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技術 フライヤー用リップヒーター

出願人 マッハ機器株式会社
発明者 佐々木政利
出願日 2010年9月29日 (9年9ヶ月経過) 出願番号 2010-219937
公開日 2012年4月12日 (8年2ヶ月経過) 公開番号 2012-074312
状態 拒絶査定
技術分野 抵抗加熱 フライパン、フライヤー
主要キーワード 酸化マグネシア 劣化スピード 断面外形形状 シリコンシール 故障無し 各保護管 リップヒータ 断面外形
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年4月12日)のものです。
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図面 (9)

目的

本発明は、調理用油の温度を一定に保つことで調理用油の酸化時間を大幅に遅らせることができ、しかも破損の少ない経済性の高いフライヤー用リップヒーターを提供することを目的とするものである。

解決手段

発熱体であるニクロム線20を絶縁材料から成る筒状の保護管22の内部に入れ、そのニクロム線20を備えた保護管22を主体部16の空間12の内部に配置し、主体部16における2個のニクロム線20を含む断面のニクロム線20の位置の内側にも外側にも端子28a,28bを配置しないようにする。

概要

背景

従来から、フライヤーと呼ばれる揚げ物用調理器具が、レストランスーパーマーケット調理場で使用されている。フライヤーは、調理用油を収容する油槽の内部にカートリッジヒーターを入れ、そのカートリッジヒーターの加熱手段によって調理用油を加熱するものである(特許文献1)。

次に、カートリッジヒーターを、図6及び図7に基づいて説明する。カートリッジヒーター40は、内部に空間42を有する外皮である筒状の被覆部材44を有する。この被覆部材44は、フライヤーの調理用油の油面下に入れられる主体部46と、調理用油の油面より上方に至る立上がり部48とを一体に形成したものである。主体部46の先端は閉じられており、主体部46の他端は立上がり部48の一端と連絡している。立上がり部48の他端も閉じられているが、その立上がり部48の他端からは、後述する端子54,60が外部に突出するよう設定されている。

主体部46空間42の内部には、絶縁体剛性のある円筒状のセラミックコア50が備えられており、そのセラミックコア50の軸方向に穴52が形成されている。その穴52に棒状の端子54が挿入されている。棒状の端子54の端部56aは、主体部46の閉鎖端である先端付近に配置され、セラミックコア50の穴52に挿入された棒状の端子54の他端側は、棒状の端子54を出てから立上がり部48を通って、その立上がり部48の閉鎖他端から外部に突出するよう設定される。

棒状の端子54の端部56aにはコイル状のニクロム線(加熱手段)58が接続され、そのコイル状のニクロム線58は円筒状のセラミックコア50の外側に、セラミックコア50の軸方向の長さとほぼ同じ長さで配置されている。コイル状のニクロム線58の端部56bには、棒状の端子60の一端が接続され、その端子60は立上がり部48を通って、立上がり部48の閉鎖端から外部に突出するよう設定される。即ち、立上がり部48内には、棒状の端子54と棒状の端子60とが備えられ、それら端子54,60の他端は立上がり部48から外側に突出し、それら端子54,60は図示しない電源に接続される。

筒状の被覆部材44において、主体部46の内部には、セラミックコア50(端子54を内蔵する)とニクロム線58とを有し、立上がり部48の内部には、端子54と端子60とを有する。主体部46においては、主体部46の内側でセラミックコア50の外側の空間に、立上がり部48においてはその内部の空間に、酸化マグネシア等の絶縁粉末62を充填する。

被覆部材44において、フライヤーの調理用油の油面下に入れられる主体部46の断面外形(図7に示す円形断面)は、図示しない装置によって、円形のものから、縦方向が横方向と比べて長い楕円状又は扁平形状に変形させる。この変形によって、被覆部材44の外表面の面積を増加させ、調理用油と被覆部材44との接触面積を増大させ、調理用油への伝熱量を増加させることが可能になる。

立上がり部48の上部には、フライヤーのハウジング等(図示せず)に固定するための固定手段64が備えられる。2個の端子54,60を固定手段64の位置でまとめることで、カートリッジヒーター40をフライヤーのハウジング等(図示せず)へ容易に着脱することができる。

概要

本発明は、調理用油の温度を一定に保つことで調理用油の酸化時間を大幅に遅らせることができ、しかも破損の少ない経済性の高いフライヤー用リップヒーターを提供することを目的とするものである。発熱体であるニクロム線20を絶縁材料から成る筒状の保護管22の内部に入れ、そのニクロム線20を備えた保護管22を主体部16の空間12の内部に配置し、主体部16における2個のニクロム線20を含む断面のニクロム線20の位置の内側にも外側にも端子28a,28bを配置しないようにする。

目的

本発明は、調理用油の温度をほぼ一定に保つことで調理用油の酸化時間を大幅に遅らせることができ、しかも破損の少ない経済性の高いフライヤー用リップヒーターを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

油面下に位置させる主体部と油面上に位置させる立上がり部とから成る筒状の被覆部材を有し、その被覆部材の空間の内部にニクロム線とそのニクロム線に接続する2本の端子絶縁粉末収納するリップヒーターにおいて、前記主体部の空間の内部に保護管を平行に2組収容し、一続きの前記ニクロム線を前記2組の保護管に挿通させることで前記ニクロム線を前記主体部内で往復した状態に配置し、前記ニクロム線の両端にそれぞれ前記端子を接続させ、前記主体部における前記ニクロム線を含む断面のニクロム線の位置の内側にも外側にも前記端子を配置しないことを特徴とするフライヤー用リップヒーター

請求項2

前記2組の保護管を前記筒状の主体部の上下に配置したことを特徴とする請求項1項記載のフライヤー用リップヒーター。

請求項3

前記筒状の主体部の断面外形縦方向の長さを横方向の長さよりも長くしたことを特徴とする請求項1または2項記載のフライヤー用リップヒーター。

技術分野

0001

本発明は、フライヤー調理用油を加熱するためのフライヤー用リップヒーターに関するものである。

背景技術

0002

従来から、フライヤーと呼ばれる揚げ物用調理器具が、レストランスーパーマーケット調理場で使用されている。フライヤーは、調理用油を収容する油槽の内部にカートリッジヒーターを入れ、そのカートリッジヒーターの加熱手段によって調理用油を加熱するものである(特許文献1)。

0003

次に、カートリッジヒーターを、図6及び図7に基づいて説明する。カートリッジヒーター40は、内部に空間42を有する外皮である筒状の被覆部材44を有する。この被覆部材44は、フライヤーの調理用油の油面下に入れられる主体部46と、調理用油の油面より上方に至る立上がり部48とを一体に形成したものである。主体部46の先端は閉じられており、主体部46の他端は立上がり部48の一端と連絡している。立上がり部48の他端も閉じられているが、その立上がり部48の他端からは、後述する端子54,60が外部に突出するよう設定されている。

0004

主体部46空間42の内部には、絶縁体剛性のある円筒状のセラミックコア50が備えられており、そのセラミックコア50の軸方向に穴52が形成されている。その穴52に棒状の端子54が挿入されている。棒状の端子54の端部56aは、主体部46の閉鎖端である先端付近に配置され、セラミックコア50の穴52に挿入された棒状の端子54の他端側は、棒状の端子54を出てから立上がり部48を通って、その立上がり部48の閉鎖他端から外部に突出するよう設定される。

0005

棒状の端子54の端部56aにはコイル状のニクロム線(加熱手段)58が接続され、そのコイル状のニクロム線58は円筒状のセラミックコア50の外側に、セラミックコア50の軸方向の長さとほぼ同じ長さで配置されている。コイル状のニクロム線58の端部56bには、棒状の端子60の一端が接続され、その端子60は立上がり部48を通って、立上がり部48の閉鎖端から外部に突出するよう設定される。即ち、立上がり部48内には、棒状の端子54と棒状の端子60とが備えられ、それら端子54,60の他端は立上がり部48から外側に突出し、それら端子54,60は図示しない電源に接続される。

0006

筒状の被覆部材44において、主体部46の内部には、セラミックコア50(端子54を内蔵する)とニクロム線58とを有し、立上がり部48の内部には、端子54と端子60とを有する。主体部46においては、主体部46の内側でセラミックコア50の外側の空間に、立上がり部48においてはその内部の空間に、酸化マグネシア等の絶縁粉末62を充填する。

0007

被覆部材44において、フライヤーの調理用油の油面下に入れられる主体部46の断面外形(図7に示す円形断面)は、図示しない装置によって、円形のものから、縦方向が横方向と比べて長い楕円状又は扁平形状に変形させる。この変形によって、被覆部材44の外表面の面積を増加させ、調理用油と被覆部材44との接触面積を増大させ、調理用油への伝熱量を増加させることが可能になる。

0008

立上がり部48の上部には、フライヤーのハウジング等(図示せず)に固定するための固定手段64が備えられる。2個の端子54,60を固定手段64の位置でまとめることで、カートリッジヒーター40をフライヤーのハウジング等(図示せず)へ容易に着脱することができる。

先行技術

0009

特開2002−125864

発明が解決しようとする課題

0010

カートリッジヒーター40では、コイル状のニクロム線58の内側にセラミックコア50と棒状の端子54が備えられる。このため、コイル状のニクロム線58からの熱が、コイル状のニクロム線58の外側だけでなく、コイル状のニクロム線58の内側にも向かう。この結果、コイル状のニクロム線58の内側に備えた棒状の端子54は、コイル状のニクロム線58の熱によって破損することが多かった。このため、従来のカートリッジヒーター40は数年毎に交換しなければならないという欠点があった。

0011

調理用油は約250℃を超えると酸化が著しく速くなるため、業務用フライヤーで使用する調理用油の温度は約250℃以下が好ましい。しかし、カートリッジヒーター40の表面温度は250℃を遥かに超える高い熱を発生するため、カートリッジヒーターから調理用油に加える温度を時々調節しなければならず、調理用油の温度調節に手間がかかるという欠点があった。これは、カートリッジヒーター40では250℃を遥かに超える高い温度に調理用油を加熱して、その後、所望の温度より調理用油が高くなった時にカートリッジヒーター40への通電を停止(加熱を停止)して調理用油の温度を下げ、その後、調理用油が所望の温度以下になった時に再び調理用油を加熱する。この従来の調理用油の温度変化の状態を、図8の一点鎖線で示す。このように、調理用油を加熱したり、加熱を停止したりすることで、調理用油の温度を調節するが、調理用油の温度が上下に変化して、調理用油の温度を一定に保持することに手間がかかっていた。また、カートリッジヒーター40は250℃を遥かに超える高い熱を発生するため、調理用油の酸化即ち劣化スピードが速くなる欠点があった。その結果、調理用油の交換時期が早まり、経済性効率が悪くなるという不具合があった。

0012

本発明は、調理用油の温度をほぼ一定に保つことで調理用油の酸化時間を大幅に遅らせることができ、しかも破損の少ない経済性の高いフライヤー用リップヒーターを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段

0013

本発明のフライヤー用リップヒーターは、油面下に位置させる主体部と油面上に位置させる立上がり部とから成る筒状の被覆部材を有し、その被覆部材の空間の内部にニクロム線とそのニクロム線に接続する2本の端子と絶縁粉末を収納するリップヒーターにおいて、前記主体部の空間の内部に保護管を平行に2組収容し、一続きの前記ニクロム線を前記2組の保護管に挿通させることで前記ニクロム線を前記主体部内で往復した状態に配置し、前記ニクロム線の両端にそれぞれ前記端子を接続させ、前記主体部における前記ニクロム線を含む断面のニクロム線の位置の内側にも外側にも前記端子を配置しないことを特徴とするものである。本発明は、 前記2組の保護管を前記筒状の主体部の上下に配置したことを特徴とするものである。本発明は、前記筒状の主体部の断面外形の縦方向の長さを横方向の長さよりも長くしたことを特徴とするものである。

発明の効果

0014

従来のカートリッジヒーターでは、コイル状のニクロム線の内側に棒状の端子を備えたので、コイル状のニクロム線の熱がコイル状の内側の端子に及び、端子の寿命が短いという欠点があった。これに対して、本発明のフライヤー用リップヒーターでは、コイル状のニクロム線を被覆部材の主体部の空間内部に往復方向に配置させ、そのニクロム線の先端に端子を接続するようにしたものである。ニクロム線を主体部の空間内部に往復方向に配置させ、ニクロム線の両方の先端にそれぞれ端子を接続させることで、主体部に往復するニクロム線を配置し、立上がり部にニクロム線の両端に接続する端子を配置させるようにする。これによって、ニクロム線の軸方向の配置位置の内側にも外側にも棒状の端子を配置しなくて済ますことができ、ニクロム線の熱が棒状の端子に及ぶことを無くして、端子の破損を無くすことができる。この結果、従来発生していた数年毎の端子の破損によるカートリッジヒーターの交換の必要性が無くなり、長期間にわたってフライヤー用リップヒーターを使用することができ、フライヤー用リップヒーターの購入者にとって、非常に経済的である。本発明では、2個の保護間を被覆部材の主体部の内部に上下に配置し、被覆部材の断面形状を楕円形状や扁平形状にすることにより、従来のカートリッジヒーターと比べて、調理用油の油が酸化しない温度に保つことができる。本発明では、2個の保護管を被覆部材の主体部の内部に上下に配置し、被覆部材の断面外形を楕円形状や扁平形状とする。これによって、加熱された調理用油の熱の対流を効率良く行なうことができ、油槽の中の調理用油を素早く均一化できる効果がある。

図面の簡単な説明

0015

本発明に係るフライヤー用リップヒーターの一実施例を示す斜視図である。
図1の要部拡大斜視図である。
図1のA−A線断面図である。
本発明に係るフライヤー用リップヒーターの途中の組立状態を示す斜視図である。
本発明に係るフライヤー用リップヒーターの更に進んだ途中の組立状態を示す斜視図である。
従来既知のカートリッジヒーターの斜視図である。
図6のB−B線断面図である。
従来のカートリッジヒーターで加熱した場合の温度変化と本願発明のフライヤー用リップヒーターで加熱した場合の温度変化のグラフである。

実施例

0016

次に、本発明を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るフライヤー用リップヒーターの一実施例を示す斜視図、図2図1の要部拡大斜視図、図3図1のA−A線断面図、図4並びに図5は本発明に係るフライヤー用リップヒーターの組立途中を示す斜視図である。本発明に係るフライヤー用リップヒーター10は、内部に空間12を形成したステンレス製の被覆部材14を有するものである。この被覆部材14は、フライヤーの調理用油の油面下に入れられる主体部16と、調理用油の油面より上方に至る立上がり部18とを一体に形成したものである。主体部16の自由先端である一端は閉じられており、主体部16の他端は立上がり部18の一端と連絡している。立上がり部18の他端は閉じられておらず、その立上がり部18の閉じられる他端からは、後述する端子28a,28bが外部に突出するように設定される。

0017

本発明では、図2並びに図3に示すように、主体部16の空間12の縦方向断面には2本のコイル状のニクロム線(加熱手段)20を配置するものである。その2本のニクロム線20は、1本が主体部16の空間12を通過する往路のものであり、もう1本が主体部16の空間12を通過する復路のものである。即ち、被覆部材14の主体部16の空間12には、一続きのニクロム線20が往復して備えられるものである。主体部16の空間12に往復して備えられるコイル状のニクロム線20は、往路側絶縁部材素材とする筒状の保護管22a(両端が開口している)の内部空間24の中に通し、復路側を絶縁部材を素材とする筒状の保護管22b(両端が開口している)の内部空間24に通すものである。なお、本発明では、保護管22aと保護管22bは、1本の長いものであっても良いが、複数本の短いものを用いても良い。1本の長い保護管も、複数本の短い保護管を連続して配置したものも含めて、“保護管22a,22b”とする。保護管22a,22bの内部空間24と被覆部材14の内部空間12には、後述する所定のタイミングで酸化マグネシア等の絶縁粉末26を充填する。

0018

図4に示すように、1本のコイル状のニクロム線20には、その一端に剛性のある棒状の端子28aの一端を接続固定すると共に、その他端に剛性のある棒状の端子28bの一端を接続固定する。端子28aと端子28bは立上がり部18の他端(開口状態となっている)から外方に突出し、端子28aと端子28b上がり部18の他端は、図示しない電源に接続する。

0019

1本のニクロム線20を2組の保護管(保護管22aと保護管22b)に直列に通過させ、2本のそれぞれの保護管22aと保護管22bの内部にコイル状のニクロム線20を配置するようにする。保護管22aと保護管22bは、円筒形状で同一形状とするのが望ましい。保護管22aと保護管22bの内部にコイル状のニクロム線20を備える方法としては、例えば端子28b(ニクロム線20を接続してある)の自由先端を先ず保護管22aの内部に通し、次に保護管22bの内部に順に直列に通し、その後、端子28bの自由先端を保護管22bから外側に出す。2組の保護管22a,保護管22bを通過させた状態のニクロム線20の長さのほぼ中央は、一方の保護管22aから外部に出てそこで折り返して他方の保護管22bに至る折り返し位置に該当する。このニクロム線20の折り返し位置では、ニクロム線20をコイル状にしないで直線状にするのが望ましい。保護管22aと保護管22b内にニクロム線20を挿通させた状態においては、端子28aの一端側が保護管22a内に短い距離だけ入っており、端子28aの他端側は立上がり部18の他端から外方に突出する。同様に、端子28bの一端側が保護管22b内に短い距離だけ入っており、端子28bの他端側は立上がり部18の他端から外側に突出する。なお、コイル状のニクロム線20は1本として、保護管22aの内部と保護管22bの内部とを通すのが望ましいが、各保護管22a,22b毎に1本のニクロム線20を挿入して、保護管22aの内部を出たニクロム線20と保護管22bの内部を出たニクロム線20とで、それらのニクロム線20の先端を接続固定(一続きのニクロム線とする)しても良い。しかし、2本のニクロム線20を接続固定する場合には、その接続箇所抵抗が大きくなるので、元々1本のニクロム線20を用いるのが望ましい。

0020

1本のニクロム線20を2組の保護管(保護管22aと保護管22b)に挿通したものであって、ニクロム線20の長さのほぼ中央で折り返したもの(図4の状態のもの)を、この折り返した箇所を先頭にして、被覆部材14の立上がり部18の他端(開口状態になっている)から空間12の内部に挿入する(図5)。

0021

図4の状態のものを筒状の被覆部材14の空間12の内部に挿入する前に、筒状の被覆部材14を事前に加工しておく。その加工は、筒状で1本の直線状の被覆部材14において、図示しない専用装置によって、主体部16となる箇所を左右方向から圧縮して、外形形状の縦方向が横方向に比べて相対的に長い楕円形状または偏平形状に加工する。それと共に、主体部16となる箇所の自由先端部を閉鎖する。なお、被覆部材14における立上がり部18側の一端は開口状態を保っておく。

0022

図5に示すように、折り返した箇所を先頭にして図4の状態のものを、立上がり部18側の開口部から楕円形状または偏平形状に加工した主体部16となる箇所の内部に挿入する。この際、2組の保護管(保護管22aと保護管22b)を接触しない状態でしかも平行に間隔を保った状態にする。それと共に、主体部16となる箇所をフライヤーの中に入れた状態では、保護管22aと保護管22bとが上下方向に配置されるように設定し、しかも上下間隔及び左右間隔平均位置を確保するようにする。その後、保護管22a並びに保護管22bの内部空間24や被覆部材14の内部空間12(保護管22aの内部空間24や保護管22bの内部空間24を除く)に酸化マグネシア等の絶縁粉末26を充填する。絶縁粉末26を充填した後、充填した絶縁粉末26が漏れないように、立上がり部18側の内部空間12の開口部に、ロウガラスシールシリコンシール等の栓部材30(図2)で封印する。立上がり部18の開口部の外側には、フライヤーのハウジング等(図示せず)に固定するための固定手段32が備えられる。端子28a及び端子28bは立上がり部18の開口部より充分外部に突出し、図示しない電源と接続できるようにする。端子28aと端子28bは固定手段32の位置にまとめられ、フライヤー用リップヒーター10がフライヤーのハウジング等に容易に着脱することができる。

0023

被覆部材14の内部に絶縁粉末26を充填して開口部をロウやガラスシールやシリコンシール等で封印した被覆部材14は、直線状のものである。この直線状の被覆部材14を、図示しない専用装置によって、立上がり部18と、その立上がり部18に対して90度折り曲げて更に1回以上U字形に折り返した形状の主体部16を形成する。図1では、被覆部材14の主体部16は折り返しを3回行った形状となっている。

0024

図4及び図5に基づいて製造された本発明に係るフライヤー用リップヒーター10の断面図が図3である。本発明に係るフライヤー用リップヒーター10では、コイル状のニクロム線20を内部に収容した保護管22a,22bは、楕円形状または偏平形状に形成される被覆部材14(主体部16)内に上下に平行に備えられている。ここで、「上下」とは、本発明に係るフライヤー用リップヒーター10をフライヤー内に設置された状態で、上方と下方に配置されることを指すものである。本発明では、フライヤーの調理用油の油面より下位となる位置の主体部16における2本のニクロム線20を含む断面において、コイル状のニクロム線20が上下2箇所に離れた状態で、それぞれ保護管22a,22bの内部に備えられるものである。

0025

被覆部材14のうち油面下に配置される主体部16の断面外形形状を楕円形状または偏平形状にすることにより、加熱された調理用油が被覆部材14の外壁に沿って上昇するので、調理用油が被覆部材14に接触する時間が長くなり、調理用油への加熱効率を向上させることができる。調理用油への加熱効率が良いことから、被覆部材14の内部のニクロム(加熱手段)線20の温度を下げることができ、エネルギーロスを最小限に抑えることができる。また、折り返しを設けるのは、フライヤーの限られた面積の中に、被覆部材14の主体部16の長さを長く確保できるようにするためである。更に、被覆部材14の主体部16を折り返した形状とすることで、油槽の中の調理用油を素早く加熱してしかも均一な温度にすることができる効果がある。なお、被覆部材14の主体部16を楕円形状または偏平形状に圧縮することと、1回以上U字形に折り返すこととは、従来既知の専用装置によって成されるものであるので、その装置や加工方法についての説明はここでは省略する。

0026

本発明では、主体部16の断面において、往路側と復路側の2個のニクロム線20を備えるものであり、一方、ニクロム線20と接続した端子28aと端子28bは、立上がり部18の内部に配置されるものである。即ち、主体部16における2本のニクロム線20を含む断面においては、ニクロム線20の外側にも内側にも、棒状の端子28aや端子28bを備えないものである。この結果、ニクロム線20によって端子28a,28bを加熱することはなく、端子28a,28bの寿命を長く保つことができる。よって、従来発生していた数年毎の端子の破損によるカートリッジヒーターの交換の必要性が無くなり、長期間故障無しにフライヤー用リップヒーターを使用することが可能となり、フライヤー用リップヒーターを使用するお客様にとって、非常に経済的なものとなる。

0027

本発明においては、調理用油を加熱する加熱手段であるコイル状のニクロム線20を、保護管22a,22bの内部に備え、しかも被覆部材14を楕円または扁平形状にすることによって、被覆部材14内で保護管22a,22bを上下に別々に配置したものである。従来のカートリッジヒーターでは、コイル状のニクロム線の内部に棒状の端子を備えたもので、ニクロム線から発生する熱を内部の端子に及ぼす欠点があったが、本発明では、コイル状のニクロム線20から発生する熱を内部に蓄熱せずに速やかに外部への熱交換が行なえるため、主体部16の表面温度を低く保つことが可能となり、調理用油の酸化を抑える温度に保つことができる。

0028

10リップヒーター
12 空間
14被覆部材
16主体部
18 立上がり部
20ニクロム線
22a保護管
22b 保護管
24 空間
26絶縁粉末
28a端子
28b 端子

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