を具備する。以下、実施例の具体的構成につき詳述する。

0030

図1図3に示す実施例1の燃焼装置は、2台の粉砕機構2A,2Bを上下に直列配置した2段置きのツインミル方式を採用し、キャブレター部3をコンプレッサーによる圧縮空気を使用する粉体搬送バルブ型のものとし、燃焼気供給装置5による点火位置を、炉室の側方であってキャブレター部3の接続部近傍とした。各機構ユニット台U上に一体的に配置構成され、ユニット台Uの上部が箱上のカバーBで覆われる。カバーBと一体構成されたユニット台Uが、台裏に備えたキャスターWによって移動可能となっている。

0031

(投入口1)投入口1は一次燃料の貯留部を有し、固形の一次燃料を所定量ずつ落下投入するものである。下方へ縮径するホッパー部12の上部内側にシャッター部1Sを有し、制御信号によってシャッター部1Sが開閉動作をおこなうことで、必要分の第一燃料を下方の粉砕部2に供給する。

0032

(第一燃料)第一燃料は、所定の代表長さ以下の固形に成形された固形加工燃料であり、例えば木質ペレットを使用する。

0033

(粉砕部2)粉砕部2は、排出部投入口1から投入された木材燃料を粉砕するものであり、駆動部21、破砕部22を具備して粉砕した一次燃料を下方の排出部23に排出する。本実施例では、複数の粉砕機構2A,2B,・・・を具備し、各粉砕機構を順に駆動させることで、第一燃料を多段階に粉砕し、後段階における排出部23は貯留部を介することなくそのままキャブレター部3の搬送管30に繋げられ、粉砕したのちの一次燃料は貯留されることなく粉化速度のままキャブレター部3へ搬送される。

0034

なお他の形態として、粉砕後の一次燃料を再度供給する循環機構を設け、一つの粉砕機構において第一燃料を多段階に粉砕するものでもよい。

0035

(キャブレター部3)キャブレター部3は、粉砕した状態の第一燃料の吸引と一次空気の送風とをともに行う。実施例では一次空気として、コンプレッサーで圧縮された圧縮空気を使用する。具体的には、搬送管30で一次燃料の粉体をキャブレター本体31まで搬送し、キャブレター本体31にて一次空気であるキャブレター用空気を取り入れ、粉体状の第一燃料と共にキャブレター接続部34に向けて炉室内に送りこむ。

0036

(燃焼炉部4)燃焼炉部4は、炉室内が仕切り板によって多重筒状に仕切られた横型の多重筒構造からなり、筒端中央部に取り付けられたノズル部6からバーナー噴出を行う。

0037

実施例1の燃焼炉部4では、炉室の前端から筒状に仕切る仕切り板によって筒外周部に亘る一次燃焼室41と、炉室の後端部寄りの二次燃焼室4Cで一次燃焼室41に連通し、筒中央部から前方のノズル部6内に亘る燃焼路42と具備する。

0038

一次燃焼室の後部寄りには、二次空気取り込み口43が配される。

0039

キャブレター部3から取り込まれた第一燃料および一次空気は、渦状に撹拌しながら炉室内の一次燃焼室から二次燃焼室に流通する。
(燃焼気供給装置5)燃焼気供給装置5は、燃焼炉部4の炉室内で前記第一燃料を点火する。この燃焼気供給装置5は、炉室の後端部寄りの前記二次燃焼室4Cから燃焼路42内を前方のノズル部6内に向けてバーナー噴出するものであることが好ましい。
(制御部)制御部は、第一燃焼状態、第二燃焼状態、第一燃焼および第二燃焼との組み合わせ燃焼状態の各状態相互を切り替えるものである。

0040

(各種燃焼状態)通常の燃焼運転においては、前記第一燃料を炉室で燃焼させる第一燃焼状態を継続させる。前記第一燃焼状態のほかに、燃焼気供給装置5とキャブレター部3とによって、液体燃料を第二燃料として燃焼炉部4の炉室内で燃焼させる第二燃焼状態とすることが可能である。或いは、前記第一燃焼および第二燃焼を組み合わせ、一次燃料と二次燃料とを同時に燃焼させる組み合わせ燃焼状態とすることも可能である。

0041

(ノズル6)
ノズル6は先開口6Eにむけて縮径される縮径部と、その先に同径のまま延長する延長部とが一体的に構成される。流通路の縮径による絞り効果で流速を挙げ、死領域(よどみ部)を無くすものとしている。

0042

図4図7に示す実施例2の燃焼装置は、1台の粉砕機構2を上段に配置し、ファン32を備えたキャブレター部3を下段に配置してユニット台Uの後半部に設置し、燃焼気供給装置5およびノズル6を備えた燃焼炉部4を、キャブレター部3からの送出方向に対して平面視傾斜角交差交方向であるユニット台U側方を軸としてユニット台Uの前半部に設置してなる。
実施例2のキャブレター部3はコンプレッサーを有さない送風機構を具備し、プレートファン吸気孔によって第一燃料の吸引と一次空気の送風とを共通の流通路内で行うものとしている。
前記キャブレター部3は、粉砕部2で粉砕した直後の第一燃料を、接続部33内に突出させた供給管26Hの片側部の開口から供給することで一次空気と撹拌し、炉室内に吹き入れるものとしている(図7)。

0043

燃焼気供給装置5は液体燃料といった、第一燃料よりも燃焼効率の高い第二燃料を使用して点火するものとしている。これにより、燃焼気供給装置5とキャブレター部3とを併用して、第二燃料のみを燃焼炉部4の炉室内に供給すること、或いは第一燃料と第二燃料とを混合させながら炉室内に供給することが可能である。

0044

第二燃料による第二燃焼状態、第一燃料による第一燃焼状態、第一燃焼および第二燃焼との組み合わせ燃焼状態の各状態相互を切り替え可能な制御部を有することで、いずれかの燃料が欠乏した状態で、他の燃料による非常時運転を行って燃焼を継続することが可能となる。

0045

炉室の前端から筒状に仕切る仕切り板によって筒外周部に亘る一次燃焼室41と、炉室の後端部寄りの二次燃焼室4Cで一次燃焼室41に連通し、筒中央部から前方のノズル部6内に亘る燃焼路42と具備することで、一次燃焼室と二次燃焼室とで燃焼温度気流速度が変わるものとなり、一つの炉室内で燃焼段階に応じた燃焼条件を確保することができる。
特に燃焼炉部4は、炉室内が仕切り板によって多重筒状に仕切られた横型の多重筒構造からなり、筒端中央部に取り付けられたノズル部6からバーナー噴出を行うものであると、複数の燃焼室が前後方向へ効率的に配置される。

0046

キャブレター部3から取り込まれた第一燃料および一次空気は、渦状に撹拌しながら炉室内の一次燃焼室から二次燃焼室に流通することで、死領域(よどみ部)が発生しにくく、炉室全体を使用した高効率の燃焼が可能となる。

0047

燃焼気供給装置5は、炉室の後端部寄りの前記二次燃焼室4Cから一次燃焼室1内を前方のノズル部6内に向けてバーナー噴出することで、燃焼気流がより安定する。

0048

キャブレター部3は、粉砕した状態の第一燃料の吸引と一次空気の送風とをともに行うプレートファン吸気孔を有することで、コンプレッサーを使用することなく簡易な機構によってコンパクトに構成される。

0049

粉砕部2は、2つ以上の粉砕機構を具備し、各粉砕機構を順に駆動させて第一燃料を多段階に粉砕することで、短時間で小片化させることができ、粉化による高効率化を確実に達成できる。

0050

図8図10に示す実施例3の燃焼装置は、
投入口1から投入された木材燃料を粉砕する粉砕部2と、
粉砕部2に連通し、前記粉砕した木材燃料と共に一次空気を室内へ送り込むキャブレター部3と、
キャブレター部3を介して前記粉砕部2に接続され、粉砕した第一燃料および一次空気を内部に取り込んで燃焼させる炉室を有した燃焼炉部4と、
液体燃料を点火燃料とし、燃焼炉部4の炉室内で前記木材原料を点火する燃焼気供給装置5とを具備してなる。

0051

実施例3では、一次燃焼室41後部の炉室外部を耐火レンガ囲うことで、仕切り板4Aと当該耐火レンガの間に筒状空間としての絞り部4oが設けられる。

0052

燃焼気供給装置5による点火位置は、炉室の背面部であってノズル6のノズル軸同軸上とした。
また実施例3では、炉室の後方に第三空気供給孔を設け、その後方に接続した接続管内点火プラグ54を設け、接続管の後端に燃焼気供給装置5を備えている。これにより、二次燃焼室4Cの後部から軸中心ノズル方向前方に向けて点火およびバーナー噴出を行うものとなっている。

0053

特に図10に示すように、炉内では、周側部前方のキャブレター接続部34から一次空気が一次燃料と混練した状態で供給されることで一次燃焼が行われ、周側部後方の二次吸気孔43から二次空気が供給されることで二次燃焼が行われ、さらに中央後端部の三次空気供給孔44から三次空気が供給されることで三次燃焼が行われる。この三段階の空気供給と燃焼を一つの炉室内で連続して起こすことによって、炉室内の気流の動きが促進されてよどみ部の発生が抑制され、また、炉室内での一次燃焼、二次燃焼が活発化される。さらに三次燃焼を起こす燃焼気供給機構5はバーナー噴出することで逆火を防ぐものとしている。

実施例

0054

その他本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば各実施例間での構成要素の組み換え一部構成要素の省略、抽出或いは置換、各実施例における複数の構成要素同士の組み合わせ、他の形状への代替或いは配置の変更が可能である。

0055

投入口1
粉砕部2
キャブレター部3
燃焼炉部4
一次燃焼室41
燃焼路42
二次燃焼室4C
燃焼気供給装置5
ノズル部6

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