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技術 荷受台昇降装置

出願人 新明和工業株式会社
発明者 堀之内良和
出願日 2010年2月26日 (10年8ヶ月経過) 出願番号 2010-041151
公開日 2011年7月28日 (9年3ヶ月経過) 公開番号 2011-143908
状態 特許登録済
技術分野 荷物運搬車両
主要キーワード オン接続 停止作業 有線配線 駆動手順 換順序 微小チップ 無線操作 未入力状態
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (11)

課題

荷受台昇降作動第三者に行われないようにするとともに、簡易油圧制御装置への電力供給の切換が可能な荷受台昇降装置を提供する。

解決手段

車両後方に設けられて荷台と地面との間を昇降する荷受台と、当該荷受台の昇降作動を制御する制御部を有し、当該制御部への電力供給回路オン又はオフ切換を行う入切部を有する油圧制御装置とを備えた荷受台昇降装置であって、前記油圧制御装置は、前記入切部のオン又はオフの切換指令を入力する入力部と、前記切換指令が入力情報を記憶し、前記入切部のオン又はオフの切換を制御する判定部と、を有し、当該判定部は、前記制御部によって前記オフの切換指令が入力されるオフ信号入力手段が設けられている構成とする。

概要

背景

車両後方に設けられた荷受台昇降装置において、油圧シリンダ伸縮作動によって荷受台昇降が制御され、その制御は荷受台近傍に配置された油圧制御装置によって行われる。油圧制御装置は、モータ油圧ポンプ作動油の給排量を調整する電磁弁、及びこれらを制御する制御装置等がユニット化されてなる。

図10で示すように、油圧制御装置90は車両後方に取り付けられており、電気配線94を介して接続された車両バッテリ93から電力供給を受ける。この電力供給は運転室キャブ)91内に設けられたメインスイッチ92のオン又はオフ接続の切換に応答して行われており、オン接続されると油圧制御装置90が駆動状態となって荷受台96の昇降制御が可能となる。昇降制御は、例えば作業者が油圧制御装置90に有線接続された操作装置95を操作して油圧制御装置に信号出力することで行われる。こうした油圧制御装置90による荷受台96の昇降操作に関しては、様々な作業環境を考慮して無線電波を用いた荷受台操作装置なども提案されている(特許文献1)。

概要

荷受台の昇降作動第三者に行われないようにするとともに、簡易に油圧制御装置への電力供給の切換が可能な荷受台昇降装置を提供する。車両後方に設けられて荷台と地面との間を昇降する荷受台と、当該荷受台の昇降作動を制御する制御部を有し、当該制御部への電力供給回路のオン又はオフ切換を行う入切部を有する油圧制御装置とを備えた荷受台昇降装置であって、前記油圧制御装置は、前記入切部のオン又はオフの切換指令を入力する入力部と、前記切換指令が入力情報を記憶し、前記入切部のオン又はオフの切換を制御する判定部と、を有し、当該判定部は、前記制御部によって前記オフの切換指令が入力されるオフ信号入力手段が設けられている構成とする。

目的

本発明は、上記の問題を鑑みてなされており、第三者が無断で荷受台の昇降操作することを防止するとともに、油圧制御装置に対する駆動状態又は非駆動状態の切換を簡易に行うことが可能な荷受台昇降装置の提供を目的とする

効果

実績

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請求項1

車両後方に設けられて荷台と地面との間を昇降する荷受台と、当該荷受台の昇降作動を制御する制御部を有する油圧制御装置とを備えた荷受台昇降装置であって、前記油圧制御装置には、当該油圧制御装置を駆動状態又は非駆動状態切り換える切換指令が入力される入力部と、前記入力部からの出力信号を受けて、駆動状態又は非駆動状態の切換を判定する判定部と、前記判定部からの出力信号を受けて、前記制御部に対する電力供給の入切を行う入切部と、が設けられており、さらに前記判定部には、前記駆動状態から前記非駆動状態への切換信号が前記制御部から入力されるオフ信号入力手段が設けられていることを特徴とする荷受台昇降装置。

請求項2

前記オフ信号入力手段には、前記制御部を介して前記荷受台の昇降作動が行われない状態が所定時間継続することで、前記切換信号が入力されることを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。

請求項3

前記油圧制御装置には前記駆動状態とするための電力供給装置が接続されており、前記オフ信号入力手段には、前記電力供給装置の電圧値所定値より小さくなることで前記切換信号が入力されることを特徴とする請求項1に記載の荷受台昇降装置。

請求項4

前記判定部には、前記切換指令の情報を前記制御部に出力する入力信号出力手段が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の荷受台昇降装置。

請求項5

前記入力部に入力される切換指令は、固有データであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の荷受台昇降装置。

請求項6

前記固有データの入力は、固有認証コードを有する携帯機が前記入力部に近接配置されることで行われることを特徴とする請求項5に記載の荷受台昇降装置。

請求項7

前記携帯機は、前記荷受台の昇降作動を操作する操作部を有することを特徴とする請求項6に記載の荷受台昇降装置。

請求項8

前記制御部には、駆動状態を表示する表示手段が接続されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の荷受台昇降装置。

技術分野

0001

本発明は、荷受台昇降制御を行う油圧制御装置に関する。

背景技術

0002

車両後方に設けられた荷受台昇降装置において、油圧シリンダ伸縮作動によって荷受台の昇降が制御され、その制御は荷受台近傍に配置された油圧制御装置によって行われる。油圧制御装置は、モータ油圧ポンプ作動油の給排量を調整する電磁弁、及びこれらを制御する制御装置等がユニット化されてなる。

0003

図10で示すように、油圧制御装置90は車両後方に取り付けられており、電気配線94を介して接続された車両バッテリ93から電力供給を受ける。この電力供給は運転室キャブ)91内に設けられたメインスイッチ92のオン又はオフ接続の切換に応答して行われており、オン接続されると油圧制御装置90が駆動状態となって荷受台96の昇降制御が可能となる。昇降制御は、例えば作業者が油圧制御装置90に有線接続された操作装置95を操作して油圧制御装置に信号出力することで行われる。こうした油圧制御装置90による荷受台96の昇降操作に関しては、様々な作業環境を考慮して無線電波を用いた荷受台操作装置なども提案されている(特許文献1)。

先行技術

0004

特許3989478号公報

発明が解決しようとする課題

0005

操作装置95で荷受台96を操作するには、油圧制御装置90に電力が供給されて駆動状態であることが必要である。その一方で、荷受台96の昇降作動の完了後に油圧制御装置90を非駆動状態にするにはメインスイッチ92をオフ接続に切り換えて、油圧制御装置90に対する電力供給を停止することが必要となる。

0006

第三者が無断で油圧制御装置90に電力が供給されるように設定して荷受台96を操作することを防止するために、メインスイッチ92は運転室91内に設けられている。そのため、油圧制御装置90を駆動状態又は非駆動状態にするには、常に運転室91内でメインスイッチ92の操作をしなければならない。

0007

車両は様々な箇所を走行し、例えば狭路に進入した際には、車両を停止させて作業者が必要量積荷台車等で運搬する場合がある。このような場合、作業者は荷受台96の昇降操作をして台車等で運搬する前に運転室91に入ってメインスイッチ92をオフ接続に切り替え、戻ってきて別の積荷を降ろして運搬する際には改めて運転室91に入ってメインスイッチ92をオン接続に切り換えなければならない。こうした荷物の積み降ろし及び運搬作業は、車両を適所に停止させている場合であっても迅速性が求められるために、作業者にとって非常に煩雑となる。

0008

本発明は、上記の問題を鑑みてなされており、第三者が無断で荷受台の昇降操作することを防止するとともに、油圧制御装置に対する駆動状態又は非駆動状態の切換を簡易に行うことが可能な荷受台昇降装置の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0009

本発明では、以下の構成を有する荷受台昇降装置を用いている。

0010

第一に、車両後方に設けられて荷台と地面との間を昇降する荷受台と、当該荷受台の昇降作動を制御する制御部を有する油圧制御装置とを備えた荷受台昇降装置であって、前記油圧制御装置には、当該油圧制御装置を駆動状態又は非駆動状態に切り換える切換指令が入力される入力部と、前記入力部からの出力信号を受けて、駆動状態又は非駆動状態の切換を判定する判定部と、前記判定部からの出力信号を受けて、前記制御部に対する電力供給の入切を行う入切部と、が設けられており、さらに前記判定部には、前記駆動状態から前記非駆動状態への切換信号が前記制御部から入力されるオフ信号入力手段が設けられている構成とする。

0011

具体的には、前記オフ信号入力手段には、前記制御部を介して前記荷受台の昇降作動が行われない状態が所定時間継続することで、前記切換信号が入力される構成とする。

0012

別の例としては、前記油圧制御装置には前記駆動状態とするための電力供給装置が接続されており、前記オフ信号入力手段には、前記電力供給装置の電圧値所定値より小さくなることで前記切換信号が入力される構成とすることもできる。

0013

こうした構成において、前記判定部には、前記切換指令の情報を前記制御部に出力する入力信号出力手段が設けられている構成としてもよい。前記入力部に入力される切換指令は、固有データとしてもよい。そして、前記固有データの入力は、固有認証コードを有する携帯機が前記入力部に近接配置されることで行われる構成も可能である。この携帯機を荷受台の昇降作動を操作する操作部としてもよい。なお、前記制御部には、駆動状態を表示する表示手段が接続されている構成としてもよい。

発明の効果

0014

本発明の構成によれば、油圧制御装置に設けられた入力部を介して油圧制御装置を駆動状態又は非駆動状態に簡単に切り換えることができる。そのため、作業者が積荷の運搬等で迅速性を求められる場合に大きな効果を奏する。また、非駆動状態に切り換えるための切換信号がオフ信号入力手段を介して制御部から判定部に入力される設定をすることで、油圧制御装置を非駆動状態に切り替えることを作業者が忘れていた場合であっても、自動的に油圧制御装置を非駆動状態にすることができる。さらに、入力部を特定の者が操作できる構成とすることで、第三者が無断で油圧制御装置を駆動状態にして荷受台の昇降操作の防止も可能となる。

図面の簡単な説明

0015

油圧制御装置の配設を示す斜視図及び模式図である。
第1の実施形態に係る油圧制御装置の構成に関する模式図である。
第1の実施形態に係る荷受台の昇降作動を示すフローチャートである。
第1の実施形態の変形例を示す油圧制御装置の構成図である。
第1の実施形態の別の変形例を示す油圧制御装置の構成図である。
第2の実施形態に係る油圧制御装置の構成図である。
第2の実施形態に係る荷受台の昇降作動を示すフローチャートである。
第3の実施形態に係る油圧制御装置の電気配線を示す模式図である。
第4の実施形態に係る油圧制御装置の構成図である。
従来の油圧制御装置の配設を示す模式図である。

実施例

0016

本発明に係る実施形態に関して、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)

0017

図1(a)は、荷受台昇降装置100の要部斜視図である。荷受台昇降装置100は車両後方に設けられており、荷受台5と、荷受台5の作動を制御する油圧制御装置1とを備えている。

0018

油圧制御装置1は、車両後方の側部に配されており、樹脂製の筐体1aの中に図示しない電動モータ、油圧ポンプ、オイルタンクソレノイドバルブ等が配された構成を有している。荷受台5と油圧制御装置1との間には油圧シリンダ(不図示)が配されており、これらの装置(電動モータ等)によって作動油が当該油圧シリンダに供給されて荷受台5の昇降作動が制御される。

0019

油圧制御装置1は、図1(b)の模式図に示すように、電気配線3を通じて車両バッテリ4に接続されている。油圧制御装置1の一部には入力部11が外方に露出した構成で設けられており、入力部11に固有の認証コードを有するカード10が近接されると、油圧制御装置1は電力供給装置である車両バッテリ4からの電力供給によって駆動状態となり、荷受台5の昇降作動が可能となる。
この電力供給の機構について図2を用いて具体的に説明する。図2は、油圧制御装置1の構成を示す模式図である。

0020

油圧制御装置1は、外部からの指令が入力される入力部11、入力部11の出力信号を受ける判定部12、判定部12から出力信号を受けて車両バッテリ4からの電力供給の入り切りを行う入切部13、入切部13からの出力信号を受けるとともに油圧シリンダの伸縮制御を行う制御部14等を備えている。

0021

入力部11は、固有の認証コードを有するカード10が近接配置されるとその認証コードを読み取って判定部12に信号を出力する(F1)。入力部11はその読みとり部分でその認証コードを読みとることができる。カード10は入力部11との間で無線信号を介して識別される非接触型の認証手段(いわゆるRFID)であり、固有の認証コードが記憶された微小チップが搭載されている。この認証コードは、油圧制御装置1の製品識別をして、油圧制御装置1の駆動状態又は非駆動状態の切り替えに用いられるもので後述の判定部12に設定登録されており、登録されていない他の認証コードを有するカードを同様に近接配置させても駆動状態又は非駆動状態の切換に用いることはできない。例えば、カード10を入力部11に近づけると、入力部11から発せられる微弱電磁波を受けて、カード10内のアンテナを介して電力が発生して、カード10から入力部11に向けて電磁波が出力されて応答する。

0022

判定部12は、入力部11からの出力信号に基づいて入切部13に信号出力する(F2)。非駆動状態の油圧制御装置1にカード10の認証コードの情報が入力部11を介して判定部12に入力されると、判定部12から入切部13に対して信号が出力される。この場合の信号は、車両バッテリ4からの電力が制御部14に供給されて油圧制御装置1を非駆動状態から駆動状態とするための切換信号である。一方、駆動状態の油圧制御装置1にカード10の認証コードの情報が入力部11を介して入力されると、制御部14への電力供給を「切」状態(遮断状態)として油圧制御装置1を非駆動状態とする切換信号が入切部13に出力される。

0023

入切部13には、車両バッテリ4からの電力を油圧制御装置1に供給するための切換スイッチ(不図示)が設けられている。具体的には、当該切換スイッチがオン接続されているときには車両バッテリの電力が入切部13を介して制御部14に供給され(F4)、切換スイッチがオフ接続されているときには車両バッテリの電力は入切部13によって遮断されてしまい制御部14には供給されない。なお、入切部13からは判定部12への信号出力(F3)も行われており、入切部13内の切換スイッチの接続状態(オン又はオフ接続状態)に関する情報も出力されている。当該情報が出力されることで、判定部12では入切部13の切換スイッチの接続状態を把握することができ、入力部11からの信号が入力されることによって、切換スイッチがオン状態の入切部13に対してはオフ接続の指令が判定部12から出力され、オフ状態の入切部13に対してはオン接続の指令が判定部12から出力される。

0024

制御部14には油圧制御装置1の外方で有線配線によって操作部20が接続されている。上記の車両バッテリ4からの電力が供給されると、操作部20のスイッチSW1、SW2によって荷受台5の昇降操作が可能となる。また、制御部14には、荷受台5の昇降作動を制御するために電動モータ等を駆動するコンタクタリレーCT、作動油の流れを制御するソレノイドバルブSOL等や、制御部14に電力が供給されている状態(オン状態)で例えばLE発光する表示装置LEDも接続されている。なお、表示装置LEDは、入切部13と制御部14との接続回路に接続された構成としても構わない。表示装置LEDを設けていることで、作業者は荷受台5の昇降作動を行うことができる状態であるか否かを判断する。

0025

制御部14と判定部12との間には、制御部14から出力されて判定部12に入力されるオフ信号入力手段(F5)が設けられている。当該手段(F5)は、車両バッテリ4からの電力が供給されているにも関わらず、所定時間操作部20からの操作指令(SW1、SW2の切替操作)が入力されない状態となった際に、判定部12に対して入切部13の切換スイッチをオフ接続するための信号が出力される機能を有している。当該機能によって、作業者が油圧制御装置1を駆動状態から非駆動状態に切り換えることを忘れた場合であっても、自動的に非駆動状態にすることができる。

0026

本実施形態のように、カード10を入力部11に近接配置させることで油圧制御装置1に対する電力供給の入り切りの切り換えが行われる構成とすれば、運転室6内に車両バッテリ4と油圧制御装置1との間におけるオン又はオフ接続を入り切りするためのスイッチを設ける必要がない。運転室6内にこの入り切り用のスイッチを設けない場合には、車両バッテリ4と運転室6との間を接続するための電気配線を配する必要がない。車両バッテリ4が配されている領域にはエンジン等の大きな部品が配されているため、当該部品等を回避しながら電気配線を設置する工程の削減、及び運転室6に配線用の孔等を設ける工程の削減等を実現でき、車両製造コストを大きく抑制できる。
次に、油圧制御装置1の駆動手順に関して、図3のフローチャートを用いて説明する。

0027

非駆動状態の油圧制御装置1を駆動状態にするために、作業者がカード10を入力部11に近接配置することで、カード10の認証コードのデータが入力される(S1)。その後、判定部12においてその認証コードが油圧制御装置1の固有データであるか否かの判定が行われる(S2)。「固有データである」と判定した場合には、入切部13の切換スイッチをオン接続(オフ接続からオン接続)に切り換え、車両バッテリ4の電力が制御装置14に供給される。一方、「固有データではない」と判定した場合には、入切部13の切換スイッチはオフ接続のまま維持し(S21)、車両バッテリ4の電力は制御装置14には供給されない。

0028

制御装置14に電力が供給された状態で操作部20に対する操作入力(SW1又はSW2の操作)がなされることで(S4)、荷受台5の昇降作動が開始される(S5)。荷受台5を用いて積荷の積み降ろしが継続して行われた(S6)後、荷受台5の昇降作動が完了(S7)すると、改めて作業者によってカード10が入力部11に近接配置されてカード10の認証コードのデータが入力され(S8)、判定部12でその認証コードが油圧制御装置1の固有データであるか否かの判定が行われる(S9)。判定部12において、「固有データである」と判定した場合には、入切部13の切換スイッチをオフ接続(オン接続からオフ接続)に切り換える(S10)。これにより、油圧制御装置1は非駆動状態となる。また、「固有データではない」と判定された場合には、入切部13の切換スイッチをオン接続のまま維持する(S91)。

0029

こうした駆動手順の中で、入切部13の切換スイッチがオン接続された状態(S3)、つまり油圧制御装置1が駆動状態において、操作部20の操作が所定時間行われない場合には、判定部12には制御部14から、オフ信号入力手段F5を介して入切部13の切換スイッチをオフ接続にする指令が入力される。これにより、油圧制御装置1は、カード10による入力部11へのデータ入力が行われなくても自動的に非駆動状態とされる。

0030

荷受台5の作動が行われる前で油圧制御装置1が駆動状態(S3)において、操作部20による荷受台5を昇降作動させるための操作指令が入力されない状態(S4)のまま、昇降作動が開始されずに所定時間が経過すると(S41)、入切部13の切換スイッチはオフ接続に切り換えられる(S10)。また、荷受台5の作動が開始された(S5)後に、操作部20の操作入力が行われない状態が所定時間経過する(S61)と、入切部13の切換スイッチはオフ接続に切り換えられる(S10)。

0031

上記の所定時間の算定に関しては、少なくとも荷箱内から荷物を荷受台5に積載するために要する時間や、台車等から荷物を荷受台5に積載するために要する時間より長い時間とし、車両の種類等によって適宜設定可能である。例えば、荷物を仕分けして車両に積み込む出発地点において、積載する最大積載量の全てを1箇所で降ろして運搬する場合に、その最大積載量の荷物を降ろすのに一人の作業者が要する時間を所定時間と設定しても良い。また、上述の荷受台5の作動開始前に設定する「所定時間」(S41)と荷受台5の作動開始後に設定する「所定時間」(S61)は、同じ時間と設定しているが、異なる長さに設定しても構わない。

0032

なお、このように操作部20が未入力状態のまま所定時間が経過すると自動的に入切部13の切換スイッチをオフ接続に切り換える機能に関しては、例えば、荷受台5の作動終了(S7)とデータ入力(S9)とのステップ間などに設けても構わない。また、本実施形態では図示のとおり所定時間経過することで油圧制御装置1を非駆動状態とする機能を2つのステップS41、S61に設けているが、少なくとも一方だけに設ける構成としても構わない。

0033

本実施形態によれば、油圧制御装置1の駆動操作を上述の手順で行うことができ、作業者が荷箱から積荷を降ろして運搬する場合に迅速性が求められる際には、作業者が所有するカード10を、荷受台5の近傍に配されている油圧制御装置1の入力部11に近接配置させるだけで、油圧制御装置1の駆動状態又は非駆動状態の切換を簡易に行うことができるため非常に有効である。また、作業者が所有のカード10のみで上記の切換を行うことができるので、第三者によって無断で荷受台の昇降作動が行われることもない。さらに、油圧制御装置1が駆動状態のまま操作部20からの操作信号が入力されない(放置された)状態で所定時間経過すると、油圧制御装置1は自動的に非駆動状態に切り換わるので、作業者が非駆動状態への切換を忘れた場合であっても自動的に荷受台を作動させることができない状態となるため安全性を確保することができる。

0034

なお、本実施形態では、カード10の固有データ以外でも油圧制御装置1を駆動状態又は非駆動状態に切り換える構成としても構わない。具体的には、図4に示すように、判定部12と制御部14との間に、入力部11に入力された固有データを判定部12から制御部14に出力する固有データ出力手段(入力信号出力手段)F6が設けられた構成としても構わない。固有データ入力手段F6を設けることによって、判定部12に設定登録されている固有データが複数あるとしても、固有データごとに油圧制御装置1の駆動状態又は非駆動状態の時間や切換のタイミングを制御部14に保管させることができる。これにより、異なる固有データ(カード)を有する作業者ごとの作業状態を管理することも可能となる。

0035

また、制御部14に入力されたデータ、例えば操作部20の操作時間や油圧制御装置1の駆動回数等のデータを外部機器パソコン等)に出力する構成(図5(a)参照)や、油圧制御装置1にモニター部15を設けて表示する構成(図5(b)参照)とすることも可能である。これらの構成にすることで、油圧制御装置の各構成部品経年劣化の状況やメンテナンス実施時期を認識することができる。
(第2の実施形態)
次に、第1の実施形態と異なる部分を中心に第2の実施形態について説明する。なお、同じ装置に関しては説明の便宜上、同じ符号を用いて説明する。

0036

本実施形態は図6に示すように、油圧制御装置1に電圧検知部16が配されている点が異なる。電圧検知部16は、車両バッテリ4の電源電圧を検知(F81)し、その電圧値を制御部14に出力する(F82)ように構成されている。

0037

また、オフ信号入力手段F51は、「所定時間入力信号が入力されない状態が継続した場合に入切部13の切換スイッチをオフ接続する制御部14からの信号を入力する」だけでなく、「車両バッテリ4の電圧が所定値より小さくなった際にも入切部13の切換スイッチをオフ接続する制御部14からの信号を入力する」機能を兼ね備えている。

0038

これにより、車両バッテリ4の電力量が大きく消耗されている場合に、操作部20の操作を行うことでさらに電力量が消耗される状態になることを未然に防止し、車両バッテリ4の損傷を回避することができる。

0039

電源検知部16を用いた油圧制御装置1の駆動状態又は非駆動状態の切換順序について図7を用いて説明する。なお、図7では油圧制御装置1が駆動状態となったとき(図3の一点鎖線部分)を示している。

0040

油圧制御装置1が駆動状態に切り換えられると、電圧検知部16が車両バッテリ4の電圧検知を行う(S101、S102)。油圧制御装置1が非駆動状態にも関わらず、電圧が所定値より小さなときには車両バッテリ4の電力量が大きく消耗されている状態として操作部20の操作を防止するために、警報器図6のLED2)を駆動させてLED発光によって作業者に表示し(S105)、入切部13の切換スイッチをオフ接続して油圧制御装置1を非駆動状態に切り換える。なお、警報器は他の発光装置、音を発する装置、またはモニター表示図5(b)参照)などでも構わない。

0041

また、電圧が所定値以上のときには車両バッテリ4は良好な電力量を有する状態として操作部20の操作を許容する(S4)。この状態で操作入力が所定時間継続して行われないと(S41)、油圧制御装置1を非駆動状態に切り換える(S10)が、操作入力が行われている場合には荷受台5が作動される(S5)。操作入力が行われていても(S6)、途中で操作入力が所定時間継続して行われない状態が生じた場合(S61)には油圧制御装置1は非駆動状態に切り換えられる(S10)。また、操作入力が行われている間も、電圧検知部16による電圧検知は行われており(S103)、荷受台5の作動操作過度に行われる等によって電圧が所定値より小さくなった際には、同様に警報器が駆動され(S105)、油圧制御装置1が非駆動状態とされる(S10)。一方、電圧が所定値以上を維持していれば、作業者が停止作業を行うことで油圧制御装置1は非駆動状態に切り換えられる(S7〜S10)。

0042

本実施形態では、車両バッテリ4の電圧が所定値より小さくなった際には油圧制御装置1を非駆動状態に切り換えることとしているが、所定値より小さくなったことを検知して直ぐに切り換える設定とはせずに、所定値より小さい状態のまま所定回数だけ制御部14に操作入力が行われた時点で非駆動状態に切り換える設定としても構わない。また、電圧検知を行うステップを2つ設けている(S102、S104)が、いずれか一方のみを設けるようにしても構わない。
(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態と異なる実施形態について異なる部分を中心に図8を用いて説明する。

0043

本実施形態では、車両バッテリ4から直接、油圧制御装置1に接続された第1電気配線3と、運転室6を経由し、オン又はオフ切換するメインスイッチ30を介して油圧制御装置1に接続される第2電気配線31とが設けられている。

0044

作業者は通常カード10を入力部11に近接配置することで油圧制御装置1の駆動状態又は非駆動状態の切換を簡易に行うことができる機能を有しつつ、作業者がカード10を紛失した等の非常時には、メインスイッチ30の切換操作によって油圧制御装置1の駆動状態又は非駆動状態の切換を行うこともできる。

0045

本実施形態では、カード10を用いた場合とメインスイッチ30を用いた場合とで独立して油圧制御装置1の切換を行うこととしているが、これに限定するものではなく、メインスイッチ1をオン接続しなければカード10を用いた油圧制御装置1の切換を行うことができない構成とすることもできる。当該構成とすれば、作業者が荷受台5の操作を行うまでに油圧制御装置1を駆動状態にするための切換操作が2回必要となり、第三者による無断操作の防止や誤操作防止などの面で安全性を高めることができる。
(第4の実施形態)
第1から第3の実施形態と異なる実施形態について異なる部分を中心に図9を用いて説明する。

0046

本実施形態では、荷受台5の昇降作動は作業者が操作する無線操作部20aからの指令を受けて行われる。この無線操作部20aには、油圧制御装置1を駆動するための固有データを有した固有データ格納部(ICチップ等)201と、荷受台5の昇降作動の指令を無線信号R1で出力する操作データ出力部202とが設けられている。油圧制御装置1の駆動は、固有データ格納部201が油圧制御装置1の入力部に近接配置されることで制御され、操作データ出力部202からの出力は、作業者が行う操作(SW1、SW2の操作)に基づいて行われる。

0047

無線操作部20aは、油圧制御装置1を駆動状態にするための装置と、荷受台5の作動操作を行う装置とを兼用した構成であり、管理上好ましい。また、荷受台5の昇降作動の操作は無線操作部20aのみで行われる構成としているが、第1から第3の実施形態と同様に、油圧制御装置1に有線接続された操作部を有する構成もしくは油圧制御装置1自体に設けた構成としても構わない。油圧制御装置1に操作部が有線接続された構成の場合、その接続された操作部に固有データ格納部201が設けられた構成も可能である。
(その他の事項)
第1〜第4の実施形態でそれぞれ異なる形態を説明したが、これらを組み合わせた構成を用いても構わない。

0048

また、カード10と入力部11との無線通信の範囲に関しては互いに近接配置させるものとしたが、カード10からの信号が入力部11に入力される範囲であれば近接した範囲に限るものではない。また、近接配置されることでカード10からの出力信号が感知される形態に限らず、接触型の形態でも構わない。なお、カード10や無線操作部20aなどのように入力部に近接させる携帯機に関してはカード状や作業者が操作する機器のように、作業者が携帯できる大きさであれば他形態のものとしても良い。作業者が携帯するものについては、入力部11から出力された電磁波に対応して入力部11に信号出力するものに限らず、携帯機から直接入力部11に信号出力するものも適用可能である。

0049

また、入力部の構成に関しては、カード10を近接配置させる構成のほか、直接、固有データを入力する構成や、指紋認証音声判断、画像認証等の構成とすることもできる。

0050

本発明によれば、油圧制御装置を備える全種類の荷受台昇降装置に対して有用である。

0051

1油圧制御装置
2荷箱
3電気配線
4車両バッテリ
5荷受台
車両運転室(キャブ)
10カード
11 入力部
12 判定部
13 入切部
14 制御部
15モニター部
16電圧検知部

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