図面 (/)

技術 免疫学的検査具

出願人 アドテック株式会社
発明者 小林薫高山勝好小林行治
出願日 2010年9月14日 (9年2ヶ月経過) 出願番号 2010-205969
公開日 2012年3月29日 (7年7ヶ月経過) 公開番号 2012-063175
状態 特許登録済
技術分野 生物学的材料の調査,分析
主要キーワード 分割突起 穿孔突起 登録意匠 字突起 滴下箇所 破断突起 投入箇所 蒸散孔
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年3月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

試験紙に展開溶媒展開される時間を短縮し、迅速かつ正確に検体検査診断するための免疫学的検査具を提供する。

解決手段

箱形ケースの内部に、毛細管現象によって輸液可能な帯状の試験紙と、展開溶媒を貯蔵する展開溶媒パックとを収容する。展開溶媒パックを、試験紙の長さ方向の一端部でこの試験紙より上方に、その開口を下方に向けて取り付ける。展開溶媒パックの直下のケース底面に、展開溶媒パックの開口を封止している薄膜穿孔する複数の穿孔突起を平面視して縦横に設ける。誤操作のおそれなく、かつ確実に大きな穿孔を形成でき、試験紙にて展開溶媒の展開を迅速に行える。

概要

背景

従来の抗原抗体反応を用いる臨床検体免疫学的検査に用いられる検査具としては、特許文献1に記載されたものが知られている。免疫学的検定は、抗原と抗体の反応を利用して血液、唾液、便、尿のような生物学的液体の中に含まれる物質のレベルを測定する生化学的試験である。
特許文献1に記載されたこの免疫学的検査具にあっては、毛細管現象によって輸液可能な展開器材を有し、その一端には展開液層内の展開液を吸収するための展開液供給ゾーンが設けられている。この展開器材は、さらに、酵素標識試薬を含有した酵素標識試薬ゾーンと、検体に含まれる抗原抗体を検出する検出ゾーンとを有している。上記展開液は展開液槽に保持されており、この展開液槽は、展開液吸収ゾーンの上部又は下部に設けられている。そして、この展開液槽はケースと一体に形成され、この展開液槽の開口は膜により封止されている。

概要

試験紙に展開溶媒が展開される時間を短縮し、迅速かつ正確に検体の検査診断するための免疫学的検査具を提供する。箱形のケースの内部に、毛細管現象によって輸液可能な帯状の試験紙と、展開溶媒を貯蔵する展開溶媒パックとを収容する。展開溶媒パックを、試験紙の長さ方向の一端部でこの試験紙より上方に、その開口を下方に向けて取り付ける。展開溶媒パックの直下のケース底面に、展開溶媒パックの開口を封止している薄膜穿孔する複数の穿孔突起を平面視して縦横に設ける。誤操作のおそれなく、かつ確実に大きな穿孔を形成でき、試験紙にて展開溶媒の展開を迅速に行える。

目的

この発明は、展開液を貯蔵している容器の薄膜を容易に穿孔することができ、試験紙に展開溶媒が展開される時間を短縮することにより、迅速かつ正確な検体の検査・診断をすることができる免疫学的検査具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

長方形の底面および平坦な上面を有する箱形ケースと、所定長さの帯状体で形成され、その長辺をこのケースの底面の長辺と平行にしてケースの底面に載置され、毛細管現象によって輸液可能とされる試験紙と、このケースの長さ方向の一端部の底面に、この載置された試験紙の長さ方向の一端部を取り囲むように配置されて立設された穿孔用突起と、上記ケースの内部であって、この穿孔用突起の上方でかつ上記試験紙の一端部の上方に配置され、展開溶媒貯蔵される展開溶媒パックと、を備えた免疫学的検査具であって、上記試験紙はその長さ方向の一端部から他端部側に所定長さだけ離間した位置に検体滴下される検体滴下部を有し、この検体滴下部より長さ方向の他端側に滴下された検体が陽性であるか否かを判定する判定部を有するとともに、上記展開溶媒パックを上記穿孔用突起に押し付けることにより、この展開溶媒パックに穿孔し、その展開溶媒を判定部に向かって輸送する免疫学的検査具。

請求項2

上記穿孔用突起は、コの字形状に配設された複数の分割片に分割されて、上記底面の長辺に平行な1対の長辺突起と、上記底面の短辺に平行な短辺突起とを有するとともに、この短辺突起は複数の分割突起により形成される請求項1に記載の免疫学的検査具。

技術分野

0001

この発明は抗原抗体反応を用いる臨床検体免疫学的検査に用いられる免疫学的検査具、詳しくは被検物質の有無や種別簡易・迅速かつ正確に検査診断するための新規な免疫学的検査具に関する。

背景技術

0002

従来の抗原抗体反応を用いる臨床検体の免疫学的検査に用いられる検査具としては、特許文献1に記載されたものが知られている。免疫学的検定は、抗原と抗体の反応を利用して血液、唾液、便、尿のような生物学的液体の中に含まれる物質のレベルを測定する生化学的試験である。
特許文献1に記載されたこの免疫学的検査具にあっては、毛細管現象によって輸液可能な展開器材を有し、その一端には展開液層内の展開液を吸収するための展開液供給ゾーンが設けられている。この展開器材は、さらに、酵素標識試薬を含有した酵素標識試薬ゾーンと、検体に含まれる抗原抗体を検出する検出ゾーンとを有している。上記展開液は展開液槽に保持されており、この展開液槽は、展開液吸収ゾーンの上部又は下部に設けられている。そして、この展開液槽はケースと一体に形成され、この展開液槽の開口は膜により封止されている。

先行技術

0003

特開平10−300750号公報
登録意匠第887647号公報
特開昭63−223559号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に記載の免疫学的検査具において、展開液吸収ゾーンの下部に展開液槽を設けて、その展開液を展開液槽から流出させるための破断部分がケースの外側に突出してるため、誤ってこの部分を押圧してしまい、展開液槽の薄膜を破ってしまうおそれがあった。
また、特許文献2に示す液ポット上部タイプでは、展開液の流出速度が速く、展開液が飛び散ることにより、展開結果再現性が悪いという問題点があった。さらに,特許文献3に示すツメ破りブリスタータイプでは、展開不良が懸念された。

0005

そこで、この発明は、破断突起をケースの底部に設置し、かつその突起複数個設置し、さらにこの突起の形状を平面視してT字型、コの字型のように構成して空気の流れやすい構造とすることにより、ケース内部での液だまりの発生や、展開不良を無くすこととした。また、この検査具においてはその下部に傾斜をつけることにより、薄膜の破断後に展開液がケース底部の中央部分に流れ込む構造として、展開液の飛び散りを防止した。
また、この発明は、展開液を貯蔵している容器の薄膜を容易に穿孔することができ、試験紙に展開溶媒が展開される時間を短縮することにより、迅速かつ正確な検体の検査・診断をすることができる免疫学的検査具を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

請求項1に記載の発明は、長方形の底面および平坦な上面を有する箱形のケースと、所定長さの帯状体で形成され、その長辺をこのケースの底面の長辺と平行にしてケースの底面に載置され、毛細管現象によって輸液可能とされる試験紙と、このケースの長さ方向の一端部の底面に、この載置された試験紙の長さ方向の一端部を取り囲むように配置されて立設された穿孔用突起と、上記ケースの内部であって、この穿孔用突起の上方でかつ上記試験紙の一端部の上方に配置され、展開溶媒が貯蔵される展開溶媒パックと、を備えた免疫学的検査具であって、上記試験紙はその長さ方向の一端部から他端部側に所定長さだけ離間した位置に検体が滴下される検体滴下部を有し、この検体滴下部より長さ方向の他端側に滴下された検体が陽性であるか否かを判定する判定部を有するとともに、上記展開溶媒パックを上記穿孔用突起に押し付けることにより、この展開溶媒パックに穿孔し、その展開溶媒を判定部に向かって輸送する免疫学的検査具である。

0007

請求項1に記載の発明によれば、この免疫学的検査具は、ケース内に試験紙及びケースとは別体の展開溶媒パックが収容されている。このケースには、展開溶媒パックに孔を穿ち展開溶媒を試験紙に対して供給するための穿孔用突起が設けられている。
この試験紙は、上記箱形のケースを水平に載置した際、この試験紙も水平になるようにケースに保持されている。
したがって、この検査具にあっては、検体を試験紙に滴下した後、展開溶媒パックを穿孔する。試験紙は、毛細管現象によって輸液可能な構造で形成されているため、その一端部に供給された展開溶媒は試験紙によりその他端側に向かって輸液される。この場合の輸液とは、試験紙の長さ方向の一端部から他端部に向かって展開溶媒が展開されることをいう。
また、この展開溶媒パックは、ケース内部にてケースとは別体で形成されている。この展開溶媒パックを押圧すると、展開溶媒パックを封止する薄膜は穿孔用突起によりその当接部が破断され穿孔されることとなる。展開溶媒パックに貯蔵されている展開溶媒は、下方に流れ出て、試験紙の長さ方向の一端部にしみこみさらに他端部に向かって展開されることとなる。よって、検体は、展開されてきた展開溶媒によって溶解される。この検体を溶解した展開溶媒は毛細管現象によりさらに判定部に向かって展開される。検体を溶解した展開液が判定部に到達した際に判定部では例えば発光反応が起こる。この発光反応(発色、蛍光反応などを含む)の発光(発色、蛍光反応などを含む)により検体が陽性であるか否かを判定することができる。
これらの結果、ケースより突出することなくそのケースの内部に保持された展開溶媒パックを下方に向かって(穿孔用突起に向かって)押圧するだけで展開溶媒パックを穿孔することができ、迅速かつ正確に検体の免疫学的検査を行うことができる。
さらに、展開溶媒パックは、ケースとは別体で形成されていることから、この検査具にあっては、ケースは展開溶媒パックとは別に製造することができ、このケースに対して別途製造した各種抗原抗体反応用の展開溶媒パックを準備することにより各種抗原抗体反応の免疫学的検査具とすることができる。つまり、ケースとパックを一体に形成する従来品に比べてこの免疫学的検査具はより安価に製造することができる。また、各種の市販の展開溶媒パックを使用することができる。

0008

また、この発明では、上記ケースは上記試験紙に試薬投入されるための試薬投入口を形成し、この試薬投入口と上記判定部との間のケースに、上記検体を滴下するための検体滴下口を形成することもできる。
このように構成すれば、検体を検体滴下口から投入し、試薬を試薬投入口から投入する際、試験紙上ではこの検体の滴下箇所と試薬の投入箇所とが離間していることとなる。
そして、試験紙に展開溶媒が展開されると、この展開溶媒は検体の各種成分を展開するが、この展開速度はその成分ごとに異なる。検体中に含まれる被検物質が試験紙に展開し、この被検物質は試薬と反応し、その反応物質が検出部にて検出される。このため、検体の前処理を行わずに検体が陽性であるか否かを判断することができる。

0009

さらに、上記試験紙の長さ方向の他端部に、上記展開溶媒を吸収する吸収パッドを設け、この吸収パッドの直上のケースに蒸散孔を形成することもできる。
この場合、展開溶媒パックに貯蔵された展開溶媒が試験紙に展開すると、この展開溶媒は、判定部を通過した後、吸収パッドに吸収される。このため、この展開溶媒が試験紙内を逆流することを完全に防止することができる。
また、吸収パッドの直上のケースに蒸散孔が形成されているため、吸収パッドに吸収される展開溶媒の量が多い場合、蒸散孔から展開溶媒が蒸散するため、展開溶媒の試験紙の逆流をさらに完全に防止することができる。

0010

請求項2に記載の発明は、上記穿孔用突起は、コの字形状に配設された複数の分割片に分割されて、上記底面の長辺に平行な1対の長辺突起と、上記底面の短辺に平行な短辺突起とを有するとともに、この短辺突起は複数の分割突起により形成される請求項1に記載の免疫学的検査具である。
請求項2に記載の発明によれば、穿孔用突起を複数の分割片である長辺突起と短辺突起とに分割し、さらにこの短辺突起を複数の例えばT字形十字型、H字型、E字型、U字型など同時に縦横を破断できる構造の分割突起に分割している。このため、展開溶媒パックへの押圧力が小さくても容易に展開溶媒パックに複数個の孔を形成することができる。また、このパックを形成する例えば薄膜に穿孔された複数の孔の穿孔面積がそれぞれ小さいため、このパックからの展開溶媒の流出速度を抑えることができ、展開溶媒が飛散することを防ぐことができる。

発明の効果

0011

この発明に係る免疫学的検査具によれば、ケース内に試験紙及び展開溶媒パックが収容される。このとき、このケースの底面には試験紙の一端部を穿孔用突起が取り囲んで設けられている。また、この展開溶媒パックは、ケースとは別体である。さらに、この展開溶媒パックは試験紙より上方に設けられている。このため、展開溶媒パックを押圧するだけで展開溶媒パック、例えばその下面を構成する薄膜に複数の孔を確実に開けることができ、迅速かつ正確に検体の免疫学的検査を行うことができる。また、展開パックはケース内部に配設されて上側に突出していないため、誤って押圧されるおそれを無くすことができる。
さらに、展開溶媒パックは、ケースとは別体であることから、パックとは別にケースを製造することができ、ケースとは別に各種抗原抗体反応用の展開溶媒パックを準備することにより、各種抗原抗体反応の免疫学的検査具とすることができる。つまり、この免疫学的検査具をきわめて安価に製造することができる。

0012

また、請求項2に記載の発明によれば、展開溶媒パックに対する押圧力(外力)が小さくても容易に展開溶媒パックを穿孔することができる。この場合、平面視して縦横に配置された複数の突起により穿孔するため、所定の大きさの穿孔をパックに形成することができ、さらに、複数の穿孔についてその穿孔面積が小さいため、展開溶媒の流出速度を抑えることができ、展開溶媒が一時に流出することでのケース内への飛散を防ぐことができる。

図面の簡単な説明

0013

この発明の実施例1に係る免疫学的検査具の斜視図である。
この発明の実施例1に係る免疫学的検査具の上側部材を示す斜視図である。
この発明の実施例1に係る免疫学的検査具の下側部材を示す斜視図である。
この発明の実施例1に係る免疫学的検査具の断面図である。
この発明の実施例2に係る免疫学的検査具の下側部材を示す斜視図である。

0014

この発明の実施例1に係る免疫学的検査具10を図1図4を参照に説明する。この免疫学的検査具10は、上側部材11と下側部材21とを互いに嵌合させてケースを形成する。このケースは平面視して矩形の箱状に形成されている。つまり、このケースは所定幅、所定長さ、所定高さを有し、内部に密閉された空間を有している。このケースの寸法は、免疫学的検査具にて検査する対象により適宜変更される。このケースの内部に、試験紙30と、この試験紙30の上方に取り付けられる展開溶媒パック40と、が収容されている。

0015

上記下側部材21は、平面視して矩形の底部とこの底部の外周に形成された側面部とを有している。この下側部材21はプラスチック製である。この下側部材21は、その一端から、後述する試験紙30の長さまでの部分に、試験紙載置部21Aが形成されている。そして、この試験紙30の長さまでの部分から、この下側部材21の他端までの部分に溶媒貯留部21Bが形成されている。この試験紙載置部21Aとこの溶媒貯留部21Bとの境界には上記側面部と同じ高さの仕切板23が形成されている。
この試験紙載置部21Aは、その中央部に、後述する試験紙30を載置するための台座25が形成されている。この台座25の形状は、この試験紙30を平面視した形状と同一である。この台座25は、上記下側部材21を水平に載置した場合、この下側部材21から上方に突出するように設けられている。この台座25の高さは、上記仕切板23の高さと同じである。この台座25の端部には、この試験紙30の位置ズレを防止するための突起22a,22b,22c,22dが設けられている。
上記溶媒貯留部21Bの中央部には、上記下側部材21を水平に載置した場合、この下側部材21から上方に突出した穿孔用突起24a,24b,24cが設けられている。具体的には、後述する試験紙の一端部をコの字形状に取り囲むように、上記下側部材21の長辺に平行な一対の長辺突起24a,24bが上記溶媒貯留部21Bに設けられている。そして、上記下側部材21の短辺に平行な短辺突起24cが上記溶媒貯留部21Bに設けられている。これらの穿孔用突起24a,24b,24cの突出長さは、上記仕切板23の高さより高く形成されている。
上記下側部材21におけるこの溶媒貯留部21Bが占める空間の体積は、後述する展開溶媒パック40に保持される展開溶媒の体積よりも大きい。

0016

上記試験紙30は、毛細管現象によって展開可能な吸水性の材料で構成され、帯状に形成されている。この試験紙30の一端には、展開溶媒を試験紙に吸収させる吸収部が形成されている。この吸収部の隣には反応試薬が滴下される反応試薬投入部Aが形成されている。この反応試薬投入部Aの隣には、検体が滴下される検体滴下部Bが形成されている。この検体滴下部Bの隣には判定部Cが形成されている。判定部Cには、陽性判定部31と、参照部32とを有している。この陽性判定部31には、発光基質が試験紙30内に埋設されている。そして、この試験紙30の他端には、展開溶媒を吸収する吸収パッド50が設けられている。この試験紙30は、上記台座25に載置される。
上記吸収パッド50は、吸水性のある材料で構成されたろ紙である。

0017

上記上側部材11は、上記下側部材21に嵌合した場合、この上側部材11と、この下側部材21とに隙間が生じないように形成されている。
この上側部材11は、この下側部材21に嵌合する上側本体部材11Aと、この上側本体部材の中央部分を開閉する開閉部材11Bと、が連結している。
この上側本体部材11Aの一端の内側に、後述する展開溶媒パック40の端部を掛止する掛止部15Aが形成されている。そして、この掛止部15Aに展開溶媒パック40を掛止した場合、この展開溶媒パック40の容器42の底部分が外部に露出するための展開溶媒パック露出孔15が、この上側本体部材11Aに形成されている。この展開溶媒パック露出孔15の形状は、上記容器42の平面視した形状と同一である。
上記反応試薬投入部Aに反応試薬を滴下するために、この反応試薬投入部の直上のこの上側本体部材11Aに反応試薬投入口14が形成されている。そして、検体を上記検体滴下部Bに滴下するために、この検体滴下部Bの直上のこの本体部材11Aに検体滴下口13Aが形成されている。さらに、判定部Cでの判定を目視で行うことが可能にするため、この判定部Cの直上のこの上側本体部材11Aに判定孔12が形成されている。さらにまた、上記吸収パッド50に吸収した展開溶媒を蒸発させるために、この吸収パッド50の直上のこの本体部材11Aに複数の蒸散孔16が形成されている。
上記反応試薬投入口14と、上記検体滴下口13Aとの上部に、反応試薬投入口14を開閉するように上記開閉部材11Bが取り付けられている。このため、この開閉部材11Bは、この反応試薬投入口14を閉口する蓋の役割を果たす。この開閉部材11Bにてこの反応試薬投入口14を閉口したときに、上記検体滴下口13Aに試薬を投入することができるように、この開閉部材11Bに第2の検体滴下口13Bが形成されている。この検体滴下口13Aと、この第2の検体滴下口13Bは、開閉部材11Bにて反応試薬投入口14を閉口した際、一つの滴下口13を形成する。
上記開閉部材11Bを閉じた際に、この第2の検体滴下口13Bと同位置でかつこの開閉部材11Bの裏面から下方に突出するように分離ろ紙取付突起17が設けられている。この分離ろ紙取付突起17に嵌合可能な枠11Cが上記開閉部材11Bに連結されている。

0018

上記溶媒展開パック40は、開口を有する容器42と、この開口を封止するアルミニウム薄膜41とにより構成されている。
上記容器42は、平面視して矩形であり、開口を有している。この容器42はプラスチック製である。この容器42の側面はM字型に形成されている。つまり、この容器42の長さ方向の端部から中央部に向かって底面が傾斜している。このため、この容器42の中央部における容器42の高さは、端部における高さより低く形成されている。このため、容器42の中央部の押圧を容易にするとともに、後述するアルミニウム薄膜41を容易に穿孔することができる。この容器42の開口の外周にはフランジが形成されている。
上記アルミニウム薄膜41は、上記容器42の矩形の開口を封止している。具体的には、上記フランジの外周形状と同じ形状のアルミニウム薄膜41がその縁部をフランジに熱圧着などされることにより、接着されて、この容器42の開口を封止している。
上記展開溶媒パック40のフランジは、上記掛止部15Aに掛止される。この際、開口を下方に向けて取り付けられる。つまり、上記アルミニウム薄膜41が下方に、上記容器42は上方に向けて取り付けられる。
この展開溶媒パック40を掛止する掛止部15Aは、上記上側本体部材11Aに形成されているため、上記試験紙30より上方に配置されることとなる。

0019

上記のように構成された免疫学的検査具10を用いて、検体中の抗FIV抗体ネコ免疫不全ウィルス)を検出する方法を説明する。

0020

まず、分離ろ紙取付突起17に、血球分離膜を載置し、枠11Cを分離ろ紙取付突起17に嵌合させることにより、血球分離膜を取り付ける。その後、上記開閉部材11Bを閉じた状態で、上記滴下口13から検体を滴下する。滴下直後、この開閉部材11Bを開き、反応試薬投入口14に酵素標識抗体を滴下する。滴下後、展開溶媒パック露出孔15から上記容器42を押圧する。このとき、上記アルミニウム薄膜41が上記穿孔用突起24a,24b,24cによって穿孔され、上記展開溶媒パック40に貯蔵されていた展開溶媒が下方に流れる。と同時に、試験紙30の一端に形成された吸収部からこの展開溶媒を吸収する。この展開溶媒が展開され、反応試薬投入部Aに展開溶媒が到達する。そして、展開溶媒はこの酵素標識抗体とともに試験紙30を展開する。
展開溶媒が検体滴下部Bに到達する。そして、展開溶媒は酵素標識抗体、検体とともに試験紙30の陽性判定部31に向けて展開する。
その後、展開溶媒、酵素標識抗体、検体の順に陽性判定部31に到達する。
酵素標識抗体が陽性判定部31に到達した後、この酵素標識抗体は、陽性判定部31に保持される。そして、検体が陽性判定部31に到達する。
このとき、検体中の抗FIV抗体は、上記酵素標識抗体と反応し、[抗FIV抗体−酵素標識抗体]複合体を形成する。そして、この[抗FIV抗体−酵素標識抗体]複合体は、陽性判定部31に埋設された発光基質と発光反応することで、抗HIV抗体を検出することができる。

0021

実施例2に係る免疫学的検査具は、下側部材101における溶媒貯留部101Bの中央部には、下側部材101を水平に載置した場合、この下側部材101から上方に突出した穿孔用突起のうち、短辺突起104が4つに分割された状態で設けられている。この短辺突起104は平面視したときT字型形状に形成されている。その他の構成は実施例1と同一なので省略する。

0022

突起構造を従来タイプ(一字タイプ)で評価した場合、38検体中6検体で展開不良や、展開時間の再現性がとれないものがあった。これに対して、この実施例に係る場合(T字タイプ)は、38検体のすべてにおいて成功した。

実施例

0023

実施例2に係る免疫学的検査具を用いた際、T字型の短辺突起の角部分で溶媒展開パックのアルミニウム薄膜を容易に穿孔することができる。このため、実施例2に係る免疫学的検査具を用いた際、容易に迅速かつ正確な検査を行うことができる。
なお、上記実施例では平面視してT字形状の突起について説明したが、平面視して+字形状、U字形状、E字形状などの縦横に辺を有する突起であれば、縦横に破れた大きな穿孔を一時にパック薄膜に形成することができ、T字突起と同様の効果を発揮することができる。

0024

10免疫学的検査具、
11 上側部材、
21、101 下側部材、
24a、24b 長辺突起、
24c、104短辺突起、
30試験紙、
40展開溶媒パック、
B検体滴下部、
C 判定部。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ