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課題

日和見感染症マラセチア感染などの真菌感染症治療、予防のための製品の提供。

解決手段

マスティックあるいはマスティックの抽出成分スクアランとを含む抗真菌剤であり、ヤシ油ミツロウスクワレンの中から選択される1種類または複数種をさらに含み、固体状ゲル状、クリーム状、軟膏または液状物である抗真菌剤。該マスティック抽出成分中の活性成分は、下記構造式に代表されるoleanane型トリテルペンおよびtirucallane型トリテルペンなどである。

概要

背景

一般に市場で使われている抗真菌薬としてアゾール系、ポリエン系キャンディン系の抗真菌剤が使用されているが、真菌とヒトなどほ乳類細胞の構造に種々の性質が類似しているため、真菌の増殖を抑える薬剤は、抗菌薬のような選択毒性が期待できず、ヒトなどほ乳類の細胞にも有害であり、更に、有効量と中毒量が近いため、悪心嘔吐発熱腎障害などの副作用を生じる。

近年、白血病悪性リンパ腫などの癌疾患代謝障害などの基礎疾患患者、あるいはステロイド免疫抑制剤使用者放射線照射などの感染抵抗力の低下した易感染者では通常は病原性を示さない弱毒病原体が感染する日和見感染が問題となっており医療現場を困らせている。

上記のような真菌感染症治療、予防に対する抗真菌薬の開発も日夜続けられているが、それを漫然と投与することにより、さらなる新しい薬剤耐性菌の発生が懸念されている。

介護、医療現場において消毒用エタノール消毒剤殺菌剤にて手指および患部洗浄が行われているが高頻度に行うと肌が荒れる、傷にしみる、皮膚炎を悪化させる等の皮膚に傷害を及ぼす可能性が非常に高い。

獣医医療現場では、マラセチア感染症が多く見られ、治療を大困難にし、患者や医療現場を悩ませている。

グリセリンエモリエント剤などの保湿剤を配合した消毒剤も存在するが、その保湿効果が弱く、殺菌作用も低下するため、介護や医療の現場では敬遠されている。すでに障害を負った皮膚に対して回復効果見出すものでもなく、解決策に成り得ていない。

概要

日和見感染症マラセチア感染などの真菌感染症の治療、予防のための製品の提供。マスティックあるいはマスティックの抽出成分スクアランとを含む抗真菌剤であり、ヤシ油ミツロウスクワレンの中から選択される1種類または複数種をさらに含み、固体状ゲル状、クリーム状、軟膏または液状物である抗真菌剤。該マスティック抽出成分中の活性成分は、下記構造式に代表されるoleanane型トリテルペンおよびtirucallane型トリテルペンなどである。なし

目的

そのため、副作用が強く、薬剤耐性菌の発生が懸念される従来の抗真菌剤に変わり、副作用が少なく薬剤耐性菌の発生の心配がない体に優しい抗真菌剤の開発が望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

マスティックあるいはマスティックの抽出成分スクアランとを含む抗真菌剤

請求項2

ヤシ油ミツロウスクワレンの中から選択される1種類または複数種をさらに含み、固体状ゲル状、クリーム状、軟膏または液状物であることを特徴とする請求項1に記載の抗真菌剤。

請求項3

請求項4

抗酸化劣化抑制剤としてスクアレン、コエンザイムQ10,αリポ酸ビタミンPビタミンE、γ−オリザノール、β−カロチンタンニンビタミンCヘム鉄の中から選択された1種または複数種をさらに含む請求項1、2、3のいずれかに記載の抗真菌剤。

請求項5

請求項1、2、3、4のいずれかに記載の抗真菌剤をカプセル剤錠剤にし、また該製品乳化させ、固める為の固化成形用の乳化剤可塑剤を配合し、固体剤、クリーム剤軟膏剤、または液剤としたことを特徴とする抗真菌剤。

請求項6

前記固化成形用の乳化剤がヤシ油、前記可塑剤がミツロウ、スクアレンであることを特徴とする請求項5に記載の抗真菌剤。

請求項7

前記マスティックの抽出成分で下記の化学式(1)〜(5)のいずれかで表される抗真菌活性成分化合物であることを特徴とする抗真菌剤。

技術分野

0001

本発明はマスティックスクアラン一種又は二種以上の成分を配合した真菌感染症治療、予防のための製品に関するものである。

背景技術

0002

一般に市場で使われている抗真菌薬としてアゾール系、ポリエン系キャンディン系の抗真菌剤が使用されているが、真菌とヒトなどほ乳類細胞の構造に種々の性質が類似しているため、真菌の増殖を抑える薬剤は、抗菌薬のような選択毒性が期待できず、ヒトなどほ乳類の細胞にも有害であり、更に、有効量と中毒量が近いため、悪心嘔吐発熱腎障害などの副作用を生じる。

0003

近年、白血病悪性リンパ腫などの癌疾患代謝障害などの基礎疾患患者、あるいはステロイド免疫抑制剤使用者放射線照射などの感染抵抗力の低下した易感染者では通常は病原性を示さない弱毒病原体が感染する日和見感染が問題となっており医療現場を困らせている。

0004

上記のような真菌感染症治療、予防に対する抗真菌薬の開発も日夜続けられているが、それを漫然と投与することにより、さらなる新しい薬剤耐性菌の発生が懸念されている。

0005

介護、医療現場において消毒用エタノール消毒剤殺菌剤にて手指および患部洗浄が行われているが高頻度に行うと肌が荒れる、傷にしみる、皮膚炎を悪化させる等の皮膚に傷害を及ぼす可能性が非常に高い。

0006

獣医医療現場では、マラセチア感染症が多く見られ、治療を大困難にし、患者や医療現場を悩ませている。

0007

グリセリンエモリエント剤などの保湿剤を配合した消毒剤も存在するが、その保湿効果が弱く、殺菌作用も低下するため、介護や医療の現場では敬遠されている。すでに障害を負った皮膚に対して回復効果見出すものでもなく、解決策に成り得ていない。

発明が解決しようとする課題

0008

そのため、副作用が強く、薬剤耐性菌の発生が懸念される従来の抗真菌剤に変わり、副作用が少なく薬剤耐性菌の発生の心配がない体に優しい抗真菌剤の開発が望まれていた。

0009

しかも、近年は患者に投与する薬や補助食品軟膏クリーム乳液日常に使用する石鹸洗剤シャンプー歯磨き粉等の洗浄剤であっても、人為的に合成した合成薬ではなく、天然由来生薬などを摂取、使用したいという人々がいる。

0010

本発明は、そのような背景を鑑みて研究されたものであって、天然由来の成分を含有し、抗真菌作用を有し、皮膚を保湿し、皮膚炎の場合は皮膚の状態を改善することができる内用剤および外用剤を提供する。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決するために、本発明は下記の(1)〜(6)の抗真菌剤を提供する。
(1)マスティックあるいはマスティックの抽出成分とスクアランとを含む抗真菌剤。
(2)ヤシ油ミツロウスクワレンの中から選択される1種類または複数種をさらに含み、固体状ゲル状、クリーム状、軟膏または液状物であることを特徴とする(1)に記載の抗真菌剤。
(3)スクアレンヒノキチオール、黄伯、黄連黄岑ヒバ油馬油イソプロパノールグルコン酸クロルヘキシジンエタノールトリクロサンクロルキシレノールイソプロピルメチルフェノール塩化ベンザルコニウムヒアルロン酸トリュウムの中から選択された1種または複数種をさらに含む(1)または(2)に記載の抗真菌剤。
(4)抗酸化劣化抑制剤としてスクアレン、コエンザイムQ10,αリポ酸ビタミンPビタミンE、γ−オリザノール、β−カロチンタンニンビタミンCヘム鉄の中から選択された1種または複数種をさらに含む(1)、(2)、(3)のいずれかに記載の抗真菌剤。
(5)(1)、(2)、(3)、(4)のいずれかに記載の抗真菌剤をカプセル剤錠剤にし、また該製品を乳化させ、固める為の固化成形用の乳化剤可塑剤を配合し、固体剤、クリーム剤軟膏剤、または液剤としたことを特徴とする抗真菌剤。
(6)前記固化成形用の乳化剤がヤシ油、前記可塑剤がミツロウ、スクアレンであることを特徴とする(5)に記載の抗真菌剤。

0012

本発明に関わる外用剤、及び内用剤はマスティック成分及びスクワランを混合させることにより、保湿効果をもちながら抗真菌作用を持つことを特徴とすることとした。

発明の効果

0013

本発明者は長らく本発明物質のスクアラン、スクアレンおよびマスティックについて研究してきており、その研究成果は学会発表、特許出願公開(例:前出願、平成13年2月19日)など公開してきた。しかしスクアレンは6個の二重結合をもっているため、不安定である。特に光、紫外線に不安定であるため、化粧品洗滌剤には用いられていない。これらのトリテルペン化合物はそれ自身弱い抗菌作用をもつか、またはもっていないのである。しかしながらスクアラン、スクワレンは皮膚の保湿作用があり、またその両者ともに、それを抗菌剤とともに用いるときは、その抗菌剤単独より強い抗菌作用を示すことが本発明者らによって証明されている。

0014

スクアレンの抗真菌剤アンホテリシンB増強作用野信彦教授(当時:大分医科学生化学教室)の研究グループは、エルゴステロールという成分がポリエン系抗生物質に対する真菌細胞感受性を失わせて無効にする、という事実を利用してポリエン系抗生物質の1種であるアンホテシリンB(AMB)が、スクアレンを併用することによってその作用を亢進する研究結果を発表しました。「ザ・ジャーナルオブ・アンティバイオティックス(masuda et al.,J.Antibiot.,35,230-234,1982)(Ymaguchi et al.,Jpn.j.Cancer Sci.(Cancer Sci.)76,1021,1985)」

0015

スクアラン(Sqalane・分子式C30H62)は純度99%以上の飽和炭化水素飽和イソプレノイド)で2重結合をもたない単純脂質である。スクアレンは深海ザメの肝油中に約70〜90%含まれている。スクアランはスクアレン(Sqalene)から還元して製造される。テルペン族のトリテルペンであり、テルペン特有生理活性作用を有する大切な物質である。

0016

活性スクアランの性状
(1)沸点340〜350℃、248℃(5mmHg)。
(2)凝固点−75℃ 一時間保つも透明。
(3)粘性率37.6cp(25℃)無色透明、低粘度、低融怠の液体常温)、無味無臭濃硫酸と70℃に加熱しても着色しない。

0017

スクアランは安定な物質で保湿作用があり、化粧品の油性原料または医薬品用軟膏基剤原料として用いられる。さらに保香剤、潤滑油などとして広く用いられている。

0018

一方、本発明品に用いられているスクアランに配合されているマスティックはウルシ科潅木であるヨウニュウコウから採取されて抽出した白黄色の透明状の粒状の樹脂で、マスカジェノン酸を主成分としている。マスティックの木は、外敵疫病から自らを守るために粘土の高い液を分泌し、近年の研究でこの樹液は免疫増殖力、抗菌作用、生体機能調整力皮膚保護力など生体保護機能があることが分かってきた。

0019

マスティックは欧米では健康、医療分野について、次の様な各種の疫病の予防、治療効果や症状の緩和作用があることを報告されている。
(1)内科胃潰瘍十二指腸潰瘍の治療・予防、高血圧症血圧低下糖尿病血糖降下作用コレステロール低下作用免疫力の増強、各種ガン予防効果胆汁分泌の促進、胆石溶解作用舌苔の予防、通風リウマチの痛みの緩和等。
(2)歯科歯槽膿漏の予防・治療、歯周病の予防・治療、歯垢の抑制、歯茎からの出血の防止、筋肉強化
(3)外科的治療予防、創傷治癒の促進、褥瘡などの皮膚潰瘍治癒

0020

マスティック自体は、硬い樹脂状で生体への吸収率が悪く、そのために欧米では、真菌感染症の治療、予防に対して臨床的に使用されていなかった。

0021

そのためにマスティックの単独使用で改善効果が得られない症状の改善については、スクアラン、マスティックの抽出成分を混合して使用する事により、総合的により新しい顕著な抗真菌活性が得られたのであるが、この観点に基づいたスクアラン、マスティックの医療保健予防のための製品成分組合せ配合については、これ迄には全く研究されていない。

0022

スクアランとマスティックの共に全く性状の違った物質同士を混合の上、その充填する物質の配合割合可塑割合、乳化割合を定めるのが難しくて、大変困難であるために、これ迄は実施されていなかった。

0023

そこで本発明は総合的に顕著な抗真菌活性を有し、また保存安定性の良い抗真菌剤を提供することを目的とするものである。

0024

ただ単にスクアランとマスティックを混和するだけでは、均一な液剤を作成することは困難であるが、本発明者らは幾多の研究の結果、マスティックの抽出成分と、ヤシ油、ミツロウ、スクワレンなどを混和することによって、はじめて均一化した有効な懸濁剤を作成することができた。

0025

本発明の抗真菌剤に対して配合する各成分の量については、特に限定されないが、日常的に毎日使用する時期もあることから、1回当たりの使用量としてはスクアラン1mg〜1000mg、マスティック1mg〜1000mg程度の範囲の割合量を混合し、これを使用すると良い。

0026

本発明の抗真菌剤に対して、添加される乳化剤、可塑剤の量については、目安として1回の使用当たりミツロウは50mg〜600mg、精製ヤシ油は50mg〜600mg、スクワレンは50mg〜1000mg程度が適当である。

0027

このような配合割合とすることによってスクアランに溶解するマスティックの濃度を高め、吸収率を高めながら、抗真菌効果、保湿効果を高めることができる。特に洗滌剤、外用剤として用いる場合は、その点を留意するべきである。

0028

本発明の抗真菌剤には、マスティックの抗真菌作用、スクアランの優れた化粧品に関する各種の作用は知られているが、さらに抗真菌力を強くする意味でスクアレン、ヒノキチオール、ハーブ、黄伯、黄連、黄岑、甘草田七人参高麗人参生薬エキス、ヒバ油、ホエバ油、植物精油、馬油、豚脂エイコサペンタエン酸ドコサヘキサン酸紫蘇オイルガーリックオイル、合成ビタミンE、天然ビタミンE、γ−オリザノール、β−カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミン12、ビタミンC、ポリフェノ−ル、リコペン、茸菌糸体培養抽出物茸子実体培養抽出物霊芝アガリクスエキス熊笹エキスマイタケエキスクロレラスピルリナ、タンニン、アルギン酸カテキン、エキス、グリチルリチンプロポリスイチョウ葉エキス、高麗人参エキス、西洋人参エキス、エゾウコギエキス丹参葉エキス、アロエエキスキトサンイノシトールペプタイドセラミドナイアシン、総イソフラボンパントテン酸ビオチン、総カロチノイドセレン亜鉛クロムコラーゲンコンドロイチン硫酸ムコ多糖蛋白カルシウムローヤルゼリー、ミレットホーステイルノコギリヤシウコンエキスマリアアザミエキス、ガルシニアエキス、イソプロパノール、ヒアルロン酸ナトリュウム、グルコン酸クロルヘキシジン、ポビドンヨード、エタノール、セチルリン酸化ベンザルコニウム、トリクロサン、クロルキシレノール、イソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウムなどの中から1種または複数種を選んで配合し、より抗真菌作用が高い製品を製造することができる。

0029

<マスティックの抗真菌活性成分の分離>
マスティック樹脂(20.5g)を乳鉢粉砕後、ノルマルヘキサン(400mL)とメタノール(400mL)で溶液分配した。ノルマルヘキサン層とメタノール層分液ロート分離後、メタノール層について再度ノルマルヘキサン(300mL)で3回同様の分離操作を行った。ノルマルヘキサン層(約900mL)とメタノール層(約650mL)をエバポレーターにて40度で減圧濃縮し、ノルマルヘキサンエキス(11.5g)とメタノールエキス(8.0g)を得た。
ノルマルヘキサンエキス(1.02g)についてシリカゲル(約70g、Silica gel 60, Merck)によるカラムクロマトグラフィー内径2.5cm、高さ30cm)を行った。カラム溶出溶媒として、ノルマルヘキサン/酢酸エチル(10/1)を1.1L、次に、0.8Lnoノルマルヘキサン/酢酸エチル(7/1)を使用した。約10mLを試験管分画し、薄層クロマトグラフィーTLC)により溶出物質モニターし、分画後エバポレーターで濃縮し9個のフラクション[Fr.1(32.3mg)、Fr.2(1.7mg)、Fr.3(38.3mg)、Fr.4(37.1mg),Fr.5(26.4mg),Fr.6(22.8mg),Fr.7(19.0mg)、Fr.8(34.8mg),Fr.9(522.7mg)]を得た。

0030

〈マスティックの抗真菌活性成分の同定〉
分画した各成分について、ガスクロマトグラフ質量分析計GC−MS,島津QP5050A)及び核磁気共鳴装置(NMRバリアンUnity600)を用い構造解析を行った。




上記の化学式1は3-oxo-28-norolean-12-eneの化学構造式
Fr.1EIMS(m/z) 410(M+), 395(M-15), 204(base peak); 1H-NMR(CDCl3, 600MHz) 0.77(3H,s), 0.85(3H,s), 0.86(3H,s), 1.02(6H,s), 1.08(3H,s), 1.10(3H,s), 5.28(1H, brs) ; 13C-NMR (CDCl3, 150MHz) 15.1, 17.0, 19.6, 21.5, 22.1, 23.4, 23.5, 25.4, 26.5, 26.7, 27.7, 30.6, 32.3, 33.0, 33.2, 34.1, 36.7, 39.2, 39.6, 40.5, 41.8, 45.6, 46.8, 47.4, 49.1, 55.3, 123.0, 143.1, 207.3, 218.0




上記の化学式2はoleanoic aldehydeの化学構造式
Fr.3 EIMS(m/z) 438(M+), 409(M-29), 203(base peak); 1H-NMR(CDCl3, 600MHz) 0.77(3H,s), 0.89(3H,s), 0.90(3H,s), 1.02(6H,s), 1.06(3H,s), 1.13(3H,s), 5.33(1H, brs), 9.37(1H,s) ; 13C-NMR (CDCl3, 150MHz) 15.1, 17.0, 19.6, 21.5, 22.1, 23.4, 23.5, 25.4, 26.5, 26.7, 27.7, 30.6, 32.3, 33.0, 33.2, 34.1, 36.7, 39.2, 39.6, 40.5, 41.8, 45.6, 46.8, 47.4, 49.1, 55.3, 123.0, 143.1, 207.3, 218.0




上記の化学式3はTirucallolの化学構造式
Fr.5 EIMS(m/z) 426(M+), 411(M-15), 393(M-15-18), 69 (base peak); 1H-NMR(CDCl3, 600MHz) 0.74(3H,s), 0.78(3H,s), 0.85(3H,brs), 0.94(3H,s), 0.95(3H,s),0.98(3H,s), 1.58(3H,s),1.66(3H,s), 3.21(1H,m), 5.08(1H,m); 13C-NMR (CDCl3, 150MHz) 15.4,15.5, 15.8, 17.6, 18.7,18.9, 20.1, 21.5, 24.4, 24.9, 25.7, 27.7, 28.0, 28.1, 28.4, 29.8, 30.8, 35.3, 36.3, 36.4, 37.3, 38.9, 44.1, 50.1, 51.0, 79.0, 125.3, 130.9, 133.6, 134.1




上記の化学式4は25-hydroxy-D7tirucalloneの化学構造式
Fr.6 EIMS(m/z) 442(M+), 425(M-17), 409, 394, 281, 253, 55 (base peak); 1H-NMR(CDCl3, 600MHz) 0.88(3H,s), 0.95(3H,s), 0.97(3H,brs), 1.04(3H,s), 1.04(3H,s), 1.08(3H,s), 1.12(3H,s), 5.20(1H,brs); 13C-NMR (CDCl3, 150MHz) 15.0, 17.0, 19.6, 20.9, 21.5, 23.3, 23.6, 23.9, 25.3, 25.5, 26.5, 31.0, 31.2, 32.4, 32.5, 34.2, 36.0, 36.8, 39.1, 39.5, 41.7, 42.8, 47.0, 47.4, 48.3, 55.4, 84.2, 122.3, 143.7, 217.7




上記の化学式5はTirucallone の化学構造式
Fr.8 EIMS(m/z) 424(M+), 409(M-15),109(base peak), 55; 1H-NMR(CDCl3, 600MHz) 0.87(3H,s), 0.93(3H,s), 0.98(3H, s), 1.02(3H,s), 1.06(3H,s), 1.13(3H,s), 1.58(3H,s), 1.67(3H, s), 5.09 (2H, m); 13C-NMR (CDCl3, 150MHz) 15.2, 16.0, 17.7, 19.7, 21.3, 22.6, 23.6, 24.8, 25.7, 26.3, 26.7, 27.5, 31.2, 34.1, 34.5, 36.8, 38.3, 39.9, 40.5, 42.4, 43.9, 47.4, 49.8, 55.4, 60.3, 124.1, 124.6, 131.2, 135.0, 216.7

0031

マスティック成分の薬剤耐性菌及び真菌の抗菌試験
最初に、マスティックノルマルヘキサンエキス(MHとする)、メタノールエキス(MMとする)の薬剤耐性菌に対する作用を確認した。
使用した菌体は医療現場を悩ませている以下の4つで検討した。
(1)メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
(2)バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)
(3)大腸菌(E. coli)
(4)緑膿菌(P. aeruginosa)
調整法
1.マスティック抽出エキスMH,MMをアセトンに溶解し、ペーパーディスク(抗生物質検定用厚手8mm、ADVANTEC)を用い、それぞれ5mg/disk, 20mg/disk,アセトンのみ(コントロール)を調整し、真空乾燥によりアセトンを除去した。
2.約10×9乗 CFU/mlに調整した各菌体を普通寒天培地ミューラーヒントン培地に塗布し、各用量の被検ディスクを置き、37℃好気条件2日間、培養し増殖阻止円にて判定を行った。








結果、上記の表1と表2に示すようにマスティックのノルマルヘキサンエキス(MH)20mg/diskによりMRSAに対してのみ抗薬剤耐性菌作用を確認した。しかし、メタノールエキスには抗菌活性は確認できなかった。

0032

マスティックノルマルヘキサンエキス抗真菌(マラセチア)活性とスクワレンの相乗効果
1.マスティックノルマルヘキサンエキス(MH)をアセトンに溶解し、5mg/disk, 20mg/diskのペーパーディスクを調整した。
2.MH5mg/disk, 20mg/diskのディスクにスクワレン25mg/diskを添加し、ノルマルヘキサン+スクワレンディスク(MH+S)を調整した。また、スクワレン25mg/disk(S)をコントロールとして調整した。
3.約10×6乗 CFU/mlに調整したマラセチアをミューラーヒントン培地に塗布し、各用量の被検ディスクを置き、37℃好気条件2日間、培養し増殖阻止円にて判定を行った。




結果、上記の表3に示すようにマスティックのノルマルヘキサンエキス(MH)は用量依存的にマラセチアの増殖を阻害した。更に、この抗真菌活性はスクワレン25mg/diskの添加により増強した。

0033

マスティックノルマルヘキサンエキス分画成分の抗真菌(マラセチア)活性
1.実施例1で分画したフラクションについて5mg/diskのペーパーディスクを調整し、これにスクワレン25mg/diskを添加し被検ディスクとした。
2.約10×6乗 CFU/mlに調整したマラセチアをミューラーヒントン培地に塗布し、各用量の被検ディスクを置き、37℃好気条件2日間、培養し増殖阻止円にて判定を行った。




結果、表4に示すようにマスティックノルマルヘキサンエキスのトリテルペン成分である3-oxo-28-norolean-12-ene(Fr.1),oleanoic aldehyde(Fr.3),tirucallol
(Fr.5),25-hydroxy-tirucallone(Fr.6),tirucallone(Fr.8)に強い抗マラセチア活性が確認された。

0034

上述してきたように、本発明に係るマラセチア菌(真菌)に対する増殖阻止の結果から判断すると、マスティックノルマルヘキサンエキスとスクアランを配合した真菌感染症治療、予防のための経口生成物、固体、ゲル状または液状の洗滌品及び乳化状、クリーム、軟膏等の保湿剤の製品を作ることで、医療現場を悩ましている大マラセチア感染症の治療の感染予防ができる。

実施例

0035

最後に、上述した各実験例は、本発明の一例であり、上記のマスティック、マスティックノルマルヘキサンエキス、スクワラン、およびその他の濃度、「溶媒等の組み合わせに限定されることはない。このため本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。

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