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技術 データ処理システム及びデータ処理方法

出願人 日本電気株式会社
発明者 矢野昭二
出願日 2010年2月25日 (9年6ヶ月経過) 出願番号 2010-040135
公開日 2011年9月8日 (8年0ヶ月経過) 公開番号 2011-175533
状態 特許登録済
技術分野 階層構造のメモリシステム
主要キーワード 終了対象 回数閾値 ページイン処理 実行多重度 スラッシング ミッシング 空きメモリ量 同時実行数
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年9月8日)のものです。
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図面 (12)

課題

仮想記憶管理にて主記憶を管理する場合に、スラッシングの発生を防止することができるようにする。

解決手段

ミッシング超過検出部21でミッシングが頻発するジョブを検出し、ミッシングが頻発するジョブをフリーズジョブクラスとして登録し、フリーズジョブクラスに属するジョブを、フリーズジョブクラス実行部25でフリーズクラス定義の情報に従って、実行多重度を制限して実行させる。空きメモリ検出部20により、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいかどうかを判定し、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいと判定された場合に、このジョブをフリーズジョブクラスから元のジョブクラスに戻して実行させる。

概要

背景

仮想記憶管理にて主記憶を管理するデータ処理システムでは、主記憶容量が不足しているために、主記憶と仮想記憶装置とのページ入れ替えが頻繁に発生する状態になる場合がある。このような状態は、スラッシングと呼ばれている。このようなスラッシングが発生すると、同時に実行しているジョブだけでなく、オペレーティングシステム自体の処理能力が低下する。このようなスラッシング状態となった場合には、最悪システム停止に至る可能性があり、実行しているジョブを停止/終了させるか、主記憶容量を増やす必要がある。

このようなスラッシング状態を防止するシステムとしては、特許文献1に、ジョブのジョブ実行経過時間の累積に対するページフォルト処理経過時間の累積の比率が予め設定した閾値より大きいかどうかにより、スラッシングが発生しているかどうかを検出し、スラッシングが発生していたら、そのジョブをスラッシングモード状態としてスラッシングモード記録手段に記録するようにしたものが提案されている。

概要

仮想記憶管理にて主記憶を管理する場合に、スラッシングの発生を防止することができるようにする。ミッシング超過検出部21でミッシングが頻発するジョブを検出し、ミッシングが頻発するジョブをフリーズジョブクラスとして登録し、フリーズジョブクラスに属するジョブを、フリーズジョブクラス実行部25でフリーズクラス定義の情報に従って、実行多重度を制限して実行させる。空きメモリ検出部20により、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいかどうかを判定し、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいと判定された場合に、このジョブをフリーズジョブクラスから元のジョブクラスに戻して実行させる。

目的

本発明は、仮想記憶管理にて主記憶を管理する場合に、スラッシングの発生を防止することができるデータ処理システム及びデータ処理方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

仮想記憶管理により主記憶を管理するようにしたデータ処理装置において、ミッシングが頻発するジョブを検出する手段と、前記ミッシングが頻発するジョブをフリーズジョブクラスとして登録する手段と、前記フリーズジョブクラスに属するジョブを、フリーズクラス定義の情報に従って、実行多重度を制限して実行させる手段と、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいかどうかを判定する手段と、前記空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいと判定された場合に、当該ジョブをフリーズジョブクラスから元のジョブクラスに戻して実行させる手段とを備えることを特徴とするデータ処理システム

請求項2

さらに、フリーズジョブクラスとした際に実行多重度待ちとなったジョブに対して、ページアウトのされた情報を記録する手段を備え、前記ジョブをフリーズジョブクラスから元のジョブクラスに戻して実行させる際に、前記記録されたページアウトの情報に基づいて、当該ジョブをページインさせることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理システム。

請求項3

前記ミッシングが頻発するジョブを検出する手段は、ジョブ毎に、単位時間あたりのミッシング回数閾値を超えているか否かを判定することで、当該ジョブでミッシングが頻繁に発生しているかどうかを検出することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理システム。

請求項4

仮想記憶管理により主記憶を管理するようにしたデータ処理方法において、ミッシングが頻発するジョブを検出する工程と、前記ミッシングが頻発するジョブをフリーズジョブクラスとして登録する工程と、前記フリーズジョブクラスに属するジョブを、フリーズクラス定義の情報に従って、実行多重度を制限して実行させる工程と、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいかどうかを判定する工程と、前記空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいと判定された場合に、当該ジョブをフリーズジョブクラスから元のジョブクラスに戻して実行させる工程とを備えることを特徴とするデータ処理方法。

技術分野

0001

本発明は、仮想記憶管理にて主記憶を管理するデータ処理システム及びデータ処理方法に関する。

背景技術

0002

仮想記憶管理にて主記憶を管理するデータ処理システムでは、主記憶容量が不足しているために、主記憶と仮想記憶装置とのページ入れ替えが頻繁に発生する状態になる場合がある。このような状態は、スラッシングと呼ばれている。このようなスラッシングが発生すると、同時に実行しているジョブだけでなく、オペレーティングシステム自体の処理能力が低下する。このようなスラッシング状態となった場合には、最悪システム停止に至る可能性があり、実行しているジョブを停止/終了させるか、主記憶容量を増やす必要がある。

0003

このようなスラッシング状態を防止するシステムとしては、特許文献1に、ジョブのジョブ実行経過時間の累積に対するページフォルト処理経過時間の累積の比率が予め設定した閾値より大きいかどうかにより、スラッシングが発生しているかどうかを検出し、スラッシングが発生していたら、そのジョブをスラッシングモード状態としてスラッシングモード記録手段に記録するようにしたものが提案されている。

先行技術

0004

特開平08−272684号公報

発明が解決しようとする課題

0005

上述のように、このようなスラッシングが発生すると、同時に実行しているジョブだけでなく、オペレーティングシステム自体の処理能力が低下する。スラッシングが発生し、実行しているジョブを停止/終了させる場合に、停止/終了対象として選択されるジョブは、主記憶と仮想記憶装置とのページの入れ替え処理が頻繁に行われているジョブではなく、使用している主記憶容量の大きいジョブや最後に投入したジョブなど、その他のジョブとなる可能性がある。

0006

特許文献1では、スラッシング状態と判断したプログラム間で、予め確保しておいたメモリ(スラッシングメモリプール)を分け合い、割り当てられたメモリを使用して実行するか、割り当てるメモリが不足していた場合にはメモリ待ちとさせて、ページフォルト処理を発生させないようにしている。しかしながら、特許文献1に示されているものの場合には、スラッシング状態と判断され、予め確保しておいたメモリを使用しているプログラムが終了しない間は、スラッシング状態のジョブに割り当てるメモリ量が増加しないため、メモリ待ちとなっているジョブのメモリ待ち状態解除されない。また、特許文献1では、スラッシングの発生しやすいジョブだけを集めて、実行多重度を制限することが行われていない。

0007

上述の課題を鑑み、本発明は、仮想記憶管理にて主記憶を管理する場合に、スラッシングの発生を防止することができるデータ処理システム及びデータ処理方法を提供することを目的とすることを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

上述の課題を解決するために、本発明は、仮想記憶管理により主記憶を管理するようにしたデータ処理装置において、ミッシングが頻発するジョブを検出する手段と、ミッシングが頻発するジョブをフリーズジョブクラスとして登録する手段と、フリーズジョブクラスに属するジョブを、フリーズクラス定義の情報に従って、実行多重度を制限して実行させる手段と、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいかどうかを判定する手段と、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいと判定された場合に、当該ジョブをフリーズジョブクラスから元のジョブクラスに戻して実行させる手段とを備えることを特徴とする。

0009

本発明は、仮想記憶管理により主記憶を管理するようにしたデータ処理方法において、ミッシングが頻発するジョブを検出する工程と、ミッシングが頻発するジョブをフリーズジョブクラスとして登録する工程と、フリーズジョブクラスに属するジョブを、フリーズクラス定義の情報に従って、実行多重度を制限して実行させる工程と、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいかどうかを判定する工程と、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいと判定された場合に、当該ジョブをフリーズジョブクラスから元のジョブクラスに戻して実行させる工程とを備えることを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、主記憶容量が不足しているために仮想記憶装置とのページの入れ替えが頻繁に発生しているジョブを、当該ジョブが本来属しているジョブクラスに加え、主記憶容量が不足しているために仮想記憶装置とのページの入れ替えが頻繁に発生しているジョブの多重度を管理するためのジョブクラスでも管理することにより、主記憶容量が不足していているために仮想記憶装置とのページ入れ替えが頻繁に発生しているジョブの実行多重度を抑えることによりスラッシングを防止することができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の第1の実施形態のコンピュータシステムを示すブロック図である。
システム情報提供部の一例の情報の説明図である。
ポリシー情報提供部の一例の情報の説明図である。
ジョブ情報提供部の情報の一例の説明図である。
ジョブクラス情報提供部の情報の一例の説明図である。
本発明の第1の実施形態におけるフリーズジョブクラスへの登録と実行の処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の第1の実施形態におけるフリーズジョブクラスからの登録の削除の処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の第2の実施形態のコンピュータシステムを示すブロック図である。
ジョブ情報提供部の情報の他の例の説明図である。
本発明の第2の実施形態におけるフリーズジョブクラスからの登録の削除の処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の第2の実施形態におけるフリーズジョブクラスからの登録の削除の処理の流れを示すフローチャートである。

実施例

0012

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態のコンピュータシステムを示すブロック図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態のコンピュータシステム1は、システム情報提供部10と、ポリシー情報提供部11と、ジョブ情報提供部12と、ジョブクラス情報提供部13と、空きメモリ検出部20と、ミッシング数超過検出部21と、ジョブ管理部22と、フリーズジョブクラス管理部23と、フリーズジョブクラス登録/削除部24と、フリーズジョブクラスジョブ実行部25を含む。

0013

図2はシステム情報提供部の一例の情報の説明図であり、図3はポリシー情報提供部の一例の情報の説明図であり、図4はジョブ情報提供部の情報の一例の説明図であり、図5はジョブクラス情報提供部の情報の一例の説明図である。

0014

図2に示されるように、システム情報提供部10は、空きメモリ量情報INF101を提供する。空きメモリ量情報INF101は、ジョブに割り当て可能な主記憶容量である。

0015

図3に示されるように、ポリシー情報提供部11は、ミッシング回数閾値情報INF111を提供する。ミッシング回数閾値情報INF111は、システム管理者が決定した、ジョブのミッシングが頻繁に発生していると判断すべきジョブの単位時間あたりのミッシング回数閾値である。

0016

図4に示されるとおり、ジョブ情報提供部12は、ジョブ毎に、メモリ要求量情報INF121、単位時間あたりのミッシング回数情報INF122、フリーズクラス属性情報INF123を提供する。メモリ要求量情報INF121は、そのジョブが要求するメモリ量である。単位時間あたりのミッシング回数情報INF122は、そのジョブの単位時間あたりのミッシング回数である。フリーズクラス属性情報INF123は、そのジョブがフリーズクラスに属するか否かを示す情報である。

0017

図5に示されるように、ジョブクラス情報提供部13は、フリーズクラス定義情報INF131を提供している。フリーズクラス定義情報INF131は、システム管理者が決定した、主記憶と仮想記憶装置とのページの入れ替え処理が頻繁に行われているジョブの同時実行数を管理するための多重度情報INF1311を持つ。

0018

図1において、空きメモリ検出部20は、空きメモリ量と、フリーズクラス属性がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量とを監視し、空きメモリが要求メモリ量を超えているか否かを判定する。

0019

ミッシング数超過検出部21は、ジョブ毎の単位時間あたりのミッシング回数を監視し、ジョブの単位時間あたりのミッシング回数閾値を超えているか否かを判定することで、当該ジョブでミッシングが頻繁に発生しているかどうかを検出する。

0020

ジョブ管理部22は、ジョブ管理を行っている。より具体的には、ジョブ管理部22は、ミッシング数超過検出部21で、ジョブの単位時間あたりのミッシング回数が閾値を超えていると判定されると、当該ジョブでミッシングが頻繁に発生しているとして、当該ジョブをフリーズジョブクラスに変更する処理を行う。また、ジョブ管理部22は、空きメモリ検出部20で、空きメモリ容量がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量より大きいと判定された場合には、当該ジョブをフリーズジョブクラスから削除し、元のジョブクラスに戻して実行させる処理を行う。

0021

フリーズジョブクラス管理部23は、フリーズジョブクラスの管理を行っている。より具体的には、ジョブ管理部22は、ミッシングが頻繁に発生しているとしてフリーズジョブクラスに変更するジョブがあると、本来属しているジョブクラスに属したまま、当該ジョブがフリーズジョブクラスに属するように変更させる。また、フリーズジョブクラス管理部23は、ミッシングが頻繁に発生しているとしてフリーズジョブクラスに変更するジョブがあると、当該ジョブをフリーズジョブクラスのジョブとして実行させる。

0022

フリーズジョブクラス登録/削除部24は、ジョブをフリーズジョブクラスに変更したり、ジョブをフリーズジョブクラスから削除したりする処理を行う。

0023

フリーズジョブクラスジョブ実行部25は、フリーズジョブクラスのジョブの実行を行う。フリーズジョブクラスのジョブを実行させるときには、当該ジョブは、ジョブクラス情報提供部13のフリーズクラス定義情報INF131の多重度情報INF1311に従って、実行多重度が抑えられて実行される。

0024

本発明の第1の実施形態では、ミッシング数超過検出部21で、ジョブの単位時間あたりのミッシング回数がジョブの単位時間あたりのミッシング回数閾値より大きいかどうかが判定され、ジョブの単位時間あたりのミッシング回数がジョブの単位時間あたりのミッシング回数閾値より大きいと判定されると、当該ジョブは、フリーズジョブクラスに変更されて実行される。フリーズジョブクラスに属するジョブは、フリーズジョブクラスの定義に従った多重度で実行される。

0025

次に、本発明の第1の実施形態の動作について、フローチャートを参照しながら説明する。上述のように、本発明の第1の実施形態では、ミッシングが頻発しているジョブは本来属しているジョブクラスに属したまま、フリーズジョブクラスにも属するように変更され、フリーズジョブクラスの定義に従って実行多重度が制限される。図6は、本発明の第1の実施形態におけるフリーズジョブクラスへの登録と実行の処理の流れを示すフローチャートである。

0026

図6において、ミッシング数超過検出部21は、常にジョブ毎にあるジョブ情報提供部12の単位時間あたりのミッシング回数情報INF122を監視しており、システム管理者が決定したポリシー情報提供部11のジョブの単位時間あたりのミッシング回数閾値情報INF111を超えているか否かを判断する(ステップS101)。ミッシング数超過検出部21は、ジョブの単位時間あたりのミッシング回数情報INF122がミッシング回数閾値情報INF111より小さいと判定した場合には、ミッシングが頻繁に発生していないとして、当該ジョブについてはそのままとする。

0027

ステップS101で、ミッシング数超過検出部21は、ジョブの単位時間あたりのミッシング回数情報INF122がジョブの単位時間あたりのミッシング回数閾値情報INF111より大きいと判定した場合には、当該ジョブでミッシングが頻繁に発生しているとして、当該ジョブをフリーズジョブクラスに変更して実行させるために、ジョブ管理部22を起動する(ステップS102)。

0028

次に、ジョブ管理部22は、当該ジョブをフリーズジョブクラスに変更するために、フリーズジョブクラス管理部23を起動する(ステップS103)。

0029

次に、フリーズジョブクラス管理部23は、フリーズジョブクラス登録/削除部24を起動して、ジョブ情報提供部12のフリーズクラス属性情報INF123にフリーズジョブクラスに属している情報を記録し、当該ジョブがフリーズジョブクラスにも属するように変更する(ステップS104)。

0030

最後に、フリーズジョブクラス管理部23は、フリーズジョブクラスジョブ実行部25を起動して、当該ジョブをフリーズジョブクラスのジョブとして実行させる(ステップS105)。この際、当該ジョブは、フリーズジョブクラスの定義に従って実行されるため、ジョブクラス情報提供部13のフリーズクラス定義情報INF131の多重度情報INF1311に従って、実行多重度が抑えられて実行される。

0031

また、本発明の第1の実施形態では、前述したように、主記憶にフリーズジョブクラスで実行多重度の制限のために実行待ち状態となっているジョブが要求している以上の空きメモリ量が発生すると、フリーズジョブクラスに登録されていて実行待ち状態のジョブはフリーズジョブクラスから削除され、元のジョブクラスで実行される。図7は、本発明の第1の実施形態におけるフリーズジョブクラスからの登録の削除の処理の流れを示すフローチャートである。

0032

図7において、空きメモリ検出部20は、システム情報提供部10の空きメモリ量情報INF101とジョブ情報提供部12でフリーズクラス属性情報INF123がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量情報INF121とを監視しており、空きメモリ量情報INF101がメモリ要求量情報INF121を超えているか否かを判断する(ステップS201)。空きメモリ検出部20は、空きメモリ量情報INF101がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量情報INF121より小さいと判定された場合には、当該ジョブについてはそのままとする。

0033

次に、空きメモリ検出部20は、空きメモリ量情報INF101がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量情報INF121より大きいと判定された場合には、当該ジョブをフリーズジョブクラスから削除し、元のジョブクラスに戻して実行させるために、ジョブ管理部22を起動する(ステップS202)。

0034

次に、ジョブ管理部22は、当該ジョブをフリーズジョブクラスから削除するために フリーズジョブクラス管理部23を起動する(ステップS203)。

0035

最後に、フリーズジョブクラス管理部23は、フリーズジョブクラス登録/削除部24を起動して、ジョブクラス情報提供部13のフリーズクラス属性情報INF123にフリーズジョブクラスに属していないという情報を記録し、当該ジョブの属するクラスを元のジョブクラスのみに変更する(ステップS204)。この際、当該ジョブは元のジョブクラスの定義に従って実行される。

0036

以上説明したように、本発明の第1の実施形態では、ミッシングが頻発しているジョブ群だけでフリーズジョブクラスを構成し、ミッシングが頻発しているジョブに対して多重度を抑えることにより、スラッシングを防止している。このため、ミッシングが頻発しているジョブ以外のジョブに影響を与えないでスラッシングを防止できる。

0037

次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態のコンピュータシステムを示すブロック図である。図8に示すように、本発明の第2の実施形態のコンピュータシステム201は、システム情報提供部210と、ポリシー情報提供部211と、ジョブ情報提供部212と、ジョブクラス情報提供部213と、空きメモリ検出部220と、ミッシング数超過検出部221と、ジョブ管理部222と、フリーズジョブクラス管理部223と、フリーズジョブクラス登録/削除部224と、フリーズジョブクラスジョブ実行部225と、ページアウト情報記録読込部226と、ページイン制御部227を含んでいる。

0038

システム情報提供部210、ポリシー情報提供部211、ジョブ情報提供部212、ジョブクラス情報提供部213、空きメモリ検出部220、ミッシング数超過検出部221、ジョブ管理部222、フリーズジョブクラス管理部223、フリーズジョブクラス登録/削除部224、フリーズジョブクラスジョブ実行部225は、本発明の第1の実施形態のシステム情報提供部10、ポリシー情報提供部11、ジョブ情報提供部12、ジョブクラス情報提供部13、空きメモリ検出部20、ミッシング数超過検出部21、ジョブ管理部22、フリーズジョブクラス管理部23、フリーズジョブクラス登録/削除部24、フリーズジョブクラスジョブ実行部25と同様に構成されている。

0039

但し、ジョブ情報提供部212は、図9に示されるように、第1の実施形態のジョブ情報提供部12(図4参照)の情報に加えて、さらに、ページアウト情報INF124を持つ。また、本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態に加えて、さらに、ページアウト情報記録/読込部226と、ページイン制御部227とを含んでいる。

0040

本発明の第2の実施形態では、ミッシングが頻発しているジョブは、本来属しているジョブクラスに属したまま、フリーズジョブクラスにも属するように変更され、フリーズジョブクラスの定義に従って実行多重度が制限される。図10は、本発明の第2の実施形態におけるフリーズジョブクラスからの登録の削除の処理の流れを示すフローチャートである。

0041

図10において、ミッシング数超過検出部221は常にジョブ毎にあるジョブ情報提供部212の単位時間あたりのミッシング回数情報INF122を監視しており、システム管理者が決定したポリシー情報提供部211のジョブの単位時間あたりのミッシング回数閾値情報INF111を超えているか否かを判断する(ステップS301)。ミッシング数超過検出部221は、ジョブの単位時間あたりのミッシング回数情報INF122がミッシング回数閾値情報INF111より小さいと判定された場合には、ミッシングが頻繁に発生していないとして、当該ジョブについてはそのままとする。

0042

次に、ミッシング数超過検出部221は、ジョブの単位時間あたりのミッシング回数情報INF122がジョブの単位時間あたりのミッシング回数閾値情報INF111より大きいと判定された場合には、当該ジョブでミッシングが頻繁に発生しているとして、当該ジョブをフリーズジョブクラスに変更して実行させるために、ジョブ管理部222を起動する(ステップS302)。

0043

次に、ジョブ管理部222は、当該ジョブをフリーズジョブクラスに変更するために、フリーズジョブクラス管理部223を起動する(ステップS303)。

0044

次に、フリーズジョブクラス管理部223は、フリーズジョブクラス登録/削除部224を起動して、ジョブ情報提供部212のフリーズクラス属性情報INF123にフリーズジョブクラスに属している情報を記録し、当該ジョブがフリーズジョブクラスにも属するように変更する(ステップS304)。

0045

次に、フリーズジョブクラス管理部223は、フリーズジョブクラスジョブ実行部225を起動して当該ジョブをフリーズジョブクラスのジョブとして実行させる(ステップS305)。この際、当該ジョブはフリーズジョブクラスの定義に従って実行されるため、フリーズクラス定義情報INF131の多重度情報INF1311に従って実行される。

0046

最後に、ページアウト情報記録/読込部226は、フリーズジョブクラスとした際に実行多重度待ちとなったジョブに対して、ページアウトのされた情報をジョブ情報提供部212のページアウト情報INF124に記録する(ステップS306)。

0047

また、本発明の第2の実施形態では、主記憶にフリーズジョブクラスで実行多重度の制限のために実行待ち状態となっているジョブが要求している以上の空きメモリ量が発生すると、フリーズジョブクラスに登録されていて実行待ち状態のジョブはフリーズジョブクラスから削除され、元のジョブクラスで実行される。図11は、本発明の第2の実施形態におけるフリーズジョブクラスからの登録の削除の処理の流れを示すフローチャートである。。

0048

図11において、空きメモリ検出部220はシステム情報提供部210の空きメモリ量情報INF101とジョブ情報提供部12でフリーズクラス属性情報INF123がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量情報INF121を監視しており、空きメモリ量情報INF101がメモリ要求量情報INF121を超えているか否かを判断する(ステップS401)。空きメモリ検出部220は、空きメモリ量情報INF101がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量情報INF121より小さいと判定された場合には、当該ジョブについてはそのままとする。

0049

次に、空きメモリ検出部220は、空きメモリ量情報INF101がフリーズジョブクラスに属しているジョブで実行待ちとなっているジョブのメモリ要求量情報INF121より大きいと判定された場合には、当該ジョブをフリーズジョブクラスから削除し、元のジョブクラスに戻して実行させるために、ジョブ管理部222を起動する(ステップS402)。

0050

次に、ジョブ管理部222は、実行前にページイン制御部227の起動を行い、当該ジョブをフリーズジョブクラスから削除するために、フリーズクラス登録/削除部224を起動する(ステップS403)。

0051

次に、フリーズジョブクラス管理部223は、フリーズジョブクラスで多重度待ちとなっていたジョブのページアウト情報INF124をジョブ情報提供部212から取得するためにページアウト情報記録/読込部226を起動し、ページアウト路情報を読み込む(ステップS404)。

0052

次に、ページイン制御部227は、ページアウト情報記録/読込部226で取得したページアウト情報INF124を使用して当該ジョブに必要なページのページインを非同期に行う(ステップS405)。

0053

最後に、フリーズジョブクラス登録/削除部224は、ジョブ情報提供部212のフリーズクラス属性情報INF123にフリーズジョブクラスに属していない情報を記録し、当該ジョブの属するクラスを元のジョブクラスのみに変更する(ステップS406)。この際、当該ジョブは元のジョブクラスの定義に従って実行される。

0054

以上説明したように、本発明の第2の実施形態では、実行前に非同期ページイン処理を行うようにしているため、フリーズジョブクラスで実行待ち状態となっていたジョブを実行状態にする際に、使用していた主記憶がページアウトされていたことにより発生する実行直後のミッシングの発生を抑制することができる。

0055

1,201:コンピュータシステム
10,210:システム情報提供部
11,211:ポリシー情報提供部
12,212:ジョブ情報提供部
13,213:ジョブクラス情報提供部
20,220:メモリ検出部
21,221:ミッシング数超過検出部
22,222:ジョブ管理部
23,223:フリーズジョブクラス管理部
24,224:フリーズジョブクラス登録/削除部
25.225:フリーズジョブクラスジョブ実行部
226:ページアウト情報記録/読込部
227:ページイン制御部

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