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技術 給湯機付き風呂釜

出願人 東京瓦斯株式会社
発明者 漣洋平
出願日 2010年5月17日 (10年1ヶ月経過) 出願番号 2010-113146
公開日 2011年12月1日 (8年7ヶ月経過) 公開番号 2011-242028
状態 特許登録済
技術分野 風呂の制御
主要キーワード 数値的情報 消費エネルギ量 比較量 省エネルギ運転 配管群 運転態様 降下温度 主バーナー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年12月1日)のものです。
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図面 (4)

課題

先に入浴した者が浴槽を出るときに、次に入浴する者の入浴予想時刻において浴槽の温水温度を予め設定した温度とするのに、自動追い焚きと手動追い焚きのどちらを選択すべきかの情報を、使用者に与えることができるようにする。

解決手段

給湯機付き風呂釜1は、次の入浴者の入浴予想時刻を入力する入浴予想時刻人力手段71と、前記入予想時刻での浴槽水の温度を予測する浴槽水温度予測手段31と、入浴予想時刻まで自動追い焚きを選択した場合の第1の消費エネルギ量演算する第1演算手段32と、入浴予想時刻まで自動追い焚きせずに入浴予想時刻から手動追い焚きすることを選択した場合の第2の消費エネルギ量を演算する第2演算手段33と、第1の消費エネルギ量と第2の消費エネルギ量を比較する比較手段35と、結果を表示する表示手段72を少なくとも備える。

概要

背景

自動追い焚きモードと手動追い焚きモードとが選択できるようになっている給湯機付き風呂釜は知られている。

ここで、自動追い焚きモードとは、風呂釜に備えられた制御装置が、浴槽水の温度が予め設定した値を維持できるように風呂釜の燃焼燃焼停止を繰り返すようにした運転モードであり、例えば30分ごとに風呂釜を燃焼させ、燃焼開始後に浴槽水の温度が予め設定した値まで昇温したときに燃焼を停止する制御を反復するか、あるいは、浴槽水の温度が所定温度(例えば1.5度程度)だけ降下したときに風呂釜を燃焼させ、燃焼開始後に浴槽水の温度が予め設定した値まで昇温したときに燃焼を停止する制御を反復するモードなどが採用されている。

手動追い焚きモードとは、風呂釜の燃焼は停止した状態のときに、使用者が手動追い焚きを選択することで、風呂釜は燃焼を開始し、使用者が手動追い焚きを解除するか、または燃焼開始後に浴槽水の温度が予め設定した値まで昇温したときに制御装置が燃焼を停止するようにされたモードである。

現在用いられている給湯機付き風呂釜は、使用者が自動追い焚きモードと手動追い焚きモードのいずれかを選択できるようにはなっているが、そのいずれを選択すべきかに関する情報を使用者に提供するようにはなっていない。例えば、母親と子供が午後6時に入浴し、親が午後10時に入浴することが予想される日がある場合、母親は、風呂から出るときに、自動追い焚きモードを選択することで、父親がすぐに快適な温度で入浴できるようにしておくべきか、一旦風呂釜の燃焼を停止して、父親が入浴する直前に風呂釜の燃焼を開始する手動追い焚きモードを選択すべきか、の選択をしなければならない。この選択は、現在では、母親の経験に基づいて行われているだけである。

一方、給湯機付き風呂釜において、省エネルギの観点からその運転システムを改良する提案がなされており、特許文献1には、手動追い焚きモードを備えた給湯機付き風呂釜において、手動追い焚きを開始するときに浴槽残湯がある場合、浴槽を設定湯量湯温とするときに、残湯の持つ熱量を算出して、その残湯を利用したほうが経済的か、新たにお湯を供給したほうが経済的かを判断し、判断された内容を表示手段に表示するようにした給湯機付き風呂釜が記載されている。すなわち、給湯機付き風呂釜に備えられた制御装置が、いずれが省エネルギになるかを判断して、使用者に伝えるようにしている。

概要

先に入浴した者が浴槽を出るときに、次に入浴する者の入浴予想時刻において浴槽の温水温度を予め設定した温度とするのに、自動追い焚きと手動追い焚きのどちらを選択すべきかの情報を、使用者に与えることができるようにする。給湯機付き風呂釜1は、次の入浴者の入浴予想時刻を入力する入浴予想時刻人力手段71と、前記入予想時刻での浴槽水の温度を予測する浴槽水温度予測手段31と、入浴予想時刻まで自動追い焚きを選択した場合の第1の消費エネルギ量演算する第1演算手段32と、入浴予想時刻まで自動追い焚きせずに入浴予想時刻から手動追い焚きすることを選択した場合の第2の消費エネルギ量を演算する第2演算手段33と、第1の消費エネルギ量と第2の消費エネルギ量を比較する比較手段35と、結果を表示する表示手段72を少なくとも備える。

目的

現在用いられている給湯機付き風呂釜は、使用者が自動追い焚きモードと手動追い焚きモードのいずれかを選択できるようにはなっているが、そのいずれを選択すべきかに関する情報を使用者に提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

次の入浴者入浴予想時刻を入力する入浴予想時刻人力手段と、前記入予想時刻を入力した時点での浴槽水の持つ熱量に基づき前記入浴予想時刻での浴槽水の温度を予測する浴槽水温度予測手段と、前記入浴予想時刻まで自動追い焚きを選択した場合の第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量演算する第1演算手段と、前記入浴予想時刻まで自動追い焚きせずに前記入浴予想時刻から手動追い焚きすることを選択した場合の第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を演算する第2演算手段と、前記第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量および前記第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を同時にまたは別々に表示する表示手段と、を少なくとも備えた給湯機付き風呂釜

請求項2

次の入浴者の入浴予想時刻を入力する入浴予想時刻入力手段と、前記入浴予想時刻を入力した時点での浴槽水の持つ熱量に基づき前記入浴予想時刻での浴槽水の温度を予測する浴槽水温度予測手段と、前記入浴予想時刻まで自動追い焚きを行う自動追い焚きモードを選択した場合の第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を演算する第1演算手段と、前記入浴予想時刻まで追い焚きせずに前記入浴予想時刻から手動追い焚きをする手動追い焚きモードを選択した場合の第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を演算する第2演算手段と、前記第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量および前記第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を比較する比較手段と、前記比較手段によって消費エネルギ量が少ないまたは二酸化炭素排出量が小さいと判断されたモードを表示する表示手段と、を少なくとも備えた給湯機付き風呂釜。

請求項3

前記比較手段は前記第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量および前記第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量との差分を演算する演算手段をさらに備え、前記表示手段は前記差分をも同時に表示するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の給湯機付き風呂釜。

技術分野

0001

本発明は給湯機付き風呂釜に関し、特に、自動追い焚きモードと手動追い焚きモードとが選択できるようになっている給湯機付き風呂釜において、そのいずれを選択すべきかに関する情報を使用者に提供できるようにした給湯機付き風呂釜に関する。

背景技術

0002

自動追い焚きモードと手動追い焚きモードとが選択できるようになっている給湯機付き風呂釜は知られている。

0003

ここで、自動追い焚きモードとは、風呂釜に備えられた制御装置が、浴槽水の温度が予め設定した値を維持できるように風呂釜の燃焼燃焼停止を繰り返すようにした運転モードであり、例えば30分ごとに風呂釜を燃焼させ、燃焼開始後に浴槽水の温度が予め設定した値まで昇温したときに燃焼を停止する制御を反復するか、あるいは、浴槽水の温度が所定温度(例えば1.5度程度)だけ降下したときに風呂釜を燃焼させ、燃焼開始後に浴槽水の温度が予め設定した値まで昇温したときに燃焼を停止する制御を反復するモードなどが採用されている。

0004

手動追い焚きモードとは、風呂釜の燃焼は停止した状態のときに、使用者が手動追い焚きを選択することで、風呂釜は燃焼を開始し、使用者が手動追い焚きを解除するか、または燃焼開始後に浴槽水の温度が予め設定した値まで昇温したときに制御装置が燃焼を停止するようにされたモードである。

0005

現在用いられている給湯機付き風呂釜は、使用者が自動追い焚きモードと手動追い焚きモードのいずれかを選択できるようにはなっているが、そのいずれを選択すべきかに関する情報を使用者に提供するようにはなっていない。例えば、母親と子供が午後6時に入浴し、親が午後10時に入浴することが予想される日がある場合、母親は、風呂から出るときに、自動追い焚きモードを選択することで、父親がすぐに快適な温度で入浴できるようにしておくべきか、一旦風呂釜の燃焼を停止して、父親が入浴する直前に風呂釜の燃焼を開始する手動追い焚きモードを選択すべきか、の選択をしなければならない。この選択は、現在では、母親の経験に基づいて行われているだけである。

0006

一方、給湯機付き風呂釜において、省エネルギの観点からその運転システムを改良する提案がなされており、特許文献1には、手動追い焚きモードを備えた給湯機付き風呂釜において、手動追い焚きを開始するときに浴槽残湯がある場合、浴槽を設定湯量湯温とするときに、残湯の持つ熱量を算出して、その残湯を利用したほうが経済的か、新たにお湯を供給したほうが経済的かを判断し、判断された内容を表示手段に表示するようにした給湯機付き風呂釜が記載されている。すなわち、給湯機付き風呂釜に備えられた制御装置が、いずれが省エネルギになるかを判断して、使用者に伝えるようにしている。

先行技術

0007

特開平11−166764号公報

発明が解決しようとする課題

0008

特許文献1に記載される風呂釜は、手動追い焚きモードを選択したときでの省エネルギ運転については、有効性がある。しかし、自動追い焚きモードと手動追い焚きモードのいずれを選択するのが使用者にとって好ましいかについては、配慮がなされていない。

0009

本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、使用者が風呂から上がるときに、自動追い焚きモードと手動追い焚きモードのいずれを選択すると省エネルギ(または二酸化炭素排出量の低減)となるかの情報を、制御装置が使用者に与えることができるようにし、それにより、使用者が、快適性犠牲にして省エネルギを優先するか、または快適性を優先するか、のいずれかの運転態様を容易に選択できるようにした給湯機付き風呂釜を開示することを課題とする。

課題を解決するための手段

0010

本発明による給湯機付き風呂釜の第1の態様は、次の入浴者入浴予想時刻を入力する入浴予想時刻人力手段と、前記入予想時刻を入力した時点での浴槽水の持つ熱量に基づき前記入浴予想時刻での浴槽水の温度を予測する浴槽水温度予測手段と、前記入浴予想時刻まで自動追い焚きを選択した場合の第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を演算する第1演算手段と、前記入浴予想時刻まで自動追い焚きせずに前記入浴予想時刻から手動追い焚きすることを選択した場合の第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を演算する第2演算手段と、前記第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量および前記第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を同時にまたは別々に表示する表示手段と、を少なくとも備えることを特徴とする。

0011

また、本発明による給湯機付き風呂釜の第2の態様は、次の入浴者の入浴予想時刻を入力する入浴予想時刻入力手段と、前記入浴予想時刻を入力した時点での浴槽水の持つ熱量に基づき前記入浴予想時刻での浴槽水の温度を予測する浴槽水温度予測手段と、前記入浴予想時刻まで自動追い焚きを行う自動追い焚きモードを選択した場合の第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を演算する第1演算手段と、前記入浴予想時刻まで追い焚きせずに前記入浴予想時刻から手動追い焚きをする手動追い焚きモードを選択した場合の第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を演算する第2演算手段と、前記第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量および前記第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を比較する比較手段と、前記比較手段によって消費エネルギが少ないまたは二酸化炭素排出量が小さいと判断されたモードを表示する表示手段と、を少なくとも備えることを特徴とする。

0012

前記第2の態様の他の形態において、給湯機付き風呂釜の前記比較手段は前記第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量および前記第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量との差分を演算する演算手段をさらに備え、前記表示手段は前記差分をも同時に表示するようになっている。

0013

本発明による給湯機付き風呂釜において、浴槽に湯張りをするまでの態様は、特許文献1に記載されるような従来の給湯機付き風呂釜と同じである。湯張り後、先に入浴した者は、浴槽から出るときに次の入浴者の入浴予想時刻を入浴予想時刻入力手段に入力する。

0014

浴槽水温度予測手段は、入浴予想時刻を入力した時点での浴槽水の持つ熱量に基づき、そのまま放置したとき、すなわち自動追い焚きを行うことなく風呂釜の燃焼を停止状態としたときの、入浴予想時刻での浴槽水の温度を予測する。ここで、浴槽水の持つ熱量とは、浴槽水の水量と温度から得られる量である。浴槽水温度予測手段は、浴槽水の持つ熱量と放熱量との関係から、入浴予想時刻までの所定時間経過後の浴槽水の温度を演算して予測する。なお、浴槽水からの放熱量は、湯張り直後では大きく次第に小さくなる。

0015

制御装置は、第1演算手段と第2演算手段を備える。

0016

第1演算手段は、前記入浴予想時刻まで自動追い焚きを選択した場合の第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を演算する。前記したように、ここで自動追い焚きとは、例えば30分ごとに風呂釜を燃焼させ、燃焼開始後に浴槽水の温度が予め設定した値まで昇温したときに燃焼を停止する制御を反復するか、あるいは、浴槽水の温度が所定温度(例えば1.5度程度)だけ降下したときに風呂釜を燃焼させ、燃焼開始後に浴槽水の温度が予め設定した値まで昇温したときに燃焼を停止する制御を反復するなどのように、風呂釜に備えられた制御装置が、浴槽水の温度が予め設定した値を維持できるように風呂釜の燃焼と燃焼停止を繰り返すようにした運転モードである。燃焼の時間間隔あるいは燃焼を開始するときの設定降下温度を適宜選択することで、前記入浴予想時刻までの追い焚き回数は異なってくるが、それらの値を適宜設定することで、第1演算手段は、入浴予想時刻まで予め設定した温度に浴槽水を維持しておくのに必要な第1の消費エネルギ量を算出すること、または例えば都市ガスを使用するときに発生する第1の二酸化炭素の排出量を演算することができる。

0017

第2演算手段は、前記入浴予想時刻まで自動追い焚きせずに前記入浴予想時刻から手動追い焚きすることを選択した場合の第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を演算する。ここで手動追い焚きとは、燃焼を停止した状態にある風呂釜に対して、前記入浴予想時刻に使用者が風呂釜の燃焼を開始する態様であり、前記した入浴予想時刻での浴槽水の予測温度と浴槽水の量から、第2演算手段は、予め設定した温度まで浴槽水を昇温させるのに必要な第2の消費エネルギ量、または前記した第2の二酸化炭素排出量を演算することができる。

0018

本発明による第1の態様による給湯機付き風呂釜では、前記第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量および前記第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量を同時にまたは別々に表示する表示手段を備え、それぞれの値が前記表示手段に表示される。使用者は、省エネルギ運転または低二酸化炭素排出量運転を希望する場合には、表示手段の表示結果から、数値の低い方を選択する。前記したように、浴槽水からの放熱量は、湯張り直後では大きく次第に小さくなるので、一般的には、手動追い焚きを選択する方が、省エネルギ運転または低二酸化炭素排出量運転となる。しかし、この場合、手動追い焚きを選択して風呂釜の燃焼を開始してから浴槽水の温度が所定温度にまで昇温するのに、多少時間がかかることから、快適性の点がやや犠牲になる。一方、自動追い焚き運転では、例えば1.5度程度の温度変動内に湯温を、入浴予想時刻まで維持しておくことができるので、快適性を求める場合には、自動追い焚き運転が有利となる。

0019

本発明による第2の態様による給湯機付き風呂釜では、前記した第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量と、前記した第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量とを比較する比較手段をさらに備えており、前記表示手段は、前記比較手段によって消費エネルギが少ないまたは二酸化炭素排出量が小さいと判断されたモードを表示するようにされている点で、第1の態様の給湯機付き風呂釜と相違する。

0020

第2の態様による給湯機付き風呂釜では、表示手段には、数値ではなく、自動追い焚きモードまたは手動追い焚きモードとして、消費エネルギが少ないまたは二酸化炭素排出量が小さいと判断されたモードが表示されるので、使用者にとって、よりわかりやすいものとなる。ただし、単に「自動追い焚きモード」または「手動追い焚きモード」と表示されるのみでは、他方のモードを選択した場合と比較してどの程度の省エネルギ性が達成できるのかを使用者は知ることができないので、「自動追い焚きモード」または「手動追い焚きモード」のいずれを選択すべきかに迷うことが起こり得る。

0021

それを解消するために、前記第2の態様の他の形態では、前記したように、比較手段は第1の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量および第2の消費エネルギ量または二酸化炭素排出量との差分を演算する演算手段をさらに備え、表示手段はその差分をも同時に表示するようになっている。この形態では、使用者は、2つのモード間での消費エネルギ量または二酸化炭素排出量の差異を具体的な数値で知ることができるので、「自動追い焚きモード」または「手動追い焚きモード」のいずれを選択すべきかについて情報をより的確に使用者に与えることが可能となる。

発明の効果

0022

本発明によれば、自動追い焚きと手動追い焚きとを使用者が選択できる給湯機付き風呂釜において、先に入浴した者が浴槽を出るときに、次に入浴する者の入浴予想時刻を入力することで、そのいずれかを選択した場合に、入浴予想時刻あるいはその直後において浴槽水の温度を予め設定した温度とするために必要な消費エネルギ量または二酸化炭素排出量が少なくなるかを、直ちに視認することができるようになる。

図面の簡単な説明

0023

給湯機付き風呂釜の構成を説明するための図。
給湯機付き風呂釜の運転時でのフローチャート
手動追い焚きと自動追い焚きの場合での浴槽水の温度変化の一例を示す図。

実施例

0024

本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、給湯機付き風呂釜の一例と浴槽とを示している。

0025

給湯機付き風呂釜1は、燃焼部10と、熱交換器20と、水および温水配管群と、制御装置30と、入力兼表示手段70を備える。配管群の一部は浴槽2との間で循環管路を形成している。以下、それぞれについて説明する。

0026

燃焼部10は、2個の主バーナー11、12と、追い焚き用バーナー13を備える。なお、主バーナーは1個であっても、3個以上のバーナーが並設されていてもよい。熱交換器20は、前記主バーナー11、12に対する主熱交換器21と、追い焚き用バーナー13に対する追い焚き用熱交換器22とで構成される。

0027

燃焼部10には、燃焼空気供給用ファン14が備えられ、すべての前記バーナー11、12、13に対して燃焼空気が供給される。図示しないが、主熱交換器21あるいは追い焚き用熱交換器22の双方またはいずれか一方で熱交換して温度上昇した水を浴室居室等に循環させて、室内暖房や乾燥等に使用することもできる。

0028

主熱交換器21内には、水供給配管41から水が送られる。水供給配管41には流量調整弁42が備えられている。燃焼部10にはガス供給管路61から燃焼用ガスが供給され、また、燃焼空気供給用ファン14から燃焼用空気が送られて、各バーナーは燃焼し、燃焼ガスを発生する。主バーナー11、12が燃焼することにより発生した燃焼ガスは、主熱交換器21で水供給配管41内を流れる水と熱交換して水を加熱する。加熱された温水は温水配管43とそこに続く一般給湯用温水配管44を通って台所洗面所の図示しない給湯栓に送られる。この例において、一般給湯用温水配管44には流量センサ45が備えられている。

0029

ガス供給管路61には元ガス電磁弁62、ガス比例弁63、切替電磁弁64が設けられている。元ガス電磁弁62はガス供給源からガス供給管路61へのガス供給および停止を行い、ガス比例弁63は燃焼部10へ供給されるガスの量を制御し、切替え電磁弁64は燃焼部10の燃焼領域の選択、すなわち、燃焼ガスが供給されるバーナー11、12、13を選択する。

0030

温水配管43の前記流量センサ45よりも上流からは、お湯はり用温水配管48が分岐している。お湯はり用温水配管48は、注湯電磁弁49、逆止弁50を介して、お湯はり循環配管に接続している。お湯はり循環配管は、追い焚き用熱交換器22を通過して浴槽2へお湯が送られる往き管路51と、浴槽2から追い焚き用熱交換器22にお湯が戻される戻り管路52から構成される。お湯はり用温水配管48は、この戻り管路52に接続している。戻り管路52には、浴槽2内の水量と温水を測定できるセンサ36およびポンプ53が設けられている。ポンプ53が作動すると、お湯は浴槽2と追い焚き用熱交換器22間で循環する。往き管路51には温度センサ54が備えられている。なお、本発明において、前記往き管路51および戻り管路52はお湯はり用温水配管48の一部を構成している。

0031

制御装置30は、従来知られた給湯機付き風呂釜に備えられる制御装置と同様、燃焼部10や弁等を含む前記配管群を制御する各制御手段を備えることに加え、後に説明する予測手段31と、第1と第2の演算手段32、33を含む演算手段34と、第1と第2の演算手段32、33の演算結果を比較する比較手段35を備える。制御装置30は、前記したように、浴槽2内の水量と水温を測定できるセンサ36を備えており、該センサ36からの信号は、前記予測手段31に送られる。

0032

入力兼表示手段70は、時刻入力手段71と、前記第1と第2の演算手段32、33の演算結果または比較手段35による比較結果を表示する表示手段72を備え、さらに、運転スイッチ73、自動追い焚きスイッチ74、手動追い焚きスイッチ75を備える。なお、入力兼表示手段70は、時刻入力手段71と、前記第1と第2の演算手段32、33の演算結果または比較手段35による比較結果を表示する表示手段72を備えることを除き、他の構成は従来の給湯機付き風呂釜に備えられる入力兼表示手段と同じであってよい。

0033

給湯機付き風呂釜1の運転操作を説明する。運転スイッチ73をONにすることで、給湯機付き風呂釜1は、通常のお湯はり運転を開始する。その状態では、制御装置30は、お湯はり用温水配管48の注湯電磁弁49を開くとともに、主バーナー11、12を燃焼させる。それにより、主バーナー11、12により昇温した温水は、お湯はり用温水配管48、戻り管路52および往き管路51を通って、浴槽2に供給される。浴槽2に予め設定した量と温度t1(例えば40度)の温水が貯留されると、制御装置30は、主バーナー11、12の燃焼を停止するとともに、注湯電磁弁49も閉じる。

0034

その状態は入浴できる状態であり、例えば母と子供が入浴する。以下、それ以降の操作を、図2のフローチャートを参照して説明する。入浴後に、必要に応じて、入浴者は、一般給湯用温水配管44からの温湯給湯するなどの手段で、湯量と温水温度を適量D(L)および適温(t1)(例えば40度)に戻す。それと同時に、次の者、例えば父親が入浴すると予測される時刻xを、時刻入力手段71に入力する(S101)。説明の都合上、入浴予測時刻を入力する時刻を18時、入力した入浴予測時刻xを21時と仮定する。入力した入浴予測時刻は、制御装置30に送られる。

0035

制御装置30に備えられたセンサ36は、入浴予測時刻xを入力した時刻での浴槽2の水量D(L)と温度t1に関する情報を検出し(S102)、それを予測手段31に送り込む。予測手段31は、送り込まれた情報をもとに、その時点で浴槽2内の温水が持つ総熱量を演算する。予測手段31は、さらに、当該浴槽2における時間経過と放熱量の相関チャートを備えており、演算した総熱量と、前記チャートから得られる現在から入浴予測時刻xまでの時間y1(すなわち18時から21時までの3時間)での放熱量とから、入浴予測時刻xでの浴槽2内の温水温度t2を演算して予測する(S103)。

0036

一方、第1演算手段32は、自動追い焚きを遂行するプログラムを有している。この例において、プログラムは、一定時間y2(<y1)(例えば30分)経過時に、前記した追い焚き用バーナー13を燃焼させるとともに、ポンプ53を継続運転させるようになっている。さらに、プログラムは、追い焚き用バーナー13の燃焼により昇温した温水が浴槽2内に循環することで、浴槽2内の温度が予め設定した温度t1(例えば40度)になると、追い焚き用バーナー13の燃焼を停止するようになっている。上記プログラムのもとでの追い焚き用バーナー13の反復した燃焼によって消費されるエネルギ量を第1演算手段32は演算する(S104)。この例で、第1演算手段32は、現在から入浴予測時刻xまでの時間y1までの燃焼と燃焼停止の反覆回数s、すなわちy1/y2(この例では、180分/30分=6回)と、y2時間経過したときでの浴槽水の温度t3とから、自動追い焚き時での反覆燃焼により消費されるエネルギ量E1(D(L)×Δta×s:Δta=t1−t3)を演算して、その結果を前記した比較手段35に送り込む。

0037

第2演算手段33は、S103で予測した入浴予測時刻xでの温度t2である浴槽2内の温水を、予め設定した温度t1(例えば40度)にまで昇温させるのに必要な消費エネルギE2(D(L)×Δtb:Δtb=t1−t2)を演算する(S105)。そして、その結果を前記した比較手段35に送り込む。

0038

比較手段35は、第1演算手段32が演算した消費エネルギ量E1と第2演算手段33が演算した消費エネルギ量E2とを比較して(S106)、その結果を表示手段72に表示する(S107)。表示の一例としては、手動追い焚きモードと自動追い焚きモードのうち、消費エネルギ量が少ないと判断されたモードを表示する態様でもよく、比較手段が消費エネルギ量E1と消費エネルギ量E2との差分を演算する手段を備えている場合には、いずれかのモード表示に加えて、消費エネルギ量E1とE2の差分を数値として同時に表示する態様でもよい。

0039

使用者は、その表示結果を見て、消費エネルギ量の少ない方を積極的に選択することもできるし、消費エネルギ量の差が小さい場合には、快適性を優先して自動追い焚きモードを選択することもできるし、消費エネルギ量の大小にかかわらず、快適性を優先して自動追い焚きモードを選択することもできる。すなわち、本発明による給湯機付き風呂釜を採用することにより、使用者に対して、手動追い焚きモードと自動追い焚きモードのいずれを選択すべきかを視覚的および数値的情報として与えることができる。

0040

上記の説明の他の態様において、第1演算手段32が演算した消費エネルギ量E1と第2演算手段33が演算した消費エネルギ量E2とを、比較手段35を通すことなく、直接的に、表示手段72で表示することもできる(S108、S109)。

0041

次に、本発明による給湯機付き風呂釜での実際の運転状態の一例を説明する。図3は、この具体例において、自動追い焚きモードを選択したときと手動追い焚きモードを選択したときでの、浴槽内の湯温の変動状態を示している。この例で、浴槽2の水量D(L)を200L、次の入浴者が入浴を予定するまでの時間y1を180分、設定温度t1は40度であり、自動追い焚きモードではy2=30分ごとに燃焼が反覆する。そして、30分放置することで、湯温t3は40度から38.5度に変化する。すなわち、Δtaは1.5度である。そして、2分間燃焼することで、水温は40度に戻る。

0042

一方、手動追い焚きモードを選択したとき、すなわち、y1=180分の間、放置したときの浴槽内の水温t2は35.4度であり、Δtbは、4.6度となる。

0043

この例において、自動追い焚きモードを選択したときの消費エネルギE1は、200(L)×(40−38.5度)×6回=1800(kcal)であり、手動追い焚きモードを選択したときの消費エネルギE2は、200(L)×(40−35.4度)=920(kcal)となる。すなわち、この例では、手動追い焚きモードを選択したほうが、自動追い焚きモードを選択した場合よりも、880(kcal)の熱量を低減できる。表示手段は、消費エネルギE1とE2の双方を数値として表示するか、消費エネルギ量が少ないのは手動追い焚きモードである旨を、必要な場合には熱量の差分である数値とともに表示する。

0044

使用者は、その表示をみて、湯を出るときに手動追い焚きモードを選択するか、あるいは、その時点で一旦風呂釜の燃焼を停止し、180分後、あるいはそれよりも数分前に、手動追い焚きを行うようにする。

0045

なお、上記の説明では、演算量あるいは比較量として、消費エネルギ量を採用するようにしたが、燃焼に伴って発生する二酸化炭素の排出量を演算して、二酸化炭素排出量を比較量および表示量として用いることもできる。

0046

1…給湯機付き風呂釜、
2…浴槽、
10…燃焼部、
11、12…主バーナー、
13…追い焚き用バーナー、
20…熱交換器、
21…主熱交換器、
22…追い焚き用熱交換器、
30…制御装置、
31…予測手段、
32…第1演算手段、
33…第2演算手段、
34…演算手段、
35…比較手段、
36…浴槽内の水量と水温を測定できるセンサ、
70…入力兼表示手段、
71…時刻入力手段、
72…表示手段

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