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技術 販売システム及びそのコンピュータプログラム

出願人 トヨタホーム株式会社トヨタ自動車株式会社
発明者 松井志夫
出願日 2010年6月22日 (8年9ヶ月経過) 出願番号 2010-141619
公開日 2012年1月12日 (7年2ヶ月経過) 公開番号 2012-008638
状態 未査定
技術分野 特定用途計算機
主要キーワード 環境負担 建築状況 代表寸法 特定行動 稼働負荷 専門家システム 労働災害 分譲住宅
関連する未来課題
重要な関連分野

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特許:約8,000万件, クラウドファンディング:約100万年件, 科研費・グラントデータ:約500万件, 発明者・研究者情報:約600万人

この項目の情報は公開日時点(2012年1月12日)のものです。
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図面 (8)

課題

潜在顧客販売スタッフマッチングコミュニケーションの円滑化を実現する技術を提供する。

解決手段

本発明は、仮想現実空間を利用して物を販売するための販売システムを提供する。本販売システムは、顧客側コンピュータ販売側コンピュータとにネットワークを介して接続され、仮想現実空間における潜在顧客と販売スタッフとの活動を実現させるサーバシステムを備える。サーバシステムは、顧客アバターと販売アバターとを仮想現実空間内において管理するアバター管理部と、予め告知された所定の場所に来場した顧客アバターであって予め設定された行動を行った者である見込み客を検出し、その見込み客の属性情報に基づいて複数の販売スタッフの中から特定の販売スタッフを選択する販売スタッフ選択部とを有する。

概要

背景

近年、顧客端末販売店内に設置された端末とをネットワークを介して接続して商談を行う遠隔商談技術が提案されている。遠隔商談技術としては、たとえば販売店毎に対応して備えられたバーチャルショールームへの顧客端末のアクセスに応じて販売店の販売者用端末通知する技術も提案されている(特許文献1)。本提案によれば、顧客端末のアクセスから遠隔商談開始までの待ち時間を短縮することができる。さらに、通信販売において、仮想現実空間を利用してデパート商品購入したような視覚的及び聴覚的な満足感を与える技術も提案されている(特許文献2)。

一方、住宅販売においては、三次元仮想空間内の仮想モデルハウスにおいて、その仮想モデルハウス内に顧客自身を置いた状態でその空間を体験者疑似体験させて高い臨場感を体験者に与える技術も提案されている(特許文献3)。さらに、三次元仮想空間内に住宅展示場を実現して販売コストを低減させる技術や住宅の内装の変更を可能とする技術も提案されている(特許文献4、5)。

概要

潜在顧客販売スタッフマッチングコミュニケーションの円滑化を実現する技術を提供する。本発明は、仮想現実空間を利用して物を販売するための販売システムを提供する。本販売システムは、顧客側コンピュータ販売側コンピュータとにネットワークを介して接続され、仮想現実空間における潜在顧客と販売スタッフとの活動を実現させるサーバシステムを備える。サーバシステムは、顧客アバターと販売アバターとを仮想現実空間内において管理するアバター管理部と、予め告知された所定の場所に来場した顧客アバターであって予め設定された行動を行った者である見込み客を検出し、その見込み客の属性情報に基づいて複数の販売スタッフの中から特定の販売スタッフを選択する販売スタッフ選択部とを有する。

目的

本発明は、上述の従来の課題の少なくとも一部を解決するために創作されたものであり、潜在顧客と販売スタッフのマッチングやコミュニケーションの円滑化、現実世界での商談への円滑な移行を実現する技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
3件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

仮想現実空間を利用して物を販売するための販売システムであって、潜在顧客が操作するコンピュータである顧客側コンピュータと、複数の販売スタッフが操作する販売側コンピュータとにネットワークを介して接続され、前記仮想現実空間における前記潜在顧客と前記販売スタッフとの活動を実現させるサーバシステムを備え、前記サーバシステムは、前記顧客側コンピュータによって制御される顧客アバターと、前記販売側コンピュータによって制御される販売アバターとを前記仮想現実空間内において管理するアバター管理部と、前記仮想現実空間の内部において、予め設定された所定の場所に来場した前記顧客アバターを検知するとともに、前記検知された顧客アバターの属性情報を取得する来場者検知部と、前記検知された顧客アバターの中で、物の購入興味を示す行動として予め設定された特定行動をとった顧客アバターを検出し、前記検出された顧客アバターの属性情報に基づいて前記複数の販売スタッフの中から特定の販売スタッフを選択する販売スタッフ選択部と、を有し、前記アバター管理部は、前記選択された特定の販売スタッフの販売アバターを前記仮想現実空間の内部に登場させる販売システム。

請求項2

前記顧客アバターの属性情報は、前記物の取得希望地を表す情報含み、前記販売スタッフの属性情報は、前記販売スタッフの販売エリアを表す情報含み、前記販売スタッフ選択部は、前記取得希望地の住所を含む販売エリアを担当している少なくとも一人の販売スタッフのグループの中から前記販売スタッフの選択を行う請求項1に記載の販売システム。

請求項3

前記サーバシステムは、前記仮想現実空間の内部において前記所定の場所として住宅展示場を形成し、前記アバター管理部は、前記住宅展示場の内部に設置されている呼び出しボタンを表示し、前記呼び出しボタンの操作に応じて前記選択された特定の販売スタッフのアバターを前記住宅展示場の内部に登場させる請求項1又は2に記載の販売システム。

請求項4

前記サーバシステムは、前記販売スタッフの各々に対してリアルタイム通知する通信手段を有し、前記所定の場所に来場した前記顧客アバターの検知に応じて、前記選択された販売スタッフに対して前記通信手段によりリアルタイムで通知する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の販売システム。

請求項5

前記サーバシステムは、前記仮想現実空間の内部において前記所定の場所として複数の住宅を有する住宅展示場を形成し、前記サーバシステムは、前記複数の住宅のいずれかへの訪問に応じて、前記選択された販売スタッフに対してリアルタイムで通知する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の販売システム。

請求項6

前記潜在顧客の属性情報と前記特定の販売スタッフの属性情報の少なくとも一方は、前記潜在顧客と前記販売スタッフとの間の対応履歴を表す情報を含み、前記サーバシステムは、前記対応履歴に基づいて前記特定の販売スタッフを選択する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の販売システム。

請求項7

前記サーバシステムは、前記潜在顧客のうちの他の潜在顧客のアクセス禁止され、前記特定の販売スタッフのアクセスが許可されている情報共有領域を提供する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の販売システム。

請求項8

前記サーバシステムは、さらに、前記顧客アバターが利用する顧客側コンピュータに送信したデータの少なくとも一部を、前記選択された特定の販売スタッフが利用する販売側コンピュータにも送信する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の販売システム。

請求項9

仮想現実空間を利用して物を販売するための販売システムをコンピュータに実現させるコンピュータプログラムであって、仮想現実空間を利用して物を販売するための販売システムであって、潜在顧客が操作するコンピュータである顧客側コンピュータと、複数の販売スタッフが操作する販売側コンピュータとにネットワークを介して接続され、前記仮想現実空間における前記潜在顧客と前記販売スタッフとの活動を前記コンピュータに実現させるプログラムを備え、前記プログラムは、前記顧客側コンピュータによって制御される顧客アバターと、前記販売側コンピュータによって制御される販売アバターとを前記仮想現実空間内において管理するアバター管理機能と、前記仮想現実空間の内部において、予め設定された所定の場所に来場した前記顧客アバターを検知するとともに、前記検知された顧客アバターの属性情報を取得する来場者検知機能と、前記検知された顧客アバターの中で、物の購入に興味を示す行動として予め設定された特定行動をとった顧客アバターを検出し、前記検出された顧客アバターの属性情報に基づいて前記複数の販売スタッフの中から特定の販売スタッフを選択する販売スタッフ選択機能と、を有し、前記アバター管理機能は、前記選択された特定の販売スタッフの販売アバターを前記仮想現実空間の内部に登場させる機能を含むコンピュータプログラム。

技術分野

0001

本発明は、ネットワークを利用した販売システムに関する。

背景技術

0002

近年、顧客端末販売店内に設置された端末とをネットワークを介して接続して商談を行う遠隔商談技術が提案されている。遠隔商談技術としては、たとえば販売店毎に対応して備えられたバーチャルショールームへの顧客端末のアクセスに応じて販売店の販売者用端末通知する技術も提案されている(特許文献1)。本提案によれば、顧客端末のアクセスから遠隔商談開始までの待ち時間を短縮することができる。さらに、通信販売において、仮想現実空間を利用してデパート商品購入したような視覚的及び聴覚的な満足感を与える技術も提案されている(特許文献2)。

0003

一方、住宅販売においては、三次元仮想空間内の仮想モデルハウスにおいて、その仮想モデルハウス内に顧客自身を置いた状態でその空間を体験者疑似体験させて高い臨場感を体験者に与える技術も提案されている(特許文献3)。さらに、三次元仮想空間内に住宅展示場を実現して販売コストを低減させる技術や住宅の内装の変更を可能とする技術も提案されている(特許文献4、5)。

先行技術

0004

特開2004−280628号公報
特開2003−30469号公報
特開2001−283258号公報
特開2002−259754号公報
特開2003−67447号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、従来技術では、潜在顧客販売スタッフマッチングコミュニケーションの円滑化、現実世界での商談への円滑な移行といった観点からは十分な検討が行われていなかった。さらに、このような問題は、住宅等の不動産の販売に限られず、たとえば自動車のような販売スタッフと顧客との間のように密なコミュニケーションが要請される有体物である動産の販売や保険通信サービスといった無体物であるサービスの販売にも存在する問題であった。

0006

本発明は、上述の従来の課題の少なくとも一部を解決するために創作されたものであり、潜在顧客と販売スタッフのマッチングやコミュニケーションの円滑化、現実世界での商談への円滑な移行を実現する技術を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。

0008

手段1.仮想現実空間を利用して物を販売するための販売システムであって、
潜在顧客が操作するコンピュータである顧客側コンピュータと、複数の販売スタッフが操作する販売側コンピュータとにネットワークを介して接続され、前記仮想現実空間における前記潜在顧客と前記販売スタッフとの活動を実現させるサーバシステムを備え、
前記サーバシステムは、
前記顧客側コンピュータによって制御される顧客アバターと、前記販売側コンピュータによって制御される販売アバターとを前記仮想現実空間内において管理するアバター管理部と、
前記仮想現実空間の内部において、予め設定された所定の場所に来場した前記顧客アバターを検知するとともに、前記検知された顧客アバターの属性情報を取得する来場者検知部と、
前記検知された顧客アバターの中で、物の購入に興味を示す行動として予め設定された特定行動をとった顧客アバターを検出し、前記検出された顧客アバターの属性情報に基づいて前記複数の販売スタッフの中から特定の販売スタッフを選択する販売スタッフ選択部と、
を有し、
前記アバター管理部は、前記選択された特定の販売スタッフの販売アバターを前記仮想現実空間の内部に登場させる販売システム。

0009

手段1は、仮想現実空間において、顧客アバターと販売アバターとを利用して物を販売するための販売システムである。アバターは、仮想現実空間において自分の分身となるキャラクターであって、歩行視野会話といった点で現実に近い活動を行うことができる。アバター同士は、双方が共通の空間に存在するので、特に視覚情報共有することによって円滑なコミュニケーションを実現することができる。予め設定された所定の場所は、たとえば日時まで指定されたイベント会場であっても良いし、いつでも来場可能な仮想空間内の住宅展示場(あるいはその中の住宅)や自動車のショールームであっても良い。

0010

さらに、顧客アバターの属性情報に基づいて複数の販売スタッフの中から特定の販売スタッフが選択されるので、顧客と販売スタッフの適切なマッチングを自動的に行うことができる。顧客アバターの属性情報は、予め登録されたデータベースイベントへの参加予約時に取得した情報(たとえば都道府県レベル居住地情報)を利用してもよいし、あるいはイベント時に情報を取得してもよい。

0011

手段2.前記顧客アバターの属性情報は、前記物の取得希望地を表す情報含み、
前記販売スタッフの属性情報は、前記販売スタッフの販売エリアを表す情報含み、
前記販売スタッフ選択部は、前記取得希望地の住所を含む販売エリアを担当している少なくとも一人の販売スタッフのグループの中から前記販売スタッフの選択を行う手段1に記載の販売システム。

0012

手段2の販売システムでは、販売スタッフ選択部によって物の取得希望地を含む販売エリアを担当している少なくとも一人の販売スタッフのグループの中から販売スタッフが選択される。ただし、物の取得希望地の情報が得られていない場合には、潜在顧客の住所を物の取得希望地とみなして処理するようにしても良い。潜在顧客は住所に近い範囲で住宅等の購入や建築することが一般的なので、潜在顧客と販売スタッフの販売エリアのマッチングを適切に行うことができるからである。物の取得希望地は、たとえば住宅の建設地や近隣自動車販売店(いわゆる自動車ディーラー)の所在地である。

0013

手段3.前記サーバシステムは、前記仮想現実空間の内部において前記所定の場所として住宅展示場を形成し、
前記アバター管理部は、前記住宅展示場の内部に設置されている呼び出しボタンを表示し、前記呼び出しボタンの操作に応じて前記選択された特定の販売スタッフのアバターを前記住宅展示場の内部に登場させる手段1又は2に記載の販売システム。

0014

手段3の販売システムでは、住宅展示場の内部に設置されている呼び出しボタンが表示されるので、呼び出しボタンを押さないと、販売スタッフの応対がないことが分る。これにより、潜在顧客は、気軽に住宅展示場の内部に入って安心して内部を見て回ることができる一方、必要に応じていつでも販売スタッフとコンタクトを取ることできる。

0015

手段4.前記サーバシステムは、前記販売スタッフの各々に対してリアルタイムで通知する通信手段を有し、前記所定の場所に来場した前記顧客アバターの検知に応じて、前記選択された販売スタッフに対して前記通信手段によりリアルタイムで通知する手段1乃至3のいずれか一つに記載の販売システム。

0016

手段4の販売システムは、販売スタッフの各々に対して実時間で通知する通信手段(たとえば携帯電話への通信インターフェース)を有している。本構成では、その通信手段を利用して、所定の場所に来場した顧客アバターの検知に応じて選択された販売スタッフに対して通知することができるので、予め呼び出しの準備(たとえばコンピュータの起動)を行うことができる。

0017

手段5.前記サーバシステムは、前記仮想現実空間の内部において前記所定の場所として複数の住宅を有する住宅展示場を形成し、
前記サーバシステムは、前記複数の住宅のいずれかへの訪問に応じて、前記選択された販売スタッフに対してリアルタイムで通知する手段1乃至4のいずれか一つに記載の販売システム。

0018

手段5の販売システムでは、複数の住宅のいずれかへの訪問に応じて選択された販売スタッフに対してリアルタイムで通知が行われるので、予め呼び出しの準備(たとえば来場した潜在顧客の情報の閲覧等)を行うことができる。

0019

手段6.前記潜在顧客の属性情報と前記特定の販売スタッフの属性情報の少なくとも一方は、前記潜在顧客と前記販売スタッフとの間の対応履歴を表す情報を含み、
前記サーバシステムは、前記対応履歴に基づいて前記特定の販売スタッフを選択する手段1乃至5のいずれか一つに記載の販売システム。

0020

手段6の販売システムでは、潜在顧客と販売スタッフとの間の対応履歴に基づいて特定の販売スタッフが選択されるので、たとえば過去に対応した販売スタッフが優先的を選択するといった適切なマッチングを可能とすることができる。

0021

手段7.前記サーバシステムは、前記潜在顧客のうちの他の潜在顧客のアクセスが禁止され、前記特定の販売スタッフのアクセスが許可されている情報共有領域を提供する手段1乃至6のいずれか一つに記載の販売システム。

0022

手段7の販売システムでは、他の潜在顧客のアクセスが禁止され、その特定の販売スタッフのアクセスが許可されている情報共有領域が提供されるので、潜在顧客と販売スタッフの間の伝言商談履歴の記録といった用途に利用することができる。

0023

手段8.前記サーバシステムは、さらに、前記顧客アバターが利用する顧客側コンピュータに送信したデータの少なくとも一部を、前記選択された特定の販売スタッフが利用する販売側コンピュータにも送信する手段1乃至7のいずれか一つに記載の販売システム。

0024

手段8の販売システムでは、顧客アバターが利用する顧客側コンピュータに送信されているデータの少なくとも一部が選択された特定の販売スタッフが利用する販売側コンピュータにも送信されるので、顧客の視野内の情報(ディスプレイ表示)を確認しつつ円滑なコミュニケーションを実現することができる。すなわち、顧客と視野を共有して、コミュニケーションを円滑化することができる。

0025

なお、本発明は、販売システムだけでなく、たとえば販売システムを具現化するコンピュータプログラム、そのプログラムを格納するプログラム媒体といった形で具現化することもできる。

図面の簡単な説明

0026

本発明の実施形態の住宅販売システム90を示す概念図。
住宅販売システム90を利用した販売方法を示すフローチャート
実施形態の仮想住宅展示場70を示す図。
仮想住宅展示場の中に設定されているイベント広場を示す図。
仮想住宅内において販売スタッフのアバターが潜在顧客のアバターを案内している様子を示す図。
仮想空間内の商談室において商談を行っている様子を示す図。
ソファー92の基本形状を現すカタログデータを示す斜視図。

実施例

0027

以下、本発明を具現化した各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。

0028

図1は、本発明の実施形態の住宅販売システム90を示す概念図である。住宅販売システム90は、三次元の仮想現実空間の内部において住宅を販売するための住宅販売サーバステム10を備えている。住宅販売サーバシステム10には、データベースDB1が接続されている。データベースDB1は、販売スタッフが住宅販売において使用するための住宅関連データ、潜在顧客の氏名や住所、住宅取得希望地といった情報を含む顧客データ、及び各販売スタッフの販売エリアやスケジュール稼働状況負荷)といった情報を含むスタッフデータを格納している。

0029

住宅販売サーバシステム10は、上述の仮想現実空間を生成する空間生成サーバシステム20とインターネット91とに接続されている。空間生成サーバシステム20は、データベースDB2に接続されている。データベースDB2には、仮想の三次元空間を生成するためのCGデータ実写データといった画像データやベクターデータが格納されている。

0030

空間生成サーバシステム20は、たとえば東京を三次元空間で再現したmeet−me(登録商標)やMetapolis(登録商標)のようにアバターを使用して東京における仮想の行動を実現することができる。アバターは、仮想現実空間において自分の分身となるキャラクターであって、歩行や視野、会話といった点で現実に近い活動を行うことができる。

0031

インターネット91には、不特定数の潜在的な顧客である潜在顧客が操作するコンピュータ31、32、33や携帯情報端末34といった端末および販売スタッフが利用するコンピュータ51,52が接続可能である。携帯情報端末34には、たとえばiPad(登録商標)やANDROID(登録商標)といったタブレットおよび携帯電話も含まれる。潜在顧客が操作するコンピュータ31、32、33や携帯情報端末34は、顧客側コンピュータとも呼ばれる。

0032

販売スタッフのコンピュータ51,52は、仮想専用線VPN1,VPN2(バーチャルプライベート・ネットワーク)の一部としてインターネット91を利用し、住宅販売サーバシステム10に接続されている。仮想専用線とは、インターネット91などの不特定の者が利用可能な通信網を使って、専用線と同じサービスを提供するネットワークである。仮想専用線は、たとえば販売スタッフのコンピュータ51,52と住宅販売サーバシステム10の双方に対し、データ送信時に自動的に暗号化して、データ受信時に自動的に復号化する仕組みを装備することによって実現される。なお、潜在顧客側の通信にも仮想専用線を利用するようにしてもよい。販売スタッフのコンピュータ51,52は、販売側コンピュータとも呼ばれる。

0033

住宅販売サーバシステム10は、潜在顧客のアバターや販売スタッフのアバターを管理するアバター管理部11と、予め設定された販売促進イベントに来場したアバターである来場者を検知する来場者検知部12と、潜在顧客の属性情報に応じて販売スタッフを選択する販売スタッフ選択部13と、を備えている。これらの詳細については後述する。

0034

図2は、住宅販売システム90を利用した販売方法を示すフローチャートである。ステップS11〜S17は、販売スタッフ側の各手順を示している。ステップS21〜S25は、潜在顧客側の各手順を示している。以下では、販売スタッフ側と潜在顧客側の各手順を関連付けて説明する。本販売方法では、住宅販売システム90は、販売スタッフ側と潜在顧客側の間のインターフェースとして機能する販売支援システムとしての役割を果たす。

0035

ステップS11では、販売スタッフ側は、イベントの計画を行う。イベントの計画では、販売スタッフ側は、コンピュータ31を操作して住宅販売サーバシステム10を制御し、たとえばデータベースDB1に格納されている顧客データ、住宅関連データ、及びスタッフデータといった情報を利用して計画することができる。顧客データは、各顧客の属性情報を含んでいる。属性情報には、資料請求時の住所その他の個人情報だけでなく、たとえば都道府県レベルの住所といった参考情報等も含まれる。

0036

住宅販売サーバシステム10は、たとえば販売スタッフ側の各販売スタッフの販売エリアやスケジュール、稼働状況(負荷)を参照して自動的にイベントの開催が可能な候補日提示することができる。住宅販売サーバシステム10は、候補日毎に各販売スタッフの参加可能人数や参加可能な時間帯を属性情報として自動的に生成し、販売スタッフ側に提供することも可能である。これにより、イベントを簡易に計画することができるので、販売スタッフ側に過度な負担を生じさせること無く、仮想空間におけるイベントを現実のイベントよりも顕著に高い頻度で計画することができる。

0037

イベントの内容は、たとえば新商品の発表商品説明会セミナーといったものとして具体化することができる。イベントの開催は、現実の販売促進イベントと同様に、イベント会場への来場に応じて仮想現実空間で利用可能なポイント付与等の特典を与える形で行うことができる。特典の付与は、イベント会場の内部でクーポンバーコードなど)を渡して、現実世界でプレゼントを渡すような方法も利用可能である。

0038

図3は、実施形態の仮想住宅展示場70を示す図である。仮想住宅展示場70は、現実の住宅展示場と同様に複数の仮想住宅71,72,73が存在し、訪問者が内部を見て回ることができる点で共通している。ただし、仮想住宅展示場70は、住宅の色(たとえば屋根の色、外壁の色、内壁の壁紙の色)、模様(たとえば外壁の模様や内壁の壁紙の模様)、キッチンバスルーム洗面台といった装備の変更を自由に行うことができるという利点を有している。

0039

さらに、仮想住宅展示場70は、屋根裏や床下といった現実の住宅展示場では、案内することが難しい場所に案内することも可能である。たとえば狭い屋根裏や床下への案内は、現実の人間ではアクセスの問題だけでなくサイズの問題をも有しているので、アバター管理部11は、販売アバター85及び顧客アバター83を縮小化し、狭小部への進入を可能とするように構成しても良い。この際には、たとえばサイズの小さな小動物昆虫といった人間以外の存在に変更することも可能である。この場合には、人間のように歩くだけでなく、あらゆる角度から見ることができるように飛行して案内されるような視覚効果も利用可能である。

0040

住宅販売サーバシステム10は、住宅の色や模様、装備といった変更を潜在顧客の端末31,32,33,34毎に変更することができる。この変更は、たとえば端末31,32,33,34の各々にダウンロードするデータを制御することによって実現される。これにより、各潜在顧客は、他の潜在顧客の操作に邪魔されること無く、自由に住宅の色等を変更することができる。

0041

仮想住宅展示場70は、完成品としての住宅だけではなく、建築過程をも見せることができるという利点も有している。たとえばユニット工法鉄骨軸組み工法のような外から見えず、建設過程において特徴が説明しやすい工法を利用している場合には、ユニット工法で組立てられている状況や工場での製造状況品質管理内容を視覚的に潜在顧客にアピールすることができる。

0042

仮想住宅展示場70は、環境負荷が小さいという利点をも有している。仮想住宅展示場70は、住宅の光熱エネルギー、住宅の建設、廃棄および移転に起因する廃棄物やエネルギー、販売スタッフや訪問者の移動を不要とすることができるからである。仮想住宅展示場70は、さらに、販売スタッフの移動時間を削減することができるので、その負担を軽減させて経営資源利用効率を向上させることもできる。

0043

仮想住宅展示場70は、特に海外の潜在顧客に利用可能であるという利点を有している。海外の潜在顧客としては、たとえば帰国の内示(たとえば半年後に帰国)を受けた海外駐在員が典型的な例となる。海外駐在員は、長期の駐在においては住居を引き払った上で家具トランクルーム預けて家族と共に海外で生活する場合が多く、出生等により家族が増えている場合もあり、帰国の内示に応じて日本国内で広い住居を確保しなければならないことも多いからである。帰国に合わせて、住宅の新築が可能となれば、煩雑な仮住まいや2度の引越しを回避することもできる。

0044

仮想住宅展示場70は、たとえばmeet−me(登録商標)やMetapolis(登録商標)といった予め準備されている既存の仮想空間の内部に生成しても良いし、あるいは既存の仮想空間に接続されていて、その既存の仮想空間の外部に独立して生成されるように構成しても良い。仮想住宅展示場70は、住宅販売サーバシステム10が生成しても良いし、あるいは別のサーバ(図示省略)や空間生成サーバシステム20が生成するように構成しても良い。ただし、いずれの構成においても、住宅販売サーバシステム10は、仮想住宅展示場70の内部への来場者の情報をリアルタイムで取得できるように構成することが好ましい。

0045

ステップS12では、販売スタッフ側は、イベントの告知を行う。イベントの告知は、イベントの内容に加えて、現実空間における所定の日時と、仮想現実空間内の所定の場所(イベント広場)と、を知らせることによって行われる。所定の場所は、たとえば仮想現実空間内に生成されている仮想住宅展示場70の中のイベント広場に設定することができる。これにより、所定の日時に仮想住宅展示場70のイベント会場に潜在顧客を誘引することができるとともに、ある程度の購入可能性を有する潜在顧客として絞り込むことができる。

0046

ステップS21では、潜在顧客側は、コンピュータ31等を介してイベントの開催を知得する。潜在顧客側は、イベントの内容や開催日時に基づいて参加するか否かを決定する。

0047

告知方法は、たとえば電子メールや仮想現実空間内の掲示板広告といった形で行うことができる。電子メールは、たとえば過去にカタログ請求等の際に連絡を許可した潜在顧客に対して送信することができる。告知方法は、前述のように特典付の参加予約を可能とし、参加予約を奨励するようにしてもよい。参加予約は、必ずしも個人情報を要求するものではなく、気軽に参加できるように、たとえば仮想現実空間で使用しているニックネーム居住地域(都道府県レベル)だけを含むものとすることもできる。住宅販売サーバシステム10は、参加予約時に提供された顧客情報をデータベースDB1に格納する。

0048

ステップS22では、潜在顧客側は、必要に応じてコンピュータ31等を使用して参加予約を行う。参加予約は、たとえば電子メールの受信でイベント開催を知得した潜在顧客が電子メールの本文内のURLをクリックするだけで行われるようにしてもよい。住宅販売サーバシステム10は、この参加予約に応じてデータベースDB1から顧客データを読み出して、イベント参加者として登録することができる。

0049

一方、仮想都市内の掲示板等でイベントの開催を知得し、顧客データがデータベースDB1に格納されていない潜在顧客に対しては、住宅販売サーバシステム10は、都道府県レベルの住所を要請する。都道府県レベルの住所は、後述する販売スタッフの選択に利用される。

0050

ステップS13では、販売スタッフ側は、予約状況通知処理を行う。予約状況通知処理は、各販売スタッフや各営業所関係者に対して予約状況を示す電子メールを送付する処理である。各営業所の関係者とは、たとえば各営業所の管理職や企画商品開発といった業務に従事する者である。これにより、各営業所は、イベントへの販売スタッフの参画の程度(人数等)や参加担当者の選択等を予め計画することができる。

0051

ステップS14では、販売スタッフ側は、イベント開始前から仮想住宅展示場70への来場状況のモニターを開始する。イベントは仮想住宅展示場70の内部のイベント広場で行われるので、潜在顧客の中には、早めに仮想住宅展示場70に来場して仮想住宅71,72,73を訪問することも想定されるからである。来場状況のモニターは、住宅販売サーバシステム10のアバター管理部11(図1参照)によって自動的に処理される。

0052

住宅販売サーバシステム10は、イベント開始前から各販売スタッフや各営業所の関係者に対して仮想住宅展示場70への訪問状況をリアルタイムで報知する。報知方法は、たとえば各販売スタッフ等が有する端末51のウィンドウにおいて10秒毎の更新レートで表示を更新するようにしてもよい。

0053

住宅販売サーバシステム10は、担当の販売スタッフが設定されている潜在顧客の仮想住宅展示場70への入場に際しては、担当の販売スタッフに対して予め注意喚起する。注意の喚起は、たとえば携帯電話に対するメールや端末51へのポップアップウィンドウの生成によって行われる。さらに、アバター管理部11は、他の販売スタッフの端末51においては、担当の販売スタッフが設定されている旨のフラグを潜在顧客のアバターに表示する。これにより、潜在顧客の要請に応じて適切且つタイムリー応答と効率的な販売対応とが可能となる。

0054

ステップS15では、販売スタッフ側は、イベント広場でイベントを開催する。イベント広場は、仮想住宅展示場70の中に予め設定されている所定の場所(空間)である。イベント広場として、予め設定された所定の場所にアバターとして来場した潜在顧客は、来場者とも呼ばれる。

0055

ステップS23では、潜在顧客側は、イベント広場に来場する。イベント広場への来場には、前述のように潜在顧客がたとえば電子メールの本文内のURLをクリックするだけで到達する経路や、meet−me(登録商標)やMetapolis(登録商標)から歩いてくる経路が利用可能である。

0056

図4は、実施形態の仮想住宅展示場70の中に設定されているイベント広場を示す図である。イベント広場は、本実施形態では、予め設定された二次元の境界線(図示省略)で囲まれた領域として設定されている。住宅販売サーバシステム10の来場者検知部12(図1参照)は、潜在顧客のアバターである顧客アバター83が二次元の境界線で囲まれた領域に入ったことによって顧客アバター83を検知する。

0057

住宅販売サーバシステム10は、検知された顧客アバター83(来場者)に対応する潜在顧客の属性情報のデータベースを自動生成して販売スタッフ側に提供する。本データベースは、たとえば仮想現実空間で使用しているニックネーム(アカウント名)をデータベースの主キーとして生成される。データベースのフィールドには、居住地域(都道府県レベル)や建設希望地が含まれる。本データベースの生成は、ニックネーム(アカウント名)を検索キーとして、データベースDB1から読み出されたデータを使用して行われる。データベースDB1には、前述のように予め参加予約時に提供された顧客情報も格納されている。本データベースは、一定の周期(たとえば1秒毎)に住宅販売サーバシステム10によって更新される。

0058

イベントには、司会アバター81と、顧客アバター83と、潜在顧客に受付応対する受付アバター82と、ティーチングアバター84とが参加する。イベントは、司会アバター81を自己のアバターとして使用する現実の販売スタッフによって行われる。受付アバター82は、ロボットアバターであり、潜在顧客のアバターが近づくと、定型的な応答を行って販売スタッフに取り次ぐ役割を果たす。

0059

ティーチングアバター84は、イベント会場において潜在顧客とともに行動して潜在顧客の行動を支援するアバターである。ティーチングアバター84は、潜在顧客の端末51においては顧客として表示され、販売スタッフのアバターからはティーチングアバター固有のアバターとして表示されるアバターである。ティーチングアバター84は、たとえば顧客参加型のイベントでは、ゲーム参加や受付アバター82との会話といった行動を率先して行うことによって、潜在顧客の行動における不安を解消し、イベントを活性化させることができる。

0060

ステップS16では、販売スタッフ側は、受付対応を行う。受付対応は、必ずしもイベント終了後だけでなく、イベント前から開始され、イベント中であっても可能とすることができる。受付対応は、本実施形態では、顧客アバター83が受付アバター82に近づくことによって起動される。

0061

ステップS24では、潜在顧客側は、受付アバター82に近づく。受付アバター82に対して予め設定された範囲内で、受付アバター82の方向に向いているアバターの所有者は、見込み客とも呼ばれる。このように、住宅購入に興味を示す行動として販売スタッフ側で予め設定された行動は、特定行動とも呼ばれ、購入意欲が高い顧客アバター83の検出に利用される。

0062

住宅販売サーバシステム10の販売スタッフ選択部13は、見込み客としての潜在顧客の顧客アバター83が受付アバター82に近づくと、その潜在顧客の属性情報に基づいて担当の販売スタッフを選択する。潜在顧客の属性情報は、住宅販売サーバシステム10によってデータベースDB1から読み出されたデータである。販売スタッフの選択は、たとえば潜在顧客の居住地域(たとえば都道府県)と各販売スタッフの担当販売エリアに基づいて自動的に行われる。

0063

販売スタッフの選択は、2回目以降の対応時においては、データベースDB1から読み出された過去の対応履歴に基づいて行うようにしてもよい。対応履歴は、潜在顧客と販売スタッフとの間の過去の対応を表す情報を含むデータベースフィールドである。こうすれば、たとえば潜在顧客に対して過去に対応した販売スタッフが優先的を選択されるといった適切なマッチングを可能とすることができる。

0064

一方、住宅販売サーバシステム10は、潜在顧客の属性情報をデータベースDB1で見つけることができない場合には、受付アバター82に対して潜在顧客の居住地域や住宅取得希望地(たとえば希望建設地や購入希望地、取得済み土地住所)を聞き出すように制御する。販売スタッフ選択部13は、居住地域の開示を拒否した見込み客に対しては、予め設定されている全国対応の販売スタッフを選択する。

0065

住宅販売サーバシステム10は、選択された販売スタッフに対してリアルタイムでの通信手段としての携帯電話で通知し、その販売スタッフのアバターである販売アバター85の仮想住宅展示場70への来場準備を要請する。住宅販売サーバシステム10は、販売スタッフの端末51からの来場可能との応答を受け付ける。住宅販売サーバシステム10は、複数の販売スタッフが選択されているときには、最初に応答した販売スタッフを準備登録する。

0066

一方、アバター管理部11は、受付アバター82を制御して顧客アバター83に対して定型的な応対を開始する。具体的には、視線を合わせて問いかけを行う。問いかけは、販売スタッフの説明を要請するか否かの質問を含むものとする。受付アバター82は、準備登録の状況に応じて応対内容を調整する。具体的には、準備登録が完了していれば販売スタッフの説明を求めるか否かの質問を行い、販売スタッフを直ちに紹介する。一方、準備登録待ちの状態であれば、予め準備されている話題で会話を引き伸ばして準備登録を待ち、準備登録完了に応じて販売スタッフの説明を求めるか否かの質問を行う。

0067

住宅販売サーバシステム10のアバター管理部11は、受付アバター82に対する顧客アバター83の要請に応じて選択された販売スタッフのアバターである販売アバター85を登場させる。販売アバター85は、建物89からドアを開けて出てくるようにしても良いし、単に視界の外から入ってくるようにしてもよい。ただし、建物89からドアを開けて出てくるように構成すれば、他の顧客アバター83からも自然な動きとして見え、受付アバター82への問いかけを促進することができる。

0068

アバター管理部11は、状況に応じて受付アバター82を柔軟に行動させることができる。たとえば受付アバター82から顧客アバター83に話しかけるようにしてもよい。具体的には、受付アバター82に対して順番待ちをしている顧客アバター83に話しかけることで自然に迅速な対応が可能となる。

0069

アバター管理部11は、さらに、担当の販売スタッフの要求に応じて、受付アバター82を行動させるようにしてもよい。具体的には、担当の販売スタッフが住宅販売サーバシステム10にログインしている状態において、その販売スタッフが住宅販売サーバシステム10に対して要求すると、受付アバター82が「ちょうど客様の担当の者も来場しておりますが、お呼びしましょうか。」といった問いかけも可能である。販売スタッフからの要請は、たとえば所定のアイコンをクリックするとともに、対象の顧客アバター83をクリックすることによって住宅販売サーバシステム10に対して行われる。

0070

アバター管理部11は、受付アバター82の稼働負荷が予め設定された条件(潜在顧客のアバターの順番待ちの数)に達したときには、新たな受付アバター82を登場させることができる。受付アバター82は、ロボットアバターなので、現実世界のスタッフを必要とせず、住宅販売サーバシステム10が自由かつ迅速に数を調整することができる。

0071

ステップS17では、販売スタッフ側は、担当の販売スタッフによる商品説明を開始する。商談は、潜在顧客側が商品説明に応じることによって開始される(ステップS25)。商品説明は、たとえば仮想住宅展示場70の仮想のモデルハウスである仮想住宅71の内部に販売アバター85が顧客アバター83を案内して、その内部で仮想の住宅内部を一緒に見ながら商品説明を行うことができる。

0072

図5は、仮想住宅内において販売アバター85が顧客アバター83を案内している様子を示す図である。販売アバター85は、仮想住宅71の内部での商品説明において、住宅の色や模様、キッチンやバスルーム、洗面台といった装備の変更を自由に行うことができるとともに、前述のように屋根裏や床下といった現実の住宅展示場では案内することが難しい場所に案内することも可能である。

0073

本実施形態では、仮想住宅71の内部での商品説明において、販売スタッフの販売アバター85と潜在顧客の顧客アバター83とが共通の仮想空間の内部でコミュニケーションを図ることができるので、視覚情報を共有して円滑なコミュニケーションを図ることができる。

0074

さらに、本実施形態では、販売スタッフは、前述のように住宅販売サーバシステム10から潜在顧客側の端末31に送信されるデータを取得することもできるので、住宅販売サーバシステム10が提供する仮想空間における潜在顧客側の端末31の映像を確認することも可能である。すなわち、販売スタッフは、たとえば商談相手の顧客アバター83の視野内の映像を販売スタッフの端末51にウィンドウ表示することも可能なので、顧客アバター83の視覚情報(潜在顧客が見ている室内の映像等)をリアルタイムで確認しつつ対話することもできる。

0075

これにより、販売スタッフは、顧客を部屋に案内しているときに、顧客が何を見ているのかがリアルタイムで分るので、顧客の質問に即座に対応することができる。この点においては、現実世界におけるコミュニケーションを超える円滑なコミュニケーションが仮想空間を利用して実現できることになる。しかも、顧客アバター83の視野内の映像は、住宅販売サーバシステム10によって提供されるものなので、顧客のプライバシー侵害するおそれもない。

0076

図6は、仮想空間内の商談室において商談を行っている様子を示す図である。図6では、一人の販売アバター85と顧客アバター83と二人の家族アバター83a,83bとが商談を行っている例が示されている。商談は、商談室においては、チャットを中心にして進められる。家族アバター83a,83bは、家族がチャットに参加するための半自動のロボットアバターである。家族アバター83a,83bは、その自然な動きがアバター管理部11によって自動的に制御される一方、以下に説明するようにチャットに関しては端末31から個別に制御される。

0077

アバター管理部11は、家族アバター83a,83bの各々に対して家族の各メンバーの登録を可能としている。この例では、たとえば2人の家族アバター83a,83bには、それぞれ配偶者と子供が顧客によって登録されている。住宅販売サーバシステム10は、登録内容に基づいて、3人のアバター83,83a,83b毎に1個ずつのチャットウィンドウ(図示省略)としての入力ウィンドウを用意し、顧客の端末31と販売アバター85の端末51の双方に表示される。これにより、単一の端末31で複数のアバター83,83a,83bが制御できるので、商談に家族を参加させることもできる。

0078

家族の登録は、必ずしも商談時だけでなく他のタイミング、たとえば参加予約時の情報に基づいて住宅販売サーバシステム10によって自動的に生成されるようにしてもよい。家族アバター83a,83bは、たとえば仮想住宅展示場70の内部を移動する際には、顧客アバター83の動きに伴って自動的に移動するように構成することができる。さらに、顧客の端末31からの入力に応じて、他の家族、たとえば子供のアバターである家族アバター83bを中心とする制御に切り替え可能な構成としても良い。

0079

家族アバター83a,83bは、以下のような利用が可能である。たとえば配偶者のチャットウィンドウに文章を入力して住宅販売サーバシステム10に送信すると、住宅販売サーバシステム10は、画像表示を制御して家族アバター83aを中心とするものにパンし、さらにズームアップする。家族アバター83aは、この状態で、入力スペースとしてのチャットウィンドウに入力された文章を顧客の端末31と販売アバター85の端末51の双方のふきだしに表示することができる。

0080

住宅販売サーバシステム10は、自動的に議事録を生成してデータベースDB1に格納することもできる。商談の終了時には、各アバター85,83,83a,83bを表すアイコンが付された議事録をチャットのログが自動的に生成され、顧客と販売スタッフとで最後に確認するための画面を表示することも可能である。

0081

このように、家族アバター83a,83bを利用すれば、単一の端末31を使用しているにも関わらず、家作りに参加を希望する家族全員の参加が可能となる。これにより、販売スタッフ側は商談への家族の参加を促して商談を円滑なものとすることができるとともに、顧客側は現実世界において子供を両親から孤立させること無く自宅等において家族で楽しく商談を行うことができる。

0082

なお、顧客と販売スタッフの間の通信は、チャットだけでなく携帯電話やインターネット電話を利用するようにしても良い。インターネット電話の利用においては、たとえばマイク付ヘッドセットを利用することによって、さらに円滑なコミュニケーションが可能となる。マイク付ヘッドセットは、たとえば購入意欲の強い顧客に対して、USBに差し込むだけで利用可能な簡易なマイク付ヘッドセットをアメニティグッズとして提供することもできる。

0083

顧客は、さらに自身が保有する家具の三次元データを利用して部屋のイメージを確認することができる。

0084

図7は、ソファー92の基本形状を現すカタログデータを示す斜視図である。顧客は、住宅販売サーバシステム10が提供するカタログデータの中から顧客の家具(顧客家具)に近似する家具データを選択し、所定の寸法を入力するだけで家具の三次元データを生成することができる。

0085

具体的には、顧客は、たとえばソファー92の5個の代表寸法A,B,C,D,Eを入力するだけで、仮想空間内部で顧客家具と形状が近似する同一の大きさの三次元データを利用することができる。顧客家具の三次元データは、その顧客の属性情報として住宅販売サーバシステム10によってデータベースDB1に格納される。

0086

これにより、顧客は、新居への家具の納まり具合を確認することができ、仮に家具を新規に購入する予定であっても現在の住居との比較において新居の広さを確認することができる。一方、住宅販売サーバシステム10が接続可能なデータベースDB1に、現実に販売されている家具のデータを登録しておけば、販売スタッフは、購入家具と部屋のトータルコーディネートをも効果的に提案することができる。

0087

このように、顧客側は、3次元の仮想空間内において現実の空間に匹敵、あるいはそれ以上の予備的な商談を行うことができる。この予備的な商談は、潜在顧客の側は、自己を特定されない状況でいつでも商談を打ち切ることができる環境において気軽に行うことができる。一方、販売スタッフ側の負担も移動が無いので極めて小さく多くの顧客と商談を行うことができる。予備的な商談は、仮想空間の中で販売スタッフと顧客の双方が小さな負担で実現することができるので、まとまらなくても無駄な負担を効果的に軽減させることができる。

0088

一方、顧客側は、顧客側の望む段階で現実の世界の販売スタッフと面着することができる。現実の販売スタッフとの面着を顧客側が望む段階は、たとえば夫婦共働きで多忙な場合には、商談の比較的に終期の段階となる一方、比較的に時間に余裕がある顧客の場合には、商談の比較的に初期の段階となる。

0089

このように、顧客側の状況に応じて、顧客側の望むタイミングで自由に仮想世界から現実世界に商談の場を移動させることができるので、住宅購入の際の顧客側の負担を顕著に軽減させることができる。さらに、仮想世界での商談内容は、データベースDB1を利用して現実世界に円滑に引き継ぐことも可能である。

0090

本実施形態によれば、潜在顧客側には以下のような利点を提供することができる。(1)移動することなく住宅に関する情報を販売スタッフとの円滑な双方向コミュニケーションを行いながら取得することができる。(2)自宅や旅行先、ワイヤレスネットワークを提供する喫茶店新幹線、昼休み中の職場といった様々な場所で販売スタッフと商談を行うことができる。(3)面着に起因する心理的物理的なわずらわしさを感じることなく、販売スタッフと視覚情報を共有しつつ円滑なコミュニケーションを実現することができる。(4)住宅展示場や営業所定休日等を心配することなく商談を行うことができる。

0091

特に、顧客が海外に居住する場合には、その距離感を感じさせること無く、新居の販売エリアを担当する土地勘のある販売スタッフが対応することができるという利点がある。これにより、海外に居ながらにして新居の販売エリアの地域の事情踏まえた住宅の提供を受けることができる。住宅の提供には、土地探しから始まる新築や中古物件の斡旋が含まれる。土地探しや中古物件の確認は、新居の販売エリアを担当する販売スタッフの対応が好ましいので、本ネットワークシステムは顕著な効果を奏する。

0092

本実施形態によれば、販売スタッフ側には以下のような利点を提供することができる。(1)潜在顧客の家や販売物への移動を不要とすることができる。(2)後に処分しなければならない販売見本を不要とすることができる。(3)住宅展示場や営業所の定休日等に制約されないので、商談の機会や対象顧客を増やすことができる。(4)ネットワークに接続可能な環境が有れば、何処でも商談が可能なので移動を挟むことなくデスクワークと商談とを行うことができる。(5)床下や屋根裏といった案内が困難な場所における製品説明を効果的に行うことができる。(6)住宅の住所の緯度情報を利用して、太陽光発電運用効果もシミュレートできる。(7)日照シミュレーションは、窓の位置や大きさの決定にも利用可能である。

0093

本実施形態によれば、社会的な貢献として以下のような利点を提供することができる。(1)販売スタッフや潜在顧客の移動を低減させて、無駄なエネルギー消費の低減や二酸化炭素の発生を削減することができる。(2)移動の低減は、移動の際の交通事故を減らして労働災害を抑制することもできる。(3)住宅展示場や見本の生産量を低減させて、ごみを減らすとともにエネルギーや二酸化炭素の発生を削減させることができる。

0094

(他の実施形態)
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。

0095

(1)上記実施形態のネットワークシステムでは、イベントを介して潜在顧客と販売スタッフとを対応させているが、必ずしもイベントを介する必要はない。ネットワークシステムは、イベントの有無に関係なく、たとえば24時間常時稼動させることもできる。これにより、顧客の都合で、一般的な時間での商談が極めて困難な場合においても、仮想住宅展示場の案内や仮想の商品サンプルが利用可能な商談室における商談が販売スタッフの自宅からでも可能となる。

0096

一方、深夜においては、販売スタッフへの連絡業務や比較的に簡単な応対は、販売スタッフとして働くロボットアバターに対応させることもできる。さらに、ロボットアバターに対して、人工知能を与えて、簡単な商品紹介にも対応できるように構成しても良い。

0097

人工知能として商品としての住宅知識を有する知識データベース推論エンジンと備えるエキスパートシステムを利用することもできる。エキスパートシステムは、専門家システムとも呼ばれ、たとえば医療分野においては、スタフォード大の感染症診断治療支援エキスパートシステムとしても実現されている。エキスパートシステムは、あたかも医師と対話しているかのような優れた質問応答機能と説明機能を実現することができる。これにより、顧客に適した商品の紹介やその特徴の説明を可能とすることもできる。

0098

具体的には、人工知能として商品としての住宅知識を備えるエキスパートシステムを利用すれば特定の商品の利点をアピールする方向の以下のような対話も可能である。Qは、エキスパートシステムによる質問で、Aは、顧客の回答である。
Q.あなたはどのような住宅に興味があるか明確なお考えを持っていますか。
A.分らない。
Q.住宅の耐震性耐久性品質といった観点を重視しますか。
A.耐震性には興味がある。
Q.弊社の工法は、業界でもトップクラスの耐震性を誇っていますが、その内容について簡単に説明しましょうか。
A.ごく簡単に説明して欲しい。あと、住宅の指標Q値ってありますが、何ですか。

0099

この後において、エキスパートシステムは、短縮バージョンの説明ムービーを起動させた後に、Q値に関する商品説明を続けることができる。エキスパートシステムは、相手側が沈黙していても、問いかけを続けるので、処理を終了するまで会話が継続することになる。

0100

(2)上記実施形態のネットワークシステムでは、コンピュータグラフィックで生成されたオブジェクトを利用して三次元仮想空間が実現されているが、全方向デジタルカメラ撮影して取得した撮影データを利用して三次元仮想空間を実現するようにしても良いし、あるいは双方を利用して三次元仮想空間を実現するようにしても良い。

0101

具体的には、たとえば中古物件や分譲住宅は、外観や室内を全方向デジタルカメラで撮影した情報を利用し、そのストリートビューのデータを使用して仮想空間を生成し、その中で販売スタッフと潜在顧客のアバターとが商談を行なえるように構成することが好ましい。分譲住宅の撮影データを利用した三次元仮想空間は、販売状況に応じて住宅毎にアクセス管理ができるように構成することが好ましい。具体的には、販売済みの分譲住宅には、潜在顧客が訪問できないように構成することが好ましい。

0102

(3)上記実施形態のネットワークシステムでは、住宅購入契約までの住宅販売システムとして具現化されているが、販売後のサポートシステムとして利用することも可能である。具体的には、施行時の建築現場写真を全方向デジタルカメラで撮影し、施主のみがアクセスできるエリアに建築物屋内外のストリートビューのデータを格納するようにしても良い。

0103

こうすれば、施主は、着工から竣工までの工事進捗状況をリアルタイムで確認できるので、安心して施行を任せられると共に建築状況を楽しむこともできる。このようなサービスは、特に海外や単身赴任といった理由で建設地から遠隔に施主が居住している際に特に有用である。

0104

(4)上記実施形態や変形例では、住宅販売システムや販売後のサポートシステムとして具現化されているが、たとえば仮想住宅展示場を利用した社員研修システムとして利用することもできる。こうすれば、本社での集合研修回数や量を低減させて社員の負担や環境負担を削減させることができる。さらに、全社員に対する説明会や全社会議なども簡易に実現することもできる。

0105

(5)上記実施形態や変形例では、住宅を対象とした販売システムやサポートシステムが想定されているが、こ本発明は、住宅等の不動産の販売に限られず、たとえば自動車のような販売スタッフと顧客との間のように密なコミュニケーションが要請される有体物である動産の販売や保険や通信サービスといった無体物であるサービスの販売にも適用することができる。

0106

具体的には、仮想の住宅展示場だけでなく、仮想空間での試乗も可能な自動車のショールームも実現可能である。さらに、販売スタッフの選択は、必ずしも人間としての販売スタッフまでの選択に限らず、住宅供給者販売所や自動車販売店までの選択であってもよい。なお、本明細書では、「物」は、経済分野で使用される用語での物を意味し、有体物だけでなく無体物であるサービスなども含み、経済的価値が存在する物品権利の事を意味する。

0107

(6)上記実施形態では、ネットワークシステムとして構成されているが、ネットワークシステムだけでなく、たとえば販売システムを具現化するコンピュータプログラム、そのプログラムを格納するプログラム媒体といった形で具現化することもできる。

0108

10…住宅販売サーバシステム、20…空間生成サーバシステム、31…端末、34…携帯情報端末、70…仮想住宅展示場、71…仮想住宅、81…司会アバター、82…受付アバター、83…顧客アバター、83a…家族アバター、84…ティーチングアバター、85…販売アバター、90…住宅販売システム。

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