図面 (/)

技術 パチンコ機

出願人 マルホン工業株式会社
発明者 鈴木直広
出願日 2010年8月25日 (10年8ヶ月経過) 出願番号 2010-188005
公開日 2012年3月8日 (9年2ヶ月経過) 公開番号 2012-045074
状態 拒絶査定
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等) 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 立体形 制御コマ プッシュ式スイッチ マイクロプロセッサーユニット からくり 選択操作部材 貯留部材 格納順位
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年3月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

表示モードを選択するモード選択スイッチ81の操作タイミングと球抜きレバー7aの操作タイミングとが重なったときに遊技者が迷わないようにすることができるパチンコ機を実現する。

解決手段

皿満杯スイッチ7bがオンしたとき(t1)からモード選択スイッチ81がオンしたとき(t3)までの期間は、満杯報知禁止期間TAに設定されており、演出表示装置30は、下皿7が賞球満杯である旨を報知しないように制御される。そして、モード選択スイッチ81がオンすると、満杯報知を行う(t3)。つまり、モード選択スイッチ81の操作を球抜きレバー7aの操作に優先させることができるため、遊技者が球抜きレバー7aおよびモード選択スイッチ81のどちらを操作すれば良いか迷うことがない。

概要

背景

図23は、従来のパチンコ機の正面説明図である。従来のパチンコ機100は、発射レバー101と、遊技盤102と、始動口103と、図柄表示装置104と、上皿105と、下皿109と、変動入賞装置106と、満杯報知ランプ110と、演出タン111とを備える。遊技者が発射レバー101を操作して発射された遊技球が始動口103に入賞すると、始動口103に入賞した遊技球を検出するスイッチがオンし、パチンコ機100に内蔵されたマイクロコンピュータが、大当りハズレかの判定(以下、大当り判定という)を行う。

そして、図柄表示装置104が、複数の図柄の変動表示スクロール表示ともいう)を開始する。たとえば、連続した異なる数字(たとえば、0〜9)を表現した図柄の配列(以下、図柄列という)を画面上の横方向3箇所の表示領域において、数字の昇順に画面の上から下へ移動するように表示する。また、画面の右から左へ移動するように表示するものもある。また、変動中の図柄の背景には、様々な動画が表示される。そして、図柄表示装置104が図柄列の変動表示を開始してから所定時間経過すると、演出ボタン111の操作が有効になり、遊技者は演出ボタン111を操作することにより、所望の変動内容を選択することができる。

たとえば、図柄の変動状態リーチになったときに、複数種類リーチパターンから所望のリーチパターンを選択することができる。ここで、リーチとは、全表示領域のうち1つの表示領域のみにおいて図柄が変動表示されており、他の表示領域には、大当り図柄を構成する図柄がそれぞれ確定表示されている表示状態であり、換言すると、大当り図柄のうち1つの図柄のみ未決定の表示状態のことである。そして、リーチパターンとは、図柄の変動開始から終了までの期間に上記のリーチの状態が出現する変動パターンのことである。

図柄表示装置104が大当り図柄を確定表示すると大当りが発生し、変動入賞装置106が開閉部材107を開放し、大入賞口108を開口させる。大入賞口108は、普通の入賞口よりも開口面積が大きいため、入賞が容易になる。そして、大入賞口108に規定数(たとえば、10個)以上の遊技球が入賞したという条件、あるいは、大入賞口108の開口時間が規定時間(たとえば、30秒)に達したという条件が満足されると、開閉部材107が閉成し、大入賞口108が閉口する。そして、大入賞口108の開口から閉口までを1ラウンドとし、複数のラウンド(たとえば、最大14ラウンド)が実行され、その間に遊技者は多量の賞球を獲得することができる。以下、第1ラウンドから最終ラウンドまでの遊技大当り遊技という。

また、遊技球が大入賞口108に入賞すると所定個数(たとえば、13個)の賞球が上皿105に払出される。そして、上皿105に貯留されている賞球数が上皿105の貯留可能な許容量の上限を超えると、その超えた分の賞球は下皿109に払出される。そして、下皿109に貯留されている賞球数が下皿109の貯留可能な許容量の上限に達すると、それを検出する満杯検出スイッチがオンし、満杯報知ランプ110が点灯し、賞球の払出しが中断する。

満杯報知ランプ110の点灯を見た遊技者は、下皿109に設けられた球抜きレバー112を操作して、下皿109に貯留されている賞球を、下皿109の下方に置かれた賞球箱(図示せず)へ排出する。また、満杯報知ランプ110が点灯中に大入賞口108などに入賞があった場合は、その入賞数は記憶され、満杯が解消され、満杯報知ランプ110が消灯してから、記憶されている入賞数分の賞球が払出される。

概要

表示モードを選択するモード選択スイッチ81の操作タイミングと球抜きレバー7aの操作タイミングとが重なったときに遊技者が迷わないようにすることができるパチンコ機を実現する。下皿満杯スイッチ7bがオンしたとき(t1)からモード選択スイッチ81がオンしたとき(t3)までの期間は、満杯報知禁止期間TAに設定されており、演出表示装置30は、下皿7が賞球で満杯である旨を報知しないように制御される。そして、モード選択スイッチ81がオンすると、満杯報知を行う(t3)。つまり、モード選択スイッチ81の操作を球抜きレバー7aの操作に優先させることができるため、遊技者が球抜きレバー7aおよびモード選択スイッチ81のどちらを操作すれば良いか迷うことがない。

目的

この発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、選択スイッチの操作タイミングと球抜きレバーの操作タイミングとが重なったときに遊技者が迷わないようにすることができるパチンコ機を実現することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技盤に設けられた始動口および入賞口と、遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置と、前記発射装置による遊技球の発射強度を調節するために遊技者が操作する発射操作部材と、前記発射装置により発射されて前記始動口に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチと、前記発射装置により発射されて前記入賞口に入賞した遊技球を検出する入賞口スイッチと、前記始動口スイッチが前記始動口に入賞した遊技球を検出したときと、前記入賞口スイッチが前記入賞口に入賞した遊技球を検出したときとにそれぞれ賞球払出払出装置と、前記払出装置によって払出された賞球を貯留する貯留部材と、前記貯留部材に貯留されている賞球を前記貯留部材の外部に排出するために遊技者が操作する排出操作部材と、前記貯留部材に貯留されている賞球が満杯になったことを検出する満杯検出手段と、前記満杯検出手段が前記賞球が満杯になったことを検出したときにそれを報知する満杯報知手段と、前記始動口スイッチが前記始動口に入賞した遊技球を検出したときに大当りハズレかを判定する大当り判定手段と、1種類の演出に対して複数種類対応付けられた動画が複数種類の演出分格納された格納手段と、前記始動口スイッチが前記始動口に入賞した遊技球を検出したときに前記格納手段から所定の演出に対応付けられた所定の動画を読出して表示し、その表示を開始してから所定時間経過後に前記判定手段の判定結果に対応する画像を表示する画像表示装置と、前記画像表示装置が前記所定の動画の表示を開始する前に複数種類の演出の中から所望の種類の演出を選択するために遊技者が操作する選択操作部材と、を備えており、前記画像表示装置は、前記所定の動画の表示を開始する前に前記選択操作部材によって所望の種類の演出が選択されている場合において、前記始動口スイッチが前記始動口に入賞した遊技球を検出したときに前記選択されている種類の演出に対応付けられている複数種類の動画の中から所定の動画を読出して表示するように構成されたパチンコ機において、前記満杯検出手段が、前記貯留部材に貯留されている前記賞球が満杯になったことを検出したときから、前記選択操作部材が操作されるまでの期間は報知を行わないように前記満杯報知手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とするパチンコ機。

技術分野

0001

この発明は、払出装置によって払出された賞球貯留する貯留部材が賞球で満杯になったことを報知し、さらに、遊技球始動口に入賞したときに画像を表示する画像表示装置表示内容遊技者の操作によって変更可能なパチンコ機に関する。

背景技術

0002

図23は、従来のパチンコ機の正面説明図である。従来のパチンコ機100は、発射レバー101と、遊技盤102と、始動口103と、図柄表示装置104と、上皿105と、下皿109と、変動入賞装置106と、満杯報知ランプ110と、演出タン111とを備える。遊技者が発射レバー101を操作して発射された遊技球が始動口103に入賞すると、始動口103に入賞した遊技球を検出するスイッチがオンし、パチンコ機100に内蔵されたマイクロコンピュータが、大当りハズレかの判定(以下、大当り判定という)を行う。

0003

そして、図柄表示装置104が、複数の図柄の変動表示スクロール表示ともいう)を開始する。たとえば、連続した異なる数字(たとえば、0〜9)を表現した図柄の配列(以下、図柄列という)を画面上の横方向3箇所の表示領域において、数字の昇順に画面の上から下へ移動するように表示する。また、画面の右から左へ移動するように表示するものもある。また、変動中の図柄の背景には、様々な動画が表示される。そして、図柄表示装置104が図柄列の変動表示を開始してから所定時間経過すると、演出ボタン111の操作が有効になり、遊技者は演出ボタン111を操作することにより、所望の変動内容を選択することができる。

0004

たとえば、図柄の変動状態リーチになったときに、複数種類リーチパターンから所望のリーチパターンを選択することができる。ここで、リーチとは、全表示領域のうち1つの表示領域のみにおいて図柄が変動表示されており、他の表示領域には、大当り図柄を構成する図柄がそれぞれ確定表示されている表示状態であり、換言すると、大当り図柄のうち1つの図柄のみ未決定の表示状態のことである。そして、リーチパターンとは、図柄の変動開始から終了までの期間に上記のリーチの状態が出現する変動パターンのことである。

0005

図柄表示装置104が大当り図柄を確定表示すると大当りが発生し、変動入賞装置106が開閉部材107を開放し、大入賞口108を開口させる。大入賞口108は、普通の入賞口よりも開口面積が大きいため、入賞が容易になる。そして、大入賞口108に規定数(たとえば、10個)以上の遊技球が入賞したという条件、あるいは、大入賞口108の開口時間が規定時間(たとえば、30秒)に達したという条件が満足されると、開閉部材107が閉成し、大入賞口108が閉口する。そして、大入賞口108の開口から閉口までを1ラウンドとし、複数のラウンド(たとえば、最大14ラウンド)が実行され、その間に遊技者は多量の賞球を獲得することができる。以下、第1ラウンドから最終ラウンドまでの遊技大当り遊技という。

0006

また、遊技球が大入賞口108に入賞すると所定個数(たとえば、13個)の賞球が上皿105に払出される。そして、上皿105に貯留されている賞球数が上皿105の貯留可能な許容量の上限を超えると、その超えた分の賞球は下皿109に払出される。そして、下皿109に貯留されている賞球数が下皿109の貯留可能な許容量の上限に達すると、それを検出する満杯検出スイッチがオンし、満杯報知ランプ110が点灯し、賞球の払出しが中断する。

0007

満杯報知ランプ110の点灯を見た遊技者は、下皿109に設けられた球抜きレバー112を操作して、下皿109に貯留されている賞球を、下皿109の下方に置かれた賞球箱(図示せず)へ排出する。また、満杯報知ランプ110が点灯中に大入賞口108などに入賞があった場合は、その入賞数は記憶され、満杯が解消され、満杯報知ランプ110が消灯してから、記憶されている入賞数分の賞球が払出される。

先行技術

0008

特開2007−307163号公報

発明が解決しようとする課題

0009

ところで、近年、図柄表示装置が単に図柄を変動表示するだけでなく、ストーリーを有する動画と共に図柄の変動表示を行うパチンコ機が登場している。このパチンコ機では、動画のストーリーの展開が大当り判定の結果と密接に関連しているため、そのストーリーの展開に工夫が凝らされており、遊技者をハラハラドドキさせる演出内容になっている。また、動画のストーリーの展開や動画の種類などの演出の種類を遊技者が選択できるように構成されたパチンコ機が提案されている。このパチンコ機は、図柄表示装置が動画の表示を開始する前に、所望の演出の種類を選択可能である旨の報知を行い、遊技者がパチンコ機に設けられた選択スイッチを操作して所望の種類の演出を選択すると、その選択した種類の演出に対応する動画を表示するように構成されている。

0010

しかし、係るパチンコ機は、図柄表示装置が動画の表示を開始するタイミングになったときに下皿が賞球で満杯になっていると、遊技者は、先に選択スイッチを操作すべきか、球抜きレバーを操作すべきか迷ってしまうという問題がある。特に、発射レバーは右手で操作し、選択スイッチおよび球抜きレバーは左手で操作しなければならないため、左手だけで選択スイッチおよび球抜きレバーの両方を操作することができない。

0011

そこでこの発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、選択スイッチの操作タイミングと球抜きレバーの操作タイミングとが重なったときに遊技者が迷わないようにすることができるパチンコ機を実現することを目的とする。

課題を解決するための手段

0012

上記の目的を達成するため、この出願の請求項1に係る発明は、遊技領域が形成された遊技盤(5)と、前記遊技盤に設けられた始動口(21)および入賞口(17〜20)と、遊技球を前記遊技領域へ発射する発射装置(4)と、前記発射装置による遊技球の発射強度を調節するために遊技者が操作する発射操作部材(4b)と、前記発射装置により発射されて前記始動口に入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ(21a)と、前記発射装置により発射されて前記入賞口に入賞した遊技球を検出する入賞口スイッチ(17a〜20a)と、前記始動口スイッチが前記始動口に入賞した遊技球を検出したときと、前記入賞口スイッチが前記入賞口に入賞した遊技球を検出したときとにそれぞれ賞球を払出す払出装置(38)と、前記払出装置によって払出された賞球を貯留する貯留部材(7)と、前記貯留部材に貯留されている賞球を前記貯留部材の外部に排出するために遊技者が操作する排出操作部材(7a)と、前記貯留部材に貯留されている賞球が満杯になったことを検出する満杯検出手段(7b)と、前記満杯検出手段が前記賞球が満杯になったことを検出したときにそれを報知する満杯報知手段(S202)と、前記始動口スイッチが前記始動口に入賞した遊技球を検出したときに大当りかハズレかを判定する大当り判定手段(S17)と、1種類の演出に対して複数種類が対応付けられた動画が複数種類の演出分格納された格納手段(75)と、前記始動口スイッチが前記始動口に入賞した遊技球を検出したときに前記格納手段から所定の演出に対応付けられた所定の動画を読出して表示し、その表示を開始してから所定時間経過後に前記判定手段の判定結果に対応する画像を表示する画像表示装置(30)と、前記画像表示装置が前記所定の動画の表示を開始する前に複数種類の演出の中から所望の種類の演出を選択するために遊技者が操作する選択操作部材(81)と、を備えており、前記画像表示装置は、前記所定の動画の表示を開始する前に前記選択操作部材によって所望の種類の演出が選択されている場合において、前記始動口スイッチが前記始動口に入賞した遊技球を検出したときに前記選択されている種類の演出に対応付けられている複数種類の動画の中から所定の動画を読出して表示するように構成されたパチンコ機(1)において、
前記満杯検出手段が、前記貯留部材に貯留されている前記賞球が満杯になったことを検出したときから、前記選択操作部材が操作されるまでの期間は報知を行わないように前記満杯報知手段を制御する制御手段(S200,S201)を備えたことを特徴とする。

0013

なお、上記の各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。

発明の効果

0014

この出願の請求項1に係る発明によれば、満杯検出手段が、貯留部材に貯留されている賞球が満杯になったことを検出したときに、複数種類の演出の中から所望の種類の演出を選択するために遊技者が操作する選択操作部材が操作されていない場合は、満杯報知手段が報知しないようにすることができる。

0015

つまり、遊技者が選択操作部材を操作していない段階において貯留部材が賞球で満杯になった場合は、満杯であることを報知しないため、遊技者は、選択操作部材のみを操作し、排出操作部材を操作することにはならない。
したがって、遊技者が、排出操作部材および選択操作部材のどちらを操作すれば良いか迷うことがない。

図面の簡単な説明

0016

この発明の実施形態に係るパチンコ機の主要構成を示す正面説明図である。
図1に示すパチンコ機に設けられた下皿の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図1に示す遊技盤5の主要構成を示す正面説明図である。
(a)〜(c)は、演出図柄の変動態様を示す説明図である。
表示モードを選択するときの画面と、下皿が満杯であることを報知する画面の説明図である。
ボタン演出の流れを示す説明図である。
パチンコ機1の主な電気的構成ブロックで示す説明図である。
演出制御用ROM73に格納されている各種のテーブルを示す説明図である。
(a)〜(c)は、特別図柄保留テーブル格納内容が移動する様子を示す説明図である。
始動口の入賞、演出、表示モード選択および下皿満杯検出のタイミングを示すタイミングチャートである。
主制御用CPU52が実行する主な処理の流れを示すメインフローチャートである。
主制御用CPU52が実行する入賞検出処理の流れを示すフローチャートである。
払出制御用CPU62が実行する主な処理の流れを示すメインフローチャートである。
主制御用CPU52が実行する始動口処理の流れを示すフローチャートである。
図14の処理の続きを示すフローチャートである。
主制御用CPU52が実行する表示開始処理の流れを示すフローチャートである。
演出制御用CPU72が実行する主な処理の流れを示すメインフローチャートである。
演出制御用CPU72が実行する下皿満杯検出処理の流れを示すフローチャートである。
演出制御用CPU72が実行するデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。
演出制御用CPU72が実行する表示モード選択処理の流れを示すフローチャートである。
演出制御用CPU72が実行する演出内容選択処理の流れを示すフローチャートである。
演出制御用CPU72が実行する演出処理の流れを示すフローチャートである。
従来のパチンコ機の正面説明図である。

実施例

0017

この発明の実施形態について説明する。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機の主要構成を示す正面説明図である。図2は、図1に示すパチンコ機に設けられた下皿の説明図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。以下の説明では、大当りの発生確率が確変に変化しているときに行う遊技を確変遊技と称し、確変遊技ではない遊技を通常遊技と称する。

0018

図1に示すように、この実施形態に係るパチンコ機1には、外殻を構成する外枠セット8が設けられており、この外枠セット8には前枠セット2が設けられている。その前枠セット2には透明なガラス枠セット3が開閉可能に取付けられている。そのガラス枠セット3の内側には遊技盤5が設けられており、前枠セット2の前面右下方には、遊技盤5へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射ハンドル4aが取付けられている。発射ハンドル4aには、遊技球の発射強度を調節するための発射レバー4bが発射ハンドル4aに対して回動自在に装着されている。

0019

遊技盤5の下方には、パチンコ機内部から払出された賞球や貸球を収容する上皿6が設けられており、上皿6には、貸球の払出しを行うために遊技者が操作する球貸操作部9が設けられている。上皿6の下方には、上皿6の収容可能数を超えて流下した遊技球を収容する下皿7が設けられている。下皿7に収容されている遊技球が収容可能な許容量の上限に達すると、パチンコ機1の内部であって下皿7に通じる遊技球の流下経路に配置された下皿満杯スイッチ図7において符号7bで示す)がオンし、後述する演出表示装置図3において符号30で示す)に下皿7が遊技球で満杯である旨が報知される。また、機種によっては、パチンコ機1の前面に設けられたLEDを点灯させて満杯である旨を報知する。

0020

下皿7には、下皿7に収容されている遊技球を下皿7の外部へ排出するために遊技者が操作する球抜きレバー7aが設けられている。図2(a)に示すように、下皿7の底面には、下皿7に貯留されている遊技球を下方へ排出するための排出口7dが開閉可能に形成されており、球抜きレバー7aを操作しないときは、排出口7dは蓋7cによって閉口されている。遊技者が球抜きレバー7aを左方向へ移動させると、蓋7cが移動し、排出口7dが開口する。球抜きレバー7aは、バネなどの付勢部材(図示せず)によって右方向に付勢されており、左方向へ移動させた球抜きレバー7aから指を離すと、球抜きレバー7aは上記の付勢部材の付勢力によって右方向へ移動し、操作前の原点復帰する。

0021

前枠セット2には、払出すべき遊技球が無いことを報知する球切れLED13と、遊技球の払出しの異常を報知する払出異常LED14とが設けられている。また、前枠セット2には、効果音を発生する右スピーカ10と、左スピーカ11と、下スピーカ12とが設けられている。また、上皿6には、遊技中にボタン演出が行われた際に遊技者が操作する演出ボタン80が設けられている。ここで、ボタン演出とは、演出ボタン80が操作されたことに応じて開始される演出のことである。

0022

また、上皿6には、演出表示装置(図2において符号30で示す)の表示モードを選択する際に遊技者が操作するモード選択スイッチ81が設けられている。モード選択スイッチ81はプッシュ式スイッチであり、1回押す毎に表示モードが切替わるようになっている。ここで、表示モードとは、演出表示装置30が表示する演出の種類のことであり、1種類の演出に対して複数種類の演出内容(動画)が選択可能に対応付けられている。ここで、演出内容とは、演出表示装置30が表示する演出内容であり、ボタン演出を含む演出内容のことである。

0023

[遊技盤の主要構成]
次に、遊技盤5の主要構成について図を参照して説明する。図3は、遊技盤5の主要構成を示す正面説明図である。図4(a)〜(c)は、演出図柄の変動態様を示す説明図である。

0024

遊技盤5の盤面には、遊技球が流下する遊技領域が形成されており、遊技盤5の盤面には、遊技球の流下経路を規制する多数の遊技釘29が打ち込まれている。遊技盤5の盤面の周囲には、発射装置(図7において符号4で示す)によって発射された遊技球を遊技領域に案内するためのレールセット15が設けられている。

0025

遊技盤5の中央には、センター飾り16が設けられている。このセンター飾り16は、盤面から前方へ突出する立体形状に形成されており、遊技領域の中央においてかなりの面積を占めている。センター飾り16には、演出図柄を変動表示したり、各種の演出画像を表示する演出表示装置30が設けられている。この実施形態では、演出表示装置30は、液晶表示装置により構成されている。なお、LEDをドットマトリクス状に配置した表示装置や7セグメントLEDなどを演出表示装置30として用いることもできる。

0026

センター飾り16の左端には、遊技球がセンター飾り16の内部に流入可能な流入口27が開口形成されている。センター飾り16の下部には、流入口27からセンター飾り16の内部に流入した遊技球が遊技領域に流出する流出口28が開口形成されている。盤面の左側には、レールセット15の内周に沿って左サイド飾り36が設けられている。左サイド飾り36とセンター飾り16との間には、遊技球が流下する左寄り遊技領域が形成されている。その左寄り遊技領域には、遊技球の流下経路を変化させる風車35が回転自在に設けられている。

0027

左サイド飾り36には、左袖上入賞口17と、左袖入賞口18と、左下入賞口19とが設けられている。センター飾り16の流出口28の直下には、始動口21が設けられている。始動口21の下方には、普通電動役物22が設けられている。普通電動役物22は、一対の開閉翼片22aを備えている。各開閉翼片22aは、その基部が回動可能に軸支されており、その基部の回動によって先端を外方へ開いたり内方へ閉じたりする。図2は、各開閉翼片22aが開放した状態を示す。

0028

この状態では、遊技球が開閉翼片22aによって案内され、普通電動役物22の内部に入賞可能になる。開閉翼片22aによって案内され、普通電動役物22の内部に入賞した遊技球は、始動口21から入賞した遊技球を検出する始動口スイッチ(図7において符号21aで示す)によって検出される。つまり、普通電動役物22は、各開閉翼片22aを開放することにより、始動口21の入賞領域を拡大する役割をしている。

0029

普通電動役物22の下方には、第1開閉部材24dを有する第1変動入賞装置24が設けられている。第1変動入賞装置24は、演出表示装置30が特定の大当り発生を示す演出図柄を確定表示したときに第1開閉部材24dを開放して第1大入賞口24aを開口する。また、第1変動入賞装置24は、第1大入賞口24aへの入賞数が規定数に達したとき、あるいは、第1大入賞口24aの開口から規定時間が経過したときに第1大入賞口24aを閉口する。この実施形態では、第1開閉部材24dは、横長の板状に形成されており、両側の下端を軸にして前後に回動するように構成されている。

0030

センター飾り16の上部左側には、第2開閉部材25dを有する第2変動入賞装置25が設けられている。第2変動入賞装置25は、演出表示装置30が特定の大当り発生を示す演出図柄を確定表示したときに第2開閉部材25dを開放して第2大入賞口25aを開口する。この実施形態では、第2変動入賞装置25は、一定の間隔で第2開閉部材25dを開閉し、一定の間隔で第2大入賞口25aを開閉する。また、第2開閉部材25dは、翼状に形成されており、下端を軸にして左右に回動するように構成されている。

0031

第1変動入賞装置24の右方には、右下入賞口20が設けられており、下方には、どこにも入賞などしなかった遊技球を回収するためのアウト口26が開口形成されている。センター飾り16の左側には、ゲート23が設けられている。センター飾り16の右下には、特別図柄表示装置31と、特別図柄保留数表示装置32と、普通図柄表示装置33と、普通図柄保留数表示装置34とが設けられている。この実施形態では、特別図柄表示装置31、特別図柄保留数表示装置32、普通図柄表示装置33および普通図柄保留数表示装置34は、それぞれLEDにより構成されているが、液晶表示装置により構成することもできる。

0032

特別図柄表示装置31は複数(たとえば、6個)のLEDにより構成されており、それらのLEDは、遊技球が始動口21に入賞すると所定の点滅パターンで点滅する。それらのLEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が特別図柄を構成し、LEDが点滅している状態が、特別図柄が変動表示している状態である。特別図柄表示装置31は、始動口スイッチ21aがオンしたときに特別図柄の変動表示を開始する。

0033

特別図柄表示装置31は、各LEDをランダムに点滅させ、その点滅が停止したときの点灯しているLEDおよび消灯しているLEDの組合せが特定の組合せであるときに大当りが発生し、その組合せの種類によって大当りの種類が異なる。大当りの種類は、大当り遊技において実行可能な最大ラウンド数通常大当り、確変大当りおよび時短の2つ以上を組み合わせて構成されている。また、大当りの種類によって第1変動入賞装置24および第2変動入賞装置25のどちらかが動作して大当り遊技が行われる。ここで、時短とは、特別図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮され、かつ、普通図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮された遊技状態をいう。

0034

たとえば、特別図柄表示装置31の各LEDが点滅を繰り返した後、総てのLEDが点灯した状態になった場合は、第2変動入賞装置25が作動して最大16ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、大当り遊技終了後の遊技状態が確変に変化する第1確変大当りが発生する。また、2個のLEDが点灯した状態になった場合は、第2変動入賞装置25が作動して最大2ラウンドまで大当り遊技を行うことができ、かつ、大当り遊技終了後の遊技状態が確変に変化する第2確変大当りが発生する。

0035

特別図柄表示装置31が特別図柄を変動表示しているときに始動口スイッチ21aがオンしたときは、そのオンに基づく特別図柄の変動表示は直ぐに実行されず、一旦保留される。その保留数(以下、特別図柄保留数という)は、特別図柄保留数表示装置32によって表示される。この実施形態では、特別図柄保留数表示装置32は4個のLEDによって構成されており、そのLEDの点灯数によって特別図柄保留数を表示する。つまり、この実施形態では、特別図柄保留数は最大4個である。

0036

演出表示装置30は、特別図柄表示装置31の演出効果を高める目的で設けられている。つまり、特別図柄表示装置31は、それぞれ複数のLEDによって構成されており、LEDの点滅のみでは演出効果が乏しいため、演出表示装置30が演出図柄を変動表示したり、演出画像を表示したりすることによって演出効果を高めている。

0037

演出表示装置30は、特別図柄表示装置31が特別図柄の変動表示を開始すると同時に演出内容を表示する。この実施形態では、その演出内容は、ストーリーを有する動画と、演出図柄を変動表示する変動パターンとから構成されており、動画の中で変動パターンが表示される。動画毎にストーリーの種類が異なり、ストーリーの途中において特定のタイミングになったときに演出ボタン80を操作することにより、ストーリーの展開を変えることができるように構成されている。

0038

変動パターンには、演出図柄列が画面の一端から他端へ移動する変動パターン、演出図柄が画面上の定位置で1つずつ変化する変動パターン、出現するポイントが不特定な変動パターン、画面上を移動する経路が不特定な変動パターンなどが設定されている。また、演出表示装置30は、特別図柄表示装置31が特別図柄の変動表示を終了すると同時に演出内容の表示を終了し、特別図柄表示装置31が確定表示した大当り図柄またはハズレ図柄に対応する演出図柄を確定表示する。

0039

たとえば、演出表示装置30は、演出図柄の変動パターンを表示するタイミングになったときに、図4に示すように、横方向に配列された3つの表示領域A,B,Cにおいて、それぞれ0〜9の数字を表した演出図柄を変動表示する。また、演出表示装置30は、複数の演出図柄を数字の昇順に表示する。図4に示す例は、各表示領域A〜Cにおいてそれぞれ変動表示されている演出図柄のある瞬間を表現したものである。同図(a)に示す例では、表示領域Aに演出図柄「7」が表示され、表示領域Bに演出図柄「8」が表示され、表示領域Cに演出図柄「6」が表示されている。また、同図(b)に示す例では、表示領域A〜Cによって演出図柄「787」が表示されており、いわゆるリーチの状態になっている。

0040

リーチになると、演出表示装置30は、大当り図柄が確定表示されるか否か、遊技者をハラハラドキドキさせる演出を行う。たとえば、図4(b)に示す例において、表示領域Bに演出図柄の6と7を交互に表示したり、演出図柄の7と8を交互に表示したりする。また、一旦、7で停止するように見せかけて、再度、表示領域Bのみが変動表示を開始したりする。図4(c)に示す例では、表示領域A〜Cによって大当り図柄の一例である「777」が確定表示されている。

0041

普通図柄表示装置33は、複数(たとえば、5個)のLEDにより構成されており、各LEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が普通図柄を構成する。また、普通図柄表示装置33がLEDを点滅させている状態が、普通図柄が変動表示している状態であり、変動表示が終了したときに点灯および消灯しているLEDの組合せによって普通図柄の当りまたはハズレが報知される。当りの普通図柄が確定表示されると、普通電動役物22の各開閉翼片22aの開放時間が長くなり、単位時間当りに特別図柄が変動表示を開始する回数が多くなり、大当りが発生する確率が高くなる。

0042

遊技球がゲート23を通過すると、普通図柄表示装置33が普通図柄の変動表示を開始する。そして、普通図柄表示装置33が普通図柄を変動表示しているときに遊技球がゲート23を通過したときは、その通過による普通図柄の変動表示が保留され、その保留数は普通図柄保留数表示装置34により表示される。この実施形態では、普通図柄保留数表示装置34は、4個のLEDによって構成されており、その点灯数が保留数を示し、保留数の最大は4個に設定されている。

0043

以下の説明では、特別図柄の変動開始から変動終了までに要する時間を特別図柄変動時間、演出内容の表示開始から表示終了までに要する時間を表示時間、普通図柄の変動開始から変動終了までに要する時間を普通図柄変動時間とそれぞれ称する。演出内容の表示時間は、特別図柄変動時間と等しい。

0044

[遊技の特徴]
次に、遊技の特徴について図を参照して説明する。図5は、表示モードを選択するときの画面と、下皿が満杯であることを報知する画面の説明図である。図10は、始動口の入賞、演出、表示モード選択および下皿満杯検出のタイミングを示すタイミングチャートである。

0045

演出表示装置30は、動画で構成された演出内容の表示を開始する前の段階において、図5の上図に示すように、「モードを選択してください。」というメッセージ画像G4を表示し、モード選択スイッチ81を操作して表示モードを選択するように遊技者に報知する。そして、表示モードが選択され、遊技球が始動口21に入賞すると、演出表示装置30は、選択された表示モードに対応付けられている複数種類の演出内容(動画)の中から抽選で選択した演出内容を表示する。図5下図に示す例では、ストーリーの登場人物および登場人物のセリフA,Bを表した画像G2が演出内容の一部として表示されている。

0046

また、演出表示装置30は、下皿満杯スイッチ7bがオンしたときに、図5の下図に示すように、「玉が満杯です。玉を抜いてください。」というメッセージ画像G3を表示し、下皿7に貯留されている賞球を抜くように遊技者に報知する。ただし、演出表示装置30は、メッセージ画像G3を表示する前にまだモード選択スイッチ81がオンしていない場合は、下皿満杯スイッチ7bがオンしてからモード選択スイッチ81がオンするまでの期間は、メッセージ画像G3を表示しない。

0047

図10に示す例では、時刻t1にて下皿満杯スイッチ7bがオンし、時刻t2にて演出の種類を選択可能である旨の報知(メッセージ画像G4の表示)が行われ、時刻t3にてモード選択スイッチ81がオンしている。この場合、下皿満杯スイッチ7bがオンしたとき(t1)からモード選択スイッチ81がオンしたとき(t3)までの期間は、満杯報知禁止期間TAに設定されており、演出表示装置30は、下皿7が賞球で満杯である旨を報知しないように制御される。

0048

モード選択スイッチ81がオンしたことが検出されると、演出表示装置30がメッセージ画像G3を表示して満杯報知を行い、かつ、モード選択スイッチ81によって選択された表示モードを説明する画像を表示する(t3)。そして、遊技球が始動口21に入賞すると(t4)、演出表示装置30が、モード選択スイッチ81によって選択された表示モードに対応する演出内容の表示を開始する。そして、下皿満杯スイッチ7bがオフになると(t5)、演出表示装置30はメッセージ画像G3の表示を消し、満杯報知を終了する(t5)。

0049

以上のように、この実施形態のパチンコ機1は、下皿満杯スイッチ7bがオンしているときは、モード選択スイッチ81がオンするまでは、下皿7が賞球で満杯である旨を報知しないように構成されている。つまり、下皿7が賞球で満杯であるときは、モード選択スイッチ81を球抜きレバー7aに優先して操作できるようにすることにより、遊技者がモード選択スイッチ81および球抜きレバー7aのどちらを操作すれば良いか迷わないように構成されている。

0050

[ボタン演出]
次に、ボタン演出の主な内容について図を参照して説明する。図6は、ボタン演出の流れを示す説明図である。

0051

前述したように、ボタン演出とは、演出ボタン80が操作されたことに応じて開始される演出のことである。この実施形態では、遊技球が始動口21に入賞すると、演出表示装置30がストーリーを有する動画を表示し、その途中でボタン演出を実行するタイミングになると、演出ボタン80を操作することにより、ストーリーに登場する人物のセリフを変更することができるように構成されている。

0052

たとえば、図6に示すように、演出表示装置30は、ボタン演出を実行するタイミングになると、画面に「ボタンプッシュ」という遊技者に演出ボタン80の操作を促すメッセージ画像G1と、ストーリーの登場人物および登場人物のセリフA,Bを表した画像G2とを表示する。そして、ボタン演出を実行するタイミングになってから制限時間内に遊技者が演出ボタン80を操作し、演出ボタン80がオンすると、図6の右側に示すように、登場人物のセリフがA,BからC1,D1に変わる。

0053

そして、さらに、セリフがC1,D1に変わってから制限時間内に演出ボタン80がオンすると、セリフがC2,D2に変わる。また、メッセージ画像G1が表示されてから制限時間内に演出ボタン80が操作されなかった場合は、図6の左側に示すように、セリフがA1,B1に変わる。また、セリフがA1,B1に変わってから制限時間内に演出ボタン80が操作されなかった場合は、セリフがA2,B2に変わる。

0054

また、ボタン演出を行う期間が経過すると、再び、動画が表示され、リーチパターンが出現することを示唆するリーチ予告画像、または、大当り発生を示唆する大当り予告画像などが表示され、その後、通常変動パターンまたはリーチパターンが表示される。また、各予告画像は、変動パターン中に含まれることもある。
また、ボタン演出において制限時間内に演出ボタン80が操作されていた場合は、操作されていなかった場合よりも信頼度の高い画像が表示される。ここで、信頼度とは、予告(大当り予告およびリーチ予告など)されたことが予告通りとなる確率の程度を意味する。

0055

つまり、ボタン演出が実行されている期間に演出ボタン80を押して登場人物のセリフを変えた方が、後に、信頼度の高い画像が表示されるため、殆どの遊技者がボタン演出期間中は制限時間内に演出ボタン80を押す。なお、大当りかハズレかは、遊技球が始動口21に入賞したときに決定されているため、演出ボタン80を押したか否かによって、大当り判定の結果が変わることはない。

0056

[主な電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図7を参照して説明する。

0057

パチンコ機1には、主制御基板50が設けられており、その主制御基板50には、主制御用MPU(マイクロプロセッサーユニット)51が搭載されている。主制御用MPU51は、主制御用CPU52と、主制御用ROM53と、主制御用RAM54とを備える。主制御用CPU52は、大当り判定、大当り図柄の抽選、大当りの種類の抽選、ハズレ図柄の抽選、特別図柄変動時間(表示時間)の抽選、入賞の検出、ゲート通過の検出、普通図柄の当り判定、賞球の払出命令など、遊技における重要な処理を実行する。

0058

主制御用ROM53には、主制御用CPU52が上記の各処理を実行するためのコンピュータプログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、大当り判定を行う際に参照する大当り値などが読出し可能に格納されている。主制御用RAM54は、主制御用CPU52が上記のコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、主制御用RAM54は、主制御用CPU52が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。

0059

また、主制御基板50には、始動口21に入賞した遊技球、または、開放した開閉翼片22aによって普通電動役物22の内部に案内された遊技球を検出する始動口スイッチ(始動口SW)21aが電気的に接続されている。また、主制御基板50には、払出制御基板60が電気的に接続されている。払出制御基板60には、遊技球を上皿6へ払出す部材を駆動するための払出モータ38と、この払出モータ38によって払出された遊技球を検出するための払出センサ39とが電気的に接続されている。

0060

さらに、払出制御基板60には、払出す遊技球がなくなった状態を検出するための球切れスイッチ13aと、下皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ(下皿満杯SW)7bと、ガラス枠セット3が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ扉開放SW)3aと、遊技球を発射する発射装置4とが電気的に接続されている。

0061

発射装置4には、発射レバー4bの回動量に応じて発射装置4の発射強度を調節するための発射ボリューム4cと、遊技者が発射レバー4bに触れたことを検出して発射装置4を駆動させるためのタッチセンサ4dとが接続されている。発射装置4の駆動源は、ロータリソレノイドまたはモータである。

0062

払出制御基板60には、払出制御用MPU61が搭載されており、その払出制御用MPU61は、払出制御用CPU62と、払出制御用ROM63と、払出制御用RAM64とを備える。払出制御用CPU62は、主制御用MPU51から送信される払出制御コマンドに従って払出モータ38を制御し、賞球の払出しを制御する。また、払出制御用CPU62は、払出センサ39から出力される信号の変化を検出し、払出された賞球数を計数する。

0063

払出制御用ROM63には、払出制御用CPU62が実行するコンピュータプログラムなどが読出し可能に格納されている。払出制御用RAM64は、払出制御用CPU62が上記のコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、払出制御用RAM64は、払出制御用CPU62が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。

0064

主制御基板50には、盤面中継端子板37が電気的に接続されており、その盤面中継端子板37には、第1開閉部材24dを開閉させるための大入賞口ソレノイド24bと、第2開閉部材25dを開閉させるための大入賞口ソレノイド25bと、普通電動役物22の開閉翼片22aを開閉させるための普通電動役物ソレノイド22bと、第1大入賞口24aに入賞した遊技球を検出するための大入賞口スイッチ(大入賞口SW)24cと、第2大入賞口25aに入賞した遊技球を検出するための大入賞口スイッチ(大入賞口SW)25cとが電気的に接続されている。

0065

また、主制御基板50には、ゲート23を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ(ゲートSW)23aと、左袖上入賞口17に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)17aと、左袖入賞口18に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)18aと、左下入賞口19に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)19aと、右下入賞口20に入賞した遊技球を検出するための入賞口スイッチ(入賞口SW)20aとが電気的に接続されている。

0066

さらに、主制御基板50には、演出制御基板70が電気的に接続されている。演出制御基板70には、特別図柄表示装置31と、普通図柄表示装置33と、演出表示装置30と、LED制御基板42と、音声出力装置43と、からくり制御基板40と、演出ボタン80と、モード選択スイッチ81とが電気的に接続されている。からくり制御基板40には、遊技盤5に設けられたからくり(図示省略)を駆動するからくりモータ41が電気的に接続されている。

0067

演出制御基板70には、演出制御用MPU71が搭載されており、その演出制御用MPU71は、演出制御用CPU72と、演出制御用ROM73と、演出制御用RAM74と、画像データROM75とを備える。演出制御用ROM73には、演出制御基板70に電気的に接続された前述の各種装置などを制御するためのコンピュータプログラムが読出し可能に格納されている。また、演出制御用ROM73には、演出制御用CPU72がコンピュータプログラムを実行するときに参照する各種のテーブルが読出し可能に格納されている。画像データROM75には、演出表示装置30が各種の画像を表示するための画像データが格納されている。

0068

演出制御用RAM74は、演出制御用CPU72がコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、演出制御用RAM74は、演出制御用CPU72がコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。

0069

[各種テーブル]
図8は、演出制御用ROM73に格納されている各種のテーブルを示す説明図である。演出制御用ROM73には、特別図柄変動パターンテーブル73a、表示モードAテーブル73b、ボタン演出内容テーブル73c、表示モードBテーブル73d、ボタン演出内容テーブル73e、表示モードCテーブル73f、ボタン演出内容テーブル73g、LED点灯パターンテーブル73h、音楽テーブル73i、大当り演出画像テーブル73j、客待ち画像テーブル73k、ボタン演出画像テーブル73m、メッセージ画像テーブル73nなど、演出に必要なデータが格納されている。

0070

特別図柄変動パターンテーブル73aは、演出制御用CPU72が特別図柄表示装置31が変動表示する特別図柄の変動パターンを抽選で決定するときに参照するテーブルである。特別図柄変動パターンテーブル73aは、主制御用CPU52が抽選で決定可能な各特別図柄変動時間毎に演出制御用ROM73に格納されている。たとえば、特別図柄変動時間の範囲が5〜60秒である場合に、特別図柄変動時間の30秒に対して複数種類の特別図柄の変動パターンが設定されている。

0071

特別図柄の変動パターンの抽選は、複数の連続した異なる数値カウントする特別図柄変動パターン抽選カウンタを用いて行う。特別図柄変動パターンテーブル73aは、特別図柄変動パターン抽選カウンタのカウント値と特別図柄の変動パターンとを対応付けて構成されている。演出制御用CPU72は、特別図柄変動パターン抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、主制御用CPU52から送信された特別変動時間に対して設けられている特別図柄変動パターンテーブルの中から上記取得したカウント値と対応付けられている特別図柄の変動パターンを読出す。演出表示装置30に各変動パターンを表示するための画像データは、画像データROM75(図7)に格納されており、演出制御用CPU72は、特別図柄変動パターンテーブル73aから読出した変動パターンに対応する画像データを画像データROM75から読出して演出表示装置30に表示する。

0072

表示モードAテーブル73bは、モード選択スイッチ81によって表示モードAが選択されたときに演出表示装置30が表示する内容が設定されたテーブルであり、演出制御用CPU72は、その設定内容に従って演出表示装置30の表示を制御する。ボタン演出内容テーブル73cは、表示モードAが選択されたときに演出表示装置30が表示する演出内容(ボタン演出を含む演出内容)を抽選で決定するときに参照するテーブルである。つまり、表示モードAに対応して複数種類の演出内容が選択可能に設定されている。

0073

表示モードBテーブル73dは、モード選択スイッチ81によって表示モードBが選択されたときに演出表示装置30が表示する内容が設定されたテーブルであり、演出制御用CPU72は、その設定内容に従って演出表示装置30の表示を制御する。ボタン演出内容テーブル73eは、表示モードBが選択されたときに演出表示装置30が表示する演出内容(ボタン演出を含む演出内容)を抽選で決定するときに参照するテーブルである。つまり、表示モードBに対応して複数種類の演出内容が選択可能に設定されている。

0074

表示モードCテーブル73fは、モード選択スイッチ81によって表示モードCが選択されたときに演出表示装置30が表示する内容が設定されたテーブルであり、演出制御用CPU72は、その設定内容に従って演出表示装置30の表示を制御する。ボタン演出内容テーブル73gは、表示モードCが選択されたときに演出表示装置30が表示する演出内容(ボタン演出を含む演出内容)を抽選で決定するときに参照するテーブルである。つまり、表示モードCに対応して複数種類の演出内容が選択可能に設定されている。

0075

ボタン演出内容テーブル73c,73e,73gに設定されている演出内容とは図6を参照して説明したように、遊技者が演出ボタン80を押すことによって表示内容を変更することができるボタン演出を含む演出内容である。
ボタン演出内容テーブル73c,73e,73gに設定されている各ボタン演出内容を演出表示装置30に表示するための画像データは、表示モードA〜C毎に画像データROM75に格納されており、演出制御用CPU72は、所定の表示モードに対応付けられているボタン演出内容テーブルから読出したボタン演出内容に対応する画像データを画像データROM75から読出して演出表示装置30に表示する。

0076

また、ボタン演出内容には、演出図柄の変動開始から変動終了までの変動パターン(通常変動パターン、ノーマルリーチパターンおよびスーパーリーチパターンなど)がそれぞれ含まれている。また、ボタン演出内容テーブル73c,73e,73gは、演出内容の表示時間毎に演出制御用ROM73に格納されている。前述したように、演出内容の表示時間は、特別図柄変動時間と等しいため、各演出内容テーブルは、それぞれ特別図柄変動時間と同じ数設けられている。

0077

ボタン演出内容の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントする演出内容抽選カウンタを用いて行う。各演出内容テーブルは、演出内容抽選カウンタのカウント値と演出内容とを対応付けて構成されている。また、異なる表示時間毎に各演出内容が設定されており、1つの表示時間には複数種類の演出内容が設定されている。

0078

さらに、短い表示時間には、出現確率の高い演出内容が設定されており、長い表示時間には、出現確率の低い演出内容が設定されている。この実施形態では、通常変動パターンを含む演出内容の表示時間が最も短く、スーパーリーチパターンを含む演出内容の表示時間が最も長い。
たとえば、ボタン演出内容テーブル73cには、表示時間15秒に対して通常変動パターンを含む10種類の演出内容が0〜9の数値と対応付けて設定されており、表示時間30秒に対してノーマルリーチパターンを含む10種類の演出内容が0〜9の数値と対応付けて設定されており、表示時間60秒に対してスーパーリーチパターンを含む10種類の演出内容が0〜9の数値と対応付けて設定されている。この場合、演出内容抽選カウンタは0〜9の連続した数値をカウントする。

0079

演出制御用CPU72は、演出内容抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、主制御用CPU52から送信された特別図柄変動時間と同じ時間の表示時間に対して設けられている演出内容テーブルの中から上記取得したカウント値と対応付けられている演出内容を読出す。たとえば、主制御用CPU52から送信された特別図柄変動時間が60秒であり、演出内容抽選カウンタから取得した数値が5であった場合は、表示時間60秒に設定されている10種類の演出内容のうち数値5に対応付けられているものを選択する。

0080

つまり、演出制御用CPU72は、主制御用CPU52から特別図柄変動時間が送信された場合は、特別図柄変動時間および表示時間を等しくするために、特別図柄変動時間と同じ時間の表示時間に対応する演出内容テーブルから演出内容を読出す。

0081

また、大当り判定結果が大当りであった場合およびハズレであった場合の何れの場合もスーパーリーチパターンを含む演出内容が抽選される可能性があるが、大当りであった場合の方がスーパーリーチパターンを含む演出内容が抽選される確率が高くなっている。つまり、遊技者から見れば、スーパーリーチパターンを含む演出内容が出現すると、大当り発生への期待感が高くなるように設定されている。

0082

LED点灯パターンテーブル73hは、演出制御用CPU72がパチンコ機1に設けられた各種のLEDの点灯パターンを抽選で決定するときに参照するテーブルである。LEDの点灯パターンの抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントするLED点灯パターン抽選カウンタを用いて行う。

0083

LED点灯パターンテーブル73hは、LED点灯パターン抽選カウンタのカウント値と、LEDの点灯パターンとを対応付けて構成されている。演出制御用CPU72は、LED点灯パターン抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられているLEDの点灯パターンをLED点灯パターンテーブル73hから読出し、その点灯パターンに従ってLEDを点灯するようにLED制御基板42に指示する。

0084

音楽テーブル73iは、演出制御用CPU72が音声出力装置43が出力する音楽を抽選で決定するときに参照するテーブルである。音楽の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントする音楽抽選カウンタを用いて行う。

0085

音楽テーブル73iは、音楽抽選カウンタのカウント値と、音楽とを対応付けて構成されている。演出制御用CPU72は、音楽抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられている音楽を音楽テーブル73iから読出し、それを出力するように音声出力装置43に指示する。

0086

大当り演出画像テーブル73jは、大当りが発生したときに演出制御用CPU72が演出画像を抽選で決定するときに参照するテーブルである。演出表示装置30が演出画像を表示するための画像データは画像データROM75に格納されている。演出画像の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントする大当り演出画像抽選カウンタを用いて行う。大当り演出画像テーブル73jは、大当り演出画像抽選カウンタのカウント値と、大当り演出画像の種類とを対応付けて構成されている。演出制御用CPU72は、大当り演出画像抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられている大当り演出画像の種類を大当り演出画像テーブル73jから読出し、その読出した種類に対応する画像データを前記画像データROM75から読出して演出表示装置30に表示する。

0087

客待ち画像テーブル73kは、パチンコ機1に遊技者が付いていない、いわゆる客待ち状態のときに演出制御用CPU72が演出表示装置30に客待ち画像の表示を指示するためのデータが格納されたテーブルである。

0088

ボタン演出画像テーブル73mは、演出ボタン80がオンしたときに演出制御用CPU72がボタン演出画像の内容を抽選で決定するときに参照するテーブルである。演出表示装置30がボタン演出画像を表示するための画像データは画像データROM75に格納されている。ボタン演出画像の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントするボタン演出画像抽選カウンタを用いて行う。ボタン演出画像テーブル73mは、ボタン演出画像抽選カウンタのカウント値と、ボタン演出画像の種類とを対応付けて構成されている。演出制御用CPU72は、演出ボタン80がオンしたときにボタン演出画像抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられているボタン演出画像の種類をボタン演出画像テーブル73mから読出し、その読出した種類に対応する画像データを前記画像データROM75から読出して演出表示装置30に表示する。

0089

メッセージ画像テーブル73nは、各種のメッセージ画像を演出表示装置30に表示させるためのデータが格納されたテーブルである。メッセージ画像とは、前述した「ボタンプッシュ」というメッセージ画像G1、「玉が満杯です。玉を抜いてください。」というメッセージ画像G3および「モードを選択してください。」というメッセージ画像G4などである。

0090

[保留発生時の格納内容]
次に、特別図柄の保留が発生したときに演出制御用RAM74に格納される内容について図を参照して説明する。図9(a)〜(c)は、演出制御用RAM74に格納される特別図柄保留テーブルにおいて格納内容が移動する様子を示す説明図である。
なお、以下の説明では、確定図柄とは、演出表示装置30が確定表示した演出図柄のことであり、通常大当り図柄、確変大当り図柄およびハズレ図柄のいずれかを指す。また、この実施形態では、特別図柄保留数U1の上限は4個であるとする。

0091

特別図柄保留テーブル74aは、遊技球が始動口21に入賞したときに発生したデータを格納する。図中の「判定結果」は、遊技球が始動口21に入賞したときに主制御用CPU52が行った大当り判定の結果である。「確定図柄」は、遊技球が始動口21に入賞したときに主制御用CPU52が決定した確定図柄である。「変動時間」は、遊技球が始動口21に入賞したときに主制御用CPU52が決定した変動時間である。「演出内容」は、主制御用CPU52により決定された変動時間に基づいて演出制御用CPU72が決定した演出内容である。判定結果、確定図柄および変動時間は主制御用CPU52から演出制御用CPU72へ送信され、演出制御用CPU72によって特別図柄保留テーブル74aに格納される。

0092

なお、演出制御用CPU72は、特別図柄の変動パターンおよび確定図柄、音楽およびLEDの点灯パターンなども抽選により決定し、それらを保留テーブルに格納するが、ここではそれらの説明を省略し、演出内容および確定図柄を代表にして説明する。

0093

保留順位」は、保留が発生した順番を示す。また、特別図柄保留テーブル74aは、特別図柄保留数U1を格納する。図9(a)に示す例では、特別図柄保留テーブル74aの保留順位3番目(※)には、判定結果として「確変大当り」が格納されており、演出内容として「スーパーリーチパターン」が格納されている。この実施形態では、「スーパーリーチパターン」は、ストーリーを有する動画の中で表示される演出図柄の変動パターンである。また、特別図柄保留テーブル74aに格納されている特別図柄保留数U1は上限の4個になっている。

0094

演出表示装置30は、特別図柄表示装置31が特別図柄を変動表示していることに合わせて演出内容の表示を行っている場合は、その表示が終了すると、特別図柄保留テーブル74aの保留順位1番目に格納されている演出内容に従って演出内容を表示し、その表示の終了タイミングに確定図柄を確定表示する。

0095

図9(a)に示すように、特別図柄保留数U1が上限の4個に達している状態において、保留順位1番目に格納されている各データに基づいて特別図柄の変動表示および演出内容の表示が開始され、その表示が終了すると、図9(b)に示すように、保留順位2〜4番目に格納されていた各データは、保留順位を1つ繰り上げた格納領域にそれぞれ移動する。

0096

そして、特別図柄の変動表示および演出内容の表示回数が1回増える毎に、図9(c)に示すように、特別図柄保留テーブル74aに格納されている各データは、保留順位を1つ繰り上げた格納領域にそれぞれ移動する。図9(b)における保留順位4番目と、同図(c)における保留順位4番目とにそれぞれ格納されている各データは、それぞれ保留順位1番目の各データに基づいて特別図柄の変動表示および演出内容の表示を行っている途中で遊技球が始動口21に入賞したときに新たに発生したデータである。

0097

(主制御用CPUが実行する主な処理)
次に、主制御用CPU52が実行する主な処理の流れについて図を参照して説明する。図11は、主制御用CPU52が実行する主な処理の流れを示すメインフローチャートである。以下の説明では、処理のステップをSと略す。

0098

主制御用CPU52は、パチンコ機1が起動したときに初期設定を実行する(S500)。この初期設定では、主制御用RAM54に格納されているデータを初期値に戻したり、0クリアするなどの処理を行う。次に、主制御用CPU52は、入賞検出処理(S501)、始動口処理(S502)、ゲート処理(S503)、表示開始処理(S504)、普通電動役物処理(S505)、大入賞口処理(S506)および遊技情報送信処理(S507)などを実行する。

0099

ゲート処理(S503)では、ゲートスイッチ23a(図7)からの出力信号の変化を検出し、遊技球がゲート23を通過したことを検出し、普通図柄の当り判定を行う。普通電動役物処理(S505)では、ゲート処理(S503)における普通図柄の当り判定が当りであった場合に普通電動役物ソレノイド22b(図7)を作動させ、普通電動役物22の開閉翼片22a(図3)を開放させる。遊技情報送信処理(S507)では、通常大当りの発生回数、確変大当りの発生回数、賞球数の合計(出玉数)などの遊技中に発生する遊技情報をパチンコ機1が設置されているパチンコ店管理室に設けられた管理コンピュータへ送信する。

0100

(入賞検出処理)
図12は、主制御用CPU52が実行する入賞検出処理(S501)の流れを示すフローチャートである。

0101

主制御用CPU52は、主制御基板50に接続されている入賞口スイッチからの入力信号レベルを判定する(S1)。ここで、入賞口スイッチとは、オンすることによって賞球を払出すことになるスイッチであり、始動口スイッチ21a、入賞口スイッチ17a〜20aおよび大入賞口スイッチ24c,25cである。各入賞口スイッチからの入力信号は、遊技球を検出していないときはL(ロー)レベルであり、遊技球を検出したときにH(ハイ)レベルに変化する。

0102

続いて、主制御用CPU52は、いずれかの入賞口スイッチからの入力信号レベルがHレベルか否か、つまり、遊技球がいずれかの入賞口に入賞したか否かを判定する(S2)。ここで、遊技球がいずれかの入賞口に入賞したと判定すると(S2:Yes)、その入賞口に対して設定されている賞球数を払出個数(たとえば、8個)に決定し(S3)、その賞球の払出しを指示する賞球払出コマンドを払出制御用CPU62へ送信する(S4)。

0103

(払出制御用CPUが実行する主な処理)
図13は、払出制御用CPU62が実行する主な処理の流れを示すメインフローチャートである。

0104

払出制御用CPU62は、パチンコ機1が起動したときに初期設定を実行する(S100)。この初期設定では、払出制御用RAM64に格納されているデータを初期値に戻したり、0クリアするなどの処理を行う。そして、払出制御用CPU62は、主制御用CPU52が前述した入賞検出処理のS4(図12)において送信した賞球払出コマンドを受信したか否かを判定し(S101)、受信したと判定すると(S101:Yes)、その受信した賞球払出コマンドによって表されている払出個数を払出制御用RAM64に設定されている入賞数テーブルに格納する(S102)。

0105

続いて、払出総数mを更新する(S103)。払出総数mとは、未払いの払出個数の合計である。たとえば、入賞数テーブルに払出個数が13個の入賞数が9格納されている場合は、払出総数mは117個になる。続いて、払出個数mが0よりも大きいか否か、つまり未払いの賞球が残っているか否かを判定し(S104)、未払いの賞球が残っていると判定すると(S104:Yes)、下皿満杯スイッチ7bがオンしているか否かを判定する(S105)。ここで、下皿満杯スイッチ7bがオンしていないと判定すると(S105:No)、払出モータ38(図7)を駆動して賞球を払出す(S106)。

0106

続いて、払出センサ39(図7)がオンしたか否か、つまり払出された賞球を検出したか否かを判定し(S107)、検出したと判定すると(S107:Yes)、払出総数mから1を減算する(S108)。続いて、払出総数mが0になったか否かを判定し(S109)、0になったと判定すると(S109:Yes)、払出モータ38を停止させ、賞球の払出しを中止する(S110)。また、先のS105において、下皿満杯スイッチ7bがオンしていると判定した場合は(S105:Yes)、下皿満杯スイッチ7bがオフになるまで賞球の払出しを行わない。

0107

(始動口処理)
図14は、主制御用CPU52が実行する始動口処理(S502)の流れを示すフローチャートであり、図15は、図14の処理の続きを示すフローチャートである。

0108

主制御用CPU52は、始動口スイッチ21aがオンしたか否か、つまり遊技球が始動口21、あるいは、開放した開閉翼片22aから入賞したか否かを判定する(S10)。ここで、肯定判定すると(S10:Yes)、主制御用RAM54に格納されている特別図柄保留数U1を参照し(S11)、特別図柄保留数U1が上限の4個未満であるか否かを判定する(S12)。ここで、肯定判定すると(S12:Yes)、このとき大当り抽選カウンタがカウントした大当り抽選カウンタ値を取得する(S13)。

0109

ここで、大当り抽選カウンタとは、連続した複数の異なる数値をカウントするカウンタであり、この実施形態では、0〜499の計500の数値をカウントするリングカウンタである。続いて、主制御用CPU52は、遊技状態が確変に変化していることを示す確変大当りフラグがオンしているか否かを判定する(S14)。ここで、肯定判定した場合は(S14:Yes)、確変大当り用大当り値テーブルを参照し(S15)、否定判定した場合は(S14:No)、通常大当り用大当り値テーブルを参照する(S16)。確変大当り用大当り値テーブルは、確変中に参照する大当り値が設定されたテーブルであり、通常大当り用大当り値テーブルは、通常遊技中に参照する大当り値が設定されたテーブルである。

0110

確変大当り用大当り値テーブルには、通常大当り用大当り値テーブルよりも多くの大当り値が設定されており、確変のときに大当りが発生する確率が高くなっている。
この実施形態では、確変大当り用大当り値テーブルには、7,89,137,197,257,307,359,409の計8個の大当り値が設定されており、通常大当り用大当り値テーブルには、7,257の計2個の大当り値が設定されている。
つまり、大当りが発生する確率は、通常時が、2/500=1/250であり、確変時が、8/500=4/250であり、確変時に大当りが発生する確率は、通常時よりも4倍に高くなっている。

0111

続いて、主制御用CPU52は、大当りか否かを判定する(S17)。ここで、先のS13において大当り抽選カウンタから取得したカウント値と同じ数値の大当り値が確変大当り用大当り値テーブルまたは通常大当り用大当り値テーブルに設定されている場合は大当りと判定し(S17:Yes)、大当り図柄の抽選を実行する(S18)。
大当り図柄の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントする大当り図柄抽選カウンタと、大当り図柄テーブルとを用いて行う。大当り図柄テーブルは、大当り図柄抽選カウンタのカウント値と大当り図柄とを対応付けて構成されている。主制御用CPU52は、大当り図柄抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられている大当り図柄を大当り図柄テーブルから読出す。

0112

たとえば、大当り図柄抽選カウンタは、0〜9をカウントし、大当り図柄テーブルは、0〜9のカウント値と、大当り図柄000・111〜999とを対応付けて構成されている。そして、主制御用CPU52は、大当り図柄抽選カウンタから取得したカウント値が、たとえば7であった場合は、そのカウント値7と対応付けられている大当り図柄「777」を大当り図柄テーブルから読出す。

0113

また、S17において大当りではない、つまりハズレと判定した場合は(S17:No)、ハズレ図柄の抽選を実行する(S19)。ハズレ図柄の抽選は、複数の連続した異なる数値をカウントするハズレ図柄抽選カウンタと、ハズレ図柄テーブルとを用いて行う。ハズレ図柄テーブルは、ハズレ図柄抽選カウンタのカウント値とハズレ図柄とを対応付けて構成されている。主制御用CPU52は、ハズレ図柄抽選カウンタからカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられているハズレ図柄をハズレ図柄テーブルから読出す。

0114

また、主制御用CPU52は、大当り図柄を抽選により決定すると、その決定した大当り図柄の種類に応じて通常大当りであるか否かを判定する(図15のS20)。たとえば、抽選により決定した大当り図柄が000や222などの偶数を表した大当り図柄であった場合は、通常大当りであると判定する。ここで、通常大当りであると判定すると(S20:Yes)、通常大当りであると判定したことを示す通常大当りフラグをオンする(S21)。

0115

また、通常大当りではないと判定した場合は(S20:No)、第1確変大当りであるか否かを判定する(S22)。たとえば、抽選により決定した大当り図柄が777であった場合は、第1確変大当りであると判定する。ここで、第1確変大当りであると判定すると(S22:Yes)、第1確変大当りであると判定したことを示す第1確変大当りフラグをオンする(S23)。

0116

また、第1確変大当りではないと判定した場合は(S22:No)、第2確変大当りであるか否かを判定する(S24)。たとえば、抽選により決定した大当り図柄が333や555などの777以外の奇数を表した大当り図柄であった場合は、第2確変大当りであると判定する。ここで、第2確変大当りであると判定すると(S24:Yes)、第2確変大当りであると判定したことを示す第2確変大当りフラグをオンする(S25)。

0117

ここで、通常大当りは、第1変動入賞装置24が作動する大当りであり、第1大入賞口24aが開閉するラウンドをn3ラウンド実行する大当りである。また、第1確変大当りは、第2変動入賞装置25が作動する大当りであり、第2大入賞口25aが開閉するラウンドをn1ラウンド実行する大当りである。また、第2確変大当りは、第2変動入賞装置25が作動する大当りであり、第2大入賞口25aが開閉するラウンドをn2(n2<n1)ラウンド実行する大当りである。たとえば、n1=16、n2=2、n3=15である。

0118

また、大当り遊技中に第1大入賞口24aまたは第2大入賞口25aに入賞することによって払出される賞球数の総数の平均値を、第1確変大当りがp1個、通常大当りがp3個、第2確変大当りがp2個とすると、p2<p3<p1となるように構成されている。また、p2/p1=rとすると、0.125≦r<1となるように構成されている。
つまり、遊技者が第2確変大当りにおいて獲得可能な賞球数の総数p2が、第1確変大当りにおいて獲得可能な賞球数の総数p1の0.125倍(1/8)未満にならないように構成されている。

0119

そして、主制御用CPU52は、特別図柄変動時間を抽選により決定する(S26)。特別図柄変動時間は演出内容の表示時間と等しいため、特別図柄変動時間の決定は、演出内容の表示時間の決定でもある。特別図柄変動時間の抽選は、特別図柄変動時間抽選カウンタおよび特別図柄変動時間テーブルを用いて行う。特別図柄変動時間抽選カウンタは、連続した異なる複数の数値、たとえば、0〜19をカウントする。特別図柄変動時間テーブルは、主制御用ROM53に格納されており、特別図柄変動時間抽選カウンタのカウンタ値と特別図柄変動時間とを対応付けて構成されている。

0120

たとえば、0〜19のカウンタ値と、5秒、10秒、15秒・・2分など、時間の異なる複数種類の特別図柄変動時間とを対応付けて構成されている。そして、主制御用CPU52は、S26を実行するタイミングになったときに特別図柄変動時間抽選カウンタからカウンタ値を1つ取得し、その取得したカウンタ値と対応付けられている特別図柄変動時間を特別図柄変動時間テーブルから読出す。

0121

続いて、主制御用CPU52は、特別図柄保留数U1に1を加算し(S27)、特別図柄保留数U1、大当り判定の結果、大当り図柄、ハズレ図柄、大当りの種類、特別図柄変動時間などの抽選結果を示すデータを演出制御基板70へ送信する(S28)。

0122

(表示開始処理)
次に、主制御用CPU52が実行する表示開始処理(図11のS504)の流れについて、それを示す図16のフローチャートを参照して説明する。

0123

主制御用CPU52は、特別図柄変動時間を計測中であるか否かを判定し(S40)、計測中ではないと判定した場合は(S40:No)、特別図柄保留数U1を参照する(S41)。そして、特別図柄保留数U1が1以上であるか否かを判定し(S42)、1以上であると判定した場合は(S42:Yes)、特別図柄保留数U1から1を減算し(S43)、特別図柄の変動表示および演出内容の表示開始を指示する表示開始コマンドと、現在の特別図柄保留数U1を示すデータとを演出制御基板70へ送信する(S44)。続いて、特別図柄変動時間の計測を開始する(S45)。

0124

なお、図示しないが、主制御用CPU52は、表示開始コマンドを演出制御基板70へ送信した回数、つまり、演出表示装置30が演出内容を表示した回数を計数し、その計数値所定値に達したときに確変大当りフラグをオフにする。たとえば、演出内容の表示回数が70回に達したときに確変大当りフラグをオフにする。換言すると、遊技者が確変の利益を享受できる期間は、演出内容の表示回数が70回に達するまでの期間である。

0125

(演出制御用CPUが実行する主な処理)
次に、演出制御用CPU72が実行する主な処理の流れについて、それを示す図17のフローチャートを参照して説明する。

0126

演出制御用CPU72は、パチンコ機1が起動したときに初期設定を実行する(S600)。この初期設定では、演出制御用RAM74に格納されているデータを初期値に戻したり、0クリアするなどの処理を行う。次に、演出制御用CPU72は、下皿満杯検出処理(S601)、データ受信処理(S602)、表示モード選択処理(S603)、演出内容抽選処理(S604)および演出処理(S605)などを実行する。

0127

(下皿満杯検出処理)
次に、演出制御用CPU72が実行する下皿満杯検出処理(S601)の流れについて、それを示す図18のフローチャートを参照して説明する。

0128

演出制御用CPU72は、下皿満杯スイッチ7b(図7)がオンしているか否かを判定し(S200)、オンしていると判定すると(S200:Yes)、モード選択スイッチ81がオンして表示モードが切り替えられたことを示す切替えフラグがオンしているか否かを判定する(S201)。つまり、モード選択スイッチ81が操作されたか否かを判定する。ここで、オンしていないと判定した場合は(S201:No)、演出表示装置30に前述したメッセージ画像G3などの玉抜きを促す画像を表示させないで次の処理へ移行する。

0129

また、S201においてオンしていると判定した場合は(S201:Yes)、演出表示装置30に玉抜きを促す画像を表示させる(S202)。また、S200において下皿満杯スイッチ7bがオンしていないと判定した場合は(S200:No)、玉抜きを促す画像を消す(S203)。つまり、下皿満杯検出処理では、下皿7が賞球で満杯であることが検出された場合でも、モード選択スイッチ81を操作して表示モードが選択されていない場合は、満杯報知を行わないようにすることで、遊技者にモード選択スイッチ81を優先して操作させるように制御している。

0130

(データ受信処理)
演出制御用CPU72が実行するデータ受信処理(図17のS602)の流れについて、それを示す図19のフローチャートを参照して説明する。

0131

演出制御用CPU72は、主制御用CPU52からデータを受信したか否かを判定し(S210)、受信したと判定すると(S210:Yes)、その受信したデータを解析する(S211)。そして、その解析の結果、受信したデータが表示開始コマンドであるか、あるいは、大当り判定の結果および変動時間を示す抽選結果であるかを判定する(S212,S213)。

0132

ここで、表示開始コマンドではない、つまり、受信したデータは抽選結果であると判定すると(S212:No、S213:Yes)、その受信した抽選結果を特別図柄保留テーブル74aに格納する(S214)。受信した抽選結果は、特別図柄保留数U1の発生した順位に対応して特別図柄保留テーブル74aに格納される。また、S212において表示開始コマンドであると判定した場合は(S212:Yes)、次の処理へ移行する。

0133

(表示モード選択処理)
次に、演出制御用CPU72がS603(図17)において実行する表示モード選択処理の流れについて、それを示す図20のフローチャートを参照して説明する。

0134

演出制御用CPU72は、切替えフラグがオンしているか否か、つまり、モード選択スイッチ81がオンしたか否かを判定する(S220)。ここで、オンしていないと判定すると(S220:No)、モード選択スイッチ81を操作して所望の表示モードを選択することができる制限時間を計測中であるか否かを判定する(S221)。ここで、計測中ではないと判定すると(S221:No)、「モードを選択してください。」というメッセージ画像G4(図5)を表示し、モード選択スイッチ81を押すことにより、表示モードを選択するように遊技者に報知する(S222)。

0135

続いて、前記の制限時間の計測を開始し(S223)、モード選択スイッチ81がオンしたか否かを判定し(S224)、オンしたと判定すると(S224:Yes)、表示モードを切替え(S225)、切替えフラグをオンする(S226)。この表示モードの切替えは、モード選択スイッチ81がオンする毎に行い、表示モードA〜Cが順に切替わる。また、表示モードが切替わる毎に演出表示装置30の画面には、選択された表示モードを特定するメッセージ画像、あるいは、選択された表示モードの特徴を表す画像などが表示され、どの表示モードが選択されたかを遊技者が容易に分かるようになっている。

0136

また、S224においてモード選択スイッチ81がオンしていないと判定した場合は(S224:No)、次のサイクルで表示モード選択処理を実行するときに、切替えフラグがオンしていないと判定し(S220:No)、制限時間を計測中であると判定し(S221:Yes)、制限時間がタイムアップしたか否かを判定する(S227)。ここで、タイムアップしたと判定した場合、つまり、制限時間内にモード選択スイッチ81がオンしなかった場合は(S227:Yes)、表示モードを切り替えないで次の処理へ移行する。

0137

(演出内容選択処理)
次に、演出制御用CPU72がS604(図17)において実行する演出内容選択処理の流れについて、それを示す図21のフローチャートを参照して説明する。

0138

演出制御用CPU72は、特別図柄保留数U1が1個以上であるか否かを判定し(S230)、1個以上であると判定した場合は(S230:Yes)、前述した演出内容抽選カウンタからカウント値を1つ取得し(S231)、特別図柄保留テーブル74aの保留順位1番目に格納されている変動時間を参照する(S232)。

0139

続いて、先の表示モード選択処理のS225において切替えられた表示モード、あるいは、制限時間内にモード選択スイッチ81がオンしなかった場合は前回の表示モードに対応付けられているボタン演出内容テーブル(図8)のうち、S232において参照した変動時間と同じ時間の表示時間に対して設けられているボタン演出内容テーブルを参照し(S233)、その参照したボタン演出内容テーブルの中から上記取得したカウント値と対応付けられているボタン演出内容を選択し、それを演出内容として特別図柄保留テーブル74aの保留順位1番目に格納する(S234)。

0140

なお、演出制御用CPU72は、上記の演出内容抽選処理において特別図柄の変動パターンも抽選により決定する。さらに、効果音の出力パターンと、パチンコ機1に配置された演出用のLEDの点灯パターンと、音声出力装置43が出力する音楽の種類とを抽選により決定する。

0141

(演出処理)
次に、演出制御用CPU72が実行する演出処理(図17のS605)の流れについて、それを示す図22を参照して説明する。

0142

演出制御用CPU72は、演出内容の表示時間を計測中であるか否かを判定し(S240)、計測中ではないと判定した場合は(S240:No)、前述した演出内容抽選処理において特別図柄保留テーブル74aの保留順位1番目に格納した演出内容を読出し(S241)、その表示を演出表示装置30に開始させる(S242)。続いて、演出内容を表示している表示時間をセットし(S243)、表示時間の計測を開始する(S244)。

0143

続いて、特別図柄保留テーブル74aに格納されている各データの格納順位を1つずつ繰り上げ(S245)、特別図柄保留数U1から1を減算して特別図柄保留数U1を更新する(S246)。そして、次のサイクルでこの演出処理を実行するときに、S240において表示時間を計測中であると判定した場合は(S240:Yes)、計測している表示時間がタイムアップしたか否かを判定し(S247)、タイムアップしていないと判定した場合は(S247:No)、演出ボタン80を押して演出内容を変更することができる旨を報知するタイミングであるか否かを判定する(S251)。

0144

ここで、報知するタイミングであると判定すると(S251:Yes)、演出ボタン80を押して演出内容を変更することができる旨を報知する(S252)。たとえば、図6に示したように、演出表示装置30の画面に「ボタンプッシュ」というメッセージ画像G1を表示し、演出ボタン80を押すように遊技者に報知する。続いて、演出ボタン80がオンしたか否かを判定し(S253)、オンしたと判定すると(S253:Yes)、前述したボタン演出画像抽選カウンタのカウント値を1つ取得し、その取得したカウント値と対応付けられているボタン演出画像の種類をボタン演出画像テーブル73m(図8)から読出し、その読出した種類に対応するボタン演出画像を演出表示装置30に表示させる(S254)。この実施形態では、図6に示したように、登場人物のセリフA,BをセリフC1,D1に変更する。

0145

また、S247において、表示時間がタイムアップしたと判定すると(S247:Yes)、演出内容の表示を終了し(S248)、特別図柄保留テーブル74aの保留順位1番目に格納されている確定図柄を演出表示装置30に表示させ(S249)、切替えフラグをオフする(S250)。

0146

[実施形態の効果]
上述した実施形態のパチンコ機1を実施すれば、下皿満杯スイッチ7bがオンしたときに、モード選択スイッチ81がオンしていない場合は、下皿7が賞球で満杯である旨を報知しないようにすることができる。
つまり、遊技者が、モード選択スイッチ81を操作していない段階において下皿7が賞球で満杯になった場合は、満杯であることを報知しないため、遊技者は、モード選択スイッチ81のみを操作し、球抜きレバー7aを操作することにはならない。
したがって、遊技者が球抜きレバー7aおよびモード選択スイッチ81のどちらを操作すれば良いか迷うことがない。

0147

〈他の実施形態〉
(1)前述の実施形態では、「モードを選択してください。」というメッセージ画像G4を表示し、モード選択スイッチ81を操作して表示モードを選択するように遊技者に報知したが、音声出力装置43(図7)によって音声で報知する構成にすることもできる。

0148

(2)前述の実施形態では、演出ボタン80を押して演出内容を変更することができる旨を演出表示装置30の画面に画像で報知したが、音声出力装置43(図7)によって音声で報知する構成にすることもできる。また、パチンコ機1に設けられたLEDを点灯または点滅させることによって報知する構成にすることもできる。また、音声またはLEDによって玉抜きを促す構成にすることもできる。

0149

1・・パチンコ機、4・・発射装置、4b・・発射レバー(発射操作部材)、
5・・遊技盤、7・・下皿、7a・・球抜きレバー(排出操作部材)、
21・・始動口、30・・演出表示装置(画像表示装置)、
80・・演出ボタン、81・・モード選択スイッチ(選択操作部材)。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 株式会社サンセイアールアンドディの「 遊技機」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】遊技興趣を向上させることが可能な遊技機を提供すること。【解決手段】パチンコ遊技機PY1の遊技制御用マイコン101は、第1始動口11への入賞に基づいて、第1特別図柄の変動表示を実行可能である。ま... 詳細

  • 株式会社サンセイアールアンドディの「 遊技機」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】遊技興趣を向上させることが可能な遊技機を提供すること。【解決手段】パチンコ遊技機PY1の遊技制御用マイコン101は、第1始動口11または第2始動口12への入賞に基づいて、第1特別図柄または第2... 詳細

  • 株式会社サンセイアールアンドディの「 遊技機」が 公開されました。( 2021/03/18)

    【課題】遊技興趣を向上させることが可能な遊技機を提供すること。【解決手段】パチンコ遊技機PY1の遊技制御用マイコン101は、第3時短状態における特図1の可変表示については、特図1変動パターンを、時短残... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ