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技術 油性化粧料

出願人 株式会社日本色材工業研究所
発明者 森谷勇人日比博久
出願日 2010年8月27日 (9年10ヶ月経過) 出願番号 2010-190206
公開日 2012年3月8日 (8年3ヶ月経過) 公開番号 2012-046449
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 光輝性物質 フェニル基含有オルガノポリシロキサン パール効果 不揮発性油分 各試験項目 化粧料製品 親水化表面処理 フェニル変性シリコーン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年3月8日)のものです。
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課題

化粧料を皮膚、毛髪等へ塗布して得られる化粧膜が高い光沢性つや)を有し、前記化粧料に色材を配合した場合でも、光沢(つや)効果を有した上で、配合する色材の発色特性パール特性等の発色性最大限引き出すことのできる使用感(べたつき感のなさ)、化粧持続性に優れた化粧料を提供することを目的とする。

解決手段

以下の(A)〜(C);(A)揮発性油分(B)フェニル基含有オルガノポリシロキサン(C)前記フェニル基含有オルガノポリシロキサンと相溶しない、不揮発性極性油分を含有する油性化粧料であって、前記(A)油分非存在下で多層に分離することを特徴とする前記油性化粧料。前記(B)油分はジフェニルジメチコン、前記(C)油分はペンタエリスリトールエステル油が好ましく、さらに粉体を配合することができる。

概要

背景

化粧料には、肌等に化粧したときに光沢(つや)感があることを求めるものが多くある。例えば、口紅等の口唇用化粧料においては、化粧された化粧膜に光沢(つや)感があることも一つの重要な効果として要求されている。これは、リップグロスのような光沢(つや)感があることを化粧目的とした化粧料のみでなく、流行嗜好等によって要求されるものもある。また、マスカラ等の毛髪化粧料においても、例えば、マスカラのように、マスカラ本来の睫を濃く長くみせる等の機能面からの効果に加えて、睫に光沢(つや)感を付与することも求められる。このように、口唇用化粧料、毛髪化粧料の化粧膜に光沢(つや)感を付与するような化粧料を開発することは、化粧品技術者にとって重要な研究課題となっている。

従来、化粧料の化粧膜に光沢(つや)を与える方法として、化粧料に分子中にフェニル基を有するフェニル基含有オルガノポリシロキサンポリブテンのような屈折率の大きな油分を配合することが知られている(特許文献1、2参照)が、光沢(つや)以外の使用性使用感、経時での化粧持ち等を満足させるために配合する成分が含まれた化粧料においては十分な光沢(つや)感が得られていないのが現状である。そこで、例えば、他の光沢(つや)付与成分との併用により解決を図ろうとする技術が見られるが、必ずしも充分でない(特許文献3参照)。さらに、化粧料中色材である粉体を配合することは光沢(つや)が消されてしまい、粉体の配合は光沢(つや)にとってはマイナス要因であり、色材である粉体を配合しても十分な光沢(つや)感があり、かつ、配合する色材の発色特性が充分得られることも求められる。

概要

化粧料を皮膚、毛髪等へ塗布して得られる化粧膜が高い光沢性(つや)を有し、前記化粧料に色材を配合した場合でも、光沢(つや)効果を有した上で、配合する色材の発色特性、パール特性等の発色性最大限引き出すことのできる使用感(べたつき感のなさ)、化粧持続性に優れた化粧料を提供することを目的とする。以下の(A)〜(C);(A)揮発性油分(B)フェニル基含有オルガノポリシロキサン(C)前記フェニル基含有オルガノポリシロキサンと相溶しない、不揮発性極性油分を含有する油性化粧料であって、前記(A)油分非存在下で多層に分離することを特徴とする前記油性化粧料。前記(B)油分はジフェニルジメチコン、前記(C)油分はペンタエリスリトールエステル油が好ましく、さらに粉体を配合することができる。なし

目的

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、化粧料を皮膚、毛髪等へ塗布して得られる化粧膜が高い光沢性(つや)を有し、前記化粧料に色材を配合した場合でも、光沢(つや)効果を有した上で、配合する色材の発色特性、パール特性等の発色性を最大限引き出すことのできる使用感(べたつき感のなさ)、化粧持続性に優れた化粧料を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
4件

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請求項1

以下の(A)〜(C);(A)揮発性油分(B)フェニル基含有オルガノポリシロキサン(C)前記フェニル基含有オルガノポリシロキサンと相溶しない、不揮発性極性油分を含有する油性化粧料であって、前記(A)油分非存在下で多層に分離することを特徴とする前記油性化粧料。

請求項2

前記(B)油分がジフェニルジメチコンである請求項1記載の油性化粧料。

請求項3

前記(C)油分がペンタエリスリトールエステル油である請求項2記載の油性化粧料。

請求項4

さらに粉体を含有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の油性化粧料。

技術分野

0001

本発明は、高光沢つや)性を有する油性化粧料に関する。

背景技術

0002

化粧料には、肌等に化粧したときに光沢(つや)感があることを求めるものが多くある。例えば、口紅等の口唇用化粧料においては、化粧された化粧膜に光沢(つや)感があることも一つの重要な効果として要求されている。これは、リップグロスのような光沢(つや)感があることを化粧目的とした化粧料のみでなく、流行嗜好等によって要求されるものもある。また、マスカラ等の毛髪化粧料においても、例えば、マスカラのように、マスカラ本来の睫を濃く長くみせる等の機能面からの効果に加えて、睫に光沢(つや)感を付与することも求められる。このように、口唇用化粧料、毛髪化粧料の化粧膜に光沢(つや)感を付与するような化粧料を開発することは、化粧品技術者にとって重要な研究課題となっている。

0003

従来、化粧料の化粧膜に光沢(つや)を与える方法として、化粧料に分子中にフェニル基を有するフェニル基含有オルガノポリシロキサンポリブテンのような屈折率の大きな油分を配合することが知られている(特許文献1、2参照)が、光沢(つや)以外の使用性使用感、経時での化粧持ち等を満足させるために配合する成分が含まれた化粧料においては十分な光沢(つや)感が得られていないのが現状である。そこで、例えば、他の光沢(つや)付与成分との併用により解決を図ろうとする技術が見られるが、必ずしも充分でない(特許文献3参照)。さらに、化粧料中色材である粉体を配合することは光沢(つや)が消されてしまい、粉体の配合は光沢(つや)にとってはマイナス要因であり、色材である粉体を配合しても十分な光沢(つや)感があり、かつ、配合する色材の発色特性が充分得られることも求められる。

先行技術

0004

特開2007−238578号公報
特開2008−247760号公報
特開2004−262919号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、化粧料を皮膚、毛髪等へ塗布して得られる化粧膜が高い光沢性(つや)を有し、前記化粧料に色材を配合した場合でも、光沢(つや)効果を有した上で、配合する色材の発色特性、パール特性等の発色性最大限引き出すことのできる使用感(べたつき感のなさ)、化粧持続性に優れた化粧料を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、(A)揮発性油分と、(B)フェニル基含有オルガノポリシロキサンと、(C)前記フェニル基含有オルガノポリシロキサンと相溶しない、不揮発性極性油分と、を含有する油性化粧料であって、前記(A)油分非存在下で多層に分離することを特徴とする前記油性化粧料が、当該化粧料を等の皮膚、睫等の毛髪等の塗布対象物へ塗布した際に、揮発性油分の揮散とともに、前記(B)、(C)の油分を含む組成物が塗布対象物に密着し、従来の油性化粧料に比べ、優れた高光沢性(つや)の化粧膜を有し、色材を配合した場合、高光沢性(つや)で高発色性の化粧膜を有する使用感、高化粧持続性に優れた油性化粧料となり、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。

0007

すなわち、第一発明は、以下の(A)〜(C);
(A)揮発性油分
(B)フェニル基含有オルガノポリシロキサン
(C)前記フェニル基含有オルガノポリシロキサンと相溶しない、不揮発性の極性油分
を含有する油性化粧料であって、前記(A)油分非存在下で多層に分離することを特徴とする前記油性化粧料である。

0008

また、第二発明は、前記(B)油分がジフェニルジメチコンである前記油性化粧料である。

0009

また、第三発明は、前記(C)油分がペンタエリスリトールエステル油である前記油性化粧料である。

0010

また、第四発明は、さらに粉体を含有する前記いずれかの油性化粧料である。

0011

本発明における、揮発性、不揮発性はいずれも常圧での状態であり、揮発性油分とは、常温(25℃)で揮発性を有する油分であり、常圧での沸点(以下、単に「沸点」という。)が260℃以下のものが該当するが、100℃以上260℃以下が好ましい。また、不揮発性油分とは、常温(25℃)で揮発しない油分である。

0012

固形状、半固形状、液状等はいずれも常温での状態であり、例えば、半固形状は固形状と液状の間の状態であり、保型性流動性の2つの性質を併せ持ち一定以上の力を加えることで流動する性質のものである。なお、これらの状態は、当業者において周知の状態である。

0013

油分の屈折率は25℃での値である。

0014

本発明においては、有機化合物極性の大きさを、田によって、分子中の極性基のそれぞれに設定された無機性に係る固有数値加算して求められる無機性値の大きさによって規定するものとし、無機性値が大きいほど極性が大きいものとする。前記無機性値は、例えば、田喜生著「有機概念図」−基礎と応用−(三共出版;1984)に記載された方法によって求めることができ、分子中の官能基に、例えば、−OH基水酸基)一つに100、−COOφ基(エステル基)一つに60、−O−基(エーテル基)一つに20の数値が与えられている。

0015

油性化粧料は、実質油性成分から構成される油系の化粧料である。

発明の効果

0016

本発明に係る油性化粧料は、化粧行為により皮膚、毛髪等に塗布すると、油分(A)が揮散し、上記対象物上で残存する油分(B)と油分(C)を含む組成物により化粧膜を形成する。該化粧膜は、高光沢性(つや)を有し、べたつき感のない優れた使用感、化粧持続性を有した、化粧膜である。また、色材を配合した場合、色材を高配合した場合でも、前記化粧料の化粧膜の特徴が維持され、さらに、色材に基づく発色性に優れた油性化粧料が得られる。

0017

以下、本発明を実施するための形態について詳述する。

0018

(A)[揮発性油分]
本発明において用いられる(A)成分である揮発性油分は、化粧料に使用できるものであれば、特に限定されないが、例えば、軽質流動イソパラフィン(沸点;約225℃)、ドデカン(沸点;215℃)、イソドデカン(沸点;177℃)、テトラデカン(沸点;253℃)等の炭化水素油デカメチルシクロペンタシロキサン(沸点;210℃)、オクタメチルシクロテトラシロキサン(沸点;175℃)等の環状シリコーン油メチルトリメチコン(沸点;190℃)、低重合度ジメチルポリシロキサン等の鎖状シリコーン油等のシリコーン類が挙げられる。

0019

これらの揮発性油分は、油性化粧料のバインダー層として機能し、該揮発性油分の使用により本発明の効果を有効に発揮される化粧料が得られる。また、揮発性油分は、本発明に係る油性化粧料の使用に当たって、化粧料を唇、睫等に塗布した際、揮散し、油分(B)及び油分(C)を含む組成物からなる、膜厚感のある、優れた特性の化粧膜を形成させる。揮発性油分は、必要に応じて1種又は2種以上用いることができる。

0020

本発明における揮発性油分は、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えば、マルカゾールR(イソドデカン)(丸善石油化学株式会社製)、IPソルベントイソパラフィン系)(出光興産株式会社製)、PARAFOL 12−97(ドデカン)(岩コスファ株式会社製)、シェルソル(軽質流動イソパラフィン)(シェル化学株式会社製)、DM1plus(ジメチコン)(旭化成ワッカシリコーン株式会社)、TMF−1.5(メチルトリメチコン)、KF994(オクタメチルシクロテトラシロキサン)、KF995(デカメチルシクロペンタシロキサン)、KF96A(1CS・2CS)(低重合度ジメチルポリシロキサン)(以上、いずれも、信越化学工業株式会社製)等が挙げられる。

0021

揮発性油分の含有量は、特に限定されないが、油性化粧料全量中1〜30質量%が好ましい。含有量がこの範囲であると、仕上がり速乾性の化粧料が得られるとともに、揮発性油分の揮散により、適当な化粧塗膜の膜厚感が得られ、優れた高光沢性(つや)、使用感(べたつき感のなさ)、化粧持続性効果、高発色性等の発現が的確になる点で満足のいくものが得られる。さらに好ましい含有量は、油性化粧料全量中1〜20質量%である。

0022

(B)フェニル基含有オルガノポリシロキサン
本発明において用いられる(B)成分はフェニル基含有オルガノポリシロキサン、すなわちオルガノポリシロキサンのSiに結合したアルキル基の一部がフェニル基であるフェニル変性シリコーンである。該フェニル基含有オルガノポリシロキサンは、高屈折率の不揮発性の油分である。本発明においては、少なくとも1.425の屈折率を有するものが好ましく、さらに、好ましくは少なくとも1.500を有するものである。前記フェニル基含有オルガノポリシロキサンは1種又は2種以上を用いることができる。本発明におけるフェニル基含有オルガノポリシロキサンは、前記無機性値が60以下の油分であることが好ましい。

0023

前記フェニル基含有オルガノポリシロキサンとしては、例えば、ジメチルポリシロキサンであるジメチコンのメチル基の一部がフェニル基で置換されたメチルフェニルシリコーンオイルが挙げられる。該メチルフェニルシリコーンオイルの具体例としては、ジフェニルジメチコン、フェニルトリメチコントリメチルペンタフェニルトリシロキサンテトラフェニルテトラメチルトリシロキサン等が挙げられる。本発明において、フェニル基含有オルガノポリシロキサンとしては、ジフェニルジメチコンが好ましく、特に、高粘度を有するものが好ましい。好ましい粘度は、4,000mm2/s(25℃)以上である。なお、好ましい粘度の上限は、7,000mm2/s(25℃)である。

0024

フェニル基含有オルガノポリシロキサン(フェニル変性シリコーン)は、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えば、KF‐50−100CS(ジフェニルジメチコン、粘度;100mm2/s(25℃)、屈折率;1.425)、KF‐50−1,000CS(ジフェニルジメチコン、粘度;1,000mm2/s(25℃)、屈折率;1.425)、KF‐53(ジフェニルジメチコン、粘度;175mm2/s(25℃)、屈折率;1.485)、KF‐54(ジフェニルジメチコン、粘度;400mm2/s(25℃)、屈折率;1.505)、KF‐54HV(ジフェニルジメチコン、粘度;5,000mm2/s(25℃)、屈折率;1.505)、KF‐56(フェニルトリメチコン、屈折率;1.500)(以上、いずれも信越化学工業株式会社製)、SH556(フェニルトリメチコン、屈折率;1.459)、PH‐1555 HRICosmetic Fluid(トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、屈折率;1.580)(以上、いずれも東レ・ダウコーニング株式会社製)、TSF437(ジフェニルジメチコン、屈折率;1.494)、TSF431、TSF433、SF1550(いずれもメチルフェニルオイル)(以上、いずれもモーメンティブ・パフォーマンスマテリアルズ製)等が挙げられる。

0025

前記フェニル基含有オルガノポリシロキサンは、化粧料の皮膚等への塗布によって形成する化粧膜に光沢(つや)を付与する機能を有し、化粧膜のべたつき感を低減させる機能をも有する。

0026

フェニル基含有オルガノポリシロキサンの含有量は、特に限定されないが、化粧膜に光沢性(つや感)を付与する効果、べたつき感を充分低減する効果、適当な膜厚感や潤い感の点に、皮膚、毛髪等への付着力を考慮すると、油性化粧料全量から(A)油分を除いた量(以下、単に「(A)油分を除いた量」という。)中10〜50質量%配合されることが好ましい。10質量%未満では充分な効果が得られず、また50質量%を超えても効果は得られるが、化粧料製品の特性が充分得られなくなるので好ましくない。

0027

(C)フェニル基含有オルガノポリシロキサンと相溶しない、不揮発性の極性油分
本発明において用いられる(C)成分は、前記油分(B)のフェニル基含有オルガノポリシロキサンと相溶しない、不揮発性の極性油分(以下、単に「(C)油分」という。)である。(C)油分の(B)油分との相溶性は、例えば、(B)油分と(C)油分を任意の配合比、例えば1:1(質量比)で混合することにより確認することができる。

0028

前記(C)油分は、極性を有する油分であるが、少なくとも前記(B)油分のフェニル基含有オルガノポリシロキサンよりも極性が高い油分である。前記(C)油分は、前記無機性値が200以上のものが好ましい。上限は特に限定されないが、理想的には1,000以下の油分である。前記(C)油分は1種又は2種以上を用いることができる。

0029

(C)油分は、液状乃至半固形状を呈するものが好ましい。さらに、(B)油分よりも粘度の高い油分が好ましい。例えば、油分(B)が液状の場合、ペースト状乃至固形状が好ましい。前記(C)油分は、極性を有するので、皮膚、毛髪等との親和性を有し、化粧膜に皮膚等への付着性を付与する機能を有する。

0030

(C)油分としては、例えば、化粧品に用いられるエステル油高級脂肪酸高級アルコール等が挙げられる。

0031

エステル油としては、具体的には、硬化ヒマシ油ヒマシ油マカデミアナッツ油等の油脂、ミツロウキャンデリラロウホホバ油等のロウ類ワックスエステル)、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、(ベヘン酸エイコサン二酸)グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリルトリイソステアリン酸ポリグリセリル等のグリセリン又はポリグリセリンエステルグリセライド)(エステルを構成する脂肪酸炭素数8〜18の高級脂肪酸が好ましい。)、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン等のトリメチロールプロパンエステル(エステルを構成する脂肪酸は炭素数8〜18の高級脂肪酸が好ましい。)、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル等のペンタエリスリトール又はポリペンタエリスリトールエステル(エステルを構成する脂肪酸は炭素数8〜18の高級脂肪酸が好ましい。)等が挙げられる。また、高級脂肪酸としては、具体的には、ミリスチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸等の好ましくは炭素数14〜22の高級脂肪酸等が挙げられる。また、高級アルコールとしては、具体的には、セチルアルコールオクチルドデカノール等の好ましくは炭素数16〜22の高級アルコール等が挙げられる。

0032

本発明においては、前記(C)油分が、無機性値が200以上のエステル油であることが好ましい。当該エステル油としては、例えば、ポリグリセリンエステル、ペンタエリスリトールエステル、ポリペンタエリスリトールエステルが挙げられる。

0033

本発明においては、前記(C)油分として、前記無機性値のペンタエリスリトールエステル油(本発明において、これ以降の「ペンタエリスリトール」としては、その二量体であるジペンタエリスリトール等のポリペンタエリスリトールを含む概念である。)を用いることが最も好ましい。該ペンタエリスリトールエステル油は、ペンタエリスリトールの脂肪酸エステルであり、脂肪酸としては、前記のように炭素数8〜18の高級脂肪酸が好ましく用いられる。高級脂肪酸は、飽和、不飽和、直鎖、分岐鎖、いずれでも構わない。ペンタエリスリトールエステル油は、前記(B)との分離性もよく、優れた皮膚、毛髪等への親和性を有し、さらに粉体配合の場合、粉体の分散性がよい。

0034

ペンタエリスリトールエステル油としては、例えば、ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル(無機性値;380)、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル(無機性値;420)等のジペンタエリスリトールエステル等の常温で固体状、半固形状のペンタエリスリトールエステル油(以下、「高度ペンタエリスリトールエステル油」という。)が好ましい。高度ペンタエリスリトールエステル油は、皮膚、毛髪等への密着性、化粧持続性向上の点から特に好ましく用いられる。

0035

その他、ペンタエリスリトールエステル油として、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸ロジン酸)ジペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル(無機性値;980)、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル(無機性値;240)、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(無機性値;240)等が挙げられる。

0036

ペンタエリスリトールエステル油は、市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えば、サラコスDP−518N(日清オイリグループ株式会社製)(ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル;粘度300,000mPa・s)、ノムコートHR−822(日清オイリオグループ株式会社製)(ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル)、サラコスWO−6(日清オイリオグループ株式会社製)(トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル)、コスモール168ARV、コスモール168AR(以上、日清オイリオグループ株式会社製)、ハイルーセント138DP(高級アルコール工業株式会社製)(以上、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル)、コスモール168EV(日清オイリオグループ株式会社製)、Pelemol DP72(Phenix Chemical製)(以上、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル)、コスモール168M(日清オイリオグループ株式会社製)、Lanodub N(Stearinerie Dubois Fils製)(以上、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル)、サラコス5408(日清オイリオグループ株式会社製)、ニッコールNS−408(日光ケミカルズ株式会社製)、KAK PTO(高級アルコール工業株式会社製)(以上、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル)、サラコス5418V(日清オイリオグループ株式会社製)、クロダモールPTIS(クローダ製)、KAK PTI(高級アルコール工業株式会社製)(以上、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル)等が挙げられる。

0037

(C)油分の含有量は、特に限定されないが、皮膚親和力があり、かつ(B)油分による効果を充分に引き出す点から、(A)油分を除いた量中5〜90質量%が好ましい。さらに好ましくは10〜90質量%である。

0038

本発明に係る、以下の(A)〜(C);
(A)揮発性油分
(B)フェニル基含有オルガノポリシロキサン
(C)前記フェニル基含有オルガノポリシロキサンと相溶しない、不揮発性の極性油分
を含有する油性化粧料は、前記(A)油分非存在下では、二層又はそれ以上の層(多層)に分離することを特徴としている。

0039

本発明の油性化粧料は、皮膚、毛髪等に塗布され、皮膚、毛髪等に擦られると、前記揮発性油分が揮散し、(B)油分及び(C)油分を含む組成物が皮膚等の上に残存する。ここで、(C)油分は極性が高い油分であり、皮膚、毛髪等との親和性が強く、皮膚、毛髪等に接して付着し、一方、(B)油分は、(C)油分と相溶性がないので、(C)油分と分離して表面側に位置するものと考えられる。それによって、塗布された化粧料は(B)油分が表面側に位置するので、べたつきがなく、光沢(つや)感に優れた膜となり、また、皮膚、毛髪等側の(C)油分によって、皮膚、毛髪等への付着力が高まり、化粧持続性が優れたものになると考えられる。

0040

本発明においては、本発明の効果を損なわない範囲で、他の化粧用油分(以下、「他の油分」(D)という。)を配合することができる。他の油分としては、化粧料に使用できるものであれば、特に限定されないが、例えば、、水添ポリイソブテンポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックスセレシンマイクロクリスタリンワックスポリエチレンワックス流動パラフィンスクワラン等の炭化水素油、ジメチコン等の上記以外のシリコーンオイル等が挙げられる。

0041

本発明の油性化粧料は、粉体を配合することもできる。粉体としては、通常化粧料に用いられるものであれば、特に限定されないが、例えばタルクマイカカオリン炭酸カルシウム亜鉛華酸化チタン赤酸化鉄黄酸化鉄黒酸化鉄、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム無水ケイ酸シリカ)、ケイ酸アルミニウムケイ酸バリウムケイ酸カルシウムケイ酸マグネシウム酸化アルミニウム硫酸バリウムベンガラ酸化コバルト酸化亜鉛雲母チタン(酸化チタンコーテッドマイカ;チタン−マイカ系パール顔料)、窒化ホウ素群青紺青カーボンブラック低次酸化チタンコバルトバイオレット酸化クロム水酸化クロムチタン酸コバルトオキシ塩化ビスマスアルミニウムパウダーカッパーパウダー等の無機顔料;赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、黄色205号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色404号、緑色3号等のジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等の有機顔料ポリエチレン粉末ポリメタクリル酸メチル粉末ポリアミド樹脂粉末ナイロン粉末)、セルロース粉末オルガノポリシロキサンエラストマー等の樹脂粉末類等が挙げられる。粉体は1種または2種以上を用いることができる。

0042

本発明においては、特に有色顔料、パール顔料、ラメ剤光輝性物質等の色材を配合することにより、油性化粧料に色調を付与することができる。

0043

色材は、(B)、(C)各油分に対する色材の親和性を調整することで、色材をいずれかに選択的に分散させることができる。

0044

色材の親和性を調整するためには、表面処理によって表面の性質を調整することが有効であり、表面処理としては、例えばシリカ処理、アルミナ処理、シリカ−アルミナ処理、ポリアクリル酸処理等の親水化表面処理シリコーン処理脂肪酸処理脂肪酸石鹸金属石鹸)処理、脂肪酸エステル処理、フッ素化合物処理、金属石鹸処理、レシチン処理、油脂処理等疎水化表面処理等が挙げられる。

0045

前記疎水化表面処理における疎水化処理剤としては、特に限定されるものではなく、従来公知のものが用いられ、例えばシリコーン、脂肪酸、脂肪酸石鹸(金属石鹸)、脂肪酸エステル等が挙げられる。前記シリコーンとしては、例えば、ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフェニルポリシロキサンメチルハイドロジェンポリシロキサン等の各種のシリコーンオイルや、メチルトリメトキシシランエチルトリメトキシシランヘキシルトリメトキシシランオクチトリメトキシシラン等の各種のアルキルシランや、トリフルオロメチルエチルトリメトキシシラン、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシラン等の各種のフルオロアルキルシラン等が挙げられる。前記脂肪酸としては、例えば、パルミチン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、オレイン酸等の炭素数12〜22の脂肪酸や、ロジン酸等が挙げられる。前記脂肪酸石鹸(金属石鹸)としては、例えば、ステアリン酸アルミニウムステアリン酸カルシウム等の炭素数12〜22の脂肪酸石鹸等が挙げられる。前記脂肪酸エステルとしては、デキストリン脂肪酸エステルコレステロール脂肪酸エステルショ糖脂肪酸エステルデンプン脂肪酸エステル等が挙げられる。前記エステルの脂肪酸は炭素数12〜22の脂肪酸が好ましい。

0046

前記表面処理する方法は特に限定されず、従来から公知の方法が用いられる。

0047

具体的には、例えば、色材を(C)油分と親和性の高い極性油にて事前顔料を濡らすことで、(B)油分よりも(C)油分へ濡れやすい状態をつくり、(C)油分へ分散させることができる。具体的な前記色材を濡らす方法としては、ロールビーズミル等により極性油と色材を混練あるいは極性油中に色材を分散することにより行われる。また、色材を(B)油分と親和性の高いジメチコンにて表面処理された色材を用いることで、事前に(B)油分へ色材が濡れやすい状態をつくり、(B)油分へ分散させることができる。

0048

色材は、(C)油分との親和性を高くして、色材を、選択的に(C)油分に分散させると、油性化粧料の優れた光沢性(つや)、べたつき感のなさ、化粧持続性を損なうことなく、優れた発色性を発揮させることができる。

0049

なお、パール顔料の場合は、(B)油分に選択的に分散させることにより、パール効果をより発揮させることができる。前記パール顔料が(B)油分へ分散された化粧料の仕上がりは、揮発性油分揮散後、分離した(B)油分が表層に移動することで、パール感が強調されたものとなる。

0050

粉体を配合する場合は、(A)油分を除いた量中0.001〜20質量%含有することが好ましく、さらに0.001〜8質量%の範囲で含有することが好ましい。

0051

本発明の油性化粧料には、前記成分の他に、通常化粧品や医薬品等に用いられる他の成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。前記任意配合成分としては、例えば、成分及び成分中の化合物が一部重複する記載となるが、界面活性剤保湿剤多価アルコール増粘剤皮膜形成剤非水溶性高分子低級アルコール紫外線吸収剤酸化防止剤抗菌剤防腐剤香料等を挙げることができる。

0052

本発明に係る油性化粧料は、例えば、上記必須成分を含む配合成分を加熱撹拌混合した後、脱気容器充填し、冷却することによって製造することができる。なお、脱気の際等、製造工程中で揮発性油分の一部が揮発する場合、脱気工程の後に減量する揮発性油分を補正配合することが必要である。

0053

本発明の油性化粧料は、医薬部外品、化粧料品等として広く用いられる。油性化粧料の形態としては、特に限定されるものではなく、口紅、リップグロス、リップクリーム等の口唇用化粧料、アイシャドー化粧料、マスカラ等の毛髪化粧料等の一般的な化粧料に適用することができる。毛髪化粧料としては、頭髪用、睫用、眉毛用として適用することができる。

0054

以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法について説明する。

0055

(1)化粧膜の光沢(つや)((A)揮散後の評価)
専門パネル20名により、唇、まつ毛等の対象物に各試料を塗布し、塗布後通常の生活をし、30分経過後の状態を肉眼にて下記の評価点基準に基づいて評価した。次いで、各人がつけた評価点の平均点を計算し、下記評価基準に基づいて評価した。なお、評価基準については各試験項目に共通であるので、最後にまとめて記載した。

0056

[評価点基準]
(化粧膜の光沢(つや))
4点:非常につやがある。
3点:つやがある。
2点:普通(どちらともいえない。)。
1点:ややつやがない。
0点:つやがない。

0057

(2)使用感(べたつき感)
専門パネル20名により、唇、まつ毛等の対象物に各試料を塗布し、塗布後通常の生活をし、3時間経過後の状態を下記の評価点基準に基づいて評価した。次いで、各人がつけた評価点の平均点を計算し、下記評価基準に基づいて評価した。

0058

[評価点基準]
(使用感(べたつき感))
4点:べたつき感がない。
3点:ややべたつき感がない。
2点:普通(どちらともいえない。)。
1点:ややべたつき感がある。
0点:べたつき感がある。

0059

(3)化粧持続性
専門パネル20名により、唇、まつ毛等の対象物に各試料を塗布し、塗布後通常の生活をし、3時間経過後の状態を肉眼にて下記基準により評価した。

0060

[評価点基準]
(化粧持続性)
4点:化粧持続効果がある。
3点:やや化粧持続効果がある。
2点:普通(どちらともいえない。)。
1点:やや化粧持続効果がない。
0点:化粧持続効果がない。

0061

(4)発色性(色材配合の場合のみ)
専門パネル20名により、唇、まつ毛等の対象物に各試料を塗布し、塗布後3時間経過後の状態を肉眼にて下記基準により評価した。

0062

[評価点基準]
(発色性)
4点:発色性が優れる。
3点:やや発色性が優れる。
2点:普通(どちらともいえない。)。
1点:やや発色性が劣る。
0点:発色性が劣る。

0063

[評価基準]
(各試験項目共通)
◎:平均点が3点を超える。
○:平均点が2点超3点以下である。
△:平均点が1点以上2点以下である。
×:平均点が1点未満である。

0064

以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は、特に記載があるもの以外は質量%である。

0065

[実施例1〜4及び比較例1〜2]
表1に示す組成の油性化粧料を下記の製法によって調製した。配合量は質量部である。得られた油性化粧料について、評価を行い、その結果を同じ表1に示した。

0066

(製法)
配合成分を加熱撹拌混合した後、脱気、容器充填し、冷却して製造した。なお、脱気の際等製造工程中で揮発性油分の一部が揮発する場合、脱気工程の後に減量した揮発性油分を補正配合した。

0067

0068

(注1)マルカゾールR(丸善石油化学株式会社製)
(注2)KF−54HV(信越化学工業株式会社製)
(注3)サラコスDP−518N(日清オイリオグループ株式会社製)

0069

表1の評価結果より、実施例1〜4の油性化粧料は、比較例1〜2の油性化粧料に比べて化粧膜に優れた光沢(つや)があり、べたつき感のない優れた使用感の化粧料であり、その化粧持続性は優れたものであることが分かる。

0070

本発明の油性化粧料は、皮膚や毛髪等への塗布によって皮膚や毛髪等に擦られると、揮発性油分が揮散し、極性の高い(C)が皮膚や毛髪等との強い親和性により皮膚や毛髪等側に位置することにより、相溶しない又は相溶性の悪い(B)油分を表面側に層分離させ、(B)油分による化粧膜の光沢(つや)と、べたつきのない感触と、肌側の(C)による肌への密着性による化粧持続性が優れたものとなると思われる。

0071

表2に、表1の油性化粧料中の(B)、(C)、(D)油分を混合したときの相溶状態を示したが、実施例1〜4の(B)油分と(C)油分は層分離しており、上記本発明の油性化粧料の特性を裏付けている。。配合量は質量部である。

0072

0073

(注1)KF‐54HV(信越化学工業株式会社製)
(注2)サラコスDP−518N(日清オイリオグループ株式会社製)
なお、表中、「分」は「層分離」、「均」は「均一溶解」を表す。

0074

[実施例5〜9]
表3に示す組成の油性化粧料を実施例1〜4に準じた製法によって調製した。配合量は質量部である。得られた油性化粧料について、評価を行い、その結果を同じ表3に示した。

0075

0076

(注1)PARAFOL 12−97(ドデカン)(岩瀬コスファ株式会社製)
(注2)KF995(信越化学工業株式会社製)
(注3)TMF−1.5(信越化学工業株式会社製)
(注4)マルカゾールR(丸善石油化学株式会社製)
(注5)KF‐54HV(信越化学工業株式会社製)
(注6)サラコス5418V(日清オイリオグループ株式会社製)
(注7)サラコスWO−6(日清オイリオグループ株式会社製)
(注8)コスモール168M(日清オイリオグループ株式会社製)
(注9)コスモール168ARV(日清オイリオグループ株式会社製)
(注10)ノムコートHR−822(日清オイリオグループ株式会社製)
なお、表中、「均」は「均一溶解」を表す。

0077

表3の評価結果より、実施例5〜9の油性化粧料は、化粧膜に著しく優れた光沢(つや)があり、べたつき感のない優れた使用感の化粧料であり、その化粧持続性は優れたものであることが分かる。なお、表4に、実施例5〜9の油性化粧料中の(B)、(C)油分を混合したときの相溶状態を示した。配合量は質量部である。

0078

0079

(注1)KF‐54HV(信越化学工業株式会社製)
(注2)サラコス5418V(日清オイリオグループ株式会社製)
(注3)サラコスWO−6(日清オイリオグループ株式会社製)
(注4)コスモール168M(日清オイリオグループ株式会社製)
(注5)コスモール168ARV(日清オイリオグループ株式会社製)
(注6)ノムコートHR−822(日清オイリオグループ株式会社製)
なお、表中、「分」は「層分離」を表す。

0080

[実施例10〜14、比較例3]
表5に示す組成の油性化粧料を実施例1〜に準じた製法によって調製した。配合量は質量部である。得られた油性化粧料について、評価を行い、その結果を同じ表5に示した。

0081

0082

(注1)マルカゾールR(丸善石油化学株式会社製)
(注2)KF‐54HV(信越化学工業株式会社製)
(注3)サラコスDP−518N(日清オイリオグループ株式会社製)
(注4)サラコス DP−518N処理赤色202号(ロール・ビーズミルによってサラコス DP−518N(ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル)と赤色202号を混練して調製した。)
(注5)KF‐54HV処理雲母チタン系パール顔料(ロール・ビーズミルによってKF‐54HV(ジフェニルジメチコン)と雲母チタン系パール顔料を混練して調製した。)
なお、表中、「均」は「均一溶解」を表す。

0083

[実施例15〜19]
表6に示す組成の油性化粧料を実施例1〜4に準じた製法によって調製した。配合量は質量部である。得られた油性化粧料について、評価を行い、その結果を同じ表6に示した。

0084

0085

(注1)マルカゾールR(丸善石油化学株式会社製)
(注2)KF‐54HV(信越化学工業株式会社製)
なお、表中、「均」は「均一溶解」を表す。

0086

0087

(注1)サラコスDP−518N(日清オイリオグループ株式会社製)
(注2)パールリーム18(日油株式会社製)
配合量は質量部である。

0088

表6の評価結果より、実施例15〜19の油性化粧料は、化粧膜に著しく優れた光沢(つや)があり、べたつき感のない優れた使用感の化粧料であり、その化粧持続性は優れたものであることが分かる。なお、表8に(B)及び高度ペンタエリスリトールエステル油組成物を混合したときの相溶状態を示した。配合量は質量部である。

0089

0090

(注1)KF‐54HV(信越化学工業株式会社製)
なお、表中、「二分」は「二層分離」を表す。

0091

以下、さらに実施例を示す。

0092

[実施例20]リップグロス
成分 配合量(質量%)
イソドデカン(注1) 10.0
ジフェニルジメチコン(注2) 30.0
ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル(注3) 25.0
トリイソステアリン酸ポリグリセリル5.0
マカデミアナッツ油5.0
ホホバ油2.0
ジイソステアリン酸ポリグリセリル2.0
オクチルドデカノール1.0
流動パラフィン残量
重質流動イソパラフィン2.0
ミリスチン酸デキストリン(注4) 15.0
ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル処理酸化鉄(注5) 0.1
ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル処理酸化チタン(注5) 0.1
ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル処理ベンガラ(注5) 0.1

0093

(注1)マルカゾールR(丸善石油化学株式会社製)
(注2)KF‐54HV(信越化学工業株式会社製)
(注3)サラコスDP−518N(日清オイリオグループ株式会社製)
(注4)レオパールMKL(千葉製粉株式会社製)
(注5)ロール・ビーズミルによってサラコス DP−518N(ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル)と粉末を混練して調製した。

0094

[実施例21]マスカラ
成分 配合量(質量%)
ドデカン(注1) 15.0
ジフェニルジメチコン(注2) 18.0
ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル(注3)
24.0
(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル3.0
ヒマシ油1.0
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン2.0
12−ヒドロキシステアリン酸1.0
イソステアリン酸 1.0
キャンデリラロウ2.0
ミツロウ2.0
マイクロクリスタリンワックス1.0
ジメチルポリシロキサン残量
デカメチルシクロペンタシロキサン5.0
ミリスチン酸デキストリン(注4) 15.0
トリメチルシロキシケイ酸5.0
アルミニウムステアレート1.0
ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル処理酸化鉄(注5) 0.5
ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル処理酸化チタン(注5) 0.3
ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル処理ベンガラ(注5) 0.2

実施例

0095

(注1)PARAFOL 12−97(ドデカン)(岩瀬コスファ株式会社製)
(注2)KF‐54HV(信越化学工業株式会社製)
(注3)ノムコートHR−822(日清オイリオグループ株式会社製)
(注4)レオパールMKL(千葉製粉株式会社製)
(注5)ロール・ビーズミルによってノムコートHR−822(ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル)と粉末を混練して調製した。

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