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技術 胸部から乳汁を搾り出すための搾乳器

出願人 コーニンクレッカフィリップスエヌヴェ
発明者 ファンスヘインデルニコルエイチコットヴァレリーエスアールツロナルドゥスエム
出願日 2008年12月12日 (12年0ヶ月経過) 出願番号 2010-538984
公開日 2011年3月10日 (9年9ヶ月経過) 公開番号 2011-507577
状態 特許登録済
技術分野 体外人工臓器
主要キーワード 学習メカニズム 吸入フェーズ 電磁センサ 放出圧力 物理センサ 取得量 吸入サイクル 搾乳器
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年3月10日)のものです。
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図面 (4)

課題・解決手段

胸部から乳汁を搾り出すための搾乳器であって、胸部を受容するための少なくとも1つの胸部カップ2と、胸部に陰圧掛けるための少なくとも1つの胸部カップ2との流体接続部11におけるポンプシステム10と、搾乳器1の使用の間パラメータを測定するための少なくとも1つのセンサを有する検出ユニット3と、を有する搾乳器において、搾乳器1は、特定の利用者について搾乳器1の動作をパーソナライズするため、搾乳器1の使用の期間の間、少なくとも1つのセンサ4、5の測定値に基づいて、少なくとも1つの搾乳器搾乳特性を能動的に制御することにより、搾乳器設定を最適化するように構成されたことを特徴とする搾乳器。

概要

背景

搾乳器は、例えば乳児の問題のような種々の理由により又は母親が乳児から離れているときのように、乳児が自分で乳汁を搾り取ることができない場合などに、女性胸部から乳汁を搾り出すために利用される装置である。また、過剰な乳汁産生若しくは胸部の問題又は怪我のような他の理由も、女性が乳児に授乳する代わりに搾乳を使用することに帰着し得る。手動で動かすものや電動のものといった、種々の種類の搾乳器が存在する。既知の搾乳器は、様々な欠点を持つ。例えば、手動の搾乳器は、望ましい吸引頻度及び望ましい吸引力を利用するために多大な手動の動作を必要とする。このことは、時間を浪費する操作に帰着し得る。乳汁の圧搾を容易化するため、手動の動作を電動の搾乳動作によって置き換え電動搾乳器利用可能である。該搾乳器の利用者は、例えば吸引周期の頻度及び/又は吸引力を制御することによって、該搾乳器の設定を制御する必要があるのみである。しかしながら、実際的には、利用者が意図した態様で設定を制御することは容易ではなく、それにより、該搾乳器の誤った使用が、該搾乳器の効率を落とし、更には胸部の組織を損傷する虞さえある。実際に、斯かる問題は実際に、授乳を全くやめてしまうことにも帰着し得る。乳児に授乳することは乳児の健康に寄与することは知られているから、このことは望ましくない。

概要

胸部から乳汁を搾り出すための搾乳器であって、胸部を受容するための少なくとも1つの胸部カップ2と、胸部に陰圧掛けるための少なくとも1つの胸部カップ2との流体接続部11におけるポンプシステム10と、搾乳器1の使用の間パラメータを測定するための少なくとも1つのセンサを有する検出ユニット3と、を有する搾乳器において、搾乳器1は、特定の利用者について搾乳器1の動作をパーソナライズするため、搾乳器1の使用の期間の間、少なくとも1つのセンサ4、5の測定値に基づいて、少なくとも1つの搾乳器搾乳特性を能動的に制御することにより、搾乳器設定を最適化するように構成されたことを特徴とする搾乳器。

目的

本発明の目的は、実際の搾乳の前及び後の期間を考慮に入れた、改善された搾乳器を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
5件
牽制数
3件

この技術が所属する分野

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請求項1

胸部から乳汁を搾り出すための搾乳器であって、胸部を受容するための少なくとも1つの胸部カップと、前記胸部に陰圧掛けるための前記少なくとも1つの胸部カップとの流体接続部におけるポンプシステムと、前記搾乳器の使用の間パラメータを測定するための少なくとも1つのセンサを有する検出ユニットと、を有する搾乳器において、前記搾乳器は、特定の利用者について前記搾乳器の動作をパーソナライズするため、前記搾乳器の使用の期間の間、前記少なくとも1つのセンサの測定値に基づいて、少なくとも1つの搾乳器搾乳特性を能動的に制御することにより、搾乳器設定を最適化するように構成されたことを特徴とする搾乳器。

請求項2

前記少なくとも1つの搾乳器搾乳特性は、搾乳力及び搾乳頻度のうちの少なくとも一方である、請求項1に記載の搾乳器。

請求項3

前記少なくとも1つのセンサは、前記搾乳器の使用の期間の間、前記少なくとも1つの胸部カップにおける、好適には少なくとも前記胸部カップと胸部との間の空間における、陰圧を測定するように構成された、請求項1又は2に記載の搾乳器。

請求項4

前記圧力センサは、少なくとも前記胸部カップにおける最小陰圧及び/又は最大陰圧を検出するように構成された空気圧センサである、請求項3に記載の搾乳器。

請求項5

前記検出ユニットは、乳汁流量を時間の関数として及び/又は少なくとも数回の以前に実行された吸入周期に亘る乳汁流量の平均値を測定するように構成された少なくとも1つの乳汁流量センサを有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の搾乳器。

請求項6

前記検出ユニットは、搾り出された乳汁の少なくとも1つの生物学的粒子の少なくとも1つの特性を評価するように構成された少なくとも1つのセンサを有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の搾乳器。

請求項7

前記搾り出された乳汁の少なくとも1つの生物学的粒子の少なくとも1つの特性を評価するためのセンサは、電磁センサ物理センサ及び/又は生物学的センサ等を有する、請求項6に記載の搾乳器。

請求項8

前記圧力センサは、ポンプシステムと胸部カップとの間における流体接続部及び/又は胸部カップにおいて、ポンプシステムのポンプ本体に備えられた、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の搾乳器。

請求項9

前記搾乳器は更に、前記センサの測定値に基づいて前記検出ユニットからのデータ出力解析するように構成された制御ユニットを有する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の搾乳器。

請求項10

前記制御ユニットは、例えば搾乳力及び/又は搾乳頻度を適応させることにより、前記データ出力に依存して前記ポンプシステムを制御するように構成された、請求項9に記載の搾乳器。

請求項11

前記制御ユニットは、前記データ出力に依存して、前記搾乳器の利用者に情報を提供するように構成された、請求項9又は10に記載の搾乳器。

請求項12

前記制御ユニットは、所定の頻度値及び圧力値を時間内に提供する所定の搾乳周期に従って、前記搾乳器の使用の期間の間、前記ポンプシステムを制御するように構成された、請求項9乃至11のいずれか一項に記載の搾乳器。

請求項13

前記所定の搾乳周期は、例えば約1.5Hzの比較的高い周波数及び例えば約15kPaの比較的低い圧力を表す第1の段階を有する、請求項12に記載の搾乳器。

請求項14

前記所定の搾乳周期は、例えば約0.75Hzの比較的低い周波数及び例えば約30kPaの比較的高い圧力を表す第2の段階を有する、請求項12又は13に記載の搾乳器。

請求項15

前記所定の搾乳周期は、例えば約0.75Hzの比較的低い周波数及び例えば約20kPaの中位の圧力を表す第3の段階を有する、請求項12乃至14のいずれか一項に記載の搾乳器。

請求項16

前記制御ユニットは、前記センサの測定値に基づいてデータを保存するように構成され、利用時に、前記制御ユニットが、前記保存されたデータに基づいて搾乳器設定を提供する、請求項9乃至15のいずれか一項に記載の搾乳器。

請求項17

前記検出ユニットは、1つよりも多い乳房についてパラメータを測定するように構成され、前記制御ユニットは、両方の胸部カップについて独立して前記ポンプシステムを制御するように構成された、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の搾乳器。

技術分野

0001

本発明は、胸部から乳汁を搾り出すための搾乳器であって、胸部を受容するための少なくとも1つの胸部カップと、前記胸部に陰圧掛けるための前記少なくとも1つの胸部カップとの流体接続部におけるポンプシステムと、前記搾乳器の使用の間パラメータを測定するための少なくとも1つのセンサを有する検出ユニットと、を有する搾乳器に関する。

背景技術

0002

搾乳器は、例えば乳児の問題のような種々の理由により又は母親が乳児から離れているときのように、乳児が自分で乳汁を搾り取ることができない場合などに、女性の胸部から乳汁を搾り出すために利用される装置である。また、過剰な乳汁産生若しくは胸部の問題又は怪我のような他の理由も、女性が乳児に授乳する代わりに搾乳を使用することに帰着し得る。手動で動かすものや電動のものといった、種々の種類の搾乳器が存在する。既知の搾乳器は、様々な欠点を持つ。例えば、手動の搾乳器は、望ましい吸引頻度及び望ましい吸引力を利用するために多大な手動の動作を必要とする。このことは、時間を浪費する操作に帰着し得る。乳汁の圧搾を容易化するため、手動の動作を電動の搾乳動作によって置き換え電動搾乳器利用可能である。該搾乳器の利用者は、例えば吸引周期の頻度及び/又は吸引力を制御することによって、該搾乳器の設定を制御する必要があるのみである。しかしながら、実際的には、利用者が意図した態様で設定を制御することは容易ではなく、それにより、該搾乳器の誤った使用が、該搾乳器の効率を落とし、更には胸部の組織を損傷する虞さえある。実際に、斯かる問題は実際に、授乳を全くやめてしまうことにも帰着し得る。乳児に授乳することは乳児の健康に寄与することは知られているから、このことは望ましくない。

発明が解決しようとする課題

0003

利用者が適切な搾乳器設定を利用するように導くように試みる改善された搾乳器が、例えば米国特許出願公開US2005/0028342に開示されている。この既知の搾乳器は、搾乳周期の間の乳汁の流量を測定する乳汁流量センサを有する。測定された乳汁流量に応じて、該搾乳器は、種々の搾乳設定の間を切り換えることが可能である。しかしながら、斯かる搾乳器は、実際の搾乳の前及び後に、乳汁の流量がない又は最小限の乳汁流量しかないことを考慮に入れていない。それ故、実際の搾乳の前及び後の期間において、利用者は、搾乳器の利用の期間の間に、適切な設定を利用するように適切に導かれ得ない。それ故、本発明の目的は、実際の搾乳の前及び後の期間を考慮に入れた、改善された搾乳器を提供することにある。更に詳細には、本発明の目的は、搾乳器の使用の期間の間効率的に動作し、同時に使用が容易な、改善された搾乳器を提供することにある。

課題を解決するための手段

0004

この目的のため、本発明による装置は、該搾乳器が、特定の利用者について前記搾乳器の動作をパーソナライズするため、前記搾乳器の使用の期間の間、前記少なくとも1つのセンサの測定値に基づいて、少なくとも1つの搾乳器搾乳特性を能動的に制御することにより、搾乳器設定を最適化するように構成されたことを特徴とする。該搾乳器は、搾乳器の使用の期間の間、少なくとも1つのセンサの測定値に基づいて搾乳器の設定を最適化することが可能であるため、実際の搾乳が開始する前及び搾乳が減少又は終了した後にも、特定の利用者の個人的な特性に適合した搾乳器が提供される。斯かる搾乳器は、利用者を傷付けることのない容易な方法で、搾乳器の実際の利用の期間の各段階の間に、該利用者についての少なくとも1つのセンサの測定値に基づいて、少なくとも1つの搾乳器搾乳特性を能動的に制御することにより、最適な設定を提供し、同時に、増加した搾り出された乳汁量、向上した乳汁品質及び/又は増大した搾乳効率を提供する。斯くして、実際の搾乳が開始する前の期間の間にも、該少なくとも1つの搾乳特性が測定され、それに基づいて、搾乳特性が能動的に制御される。測定値が所望の値と合致しない場合には、搾乳特性は能動的に制御又は適応される。搾乳器搾乳特性は例えば、搾乳力及び/又は搾乳頻度であっても良い。該少なくとも1つの搾乳特性は、搾乳器の利用の期間全体の間に能動的に制御されても良いことは明らかである。しかしながら、該少なくとも1つの搾乳特性は、例えば実際の搾乳を開始する前の期間の間にのみのような、搾乳器の使用の期間全体のうちの1つ以上の部分の間に、能動的に制御されても良い。従って、該搾乳器の使用に対するアクセス性が著しく増大させられる。

0005

本発明の更なる改善によれば、前記少なくとも1つのセンサは、前記搾乳器の使用の期間の間、前記少なくとも1つの胸部カップにおける、好適には少なくとも前記胸部カップと胸部との間の空間における、陰圧を測定するように構成されることが有利となり得る。該圧力センサにより、実際に胸部に掛かる圧力を測定することが可能となる。胸部に対する実際に掛かる陰圧は、ポンプシステムの吸引力に依存するが、例えば胸部と胸部カップとの間若しくはポンプシステムと胸部カップとの間の流体接続部における他の位置における空気の漏れ、又はカップ中の空気の量のような、他の条件にも依存する。このことは利用者毎に異なるものとなり得る。なぜなら、各利用者の胸部形状及び胸部カップが胸部をカバーする態様が異なり得るからである。搾乳器の使用の間の胸部に掛かる実際の陰圧を測定することにより、利用者はどれが搾乳器の最適な設定であるかを探し出して試みる必要がない。更に、このことは、繊細な胸部組織を損傷することを防ぐ。なぜなら、どれだけの量の圧力が胸部に掛かっているかが明らかであり、他の要因により曖昧にならないからである。搾乳器の使用の期間の間に陰圧が掛かるため、乳汁が流れる前であっても、利用者は該使用の期間の間の適切な設定を利用するよう導かれ得る。このことは、使い慣れない利用者にとってさえも使用が容易な搾乳器に帰着する。

0006

好適には、本発明の更なる改善によれば、前記圧力センサは、少なくとも前記胸部カップにおける最小陰圧及び/又は最大陰圧を検出するように構成された空気圧センサである。このことは、吸入フェーズにおいて掛かる圧力が高過ぎる(最大圧力)場合又は放出フェーズの間に放出圧力最小圧力)が高過ぎる場合に、利用者が警告を受けることを可能とする。搾乳器の使用の期間の間、ポンプシステムは、交番する吸入及び放出フェーズを有する吸入周期で動作することに留意されたい。圧力が高過ぎる場合には、圧力を低減するために、胸部カップ又は少なくとも胸部カップと胸部との間の空間に、より多くの空気が導入されても良い。圧力センサは、この場合、圧力が高過ぎる場合に自動的に開く安全弁としても動作し得る。

0007

本発明の更なる有利な実施例においては、前記検出ユニットは、乳汁流量を時間の関数として及び/又は少なくとも数回の以前に実行された吸入周期に亘る乳汁流量の平均値を測定するように構成された少なくとも1つの乳汁流量センサを有する。例えば、吸入周期の間に掛かる陰圧を測定し、同時に該吸入周期の間の乳汁流量を測定することにより、搾乳器の効率は更に増大させられ得る。乳汁流量を測定し、掛かる圧力に対する該乳汁流量を解析することにより、搾乳器の設定は更に適切に決定され得る。

0008

本発明の他の態様によれば、前記検出ユニットは、搾り出された乳汁の少なくとも1つの生物学的粒子の少なくとも1つの特性を評価するように構成された少なくとも1つのセンサを有する。本発明の他の態様による斯かるセンサは、電磁センサ物理センサ及び/又は生物学的センサ等を有しても良い。例えば、乳汁の電磁特性は、例えば女性の健康又は乳汁品質に関連する、種々のパラメータにより影響を受けることが知られている。例えば、乳腺炎が発生した場合には、乳汁の電気伝導率が増大する。乳汁の伝導率は、電磁センサにより測定されることができる。物理センサによって乳汁の密度を測定すること、化学センサによってpHレベルを測定すること、生物学的センサによって細胞計数すること、又は他の既知のセンサによって他の特性を測定することも可能である。斯かる決定された情報は、健康問題を防止又は治癒するのに役立ち、更には搾乳パラメータを最適化し、搾り出される乳汁の量及び品質を向上し得る。乳汁流量センサと、搾り出される乳汁の少なくとも1つの生物学的粒子の少なくとも1つの特性を評価するように適応された該センサとが、同一のセンサに結合されることも可能である。

0009

本発明の更に他の実施例においては、前記圧力センサは、ポンプシステムと胸部カップとの間における流体接続部及び/又は胸部カップにおいて、ポンプシステムのポンプ本体に備えられても良い。圧力センサは、実際に胸部に掛かる圧力を測定することが可能である限り、上述した位置のいずれに配置されても良い。乳汁流量センサ及び/又は電磁特性を測定するためのセンサは、乳汁の流れの近く又は該流れの中に配置されても良い。

0010

本発明の他の態様によれば、前記搾乳器は更に、前記センサの測定値に基づいて前記検出ユニットからのデータ出力を解析するように構成された制御ユニットを有する。前記少なくとも1つのセンサによって供給される、例えば特定の時点において掛かった圧力及び/又は特定の時点における乳汁流量のような前記データ出力を解析した後、制御ユニットは、搾乳器の設定の変更を提案しても良い。

0011

本発明の更なる改善によれば、搾乳及び使用の快適さを最適化するため、前記制御ユニットは、例えば搾乳力及び/又は搾乳頻度を適応させることにより、前記データ出力に依存して前記ポンプシステムを制御しても良い。

0012

前記制御ユニットは、前記データ出力に依存して、前記搾乳器の利用者に情報を提供するように構成されることも可能である。制御ユニットは、搾乳力及び/又は搾乳頻度についての値を提案しても良い。搾乳及び使用の快適さを最適化するために、利用者は種々の設定を試す必要がなく、提案された値を設定するだけで良い。利用者はまた、知覚される快適さに依存して、搾乳設定を変更しても良い。

0013

本発明の更なる態様によれば、前記制御ユニットは、所定の頻度値及び圧力値を時間内に提供する所定の搾乳周期に従って、前記搾乳器の使用の期間の間、前記ポンプシステムを制御するように構成されても良い。このことは、所定の搾乳周期の経路に従って、ポンプシステムが搾乳力及び搾乳頻度を変更することを可能とする。勿論、これら値は、実際に測定された圧力及び/又は乳汁流量値に依存して、搾乳器の使用の期間の間に適応されても良い。

0014

本発明の更なる改善においては、前記制御ユニットは、前記センサの測定値に基づいてデータを保存するように構成され、利用時に、前記制御ユニットが、前記保存されたデータに基づいて搾乳器設定を提供しても良い。このことは、学習メカニズムを持つ制御ユニットを提供する。このことは、搾乳器の使用の次の実際の期間の間に、圧力及び頻度が利用者にとって更に最適化されるように、所定の搾乳周期が搾乳器の利用者にとって最適化されることを可能とする。女性毎に最適な搾乳周期は異なり得るため、このことは搾乳器がパーソナライズされることを可能とする。利用者の個人的な要望に従って又は専門家助言に従って、搾乳周期を適応させることも可能である。

0015

本発明による搾乳器の更なる有利な実施例は、従属請求項に開示される。

0016

本発明を説明するため、添付図面を参照しながら、本発明の実施例が以下に説明される。

図面の簡単な説明

0017

本発明による搾乳器の動作原理を模式的に示す。
本発明による搾乳器の搾乳周期を模式的に示す。
搾乳器の第1の実施例を模式的に示す。

実施例

0018

図1は、本発明による搾乳器1の動作原理を示す。ブロックAは、搾乳器1の使用の期間の間の特定の時点(例えば搾乳器1を始動した直後)における搾乳器1の必要とされる設定の決定を表す。搾乳器1は、矢印Bにより表されるように、特定の搾乳頻度及び搾乳力で動作するよう駆動される。ブロックCは、例えば胸部保護部2(図3を参照)における又は少なくとも胸部保護部2(図3を参照)と胸部との間の空間における最大陰圧のようなシステム全体の実際のパラメータ、及び当該時点における実際の乳汁流量の測定を表す。該圧力及び乳汁流量の測定の後、これらデータは送信され戻され(矢印Dにより表される)解析される(ブロックAにより表される)。解析されたデータに応じて、搾乳器の設定の適合が提案されても良く、該適合は提案された値に従って自動的に又は利用者により手動で実行されても良い。斯くして、搾乳器1は、搾乳器1の使用の期間の間、1つ以上のセンサの測定値に基づいて、例えば搾乳力又は搾乳頻度のような搾乳器搾乳特性を能動的に制御することによって、搾乳器の設定を最適化するように構成される。従って、搾乳器1の動作は、特定のユーザ毎にパーソナライズされ得る。搾乳器1の使用の期間は、搾乳器の動作の開始から、搾乳器の動作の終了までの、吸入周期の全体を含み、従って胸部からの実際の搾乳の前の期間及び胸部からの実際の搾乳の後の期間をも含むことに留意されたい。更に、搾乳周期は、搾乳器1の使用の期間全体の間の、搾乳特性値の全体として定義される。搾乳周期の値は、図2において議論されるように、搾乳器の使用の期間の間変化し得る。

0019

図2において、本発明による搾乳器1の使用の期間の間の搾乳器1の幾つかの吸入周期が模式的に示される。図示されるように、搾乳周期は、それぞれに吸入周期が異なる3つの異なる段階I、II及びIIIを有し、各段階は所定の搾乳頻度及び所定の陰圧を有する。吸入サイクルは更に、搾乳器1の使用の期間の段階I、II及びIIIの全ての間に交番して反復される2つのフェーズS及びRから成る。該2つのフェーズは吸入フェーズSと放出フェーズRとを有する。吸入フェーズSの間、乳汁が胸部から流れることが想定され、放出フェーズRの間、胸部から搾り出された乳汁を受容するための胸部カップ2(図3を参照)に対する流体接続部に存在しても良い受容部(図示されていない)に乳汁が集められる。斯かる受容部は例えば、搾乳器1に接続された哺乳瓶であっても良い。吸入フェーズSは、胸部に対する陰圧を増大させることにより時間T0において開始し、斯くして搾乳周期の段階に応じて放出圧力P1から所望の圧力へと胸部カップの下の真空レベルを増大させる。時間T1まで、陰圧は所望の値に保たれる。次いで、吸入フェーズSが終了し、放出フェーズRが開始する。陰圧はP1に達するまで減少し、吸入フェーズSが再開する時間T2まで、当該値に留まる。吸入フェーズSと放出フェーズRとは、搾乳周期の間交番して反復される。後に議論されるように、該周期の段階に依存して、特定の頻度及び望ましい最大圧力が搾乳器1によって供給される。吸入フェーズS及び放出フェーズRについての吸入周期時間Tcは、Tc=T2−T0により表される。吸入頻度Fは、F=1/Tcにより決定される。各吸入周期の間、特定の量の乳汁が搾り出される。

0020

上述したように、搾乳周期は、乳汁の効率的な除去をもたらすために、胸部からの搾乳工程に適応された3つの異なる段階を有する。

0021

第1の段階Iは刺激段階であり、比較的高い搾乳頻度F(例えば約1.5Hz)及び比較的低い圧力P1(例えば15kPa)でポンプシステム10(図3を参照)が動作することを必要とし得る。段階Iにおいては、乳汁射出反射を用いて搾乳を開始するように胸部が刺激される。

0022

第2の段階IIは搾乳段階であり、比較的低い搾乳頻度F(好適には約0.75Hzの頻度)及び比較的高い圧力P3(例えば約30kPa)でポンプシステム10が動作することを必要とし得る。段階IIにおいては、大量の乳汁が胸部から搾り出される。

0023

第3の段階IIIは除去段階であり、比較的低い搾乳頻度F(例えば約0.75Hz)及び中位の圧力P2(例えば約20kPa)を必要とし得る。本段階においては、略全ての乳汁が既に胸部から搾り出されているが、残った乳汁は非常に栄養価が高いと考えられるため、更に搾り出される必要がある。この搾乳の最終部分は、例えば乳汁の閉塞を防ぐためにも、生理学的理由からも望ましい。該搾乳の最終部分は、胸部の怪我を防ぐために注意深く実行される必要がある。

0024

図3は、搾乳器1の第1の実施例を模式的に示す。搾乳器1は、胸部を受容するための少なくとも1つの胸部カップ2を有する。該胸部カップは柔軟なカップ、フード又は保護部であっても良く、あまり柔軟でなくとも良いことは、留意されたい。他の種類の胸部カップ等が利用されても良い。搾乳器1は更に、胸部カップ2から、より具体的には少なくとも胸部カップ2と利用者の胸部との間の空間から、空気を除去することにより、胸部カップ2中の胸部に陰圧を掛けるための、胸部カップ2との流体接続部11におけるポンプシステム10を有する。搾乳器1は更に、圧力センサ4及び乳汁流量センサ5を持つ検出ユニット3を有する。本発明の他の実施例においては、前述したように、該検出ユニット3は圧力センサ4のみを有するものであっても良い。更に、搾り出される乳汁の少なくとも1つの生物学的粒子の少なくとも1つの特性を評価するための付加的なセンサ(図示されていない)が備えられても良い。斯かるセンサは、搾り出される乳汁の伝導性を測定するための電磁センサ、例えば乳汁の密度を測定するための物理センサ、例えば乳汁のpHレベルを測定するための化学センサ、例えば細胞を計数するための生物学的センサであっても良い。勿論、該センサは、搾り出される乳汁の生物学的粒子の他の特性を評価することが可能な他のセンサであっても良い。圧力センサ4は、搾乳器1の使用の期間の間、胸部カップ2における、好適には少なくとも胸部カップ2と胸部との間の空間における、陰圧を測定するように構成される。乳汁流量センサ5は、乳汁流量出力及び少なくとも幾つかの以前に実行された吸入周期に亘る乳汁流量出力の平均値を時間の関数として測定するように構成される。該圧力センサは、ポンプシステム10のポンプ本体(図示されていない)、胸部カップ2とポンプシステム10との間の流体接続路11、又は胸部カップ2自体に配置されても良い。搾乳器1における種々の位置に配置された更なるセンサを利用することも可能である。乳汁流量センサ5は、胸部からの乳汁の流れ中又は該流れの近くに配置されても良く、搾り出された乳汁の総量をも測定するように構成されても良い。

0025

搾乳器1は、検出ユニット3からのデータ出力(矢印6及び矢印7により表される)を解析するように構成された制御ユニット8を有する。制御ユニット8はまた、例えば搾乳力及び/又は搾乳頻度を適応させることにより、該データ出力に応じてポンプシステム10を制御するように構成される。他の実施例においては、制御ユニット8が、該データ出力に応じて搾乳器1の利用者に対して測定及び解析されたデータについての情報を提供するように構成される。斯かる情報は、例えばディスプレイにおいて提供されても良い。提供された情報によって、利用者は、ポンプシステム10の効率を向上させるために、ポンプシステム10の設定を変更することができる。既に搾り出された乳汁の総量のような、更なる情報もが提供されても良い。しかしながら、図3に示された搾乳器1の実施例においては、制御ユニット8は、設定を自動的に適応させる(矢印9により表される)ことによりポンプシステム10を制御するように構成される。

0026

利用時には、ポンプシステム10の設定は、図2に示された搾乳周期の段階に応じて調節される。刺激段階Iの間は、制御ユニット8は、比較的高い搾乳頻度F及び比較的低い圧力P1で吸入周期を実行するようにポンプシステム10を制御する。圧力センサ4により測定された実際の圧力が特定の閾値よりも大きい分だけ所定の圧力P1と異なる場合には、制御ユニット8は、それに応じてポンプシステム10の設定を調節する。放出フェーズRの終了時において測定された最小圧力Pl(図2を参照)が特定の閾値よりも大きい分だけ0よりも高い場合には、制御ユニット8は、より多くの空気が胸部カップ2の外から胸部カップ2、流体接続部11及びポンプシステム10へと入るようにすることによって、吸入フェーズSと放出フェーズRとの比を調節する。高くなり過ぎ得る最小圧力Plは胸部の非効率的な刺激に帰着し得、また乳汁が胸部カップ2から離れることを妨げ得るが、その代わりにポンプシステム10へと押し出されても良いが、このことは望ましくない影響をもたらす。胸部カップ2又はポンプシステム10における空気を許容するため搾乳周期を中断することも可能である。それ故、制御ユニット8により制御される特殊な弁が備えられても良い。乳汁流量センサ5が特定の乳汁流量を測定した場合、即ち瞬間的な乳汁の取得量が所定の閾値よりも高い場合には、センサ5は制御ユニット8に、乳汁圧搾が開始したことを通知する。この時点において、制御ユニット8は、搾乳周期の段階IIに移行するため、搾乳設定を変更するようにポンプシステム10を制御する。搾乳段階IIにおいて、制御ユニット8は、図2に示されたように、比較的低い頻度及び比較的高い圧力P3で搾乳周期を実行するようにポンプシステム10を制御する。頻度Fは、必要であれば、瞬間的な乳汁の取得量に応じて適応されても良い。吸入フェーズSは、乳汁流量が特定の所定の閾値よりも下に下降するまで、放出フェーズRには切り換わらない。搾乳段階IIは、乳汁流量センサ5が制御ユニット8に対し、吸入周期の最後の2つに亘る瞬間的な乳汁の取得量の平均値が所定の閾値よりも下に降下したことを通知した時点で終了する。

0027

段階IIが終了した後、略全ての乳汁が胸部から搾り取られたときに除去段階IIIが開始される。残っている乳汁は非常に栄養価が高いため、残っている乳汁を胸部から搾り出すことも重要である。更に、残りの乳汁の圧搾は、乳汁の閉塞を防ぐためにも非常に有利である。除去段階IIIは、「乾いた搾乳」が乳首の問題のような胸部の問題に導き得るため、注意深く実行される必要がある。該段階IIIにおいて、制御ユニット8は、図2に示されたように比較的低い頻度及び中位の圧力P2で吸入周期を実行するように、ポンプシステム10を制御する。除去段階IIIは、所定の時間に亘って瞬間的な乳汁の取得量がゼロとなるか又はゼロに近くなったときに終了する。

0028

上述した実施例において、特定の所定の圧力及び瞬間的な乳汁の取得量の閾値が言及された。斯かる閾値は、女性毎に異なり得ることは明らかである。それ故、制御ユニット8は、図2に示されたような搾乳周期を特定の利用者設定に適応させることができることが有利となり得る。搾乳器1の使用の新たな期間毎に、少しずつ最適化されることとなる。所定の搾乳周期はまた、利用者のフィードバックに適応させることにより又は専門家からの助言に基づいて更に最適化されても良い。本発明の他の実施例においては、所定の搾乳周期は、特定の乳児の吸引の振る舞いを模倣するように構成されても良い。更に、搾乳器1の使用の期間の間の望ましい最大圧力が、150乃至250mmHg(約20乃至33kPa)の範囲に留まることが有利となり得る。該範囲より下の値は、搾乳において非効果的であり、該範囲を超える値は痛みを引き起こし得る。

0029

本発明の更に他の実施例においては、搾乳器1は、利用者の両乳房に同時に取り付けるための2つの胸部カップ2を有しても良い。検出ユニット3は、両方の胸部カップ2における陰圧及び乳汁流量のようなパラメータを独立して測定するように構成されても良い。制御ユニット8は、連帯した最適な態様で両乳房に対して搾乳力及び搾乳頻度を適用するようにポンプシステム10を制御しても良い。他の実施例においては、各胸部についての最適な設定を独立して提供するために、各胸部カップ2が、流体接続部において独立して制御可能なポンプシステム10を備えても良い。搾乳器1はそれ故、2つのポンプシステムを有しても良い。

0030

例えば瞬間的な乳汁の取得量に依存せずに、例えば一定の頻度で搾乳するため、ポンプシステム10をいずれの望ましい方法で制御しても良いことは、理解されるべきである。また、制御ユニット8は、望ましい時点において段階I、II及びIIIの間で切り換わっても良く、又は測定されたパラメータに応じて切り換わっても良い。段階IIIの間に、瞬間的な乳汁の取得量が増大することもあり得る。制御ユニット8は、段階IIの間に利用される設定に戻るようにポンプシステム10を制御することによって対応しても良い。制御ユニット8は、搾乳力及び/又は搾乳頻度の変化が瞬間的にではなく例えば数秒のような特定の時間の遷移期間の間に達成されるように、ポンプシステム10を制御するよう構成されても良い。また、ポンプシステム10の制御における他の変更が、経過した時間に依存しても良い。更に、搾乳器1を、他の離れた位置に測定されたパラメータを転送するシステムに接続することも可能である。例えば、専門家がインターネットを介して測定されたパラメータについて通知され、搾乳器1の制御ユニット8又は搾乳器1の利用者にフィードバックを与えても良い。測定パラメータは、後に調べることができるように制御ユニット8に保存されても良い。

0031

本発明は、いずれの態様においても、明細書及び図面に示された実施例に限定されるものではない。図示され説明された実施例(の一部)の全ての組み合わせが、本明細書ないに組み込まれたものとして明示的に理解され、本発明の範囲内であると明示的に理解される。更に、多くの変形が、請求項により概説された本発明の範囲内で可能である。更に、請求項におけるいずれの参照記号も、本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

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