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技術 切削加工用のフライス工具

出願人 サンドビックインテレクチュアルプロパティーアーゲー
発明者 ストゥーレスジョー
出願日 2011年3月16日 (9年11ヶ月経過) 出願番号 2011-058322
公開日 2011年10月6日 (9年4ヶ月経過) 公開番号 2011-194564
状態 特許登録済
技術分野 フライス加工
主要キーワード スぺーサ部材 回転切削加工 切削システム 減衰周波数 周波数減衰 減衰体 減衰システム ロックねじ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年10月6日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

本発明は、切削加工用フライス工具を提供する。

解決手段

回転切削加工用のフライス工具(1)は、回転軸を有すると共に、工具本体(10)の一端に配置された個々の転削インサート(21)を受ける複数のインサート座(20)を有する工具本体(10)を備える。フライス工具(1)は、工具本体(10)の内側に配置され、工具(1)に発生する振動を抑制する複数の減衰要素(30)を備え、減衰要素(30)が、回転軸に平行で、回転軸から半径方向に離れると共に、工具本体(10)の一端に隣接して配置される。

概要

背景

切削加工においては、最適な切削速度、最適な仕上げ面、最適な工具寿命を得るために、動的に安定した切削を行うことが重要である。考慮に入れる重要なことは振動の存在又はチャタリングであり、これらは、障りな音、劣悪な加工面、切れ刃寿命低下を生じると共に、また、予期しない加工をもたらすことがある。振動は、機械被削材、被削材のアタッチメント工具クランプ仕様、切れ刃を有する工具を備えた切削システムにおいて発生する。長い工具、又は1つ以上の延長部材又はシャフトを有する工具の使用において、切れ刃側端部における振動は特に目立つものとなる。通常、振動の存在は、切り込み半径方向における係合送り速度及び切削速度などに支障や低下をもたらす。振動を抑制する可能な方法は、フライス工具における作用切れ刃の数を減らすことであるが、被削材を加工するのに長い時間を要するため、工具による加工効率を低下させる。いわゆる不等ピッチフライスカッターは、転削インサートカッターの外周の回りで様々なピッチで配置されるものであり、振動を防いだり、振動を抑制したりするのに用いられている。

概要

本発明は、切削加工用のフライス工具を提供する。回転切削加工用のフライス工具(1)は、回転軸を有すると共に、工具本体(10)の一端に配置された個々の転削インサート(21)を受ける複数のインサート座(20)を有する工具本体(10)を備える。フライス工具(1)は、工具本体(10)の内側に配置され、工具(1)に発生する振動を抑制する複数の減衰要素(30)を備え、減衰要素(30)が、回転軸に平行で、回転軸から半径方向に離れると共に、工具本体(10)の一端に隣接して配置される。

目的

異なる質量、減衰効果又は構造の異なる減衰要素によって、種々の異なる減衰要素を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

回転切削加工用のフライス工具であって、回転軸と、工具本体(10)の一端に配置された個々の転削インサート(21)を受ける複数のインサート座(20)を有する工具本体(10)と、を備えるフライス工具において、工具本体(10)の内側に配置され、工具(1)に発生する振動を抑制する複数の減衰要素(30)を備え、減衰要素(30)が、回転軸から半径方向に離れ、インサート座(20)から離れると共に、工具本体(10)の一端に隣接して配置される、ことを特徴とするフライス工具。

請求項2

工具本体が、個々の減衰要素(30)が配置される複数の凹所を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のフライス工具。

請求項3

複数のインサート座が、工具(1)の一端において共通の平面に配置されると共に、工具の包絡面に隣接する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフライス工具。

請求項4

複数の減衰要素(30)が工具の回転軸に対して対称に配置される、ことを特徴とする請求項2に記載のフライス工具。

請求項5

複数の減衰要素(30)が工具の回転軸に対して非対称に配置される、ことを特徴とする請求項2に記載のフライス工具。

請求項6

減衰要素(30)の数が複数のインサート座(20)の数に等しい、ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のフライス工具。

請求項7

減衰要素(30)の数及びインサート座の数がそれぞれ少なくとも3つである、ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のフライス工具。

請求項8

個々の減衰要素(30)が、転削インサート(21)を受ける個々のインサート座(20)に隣接して配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載のフライス工具。

請求項9

個々の減衰要素(30)が同じ種類である、ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のフライス工具。

請求項10

複数の減衰要素(30)が、幅の広い周波数減衰域を覆うために個々に適用された減衰要素である、ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のフライス工具。

請求項11

少なくとも1つの減衰要素が適用可能である、ことを特徴とする請求項10に記載のフライス工具。

請求項12

凹所が工具の一端に開口する、ことを特徴とする請求項2に記載のフライス工具。

請求項13

凹所が、工具の一端に配置されたカバー(11)によって工具本体に完全に収容されるよう配置されている、ことを特徴とする請求項2に記載のフライス工具。

請求項14

複数の凹所が回転対称である、ことを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載のフライス工具。

請求項15

複数の凹所が工具の一端に向かって円錐状に傾斜している、ことを特徴とする請求項14に記載のフライス工具。

請求項16

工具(1)が凹所と連通する複数の冷却液通路を備える、ことを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載のフライス工具。

請求項17

工具がチタン及びその合金フライス加工に適用される、ことを特徴とする請求項1に記載のフライス工具。

請求項18

工具が長い切れ刃を有するフライスカッタである、ことを特徴とする請求項1に記載のフライス工具。

請求項19

減衰要素(30)が回転軸に平行に配置されている、ことを特徴とする請求項1〜18に記載のフライス工具。

技術分野

0001

本発明は、切削加工用回転工具、特に、減衰要素が組み込まれたフライス加工用工具に関する。

背景技術

0002

切削加工においては、最適な切削速度、最適な仕上げ面、最適な工具寿命を得るために、動的に安定した切削を行うことが重要である。考慮に入れる重要なことは振動の存在又はチャタリングであり、これらは、障りな音、劣悪な加工面、切れ刃寿命低下を生じると共に、また、予期しない加工をもたらすことがある。振動は、機械被削材、被削材のアタッチメント工具クランプ仕様、切れ刃を有する工具を備えた切削システムにおいて発生する。長い工具、又は1つ以上の延長部材又はシャフトを有する工具の使用において、切れ刃側端部における振動は特に目立つものとなる。通常、振動の存在は、切り込み半径方向における係合送り速度及び切削速度などに支障や低下をもたらす。振動を抑制する可能な方法は、フライス工具における作用切れ刃の数を減らすことであるが、被削材を加工するのに長い時間を要するため、工具による加工効率を低下させる。いわゆる不等ピッチフライスカッターは、転削インサートカッターの外周の回りで様々なピッチで配置されるものであり、振動を防いだり、振動を抑制したりするのに用いられている。

先行技術

0003

アメリカ合衆国特許番号第6,595,727号
アメリカ合衆国特許番号第6,945,740号
国際公開第2008/002145号パンフレット

発明が解決しようとする課題

0004

回転工具、特にフライス工具による加工において、振動の減少に関する従来技術には、工具本体の中心に配置されたダンパーを備えるものがある。一般に、ダンパーは粘弾性材料から作られ、工具に誘発された振動に抵抗して、振動を和らげる。この従来技術の問題は、減衰が特定の振動数又は振動域に限定され、ダンパー本体が工具の固有振動数に対して変化する。さらに、工具の安定性及び強度を考慮すると、中心に配置されるため、ダンパー本体の大きさと長さが制限される。中心にダンパーが配置されることは、工具の負荷質量の相対的大部分が除去されることを含むためである。

0005

従って、上記問題を解決する減衰工具が要望されている。

課題を解決するための手段

0006

本発明は工作機械用の減衰回転工具に関する。
また、本発明は改良されたフライス工具に関する。

0007

本発明の一実施形態は回転切削加工用のフライス工具であり、回転軸を有する工具本体10と、工具本体の一端に配置された個々の転削インサートを固定する複数のインサート座20とを備える。さらに、工具1は、工具に誘発された振動を抑制し、工具本体の内側に配置された複数の減衰要素30を備えている。減衰要素30は、回転軸から半径方向に離れ、インサート座(20)から離れると共に、一端に隣接して配置されている。

0008

本発明によると、回転切削加工における工具の改良された振動の減衰と、異なる工具の幾何学形状に対するダンパーの組み込みと、適応性のある振動減衰を得ることができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明による振動減衰工具の一実施形態を示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。
本発明による振動減衰工具の一実施形態の斜視図である。
図2の実施形態の分解図である。
図2の実施形態の部分断面図である。
本発明の振動減衰工具の追加の実施形態による分解図である。
本発明による工具の追加の実施形態による斜視図である。
図6の実施形態の分解図である。
本発明と従来技術との比較を示すグラフである。
本発明と従来技術との比較を示すグラフである。

実施例

0010

図面では、同じ符号が対応する要素、又は類似の要素のために使用される。

0011

一般に、本発明は、金属や合金の切削加工用の回転工具を含んでいる。工具は、工具のねじれ方向及び半径方向で、振動を減少するために半径方向に配置された複数の減衰要素を備える。回転加工によって、切削工具にはその回転軸に回転動作を与えられ、被削材又は工具が直線又は回転送り動作を行うと同時に動作する。本発明による工具は、1つ以上のフライスカッターであり、例えば、長い切れ刃を有するフライスカッター、コーナミルエンドミルシャンクエンドミル、螺旋形のフライスカッターである。

0012

図1に示されている一実施形態によると、本発明は回転切削加工のフライス工具1である。工具1は、回転軸(図の上部において破線で示される)に沿って延びる延長部を有する工具本体10で構成される。工具1は、回転軸に沿って連続的に配置される種々の延長部を備え、より深いプランジ切削を可能にする。更に、工具1は、工具本体10の一端に配置され、個々の転削インサートを受ける複数のインサート座20を備える。図1において、転削インサートを有する4つのインサート座20が示されているが、2〜3又はそれ以上のインサート座20を工具本体10に配置することも可能である。例えば、本発明による工具は、3つ又はそれ以上のインサート座を備える。最後に、工具1は、工具本体10の内側に配置された複数の減衰要素30を備え、工具に誘発される振動を抑制する。これらの減衰要素30は、工具1の回転軸から半径方向に離れ、インサート座20からも離れ、前述した工具本体10の一端に配置されている。減衰要素30は、工具1の回転軸に平行に配置されることが適切であるが、必ずしもそうする必要はない。平行な配置からのずれについては、減衰要素と工具の回転軸との間の角度が10゜を越えるべきでない。図1において、4つの減衰要素30が示されているが、それより多い減衰要素30又はそれより少ない減衰要素30を等間隔に配置することも可能である。

0013

中心に配置される減衰要素と比較される複数の半径方向に配置された減衰要素を使用する1つの利点は、より広い周波数領域で振動を抑制することができることである。この利点及び他の利点は、以下の例において、詳細に説明される。

0014

工具本体の構造的安定性を損なわないダンパーの使用のために、個々の減衰要素の体積が工具の全体積(質量)によって制限される。これは、中心に配置されたダンパーの使用は、複数の半径方向に配置されたダンパーが使用されるよりも、減衰要素の質量について狭い制限をもたらす。例えば、約1.5kgの質量を有するコーナーミル(直径60mm)について、半径方向に配置された6個の減衰要素は全質量222gを有することができ、その一方、中心に配置された減衰要素は190gの質量を有するのみである(例は、二つのフライス工具において同一タイプの減衰要素を備える)。よって、複数の減衰要素を使用することによって、減衰要素の質量を中心に配置された減衰要素の質量より重くすることができる。

0015

中心に減衰要素を組み込むことができない1つの工具のタイプがある。このタイプのフライス工具が特許文献1で示され、中心に配置されたロックねじを有し、転削インサートに対する冷却媒体及び潤滑剤を供給するために凹んでいる。類似するものが、特許文献2で開示されている、いわゆる傾斜しているフライス工具である。これらの工具は、中心に配置される減衰要素によって振動が減衰されるものではないが、これらの工具は、本発明によって、容易に振動が減衰され、良好な切削性を達成することができる。

0016

本発明は、更に、減衰要素が中心軸から半径方向に離れて配置されるときに、ねじり振動がより効果的に減衰されるという効果を有する。これに加えて、周波数のスペクトルが得られると、減衰システムが動作し、振動の発生に対抗し、生じた振動を妨げたり、減少させたりする。更に、複数の同様の減衰要素を使用できるが、同じ工具で種々の異なる減衰要素を使用してもよい。異なる質量、減衰効果又は構造の異なる減衰要素によって、種々の異なる減衰要素を提供することもできる。

0017

本発明の一実施形態によると、図2及び3に示すように、減衰要素30は工具本体の一端の凹所に配置される。個々の凹所は、工具の回転軸に平行な長手方向の軸に沿って配置されている。凹所(及び減衰要素)は回転軸に対して対称的又は非対称的に配置される。

0018

本発明の好ましい実施形態によると、減衰要素の数は工具本体のインサート座の数に対応し、インサート座は回転軸に対して対称に配置される。言い換えると、個々の減衰要素は、個々のインサート座に対応し、個々のインサート座の近傍に配置される。これは、減衰要素が振動が誘発する工具の部分、すなわち、転削インサートが被削材に係合する部分の近くに設けられることを意味する。この場合、一例として、インサート座の数と減衰要素の数は3つ又はそれ以上にしてもよい。

0019

図3に示される実施形態において、減衰工具1は分解した状態で示されており、減衰要素は個々の凹所から取り外されている。図にはカバープレートが示され、カバープレートは減衰要素又は挿入物が誤って工具から外れないようにするために用いられる。この実施形態において、全ての減衰要素は同一要素であるが、異なる減衰周波数又は周波数間隔の要素を含んでもよい。言い換えると、異なる減衰要素が異なる減衰効果を有してもよい。

0020

図4には、図2の実施形態が、工具内の減衰要素の向きを示すために断面図で示されている。図示された実施形態において、カバープレートが工具本体10にねじで取り付けられているが、他の方法で取り付けてもよい。

0021

上述したように、工具1内の減衰要素30の全てが同じ種類である必要はない。図5の分解図には、2つの異なる種類の減衰要素が示されている。1つは、減衰要素の外側にねじれ溝を有する円柱状の挿入物であり、工具1内の冷却媒体を循環させる。他の1つは、互いに積み重なり、スぺーサ部材で間隔を開ける複数の球状の減衰要素を有する。これらの2つは単に例示であり、同様の解決手段を適用してもよい。

0022

図6及び7に示すように、より好ましい追加の実施形態によると、工具1は工具本体10に装着されるカバー11を備える。カバーは、減衰要素と工具の端部の凹所を覆う。カバーは、転削インサートを受けるインサート座のアレイを備え、工具本体10と協働して工具1を構成する。カバー11は、ねじ又は他の等価の係合手段で工具本体10に装着される。図6には、装着されたカバー11を有する工具1を示し、図7はカバー11が取り外された工具1を示す。工具内で第1のインサート列をもたらすカバーを備えたこの実施形態の利点は、減衰要素が工具の端部で終了することなく、工具本体の前側に配置される。これは、特に、ランピング加工において利点がある。

0023

図6及び7に示すように、工具1は工具1の外周面に配置されたインサート座20を備える。インサート座に装着された転削インサートは、端部に配置された転削インサートと協働し、より長い切れ刃を形成し、長い切れ刃のフライスカッターを提供する。

0024

これまで説明してきたことによれば、減衰要素の数が工具の一端に配置されたインサート座の数に等しいということには利点がある。しかしながら、これは必ずしも必要なことではなく、減衰要素の数がインサート座の数と異なっていてもよい。実施形態のほとんどはフライス工具に関し、特に、長い切れ刃を有するフライスカッターに関する。

0025

減衰要素(及び対応する凹所)が回転対称に配置されることは効果的である。しかしながら、これは、製造技術における1つの適用に過ぎず、他の幾何学的配置で減衰要素及び凹所を設けることもできる。更に、円柱状の凹所が示されているが、これは製造技術における1つの適用に過ぎない。工具、特には長尺の工具の減衰要素の構成において、振動が最も大きくなる位置の近くで減衰効果を高めることは効果的である。これは、多くの場合、特に、長尺の工具の一端において、切れ刃の近傍、すなわち、回転軸からできるだけ離れた位置で減衰効果を高めることが効果的である。したがって、円錐状の減衰要素及び凹所が効果をもたらされ、円錐の底面が工具の先端の近くに配置される。

0026

更に、工具には冷却液通路が設けられている。本発明によると、減衰要素と凹所は冷却液通路の少なくとも一部と共に協働するように構成されている。これは、減衰要素が冷却液の循環をもたらすと共に、凹所が工具の冷却液通路と連通するように構成されている。

0027

本発明の減衰要素は、特に、特許文献3で開示されているものに関係するが、他の減衰要素を適用することもできる。実施例では、減衰要素を異なる仕様の粘弾性体、例えば、球体円柱体、円又はリング状のプレート、又はそれらの組み合わせとしてもよい。また、機械的、及び/又は流体機械的な作用をもたらす減衰要素を用いてもよい。

0028

上述したように、中心に配置された1つのダンパーを使用する問題は、工具の減衰能力が特定の周波数に固定されるということと、減衰体工具システムの特定減衰周波数に変更されなければならないということである。特定の機械に装着された工具のダンパーの調整は、うまく行われることがあるが、機械が変更されたときや、機械システム固有周波数が変更された場合に問題を生ずる。異なる周波数に変更できる本発明による複数のダンパーの使用による利点は、システムがより広範囲周波数スペクトルに対して減衰することができることである。図8に示すように、これは以下の試験結果で示されている。

0029

図8は3つの異なる試験結果を示し、異なる伝達関数レセプタンス)が3000〜3300Hzの間の主要な共振周波数で抽出されている。簡単化のため、伝達関数の1つが図示されている。上のグラフは、周知の非減衰工具の結果を示す。真ん中のグラフは、同様のランダムな伝達関数での周知の1つのダンパーを有する工具の結果を示し、ダンパーは、周波数域平均値、すなわち、5%のランダム分布で3150Hzに調整され変更されている。下のグラフは、同様のランダムな伝達関数での本発明の好ましい実施形態による結果を示し、5つのダンパーは5%の個々のランダム分布で2300〜4000Hzに調整されている。更に、5つのダンパーの合計質量は前記1つのダンパーの質量と同じである。グラフは、周知の1つのダンパを有する工具システム又は周知の非減衰工具システムと比較して、複数のダンパーを有する工具システムの伝達関数(レセプタンス)のピーク頂点が明らかに低いことを示す。

0030

図9に示すように、減衰の効果を示すためにランダムな伝達関数が用いられ、代表的な工具の安定性限界を計算している。図における曲線の下側になるように、軸方向の切り込みとスピンドルスピードとの組み合わせを選択することによって、安定性の問題が回避される。代わりに、曲線の上側の組み合わせが選択される場合、振動レベル増減し、制御不能となる。非減衰(UD)及び1つのダンパー(SD)と比較して、複数のダンパー(MD)は限界切り込みが増加する結果となることが明らかである。これによって、本発明は、単位時間当たりの被削材除去量高めることができ、加工効率を向上することができる。

0031

上述したように、本発明によると、複数の異なる減衰要素を組み合わせることができ、工具の振動減衰効果多様化を得ることができる。しかし、個々に適用可能である、複数の同一の減衰要素を配置することも可能である。減衰要素は特定の減衰レンジに固定されないが、作業中又は少なくともフライス工具の取り付け中に調整されることも可能である。

0032

本発明は、特には、チタンチタン合金、又は加工においてそれらと類似の負担を強いる材料群にふさわしいが、それらに制限されるものではない。

0033

請求項によって規定される発明の範囲を離れることなしに、本発明によって変更や変形が成されることは当業者にとって明らかである。

0034

1工具
10 工具本体
11カバー
20インサート座
21 転削インサート
30 減衰要素

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