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技術 分散計算システム、分散計算の分配結合装置および端末装置

出願人 日本電信電話株式会社
発明者 中野雄介近藤悟森谷高明赤埴淳一
出願日 2010年2月18日 (10年10ヶ月経過) 出願番号 2010-033039
公開日 2011年9月1日 (9年3ヶ月経過) 公開番号 2011-170571
状態 未査定
技術分野 マルチプログラミング
主要キーワード 計算端末 創作活動 計算依頼 分散計算システム 動画投稿サイト 端末状態情報 分散計算 依頼端末
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

ユーザの端末計算リソースを、ユーザの処理に支障が生じない程度に利用して、分散計算を行う。

解決手段

複数の端末装置計算端末3−1〜3−3)と、計算依頼を分割して計算端末3−1〜3−3に分配し、計算端末3−1〜3−3の計算結果を受け取って結合する分配結合装置2とが、ネットワークを介して接続され、計算端末3−1〜3−3はそれぞれ、分配結合装置2からの計算依頼を自端末の負荷状態に応じて処理し、その処理により得られた計算結果を自端末の負荷状態を示す端末状態情報と共に分配結合装置2に送信し、分配結合装置2は、計算端末3−1〜3−3からそれぞれ受信した端末状態情報を保持し、保持された端末状態情報に応じて、計算依頼の分割および計算端末3−1〜3−3への分配を行う。

概要

背景

近年、動画投稿サイトへの動画投稿が盛んになってきている。動画投稿サイトとは、ユーザからの動画のアップロード受け付け、アップロードされた動画をWeb上で公開できる形に変換し、変換後の動画をユーザが閲覧できるように公開しているWeb上のサイトである。動画投稿サイトを利用すれば、多くのユーザによって創作された多様な動画を閲覧することが可能である。これにより、ユーザの創作活動活発にし、動画を用いた新たなビジネス創出や新たな文化の醸成が期待される。

しかし、動画投稿サイト側でアップロードされた動画の変換を行うため、動画投稿サイトのサーバ負荷が大きくなる。これにより、動画投稿サイトの運用コストの増大、動画投稿から公開までの待ち時間の増大が問題となる。

一方、負荷の大きな計算を行う技術として、複数の計算機を用いる分散コンピューティング技術が知られている。複数の計算機で同時並行的に計算を行うことで、1つの計算機で計算を行うよりも早く、計算を完了することができる。このような技術を動画投稿サイトの動画の変換に用いることで、サーバの負荷を抑えることが可能になると考えられる。分散コンピューティング技術については、たとえば、特許文献1、2に開示されている。

概要

ユーザの端末計算リソースを、ユーザの処理に支障が生じない程度に利用して、分散計算を行う。複数の端末装置計算端末3−1〜3−3)と、計算依頼を分割して計算端末3−1〜3−3に分配し、計算端末3−1〜3−3の計算結果を受け取って結合する分配結合装置2とが、ネットワークを介して接続され、計算端末3−1〜3−3はそれぞれ、分配結合装置2からの計算依頼を自端末の負荷状態に応じて処理し、その処理により得られた計算結果を自端末の負荷状態を示す端末状態情報と共に分配結合装置2に送信し、分配結合装置2は、計算端末3−1〜3−3からそれぞれ受信した端末状態情報を保持し、保持された端末状態情報に応じて、計算依頼の分割および計算端末3−1〜3−3への分配を行う。

目的

本発明は、このような課題を解決し、ユーザの端末の計算リソースを、ユーザの処理に支障が生じない程度に利用することのできる分散計算システム、分散計算の分配結合装置および端末装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

複数の端末装置と、計算依頼を分割して上記複数の端末装置に分配し、上記複数の端末装置の計算結果を受け取って結合する分配結合装置とが、ネットワークを介して接続され、上記複数の端末装置はそれぞれ、上記分配結合装置からの計算依頼を自端末負荷状態に応じて処理し、その処理により得られた計算結果を自端末の負荷状態を示す端末状態情報と共に上記分配結合装置に送信し、上記分配結合装置は、上記複数の端末装置からそれぞれ受信した端末状態情報を保持し、保持された端末状態情報に応じて、上記計算依頼の分割および上記複数の端末装置への分配を行うことを特徴とする分散計算システム

請求項2

請求項1記載の分散計算システムにおいて、前記分配結合装置は、前記複数の端末装置のそれぞれに対して、分割した計算依頼と共に、以前の計算依頼に対して当該端末装置から受信して保持している当該端末装置の端末状態情報または当該端末装置の端末状態情報が保持されていない場合には初期値の端末状態情報を通知し、前記複数の端末装置はそれぞれ、前記分配結合装置から受信した端末状態情報と現在の自端末の負荷状態に応じて、前記分配結合装置からの計算依頼を処理することを特徴とする分散計算システム。

請求項3

請求項1または2項記載の分散計算システムにおいて、前記分配結合装置は、前記複数の端末装置のいずれか1以上からの計算結果が得られない場合には、その計算結果が得られていない計算依頼について、再度分割して、計算結果が得られていない端末装置以外の1以上の端末装置に送信することを特徴とする分散計算システム。

請求項4

請求項1から3のいずれか記載の分散計算システムにおいて、前記複数の端末装置はそれぞれ、ウェブ上の特定のサイトアクセスしている端末であることを特徴とする分散計算システム。

請求項5

請求項4記載の分散計算システムにおいて、前記分配結合装置から前記複数の端末装置に分配される計算依頼には、前記複数の端末装置のそれぞれで動作しているウェブ・ブラウザ上で計算を行うためのデータおよび計算手順が含まれることを特徴とする分散計算システム。

請求項6

請求項4または5記載の分散計算システムにおいて、前記特定のサイトは動画投稿サイトであり、前記分配結合装置が分割する計算依頼は、上記動画投稿サイトに動画登録するために必要な計算の依頼であることを特徴とする分散計算システム。

請求項7

計算依頼を受信する計算依頼受信部と、受信した計算依頼を分割する計算依頼分割部と、分割された計算依頼を複数の端末装置に送信する計算依頼送信部と、上記計算依頼送信部から送信された計算依頼に対する上記複数の端末装置からの計算結果と当該端末装置の負荷状態を示す端末状態情報とを受信する計算結果受信部と、受信した計算結果を結合する計算結果結合部と、結合された計算結果を最終的な計算結果として上記依頼端末に送信する計算結果送信部と、上記計算結果受信部が受信した上記端末状態情報を保持する端末状態保持部とを有し、上記計算依頼分割部および上記計算依頼送信部は、上記端末状態保持部に保持された個々の計算端末の端末状態情報に応じて、上記受信した計算依頼の分割および上記複数の端末装置への送信を行うことを特徴とする分散計算の分配結合装置。

請求項8

ネットワーク上の分配結合装置からの計算依頼を処理する端末装置において、上記分配結合装置から計算依頼を受信する計算依頼受信部と、自端末の負荷状態を示す端末状態情報を保持する端末状態保持部と、上記計算依頼受信部で受信した計算依頼を上記端末状態保持部に保持された端末状態情報に応じて分割する計算依頼分割部と、上記計算依頼分割部で分割された計算依頼に従って計算を実行する計算部と、上記計算部による計算結果を結合する計算結果結合部と、上記計算結果結合部により結合された計算結果を上記分配結合装置に送信する計算結果送信部とを有し、上記計算依頼分割部は、上記計算部への計算依頼の時刻と、その計算依頼に対する上記計算部の計算終了の時刻とから、自端末の負荷状態を推定して、上記端末状態保持部に保持された端末状態情報を更新し、上記計算結果送信部は、上記結合された計算結果と共に、現在の端末状態情報を上記分配結合装置に送信することを特徴とする端末装置。

請求項9

請求項8記載の端末装置において、前記計算依頼分割部は、前記計算部に依頼した計算依頼のすべてが計算されていない場合は、計算が終了した計算依頼から推定される自端末の負荷状態に応じて、計算されていない計算依頼をさらに分割することを特徴とする端末装置。

請求項10

請求項8または9記載の端末装置において、前記計算依頼受信部、前記端末状態保持部、前記計算依頼分割部、前記計算部、前記計算結果結合部および前記計算結果送信部は、当該端末装置上で動作するウェブ・ブラウザの機能により実現され、前記計算依頼受信部は、前記分配結合装置から、計算依頼と共に、自端末の以前の端末状態情報または以前の端末状態情報がない場合には初期値の端末状態情報を受信し、その端末状態情報で前記端末状態保持部の内容を更新することを特徴とする端末装置。

技術分野

0001

本発明は、複数の計算端末により分散して計算を行う分散計算システム分散計算分配結合装置および端末装置に関する。

背景技術

0002

近年、動画投稿サイトへの動画投稿が盛んになってきている。動画投稿サイトとは、ユーザからの動画のアップロード受け付け、アップロードされた動画をWeb上で公開できる形に変換し、変換後の動画をユーザが閲覧できるように公開しているWeb上のサイトである。動画投稿サイトを利用すれば、多くのユーザによって創作された多様な動画を閲覧することが可能である。これにより、ユーザの創作活動活発にし、動画を用いた新たなビジネス創出や新たな文化の醸成が期待される。

0003

しかし、動画投稿サイト側でアップロードされた動画の変換を行うため、動画投稿サイトのサーバ負荷が大きくなる。これにより、動画投稿サイトの運用コストの増大、動画投稿から公開までの待ち時間の増大が問題となる。

0004

一方、負荷の大きな計算を行う技術として、複数の計算機を用いる分散コンピューティング技術が知られている。複数の計算機で同時並行的に計算を行うことで、1つの計算機で計算を行うよりも早く、計算を完了することができる。このような技術を動画投稿サイトの動画の変換に用いることで、サーバの負荷を抑えることが可能になると考えられる。分散コンピューティング技術については、たとえば、特許文献1、2に開示されている。

先行技術

0005

特開2005−78284号公報
特開2005−122616号公報

発明が解決しようとする課題

0006

動画投稿サイトの運営者が複数の計算機を用意し、分散コンピューティング技術を利用することで、動画投稿から公開までの待ち時間の増大を抑えることができる。しかし、それでは、運用コストの増大を抑えることはできない。

0007

ユーザの端末も計算機であることから、ユーザの端末を用いて同時並行的に計算を行うアイデアもある。しかし、Web閲覧中のユーザの端末の負荷を、Web閲覧に支障が出るほど上げることはできない。

0008

本発明は、このような課題を解決し、ユーザの端末の計算リソースを、ユーザの処理に支障が生じない程度に利用することのできる分散計算システム、分散計算の分配結合装置および端末装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明の第1の観点によると、複数の端末装置と、計算依頼を分割して複数の端末装置に分配し、複数の端末装置の計算結果を受け取って結合する分配結合装置とが、ネットワークを介して接続され、複数の端末装置はそれぞれ、分配結合装置からの計算依頼を自端末の負荷状態に応じて処理し、その処理により得られた計算結果を自端末の負荷状態を示す端末状態情報と共に分配結合装置に送信し、分配結合装置は、複数の端末装置からそれぞれ受信した端末状態情報を保持し、保持された端末状態情報に応じて、計算依頼の分割および複数の端末装置への分配を行うことを特徴とする分散計算システムが提供される。

0010

分配結合装置は、複数の端末装置のそれぞれに対して、分割した計算依頼と共に、以前の計算依頼に対して当該端末装置から受信して保持している当該端末装置の端末状態情報または当該端末装置の端末状態情報が保持されていない場合には初期値の端末状態情報を通知し、複数の端末装置はそれぞれ、分配結合装置から受信した端末状態情報と現在の自端末の負荷状態に応じて、分配結合装置からの計算依頼を処理することができる。

0011

分配結合装置は、複数の端末装置のいずれか1以上からの計算結果が得られない場合には、その計算結果が得られていない計算依頼について、再度分割して、計算結果が得られていない端末装置以外の1以上の端末装置に送信することが望ましい。

0012

端末装置として、ウェブ上の特定のサイトにアクセスしている端末を利用することができる。この場合、分配結合装置から複数の端末装置に分配される計算依頼には、複数の端末装置のそれぞれで動作しているウェブ・ブラウザ上で計算を行うためのデータおよび計算手順が含まれることがよい。さらに、特定のサイトとしては、動画投稿サイトであり、依頼端末からの計算依頼は、動画投稿サイトに動画を登録するために必要な計算の依頼とすることができる。

0013

本発明の第2の観点によると、依頼端末からの計算依頼を受信する計算依頼受信部と、受信した計算依頼を分割する計算依頼分割部と、分割された計算依頼を複数の端末装置に送信する計算依頼送信部と、計算依頼送信部から送信された計算依頼に対する複数の端末装置からの計算結果と当該端末装置の負荷状態を示す端末状態情報とを受信する計算結果受信部と、受信した計算結果を結合する計算結果結合部と、結合された計算結果を最終的な計算結果として依頼端末に送信する計算結果送信部と、計算結果受信部が受信した端末状態情報を保持する端末状態保持部とを有し、計算依頼分割部および計算依頼送信部は、端末状態保持部に保持された個々の端末装置の端末状態情報に応じて、受信した計算依頼の分割および複数の端末装置への送信を行うことを特徴とする分散計算の分配結合装置が提供される。

0014

本発明の第3の観点によると、ネットワーク上の分配結合装置から計算依頼を受信して処理する分散計算の端末装置において、分配結合装置から計算依頼を受信する計算依頼受信部と、自端末の負荷状態を示す端末状態情報を保持する端末状態保持部と、計算依頼受信部で受信した計算依頼を端末状態保持部に保持された端末状態情報に応じて分割する計算依頼分割部と、計算依頼分割部で分割された計算依頼に従って計算を実行する計算部と、計算部による計算結果を結合する計算結果結合部と、計算結果結合部により結合された計算結果を分配結合装置に送信する計算結果送信部とを有し、計算依頼分割部は、計算部への計算依頼の時刻と、その計算依頼に対する計算部の計算終了の時刻とから、自端末の負荷状態を推定して、端末状態保持部に保持された端末状態情報を更新し、計算結果送信部は、結合された計算結果と共に、現在の端末状態情報を分配結合装置に送信することを特徴とする端末装置が提供される。

0015

計算依頼分割部は、計算部に依頼した計算依頼のすべてが計算されていない場合は、計算が終了した計算依頼から推定される自端末の負荷状態に応じて、計算されていない計算依頼をさらに分割することができる。

0016

計算依頼受信部、端末状態保持部、計算依頼分割部、計算部、計算結果結合部および計算結果送信部は、当該端末装置上で動作するウェブ・ブラウザの機能により実現され、計算依頼受信部は、分配結合装置から、計算依頼と共に、自端末の以前の端末状態情報または以前の端末状態情報がない場合には初期値の端末状態情報を受信し、その端末状態情報で端末状態保持部の内容を更新することができる。

発明の効果

0017

本発明によると、ユーザの端末の計算リソースを、ユーザの処理に支障が出ない程度に利用することが可能となる効果がある。

図面の簡単な説明

0018

本発明の実施の形態に係る分散計算システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す分配結合装置の詳細な構成例を示すブロック図である。
図1に示す計算端末の詳細な構成例を示すブロック図である。
図2に示す分配結合装置の動作を説明するシーケンス図である。
図3に示す計算端末の動作を説明するシーケンス図である。

実施例

0019

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。

0020

[構成例]
図1は、本発明の実施の形態に係る分散計算システムの構成を示すブロック図である。この分散計算システムは、依頼端末1と、分配結合装置2と、計算端末3−1〜3−3とを備える。これらは、ネットワークを介して接続される。ここでは依頼端末1および分配結合装置2をそれぞれ1台だけ示しているが、これらはそれぞれ1台に限定されるものではなく、複数台備えることもできる。計算端末3−1〜3−3も、3台に限定されるものではない。

0021

依頼端末1は、計算を依頼する専用の端末装置である。依頼端末1は、計算を行うための計算依頼を、分配結合装置2に送信する。その後、依頼端末1は、計算結果を分配結合装置2から受信する。計算依頼には、計算対象のデータと、計算の手法が書かれたスクリプト、結合の手法が書かれたスクリプト等が含まれる。

0022

分配結合装置2は、依頼端末1からの計算依頼を受信し、受信した計算依頼を分割して複数の端末装置、すなわち計算端末3−1〜3−3に分配する。分配結合装置2は、また、計算依頼を分配した計算端末3−1〜3−3からの計算結果を受信し、受信した計算結果を結合し、結合した計算結果を最終的な計算結果として、依頼端末1に返す。分配結合装置2から計算端末3−1〜3−3に送信する計算依頼には、分配結合装置2によって分割された計算対象のデータと計算の手法が書かれたスクリプトと、結合の手法が書かれたスクリプト等が含まれる。

0023

計算端末3−1〜3−3(以下、個々に区別する必要がない場合は、単に、計算端末3と称する)は、たとえばユーザの端末装置であり、分配結合装置2からの計算依頼を自端末の負荷状態に応じて処理する。

0024

この構成において、計算端末3−1〜3−3はそれぞれ、分配結合装置2からの計算依頼を処理することにより得られた計算結果を、自端末の負荷状態を示す端末状態情報と共に分配結合装置2に送信する。分配結合装置2は、計算端末3−1〜3−3からそれぞれ受信した端末状態情報を保持し、保持された端末状態情報に応じて、依頼端末1から受信した計算依頼の分割および計算端末3−1〜3−3への分配を行う。

0025

[ウェブ・クライアントによる計算]
ここで、計算端末3−1〜3−3として、ウェブ・クライアントを利用する場合を考える。すなわち、計算端末3−1〜3−3として、ウェブ・ブラウザがインストールされたパーソナルコンピュータを利用する。計算端末3−1〜3−3は、ウェブ上の特定のサイトにアクセスし、ウェブ・サーバから、あらかじめウェブ・ページダウンロードして表示しているものとする。また、このウェブ・ページは、計算端末3−1〜3−3が計算を行うためのFlash(登録商標)やJavaScript(登録商標)等で記述された計算プログラムを含んでいる。この計算プログラムは、ウェブ・ページが計算端末3−1〜3−3に表示されると、分配結合装置2と接続し、分配結合装置2からの計算依頼を受信可能とする。また、この計算プログラムは、計算依頼を受信すると、その端末の負荷状態に応じて、端末のユーザのウェブ閲覧に支障をきたさない程度のリソースで、分配結合装置2からの計算依頼に従って計算を行う。さらに、計算プログラムは、その時の計算時間から自端末の負荷状態を計算し、計算依頼に対する計算結果と、自端末の負荷状態を表す端末状態情報とを分配結合装置2に送信する。

0026

計算依頼に従う計算を特定のサイトのウェブ・ページに含まれる計算プログラムにより処理することから、計算端末3−1〜3−3がそのウェブ・ページを一旦閉じて再度開いたときには、自端末の端末状態情報が失われている可能性がある。そこで、分配結合装置2から計算端末3−1から3−3に計算依頼を送るときに、その計算依頼と共に、以前の計算依頼に対して当該計算端末から受信して保持している当該計算端末の端末状態情報、または当該計算端末の端末状態情報が保持されていない場合には初期値の端末状態情報を通知する。この端末状態情報には、端末ユーザの閲覧に支障を出さずに処理できるデータ量の情報が含まれる。計算端末3−1から3−3はそれぞれ、分配結合装置2から受信した端末状態情報と現在の自端末の負荷状態に応じて、分配結合装置2からの計算依頼を処理する。

0027

[分配結合装置]
図2は、図1に示した分配結合装置2の構成例を示すブロック図である。この分配結合装置2は、計算依頼受信部21と、計算依頼分割部22と、端末状態保持部23と、計算依頼送信部24と、計算結果受信部25と、計算結果結合部26と、計算結果送信部27とを備える。

0028

計算依頼受信部21は、依頼端末1からの計算依頼を受信し、保持し、計算依頼分割部2に送信する。

0029

計算依頼分割部22は、計算依頼受信部21から受信した計算依頼を、計算端末3−1〜3−3のそれぞれの負荷に応じて分割し、計算依頼送信部24に送信する。このとき、計算依頼に含まれる計算対象のデータの分割は、端末状態保持部23から取得した端末状態情報に応じて、すなわち計算端末3−1〜3−3の負荷状態に応じて、行われる。計算依頼分割部22はさらに、分割後の計算依頼を、送信先の計算端末のIDとともに、計算依頼送信部24に送信する。分割後の計算依頼には、たとえば、分割後の計算対象のデータと、計算の手法が書かれたスクリプトと、結合の手法が書かれたスクリプト等が含まれる。計算依頼分割部22はまた、計算結果受信部25から再計算依頼を受信すると、それに従って、該当する計算依頼を計算端末3−1〜3−3のそれぞれの負荷に応じて分割し、計算依頼送信部24に送信する。

0030

端末状態保持部23は、複数の計算端末3−1〜3−3の負荷状態を示す端末状態情報を保持する。たとえば、計算端末3−1〜3−3でのユーザのウェブ閲覧に支障をきたさない程度の計算データ量の値や、単位データ量の計算にかかる時間や、現在計算端末3−1〜3−3で計算を行っているスレッドの数などが含まれる。

0031

計算依頼送信部24は、計算依頼分割部22から受信した分割後の計算依頼を受信し、その計算依頼の送信先の計算端末のIDに対応する端末状態情報を、端末状態保持部23から取得する。計算依頼送信部24は、さらに、取得された端末状態情報と分割後の計算依頼とを、送信先の計算端末IDに対応する計算端末に送信する。

0032

計算結果受信部25は、計算端末3−1〜3−3から計算結果と端末状態情報とを受信し、受信した端末状態情報で端末状態保持部23の内容を更新する。計算結果受信部25は、送信されたすべての計算依頼に対する計算結果を受信すると、それらの計算結果を計算結果結合部26に送信する。このときの端末状態情報は、当該計算端末が計算結果を算出するためにかかった時間から算出され、当該計算端末のユーザのWeb閲覧に支障をきたさない程度の計算データ量の値や、単位データ量の計算にかかる時間や、現在当該計算端末で計算を行っているスレッドの数などが含まれる。計算結果受信部25は、あらかじめ算出しておいた予想時間までにすべての計算端末3−1〜3−3から計算結果を受信できなかった場合、受信できていない計算結果に対応する計算依頼の再計算依頼を、計算依頼分割部22に送信する。

0033

計算結果結合部26は、計算結果受信部25から受信した計算結果を結合し、計算結果送信部27に送信する。計算結果結合部26による計算結果の結合は、計算依頼受信部21に保持されている計算依頼に含まれている結合の手法が書かれたスクリプトを用いて行われる。計算結果送信部27は、計算結果結合部26から受信した計算結果を依頼端末2に送信する。

0034

[端末装置]
図3は、図1に示す計算端末3−1〜3−3の詳細な構成例を示すブロック図である。ここでは、計算端末3として参照する。この計算端末3は、計算依頼受信部31と、端末状態保持部32と、計算依頼分割部33と、計算部34と、計算結果結合部35と、計算結果送信部36とを備える。これらの各部は、当該計算端末上で動作するウェブ・ブラウザの機能により実現される。すなわち、ウェブ・ブラウザが特定のサイトにアクセスしてそのウェブ・ページをダウンロードするときに、そのウェブ・ページに含まれる計算プログラムもダウンロードされ、ウェブ・ブラウザ上でその計算プログラムを実行することで、上述の各部が実現される。

0035

計算依頼受信部31は、分配結合装置2から計算依頼と端末状態情報とを受信し、計算依頼を保持し、計算依頼と端末状態情報とを計算依頼分割部32に送信する。

0036

計算依頼分割部32は、計算依頼受信部31から受信した計算依頼を自端末の負荷に応じて分割し、受信した端末状態情報で端末状態保持部33の内容を更新する。このとき、計算依頼に含まれる計算対象のデータを、計算依頼受信部31から受信した端末状態情報に応じて分割する。この後、計算依頼分割部32は、分割後の計算依頼を計算部34に送信する。分割後の計算依頼には、たとえば、分割後の計算対象のデータと、計算の手法が書かれたスクリプト等が含まれる。計算依頼分割部32はまた、計算部34から計算結果を受信すると、計算にかかった時間から負荷状態を算出し、算出された負荷状態に基づいて、端末状態保持部33の端末状態情報を更新する。その後、すべての計算依頼の計算が完了していない場合は、算出された端末状態情報に応じて残っている計算依頼を分割し、計算部34に送信し、計算依頼の計算が完了するまで繰り返す。計算依頼の計算が完了すると、計算依頼分割部32は、すべての計算結果を計算結果結合部35に送信する。

0037

端末状態保持部33は、自端末の負荷状態を示す端末状態情報を保持する。たとえば、自端末のユーザのウェブ閲覧に支障をきたさない程度の計算データ量の値や、単位データ量の計算にかかる時間や、現在自端末で計算を行っているスレッドの数などが含まれる。

0038

計算部34は、計算依頼分割部32からの計算依頼を処理し、その計算結果を計算依頼分割部32に返送する。

0039

計算結果結合部35は、計算依頼部分割部32から受信した計算結果を結合し、計算結果送信部36に送信する。計算結果結合部35は、計算依頼受信部31に保持されている計算依頼に含まれている結合の手法が書かれたスクリプトを用いて結合を行い、結合後の計算結果を計算結果送信部36に送信する。

0040

計算結果送信部36は、計算結果結合部35から計算結果を受信し、端末状態保持部33から端末状態情報を取得し、受信した計算結果と取得した端末状態情報とを分配結合装置2に送信する。

0041

[分配結合装置の動作]
図4図2に示した分配結合装置2の動作を説明するシーケンス図である。なお、計算端末3−1〜3−3は、ウェブ上の特定のサイトにアクセスし、ウェブ・サーバから、あらかじめ計算プログラムを含むウェブ・ページをダウンロードして表示しているものとする。

0042

計算依頼受信部21は、依頼端末1からの計算依頼(計算対象のデータと、計算の手法が書かれたスクリプト、結合の手法が書かれたスクリプト等)を受信し、受信した計算依頼を保持するとともに、受信した計算依頼を計算依頼分割部22に送信する。計算依頼分割部22は、計算依頼受信部21から計算依頼を受信すると、端末状態保持部23が保持している端末状態情報を参照し、参照した端末状態情報に応じて受信した計算依頼を分割し、分割後の計算依頼を計算依頼送信部24に送信する。

0043

なお、計算端末3−1〜3−3に、初めて計算依頼を受ける端末が含まれる場合には、端末状態保持部23にはその端末の端末状態情報が保持されていないことになる。このような場合、その端末には、計算依頼を最小に分割するか、あるいは、一般的な端末で支障をきたさない程度に分割する。

0044

計算依頼送信部24は、計算依頼分割部22から分割後の計算依頼を受信すると、端末状態保持部23から端末状態情報を取得し、受信した分割後の計算依頼と、取得した端末状態情報とを、それぞれの計算端末3−1〜3−3に送信する。なお、初めて計算依頼を出す計算端末に対しては、以前の端末状態情報がないので、初期値の端末状態情報、たとえば一般的な端末装置に見られる負荷状態に相当する端末状態情報を送信する。

0045

この後、計算結果受信部25は、それぞれの計算端末3−1〜3−3から、計算結果と端末状態情報とを受信する。このとき、計算結果受信部25は、受信した端末状態情報で端末状態保持部23の内容を更新する。また、計算結果受信部25は、すべての計算依頼の計算結果を受信したかを確認し、未計算の計算依頼の計算をするために、再計算依頼を計算依頼分割部22に送信する。

0046

計算依頼分割部22は、計算結果受信部25から再計算依頼を受信すると、計算依頼をすべて計算し終わっていないと判断し、再び、計算依頼の分割を行う。すなわち、計算端末3−1〜3−3のいずれか1以上からの計算結果が得られない場合には、その計算結果が得られていない計算依頼について、再度分割して、計算結果が得られていない端末以外の1以上の端末に送信する。

0047

計算結果受信部25は、すべての計算依頼の計算結果を受信した場合には、受信したすべての計算結果を計算結果結合部26に送信する。計算結果結合部26は、計算結果受信部25から計算結果を受信すると、計算依頼受信部21を参照し、計算依頼受信部21が保持する計算依頼の中の「結合の手法」に従って、受信した計算結果を結合し、結合後の計算結果を計算結果送信部27に送信する。計算結果送信部27は、計算結果結合部から計算結果を受信すると、その計算結果を依頼端末1に送信する。

0048

[計算端末の動作]
図5は、図3に示した計算端末3の動作を説明するシーケンス図である。なお、計算端末3は、ウェブ上の特定のサイトにアクセスし、ウェブ・サーバから、あらかじめ分配計算プログラムPを含むウェブ・ページをダウンロードして表示しているものとする。

0049

計算依頼受信部31は、分配結合装置2から計算依頼と端末状態情報とを受信すると、受信した計算依頼を保持し、受信した計算依頼と端末状態情報とを計算依頼分割部32に送信する。計算依頼分割部32は、計算依頼受信部31から計算依頼と端末状態情報とを受信すると、受信した端末状態情報で端末状態保持部33の内容を更新する。計算依頼分割部32はさらに、端末状態保持部33を参照し、参照した端末状態情報に応じて、受信した計算依頼を分割する。分割後の計算依頼は、計算部34に送信される。

0050

計算部34は、計算依頼分割部32から計算依頼を受信すると、その計算依頼に従って計算を行い、計算結果を計算依頼分割部32に送信する。

0051

計算依頼分割部32は、計算部34から計算結果を受信すると、計算にかかった時間に応じて、端末状態保持部33の端末状態情報を更新する。計算依頼のすべての計算が終了していない場合には、計算依頼分割部33は、再度、計算依頼の分割を行う。

0052

計算依頼のすべての計算が終了している場合には、計算依頼分割部32は、計算結果すべてを計算依頼結合部35に送信する。

0053

計算結果結合部36は、計算依頼分割部32から計算結果を受信し、計算依頼受信部31の計算依頼を参照して、計算結果を結合する。計算結果結合部36はさらに、結合後の計算結果を計算結果送信部36に送信する。計算結果送信部36は、計算結果結合部35から計算結果を受信すると、端末状態保持部33から端末状態情報を取得し、受信した計算結果と取得した端末状態情報とを、分配結合装置2に送信する。

0054

[効果の説明]
以上説明した本発明の実施の形態によれば、計算端末3が計算依頼を自端末の負荷状態に応じて処理することができ、また、計算端末3−1〜3−3に計算依頼を送信する分配結合装置2も、計算端末3−1〜3−3から受信した端末状態情報に応じて計算依頼の分割および分配を行うので、計算端末3−1〜3−3の計算リソースを、ユーザの処理に支障が出ない程度に利用することができる。

0055

また、計算端末3−1〜3−3としてウェブ・クライアントを利用することで、特定のサイトにアクセスしたユーザの端末装置を、ユーザの許可を得た上で、分散コンピューティングに利用することができる。このとき、ウェブ・ブラウザの機能を利用することで、計算端末3−1〜3−3の負荷状態を特別なプロトコルを用いることなく送受信することができる。ここで送受信される負荷状態の精度は、計算端末3−1〜3−3の負荷状態の変化などを考慮すると、それほど高くはないと考えられる。しかし、おおよその目安とはなるので、ユーザのウェブ閲覧に支障が出るほどの負荷は避けることができる。

0056

本発明は特に、動画投稿サイトに必要な計算の分散計算に利用することができる。すなわち、動画投稿サイトにアクセスするユーザの端末装置を計算端末3、3−1〜3−3として利用し、その動画投稿サイトに動画を登録するために必要な計算依頼を分割して、計算端末3−1〜3−3で計算することができる。

0057

1依頼端末
2分配結合装置
3、3−1〜3−3計算端末(端末装置)
21計算依頼受信部
22 計算依頼分割部
23端末状態保持部
24 計算依頼送信部
25計算結果受信部
26 計算結果結合部
27 計算結果送信部
31 計算依頼受信部
32 端末状態保持部
33 計算依頼分割部
34 計算部
35 計算結果結合部
36 計算結果送信部

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