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技術 紙製ブラシ作製方法および紙製ブラシ

出願人 新崎優一郎新崎優仁人
発明者 新崎優一郎新崎朋子新崎優仁人
出願日 2010年3月15日 (9年4ヶ月経過) 出願番号 2010-057839
公開日 2011年9月29日 (7年9ヶ月経過) 公開番号 2011-189461
状態 特許登録済
技術分野 研磨体及び研磨工具 ブラシ製品及びその製法
主要キーワード 組み込み部材 長尺チャンネル 環状ブラシ 芯素材 紙製部材 樹脂製ブラシ リサイクル用紙 紙製素材
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年9月29日)のものです。
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図面 (6)

課題

本発明は、紙シートを丸めた後、捩じり、縒った紙製ブラシ毛とし、前記紙製ブラシ毛をデッキチャンネル等に取り付けた紙製ブラシ作製方法および紙製ブラシに関するものである。

解決手段

本発明は、薄い紙シートを丸めて棒状体を作製する工程と、前記薄い紙製シートを丸めた棒状体をじる工程と、前記捻じられた棒状体を縒る工程と、前記縒られた棒状体を一本または複数本集合して紙製ブラシ毛とする工程と、前記紙製ブラシ毛を植え込み部材に植え込むブラシ作製工程とから少なくとも構成されている。前記捻じられた棒状体は、縒ることにより、紙の種類から生じる独特の柔らかさ、紙の捩じりおよび縒りから生じる摩擦力、およびこれらによる独特の強度を持ち、が強く、かつ、柔軟性の優れた紙製ブラシ毛となる。前記紙製ブラシ毛は、束ねられ、所定の形状の紙製ブラシとなる。

概要

背景

特開2007−021014号公報に記載されているブラシは、熱溶着性を有する複数本ブラシ毛長尺チャンネル部材内において、互いに熱溶着された状態で植え込まれ、前記長尺チャンネル部材の開口面から突出して長手方向に連続した状態で形成されている。

概要

本発明は、紙シートを丸めた後、捩じり、縒った紙製ブラシ毛とし、前記紙製ブラシ毛をデッキチャンネル等に取り付けた紙製ブラシ作製方法および紙製ブラシに関するものである。本発明は、薄い紙シートを丸めて棒状体を作製する工程と、前記薄い紙製シートを丸めた棒状体をじる工程と、前記捻じられた棒状体を縒る工程と、前記縒られた棒状体を一本または複数本を集合して紙製ブラシ毛とする工程と、前記紙製ブラシ毛を植え込み部材に植え込むブラシ作製工程とから少なくとも構成されている。前記捻じられた棒状体は、縒ることにより、紙の種類から生じる独特の柔らかさ、紙の捩じりおよび縒りから生じる摩擦力、およびこれらによる独特の強度を持ち、が強く、かつ、柔軟性の優れた紙製ブラシ毛となる。前記紙製ブラシ毛は、束ねられ、所定の形状の紙製ブラシとなる。

目的

本発明は、薄い紙シートを丸め、捩じり、縒りを加えることにより、被研磨面が紙独特の柔らかさ、摩擦力、弾力、腰の強さ等を持つ紙製ブラシの作製方法および紙製ブラシを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

薄い紙シートの端部から丸めて棒状体を作製する工程と、前記棒状体をじる工程と、前記捻じられた棒状体を縒る工程と、前記縒られた棒状体を集合して紙製ブラシ毛とする工程と、前記紙製ブラシ毛を植え込み部材に植え込むことにより紙製ブラシを作製する工程と、から少なくとも構成されていることを特徴とする紙製ブラシ作製方法

請求項2

薄い紙シートの端部から丸めて棒状体を作製する工程と、前記棒状体を捻じる工程と、前記捻じられた棒状体を縒る工程と、前記縒られた棒状体を網状に編み込んで網状態からなる紙製ブラシ毛にする工程と、前記網状態の紙製ブラシ毛を束ねる工程と、から少なくとも構成されていることを特徴とする紙製ブラシ作製方法。

請求項3

前記紙製ブラシ毛の先端部近傍は、接着剤を染み込ませ、乾燥後に成形することを特徴とする請求項1に記載された紙製ブラシ作製方法。

請求項4

前記棒状体は、中心に紙製素材金属線樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の少なくとも一つが巻き込まれていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された紙製ブラシ作製方法。

請求項5

前記棒状体は、接着剤により、砥粒接着されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載された紙製ブラシ作製方法。

請求項6

前記紙製ブラシ毛は、紙製デッキ紙製チャンネル、あるいは紙製筒体に組み込まれていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載された紙製ブラシ作製方法。

請求項7

薄い紙シートの端部から丸められた棒状体が捻じられるとともに、縒られた紙製ブラシ毛と、前記紙製ブラシ毛を組み込んだ紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体と、から少なくとも構成されていることを特徴とする紙製ブラシ。

請求項8

前記棒状体は、中心に紙製素材、金属線、樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の少なくとも一つが巻き込まれていることを特徴とする請求項7に記載された紙製ブラシ。

請求項9

前記棒状体は、接着剤により、砥粒が接着されていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載された紙製ブラシ。

技術分野

0001

本発明は、紙シートを丸めた後、捩じり、縒ったブラシ毛とし、前記ブラシ毛をデッキチャンネル等の取付部材に取り付けた紙製ブラシ作製方法および紙製ブラシに関するものである。本発明は、合成樹脂製ブラシ毛等にない、紙独特の柔らかさ、じりと縒りによる先端部の柔らかさ、摩擦力、弾力等を有するものであり、研磨ブラシとして、の強さ、長さを調整することによる異なった品質にすることが容易にできる紙製ブラシ作製方法および紙製ブラシに関するものである。なお、本明細書において、「紙シートを丸めた後、捩じり、これらを縒ったブラシ毛」を「捻じり縒りブラシ毛」と記載する。

背景技術

0002

特開2007−021014号公報に記載されているブラシは、熱溶着性を有する複数本のブラシ毛を長尺チャンネル部材内において、互いに熱溶着された状態で植え込まれ、前記長尺チャンネル部材の開口面から突出して長手方向に連続した状態で形成されている。

先行技術

0003

特開2007−021014号公報

発明が解決しようとする課題

0004

従来、チャンネル型ブラシは、ブラシ毛のほぼ中央部を二つに折り曲げ、断面コ字状の細長チャンネル部材の間に挿入し、両側から圧力をかけて、一体とすることにより作製される。しかし、前記チャンネル型ブラシは、ブラシ毛が金属線または金属線を含む場合、前記金属線の根本または途中から折れて、周囲に飛び散り作業者を傷つけるという問題があった。また、前記金属線または合成樹脂製ブラシ毛を使用たブラシは、液晶表示画面ガラスレンズ等のように、表面の柔らかい部分を上手磨くことができなかった。紙製製品は、水に弱いため、紙コップ紙皿のように成形したもの以外、使用が制限されていた。

0005

以上のような課題を解決するために、本発明は、薄い紙シートを丸め、捩じり、縒りを加えることにより、被研磨面が紙独特の柔らかさ、摩擦力、弾力、腰の強さ等を持つ紙製ブラシの作製方法および紙製ブラシを提供することを目的とする。また、本発明の捻じり縒りブラシ毛は、編み目を作製することにより、編み目の先端部あるいは編み目の側部において、紙製品として独特の柔らかさ、摩擦力、弾力、腰の強さ等、紙独特の性質を有する紙製ブラシの作製方法および紙製ブラシを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

(第1発明)
第1発明の紙製ブラシ作製方法は、薄い紙シートの端部から丸めて棒状体を作製する工程と、前記棒状体を捻じる工程と、前記捻じられた棒状体を縒る工程と、前記縒られた棒状体を集合して紙製ブラシ毛とする工程と、前記紙製ブラシ毛を植え込み部材に植え込むことにより紙製ブラシを作製する工程とから少なくとも構成されていることを特徴とする。

0007

(第2発明)
第2発明の紙製ブラシ作製方法は、薄い紙シートの端部から丸めて棒状体を作製する工程と、前記棒状体を捻じる工程と、前記捻じられた棒状体を縒る工程と、前記縒られた棒状体を編み込んで網状態からなる紙製ブラシ毛にする工程と、前記網状態の紙製ブラシ毛を束ねる工程とから少なくとも構成されていることを特徴とする。

0008

(第3発明)
第3発明の紙製ブラシ作製方法において、前記紙製ブラシ毛の先端部近傍は、接着剤を染み込ませ、乾燥後に成形することを特徴とする。

0009

(第4発明)
第4発明の紙製ブラシ作製方法において、前記棒状体は、中心に紙製素材、金属線、樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の少なくとも一つが巻き込まれていることを特徴とする。

0010

(第5発明)
第5発明の紙製ブラシ作製方法において、前記棒状体は、接着剤により、砥粒接着されていることを特徴とする。

0011

(第6発明)
第6発明の紙製ブラシ作製方法において、前記紙製ブラシ毛は、紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体に組み込まれていることを特徴とする。

0012

(第7発明)
第7発明の紙製ブラシは、薄い紙シートの端部から丸められた棒状体が捻じられるとともに、縒られた紙製ブラシ毛と、前記紙製ブラシ毛を組み込んだ紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体とから少なくとも構成されていることを特徴とする。

0013

(第8発明)
第8発明の紙製ブラシにおいて、前記棒状体は、中心に紙製素材、金属線、樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の少なくとも一つが巻き込まれていることを特徴とする。

0014

(第9発明)
第9発明の紙製ブラシにおいて、前記棒状体は、接着剤により、砥粒が接着されていることを特徴とする。

発明の効果

0015

本発明によれば、紙製シートを丸め、捩じり、縒った紙製ブラシ毛とするため、紙製ブラシとして使用する場合、紙の性質、捻じり、縒り独特の柔らかさ、弾性バネ性、あるいクッション性が向上し、腰部分の強度も強い紙製ブラシを作製することができる。

0016

本発明によれば、紙製シートを丸め、捩じり、縒った後、編み込んだ紙製ブラシ毛とすることにより、紙独特の柔らかさ、弾性、バネ性、あるいクッション性が向上し、腰部分の強度も強いだけでなく、編み込みの先端部分、交差部、結び目、または側面をブラシとすることができ、使用目的にあった柔らかい研磨が可能になる。

0017

本発明によれば、前記紙製ブラシ毛に接着剤を適度に染み込ませることにより、前記柔らかいブラシ毛に弾力と強度を持たせることができるため、所望の柔らかさ、弾力、強度を持たせることができる。また、前記紙製ブラシ毛は、接着剤により、先端部を金型等により所望の形状に容易にできる。

0018

本発明によれば、紙シートを丸める際に、紙製素材、金属線、樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛を芯線として巻き込むことにより、ブラシ毛の腰の強度を調整することができ、使用目的に合った紙製ブラシを作製することができる。

0019

本発明によれば、紙製ブラシ毛にペースト状接着剤を用い、砥粒を付着させることにより、紙製独特の柔らかな腰と砥粒の硬さを兼ね備えた紙製ブラシを得ることがてきる。

図面の簡単な説明

0020

(イ)から(ホ)は本発明の捻じり縒り紙製ブラシ毛の作製方法を順次説明するための模式図である。(実施例1)
(イ)から(ホ)は本発明に使用する捻じり縒り紙製ブラシを作製する状態を説明するための模式図である。
(イ)から(ハ)は本発明の捻じり縒り紙製ブラシ毛を束ねた場合の例を説明するための模式斜視図である。
(イ)および(ロ)は本発明の捻じり縒り紙製ブラシ毛の他の実施例で、先端部の形状を成形により変えた例を説明するための模式図である。(実施例2)
(イ)および(ニ)は本発明の捻じり縒り紙製ブラシ毛を使用した紙製ロールブラシの例を説明するための模式図である。

0021

(第1発明)
第1発明における紙製ブラシ作製方法は、薄い紙シートを丸めて棒状体を作製する工程と、前記薄い紙製シートを丸めた棒状体を捻じる工程と、前記捻じられた棒状体を縒る工程と、前記縒られた棒状体を一本または複数本を集合して紙製ブラシ毛とする工程と、前記紙製ブラシ毛を植え込み部材に植え込むブラシ作製工程とから少なくとも構成されている。前記紙シートは、たとえば、ケナフまたはのような和紙を原料とすることができる。和紙からなる紙シートは、ひげのような細い繊維からなるとともに、厚さに濃淡があり、先端部が紙独特の柔軟性を有し、たとえば、液晶表示画面等表面の比較的柔らかいものを拭く紙製ブラシを作製することができる。

0022

また、通常使用される木材パルプは、和紙と比較して強度がやや落ちる。さらに、洋紙、古紙、牛乳パック段ボール等は、和紙と異なる独特の柔らかさを有し、合成樹脂製ブラシ毛と異なる独特の柔軟性を得ることができる。前記紙の種類は、多数あり、紙製ブラシ毛として使用する際に、用途および目的に合ったものを選択することができる。前記各種紙製シートは、薄いシートを丸めて棒状体とした後、捻じられる。

0023

前記捻じられた棒状体は、これらを縒ることにより、紙の種類から生じる独特の柔らかさ、紙の捩じりおよび縒りから生じる摩擦力、およびこれらによる独特の強度を持ち、腰が強く、かつ、軽量で柔軟性の優れた紙製ブラシ毛となる。前記捩じりおよび縒られた棒状体は、少なくとも1本または複数本が集合されて紙製ブラシ毛となる。前記柔軟性の高い紙製ブラシ毛は、植え込み部材に植え込まれる。また、前記紙製ブラシ毛の腰の強さは、合成樹脂製等に無い、紙の種類、捩じりおよび縒りによって生じる独特のものであり、長さを適宜調整することにより容易に変えられる。前記植え込み部材は、デッキ、筒体、チャンネル等がある。

0024

前記紙製ブラシ作製方法は、紙製シートを丸めた後、捻じり、さらに、縒っているため、先端部の柔らかさ、摩擦力、弾力、腰の強さ等が紙独特のものからなり、研磨ブラシとして、従来にない独特の特性を持つだけでなく、水に対する耐候性が高く、強度も高い。前記作製方法で作製された紙製ブラシは、たとえば、液晶表示装置の画面、ガラス部材(特に、レンズの表面研磨)、セラミック部材の表面を磨くのに適した紙の種類、捩じりおよび縒りから生じる独特の柔らかさ、強度、および柔軟性を兼ね備えている。また、前記捩じりおよび縒られた紙製ブラシ毛素材は、捩じりおよび縒り部において、紙独特の柔らかさに加えて隙間ができるため、研磨面の振動を吸収することができ、表面の柔らかい部材の研磨に独特の効果を発揮する。

0025

前記紙製ブラシ毛の用途は、前記部材の表面を磨く以外に、通常のヘアーブラシ歯間ブラシ等に利用することもできる。前記ヘアーブラシおよび歯間ブラシは、紙製ブラシ毛以外に、柄の部分を紙製部材とすることで、全体の重さを軽く作製できるとともに、焼却の際に、有毒ガスを排出することがないという効果を奏する。

0026

(第2発明)
第2発明における紙製ブラシ作製方法は、薄い紙シートを丸めて棒状体にし、捻じった後にこれらを縒る。前記縒られた棒状体は、網状に編み込んで網状態の紙製ブラシ毛とする。前記網状態の紙製ブラシ毛は、束ねられて、先端部または側面部が紙製ブラシとなる。前記編み込みは、結節網(本目網、蛙又網)、無結節網(無結節網、ラッセル網)、織網、あるいは捩じり網等、いろいろな網方とすることができる。

0027

これらの網状態の紙製ブラシ毛は、結束された際の先端部、あるいは側部がブラシ面となる。紙を捩じった後、これらを縒ったものからなる網状態のブラシ毛先端部は、柔らかい割りに強度が強い。また、結束された側面部は、網方により、各種の研磨面を作製することができる。さらに、前記網状態の紙製ブラシ毛から作製された紙製ブラシは、網の交差部が緩いものと、交差部が動き難く固いもの等、いろいろな変形をしたものを作製することができ、使用目的に合った紙製ブラシを作製することができる。前記紙製網状態からなるブラシの先端部または側面部は、合成樹脂製ブラシにない、紙の種類、捩じりおよび縒りから生じる独特の摩擦面を持たせることができる。

0028

(第3発明)
第3発明における紙製ブラシ作製方法は、前記紙製ブラシ毛の先端部近傍に接着剤を染み込ませた後、乾燥する。乾燥した前記紙製ブラシ毛は、金型等によって所望の形状に成形することができる。たとえば、前記紙製ブラシ毛は、先端部近傍から先端に向かってらしたり、あるいは先端部を球状にすることができる。前記紙製ブラシ毛の先端部の形状は、前記以外に所望により、金型の形状を変えれば、任意の形状に成形することができる。

0029

前記紙製ブラシ毛の先端部は、前記接着剤の種類あるいは濃度を調整することにより、形状以外に固さも調整することができる。前記接着剤が染み込んだ紙製ブラシ毛は、接着剤の種類および濃度、紙の種類、捩じり、および縒りから生じる独特の柔らかさを持たせることができる。

0030

(第4発明)
第4発明における紙製ブラシ作製方法において、紙製の棒状体は、その中心に少なくとも1本の紙製素材、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛のいずれかを芯とすることができる。前記紙製素材、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛は、材質および/または本数を任意に選択することにより、所望の強度および柔軟性(研磨面および腰)を得ることができる。前記紙製素材、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の太さおよび柔軟度は、紙の種類、捩じりおよび縒りによって生じる独特の柔らかさと芯線の固さとの組み合わせを巧みに使用することで、紙製ブラシの使用目的によって任意に選択することができる。前記紙製素材は、接着剤を染み込ませることにより、任意の硬さにすることができる。

0031

(第5発明)
第5発明における紙製ブラシ作製方法において、紙製または紙製で芯が入った棒状体は、接着剤により、砥粒が接着されている。前記砥粒は、たとえば、シリコンカーバイトアルミナジルコニアダイアモンドエメリー酸化セリウム金属砥粒等のうちの少なくとも一つであり、ペースト状接着剤により、所定量が接着される。前記砥粒およびペースト状接着剤の量は、紙製ブラシの使用目的および紙製ブラシで拭く対象物によって任意に選択できる。さらに、前記砥粒およびペースト状接着剤の入れる場所は、前記同様に、紙製ブラシの使用目的および紙製ブラシで拭く対象物によって任意に選択できる。

0032

(第6発明)
第6発明における紙製ブラシ作製方法において、前記紙製ブラシ毛は、紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体に組み込まれる。前記紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体に組み込まれた紙製ブラシは、紙製ブラシ毛とともに、軽量化が可能であり、省力化が可能である。紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体は、接着剤等で成形する際に、肉抜き部を作製し、材料および重さを軽減することができる。

0033

(第7発明)
第7発明における紙製ブラシは、紙製ブラシ毛と、前記紙製ブラシ毛を組み込んだ、紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体とから少なくとも構成されている。前記紙製ブラシ毛は、始め、薄い紙シートの端部から丸められた棒状体のものを捻じった後に、縒られたものである。紙製デッキ、紙製チャンネル、あるいは紙製筒体は、接着剤を染み込ませて成形した後、従来の作製方法と同様に作製される。特に、紙製チャンネルは、紙製ブラシ毛を挟んだ後、接着剤等により固定する。さらに、紙製チャンネルは、接着剤が乾燥して固くなる少し前に、ホイールブラシカップブラシ環状ブラシ、あるいはロールブラシに加工することができる。

0034

(第8発明)
第8発明の紙製ブラシは、紙製ブラシ毛の中心に少なくとも1本の紙製素材、金属線、樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛が巻き込まれている。前記紙製ブラシは、紙の種類、捩じりおよび縒りによって生じる独特の柔軟性、必要な弾力、腰の強さ、接触面の硬さ等を満たすために、必要な紙製素材、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物製ブラシ毛が選択される。

0035

(第9発明)
第9発明の紙製ブラシは、捻じりと縒りが形成されている紙製棒状体に、接着剤により、砥粒が接着されている。前記接着剤および砥粒が設けられている場所は、紙製ブラシの使用目的、および研磨する部材によって任意に選択される。第7発明から第9発明の紙製ブラシは、紙素材芯素材組み込み部材、あるいは紙素材および芯素材の長さ、接着剤の量、接着箇所等により、紙の種類、捩じりおよび縒りによって生じる独特の柔軟性、研磨面の柔らかさ、腰の強さ、全体の強度等を任意に制御することができる。

0036

図1(イ)から(ホ)は本発明の捻じり縒り紙製ブラシ毛の作製方法を順次説明するための模式図である。本発明の紙製ブラシは、図1(イ)に示されたような薄い紙製シート11から作製される。前記紙製シート11は、一端から丸められ、丸い棒状体12となる。前記棒状体12は、図(ハ)に示されているように、捻じられられた状態13となる。前記薄い紙製シートを丸めた棒状体12は、捻じられた後、さらに、複数本を縒ることにより、捻じり縒り紙製ブラシ毛14が作製される。前記紙製シート11は、和紙の場合、濃淡のある(透け見える所がある)ものとなる。また、前記紙製シートは、和紙、洋紙、厚紙、リサイクル用紙等、被研磨面、あるいは研磨目的によって、種々の品種のものを選択することができる。前記紙製シートは、古紙、牛乳パック、段ボール等を基にしたものを使用することもできる。

0037

図1(ホ)は、捻じり縒り紙製ブラシ毛の他の例で、前記捻じり縒り紙製ブラシ毛の少なくとも一本を編み機(公知の編み機)により網状に編み込んだ状態にしたもの15を巻回15′する。前記合成樹脂製ブラシ毛より、研磨面および腰が柔らかい、紙独特の性質を得ることができる。前記紙の種類は、多数あり、紙製ブラシ毛として使用する際の用途により、目的に合った紙の種類を選択することができる。前記各種紙製シートは、薄いシートを丸めて棒状体とした後、捻じられる。

0038

前記捻じられた棒状体は、縒ることにより、紙の種類から生じる独特の柔らかさ、および紙の捩じりおよび縒りから生じる隙間により、摩擦力および腰の強さに独特の強度を持ち、かつ、柔軟性の優れた紙製ブラシ毛となる。前記捩じりおよび縒られた棒状体は、少なくとも1本または複数本が集合されて紙製ブラシ毛となる。前記柔軟性の高い紙製ブラシ毛は、植え込み部材に植え込まれる。

0039

前記捻じり縒り紙製ブラシ毛は、さらに、図1(ホ)に示されているように、公知の編み機によって編まれる。前記捻じり縒り紙製ブラシ毛の編み方は、図示以外に、公知の各種方法を採用することができる。前記網状に編まれた紙製ブラシ毛は、先端、側端、側面をブラシ面として使用できる。前記網の編み方は、紙の材質以外に、交差部、結び目、編み目の大小、編み目の密度等によって研磨具合を変えることができる。前記網状に編まれた紙製ブラシ毛は、捩じり縒りだけの場合と比較して、より多くの隙間を有するため、柔らかい研磨以外に、振動を吸収しながらの研磨ができる。

0040

図2(イ)から(ホ)は本発明に使用する捻じり縒り紙製ブラシ毛から紙製ブラシを作製する状態を説明するための模式図である。図2(イ)において、作製された捻じり縒り紙製ブラシ毛21は、たとえば、少なくとも1本が半分に折られ、その中間部に芯線22を挟み、コ字状チャンネル部材23に挟むことにより植設される。その後、前記コ字状チャンネル部材23は、両側から押され、紙製ブラシが完成する。前記コ字状チャンネル部材23は、金属製または合成樹脂製とすることができる。前記合成樹脂製チャンネルは、熱等を加えることにより、前記紙製ブラシを強く挟み込む。

0041

また、図2(ロ)に示す捻じり縒り紙製ブラシ毛24は、半分に折るか、あるいは長さを一定にして、コ字状チャンネル部材25に植設される。その後、前記捻じり縒り紙製ブラシ毛24は、前記コ字状チャンネル部材25に接着剤26を入れることにより、紙製ブラシとなる。さらに、図2(ハ)に示す紙製ブラシは、通常の方法により、捻じり縒り紙製ブラシ毛28をデッキ27の孔に植設する。前記紙製ブラシは、いろいろな形状のものとすることができるだけでなく、紙の種類、捩じりおよび縒りによって生じる独特のものを作製することができる。前記チャンネル部材は、断面コ字状以外に、断面C型、断面U型、あるいは変形した形状にすることができる。

0042

前記巻回した網は、たとえば、図2(ニ)に示されたように、取付部材152に一方が取り付けられて網目を有する紙製ブラシとなる。前記紙製ブラシは、その端面151または側面を研磨面とすることができる。図2(ホ)は、図2(イ)および(ロ)によって作製された紙製チャンネルブラシを円形からなるホイールブラシとした例である。また、前記ホイールブラシは、同心的に重ねることにより、ロールブラシとすることもできる。

0043

図3(イ)から(ハ)は本発明の捻じり縒り紙製ブラシ毛を束ねた場合の例を説明するための模式斜視図である。図3(イ)に示す紙製ブラシ31は、捻じり縒り紙製ブラシ毛311が束ねられ、少なくとも周囲が被覆材312によって被覆されている。前記紙製ブラシ31は、その端面によって、被研磨部材を研磨する。図3(ロ)に示す紙製ブラシ32は、捻じり縒り紙製ブラシ毛321を束ね、その中間の一部分が被覆材322によって被覆されている。図3(ハ)に示す紙製ブラシ33は、捻じり縒り紙製ブラシ毛331が束ねられ、一端部が被覆材332によって被覆されている。図3(イ)から(ハ)に示す紙製ブラシは、デッキ、チャンネル部材等に植設することにより、各種用途に合った紙製ブラシが作製される。

0044

図4(イ)および(ロ)は本発明の捻じり縒り紙製ブラシ毛の他の実施例で、先端部の形状を成形により変えた例を説明するための模式図である。前記捻じり縒り紙製ブラシ毛は、先端部近傍に接着剤が染み込まされる。前記接着剤の種類および濃度は、任意に変えることができる。前記接着剤の染み込んだ捻じり縒り紙製ブラシ毛は、乾燥されて、所定の硬さになった際に、金型等によって所望の形状に成形される。図4(イ)に示す紙製ブラシ毛41は、先端部近傍から先端411に向かって尖っている。また、図4(ロ)に示す紙製ブラシ毛42は、先端部に球状部422が成形されている。

0045

前記捻じり縒り紙製ブラシ毛41、42の先端部411、422の形状は、前記以外に所望により、金型の形状を変えれば、任意の形状に成形することができる。前記紙製ブラシ毛の先端部411、422は、前記接着剤の種類あるいは濃度を調整することにより、形状以外に固さも調整することができる。前記接着剤が染み込んだ捻じり縒り紙製ブラシ毛は、接着剤の種類および濃度、紙の種類、捩じり、および縒りから生じる独特の柔らかさおよび軽さを持たせることができる。前記接着剤は、水性接着剤天然ゴム系接着剤ニカワ主原料とする天然接着剤、ニカワと木質セルローズを含む接着剤、壁紙用天然接着剤等が使用される。

0046

また、本発明の捻じり縒り紙製ブラシは、接着剤が乾燥して固くなる少し前に、ホイールブラシ、カップブラシ、環状ブラシ、あるいはロールブラシに加工することができる。

0047

図5(イ)から(ニ)は本発明の捻じり縒り紙製ブラシ毛を使用した例を説明するための模式図である。図5(イ)に示す紙製ブラシは、チャンネル部材54の上に把手を設けた、先端にほぼ円形部を有するものである。図5(ロ)に示す紙製ブラシは、捻じり縒り紙製ブラシ毛を束ね、柄の一端に取り付けた棒状の紙製ブラシである。図5(ハ)に示す紙製ブラシ53は、把手の先端に、上方にやや曲げられた状態に変形したものである。図5(ニ)に示す紙製ブラシ54は、円盤に紙製ブラシ毛が植設した円形紙ブラシである。

0048

第3実施例の紙製ブラシは、図示されていないが、図1(イ)において、薄い紙シートを巻いて棒状体12にする前に、その中心に少なくとも1本の金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛のいずれかを芯とすることができる。紙シートを巻く際の芯は、前記紙製素材、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物製ブラシ毛の材質および/または本数を任意に選択することにより、所望の強度および柔軟性(研磨面および腰)を得ることができる。前記紙製素材、金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物ブラシ毛の芯を有する捻じり縒り紙製ブラシ毛は、材質、芯線の太さ、および柔軟性、紙の種類、捩じりおよび縒りによって生じる独特の柔らかさを得ることができる。

0049

第4実施例は、図示されていないが、捻じり縒り紙製ブラシ毛、または前記紙製ブラシ毛の中心に金属線、合成樹脂製ブラシ毛、動植物製ブラシ毛を芯として入れたブラシ毛は、接着剤により、たとえば、シリコンカーバイト、アルミナ、ジルコニア、ダイアモンド、エメリー、酸化セリウム、金属等のうちの少なくとも一つの砥粒がペースト状接着剤により、所定量だけ取り付けることができる。前記砥粒の種類、大きさ、およびペースト状接着剤の量は、紙製ブラシの使用目的および紙製ブラシで拭く対象物によって任意に選択できる。さらに、前記砥粒およびペースト状接着剤の入れる場所は、前記同様に、紙製ブラシの使用目的および紙製ブラシで拭く(磨く)対象物によって、先端部の一部、先端部から中間部まで、あるいは全体といったように任意に選択できる。

0050

本発明の紙製ブラシは、ワークの表面を磨く以外に、通常のヘアーブラシ、歯間ブラシ等に利用することもできる。前記ヘアーブラシおよび歯間ブラシは、紙製ブラシ毛以外に、柄の部分を紙製部材とすることで、軽く作製することができるとともに、焼却の際に、有毒ガスを放出しないという効果を奏する。

実施例

0051

以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。ブラシ毛となる紙の種類、厚さ、透きかた、形状、密度、捩じり方、縒り方等は、任意に選択することができる。また、紙の捩じり、または縒り方は、従来から使用されている機械により作製することができる。

0052

11・・・紙製シート
12・・・紙製シートを棒状にした状態
13・・・捻じった状態
14・・・捻じったものを縒った状態
15・・・板状または棒状の樹脂部材
15′・・・巻回した状態のもの
151・・・研磨部
152・・・取付部材
21、24、28・・・捻じり縒り紙製ブラシ毛
22・・・芯棒
23、25・・・チャンネル部材
26・・・接着剤
311、321、331・・・捻じり縒り紙製ブラシ毛
41、42・・・捻じり縒り紙製ブラシ毛
411・・・尖った先端部
422・・・球状先端

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