図面 (/)

技術 プロジェクタ装置

出願人 ソニー株式会社
発明者 齋藤昌宏高井和浩
出願日 2010年2月22日 (9年8ヶ月経過) 出願番号 2010-036306
公開日 2011年9月1日 (8年2ヶ月経過) 公開番号 2011-170270
状態 未査定
技術分野 投影装置 電気信号の光信号への変換 カラーTV映像再生装置
主要キーワード 収集ダクト 収集フード 回転駆動式 樹脂製メッシュ 正回転動作 排気窓 吸気窓 渦流ブロワ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年9月1日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

課題

従来のプロジェクタ装置では、可動部の駆動により発生する振動フィルタまで伝わり難く、振動の伝達効率が悪いために、塵埃を振るい落とす効率が悪いという問題があった。

解決手段

光源からの光により画像形成素子照明して画像を被投射面投射するプロジェクタ装置に関する。光源及び画像形成素子が収納されると共に空気を取り入れ吸気窓15を有する装置筐体2と、装置筐体2の内部で吸気窓15の内側に配設されると共に空気中から塵埃を捕捉するフィルタ装置4と、を備えている。フィルタ装置4は、空気中の塵埃14を吸着するフィルタ部材17と、フィルタ部材が取り付けられる枠部材18と、枠部材を振動させることによりフィルタ部材17を振動させて吸着した塵埃14を振るい落とす振動子19と、を有している。振動子19を、枠部材18の略中央部に固定して設けた。

概要

背景

従来の、この種のプロジェクタ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、電子機器筐体内へ外気吸入するファンと、塵埃侵入を防ぐフィルタとを備えた電子機器に関するものが記載されている。この特許文献1に記載された電子機器は、外装を構成する筐体と、筐体に設置される開口部と、ファンと、フィルタと、フィルタ保持部材と、可動部とを備えている。ファンは、開口部を介して、正回転動作により外気を筐体内部に吸入し、逆回転動作により筐体内部の空気を電子機器の外部へ排気する。フィルタは、フィルタ保持部材によって保持され、開口部とファンとの間に配置されて、塵埃の筐体内部への侵入を防止する。可動部は、ファンの逆回転動作に連動してフィルタ部材を可動させる、ことを特徴としている。

この特許文献1に記載された電子機器(以下、「第1の従来例」という。)によれば、ファンは、逆回転動作により筐体内部の空気を電子機器の外部へ排出する。これにより、フィルタに付着した塵埃を吹き飛ばして除去する(特許文献1の段落[0007])等の効果が期待される。

また、従来のプロジェクタ装置の他の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、エアフィルタを長くせずに清掃が行える構造を備えたプロジェクタに関するものが記載されている。このプロジェクタは、光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、光学像を投写する投写光学装置と、光源装置等を収容し且つ冷却用に外気を導入する開口部が形成された外装筐体とを有している。更に、開口部から導入される外気に含まれる塵埃を除去し、シート状で回動可能に掛け渡されたエアフィルタと、テープ状で外面側に粘着層を向け、ロール状に巻回された粘着部材とを備えている。粘着部材は、粘着層をエアフィルタの表面に当接しながら巻き取ることにより、エアフィルタの表面に吸着した塵埃を粘着層に付着させる、ことを特徴としている。

この特許文献2に記載されたプロジェクタ(以下、「第2の従来例」という。)によれば、エアフィルタの表面に吸着した塵埃を除去(清掃)することができ、エアフィルタを繰り返し使用できる(特許文献2の段落[0010])等の効果が期待される。

概要

従来のプロジェクタ装置では、可動部の駆動により発生する振動がフィルタまで伝わり難く、振動の伝達効率が悪いために、塵埃を振るい落とす効率が悪いという問題があった。光源からの光により画像形成素子照明して画像を被投射面投射するプロジェクタ装置に関する。光源及び画像形成素子が収納されると共に空気を取り入れ吸気窓15を有する装置筐体2と、装置筐体2の内部で吸気窓15の内側に配設されると共に空気中から塵埃を捕捉するフィルタ装置4と、を備えている。フィルタ装置4は、空気中の塵埃14を吸着するフィルタ部材17と、フィルタ部材が取り付けられる枠部材18と、枠部材を振動させることによりフィルタ部材17を振動させて吸着した塵埃14を振るい落とす振動子19と、を有している。振動子19を、枠部材18の略中央部に固定して設けた。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

光源からの光により画像形成素子照明して画像を被投射面投射するプロジェクタ装置であって、前記光源及び前記画像形成素子が収納されると共に空気を取り入れ吸気窓を有する装置筐体と、前記装置筐体の内部で前記吸気窓の内側に配設されると共に空気中から塵埃捕捉するフィルタ装置と、を備え、前記フィルタ装置は、空気中の塵埃を吸着するフィルタ部材と、前記フィルタ部材が取り付けられる枠部材と、前記枠部材を振動させることにより前記フィルタ部材を振動させて吸着した塵埃を振るい落とす振動子と、を有し、前記振動子は、前記枠部材の略中央部に固定して設けたプロジェクタ装置。

請求項2

前記振動子は、前記枠部材に固定された電動モータと、前記電動モータの回転軸に取り付けられたバランスウエイトと、を有し、前記回転軸に前記バランスウエイトを偏心させて取り付けた請求項1記載のプロジェクタ装置。

請求項3

前記バランスウエイトの偏心方向を、前記フィルタ部材の面方向に対して垂直方向に設定した請求項2記載のプロジェクタ装置。

請求項4

前記枠部材は、方形とされた枠体部と、前記枠体部の対角線方向に延在されたX字状の補強部と、を有し、前記補強部の略中央部に前記振動子を固定した請求項1記載のプロジェクタ装置。

請求項5

前記フィルタ装置の近傍に、前記フィルタ装置の振動により前記フィルタ部材から振るい落とされた塵埃を収容する塵埃受部を設けた請求項1記載のプロジェクタ装置。

技術分野

0001

本発明は、液晶パネルブラウン管等で作られた小型の表示装置の画像を、光学的に拡大して被投射面スクリーン)に投射することで大画面を表示するプロジェクタ装置に関する。特に、照明光を放出する発光管光源)等を冷却するために取り入れた空気中から吸着した塵埃を、フィルタ部材振動させて振るい落とすことにより、塵埃除去効果を長期間に亘って維持することが可能なプロジェクタ装置に関する。

背景技術

0002

従来の、この種のプロジェクタ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、電子機器筐体内へ外気吸入するファンと、塵埃の侵入を防ぐフィルタとを備えた電子機器に関するものが記載されている。この特許文献1に記載された電子機器は、外装を構成する筐体と、筐体に設置される開口部と、ファンと、フィルタと、フィルタ保持部材と、可動部とを備えている。ファンは、開口部を介して、正回転動作により外気を筐体内部に吸入し、逆回転動作により筐体内部の空気を電子機器の外部へ排気する。フィルタは、フィルタ保持部材によって保持され、開口部とファンとの間に配置されて、塵埃の筐体内部への侵入を防止する。可動部は、ファンの逆回転動作に連動してフィルタ部材を可動させる、ことを特徴としている。

0003

この特許文献1に記載された電子機器(以下、「第1の従来例」という。)によれば、ファンは、逆回転動作により筐体内部の空気を電子機器の外部へ排出する。これにより、フィルタに付着した塵埃を吹き飛ばして除去する(特許文献1の段落[0007])等の効果が期待される。

0004

また、従来のプロジェクタ装置の他の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、エアフィルタを長くせずに清掃が行える構造を備えたプロジェクタに関するものが記載されている。このプロジェクタは、光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置と、光学像を投写する投写光学装置と、光源装置等を収容し且つ冷却用に外気を導入する開口部が形成された外装筐体とを有している。更に、開口部から導入される外気に含まれる塵埃を除去し、シート状で回動可能に掛け渡されたエアフィルタと、テープ状で外面側に粘着層を向け、ロール状に巻回された粘着部材とを備えている。粘着部材は、粘着層をエアフィルタの表面に当接しながら巻き取ることにより、エアフィルタの表面に吸着した塵埃を粘着層に付着させる、ことを特徴としている。

0005

この特許文献2に記載されたプロジェクタ(以下、「第2の従来例」という。)によれば、エアフィルタの表面に吸着した塵埃を除去(清掃)することができ、エアフィルタを繰り返し使用できる(特許文献2の段落[0010])等の効果が期待される。

0006

特開2008−60108号公報
特開2009−217105号公報

先行技術

0007

しかしながら、上述した第1の従来例の場合には、フィルタとフィルタ保持部材と可動部(振動素子)とを備えているが、フィルタ保持部材の外端に可動部を取り付ける構造となっていた。そのため、可動部の駆動により発生する振動がフィルタまで伝わり難く、振動の伝達効率が悪いことから、塵埃を振るい落とす効率が悪いという問題があった。また、上述した第2の従来例の場合には、粘着層をエアフィルタの表面に当接しながら巻き取る構造であり、空気中の塵埃を除去するという発明の目的を共通にするが、その目的を達成するための手段である構成を異にする別発明である。

発明が解決しようとする課題

0008

解決しようとする問題点は、従来のプロジェクタ装置では、可動部の駆動により発生する振動がフィルタまで伝わり難く、振動の伝達効率が悪いために、塵埃を振るい落とす効率が悪いという点である。

課題を解決するための手段

0009

本発明のプロジェクタ装置は、光源からの光により画像形成素子照明して画像を被投射面に投射するプロジェクタ装置である。光源及び画像形成素子が収納されると共に空気を取り入れる吸気窓を有する装置筐体と、その装置筐体の内部で吸気窓の内側に配設されると共に空気中から塵埃を捕捉するフィルタ装置と、を備えている。フィルタ装置は、空気中の塵埃を吸着するフィルタ部材と、フィルタ部材が取り付けられる枠部材と、枠部材を振動させることによりフィルタ部材を振動させて吸着した塵埃を振るい落とす振動子とを有し、その振動子を枠部材の略中央部に固定して設けた。

発明の効果

0010

本発明のプロジェクタ装置によれば、枠部材の略中央部に振動子が固定されているため、振動子の駆動により発生する振動をフィルタ部材に効率よく伝達することができる。これにより、フィルタ部材を大きく振動させて、フィルタ部材に吸着された塵埃を確実に振るい落とすことができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明のプロジェクタ装置の実施の形態の一例を示す正面側から見た斜視図である。
本発明のプロジェクタ装置の実施の形態の一例を示すもので、装置筐体を透かしてフィルタ装置を現した斜視図である。
本発明のプロジェクタ装置に係るフィルタ装置の実施の形態の第1の例を示すもので、正面側から見た斜視図である。
本発明のプロジェクタ装置に係るフィルタ装置の枠部材と振動子の形態の一例を示す背面側から見た斜視図である。
本発明のプロジェクタ装置に係るフィルタ装置の実施の形態の第1の例を示すもので、一部を省略して冷却ファンに搭載した状態を背面側から見た斜視図である。
本発明のプロジェクタ装置に係るフィルタ装置の実施の形態の第1の例を示すもので、冷却ファンに搭載した状態を現した側面図である。
本発明のプロジェクタ装置に係るフィルタ装置の実施の形態の第1の例を示すもので、冷却ファン及びダクト部材との位置関係を現した斜視図である。
本発明のプロジェクタ装置に係るフィルタ装置の実施の形態の第2の例を示すもので、正面側から見た斜視図である。
本発明のプロジェクタ装置に係るフィルタ装置の実施の形態の第2の例を説明する正面図である。
本発明のプロジェクタ装置に係るフィルタ装置の実施の形態の第3の例を示すもので、正面側から見た斜視図である。
本発明のプロジェクタ装置に係るフィルタ装置の原理の概略を説明する説明図である。

0012

フィルタ装置の枠部材の略中央部に振動子を固定し、その振動子で枠部材を振動させて、フィルタ部材を強く振動させる構成とした。そのため、フィルタ部材に吸着された塵埃を確実に振るい落とすことができるフィルタ装置を備えたプロジェクタ装置を、比較的簡単な構成によって実現した。

0013

図1及び図2は、本発明のプロジェクタ装置(画像投射装置)の実施の形態の一例を示すものである。このプロジェクタ装置1は、外装ケースを構成する装置筐体2と、この装置筐体2内に収納されるレンズ装置3と、フィルタ装置4と、冷却ファン6と、図示しない色分離光学装置と、照明装置と、排気ファン等を備えている。

0014

図1及び図2に示すように、装置筐体2は、上下に重ね合わされる上部筐体8と下部筐体9とからなり、両筐体8,9が上下に重ね合わされた状態で、図示しない固定ねじによって締付固定されている。装置筐体2の正面の中央部には、レンズ装置3のスクリーンに対向されるレンズ11が露出されている。更に、装置筐体2の正面には、電源スイッチ、音量スイッチモード切替スイッチ等の複数の操作スイッチ12と、外部装置電気的に接続するためのコネクタプラグ等の複数の接続端子13が配設されている。

0015

上部筐体8の側面の一方には、外部の空気を装置筐体2内に取り入れるための吸気窓15が設けられている。吸気窓15は、上部筐体8の側面において、前後方向に長く延在された複数の長穴集合によって形成されている。また、上部筐体8の他方の側面には、内部の空気を装置筐体2外に排出するための排気窓16が設けられている。排気窓16は、上部筐体8の側面において、前後方向の中途部から後方に延在された複数の長穴の集合によって形成されている。しかしながら、吸気窓15及び排気窓16は、このような長穴構造に限定されるものではなく、例えば、円形方形その他の形状の多数の穴を、整列させ或いはランダムに配置する構成としてもよい。更に、開口部の内側に金網状の部材を取り付ける構造としてもよく、また、その他の構造を用いることもできる。

0016

図2に示すように、装置筐体2の内部には、レンズ装置3と、フィルタ装置4と、冷却ファン6と、図示しない色分離光学装置と、照明装置と、排気ファンと、電源ユニットと、制御装置等が所定位置に配置されて収容されている。レンズ装置3は、レンズ系の光軸を前後方向に延在させた状態で装置筐体2の前側中央部に配設されており、その先端部が、装置筐体2の正面に設けた貫通穴から前方へ突出されている。このレンズ装置3の背面側に、図示しない色分離光学装置が配設され、その色分離光学装置の背面側の一側に照明装置が配設され、背面側の他側に冷却ファン6が配設されている。そして、装置筐体2内の排気窓16の内側に排気ファンが配設されている。

0017

レンズ装置3は、図示しないが、複数のレンズと、これらのレンズが取り付けられた複数のレンズ環等を有している。レンズ環を回転操作して1又は2以上のレンズを光軸方向へ移動することにより、レンズ装置3の焦点をスクリーン上に合わせることができる。色分離光学装置は、照明装置からの光束を平行光束に変換する偏光変換素子と、平行光束を赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分解して変調する画像形成素子としての3枚の液晶パネルと、変調された色光束を合成するプリズム合成体等を備えている。電源ユニットは、色分離光学装置と照明装置と冷却ファン6等に電力を供給する。制御装置は、照明装置の光源である発光管を点灯制御すると共に、液晶パネルを駆動制御し、更に、その他の装置・機器の制御も行う。

0018

照明装置が照明光を放出し、その照明光を色分離光学装置に通過させることにより、図示しないスクリーン(被投射面)に画像を拡大して投射することができる。照明装置は、照明光を放出する光源としての発光管と、発光管の周囲を覆い且つ発光管から放出された照明光を前方に反射させるリフレクタと、リフレクタが収納されるランプハウジング等を備えている。発光管としては、例えば、高圧水銀ランプキセノンランプメタルハライドランプハロゲンランプ等を用いることができる。

0019

フィルタ装置4は、吸気窓15から導入された空気の中に含まれている塵埃を除去し、クリーンな空気を照明装置の光源(発光管)やその他の装置・機器に供給する。図11に、フィルタ装置4の原理の概略を示している。フィルタ装置4は、空気中の塵埃14を吸着するフィルタ部材17と、フィルタ部材17を固定支持する枠部材18と、枠部材18を振動させることによりフィルタ部材17を振動させる振動子19と、振るい落とされた塵埃を受ける塵埃受部21等を有している。

0020

フィルタ装置4には冷却ファン6が隣接させて配設されており、冷却ファン6を駆動することにより、装置筐体2内の気圧が装置筐体2外の気圧よりも低くなる。これにより、装置筐体2内外気圧差によって筐体外の空気が筐体内に移動し、その間に設置されたフィルタ部材17により、空気中に含まれている塵埃が吸着され、クリーンな空気が冷却ファン6に供給される。この場合、振動子19を駆動して枠部材18を振動させ、フィルタ部材17を振動することにより、フィルタ部材17に吸着されている塵埃14を剥離させて振るい落とすことができる。そして、振るい落とされた塵埃を塵埃受部21で受けることにより、事後の塵埃の処理を容易にすることができる。

0021

このような機能を発揮することができるフィルタ装置4は、図3図5に示すような構成を有している。フィルタ装置4は、フィルタ部材17と、枠部材18と、振動子19と、枠部材18が装着されるホルダ22と、このホルダ22が装着されるハウジング23等を有している。即ち、フィルタ部材17と振動子19が枠部材18に取り付けられ、振動子19等が組み立てられた枠部材18がホルダ22に組み立てられ、そのホルダ22をハウジング23に組み立てることによってフィルタ装置4が構成されている。

0022

枠部材18は、図4に示すような構成を有している。即ち、枠部材18は、横長の四角形とされた外枠部25と、この外枠部25の対角線方向に延在されたリブ部26と、このリブ部26の中央に設けられたベース部27とを有している。ベース部27は、枠部材18の一面側に開口された箱状の部分からなり、外枠部25と連結されたリブ状補強部28を有している。ベース部27の凹部29内には、振動子19の一具体例を示す電動モータ回転駆動式モータ)が収納されている。枠部材18の材質としては、例えば、ABSアクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)やPOM(ポリアセタール)その他の樹脂材料は勿論のこと、アルミニウム合金ステンレススチール等の金属、その他の材料を用いることができる。

0023

電動モータ19は、回転軸31を外枠部25の面方向と平行をなすよう上方へ向けた状態で、図示しない固定ねじによりベース部27に固定されている。電動モータ19の回転軸31には、円板状のはずみ車32が所定量だけ偏心させた状態で取り付けられている。この電動モータ19をベース部27に固定することにより、振動子が枠部材18の略中央部に固定される。また、はずみ車32を偏心させて回転軸31に固定することにより、電動モータ19の駆動時に、はずみ車32の偏心に基づく振動を発生させることができる。この場合、電動モータ19による振動の方向を、フィルタ部材17の面方向に対して垂直方向となるように設定することが好ましい。このように設定した場合には、電動モータ19による振動を、最も効率よく且つ強い状態で枠部材18に伝達することができる。

0024

この枠部材18の外枠部25とリブ部26に、外枠部25と同程度の大きさを有するシート状のフィルタ部材17が、接着剤ビスその他の固定手段によって固定されている。従って、フィルタ部材17は、外枠部25の内側に設定された開口部の全面を覆っている。フィルタ部材17としては、例えば、目的の大きさを有する塵埃を捕捉可能な多数の微細網目を有する金属メッシュが好適である。しかしながら、フィルタ部材17としては、金属メッシュに限定されるものではなく、樹脂製メッシュウレタンフォーム静電フィルタ等のように、空気中の微細な塵埃を捕捉可能な各種の材料を用いることができる。

0025

図4に示すように、ホルダ22は、枠部材18を収容することができる大きさを有する奥行きのある箱状の部材として構成されている。ホルダ22の前後に対向する2面は共に大きく開口されており、前面側の開口部には枠部材18が装着されている。更に、ホルダ22の前面には外向きのフランジ部22aが設けられている。このフランジ部22aは、ハウジング23に対するホルダ22の位置決めをなすもので、ホルダ22が所定以上に深く差し込まれるのを防止している。

0026

図3及び図5に示すように、ハウジング23は、ホルダ22を冷却ファン6の上に配設するための部材であり、内部に空気が流通される空気流路を構成している。ハウジング23は、正面部23aと、この正面部23aの背面側に連続された筒体部23bと、この筒体部23bの背面側を閉じる背面部23cとを有している。ハウジング23の正面部23aには、ホルダ22が着脱可能に装着される吸気側開口部が設けられている。ハウジング23の背面部23cは適当な角度だけ傾斜されており、フィルタ部材17を通過した空気を90度方向変換させて排気側開口部に導くようにしている。ハウジング23の排気側開口部は筒体部23bの下面に設けられており、その排気側開口部には冷却ファン6の吸気口37が連通される。

0027

図2図3及び図5図7に示すように、フィルタ装置4は、装置筐体2内の吸気窓15の内側に配設されている。このフィルタ装置4の下に冷却ファン6が、吸気口37を上に向けると共に排気口38を装置筐体2の内側に向けた状態で配設されている。図示しないが、冷却ファン6は下部筐体9にねじ止めされ、この冷却ファン6の上にフィルタ装置4がねじ止めされている。冷却ファン6としては、この実施例ではシロッコファンを用いている。

0028

冷却ファン6は、図示しないが、ファンケースと、このファンケース内に収納されている電動モータと、この電動モータの回転部に設けられている羽根車とを有している。冷却ファン6は、所定の間隔をあけて互いに平行に設けられた正面部及び背面部と、これら正面部及び背面部の周囲を囲うように設けられた周面部とを有している。正面部の中央には、直径の大きな円形の吸気口37が設けられている。そして、周面部の1箇所で、正面部と直交する部分に排気口38が設けられている。

0029

冷却ファン6のファンケースの背面部の内側に電動モータの固定部が固定され、その電動モータの回転部に羽根車が設けられている。羽根車は、その正面側が吸気口37に対向され、その側面部が排気口38に対向されている。この電動モータを駆動すると、ファンケースの正面部と背面部の間に介在された羽根車が回転駆動され、これによりファンケースの内部に負圧が発生する。このファンケース内に発生する負圧によって外部の空気が吸気口37から吸い込まれ、羽根車の回転により90度方向変換されて、加圧された状態で吸気方向と垂直をなす接線方向に移動して、加圧された空気が排気口38から吐出される。

0030

図2及び図7に示すように、冷却ファン6の排気口38にはダクト部材35の一端に設けた連通口41が対向するように配設されている。ダクト部材35は、2台のフィルタ装置4を横並びに配設した場合に使用されるもので、図2においては、1台のフィルタ装置4の図示を省略している。従って、この実施例では、2台のフィルタ装置4を使用して、吸気した空気から塵埃を除去してクリーンにすると共に、そのクリーンな空気をダクト部材35で特定部分に集め、その特定部分に大量のクリーンな空気を供給できるように構成している。しかしながら、フィルタ装置4は、1台のみで使用できることは勿論のこと、3台以上を配設する構成とできることも勿論である。

0031

ダクト部材35は、2台の冷却ファン6の排気口38と特定部分とを連通するV字形状に形成された筒状の部材からなっている。ダクト部材35の分岐部の各先端部に連通口41が設けられ、2つの分岐部が合流する基部に、複数の吐出口42が設けられている。複数の吐出口42は、図示しないが、照明装置の光源(発光管)と色分離光学装置の色分離部(液晶パネル等)とに臨むように構成されている。

0032

このような構成を有するプロジェクタ装置1の作用は、例えば、次の通りである。電源ユニットをオンすることにより、照明装置に電力を供給して発光管に通電すると、発光管が照明光を放出する。この発光管から放出された照明光が色分離光学装置を経てレンズ装置3を透過することにより、スクリーン上に所定の大きさに拡大された画像が映し出される。これにより、所望の画像を大きく拡大して、スクリーン上に映し出して見ることができる。

0033

この際、照明光の放出によって発光管から熱が放出され、リフレクタ内の空間部の空気が熱せられる。このリフレクタ内の温度上昇と、自ら放出する熱により、発光管自体が高温になる。この場合、発光管が異常に高温になると、発光管のガラス管白濁や変形等を生じ、画像が見え難くなったり、全く見えなくなるおそれがある。また、色分離部が異常に高温になると、色が鮮明でなくなる等の弊害が生じる。そのため、発光管等が異常に高温になるのを防止するよう、発光管等の温度を下げる必要がある。そこで、冷却ファン6を作動させて空気を照明装置や色分離光学装置等に導入し、発光管等の温度を下げることが行われる。

0034

本実施例の場合、冷却ファン6を動作させると、冷却ファン6の吸引力によってフィルタ装置4の、装置筐体2内側の気圧が装置筐体2外側の気圧よりも低くなる。この装置筐体2内外の気圧差によって装置筐体2外の空気が吸気窓15から装置筐体2内に入り込む。その空気がフィルタ装置4のフィルタ部材17を通過する際に、その空気中に含まれている塵埃がフィルタ部材17に吸着される。その結果、フィルタ部材17によって塵埃が取り除かれたクリーンな空気が冷却ファン6に供給され、そのクリーンな空気が照明装置や色分離光学装置等に供給されて、それらの冷却に供される。

0035

この場合、冷却ファン6による空気の吸引は連続して行われるため、フィルタ部材17には逐次的に塵埃が蓄積されることになる。これに対して、本実施例では、冷却ファン6による空気の吸引と同時に振動子である電動モータ19が駆動され、フィルタ部材17に付着した塵埃14の振るい落とし作業が、空気の吸引作業並行して行われる。即ち、冷却ファン6の作動に連動するよう電動モータ19が作動され、これにより振動が発生する。この電動モータ19の振動が、枠部材18を介してフィルタ部材17に伝達され、フィルタ部材17が同様に振動する。

0036

その結果、フィルタ部材17の振動によって当該フィルタ部材17に吸着されている塵埃14が振るい落とされ、吸着面から剥離されて自重により落下する。そのため、冷却ファン6に連動させて常に電動モータ19を駆動させることにより、フィルタ部材17で空気中の塵埃を捕捉した後、その塵埃を直ちにフィルタ部材17から剥離することができる。従って、フィルタ部材17の吸着面を、常に目詰まりのないクリーンな状態に維持することができると共に、塵埃の除去効率を高めることができる。

0037

特に、本実施例の場合には、枠部材18の中央部に振動子(電動モータ19)を配置すると共に、電動モータ19の振動方向をフィルタ部材17の面方向と垂直をなす方向に設定する構成とした。そのため、枠部材18に対して大きな振動を付与することが可能となり、比較的出力の小さな電動モータを使用した場合にも、枠部材18を大きく動かして、塵埃の振り落とし効果を向上させることが可能となった。

0038

なお、枠部材18と振動子(電動モータ19)の間に、ダンパー等のクッション材を介在させる構成としてもよく、また、クッション材を介在させない構成としてもよい。また、振動子を複数個設けることにより、振動子間共振させて振幅を増大させ、塵埃を落し易くすることができる。

0039

図8及び図9は、フィルタ装置の第2の実施の形態の例を示すものである。このフィルタ装置50は、フィルタ部材17を振動させて振るい落とした塵埃を集めて処理する塵埃排出処理部51を設けたものである。塵埃排出処理部51以外の枠部材18や振動子等は前記実施例と同様であるため、ここでは同一部分に同一の符号を付して、重複した説明を省略する。

0040

塵埃排出処理部51は、収集ダクト52と、この収集ダクト52に取り付けた収集ファン53等を有している。収集ファン53は、収集ダクト52に設けたファン取付部54に取り付けられている。収集ダクト52は、ホルダ22の前面に設けた長方形幅広の枠状をなすフード部55を有しており、このフード部55の外側に、振るい落とした塵埃を収集ファン53に導く風路が形成されている。収集ダクト52は、左右の側方に突出するように形成された側面部56a,56bと、下方に突出するように形成された下面部56cとを有しており、その内部は仕切りなく連通されている。

0041

収集ダクト52の側面部56a,56b及び下面部56cには、フード部55に開口を設けることによって側部吸引口57と下部吸引口58が設けられている。吸引口は、少なくとも1つあればよく、その場合、下面部56cに下部吸引口58を設ける形態とすることが好ましい。しかしながら、この形態に限定されるものではなく、側面部の一方又は両方に吸引口を設ける形態としてもよい。

0042

ファン取付部54は、収集ダクト52の下面部56cの一方の側部に設けられている。ファン取付部54は、半円形の突出部として形成されている。このファン取付部54の下部に、収集ファン53が取り付けられている。収集ファン53としては、例えば、ターボ回転ブロワ渦流ブロワ等のブロワファンが好適である。しかしながら、これに限定されるものではなく、他の形式ブロワを用いることができることは勿論である。収集ファン53は、吸気口をファン取付部54の下面に臨ませると共に、排気口59をハウジング23の側方へ開口させた状態でファン取付部54に固定されている。

0043

このような構成を有する塵埃排出処理部51を備えたフィルタ装置50によれば、振動子を駆動してフィルタ部材17を振動させることにより、フィルタ部材17から振るい落とされた塵埃が、側部吸引口57と下部吸引口58から収集ダクト52内に入り込む。即ち、収集ダクト52による吸引力が側部吸引口57と下部吸引口58からフィルタ部材17の前面側に作用するため、その吸引力で塵埃が近くの吸引口57,58に吸引され、或いは、自重等で落下して下部吸引口58に入り込む。その塵埃は、収集ダクト52の内部を通って収集ファン53に至り、更に、収集ファン53により加圧されて排気口59から外部に排出される。

0044

このような塵埃排出処理部51を設けて、フィルタ部材17から振るい落とされた塵埃を処理することにより、その塵埃が再び吸引されて再度フィルタ部材17によって捕捉され、同様の塵埃除去処理が繰り返されるのを防ぐことができる。なお、塵埃の処理は、収集ファン53によって塵埃を側方へ排出することでもよいが、例えば、排気口59の先に別途塵埃収集器(例えば、ゴミ箱のようなもの。)を設け、その塵埃収集器に塵埃を収集する構成としてもよい。

0045

図10は、フィルタ装置の第3の実施の形態の例を示すものである。このフィルタ装置60は、フィルタ部材17を振動させて振るい落とした塵埃を集めて処理する塵埃収集処理部61を設けたものである。塵埃収集処理部61以外の枠部材18や振動子等は前記実施例と同様であるため、ここでは同一部分に同一の符号を付して、重複した説明を省略する。

0046

塵埃収集処理部61は、収集フード62と、この収集フード62の下部に取り付けた収集容器63等を有している。収集フード62は、ホルダ22の前面に設けた長方形で幅広の枠形状をなしている。この収集フード62の下部に、振るい落とした塵埃を受け取って収集する収集容器63が設けられている。収集容器63は、上面に開口された状の容器体からなり、収集フード62の下面部に取り付けられている。収集容器63は、収集フード62に対して着脱可能に構成することが好ましい。しかしながら、収集容器63と収集フード62を一体に設ける構成とすることもできる。収集容器63の開口部は枠部材18に沿って延在されており、枠部材18の長手方向の長さよりも長く設定されている。このように、収集容器63の開口部を、枠部材18の長手方向の全長よりも長く設定することにより、枠部材18の全長に渡って塵埃を収集することができる。

0047

このような構成を有する塵埃収集処理部61を備えたフィルタ装置60によれば、振動子を駆動してフィルタ部材17を振動させることにより、フィルタ部材17から振るい落とされた塵埃が、自重により落下して開口部から収集容器63内に入り込む。これにより、フィルタ部材17から振るい落とされた塵埃を集めて廃棄等の処理を行うことができる。この際、収集容器63を収集フード62に対して取り外し可能に構成しておくことにより、溜まった塵埃を使用者廃棄処理することができる。また、収集容器63の底に塵埃吸着材(例えば、両面テープ粘着剤等)を設置しておくことにより、塵埃を溜まり易くすることができる。

実施例

0048

以上説明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で各種の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、振動子として回転駆動式モータを適用した例について説明したが、往復駆動式モータを用いる構成とすることもできる。また、冷却ファン6としてシロッコファンを用いた例について説明したが、シロッコファンに限定されるものではなく、その他の形式の遠心送風機を用いることができることは勿論のこと、軸流ファン斜流ファン等であってもよい。

0049

1…プロジェクタ装置(画像投射装置)、 2…装置筐体、 3…レンズ装置、 4,50,60…フィルタ装置、 6…冷却ファン、 8…上部筐体、 9…下部筐体、 14…塵埃、 15…吸気窓、 16…排気窓、 17…フィルタ部材、 18…枠部材、 19…振動子(電動モータ)、 22…ホルダ、 23…ハウジング、 25…外枠部、 26…リブ部、 27…ベース部、 32…はずみ車、 35…ダクト部材、 37…吸気口、 38…排気口、 41…連通口、 42…吐出口、 51…塵埃排出処理部(塵埃受部)、 52…収集ダクト、 53…収集ファン、 54…ファン取付部、 55…フード部、 57,58…吸引口、 59…排気口、 61…塵埃収集処理部(塵埃受部)、 62…収集フード、63…収集容器

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • キヤノン株式会社の「 映像表示装置および処理プログラム」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】 無線通信が可能な映像表示装置において、外部装置から入力された映像信号に起因して無線通信に生じる障害を低減させた映像表示装置を提供すること。【解決手段】 第1の通信周波数帯域と第2の通信周... 詳細

  • セイコーエプソン株式会社の「 プロジェクター」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】冷却性能に優れ、かつ、小型で静粛性に優れた冷却装置を備えるプロジェクターを提供する。【解決手段】プロジェクター1は、冷媒Wが気体へ変化することで冷却対象を冷却する冷却装置を備える。冷却装置は、... 詳細

  • 深せん光峰科技股分有限公司の「 発光装置及び投影システム」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】発光装置は、第1光源201、光案内システムと波長変換装置206を備え、第1光源201は第1励起光を発し、第1励起光が入射光通路に沿って光案内システムに入射し、光案内システムは第1励起光を波長変... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ