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技術 床材

出願人 パナソニック株式会社
発明者 山田司山本卓也
出願日 2010年6月14日 (10年8ヶ月経過) 出願番号 2010-134661
公開日 2012年1月5日 (9年1ヶ月経過) 公開番号 2012-001877
状態 特許登録済
技術分野 床の仕上げ
主要キーワード 鏡面塗装 花粉症対策 擬似立体 表面艶 予防対策 表面塗膜 メチルメタアクリレートモノマー 花粉症予防
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2012年1月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

下地塗装した床材の表面を表面特性付与剤を配合した上塗り鏡面塗料仕上げ塗装し、光沢ムラがなくかつアレルゲン活動度下等の表面特性が付与された光沢ムラのない床材を提供する。

解決手段

下地基板4に下塗り鏡面塗料を塗布して下塗り鏡面塗装層2を設けるとともに、該下塗り鏡面塗装層2の上に表面特性付与剤5を配合した上塗り鏡面塗料を塗布してなる床材において、上記上塗り鏡面塗料を塗布した後の床材仕上がり光沢度に対して、上記下塗り鏡面塗装層2の光沢度を低くしたことを特徴とする床材。

概要

背景

木質系床材掃除等の手入れが容易であり、また生活の洋風化が進むとともに、集合住宅を中心にフローリング材としてその使用が急速に拡大している。しかし、世界的に木材資源枯渇化が進んで無垢の木材の入手が困難となり、その価格も高騰しつつあるなかで、合板集成材中密度繊維板MDF)、パーティクルボード等、種々の木質基材表面化粧を施して仕上げされた複合床材が普及している。

一方、近年ダニ死骸フンハウスダストといったアレルゲンによるシックハウス症候群や、花粉アレルゲン等の各種のアレルゲンによる花粉症等の症状が社会的な問題となり、上記各種のアレルゲンによる発症を防ぐため、例えば、花粉アレルゲンの活動を抑制する特殊加工剤を極薄コーティングし、花粉症等の予防対策が講じられたカーテンが開発されている。

また、住宅分野においては、床材の表面を鏡面仕上げするとともに、鏡面仕上げ塗料にアレルゲンの活動を抑制する特殊加工剤を配合して塗装された床材が知られている。上記アレルゲン対策を施した床材は、例えば、風に運ばれて室内に入ったり、ヒトの着衣と共に持ち込まれ、床に落ち花粉等のアレルゲンの活動を抑制するため、室内での手軽な花粉症予防対策とすることができる。

一方、特開2004−90319号公報には、基材上に耐摩剤を含有する耐摩耗樹脂層を設けた化粧材について、耐摩耗樹脂層上に、艶消剤を含有する艶消樹脂層を、耐摩耗樹脂層の粗面を平滑化する平滑化樹脂層を介して積層した後、更に艶消樹脂層上に部分的に艶向上樹脂層を積層してなる化粧材が開示されている。

また、平滑化樹脂層中には体質顔料を含有させるとよく、さらに、基材と耐摩耗樹脂層間に、ベタ柄層柄層を設けると意匠性がより向上すると述べられている。加えて、柄層の柄模様に、艶向上樹脂層の形成模様を位置同調させると意匠性がより向上するとともに、耐摩耗性、他の接触物を傷付けない耐傷付き性と共に、グロスマット表面艶変化模様)による意匠感にも優れた化粧材とすることができると、その効果が記載されている。

概要

下地塗装した床材の表面を表面特性付与剤を配合した上塗り鏡面塗料仕上げ塗装し、光沢ムラがなくかつアレルゲン活動度下等の表面特性が付与された光沢ムラのない床材を提供する。下地基板4に下塗り鏡面塗料を塗布して下塗り鏡面塗装層2を設けるとともに、該下塗り鏡面塗装層2の上に表面特性付与剤5を配合した上塗り鏡面塗料を塗布してなる床材において、上記上塗り鏡面塗料を塗布した後の床材仕上がり光沢度に対して、上記下塗り鏡面塗装層2の光沢度を低くしたことを特徴とする床材。

目的

本願発明は上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は床材を鏡面仕上げして意匠性に優れたものとするとともに、床材表面に花粉アレルゲンやダニの死骸、フン、ハウスダストといった各種アレルゲンの活動抑制効果を発揮させる等の表面特性を付与した床材を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

下地基板下塗り鏡面塗料を塗布して下塗り鏡面塗装層を設けるとともに、該下塗り鏡面塗装層の上に表面特性付与剤を配合した上塗り鏡面塗料を塗布してなる床材において、上記上塗り鏡面塗料を塗布した後の床材仕上がり光沢度に対して、上記下塗り鏡面塗装層の光沢度を低くしたことを特徴とする床材。

技術分野

0001

本願発明床材に関するものであり、詳しくは、下地基板の表面に鏡面塗装を施してなる木質床材に関するものである。

背景技術

0002

木質系の床材は掃除等の手入れが容易であり、また生活の洋風化が進むとともに、集合住宅を中心にフローリング材としてその使用が急速に拡大している。しかし、世界的に木材資源枯渇化が進んで無垢の木材の入手が困難となり、その価格も高騰しつつあるなかで、合板集成材中密度繊維板MDF)、パーティクルボード等、種々の木質基材表面化粧を施して仕上げされた複合床材が普及している。

0003

一方、近年ダニ死骸フンハウスダストといったアレルゲンによるシックハウス症候群や、花粉アレルゲン等の各種のアレルゲンによる花粉症等の症状が社会的な問題となり、上記各種のアレルゲンによる発症を防ぐため、例えば、花粉アレルゲンの活動を抑制する特殊加工剤を極薄コーティングし、花粉症等の予防対策が講じられたカーテンが開発されている。

0004

また、住宅分野においては、床材の表面を鏡面仕上げするとともに、鏡面仕上げ塗料にアレルゲンの活動を抑制する特殊加工剤を配合して塗装された床材が知られている。上記アレルゲン対策を施した床材は、例えば、風に運ばれて室内に入ったり、ヒトの着衣と共に持ち込まれ、床に落ち花粉等のアレルゲンの活動を抑制するため、室内での手軽な花粉症予防対策とすることができる。

0005

一方、特開2004−90319号公報には、基材上に耐摩剤を含有する耐摩耗樹脂層を設けた化粧材について、耐摩耗樹脂層上に、艶消剤を含有する艶消樹脂層を、耐摩耗樹脂層の粗面を平滑化する平滑化樹脂層を介して積層した後、更に艶消樹脂層上に部分的に艶向上樹脂層を積層してなる化粧材が開示されている。

0006

また、平滑化樹脂層中には体質顔料を含有させるとよく、さらに、基材と耐摩耗樹脂層間に、ベタ柄層柄層を設けると意匠性がより向上すると述べられている。加えて、柄層の柄模様に、艶向上樹脂層の形成模様を位置同調させると意匠性がより向上するとともに、耐摩耗性、他の接触物を傷付けない耐傷付き性と共に、グロスマット表面艶変化模様)による意匠感にも優れた化粧材とすることができると、その効果が記載されている。

先行技術

0007

特開2004−90319号公報

発明が解決しようとする課題

0008

上記、例えば、花粉症対策が講じられた床材においては、鏡面仕上げ用の塗料は透明な下塗り塗膜の上に重ね塗りして塗布されるのであるが、表面に特性を付与する薬剤が配合されている関係で鏡面の光沢度が、単一組成の透明下塗り塗膜の光沢度より低下し、そのため床材表面の所々で光沢に差異が生じて光沢ムラが発生するという問題がある。

0009

一方、上記特許文献1に記載の化粧材においては、グロスマットによる、例えば木目導管柄の擬似立体感を表現した意匠性に優れたものであり、床材としても使用可能であるが、表面塗膜に、例えば花粉アレルゲン等の活動を抑制する等の表面特性を付与することの記載はみられない。

0010

本願発明は上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は床材を鏡面仕上げして意匠性に優れたものとするとともに、床材表面に花粉アレルゲンやダニの死骸、フン、ハウスダストといった各種アレルゲンの活動抑制効果を発揮させる等の表面特性を付与した床材を提供することである。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明に係る床材は、下地基板に下塗り鏡面塗料を塗布して下塗り鏡面塗装層を設けるとともに、該下塗り鏡面塗装層の上に表面特性付与剤を配合した上塗り鏡面塗料を塗布してなる床材において、上記上塗り鏡面塗料を塗布した後の床材仕上がり光沢度に対して、上記下塗り鏡面塗装層の光沢度を低くしたことを特徴とする。

0012

上記下地基板としては、合板、集成材、中密度繊維板(MDF)、パーティクルボード、木質プラスチックボード(WPB)等種々の木質基材をあげることができる。中でも厚手化粧合板が強度に優れていることや、入手が容易であり、また加工性も良好であることから好適に用いられる。

0013

下地基板に下塗りされる下塗り鏡面塗料としては、透明な樹脂層を形成する熱硬化性樹脂からなる塗料が用いられる。上記熱硬化性樹脂としては、ポリエステル樹脂ビニルエステル樹脂熱硬化型アクリル樹脂の単独あるいは、これらの2種類以上の混合系で用いることができる。

0014

ポリエステル樹脂としては、熱硬化性のものとして無水マレイン酸のような不飽和二塩基酸および無水フタル酸のような飽和二塩基酸グリコール類とを縮合反応させて合成され、分子内に不飽和結合エステル結合を有するものである。また通常、この樹脂には架橋剤としてスチレンモノマーアクリルモノマー等が配合されていて、いわゆる、不飽和ポリエステル樹脂と称されるものを用いるが、その形態は特に限定されるものではない。

0015

ビニルエステル樹脂としては、ビスフェノール型ビニルエステル樹脂あるいはノボラック型ビニルエステル樹脂あるいはその両方を混合して用いることができる。ここで、ビスフェノール型ビニルエステル樹脂としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂と酸との付加反応物であって、いずれも両末端のみに反応性不飽和基を有するものである。また、ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、ビスフェノールA型ビスフェノールD型、ビスフェノールS型、ビスフェノールF型等の各種のものを用いることができる。また通常、このビニルエステル樹脂には架橋剤としてスチレンモノマー、アクリルモノマー等が配合されているものであるが、その形態を特に限定されるものではない。

0016

熱硬化型アクリル樹脂としては、通常熱硬化型として、メチルメタアクリレートモノマーあるいは、多官能のアクリルモノマーあるいはプレポリマー、あるいはポリマーのそれぞれ2種以上の混合物で構成されたアクリルシロップと称されるものを用いるが、その形態を特に限定されるものではない。

0017

表面特性付与剤を配合して用いる上塗り鏡面塗料としては、上記下塗り鏡面塗料と同様に、透明な樹脂層を形成する塗料、すなわち、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、熱硬化型アクリル樹脂の単独あるいは、これらの2種類以上の混合系からなる塗料が用いられる。

0018

上記表面特性付与剤としては、例えば、ハウスダストや花粉アレルゲン等各種アレルゲンの活動を抑制する特殊加工剤、耐摩耗剤等をあげることができる。

発明の効果

0019

本願請求項1記載の発明にかかる床材においては、下塗り鏡面塗装層の光沢度が、上塗り鏡面塗装層とこの上塗り鏡面塗装層を透過して見える下塗り鏡面塗装層とを含めての床材仕上がり光沢度よりも低くされているため、光沢に差異が生じることがなく、床材表面に光沢ムラが発生することを防ぐ。そして、落ち着いた透明感のある意匠性に優れた床材を得ることができる。

0020

例えば、花粉アレルゲン等の活動を抑制する特殊加工剤を配合して上塗り鏡面塗装を行えば、床材には床上に落ちた花粉あるいは、ハウスダスト等のアレルゲンの活動を抑制する表面特性が付与されるため、花粉シーズンでは室内での手軽な花粉症予防対策とすることができる。

0021

さらに、花粉アレルゲンの活動を抑制する特殊加工剤を極薄くコーティングしたカーテンと共に用いることにより室内での花粉症等の予防対策をより確実にすることができる。

図面の簡単な説明

0022

本願発明の床材を模式的に示す断面図。

実施例

0023

以下、本願発明にかかる床材の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、厚手の合板の表面を化粧シート化粧してなる化粧合板を下地基板4として用い、その上に下塗り鏡面塗装層2と上塗り鏡面塗装層1を設けた本願発明の床材を模式的に示す断面図である。

0024

図1に示すように、下地基板4として用いられた化粧合板の表面には木目模様等の柄の意匠性を向上させるための着色化粧用下塗り塗料ベタ塗りされ、化粧用下塗り層3が設けられている。そして、上記化粧用下塗り層3の上に下塗り鏡面塗料を塗布して下塗り鏡面塗装層2を設け、さらに表面特性付与剤5を配合した上塗り鏡面塗料を塗布して上塗り鏡面塗装層1を設ける。

0025

ここで、床材仕上がり光沢度は、上塗り鏡面塗装層1とこの上塗り鏡面塗装層1を透過して見える下塗り鏡面塗装層2を含めての光沢度であり、本願発明の床材においては、上記下塗り鏡面塗装層2の光沢度をこの床材仕上がり光沢度よりも低くしている。

0026

上記した光沢度は、日本工業規格(JIS)に定められた方法によって測定し、例えば、上塗り鏡面塗装層1の光沢度を40〜60とし、下塗り鏡面塗装層2の光沢度を20〜60に設定するとともに、下塗り鏡面塗装層2の光沢度を低くすることによって光沢に差が生じることがなく、また下地からの乱反射を防いで床材表面における光沢ムラの発生をなくすことができる。

0027

上記上塗り鏡面塗装層1の光沢度と下塗り鏡面塗装層2の光沢度は上記数値範囲で下塗り鏡面塗装層2の光沢度を低くすることによって所望の床材仕上がり光沢度が得られ、表面には光沢ムラがなく、落ち着いた透明感のある意匠性に優れた床材を得ることができる。

0028

このとき、例えば、上塗り鏡面塗料に表面特性付与剤5としてアレルゲンの活動を抑制する特殊加工剤を配合して上塗り鏡面塗装層1を形成すれば、室外から風によって運び込まれた花粉、ヒトの着衣と共に持ち込まれて床に落ちた花粉あるいは、ハウスダスト等のアレルゲンの活動を抑制するため、花粉シーズンにおいては室内での手軽な花粉症予防対策とすることができる。

0029

なお、上記した実施形態は、下地基板として厚手の化粧合板を用いた例について述べたが、化粧合板に限られず、パーティクルボードや中密度繊維板(MDF)等の木質ボードを用いてもよい。このように本願発明に係る床材は設計変更自在であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、本願発明の技術的範囲に属する。

0030

1上塗り鏡面塗装層
2下塗り鏡面塗装層
3化粧用下塗り層
4下地基板
5表面特性付与剤

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