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技術 空気調和機の運転チェック装置

出願人 三洋電機株式会社
発明者 飯塚勝敏平野裕一大上望
出願日 2010年5月14日 (9年3ヶ月経過) 出願番号 2010-112327
公開日 2011年12月1日 (7年8ヶ月経過) 公開番号 2011-242004
状態 拒絶査定
技術分野 空調制御装置1 空調制御装置2 空調制御装置
主要キーワード チェック用プログラム モニタ項目 大型施設 接続状態表示 故障診断データ 制御用パラメータ 室内外機 試運転モード
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年12月1日)のものです。
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図面 (5)

課題

汎用性の高い外部制御装置を用いて、運転チェックの際における各機器の詳細な設定を可能とし、精度の高い性能検定測定故障診断を行う。

解決手段

本発明の運転チェック装置1は、空気調和機2側のマイコン3Aと、これとデータ通信を行うために接続可能とされ、空気調和機2の運転状態をチェックするための運転チェックプログラムインストールされたパソコン10とから構築され、マイコン3Aは、該パソコン10が接続された状態で、チェック用プログラムを実行し、チェック時の機器の運転状態等のデータをパソコン10に送信し、パソコン10は、運転チェックプログラムによりマイコン3Aのチェック用プログラムを書き換え可能とする。

概要

背景

従来より、空気調和機は、出荷前や設置後などにおいて、その性能検定測定や、当該空気調和機を構成する各機器、例えば、コンプレッサや、膨張弁、その他電磁弁などの故障診断が行われる(例えば特許文献1参照)。

この場合、空気調和機の制御装置空気調和機側制御装置)には、運転チェック装置が搭載されており、制御装置は、通常運転モードとは異なる試運転モード切り換えることで、運転チェック装置によって、電気系統の所望の項目を順次チェックする。このとき、コンプレッサを駆動したまま運転チェックを行う場合には、例えば、コンプレッサを所定の周波数に固定し、電気系統の所望の項目をチェックする。コンプレッサを停止したまま運転チェックを行う場合には、コンプレッサを駆動制御するリレー強制的にOFFした状態で、電気系統の所望の項目をチェックする。

概要

汎用性の高い外部制御装置を用いて、運転チェックの際における各機器の詳細な設定を可能とし、精度の高い性能検定測定や故障診断を行う。本発明の運転チェック装置1は、空気調和機2側のマイコン3Aと、これとデータ通信を行うために接続可能とされ、空気調和機2の運転状態をチェックするための運転チェックプログラムインストールされたパソコン10とから構築され、マイコン3Aは、該パソコン10が接続された状態で、チェック用プログラムを実行し、チェック時の機器の運転状態等のデータをパソコン10に送信し、パソコン10は、運転チェックプログラムによりマイコン3Aのチェック用プログラムを書き換え可能とする。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

空気調和機に設けられ、当該空気調和機の運転制御を行う空気調和機側制御装置と、該空気調和機側制御装置とデータ通信を行うために接続可能とされ、前記空気調和機の運転状態チェックするための運転チェックプログラムインストール可能な外部制御装置とから構築され、前記空気調和機側制御装置は、前記運転チェックプログラムがインストールされた前記外部制御装置が接続された状態で、予め書き込まれたチェック用プログラムを実行し、チェック時の機器の運転制御と運転状態に関するデータを当該外部制御装置に送信すると共に、該外部制御装置は、前記運転チェックプログラムにより前記空気調和機側制御装置のチェック用プログラムを書き換え可能とされていることを特徴とする空気調和機の運転チェック装置

請求項2

前記外部制御装置により書き換え可能な前記空気調和機側制御装置のチェック用プログラムの項目は、当該チェック用プログラムで固定されるコンプレッサ運転周波数膨張弁開度電磁弁の状態、及び、他の制御用パラメータのうちの何れか一つ、若しくは、複数であることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の運転チェック装置。

請求項3

前記空気調和機側制御装置から前記外部制御装置に送信されるデータは、性能検定測定及び故障診断に関するもののうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機の運転チェック装置。

請求項4

前記空気調和機は、前記空気調和機側制御装置を備えた室外機と該室外機の空気調和機側制御装置と室内外操作線にて接続された前記空気調和機側制御装置を備えた室内機とから成り、前記外部制御装置は、前記室内外操作線に接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載の空気調和機の運転チェック装置。

請求項5

前記室外機及び室内機は集中制御用のアダプタを備え、前記室外機及び室内機の前記空気調和機側制御装置は、前記アダプタを介して前記室内外操作線により接続されていることを特徴とする請求項4に記載の空気調和機の運転チェック装置。

請求項6

前記外部制御装置は、前記空気調和機側制御装置にUSB接続されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかに記載の空気調和機の運転チェック装置。

技術分野

0001

本発明は空気調和機性能検定測定故障診断を行う運転チェック装置に関する。

背景技術

0002

従来より、空気調和機は、出荷前や設置後などにおいて、その性能検定測定や、当該空気調和機を構成する各機器、例えば、コンプレッサや、膨張弁、その他電磁弁などの故障診断が行われる(例えば特許文献1参照)。

0003

この場合、空気調和機の制御装置空気調和機側制御装置)には、運転チェック装置が搭載されており、制御装置は、通常運転モードとは異なる試運転モード切り換えることで、運転チェック装置によって、電気系統の所望の項目を順次チェックする。このとき、コンプレッサを駆動したまま運転チェックを行う場合には、例えば、コンプレッサを所定の周波数に固定し、電気系統の所望の項目をチェックする。コンプレッサを停止したまま運転チェックを行う場合には、コンプレッサを駆動制御するリレー強制的にOFFした状態で、電気系統の所望の項目をチェックする。

先行技術

0004

特開平7−293967号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上記従来の構成では、運転チェック装置は空気調和機に搭載されたものであるため、試運転モードにおいて検出されたデータを直接、汎用パーソナルコンピュータなどにおいて管理することができない。また、試運転モードでは、コンプレッサの周波数や、電磁弁の開閉状態、膨張弁の開度などは、予め設定されたものに固定されており、任意に条件を設定したチェックを行うことができない。

0006

また、制御装置に接続されたデータ表示部への表示項目も所定のものに限定されており、任意に表示を望むものについて、設置後に追加することができなかった。

0007

これ以外にも、例えば、外気温度などを実際の検出値とは別に、一時的に想定されたパラメータ書き換えることで、想定した外気温度となった場合の膨張弁やコンプレッサ、その他の機器の挙動をチェックする故障診断など、具体的な条件を設定したチェックを実現することができなかった。

0008

このように、各機器の性能や電気特性測定を容易に行うことができないため、精度の高い性能検定測定や、故障診断の実現が困難であった。

0009

本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、汎用性の高い外部制御装置を用いることで、運転チェックの際における各機器の詳細な設定を可能とし、精度の高い性能検定測定や故障診断を行うことを可能とする。

課題を解決するための手段

0010

上記課題を解決するために、本発明の運転チェック装置は、空気調和機に設けられ、当該空気調和機の運転制御を行う空気調和機側制御装置と、この空気調和機側制御装置とデータ通信を行うために接続可能とされ、空気調和機の運転状態をチェックするための運転チェックプログラムインストール可能な外部制御装置とから構築され、空気調和機側制御装置は、運転チェックプログラムがインストールされた外部制御装置が接続された状態で、予め書き込まれたチェック用プログラムを実行し、チェック時の機器の運転制御と運転状態に関するデータを当該外部制御装置に送信すると共に、この外部制御装置は、運転チェックプログラムにより空気調和機側制御装置のチェック用プログラムを書き換え可能とされていることを特徴とする。

0011

請求項2の発明は、上記発明において、外部制御装置により書き換え可能な空気調和機側制御装置のチェック用プログラムの項目は、当該チェック用プログラムで固定されるコンプレッサの運転周波数、膨張弁の開度、電磁弁の状態、及び、他の制御用パラメータのうちの何れか一つ、若しくは、複数であることを特徴とする。

0012

請求項3の発明は、上記各発明において、空気調和機側制御装置から外部制御装置に送信されるデータは、性能検定測定及び故障診断に関するもののうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。

0013

請求項4の発明は、上記各発明において、空気調和機は、空気調和機側制御装置を備えた室外機と該室外機の空気調和機側制御装置と室内外操作線にて接続された空気調和機側制御装置を備えた室内機とから成り、外部制御装置は、室内外操作線に接続されることを特徴とする。

0014

請求項5の発明は、上記において、室外機及び室内機は集中制御用のアダプタを備え、室外機及び室内機の空気調和機側制御装置は、アダプタを介して室内外操作線により接続されていることを特徴とする。

0015

請求項6の発明は、上記各発明において、外部制御装置は、空気調和機側制御装置にUSB接続されることを特徴とする。

発明の効果

0016

本発明の空気調和機の運転チェック装置によれば、空気調和機に設けられ、当該空気調和機の運転制御を行う空気調和機側制御装置と、この空気調和機側制御装置とデータ通信を行うために接続可能とされ、空気調和機の運転状態をチェックするための運転チェックプログラムをインストール可能な外部制御装置とから構築され、空気調和機側制御装置は、運転チェックプログラムがインストールされた外部制御装置が接続された状態で、予め書き込まれたチェック用プログラムを実行し、チェック時の機器の運転制御と運転状態に関するデータを当該外部制御装置に送信するので、例えば、汎用のパーソナルコンピュータによりにより外部制御装置を構成して、当該パーソナルコンピュータに運転チェックプログラムをインストールし、これを対象となる空気調和機の空気調和機側制御装置に接続することで、任意にチェック用プログラムを実行させて、当該空気調和機の性能や電気特性測定を容易に行うことができる。

0017

また、この外部制御装置は、運転チェックプログラムにより空気調和機側制御装置のチェック用プログラムを書き換え可能とされているので、外部制御装置を介して運転チェック時における各機器の詳細な設定を任意に行うことができる。

0018

そのため、任意の条件を設定して空気調和機の運転チェックを行うことができるため、精度の高い性能検定測定や故障診断を行うことを可能となる。

0019

請求項2の発明によれば、上記に加えて、外部制御装置により書き換え可能な空気調和機側制御装置のチェック用プログラムの項目は、当該チェック用プログラムで固定されるコンプレッサの運転周波数、膨張弁の開度、電磁弁の状態、及び、他の制御用パラメータのうちの何れか一つ、若しくは、複数とするため、チェック用プログラムを多様な条件に設定して、精度の高い故障診断を実現することができる。

0020

請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて、空気調和機側制御装置から外部制御装置に送信されるデータは、性能検定測定及び故障診断に関するもののうちの少なくとも一つを含むことにより、外部制御装置にて性能検定測定や故障診断に関するデータを保存や表示することが可能となる。これにより、空気調和機から離れた外部において、汎用のパーソナルコンピュータなどの外部制御装置を用いて当該空気調和機の管理が容易となる。

0021

請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて、空気調和機は、空気調和機側制御装置を備えた室外機と該室外機の空気調和機側制御装置と室内外操作線にて接続された空気調和機側制御装置を備えた室内機とから成り、外部制御装置は、室内外操作線に接続されることにより、当該室内外操作線を介して外部制御装置とのデータ通信を容易とすることができる。

0022

請求項5の発明によれば、上記に加えて、室外機及び室内機は集中制御用のアダプタを備え、室外機及び室内機の空気調和機側制御装置は、アダプタを介して室内外操作線により接続されているので、当該アダプタを介して複数の室外機や室内機を相互に接続することができ、外部制御装置による集中制御を容易とすることができる。

0023

請求項6の発明によれば、上記各発明に加えて、外部制御装置は、空気調和機側制御装置にUSB接続されることにより、これら接続を容易とすることができ、利便性の向上を図ることができる。

図面の簡単な説明

0024

本発明の空気調和機の運転チェック装置の概略構成図である。
空気調和機側制御装置と外部制御装置との接続状態を示す図である。
空気調和機側制御装置のフローチャートである。
他の実施例としての空気調和機の運転チェック装置の概略構成図である。

実施例

0025

以下、図面に基づき本発明の実施の形態としての空気調和機の運転チェック装置1について詳述する。図1は空気調和機の運転チェック装置1の概略構成図、図2マイコン3Aとパソコン10との接続状態を示す図である。

0026

本実施例における空気調和機2は、被調和室に設けられた室内機20と、室外に設けられた室外機30とから構成されている。空気調和機2は、運転能力可変型(周波数可変型)のコンプレッサ、冷媒の流れる方向を切り換える四方弁暖房運転時は蒸発器として作用し、冷房運転時及び暖房運転時には凝縮器として作用する室外側熱交換器、冷媒の絞り量(流量)が制御信号に応じて任意に調整可能とする電動膨張弁、電磁弁、暖房運転時は凝縮器として作用し、冷房運転時には蒸発器として作用する室内側熱交換器等が冷媒配管にて環状に接続された冷媒回路を備える。

0027

室内機20には、上記室内側熱交換器や電動膨張弁、電磁弁、その他、送風ファンなどが配設され、室外機30には、上記コンプレッサ、室外側熱交換器、電動膨張弁、電磁弁、その他、送風ファンなどが配設されている。

0028

室内機20及び室外機30の何れにも、種々のデータを記憶可能な記憶部(メモリ)を備えた汎用マイクロコンピュータ(マイコン)3A、3Bが設けられており、これらマイコン3A、3Bは相互にデータの送受信を行い、空気調和機2の運転制御を行う。各マイコン3A、3Bは、それぞれ室内外操作線23でデータ通信可能に接続されており、何れも空気調和機側制御装置3を構成することが可能であるが、当該実施例では、図2に示すように室外機30に配設されるマイコン3Aが詳細は後述する運転チェック装置1の空気調和機側制御装置を構成する。

0029

空気調和機側制御装置を構成する室外機30のマイコン3Aは、室外コントロール基板4に配設されており、該室外コントロール基板4上には、これ以外にも、モニタ設定部、運転/接続状態表示部、データ表示部、運転スイッチ、運転ランプ電源ランプ警報ランプなどが実装されている。

0030

ここで、モニタ設定部には、ユニット設定スイッチやアドレス設定スイッチ、項目設定スイッチなどが設けられている。ユニット設定スイッチはデータをモニタする室内外機20、30の区分を選択するものであり、アドレス設定スイッチは室内外機20、30のアドレスを設定するものである。また、項目設定スイッチはモニタするデータ内容項目番号を設定するものである。当該空気調和機2側でモニタ可能なデータ内容は、予め決められており、室内機20については、室温、コイル温度吹出温度警報データなどであり、室外機30については吐出温度、室外側熱交換器の冷媒温度、外気温度、コイル温度、電流値オイルレベル、警報データなどである。

0031

そのため、室外コントロール基板4側では、項目設定スイッチをモニタする項目番号に調整することで、データ表示部にモニタ項目のデータ内容が表示される。これにより、逐次、モニタ項目がそれぞれ対応するセンサ等にて検出された検出値や状況が判定可能とされる。

0032

そして、この室外コントロール基板4に設けられたマイコン3Aには、予めチェック用プログラムが書き込まれている。このチェック用プログラムとは、通常運転(通常モード)とは異なる試運転モードの一環としてその冒頭に実施される電気系統のチェックプログラムであり、後述する外部制御装置10が接続されることによって、通常運転から試運転モードに切り替わり、これによって、所定のチェック用プログラムが実行される。

0033

次に、上記マイコン3A(空気調和機側制御装置3)と共に運転チェック装置1を構築する外部制御装置について説明する。外部制御装置は、空気調和機2の運転状態をチェックするための運転チェックプログラムをインストール可能とする制御装置により構成されており、本実施例では、一例として汎用のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称する)10に運転チェックプログラムをインストールすることで構成する。尚、当該外部制御装置は、当該パソコンに限定されるものではなく、プログラムをインストール可能であって、チェック用プログラムの項目を書換可能なものであれば、例えば、携帯端末などであっても良い。

0034

そして、このパソコン10と空気調和機側制御装置3(この場合マイコン3A)とは、通信線11によって着脱自在に接続される。本実施例では、当該外部制御装置と空気調和機側制御装置3との接続を容易とするため、パソコン10に接続されたUSBインターフェース12を空気調和機側制御装置3(マイコン3A)の端子13に接続可能とする。これにより、外部制御装置と空気調和機側制御装置3とは、USB接続されるため、利便性の向上を図ることができる。

0035

パソコン10では、通信線11を介して接続されたマイコン3Aに入力された上記モニタ項目及びこれに対応するセンサ等にて検出された検出値や状況が表示部(ディスプレイ)15に表示可能とされる。

0036

また、これ以外にもマイコン3Aのチェック用プログラムに現在設定されているチェック用の各機器の状態、即ち、コンプレッサの周波数、膨張弁の開度、電磁弁の開閉状態、外気温度などの制御用のパラメータ等を表示部15に表示可能とする。

0037

そして、パソコン10は、インストールされている運転チェックプログラムに基づき、上述した如きマイコン3Aのチェック用プログラムに現在設定されているチェック用の各機器の状態(チェック用プログラム)を書き換え可能とされている。

0038

以上の構成により、図3のフローチャートを参照して、本実施例の運転チェック装置1による運転チェック動作について説明する。先ず初めにステップS1において、マイコン3Aは、パソコン10が接続されているか否かを判断する。ここで、パソコン10が空気調和機2のマイコン3Aに接続されていない場合には、運転チェック動作、即ち試運転モードを実行しないものとして、ステップS2に進み、通常運転モードを実行する。

0039

他方、パソコン10がマイコン3Aに接続された場合には、マイコン3Aは、ステップS1においてパソコン10が接続されたものと判断し、ステップS2に進み、運転チェック動作を行う試運転モードに移行し、これに基づき、上記チェック用プログラムを実行する。

0040

ここで、マイコン3Aは、ステップS3において、接続されたパソコン10で、チェック用プログラムのコンプレッサの周波数について書き換え要求があるか否かを判断する。即ち、マイコン3Aにパソコン10が接続される前、若しくは、接続後において、パソコン10からチェック用プログラムのコンプレッサの周波数について書き換え要求がある場合には、ステップS4に進み、チェック用プログラム中のコマンドが空欄若しくは、現在の設定値記入されている箇所にパソコン10の運転チェックプログラムからコンプレッサの周波数を書き換える。

0041

その後も、同様にパソコン10からチェック用プログラムの膨張弁の開度について書き換え要求があるか否かを判断し(ステップS5)、書き換え要求がある場合には、マイコン3Aは、チェック用プログラムの膨張弁の開度を書き換える(ステップS6)。これ以外にも、パソコン10からチェック用プログラムの電磁弁の開/閉の状態について書き換え要求がある場合、その他、例えば、外気温度や吐出温度、熱交換器の冷媒温度などの制御用パラメータの内の何れか一つ、若しくは、複数について書き換え要求がある場合には、マイコン3Aは、チェック用プログラムを書き換える。

0042

その後、マイコン3Aは、ステップS7に進み、チェック用プログラムを実行する。本実施例では、マイコン3Aは、予め書き込まれたチェック用プログラム若しくは、その後、上述したようにパソコン10によって書き換えられたチェック用プログラムに基づき、コンプレッサの周波数、膨張弁の開度、電磁弁をある値或いはある状態(電磁弁は開か閉)に固定し、他の制御用のパラメータ(例えば外気温など)をチェック用の値に変更して、チェック時の運転制御を実行する。

0043

そして、マイコン3Aは、ステップS8に進み、パソコン10から検出データ送信要求があるか否かを判断し、ある場合にはステップS9に進んで、当該チェック用プログラムの実行時において各センサによって検出された各機器の温度や圧力、故障情報などを含む運転制御や運転状態に関するデータ(例えば、センサや電気系統が正常か否かの判定を行う故障診断データや、所定の性能検定測定データ)をパソコン10の送信する。そして、パソコン10では、これらデータをマイコン3Aから取り込んで保存し、接続される表示部15にて表示する。

0044

その後、マイコン3Aは、ステップS10に進み、運転チェックプログラムを実行してから所定時間が経過したか、若しくは、パソコン10との接続が解除されたか否かを判断し、何れにも該当しない場合には、上記ステップS3に戻り、以後、所定時間が経過するまで、若しくは、パソコン10との接続が解除されるまでステップS3からステップS9を繰り返す。そして、所定時間経過後、若しくはパソコン10との接続が解除された後、ステップS11に進み、運転チェックプログラムを終了して、ステップS2に進み、以後、通常運転を実行する。

0045

このように、当該空気調和機の運転チェック装置1では、マイコン3A(空気調和機側制御装置)は、運転チェックプログラムがインストールされたパソコン(外部制御装置)10が接続された状態で、予め書き込まれたチェック用プログラムを実行し、運転チェックプログラム実行時の各機器の運転制御と運転状態に関するデータを当該パソコン10に送信するので、運転チェックプログラムがインストールされたパソコン10をマイコン3Aに接続することのみで、任意にチェック用プログラムを実行させて、当該空気調和機の性能や電気特性測定を容易に行うことができる。

0046

特に、外部制御装置は、汎用のパソコンに運転チェックプログラムをインストールすることで構成することができるため、汎用性の向上を図ることができる。

0047

また、この外部制御装置を構成するパソコン10は、運転チェックプログラムによりマイコン3A(空気調和機側制御装置)のチェック用プログラムを書き換え可能とされているので、パソコン10を介して運転チェック時における各機器の詳細な設定、例えば、チェック用プログラムで固定される項目である当該コンプレッサの運転周波数、膨張弁の開度、電磁弁の状態、及び、他の制御用パラメータのうちの何れか一つ、若しくは、複数を任意に設定することができる。

0048

そのため、任意の条件、例えば、現在の外気温度が+10℃である場合であっても、故障診断を行うことを目的として、外気温度に関するパラメータを+30℃と書き換えることで、外気温度が+30℃である場合を想定した膨張弁の開度制御やコンプレッサの運転周波数制御の運転チェックを行うことができる。そのため、多様な条件設定を可能とする故障診断や、性能検定測定を行うことができ、精度の高い運転チェックを実現することができる。

0049

また、マイコン3A(空気調和機側制御装置)からパソコン10(外部制御装置)に性能検定測定及び故障診断に関するもののうちの少なくとも一つのデータを送信可能とするため、パソコン10にて性能検定測定や故障診断に関するデータを保存や表示することができる。これにより、空気調和機2から離れた外部において、汎用のパソコン10を用いて当該空気調和機2の管理が容易となる。

0050

尚、図1では、空気調和機2を構成する室外機30に設けられたマイコン3Aによって空気調和機側制御装置3を構成しているが、室内機20に設けられるマイコン3Bに上記と同様に外部制御装置としてのパソコン10を接続することによって、運転チェックプログラムを実行する構成としても良い。

0051

また、大型施設などでは、図4に示すように、それぞれ複数台の室内機20と室外機30により空気調和機を構成する。この場合、それぞれに設けられたマイコン3A・・、3B・・は、それぞれ集中制御用のアダプタ(S−LINK)25を介して室内外操作線23によりデータ通信可能に相互に接続する。

0052

そして、各室内機20又は室外機30のマイコン3A、3Bは、それぞれアドレス設定スイッチによってアドレスを割り付けておき、各マイコン3A、3Bが相互に接続される室内外操作線23、若しくは、直接何れかのマイコン3A又は3Bに、外部制御装置としてのパソコン10を接続する。

0053

これにより、室内外操作線23を介して、予め設定された何れかのマイコン3A又は3Bの運転チェックプログラムに基づき、接続された全ての室内機20や室外機30の運転状態(各種温度や圧力など)を吸い上げ、且つ、コンプレッサの周波数や膨張弁の開度、電磁弁の開閉状態等を所望の状態に固定し、故障診断や性能検定測定を行う。

0054

このように、空気調和機側制御装置としてのマイコン3Aを備えた室外機30と、空気調和機側制御装置としてのマイコン3Bを備えた室内機20は、アダプタ25を介して室内外操作線23に相互に接続され、当該室内外操作線23に外部制御装置としてのパソコン10が接続されることで、これらのデータ通信を容易とすることができる。

0055

そのため、複数の室外機30及び室内機20が接続される空気調和機の場合であっても、何れかの室外機30又は室内機20のマイコン3A又は3Bによって集中制御する場合であっても、これらを接続する室内外操作線23にパソコン10を接続することで、集中して運転チェックプログラムの実行を行うことができ、また、当該プログラム実行中におけるデータを管理することができる。

0056

これにより、各室外機30や室内機20から離れた外部においてパソコン10を用いて空気調和機2全体の管理が容易となる。

0057

1運転チェック装置
2空気調和機
3空気調和機側制御装置
3A、3Bマイクロコンピュータ(マイコン)
4室外コントロール基板
10パーソナルコンピュータ(外部制御装置)
11通信線
12USBインターフェース
13端子
15 表示部(ディスプレイ)
20室内機
23室内外操作線
25アダプタ
30 室外機

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