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技術 表示装置、画像データ生成装置、画像データ生成プログラム及び表示方法

出願人 株式会社東芝
発明者 関根真弘佐々木隆田崎豪奥村治彦大舘徳子森本茂雄米山貴久桑原祐吾
出願日 2011年7月8日 (8年4ヶ月経過) 出願番号 2011-152327
公開日 2012年2月16日 (7年9ヶ月経過) 公開番号 2012-032811
状態 特許登録済
技術分野 表示装置の制御、回路 計器板 陰極線管以外の表示装置の制御 要素組合せによる可変情報用表示装置1
主要キーワード 各警告灯 区間線 偶奇性 非出力状態 立体形 六角錐台 提示パターン 多角錐台
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年2月16日)のものです。
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図面 (20)

課題

違和感が低減された表示が可能な表示装置画像データ生成装置画像データ生成プログラム及び表示方法を提供する。

解決手段

実施形態によれば、画像データ生成部と、表示部と、を備えた表示装置が提供される。画像データ生成部は、画像内に配置される下部分と右上部分と左上部分とを有し、法線方向に沿った下部分の長さが、法線方向に沿った右上部分及び左上部分の長さよりも長い下部分オブジェクトを含む第1表示オブジェクトと、第1表示オブジェクトの画像内における表示位置を基準として画像内に配置され、移動体に関する情報を含む第2表示オブジェクトと、を含む画像データを生成する。表示部は、画像データ生成部によって生成された画像データを含む映像を、移動体の外の外界実景重畳させて、移動体に搭乗する観視者に提示する。

概要

背景

例えば、車両の速度や燃料などの車両に関する車両情報を、移動体が備えるフロントガラスの前方に見え風景に重なるように表示し、外界情報表示情報とを同時に視認させるヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)が開発されている。

このようなHUDにおいて、表示情報をより違和感なく分かり易く提示することが望まれている。

概要

違和感が低減された表示が可能な表示装置画像データ生成装置画像データ生成プログラム及び表示方法を提供する。実施形態によれば、画像データ生成部と、表示部と、を備えた表示装置が提供される。画像データ生成部は、画像内に配置される下部分と右上部分と左上部分とを有し、法線方向に沿った下部分の長さが、法線方向に沿った右上部分及び左上部分の長さよりも長い下部分オブジェクトを含む第1表示オブジェクトと、第1表示オブジェクトの画像内における表示位置を基準として画像内に配置され、移動体に関する情報を含む第2表示オブジェクトと、を含む画像データを生成する。表示部は、画像データ生成部によって生成された画像データを含む映像を、移動体の外の外界実景重畳させて、移動体に搭乗する観視者に提示する。

目的

このようなHUDにおいて、表示情報をより違和感なく分かり易く提示することが望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
5件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

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請求項1

画像データを生成する画像データ生成部と、前記画像データ生成部によって生成された前記画像データを含む映像を、移動体の外の外界実景重畳させて、前記移動体に搭乗する観視者に提示する表示部と、を備え、前記画像データは、第1表示オブジェクトと、第2表示オブジェクトと、を含み、前記第1表示オブジェクトは、下部分オブジェクトを含み、前記下部分オブジェクトは、画像内に配置される下部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも右側に配置される右上部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有し、 前記下部分の位置における前記下部分オブジェクトの第1延在方向に対して垂直な第1法線方向に沿った前記下部分の長さは、前記右上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第2延在方向に対して垂直な第2法線方向に沿った前記右上部分の長さ及び前記左上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第3延在方向に対して垂直な第3法線方向に沿った前記左上部分の長さよりも長く、前記第2表示オブジェクトは、前記第1表示オブジェクトの前記画像内における表示位置を基準として前記画像内に配置され、前記第2表示オブジェクトは、前記移動体に関する情報を含むことを特徴とする表示装置

請求項2

前記第2表示オブジェクトは、前記画像内において前記第1表示オブジェクトよりも上側の部分を有することを特徴とする請求項1記載の表示装置。

請求項3

前記第1表示オブジェクトは、前記下部分オブジェクトよりも上側に配置され前記下部分オブジェクトと区画された上部分オブジェクトをさらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。

請求項4

前記第1表示オブジェクトは、立体形状であり、前記上部分オブジェクトは、前記立体形状の上面を含み、前記下部分オブジェクトは、前記立体形状の前記上面よりも下側の側面及び底面の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項3記載の表示装置。

請求項5

前記第2表示オブジェクトは、前記第1表示オブジェクトの前記画像内における前記表示位置を基準として前記画像内に配置され、記号情報を含む第1種オブジェクトと、前記第1表示オブジェクトの前記画像内における前記表示位置を基準として前記画像内に配置され、前記第1種オブジェクトとは異なり、図形パターン情報を含む第2種オブジェクトと、を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の表示装置。

請求項6

前記第2表示オブジェクトは、前記第1表示オブジェクトの前記画像内における前記表示位置を基準として前記画像内に配置される第3種オブジェクトを含み、前記第3種オブジェクトは、前記移動体が第1状態のときに対応する第1状態オブジェクトと、前記移動体が予め定められた特性値が前記第1状態とは異なる第2状態のときに対応し、前記第1状態オブジェクトとは異なる第2状態オブジェクトと、を含み、前記第1状態オブジェクトの形、大きさ、数、色、明るさ、位置及び軌道の少なくともいずれかの時間変化は、前記第2状態オブジェクトとは異なることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の表示装置。

請求項7

移動体に搭乗する観視者に前記移動体の外の外界の実景に重畳させて提示される表示映像の画像データを生成する画像データ生成装置であって、第1表示オブジェクトを生成し、前記第1表示オブジェクトは、下部分オブジェクトを有し、前記下部分オブジェクトは、画像内に配置される下部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも右側に配置される右上部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有し、前記下部分の位置における前記下部分オブジェクトの第1延在方向に対して垂直な第1法線方向に沿った前記下部分の長さは、前記右上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第2延在方向に対して垂直な第2法線方向に沿った前記右上部分の長さ及び前記左上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第3延在方向に対して垂直な第3法線方向に沿った前記左上部分の長さよりも長く、第2表示オブジェクトを生成し、前記第2表示オブジェクトは前記第1表示オブジェクトの前記画像内における表示位置を基準として前記画像内に配置され、前記第2表示オブジェクトは、前記移動体に関する情報を含み、前記第1表示オブジェクトと前記第2表示オブジェクトとに基づいて前記画像データを生成することを特徴とする画像データ生成装置。

請求項8

コンピュータに、移動体に搭乗する観視者に前記移動体の外の外界の実景に重畳させて提示される表示映像の画像データを生成させる画像データ生成プログラムであって、コンピュータに、第1表示オブジェクトを生成させ、前記第1表示オブジェクトは、下部分オブジェクトを含み、前記下部分オブジェクトは、画像内に配置される下部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも右側に配置される右上部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有し、前記下部分の位置における前記下部分オブジェクトの第1延在方向に対して垂直な第1法線方向に沿った前記下部分の長さは、前記右上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第2延在方向に対して垂直な第2法線方向に沿った前記右上部分の長さ及び前記左上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第3延在方向に対して垂直な第3法線方向に沿った前記左上部分の長さよりも長く、前記コンピュータに第2表示オブジェクトを生成させ、前記第2表示オブジェクトは、前記第1表示オブジェクトの前記画像内における表示位置を基準として前記画像内に配置され、前記第2表示オブジェクトは、前記移動体に関する情報を含み、前記コンピュータに前記第1表示オブジェクトと前記第2表示オブジェクトとに基づいて前記画像データを生成させることを特徴とする画像データ生成プログラム。

請求項9

画像データを生成し、前記画像データは、第1表示オブジェクトと、第2表示オブジェクトと、を含み、前記第1表示オブジェクトは、下部分オブジェクトを含み、前記下部分オブジェクトは、画像内に配置される下部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも右側に配置される右上部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有し、前記下部分の位置における前記下部分オブジェクトの第1延在方向に対して垂直な第1法線方向に沿った前記下部分の長さは、前記右上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第2延在方向に対して垂直な第2法線方向に沿った前記右上部分の長さ及び前記左上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第3延在方向に対して垂直な第3法線方向に沿った前記左上部分の長さよりも長く、前記第2表示オブジェクトは、前記第1表示オブジェクトの前記画像内における表示位置を基準として前記画像内に配置され、前記第2表示オブジェクトは移動体に関する情報を含み、前記画像データに基づく表示映像を、前記移動体に搭乗する観視者に、前記移動体の外の外界の実景に重畳させて提示することを特徴とする表示方法

技術分野

0001

本発明の実施形態は、表示装置画像データ生成装置画像データ生成プログラム及び表示方法に関する。

背景技術

0002

例えば、車両の速度や燃料などの車両に関する車両情報を、移動体が備えるフロントガラスの前方に見え風景に重なるように表示し、外界情報表示情報とを同時に視認させるヘッドアップディスプレイ(HUD:Head-Up Display)が開発されている。

0003

このようなHUDにおいて、表示情報をより違和感なく分かり易く提示することが望まれている。

先行技術

0004

特開2006−17626公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明の実施形態は、違和感が低減された表示が可能な表示装置、画像データ生成装置、画像データ生成プログラム及び表示方法を提供する。

課題を解決するための手段

0006

本発明の実施形態によれば、画像データ生成部と、表示部と、を備えた表示装置が提供される。前記画像データ生成部は、画像データを生成する。前記表示部は、前記画像データ生成部によって生成された前記画像データを含む映像を、移動体の外の外界実景重畳させて、前記移動体に搭乗する観視者に提示する。前記画像データは、第1表示オブジェクトと、第2表示オブジェクトと、を含む。第1表示オブジェクトは、下部分オブジェクトを含む。前記下部分オブジェクトは、画像内に配置される下部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも右側に配置される右上部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有する。前記下部分の位置における前記下部分オブジェクトの第1延在方向に対して垂直な第1法線方向に沿った前記下部分の長さは、前記右上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第2延在方向に対して垂直な第2法線方向に沿った前記右上部分の長さ及び前記左上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第3延在方向に対して垂直な第3法線方向に沿った前記左上部分の長さよりも長い。前記第2表示オブジェクトは、前記第1表示オブジェクトの前記画像内における表示位置を基準として前記画像内に配置され、前記第2表示オブジェクトは、前記移動体に関する情報を含む。

0007

本発明の別の実施形態によれば、表示映像の画像データを生成する画像データ生成装置が提供される。前記表示映像は、移動体に搭乗する観視者に前記移動体の外の外界の実景に重畳させて提示される前記画像データ生成装置は、第1表示オブジェクトを生成する。前記第1表示オブジェクトは、下部分オブジェクトを有する。前記下部分オブジェクトは、画像内に配置される下部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも右側に配置される右上部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有する。前記下部分の位置における前記下部分オブジェクトの第1延在方向に対して垂直な第1法線方向に沿った前記下部分の長さは、前記右上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第2延在方向に対して垂直な第2法線方向に沿った前記右上部分の長さ及び前記左上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第3延在方向に対して垂直な第3法線方向に沿った前記左上部分の長さよりも長い。前記画像データ生成装置は、第2表示オブジェクトを生成する。前記第2表示オブジェクトは前記第1表示オブジェクトの前記画像内における表示位置を基準として前記画像内に配置され、前記第2表示オブジェクトは、前記移動体に関する情報を含む。前記画像データ生成装置は、前記第1表示オブジェクトと前記第2表示オブジェクトとに基づいて前記画像データを生成する。

0008

本発明の別の実施形態によれば、コンピュータに、表示映像の画像データを生成させる画像データ生成プログラムが提供される。前記表示映像は、移動体に搭乗する観視者に前記移動体の外の外界の実景に重畳させて提示される。前記画像データ生成プログラムは、コンピュータに、第1表示オブジェクトを生成させ、第2表示オブジェクトを生成させ、前記第1表示オブジェクトと前記第2表示オブジェクトとに基づいて前記画像データを生成させる。前記第1表示オブジェクトは、下部分オブジェクトを含む。前記下部分オブジェクトは、画像内に配置される下部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも右側に配置される右上部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有する。前記下部分の位置における前記下部分オブジェクトの第1延在方向に対して垂直な第1法線方向に沿った前記下部分の長さは、前記右上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第2延在方向に対して垂直な第2法線方向に沿った前記右上部分の長さ及び前記左上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第3延在方向に対して垂直な第3法線方向に沿った前記左上部分の長さよりも長い。前記第2表示オブジェクトは、前記第1表示オブジェクトの前記画像内における表示位置を基準として前記画像内に配置され、前記第2表示オブジェクトは、前記移動体に関する情報を含む。

0009

本発明の別の実施形態によれば、表示方法が提供される。前記表示方法は、画像データを生成し、前記画像データに基づく表示映像を、前記移動体に搭乗する観視者に、前記移動体の外の外界の実景に重畳させて提示する。前記画像データは、第1表示オブジェクトと、第2表示オブジェクトと、を含む。前記第1表示オブジェクトは、下部分オブジェクトを含む。前記下部分オブジェクトは、画像内に配置される下部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも右側に配置される右上部分と、前記画像内において前記下部分よりも上側で前記下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有する。前記下部分の位置における前記下部分オブジェクトの第1延在方向に対して垂直な第1法線方向に沿った前記下部分の長さは、前記右上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第2延在方向に対して垂直な第2法線方向に沿った前記右上部分の長さ及び前記左上部分の位置における前記下部分オブジェクトの第3延在方向に対して垂直な第3法線方向に沿った前記左上部分の長さよりも長い。前記第2表示オブジェクトは、前記第1表示オブジェクトの前記画像内における表示位置を基準として前記画像内に配置され、前記第2表示オブジェクトは移動体に関する情報を含む。

図面の簡単な説明

0010

図1(a)及び図1(b)は、第1の実施形態に係る表示装置の動作を示す模式図である。
第1の実施形態に係る表示装置を示す模式図である。
図3(a)及び図3(b)は、参考例の表示装置の動作を示す模式図である。
第1の実施形態に係る表示装置における座標系を示す模式図である。
図5(a)〜図5(d)は、表示装置の動作を示す模式図である。
図6(a)及び図6(b)は、表示オブジェクトを示す模式図である。
表示オブジェクトを示す模式図である。
第1の実施形態に係る表示装置における特性を示すグラフ図である。
第1の実施形態に係る表示装置における特性を示すグラフ図である。
図10(a)〜図10(h)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図11(a)〜図11(h)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図12(a)〜図12(h)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図13(a)〜図13(h)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図14(a)〜図14(h)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図15(a)〜図15(c)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図16(a)及び図16(b)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図17(a)及び図17(b)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図18(a)〜図18(c)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図19(a)及び図19(b)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図20(a)〜図20(d)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図21(a)及び図21(b)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
第2の実施形態に係る画像データ生成装置の動作を示すフローチャート図である。
第2の実施形態に係る画像データ生成装置を示す模式図である。
図24(a)及び図24(b)は、第2の実施形態に係る画像データ生成装置の動作を示すフローチャート図である。
第2の実施形態に係る別の画像データ生成装置を示す模式図である。
第2の実施形態に係る別の画像データ生成装置の動作を示すフローチャート図である。
第2の実施形態に係る別の画像データ生成装置を示す模式図である。
第2の実施形態に係る別の画像データ生成装置の動作を示すフローチャート図である。
第4の実施形態に係る表示方法を示すフローチャート図である。

実施例

0011

以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。

0012

(第1の実施の形態)
本実施形態に係る表示装置は、例えば、車両などの移動体用の表示装置である。以下では、例として本実施形態に係る表示装置が、移動体用の表示装置であるHUDとして応用される場合として説明する。ここで、移動体は、二輪車三輪車四輪車列車などの車輪を有する乗り物の他、船舶航空機ヘリコプタなど、人が搭乗する任意の乗り物の全てを含む。以下では、移動体が車両である場合として説明する。

0013

図1(a)及び図1(b)は、第1の実施形態に係る表示装置の動作を例示する模式図である。
図2は、第1の実施形態に係る表示装置の構成を例示する模式図である。
まず、図2により、本実施形態に係る表示装置10の構成の概要について説明する。

0014

図2に表したように、表示装置10は、画像データ生成装置530(画像データ生成部130)と、表示部540(映像投影部115)と、を備える。

0015

画像データ生成部130は、画像データを生成する。画像データ生成部130は、例えばコンピュータを含む。
表示部540は、画像データ生成装置530によって生成された画像データを含む映像を、移動体(車両730)の外の外界の実景に重畳させて、移動体に搭乗する観視者100に提示する。
上記において、外界の実景に重畳させた映像の提示は、光学シースルー型の提示とすることができる。但し、実施形態はこれに限らず、ビデオシースルー型の提示でも良い。

0016

本具体例の表示装置10はHUDであり、表示部540として、映像投影部115が用いられる。
映像投影部115は、画像データ生成部130によって生成された画像データに基づいた映像を含む光束112を車両730のフロントガラス部710(反射部)に反射させて車両730に搭乗する観視者100に向けて投影する。

0017

フロントガラス部710は、車両730のフロントガラスを含む。また、フロントガラス部710は、例えば、車両730のフロントガラスに設けられる反射体711(例えばコンバイナ)を含んでも良い。この場合には、光束112は、車両730のフロントガラスに設けられる反射体711によって反射されて、観視者100に向けて反射される。なお、反射体711は、フロントガラスよりも車両730の室内側にフロントガラスから離間して設けられても良い。このように、フロントガラスから離間して設けられる反射体711も、フロントガラス部710の一部と見なされる。

0018

光束112に含まれる映像は、コンテンツ(表示オブジェクト180)を含む。表示オブジェクト180は、表示装置10が観視者100に提示する映像に設けられるものである。本具体例では、表示オブジェクト180は、車両730に関する車両情報に関連した情報を含む。

0019

図2に例示したように、表示装置10の映像投影部115は、例えば車両730の中、すなわち、例えば、操作者運転者)である観視者100から見て車両730のダッシュボード720の奥に設けられることができる。

0020

なお、画像データ生成部130は、必ずしも映像投影部115と一体的に設けられなくても良く、例えば、ダッシュボード720の内部ではなく、車両730の任意の場所に設置しても良い。画像データ生成部130から出力される画像データは、電気信号光信号などの有線または無線の方式により、映像投影部115に供給される。

0021

映像投影部115から出射された光束112は、フロントガラス部710で反射され、観視者100の頭部105に入射する。

0022

このとき、光束112の発散角が制御されており、光束112が、観視者100の片方の目101に入射するように設計できる。これにより、観視者100は、例えば、光束112に含まれる映像を片方の目101で観視することができる。これにより、フロントガラス部710で反射する表示オブジェクト180の像181を両眼で観察したときの両眼視差による見難さが解消される。

0023

なお、フロントガラス部710は、観視者100からの距離が21.7cm以上の位置に配置される。これにより、観視者100が知覚する奥行き感が増強され、また、表示オブジェクト180を所望の奥行き位置に知覚させ易くできる。

0024

ただし、実施形態は、これに限らず、場合によっては、映像投影部115から出射された光束112が、観視者100の両目に入射されても良い。

0025

光束112は、表示装置10から出射した後、車両730のフロントガラス部710で反射して、観視者100の目に到る。観視者100は、フロントガラス部710を介して、像形成位置181aの位置に形成された表示オブジェクト180の像181(虚像)を知覚する。このように、表示装置10は、HUDとして使用できる。

0026

図2に表したように、表示装置10は、車両730に関する情報、車両730に搭乗する観視者100に関する情報、及び、車両730の外側の外界に関する情報の少なくともいずれか含む情報を入手する情報入手部520をさらに備えることができる。情報入手部520によって入手された情報は画像データ生成部130に供給され、画像データ生成部130は、情報入手部520で取得された情報を基に画像データを生成することができる。

0027

図1(a)は、観視者100が、表示装置10によって提示された表示情報の表示映像330と、外界情報の外界の実景340と、を同時に観視したときに知覚される映像を模式的に例示している。図1(b)は、表示映像330を拡大して例示している。
外界の実景340は、フロントガラス部710を介して観視者100が観視する車両730の外界の映像である。表示映像330は、映像投影部115から出射した光束112がフロントガラス部710で反射して観視者100に投影されたときに観視者100が観視する像であり、表示オブジェクト180を含む映像である。

0028

図1(a)に例示したように、観視者100は、外界の実景340と表示映像330とを同時に観視する。

0029

図1(b)に表したように、表示映像330の表示オブジェクト180(すなわち、画コンテンツである画像データ)は、第1表示オブジェクト185と、第2表示オブジェクト186と、を含む。

0030

第1表示オブジェクト185は、下部分オブジェクト185bを含む。
下部分オブジェクト185bは、下部分185b1と、右上部分185b2と、左上部分185b3と、を含む。
下部分185b1は、画像187内に配置される。右上部分185b2は、画像187内において下部分185b1よりも上側で下部分185b1よりも右側に配置される。左上部分185b3は、画像187内において下部分185b1よりも上側で下部分185b1よりも左側に配置される。

0031

第1法線方向185bn1に沿った下部分185b1の長さは、第2法線方向185bn2に沿った右上部分185b2の長さ及び第3法線方向185bn3に沿った左上部分185b3の長さよりも長い。第1法線方向185bn1は、下部分185b1の位置における下部分オブジェクト185bの第1延在方向185be1に対して垂直である。第2法線方向185bn2は、右上部分185b2の位置における下部分オブジェクト185bの第2延在方向185be2に対して垂直である。第3法線方向185bn3は、左上部分185b3の位置における下部分オブジェクト185bの第3延在方向185be3に対して垂直である。

0032

画像187内における上下方向に沿った下部分185b1の長さは、上下方向に沿った右上部分185b2の長さ及び上下方向に沿った左上部分185b3の長さよりも長い。

0033

下部分オブジェクト185bが、このような形状を有することから、下部分オブジェクト185bを含む第1表示オブジェクト185は、観視者100に奥行き感と高さ方向の厚みとを感じさせることができる。

0034

本具体例では、第1表示オブジェクト185は、下部分オブジェクト185bよりも上側に配置され下部分オブジェクト185bと区画された上部分オブジェクト185aをさらに含む。すなわち、第1表示オブジェクト185は、画像187内に配置される上部分オブジェクト185aと、画像187内で上部分オブジェクト185aよりも下側に配置される下部分オブジェクト185bと、を含む。下部分オブジェクト185bは、上部分オブジェクト185aと区画されている。すなわち、画像187内において、下部分オブジェクト185bの領域と、上部分オブジェクト185aの領域と、は互いに区別できる。

0035

ここで、上部分オブジェクト185aが画像187内で下部分オブジェクト185bよりも上側に配置されるとは、上部分オブジェクト185aが、画像187内で下部分オブジェクト185bよりも上側の部分を有することを指す。すなわち、上部分オブジェクト185aの少なくとも一部は、画像187内で下部分オブジェクト185bよりも上側に配置される。同様に、下部分オブジェクト185bが画像187内で上部分オブジェクト185aよりも下側に配置されるとは、下部分オブジェクト185bが、画像187内で上部分オブジェクト185aよりも下側の部分を有することを指す。すなわち、下部分オブジェクト185bの少なくとも一部は、画像187内で上部分オブジェクト185aよりも下側に配置される。

0036

後述するように、上部分オブジェクト185aは必要に応じて設けられ、場合によっては省略されても良い。

0037

第2表示オブジェクト186は、第1表示オブジェクト185の画像187内における表示位置を基準として画像187内に配置される。第2表示オブジェクト186は、車両730(移動体)に関する情報(移動体情報、すなわち車両情報)を含む。
なお、上記のように、第1表示オブジェクト185は、第2表示オブジェクト186の表示の位置の基準となる機能を有するが、第1表示オブジェクト185は、車両730(移動体)に関する移動体情報(車両情報)を含んでも良い。

0038

第2表示オブジェクト186は、画像187内において第1表示オブジェクト185よりも上側の部分を有する。具体的には、第2表示オブジェクト186は、画像187内において、下部分オブジェクト185bの上側に配置される部分を有する。

0039

このように、画像データ生成部130は、画像187内に配置され、観視者100に奥行き感と高さ方向の厚みとを知覚させる下部分オブジェクト185bを含む第1表示オブジェクト185と、第1表示オブジェクト185の画像187内における表示位置を基準として画像187内に配置され、画像187内において第1表示オブジェクト185よりも上側に配置される部分を有し、移動体に関する情報を含む第2表示オブジェクト186と、を含む画像データを生成する。

0040

本具体例では、第2表示オブジェクト186として、車両730の速度が文字情報として表示される場合が示されている。そして、本具体例では、第2表示オブジェクト186の中心が、第1表示オブジェクト185の画像187内における表示位置を基準として、第1表示オブジェクト185の上部分オブジェクト185aの画像187内における中心よりも上側に配置されている例である。

0041

例えば、下部分オブジェクト185bの領域と、上部分オブジェクト185aの領域と、の間に区分線が設けられる。例えば、下部分オブジェクト185bの領域の色は、上部分オブジェクト185aの領域の色とは異なる。例えば、下部分オブジェクト185bの領域の明るさ(明度色相彩度などの変化を含む色空間での特性の変化を含む)は、上部分オブジェクト185aの領域の明るさ(明度、色相、彩度などの変化を含む色空間での特性の変化を含む)とは異なる。これにより、観視者100により、画像187内において、下部分オブジェクト185bの領域と、上部分オブジェクト185aの領域と、は互いに区別できる。

0042

第1表示オブジェクト185が、上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとを含むことで、観視者100が第1表示オブジェクト185を観視したときに、観視者100は、第1表示オブジェクト185を立体的な形状として知覚する。

0043

図1(b)に示した例では、観視者100が第1表示オブジェクト185を観視したときに、観視者100は、第1表示オブジェクト185が、球を横方向に切断した下半球の形状を有しているものと知覚する。

0044

すなわち、第1表示オブジェクト185は立体形状であり、上部分オブジェクト185aは、この立体形状の上面を含み、下部分オブジェクト185bは、この立体形状の上記の上面よりも下側の側面及び底面の少なくともいずれかを含む。

0045

第1表示オブジェクト185と、第1表示オブジェクト185と共に表示される第2表示オブジェクト186と、の組み合わせを採用することで、車両情報として観視者100に提示される第2表示オブジェクト186は、立体物として知覚される第1表示オブジェクト185(この例では半球)の上に載せられていると知覚される。
第2表示オブジェクト186の少なくとも一部は、立体物として知覚される第1表示オブジェクト185(この例では半球)の面(例えば上面)上とは異なる空間に配置されている。

0046

このような表示オブジェクト180(画像データ)を用いることで、表示映像330と外界の実景340とを同時に観視者100が観視すると、違和感が少なくなる。

0047

図3(a)及び図3(b)は、参考例の表示装置の動作を例示する模式図である。
すなわち、図3(a)は、観視者100が、参考例の表示装置18によって提示された表示情報の表示映像330と、外界情報の外界の実景340と、を同時に観視したときに知覚される映像を模式的に例示している。図3(b)は、表示映像330を拡大して例示している。

0048

図3(b)に表したように、参考例の表示装置18においては、画像データ(表示オブジェクト180)は、車両情報に関する第2表示オブジェクト186を有しているが、表示位置に基準とされる第1表示オブジェクト185を有していない。

0049

図3(a)に表したように、このような第2表示オブジェクト186を含む表示映像330と、外界の実景340と、を観視者100が同時に観視すると、観視者100は、第2表示オブジェクト186が見難いと感じる。例えば、外界の実景340の空間における第2表示オブジェクト186の奥行き位置が定まり難く、観視者100は大きな違和感を受ける。

0050

これに対し、本実施形態に係る表示装置10においては、第1表示オブジェクト185と、第2表示オブジェクト186と、の組み合わせを採用することで、車両情報を含む第2表示オブジェクト186が見易くなる。第2表示オブジェクト186の外界の実景340の中の奥行き位置が定まり易く、観視者100の受ける違和感が小さい(低減される)。第2表示オブジェクト186が見易くなり、違和感が小さいため、第2表示オブジェクト186を過剰に注視することが抑制できるため、車両730の操作の安全性がより向上する。

0051

このように、本実施形態に係る表示装置10においては、提示したい車両情報を含む第2表示オブジェクト186を、第2表示オブジェクト186を表示する際のベースとなる第1表示オブジェクト185と共に観視者100に提示することで、観視者100の第2表示オブジェクト186に対する見易さが向上し、違和感が小さくなる。

0052

このような現象は、発明者の実験により見出された。本実施形態に係る表示装置10のようなHUDシステムにおいては、外界の実景340の実像と、映像投影部115が提示する表示映像330の虚像と、を観視者100が同時に観視するという特殊な観視状態が採用される。このとき、上記の参考例のように、提示したい情報を含む第2表示オブジェクト186を単独で表示すると、第2表示オブジェクト186の奥行き方向の位置及び高さ方向の位置が定まり難く、観視者100は違和感を覚えやすい。これに対し、実施形態においては、第2表示オブジェクト186の表示位置の下に相当する位置にベースとなる第1表示オブジェクト185を第2表示オブジェクト186と共に表示することで、第2表示オブジェクト186は、ベースとなる第1表示オブジェクト185の上に載せられたように知覚され、安定感が増す。このような違和感及び安定感は、観視者100であるヒトが有する視角に関する特異的な特性であると考えられる。

0053

このように、表示映像330が外界の実景340に重畳されて観視される表示において、奥行き及び高さ方向の知覚において違和感が発生するという課題が新たに見出された。例えば、表示映像330だけが観視される例えばコンピュータグラフィックスによる表示においては、表示映像330に対比される外界の実景340がないので、このような違和感は問題にならない。発明者は、表示映像330が外界の実景340に重畳されて観視される表示においてヒトの視覚特性に起因して発生するこの違和感を低減させるための方策を検討し、実施形態に係る構成を見出した。

0054

すなわち、本実施形態に係る表示装置10においては、ヒトの視覚に関する特性に着眼し、情報を提示するための第2表示オブジェクト186を表示のベースとなる第1表示オブジェクト185と共に表示することで、違和感を小さくしている。表示装置10によれば、違和感が低減された表示が可能な移動体用の表示装置が提供できる。

0055

HUDなどの外界の実景340に重畳させて画像データに基づく表示映像330を提示する表示装置においては、表示映像330の空間と外界の実景340の空間とを調和させて知覚させることが、見易さの向上のために重要である。

0056

本実施形態に係る表示装置10によれば、第1表示オブジェクト185と第2表示オブジェクト186との組み合わせを採用することで、表示映像330の遠近感と外界の実景340の遠近感とをより一致させて知覚させる。これにより、違和感が低減できる。また、表示映像330の空間における水平方向と、外界の実景340の空間における水平方向と、をより一致させることで、違和感がより低減できる。

0057

さらに、表示のベースとなる第1表示オブジェクト185において望ましい形状があることが見出された。すなわち、第1表示オブジェクト185は、適切な形状の上部分オブジェクト185aを有することが望ましい。
以下、第1表示オブジェクト185の形状に関して説明する。

0058

ここで、説明の便宜上、座標系を導入する。
図4は、第1の実施形態に係る表示装置における座標系を例示する模式図である。
図4に表したように、本実施形態に係る表示装置10が搭載される車両730の後から前に向かう方向をx軸とする。そして、車両730における左から右に向かう方向をy軸とする。そして、x軸とy軸とに垂直な方向をz軸とする。車両730が平坦で水平な面を走行または駐停車している場合は、x−y平面は水平面であり、z軸は重力の方向、すなわち、鉛直方向に対して平行な方向である。車両730が平坦で水平な面を直進している場合は、車両730の進行方向はx軸の方向となる。

0059

そして、表示装置10における表示映像330の面を、便宜的にy−z平面とする。表示映像330の面の形状は例えば台形の形状になることがあるが、説明を簡単にするために、観視者100が、フロントガラス部710で反射した映像を観視した時に知覚される表示映像330は略長方形であるものとする。そして、表示映像330の画像内において、y軸に平行な軸を横軸Haとし、z軸に平行な軸を縦軸Vaとする。

0060

そして、表示映像330内の仮想空間VSにおいて、例えば直交する3つの軸である、α軸、β軸及びγ軸が設定される。α軸、β軸及びγ軸は、それぞれ上記のx軸、y軸及びz軸に対応させることができる。すなわち、α軸は車両730の進行方向とすることができる。

0061

ここで、x軸を中心軸とする回転角ロール角とする。y軸を中心軸とする回転角をピッチ角とする。z軸を中心軸とする回転角をヨー角とする。仮想空間VS内においては、α軸を中心軸とする回転角がロール角に対応し、β軸を中心軸とする回転角がピッチ角に対応し、γ軸を中心軸とする回転角がヨー角に対応する。

0062

x軸方向(α軸方向)における位置に関する知覚が、遠近感に相当する。z軸方向(γ方向)における位置に関する知覚が、高さ方向に関する知覚に相当する。

0063

観視者100から見たときの上下方向の角度は、俯角である。例えば、車両730が走行している道の勾配などの変化などにより、車両730(観視者100)の視線ピッチ回転方向に変化すると俯角が変化する。

0064

図5(a)〜図5(d)は、表示装置の動作を例示する模式図である。
すなわち、図5(a)及び図5(b)は、参考性の表示装置の動作(表示動作19sa及び19sb)を例示している。図5(c)及び図5(d)は、本実施形態に係る表示装置10の2つの動作(表示動作10sa及び10sb)を例示している。これらの図は、それぞれの表示装置における表示オブジェクト180(画像データ)のうちの第1表示オブジェクト185を例示しており、第2表示オブジェクト186は省略されている。これらの図は、第1表示オブジェクト185を含む表示映像330と、外界の実景340と、を観視者100が同時に観視したときに知覚される映像を模式的に例示している。説明を簡単にするために、外界の実景340としては、車両730が走行する道の境界線341が例示されている。

0065

図5(a)に表したように、参考例の表示装置の表示動作19saにおいては、第1表示オブジェクト185は、上部分オブジェクト185aだけを有しており、下部分オブジェクト185bを有していない。そして、上部分オブジェクト185aとして台形が用いられている。このような上部分オブジェクト185aを有する画像データを外界の実景340と共に観視した場合には、違和感が大きい。道の境界線341は、消失点に向けて所定の角度で傾く。上部分オブジェクト185aの斜辺延長線185alの方向は、道の境界線341の方向とは必ずしも一致しない。すなわち、外界の実景340における遠近感と、第1表示オブジェクト185の遠近感と、が一致しない。すなわち、奥行き方向に違和感が発生する。

0066

さらに、上部分オブジェクト185aは、外界の実景340中の例えば道の表面に接触しているように知覚されやすく、高さ方向の空間位置において違和感が発生する。観視者100は、車両730の運転中に外界の実景340中の先行車両道路標識などを観視している状態が多く、観視者100の視線は、先行車両や道路標識などの高さ程度に設定されていることが多い。このとき、道の表面に接する高さ位置に、提示したい表示が配置されていると知覚されると、観視者100は違和感を得易い。

0067

図5(b)に表したように、参考例の表示装置の表示動作19sbにおいては、第1表示オブジェクト185は、上部分オブジェクト185aだけを有しており、下部分オブジェクト185bを有していない。そして、上部分オブジェクト185aとして扁平円(楕円を含む)が用いられている。この場合は、上部分オブジェクト185aが直線の辺を有していないために、上部分オブジェクト185aの辺の方向と、道の境界線341の方向と、が不一致であるときに発生する外界の実景340の遠近感と、第1表示オブジェクト185の遠近感と、の不一致が抑制される。しかしながら、この場合においても、上部分オブジェクト185aは、例えば外界の実景340中の例えば道の表面に接触しているように知覚されやすく、高さ方向の空間位置において違和感が発生する。

0068

図5(c)に表したように、実施形態に係る表示装置10の表示動作10saにおいては、第1表示オブジェクト185は、上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとを有している。そして、上部分オブジェクト185aとして扁平円(楕円を含む)が用いられている。下部分オブジェクト185bは、上部分オブジェクト185aと共に、第1表示オブジェクト185が円筒形であるように知覚される形状を有している。この場合には、上部分オブジェクト185aが直線の辺を有していないため、外界の実景340の遠近感と、第1表示オブジェクト185の遠近感と、の不一致が抑制される。そして、第1表示オブジェクト185が円筒形であるように知覚されるため、上部分オブジェクト185aは、外界の実景340中の例えば道の表面から上方に位置するように知覚される。すなわち、高さ方向の空間位置における違和感が抑制される。

0069

図5(d)に表したように、実施形態に係る表示装置10の別の表示動作10sbにおいては、第1表示オブジェクト185は、上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとを有している。そして、上部分オブジェクト185aとして扁平円(楕円を含む)が用いられている。下部分オブジェクト185bは、上部分オブジェクト185aと共に、第1表示オブジェクト185が球を水平方向に切断した下側の半球の形状であるように知覚される形状を有している。この場合には、上部分オブジェクト185aが直線の辺を有していない。すなわち、上部分オブジェクト185aの外縁は曲線である。これにより、外界の実景340の遠近感と、第1表示オブジェクト185の遠近感と、の不一致が抑制される。そして、第1表示オブジェクト185が半球であるように知覚されるため、上部分オブジェクト185aは、外界の実景340中の例えば道の表面から上方に位置するように知覚される。すなわち、高さ方向の空間位置における違和感が抑制される。

0070

このように、参考例の表示動作19saにおいては、遠近感に関する違和感と、高さ方向の空間位置に関する違和感と、が発生し易い。参考例の表示動作19sbにおいては、遠近感に関する違和感が抑制されるが、高さ方向の空間位置に関する違和感が発生し易い。

0071

これに対し、実施形態に係る表示装置10の表示動作10sa及び10sbにおいては、遠近感に関する違和感と、高さ方向の空間位置に関する違和感と、が発生し難い。

0072

なお、表示動作10saにおいては第1表示オブジェクト185として円筒形が用いられ、表示動作10sbにおいては第1表示オブジェクト185として半球形が用いられているため、表示動作10sbにおいては、表示動作10saに比べて、観視者100からみたときの俯角の差に関しての違和感が小さくなり、より望ましい。外界の実景340と表示映像330とにおける俯角の差は、例えば、道の勾配や車両のピッチ角の変化によって変化する。俯角の差が変化したときにおいても、俯角の差に関しての違和感が小さくなる第1表示オブジェクト185を用いることが望ましい。例えば、第1表示オブジェクト185は、円筒形よりも半球形である方がより望ましい。

0073

なお、参考例の表示動作19sa及び19sbにおいては、上部分オブジェクト185aが設けられ下部分オブジェクト185bが設けられないため、俯角の差異に関する違和感も大きい。

0074

このように、実施形態に係る表示装置10の表示動作10sa及び10sbにおいては、遠近感に関する違和感と、高さ方向の空間位置に関する違和感と、が発生し難く、見易い表示を観視者に提示できる。

0075

すなわち、HUDなどの外界の実景340に重畳させて画像データに基づく表示映像330を提示する表示装置においては、外界の状況の変化、及び、ユーザ(観視者100)の視点の変化などによって、表示映像330の空間と外界の実景340の空間とにずれが生じ、さらに、このずれが時間的に変化することで違和感が生じ易い。これに対し、本実施形態に係る表示装置10によれば、表示映像330の空間と外界の実景340の空間とのずれ、及び、そのずれの時間変化に対してロバストオブジェクト(第1表示オブジェクト185)を採用することで、違和感がより低減された情報提示を実現できる。

0076

表示装置10が、観視者100の片方の目101に光束112が入射される片眼視の表示装置である場合には、両眼視差による見難さが解消され、また、観視者100が知覚する奥行き感が増強されるため、表示映像330の空間と外界の実景340の空間とのずれに起因する違和感の低減による見易さの向上効果は特に大きい。

0077

本実施形態に係る表示装置10においては、情報を提示するための基準となるオブジェクトとして、ユーザ、車両及び外界の状態に変化に対してロバストな第1表示オブジェクト185を設ける。そして、その第1表示オブジェクト185の表示位置に基づいて配置される第2表示オブジェクト186によって情報を提示する。これにより、違和感がより低減された情報提示が実現できる。

0078

本実施形態に係る表示装置10においては、第1表示オブジェクト185が上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとを含むことで、第1表示オブジェクト185が立体形状として知覚され、上部分オブジェクト185aがその立体形状の上面に相当して知覚され、下部分オブジェクト185bが、その立体形状の側面及び底面として知覚される。このことを利用して第1表示オブジェクト185において高さ方向の空間位置を知覚させ、違和感を低減できる。

0079

上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとは、画像187内の上下方向において接触している。ただし、上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとの間に、上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとを区画する区間線が存在していても良い。これにより、上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとは一体的な形状として知覚され、結果として第1表示オブジェクト185が立体形状として知覚される。

0080

例えば、上部分オブジェクト185aの画像187内における左右方向(横軸Ha方向)の幅(最大幅)は、下部分オブジェクト185bの画像187内における左右方向の幅(最大幅)と実質的に同じとすることができる。上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとは一体的な形状として知覚され、第1表示オブジェクト185が、立体形状として知覚され、その立体形状の上部分の幅が下部分の幅以上である円筒形状や半球形状として知覚される。

0081

上部分オブジェクト185aの境界線のうちの下側の部分は、下部分オブジェクト185bの境界線のうちの上側の部分に沿っている。これにより、上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとは一体的な形状として知覚され、結果として第1表示オブジェクト185が立体形状として知覚される。

0082

上部分オブジェクト185aの境界線のうちの下側の部分は、画像187内において下側に向かって凸形状であることが望ましく、下部分オブジェクト185bの境界線のうちの上側の部分は、画像187内において下側に向かって凸形状であることが望ましい。これにより、第1表示オブジェクト185の立体形状を斜め上方から観視したときのように、観視者100に知覚させることができる。これにより、違和感がより低減できる。

0083

上部分オブジェクト185aは画像187内において上下方向(縦軸Va方向)を中心軸とした左右対称の形状を有していることが望ましい。下部分オブジェクト185bは画像187内において上下方向を中心軸とした左右対称の形状を有していることが望ましい。これにより、第1表示オブジェクト185が立体形状として知覚される。第1表示オブジェクト185の立体形状を斜め上方から観視したときのように、観視者100に知覚させることができる。これにより、違和感がより低減できる。

0084

上部分オブジェクト185aは画像187内において左右方向を中心軸とした上下対称の形状を有していることができる。一方、下部分オブジェクト185bは画像187内において左右方向を軸とした場合に上下非対称の形状を有していることが望ましい。これにより、第1表示オブジェクト185が立体形状として知覚される。第1表示オブジェクト185の立体形状を斜め上方から観視したときのように、観視者100に知覚させることができる。これにより、違和感がより低減できる。
上部分オブジェクト185aは、凸多角形とすることができる。

0085

第1表示オブジェクト185がこのような上部分オブジェクト185aと下部分オブジェクト185bとを有することで、第1表示オブジェクト185は立体形状に知覚され、高さ方向の空間位置に関する違和感が抑制される。そして、第1表示オブジェクト185に基づく立体形状を斜め上方から観視したように観視者100に知覚させることで、違和感がより低減できる。

0086

次に、第1表示オブジェクト185の形状と、遠近感に関する違和感(調和感)と、の関係に関して説明する。
図6(a)及び図6(b)は、表示装置が表示する表示オブジェクトを例示する模式図である。
すなわち、図6(a)及び図6(b)は、第1表示オブジェクト185の上部分オブジェクト185aの形状及び画像187内における配置を例示している。すなわち、これらの図は、上部分オブジェクト185aを仮想空間VS内の上方向(γ軸方向)から見たときの形状に対応している。

0087

図6(a)に例示したように、形状f03は三角形であり、形状f04は四角形であり、形状f05は五角形であり、形状f06は六角形であり、形状f07は七角形であり、形状f08は八角形である。形状f0cは、円形である。そして、形状f03、形状f04、形状f05、形状f06、形状f07、形状f08及び形状f0cの画像187内における配置f00は、これらの形状が、奥行き方向(α軸方向すなわちx軸方向)に沿った直線(辺)を含まないような配置である。

0088

図6(b)に例示したように、形状g03は三角形であり、形状g04は四角形であり、形状g05は五角形であり、形状g06は六角形であり、形状g07は七角形であり、形状g08は八角形である。形状g0cは、円形である。そして、図6(b)において太い実線で示したように、形状g03、形状g04、形状g05、形状g06、形状g07及び形状g08の画像187内における配置g00は、これらの形状が、奥行き方向(α軸方向すなわちx軸方向)に沿った直線(辺)を含むような配置である。

0089

図6(a)に例示した配置f00と、図6(b)に例示した配置g00と、を比較すると、配置f00の方が、配置g00よりも遠近感に関する違和感が小さい。

0090

それは、図5(a)に例示したように、外界の実景340における道の境界線341と、表示映像330内における第1表示オブジェクト185の辺と、の相対的な角度の差が、図6(b)に例示した配置g00の方が、図6(a)に例示した配置f00よりも知覚され易いためである。

0091

図7は、表示装置が表示する表示オブジェクトを例示する模式図である。
すなわち、同図は、第1表示オブジェクト185の下部分オブジェクト185bの形状を例示しておる。すなわち、図7は、仮想空間VS内の側方、すなわち、y軸方向(β軸方向)から下部分オブジェクト185bを見たときの下部分オブジェクト185bの形状を例示している。

0092

ここで、第1表示オブジェクト185の上部分オブジェクト185aの形状は一定であり、下部分オブジェクト185bのx軸(α軸)に沿った長さは一定である。第1表示オブジェクト185の上部分オブジェクト185aの形状が円形である場合として説明する。

0093

図7に例示したように、下部分オブジェクト185bを側方から見たときにおいて、形状h03は三角形であり、形状h04は四角形であり、形状h05は五角形であり、形状h06は六角形であり、形状h07は七角形であり、形状h08は八角形である。形状h0cは、円形(扁平円を含む)の下半分の形状である。

0094

形状h04は、例えば、図5(c)に例示した表示動作10saにおける下部分オブジェクト185bの形状に相当する。形状h0cは、例えば、図5(d)に例示した表示動作10sbにおける下部分オブジェクト185bの形状に相当する。既に説明したように、表示動作10sbにおいては、表示動作10saに比べて、観視者100からみたときの俯角の差異に関しての違和感が小さくなり、より望ましい。

0095

図7に例示した形状h03、形状h04、形状h05、形状h06、形状h07、形状h08及び形状h0cにおいては、俯角に関する違和感の差異がある。例えば、上部分オブジェクト185aに相当する上辺を除く辺のうちで、x軸(α軸)に対して平行な辺(図7に例示した太い実線)を有する形状h04、形状h06及び形状h08では、俯角に関する違和感が比較的大きい。そして、x軸(α軸)に対して平行な辺を有さない形状h03、形状h05、形状h07及び形状h0cでは、俯角に関する違和感が比較的小さい。

0096

このように、俯角に関する違和感は、下部分オブジェクト185bの形状(γ軸に沿ってみたときの形状)に依存する。

0097

第1表示オブジェクト185の上部分オブジェクト185aを含む表示映像330を外界の実景340と重畳して観視したときの、表示映像330と外界の実景340との違和感に関する指標として調和指数Etを導入する。

0098

調和指数Etは、第1表示オブジェクト185が、外界の実景340の空間とずれを感じさせない、違和感の小ささを示す指数である。調和指数Etは、遠近感に関する調和の度合いに対応する遠近感調和指数Epと、角度に関する調和の度合いを示す角度調和指数Eaと、の要素を含む。この角度とは、例えば、俯角に関する角度である。

0099

調和指数Etは、例えば、以下の第1式のように算出される。

Et=kp×Ep+ka×Ea (1)

ここで、kpは、遠近感調和指数Epに対する重み係数であり、kaは角度調和指数Eaに対する重み係数である。

0100

遠近感調和指数Epが大きい程、遠近感に関する違和感が少ない。角度調和指数Eaが小さい程、角度に関する違和感が少ない。調和指数Etが小さいほど、総合的に違和感が小さい。

0101

図8は、第1の実施形態に係る表示装置における特性を例示するグラフ図である。
すなわち、同図は、上部分オブジェクト185aの形状及び配置(上方向(γ軸)からみたときの形状及び配置)と、遠近感調和指数Epと、の関係を例示している。ここで、上部分オブジェクト185aの上方向(γ軸方向)からみたときの形状は正多角形または円形とされた。同図の横軸は、上部分オブジェクト185aの形状の頂点の数(頂点数Np)を示している。縦軸は、遠近感調和指数Epである。同図には、図6(a)に例示した配置f00と、図6(b)に例示した配置g00と、が示されている。そして、頂点数Npが無限である場合に相当する形状f0c(及び形状g0c)の結果も便宜的に頂点数が大きい場合として表示されている。

0102

図8に表したように、遠近感調和指数Epは、上部分オブジェクト185aの形状の頂点数Npと、配置と、に依存する。図6(a)に例示した配置f00の場合には、上部分オブジェクト185aの形状の頂点数Npが大きくなるに従って、遠近感調和指数Epは単調に大きくなる。図6(b)に例示した配置g00の場合には、上部分オブジェクト185aの形状の頂点数Npと遠近感調和指数Epとは偶奇性を伴いながら、頂点数Npが大きくなると遠近感調和指数Epは大きくなる。

0103

配置f00の場合も配置g00の場合も、頂点数Npが大きくなると遠近感調和指数Epは大きくなる。これは、頂点数Npが大きいほど、上部分オブジェクト185aの多角形に含まれる辺のそれぞれの長さが短くなり、遠近感に影響を与える直線の長さが短くなるためと考えられる。

0104

図8に例示したように、上部分オブジェクト185aが円形(形状f0c及び形状g0c)の場合に、遠近感調和指数Epは最大値Epmを取る。すなわち、上部分オブジェクト185aは、曲線の境界線を有する形状(直線を含まない形状)であることが望ましい。

0105

そして、上部分オブジェクト185aが多角形である場合は、頂点数Npが大きいことが望ましい。

0106

そして、上部分オブジェクト185aが多角形である場合においては、上部分オブジェクト185aの画像187内における配置は、奥行き方向(α軸方向すなわちx軸方向)に沿った直線(辺)を含まない配置(配置f00)がより望ましい。

0107

そして、上部分オブジェクト185aが多角形であり、上部分オブジェクト185aの画像187内における配置が、奥行き方向(α軸方向すなわちx軸方向)に沿った直線(辺)を含む配置(配置g00)とされる場合は、頂点数Npは奇数であることがより望ましい。
これらの条件を採用することで、遠近感に関する違和感をより低減できる。

0108

上部分オブジェクト185aを上(γ軸に沿った方向)から見たときの形状に含まれる奥行き方向(x軸方向でありα軸方向)に沿う直線の長さの合計を合計長Lpとすると、遠近感調和指数Epは、例えば以下の第2式ように算出される。

Ep=knp×Np−klp×Lp (2)

ここで、knpは、頂点数Npに対する重み係数であり、klpは合計長Lpに対する重み係数である。

0109

図9は、第1の実施形態に係る表示装置における特性を例示するグラフ図である。
すなわち、同図は、下部分オブジェクト185bの形状(β軸方向から見たときの形状)と、角度調和指数Eaと、の関係を例示している。ここで、図7に例示したように、下部分オブジェクト185bの形状は、上辺が一定の長さの凸多角形であり、上辺を除く辺のそれぞれの長さが同じとされた。同図の横軸は、下部分オブジェクト185bの形状の頂点の数(頂点数Na)を示している。縦軸は、角度調和指数Eaである。同図には、頂点数Naが無限である場合に相当する形状h0cの結果も便宜的に頂点数が大きい場合として表示されている。

0110

図9に表したように、角度調和指数Eaは、下部分オブジェクト185bの形状の頂点数Npに依存する。下部分オブジェクト185bの形状の頂点数Naと角度調和指数Eaとは偶奇性を伴いながら、頂点数Naが大きくなると角度調和指数Eaは大きくなる。

0111

これは、頂点数Naが大きいほど、下部分オブジェクト185bの多角形に含まれる辺のそれぞれの長さが短くなり、遠近感に影響を与える直線の長さが短くなるためと考えられる。

0112

図9に例示したように、下部分オブジェクト185bが円形の下半分(形状h0c)の場合に、角度調和指数Eaは最大値Eamを取る。すなわち、下部分オブジェクト185bの下側の境界線(上部分オブジェクト185aとは反対の側の境界線)は、曲線形状(直線を含まない形状)であることが望ましい。

0113

そして、下部分オブジェクト185bが多角形である場合は、頂点数Naが大きいことが望ましい。

0114

そして、下部分オブジェクト185bが多角形である場合は、頂点数Naは奇数であることがより望ましい。
これらの条件を採用することで、角度(例えば俯角)に関する違和感をより低減できる。

0115

下部分オブジェクト185bを側方(β軸に沿った方向)から見たときの形状に含まれる底面を知覚させる直線(下部分オブジェクト185bの境界線のうちで上部分オブジェクト185aとの境界線を除く部分の直線の部分)の長さの合計を合計長Laとすると、角度調和指数Eaは、例えば以下の第3式ように算出される。

Ea=kna×Na−kla×La (3)

ここで、knaは、頂点数Naに対する重み係数であり、klaは合計長Laに対する重み係数である。

0116

本実施形態に係る表示装置10においては、上記の調和指数Etが大きい第1表示オブジェクト185が採用される。例えば、遠近感調和指数Epが大きい上部分オブジェクト185aが採用される。例えば、角度調和指数Eaが大きい下部分オブジェクト185bが採用される。

0117

調和指数Etが大きい第1表示オブジェクト185の形状としては、図1(b)に例示したように、球を横方向に切断した下半球の形状が挙げられる。すなわち、第1表示オブジェクト185は、球を横方向に切断した下側部分を斜め方向から見たときの形状を有することができる。ただし、実施形態はこれに限らず、第1表示オブジェクト185の形状は種々の変形が可能である。

0118

すなわち、図6(a)及び図6(b)に例示した上部分オブジェクト185aの種々の形状と、図7に例示した下部分オブジェクト185bの種々の形状と、を任意に組み合わせた第1表示オブジェクト185を採用することができる。

0119

提示したい情報の特性、及び、外界の実景との調和に関する個人毎の特性に応じて、第1表示オブジェクト185を変更できる。このとき、図8に関して説明した遠近感調和指数Epに関する特性及び図9に関して説明した角度調和指数Eaに関する特性に適合するように、第1表示オブジェクト185が設定されることが望ましい。

0120

図10(a)〜図10(h)、図11(a)〜図11(h)、図12(a)〜図12(h)、図13(a)〜図13(h)、及び、図14(a)〜図14(h)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを例示する模式図である。
すなわち、これらの図は、第1表示オブジェクト185の上部分オブジェクト185aの形状及び下部分オブジェクト185bの形状を例示している。

0121

図10(a)及び図10(b)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i01では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円形であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は半円形である。すなわち、第1表示オブジェクト185は球をα−β平面で切断した下側の半球である。

0122

図10(c)及び図10(d)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i02では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円形であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円形の一部である。

0123

図10(d)中に実線で示した例では、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円の半分よりも小さい。図10(d)中に破線で示した例では、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円の半分よりも大きい。第1表示オブジェクト185は、球をα−β平面で切断した球の一部である。

0124

図10(e)及び図10(f)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i03では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円形であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は扁平円(楕円を含む)の一部である。第1表示オブジェクト185は、回転扁平円体回転楕円体)をα−β平面で切断した立体形状の一部である。

0125

図10(g)及び図10(h)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i04では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は扁平円(楕円を含む)であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円形(円、扁平円、楕円を含む)の一部である。本具体例では、第1表示オブジェクト185のα軸に沿った長さは、β軸に沿った長さよりも長い。

0126

図11(a)及び図11(b)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i05では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は扁平円(楕円を含む)であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円形(円、扁平円、楕円を含む)の一部である。本具体例では、第1表示オブジェクト185のα軸に沿った長さは、β軸に沿った長さよりも短い。

0127

図11(c)及び図11(d)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i06では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円形であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は三角形である。第1表示オブジェクト185は、円錐である。

0128

図11(e)、図11(f)、図11(g)及び図11(h)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i07及び形状i08では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は扁平円(楕円を含む)であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は三角形である。第1表示オブジェクト185は、扁平円錐(楕円錐を含む)である。形状i07では、第1表示オブジェクト185のα軸に沿った長さは、β軸に沿った長さよりも長い。形状i08では、第1表示オブジェクト185のα軸に沿った長さは、β軸に沿った長さよりも短い。

0129

図12(a)及び図12(b)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i09では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円形であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は長方形(四角形)である。第1表示オブジェクト185は、円柱である。なお、第1表示オブジェクト185として、扁平円柱(楕円柱)の形状を採用しても良い。

0130

図12(c)及び図12(d)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i10では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円形であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は台形である。下部分オブジェクト185bの上辺(上部分オブジェクト185aの側の辺)の長さは、下部分オブジェクト185bの下辺(上部分オブジェクト185aとは反対の側の辺)の長さよりも長い。第1表示オブジェクト185は、円錐台である。なお、第1表示オブジェクト185として、扁平円錐台(楕円錐台)の形状を採用しても良い。

0131

図12(e)及び図12(f)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i11では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は六角形であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は三角形である。第1表示オブジェクト185は、六角錐である。なお、第1表示オブジェクト185として、六角形以外の任意の多角形を有する多角錐の形状を採用しても良い。

0132

図12(g)及び図12(h)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i12では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は六角形であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は台形である。下部分オブジェクト185bの上辺(上部分オブジェクト185aの側の辺)の長さは、下部分オブジェクト185bの下辺(上部分オブジェクト185aとは反対の側の辺)の長さよりも長い。第1表示オブジェクト185は、六角錐台である。なお、第1表示オブジェクト185として、六角形以外の任意の多角形を有する多角錐台の形状を採用しても良い。

0133

図13(a)及び図13(b)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i13では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は六角形であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は長方形(四角形)である。第1表示オブジェクト185は、六角柱である。なお、第1表示オブジェクト185として、六角形以外の任意の多角形を有する多角柱の形状を採用しても良い。

0134

図13(c)及び図13(d)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i14では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は半円であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円の4分の1の形状である。第1表示オブジェクト185は、球(扁平球も含む)の4分の1の形状である。なお、本具体例では、上部分オブジェクト185aの観視者100に近い側に相当する境界が、円をβ−γ平面で切断した境界となっている。なお、逆に、上部分オブジェクト185aの観視者100から見て遠い側に相当する境界が、円をβ−γ平面で切断した境界としても良い。すなわち、β−γ平面を軸として形状i14を反転させた形状を採用しても良い。形状i14を任意の方向を基準として反転させた形状を採用しても良い。

0135

図13(e)及び図13(f)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i15では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円の一部であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円の一部である。第1表示オブジェクト185は、β軸に対して平行で、α軸及びγ軸に対して傾斜する平面で球(扁平球も含む)を切断した形状である。この場合も、形状i15を任意の方向を基準として反転させた形状を採用しても良い。

0136

図13(g)及び図13(h)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i16では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は台形(六角形を切断した形状)であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は四角形(台形を切断した形状)である。第1表示オブジェクト185は、例えば、六角錐台をβ−γ平面で切断した形状である。この場合も、形状i16を任意の方向を基準として反転させた形状を採用しても良い。

0137

図14(a)は、第1表示オブジェクト185をγ軸に沿って見たときの平面図であり、図14(b)は、第1表示オブジェクト185をβ軸に沿って見たときの平面図である、図14(c)は、図14(a)のA1−A2線断面に相当する断面図であり、図14(d)は、図14(a)のB1−B2線断面に相当し、図14(b)のB3−B4線断面に相当する断面図である。
図14(a)及び図14(b)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i17では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円形(扁平円、楕円を含む)であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円の一部である。図14(c)及び図14(d)に表したように、上部分オブジェクト185aの中央部分は、下側に向かって後退している。
このように、第1表示オブジェクト185で表される立体形状の上面(上部分オブジェクト185aに相当する部分)は、平面でも良く、曲面でも良い。

0138

図14(e)及び図14(f)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i18では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円形(扁平円、楕円を含む)であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円の一部と長方形とが組み合わされた形状である。すなわち、下部分オブジェクト185bは、円板状の形状を有する第1部分185cと、球の一部の形状を有する下部分185dと、を有する。

0139

図14(g)及び図14(h)に表したように、第1表示オブジェクト185の形状i19では、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は円形(扁平円、楕円を含む)であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円の一部と台形とが組み合わされた形状である。すなわち、下部分オブジェクト185bは、円錐台の形状を有する第1部分185cと、球の一部の形状を有する下部分185dと、を有する。
このように、下部分オブジェクト185bは、任意の形状の複数の部分を組み合わせた形状を有していても良い。また、上部分オブジェクト185aも、任意の形状の複数の部分を組み合わせた形状を有していても良い。

0140

なお、上記の各種の円錐(扁平円錐を含む)、多角錐、円錐台(扁平円錐台を含む)、及び、多角錐台において、γ軸を含む平面で切断したときの線分は必ずしも直線でなくても良く、任意の曲線としても良い。

0141

以下では、第2表示オブジェクト186の例に関して説明する。
図15(a)〜図15(c)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを例示する模式図である。
すなわち、これらの図は、第2表示オブジェクト186の構成を例示している。図15(a)は、観視者100が表示オブジェクト180(表示映像330)を観視したときに知覚される状態を例示しており、図15(b)は仮想空間VS内におけるγ軸に沿って表示オブジェクト180を見たときの模式的平面図であり、図15(c)は仮想空間VS内におけるβ軸に沿って表示オブジェクト180を見たときの模式的平面図である。

0142

図15(a)、図15(b)及び図15(c)に表したように、第2表示オブジェクト186は、第1種オブジェクト186aと、第2種オブジェクト186bと、を有することができる。第2表示オブジェクト186は、第3種オブジェクト186cを有することができる。このように、第2表示オブジェクト186は、複数の種類のオブジェクトを有することができる。

0143

第1種オブジェクト186aは、第1表示オブジェクト185の画像187内における表示位置を基準として画像187内に配置される。第1種オブジェクト186aは、記号情報を含む。ここで、記号情報とは、文字情報を含む。文字情報は、文字及び数字を含む。さらに、文字情報は、任意の図形を象徴パターンとして採用した情報を含む。なお、第1種オブジェクト186aは、上記の記号情報以外の情報をさらに含んでも良い。

0144

第1種オブジェクト186aは、例えば、数字、文字及び3次元オブジェクト等を含み、観視者100に情報の正確な意味を提示する。

0145

第2種オブジェクト186bは、第1表示オブジェクト185の画像187内における表示位置を基準として画像187内に配置される。第2種オブジェクト186bは、第1種オブジェクト186aとは異なる。第2種オブジェクト186bは、図形パターン情報を含む。図形パターン情報は、図形の形状、大きさ、数、位置、色及び明るさの少なくともいずれかによって情報を伝達する機能を有する。図形パターン情報は、例えば、グラフ(バーグラフ、環状グラフなどを含む)、図形の移動(例えば針を示す線分が回転するメータを表す図形など)などを含む。図形パターン情報は、例えば、メータ及びインジケータ等を含み、観視者100に量的な情報を、図形の形状、大きさ、数、位置、色及び明るさの少なくともいずれかによって相対的に提示する。

0146

第3種オブジェクト186cは、第1表示オブジェクト185の画像187内における表示位置を基準として画像187内に配置される。第3種オブジェクト186cは、第1状態オブジェクトと第2状態オブジェクトとを含む。第1状態オブジェクトは、移動体(車両730)が第1状態のときに対応する。第2状態オブジェクトは、移動体が、予め定められた特性値が上記の第1状態とは異なる第2状態のときに対応する。第2状態オブジェクトは、第1状態オブジェクトとは異なる。第1状態オブジェクトの形、大きさ、数、色、明るさ、位置及び軌道の少なくともいずれかの時間変化は、第2状態オブジェクトとは異なる。第2状態オブジェクトの形の凹凸及び軌道の凹凸の少なくともいずれかは、第1状態オブジェクトとは異なる。

0147

例えば、第1状態オブジェクトは安定な印象をヒトに与え、第2状態オブジェクトは、不安定な印象をヒトに与える。第3種オブジェクト186cは、観視者100の感覚に作用する方法で観視者100に情報を提示する。観視者100は、提示された情報を直感的に把握する。

0148

第3種オブジェクト186cは、図形パターンの形状、色及び動きの少なくともいずれかにより、例えば車両730の運転状態(例えばエネルギー消費効率の観点での運転状態、及び、車両730の運転の安全度または危険度などを含む)に関する情報を観視者100に直感的に提示する。

0149

図15(a)〜図15(c)に表したように、仮想空間VS内において、第1種オブジェクト186aは、例えば、第1表示オブジェクト185の上に配置される。第1種オブジェクト186aは、上部分オブジェクト185aの上に配置される。第1種オブジェクト186aは、上部分オブジェクト185aの上において、α−β平面と交差する平面(例えばβ−γ平面)に配置される。第1種オブジェクト186aは、上部分オブジェクト185aの上の中央部分(例えばα軸に関する中央部分)に配置される。
この例では、仮想空間VS内において、第1種オブジェクト186aは、第1表示オブジェクト185の面(例えば上部分オブジェクト185aの面)上とは異なる空間に配置されている。

0150

仮想空間VS内において、第2種オブジェクト186bは、例えば、第1表示オブジェクト185の上において、第1種オブジェクト186aとは異なる位置に配置される。ここで、異なる位置とは、第2種オブジェクト186bが配置される領域の少なくとも一部が、第1種オブジェクト186aが配置される領域と異なれば良く、第2種オブジェクト186bが配置される領域の一部が、第1種オブジェクト186aが配置される領域と重なっても良い。第2種オブジェクト186bは、上部分オブジェクト185aの上において、第1種オブジェクト186aとは異なる位置に配置される。第2種オブジェクト186bは、上部分オブジェクト185aの上において、上部分オブジェクト185aの周辺部分に配置される。第1表示オブジェクト185が球をα−β平面で切断した球の一部の形状を有している場合には、第2種オブジェクト186bは、上部分オブジェクト185aの面において、周囲部分の環状(例えば円環状)の領域に設けられる。
この例では、仮想空間VS内において、第2種オブジェクト186bは、第1表示オブジェクト185の面(例えば上部分オブジェクト185aの面)上に配置されている。

0151

第3種オブジェクト186cは、画像187内において、第1種オブジェクト186aとは異なる位置であって、第2種オブジェクト186bとも異なる位置に配置される。仮想空間VS内において、第3種オブジェクト186cは、例えば、第1表示オブジェクト185を取り囲む領域に配置される。第3種オブジェクト186cは、例えば、第1表示オブジェクト185をα−β平面内で取り囲む領域に配置される。第1表示オブジェクト185が球をα−β平面で切断した球の一部の形状を有している場合には、第3種オブジェクト186cは、上部分オブジェクト185aの周囲をα−β平面内で取り囲む環状の領域に設けられる。

0152

この例では、仮想空間VS内において、第3種オブジェクト186cは、第1表示オブジェクト185の面(例えば上部分オブジェクト185aの面)上とは異なる空間に配置されている。

0153

このように、第1種オブジェクト186aと第2種オブジェクト186bとが、第1表示オブジェクト185を基準として配置されることで、第1種オブジェクト186a及び第2種オブジェクト186bの表示位置が相対的に固定されるので、観視者100は第1種オブジェクト186a及び第2種オブジェクト186bを認識し易くなる。第3種オブジェクト186aを設ける場合において、第3種オブジェクト186cが第1表示オブジェクト185を基準として配置されることで、第3種オブジェクト186cの表示位置が相対的に固定されるので、観視者100は第3種オブジェクト186cを認識し易くなる。

0154

上記のように、第1表示オブジェクト185は立体形状であり、上部分オブジェクト185aは立体形状の上面を含み、下部分オブジェクト185b立体形状の上面よりも下側の側面及び底面の少なくともいずれかを含む。仮想空間VS内において、第2表示オブジェクト186の少なくとも一部は、第1表示オブジェクト185の面(例えば上部分オブジェクト185aの面)上とは異なる空間に配置される。これにより、第2表示オブジェクト186が、第1表示オブジェクト185の上に載せられているように知覚され易くなり、奥行き方向に関する違和感及び高さ方向の位置に関する違和感がより低減できる。

0155

第2表示オブジェクト186は、上記の第1種オブジェクト186a、第2種オブジェクト186b及び第3種オブジェクト186cの少なくともいずれかを有していれば良い。また、表示装置10の動作状態などによって、第2表示オブジェクト186に含まれるオブジェクトの種類が変化しても良い。

0156

既に例示した図1(b)においては、第2表示オブジェクト186として、第1種オブジェクト186aが表示されている例である。この例では、第1種オブジェクト186aとして、車両730の速度を表示する数字と文字との組み合わせが用いられる例である。

0157

図16(a)及び図16(b)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを例示する模式図である。
図16(a)及び図16(b)に表したように、表示装置10の表示動作10scにおいては、第1種オブジェクト186aとして車両730の速度が記号情報である文字によって表示され、第2種オブジェクト186bとして車両730のエンジン回転数が図形パターンであるバーグラフによって表示されている。

0158

図17(a)及び図17(b)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを例示する模式図である。
図17(a)及び図17(b)に表したように、表示装置10の表示動作10sdにおいては、表示動作10scに関して説明した第1種オブジェクト186a及び第2種オブジェクト186bに加え、車両730の運転状態(例えば、エネルギー消費効率の観点での運転状態)が、複数の円形(球)の図形パターンの色や画像187内における移動速度などによって表示されている。例えば、エネルギー消費効率が良好な運転状態のときは、図形パターンの色が安全色の緑系の色であり、エネルギー消費効率が悪い運転状態のときは、図形パターンの色が危険色の赤形の色とされる。例えば、エネルギー消費効率が良好な運転状態のときは、図形パターンの画像187内における移動速度が低く、エネルギー消費効率が悪い運転状態のときは、図形パターンの画像187内における移動速度が高くされる。

0159

このように、第1種オブジェクト186a、第2種オブジェクト186b及び第3種オブジェクト186cは、互いに異なる性質の情報を含むことができる。互いに異なる性質の情報を含む第1種オブジェクト186a、第2種オブジェクト186b及び第3種オブジェクト186cは、画像187内の互いに異なる領域に配置され、互いに異なる方法で表示される。

0160

図18(a)〜図18(c)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを例示する模式図である。
すなわち、これらの図は、第2表示オブジェクト186の構成を例示している。
図18(a)、図18(b)及び図18(c)に表したように、第2表示オブジェクト186は、既に説明した第1種オブジェクト186a、第2種オブジェクト186b及び第3種オブジェクト186cに加え、第4種オブジェクト186dを有している。なお、本具体例において、第2種オブジェクト186b及び第3種オブジェクト186cが省略され、第1種オブジェクト186a及び第4種オブジェクト186dが用いられても良い。

0161

本具体例では、第1表示オブジェクト185として、図13(c)及び図13(d)に表した形状i14が用いられている。すなわち、上部分オブジェクト185aをγ軸に沿ってみたときの形状は半円であり、下部分オブジェクト185bをβ軸に沿って見たときの形状は円の4分の1の形状である。仮想空間VS内において、第1種オブジェクト186aは、上部分オブジェクト185aの上の中心部分に配置されている。第2種オブジェクト186bは、第1種オブジェクト186aの上の手前側に配置される。第3種オブジェクト186cは、上部分オブジェクト185aの周囲をα−β平面内で取り囲む環状の領域に配置されている。そして、第4種オブジェクト186dは、例えば、下部分オブジェクト185bの観視者100の側の側面に配置される。

0162

図19(a)及び図19(b)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを例示する模式図である。
図19(a)及び図19(b)に表したように、表示装置10の表示動作10seにおいては、表示動作10sdに関して説明した第1種オブジェクト186a(車速を表示)、第2種オブジェクト186b(エンジン回転数を表示)、第3種オブジェクト186c(例えば、車両730のエネルギー消費効率の観点での運転状態を表示)に加え、第4種オブジェクト186dとして、例えば、車両730の変速機の動作状態が記号情報によって表示されている。

0163

このように、第1種オブジェクト186aと第2種オブジェクト186bとが、第1表示オブジェクト185を基準として配置されることで、第1種オブジェクト186a及び第2種オブジェクト186bの表示位置が相対的に固定されるので、観視者100は第1種オブジェクト186a及び第2種オブジェクト186bを認識し易くなる。さらに、第3種オブジェクト186aを設ける場合において、第3種オブジェクト186cが第1表示オブジェクト185を基準として配置されることで、第3種オブジェクト186cの表示位置が相対的に固定されるので、観視者100は第3種オブジェクト186cを認識し易くなる。さらに、第4種オブジェクト186dを設ける場合において、第4種オブジェクト186dが第1表示オブジェクト185を基準として配置されることで、第4種オブジェクト186dの表示位置が相対的に固定されるので、観視者100は第4種オブジェクト186dを認識し易くなる。

0164

図20(a)〜図20(d)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを示す模式図である。
図20(a)に表したように、表示動作10sfにおいては、仮想空間VSにおいて、第1表示オブジェクト185の上面(上部分オブジェクト185aの上面)は水平(α−β平面に対して平行)であり、第1種オブジェクト186aの表示面は、第1表示オブジェクト185の上面に対して傾斜している。

0165

図20(b)に表したように、表示動作10sgにおいては、仮想空間VSにおいて、第1表示オブジェクト185の上面(上部分オブジェクト185aの上面)は水平面(α−β平面)から傾斜しており、第1種オブジェクト186aの表示面は、水平面に対して傾斜している。すなわち、第1種オブジェクト186aの表示面は、第1表示オブジェクト185の上面に対して傾斜している。

0166

図20(c)に表したように、表示動作10shにおいては、仮想空間VSにおいて、第1表示オブジェクト185の上面(上部分オブジェクト185aの上面)は水平面(α−β平面)から傾斜しており、第1種オブジェクト186aの表示面は、第1表示オブジェクト185の上面と平行である。

0167

このように、仮想空間VSにおいて、第2表示オブジェクト186に含まれる要素(例えば、第1種オブジェクト186a、第2種オブジェクト186b及び第3種オブジェクト186cなど)の少なくともいずれか表示面は、第1表示オブジェクト185の上面(上部分オブジェクト185aの上面)に対して垂直でも良く、平行でも良く、傾斜していても良い。

0168

仮想空間VSにおいて、第1表示オブジェクト185の上面(上部分オブジェクト185aの上面)は、α−β平面に対して平行でも良く、傾斜していても良い。

0169

さらに、第1表示オブジェクト185の上面(上部分オブジェクト185aの上面)の仮想空間VS内における角度は、例えば、車両730の外界に関する情報(例えば車両730が走行している道の傾斜などを含む)、車両730に関する情報(例えば車両730のロール角、ピッチ角及びヨー角などを含む)、及び、観視者100の状態に関する情報(例えば、観視者100の目101の位置など)の少なくともいずれかに基づいて変化させることができる。例えば、道の勾配の変化や車両730の姿勢の変化に対応させて、第1表示オブジェクト185の上面の角度を変化させることで違和感をより小さくすることができる。このように、画像データ生成部130は、第1表示オブジェクト185を、車両730の外界に関する情報、車両730に関する情報、及び、観視者100に関する情報の少なくともいずれかに基づいて変更することができる。

0170

図20(d)に表したように、表示動作10siにおいては、第1表示オブジェクト185として、球を水平面と垂直面とで切断した立体形状(球の4分の3の形状)が用いられている。この立体形状の水平面の切断面と垂直面の切断面とが、上部分オブジェクト185aに対応し、球の外側の面が下部分オブジェクト185bに対応する。この例では、第1種オブジェクト186aは、球の垂直面の切断面に沿って配置されている。第2種オブジェクト186bは、球の水平面の切断面に沿って配置されている。第3種オブジェクト186cは、水平面に沿って球の周囲に配置されている。このように、第1表示オブジェクト185の形状は種々の変形が可能である。

0171

図21(a)及び図21(b)は、第1の実施形態に係る表示装置に用いられる表示オブジェクトを例示する模式図である。
本実施形態に係る表示装置11の構成は、表示装置10と同様とすることができるので説明を省略する。
図21(a)及び図21(b)に表したように、表示装置11においては、第1表示オブジェクト195は、下部分オブジェクト185bを含む。第1表示オブジェクト195には上部分オブジェクト185aが設けられていない。この場合も、下部分オブジェクト185bは、画像187内に配置される下部分と、画像187内において下部分よりも上側で下部分よりも右側に配置される右上部分と、画像187内において下部分よりも上側で下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有する。

0172

第1法線方向185bn1に沿った下部分185b1の長さは、第2法線方向185bn2に沿った右上部分185b2の長さ及び第3法線方向185bn3に沿った左上部分185b3の長さよりも長い。

0173

そして、画像187内における上下方向に沿った下部分の長さは、上下方向に沿った右上部分の長さ及び上下方向に沿った左上部分の長さよりも長い。
このように、下部分オブジェクト185bが設けられることにより、第1表示オブジェクト185は、観視者100に奥行き感と高さ方向の厚みとを感じさせることができる。

0174

図21(a)及び図21(b)においては、第2表示オブジェクト186として車速が表示されているが、第2表示オブジェクト186としては、車速以外の情報を表示しても良い。例えば、第2表示オブジェクト186として、ウインカスピードリミット、走行可能距離、ハイビーム照明の状態)、シフト(変速機の状態)、燃料(または電池)の残量アラートパーキングブレーキアラート、タイヤ圧アラート、ドアアラート、エネルギー消費効率表示(エコ表示)、ナビゲーション表示、単位及び外気温などの任意の情報(車両情報)を表示することができる。

0175

なお、本具体例において、第1表示オブジェクト195によって車両情報を表示しても良い。例えば、ウインカを表示する場合に、第1表示オブジェクト195の表示状態を変化させる。例えば、右方向のウインカを表示する場合には、第1表示オブジェクト195の右側部分が表示される(点滅を含む)。または、第1表示オブジェクト195のうちの一部が、左側部分から中央部分を経て右側部分に向けて移動するように表示される。このように、第1表示オブジェクト195は、車両情報を含むことができる。第1表示オブジェクト195は、第2表示オブジェクト186の表示のための基準の位置となると同時に、車両情報を立体的な形状によってより観視者100に立体的に分かり易く表示することができる。

0176

以下、本実施形態に係る表示装置10の表示部540(映像投影部115)の構成の例について説明する。
図2に例示した表示部540(映像投影部115)の構成は、表示装置10の具体例の1つである。図2に表したように、映像投影部115は、映像光形成部110と、光束投影部120と、を有する。

0177

映像光形成部110は、例えば、光源111と、映像形成部117と、を有する。

0178

光源111は、光束112の基となる光を出射する。光源111には、LED(Light Emitting Diode)や高圧水銀ランプハロゲンランプレーザなど各種のものを用いることができる。光源111にLEDを用いることで、消費電力を低減でき、また装置を軽量化でき、小型化できる。

0179

映像形成部117には、例えば、液晶表示装置(LCD)などの光スイッチを用いることができる。そして、映像形成部117には、画像データ生成部130から画像データが供給され、映像形成部117は、その画像データに基づいて、表示映像330を含む光束112を生成する。

0180

本具体例では、映像光形成部110は、光源111と映像形成部117との間に設けられたテーパライトガイド116をさらに有している。光源111から出射された光は、テーパライトガイド116において発散角がある程度の範囲に制御される。そして、その光は、映像形成部117を経ることで、表示映像330を含む光束112となり、この光束112の発散角はある程度の範囲に制御される。

0181

光束投影部120は、映像光形成部110から出射した光束112を車両730のフロントガラス部710で反射させて、観視者100に向けて投影する。光束投影部120には、例えば、各種のレンズミラー、及び、発散角(拡散角)を制御する各種の光学素子が用いられる。
本具体例では、光束投影部120は、光源側レンズ123と、アパーチャ124と、出射側レンズ125と、出射側ミラー126と、を含む。

0182

光束112の進行方向に沿って、映像光形成部110と出射側ミラー126との間に光源側レンズ123が配置され、光源側レンズ123と出射側ミラー126との間にアパーチャ124が配置され、アパーチャ124と出射側ミラー126との間に出射側レンズ125が配置される。

0183

本具体例では、出射側ミラー126は、凹面状であり、これにより、光束112に含まれる表示映像330の像を拡大して観視者100に投影できる。そして、出射側ミラー126は可動式とすることができ、例えば、観視者100の頭部105の位置や動きに合わせて、手動で、または、自動で、出射側ミラー126の位置や角度を調節し、光束112を観視者100の片方の目101に適切に投影させることができる。

0184

この構成により、光束112の発散角が制御され、観視者100の位置において、光束112の投影領域114は一定の範囲に制御される。

0185

観視者100の両目(瞳)の間隔は、例えば、60ミリメートル(mm)〜75mmであるので、片方の目101で映像を観視させる場合には、観視者100の位置における光束112の投影領域114の大きさ(左右方向の幅)は、例えば、60mm〜75mm程度以下に設定される。この投影領域114の大きさは、主に光束投影部120に含まれる光学素子によって制御される。

0186

なお、観視者100の位置における光束112の投影位置114aは、例えば、映像投影部115の設置位置や角度を変えることで制御することができる。例えば、映像光形成部110の設置位置、映像光形成部110の角度、光束投影部120の設置位置、及び光束投影部120の角度の少なくともいずれかを変えることで、投影位置114aが制御できる。

0187

映像光形成部110及び光束投影部120のそれぞれの構成は、種々の変形が可能である。映像光形成部110に含まれる要素と、光束投影部120に含まれる要素と、の配置は任意であり、例えば、光束投影部120に含まれる要素どうしの間に、映像光形成部110(及びそれに含まれる要素)が挿入されていても良い。
映像投影部115は、上記の具体例の他に、各種の変形が可能である。

0188

実施形態に係る表示装置10に用いられる映像投影部115の構成は任意である。そして、上記においては、光束112が、観視者100の片方の目101に入射されることで、両眼視差による見難さが解消され、また、観視者100が知覚する奥行き感が増強されるため、本実施形態に係る上記の効果をより発揮できる。

0189

なお、実施形態に係る表示装置10において、映像形成部117としては、LCDの他に、DMD(Digital Micromirror Device)、及び、MEMS(Micro-electro-mechanical System)等の各種光スイッチを用いることができる。また、映像光形成部110には、レーザプロジェクタやLEDプロジェクタなどを用いることもでき、その場合は、レーザビームやLEDからの光により映像を形成する。

0190

(第2の実施の形態)
第2の実施形態に係る画像データ生成装置530(画像データ生成部130)は、例えば車両730などの移動体用の表示装置に用いられる画像データ生成装置である。

0191

本実施形態に係る画像データ生成装置530は、移動体(車両730)に搭乗する観視者100に移動体(車両730)の外の外界の実景340に重畳させて提示される表示映像330の画像データを生成する。

0192

図22は、第2の実施形態に係る画像データ生成装置の動作を例示するフローチャート図である。
図22に表したように、画像データ生成装置530は、画像187内に配置される下部分と、画像187内において下部分よりも上側で下部分よりも右側に配置される右上部分と、画像187内において下部分よりも上側で下部分よりも左側に配置される左上部分と、を有し、画像187内における上下方向に沿った下部分の長さが、上下方向に沿った右上部分の長さ及び上下方向に沿った左上部分の長さよりも長い下部分オブジェクト185bを含む第1表示オブジェクト185を生成する。例えば、画像データ生成装置530は、画像187内に配置される上部分オブジェクト185aと、画像187内で上部分オブジェクト185aよりも下側に配置され上部分オブジェクト185aと区画された下部分オブジェクト185bと、を有する第1表示オブジェクト185を生成する(ステップS110)。

0193

画像データ生成装置530は、第1表示オブジェクト185の画像187内における表示位置を基準として画像187内に配置され、移動体(車両730)に関する情報(移動体情報、車両情報)を含む第2表示オブジェクト186を生成する(ステップS120)。例えば、第2表示オブジェクト186は、画像187内において第1表示オブジェクト185よりも上側の部分を有する。

0194

画像データ生成装置530は、第1表示オブジェクト185と第2表示オブジェクト186とに基づいて画像データを生成する(ステップS130)。
これにより、違和感が低減された表示が可能な移動体用の表示装置に用いられる画像データが生成できる。

0195

なお、上記のステップS110に含まれる処理の少なくとも一部、ステップS120に含まれる処理の少なくとも一部、及び、ステップS130に含まれる少なくとも一部は、技術的に可能な範囲で同時に実施されることができる。また、上記のステップS110に含まれる処理の少なくとも一部、ステップS120に含まれる処理の少なくとも一部、及び、ステップS130に含まれる少なくとも一部の順序は、技術的に可能な範囲で入れ替えが可能である。上記のステップは、繰り返して実施されることができる。

0196

画像データ生成装置530には、例えば、半導体集積回路などを含む電子回路が用いられる。画像データ生成装置530には、例えば、演算処理半導体チップが用いられる。画像データ生成装置530は、データを格納するメモリを含むことができる。画像データ生成装置530は、複数の半導体チップを含むプリント基板を含むことができる。

0197

以下、画像データ生成装置530の構成及び動作の例について説明する。
図23は、第2の実施形態に係る画像データ生成装置の構成を例示する模式図である。図23に表したように、本実施形態に係る画像データ生成装置530は、第1表示オブジェクト生成部P01と、第2表示オブジェクト生成部P03と、提示情報取得部P02と、画像データ生成部P04と、画像データ出力部P05と、を備える。

0198

第1表示オブジェクト生成部P01、第2表示オブジェクト生成部P03、提示情報取得部P02、画像データ生成部P04及び画像データ出力部P05は、画像データ生成装置530で実施される処理に対応するものであり、画像データ生成装置530内の同じ部分が、複数の処理を実施しても良く、また、画像データ生成装置530内の異なる部分が、複数の処理のいずれかを実施しても良い。

0199

第1表示オブジェクト生成部P01は、情報を提示するための基準となる第1表示オブジェクト185を生成する。
提示情報取得部P02は、提示対象となる情報を取得する。提示対称となる情報は、車両情報を少なくとも含むことができる。

0200

第2表示オブジェクト生成部P03は、第1表示オブジェクト生成部P01で生成された第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを含む条件に基づいて、提示情報取得部P02で取得された情報をオブジェクト化し、第2表示オブジェクト186を生成する。

0201

画像データ生成部P04は、第1表示オブジェクト生成部P01で生成された第1表示オブジェクト185の画像187内の位置を基準にして、第2表示オブジェクト生成部P03で生成され第2表示オブジェクト186を画像187内に配置し、第1表示オブジェクト185と第2表示オブジェクト186とを合成することによって画像データを生成する。
画像データ出力部P05は、画像データ生成部P04で生成した画像データを出力する。

0202

第1表示オブジェクト生成部P01においては、例えば、半球状のオブジェクトが利用され、球の断面が上側に向くような方向にそのオブジェクトが配置され、第1表示オブジェクト185が生成される。第1表示オブジェクト185の大きさは、例えば、情報提示媒体(例えば、映像形成部117、及び、例えば車両730のフロントガラスに設けられる反射体711などのフロントガラス部710の少なくともいずれかを含む)の大きさと、提示する情報の大きさと、を考慮して調整される。

0203

既に説明したように、第1表示オブジェクト生成部P01で生成される第1表示オブジェクト185は、半球状のオブジェクトには限らない。円柱、円錐、円錐台、楕円柱、楕円錐、楕円錐台、多角柱、多角錐及び多角錐台などのオブジェクトを第1表示オブジェクト185の形状として採用することができる。

0204

第1表示オブジェクト185は、例えば、既に説明した調和指数Etを考慮して定められる。調和指数Etは、遠近感調和指数Epと、角度調和指数Eaと、の要素を含む。

0205

上記においては、角度調和指数Eaが俯角に関する角度である場合について説明したが、角度調和指数Eaにおける角度は、俯角以外の任意の方向に関する角度としても良い。

0206

例えば、角度調和指数Eaは、第1表示オブジェクト185のロール角のずれに対するロバスト性を示すパラメータとすることができる。また、角度調和指数Eaは、第1表示オブジェクト185のピッチ角のずれに対するロバスト性を示すパラメータとすることもできる。また、角度調和指数Eaは、第1表示オブジェクト185のヨー角のずれに対するロバスト性を示すパラメータとすることもできる。これらのそれぞれの回転に関しての角度調和指数をパラメータとして用いる場合には、既に説明した角度調和指数Eaに関する第3式において、それぞれの回転に関する独立した項が導入される。

0207

例えば、外界の実景に対する第1表示オブジェクト185のサイズの調和指数を設けることができる。例えば、ユーザ(観視者100)の視点位置に対する第1表示オブジェクト185の角度の調和指数を設けることができる。
これらの種々の特性に関する調和指数を独立項として、調和指数Etの算出に反映させることができる。

0208

また、調和指数Etの特性を維持した上で、第1表示オブジェクト185の形状の変形を行っても良い。

0209

さらに、第2表示オブジェクト186の種類、数及び大きさの少なくともいずれかを含む条件に基づいて、第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを変化させても良い。これにより、提示情報の内容に応じて、より適切な第1表示オブジェクト185を生成することができる。

0210

第1表示オブジェクト生成部P01は、調和指数Etを含むパラメータに応じて第1表示オブジェクト185となる画像を予め設定しておき、設定された形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを含む条件に従ってその画像を変形することにより、第1表示オブジェクト185を生成することができる。

0211

提示情報取得部P02は、提示対象となる情報を取得する。
例えば、提示情報取得部P02は、例えば、図2に関して説明した情報入手部520から、観視者100に提示する情報を取得する。

0212

提示情報取得部P02によって取得される情報は、例えば、車両730の、車速、平均速度、エンジン回転数、モータ回転数、エネルギー消費効率、方向指示器の動作状態(例えばウインカのオンまたはオフなど)、照明の状態(例えばハイビームのオンまたはオフなど)、各種警告、変速機の状態(例えばシフトのアップダウンなど)、瞬間燃費平均燃費燃料残量(例えばガソリン残量)、電池残量、走行可能距離、連続運転時間、連続走行距離道案内及び進行方向の方位の少なくともいずれかを含む。

0213

また、提示情報取得部P02は、提示される情報の種類を示すための属性情報が付与された状態で提示される情報を取得することもできる。属性情報は、提示情報の表示形式(提示情報をどのような第2表示オブジェクト186として提示するか)に関する情報を含む。属性情報は、提示情報の提示組み合わせ(提示情報のうちで一緒に提示する組み合わせ)に関する情報を含む。

0214

提示情報の表示形式は、例えば、数字、文字及び3次元オブジェクト等により情報の正確な意味を提示するオブジェクト(例えば第1種オブジェクト186a)、メータ及びインジケータ等により量的な情報を提示するオブジェクト(例えば第2種オブジェクト186b)、並びに、3次元オブジェクト等の形状、色及び動きにより情報を観視者100の感覚に作用させて提示するオブジェクト(例えば第3種オブジェクト186c)を含む。例えば、属性情報は、提示情報を、第1種オブジェクト186a、第2種オブジェクト186b、第3種オブジェクト186c及び第4種オブジェクト186dのいずれのオブジェクトとして表示するかを選ぶための情報が含まれる。

0215

提示情報の提示組み合わせに関する情報としては、例えば、車速とエンジン回転数と省エネルギー表示とを同時に表示すること、平均燃費と平均速度とを同時に表示すること、連続運転時間と連続走行距離とを同時に表示すること、及び、各警告灯の表示を全て同時に表示することなどに関する情報が含まれる。
提示情報、及び、提示情報に付与された属性情報を取得することにより、どのような情報をどのように提示すべきかが定めされる。

0216

例えば、車速を数字オブジェクトとして提示する場合には、第2表示オブジェクト生成部P03は、車速の数値データに対応する数字オブジェクトを生成する。例えば、エンジン回転数をインジケータとして提示する場合には、第2表示オブジェクト生成部P03は、エンジン回転数の数値データに対応するインジケータ状のオブジェクトを生成する。例えば、燃料残量を3次元オブジェクト及びインジケータとして提示する場合には、第2表示オブジェクト生成部P03は、燃料残量を示していることが一瞥できるような3次元オブジェクトと、燃料残量の数値データに合わせたインジケータ状のオブジェクトと、を生成する。例えば、省エネルギー表示を、観視者100の感覚に作用するオブジェクトとして提示する場合には、第2表示オブジェクト生成部P03は、小球などの3次元オブジェクトの形状、色及び動きの少なくともいずれかを変化させることにより運転のエネルギー消費効率を示すオブジェクトを生成する。

0217

このような第2表示オブジェクト186の生成は、予め定められた方法で行っても良く、または、提示情報取得部P02で取得した提示情報の属性情報に基づいた方法で行っても良い。

0218

提示情報の属性に応じてより適切な第2表示オブジェクト186を生成することで、違和感がより低減された情報の提示が可能になる。

0219

第2表示オブジェクト生成部P03においては、第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれか含む条件に基づいて、第2表示オブジェクト186の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれか含む条件を変化させることができる。例えば、第1表示オブジェクト185が半球状のオブジェクトであり、第2表示オブジェクト186として、球の断面上にインジケータを提示する場合には、第1表示オブジェクト185の大きさに合わせて、インジケータの大きさが調整された第2表示オブジェクト186が生成される。第1表示オブジェクト185の断面の形状が楕円形であれば、その形状に合わせてインジケータの形状が調整されて第2表示オブジェクト186が生成される。第2表示オブジェクト186が、例えば第3種オブジェクト186cとして例示したような小球のオブジェクトである場合には、第1表示オブジェクト185の形状及び大きさに応じて、小球の数、大きさ、及び、動きの軌道が調整される。

0220

第2表示オブジェクト186の色が第1表示オブジェクト185の色と同系である場合には第2表示オブジェクト186が目立たないことがある。第2表示オブジェクト186の色は、第1表示オブジェクト185の色に基づいて調整される。

0221

第2表示オブジェクト生成部P03では、提示情報取得部P02で取得した提示情報をオブジェクト化し、提示できる状態にする。

0222

画像データ生成部P04は、例えば、第2表示オブジェクト186の種類毎に、第2表示オブジェクト186に含まれる要素の配置領域を指定する。例えば、画像データ生成部P04は、既に説明した第1種オブジェクト186aの領域、第2種オブジェクト186bの領域、第3種オブジェクト186cの領域、及び、第4種オブジェクト186dの領域を指定する。

0223

例えば、第1表示オブジェクト185が半球状のオブジェクトである場合には、仮想空間VS内において、第1種オブジェクト186aの領域は、例えば、球の断面部分となる半球の上部とされる。第1種オブジェクト186aの領域には、例えば、数字、文字及び3次元オブジェクト等により情報の正確な意味に対応したオブジェクトが提示される。仮想空間VS内において、第2種オブジェクト186bの領域は、例えば、球の断面部分の周囲の領域とされる。第2種オブジェクト186bの領域には、例えば、円環状のメータ及びインジケータ等により量的な情報に対応したオブジェクトが提示される。仮想空間VS内において、第3種オブジェクト186cの領域は、例えば、半球の周囲部分とされる。第3種オブジェクト186cの領域には、例えば、3次元オブジェクト等の形状、色及び動きにより観視者100の感覚に作用するオブジェクトが提示される。仮想空間VS内において、第4種オブジェクト186dの領域は、例えば、球の断面部分の観視者100の側の側面の領域である。第4種オブジェクト186dの領域には、例えば、任意の情報が提示される。

0224

第1種オブジェクト186a、第2種オブジェクト186b及び第3種オブジェクト186cのそれぞれで提示する情報は任意であり、提示パターン(例えば動作モード)によって変更可能である。

0225

例えば、第1の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは車両730の速度を表し、第2種オブジェクト186bは車両730のエンジン回転数を表し、第3種オブジェクト186cは、車両730の運転状態(例えば、エネルギー消費効率の観点での運転状態)を表す。

0226

例えば、第2の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは車両730の方向指示器の動作状態を表し、第2種オブジェクト186bは車両730のエンジン回転数を表し、第3種オブジェクト186cは、車両730の運転状態(例えば、エネルギー消費効率の観点での運転状態)を表す。

0227

例えば、第3の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは車両730の速度を表し、第2種オブジェクト186bは車両730のエンジン回転数及び照明の動作状態(ハイビームかロービームかなど)を表し、第3種オブジェクト186cは、車両730の運転状態(例えば、エネルギー消費効率の観点での運転状態)を表す。

0228

例えば、第4の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは車両730の速度及び警告を表し、第2種オブジェクト186bは車両730のエンジン回転数を表し、第3種オブジェクト186cは、車両730の運転状態(例えば、エネルギー消費効率の観点での運転状態)を表す。

0229

例えば、第5の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは車両730の変速機の動作状態(例えばシフトアップまたはシフトダウンなどを含む)を表し、第2種オブジェクト186bは車両730のエンジン回転数を表し、第3種オブジェクト186cは、車両730の運転状態(例えば、エネルギー消費効率の観点での運転状態)を表す。

0230

例えば、第6の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは車両730の走行可能距離を表し、第2種オブジェクト186bは車両730の走行可能距離インジケータを表し、第3種オブジェクト186cは、車両730の多段階アラームを表す。

0231

例えば、第7の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは車両730の室内温度を表し、第2種オブジェクト186bは車両730の室内温度インジケータを表し、第3種オブジェクト186cは、車両730の温度の多段階表現を表す。

0232

例えば、第8の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは車両730の平均燃費及び平均車速を表し、第3種オブジェクト186cは、車両730の運転状態(例えば、エネルギー消費効率の観点での運転状態)を表す。なお、この場合には、第2種オブジェクト186bは使用されない。

0233

例えば、第9の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは車両730の連続走行時間及び連続走行距離を表し、第3種オブジェクト186cは、車両730の走行量の多段階表現を表す。なお、この場合には、第2種オブジェクト186bは使用されない。

0234

例えば、第10の提示パターンでは、第1種オブジェクト186aは、車両730の操作に関する種々の表示(自動車アイコン)を表し、第2種オブジェクト186bは、車両730の各種警告灯を表す。なお、この場合には、第3種オブジェクト186cは使用されない。

0235

例えば、第11の提示パターンでは、第2種オブジェクト186bは時計を表す。この場合には、第1種オブジェクト186a及び第3種オブジェクト186cは使用されない。

0236

例えば、第12の提示パターンでは、第2種オブジェクト186bは方位磁針を表す。この場合には、第1種オブジェクト186a及び第3種オブジェクト186cは使用されない。

0237

第1種オブジェクト186aには、数字、文字及び3次元オブジェクトのそれぞれを単独で用いるだけでなく、複数のオブジェクトの組み合わせを用いることができる。例えば、上記の第7の提示パターンにおいては、第1種オブジェクト186aとして、室内温度を示す数字オブジェクトと、室内温度を示すことが一瞥できるような3次元オブジェクトと、を一緒に提示することができる。

0238

第2種オブジェクト186bは、メータ及びインジケータの他に、他のオブジェクトを含むことができる。例えば、既に説明した第3の提示パターンにおいては、第2種オブジェクト186bとして、エンジン回転数をインジケータによって表示すると共に、ハイビームのONまたはOFFの状態に従って、球の断面の円周上を光らせるような効果を有するオブジェクトを提示することができる。なお、このとき、光らせたオブジェクトは、例えば第2表示オブジェクト生成部P03で生成される。また、既に説明した第10の提示パターンにおいては、各種警告灯を円環状に配置し、それらの警告灯を回転させるようなアニメーション表示を行うことができる。

0239

第3種オブジェクト186cは、例えば、省エネルギー表示(エネルギー消費効率に関する表示)を観視者100の感覚に作用する方法で表示する。第3種オブジェクト186cは、さらに、種々の表示を行っても良い。例えば、既に説明した第6の提示パターンでは、第3種オブジェクト186cは、走行可能距離の長さに応じた多段階のアラームを含むことができる。例えば、既に説明した第7の提示パターンでは、第3種オブジェクト186cは、温度に関する多段階表現を含むことができる。これらの場合において、第3種オブジェクト186cは、情報を観視者100の感覚に作用する方法で表示することができる。

0240

画像データ生成部P04は、第1表示オブジェクト生成部P01で生成した第1表示オブジェクト185と、第2表示オブジェクト生成部P03で生成した第2表示オブジェクト186と、を合成することによって提示する画像データを生成する。

0241

画像データ出力部P05は、画像データ生成部P04によって生成された画像データを、例えば、単位時間毎のデータとして出力する。例えば、30fps(frames per second)のフレームレートで情報を提示する場合は、画像データ出力部P05は、1/30秒毎に画像データを出力する。なお、画像データ生成部P04で生成されたアニメーションに基づいて、画像データはスムーズに変化させながら再生されることができる。また、システム全体の制御により、画像データ出力部P05におけるデータの出力状態非出力状態とを切り替えることもできる。

0242

画像データ生成装置530によれば、違和感が低減された表示が可能な移動体用の表示装置用の画像データが生成できる。例えば、表示映像330と外界の実景340とのずれをユーザが感じ難い違和感の少ない情報提示を実現することができる。

0243

図24(a)及び図24(b)は、第2の実施形態に係る画像データ生成装置の動作を例示するフローチャート図である。
図24(a)に表したように、第1表示オブジェクトを生成する(ステップS01)。この処理は、例えば第1表示オブジェクト生成部P01において実行される。情報を提示するための基準となる第1表示オブジェクト185が生成される。

0244

提示情報を取得する(ステップS02)。この処理は、例えば提示情報取得部P02において実行される。提示対象となる情報が取得される。

0245

第2表示オブジェクト186を生成する(ステップS03)。この処理は、例えば第2表示オブジェクト生成部P03において実行される。第1表示オブジェクト生成部P01で生成された第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを含む条件に基づいて、提示情報取得部P02で取得された提示情報がオブジェクト化され、第2表示オブジェクト186が生成される。

0246

画像データを生成する(ステップS04)。この処理は、例えば画像データ生成部P04において実行される。第1表示オブジェクト生成部P01で生成された第1表示オブジェクト185に対して、第2表示オブジェクト生成部P03で生成された第2表示オブジェクト186が配置され、第1表示オブジェクト185と第2表示オブジェクト186とが合成されることによって画像データが生成される。

0247

画像データを出力する(ステップS05)。この処理は、例えば画像データ出力部P05において実行される。画像データ生成部P04で生成された画像データが出力される。

0248

このような処理を行うことによって、画像データと外界の実景とのずれをユーザが感じ難い違和感の少ない情報提示を実現することができる。

0249

なお、上記のステップS01〜ステップS05は、技術的に可能な範囲で同時に実施されることができる。上記のステップS01〜ステップS05の順序は、技術的に可能な範囲で入れ替えることができる。上記のステップは、繰り返して実施されることができる。

0250

例えば、図24(b)に表したように、提示情報を取得し(ステップS02a)、第2表示オブジェクト186を生成(ステップS03a)した後に、第1表示オブジェクトを生成(ステップS01a)し、画像データを生成(ステップS04a)し、画像データを出力(ステップS05a)しても良い。

0251

本実施形態に係る画像データ生成装置530においては、例えば、情報を提示するための基準となる第1表示オブジェクト185として、ユーザ、車両730及び外界の少なくともいずれかの状態の変化に対してロバストな第1表示オブジェクト185を設け、その第1表示オブジェクト185の位置に基づいて配置される第2表示オブジェクト186を用いて情報を提示する。

0252

例えば、第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかは、第1表示オブジェクト185と外界の実景340との遠近感及び角度の少なくともいずれかに関する調和指数Etに基づいて定められる。第1表示オブジェクト185としては、例えば、半球状のオブジェクトであって、断面が上側に向くような方向に配置されるオブジェクトが採用される。

0253

提示情報をオブジェクト化した第2表示オブジェクト186が、第1表示オブジェクト185に対する相対位置によって配置されて、第2表示オブジェクト186が提示される。例えば、第1表示オブジェクト185が半球状である場合には、第2表示オブジェクト186として、半球の上部に定量的な情報が提示され、半球の周囲部分に定性的な情報が提示される。第2表示オブジェクト186は、領域毎に情報の種類が識別し易いように、例えば、複数の種類のオブジェクトを含むことができる。

0254

図25は、第2の実施形態に係る別の画像データ生成装置の構成を例示する模式図である。
図25に表したように、本実施形態に係る画像データ生成装置531は、既に説明した第1表示オブジェクト生成部P01、第2表示オブジェクト生成部P03、提示情報取得部P02、画像データ生成部P04及び画像データ出力部P05に加え、第1表示オブジェクト生成条件取得部P06と、第2表示オブジェクト生成条件取得部P07と、をさらに備える。

0255

第1表示オブジェクト生成部P01、第2表示オブジェクト生成部P03、提示情報取得部P02、画像データ生成部P04、画像データ出力部P05、第1表示オブジェクト生成条件取得部P06及び第2表示オブジェクト生成条件取得部P07は、画像データ生成装置531で実施される処理に対応するものであり、画像データ生成装置531内の同じ部分が、複数の処理を実施しても良く、また、画像データ生成装置531内の異なる部分が、複数の処理のいずれかを実施しても良い。

0256

第1表示オブジェクト生成条件取得部P06は、情報を提示するための基準となる第1表示オブジェクト185を生成する条件を取得する。

0257

例えば、ユーザ及びシステム(表示装置10)の少なくともいずれかによって、第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを含む条件、並びに、調和指数Etの条件の少なくともいずれかが指定され、この指定された条件が第1表示オブジェクト生成条件取得部P06によって取得される。

0258

例えば、調和指数Etの条件が指定された場合には、図8及び図9に例示した特性など応じて、指定された調和指数Etから第1表示オブジェクト185の図形の形状を導出し、形状の条件に変換する。
以上のように、第1表示オブジェクト生成条件取得部P06により、第1表示オブジェクト185の生成条件が取得される。

0259

第1表示オブジェクト生成部P01は、第1表示オブジェクト生成条件取得部P06で取得された第1表示オブジェクト185の生成条件に基づいて、情報を提示するための基準となる第1表示オブジェクト185を生成する。

0260

図23図24(a)及び図24(b)に関して説明した画像データ生成装置530においては、第1表示オブジェクト生成部P01は、予め設定された形状、色、大きさ、向きの少なくともいずれかを含む条件に基づいて第1表示オブジェクト185が生成されるのに対して、画像データ生成装置531においては、第1表示オブジェクト生成条件取得部P06で取得した第1表示オブジェクト生成条件に基づいて第1表示オブジェクト185が生成される。

0261

第1表示オブジェクト生成条件取得部P06を設けることで、第1表示オブジェクト生成条件取得部P06で取得した第1表示オブジェクト185の生成条件に基づいて第1表示オブジェクト185が生成可能になり、ユーザやシステムによる第1表示オブジェクト185の変更などを含む第1表示オブジェクト185の動的な制御が可能となる。

0262

第2表示オブジェクト生成条件取得部P07は、提示情報取得部P02で取得された提示情報をオブジェクト化する条件を取得する。

0263

例えばユーザ及びシステムの少なくともいずれかが、提示情報に付与された属性情報に応じて第2表示オブジェクト186を生成すべきか否かを指定する。また、ユーザ及びシステムの少なくともいずれかが、属性情報が付与されていない提示情報に対して、第2表示オブジェクト186の生成条件を指定する。第2表示オブジェクト生成条件取得部P07は、これらの第2表示オブジェクト186を生成するための条件を取得する。

0264

さらに、第2表示オブジェクト生成条件取得部P07は、特定の提示情報に対して特定の第2表示オブジェクト生成条件を指定することもできる。すなわち、提示情報に付属される情報(例えば属性情報)が提示情報に付与されていない場合に、この提示情報に付与されていない情報を、第2表示オブジェクト生成条件取得部P07が外部的に提示情報に付与することも可能である。

0265

第2表示オブジェクト生成部P03は、第1表示オブジェクト生成部P01で生成された第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを含む条件、並びに、第2表示オブジェクト生成条件取得部P07で取得され第2表示オブジェクト生成条件の少なくともいずれかに基づいて、提示情報取得部P02で取得され提示情報をオブジェクト化して、第2表示オブジェクト186を生成する。

0266

画像データ生成装置530においては、第2表示オブジェクト生成部P03は、予め設定された第2表示オブジェクト生成条件、提示情報に付与された属性情報、並びに、第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを含む条件の少なくともいずれかに基づいて第2表示オブジェクト186が生成されるのに対し、画像データ生成装置531においては、第2表示オブジェクト生成部P03は、予め設定された第2表示オブジェクト生成条件、提示情報に付与された属性情報、第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを含む条件、並びに、第2表示オブジェクト生成条件取得部P07で取得され第2表示オブジェクト生成条件の少なくともいずれかに基づいて第2表示オブジェクト186を生成する。

0267

このような第2表示オブジェクト186の生成を行うことによって、ユーザやシステムによる第2表示オブジェクト186の変更を含む第2表示オブジェクト186の動的な制御が可能となる。

0268

図26は、第2の実施形態に係る別の画像データ生成装置の動作を例示するフローチャート図である。
図26に表したように、第1表示オブジェクト生成条件を取得する(ステップS06)。この処理は、例えば、第1表示オブジェクト生成条件取得部P06において実行される。情報を提示するための基準となる第1表示オブジェクト185を生成する条件が取得される。

0269

第1表示オブジェクト185を生成する(ステップS01b)。この処理は、例えば、第1表示オブジェクト生成部P01において実行される。第1表示オブジェクト生成条件取得部P06で取得された第1表示オブジェクト生成条件に基づいて、情報を提示するための基準となる第1表示オブジェクト185が生成される。

0270

提示情報の取得を行う(ステップS02)。
第2表示オブジェクト生成条件を取得する(ステップS07)。この処理は、例えば、第2表示オブジェクト生成条件取得部P07において実行される。提示情報取得部P02で取得された提示情報をオブジェクト化する条件が取得される。

0271

第2表示オブジェクト186を生成する(ステップS03b)。この処理は、例えば、第2表示オブジェクト生成部P03において実行される。第1表示オブジェクト生成部P01で生成された第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを含む条件、並びに、第2表示オブジェクト生成条件取得部P07で取得された第2表示オブジェクト生成条件に基づいて、提示情報取得部P02で取得された提示情報がオブジェクト化され、第2表示オブジェクト186が生成される。

0272

画像データを生成する(ステップS04)。画像データを出力する(ステップS05)。
このような処理を行うことによって、ユーザまたはシステムが、第1表示オブジェクト185及び第2表示オブジェクト186の生成条件をより適切に指定することができ、より違和感のない情報提示を実現することができる。

0273

なお、上記の各ステップは、技術的に可能な範囲で同時に実施されることができる。上記の各ステップの順序は、技術的に可能な範囲で入れ替えることができる。上記のステップは、繰り返して実施されることができる。

0274

図27は、第2の実施形態に係る別の画像データ生成装置の構成を例示する模式図である。
図27に表したように、本実施形態に係る画像データ生成装置532は、既に説明した第1表示オブジェクト生成部P01、第2表示オブジェクト生成部P03、提示情報取得部P02、画像データ生成部P04及び画像データ出力部P05に加え、観視者情報取得部(ユーザ情報取得部P08)、移動体情報取得部(車両情報取得部P09)、外界情報取得部P10、第1表示オブジェクト生成条件算出部P11及び第2表示オブジェクト生成条件算出部P12をさらに備える。

0275

第1表示オブジェクト生成部P01、第2表示オブジェクト生成部P03、提示情報取得部P02、画像データ生成部P04、画像データ出力部P05、ユーザ情報取得部P08、車両情報取得部P09、外界情報取得部P10、第1表示オブジェクト生成条件算出部P11及び第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、画像データ生成装置532で実施される処理に対応するものであり、画像データ生成装置532内の同じ部分が、複数の処理を実施しても良く、また、画像データ生成装置532内の異なる部分が、複数の処理のいずれかを実施しても良い。

0276

ユーザ情報取得部P08は、ユーザの身長座高、視点の位置、視線の方向及び視力の少なくともいずれかを含むユーザに関する情報(ユーザ情報)を取得する。

0277

ユーザ情報取得部P08は、例えば図3に関して説明した情報入手部520からユーザ情報を取得する。ユーザ情報取得部P08は、例えば、予めシステムに組み込まれたユーザ情報を用いてユーザ情報を取得する。ユーザ情報取得部P08は、例えば、ユーザがシステムにユーザ情報を直接入力することで、ユーザ情報を取得する。ユーザ情報取得部P08は、カメラまたセンサなどを用いて検出したデータを基にしてユーザ情報を取得する。

0278

車両情報取得部P09は、車速、平均速度、エンジン回転数、モータ回転数、エネルギー消費効率、方向指示器の動作状態(例えばウインカのオンまたはオフなど)、照明の状態(例えばハイビームのオンまたはオフなど)、各種警告、変速機の状態(例えばシフトのアップ・ダウンなど)、瞬間燃費、平均燃費、燃料残量、電池残量、走行可能距離、連続運転時間、連続走行距離、道案内及び進行方向の方位の少なくともいずれかを含む車両730に関する情報(車両情報)を取得する。

0279

車両情報取得部P09は、例えば情報入手部520から車両情報を取得する。車両情報取得部P09は、例えば車両730に構築される情報通信システムから車両情報を取得する。車両情報取得部P09は、例えば車両情報をリアルタイムに取得する。

0280

外界情報取得部P10は、天気気温、明るさ、前方の道の色及び形状、周囲の車両の有無、自車(車両730)と他の車両との距離の少なくともいずれかを含む車両730の外の外界の情報(外界情報)を取得する。

0281

外界情報取得部P10は、例えば情報入手部520から外界情報を取得する。外界情報取得部P10は、例えば、カメラ及びセンサから得られる情報、GPS(Global Positioning System)情報、地図情報から得られる情報、温度計及び照度計などを含む計測器から得られる情報、並びに、インターネット通信から得られる情報の少なくともいずれかを含む外界情報を取得する。

0282

第1表示オブジェクト生成条件算出部P11は、ユーザ情報取得部P08で取得されたユーザ情報、車両情報取得部P09で取得された車両情報、及び、外界情報取得部P10で取得された外界情報の少なくともいずれかを含む情報に基づいて、情報を提示するための基準となる第1表示オブジェクト185を生成する条件を算出する。

0283

第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、ユーザ情報取得部P08で取得されたユーザ情報、車両情報取得部P09で取得された車両情報、及び、外界情報取得部P10で取得された外界情報の少なくともいずれかを含む情報に基づいて、提示情報取得部P02で取得された提示情報をオブジェクト化する条件を算出する。

0284

第1表示オブジェクト生成部P01は、第1表示オブジェクト生成条件算出部P11で算出された第1表示オブジェクト生成条件に基づいて、情報を提示するための基準となる第1表示オブジェクト185を生成する。
提示情報取得部P02は、提示対象となる情報を取得する。

0285

第2表示オブジェクト生成部P03は、第1表示オブジェクト生成部P01で生成された第1表示オブジェクト185の形状、色、大きさ及び向きの少なくともいずれかを含む条件、並びに、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12で算出された第2表示オブジェクト生成条件に基づいて、提示情報取得部P02で取得された提示情報をオブジェクト化し、第2表示オブジェクト186を生成する。

0286

画像データ生成部P04は、第1表示オブジェクト生成部P01で生成された第1表示オブジェクト185に対して、第2表示オブジェクト生成部P02で生成された第2表示オブジェクト186を配置し、第1表示オブジェクト185と第2表示オブジェクト186とを合成することによって画像データを生成する。

0287

画像データ出力部P05は、画像データ生成部P04で生成された画像データを出力する。

0288

以下、第1表示オブジェクト生成条件算出部P11における処理の例について説明する。
第1表示オブジェクト生成条件算出部P11においては、例えば、ユーザ情報として取得されるユーザの身長、座高及び視点の位置などに基づいて、画像データに基づく表示映像330をユーザが観視するときの、表示映像330と外界の実景340との相対的な角度が推定され算出される。例えば、この角度に基づいて、外界の実景340における水平面(例えば道の表面など)に対して、第1表示オブジェクト185の面(例えば上部分オブジェクト185aで示される上面)が平行に保たれるように第1表示オブジェクト185の向きが制御される。

0289

第1表示オブジェクト生成条件算出部P11においては、例えば、車両情報として取得される車速に基づいて、第1表示オブジェクト185を生成するための適正な調和指数Etを算出する。例えば、車速が速いときには調和指数Etが低く設定され、車速が遅いときには調和指数Etが高く設定され、この設定された調和指数Etを含む条件が第1表示オブジェクト185の生成条件に反映される。例えば、車速が速い場合には、ユーザは画像データに基づく表示映像330を注視することが少ないと推定されるため、表示映像330と外界の実景340との間の差異の違和感は大きな問題にはならない。このため、車速が速い場合には、例えば、第1表示オブジェクト185の映像の違和感を低減させる処理の一部を省略して、第2表示オブジェクト186の表示状態をより適正化する処理を行い、表示映像330の全体の違和感をより少なくすることができる。一方、車速が遅い場合は、ユーザが表示映像330を注視することが多いと推定されるため、より違和感の少ない第1表示オブジェクト185が生成されるように、第1表示オブジェクト生成条件が定められる。

0290

第1表示オブジェクト生成条件算出部P11においては、例えば、取得された外界情報に基づいて、外界の実景340と表示映像330との調和のし易さを反映する第1表示オブジェクト生成条件を算出する。例えば、道が平坦であるときや前方車両がないときなどには、外界の実景340と表示映像330とは調和し易い。一方、道が凸凹であるときや前方車両がある時などには、外界の実景340と表示映像330とは調和し難い。例えば、外界の実景340と表示映像330とが調和し難い場合には、外界の実景340と表示映像330とが調和し易い場合よりも調和指数Etが高くなる第1表示オブジェクト生成条件が算出される。

0291

例えば、道の凹凸に関する振幅及び周波数を含む値、並びに、前方車両までの距離及び周囲の車両の台数を含む値などを含む値と、調和指数Etと、の関係に関する情報(例えば関数でも良い)を格納しておき、格納された情報に基づいて、適切な調和指数Etが算出される。また、道の凸凹が過度に激しい場合、及び、前方車両の存在の変化が激しい場合などにおいては、例えば、調和指数Etの低い第1表示オブジェクト生成条件が算出される。これにより、例えば、第1表示オブジェクト185の映像の違和感を低減させるための処理の一部を省略して、第2表示オブジェクト186の表示状態をより適正化する処理を行うことで、表示映像330の全体の違和感をより少なくすることができる。

0292

なお、実施形態は上記に限らず、第1表示オブジェクト生成条件の算出は、例えば、ユーザ情報のそれぞれ、車両情報のそれぞれ、及び、外界情報のそれぞれを様々な方法で組み合わせて実施されることができる。例えば、ユーザ情報、車両情報及び外界情報の重要度を示す重みに基づいて、第1表示オブジェクト生成条件が算出される。

0293

以下、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12における処理の例について説明する。
第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、例えば、ユーザ情報として取得されるユーザの視線の方向に基づいて、例えば、ユーザの視線が表示映像330の方向を向いる場合と、ユーザの視線が表示映像330の方向を向いていない場合と、で、第2表示オブジェクト生成条件を変化させる。例えば、ユーザの視線が表示映像330の方向を向いていない場合には、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、3次元オブジェクト等の形状、色及び動きにより危険度などの情報を提示するオブジェクト(例えば第3種オブジェクト186c)を多く提示する第2表示オブジェクト生成条件を算出する。一方、ユーザの視線が表示映像330の方向を向いているときは、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、数字、文字及び3次元オブジェクト等により情報の正確な意味を提示するオブジェクト(例えば第1種オブジェクト186a)、及び、メータ及びインジケータ等により量的な情報を提示するオブジェクト(例えば第2種オブジェクト186b)の少なくともいずれかを多く提示する第2表示オブジェクト生成条件を算出する。

0294

第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、例えば、ユーザの視力に基づいて、第2表示オブジェクト生成条件を変化させる。例えば、ユーザの視力が良くないときには、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、例えば第3種オブジェクト186cを多く提示する第2表示オブジェクト生成条件を算出する。一方、ユーザの視力が良いときには、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、例えば第1種オブジェクト186a及び第2種オブジェクト186bの少なくともいずれかを多く提示する第2表示オブジェクト生成条件を算出する。

0295

また、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、例えば、ユーザの年齢層に基づいて、第2表示オブジェクト生成条件を変化させる。例えば、比較的高齢のユーザに対しては、感覚に作用する図形や色などによって情報を提供する第2表示オブジェクト186を生成する条件が算出される。また、比較的高齢のユーザに対しては、サイズの大きなオブジェクトを生成する条件が算出される。比較的若いユーザに対しては、文字及び記号などによって詳細な情報を提供する第2表示オブジェクト186を生成する条件が算出される。また、比較的若いユーザに対しては、サイズの小さなオブジェクトを生成する条件が算出される。

0296

第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、例えば、車両情報として取得される車速に基づいて、第2表示オブジェクト生成条件を変化させる。例えば、車速が速いときは、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、3次元オブジェクト等の形状、色、動きにより危険度などの情報を提示するオブジェクト(例えば第3種オブジェクト186c)を多く提示する第2表示オブジェクト生成条件を算出する。一方、車速が遅いときは、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、数字、文字及び3次元オブジェクト等により情報の正確な意味を提示するオブジェクト(例えば第1種オブジェクト186a)、及び、メータ及びインジケータ等により量的な情報を提示するオブジェクト(例えば第2種オブジェクト186b)の少なくともいずれかを多く提示する第2表示オブジェクト生成条件を算出する。例えば、車速が速い場合は、ユーザが表示映像330を注視することが少ないと推定されるため、感覚に作用する第2表示オブジェクト186が多く用いられる。一方、車速が遅い場合は、ユーザが表示映像330を注視することが多いと推定されるため、詳細な情報を伝えられるような第2表示オブジェクト186が多く用いられる。

0297

第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、例えば、取得された外界情報に基づいて、外界の実景340と表示映像330との調和のし易さを反映する第2表示オブジェクト生成条件を算出する。例えば、道が凸凹であるときや前方車両があるときなどのように、外界の実景340と表示映像330とが調和し難い場合には、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、例えば第3種オブジェクト186cを多く提示する第2表示オブジェクト生成条件を算出する。一方、道が平坦であるときや前方車両がないときなどのように外界の実景340と表示映像330とが調和し易い場合には、第2表示オブジェクト生成条件算出部P12は、例えば第1種オブジェクト186a及び第2種オブジェクト186bの少なくともいずれかを多く提示する第2表示オブジェクト生成条件を算出する。

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