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技術 プリズムシート

出願人 積水化学工業株式会社
発明者 中川弘章川村真教
出願日 2010年9月24日 (10年3ヶ月経過) 出願番号 2010-214254
公開日 2012年4月5日 (8年8ヶ月経過) 公開番号 2012-068514
状態 未査定
技術分野 照明装置の配光に係わる部品細部及び防護 レンズ以外の光学要素 液晶4(光学部材との組合せ) 面状発光モジュール
主要キーワード 略二等辺三角形状 多角錐台 明暗むら 四角錐台形状 略三角柱状 二等辺三角柱 正面断面 四角錐台
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

ニュートンリングの発生を抑制でき、モアレ現象を抑制でき、更に正面輝度を高めることができるプリズムシートを提供する。

解決手段

本発明に係るプリズムシート1は、第1の表面1a側に、複数のプリズムレンズ1cを有し、第2の表面1b側に、柱状の複数の凸部1eを有する。第1の表面1aが上方かつ第2の表面1bが下方となるようにプリズムシート1を配置したときに、凸部1e1個当たりの上面の面積A(mm2)が1×10−5以上、3×10−3以下であり、凸部1e1個当たりの下面の面積B(mm2)が凸部1e1個当たりの上面の面積A(mm2)の0.5倍以上、0.9倍以下であり、凸部1eにおける上面と側面とのなす内角α1(°)が45以上、80以下であり、隣り合う凸部1eの中心間の距離ΔW1(mm)が0.02以上、0.7以下である。

概要

背景

従来、液晶表示装置又は照明器具では、点状光源又は線状光源等の光源光出射面側に、光の拡散又は集光などを目的として透明な光学シートが配置されている。この種の光学シートとして、該光学シートの光出射面側に複数のレンズが設けられたレンズシートが広く用いられている。光源から出射された光がレンズシートに入射した後、入射した光の出射方向をレンズの形状によって制御できる。これによって、例えば、液晶表示装置の輝度むらの抑制又は輝度の向上が図られている。

上記レンズシートとして、プリズムシートが広く知られている。該プリズムシートは、例えば、液晶表示装置のバックライトユニットに用いられている。

上記プリズムシートの一例として、下記の特許文献1には、一方の表面側に凸状の複数のプリズムレンズを有し、かつ他方の表面側に複数の球状ビーズを含むコーティング層を有するプリズムシートが開示されている。上記球状ビーズの粒径分布半値幅は1μm以下である。

下記の特許文献2には、一方の表面側に凸状の複数のプリズムレンズを有し、かつ他方の表面側に凹凸形状が付与されているプリズムシートが開示されている。

概要

ニュートンリングの発生を抑制でき、モアレ現象を抑制でき、更に正面輝度を高めることができるプリズムシートを提供する。本発明に係るプリズムシート1は、第1の表面1a側に、複数のプリズムレンズ1cを有し、第2の表面1b側に、柱状の複数の凸部1eを有する。第1の表面1aが上方かつ第2の表面1bが下方となるようにプリズムシート1を配置したときに、凸部1e1個当たりの上面の面積A(mm2)が1×10−5以上、3×10−3以下であり、凸部1e1個当たりの下面の面積B(mm2)が凸部1e1個当たりの上面の面積A(mm2)の0.5倍以上、0.9倍以下であり、凸部1eにおける上面と側面とのなす内角α1(°)が45以上、80以下であり、隣り合う凸部1eの中心間の距離ΔW1(mm)が0.02以上、0.7以下である。

目的

本発明の目的は、プリズムシートに起因するニュートンリングの発生を抑制でき、モアレ現象を抑制でき、更に正面輝度を高めることができるプリズムシートを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

第1の表面側に、複数のプリズムレンズを有し、前記第1の表面側とは反対の第2の表面側に、柱状の複数の凸部を有し、前記第1の表面が上方かつ前記第2の表面が下方となるようにプリズムシートを配置したときに、前記凸部1個当たりの上面の面積(mm2)が1×10−5以上、3×10−3以下であり、前記凸部1個当たりの下面の面積(mm2)が前記凸部1個当たりの上面の面積(mm2)の0.5倍以上、0.9倍以下であり、前記凸部における上面と側面とのなす内角(°)が45以上、80以下であり、隣り合う前記凸部の中心間の距離(mm)が0.02以上、0.7以下である、プリズムシート。

請求項2

隣り合う前記プリズムレンズの頂部間の距離(μm)が、20以上、100以下である、請求項1に記載のプリズムシート。

請求項3

前記プリズムレンズの頂角(°)が80以上、105以下である、請求項1又は2に記載のプリズムシート。

請求項4

少なくとも前記プリズムレンズが、ポリカーボネートにより形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリズムシート。

請求項5

前記凸部の形状が、円錐台又は多角錐台である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のプリズムシート。

請求項6

前記第2の表面側に、前記プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域を有する、請求項1〜5のいずれか1項のプリズムシート。

請求項7

前記プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域が、前記凸部の外表面の領域を含む、請求項6に記載のプリズムシート。

請求項8

前記プリズムレンズの屈折率が1.30以上、1.40以下であり、前記プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域の屈折率が1.55以上、1.65以下である、請求項6又は7に記載のプリズムシート。

技術分野

0001

本発明は、例えば、液晶表示装置又は照明器具などにおいて、光を制御するために用いられるプリズムシートに関し、より詳細には、液晶表示装置のバックライトユニット等に用いられるプリズムシートに関する。

背景技術

0002

従来、液晶表示装置又は照明器具では、点状光源又は線状光源等の光源光出射面側に、光の拡散又は集光などを目的として透明な光学シートが配置されている。この種の光学シートとして、該光学シートの光出射面側に複数のレンズが設けられたレンズシートが広く用いられている。光源から出射された光がレンズシートに入射した後、入射した光の出射方向をレンズの形状によって制御できる。これによって、例えば、液晶表示装置の輝度むらの抑制又は輝度の向上が図られている。

0003

上記レンズシートとして、プリズムシートが広く知られている。該プリズムシートは、例えば、液晶表示装置のバックライトユニットに用いられている。

0004

上記プリズムシートの一例として、下記の特許文献1には、一方の表面側に凸状の複数のプリズムレンズを有し、かつ他方の表面側に複数の球状ビーズを含むコーティング層を有するプリズムシートが開示されている。上記球状ビーズの粒径分布半値幅は1μm以下である。

0005

下記の特許文献2には、一方の表面側に凸状の複数のプリズムレンズを有し、かつ他方の表面側に凹凸形状が付与されているプリズムシートが開示されている。

先行技術

0006

特開平11−133214号公報
特開平09−080209号公報

発明が解決しようとする課題

0007

バックライトユニットにプリズムシートを用いることにより、特定方向の輝度を上昇させ、光の利用効率を高めることができる。しかしながら、特許文献1,2に記載のような従来のプリズムシートを用いて液晶表示装置などを形成すると、光の干渉に起因するニュートンリングが見られることがある。

0008

さらに、従来のプリズムシートを用いたバックライトユニットでは、ニュートンリングが見られることがあるだけでなく、高い輝度が得られないこともある。さらに、従来のプリズムシートでは、モアレ現象を十分に抑制できないこともある。

0009

本発明の目的は、プリズムシートに起因するニュートンリングの発生を抑制でき、モアレ現象を抑制でき、更に正面輝度を高めることができるプリズムシートを提供することである。

課題を解決するための手段

0010

本発明の広い局面によれば、第1の表面側に、複数のプリズムレンズを有し、上記第1の表面側とは反対の第2の表面側に、柱状の複数の凸部を有し、上記第1の表面が上方かつ上記第2の表面が下方となるようにプリズムシートを配置したときに、上記凸部1個当たりの上面の面積(mm2)が1×10−5以上、3×10−3以下であり、上記凸部1個当たりの下面の面積(mm2)が上記凸部1個当たりの上面の面積(mm2)の0.5倍以上、0.9倍以下であり、上記凸部における上面と側面とのなす内角(°)が45以上、80以下であり、隣り合う上記凸部の中心間の距離(mm)が0.02以上、0.7以下である、プリズムシートが提供される。

0011

本発明に係るプリズムシートのある特定の局面では、隣り合う上記プリズムレンズの頂部間の距離(μm)は、20以上、100以下である。

0012

本発明に係るプリズムシートの他の特定の局面では、上記プリズムレンズの頂角(°)は80以上、105以下である。

0013

本発明に係るプリズムシートのさらに他の特定の局面では、少なくとも上記プリズムレンズが、ポリカーボネートにより形成されている。

0014

本発明に係るプリズムシートのさらに他の特定の局面では、上記凸部の形状は、円錐台又は多角錐台である。

0015

本発明に係るプリズムシートの別の特定の局面では、プリズムシートは、上記第2の表面側に、上記プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域を有する。

0016

本発明に係るプリズムシートのさらに別の特定の局面では、上記プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域が、上記凸部の外表面の領域を含む。

0017

本発明に係るプリズムシートのさらに別の特定の局面では、上記プリズムレンズの屈折率が1.30以上、1.40以下であり、上記プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域の屈折率が1.55以上、1.65以下である。

発明の効果

0018

本発明に係るプリズムシートは、プリズムレンズが設けられた第1の表面が上方かつ柱状の凸部が設けられた第2の表面が下方となるようにプリズムシートを配置したときに、上記凸部1個当たりの上面の面積(mm2)が1×10−5以上、3×10−3以下であり、上記凸部1個当たりの下面の面積(mm2)が上記凸部1個当たりの上面の面積(mm2)の0.5倍以上、0.9倍以下であり、上記凸部における上面と側面とのなす内角(°)が45以上、80以下であり、隣り合う上記凸部の中心間の距離(mm)が0.02以上、0.7以下であるので、プリズムシートに起因するニュートンリングの発生を抑制できる。さらに、モアレ現象を抑制でき、更に正面輝度を高めることができる。

図面の簡単な説明

0019

図1(a),(b)及び(c)は、本発明の第1の実施形態に係るプリズムシートを模式的に示す平面図、底面図及び正面断面図である。
図2は、図1に示すプリズムシートの凸部が設けられた部分を拡大して示す部分切欠正面断面図である。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るプリズムシートを模式的に示す正面断面図である。
図4は、本発明の第3の実施形態に係るプリズムシートを模式的に示す正面断面図である。
図5は、本発明の第4の実施形態に係るプリズムシートを模式的に示す正面断面図である。
図6は、プリズムシートを得るために用いられる溶融押出装置概略構成図である。

実施例

0020

以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態及び実施例を説明することにより、本発明を明らかにする。

0021

図1(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に係るプリズムシートを模式的に示す図である。図1(a)は平面図であり、図1(b)は底面図である。図1(c)は、図1(a)中のI−I線に沿う正面断面図である。

0022

図1(a)〜(c)に示すプリズムシート1は、第1の表面1aに光が出射される光出射面と、第2の表面1bに光が入射される光入射面とを有する。光入射面は、光出射面と対向している。

0023

プリズムシート1は、光出射面側である第1の表面1a側に、凸状のプリズムレンズ1cを複数有する。プリズムレンズ1cは、プリズムシート1の厚み方向と直交する方向に長さ方向を有する略三角柱状であり、横断面が略三角形状である。プリズムレンズ1cは、プリズムシート1の厚み方向と直交する方向に長さ方向を有する略二等辺三角柱状であることが好ましく、横断面が略二等辺三角形状であることが好ましい。プリズムレンズ1cは、横断面と直交する方向、図1(c)では紙面−紙背方向に延びる稜線1dを有する。プリズムシート1の第1の表面1a側において、複数のプリズムレンズ1cは平行に配列されている。プリズムシート1では、プリズムレンズ1cの頂部は丸められている。プリズムレンズ1cの頂部はっていてもよい。

0024

プリズムシート1は、第1の表面1aとは反対の第2の表面1b側に柱状の複数の凸部1eを有する。

0025

図2に、プリズムシート1の凸部1eが設けられた部分を拡大して示す。

0026

図2では、第1の表面1aが上方かつ第2の表面1bが下方となるようにプリズムシート1が配置されている。以下、この配置状態前提として、プリズムシート1の詳細を説明する。

0027

図2に示す配置において、凸部1e1個当たりの上面1xの面積A(mm2)は、1×10−5以上、3×10−3以下である。すなわち、プリズムシート1では、凸部1e1個当たりの上面1xの面積をA(mm2)としたときに、下記式(1)を満たす。凸部1eの上面1xは、プリズムシート1の凸部が設けられていない平面部分を基準として、突出している凸部1eの上端面である。

0028

1×10−5≦A≦3×10−3 ・・・式(1)

0029

さらに、凸部1e1個当たりの下面1yの面積B(mm2)は、凸部1e1個当たりの上面1xの面積(mm2)の0.5倍以上、0.9倍以下である。すなわち、プリズムシート1では、凸部1e1個当たりの上面1xの面積をA(mm2)とし、凸部1e1個当たりの下面1yの面積をB(mm2)としたときに、下記式(2)を満たす。凸部1eの下面1yは、突出している凸部1eの下端面である。凸部1eは、下方に向かって先細りした形状を有する。

0030

0.5A≦B≦0.9A ・・・式(2)

0031

なお、凸部1eでは、該凸部1eの上面の面積Aには、後述する凸部本体11の上面の面積と、表面層12の上面の面積とが含まれる。

0032

また、プリズムシート1では、凸部1eにおける上面1xと側面1zとのなす内角α1(°)が45以上、80以下である。すなわち、凸部1eにおける上面1xと側面1zとのなす内角をα1(°)としたときに、下記式(3)を満たす。凸部1eの側面1zは、斜面である。

0033

45≦α1≦80 ・・・式(3)

0034

さらに、プリズムシート1では、隣り合う凸部1e,1eの中心間の距離ΔW1(mm)が0.02以上、0.7以下である。すなわち、隣り合う凸部1e,1eの中心間の距離をΔW1(mm)としたときに、下記式(4)を満たす。

0035

0.02≦ΔW1≦0.7 ・・・式(4)

0036

本発明者らは、凸部1e1個当たりの上面1xの面積A(mm2)が1×10−5以上、3×10−3以下であり、凸部1e1個当たりの下面1yの面積B(mm2)が凸部1e1個当たりの上面1xの面積A(mm2)の0.5倍以上、0.9倍以下であり、凸部1eにおける上面1xと側面1zとのなす内角α1(°)が45以上、80以下であり、かつ隣り合う凸部1e,1eの中心間の距離ΔW1(mm)が0.02以上、0.7以下である構成の採用により、プリズムシート1に起因するニュートンリングの発生を抑制でき、モアレ現象を抑制でき、更に正面輝度を高めることができることを見出した。面積A及び面積Bの上記関係を満たす適度な大きさの凸部1eの形成により、プリズムシート1の第2の表面1b全体でなく、第2の表面1bの凸部1eの下面1yのみを部分的に拡散板等の他の層に接着させることができ、接着後にプリズムシート1と他の層とに適度な空間を形成することができる。この結果、プリズムシート1に起因するニュートンリングの発生を抑制することができる。また、凸部1eの上面1xの面積Aが下面1yの面積Bよりも適度に大きいことによって、光の拡散を防止することができ、輝度の低下を抑制することができる。

0037

プリズムシート1におけるプリズム構造としては、高い光の制御機能を発揮するために、プリズムレンズ1cの頂角α2(°)は70以上、110以下であることが好ましい。頂角α2(°)は、より好ましくは75以上、更に好ましくは80以上、特に好ましくは85以上、より好ましくは105以下である。頂角α2(°)が上記下限以上及び上記上限以下であると、プリズムシートの輝度をより一層高めることができる。頂角α2(°)は、80以上、105以下であることが特に好ましい。

0038

隣り合うプリズムレンズ1c,1cの頂部間の距離、すなわち溝ピッチΔW2(μm)は、10以上、300以下であることが好ましい。溝ピッチΔW2(μm)は、より好ましくは20以上、より好ましくは200以下、更に好ましくは100以下である。溝ピッチΔW2が上記下限以上であると、プリズムシートの製造が容易である。溝ピッチΔW2が上記上限以下であると、液晶表示セル又はカラーフィルター周期モアレを生じ難く、外観不良が生じ難い。

0039

プリズムシート1の厚み、すなわち第1の表面1aと第2の表面1bとを結ぶ方向のプリズムシート1の厚みは特に限定されず、例えば平均厚みで50μm以上、500μm以下程度である。連続生産を容易にする観点からは、プリズムシート1の平均厚みは、より好ましくは100μm以上、より好ましくは400μm以下である。

0040

プリズムシート1の第2の表面1b側の設けられた凸部1eは、柱状であり、四角錐台状である。プリズムシートの第2の表面側に設けられた凸部の形状は、円錐台又は多角錐台であることが好ましく、円錐台又は四角錐台であることがより好ましい。このような形状の凸部の形成により、プリズムシートに起因するニュートンリングの発生をより一層抑制でき、モアレ現象をより一層抑制でき、更に正面輝度を高めることができる。凸部が円錐台形状又は四角錐台形状である場合に、プリズムシートの厚み方向における凸部の断面形状は台形であることが好ましい。

0041

また、図2に示すように、プリズムシート1では、凸部1eは、凸部本体11と、第2の表面1b側において凸部本体11の外表面を被覆している表面層12とを有する。プリズムシート1では、表面層12と表面層12を除く部分とは、屈折率が異なる材料を用いて形成されている。表面層12を除く部分の屈折率よりも、光入射面である表面層12の屈折率が低い。プリズムシート1では、表面層12が低屈折率材料により形成されている。表面層12を除く部分の屈折率よりも、光入射面である表面層12の屈折率を低くすることによって、プリズムシート1に光が至ったときに、プリズムシート1により反射される光を少なくすることができ、プリズムシート1を用いた液晶表示装置などの輝度を高めることができる。上記屈折率とは、589nmでの屈折率を示す。

0042

プリズムシートにより反射される光を少なくし、輝度を高める観点からは、プリズムシートは第2の表面側に、プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域を有することが好ましい。

0043

プリズムシートにより反射される光をより一層少なくし、輝度をより一層高める観点からは、プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域が、凸部の外表面の領域を含むことが好ましい。プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域が、凸部の外表面の領域と凸部の外表面以外の第2の表面の領域とを含んでいてもよい。

0044

プリズムシートにより反射される光をさらに一層少なくし、輝度をより一層高める観点からは、プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域の屈折率が、プリズムレンズの屈折率よりも0.01以上低いことがより好ましく、0.05以上低いことが更に好ましく、0.1以上低いことが特に好ましい。プリズムシートにより反射される光をさらに一層少なくし、輝度をより一層高める観点からは、プリズムレンズの屈折率が1.30以上、1.40以下であり、プリズムレンズの屈折率よりも屈折率が低い領域の屈折率が1.55以上、1.65以下であることが特に好ましい。

0045

図3に、本発明の第2の実施形態に係るプリズムシートを正面断面図で示す。

0046

図3に示すプリズムシート21は、第1の表面21a側に、凸状の複数のプリズムレンズ21cを有し、第2の表面21b側に柱状の複数の凸部21eを有する。プリズムシート21では、凸部21e全体が低屈折率材料により形成されている。凸部21eと凸部21eを除く部分とは、屈折率が異なる材料を用いて形成されている。凸部21eを除く部分の屈折率よりも、光入射面である凸部21eの屈折率が低い。

0047

図4に、本発明の第3の実施形態に係るプリズムシートを正面断面図で示す。

0048

図4に示すプリズムシート31は、第1の表面31a側に、凸状の複数のプリズムレンズ31cを有し、第2の表面31b側に柱状の複数の凸部31eを有する。プリズムシート31では、プリズムレンズ31cを含む第1の表面31a全体の屈折率よりも、光入射面である凸部31eを含む第2の表面31b全体の屈折率が低い。プリズムレンズ31を含む第1の表面31a全体と、凸部31eを含む第2の表面31b全体とが、屈折率が異なる材料を用いて形成されている。凸部31eだけでなく、凸部31eの周囲に位置する第2の表面31b部分も低屈折率材料により形成されている。

0049

プリズムシート21,31でも、プリズムシート21,31に光が至ったときに、光入射面である第2の表面1b側に低屈折率部分が設けられているため、プリズムシート1により反射される光を少なくすることができ、プリズムシート21,31を用いた液晶表示装置などの輝度を高めることができる。

0050

図5に、本発明の第4の実施形態に係るプリズムシートを正面断面図で示す。

0051

図5に示すプリズムシート41は、第1の表面41a側に、凸状の複数のプリズムレンズ41cを有し、第2の表面41b側に柱状の複数の凸部41eを有する。プリズムシート41では、プリズムシート41全体が1つの材料により形成されている。このように、低屈折率材料は必ずしも用いられていなくてもよい。プリズムシート全体を1つの材料により形成する場合には、プリズムシートの製造が容易である。

0052

プリズムシートは、光透過性を有する。プリズムシートは、光透過性の材料により形成されている。プリズムシートの光が透過する光の波長領域は特に限定されない。該波長領域は、用途に応じて適宜選択できる。例えば、プリズムシートが液晶表示装置の導光板として用いられる場合、一般には、380nm以上、700nm以下程度の可視光領域が、透過光の波長領域として設定される。

0053

プリズムシートの透明性を高める観点からは、プリズムシート1の材料の主体は透明であることが好ましい。プリズムシートの材料100重量%中、80重量%以上の材料が透明であることが好ましい。

0055

少なくともプリズムレンズが、ポリカーボネートにより形成されていることが好ましい。プリズムシートの50重量%以上が、ポリカーボネートにより形成されていることが好ましい。ポリカーボネートの使用により、プリズムシートの透明性を高めることができ、更に耐熱性及び耐候性も高めることができる。透明性、耐熱性及び耐候性を高めるために、プリズムシート全体が、ポリカーボネートにより形成されていることが好ましい。但し、部分的に屈折率を異ならせるために、ポリカーボネートとポリカーボネート以外の樹脂とを用いてもよい。

0056

プリズムシートの材料として、透光性阻害しない範囲で、耐候剤、架橋助剤又は補強剤等を適宜用いてもよい。

0057

本発明に係るプリズムシートは、バックライトユニットに好適に用いられる。本発明に係るプリズムシートは、液晶表示装置に好適に用いられる。光学シートは、透写型表示装置又はテレビジョン受像機などの様々な光学装置において、光源からの光の利用効率を高める用途に適宜用いることができる。さらに、光学シートは、照明器具にも用いることができる。

0058

以下、実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明する。本発明はこれら実施例のみに限定されない。

0059

(実施例1)
図6に示す溶融押出装置51を用いて、溶融押出法により、図5に示すプリズムシート41を作製した。

0060

ポリカーボネートである透明樹脂(「パンライト1225ZE」、帝人化成社製、589nmにおける屈折率1.58)を、ダイス52からシート状に溶融押出しして、成膜した。プリズムシートのプリズムレンズ形状反転した形状に相当する凹部を表面に有する第1の賦型ロール53と、プリズムシートの柱状の凸部形状を反転した形状に相当する凹部を表面に有する第2の賦型ロール54とを用いて、成膜された熱可塑性樹脂Aを、第1の賦型ロール53と第2の賦型ロール54との間で挟圧し、賦型して、搬送した。これにより、賦型シートの第1の表面側にプリズムレンズ形状の凸部を形成し、かつ賦型シートの第2の表面側に柱状の凸部を形成した。

0061

その後、賦型シートを冷却ロールにより冷却し、平均厚みが150μmであるプリズムシートを得た。得られたプリズムシートにおける柱状の凸部の形状、面積A、面積B、内角α1及び中心間距離ΔW1、並びにプリズムレンズの溝ピッチΔW2及び横断面が二等辺三角形状であるプリズムレンズの頂角α2は下記の表1に示す値であった。

0062

(実施例2〜25)
第1,第2の賦型ロールの種類をかえて、凹部の形状が異なる第1,第2の賦型ロールを用いたこと以外は実施例1と同様にして、プリズムシートにおける柱状の凸部の形状、面積A、面積B、内角α1及び中心間距離ΔW1、並びにプリズムレンズの溝ピッチΔW2及び頂角α2が下記の表1に示す値であるプリズムシートを得た。

0063

(比較例1)
第2の賦型ロールにかえて、表面が平滑であり、表面に凹部を有さないタッチロールロールを用いたこと以外は実施例1と同様にして、プリズムレンズの溝ピッチΔW2及びプリズムレンズの頂角α2が下記の表1に示す値であるプリズムシートを得た。得られたプリズムシートは、第2の表面側に柱状の凸部を有さなかった。

0064

(比較例2〜8)
第1,第2の賦型ロールの種類をかえて、凹部の形状が異なる第1,第2の賦型ロールを用いたこと以外は実施例1と同様にして、プリズムシートにおける柱状の凸部の形状、面積A、面積B、内角α1及び中心間距離ΔW1、並びにプリズムレンズの溝ピッチΔW2及び頂角α2が下記の表1に示す値であるプリズムシートを得た。

0065

(実施例26)
図6に示す溶融押出装置51を用いて、溶融押出法により、図1に示すプリズムシート1を作製した。

0066

ポリカーボネートである透明樹脂(「パンライト1225ZE」、帝人化成社製、589nmにおける屈折率1.58)を、ダイス52からシート状に溶融押出しして、成膜した。プリズムシートのプリズムレンズ形状を反転した形状に相当する凹部を表面に有する第1の賦型ロール53と、プリズムシートの柱状の凸部形状を反転した形状に相当する凹部を表面に有し、かつ該凹部の内周面に用樹脂したフッ素樹脂(低屈折率材料、サイトップ、「CTX−809AP」、旭硝子社製、589nmにおける屈折率1.34)を充填した第2の賦型ロール54とを用いて、成膜された熱可塑性樹脂Aを、第1の賦型ロール53と第2の賦型ロール54との間で挟圧し、賦型して、搬送した。これにより、賦型シートの第1の表面側にプリズムレンズ形状の凸部を形成した。さらに、賦型シートの第2の表面に凸部本体と、該凸部本体の表面を被覆しており、かつ低屈折率材料により形成された表面層とを有する柱状の凸部を形成した。

0067

その後、賦型シートを冷却ロールにより冷却し、平均厚みが150μmであるプリズムシートを得た。得られたプリズムシートにおける柱状の凸部の形状、面積A、面積B、内角α1及び中心間距離ΔW1、並びにプリズムレンズの溝ピッチΔW2及び横断面が二等辺三角形状であるプリズムレンズの頂角α2は下記の表2に示す値であった。

0068

(実施例27〜50)
第1,第2の賦型ロールの種類をかえて、凹部の形状が異なる第1,第2の賦型ロールを用いたこと以外は実施例26と同様にして、プリズムシートにおける柱状の凸部の形状、面積A、面積B、内角α1及び中心間距離ΔW1、並びにプリズムレンズの溝ピッチΔW2及び頂角α2が下記の表2に示す値であるプリズムシートを得た。

0069

(比較例9)
第2の賦型ロールにかえて、表面が平滑であり、表面に凹部を有さないタッチロール賦型ロールを用いたこと、並びに2層押出法により第1の表面側をポリカーボネート(「パンライト1225ZE」、帝人化成社製)により形成し、第2の表面側をフッ素樹脂(低屈折率材料、サイトップ、「CTX−809AP」、旭硝子社製)により形成したこと以外は実施例26と同様にして、2層構造を有するプリズムシートであって、プリズムレンズの溝ピッチΔW2及びプリズムレンズの頂角α2が下記の表2に示す値であるプリズムシートを得た。得られたプリズムシートは、第2の表面側に凸部を有さなかった。

0070

(比較例10〜16)
第1,第2の賦型ロールの種類をかえて、凹部の形状が異なる第1,第2の賦型ロールを用いたこと以外は実施例26と同様にして、プリズムシートにおける柱状の凸部の形状、面積A、面積B、内角α1及び中心間距離ΔW1、並びにプリズムレンズの溝ピッチΔW2及びプリズムレンズの頂角α2が下記の表2に示す値であるプリズムシートを得た。

0071

(評価)
(1)輝度
輝度を評価するために、GreenHouse社製19インチモニターのバックライトユニット(CCFL長辺2灯式)を用いた。光源を配置し、導光板上に拡散シート(恵和社製「BS912」)を載せて、その上にプリズムレンズが上方になるように得られたプリズムシートを載せ、評価サンプルを得た。視野角特性測定装置(ELDIM社製「EZContrast80」を用いて、評価サンプルの0°における輝度(正面輝度)を測定した。

0072

(2)ニュートンリング
輝度の評価で得られた評価サンプルにおいて、ニュートンリングの有無を50人が目視で観察した。ニュートンリングを下記の判定基準で判定した。

0073

[ニュートンリングの判定基準]
○○:ニュートンリングが見られると判断した人が0人
○:ニュートンリングが見られると判断した人が1〜5人
×:ニュートンリングが見られると判断した人が6〜50人

0074

(3)モアレ現象
モニターの上に、プリズムレンズが上方になるように得られたプリズムシートを載せて、モアレ現象の有無を50人が目視で観察した。モアレ現象を下記の判定基準で判定した。

0075

[モアレ現象の判定基準]
○○:モアレ現象が見られると判断した人が0人
○:モアレ現象が見られると判断した人が1〜5人
×:モアレ現象が見られると判断した人が6〜50人

0076

(4)明暗むら
輝度の評価で得られた評価サンプルにおいて、明暗むらを50人が目視で観察した。明暗むらを下記の判定基準で判定した。

0077

[明暗むらの判定基準]
○○:明暗むらが見られると判断した人が0人
○:明暗むらが見られると判断した人が1〜5人
×:明暗むらが見られると判断した人が6〜50人

0078

結果を下記の表1〜2に示す。下記の表1〜2において、「E−02」は10−2、「E−03」は10−3、「E−04」は10−4、「E−05」は10−5を示す。下記の表2において、PCはポリカーボネート(「パンライト1225ZE」、帝人化成社製)を示し、FRはフッ素樹脂(サイトップ、「CTX−809AP」、旭硝子社製)を示す。

0079

0080

0081

1…プリズムシート
1a…第1の表面
1b…第2の表面
1c…プリズムレンズ
1d…稜線
1e…凸部
1x…上面
1y…下面
1z…側面
11…凸部本体
12…表面層
21,31,41…プリズムシート
21a,31a,41a…第1の表面
21b,31b,41b…第2の表面
21c,31c,41c…プリズムレンズ
21e,31e,41e…凸部

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