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課題

解決手段

下式化合物またはその誘導体。式中、R1〜R3、Zは特定の基。本化合物は疼痛カルシウムチャネル遮断応答性障害処置に有用である。

概要

背景

カルシウムイオンは、多くの細胞プロセスの調節において重要な役割を果たす。従って
、カルシウムイオンの細胞内レベルは、厳密に、しかし動力学的制御のもとに維持される
ことが必要である(Davila, H. M., Annals of the New York Academy of Sciences, pp.
102-117 (1999))。電位カルシウムチャネル(VGCC)は、細胞へ急速にカルシウ
ムを流動するための重要な機構のひとつとして機能する。カルシウムチャネルは、孔形成
サブユニット(α1)からなるヘテロオリゴマータンパク質であり、異種発現系において
、それだけで機能的チャネルと、ひとセットの補助サブユニットまたは調節サブユニット
とを形成することが可能である。カルシウムチャネルは、その薬理学的特性および/また
電気生理学的特性に基づいて分類されている。電位型カルシウムチャネルの分類から、
カルシウムチャネルは以下の3つの群に分けられる:(i)高電位活性型HAVチャ
ネルL型N型P型およびQ型が含まれる);(ii)中間型(IVA)R型チャネ
ル;および(iii)低電位活性型(LVA)T型チャネル(Davila,前出)。電位型カ
ルシウムチャネル(VGCC)はまた、電位依存型カルシウムチャネル(VDCC)また
電位感受性カルシウムチャネル(VSCC)としても公知である。

電位感受性カルシウムチャネル(VSCC)は、種々の重要なニューロン機能(例えば
、細胞興奮性神経伝達物質の放出、ホルモン分泌、細胞内代謝、神経分泌活性および遺
伝子発現)に影響する細胞内カルシウム濃度を調節する(Hu et al., Bioorganic & Medi
cinal Chemistry 8:1203-1212 (2000))。N型チャネルは、中枢ニューロンと末梢ニュー
ロンとにおいて主にみられ、シナプス前部神経末端に主に位置する。これらのチャネル
は、シナプス末端からの伝達物質脱分極によって引き起こされる放出に必要とされるカ
ルシウム流動を調節する。末梢から中枢神経系(CNS)への痛みシグナルの伝達は、脊
に位置するN型カルシウムチャネルによって媒介される(Song et al., J. Med. Chem.
43:3474-3477 (2000))。

6つの型のカルシウムチャネル(すなわち、L、N、P、Q、RおよびT)は、神経系
のいたるところに発現している(Wallace, M. S., The Clinical Journal of Pain 16:58
0-585 (2000))。N型の電位感受性カルシウムチャネルは、後角表在板(superficial
laminae)に存在し、中枢機構によって侵害受容のプロセスを調節すると考えられている
表在性後角中のN型カルシウムチャネルの遮断は、膜興奮性を調節して神経伝達物質の
放出を阻害し、痛みの軽減をもたらす。Wallace(前出)は、動物モデルに基づいて、N
カルシウムチャネルアンタゴニストが、ナトリウムチャネルアンタゴニストよりも優れ
鎮痛薬効力を有することを示唆している。

N型カルシウムチャネル遮断剤は、神経保護および痛覚消失に対して有用性を有する。
選択的なN型カルシウムチャネル遮断剤であるジコノチド(ziconotide)は、動物モデル
において鎮痛薬活性を有し、局所的および全体的な虚血モデルにおいて神経保護活性を有
することが見出されている(Song et al.,前出)。公知のカルシウムチャネル遮断剤の例
としては、フルナリジン、フルスピリレン、シルニピド(cilnipide)、PD 157767、SB-2
01823、SB-206284、NNC09-0026およびPD 151307が挙げられる(Hu et al.,前出)。

N型チャネルの遮断剤は、種々の実験条件および臨床条件において、被験体の痛み、そ
して第一および/もしくは第二の知覚過敏および異痛症を予防ならびに/または和らげる
ことが可能である(Vanegas, H. et al., Pain 85:9-18 (2000))。N型電位型カルシウ
ムチャネル(VGCC)は、シナプス伝達物質(例えば、グルタミン酸アセチルコリン
ドーパミンノルエピネフリンγ−アミノ酪酸GABA)およびカルシトニン遺伝
関連ペプチドCGRP))の放出の際に重要な役割を果たす。

電位型L型カルシウムチャネルの阻害は、神経保護のために有益であることが示されて
いる(Song et al.,前出)。心臓のL型カルシウムチャネルの阻害は、高血圧を導き得る
動脈圧を急速に大きく低下させると、L型カルシウムチャネル遮断剤の神経保護効果
打ち消すことにつながると考えられている。潜在的な低血圧効果を避けるために、L型カ
ルシウムチャネルよりもN型カルシウムチャネルに対して選択的であるアンタゴニストに
ついて必要性が存在する。

イオンチャネルを通過する生理学的関連基質の移動は、種々の物理的技術、光学的技術
または化学的技術によって追跡することができる(Stein, W. D., Transport and Diffus
ion Across Cell Membranes, 1986, Academic Press, Orlando, Fla.)。イオンチャネル
調節因子についてのアッセイとしては、電気生理学的アッセイ、微小電極を使用する細
胞ごとのアッセイ(cell-by-cell assay)(Wu, C. -F., Suzuki, N., and Poo, M. M. J
. Neurosci 3(9):1888-99 (1983))、すなわち、細胞内クランプ技術およびパッチクラン
プ技術(Neher, E. and Sakmann, B., Sci. Amer. 266:44-51 (1992))、ならびに放射
活性トレーサイオン技術が挙げられる。パッチクランプおよび全体の細胞電位クランプ
電流クランプ、ならびに二電極電位(two-electrode voltage)クランプの技術は、電極
を配置したときに空間的な精度が高いことを必要とする。機能的アッセイを実施して、パ
ッチクランプ技術によって全細胞の電流を測定することができる。しかし、処理量は、1
日あたりのアッセイの数でかなり限定される。

放射性トレーサイオンは、細胞調製物中のチャネル制御型イオントランスロケーション
生化学調査および薬理学的調査のために使用されている(Hosford, D. A. et al., B
rain Res. 516:192-200 (1990))。この方法において、細胞は、一定期間、放射活性トレ
ーサイオンと活性化リガンドとに曝され、ついで細胞を洗浄し、放射活性含有量について
カウントする。放射活性同位元素も周知であり(Evans, E. A., Muramtsu, M. Radiotrac
er Techniques and Applications, M. Dekker, New York (1977))、これらを使用すると
標的物質高感度で検出できる。しかし、放射活性同位体は、多くの安全上の予防措置
必要とする。従って、代替的で安全な非放射性標識剤の使用が、近年増加してきている。

蛍光標識を使用する光学的方法は、パッチクランプ技術および放射活性トレーサ技術に
対する適切な代替法である。光学的方法は、一個の細胞および細胞群において、イオン流
動の全体の経過を測定することを可能にする。蛍光技術によって輸送モニタリングする
ことの利点としては、これらの方法の感度のレベルが高いこと、時間分解能生物学的材
料に対して要求が適度であること、放射活性がないこと、および反応速度情報を得るため
イオン輸送を連続的にモニタリングできることが挙げられる(Eidelman, O. et al., B
iophys. Acta 988:319-334 (1989))。蛍光による輸送のモニタリングの一般的な原理
化合物のトランスロケーションに関連する蛍光特性が区画依存的な変化を有することに
基づいている。

神経細胞における電気活性の光学的な検出は、電位感受性膜色素および光検出器アレイ
を使用して実施される(Grinvald, A., Annu. Rev. Neurosci. 8:263-305 (1985); Loew,
L. M., and Simpson, L. L., Biophys. J. 34:353-65 (1981); Grinvald, A. et al., B
iophys. J. 39:301-08 (1983);およびGrinvald, A. et al., Biophys. J. 42:195-98 (19
83))。光学的方法が、カルシウムイオン流動を測定するために開発されている(Scarpa,
A., Methodsof Enzymology 56:301 (1979), Academic Press, Orlando, Florida; Tsie
n, R. Y., Biochemistry 19:2396 (1980); Grynkiewicz, G. et al., J. Biol Chem. 260
:3440 (1985))。カルシウムイオン流動は、典型的には、Fluo−3、Fluo−4、
カルシウムグリーンなどのようなカルシウム感受性蛍光色素を使用してモニタリングされ
る(Molecular Probes Inc., Handbook of Fluorescent Probes and Research Chemicals
, 7th ed., chapt 1, Eugene, Oregon)。

N型カルシウムチャネルを含む電位型カルシウムチャネルを通過するカルシウムイオン
の移動を調節または遮断する化合物を同定し得る、新規のアッセイについての必要性が存
在する。

概要

新規ピペリジニル化合物の提供。下式の化合物またはその誘導体。式中、R1〜R3、Zは特定の基。本化合物は疼痛、カルシウムチャネルの遮断に応答性障害処置に有用である。なし

目的

本発明のさらなる局面は、有効量の式Iの化合物を、脳卒中、頭部外傷てんかん、疼
痛(例えば、急性疼痛または慢性疼痛、これらには神経障害性疼痛および炎症性疼痛が挙
げられるが、これらに限定されない)、片頭痛気分障害精神分裂病神経変性障害
例えば、アルツハイマー病筋萎縮性側索硬化症ALS)またはパーキンソン病)、う
つ病、不安、精神病、高血圧もしくは不整脈の処置、予防または改善を必要としている哺
動物投与することによって、そのような障害を処置、予防または改善するための方法
を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

式I:[式中:R1およびR2は、各々、独立して水素アルキルハロアルキルハロゲンアルコキシハロアルコキシシアノ、ニトロ、アミノ、およびヒドロキシからなる群より選択され;R3は、アルキル、アルケニルシクロアルキルシクロアルキルアルキルアルコキシアルキルヒドロキシアルキル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロフラニルアルキル、3−テトラヒドロフラニルアルキル、アルキルスルホニルアミノアルキルおよびアミノカルボニルアルキルからなる群より選択され;Zは、Z1、Z2、Z3およびZ4からなる群より選択され、ここで、Z1は、であり;Z2は、であり;Z3は、−CR8R9−(CH2)O−D−R14であり;そしてZ4は、−SO2−R15であり;R4およびR5は、各々、独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アルキルチオール、アミノアルキルおよびフェニルからなる群より選択されるか、またはR4およびR5は、それらが結合する窒素原子一緒になって、複素環式環の1個以上の炭素原子が必要に応じてNR16、OまたはSで置換されている5員または6員の複素環式環を形成し、ここでR16は、水素またはC1-3アルキルであり;R6は水素であり、そしてR7は、以下:水素;アルキル;ヒドロキシアルキル;アルコキシアルキル;ハロアルキル;アミノアルキル;シクロアルキル;独立してアルキル、シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アルキルアミノジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニル;独立してアルキル、シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたベンジル;ならびにベンジルオキシアルキルからなる群より選択されるか;あるいはR6およびR7は、それらが結合する炭素原子と一緒になってC3-7シクロアルキル基を形成するか、あるいは、R7は水素であり、R4は水素またはC1-3アルキルであり、そしてR5およびR6は、一緒になって架橋−CH2−CH2−CH2−または−CH2−CHG1−CHG2−CH2−を形成し、ここでG1およびG2は、共に水素であるか、またはそれらが結合する炭素原子と一緒になって縮合フェニル基を形成し;R8およびR9は、共に水素であるか、または一緒になって=Oを形成し;R10、R11、R12およびR13は、各々、独立して水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択され;R14は、以下:独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニル;独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたナフチルキノリニルピリジル;フェニル、ベンジル、フェノキシまたはベンジルオキシで置換されたフェニルであって、各フェニル環は、独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノおよびシアノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されている、フェニル;ならびにアルキルからなる群より選択され;R15はフェニルまたはナフチルであり、そのどちらも独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されており;Aは、O、CH2または存在せず、そしてBはCHであり、ただし、AがOである場合、R8およびR9は共に水素であるか;あるいはA−Bは、CH=Cであり;Dは、C=O、−CH=CH−、または存在せず;mは、0または1であり;nは、0、1、2、3、4または5であり;そしてoは0、1、2、または3であり;ただし、ZがZ2であり、R3がアルキルであり、R8およびR9が共に水素であり、AがCH2であり、BがCHであり、そしてnが1である場合、R10、R11、R12またはR13のうちの少なくとも1つは、水素以外のものである]を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物

請求項2

式I:[式中:R1およびR2は、各々、独立して水素、アルキル、ハロアルキル、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノおよびヒドロキシからなる群より選択され;R3は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロフラニルアルキル、3−テトラヒドロフラニルアルキル、アルキルスルホニルアミノアルキルおよびアミノカルボニルアルキルからなる群より選択され;Zは、Z1、Z2、Z3およびZ4からなる群より選択され、ここで、Z1は、であり;Z2は、であり;Z3は、−CR8R9−(CH2)O−D−R14であり;そしてZ4は、−SO2−R15であり;R4およびR5は、各々、独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アルキルチオール、アミノアルキルおよびフェニルからなる群より選択されるか、またはR4およびR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環式環の1個以上の炭素原子が必要に応じてNR16、OまたはSで置換されている5員または6員の複素環式環を形成し、ここでR16は、水素またはC1-3アルキルであり;R6は水素であり、そしてR7は、以下:水素;アルキル;ヒドロキシアルキル;アルコキシアルキル;ハロアルキル;アミノアルキル;シクロアルキル;独立してアルキル、シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニル;独立してアルキル、シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたベンジル;ならびにベンジルオキシアルキルからなる群より選択されるか;あるいはR6およびR7は、それらが結合する炭素原子と一緒になってC3-7シクロアルキル基を形成するか、あるいは、R7は水素であり、R4は水素またはC1-3アルキルであり、そしてR5およびR6は、一緒になって架橋−CH2−CH2−CH2−または−CH2−CHG1−CHG2−CH2−を形成し、ここでG1およびG2は、共に水素であるか、またはそれらが結合する炭素原子と一緒になって縮合フェニル基を形成し;R8およびR9は、共に水素であるか、または一緒になって=Oを形成し;R10、R11、R12およびR13は、各々、独立して水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択され;R14は、以下:独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニル;独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたナフチル;キノリニル;ピリジル;およびフェニル、ベンジル、フェノキシまたはベンジルオキシで置換されたフェニルであって、各フェニル環は、独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノおよびシアノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されているフェニルからなる群から選択され;R15はフェニルまたはナフチルであり、そのどちらも独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されており;Aは、O、CH2または存在せず、そしてBはCHであり、ただし、AがOである場合、R8およびR9は共に水素であるか;あるいはA−Bは、CH=Cであり;Dは、C=O、−CH=CH−、または存在せず;mは、0または1であり;nは、0、1、2、3、4または5であり;そしてoは0、1、2、または3であり;ただし、ZがZ2であり、R3がアルキルであり、R8およびR9が共に水素であり、AがCH2であり、BがCHであり、そしてnが1である場合、R10、R11、R12またはR13のうちの少なくとも1つは、水素以外のものである]を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項3

R3が、メチルエチルイソペンチル、イソ−ブチル、イソ−プロピルシクロプロピルシクロブチルシクロペンチルシクロプロピルメチルシクロプロピルエチルメトキシメチルメトキシエチルヒドロキシメチルヒドロキシエチル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロフラニルメチル、2−テトラヒドロフラニルエチル、メチルスルホンアミドメチル、メチルスルホンアミドエチル、アミノカルボニルメチルおよびアミノカルボニルエチルからなる群より選択され、好ましくは、シクロプロピル、メチル、イソ−プロピルまたはイソ−ブチルである、請求項1または2に記載の化合物。

請求項4

R3がシクロプロピルである請求項1、2または3に記載の化合物であって、式II:を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項5

R1およびR2が、各々、独立して水素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、シアノ、アルコキシ、ハロアルコキシおよびニトロからなる群より選択され、好ましくは、水素、メチル、エチル、フルオロクロロ、トリフルオロメチルジフルオロメチルフルオロメチル、シアノ、ニトロ、メトキシおよびジフルオロメトキシからなる群より選択される、請求項1〜4に記載の化合物。

請求項6

R1が水素であり、そしてR2がトリフルオロメチルであるか、またはR1およびR2が共に水素である、請求項1〜5に記載の化合物。

請求項7

R2がフェニル環のメタ位にあり、好ましくは式III:を有する請求項1〜6に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項8

Z=Z1である請求項1〜7に記載の化合物であって、式IV:を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項9

R4およびR5が、各々、独立して水素、アルキル、ヒドロキシアルキルおよびフェニルからなる群より選択され、好ましくは、各々、独立して水素、メチル、エチル、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチルおよびフェニルからなる群より選択され、より好ましくは、各々、独立して水素、メチルおよびヒドロキシエチルからなる群より選択される、請求項8に記載の化合物。

請求項10

R4およびR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環式環の1個以上の炭素原子がNR16、OもしくはSで必要に応じて置換されている5員または6員の複素環式環を形成し、ここでR16は、水素またはC1-3アルキルであり、そして好ましくは、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、ピロリジニルピラゾリジニルイミダゾリジニル、ヘキサヒドロピリミジニルピペリジニルピペラジニル、4−メチルピペラジニルモルホリニルチオモルホリニルおよびテトラヒドロピリジルからなる群より選択され、より好ましくは、1−ピロリジニル、4−チオモルホリニル、ピペラジニルまたは4−メチルピペラジニルからなる群より選択される、請求項8に記載の化合物。

請求項11

R6が水素であり、そしてR7がメチル;プロピル;イソ−プロピル;ブチル;tert−ブチル;sec−ブチル;イソ−ブチル;ヒドロキシメチル;1−ヒドロキシエチル;独立してメチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチル、tert−ブチル、ハロゲン、シアノ、アミノ、メチルアミノジメチルアミノ、ヒドロキシ、ニトロおよびトリフルオロメチルからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されるフェニル;独立してメチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチル、tert−ブチル、ハロゲン、シアノ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ヒドロキシ、ニトロおよびトリフルオロメチルからなる群より選択される1個または2個の置換基によって必要に応じて置換されたベンジル;1−ベンジルオキシエチル;シクロペンチル;シクロヘキシルシクロペンチルメチル;またはシクロヘキシルメチルである、請求項8〜10に記載の化合物。

請求項12

R6が水素であり、R7がアルキルであり、そしてR4およびR5が、独立して水素、アルキルもしくはヒドロキシアルキルであるか、またはR4およびR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環式環の1個以上の炭素原子が必要に応じてNR16、OもしくはSで置換された5員または6員の複素環式環を形成し、ここでR16は水素またはC1-3アルキルである、請求項8〜11に記載の化合物。

請求項13

R6およびR7が一緒になって、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを形成する、請求項8〜10に記載の化合物。

請求項14

R7が水素であり、R4が水素またはC1-3アルキルであり、そしてR5およびR6が一緒になって、架橋−CH2−CH2−CH2−または−CH2−CHG1−CHG2−CH2−を形成し、ここでG1およびG2は、共に水素であるか、またはそれらが結合する炭素原子と一緒になって縮合フェニル基を形成し、そして好ましくは、R5およびR6は一緒になって、−CH2−CH2−CH2−を形成する、請求項8に記載の化合物。

請求項15

−NR4R5が結合する炭素原子での配置が(S)である、請求項8〜14に記載の化合物。

請求項16

式V:(式中:R41およびR51は、各々、独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキルおよびアミノアルキルからなる群より選択され;そしてR17およびR18は、各々、独立して水素、アルキル、シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシからなる群より選択される)を有する請求項1〜8に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項17

R41およびR51が、各々、独立して水素、アルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より選択され、好ましくは、独立して水素またはアルキルから選択される、請求項16に記載の化合物。

請求項18

R41およびR51が、共に水素であるか、またはR41が水素であり、そしてR51がC1-3アルキルである、請求項17に記載の化合物。

請求項19

R17およびR18が、各々、独立して水素、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3)アルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロ(C1-6)アルキルおよびC1-6アルコキシからなる群より選択され、好ましくは、独立して水素、メチル、イソ−プロピル、ter−ブチル、シアノ、フルオロ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、メトキシ、イソ−プロポキシおよびtert−ブトキシからなる群より選択される、請求項16〜18に記載の化合物。

請求項20

R17およびR18が共に水素であるか、またはR17が水素であり、そしてR18がメチル、tert−ブチル、シアノ、フルオロ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、トリフルオロメチルもしくはメトキシである、請求項19に記載の化合物。

請求項21

式VI:(式中:R42およびR52は、各々、独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アルキルチオールおよびアミノアルキルからなる群より選択されるか;またはR42およびR52は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環式環の1個以上の炭素原子がNR16、OもしくはSで必要に応じて置換された5員または6員の複素環式環を形成し、ここでR16は水素またはC1-3アルキルであり;そしてR19およびR20は、独立してHまたはCH3である)を有する請求項1〜8に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項22

R42およびR52は、各々、独立して水素、メチル、エチル、ヒドロキシメチルおよびヒドロキシエチルからなる群より選択される、請求項21に記載の化合物。

請求項23

R42およびR52は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、ピロリジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、ヘキサヒドロピリミジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、4−メチルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニルおよびテトラヒドロピリジルからなる群より選択される5員または6員の複素環式環を形成する、請求項21に記載の化合物。

請求項24

R42およびR52は、独立して水素、メチルもしくはヒドロキシエチルであるか;またはR42およびR52は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、1−ピロリジニル、4−チオモルホリニルまたは4−メチルピペラジニルを形成する、請求項21に記載の化合物。

請求項25

R42およびR52が、一緒になって5員または6員の複素環式環を形成する場合、R19およびR20は共にHである、請求項21、23または24に記載の化合物。

請求項26

R42およびR52が共に水素であるか、またはR42が水素であり、R52がアルキルである、請求項21に記載の化合物。

請求項27

mが1である、請求項21〜26に記載の化合物。

請求項28

Z=Z2である請求項1〜7に記載の化合物であって、式VII:を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項29

R8およびR9は共に水素であり、AはCH2であるか、または存在せず、そしてBがCHである、請求項28に記載の化合物。

請求項30

R8およびR9が一緒になって=Oを形成し、AはCH2であるか、または存在せず、そしてBはCHであるか、あるいはA−BはCH=Cである、請求項28に記載の化合物。

請求項31

R8およびR9が共に水素であり、そしてAがOである、請求項28に記載の化合物。

請求項32

nが0、1または2である、請求項28〜31に記載の化合物。

請求項33

R10、R11、R12および13は、各々、独立して水素、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロ、ハロ(C1-6)アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、シアノ、アミノ、アミノ(C1-6)アルキル、C1-3アルキルアミノおよびジ(C1-3)アルキルアミノからなる群より独立して選択され、好ましくは、水素、ハロゲン、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、シアノ、アミノ、メチルアミノおよびジメチルアミノからなる群より独立して選択される、請求項28〜32に記載の化合物。

請求項34

R10およびR12が共に水素である、請求項28〜33に記載の化合物。

請求項35

R11およびR13が、フェニル環のパラ位にある、請求項28〜34に記載の化合物。

請求項36

Z=Z3である請求項1〜7に記載の化合物であって、式VIII:を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項37

R14が、以下:独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニルであって、好ましくは、独立してメチル、エチル、イソ−プロピル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、フルオロ、トリフルオロメチル、メチルアミノおよびジメチルアミノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニル;フェニル、ベンジル、フェノキシまたはベンジルオキシで置換されたフェニルであって、ここで各フェニル環は、ハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、およびシアノからなる群より選択される1個または2個の置換基;ナフチル;キノリニル;およびピリジルで必要に応じて置換され、好ましくは、フェニル、ベンジル、フェノキシまたはベンジルオキシで置換され、これらのうちのいずれも、未置換であるか、またはハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノまたはシアノで置換されていて、ここで好ましくは、該フェニルはパラ位で置換される、フェニルからなる群より選択される、請求項36に記載の化合物。

請求項38

R14が、各々が未置換であるナフチル、キノリニルまたはピリジルである、請求項36に記載の化合物。

請求項39

R14が、以下:ナフチル;キノリニル;ピリジル;必要に応じてハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノまたはシアノで置換されたフェニルによって置換されたフェニル;必要に応じてハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノまたはシアノで置換されたベンジルによって置換されたフェニル;必要に応じてハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノまたはシアノで置換されたフェノキシによって置換されたフェニル;あるいは必要に応じてハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノまたはシアノで置換されたベンジルオキシによって置換されたフェニルのうちの1つである場合、R8およびR9は共に水素である、請求項36〜38に記載の化合物。

請求項40

R8およびR9が一緒になって=Oを形成する、請求項36〜38に記載の化合物。

請求項41

R8およびR9が共に水素であるか、または一緒になって=Oを形成し、Dは存在しないか、または−CH=CH−である、請求項36〜40に記載の化合物。

請求項42

R8およびR9が一緒になって=Oを形成し、そしてDはC=Oである、請求項36〜38、40および41に記載の化合物。

請求項43

oが0または1である、請求項36〜42に記載の化合物。

請求項44

Z=Z4である請求項1〜7に記載の化合物であって、式IX:を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項45

R15がフェニルまたはナフチルであり、そのうちのどちらも、独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個以上の置換基で置換され、好ましくはプロピル、ブチル、ペンチル、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、アミノ、メチルアミノまたはジメチルアミノで置換されている、請求項44に記載の化合物。

請求項46

R15がアミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノで置換されたナフチルであり、好ましくは、アミノ、メチルアミノまたはジメチルアミノで置換されたナフチルである、請求項44に記載の化合物。

請求項47

Z=Z3であり、R8およびR9は、一緒になって=Oを形成し、oは0であり、Dは−CH=CH−であり、そしてR14はn−プロピルである請求項1および3〜7に記載の化合物であって、式X:を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項48

前記化合物が、N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニルブタノイルピペリジン−4−イル}−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;(2S)N−i−ブチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;(2S)N−i−ペンチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−メトキシベンゼンスルホンアミド;(2S)N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−N−(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−ジフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド;(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−シアノベンゼンスルホンアミド;(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−クロロベンゼンスルホンアミド;(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−メチルベンゼンスルホンアミド;(2S)N−メチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド;(2S)N−(2−ヒドロキシエチル)−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;(2S)N−シクロプロピルメチル−N−[1−(2−メチルアミノ−4−メチル−ペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;(2S)N−シクロペンチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノ−ペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;(2S)N−イソプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;(2S)N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;N−シクロプロピル−N−[1−(4−キノリニルメチル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド;N−シクロプロピル−N−{1−[2−ビス(4−フルオロフェニル)メトキシエチル]ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;N−[1−(1−アミノシクロペンタン−1−カルボニル)ピペリジン−4−イル]−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;N−シクロプロピル−N−[1−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−カルボニル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;N−シクロプロピル−N−[1−(N−メチルピロリジン−2−カルボニル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノ−3−o−トリルプロピオニル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;または(2R)N−[1−(2−アミノ−2−シクロヘキシルエタノイル)ピペリジン−4−イル]−N−シクロ−プロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド、である、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

請求項49

請求項1〜48のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に受容可能なキャリアとを含有する、薬学的組成物

請求項50

カルシウムチャネル遮断応答する障害罹患している哺乳動物において該障害を処置、予防または改善する方法であって、そのような処置、予防または改善を必要としている哺乳動物に、有効量の請求項1〜48に記載の式Iの化合物を投与する工程を包含する、方法。

請求項51

N型カルシウムチャネルの遮断に応答する障害が、処置、予防または改善される、請求項50に記載の方法。

請求項52

哺乳動物において脳卒中、頭部外傷てんかん疼痛片頭痛気分障害精神分裂病神経変性障害うつ病、不安、精神病高血圧もしくは不整脈を処置、予防または改善するための方法であって、そのような処置、予防または改善を必要としている哺乳動物に、有効量の請求項1〜48に記載の式Iの化合物を投与する工程を包含する、方法。

請求項53

前記方法が、慢性疼痛神経障害性疼痛急性疼痛および外科的な疼痛から選択される疼痛を処置、予防または改善するためのものである、請求項52に記載の方法。

請求項54

哺乳動物において脳卒中、頭部外傷、てんかん、疼痛、片頭痛、気分障害、精神分裂病、神経変性障害、うつ病、不安、精神病、高血圧もしくは不整脈を処置、予防または改善するための医薬を製造するための、請求項1〜48に記載の式Iの化合物の使用。

請求項55

慢性疼痛、神経障害性疼痛、急性疼痛および外科的な疼痛から選択される疼痛を処置、予防または改善するための医薬を製造するための、請求項1〜48に記載の式Iの化合物の使用。

請求項56

前記化合物が、3Hまたは14Cで放射性標識されている、請求項1〜48に記載の式Iを有する化合物。

請求項57

N型カルシウムチャネルの活性を調節する化合物を同定するための方法であって、(a)N型カルシウムチャネルを発現する細胞カルシウム感受性インジケーターと共に、該細胞に該インジケーターが取り込まれるのに十分な時間インキュベートする工程;(b)該細胞を脱分極する工程;(c)該脱分極した細胞を候補調節因子化合物とインキュベートしながら、該チャネルを通したカルシウムイオン流動を引き起こすのに適切な溶液中に該細胞を維持する工程;(d)該候補調節因子化合物の存在下において、該カルシウム感受性インジケーターからのシグナルを測定する工程;ならびに(e)該候補調節因子化合物の存在下における該カルシウム感受性インジケーターからのシグナルを、標準値に対して比較する工程を包含する、方法。

請求項58

前記カルシウム感受性インジケーターが、N型カルシウムチャネルを通るカルシウムイオンの流動を示し、前記候補調節因子化合物の存在下におけるカルシウム感受性インジケーターの標準値と比較した変化が、該候補化合物がN型カルシウムチャネルを通るカルシウムイオンの流動を変更することによってN型カルシウムチャネルの活性を調節することを示す、請求項57に記載の方法。

請求項59

前記細胞が、カリウムチャネル内因的に発現する、請求項57または58に記載の方法。

請求項60

前記細胞を候補調節因子化合物とインキュベートする前に、N型カルシウムチャネル以外の内因的に発現されたカルシウムチャネルの活性を遮断するのに有効な化合物と細胞をインキュベートする工程をさらに包含し、該N型カルシウムチャネル以外の内因的に発現されたカルシウムチャネルの活性を遮断するのに有効な化合物は、好ましくは、L型カルシウムチャネル遮断剤P型カルシウムチャネル遮断剤、Q型カルシウムチャネル遮断剤、R型カルシウムチャネル遮断剤、およびT型カルシウムチャネル遮断剤、またはこれらの混合物からなる群より選択され、より好ましくは、ニフェジピンニモジピンベラパミルジルチアゼムニカルジピンレルカニジピン、エホニジピンラシジピンミベフラジルニトレンジピン、ω−アガトキシン−TK、Pb2+、SNX−482およびエホニジピンのR(−)−異性体またはこれらの混合物からなる群より選択される、請求項57〜59に記載の方法。

請求項61

前記細胞が、90mMカリウムを含有する溶液中で細胞をインキュベートすることによって脱分極される、請求項57〜60に記載の方法。

請求項62

前記標準値が、候補調節因子化合物と共にインキュベートされていない実質的に同一の細胞におけるカルシウム感受性インジケーターからのシグナルであるか、または候補調節因子化合物と共にインキュベートされたN型カルシウムチャネルを発現しない細胞におけるカルシウム感受性インジケーター由来のシグナルである、請求項57〜61に記載の方法。

請求項63

前記標準値に対して比較した候補調節因子化合物の存在下におけるカルシウムイオンの流動の変化が、N型カルシウムチャネルの活性の調節の量的尺度を示す、請求項57〜62に記載の方法。

請求項64

前記細胞が、内因性N型カルシウムチャネルを発現する、請求項57〜63に記載の方法。

請求項65

前記細胞が、N18神経芽腫細胞、AtT−20マウス神経内分泌細胞、A7r5ラット胸大動脈細胞、SH−SY5Y神経芽腫細胞、PC12褐色細胞腫細胞、ScGT1−1ニューロン細胞、HN2ニューロン細胞、F11神経芽腫細胞、L6ラット筋肉細胞、NG108−15神経芽腫x神経膠腫ハイブリッド細胞神経内分泌起源のSCLC小細胞肺癌NT2−Nヒトテラトカルシノーマ細胞、ラット副腎球状体細胞、ラット膵臓β細胞、INS−1細胞、SN56ニューロン細胞、SKNSH神経芽腫細胞およびIMR32ヒト神経芽腫細胞からなる群より選択され、好ましくはIMR32ヒト神経芽腫細胞である、請求項57〜64に記載の方法。

請求項66

前記測定が、蛍光計フローサイトメーター蛍光顕微鏡または蛍光イメージングプレートリーダーによって行われ、好ましくは蛍光イメージングプレートリーダーによって行われる、請求項57〜65に記載の方法。

請求項67

前記カルシウム感受性インジケーターが、Fluo3、Fluo4、Fluo5、カルシウムグリーン、カルシウムオレンジカルシウムイエロー、オレゴングリーン、Fura−2、Fura−4、Fura−5、Fura−6、Fura−FF、Furaレッド、indo−1、indo−5、BTCおよびFLIPRカルシウムウォッシュフリー色素またはこれらの混合物からなる群より選択され、該カルシウム感受性インジケーターは、好ましくは、アセトキシメチルエステル形態である、請求項57〜66に記載の方法。

請求項68

前記細胞が、一個区画を有する培養容器または個々の区画のアレイを有する分割された培養容器の中で維持され、候補化合物が、好ましくは、同時に2個以上の区画に添加され、前記測定が、好ましくは、同時に2個以上の区画で達成される、請求項57〜67に記載の方法。

請求項69

請求項57〜68に記載の方法によって同定される、化合物。

技術分野

0001

本発明は、医療化学の分野のものである。本発明は、新規ピペリジニル化合物に関し
、これらの化合物カルシウム(Ca2+)チャネル遮断剤として作用するという新規の
知見に関する。特に、本発明は、このような化合物を同定するために有用なハイスループ
ットスクリーニングアッセイに関する。

背景技術

0002

カルシウムイオンは、多くの細胞プロセスの調節において重要な役割を果たす。従って
、カルシウムイオンの細胞内レベルは、厳密に、しかし動力学的制御のもとに維持される
ことが必要である(Davila, H. M., Annals of the New York Academy of Sciences, pp.
102-117 (1999))。電位カルシウムチャネル(VGCC)は、細胞へ急速にカルシウ
ムを流動するための重要な機構のひとつとして機能する。カルシウムチャネルは、孔形成
サブユニット(α1)からなるヘテロオリゴマータンパク質であり、異種発現系において
、それだけで機能的チャネルと、ひとセットの補助サブユニットまたは調節サブユニット
とを形成することが可能である。カルシウムチャネルは、その薬理学的特性および/また
電気生理学的特性に基づいて分類されている。電位型カルシウムチャネルの分類から、
カルシウムチャネルは以下の3つの群に分けられる:(i)高電位活性型HAVチャ
ネルL型N型P型およびQ型が含まれる);(ii)中間型(IVA)R型チャネ
ル;および(iii)低電位活性型(LVA)T型チャネル(Davila,前出)。電位型カ
ルシウムチャネル(VGCC)はまた、電位依存型カルシウムチャネル(VDCC)また
電位感受性カルシウムチャネル(VSCC)としても公知である。

0003

電位感受性カルシウムチャネル(VSCC)は、種々の重要なニューロン機能(例えば
、細胞興奮性神経伝達物質の放出、ホルモン分泌、細胞内代謝、神経分泌活性および遺
伝子発現)に影響する細胞内カルシウム濃度を調節する(Hu et al., Bioorganic & Medi
cinal Chemistry 8:1203-1212 (2000))。N型チャネルは、中枢ニューロンと末梢ニュー
ロンとにおいて主にみられ、シナプス前部神経末端に主に位置する。これらのチャネル
は、シナプス末端からの伝達物質脱分極によって引き起こされる放出に必要とされるカ
ルシウム流動を調節する。末梢から中枢神経系(CNS)への痛みシグナルの伝達は、脊
に位置するN型カルシウムチャネルによって媒介される(Song et al., J. Med. Chem.
43:3474-3477 (2000))。

0004

6つの型のカルシウムチャネル(すなわち、L、N、P、Q、RおよびT)は、神経系
のいたるところに発現している(Wallace, M. S., The Clinical Journal of Pain 16:58
0-585 (2000))。N型の電位感受性カルシウムチャネルは、後角表在板(superficial
laminae)に存在し、中枢機構によって侵害受容のプロセスを調節すると考えられている
表在性後角中のN型カルシウムチャネルの遮断は、膜興奮性を調節して神経伝達物質の
放出を阻害し、痛みの軽減をもたらす。Wallace(前出)は、動物モデルに基づいて、N
カルシウムチャネルアンタゴニストが、ナトリウムチャネルアンタゴニストよりも優れ
鎮痛薬効力を有することを示唆している。

0005

N型カルシウムチャネル遮断剤は、神経保護および痛覚消失に対して有用性を有する。
選択的なN型カルシウムチャネル遮断剤であるジコノチド(ziconotide)は、動物モデル
において鎮痛薬活性を有し、局所的および全体的な虚血モデルにおいて神経保護活性を有
することが見出されている(Song et al.,前出)。公知のカルシウムチャネル遮断剤の例
としては、フルナリジン、フルスピリレン、シルニピド(cilnipide)、PD 157767、SB-2
01823、SB-206284、NNC09-0026およびPD 151307が挙げられる(Hu et al.,前出)。

0006

N型チャネルの遮断剤は、種々の実験条件および臨床条件において、被験体の痛み、そ
して第一および/もしくは第二の知覚過敏および異痛症を予防ならびに/または和らげる
ことが可能である(Vanegas, H. et al., Pain 85:9-18 (2000))。N型電位型カルシウ
ムチャネル(VGCC)は、シナプス伝達物質(例えば、グルタミン酸アセチルコリン
ドーパミンノルエピネフリンγ−アミノ酪酸GABA)およびカルシトニン遺伝
関連ペプチドCGRP))の放出の際に重要な役割を果たす。

0007

電位型L型カルシウムチャネルの阻害は、神経保護のために有益であることが示されて
いる(Song et al.,前出)。心臓のL型カルシウムチャネルの阻害は、高血圧を導き得る
動脈圧を急速に大きく低下させると、L型カルシウムチャネル遮断剤の神経保護効果
打ち消すことにつながると考えられている。潜在的な低血圧効果を避けるために、L型カ
ルシウムチャネルよりもN型カルシウムチャネルに対して選択的であるアンタゴニストに
ついて必要性が存在する。

0008

イオンチャネルを通過する生理学的関連基質の移動は、種々の物理的技術、光学的技術
または化学的技術によって追跡することができる(Stein, W. D., Transport and Diffus
ion Across Cell Membranes, 1986, Academic Press, Orlando, Fla.)。イオンチャネル
調節因子についてのアッセイとしては、電気生理学的アッセイ、微小電極を使用する細
胞ごとのアッセイ(cell-by-cell assay)(Wu, C. -F., Suzuki, N., and Poo, M. M. J
. Neurosci 3(9):1888-99 (1983))、すなわち、細胞内クランプ技術およびパッチクラン
プ技術(Neher, E. and Sakmann, B., Sci. Amer. 266:44-51 (1992))、ならびに放射
活性トレーサイオン技術が挙げられる。パッチクランプおよび全体の細胞電位クランプ
電流クランプ、ならびに二電極電位(two-electrode voltage)クランプの技術は、電極
を配置したときに空間的な精度が高いことを必要とする。機能的アッセイを実施して、パ
ッチクランプ技術によって全細胞の電流を測定することができる。しかし、処理量は、1
日あたりのアッセイの数でかなり限定される。

0009

放射性トレーサイオンは、細胞調製物中のチャネル制御型イオントランスロケーション
生化学調査および薬理学的調査のために使用されている(Hosford, D. A. et al., B
rain Res. 516:192-200 (1990))。この方法において、細胞は、一定期間、放射活性トレ
ーサイオンと活性化リガンドとに曝され、ついで細胞を洗浄し、放射活性含有量について
カウントする。放射活性同位元素も周知であり(Evans, E. A., Muramtsu, M. Radiotrac
er Techniques and Applications, M. Dekker, New York (1977))、これらを使用すると
標的物質高感度で検出できる。しかし、放射活性同位体は、多くの安全上の予防措置
必要とする。従って、代替的で安全な非放射性標識剤の使用が、近年増加してきている。

0010

蛍光標識を使用する光学的方法は、パッチクランプ技術および放射活性トレーサ技術に
対する適切な代替法である。光学的方法は、一個の細胞および細胞群において、イオン流
動の全体の経過を測定することを可能にする。蛍光技術によって輸送モニタリングする
ことの利点としては、これらの方法の感度のレベルが高いこと、時間分解能生物学的材
料に対して要求が適度であること、放射活性がないこと、および反応速度情報を得るため
イオン輸送を連続的にモニタリングできることが挙げられる(Eidelman, O. et al., B
iophys. Acta 988:319-334 (1989))。蛍光による輸送のモニタリングの一般的な原理
、化合物のトランスロケーションに関連する蛍光特性が区画依存的な変化を有することに
基づいている。

0011

神経細胞における電気活性の光学的な検出は、電位感受性膜色素および光検出器アレイ
を使用して実施される(Grinvald, A., Annu. Rev. Neurosci. 8:263-305 (1985); Loew,
L. M., and Simpson, L. L., Biophys. J. 34:353-65 (1981); Grinvald, A. et al., B
iophys. J. 39:301-08 (1983);およびGrinvald, A. et al., Biophys. J. 42:195-98 (19
83))。光学的方法が、カルシウムイオン流動を測定するために開発されている(Scarpa,
A., Methodsof Enzymology 56:301 (1979), Academic Press, Orlando, Florida; Tsie
n, R. Y., Biochemistry 19:2396 (1980); Grynkiewicz, G. et al., J. Biol Chem. 260
:3440 (1985))。カルシウムイオン流動は、典型的には、Fluo−3、Fluo−4、
カルシウムグリーンなどのようなカルシウム感受性蛍光色素を使用してモニタリングされ
る(Molecular Probes Inc., Handbook of Fluorescent Probes and Research Chemicals
, 7th ed., chapt 1, Eugene, Oregon)。

0012

N型カルシウムチャネルを含む電位型カルシウムチャネルを通過するカルシウムイオン
の移動を調節または遮断する化合物を同定し得る、新規のアッセイについての必要性が存
在する。

課題を解決するための手段

0013

(発明の要旨)
本発明は、カルシウム(Ca2+)チャネルの遮断剤としての、以下の式Iに表されるピ
ペリニル化合物の使用に関する。具体的には、式Iの化合物は、選択的N型カルシウム
チャネル遮断剤であることが見出されている。

0014

本発明はまた、本明細書に記載の式Iの化合物の有効量を投与することによって、カル
シウムチャネルの過剰活性を患う哺乳動物において、カルシウムチャネルの遮断に応答性
障害処置、予防または改善することに関する。具体的には、本発明は、本明細書に記
載の式Iの化合物の有効量を投与することによって、N型カルシウムチャネルの過剰活性
を患う哺乳動物において、N型カルシウムチャネルの遮断に応答性の障害を処置、予防ま
たは改善することに関する。

0015

本発明における有用な多くの化合物は、今まで報告されていない。従って、本発明の
1つの局面は、新規の式Iのピペリジニル化合物に関する。

0016

本発明の別の局面は、N型カルシウムチャネルの遮断剤としての、新規の式Iの化合物
の使用に関する。

0017

本発明のある局面は、以下の新規の式Xの化合物およびそれらの薬学的組成物、ならび
にカルシウムチャネル(特に、N型カルシウムチャネル)の遮断剤としてのそれらの使用
に関する。

0018

本発明のさらなる局面は、有効量の式Iの化合物を、脳卒中、頭部外傷てんかん、疼
痛(例えば、急性疼痛または慢性疼痛、これらには神経障害性疼痛および炎症性疼痛が挙
げられるが、これらに限定されない)、片頭痛気分障害精神分裂病神経変性障害
例えば、アルツハイマー病筋萎縮性側索硬化症ALS)またはパーキンソン病)、う
つ病、不安、精神病、高血圧もしくは不整脈の処置、予防または改善を必要としている哺
動物に投与することによって、そのような障害を処置、予防または改善するための方法
を提供することである。

0019

本発明のさらなる局面は、カルシウムイオンチャネル(特に、N型カルシウムイオンチ
ャネル)の遮断に応答性の障害を処置、予防または改善するために有用な薬学的組成物を
提供することであり、この薬学的組成物は、1以上の薬学的に受容可能なキャリアとの混
合物において、有効量の式Iの化合物を含有する。

0020

本発明のさらなる局面は、式Iもしくは式Xの3Hまたは14Cで放射性標識された化合
物、およびカルシウムチャネルに対する結合部位についての放射性リガンドとしてのそれ
らの使用を提供することである。

0021

本発明はまた、カルシウム(Ca2+)チャネルの調節因子または遮断剤を同定するため
に化合物をスクリーニングするためのハイスループットアッセイに関する。本発明のアッ
セイは、好ましくは、カルシウムチャネルの遮断剤についてスクリーニングするために使
用される。1つの実施形態において、本発明のアッセイは、N型カルシウムチャネルを遮
断する化合物をスクリーニングするために有用である。本発明のアッセイは、不活性状態
のN型カルシウムチャネルに結合する化合物を同定するために特に適している。

0022

本発明はまた、本明細書に記載されたアッセイによって同定された新規の化合物を、N
型カルシウムチャネルの遮断剤として使用することに関する。

0023

本発明はさらに、本明細書に記載のアッセイを使用して同定された化合物の有効量を投
与することによって、カルシウムチャネルの過剰活性を患う哺乳動物において、カルシウ
ムチャネルの遮断に反応性の障害を処置、予防または改善することに関する。

0024

本発明の別の局面は、本明細書に記載のアッセイによってN型カルシウムチャネルの遮
断剤として同定された化合物、およびその薬学的組成物、ならびにカルシウムチャネル(
特に、N型カルシウムチャネル)の遮断剤としての上記薬学的組成物の使用に関する。

0025

本発明のさらなる局面は、本明細書に記載のアッセイを使用してN型カルシウムチャネ
ルの遮断剤として同定された化合物の有効量を、脳卒中、頭部外傷、てんかん、疼痛(例
えば、急性疼痛または慢性疼痛、これらとしては神経障害性疼痛および炎症性疼痛が挙げ
られるが、これらに限定されない)、片頭痛、気分障害、精神分裂病、神経変性障害(例
えば、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)またはパーキンソン病)、うつ
病、不安、精神病、高血圧もしくは不整脈の処置、予防または改善を必要としている哺乳
動物に投与することによって、このような障害を処置、予防または改善するための方法を
提供することである。

0026

本発明のさらなる局面は、N型カルシウムチャネルの遮断に応答性の障害を処置、予防
または改善するために有用な薬学的組成物を提供することであり、この薬学的組成物は、
1以上の薬学的に受容可能なキャリアとの混合物において、本明細書に記載のアッセイを
使用してN型カルシウムチャネルの遮断剤と同定された化合物の有効量を含有する。

0027

本発明のさらなる実施形態および利点は、以下の説明において部分的に記載され、そし
て説明から導かれるか、または本発明の実施によって理解され得る。本発明の実施形態お
よび利点は、添付された特許請求の範囲において特に注目される要素および組み合わせに
よって、認識および獲得される。

0028

前述の要旨および以下の詳細な説明は、単なる例証および説明であり、そして特許請求
の範囲のように本発明を限定するものではないことが、いずれも理解されるべきである。

発明を実施するための最良の形態

0029

(発明の詳細な説明)
本発明の1つの局面は、式Iのピペリジニル化合物がCa2+チャネルの遮断剤として作
用するという新しい知見に基づく。この知見に照らし、式Iの化合物は、カルシウムイオ
ンチャネルの遮断に応答性の障害を処置するために有用であると考えられる。1つの局面
において、式Iの化合物はN型カルシウムイオンチャネルを選択的に遮断することが見出
されており、従って、N型カルシウムイオンチャネルの選択的遮断に応答性の障害を処置
するために有用である。

0030

本発明のこの局面において有用な化合物は、式Iによって表されるピペリジニル化合物




またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物である。式中、

0031

R1およびR2は、各々、独立して水素アルキルハロアルキルハロゲンアルコ
シ、ハロアルコキシシアノ、ニトロ、アミノ、およびヒドロキシからなる群より選択さ
れ;

0032

R3は、アルキル、アルケニルシクロアルキルシクロアルキルアルキル、アルコキ
シアルキルヒドロキシアルキル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラ
ル、2−テトラヒドロフラニルアルキル、3−テトラヒドロフラニルアルキル、アルキル
スルホニルアミノアルキルおよびアミノカルボニルアルキルからなる群より選択され;

0033

Zは、Z1、Z2、Z3およびZ4からなる群より選択され、ここで、
Z1は、



であり;
Z2は、



であり;
Z3は、−CR8R9−(CH2)O−D−R14であり;そして
Z4は、−SO2−R15であり;

0034

R4およびR5は、各々、独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、
ハロアルキル、アルキルチオールアミノアルキルおよびフェニルからなる群より選択さ
れるか、あるいはR4およびR5は、それらが結合する窒素原子一緒になって、複素環式
環の1個以上の炭素原子が必要に応じてNR16、OまたはSで置換されている5員または
6員の複素環式環を形成し、ここでR16は、水素またはC1-3アルキルであり;

0035

R6は水素であり、そしてR7は、以下:
水素;
アルキル;
ヒドロキシアルキル;
アルコキシアルキル
ハロアルキル;
アミノアルキル;
シクロアルキル;
独立してアルキル、シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジ
アルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシからなる群より選
択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニル;
独立してアルキル、シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジ
アルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシからなる群より選
択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたベンジル;ならびに
ベンジルオキシアルキル
からなる群より選択されるか;あるいは

0036

R6およびR7は、それらが結合する炭素原子と一緒になってC3-7シクロアルキル基
形成するか、あるいは、

0037

R7は水素であり、R4は水素またはC1-3アルキルであり、そしてR5およびR6は、一
緒になって架橋−CH2−CH2−CH2−または−CH2−CHG1−CHG2−CH2−を
形成し、ここでG1およびG2は、共に水素であるか、またはそれらが結合する炭素原子と
一緒になって縮合フェニル基を形成し;

0038

R8およびR9は、共に水素であるか、または一緒になって=Oを形成し;

0039

R10、R11、R12およびR13は、各々、独立して水素、アルキル、アルコキシ、ハロ
ン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル
、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択され;

0040

R14は、以下:
独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシア
ルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノから
なる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニル;
独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシア
ルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノから
なる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたナフチル
キノリニル
ピリジル
フェニル、ベンジル、フェノキシまたはベンジルオキシで置換されたフェニルであって
、各フェニル環は、独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキ
シ、アミノおよびシアノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じ
て置換されている、フェニル;ならびに
アルキル、好ましくはn−プロピル
からなる群より選択される。

0041

R15はフェニルまたはナフチルであり、そのどちらも独立してアルキル、アルコキシ、
ハロゲン、ハロアルキル、アミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群よ
り選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されており;

0042

Aは、O、CH2または存在せず(共有結合)、そしてBはCHであり、ただし、Aが
Oである場合、R8およびR9は共に水素であるか;あるいは

0043

A−Bは、CH=Cであり;

0044

Dは、C=O、−CH=CH−、または存在せず(共有結合);

0045

mは、0または1であり;

0046

nは、0、1、2、3、4または5であり;そして

0047

oは0、1、2、または3であり;

0048

ただし、ZがZ2であり、R3がアルキルであり、R8およびR9が共に水素であり、AがC
H2であり、BがCHであり、そしてnが1である場合、R10、R11、R12またはR13の
うちの少なくとも1つは、水素以外のものである。

0049

ZがZ1である式Iの化合物において、−NR4R5基が結合する炭素は、キラル中心
あり得る。従って、その炭素原子での立体配置は、(R)であっても(S)であってもよ
いが、(S)が好ましい。

0050

式Iの化合物は、カルシウム(Ca2+)チャネルの遮断剤であるので、カルシウムイオ
ン流動によって媒介される多くの疾患および状態が、これらの化合物を使用することによ
って処置され得る。従って、本発明は、脳卒中、頭部外傷、てんかん、疼痛(例えば、慢
性疼痛、神経障害性疼痛、炎症性疼痛または急性疼痛)、片頭痛、気分障害、精神分裂病
、神経変性障害(例えば、アルツハイマー病、筋萎縮性側策硬化症(ALS)またはパー
キンソン病)、うつ病、不安、精神病、高血圧もしくは不整脈を処置、予防または改善す
る方法を提供する。各例において、このような処置、予防または改善の方法は、そのよう
な処置、予防または改善を必要としている動物に、本発明のカルシウムチャネル遮断剤ま
たはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物の有効量を投与すること
を必要とする。

0051

1つの実施形態において、本発明で有用な化合物は、式IIによって表されるピペリジ
ニル化合物:



またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物であり、式中、R1、
R2およびZは、上で定義したとおりである。

0052

本発明の1つの局面において、本発明で有用な化合物は、式IIIによって表されるピ
ペリジニル化合物:



またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物であり、式中、Zは、
上で定義したとおりである。

0053

好ましくは、式Iおよび式IIの化合物において、R1およびR2は、各々、独立して水
素、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、シアノ、アルコキシ、ハロアルコキシおよびニ
トロからなる群より選択される。より好ましくは、R1およびR2は、各々、独立して水素
、ハロゲン、C1-6アルキル、ハロ(C1-6)アルキル、シアノ、C1-6アルコキシ、ハロ
(C1-6)アルコキシおよびニトロからなる群より選択され、より好ましくは、独立して
水素、ハロゲン、C1-3アルキル、ハロ(C1-3)アルキル、シアノ、C1-3アルコキシ、
ハロ(C1-3)アルコキシおよびニトロからなる群より選択される。有利には、R1および
R2は、独立して、水素、メチルエチルフルオロクロロ、トリフルオロメチル、ジ
フルオロメチル、フルオロメチル、シアノ、ニトロ、メトキシまたはジフルオロメトキシ
である。より好ましくは、R1は水素であり、そしてR2はトリフルオロメチルであるか、
またはR1およびR2の両方が水素である。好ましくは、R2は、フェニル環のメタ位に存
在する。

0054

好ましくは、R3は、アルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、3−テト
ヒドロフラニル、2−テトラヒドロフラニルアルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキ
シアルキル、アルキルスルホニルアミノアルキルおよびアミノカルボニルアルキルからな
る群より選択され;より好ましくは、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、3−テトラ
ヒドロフラニル、2−テトラヒドロフラニル(C1-3)アルキル、C3-6シクロアルキル(
C1-3)アルキル、C1-3アルコキシ(C1-6)アルキル、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、
C1-3アルキルスルホニルアミノ(C1-3)アルキルおよびアミノカルボニル(C1-3)ア
ルキルから選択される。有利には、R3は、メチル、エチル、イソペンチル、イソ−ブ
チル、イソ−プロピル、シクロプロピルシクロブチルシクロペンチルシクロプロピ
ルメチル、シクロプロピルエチルメトキシメチルメトキシエチルヒドロキシメチル
ヒドロキシエチル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロフラニルメチル、2
−テトラヒドロフラニルエチル、メチルスルホンアミドメチル、メチルスルホンアミドエ
チル、アミノカルボニルメチルおよびアミノカルボニルエチルからなる群より選択される
。より有利には、R3は、シクロプロピル、メチル、イソ−プロピルまたはイソ−ブチル
であり、特にシクロプロピルである。

0055

式I〜IIIの化合物において、R4およびR5は、好ましくは、各々、独立して水素、
アルキル、ヒドロキシアルキル、およびフェニルからなる群より選択され;より好ましく
は、独立して水素、C1-6アルキル、ヒドロキシ(C1-6)アルキル、およびフェニルから
選択され;より好ましくは、独立して水素、C1-3アルキル、ヒドロキシ(C1-3)アル
ルおよびフェニルから選択され;より好ましくは、独立して水素、メチル、エチル、ヒド
ロキシメチル、ヒドロキシエチルおよびフェニルから選択されるか;あるいはR4および
R5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、オキサゾリジニル、イソオキサゾリ
ジニル、ピロリジニルピラゾリジニル、イミダゾリジニル、ヘキサヒドロピリミジニル
ピペリジニルピペラジニル、4−メチルピペラジニルモルホリニルチオモルホリ
ニルおよびテトラヒドロピリジルからなる群より選択される5員または6員の複素環式環
を形成する。有利には、R4およびR5は、独立して水素、メチルもしくはヒドロキシエチ
ルであるか、またはR4およびR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、1−ピ
ロリジニル、4−チオモルホリニル、ピペラジニルもしくは4−メチルピペラジニルを形
成する。

0056

R6が水素である場合、R7は、好ましくは以下からなる群より選択される:アルキル;
ヒドロキシアルキル;シクロアルキル;独立してアルキル、シクロアルキル、ハロゲン、
シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキ
ルおよびアルコキシからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置
換されたフェニル;独立してアルキル、シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、ア
ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシ
からなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたベンジル;
ならびにベンジルオキシアルキル。より好ましくは、R7は、以下からなる群より選択さ
れる:直鎖C1-6アルキル;分岐鎖C3-6アルキル;ヒドロキシ(C1-6)アルキル;C3-6
シクロアルキル;独立してC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ア
ミノ、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3)アルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロ(
C1-6)アルキルおよびC1-6アルコキシからなる群より選択される1個または2個の置換
基で必要に応じて置換されたフェニル;独立してC1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、
ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3)アルキルアミノ、ヒドロ
キシ、ニトロ、ハロ(C1-6)アルキルおよびC1-6アルコキシからなる群より選択される
1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたベンジル;ならびにベンジルオキシ(
C1-3)アルキル。有利には、R7は、以下である:メチル;プロピル;イソ−プロピル;
ブチル;tert−ブチル;sec−ブチル;イソ−ブチル;ヒドロキシメチル;1−ヒ
ドロキシエチル;独立してメチルエチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチル、tert
−ブチル、ハロゲン、シアノ、アミノ、メチルアミノジメチルアミノ、ヒドロキシ、ニ
トロおよびトリフルオロメチルからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要
に応じて置換されたフェニル;独立してメチルエチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチ
ル、tert−ブチル、ハロゲン、シアノ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ヒ
ドロキシ、ニトロおよびトリフルオロメチルからなる群より選択される1個または2個の
置換基で必要に応じて置換されたベンジル;1−ベンジルオキシエチル;シクロペンチル
シクロヘキシルシクロペンチルメチル;あるいはシクロヘキシルメチル

0057

1つの好ましい局面において、R6が水素であり、そしてR7がアルキルである場合、R
4およびR5は、一緒になって上記に記載された5員もしくは6員の複素環式環を形成する
か、またはR4およびR5は、独立して、水素、アルキルもしくはヒドロキシアルキルであ
る。

0058

有用な化合物としては、R6およびR7が、それらが結合する炭素原子と一緒になってC
3-6シクロアルキル基(好ましくは、シクロペンチルまたはシクロヘキシル)を形成する
化合物が挙げられる。

0059

有用な化合物としては、R7が水素であり、R4が水素、メチルまたはエチルであり、そ
してR5およびR6が、一緒になって架橋−CH2−CH2−CH2−または−CH2−CHG
1−CHG2−CH2−を形成し、式中G1およびG2は共に水素であるか、またはそれらが
結合する炭素原子と一緒になって縮合フェニル基を形成する化合物が挙げられる。有利に
は、R5およびR6は、一緒になって−CH2−CH2−CH2−を形成する。

0060

有用な化合物としては、ZがZ2であり、AがCH2であるか、または存在せず、そして
BがCHである場合、R8およびR9が共に水素である化合物が挙げられる。他の有用な化
合物としては、ZがZ2であり、AがCH2であるか、もしくは存在せず、そしてBがCH
であるか、またはA−BがCH=Cである場合、R8およびR9が=Oを形成する化合物が
挙げられる。さらに有用な化合物としては、ZがZ2であり、R8およびR9が共に水素で
あり、そしてAがOである化合物が挙げられる。

0061

好ましくは、R10、R11、R12およびR13は、各々、独立して水素、ハロゲン、C1-6
アルキル、C1-6アルコキシ、ハロゲン、ハロ(C1-6)アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキ
シ(C1-6)アルキル、シアノ、アミノ、アミノ(C1-6)アルキル、C1-3アルキルアミ
ノおよびジ(C1-3)アルキルアミノからなる群より選択される。より好ましくは、R10
、R11、R12およびR13は、各々、独立して水素、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-3アル
コキシ、ハロ、ハロ(C1-3)アルキル、シアノ、アミノ、アミノ(C1-3)アルキル、C
1-3アルキルアミノ、およびジ(C1-3)アルキルアミノからなる群より選択される。有利
には、R10、R11、R12およびR13は、各々、独立して水素、ハロゲン、メチル、エチル
、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、シアノ、アミノ、メチルアミノおよびジメ
ルアミノからなる群より選択され、好ましくはハロゲンである。好ましくは、R10およ
びR12は、共に水素である。好ましくは、R11およびR13のいずれか、またはR11および
R13の両方は、それぞれのフェニル環のパラ位に存在する。

0062

好ましくは、R14は、以下からなる群より選択される:独立してアルキル、アルコキシ
、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノ
アルキル、アルキルアミノ、およびジアルキルアミノからなる群より選択される1個また
は2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニル;フェニル、ベンジル、フェノキシま
たはベンジルオキシで置換されたフェニルであって、ここで各フェニル環は、ハロゲン、
ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノおよびシアノからなる群より
選択される1個または2個の置換基;ナフチル;キノリニル;ならびにピリジルで必要に
応じて置換される。

0063

有用な化合物としては、R14が、独立してアルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアル
キル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキル、アルキルア
ミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個または2個の置換基で必要に
応じて置換されたフェニルである化合物が挙げられ;好ましくは、独立して、アルキル、
アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ヒドロキシ、シアノ、アルキルアミノおよびジアルキ
ルアミノからなる群より選択され;より好ましくは、独立して、C1-6アルキル、C1-6ア
ルコキシ、ハロ、ハロ(C1-3)アルキル、ヒドロキシ、シアノ、C1-3アルキルアミノお
よびジ(C1-3)アルキルアミノからなる群より選択される。有利には、R14は、独立し
て、メチル、エチル、イソ−プロピル、tert−ブチル、メトキシ、エトキシ、フルオ
ロ、トリフルオロメチル、メチルアミノおよびジメチルアミノからなる群より選択される
1個または2個の置換基によって置換されたフェニル基である。

0064

有用な化合物としては、R14が、好ましくはパラ位においてフェニル、ベンジル、フェ
ノキシまたはベンジルオキシで置換されたフェニルである化合物が挙げられ、これらの置
換基のうちのいずれも、未置換であるか、またはハロゲン、ハロアルキル、アルキル、ア
ルコキシ、ヒドロキシ、アミノもしくはシアノで置換され、好ましくは、ハロゲンで置換
されている。

0065

有用な化合物としては、R14がナフチル、キノリニルまたはピリジルであって、これら
のいずれも未置換である化合物もまた挙げられる。
有用な化合物としては、R8およびR9が一緒になって=Oを形成し、oは0であり、D
は−CH=CH−であり、そしてR14がn−プロピルである化合物もまた挙げられる。

0066

好ましくは、R14が以下のうちの1つである場合、R8およびR9は、共に水素である:
ナフチル;
キノリニル;
ピリジル;
必要に応じてハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノま
たはシアノで置換されたフェニルによって置換されたフェニル;
必要に応じてハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノま
たはシアノで置換されたベンジルによって置換されたフェニル;
必要に応じてハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノま
たはシアノで置換されたフェノキシによって置換されたフェニル;あるいは、
必要に応じてハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、アミノま
たはシアノで置換されたベンジルオキシによって置換されたフェニル。

0067

好ましくは、R15は、独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ア
ミノ、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択される1個または2個
の置換基で置換されたフェニルである。有用な化合物としては、R15が、C1-6アルキル
、C1-6アルコキシ、ハロゲン、ハロ(C1-3)アルキル、アミノ、C1-3アルキルアミノ
またはジ(C1-3)アルキルアミノで置換されたフェニルであり;より好ましくは、プロ
ピル、ブチル、ペンチル、プロポキシブトキシペントキシ、フルオロ、クロロ、トリ
フルオロメチル、アミノ、メチルアミノまたはジメチルアミノで置換されたフェニルであ
る化合物が挙げられる。有用な化合物としては、R15が、アミノ、アルキルアミノまたは
ジアルキルアミノで置換されたナフチルであり;好ましくは、アミノ、C1-3アルキルア
ミノまたはジ(C1-3)アルキルアミノで置換されたナフチルであり;より好ましくは、
アミノ、メチルアミノまたはジメチルアミノで置換されたナフチルである化合物もまた挙
げられる。

0068

有用な化合物としては、R8およびR9が共に水素であるか、または一緒になって=Oを
形成し、そしてDは存在しないか、または−CH=CH−である化合物が挙げられる。有
用な化合物としては、R8およびR9が=Oを形成し、DがC=Oである化合物が挙げられ
る。

0069

好ましくは、nは、0、1または2である。

0070

好ましくは、oは、0、1または2である。

0071

本発明はまた、式IVによって表されるピペリジニル化合物:



またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物に関する。式中、

0072

R1およびR2は、各々、独立して水素、アルキル、ハロアルキル、ハロゲン、アルコキ
シ、ハロアルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノおよびヒドロキシからなる群より選択され

0073

R3は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、アルコキ
シアルキル、ヒドロキシアルキル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニ
ル、2−テトラヒドロフラニルアルキル、3−テトラヒドロフラニルアルキル、アルキル
スルホニルアミノアルキルおよびアミノカルボニルアルキルからなる群より選択され;

0074

R4およびR5は、各々、独立して水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、
ハロアルキル、アルキルチオール、アミノアルキルおよびフェニルからなる群より選択さ
れるか;あるいはR4およびR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環式
環の1個以上の炭素原子がNR16、OもしくはSで必要に応じて置換された5員または6
員の複素環式環を形成し、ここでR16は水素またはC1-3アルキルであり;

0075

R6は水素であり、そしてR7は、以下:
水素;
アルキル;
ヒドロキシアルキル;
アルコキシアルキル;
ハロアルキル;
アミノアルキル;
シクロアルキル;
独立してアルキル、シクロアルキル、ハロ、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアル
キルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシからなる群より選択さ
れる1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたフェニル;
独立してアルキル、シクロアルキル、ハロ、シアノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアル
キルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキルおよびアルコキシからなる群より選択さ
れる1個または2個の置換基で必要に応じて置換されたベンジル;ならびに
ベンジルオキシアルキル
からなる群より独立して選択されるか;あるいは

0076

R6およびR7は、それらが結合する炭素原子と一緒になってC3-7シクロアルキル基を
形成するか、あるいは、

0077

R7は水素であり、R4は水素またはC1-3アルキルであり、そしてR5およびR6は、一
緒になって架橋−CH2−CH2−CH2−または−CH2−CHG1−CHG2−CH2−を
形成し、ここでG1およびG2は、共に水素であるか、またはそれらが結合する炭素原子と
一緒になって縮合フェニル基を形成し;そして

0078

mは、0または1である。

0079

R1〜R7およびmについての好ましい値は、式Iについて上に記載されたものである。
1つの局面において、式IVの範囲内に含まれる好ましい化合物は、式Vによって表され
る化合物:



またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物を含む。式中、

0080

R1〜R3は、式IVに記載されたものであり;

0081

R41およびR51は、各々、独立して、水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキ
ル、ハロアルキルおよびアミノアルキルからなる群より選択され;そして、

0082

R17およびR18は、各々、独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、ハロゲン、シ
アノ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロアルキル
およびアルコキシからなる群より選択される。

0083

好ましくは、R41およびR51は、各々、独立して、水素、アルキルおよびヒドロキシア
ルキルからなる群より選択され;より好ましくは、独立して、水素およびアルキルから選
択される。有用な化合物としては、R41およびR51が共に水素であるか、またはR41が水
素であり、そしてR51がC1-3アルキル(好ましくは、メチル)である化合物が挙げられ
る。

0084

好ましくは、R17およびR18は、各々、独立して、水素、C1-6アルキル、C3-6シクロ
アルキル、ハロゲン、シアノ、アミノ、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3)アルキルアミ
ノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロ(C1-6)アルキルおよびC1-6アルコキシからなる群より
選択され;より好ましくは、独立して、水素、C1-4アルキル、ハロゲン、シアノ、アミ
ノ、C1-3アルキルアミノ、ジ(C1-3)アルキルアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、ハロ(C
1-3)アルキルおよびC1-4アルコキシからなる群より選択され;より好ましくは、独立し
て、水素、メチル、イソ−プロピル、tert−ブチル、シアノ、フルオロ、アミノ、メ
チルアミノ、ジメチルアミノ、ニトロ、トリフルオロメチル、メトキシ、イソ−プロポ
シおよびtert−ブトキシからなる群より選択される。式Vの有用な化合物としては、
R17およびR18が共に水素であるか、またはR17が水素であり、そしてR18が、メチル、
tert−ブチル、シアノ、フルオロ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、トリフルオロ
チルもしくはメトキシ(特に、シアノ)である化合物が挙げられる。

0085

1つの局面において、式IVの範囲内に含まれる好ましい化合物としては、式VIによ
って表される化合物:



またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物が挙げられ、式中:

0086

R1〜R3およびmは、式Iについて上で定義されたとおりであり;

0087

R42およびR52は、各々、独立して、水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキ
ル、ハロアルキル、アルキルチオールおよびアミノアルキルからなる群より選択されるか
;あるいは、R42およびR52は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、複素環式環
の1個以上の炭素原子がNR16、OもしくはSで必要に応じて置換された5員または6員
の複素環式環を形成し、ここでR16は水素またはC1-3アルキルであり;そして、

0088

R19およびR20は、独立してHまたはCH3である。

0089

R1〜R3についての好ましい値は、式Iに記載されたものである。好ましくは、R42お
よびR52は、各々、独立して、水素、アルキルおよびヒドロキシアルキルからなる群より
選択され;より好ましくは、水素、C1-6アルキルおよびヒドロキシ(C1-6)アルキルか
ら選択され;より好ましくは、独立して、水素、C1-3アルキルおよびヒドロキシ(C1-3
)アルキルから選択され;より好ましくは、独立して、水素、メチル、エチル、ヒドロキ
シメチルおよびヒドロキシエチルから選択されるか;あるいは、R42およびR52は、それ
らが結合する窒素原子と一緒になって、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、ピロ
リジニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、ヘキサヒドロピリミジニル、ピペリジニ
ル、ピペラジニル、4−メチルピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニルおよびテ
トラヒドロピリジルからなる群より選択される5員または6員の複素環式環を形成する。
有利には、R42およびR52は、独立して、水素、メチルまたはヒドロキシエチルであるか
;あるいは、R42およびR52は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、1−ピロリ
ジニル、4−チオモルホリニルまたは4−メチルピペラジニルを形成する。

0090

式VIの有用な化合物としては、R19またはR20のうちの一方がCH3である化合物が
挙げられる。式VIの他の有用な化合物としては、R42およびR52が一緒になって5員ま
たは6員の複素環式環を形成する場合に、R19およびR20が共にHである化合物が挙げら
れる。また、式VIの有用な化合物としては、R42およびR52が共に水素であるか、また
はR42が水素であり、そしてR52がアルキル(特に、メチル)である化合物が挙げられる
。好ましくは、mは、式VIの化合物において1である。

0091

本発明のこの局面において有用な別の群の化合物は、一般式VIIによって表されるピ
ペリジニル化合物:



またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物である。式中、

0092

R1〜R3は、式I〜IIIについて上に定義したとおりであり;

0093

R8およびR9は、共に水素であるか、または一緒になって=Oを形成し;

0094

R10、R11、R12およびR13は、各々、独立して、水素、アルキル、アルコキシ、ハロ
ゲン、ハロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、シアノ、アミノ、アミノアルキ
ル、アルキルアミノおよびジアルキルアミノからなる群より選択され;

0095

Aは、O、CH2または存在せず(共有結合)、そしてBはCHであり、ただし、Aが
Oである場合、R8およびR9は共に水素であるか;または

0096

A−Bは、CH=Cであり;そして

0097

nは、0、1、2、3、4または5である。

0098

式VIIにおいて、R1〜R3、R8〜R13、A、Bおよびnについての好ましい値は、
式Iについて上に記載されたものである。

0099

さらに、本発明において有用な化合物は、式VIIIのピペリジニル化合物:



またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物である。式中:

0100

R1〜R3、R8、R9、R14、Dおよびoは、式Iについて上に定義されたとおりである
。式VIIIにおいて、R1〜R3、R8、R9、R14、Dおよびoについて好ましい値は、
式Iについて上に記載されたものである。

0101

本発明において有用なさらなる化合物は、式IXによって表されるピペリジニル化合物




またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物である。式中:

0102

R1〜R3およびR15は、式Iについて上に定義されたとおりである。式IXにおいて、
R1〜R3およびR15についての好ましい値は、式Iについて上に記載されたものである。

0103

式Xの構造を有する中間体は、カルシウムチャネル遮断活性を有することが見出されて
いる。従って、本発明は、以下の式Xの化合物:



またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物に関する。式中:

0104

R1〜R3は、式Iについて上に定義されたとおりである。式Xにおいて、R1〜R3につ
いての好ましい値は、式Iについて上に記載されたものである。

0105

本発明において有用な、例示的な好ましい化合物としては、以下が挙げられる:
N−{1−[3−(4−シアノフェニル)−2−メチルアミノプロピオニル]ピペリジ
ン−4−イル}−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド

N−{1−[2−アミノ−3−(4−シアノフェニル)プロピオニル]ピペリジン−4
−イル}−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(2−アミノ−3−m−トリルプロピオニル)ピペリジン−4−イル]−N
−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−{1−[2−アミノ−3−(4−フルオロフェニル)プロピオニル]ピペリジン−
4−イル}−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノ−3−フェニルプロピオニル)−
ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(2−アミノ−3−o−トリルプロピオニル)ピペリジン−4−イル]−N
−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−{1−[2−アミノ−3−(4−tert−ブチルフェニル)プロピオニル]ピペ
リジン−4−イル}−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホン
ミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノ−3−o−トリルプロピオニル)
ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノ−3−m−トリルプロピオニル)
ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[3−(4−フルオロフェニル)−2−メチルアミノ
プロピオニル]−ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンア
ミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[3−(4−tert−ブチルフェニル)−2−メチ
ルアミノ−プロピオニル]ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンス
ホンアミド
N−シクロプロピル−N−[1−(3−チオモルホリン−4−イル−ヘキサノイル)ピ
ペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−メチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジン−
4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−ピロリジン−1イル−ヘキサノイル)ピペリジ
ン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−モルホリン−4−イルヘキサノイル)ピペリジ
ン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ヘキサ
イル]ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[3−(ピペリジン−1−イル)ヘキサノイル]ピペ
リジン−4−イル}3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(3−アミノ−5−メチルヘキサノイル)ピペリジン−4−イル]−N−シ
クロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−メチルアミノ−5−メチルヘキサノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(3−アミノ−4−メチルペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−N−シ
クロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−メチルアミノ−4−メチルペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2−ジメチルアミノ−4−メチルペンタノイル)−
ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(2−アミノペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−N−シクロプロピル
−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−イソプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリ
ジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジン−4−
イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(2−アミノ−3,3−ジメチルブタノイル)ピペリジン−4−イル]−N
−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−3[(2−ヒドロキシエチルアミノ)ヘキサノイル]
ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(2−アミノ−2−シクロヘキシルエタノイル)ピペリジン−4−イル]−
N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(2−アミノ−2−シクロヘキシルエタノイル)ピペリジン−4−イル]−
N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−ジメチルアミノヘキサノイル)ピペリジン−4
−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノ−2−フェニルエタノイル)ピペ
リジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;または
N−i−ブチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジ
ン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(2−アミノ−4−メチルペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−N−シ
クロプロピル−ベンゼンスルホンアミド
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタ
イル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノプロピオニル)ピペリジン−4−
イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノエタノイル)ピペリジン−4−イ
ル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−i−ペンチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリ
ジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−メトキシベンゼンスルホンアミド
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−ジフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−シアノベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−クロロベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−メチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)−ピ
ペリジン−4−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−ヒドロキシ−2−メチルアミノプロパノイル
−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(1−アミノシクロペンタン−1−カルボニル)ピペリジン−4−イル]−
N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−3−
カルボニル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド

N−シクロプロピル−N−[1−(ピペリジン−2−オイル(oyl))ピペリジン−
4−イル]−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(3−ベンジルオキシ−2−メチルアミノプロパノイル)−ピペリジン−4
−イル]−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(N−メチルピロリジン−2−カルボニル)ピペリジ
ン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(ピロリジン−2−カルボニル)ピペリジン−4−イ
ル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(2−シクロヘキシル−2−メチルアミノエタノイル)ピペリン−4−イル
]−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピルメチル−N−[1−(2−メチルアミノ−4−メチルペンタノイル
)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−ジメチルアミノベンジル)ピペリジン−4−イ
ル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[(3−トリフルオロメチル−4−メトキシ)ベンゾ
イル]ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2−ジメチルアミノ−3,3−ジメチルブタノイル
)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;および
N−シクロプロピル−N−[1−(1−フェニルアミノシクロヘキサン−1−オイル(
oyl))ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド
またはこれらの薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

0106

本発明において有用な、他の例示的な好ましい化合物としては、以下が挙げられる:
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノ−3−フェニルプロピオ
ニル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−メチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペ
リジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(3S)N−[1−(3−アミノ−5−メチルヘキサノイル)ピペリジン−4−イル]
−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(3S)N−シクロプロピル−N−[1−(3−メチルアミノ−5−メチルヘキサノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(3S)N−[1−(3−アミノ−4−メチルペンタノイル)ピペリジン−4−イル]
−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(3S)N−シクロプロピル−N−[1−(3−メチルアミノ−4−メチルペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2R)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(2−ジメチルアミノ−4−メチルペンタノ
イル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2R)N−シクロプロピル−N−[1−(2−ジメチルアミノ−4−メチルペンタノ
イル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(3−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−[1−(2−アミノペンタノイル)ピペリジン−4−イル]−N−シクロ
プロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−イソプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル
)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジ
ン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−[1−(2−アミノ−3,3−ジメチルブタノイル)ピペリジン−4−イ
ル]−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−[1−(2−アミノ−2−シクロヘキシルエタノイル)ピペリジン−4−
イル]−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2R)N−[1−(2−アミノ−2−シクロヘキシルエタノイル)ピペリジン−4−
イル]−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノ−2−フェニルエタノイ
ル)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−i−ブチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)
ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2R)N−[1−(2−アミノ−4−メチルペンタノイル)ピペリジン−4−イル]
−N−シクロプロピル−ベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−(2−ヒドロキシエチル)−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノ
ペンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンア
ミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−2−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(2−メチルアミノプロピオニル)ピペリジ
ン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−i−ペンチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル
)ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−メトキシベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−ジフルオロメトキシベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−シアノベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−クロロベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−メチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−ニトロベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(3−ヒドロキシ−2−メチルアミノプロパ
ノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−[1−(1−アミノシクロペンタン−1−カルボニル)ピペリジン−4−
イル]−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−[1−(3−ベンジルオキシ−2−メチルアミノプロパノイル)−ピペリ
ジン−4−イル]−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミ
ド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(ピロリジン−2−カルボニル)ピペリジン
−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−[1−(2−シクロヘキシル−2−メチルアミノエタノイル)ピペリン−
4−イル]−N−シクロプロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピルメチル−N−[1−(2−メチルアミノ−4−メチルペン
タノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド

(2S)N−シクロペンチル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノ−ペンタノ
イル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジン−4−
イル]−N−(テトラヒドロフラン−3−イル)−3−トリフルオロメチルベンゼンスル
ホンアミド、および
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(2−ジメチルアミノ−3,3−ジメチル
タノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド

(2S)N−(2−メトキシエチル)−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペ
ンタノイル)−ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミ
ド;
(2S)N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイル)ピペリジン−4−
イル]−N−(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル−3−トリフルオロメチルベン
ンスルホンアミド;
(2S)N−シクロプロピル−N−[1−(4−メチル−2−メチルアミノペンタノイ
ル)−ピペリジン−4−イル]−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
(2S)N−[1−(2−アミノ−4−メチルペンタノイル)ピペリジン−4−イル]
−N−シクロプロピル−ベンゼンスルホンアミド、
またはこれらの薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

0107

本発明において有用な他の例示的な化合物としては、以下が挙げられる:
N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]ピ
ペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]ピ
ペリジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブチル]ピ
ペリジン−4−イル}−3−クロロベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブタ−3−
エノイル]ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブタ−3−
エノイル]ピペリジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブタノイル
]ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブタノイル
]ピペリジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブタノイル
]ピペリジン−4−イル}−3−フルオロベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(2,2−ジフェニルエチル)ピペリジン−4−イル
]ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3,3−ジフェニルプロパノイル)ピペリジン−4
−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4,4−ビス(4−フルオロフェニル)ブタノイル
]ピペリジン−4−イル}−2−トリフルオロメチルフェニルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[2−ビス(4−フルオロフェニル)メトキシエチル
]ピペリジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド;および
N−シクロプロピル−N−{1−[2−ビス(4−フルオロフェニル)メトキシエチル
]ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
またはこれらの薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

0108

本発明において有用な他の例示的な化合物としては、以下が挙げられる:
N−シクロプロピル−N−[1−(ナフト−2−イルメチル)ピペリジン−4−イル]
ベンゼン−スルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−フェニルベンジル)ピペリジン−4−イル]ベ
ンゼン−スルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−イソプロピルベンジル)ピペリジン−4−イル
]ベンゼン−スルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−トリフルオロメチル−4−メトキシベンジル
ピペリジン−4−イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−ジメチルアミノベンジル)ピペリン−4−イル
]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−tert−ブチルベンジル)ピペリジン−4−
イル]ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−トリフルオロメチル−4−メトキシベンジル)
ピペリジン−4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−メチル−4−メトキシベンジル)ピペリジン−
4−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−メチル−4−メトキシベンジル)ピペリジン−
4−イル]−ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(3−ピリジルメチル)ピペリジン−4−イル]−3
−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−キノリニルメチル)ピペリジン−4−イル]−
3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メトキシベンジル)ピペリジン−4−イル]−
3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4−(4−フルオロフェニル)−4−オキソブチル
]ピペリジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[(3−トリフルオロメチル−4−メトキシ)フェニ
メタノイル]ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミ
ド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4−(4−フルオロフェニル)−4−オキソブタノ
イル]ピペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4−(4−フルオロフェニル)−4−オキソブタノ
イル]ピペリジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(4−ベンジルオキシベンジル)ピペリジン−4−イル]−N−シクロプロ
ピル−ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−メトキシベンジル)ピペリジン−4−イル]ベ
ンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[3−(4−ジメチルアミノフェニルプロペン−2
−イル]ピペリジン−4−イル}ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−ジメチルアミノベンジル)ピペリジン−4−イ
ル]ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−{1−[4−(4−フルオロフェノキシベンゾイル)]ピ
ペリジン−4−イル}−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;および
N−シクロプロピル−N−[1−(4−ジメチルアミノベンゾイル)ピペリジン−4−
イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド、
またはそれらの薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

0109

本発明において有用な他の例示的な化合物としては、以下が挙げられる:
N−[1−(4−ブトキシフェニルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−N−シクロ
プロピル−ベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−プロピルフェニルスルホニル)ピペリジン−4
−イル]−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−[1−(4−ブトキシフェニルスルホニル)ピペリジン−4−イル]−N−シクロ
プロピル−3−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド;
N−シクロプロピル−N−[1−(4−プロピルフェニルスルホニル)ピペリジン−4
−イル]ベンゼンスルホンアミド;および
N−シクロプロピル−N−[1−(5−ジメチルアミノナフチルスルホニル)ピペリジ
ン−4−イル]ベンゼンスルホンアミド、
またはそれらの薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物。

0110

有用なシクロアルキル基は、C3-12シクロアルキルである。典型的なシクロアルキル基
としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘ
プチルおよびシクロオクチルが挙げられる。

0111

有用なハロ基またはハロゲン基としては、フッ素塩素臭素およびヨウ素が挙げられ
る。

0112

有用なアルキル基としては、直鎖および分岐鎖のC1-10アルキル基、より好ましくは、
直鎖および分岐鎖のC1-6アルキル基が挙げられる。典型的なC1-10アルキル基としては
メチル基エチル基プロピル基イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、t
ert−ブチル基、イソ−ブチル基、3−ペンチル基ヘキシル基およびオクチル基が挙
げられる。

0113

有用なアルケニル基は、C2-6アルケニル基、好ましくは、C2-4アルケニルである。典
型的なC2-4アルケニル基としては、エテニルプロペニルイソプロペニルブテニル
およびsec−ブテニルが挙げられる。

0114

有用なシクロアルキルアルキル基としては、上に言及された任意のシクロアルキル基に
よって置換された、上に言及された任意のC1-10アルキル基が挙げられる。

0115

有用なハロアルキル基としては、1個以上のフッ素原子塩素原子臭素原子またはヨ
素原子で置換されたC1-10アルキル基(例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル
基、トリフルオロメチル基ペンタフルオロエチル基、1,1−ジフルオロエチル基およ
トリクロロメチル基)が挙げられる。

0116

有用なヒドロキシアルキル基としては、ヒドロキシで置換されたC1-10アルキル基(例
えば、ヒドロキシメチル基ヒドロキシエチル基ヒドロキシプロピル基およびヒドロキ
シブチル基)が挙げられる。

0117

有用なアルコキシ基としては、上で言及されたC1-10アルキル基のうちの1つで置換さ
れた酸素が挙げられる。

0118

有用なハロアルコキシ基としては、上で言及されたC1-10ハロアルキル基のうちの1つ
で置換された酸素(例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシおよびトリフルオロ
メトキシ)が挙げられる。

0119

用語「複素環式(heterocyclic)」および「複素環式(heterocyclo)」は、炭素原子
と、O、NおよびSからなる群より独立して選択される1個〜4個のヘテロ原子とからな
飽和または全体的にもしくは部分的に不飽和の3〜7員の単環式環系あるいは7〜10
員の二環式環系を意味するために、本明細書において使用される。ここで上記窒素および
硫黄のヘテロ原子は、必要に応じて酸化され得、上記窒素は、必要に応じて四級化され得
、上に定義される複素環式環のいずれでも、ベンゼン環に縮合する任意の二環式基を含み
、ここで上記複素環式環は、得られる化合物が安定である場合、炭素原子上もしくは窒素
原子上で置換され得る。例としては、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン
イミダゾリンピラゾリジンベンゾジアゼピンなどが挙げられるが、これらに限定さ
れない。

0120

有用なアルキルアミノ基およびジアルキルアミノ基は、−NHR21および−NR21R22
であり、ここでR21およびR22は、C1-10アルキル基である。

0121

有用なアルキルスルホニルアミノアルキル基としては、アルキル−SO2−NH−基で
置換された任意の上記C1-10アルキル基が挙げられる。

0122

有用なアミノカルボニルアルキル基としては、アミノカルボニル基(すなわち、−C(
O)NH2)で置換された任意の上記C1-10アルキル基が挙げられる。

0123

有用なアルキルチオール基としては、−SH基で置換された任意の上記C1-10アルキル
基が挙げられる。

0124

アミノ基は、−NH2である。

0125

本明細書において開示される発明は、開示される化合物のプロドラッグを包含すること
も意味される。プロドラッグは、インビボで活性な親薬物を放出する任意の共有結合され
たキャリアであると考えられる。プロドラッグの例としては、ヒドロキシアルキルもしく
はアミノアルキルを置換基として有する式I〜Xのエステルまたはアミドが挙げられ、こ
れらは、このような化合物を無水物(例えば、無水コハク酸)と反応させることによって
調製することができる。

0126

本明細書において開示される発明は、開示される化合物のインビボ代謝産物を包含する
ことも意味される。このような産物は、主に酵素プロセスによって、投与された化合物の
、例えば、酸化、還元加水分解アミド化エステル化などから生じ得る。従って、本
発明は、本発明の化合物の代謝産物が産生されるのに十分な時間、本発明の化合物を哺乳
動物と接触させる工程を包含するプロセスによって生成される化合物を含む。典型的には
、このような産物は、放射標識された本発明の化合物を調製する工程、その化合物を検出
可能な用量で動物(例えば、ラットマウスモルモットサル)またはヒトに非経口
に投与する工程、代謝が起こるのに十分な時間を与える工程、そして尿、血液または他の
生物学的サンプルからその変換産物を単離する工程によって同定される。

0127

本明細書において開示された発明は、異なる原子量もしくは質量数を有する原子を用い
て1個以上の原子を置換することによって同位体標識されている本発明で開示された化合
物を包含することも意味される。本発明で開示された化合物に組み込むことができる同位
体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素および塩素の同位体(例えば、
それぞれ、2H、3H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18Fおよび36
Cl)が挙げられる。同位体標識された本発明の化合物は、当該分野で公知の方法によっ
て調製することができる。

0128

本発明はまた、具体的には、3Hおよび14Cで放射性標識された式Iまたは式Xの化合
物、ならびにカルシウムチャネル上の結合部位に対する放射リガンドとしてのそれらの使
用に関する。例えば、標識された本発明の化合物の使用の1つは、特異的なレセプター
合についての特徴付けである。標識された本発明の化合物の別の使用は、構造−活性関係
の評価のための動物試験に対する代替法である。レセプターアッセイは、式Iまたは式X
標識化合物の濃度を固定して実施され、そして競合アッセイにおいて試験化合物の濃度
を増加させて実施される。式Iまたは式Xのトリチウム化化合物は、例えば、トリチウム
を用いた触媒的な脱ハロゲン化によって、式Iまたは式Xの化合物にトリチウムを導入す
ることによって調製することができる。この方法は、塩基の存在下または非存在下におい
て、適切な触媒(例えば、Pd/C)の存在のもとで、式Iもしくは式Xの化合物の適切
ハロゲン置換された前駆体とトリチウムガスとを反応させる工程を包含する。トリチウ
化化合物を調製するための他の適切な方法は、Filer, Isotopes in the Physical and
Biomedical Sciences, Vol. 1, Labeled Compounds(Part A), Chapter 6 (1987)に見出
すことができる。14Cで標識された化合物は、14C炭素を有する出発物質を使用すること
によって調製することができる。

0129

本明細書において開示される化合物の一部は、1以上の不斉中心を含み得、従って、鏡
異性体、ジアステレオマーおよび他の立体異性体形態を生じ得る。本発明は、すべての
起こり得る形態、ならびにそれらのラセミ形態および分解形態およびそれらの混合物を包
含することが意味される。個々のエナンチオマーは、当業者に周知の方法によって分離す
ることができる。本明細書において記載される化合物がオレフィン二重結合または他の幾
何学的非対称の中心を含む場合、そして別に明記されない限り、それらは、E幾何異性体
およびZ幾何異性体の両方を包含することが意図される。全ての互変異性体も同様に、本
発明によって包含されることが意図される。

0130

本明細書において使用される場合、用語「立体異性体」は、空間中の原子の配位のみが
異なる個々の分子からなる全ての異性体についての一般的な用語である。この用語は、鏡
像異性体および互いの鏡像ではない2以上のキラル中心を有する化合物の異性体(ジアス
テレオマー)を包含する。

0131

用語「キラル中心」とは、4つの異なる基が結合した炭素原子をいう。

0132

用語「鏡像異性体」および「鏡像異性体の」とは、分子の鏡像に重ね合わせることが出
来ず、それ故に光学的に活性である分子をいい、この鏡像異性体は、偏光の平面を一方に
回転させ、その鏡像は、偏光の平面を逆方向に回転させる。

0133

用語「ラセミ」は、鏡像異性体の等量の混合物であって、光学的に不活性なものをいう

0134

用語「分解(resolution)」とは、分子の2つの鏡像異性体形態のうちの一方の分離ま
たは濃縮または消耗をいう。

0135

用語「a」および「an」とは、1以上をいう。

0136

本明細書において開示される発明はまた、本発明で開示される化合物の非毒性の薬学的
に受容可能な塩の全てを包含する。薬学的に受容可能な付加塩の例としては、無機酸付加
塩および有機酸付加塩が挙げられる。薬学的に受容可能な塩としては、金属塩(例えば、
ナトリウム塩カリウム塩セシウム塩など);アルカリ土類金属(例えば、カルシウム
塩、マグネシウム塩など);有機アミン塩(例えば、トリエチルアミン塩ピリジン塩、
ピコリン塩、エタノールアミン塩トリエタノールアミン塩ジシクロヘキシルアミン塩
、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩など);無機酸塩(例えば、塩酸塩、臭化水
酸塩リン酸塩硫酸塩など);有機酸塩(例えば、クエン酸塩乳酸塩酒石酸塩
マレイン酸塩フマル酸塩マンデル酸塩酢酸塩ジクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸
塩、シュウ酸塩ギ酸塩など);スルホン酸塩(例えば、メタンスルホン酸塩、ベンゼン
スルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩など);およびアミノ酸塩(例えば、アルギニ
ン酸塩、アスパラギン酸塩グルタミン酸塩など)が挙げられるが、これらに限定されな
い。

0137

酸付加塩は、本発明の特定のピペリジニル化合物の溶液を、薬学的に受容可能な非毒性
の酸(例えば、塩酸フマル酸マレイン酸コハク酸酢酸クエン酸酒石酸炭酸
リン酸シュウ酸、ジクロロ酢酸など)の溶液と混合することによって形成される。塩
性塩は、本発明のピペリジニル化合物の溶液を、薬学的に受容可能な非毒性の塩基(例
えば、水酸化ナトリウム水酸化カリウム水酸化コリン炭酸ナトリウムなど)の溶液
と混合することによって形成される。

0138

本発明はまた、カルシウムチャネルの遮断(特に、N型カルシウムチャネルの選択的遮
断)に応答性の障害を罹患する動物において、上記障害を処置するための方法に関し、こ
の方法は、定義された式I〜式Xのいずれかによって表されるピペリジニル化合物の有効
量を上記動物に投与する工程を包含する。

0139

本発明はまた、カルシウムチャネルを調節または遮断し得る化合物を同定するために使
用することができるカルシウム動員アッセイ(calcium mobilization assay)に関する。
1つの局面において、本明細書に記載のアッセイは、電位型カルシウムチャネル(特に、
N型カルシウムチャネル)を遮断する化合物を同定するために使用される。別の局面にお
いて、本明細書に記載のアッセイは、ある化合物が不活性状態のN型カルシウムチャネル
に結合するか否かを予測するために使用される。

0140

1つの局面において、本明細書に記載のアッセイを使用して同定された化合物は、N型
カルシウムチャネルを選択的に遮断し、従ってN型カルシウムチャネルの選択的遮断に応
答性の障害を処置するために有用であることが見出されている。従って、本発明は、脳卒
中、頭部外傷、てんかん、疼痛(例えば、急性疼痛または慢性疼痛、これらとしては神経
障害性疼痛および炎症性疼痛が挙げられるが、これらに限定されない)、片頭痛、気分障
害、精神分裂病、神経変性障害(例えば、アルツハイマー病、筋萎縮性側策硬化症(AL
S)またはパーキンソン病)うつ病、不安、精神病、高血圧もしくは不整脈を処置、予防
または改善するために有用な化合物を同定する方法を提供する。各例において、本明細書
に記載のアッセイを使用して同定された化合物は、そのような処置、予防または改善を必
要としている動物に有効量で投与することができる。

0141

本明細書において開示される発明はまた、同定された化合物の、その全ての非毒性の薬
学的に受容可能な塩を包含する。

0142

本発明はまた、カルシウムチャネルの遮断(特に、N型カルシウムチャネルの選択的遮
断)に応答性の障害を、そのような障害を罹患する動物において処置するための方法に関
し、この方法は、本明細書に記載のアッセイを使用して同定された化合物またはその同定
された化合物の薬学的に受容可能な塩の有効量を上記動物に投与する工程を包含する。

0143

慢性疼痛としては、炎症性疼痛、術後の痛み、癌の痛み、転移性癌に関連する変形性
節症の痛み、三叉神経痛急性ヘルペスおよびヘルペス後神経痛糖尿病性ニューロ
シー、カウザルギー腕神経叢剥離後頭神経痛反射性交感神経性ストロフィ線維
筋痛症、通風幻想肢痛やけどの痛み、ならびに 神経痛の他の形態、神経障害性疼痛
および特発性の痛みの症候群が挙げられるが、これらに限定されない。各例において、本
発明の方法は、そのような処置を必要とする動物に、本発明のカルシウムチャネル遮断剤
またはその薬学的に受容可能な塩、プロドラッグもしくは溶媒和物の有効量を投与する工
程を必要とする。

0144

慢性的な体の痛みは、一般的に、神経エントラップメント、手術手順、癌または関節炎
などの組織損傷に対する炎症応答から生じる(Brower, Nature Biotechnology 2000; 18:
387-391)。現在、炎症性疼痛の多くの型がNSAIDで処置されるが、改善治療につい
て多くの余地がある。

0145

炎症のプロセスは、組織損傷に対する応答または外来物質の存在に対する応答において
活性化される、複雑な一連の生化学的な細胞の事象である(Levine, Inflammatory Pain,
In: Textbook of Pain, Wall and Melzack eds., 3rd ed., 1994)。炎症は、多くの場
合、損傷組織または外来物質の部位で起こり、組織修復および治癒のプロセスに貢献す
る。炎症の基本的な徴候としては、紅斑(赤み)、熱、浮腫腫脹)、痛みおよび機能の
喪失が挙げられる(同書)。炎症性疼痛を有する患者の大部分は、炎症部位を動かすか
または炎症部位に触れられた場合、痛みを継続的に感じるのではなくて、むしろ痛みが大
きくなる。炎症性疼痛としては、変形性関節症および慢性関節リウマチが挙げられるが、
これらに限定されない。

0146

慢性の神経障害性疼痛は、はっきりしない病因による異種起源疾患状態である。慢性
の神経障害性疼痛において、その痛みは、複合的な機構によって媒介され得る。このタイ
プの痛みは、一般的に、末梢神経組織または中枢神経組織への損傷から生じる。この症候
群には、脊髄損傷に関連する痛み、多発性硬化症、ヘルペス後の神経痛、三叉神経痛、
想痛、カウザルギー、および反射性交感神経性ジストロフィおよび腰痛が含まれる。慢性
の神経障害性疼痛は、自発性の痛み、表面が焼けるような痛みの持続(continuous super
ficial burning)および/または深いうずく痛み(deep aching pain)として説明され得
る異常な痛覚を患う患者での急性疼痛とは異なる。この痛みは、熱の痛覚過敏、寒気の痛
過敏および機械的な痛覚過敏(heat-, cold-, and mechano-hyperalgesia)によってか
、または熱の異痛症、寒気の異痛症もしくは機械的な異痛症(heat-, cold-, or mechano
-allodynia)によって引き起こされ得る。

0147

神経障害性疼痛は、末梢感覚神経の損傷または感染によって引き起こされ得る。これら
としては、末梢神経の外傷ヘルペスウイルス感染真性糖尿病、カウザルギー、剥離
神経腫、肢の切断、および脈管炎による疼痛が挙げられるがこれらに限定されない。神
経障害性疼痛はまた、慢性アルコール中毒ヒト免疫不全ウイルス感染、甲状腺機能低下
症、尿毒症、またはビタミン欠乏症からの神経損傷によっても引き起こされる。脳卒中(
脊髄または脳)および脊髄の損傷が、神経障害性疼痛も誘導し得る。癌に関連する神経障
害性疼痛は、隣接する神経、脳、または脊髄の腫瘍増殖圧迫から生じる。さらに、化学
療法および放射線療法を含む癌処置はまた、神経損傷を引き起こし得る。神経変性疼痛と
しては、例えば、糖尿病患者が患う痛みのような神経損傷によって引き起こされる痛みが
挙げられるが、これらに限定されない。
(化合物の合成)

0148

本発明の化合物は、本開示を考慮すると、当業者に公知の方法を使用して調製すること
ができる。例えば、ZがZ1である式Iの化合物は、スキーム1で示されるように調製す
ることができる:



式中、Rは、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル
、アミノアルキル、シクロアルキル、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置
換されたベンジルまたはベンジルオキシアルキルであり、そしてR’は、水素、アルキル
、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アミノアルキルまたはフェニルであ
る。

0149

例えば、適当な溶媒中(例えば、DMF)のN−シクロプロピル−N−ピペリジン−4
−イル−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド(1.0当量)、BOC−ア
ミノ酸(1.0当量)、および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.5〜1.
0当量)の混合物を、約8時間、室温で、N−エチル−ジメチルアミノプロピルカルボ
イミドハイドロクロライド(EDCI)(1.0当量)を用いて処理する。次いで、その
反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄する。有機層を濃縮し、カラ
ム(シリカゲル、EtOAc/ヘキサン)によって精製してBOC保護物質を生じさせる
。これをHCl溶液(1,4−ジオキサン中、4N)により室温で処理し、HCl塩とし
て所望の生成物を得る。

0150

ZがZ1である式Iの化合物はまた、スキーム2に示されるように調製することができ
る:



式中、Rは、水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、ハロアルキル
、アミノアルキル、シクロアルキル、必要に応じて置換されたフェニル、必要に応じて置
換されたベンジルまたはベンジルオキシアルキルであり、そしてR’’は、水素であるか
、あるいはRおよびR’’は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、C3-7シクロ
アルキル基を形成する。

0151

例えば、アミンA(1当量)およびアミノ酸テール(amino acid tail)B(1当量)
を、4mLのジメチルホルムアミド中に溶解し、次いで、その混合物に1−[3−(ジメ
チルメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミドハイドロクロライド(1当量
)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(1当量)を添加する。この混合物を
一晩振盪し、次いで20mLの酢酸エチルで希釈し、各々15mLの10%HCl水溶液
飽和炭酸水素ナトリウム、およびブラインで洗浄する。20mLの酢酸エチルで合わせ
水層を2度抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させる。減圧下で溶媒を除
去し、例えば、コンビフラッシュ(combiflash)精製系を使用して物質を精製する。ジオ
キサン中の過剰な4M HClで純粋な物質を処理することによって、その物質を脱保護
して化合物Cを得る。4Åの分子ふるいを用いて、窒素雰囲気下で化合物Cをメタノール
中に溶解する。これにパラホルムアルデヒド(1当量)および酢酸(触媒量)を添加し、
その反応混合物を30分間撹拌する。次いで、この混合物にシアノ水素化ホウ素ナトリウ
ム(2当量)を添加し、反応混合物を一晩撹拌する。その時に反応が認められない場合、
パラホルムアルデヒドおよびシアノ水素化ホウ素をさらに添加してもよい。さらに一日後
、反応混合物を20mLの酢酸エチルで希釈し、1M水酸化ナトリウム20mLでクエン
チする。水層を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させる
。ジオキサン中の過剰な4M HClでこの物質を処理し、HCl塩を形成させる。エー
テル/ヘキサンで粉砕した後、この物質を乾燥させて、化合物DのHCl塩を得る。

0152

ZがZ1である式Iの化合物を調製するためのさらなる方法を、スキーム3に示す:

0153

スキーム3の方法は、出発アミノ酸が、α−アミノ酸の代わりにβアミノ酸であること
を除いて、スキーム1に記載されたものと同様である。

0154

ZがZ1であり、mが1である式Iの化合物は、スキーム4に示すように、α,β−不
飽和アミドに対するMichael付加反応を使用して合成することができる:



式中、Rは、水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、アミノ
アルキルまたはフェニルであるか、あるいはRN−は、1個以上の炭素原子が必要に応じ
てNR16、OもしくはSで置換された5員または6員の複素環式環であり、ここでR16は
水素またはC1-3アルキルである。

0155

例えば、N−シクロプロピル−N−(1−ヘキサ−2−エノイル−ピペリジン−4−イ
ル)−3−トリフルオロメチル−ベンゼンスルホンアミド(250mg、0.56mmo
l)および第1級アミンまたは第2級アミン(2mL)を、密封したReactiバイアル中で
3日間、130℃で一緒に加熱する。このバイアルを中で冷却し、次いでSpeed-Vac(
登録商標)において真空中でエバポレートして乾燥させる。この残渣をフラッシュシリカ
を通してクロマトグラフィーにかけると、Michael付加物を得ることができる。

0156

ZがZ2であり、R8およびR9が、一緒になって=Oを形成する式Iの化合物は、スキ
ーム5に示すように調製することができる:

0157

これに応じて、窒素雰囲気下において、アミンおよびカルボン酸を乾燥THFに添加す
る。その混合物にHOBT、EDCI、およびトリエチルアミンを添加し、その混合物を
室温で一晩撹拌する。得られる混合物を、酢酸エチルと1.0M塩化ナトリウムとの間で
分配する。有機層を分離し、乾燥させ、濃縮して粗生成物を得る。これは、ヘキサン/エ
ーテルで結晶化することによって精製することができる。

0158

ZがZ2であり、そしてR8およびR9が共に水素である式Iの化合物は、スキーム6に
示すように調製することができる:

0159

ZがZ3であり、そしてR8およびR9が共に水素である式Iの化合物は、スキーム7に
示すように合成することができる:

0160

アミン(すなわち、ピペリジニル化合物)をDMF中に溶解し、トリエチルアミンを添
加し、次いでハロゲン化物R’CH2X(R’は、必要に応じて置換されたフェニル)を
添加する。この反応混合物を12時間80℃で撹拌し、溶媒をエバポレートする。フラッ
シュクロマトグラフィーによってこの残渣を精製すると、所望の生成物を得ることができ
る。適当なベンジルハロゲン化物が利用できない場合は、対応するアルデヒド(R’C(
O))を以下のように利用してもよい:ジクロロエタン中のアミンおよびアルデヒドの溶
液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.4当量)を添加する。この反応混合
物を室温で12時間撹拌する。この段階の後、溶液をデカンタし、フラッシュクロマト
ラフィーによって精製して、所望の生成物を得る。

0161

ZがZ3であり、そしてR8およびR9が一緒になって=Oを形成する式Iの化合物は、
スキーム5に記載したものと同様の方法を使用して合成することができる。

0162

ZがZ4である式Iの化合物は、スキーム8に示すように調製することができる:

0163

例えば、0.5mmolのスルホンアミドおよびおよそ0.5mmolの適切な塩化
ルホニルを、5mLのDCM中に溶解し、1.5当量のDIEA(0.134mL)をシ
リンジで添加して合わせる。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いで真空下で濃縮する。
シリカゲルのカラムを使用して0%〜20%EtOAc(ヘキサン中)の勾配を用いて、
得られる生成物を精製することができ、溶出物から純粋な物質を濃縮する。

0164

上の反応で使用する出発アミン化合物は、例えば、実施例3に示すように調製すること
ができるか、または、例えば、Lancasterから市販されている。

0165

式Xの化合物は、例えば、実施例19に示すように調製することができる。
(化合物の試験

0166

カルシウムチャネル遮断剤活性について、本発明の化合物を、カルシウム動員アッセイ
および/または電気生理学的アッセイによって評価した。本発明の1つの局面は、本明細
書に記載の化合物が選択的N型カルシウムチャネル遮断剤であるという新規の知見である
。この新規の知見に基づいて、これらの化合物は、片頭痛、てんかん、気分障害、精神分
裂病、神経変性障害(例えば、アルツハイマー病、ALSまたはパーキンソン病)、精神
病、うつ病、不安、高血圧もしくは不整脈を処置、予防または改善する際に有用であると
考えられる。本発明の化合物はまた、急性疼痛、神経障害性疼痛、炎症性疼痛、外科的な
痛みもしくは慢性疼痛のような痛みを処置、予防もしくは改善する際に有効であることが
予測される。

0167

より具体的には、本発明は、カルシウムチャネルの遮断剤である式I〜Xの化合物に関
する。本発明によると、好ましいN型カルシウムチャネル遮断特性を有する化合物は、本
明細書に記載のカルシウム動員アッセイおよび/または電気生理学的アッセイにおいて約
100μM以下のIC50を示す。好ましくは、本発明の化合物は、10μM以下のIC50
を示す。最も好ましくは、本発明の化合物は、約1.0μM以下のIC50を示す。以下の
カルシウム動員アッセイおよび/または電気生理学的アッセイによって、それらのN型C
a2+チャネル遮断活性ならびにL型Ca2+チャネル遮断活性について、本発明のピペリジ
ニル化合物を試験することができる。

0168

1つの実施形態において、本発明において有用な化合物は、本明細書に記載のカルシウ
動員アッセイおよび/または電気生理学的アッセイにおいて、L型カルシウムチャネル
よりもN型カルシウムチャネルに対して選択性を示す式I〜Xのいずれか1つによって表
される化合物である。語句「L型カルシウムチャネルよりもN型カルシウムチャネルに対
する選択性(selectivity for N-type calcium channels over L-type calcium channels
)」とは、本発明の化合物についてのN型チャネル遮断活性のIC50に対する上記化合物
についてのL型チャネル遮断活性のIC50の比が1を超える(すなわち、LTCC IC
50/NTCC IC50>1)ことを意味するために本明細書において使用される。好まし
くは、本発明の化合物は、約2以上のLTCC IC50/NTCC IC50の比を示す。
より好ましくは、本発明の化合物は、約30以上のLTCC IC50/NTCC IC50
の比を示す。有利には、本発明の化合物は、約100以上のLTCC IC50/NTCC
IC50の比を示す。
(カルシウム動員アッセイ)

0169

本発明は、カルシウム感受性アッセイを使用してN型カルシウムチャネル活性を測定す
ることによって、生細胞中のN型カルシウムチャネルの機能活性を測定するための方法を
提供する。本発明のアッセイは、カルシウム流動(流入または流出)を検出するための便
利な光学的方法を提供する。細胞中のカルシウムの流動を検出することによって、N型カ
ルシウムチャネルの活性を直接的に測定および観察することができる。

0170

さらに、本発明は、N型カルシウムチャネルの活性を調節する化合物を同定するための
アッセイを提供する。1つの局面において、本明細書に記載のアッセイは、N型カルシウ
ムチャネルの活性を遮断する化合物を同定するための方法を提供する。別の局面において
、本明細書に記載のアッセイは、N型カルシウムチャネルを調節または遮断する化合物が
、不活性状態のN型カルシウムチャネルに結合するか否かを予測するために使用される。

0171

「チャネル調節因子」は、直接的または間接的に、イオンチャネルを通過するイオンの
運動を変更する化合物である。上記化合物は、孔を直接的にふさぐことによっても、孔に
結合してその孔が開くのを妨げることによっても、孔に結合してその孔が開くのを促進す
ることによっても、あるいはイオンチャネルの開口の時機および頻度に影響することによ
っても、その効果を発揮することができる。

0172

「チャネル遮断剤」は、直接的または間接的に、イオンチャネルを通過するイオンの運
動を阻害する化合物である。上記化合物は、孔を直接的にふさぐことによっても、孔に結
合してその孔が開くのを妨げることによっても、イオンチャネルの開口の時機および頻度
に影響することによっても、その効果を発揮することができる。

0173

本発明のアッセイは、細胞中のカルシウム動員を測定する。従って、本発明のアッセイ
は、N型カルシウムチャネルの調節活性または遮断活性を有する化合物を同定するために
使用することができる。N型カルシウムチャネルの調節因子または遮断剤の効果は、本明
細書に記載のカルシウム感受性アッセイを使用してN型カルシウムチャネルの機能活性を
測定および観察することによって、観察することができる。詳細には、本明細書に記載の
アッセイを使用して、N型カルシウムチャネルを調節または遮断するそれらの能力につい
て、化合物を試験することができる。このアッセイもまた、上記遮断化合物または調節化
合物が、不活性状態のN型カルシウムチャネルに結合するか否かということを予測する。

0174

電位型カルシウムチャネルは、開口の確率が膜電位と共に上昇するような膜電位に応じ
て開く。電位型カルシウムチャネルは、不活性化の確率が膜電位もしくは細胞脱分極の低
下と共に上昇するような膜電位に応じて、不活性化、閉鎖または感受性を低下する。電位
型カルシウムチャネルに結合する化合物は、しばしば状態依存性を示し、化合物の結合親
和性は、チャネルの状態に依存して変化する。膜電位の制御は、候補の遮断剤化合物の結
合を促進するためにチャネルを種々の状態に操作することを可能にし、この制御は、典型
的には、電圧固定型電気生理学的方法(voltage-clamped electrophysiological method
)によって達成される。本発明のアッセイは、光学的方法を使用して、状態依存性化合物
のN型カルシウムチャネルとの相互作用を決定することを可能にする。
(アッセイの概要

0175

本発明は、標的N型カルシウムチャネルの潜在的な調節因子または遮断剤である化合物
を検出および同定するためのアッセイを包含する。本発明のアッセイはまた、上記化合物
が不活性状態にあるN型カルシウムチャネルに結合するか否かを予測する。

0176

本発明のアッセイは、N型カルシウムチャネル以外の内因的に発現されたカルシウムチ
ャネル(例えば、L型カルシウムチャネル、P型カルシウムチャネル、Q型カルシウムチ
ャネル、R型カルシウムチャネル、およびT型カルシウムチャネル)の活性を特異的に遮
断する1種以上の化合物の存在下において維持される細胞に対して実施される。L型、P
型、Q型、R型またはT型のカルシウムチャネルを特異的に遮断する化合物としては、ニ
フェジピンニモジピンベラパミルジルチアゼムニカルジピンレルカニジピン
lercanipidine)、エホニジピン、ラシジピン(lacidipine)、ミベフラジル(mibefradi
l)およびニトレンジピン、ω−アガトキシン(agatoxin)−TK、Pb2+、SNX−4
82、エホニジピンのR(−)−異性体ならびに当該分野で公知の他のものが挙げられる

0177

本発明のアッセイにおいて、二段階様式で細胞脱分極が使用される。まず、N型カルシ
ウムチャネル以外の内因的に発現されるカルシウムチャネルを遮断する化合物の存在下に
おいて、細胞の膜電位を低下させる。上記細胞を脱分極状態に維持しつつ、この化合物と
共に細胞をインキュベートすると、チャネルに結合するこの化合物による有効性が増加し
、次いで化合物の活性の遮断が増加する。第2に、膜電位を候補化合物の存在下において
低下させる。候補化合物が不活性状態のN型カルシウムチャネルに結合する場合、細胞を
脱分極状態にしながら候補化合物を細胞と一緒にインキュベートすると、候補化合物がN
型カルシウムチャネルに結合する効力が増大し、次いでN型カルシウムチャネルの活性に
対する候補化合物の調節効果または遮断効果が増加する。候補化合物が不活性状態のN型
カルシウムチャネルに結合しない場合、細胞を脱分極状態にしながら候補化合物と細胞を
一緒にインキュベートしても、候補化合物がN型カルシウムチャネルに結合する効力は増
加せず、N型カルシウムチャネルの活性に対する候補化合物の遮断効果は増加しない。従
って、本発明のアッセイは、候補化合物が、不活性状態のN型カルシウムチャネルに結合
するか否かを予測する。

0178

本発明のアッセイは、N型カルシウムチャネルの活性を調節する化合物を同定するため
の方法を提供する。本方法は、以下の工程を包含する:
(a)N型カルシウムチャネルを発現する細胞をカルシウム感受性インジケーターと一
緒に、そのインジケーターが細胞に取り込まれるのに十分な時間インキュベートする工程

(b)その細胞を脱分極する工程:
(c)上記チャネルを通過するカルシウムイオンの流動を引き起こすのに適切な溶液中
で細胞を維持しながら、脱分極した細胞を候補調節因子化合物と一緒にインキュベートす
る工程:
(d)候補調節因子化合物の存在下において、カルシウム感受性インジケーターからの
シグナルを測定する工程:および
(e)候補調節因子化合物の存在下におけるカルシウム感受性インジケーターからのシ
ナルを、標準値に対して比較する工程。

0179

本発明のアッセイは、N型チャネルを発現する細胞、検出可能な(シグナルを生じる)
カルシウム感受性剤、カリウムイオン、および細胞中で発現される他の電位型カルシウム
チャネルの活性を遮断する化合物を含有する試験混合物をインキュベートする工程を包含
する。次いで、候補のN型カルシウムチャネル活性の調節因子化合物または遮断剤化合物
が添加される。カルシウム感受性剤の光学的シグナルが、候補化合物が添加される前と後
とで測定される。このアッセイは、N型カルシウムチャネル活性が生じるのに適切な条件
下で実施される。カルシウム感受性剤の光学的シグナルの変化は、適切な装置を使用して
測定される。このシグナルの増加または減少は、N型カルシウムチャネルを通過するカル
シウムイオンの運動を示す。シグナルの増加または減少の変化は、N型カルシウムチャネ
ルを通過するカルシウムイオンの運動の大きさの変化を示し、従って候補化合物の調節活
性を示す。

0180

本発明のアッセイは、標的N型カルシウムチャネルを発現する細胞、検出可能な(シグ
ナルを生じる)カルシウム感受性剤(例えば、Fluo−3、Fluo−4、カルシウム
グリーンなど)、内因的に発現された電位型カルシウムチャネル(例えば、L型カルシウ
ムチャネル)の活性を遮断する化合物(例えば、ニフェジピン、ニトレンジピンなど)、
細胞を脱分極するのに十分なカリウムイオン濃度(10〜150mM)および候補N型カ
ルシウムチャネル活性遮断剤を含有する試験混合物をインキュベートする工程を包含する
。このアッセイは、N型カルシウムチャネル活性が生じるのに適切な条件下で実施され、
このアッセイの間中、N型カルシウムチャネル以外の内因的に発現された電位型カルシウ
ムチャネルの活性を遮断する化合物の存在下において、細胞を維持する。

0181

カルシウム感受性剤の光学的シグナルは、候補のカルシウムチャネルの調節因子または
遮断剤が添加される前と後とで測定される。カルシウム感受性剤の光学的シグナルの変化
が測定される。シグナルの増加または減少は、N型カルシウムチャネルを通過するカルシ
ウムイオンの運動を示す。シグナルの増加または減少の変化は、N型カルシウムチャネル
を通過するカルシウムイオンの運動の調節または遮断を示す。

0182

本発明のカルシウム動員アッセイの1つの実施形態は、N型カルシウムチャネルを発現
する全細胞を使用して実行され、以下の工程を包含する:1)適切な条件下でN型カルシ
ウムチャネルを発現する細胞を増殖させる工程;2)シグナルを生じるカルシウム感受性
剤(例えば、Fluo−3またはFluo−4)と細胞とを接触させるか、またはこれら
と一緒に細胞をローディング(load)する工程;3)細胞の外側からの過剰なカルシウム
感受性剤の寄与を除くのに適切な条件下で細胞を処置する工程(例えば、洗浄する工程ま
たは細胞外クエンチャーを添加する工程);4)基準測定値に対する検出可能なシグナル
を測定する工程;5)細胞と、候補のN型カルシウムチャネルの調節因子化合物または遮
剤化合物とを接触させる工程;および6)任意のシグナルを検出する工程。ここで、上
記に列挙した工程の各々は、L型カルシウムチャネル遮断剤(例えば、ニフェジピン、ニ
モジピン、ベラパミル、ジルチアゼム、ニカルジピン、レルカニジピン、エホニジピン、
ラシジピン、ミベフラジルまたはニトレンジピンなど)の存在下で細胞を維持しながら実
施され、その細胞は、各L型カルシウム遮断剤化合物、候補のN型カルシウムチャネルの
調節因子化合物または遮断剤化合物を添加しながら、脱分極状態に維持される。

0183

カルシウム感受性剤によって生じるシグナルの変化は、候補カルシウムチャネル遮断化
合物の添加の前と後とで、試験混合物中の基準シグナルを測定することによって決定され
る。

0184

典型的には、電位型チャネルは、電極を用いた直接的な電気刺激によるか、または膜電
位の変化(具体的には、脱分極)を生じさせるイオン性組成物を含む溶液の使用のいずれ
かによって不活性化される。電位型イオンチャネルは、膜電位の変化を引き起こす特定の
イオン性組成物(例えば、高い外部カリウム)を含有する溶液中でインキュベートするこ
とによって、それらのチャネルの不活性状態への変化を促すことができる。

0185

本発明のアッセイは、膜電位の変化を引き起こす特定のイオン性組成物を含有する溶液
中で細胞をインキュベートする工程を包含し、このイオン性組成物は、その方法で使用さ
れるイオンチャネルの型に基づいて選択される。適切なイオン性組成物の選択は、当業者
の能力の範囲内である。

0186

本発明のアッセイでの使用のために選択されるイオン性組成物は、膜を脱分極するのに
役立つ活性試薬(例えば、イオノフォアバリノマイシン、高い細胞外カリウムなど)を
含むことができる。

0187

本発明のアッセイにおいて細胞膜の脱分極のために選択されるイオン性組成物溶液とし
ては、細胞を含むウェル中のカリウムイオンの最終濃度が約10〜150mMの範囲であ
るような濃度(例えば、90mM KCl)でのカリウム塩が挙げられる。

0188

本発明のアッセイは、N型カルシウムチャネルを内因的に発現する細胞を使用する。本
発明のアッセイはまた、カリウムチャネルを内因的に発現する細胞を使用する。例示的な
細胞としては、N18神経芽腫細胞、AtT−20マウス神経内分泌細胞、A7r5ラッ
胸大動脈細胞、SH−SY5Y神経芽腫細胞、PC12褐色細胞腫細胞、ScGT1−
ニューロン細胞、HN2ニューロン細胞、F11神経芽腫細胞、L6ラット筋肉細胞
NG108−15神経芽細胞腫神経膠腫(neuroblastomaxglioma)ハイブリッド細胞
神経内分泌起源のSCLC小細胞肺癌、NT2−Nヒトテラトカルシノーマ(tertocarci
noma)細胞、ラット副腎球状体細胞、ラット膵臓β細胞、INS−1細胞、SN56ニュ
ーロン細胞、SKNSH神経芽腫細胞、およびIMR32ヒト神経芽腫細胞が挙げられる

0189

細胞は、溶液中または固体支持体上で増殖し得る。この細胞は、接着性であってもよい
し、非接着性であってもよい。固体支持体としては、ガラス製またはプラスチック製の培
ディッシュ、および1個の区画または複数の区画を有するプレート(例えば、マルチ
ェルプレート)が挙げられる。

0190

アッセイにおいて検出可能な蛍光シグナルを生じさせることが可能である多くの細胞を
、単一ウェルプレートまたはマルチウェルプレートにおいて使用することができるが、各
ウェルに蒔かれる細胞の数は、細胞がコンフルエントか、またはコンフルエントに近い状
態であるが、過剰増殖ではないように選択され、アッセイが実施される場合、シグナル対
バックグラウンドのシグナルの比が増加するようにする。

0191

カルシウム感受性剤についての本発明の実施形態は、蛍光化合物である。細胞内にロー
ドされ得る本質的に全てのカルシウム感受性蛍光化合物を使用することができる。好まし
くは、上記化合物を、低濃度のカルシウムイオンを検出するために選択する。これらの蛍
光化合物は、カルシウムイオンの存在下において、蛍光の減少または増加のどちらも示す
ことが可能である。

0192

適切な型のカルシウム感受性蛍光剤としては、Fluo3、Fluo4、Fluo5、
カルシウムグリーン、カルシウムオレンジカルシウムイエロー、Fura−2、Fur
a−4、Fura−5、Fura−6、Fura−FF、Fura Red、indo−
1、indo−5、BTC(Molecular Probes, Eugene, OR)、およびFLIPRカルシ
ウム3ウォッシュフリー色素(Molecular Devices, Sunnyvale CA)が挙げられる。カル
シウム感受性蛍光剤は、親水性であっても疎水性であってもよい。

0193

カルシウム感受性蛍光剤は、色素の膜透過性誘導体を含有する溶液を細胞と接触させる
ことによって、細胞質にロードされる。しかし、このローディングのプロセスは、より疎
水性の形態のインジケーターを使用する場合、促進することができる。例を挙げれば、未
改変の色素よりも簡単に細胞膜に浸透することができる疎水性アセトキシメチルエステル
のような蛍光インジケーターが、公知かつ利用可能である。アセトキシメチルエステル形
態の色素が細胞の中に入る場合、細胞質ゾルエステラーゼによってエステル基が除かれ
、その結果、細胞質ゾル中の色素がトラップされる。

0194

カルシウム感受性剤の蛍光は、蛍光シグナルを検出するデバイスによって測定される。
使用することができるデバイスの例としては、蛍光イメージングプレートリーダー(FL
IPR)(Molecular Devices Corp., Sunnyvale, Calif.)、フローサイトメーター、蛍
光計(fluroimeter)および蛍光顕微鏡が挙げられる。

0195

1個または複数の区画を有する固体支持体上で細胞を増殖させる場合、アッセイの蛍光
シグナルは、1個以上の区画において同時に測定または検出することができる。従って、
候補の調節因子化合物または遮断剤化合物を、1個以上の区画に同時に添加することがで
きる。

0196

本明細書に記載のアッセイに対するコントロール実験を、候補のN型カルシウムチャネ
ルの調節因子または遮断剤の効果の分析を容易にするために行うことができるか、あるい
はN型カルシウムチャネル活性の変化が比較され得る標準値を提供するために行うことが
できることを、当業者は理解する。以下の(1)〜(3)を使用して、コントロール実験
を行うことができる:(1)本発明のアッセイと同一条件下で維持された、N型カルシウ
ムチャネルを発現しない細胞;(2)同一条件下であるが、候補のN型カルシウムチャネ
ルの調節因子化合物または遮断剤化合物なしで維持された細胞;および/または(3)本
発明の方法と同一条件であるが、公知のN型カルシウムチャネル遮断剤を使用した細胞。

0197

以下は、本発明のアッセイに関するより詳細な例である。
(カルシウム動員アッセイおよび電気生理学的アッセイのプロトコル

0198

細胞の維持および分化。別に言及しない限り、細胞培養試薬は、Life Technologies of
Rockville, MDから購入した。10%ウシ胎児血清(FBS, Hyclone, Logan,UT)、10
0U/mLペニシリン、100μg/mLストレプトマイシン、2mM L−グルタミン
、1mMピルビン酸ナトリウム、および1xMEM非必須アミノ酸を含む最小必須培地
らなる増殖培地において、IMR32細胞(American Type Culture Collection,ATCC,
Manassas, VA)を慣用的に培養した。80〜90%コンフルエントなフラスコの細胞を、
以下の分化培地(1mMジブチリル環状AMP(Sigma, St. Louis, MO)、および2.5
μMブロモデオキシウリジン(Sigma)を加えた増殖培地)を使用して分化させた。8日
間、2〜3日ごとに分化培地を取り換えることによって、細胞を分化させた。

0199

10%FBS、100U/mLペニシリン、100μg/mLストレプトマイシン、4
mM L−グルタミンおよび0.15%炭酸水素ナトリウムを含むDulbecco's Modified
Eagles培地からなるA7r5増殖培地において、A7r5(ATCC)細胞を維持し、標
準的方法で培養した。80〜90%コンフルエントなフラスコの細胞を、以下の分化培地
(1mMジブチル環状AMP(Sigma)を加えたA7r5増殖培地)を使用して分化させ
た。8日間、2〜3日ごとに分化培地を取り換えることによって、細胞を分化させた。

0200

N型カルシウムチャネルに対するFLIPRカルシウム動員アッセイ。本アッセイを行
う1日前に、分化したIMR32細胞を1×CellStripperで処理し、200,000細胞
/ウェルでポリ−D−リジンでコーティングした96ウェルの底が透明な(clear-bottom
黒色プレート(Becton Dickinson, Franklin Lakes, NJ)上に蒔いた。アッセイの日に
、IMR32緩衝液(127mM NaCl、1mM KCl、2mM MgCl2、7
00μM NaH2PO4、5mM CaCl2、5mM NaHCO3、8mMHEPE
S、10mMグルコース,pH7.4)を用いて細胞プレートを洗浄し、次いで、KCl
で前刺激し、以下のようにローディングした:0.05mLのIMR32緩衝液、0.0
5mLの各試験化合物(20μMニトレンジピン(Sigma)を含むIMR32緩衝液に希
釈した)およびIMR32緩衝液中に溶解した0.1mL KCl、さらにFluo−4
を添加した(3μM最終濃度、Molecular Probes, Eugene, OR)。試験化合物の最終濃度
は、約846pM〜約17μMを変動し、ニトレンジピンの最終濃度は5μMであり、そ
してKClの最終濃度は90mMであった。1時間後、ニトレンジピン含有IMR32緩
衝液(KClまたはFluo−4を含まない)中の0.05mLの各試験化合物で2度、
細胞を洗浄し、次いで、ニトレンジピン含有IMR32緩衝液中の0.1mLの各試験化
合物で置き換えた。次いで、アッセイのために、プレートを蛍光イメージングプレートリ
ーダー(FLIPR96, Molecular Devices, Inc., Sunnyvale, CA)に移した。FLIPRは
、315秒間(すなわち、5分と15秒間)、基準のFluo−4蛍光を測定し、次いで
IMR32緩衝液中に溶解した0.1mL KClアゴニストを添加し、さらに45秒間
蛍光を測定した。FLIPRが読み取った後の細胞に関して、試験化合物の最終濃度は、
約846pM〜約17μMを変動し、ニトレジピンの最終濃度は5μMであり、そしてK
Clの最終濃度は90mMであった。全ての時間経過にわたってデータを収集し、Excel,
Graph Pad Prism(バージョン3.02, Graph Pad, San Diego, CA)、またはActivity Bas
e(バージョン5.1, IDBS, Parsippany, NJ)ソフトウェアを使用して分析した。

0201

L型カルシウムチャネルについてのFLIPRカルシウム動員アッセイ。このアッセイ
を行う前日、分化したA7r5細胞をトリプシン処理し、次いで組織培養処理型の96ウ
ェルの底が透明な黒色プレート(Becton Dickinson, Franklin Lakes, NJ)上に、コン
ルエントなT150cm2フラスコからの1:1希釈にて細胞を蒔いた。アッセイの日に
、このプレートをA7r5洗浄緩衝液(127mM NaCl、2mM MgCl2、7
00μM NaH2PO4、5mM CaCl2、5mM NaHCO3、8mMHEPE
S、10mMグルコース、pH7.4)で洗浄し、次いでFluo−4(3μM最終濃度
、Molecular Probes, Eugene, OR)を含有するA7r5洗浄緩衝液(0.1mL)をロー
ディングした。1時間後、0.1mLのA7r5洗浄緩衝液で細胞を洗浄し、A7r5洗
浄緩衝液と50μMバリノマイシン(Sigma)から構成される0.05mLのA7r5ア
ッセイ緩衝液中に細胞を再懸濁した。次いで、アッセイのためにプレートをFLIPR96
に移した。FLIPRは、15秒間、基準のFluo−4の蛍光を測定し、次いで、約8
46pM〜17μMを変動する最終濃度でA7r5アッセイ緩衝液に希釈した各試験化合
物を0.05mL添加した。次いで、Fluo−4蛍光を5分間測定した。次いで、A7
r5アッセイ緩衝液中に溶解した0.1mL KClアゴニストを細胞に添加して、最終
濃度90mM KClにし、蛍光をさらに45秒間測定した。全ての時間経過にわたって
データを収集し、Excel, Graph Pad Prism、またはActivity Baseソフトウェアを使用し
て分析した。

0202

N型カルシウムチャネルサブユニットおよびL型カルシウムチャネルサブユニットのオ
プンリーディングフレームcDNAクローニング。異種系において機能的チャネル
再構築するために、ラットのN型カルシウムチャネルまたはL型カルシウムチャネルの
サブユニットをコードする5種のcDNAを、PCR増幅によってクローニングした。こ
れらは、アルファ1b(α1b)、ベータ1(β1)、ベータ3(β3)、アルファ2デ
ルタ(α2δ)およびアルファ1c(α1c)のサブユニットのcDNAであった。α1
bサブユニットのcDNAは、Dubel et al.によってProc. Natl. Acad. Sci. U.S.A 89:
5058-5062 (1992)に記載されている。β1サブユニットcDNAは、Pragnell et al.に
よってFEBSLett. 291: 253-258 (1991)に記載されている。β3サブユニットcDNAは
、Castellano et al.によってJ. Biol. Chem. 268: 12359-12366 (1993)に記載されてい
る。α2δサブユニットcDNAは、Kim et al.によってProc. Natl. Acad. Sci. U.S.A
. 89: 3251-3255 (1992)に記載されている。α1cサブユニットcDNAは、Koch et al
.によってJ. Biol. Chem. 265: 17786-17791 (1990)に記載されている。

0203

完全なα1bオープンリーディングフレーム(ORF)を含む7.0kbのcDNAを
、2つの重複するcDNAフラグメント(すなわち、2.7kbの5’フラグメントと4
.4kbの3’フラグメント)としてPCR増幅した。プライマー1(表1、配列番号1
)およびプライマー2(表1、配列番号2)を使用して、ラットの脳cDNAから5’フ
ラグメントを増幅し、プライマー3(表1、配列番号3)およびプライマー4(表1、配
列番号4)を使用して、ラットの脊髄cDNAから3’フラグメントを増幅した。共通の
制限部位でのライゲーションによって2つのフラグメントを連結し、完全な7.0kbの
cDNAを作製した。このORFは、Lin et al.(Neuron 18: 153-166 (1997))の命名
法に従って「+A ΔSFMG ΔET」と名付けられる選択的スプライシングによって
生成されるタンパク質アイソフォームをコードする。両方の鎖に関して、重複範囲を用い
て全cDNAを配列決定した。次いで、Gatewayシステム(Invitrogen)を使用した相同
組換えによって、このcDNAを哺乳動物発現ベクターpcDNA6.2DEST (Invitrogen, Car
lsbad CA)に挿入した。

0204

β1サブユニットをコードする1.8kbのcDNA、β3サブユニットをコードする
1.45kbのcDNA、およびα2δサブユニットをコードする3.3kbのcDNA
を、ラットの脊髄cDNA(β1)または脳cDNA(β3、α2δ)からPCR増幅に
よってクローニングした。β1 cDNA増幅のために、プライマー5(配列番号5、表
1)およびプライマー6(配列番号6、表1)を使用し、β3 cDNA増幅のために、
プライマー7(配列番号7、表1)およびプライマー8(配列番号8、表1)を使用し、
そしてα2δ cDNA増幅のために、プライマー9(配列番号9、表1)およびプライ
マー10(配列番号10、表1)を使用した。両方の鎖について、PCR産物をサブク
ニングし、完全に配列決定した。参照配列(β1:NM_017346;β3:NM_
012828;α2δ:M86621)および遺伝子のGenBankラットゲノムDNA配列
マッチしたクローンを、哺乳動物発現ベクターpcDNA3.2DEST(β1、β3
)またはpcDNA3.1−Zeo(α2δ)と再び結合させた。これらのベクターは、
Gatewayベクターアダプターキット(Invitrogen)を使用して、Gateway組換え系適合性
のベクターに改変してあった。組換え領域を配列決定することによって、適切な組換えを
確認した。β3発現ベクターについて、ラットβ3サブユニットに対するウサギポリクロ
ーナル抗血清(USA Biological)を使用して、トランスフェクトしたHEK293細胞の
溶解産物ウエスタンブロット分析することによって、適切なタンパク質発現を確認した

0205

プライマー11(配列番号11、表1)およびプライマー12(配列番号12、表1)
を使用したラット心臓cDNAからのPCR増幅によって、L型カルシウムチャネルα1
cサブユニットをコードする6.5kbのcDNAをクローニングした。このPCRフラ
グメントをサブクローニングし、両方の鎖について完全に配列決定して同一であることを
確認した。コンセンサス参照配列M59786およびラットゲノムDNA配列にマッチす
るクローンを、哺乳動物発現ベクターpcDNA6.2DESTに再結合させた。組換え
領域の周りの配列を配列決定し、発現ベクターへの正確な組換えを確認した。

0206

N型組換え細胞株の開発。N型カルシウムチャネルを発現するHEK−293細胞を、
2段階で作製した。段階1では、以下のとおりに作製した。製造業者の指示のとおりに、
Lipofectamine Plus試薬(Invitrogen)により、ラットα1bcDNA発現構築物およ
びβ3 cDNA発現構築物(各2.5μg)をヒト胚性(HEK−293)細胞に共
トランスフェクトした。24時間後、20μg/mLブラストサイジンおよび500μg
/mLゲネチシン(geneticin)を含む選択培地限界希釈し、複数の96ウェルプレー
トに細胞を分配し、37(C、5% CO2、95%湿度で、3週間インキュベートした。
1ウェルあたり1個以下のクローンを含むプレートを、単一クローンについて陽性ウェ
ルがコンフルエントになるまで培養した。次いで、個々のクローンを目的の96ウェルプ
レートの縦列に配列させ、培養を維持するための6ウェルプレートに部分的に分配した。
IMR32緩衝液でアレイプレートを一度洗浄し、Fluo−4(3μM最終濃度、Mole
cular Probes)を含むIMR32緩衝液0.1mLを1時間細胞にローディングした。次
いで、0.1mLのIMR32緩衝液でこれらを2度洗浄し、0.1mLのIMR32緩
衝液で置き換えた。次いで、アッセイのために、プレートをFLIPR96に移した。FLIP
Rは、315秒間、基準のFluo−4蛍光を測定し、次いで、IMR32緩衝液中に溶
解した0.1mLのKClアゴニストを添加して、さらに45秒間蛍光を測定した。KC
lの最終濃度は90mMであった。全ての時間経過にわたってデータを収集し、Excel, G
raph Pad Prism、またはActivity Baseソフトウェアを使用して分析した。最も高いシグ
ナル対ノイズを示したクローン、継代数に応じた最も良好な反応安定性を有したクローン
、PDLでプレコーティングしたプレート(Becton Dickinson)に最もよく接着したクロ
ーンを増殖させ、特徴付けて、段階2の細胞株作製のために使用した。

0207

段階2のN型細胞株作製は、以下のように行った。製造業者の指示のとおりに、Lipofe
ctamine Plus試薬(Invitrogen)によって、ラットα2δcDNA発現構築物(各5
μg)を段階1のN型クローン細胞株にトランスフェクトした。24時間後、20μg/
mLブラストサイジン、500μg/mLゲネチシン、および250μg/mLゼオシン
を含む選択培地で限界希釈し、複数の96ウェルプレートに細胞を分配し、37(C、5
% CO2、95%湿度で、3週間インキュベートした。1ウェルあたり1個以下のクロ
ーンを含むプレートを培養し、段階1の細胞株について上記に記載したのと同じ工程およ
び手順に従って扱った。最も高いシグナル対ノイズを示すもの、継代数に応じた最も良好
な反応安定性を有するもの、PDLでプレコーティングしたプレート(Becton Dickinson
)に最もよく接着したものの3つのクローンを増殖させ、以下に記載のとおりに、最大電
流サイズ(best current size)についての電気生理学、N型薬理学、N型に特徴的な電
流−電圧関係および反応速度を特徴付け、試験した。

0208

N型電気生理学。電気生理学的な記録のために、α1bサブユニット、β3サブユニッ
トおよびα2δサブユニットを発現する細胞を、約104細胞/ディッシュの密度で、3
5mm培養ペトリ皿に蒔き、その後に記録するために3日目までインキュベーター中に置
いた。記録のために、倒立顕微鏡(Nikon, Eclipse E600, Japan)の台の上にディッシュ
を置き、BaCl2(11mM)、MgCl2(1.5mM)、HEPES(10mM)、
TEA塩化物(120mM)、グルコース(10mM)からなるバス溶液(KOHでpH
7.4に調整)を注いだ。室温(22〜24℃)で、従来のパッチクランプ技術(Hamill
et al., Pfluegers Arch. 391: 85-100 (1981))を使用して、全細胞の電圧−クランプ
記録を行った。パッチクランプのピペットを、WPI肉厚ホウケイ酸ガラス)(WPI,
Sarasota,FL)から引き抜いた。Axopatch 200A増幅器(Axon Instruments, UnionCity
, CA)を使用して電流を記録し、漏れを差し引き(leak-subtracted)(P/4)、低域
フィルタリングを行い(low-pass filtered)(1 kHz, 4-pole Bessel)、デジタル化
(20〜50μs間隔)、そしてDigidata 1200 BインターフェースおよびPclamp8.0/Cla
mpexソフトフェア(Axon Instruments, Union City, CA)を使用して保存した。CsC
l(110mM)、MgCl2(3mM)、EGTA(3mM)、HEPES(40mM
)、Mg−ATP(4mM)、Na2GTP(0.5mM)を含み、CsOHでpH7.
2に調整した内部溶液をピペットに後部より充填した。このピペットの抵抗は、2〜3M
Ohmを変動し、内蔵電気回路によって75〜80%まで補償された。

0209

10秒ごとに20msの間、−90mV〜0mVの保持電位から電位を変化させる(st
ep)ことによって電流を誘発した。−90mVの膜電位において、一部のチャネルは不活
性状態であり、従って、遮断剤との接触は、静止チャネルおよび不活性チャネルの両方と
の相互作用が関連する。このプロトコルを第1段階スクリーン(tier screen)として使
用した。阻害の2つの要素(静止状態は、見かけ解離定数Krで遮断し、不活性状態は
、Kiで遮断する)を詳細に分析するために、定常状態の不活性曲線を倍パルスプロト
ルを使用して収集した。10mVの変化で3秒の長さの脱分極プレパルス増加を行い、次
いで0mVまで10ms試験パルスを行った。

0210

各試験化合物のストック溶液DMSOを使用して調製した。所望の濃度への連続希釈
をバス溶液を用いて行い、最終溶液中のDMSOの濃度は、0.1%であった。細胞から
約1mm離して配置された平面マルチバレルアレイシューター(plane multi-barrel arr
ay shooter)を使用して、重力流によって薬物を適用した。

0211

Originソフトフェア(バージョン5.0, Microcal)を使用して、全ての曲線フィッティ
ングを行った。Hillの方程式を使用して、濃度応答曲線フィットさせてIC50値を決定
した。Boltzman方程式を使用して不活性曲線にフィットさせ、半不活性電位(half-inact
ivation voltage)V0.5、勾配pおよび最も陰性の電位での電流の増幅を得た。ここで、
結局全てのチャネルは、静止状態であった。これらのパラメータを使用して、見かけ上の
解離定数を計算した:
Kr=((Ab/Ac)/(1−(Ab/Ac))*[b])(式中、[b]は、薬物
濃度であり、Acは、コントロール条件における最大試験電流増幅であり、そしてAbは
、遮断剤の存在下における最大試験電流増幅である);
Ki=[b]/((exp(−(dx/p))*(1+([b]/Kr))−1)(式中
、dxは、薬物の存在下と非存在下とでの半不活性電位(half-inactivation voltage)
V0.5の差であり、pは、勾配である)。
(インビボ薬理学)

0212

本発明の化合物は、最大電気ショック痙攣試験(MES)を含むマウスでの多くの鎮痙
性試験の任意のものを使用して、i.v.注射、p.o.注射、またはi.p.注射の後
に、インビボの鎮痙性活性について試験することができる。Ugo Basile ECTデバイス(モ
デル7801)を使用して電流を適用することによって(マウスについて:50mA、6
0パルス/秒、0.8ミリ秒パルス幅、1秒期間、D.C.;ラットについて:99mA
、125パルス/秒、0.8ミリ秒パルス幅、2秒期間、D.C.)、雄NSAマウス(
体重15〜20gの間)および雄Sprague-Dawleyラット(体重200〜225gの間)で
、最大電気ショック痙攣を誘導する。背面上のゆるい皮膚をつかむことでマウスを拘束
食塩水でコーティングした角膜電極を2個の角膜に対して軽く保持する。ラットは、ベ
ンチトップを自由に動けるようにし、クリップの電極を使用する。電流を適用して、緊
張性後肢伸筋応答の発生について30秒までの期間、動物を観察した。緊張性痙攣
、体の面からの90度を超える後肢の伸展と定義される。結果は、非連続的な値をとる様
式で処理することができる。

0213

Hunskaar, S., O. B. Fasmer, and K. Hole, J. Neurosci. Methods14: 69-76 (1985)
に記載されたように、ホルマリンモデルにおいて、化合物の抗侵害受容活性について化合
物を試験することができる。全ての実験で雄Swiss Webster NIHマウス(20〜30g;H
arlan, San Diego, CA)を使用することができる。実験の日に食料回収する。少なくと
も1時間、マウスをPlexiglassジャーに置いて環境に慣らす。慣らしの期間の後、マウス
の体重を量り、目的の化合物、またはコントロールとして適切な容積ビヒクル(10%
Tween−80)のいずれかをi.p.投与もしくはp.o.投与する。i.p.投与
の15分後、およびp.o.投与の30分後に、マウスの右後ろの足の背面にホルマリン
(食塩水中、5%ホルムアルデヒド溶液20μL)を注射する。マウスをPlexiglassジャ
ーに移し、注射された足を舐めるか、または噛むのに費やした時間の量についてモニタ
ングする。舐めたり噛んだりする期間を、ホルマリン注射後の1時間の間、5分間隔で記
録する。明周期の間、全ての実験を盲目式様式(blinded manner)で実施する。初期段階
のホルマリン応答は、0〜5分の間の舐め/噛みつきとして測定し、後期段階では15〜
50分から測定する。一元配置分散分析(one-way analysis of variance)(ANOVA)に
よって、ビヒクル処置群と薬物処置群との間の差を分析することができる。P値<0.0
5は、有意であるとみなす。ホルマリンが誘導する足を舐める活動の初期段階および第2
段階の両方で、化合物が遮断活性を有する場合、その化合物を急性疼痛および慢性疼痛を
処置するのに効果的であるとみなす。

0214

末梢神経障害のChungモデルを使用して(Kim and Chung, Pain 50: 355-363 (1992))
、慢性疼痛を処置するための能力(すなわち、抗アロディニア(antiallodynic)活性お
よび抗痛覚過敏活性)について、化合物を試験することができる。雄Sprague-Dawleyラッ
ト(体重200〜225gの間)にハロタン麻酔をかけ(70%空気と30%酸素との
混合物中、1〜3%)、恒温性ブランケットを使用することによって、麻酔の間、体温
を制御する。次いで、L5レベルおよびL6レベルで2cmの背側正中切開を施し、傍脊
筋(para-vertibral muscle)の群を左右対称収縮させる。次いで、L5およびL6
脊髄神経露出させ、単離し、6−0または7−0の絹縫合糸でしっかりと縛る。ネガ
ティブコントロールとして、対側のL5およびL6の脊髄神経を露出させ、縛らずに見か
けの手術を行う。

0215

接触性アロディニア(Tactile Allodynia):接触性アロディニアを評価するために、
有害でない(non-noxius)機械的な刺激に対する感受性を動物において評価することがで
きる。金網の床を有し、高く上げた試験ケージにラットを移し、5〜10分間慣れさせる
。後肢の足底表面に一組のvon Freyモノフィラメントを適用し、その動物の離脱閾値(wi
thdrawal threshold)を決定する。使用する最初のフィラメントは、9.1gms(0.
96対数値)の座屈重(buckling weight)を有し、離脱応答を誘発するかを調べるため
に、5回まで適用する。その動物が離脱応答を示す場合、その組の中で次に軽いフィラメ
ントを5回まで適用して、応答を誘発するかを調べる。応答しなくなるまで、次に軽いフ
ィラメントを用いてこの手順を繰り返し、応答を誘発した最も軽いフィラメントの本体(
identity)を記録する。その動物が最初の9.1gmsフィラメントから離脱応答を示さ
ない場合、フィラメントが応答を誘発するまで重量を増加させた次のフィラメントを適用
し、このフィラメントの本体を記録する。各動物について、全ての時間ポイントで3つの
測定値をとり、平均の離脱閾値の決定をする。薬物投与の前と、薬物投与後1時間、2時
間、4時間、および24時間とで試験を行うことができる。

0216

機械的痛覚過敏:機械的な痛覚過敏を評価するために、足圧力試験を使用して、有害な
機械的刺激に対する感受性を動物で測定することができる。ラットにおいて、有害な機械
的刺激に反応する後肢離脱閾値(hind paw withdrawal threshold)(「PWT」)(グ
ラムで測定)を、Stein(Biochemistry & Behavior 31: 451-455 (1988))に記載された
ように、analgesymeter(Model 7200、イタリアのUgo Basileから市販されている)を使
用して決定する。ラットの足を小さなプラットホームに載せ、段階的な様式で最大250
グラムまで重量をかける。足が完全に離脱されたときの重量として、終点をとる。各ラッ
トの各時間ポイントにおいて、一旦PWTを決定する。PWTは、損傷を与えられた足の
みで測定してもよいし、損傷を与えられた足と損傷してない足の両方で測定してもよい。
手術の前にラットを試験して、基準PWTまたは正常PWTを決定する。手術後2〜3週
間、薬物投与の前、および薬物投与後の種々の時間(例えば、1時間、3時間、5時間お
よび24時間)で再びラットを試験する。薬物投与後のPWTの増加は、その試験化合物
が機械的痛覚過敏を緩和したことを示す。
(薬学的組成物)

0217

本発明の化合物は、任意の他の成分を含まない未処理の化学物質の形態で、哺乳動物に
投与することができるが、この化合物は、好ましくは、適切な薬学的に受容可能なキャリ
アと合わせた化合物を含む薬学的組成物の一部として投与される。このようなキャリアは
、薬学的に受容可能な賦形剤および補助剤から選択することができる。

0218

本発明の範囲内の組成物は、本発明の化合物を薬学的に受容可能なキャリアと合わせた
全ての組成物を含む。好ましい実施形態において、この化合物は、意図される治療目的を
達成するのに有効である量で、組成物中に存在する。個々の必要性は変化し得るが、各化
合物の有効量の最適範囲の決定は、当業者の能力の範囲内である。典型的には、上記化合
物は、哺乳動物(例えば、ヒト)に、その哺乳動物の体重1kgあたり約0.0025m
g〜約1500mgの用量、または特定の障害を処置するための1日あたりの、薬学的に
受容可能なその塩の等価量を、経口的に投与することができる。哺乳動物に投与される本
発明の化合物の有用な経口用量は、その哺乳動物の体重1kgあたり約0.0025mg
〜約50mgか、またはその薬学的に受容可能な塩の等価量である。筋肉内投与について
は、その用量は典型的に、経口用量の約半分である。

0219

単位経口用量は、約0.01mg〜約50mg、好ましくは約0.1mg〜約10mg
の化合物から構成され得る。単位用量は、1個以上の錠剤として1日に1回または数回、
投与することができ、各錠剤は、本発明の化合物の約0.01mg〜約50mg、または
その薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物の当価量を含む。

0220

1つの実施形態において、本発明の薬学的組成物は、経口的に投与することができ、こ
の薬学的組成物は、錠剤、糖剤カプセル剤、または経口液体調製物で処方される。

0221

代替的には、本発明の薬学的組成物は、直腸に投与することができ、坐剤で処方される

0222

代替的には、本発明の薬学的組成物は、注射によって投与することができる。

0223

本発明の薬学的組成物は、約0.01重量%〜99重量%を含み得、そして好ましくは
、約0.25重量%〜約75重量%の活性化合物である。

0224

本発明の薬学的組成物は、本発明の化合物の有益な効果を経験し得る任意の哺乳動物に
投与することができる。このような動物の中で第1のものは、哺乳動物(例えば、ヒトお
よびコンパニオンアニマル)であるが、本発明はそれらの動物に限定されることを意図さ
れない。

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