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技術 組み合わせ秤及び計量包装システム

出願人 大和製衡株式会社
発明者 宮永剛志
出願日 2009年12月22日 (11年0ヶ月経過) 出願番号 2009-291187
公開日 2011年7月7日 (9年5ヶ月経過) 公開番号 2011-131899
状態 特許登録済
技術分野 基本的包装技術I(流動体の充填) 特殊目的重量測定 包装位置への供給II(流動体の供給)
主要キーワード 発熱度合い 環状域 昇温度合い 予想温度 金属製異物 計量センサ セグメント表示素子 所定重量値
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

電源投入による運転開始時に、包装装置予熱が終了するまでの待機時間を有効に利用して、可動部の異常点検等を行うことができる組み合わせ秤及び計量包装システムを提供する。

解決手段

組み合わせ秤11において複数の計量ホッパ29で計量された被計量物Mの組み合わせを選択し、所定値となるように組み合わされた物品を次工程の包装装置12に送出して、その包装装置12において被計量物Mを包材P内に包装する。組み合わせ秤11の電源投入時に、ダミー運転のモードを設定するとともに、包装装置12の予熱を開始させる。ダミー運転モードの設定中に、包装装置12から予熱の終了信号を受信したとき、ダミー運転モードを停止させるように制御する。

概要

背景

組み合わせ秤においては、複数のホッパで計量された被計量物の組み合わせを選択して、所定重量値となるように組み合わされた物品を次工程の包装装置送出するようなっている。そして、包装装置においては、被計量物が収容された包材シールヒータによって加熱シールすることにより、被計量物を密封状態包装するようになっている。そして、前記包装装置は、組み合わせ秤の稼働前に、シールヒータが所定温度に達するまで予熱させる必要がある。このため、包装装置のシールヒータが所定温度に達するまで、計量運転を開始することができず、その待機時間が無駄になるという問題があった。

一方、起動時に駆動部の動作点検等を行うようにした組み合わせ秤や包装装置としては、例えば特許文献1〜特許文献4に開示されるような構成が従来から提案されている。
組み合わせ秤に関する特許文献1には、メンテナンスモードによって各駆動部を指定し、その指定駆動部の動作をセンサによって点検するようにした動作点検装置が開示されている。

組み合わせ秤に関する特許文献2には、計量開始前に試運転モードによって初期設定のホッパ開閉時間等の運転を行い、ホッパ開閉時間等の設定を最適に決定する技術が開示されている。

電子秤等の計量装置に関する特許文献3には、運転開始時に、ウォーミングアップ時間を設定し、そのウォーミングアップ時間を利用して、表示器におけるセグメント表示素子の各セグメント点灯チェックする技術が開示されている。

特許文献4には、包装装置において、装置の始動時に、各シールヒータの温度をチェックして、所定温度に達したときに包装運転を開始する技術が開示されている。また、物品の包装サイクルごとに、計量装置に対する被計量物の排出リクエスト信号を、包装装置における排出準備完了の確認後に出力する技術が開示されている。

概要

電源投入による運転開始時に、包装装置の予熱が終了するまでの待機時間を有効に利用して、可動部の異常点検等を行うことができる組み合わせ秤及び計量包装システムを提供する。組み合わせ秤11において複数の計量ホッパ29で計量された被計量物Mの組み合わせを選択し、所定値となるように組み合わされた物品を次工程の包装装置12に送出して、その包装装置12において被計量物Mを包材P内に包装する。組み合わせ秤11の電源投入時に、ダミー運転のモードを設定するとともに、包装装置12の予熱を開始させる。ダミー運転モードの設定中に、包装装置12から予熱の終了信号を受信したとき、ダミー運転モードを停止させるように制御する。

目的

その目的は、電源投入による運転開始時等に、次工程の包装装置の予熱が終了するまでの待機時間を有効に利用して、可動部の異常点検等を行うことができる組み合わせ秤、及びその組み合わせ秤を備えた計量包装システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

複数のホッパにおいて計量された被計量物の組み合わせを選択して、所定重量値となるように組み合わされた物品を次工程の包装装置送出するようにした組み合わせ秤において、ダミー運転のモードを設定する設定手段と、前記包装装置の予熱終了信号を受信する受信部と、予熱終了信号の受信によりダミー運転が停止されるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする組み合わせ秤。

請求項2

ダミー運転下において可動部の異常を検出するための検出手段と、検出された異常に関する情報を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする請求項1に記載の組み合わせ秤。

請求項3

前記包装装置の予熱の開始後に、予熱の終了予想時刻演算する演算手段と、前記終了予想時刻にあわせて、計量センサが規定の温度に達するように、ダミー運転の速度を調整する調整手段とを備えてことを特徴とする請求項1または2に記載の組み合わせ秤。

請求項4

請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の組み合わせ秤と、その組み合わせ秤の次工程を構成するように、組み合わせ秤の下流側に設けられ、被計量物が収容された包材加熱シールすることにより被計量物を包装する包装装置とを備え、その包装装置は、予熱の終了にともない終了信号を送信する送信部を有することを特徴とする計量包装システム

請求項5

前記包装装置の下流側に製品検査装置を設け、その検査装置は、予熱の終了にともなって前記制御手段に対して終了信号を出力する送信部を有し、前記組み合わせ秤の制御装置は、検査装置及び前記包装装置からの終了信号を受けてダミー運転を停止させることを特徴とする請求項4に記載の計量包装システム。

技術分野

0001

この発明は、食品等の被計量物所定重量値となるように計量するための組み合わせ秤、及びその組み合わせ秤を備えた計量包装システムに関するものである。

背景技術

0002

組み合わせ秤においては、複数のホッパで計量された被計量物の組み合わせを選択して、所定重量値となるように組み合わされた物品を次工程の包装装置送出するようなっている。そして、包装装置においては、被計量物が収容された包材シールヒータによって加熱シールすることにより、被計量物を密封状態包装するようになっている。そして、前記包装装置は、組み合わせ秤の稼働前に、シールヒータが所定温度に達するまで予熱させる必要がある。このため、包装装置のシールヒータが所定温度に達するまで、計量運転を開始することができず、その待機時間が無駄になるという問題があった。

0003

一方、起動時に駆動部の動作点検等を行うようにした組み合わせ秤や包装装置としては、例えば特許文献1〜特許文献4に開示されるような構成が従来から提案されている。
組み合わせ秤に関する特許文献1には、メンテナンスモードによって各駆動部を指定し、その指定駆動部の動作をセンサによって点検するようにした動作点検装置が開示されている。

0004

組み合わせ秤に関する特許文献2には、計量開始前に試運転モードによって初期設定のホッパ開閉時間等の運転を行い、ホッパ開閉時間等の設定を最適に決定する技術が開示されている。

0005

電子秤等の計量装置に関する特許文献3には、運転開始時に、ウォーミングアップ時間を設定し、そのウォーミングアップ時間を利用して、表示器におけるセグメント表示素子の各セグメント点灯チェックする技術が開示されている。

0006

特許文献4には、包装装置において、装置の始動時に、各シールヒータの温度をチェックして、所定温度に達したときに包装運転を開始する技術が開示されている。また、物品の包装サイクルごとに、計量装置に対する被計量物の排出リクエスト信号を、包装装置における排出準備完了の確認後に出力する技術が開示されている。

先行技術

0007

特開昭60−31024号公報
特開平5−99732号公報
特開昭60−115815号公報
特開昭63−272609号公報

発明が解決しようとする課題

0008

ところが、特許文献1〜特許文献3には、計量装置の運転開始時やメンテナンス時に、装置内の駆動部や表示器の動作点検等を行う技術が開示されているが、次工程の包装装置の予熱に関連する技術については記載されていない。また、特許文献4には、包装装置の始動時に、各シール用ヒータが所定温度に達したときに、包装運転を開始する技術が開示されているが、シール用ヒータが所定温度に達した場合における前工程の計量装置との運転連携の技術については記載されていない。

0009

よって、この特許文献1〜特許文献4に記載の構成においても、前述した従来構成の場合と同様に、組み合わせ秤の電源投入による運転開始時に、次工程の包装装置のシールヒータが所定温度に達するまで、計量運転を開始することができず、その待機時間が無駄になるという問題があった。

0010

この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、電源投入による運転開始時等に、次工程の包装装置の予熱が終了するまでの待機時間を有効に利用して、可動部の異常点検等を行うことができる組み合わせ秤、及びその組み合わせ秤を備えた計量包装システムを提供することにある。

課題を解決するための手段

0011

上記の目的を達成するために、組み合わせ秤に係る発明では、複数のホッパにおいて計量された被計量物の組み合わせを選択して、所定重量値となるように組み合わされた物品を次工程の包装装置に送出するようにした組み合わせ秤において、ダミー運転のモードを設定する設定手段と、前記包装装置の予熱の終了信号を受信する受信部と、前記予熱終了信号の受信によりダミー運転が停止されるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とことを特徴としている。ここで、ダミー運転とは、被計量物を計量することなく、組み合わせ秤を運転することをいう。

0012

従って、この発明の組み合わせ秤においては、ダミー運転モードの設定中に、包装装置から予熱の終了信号を受信すると、ダミー運転モードが停止される。よって、組み合わせ秤の電源投入による運転開始に際して、包装装置の予熱が終了するまでの待機時間を有効に利用して、組み合わせ秤における可動部の異常点検等を行うことができる。

0013

前記組み合わせ秤において、ダミー運転モード下において可動部の異常を検出するための検出手段と、検出された異常に関する情報を表示する表示手段とを設けるとよい。
前記組み合わせ秤において、前記包装装置の予熱の開始後に、予熱の終了予想時刻演算する演算手段と、前記終了予想時刻にあわせて、計量センサが規定の温度に達するように、ダミー運転の速度を調整する調整手段とを備えることが好ましい。

0014

また、計量包装システムに係る発明では、前記のような構成の組み合わせ秤と、その組み合わせ秤の次工程を構成するように、組み合わせ秤の下流側に設けられ、被計量物が収容された包材を加熱シールすることにより被計量物を包装する包装装置とを備え、その包装装置は、予熱の終了にともない終了信号を送信する送信部を有することを特徴としている。

0015

前記計量包装システムにおいて、前記包装装置の下流側に製品検査装置を設け、その検査装置は、予熱の終了にともなって前記制御手段に対して終了信号を出力する送信部を有し、前記組み合わせ秤の制御装置は、検査装置及び前記包装装置からの終了信号を受けてダミー運転モードを停止させるようにするとよい。

発明の効果

0016

以上のように、この発明によれば、電源投入による運転開始時等において、包装装置の予熱が終了するまでの待機時間を有効に利用して、組み合わせ秤の可動部の異常点検等を行うことができるという効果を発揮する。

図面の簡単な説明

0017

第1実施形態の計量包装システムを示す概略構成図。
第1実施形態の計量包装システムにおける組み合わせ秤の電気回路構成を示すブロック図。
第1実施形態の組み合わせ秤におけるダミー運転の動作を示すフローチャート
第1実施形態の組み合わせ秤における表示部の表示画面を示す正面図。
(a)はダミー運転時における表示を示す正面図、(b)は異常箇所発生の際の表示を示す正面図、(c)はダミー運転時中断時における表示を示す正面図。
ダミー運転終了時における表示を示す正面図。
第2実施形態の計量包装システムを示す概略構成図。
第2実施形態の組み合わせ秤におけるダミー運転の動作を示すフローチャート。
ダミー運転時における表示を示す正面図。
ダミー運転終了時における表示を示す正面図。
第3実施形態の組み合わせ秤におけるダミー運転の動作を示すフローチャート。
ダミー運転終了時刻予想にともなう表示を示す正面図。

実施例

0018

(第1実施形態)
以下に、この発明を具体化した組み合わせ秤を備える計量包装システムの第1実施形態を、図1図6の図面に基づいて説明する。

0019

図1に示すように、この実施形態の計量包装システムは、食品等の被計量物Mを計量する組み合わせ秤11と、その次工程を構成するように、組み合わせ秤11の下流側に設置した包装装置12とが備えられている。組み合わせ秤11の上流側には、組み合わせ秤11にポテトチップピーナッツ等の被計量物Mを供給する供給装置20が設置されている。組み合わせ秤11は、後述する複数の計量ホッパ29において被計量物Mの重量を計量するとともに、その計量された被計量物Mの組み合わせを選択して、所定重量値となるように組み合わされた被計量物Mを包装装置12に対して送出する。前記包装装置12は、組み合わせ済みの被計量物Mを包材Pに収容するとともに、その包材Pを加熱シールすることにより、被計量物Mの密封包装を行う。包装された被計量物Mは次工程に送られる。

0020

次に、前記組み合わせ秤11及び包装装置12について詳細に説明する。
図1に示すように、組み合わせ秤11の上部中央においてフレーム(図示しない)には、前記供給装置20から供給された被計量物Mを周囲に振り分けるためのトップコーン21を有するメインフィーダ22が設置されている。このメインフィーダ22はトップコーン21を振動させて、被計量物Mの送り動作を行わせる。トップコーン21の下流側において前記秤フレームには、複数対(例えば10対)の計量ユニット23が環状域において所定角度間隔おきに配置されている。

0021

前記各計量ユニット23には、リニアフィーダ25が設けられている。このリニアフィーダ25には、トップコーン21から被計量物Mを受け取って下流側に送出するリニアフィーダパン24が設けられている。このリニアフィーダパン24は、リニアフィーダ25の振動により被計量物Mの送り動作を行う。

0022

リニアフィーダパン24の下流側には、リニアフィーダパン24から被計量物Mを受け取って一時的に保持する供給ホッパ26が配置されている。供給ホッパ26の下端部には供給ホッパゲート27が設けられ、パルスモータ28により開閉される。そして、供給ホッパゲート27の開放にともない、供給ホッパ26内に保持された被計量物Mが下流側に供給される。

0023

供給ホッパ26の下流側には、供給ホッパ26から被計量物Mを受け取ってその重量を計量する計量ホッパ29が配置されている。計量ホッパ29の下端部には計量ホッパゲート30が設けられ、パルスモータ31により開閉される。計量ホッパゲート30の開放にともない、計量された被計量物Mが下流側に送出される。前記秤フレームにはロードセルよりなる計量センサ32が設けられている。そして、被計量物Mの重量が前記計量ホッパ29とともに計量されて、その計量値を示す信号がこの計量センサ32から出力される。

0024

前記計量ユニット23を構成するトップコーン21,リニアフィーダパン24,供給ホッパ26及び計量ホッパ29は、前記秤フレームに対して脱着可能に取付けられており、それらを秤フレームから取外すことにより、清掃洗浄をしたり、あるいは種類の異なるものと交換したりすることができる。また、トップコーン21,リニアフィーダパン24,供給ホッパ26及び計量ホッパ29を秤フレームに装着することにより、それらは前記各フィーダ22,25,パルスモータ28,31や計量センサ32に連結される。

0025

そして、組み合わせ秤11の稼働時には、被計量物Mがトップコーン21からフィーダパン24に送られ、そこから供給ホッパ26に送られる。供給ホッパ26内の被計量物Mは空の計量ホッパ29に対して送られる。計量ホッパ29においては、被計量物Mの組み合わせ重量があらかじめ設定された所定値となるように、複数の計量ホッパ29の被計量物Mの組み合わせが選択されて、その被計量物Mが計量ホッパゲート30から下流側に送出される。

0026

前記計量ユニット23群の下流側には、複数の計量ホッパ29の計量ホッパゲート30から送出される被計量物Mを集合させて下流側に案内する集合シュート33が配置されている。集合シュート33の下流側には、集合シュート33から被計量物Mを受け取って前記包装装置12に対して排出する排出シュート34が配置されている。

0027

前記包装装置12には、包材Pを加熱シールして被計量物Mを包装するためのシールヒータ36が設けられている。シールヒータ36の近傍には、そのシールヒータ36の温度を検出するための温度センサ37が配置されている。包装装置12には、包装装置12の運転を制御するための制御器38が設けられている。そして、包装装置12の運転開始時において、シールヒータ36はシール可能な温度まで昇温するように予熱される。このとき、温度センサ37がシールヒータ36のシール可能な所定温度を検出すると、この包装装置12の制御器38から図2に示す組み合わせ秤11の後述の制御部41に対して、予熱の終了信号が送信される。つまり、包装装置12の制御器38により、予熱終了信号を送信するための送信部が構成されている。

0028

次に、前記のように構成された組み合わせ秤11の電気回路の構成について説明する。
図2に示すように、組み合わせ秤11の制御装置40は、組み合わせ秤11の外部に設けられている。その制御装置40において、CPU(中央処理装置)等よりなる制御部41は、組み合わせ秤11の運転を制御するための制御手段を構成している。記憶部42は、組み合わせ秤11の運転に必要なプログラム(例えば、図3に示すプログラム)や諸データを記憶する。操作部43は、組み合わせ秤11の操作や各種データの入力等を行うためのものである。表示部44は、例えばタッチパネルの機能を有する液晶ディスプレイよりなり、その表示部44には図4図6に示す各種の内容の画面が表示される。そして、前記表示部44,すなわちタッチパネルにより前記操作部43が構成されている。

0029

図4に示すように、前記表示部44の画面には、各計量ホッパ29における被計量物Mの計量値を示す計量表示エリア51が設けられる。また、表示部44の画面には、ダミー運転に関する表示エリア52が設けられる。その表示エリア52には、包装装置12のシールヒータ36の予熱に関する情報を表示するための第1表示枠52aと、前記制御部41の制御結果にともなう情報を表示するための第2表示枠52bと、スイッチ部52cとが設けられる。

0030

前記組み合わせ秤11の制御部41は、前記各計量ユニット23のメインフィーダ22、リニアフィーダ25、供給ホッパゲート27のパルスモータ28及び計量ホッパゲート30のパルスモータ31に対して、駆動または停止信号を出力する。同様に、制御部41は、前記供給装置20に対して、駆動または停止信号を出力する。

0031

また、前記組み合わせ秤11の制御部41は、前記包装装置12の制御器38に対して、運転開始指令または運転停止指令を送信する。さらに、制御部41は、包装装置12の制御器38の予熱の終了信号を受信する。従って、この組み合わせ秤11の制御部41により、予熱の終了信号を受信するための受信部が構成されている。

0032

前記組み合わせ秤11の制御部41は、電源スイッチが投入されたとき、ダミー運転のモードを設定して、組み合わせ秤11における各可動部のダミー運転を実行させる。つまり、この制御部41により、ダミー運転のモードを設定するための設定手段が構成されている。そして、このダミー運転モード下において、計量ホッパゲート30等の可動部に異常が生じた場合は、その異常が検出されて、その検出された異常に関する情報が前記表示部44に表示される。すなわち、メインフィーダ22及びリニアフィーダ25はソレノイド(図示しない)により振動され、それらのソレノイドの給電回路には電流センサ(図示しない)が接続されている。制御部41はこの電流センサの出力を監視し、ソレノイドの異常にともなう電流センサの出力異常が検出される。また、パルスモータ28,31には、それらの原点位置を検出するための位置検出センサ(図示しない)が設けられている。制御部41はこの位置検出センサの出力を監視し、パルスモータ28,31の回転位置の異常にともない電流センサの出力を介して異常が検出される。従って、制御部41により、異常を検出する検出手段が構成されている。

0033

さらに、前記組み合わせ秤11の制御部41は、ダミー運転モードの設定中に、包装装置12の制御器38から、予熱の終了信号を受信したとき、ダミー運転モードを停止させる。つまり、この制御部41により、ダミー運転モードを停止させるための制御手段が構成されている。

0034

次に、前記のように構成された組み合わせ秤11の動作を説明する。
さて、この組み合わせ秤11の運転開始時には、制御部41の制御に基づいて、図3のフローチャートに示す各ステップ(以下、単にSという)の動作が順に実行される。図3のフローチャートは、記憶部42内に記憶されたプログラムが制御部41の制御のもとに実行されるものである。まず、S1において計量包装システムの電源が投入されると、表示部44の表示エリア52において図4に示す表示がなされる。そして作業者により表示エリア52のスイッチ部52cがオン操作されると、プログラムがS1を経てS2に進行する。このため、ダミー運転のプログラムが記憶部42のプログラム記憶エリアからワーキングエリア転送されて、ダミー運転モードが設定され、組み合わせ秤11のダミー運転が開始される。それと同時に、S3において、包装装置12の予熱検出が開始され、昇温過程のシールヒータ36の温度が温度センサ37によって検出されて、その検出データが制御器38に対して出力される。

0035

このダミー運転においては、供給装置20が作動されないため、組み合わせ秤11に対する被計量物Mの供給は実行されない。その状態で、メインフィーダ22及びリニアフィーダ25が供給動作を行うとともに、供給ホッパゲート27や計量ホッパゲート30が開閉動作を行い、組み合わせ秤11はいわば空運転される。この場合、例えば、秤フレームに対する供給ホッパ26や計量ホッパ29の装着が不良であれば、異音が発生されたり、開閉動作がなされなかったりするため、作業者は視覚聴覚によって異常箇所を判別することが可能となる。そして、異常箇所が発見された場合には、図4に示すスイッチボタン54を操作することにより装置運転を停止できる。従って、作業者は、この停止状態において異常解消のために装着不良を修正したり、部品を交換したりする作業を行うことができる。

0036

次に、S4において、包装装置12のシールヒータ36が所定温度に達したか否か、つまり予熱が終了したか否かが判別される。予熱が終了していない場合には、プログラムがS5に進行する。S5においては、図5(a)に示すように、表示部44の表示エリア52の第1表示枠52a及び第2表示枠52bに予熱が終了前の状態である旨と、ダミー運転実行中である旨とがそれぞれ表示される。次のS6においては、表示エリア52のスイッチ部52cの操作にともないダミー運転モードの停止指示が出されているか否かが判別される。スイッチ部52cのオフ操作により、ダミー運転モードの停止指示が出された場合は、S11において、図5(c)に示すように、予熱が終了前の状態である旨と、組み合わせ秤11の運転を中断する旨の表示とが出された後に、S12においてダミー運転が停止される。

0037

また、S6において前記表示部44のスイッチ部52cがオフ操作されず、組み合わせ秤11の停止指示が出されていないと判断された場合には、次のS7において、組み合わせ秤11の各可動部に設けられた各種のセンサからの検出信号に基づき、制御部41により、各可動部に異常があるか否かが判別される。例えば、メインフィーダ22に対するトップコーン21の装着や、リニアフィーダ25に対するリニアフィーダパン24の装着において異常が生じている場合には、メインフィーダ22及びリニアフィーダ25のソレノイドの負荷正常状態とは異なる。このため、それらのソレノイドの電流値が変動し、その変動が異常として制御部41によって検出される。また、供給ホッパゲート27や計量ホッパゲート30の開閉不良の場合には、パルスモータ28,31の原点位置が変位する。このため、それらのパルスモータ28,31の位置検出センサがその状態を出力し、その出力が異常として制御部41によって検出される。

0038

前記S7の判別において、各可動部に異常がない場合には、プログラムがS8に進行して、ダミー運転開始または前回のS8の判別から一定時間(例えば1分)経過したか否かが判別される。経過していない場合には、前記S4に戻って、S4〜S8の動作が繰り返し行われる。それに対して、一定時間経過した場合には、S9において、計量センサ32の零点補正が行われる。この零点補正は、一定時間経過時において、計量センサ32の計量値が、重量であると制御部41によって判断されるようにする処理である。すなわち、計量センサ32を構成するロードセルは、その温度に応じて出力レベル相違する。一方、組み合わせ秤11の運転が継続されると、計量センサ32の周囲の基板等が徐々に昇温されるため、実際には被計量物Mを計量しないダミー運転であっても、計量センサ32の出力値が時間とともに変化する。このため、現在の出力値を重量零点補正する処理が定期的に実行される。その後、プログラムは前記S4に戻る。

0039

一方、前記S7の判別において、可動部に異常がある場合には、プログラムがS10に進行して、図5(b)に示すように、前記制御部41により検出された異常箇所や異常状態等の情報が表示エリア52に表示される。その後、S12において、ダミー運転モードが終了される。

0040

前記S6の判別において、包装装置12の予熱が終了した場合には、S11に進行して、図6に示すように表示エリア52において予熱終了にともなうダミー運転終了の旨が表示され、S12においてダミー運転モードが終了される。

0041

従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) この実施形態においては、組み合わせ秤11の電源投入時に、ダミー運転のモードが設定されるとともに、包装装置12の予熱が開始される。そして、ダミー運転モードの設定中に、包装装置12から予熱の終了信号を受信したとき、ダミー運転モードが停止される。よって、組み合わせ秤11の電源投入による運転開始に際して、包装装置12の予熱が終了するまでの待機時間を有効に利用して、組み合わせ秤11の点検を行うことができる。このため、包装装置12の予熱が終了した後に組み合わせ秤11の点検作業を行うような必要はなく、作業能率を向上できる。

0042

(2) この実施形態においては、ダミー運転モード下において可動部の異常が検出された場合は、その異常に関する情報が表示部44において表示されるとともに、ダミー運転を停止することができる。このため、作業者は異常事態とその内容を迅速に把握できるとともに、異常状態をただちに停止できる。

0043

(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を図2図7図10に基づいて説明する。なお、この第2実施形態以降の実施形態及び変更例については、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。

0044

図7及び図2に示すように、この第2実施形態においては、組み合わせ秤11を有する計量包装システムが、検査装置を備えている。この検査装置は、重量検査装置14,X線検査装置及び金属検査装置16を備えている。前記重量検査装置14は、包装済みの製品が所定重量範囲内であるか否かを検査する。X線検査装置15は、製品内に異物混入しているか否かをX線によって検出する。金属検査装置16は、製品内に針等の金属製異物が混入しているか否かを検出する。前記重量検査装置14,X線検査装置15及び金属検査装置16には、それらの装置の運転を制御するための制御器14a,15a,16aが設けられている。

0045

そして、組み合わせ秤11の始動時に、前記X線検査装置15は、そのX線管15bを昇温させるための予熱動作を行う。その予熱動作が終了したとき、制御器15aから図2に示す組み合わせ秤11の演算手段及び調整手段としての制御部41に対して、予熱の終了信号が送信される。つまり、X線検査装置15の制御器15aにより、予熱終了信号を送信するための送信部が構成されている。

0046

前記組み合わせ秤11の制御部41は、前記重量検査装置14、X線検査装置15及び金属検査装置16の制御器14a〜16aに対して、運転開始指令または運転停止指令を送信する。つまり、この組み合わせ秤11の制御部41により、予熱動作の終了信号を受信するための受信部が構成されている。さらに、前記組み合わせ秤11の制御部41は、ダミー運転モードの設定中に、X線検査装置15の制御器15aから、予熱の終了信号を受信したとき、ダミー運転モードを停止させる。従って、この制御部41により、ダミー運転モードを停止させるための制御手段が構成されている。また、図9及び図10に示すように、表示部44の表示エリア52には、X線検査装置15の状態を示す表示のための第4表示枠52dが設けられる。

0047

次に、第2実施形態の動作を図8のフローチャートに基づいて説明する。図8において、S3の処理と前記第1実施形態の図3のS3とは同じ動作である。図8のS5及びS6の処理は、図3のS4及びS5の処理と同じ動作である。図8のS9〜S15の処理は、図3のS6〜S12の処理と同じ動作である。また、この実施形態においては、S4,S7,S8の処理が新たに加えられている。

0048

すなわち、図8に示すように、S3における包装装置12の予熱開始とともに、S4において検査装置におけるX線検査装置15のX線管15bの予熱が開始される。そして、S5及びS6を経て、S7において、図示しない温度センサからの検出信号に基づく前記制御器15aからの出力により、制御部41はX線検査装置15の予熱が終了したか否かを判別する。予熱が終了していない場合には、S8において、表示エリア52の第4表示枠52dに図9に示す表示がなされる。

0049

そして、包装装置12及びX線検査装置15の予熱が終了した場合には、S14において第4表示枠52dに図10に示す表示がなされ、S15に進行してダミー運転が停止される。

0050

なお、前記重量検査装置14はロードセルよりなる計量センサ14bを備えているため、前記第1実施形態の計量ホッパ29の計量センサ32と同様に、図8のS11及びS12において一定期間ごとに計量センサ14bの出力値に対して零点補正が実行される。

0051

従って、第2実施形態においては、以下の効果がある。
(3) この実施形態においては、包装装置12の下流側のX線検査装置15の予熱が終了したとき、組み合わせ秤11の制御部41に予熱動作終了信号が出力される。組み合わせ秤11においては、包装装置12及びX線検査装置15の双方からの予熱動作終了信号に基づいて、ダミー運転モードが停止される。よって、包装装置12の予熱及びX線検査装置15の予熱に要する待機時間を有効に利用して、組み合わせ秤11の可動部の異常点検等を行うことができる。

0052

(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を図1図2図11及び図12に基づいて説明する。
第3実施形態においては、図1及び図2に2点鎖線で示すように、計量センサ32に温度センサ32aが付設されている。

0053

また、第3実施形態において、包装装置12において予熱が開始されると、所定時間(例えば3分)後に、予熱の終了予想時刻が演算される。また、その終了予想時刻にあわせて、計量センサ32及びその周辺機器が温度安定領域である所定温度に達するように、ダミー運転の運転速度が調整される。この温度安定領域においては、計量センサ32の温度がほとんど変化しないため、零点補正が不要な領域である。

0054

そのために、第3実施形態においては、図11に示すプログラムにおいて、図3に示す第1実施形態のプログラムに対してS4,S12〜S16の処理が付加されている。図11のS3の処理とS5以降の処理は、図3のS3とS4以降の処理と同じである。

0055

すなわち、図11のS3に続くS4において、ダミー運転開始あるいは前回のS4の判別から所定(例えば3分)時間が経過したか否かが判別され、経過していない場合はプログラムがS5に進行する。前記S4において、所定時間が経過したと判断された場合は、S12において、予熱動作の終了予想時刻が演算される。すなわち、S4の所定時間に達するまでのシールヒータ36の昇温度合いから、予熱動作終了温度に達するまでの時間が演算され、現在時刻にその演算時間加算されて、発熱動作の終了予想時刻が算出される。そして、その終了予想時刻が図12に示すように表示エリア53に表示される。

0056

S14においては、温度センサ32aからの検出信号に基づき、予熱終了予想時刻における計量センサ32の予想温度が演算される。そして、S15において、組み合わせ秤11の稼働中における計量センサ32の規定の温度と前記演算温度との差が演算される。計量センサ32の予想温度が低く、規定温度との間に差がある場合は、S15を経て、S16において、差が解消されるように、組み合わせ秤11の運転速度が速められる。このように、組み合わせ秤11の運転速度が速められると、計量センサ32の周囲の基板等の発熱度合いが高くなり、計量センサ32の昇温速度が速くなり、予熱終了予想時刻に計量センサ32を規定温度まで昇温させることができる。

0057

従って、第3実施形態においては、以下の効果がある。
(4)予熱終了と同時に計量センサ32の温度が既定値に達するように、ダミー運転の速度が調節される。このため、ダミー運転後における稼働時の零点補正が不要になり、作業効率を向上できる。すなわち、前述のようにロードセルよりなる計量センサ32は、計量センサ32が規定温度に達するまでは、零点補正が必要になる。このため、計量センサ32が規定温度に達する前にダミー運転が終了されると、実際に被計量物Mを計量する稼働時に零点補正することが必要となる。ところが、計量稼働時に零点補正する場合は、その補正を計量ホッパ29に被計量物Mが存在しない状態で行う必要がある。従って、零点補正のために計量動作を停止させる必要があり、作業効率が阻害される。これに対し、第3実施形態においては、計量センサ32の規定値到達タイミングとダミー運転終了タイミングとが一致するため、作業効率の低下が防止される。

0058

(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態では、ダミー運転を計量包装システムの運転開始時に実行するようにしたが、例えば、作業の休憩時、あるいは計量中断時等、ダミー運転を運転開始以外の時に実行すること。

0059

・ 第2実施形態の構成及び作用と第3実施形態の構成及び作用とを合体すること。
・ 前記実施形態においては、ダミー運転の開始を表示部44のタッチパネルよりなるスイッチ部52cの操作により行うようになっているが、ダミー運転開始が、タイマによりあらかじめ決められた時刻に行われるように構成すること。

0060

11…組み合わせ秤、12…包装装置、14…重量検査装置、15…X線検査装置、16…金属検査装置、14a,15a,16a…送信部を構成する制御部、22…メインフィーダ、23…計量ユニット、25…リニアフィーダ、26…供給ホッパ、29…計量ホッパ、32…計量センサ、33…集合シュート、36…シールヒータ、37…温度センサ、38…送信部を構成する制御部、41…制御手段、設定手段及び受信部を構成する制御部、40…制御装置、44…表示手段としての表示部、M…被計量物、P…包材。

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