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技術 助手席用エアバッグ装置

出願人 トヨタ自動車株式会社
発明者 藤原祐介深渡瀬修加藤秀樹
出願日 2010年9月6日 (9年10ヶ月経過) 出願番号 2010-199392
公開日 2012年3月22日 (8年3ヶ月経過) 公開番号 2012-056370
状態 特許登録済
技術分野 エアバッグ 計器板
主要キーワード バッグ部材 規制構造 トップマウント 折畳状態 ウィンドシールドガラス シリンダタイプ インストルメントパネルリインフォースメント 車両下側
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年3月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

課題

エアバッグの容量を低減する。

解決手段

助手席用エアバッグ装置10は、インストルメントパネル12の上下方向中間部18に形成された一対のエアバッグドア20,22と、インストルメントパネル12の表側に膨張展開されるエアバッグ32と、車両上側のエアバッグドア20をインストルメントパネル12に対して開放可能に支持すると共に、板金製とされ、且つ、エアバッグ32の展開膨張時に、エアバッグドア20の裏面20Aでエアバッグ32からの反力F1を受けるように、エアバッグドア20を開放方向の中間位置で保持するヒンジ部材34と、を備えている。この構成によれば、エアバッグ32により近い位置に配置されたエアバッグドア20でエアバッグ32からの反力F1を受けることができるので、エアバッグドア20の代わりにウィンドシールドガラス60の中央部60Bで反力を受ける場合に比して、エアバッグ32の容量を低減できる。

概要

背景

従来、助手席用エアバッグ装置の分野では、次の技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。つまり、特許文献1には、助手席の前方に膨張展開されるバッグ部材を備え、インストルメントパネルの上部に設けられた助手席用乗員保護装置が開示されている。この助手席用保護装置において、バッグ部材は、膨張展開時にインストルメントパネルの上方に設けられたウィンドシールドガラス干渉されるようになっている。

概要

エアバッグの容量を低減する。助手席用エアバッグ装置10は、インストルメントパネル12の上下方向中間部18に形成された一対のエアバッグドア20,22と、インストルメントパネル12の表側に膨張展開されるエアバッグ32と、車両上側のエアバッグドア20をインストルメントパネル12に対して開放可能に支持すると共に、板金製とされ、且つ、エアバッグ32の展開膨張時に、エアバッグドア20の裏面20Aでエアバッグ32からの反力F1を受けるように、エアバッグドア20を開放方向の中間位置で保持するヒンジ部材34と、を備えている。この構成によれば、エアバッグ32により近い位置に配置されたエアバッグドア20でエアバッグ32からの反力F1を受けることができるので、エアバッグドア20の代わりにウィンドシールドガラス60の中央部60Bで反力を受ける場合に比して、エアバッグ32の容量を低減できる。

目的

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、エアバッグの容量を低減することができるミッドマウント式の助手席用エアバッグ装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部に車両上下方向に並んで形成されると共に、互いの側の端部を開放端としてそれぞれ車両上側及び車両下側開放可能とされた一対のエアバッグドアと、前記一対のエアバッグドアの裏側に折畳状態で設けられ、ガスの供給を受けて前記一対のエアバッグドアを押圧して開放し、前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、前記一対のエアバッグドアのうち車両上側のエアバッグドアを前記インストルメントパネルに対して開放可能に支持すると共に、板金製とされ、且つ、前記エアバッグの展開膨張時に、前記車両上側のエアバッグドアの裏面で前記エアバッグからの反力を受けるように、前記車両上側のエアバッグドアを開放方向の中間位置で保持するヒンジ部材と、を備えた助手席用エアバッグ装置

請求項2

前記エアバッグの展開膨張時に、前記一対のエアバッグドアのうち車両下側のエアバッグドアの裏面で前記エアバッグからの反力を受けるように、前記車両下側のエアバッグドアを開放状態に保持する保持部を備え、前記エアバッグにおける前記一対のエアバッグドアの裏面との当接部は、前記一対のエアバッグドアの裏面の曲率合致するようにそれぞれ湾曲して形成されている、請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置。

請求項3

前記一対のエアバッグドアのうち車両上側のエアバッグドアは、前記一対のエアバッグドアのうち車両下側のエアバッグドアよりも基端部から互いの側の端部までの長さが長く形成されている、請求項1又は請求項2に記載の助手席用エアバッグ装置。

技術分野

0001

本発明は、助手席用エアバッグ装置係り、特に、インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部に設けられたミッドマウント式の助手席用エアバッグ装置に関する。

背景技術

0002

従来、助手席用エアバッグ装置の分野では、次の技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。つまり、特許文献1には、助手席の前方に膨張展開されるバッグ部材を備え、インストルメントパネルの上部に設けられた助手席用乗員保護装置が開示されている。この助手席用保護装置において、バッグ部材は、膨張展開時にインストルメントパネルの上方に設けられたウィンドシールドガラス干渉されるようになっている。

先行技術

0003

特開2007−22416号公報
特開2006−256381号公報
実開平5−94029号公報
特開2001−88647号公報

発明が解決しようとする課題

0004

従来、特許文献1に記載のようなインストルメントパネルの上部に設けられたトップマウント式の助手席用エアバッグ装置では、エアバッグの膨張展開時に乗員を拘束するための十分な反力を確保するために、ウィンドシールドガラスでエアバッグからの反力を受けるようにしていた。

0005

しかしながら、インストルメントパネルの上下方向中間部に設けられたミッドマウント式の助手席用エアバッグ装置において、トップマウント式の助手席用エアバッグ装置と同様に、ウィンドシールドガラスでエアバッグからの反力を受けるようにするためには、エアバッグの容量を増大する必要がある。

0006

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、エアバッグの容量を低減することができるミッドマウント式の助手席用エアバッグ装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

前記課題を解決するために、請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置は、インストルメントパネルにおける上部と下部との間に車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部に車両上下方向に並んで形成されると共に、互いの側の端部を開放端としてそれぞれ車両上側及び車両下側開放可能とされた一対のエアバッグドアと、前記一対のエアバッグドアの裏側に折畳状態で設けられ、ガスの供給を受けて前記一対のエアバッグドアを押圧して開放し、前記インストルメントパネルの表側に膨張展開されるエアバッグと、前記一対のエアバッグドアのうち車両上側のエアバッグドアを前記インストルメントパネルに対して開放可能に支持すると共に、板金製とされ、且つ、前記エアバッグの展開膨張時に、前記車両上側のエアバッグドアの裏面で前記エアバッグからの反力を受けるように、前記車両上側のエアバッグドアを開放方向の中間位置で保持するヒンジ部材と、を備えている。

0008

この助手席用エアバッグ装置によれば、エアバッグがガスの供給を受けてインストルメントパネルの表側に向けて膨張展開し始めると、一対のエアバッグドアがエアバッグに押圧されて開放される。また、このときには、板金製とされたヒンジ部材によって車両上側のエアバッグドアの開度規制され、車両上側のエアバッグドアは、開ききらずに開放方向の中間位置で保持される。そして、このようにして開放方向の中間位置で保持された車両上側のエアバッグドアの裏面でエアバッグからの反力を受けることにより、エアバッグの膨張展開時に乗員を拘束するための十分な反力が確保される。

0009

しかも、このようにエアバッグにより近い位置に配置された車両上側のエアバッグドアで反力を受けることができるので、この車両上側のエアバッグドアの代わりにウィンドシールドガラスで反力を受ける場合に比して、エアバッグの容量を低減することができる。

0010

請求項2に記載の助手席用エアバッグ装置は、請求項1に記載の助手席用エアバッグ装置において、前記エアバッグの展開膨張時に、前記一対のエアバッグドアのうち車両下側のエアバッグドアの裏面で前記エアバッグからの反力を受けるように、前記車両下側のエアバッグドアを開放状態に保持する保持部を備え、前記エアバッグにおける前記一対のエアバッグドアの裏面との当接部は、前記一対のエアバッグドアの裏面の曲率合致するようにそれぞれ湾曲して形成された構成とされている。

0011

この助手席用エアバッグ装置によれば、車両下側のエアバッグドアの裏面でエアバッグからの反力を受けることができる。従って、この車両下側のエアバッグドアの代わりにインストルメントパネルの下部で反力を受ける場合に比して、よりエアバッグに近い位置で反力を受けることができるので、エアバッグの容量をより一層低減することができる。

0012

また、エアバッグにおける一対のエアバッグドアの裏面との当接部(反力を与える部分)は、一対のエアバッグドアの裏面の曲率と合致するようにそれぞれ湾曲して形成されている。従って、エアバッグが一対のエアバッグドアの裏面により密着されるので、エアバッグからの反力をより一層効果的に受けることができる。

0013

請求項3に記載の助手席用エアバッグ装置は、請求項1又は請求項2に記載の助手席用エアバッグ装置において、前記一対のエアバッグドアのうち車両上側のエアバッグドアが、前記一対のエアバッグドアのうち車両下側のエアバッグドアよりも基端部から互いの側の端部までの長さが長く形成された構成とされている。

0014

この助手席用エアバッグ装置によれば、車両上側のエアバッグドアは、車両下側のエアバッグドアよりも基端部から互いの側の端部までの長さが長く形成されている。従って、車両上側のエアバッグドアが車両下側のエアバッグドアに比して開きにくくなるので、車両上側のエアバッグドアの裏面でエアバッグからの反力をより一層効果的に受けることができる。

発明の効果

0015

以上詳述したように、本発明によれば、ミッドマウント式の助手席用エアバッグ装置において、エアバッグの容量を低減することができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の一実施形態に係る助手席用エアバッグ装置が適用されたインストルメントパネル及びその周辺部を側方から見た側面図であって、エアバッグが膨張展開された状態を示す図である。
図1に示される助手席用エアバッグ装置の側方から見た要部拡大断面図であって、エアバッグが折り畳まれた状態を示す図である。
図2に示されるエアバッグが膨張展開された状態を示す図2に対応する要部拡大断面図である。
図1に示されるエアバッグを構成する一対の側面パネル中央パネルとを展開した状態を示す平面図である。
図2に示されるヒンジ部材の変形例を示す要部拡大断面図であり、(A)は車両上側のエアバッグドアが閉じられた状態を示す図、(B)はエアバッグが膨張展開されて車両上側のエアバッグドアが開放された状態を示す図である。

実施例

0017

以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。

0018

なお、各図において示される矢印UP、矢印FRは、車両上下方向上側車両前後方向前側をそれぞれ示している。

0019

図1に示されるように、インストルメントパネル12には、その上部14と下部16との間に、車両後側且つ車両上側に凸を成すように湾曲して形成された上下方向中間部18が形成されている。本発明の一実施形態に係る助手席用エアバッグ装置10は、図示しない助手席の前方であって、この上下方向中間部18に設けられている。つまり、この助手席用エアバッグ装置10は、所謂、ミッドマウント式の助手席用エアバッグ装置とされている。

0020

この助手席用エアバッグ装置10は、図2に示されるように、一対のエアバッグドア20,22と、リテーナ24と、ケース26と、インフレータ28と、ブラケット30と、エアバッグ32と、ヒンジ部材34とを備えている。

0021

一対のエアバッグドア20,22は、インストルメントパネル12における上下方向中間部18に車両上下方向に並んで形成されている。この一対のエアバッグドア20,22は、互いの側(後述する破断予定部40側)の端部を開放端としてそれぞれ車両上側及び車両下側に開放可能とされている。つまり、上部14と車両上側のエアバッグドア20との間には、車両幅方向に延びると共に、上部14及びエアバッグドア20よりも薄肉に形成された連結部36が形成されている。そして、エアバッグドア20は、この連結部36によって上部14に開放可能に連結されている。

0022

同様に、下部16と車両下側のエアバッグドア22との間には、車両幅方向に延びると共に、下部16及びエアバッグドア22よりも薄肉に形成された連結部38が形成されている。そして、エアバッグドア22は、この連結部38によって下部16に開放可能に連結されている。

0023

また、一対の連結部36,38の間には、この一対の連結部36,38と平行に延びると共に、この一対のエアバッグドア20,22よりも薄肉とされた破断予定部40が形成されている。そして、一対のエアバッグドア20,22における互いの側の端部は、この破断予定部40によって連結されている。なお、この一対のエアバッグドア20,22は、基端部から互いの側の端部(開放端)までの長さL1,L2が略同じに形成されている。

0024

リテーナ24は、インストルメントパネル12の裏側に設けられており、フランジ部42と、枠部44と、補強部46と、ヒンジ部48とを有して構成されている。フランジ部42は、インストルメントパネル12における一対のエアバッグドア20,22の周囲部に沿って枠状に形成されており、インストルメントパネル12の裏面12Aに例えば溶着等により接合されている。

0025

枠部44は、フランジ部42の内側部に沿って枠状に形成されると共に、このフランジ部42からインストルメントパネル12の裏側に向けて突出されている。この枠部44のうち車両上下方向に対向する一対の側壁部44A,44Bには、その厚さ方向に貫通する係止孔50がそれぞれ形成されている。

0026

補強部46は、車両下側のエアバッグドア22と略同じ大きさ及び形状で形成されており、このエアバッグドア22の裏面22Aに例えば溶着等により接合されている。また、この補強部46は、枠状に形成されたフランジ部42における車両下側の辺部42Aにヒンジ部48を介して連結されている。ヒンジ部48は、車両上下方向に沿って切断した断面形状がU字状を成すように形成されている。

0027

ケース26は、一対のエアバッグドア20,22の裏側に設けられており、ブラケット等を介してインストルメントパネルリインフォースメント(いずれも不図示)に固定されている。このケース26は、箱状に形成された本体部52を有している。この本体部52は、一対のエアバッグドア20,22側に開口52Aを有すると共に、この開口52Aと反対側に底部52Bを有している。また、この本体部52は、枠部44の内側に配置されており、この本体部52に形成された周壁部52Cにおける開口52A側の端部には、側壁部44A,44B側へ延びる係止部54がそれぞれ形成されている。係止部54は、係止孔50に係止されている。

0028

インフレータ28は、長手筒状のシリンダタイプとされており、車両幅方向を長手方向として配置されている。そして、このインフレータ28は、ブラケット30により底部52Bに固定されている。また、このインフレータ28は、図示しない制御装置から出力された信号が入力された場合には、エアバッグ32が膨張展開されるように、このエアバッグ32の内部にガスを供給する構成とされている。なお、上述の図示しない制御装置は、車両に実際に前面衝突が生じたことが検出されたとき、又は、車両において前面衝突が生じると予測されたときに、インフレータ28に信号を出力する構成とされている。

0029

エアバッグ32は、ケース26の内側に折畳状態で収容されており、その基端部32Aは、底部52Bに固定されている。また、このエアバッグ32は、インフレータ28からガスの供給を受けることにより、一対のエアバッグドア20,22を押圧して開放し、インストルメントパネル12の表側に膨張展開される構成とされている。

0030

ヒンジ部材34は、例えばスチール等の板金製とされている。このヒンジ部材34は、フランジ部42における車両上側の辺部42Bと上部14との間に設けられると共に、枠部44における車両上側の側壁部44Aを跨いで上部14の裏面14Aからエアバッグドア20の裏面20Aに亘って設けられている。また、このヒンジ部材34は、例えばインストルメントパネル12と一体成形される等により、フランジ部42における辺部42B、上部14の裏面14A、及び、エアバッグドア20の裏面20Aに固着されている。そして、これにより、ヒンジ部材34は、上部14に対してエアバッグドア20を開放可能に支持している。

0031

また、このヒンジ部材34は、後述するように、エアバッグドア20がエアバッグ32に押圧されて車両上側に開放されるときには、エアバッグドア20の開度を規制(エアバッグドア20を開放方向の中間位置で保持)することができるように、その厚さや、材質や、形状等が設定されている。そして、この助手席用エアバッグ装置10では、図3に示されるように、エアバッグ32の展開膨張時に、ヒンジ部材34によって開度が規制されたエアバッグドア20の裏面20Aでエアバッグ32からの反力F1を受けるようになっている。

0032

また、この助手席用エアバッグ装置10では、図1に示されるように、エアバッグドア22がエアバッグ32に押圧されて車両下側に開放されたときには、このエアバッグドア22がインストルメントパネル12の下部16に当接され、エアバッグドア22が全開状態に保持されるようになっている。そして、エアバッグ32の展開膨張時には、下部16によって全開状態に保持されたエアバッグドア20の裏面20Aでもエアバッグ32からの反力F2を受けるようになっている。

0033

なお、インストルメントパネル12の下部16は、本発明における保持部に相当する。また、この助手席用エアバッグ装置10では、エアバッグ32の膨張展開時には、エアバッグドア20の裏面20A及びエアバッグドア22の裏面22Aの他に、ウィンドシールドガラス60の上部60Aにおいてもエアバッグ32からの反力F3を受けるようになっている。

0034

また、上述のエアバッグ32は、図4に示されるように、一対の側面パネル62と、中央パネル64とが互いに縫製されることで形成されている。また、このエアバッグ32におけるエアバッグドア20の裏面20A(図3参照)との当接部66(反力を与える部分)は、エアバッグドア20の裏面20Aの曲率と合致するように湾曲して形成されている。同様に、このエアバッグ32におけるエアバッグドア22の裏面22A(図3参照)との当接部68は、エアバッグドア22の裏面22Aの曲率と合致するように湾曲して形成されている。

0035

次に、本発明の一実施形態の作用及び効果について説明する。

0036

図1に示される助手席用エアバッグ装置10によれば、エアバッグ32がインフレータ28からガスの供給を受けてインストルメントパネル12の表側に向けて膨張展開し始めると、一対のエアバッグドア20,22がエアバッグ32に押圧されて開放される。また、このときには、板金製とされたヒンジ部材34(図2図3参照)によって車両上側のエアバッグドア20の開度が規制され、このエアバッグドア20は、開ききらずに開放方向の中間位置で保持される。一方、車両下側のエアバッグ32は、インストルメントパネル12の下部16に当接することによって全開状態に保持される。

0037

そして、このようにして開放方向の中間位置で保持された車両上側のエアバッグドア20の裏面20Aと、全開状態に保持された車両下側のエアバッグドア20の裏面20Aと、ウィンドシールドガラス60の上部60Aでエアバッグ32からの反力F1〜F3を受ける。この結果、エアバッグ32の膨張展開時に乗員を拘束するための十分な反力を確保することができる。

0038

しかも、このようにエアバッグ32により近い位置に配置された一対のエアバッグドア20,22でエアバッグ32からの反力F1,F2を受けることができる。従って、例えば、想像線La,Lbで示されるようにエアバッグ32の容量が増大されて、この一対のエアバッグドア20,22の代わりにウィンドシールドガラス60の中央部60B及びインストルメントパネル12の下部16でそれぞれ反力を受ける場合に比して、エアバッグ32の容量を低減することができる。

0039

また、エアバッグ32における裏面20A,22Aとの当接部66,68は、裏面20A,22Bの曲率と合致するようにそれぞれ湾曲して形成されている。従って、エアバッグ32が裏面20A,裏面22Aにより密着されるので、エアバッグ32からの反力をより一層効果的に受けることができる。

0040

また、ヒンジ部材34は、板金製とされており、樹脂製に比して曲げ剛性が高いので、このことによっても、エアバッグ32からの反力をより一層効果的に受けることができる。

0041

次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。

0042

本発明の一実施形態において、ヒンジ部材34は、車両上側のエアバッグドア20に対して設けられていたが、一対のエアバッグドア20,22の両方に対して設けられていても良い。また、この場合に、一対のエアバッグドア20,22の開度を異ならせるために、一対のエアバッグドア20,22に対して設けられる一対のヒンジ部材について、形状、材質、板厚等を異ならせても良い。

0043

また、助手席用エアバッグ装置10は、一対の連結部36,38と平行に延びる破断予定部40によって区画された一対のエアバッグドア20,22を備えていたが、例えば、一対のY字状の下部同士を連結させた形状の破断予定部によって区画されることにより、上下一対のエアバッグドア20,22に加えて、左右一対のエアバッグドアを備えていても良い。

0044

また、ヒンジ部材34は、次のような構成とされていても良い。すなわち、図5(A),(B)に示される変形例において、ヒンジ部材34には、上部14及びエアバッグドア20の裏側に位置する部位に一対の凸部70がそれぞれ形成されている。この一対の凸部70は、上部14及びエアバッグドア20側に凸を成しており、図5(B)に示されるように、エアバッグドア20がエアバッグ32に押圧されて車両上側に開放されたときには、互いに当接されてエアバッグドア20の開度を規制するように構成されている。

0045

このように構成されていると、エアバッグドア20の開度をより一層効果的に規制することができるので、エアバッグドア20の裏面20Aでエアバッグ32からの反力F1をより一層効果的に受けることができる。

0046

また、図2に示されるように、一対のエアバッグドア20,22は、基端部から互いの側の端部までの長さL1,L2が略同じに形成されていたが、車両上側のエアバッグドア20は、車両下側のエアバッグドア22よりも基端部から互いの側の端部までの長さが長く形成されていても良い(L1>L2とされていても良い)。

0047

このように構成されていると、車両上側のエアバッグドア20が車両下側のエアバッグドア22に比して開きにくくなるので、車両上側のエアバッグドア20の裏面20Aでエアバッグ32からの反力をより一層効果的に受けることができる。

0048

また、車両下側のエアバッグドア22は、インストルメントパネル12の下部16に当接されることで全開状態に保持されていたが、例えば、上述のヒンジ部材34やその他の規制構造によって、開ききらずに開放方向の中間位置で保持されても良い。なお、この場合には、このエアバッグドア22を開放方向の中間位置で保持する構造が本発明における保持部に相当する。

0049

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。

0050

10助手席用エアバッグ装置
12インストルメントパネル
14 上部
16 下部(保持部)
18 上下方向中間部
20,22エアバッグドア
32エアバッグ
34ヒンジ部材
66,68 当接部

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