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技術 超音波診断システムおよび超音波診断装置

出願人 パナソニック株式会社
発明者 渡辺良信
出願日 2010年8月6日 (10年6ヶ月経過) 出願番号 2010-177126
公開日 2012年2月23日 (8年11ヶ月経過) 公開番号 2012-034811
状態 未査定
技術分野 超音波診断装置
主要キーワード アップロード完了後 輝度マップ 建設分野 画像処理用パラメータ 装置制御用 画像マップ 診療施設 単独表示
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年2月23日)のものです。
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図面 (6)

課題

超音波診断装置で生成された診断画像とその診断画像の生成に用いられたパラメータ情報サーバ装置一元管理することができ、超音波診断装置の故障盗難などに適切に対処することを可能にする。

解決手段

超音波診断システム1は、超音波診断装置2とサーバ装置4を備える。サーバ装置4は、超音波診断装置2で生成された診断画像と、診断画像の生成に用いられたパラメータ情報とを関連づけて記憶する。超音波診断装置2は、診断画像とパラメータ情報をサーバ装置4からダウンロードし、新たな診断画像を生成するための参照画像とパラメータ情報として設定する。新たな診断画像とパラメータ情報は、サーバ装置4へアップロードされる。アップロードが完了すると、診断画像とパラメータ情報が超音波診断装置2から削除され、サーバ装置4に記憶されている診断画像とパラメータ情報が最新のものに更新される。

概要

背景

超音波診断装置は、超音波を被検体照射して体内各組織からの反射波に基づいて軟組織断層画像診断画像)を得る医療用画像機器であり、高い安全性から種々の診断に広く利用されている。

超音波診断装置で取得した診断画像を用いて病変経過観察を行う場合、表示された病変組織の大きさや、病変辺縁の形状がどう変わったか、あるいは病変部位における周辺組織に対しての輝度がどう変わったかなど、同一被検体同一部位における過去に取得した診断画像(過去の診断画像)と新しく取得した診断画像(現在の診断画像)とを比較することにより、病変が以前よりも悪化しているのか、あるいは快方に向かっているのかなどの鑑別診断をすることができる。

この鑑別診断を確実に行うためには、過去の診断画像と現在の診断画像とを同一画質で取得することが必要であり、そのためには過去の診断画像の取得時のパラメータと現在の診断画像の取得時のパラメータとを同一に設定することが要求される。そして、このようなパラメータの設定は、短時間で且つ容易に実施できることが望ましい。

そこで従来、病変部の経過観察を行う際に、過去の診断画像の画質パラメータと現在の診断画像の画質パラメータの設定を同一にすることができる超音波診断装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。

この従来の超音波診断装置では、過去の診断画像が、患者識別子とその過去の診断画像の取得時のパラメータに関連づけて記憶部に記憶されており、入力部から新たに患者識別子が入力された際に、その患者に関するデータが記憶部に存在するか否かが検索される。そして、その患者に関するデータが記憶部に存在した場合には、過去の診断画像とその診断画像の取得時のパラメータが記憶部から読み出され、その診断画像が表示部に表示されるとともに、そのパラメータが現在の診断画像を取得するためのパラメータとして設定される。

概要

超音波診断装置で生成された診断画像とその診断画像の生成に用いられたパラメータ情報サーバ装置一元管理することができ、超音波診断装置の故障盗難などに適切に対処することを可能にする。超音波診断システム1は、超音波診断装置2とサーバ装置4を備える。サーバ装置4は、超音波診断装置2で生成された診断画像と、診断画像の生成に用いられたパラメータ情報とを関連づけて記憶する。超音波診断装置2は、診断画像とパラメータ情報をサーバ装置4からダウンロードし、新たな診断画像を生成するための参照画像とパラメータ情報として設定する。新たな診断画像とパラメータ情報は、サーバ装置4へアップロードされる。アップロードが完了すると、診断画像とパラメータ情報が超音波診断装置2から削除され、サーバ装置4に記憶されている診断画像とパラメータ情報が最新のものに更新される。

目的

本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、超音波診断装置で生成された診断画像とその診断画像の生成に用いられたパラメータ情報をサーバ装置で一元管理することができ、超音波診断装置の故障や盗難などに適切に対処することのできる超音波診断システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

音波を被検体照射して得られた超音波データから前記被検体の診断画像を生成する超音波診断装置と、前記超音波診断装置にネットワークを介して接続されるサーバ装置とを備えた超音波診断システムにおいて、前記サーバ装置は、前記超音波診断装置において生成された診断画像と、前記診断画像を生成するために設定されたパラメータ情報とを関連づけて記憶する記憶部を備え、前記超音波診断装置は、新たな診断画像を生成するときに参照画像とされるべき診断画像と、前記参照画像とされるべき診断画像に関連づけられたパラメータ情報を、前記ネットワークを介して前記サーバ装置からダウンロードするダウンロード部と、前記ダウンロードした診断画像を、新たな診断画像を生成するための参照画像として設定するとともに、前記ダウンロードしたパラメータ情報を、新たな診断画像を生成するためのパラメータ情報として設定するパラメータ設定部と、前記超音波診断装置において生成された前記新たな診断画像と、前記新たな診断画像を生成するために設定された前記パラメータ情報とを、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報を識別するための識別情報とともに、前記ネットワークを介して前記サーバ装置へアップロードするアップロード部と、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報のアップロードが完了した後に、少なくとも前記ダウンロードした診断画像と前記アップロードした診断画像とを、前記超音波診断装置から削除する削除処理部と、を備え、前記サーバ装置は、さらに、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報がアップロードされたときに、前記識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記診断画像と前記パラメータ情報を、最新の診断画像とパラメータ情報に更新する更新処理部を備えたことを特徴とする超音波診断システム。

請求項2

前記記憶部は、前記診断画像と前記パラメータ情報を識別情報に対応づけて記憶しており、前記ダウンロード部は、前記超音波診断装置のユーザによって入力された前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する前記診断画像と前記パラメータ情報のダウンロードを行うことを特徴とする請求項1に記載の超音波診断システム。

請求項3

前記超音波診断システムは、他の超音波診断装置を備えており、前記他の超音波診断装置は、少なくとも前記ダウンロード部と前記パラメータ設定部を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波診断システム。

請求項4

前記超音波診断装置は、前記サーバ装置へのアップロードが成功しなかった場合に、少なくとも前記ダウンロードした診断画像と前記アップロードした診断画像とを、暗号化する暗号化部と、暗号化された前記診断画像と前記パラメータ情報を保存する情報保存部と、を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の超音波診断システム。

請求項5

前記超音波診断装置は、少なくとも前記ダウンロードした診断画像と前記アップロードした診断画像とを、遠隔操作によって削除する遠隔操作部を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の超音波診断システム。

請求項6

超音波診断システムで用いられ、超音波を被検体に照射して得られた超音波データから前記被検体の診断画像を生成する超音波診断装置であって、前記超音波診断システムには、前記超音波診断装置にネットワークを介して接続されるサーバ装置が備えられており、前記サーバ装置には、前記超音波診断装置において生成された診断画像と、前記診断画像を生成するために設定されたパラメータ情報とが関連づけて記憶されており、前記超音波診断装置は、新たな診断画像を生成するときに参照画像とされるべき診断画像と、前記参照画像とされるべき診断画像に関連づけられたパラメータ情報を、前記ネットワークを介して前記サーバ装置からダウンロードするダウンロード部と、前記ダウンロードした診断画像を、新たな診断画像を生成するための参照画像として設定するとともに、前記ダウンロードしたパラメータ情報を、新たな診断画像を生成するためのパラメータ情報として設定するパラメータ設定部と、前記超音波診断装置において生成された前記新たな診断画像と、前記新たな診断画像を生成するために設定された前記パラメータ情報とを、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報を識別するための識別情報とともに、前記ネットワークを介して前記サーバ装置へアップロードするアップロード部と、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報のアップロードが完了した後に、少なくとも前記ダウンロードした診断画像と前記アップロードした診断画像とを、前記超音波診断装置から削除する削除処理部と、を備え、前記サーバ装置では、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報がアップロードされたときに、前記識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記診断画像と前記パラメータ情報が、最新の診断画像とパラメータ情報に更新されることを特徴とする超音波診断装置。

請求項7

超音波診断システムで用いられ、超音波診断装置にネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、前記超音波診断装置において生成された診断画像と、前記診断画像を生成するために設定されたパラメータ情報とを関連づけて記憶する記憶部と、前記超音波診断装置から新たな診断画像とパラメータ情報が識別情報ともにアップロードされたときに、前記識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記診断画像と前記パラメータ情報を、最新の診断画像とパラメータ情報に更新する更新処理部と、を備えたことを特徴とするサーバ装置。

技術分野

0001

本発明は、超音波診断装置で生成された診断画像とその診断画像の生成に用いられたパラメータ情報を、サーバ装置一元管理できる機能を備えた超音波診断システムに関し、超音波診断装置の故障盗難などに対処できる超音波診断システムに関する。

背景技術

0002

超音波診断装置は、超音波を被検体照射して体内各組織からの反射波に基づいて軟組織断層画像(診断画像)を得る医療用画像機器であり、高い安全性から種々の診断に広く利用されている。

0003

超音波診断装置で取得した診断画像を用いて病変経過観察を行う場合、表示された病変組織の大きさや、病変辺縁の形状がどう変わったか、あるいは病変部位における周辺組織に対しての輝度がどう変わったかなど、同一被検体同一部位における過去に取得した診断画像(過去の診断画像)と新しく取得した診断画像(現在の診断画像)とを比較することにより、病変が以前よりも悪化しているのか、あるいは快方に向かっているのかなどの鑑別診断をすることができる。

0004

この鑑別診断を確実に行うためには、過去の診断画像と現在の診断画像とを同一画質で取得することが必要であり、そのためには過去の診断画像の取得時のパラメータと現在の診断画像の取得時のパラメータとを同一に設定することが要求される。そして、このようなパラメータの設定は、短時間で且つ容易に実施できることが望ましい。

0005

そこで従来、病変部の経過観察を行う際に、過去の診断画像の画質パラメータと現在の診断画像の画質パラメータの設定を同一にすることができる超音波診断装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。

0006

この従来の超音波診断装置では、過去の診断画像が、患者識別子とその過去の診断画像の取得時のパラメータに関連づけて記憶部に記憶されており、入力部から新たに患者識別子が入力された際に、その患者に関するデータが記憶部に存在するか否かが検索される。そして、その患者に関するデータが記憶部に存在した場合には、過去の診断画像とその診断画像の取得時のパラメータが記憶部から読み出され、その診断画像が表示部に表示されるとともに、そのパラメータが現在の診断画像を取得するためのパラメータとして設定される。

先行技術

0007

特開2006−55326号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、従来の超音波診断装置においては、故障や盗難などの理由によって、普段使用している超音波診断装置が使用できなくなることについて、何ら対策が講じられていない。すなわち、従来の超音波診断装置では、超音波診断装置内部の記憶部に診断画像とパラメータが記憶されているので、装置自体が故障してしまったり盗難されてしまった場合には、その超音波診断装置内部に記憶されていた診断画像やパラメータが利用できなくなるという問題があった。特に、超音波診断装置が盗難されてしまった場合には、超音波診断装置内部に残っている情報(診断画像など)が漏洩してしまうおそれがあるという問題があった。

0009

本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、超音波診断装置で生成された診断画像とその診断画像の生成に用いられたパラメータ情報をサーバ装置で一元管理することができ、超音波診断装置の故障や盗難などに適切に対処することのできる超音波診断システムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明の超音波診断システムは、超音波を被検体に照射して得られた超音波データから前記被検体の診断画像を生成する超音波診断装置と、前記超音波診断装置にネットワークを介して接続されるサーバ装置とを備えた超音波診断システムにおいて、前記サーバ装置は、前記超音波診断装置において生成された診断画像と、前記診断画像を生成するために設定されたパラメータ情報とを関連づけて記憶する記憶部を備え、前記超音波診断装置は、新たな診断画像を生成するときに参照画像とされるべき診断画像と、前記参照画像とされるべき診断画像に関連づけられたパラメータ情報を、前記ネットワークを介して前記サーバ装置からダウンロードするダウンロード部と、前記ダウンロードした診断画像を、新たな診断画像を生成するための参照画像として設定するとともに、前記ダウンロードしたパラメータ情報を、新たな診断画像を生成するためのパラメータ情報として設定するパラメータ設定部と、前記超音波診断装置において生成された前記新たな診断画像と、前記新たな診断画像を生成するために設定された前記パラメータ情報とを、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報を識別するための識別情報とともに、前記ネットワークを介して前記サーバ装置へアップロードするアップロード部と、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報のアップロードが完了した後に、前記ダウンロードした診断画像と前記アップロードした診断画像とを、前記超音波診断装置から削除する削除処理部と、を備え、前記サーバ装置は、さらに、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報がアップロードされたときに、前記識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記診断画像と前記パラメータ情報を、最新の診断画像とパラメータ情報に更新する更新処理部を備えた構成を有している。

0011

この構成により、サーバ装置の記憶部には、診断画像とパラメータ情報が関連づけて記憶されており、超音波診断装置がサーバ装置に接続されると、参照画像とされるべき診断画像とその診断画像に関連づけられたパラメータ情報とがサーバ装置からダウンロードされる。そして、超音波診断装置では、参照画像とパラメータ情報の設定が行われて、新たな診断画像が生成される。この新たな診断画像とパラメータ情報は、それらの識別情報とともにサーバ装置へアップロードされる。このアップロードが完了すると、超音波診断装置では、ダウンロードした診断画像やアップロードした診断画像が削除される。サーバ装置では、新たな診断画像とパラメータ情報のアップロードがされると、識別情報に基づいて、記憶部に記憶されている診断画像とパラメータ情報の更新が行われる。

0012

このように、本発明では、超音波診断装置で、新たな診断画像を生成するために参照画像やパラメータ情報の設定が行われると、その診断画像やパラメータ情報がサーバ装置へ送られて、サーバ装置の記憶部に記憶される診断画像とパラメータが最新のものに更新される。このような機能(超音波診断装置とサーバ装置との間で、診断画像とパラメータ情報が同じものになるシンクロ機能)により、超音波診断装置で診断画像とパラメータ情報の様々な設定が行われても、サーバ装置で診断画像とパラメータ情報を一元管理することが可能となる。

0013

さらに、本発明によれば、故障や盗難などの理由によって、普段使用している超音波診断装置が使用できない場合であっても、他の超音波診断装置にサーバ装置から診断画像とパラメータ情報をダウンロードすれば、簡単普段しようしている超音波診断装置と同様のセッティング前回と同じセッティング)で診断画像を生成することができる。しかも、本発明では、超音波診断装置からサーバ装置へ診断画像とパラメータ情報のアップロードが完了した後(例えば、その診断の終了後)に、少なくとも超音波診断装置内の診断画像が削除される。したがって、アップロード完了後(例えば、診断が行われない夜間など)に超音波診断装置が盗難されたとしても、少なくとも超音波診断装置内には診断画像が残っておらず、盗難による情報漏洩を防ぐことができる。

0014

また、本発明の超音波診断システムでは、前記記憶部は、前記診断画像と前記パラメータ情報を識別情報に対応づけて記憶しており、前記ダウンロード部は、前記超音波診断装置のユーザによって入力された前記識別情報に基づいて、前記識別情報に対応する前記診断画像と前記パラメータ情報のダウンロードを行う構成を有している。

0015

この構成により、超音波診断装置のユーザは識別情報(例えば、ID番号など)を入力するだけで、その識別情報に対応する診断画像とパラメータ情報のダウンロードを行うことができ、超音波診断装置のセッティング(参照画像とパラメータ情報の設定)を簡単に行うことができる。

0016

また、本発明の超音波診断システムは、他の超音波診断装置を備えることができ、この場合、前記他の超音波診断装置は、少なくとも前記ダウンロード部と前記パラメータ設定部を備えている構成を有していることが好ましい。

0017

この構成により、普段使用している超音波診断装置が使用できない場合には、他の超音波診断装置を利用することができる。すなわち、他の超音波診断装置にサーバ装置から診断画像とパラメータ情報をダウンロードして、普段と同じセッティングで診断画像を生成することができる。

0018

また、本発明の超音波診断システムでは、前記超音波診断装置は、前記サーバ装置へのアップロードが成功しなかった場合に、少なくとも前記ダウンロードした診断画像と前記アップロードした診断画像とを、暗号化する暗号化部と、暗号化された前記診断画像と前記パラメータ情報を保存する情報保存部と、を備えた構成を有している。

0019

この構成により、サーバ装置へのアップロードが成功しなかった場合には、少なくとも超音波診断装置内の診断画像が暗号化されて、超音波診断装置内に保存される。したがって、超音波診断装置が盗難されたとしても、少なくとも超音波診断装置内に保存されている診断画像は暗号化されているので、盗難による情報漏洩のリスクを低減することができる。

0020

また、本発明の超音波診断システムにおいて、前記超音波診断装置は、少なくとも前記ダウンロードした診断画像と前記アップロードした診断画像とを、遠隔操作によって削除する遠隔操作部を備えた構成を有している。

0021

この構成により、超音波診断装置が盗難されたとしても、少なくとも超音波診断装置内に保存されている診断画像を遠隔操作によって削除することができる。したがって、盗難による情報漏洩、特に個人情報関連の情報漏洩のリスクを低減することができる。

0022

本発明の超音波診断装置は、超音波診断システムで用いられ、超音波を被検体に照射して得られた超音波データから前記被検体の診断画像を生成する超音波診断装置であって、前記超音波診断システムには、前記超音波診断装置にネットワークを介して接続されるサーバ装置が備えられており、前記サーバ装置には、前記超音波診断装置において生成された診断画像と、前記診断画像を生成するために設定されたパラメータ情報とが関連づけて記憶されており、前記超音波診断装置は、新たな診断画像を生成するときに参照画像とされるべき診断画像と、前記参照画像とされるべき診断画像に関連づけられたパラメータ情報を、前記ネットワークを介して前記サーバ装置からダウンロードするダウンロード部と、前記ダウンロードした診断画像を、新たな診断画像を生成するための参照画像として設定するとともに、前記ダウンロードしたパラメータ情報を、新たな診断画像を生成するためのパラメータ情報として設定するパラメータ設定部と、前記超音波診断装置において生成された前記新たな診断画像と、前記新たな診断画像を生成するために設定された前記パラメータ情報とを、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報を識別するための識別情報とともに、前記ネットワークを介して前記サーバ装置へアップロードするアップロード部と、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報のアップロードが完了した後に、少なくとも前記ダウンロードした診断画像と前記アップロードした診断画像とを、前記超音波診断装置から削除する削除処理部と、を備え、前記サーバ装置では、前記新たな診断画像と前記パラメータ情報がアップロードされたときに、前記識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記診断画像と前記パラメータ情報が、最新の診断画像とパラメータ情報に更新される構成を有している。

0023

この装置によっても、上記のシステムと同様に、超音波診断装置で、新たな診断画像を生成するために参照画像やパラメータ情報の設定が行われると、その診断画像やパラメータ情報がサーバ装置へ送られて、サーバ装置の記憶部に記憶される診断画像とパラメータが最新のものに更新される。このような機能(超音波診断装置とサーバ装置との間で、診断画像とパラメータ情報が同じものになるシンクロ機能)により、超音波診断装置で診断画像とパラメータ情報の様々な設定が行われても、サーバ装置で診断画像とパラメータ情報を一元管理することが可能となる。

0024

そして、この装置によっても、上記のシステムと同様に、故障や盗難などの理由によって、普段使用している超音波診断装置が使用できない場合であっても、他の超音波診断装置にサーバ装置から診断画像とパラメータ情報をダウンロードすれば、簡単に普段のセッティング(前回と同じセッティング)で診断画像を生成することができる。しかも、超音波診断装置からサーバ装置へ診断画像とパラメータ情報のアップロードが完了した後(例えば、その診断の終了後)に、少なくとも超音波診断装置内の診断画像が削除される。したがって、アップロード完了後(例えば、診断が行われない夜間など)に超音波診断装置が盗難されたとしても、少なくとも超音波診断装置内には診断画像が残っておらず、盗難による情報漏洩を防ぐことができる。

0025

本発明のサーバ装置は、超音波診断システムで用いられ、超音波診断装置にネットワークを介して接続されるサーバ装置であって、前記超音波診断装置において生成された診断画像と、前記診断画像を生成するために設定されたパラメータ情報とを関連づけて記憶する記憶部と、前記超音波診断装置から新たな診断画像とパラメータ情報が識別情報ともにアップロードされたときに、前記識別情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記診断画像と前記パラメータ情報を、最新の診断画像とパラメータ情報に更新する更新処理部と、を備えた構成を有している。

0026

このサーバ装置によっても、上記のシステムと同様に、超音波診断装置で、新たな診断画像を生成するために参照画像やパラメータ情報の設定が行われると、その診断画像やパラメータ情報がサーバ装置へ送られて、サーバ装置の記憶部に記憶される診断画像とパラメータが最新のものに更新される。このような機能(超音波診断装置とサーバ装置との間で、診断画像とパラメータ情報が同じものになるシンクロ機能)により、超音波診断装置で診断画像とパラメータ情報の様々な設定が行われても、サーバ装置で診断画像とパラメータ情報を一元管理することが可能となる。

発明の効果

0027

本発明は、超音波診断装置で生成された診断画像とその診断画像の生成に用いられたパラメータ情報をサーバ装置で一元管理することができ、超音波診断装置の故障や盗難などに適切に対処することが可能になるという効果を有する超音波診断システムを提供することができるものである。

図面の簡単な説明

0028

本発明の実施の形態における超音波診断システムの構成を示す説明図
本発明の実施の形態における超音波診断装置とサーバ装置の構成を示すブロック図
本発明の実施の形態におけるパラメータ情報の一例を示す図
本発明の実施の形態における超音波診断システムの動作の流れを示すシーケンス
本発明の実施の形態における超音波診断装置の動作の流れを示すフロー

実施例

0029

以下、本発明の実施の形態の超音波診断システムについて、図面を用いて説明する。本実施の形態では、医療分野で用いられる超音波診断システムの場合を例示する。ここでは、ある患者(一人の患者)について、診断画像とパラメータ情報をサーバ装置で一元管理する場合を説明する。

0030

本発明の実施の形態の超音波診断システムの構成を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の超音波診断システムの構成を概略的に示した説明図であり、図2は、本実施の形態の超音波診断装置とサーバ装置の構成を示すブロック図である。

0031

図1および図2に示すように、本実施の形態の超音波診断システム1は、超音波を被検体に照射して得られた超音波データから被検体の診断画像を生成する複数の超音波診断装置2と、超音波診断装置2にネットワーク3を介して接続されるサーバ装置4で構成される。なお、図1では、説明の便宜上、2台の超音波診断装置2が図示されているが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、超音波診断装置2の数は、1台であってもよく、あるいは、3台以上であってもよい。また、これらの超音波診断装置2は、同一の機種である(同一の機能をもつ)ことが望ましいが、他の超音波診断装置(予備用の装置)は、少なくとも、後述するダウンロード機能(ダウンロード部10の機能)とパラメータ設定機能(パラメータ設定部11の機能)を備えていればよい。

0032

サーバ装置4は、記憶部5と更新処理部6を備えている。記憶部5には、超音波診断装置2で生成された診断画像(過去の診断画像)と、その診断画像を生成するために設定されたパラメータ情報とが関連づけて記憶されている。この場合、これらの診断画像とパラメータ情報が、識別情報(ID番号、タイムスタンプ情報など)に対応づけて記憶されている。ID番号には、医師IDや患者IDなどが含まれる。タイプスタンプ情報には、その診断画像が生成された日時やそのパラメータ情報が設定された日時を示す情報が含まれる。更新処理部6は、超音波診断装置2から診断画像とパラメータ情報のアップロード(後述する)が行われたときに、記憶部5に記憶されている診断画像とパラメータ情報を、最新の診断画像とパラメータ情報に更新する。後述するように、超音波診断装置2から診断画像とパラメータ情報がアップロードされるときには、識別情報としてのID番号やタイムスタンプ情報も一緒に送られる。更新処理部6は、この識別情報(ID番号、タイムスタンプ情報など)に基づいて、記憶部5に記憶されている診断画像とパラメータ情報の更新処理を行う。

0033

超音波診断装置2は、入力部7とプローブ8と表示部9を備えている。入力部7は、例えば、キーボードマウス、操作ボタントラックボールなどを備えた操作卓である。この入力部7は、各種の情報入力コマンド入力、パラメータ情報の設定変更などを行うために用いられる。プローブ8は、超音波振動子から被検体へ超音波パルスを照射し、体内の各組織からの反射超音波を受信して電気信号に変換する超音波探触子である。表示部9は、液晶モニタなどであり、この表示部9には、参照画像(過去の診断画像)や診断画像(現在の診断画像)などが表示される。この画像の表示は、入力部7からのコマンドによって、並列表示単独表示拡大表示などを切り替えることが可能である。

0034

また、超音波診断装置2は、ダウンロード部10とパラメータ設定部11と超音波データ取得部12と診断画像生成部13を備えている。ダウンロード部10は、新たな診断画像を生成するときに参照画像とされるべき診断画像(過去の診断画像)と、その参照画像とされるべき診断画像に関連づけられたパラメータ情報を、ネットワーク3を介してサーバ装置4からダウンロードする。この場合、超音波診断装置2のユーザ(医師や臨床検査技師など)が入力部7から識別情報(ID番号など)を入力すると、ダウンロード部10は、その識別情報に対応する診断画像とパラメータ情報をダウンロードする。パラメータ設定部11は、ダウンロードした診断画像を、新たな診断画像を生成するための参照画像として設定する。また、パラメータ設定部11は、ダウンロードしたパラメータ情報を、新たな診断画像を生成するためのパラメータ情報として設定する。なお、超音波診断装置2のユーザ(医師や臨床検査技師など)は、入力部7からパラメータ情報の設定変更(例えば、画像輝度や画像サイズの変更など)を行うことも可能である。

0035

超音波データ取得部12は、パラメータ設定部11で設定された装置制御用パラメータ(Dレンジアコスティックパワー送信パワー発信周波数STC(Sensitive Time Control)など)に基づいて、プローブ8を構成する複数の振動素子(図示せず)に送信信号を供給し、振動素子からの出力信号を受信して超音波データを取得する。診断画像生成部13は、超音波データ取得部12で取得した超音波データと、パラメータ設定部11で設定された画像処理用パラメータ輪郭強調、Fレート、イメージングモードなど)に基づいて、種々の画像処理画像合成を行って、診断画像を生成する。このようにして生成された診断画像が、表示部9で表示される。

0036

ここで、図面を参照しながら、パラメータ情報について説明する。図3は、パラメータ情報の一例を示した図である。上述のように、パラメータ情報は、装置制御用パラメータと画像処理用パラメータに分けることができるが、図3に示すように、パラメータ情報は、設定値の調整が簡単な簡易パラメータ(経験の浅いユーザでも簡単に設定値を調整できるパラメータ)と、設定値の調整が難しい詳細パラメータ(経験を積んだユーザでなければ適切な設定値に調整することが困難なパラメータ)に分けることもできる。

0037

簡易パラメータには、例えば、ゲイン(画像の明るさ)、スケール(画像の大きさ)、フリーズ(画像を静止表示するか否か)、関心領域(カラーモードのときに、カラー表示する部位の設定)などが含まれる。一方、詳細パラメータには、例えば、音線密度(超音波の音響走査線密度)、Fレート(超音波スキャンフレームレート)、Dレンジ(画像マップダイナミックレンジ)、Gマップ(断層画像の輝度マップ)、Cマップ(カラー画像色合いマップ)、Nフィルタノイズフィルタの設定)、Cフィルタ(カラーモード専用のノイズフィルタの設定)、Mフィルタ(掃引モードのときのノイズフィルタの設定)などが含まれる。

0038

図2に戻って、超音波診断装置2の構成の説明を続ける。図2に示すように、超音波診断装置2は、情報保存部14とアップロード部15と削除処理部16を備えている。情報保存部14には、パラメータ設定部11で設定されたパラメータ情報や、診断画像生成部13で生成された診断画像(新たな診断画像)が保存される。また、この情報保存部14には、サーバ装置4からダウンロードされた参照画像やパラメータ情報(参照画像に関連づけられたパラメータ情報)も保存される。

0039

アップロード部15は、診断画像生成部13で生成された診断画像(新たな診断画像)と、その診断画像を生成するために設定されたパラメータ情報を、タイムスタンプ情報とともに、ネットワーク3を介してサーバ装置4へアップロードする。削除処理部16は、超音波診断装置2からサーバ装置4へ新たな診断画像とパラメータ情報のアップロードが完了すると、情報保存部14に保存されている診断画像とパラメータ情報のうち、少なくとも診断画像をすべて削除する。なお、この削除処理部16は、超音波診断装置2の電源オンまたはオフするときに、自動的にまたは手動で、情報保存部14に保存されている診断画像をすべて削除してもよい。

0040

なお、診断画像については、個人情報保護の観点から情報漏洩の防止のために削除することが必然的であるが、パラメータ情報については、これだけでは個人情報に直接繋がらないため必ずしも削除する必要はない。ただし、この超音波診断装置2のユーザがパラメータの設定に関しても独自のパラメータ設定値の組み合わせを構築し、他のユーザ等に知られるのを防ぎたい場合などは、パラメータ情報についても、すべて削除できるように削除処理部16の動作を選択的に設定できるような構成としてもよい。

0041

また、超音波診断装置2は、暗号化部17と遠隔操作部18を備えている。暗号化部17は、サーバ装置4へのアップロードが成功しなかった場合に、情報保存部14に保存されている診断画像とパラメータ情報のうち、少なくとも診断画像をすべて暗号化する処理を行う。したがって、サーバ装置4へのアップロードが成功しなかった場合、情報保存部14には、暗号化された診断画像とパラメータ情報が保存されることになる。遠隔操作部18は、遠隔操作によって駆動されて削除動作が選択されると、少なくとも情報保存部14に保存されている診断画像(とパラメータ情報)をすべて削除することができる。

0042

なお、この超音波診断装置2は、自装置に故障が発生したか否かを検知する機能を備えていてもよく、さらに、自装置に故障が発生した場合に、そのことをサーバ装置4に通知する機能を備えていてもよい。これらの故障検知故障通知の機能は、公知の手法を用いて実現することができる。

0043

また、この超音波診断装置2は、医師のコメント所見)を入力する機能を備えていてもよく、サーバ装置4の記憶部5には、診断画像とパラメータ情報とともに、医師のコメントが記憶されてもよい。同様に、この超音波診断装置2は、患者の人種、患者の姓名、患者の性別、患者の年齢、患者の体系、超音波診断装置2の機種、診断部位、診断体位などの情報を入力する機能を備えていてもよく、サーバ装置4の記憶部5には、診断画像とパラメータ情報とともに、これらの情報が記憶されてもよい。

0044

以上のように構成された本実施の形態の超音波診断システム1について、図面を参照してその動作を説明する。ここでは、本発明の特徴的な動作を中心に説明する。

0045

図4は、本実施の形態の超音波診断システム1の動作の流れを示すシーケンス図である。図4に示すように、ある医師が普段使っている超音波診断装置2(超音波診断装置A)を用いて、ある患者の診断画像を取得するときには、まず、その超音波診断装置Aに、医師IDと患者IDを入力する(ステップS1、ステップS2:以下、S1、S2と表記する)。すると、超音波診断装置Aからサーバ装置4に、その患者の過去の診断画像(参照画像とされるべき診断画像)とその診断画像を生成したときのパラメータ情報のダウンロード要求が送られ(S3)、サーバ装置4から参照画像とされるべき診断画像とその診断画像を生成したときのパラメータ情報がダウンロードされる(S4)。

0046

そして、超音波診断装置Aでは、参照画像とパラメータ情報の設定が行われ(S5、S6)、新たな診断画像が生成される(S7)。その新たな診断画像とパラメータ情報がサーバ装置4にアップロードされると(S8)、超音波診断装置Aに保存されている診断画像(とパラメータ情報)はすべて削除され(S9)、サーバ装置4では、記憶部5に記憶されている診断画像とパラメータ情報が更新される(S10)。

0047

ここで、超音波診断装置Aが、故障や盗難などの理由によって使用できなくなったとする。そのような場合であっても、本実施の形態の超音波診断システム1では、以下のように、他の超音波診断装置2(超音波診装置B)を利用することができる。

0048

他の超音波診断装置2(超音波診断装置B)を用いて、その医師がその患者の診断画像を取得するときには、まず、超音波診断装置Bに、医師IDと患者IDを入力する(S11、S12)。そうすると、超音波診断装置Bからサーバ装置4に、その患者の過去の診断画像(前回の診断画像)とその診断画像を生成したときのパラメータ情報のダウンロード要求が送られ(S13)、サーバ装置4から参照画像とされるべき診断画像とその診断画像を生成したときのパラメータ情報がダウンロードされる(S14)。

0049

超音波診断装置Bでは、参照画像とパラメータ情報の設定が行われ(S15、S16)、新たな診断画像が生成される(S17)。そして、新たな診断画像とパラメータ情報がサーバ装置4にアップロードされると(S18)、超音波診断装置Bに保存されている診断画像(とパラメータ情報)はすべて削除され(S19)、サーバ装置4では、記憶部5に記憶されている診断画像とパラメータ情報が更新される(S20)。

0050

つぎに、超音波診断装置2の動作について説明する。図5は、本実施の形態の超音波診断装置2の動作の流れを示すフロー図である。図5に示すように、超音波診断装置2では、まず、医師IDの入力処理と患者IDの入力処理が行われると(S100、S101)、その患者の過去の診断画像(参照画像とされるべき診断画像)とその診断画像を生成したときのパラメータ情報のダウンロード処理が行われる(S102)。なお、ネットワーク3の通信速度によっては、ダウンロード処理にある程度の時間を要する場合があるが、例えば、診療施設の窓口で患者が受付(診察券提示)をしたときにダウンロード処理を開始すれば、その患者の診断をするときまでにダウンロード処理を完了させることができる。

0051

その後、超音波診断装置2では、参照画像の設定処理とパラメータ情報の設定処理が行われる(S103、S104)。参照画像の設定処理が行われると、表示部9に参照画像が表示される。パラメータ情報の設定処理が行われると、設定した装置制御用パラメータに基づいてプローブ8が制御されて超音波データが取得され、設定した画像処理用パラメータに基づいて画像処理が行われて新たな診断画像が生成される(S105)。このようにして、生成された診断画像(新たな診断画像)は、表示部9に表示される。

0052

そして、新たな診断画像とパラメータ情報のサーバ装置4へのアップロードが行われる。アップロードが成功した場合には(S106)、超音波診断装置2に保存されている診断画像とパラメータ情報がすべて削除される(S107)。一方、アップロードが失敗した場合には(S106)、超音波診断装置2に保存されている診断画像とパラメータ情報がすべて暗号化される(S108)。

0053

このような本発明の実施の形態の超音波診断システム1によれば、超音波診断装置2で生成された診断画像とその診断画像の生成に用いられたパラメータ情報をサーバ装置4で一元管理することができ、超音波診断装置2の故障や盗難などに適切に対処することが可能になる。

0054

すなわち、本実施の形態では、サーバ装置4の記憶部5には、診断画像とパラメータ情報が関連づけて記憶されており、超音波診断装置2がサーバ装置4に接続されると、参照画像とされるべき診断画像とその診断画像に関連づけられたパラメータ情報がダウンロードされる。そして、超音波診断装置2では、参照画像とパラメータ情報の設定が行われて、新たな診断画像が生成される。この新たな診断画像とパラメータ情報は、タイムスタンプ情報とともにサーバ装置4へアップロードされる。このアップロードが完了すると、超音波診断装置2では、ダウンロードした診断画像とパラメータ情報や、アップロードした診断画像(とパラメータ情報)が削除される。サーバ装置4では、新たな診断画像とパラメータ情報のアップロードがされると、タイムスタンプ情報に基づいて、記憶部5に記憶されている診断画像とパラメータ情報の更新が行われる。

0055

このように、本実施の形態では、超音波診断装置2で、新たな診断画像を生成するために参照画像やパラメータ情報の設定が行われると、その診断画像やパラメータ情報がサーバ装置4へ送られて、サーバ装置4の記憶部5に記憶される診断画像とパラメータが最新のものに更新される。このような機能(超音波診断装置2とサーバ装置4との間で、診断画像とパラメータ情報が同じものになるシンクロ機能)により、超音波診断装置2で診断画像とパラメータ情報の様々な設定が行われても、サーバ装置4で診断画像とパラメータ情報を一元管理することが可能となる。

0056

そのうえ、本実施の形態の超音波診断システム1によれば、故障や盗難などの理由、あるいは、他のユーザが先に使用している等の理由により、普段使用している超音波診断装置Aが使用できない場合であっても、他の超音波診断装置Bにサーバ装置4から診断画像とパラメータ情報をダウンロードすれば、簡単に普段のセッティング(前回と同じセッティング)で診断画像を生成することができる。しかも、本実施の形態では、超音波診断装置2からサーバ装置4へ診断画像とパラメータ情報のアップロードが完了した後(例えば、その診断の終了後)に、超音波診断装置内の診断画像(やパラメータ情報)が削除される。したがって、アップロード完了後(例えば、診断が行われない夜間など)に超音波診断装置2が盗難されたとしても、超音波診断装置内には診断画像(やパラメータ情報)が残っておらず、盗難による情報漏洩を防ぐことができる。

0057

また、本実施の形態では、超音波診断装置2のユーザは識別情報(例えば、ID番号など)を入力するだけで、その識別情報に対応する診断画像とパラメータ情報のダウンロードを行うことができ、超音波診断装置2のセッティング(参照画像とパラメータ情報の設定)を簡単に行うことができる。

0058

また、本実施の形態では、超音波診断システム1に、少なくともダウンロード部10とパラメータ設定部11の機能を有する他の超音波診断装置Bが備えられている。したがって、普段使用している超音波診断装置Aが使用できない場合には、他の超音波診断装置Bを利用することができる。すなわち、他の超音波診断装置Bにサーバ装置4から診断画像とパラメータ情報をダウンロードして、普段と同じセッティング(その医師にとって使い勝手の良いセッティング)で診断画像を生成することができる。したがって、他の超音波診断装置Bを使用した場合であっても、普段使用している超音波診断装置Aと同じような操作感で、患者の診断を行うことができる。

0059

また、本実施の形態では、サーバ装置4へのアップロードが成功しなかった場合には、超音波診断装置内の診断画像(やパラメータ情報)が暗号化されて、超音波診断装置内に保存される。したがって、超音波診断装置2が盗難されたとしても、超音波診断装置内に保存されている診断画像(やパラメータ情報)は暗号化されているので、盗難による情報漏洩のリスクを低減することができる。

0060

また、本実施の形態では、超音波診断装置2が盗難されたとしても、超音波診断装置内に保存されている診断画像(やパラメータ情報)は遠隔操作によって削除することができる。したがって、盗難による情報漏洩のリスクを低減することができる。

0061

以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。

0062

例えば、以上の説明では、ある患者(一人の患者)について、診断画像とパラメータ情報をサーバ装置4で一元管理する場合を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、複数の患者についても同様に一元管理が可能である。

0063

また、以上の説明では、超音波診断装置の故障時や盗難時などの場合について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、故障や盗難などが発生しない場合にも適用可能である。すなわち、ユーザが毎日異なる超音波診断装置を使って診断をする場合であっても、超音波診断装置のカスタマイズ情報(各種のデフォルト設定)を、そのユーザが好んで使っている普段の設定にすることができる。

0064

以上のように、本発明にかかる超音波診断システムは、超音波診断装置で生成された診断画像とその診断画像の生成に用いられたパラメータ情報をサーバ装置で一元管理することができ、超音波診断装置の故障や盗難などに適切に対処することが可能になるという効果を有し、医療分野だけでなく建設分野材料分野にも適用でき、有用である。

0065

1超音波診断システム
2超音波診断装置
3ネットワーク
4サーバ装置
5 記憶部
6更新処理部
7 入力部
8プローブ
9 表示部
10ダウンロード部
11パラメータ設定部
12超音波データ取得部
13診断画像生成部
14情報保存部
15アップロード部
16削除処理部
17 暗号化部
18遠隔操作部

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