図面 (/)

技術 椅子の片持ち支持機構

出願人 タカノ株式会社
発明者 金子正
出願日 2009年11月27日 (11年0ヶ月経過) 出願番号 2009-269871
公開日 2011年6月9日 (9年6ヶ月経過) 公開番号 2011-110243
状態 特許登録済
技術分野 椅子の脚、座部、背もたれ及び付属物
主要キーワード 幅方向外向き 脚部フレーム 押し出し成型品 網状部材 タッピンねじ 支持側 荷重受け アルミダイキャスト
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年6月9日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

片持ち支持剛性を高くする。簡単に連結する。

解決手段

着座者支え荷重受け部材1のフレーム6を片持ち支持する支持部材2と、フレーム6の支持側端部6dを支持部材2に係止する第1の軸部材3を備え、第1の軸部材3は、支持側端部6dに対してその軸線4方向に挿入され、片持ち支持によって支持側端部6dに作用する回転モーメントMを折る方向に作用させて受けるようにしている。

概要

背景

片持ち式椅子として、例えば図6に示すように長尺パイプを折り曲げて脚部のフレーム101aと座部のフレーム101bを一体的に形成したフレーム101を有するものがある(特許文献1)。座部フレーム101bは脚部フレーム101aの上端後方に折り曲げることで形成されている。即ち、座部フレーム101bはその前側端を脚部フレーム101aに片持ち支持されている。

このタイプのフレーム101はパイプを折り曲げて形成されるため、例えば曲げ部分101cを角形状にできない等のデザイン上の制約がある。そのため、例えば曲げ部分101cを角形状にする場合には、脚部フレーム101aと座部フレーム101bとを別々に形成し、脚部フレーム101aの上端に座部フレーム101bの前端溶接するようにしている。

また、椅子の回転モーメントが作用する部分の連結構造として、例えば図7及び図8に示すように、背もたれのフレーム102の下端部をブラケット103に連結するものがある(特許文献2)。この連結構造では、ブラケット103の取付片103aの後面に背フレーム102の取付部102aの前面を重ね合わせてボルト104で止めている。ボルト104は取付片103aと取付部102aとを重ね合わせた方向に挿入されており、取付部102aに形成されたねじ孔102bにねじ込まれている。したがって、着座者が凭り掛かる等した場合に背フレーム102に作用する回転モーメントは背フレーム102の取付部102aをボルト104から引き抜く方向に作用し、ボルト104とねじ孔102bに刻まれたねじ山・ねじ溝によって回転モーメントを受けるようにしている。

概要

片持ち支持の剛性を高くする。簡単に連結する。着座者を支え荷重受け部材1のフレーム6を片持ち支持する支持部材2と、フレーム6の支持側端部6dを支持部材2に係止する第1の軸部材3を備え、第1の軸部材3は、支持側端部6dに対してその軸線4方向に挿入され、片持ち支持によって支持側端部6dに作用する回転モーメントMを折る方向に作用させて受けるようにしている。

目的

本発明は、片持ち支持の剛性を高くすることができると共に、簡単に連結することができる椅子の片持ち支持機構を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

着座者支え荷重受け部材のフレーム片持ち支持する支持部材と、前記フレームの支持側端部を前記支持部材に係止する第1の軸部材を備え、前記第1の軸部材は、前記支持側端部に対して前記支持側端部の軸線方向に挿入され、片持ち支持によって前記支持側端部に作用する回転モーメントを折る方向に作用させて受けることを特徴とする椅子の片持ち支持機構

請求項2

前記支持部材は前記支持側端部を下から片持ち支持すると共に、前記支持側端部の先端面を受ける縦壁を有し、前記第1の軸部材は前記支持側端部の先端面を前記縦壁に係止することを特徴とする請求項1記載の椅子の片持ち支持機構。

請求項3

前記支持側端部に対して前記第1の軸部材の挿入方向に直交する方向に挿入される第2の軸部材を備えることを特徴とする請求項1記載の椅子の片持ち支持機構。

請求項4

前記荷重受け部材は座であることを特徴とする請求項1記載の椅子の片持ち支持機構。

請求項5

前記荷重受け部材は肘掛けであることを特徴とする請求項1記載の椅子の片持ち支持機構。

請求項6

前記支持部材は前記荷重受け部材の前側端部を片持ち支持することを特徴とする請求項1記載の椅子の片持ち支持機構。

請求項7

前記支持部材は前記荷重受け部材の後側端部を片持ち支持することを特徴とする請求項1記載の椅子の片持ち支持機構。

請求項8

前記第1の軸部材は、ねじ又はボルトであることを特徴とする請求項1記載の椅子の片持ち支持機構。

請求項9

前記第2の軸部材は、ねじ又はボルトであることを特徴とする請求項3記載の椅子の片持ち支持機構。

技術分野

0001

本発明は、椅子片持ち支持機構に関する。さらに詳しくは、本発明は、座や肘掛け等の着座者の体重を受ける荷重受け部材と当該荷重受け部材を片持ち支持する支持部材との連結構造の改良に関するものである。

背景技術

0002

片持ち式の椅子として、例えば図6に示すように長尺パイプを折り曲げて脚部のフレーム101aと座部のフレーム101bを一体的に形成したフレーム101を有するものがある(特許文献1)。座部フレーム101bは脚部フレーム101aの上端後方に折り曲げることで形成されている。即ち、座部フレーム101bはその前側端を脚部フレーム101aに片持ち支持されている。

0003

このタイプのフレーム101はパイプを折り曲げて形成されるため、例えば曲げ部分101cを角形状にできない等のデザイン上の制約がある。そのため、例えば曲げ部分101cを角形状にする場合には、脚部フレーム101aと座部フレーム101bとを別々に形成し、脚部フレーム101aの上端に座部フレーム101bの前端溶接するようにしている。

0004

また、椅子の回転モーメントが作用する部分の連結構造として、例えば図7及び図8に示すように、背もたれのフレーム102の下端部をブラケット103に連結するものがある(特許文献2)。この連結構造では、ブラケット103の取付片103aの後面に背フレーム102の取付部102aの前面を重ね合わせてボルト104で止めている。ボルト104は取付片103aと取付部102aとを重ね合わせた方向に挿入されており、取付部102aに形成されたねじ孔102bにねじ込まれている。したがって、着座者が凭り掛かる等した場合に背フレーム102に作用する回転モーメントは背フレーム102の取付部102aをボルト104から引き抜く方向に作用し、ボルト104とねじ孔102bに刻まれたねじ山・ねじ溝によって回転モーメントを受けるようにしている。

先行技術

0005

実開平7−28452号公報
特開2006−187538号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、上述の片持ち式の椅子では、曲げ部分101cを角形状にするために、脚部フレーム101aと座部フレーム101bとを別々に形成しこれらを溶接しているので、フレーム101の形成に手間が掛かる。ここで、図7及び図8に示す連結構造のようにボルト104を使用して脚部フレーム101aの上端に座部フレーム101bの前端を連結して片持ち支持することも考えられるが、この場合には脚部フレーム101aと座部フレーム101bとを重ね合わせた方向からボルト104を挿入することになり、この連結構造では片持ち支持によって座部フレーム101bに生じる回転モーメントがボルト104が抜ける方向に作用するので、片持ち支持の剛性を高くすることができない。

0007

本発明は、片持ち支持の剛性を高くすることができると共に、簡単に連結することができる椅子の片持ち支持機構を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0008

かかる目的を達成するために請求項1記載の椅子の片持ち支持機構は、着座者を支える荷重受け部材のフレームを片持ち支持する支持部材と、フレームの支持側端部を支持部材に係止する第1の軸部材を備え、第1の軸部材は、支持側端部に対して支持側端部の軸線方向に挿入され、片持ち支持によって支持側端部に作用する回転モーメントを折る方向に作用させて受けるものである。

0009

したがって、支持部材によって片持ち支持されている荷重受け部材に着座者の重さが作用すると、荷重受け部材のフレームには支持されていない側の端部を下げ、支持されている側の端部(支持側端部)を上げようとする回転モーメントが発生する。荷重受け部材のフレームの支持側端部は第1の軸部材によって支持部材に係止されているので、この回転モーメントを第1の軸部材が受ける。回転モーメントは第1の軸部材に対して当該第1の軸部材を折る方向に作用するので、第1の軸部材の回転モーメントに対する剛性は大きく、第1の軸部材はフレームの支持側端部を支持部材にしっかりと固定する。

0010

また、請求項2記載の椅子の片持ち支持機構は、支持部材が支持側端部を下から片持ち支持すると共に、支持側端部の先端面を受ける縦壁を有し、第1の軸部材は支持側端部の先端面を縦壁に係止するものである。したがって、荷重受け部材のフレームを支持部材によって下から支えることができる。第1の軸部材はフレームの支持側端部が回転モーメントによって支持部材から浮き上がるのを防止する。

0011

また、請求項3記載の椅子の片持ち支持機構は、支持側端部に対して第1の軸部材の挿入方向に直交する方向に挿入される第2の軸部材を備えるものである。

0012

したがって、第2の軸部材はフレームの支持側端部と支持部材とが第1の軸部材から抜ける方向に移動するのを防止する。また、第1の軸部材に加えて第2の軸部材も荷重受け部材に作用する回転モーメントを受けることになるので、支持側端部が支持部材に対してより一層しっかりと固定される。特に、回転モーメントが第2の軸部材を折る方向に作用するように第2の軸部材を配置した場合には、第1の軸部材と同様に、第2の軸部材の回転モーメントに対する剛性が大きくなるので、フレームの支持側端部をより一層しっかりと固定することができる。

0013

ここで、請求項4記載の椅子の片持ち支持機構のように、荷重受け部材が座であることが好ましい。また、請求項5記載の椅子の片持ち支持機構のように、荷重受け部材が肘掛けであることが好ましい。

0014

また、請求項6記載の椅子の片持ち支持機構のように、支持部材が荷重受け部材の前側端部を片持ち支持するものでも良く、あるいは、請求項7記載の椅子の片持ち支持機構のように、支持部材が荷重受け部材の後側端部を片持ち支持するものでも良い。

0015

そして、請求項8記載の椅子の片持ち支持機構のように、第1の軸部材はねじ又はボルトであることが好ましく、また、請求項9記載の椅子の片持ち支持機構のように、第2の軸部材はねじ又はボルトであることが好ましい。

発明の効果

0016

本発明の椅子の片持ち支持機構によれば、片持ち支持される荷重受け部材を支持部材にしっかり連結することができる。しかも、第1の軸部材、請求項3記載の発明についてはこれに加えて第2の軸部材を使用してフレーム支持側端部を支持部材に係止するので、これらを簡単に連結することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の椅子の片持ち支持機構の実施形態の一例を示す縦断面図である。
図1のII−II線に沿う断面図である。
図2のIII−III線に沿う断面図である。
本発明の椅子の片持ち支持機構を採用した椅子の側面図である。
本発明の椅子の片持ち支持機構を採用した椅子を示し、網状部材及びトレーを外した状態の正面図である。
従来の片持ち式の椅子を示す側面図である。
従来の椅子の回転モーメントが作用する部分の連結構造を示し、縦断面図である。
図7のA−A線に沿う断面図である。

実施例

0018

以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。

0019

図1から図5に本発明の椅子の片持ち支持機構の実施形態の一例を示す。この椅子の片持ち支持機構(以下、単に片持ち支持機構という)は、着座者を支える荷重受け部材1のフレーム6を下から片持ち支持する支持部材2と、荷重受け部材1のフレーム6の支持側端部6dを支持部材2に係止する第1の軸部材3とを備え、第1の軸部材3は、支持側端部6dに対して支持側端部6dの軸線4方向に挿入され、片持ち支持によって支持側端部6dに作用する回転モーメントMを折る方向に作用させて受けるものである。

0020

本実施形態では、椅子の座の前部を片持ち支持する場合を例に説明する。即ち、荷重受け部材1は座(以下、座1という)であり、支持部材2は荷重受け部材1のフレーム6の前側端部(支持側端部)6dを片持ち支持するものである。また、荷重受け部材1のフレーム6は座1のサイドフレームである。ただしこれに限るものではない。

0021

座1は、左右一対のサイドフレーム6,6と、これら左右のサイドフレーム6,6間に張り渡された1枚の網状部材7とで構成されている。ただし、座1の構造はこれに限るものではない。本実施形態では、左右のサイドフレーム6,6と1枚の網状部材7とによって座1に連続する背8も形成されている。なお、図1図5では網状部材7の記載を省略している。

0022

サイドフレーム6としては、棒材パイプ材板材等の使用が可能である。本実施形態のサイドフレーム6は、アルミ合金押し出し成型品を所定の形状に曲げることで形成される。サイドフレーム6には座1となる水平部6aと背8となる垂直部6bが形成されている。左右のサイドフレーム6の水平部6aと垂直部6bとの間の曲げ部6c及び垂直部6bの上端は連結部材9,10によってそれぞれ連結されており、座1及び背8を構成するフレームとしての剛性が確保されている。左右のサイドフレーム6の外側上部には、網状部材7の側縁を差し込むための溝11がサイドフレーム6の全長にわたって形成されている。また、左右のサイドフレーム6の前端面(下端面)6eには網状部材7の前側縁(下側縁)を差し込むための溝12が、上端面(後端面)6fには網状部材7の上端縁後端縁)を差し込むための溝(図示省略)がそれぞれ形成されている。これらの溝に網状部材7の周縁を差し込むことで左右のサイドフレーム6間に網状部材7が張られ、座1及び背8が形成される。下側の連結部材9には左右の肘掛け13,13が取り付けられている。左右のサイドフレーム6の支持側端部(前側端部)6dは、支持部材2としてのメインフレーム(以下、メインフレーム2という)のアーム2aに片持ち支持されている。

0023

メインフレーム2は、椅子の脚部14上端に取り付けられたベース2bと、ベース2bの前部上面に設けられた左右一対のアーム2a,2aより構成され、これらは例えばアルミダイキャスト法によって一体成型されている。左右のアーム2aは前方に向けて斜め上方伸びており、ベース2bと座1との間に収納空間15が設けられている。ベース2bの上にはトレー5が取り付けられており、荷物を載せることができるようになっている。

0024

各アーム2aの上端にはサイドフレーム6の水平部6aの支持側端部6dを下から支持する支持部2cが設けられている。

0025

支持部2cはサイドフレーム6の水平部6aに合わせて後方に向けて伸びており、その上面にはサイドフレーム6の支持側端部6dを下から受ける凹部16が形成されている。凹部16は支持部2cの後側にはそのまま突き抜けているが、前側に対しては支持側端部6dの先端面6eを受ける縦壁2dによって塞がれている。縦壁2dは支持部2cの前端(アーム2aの前面)に形成され、ほぼ上下方向に沿っている。凹部16はサイドフレーム6の支持側端部6dの形状に合わせて形成されている。凹部16内面には複数の凸部17,18,19,20が設けられており、サイドフレーム6を複数箇所局所的に支持することで、サイドフレーム6や支持部2cの形状に製造誤差があったとしてもこの誤差を吸収して確実に支持できるようになっている。本実施形態では、凹部16底面の前後に点状の凸部17,18を設けると共に、幅方向内側の壁2eの内面の前後2箇所に面状の凸部19,19を、幅方向外側の壁2fの内面の上端縁に線状の凸部20を設けている。

0026

第1の軸部材3は、例えばねじである。ただし、第1の軸部材3はねじに限るものではなく、例えばボルト等でも良い。第1の軸部材3は支持部2cの縦壁2dに設けられた孔21から挿入され、支持側端部6dに設けられているねじ穴にねじ込まれている。なお、第1の軸部材3としてタッピンねじを使用し、ねじを切りながら支持側端部6dにねじ込むようにしても良い。このようにして第1の軸部材3は支持側端部6dに対して支持側端部6dの軸線4方向に挿入され、支持側端部6dの先端面6eを支持部2cの縦壁2dに係止する。この第1の軸部材3の挿入方向は、支持部2cと支持側端部6dとを重ね合わせた方向(ほぼ上下方向)に対して直交する方向となる。本実施形態では、第1の軸部材3はほぼ前後方向後向きに挿入されている。

0027

第1の軸部材3はカバー24によって目隠しされている。第1の軸部材3と縦壁2dとの間には取付金具25が挟み込まれており、カバー24は取付金具25の周縁に上から嵌め込まれる。カバー24を取り付けて縦壁2dの前面を覆い第1の軸部材3を隠すことで、椅子の美観を良くすることができる。

0028

本実施形態では、支持側端部6dの係止に第1の軸部材3に加えて第2の軸部材22も使用している。第2の軸部材22は、例えばねじである。ただし、第2の軸部材22はねじに限るものではなく、例えばボルト等でも良い。本実施形態では第2の軸部材22を2本使用している。第2の軸部材22は支持部2cの内側の壁2eに凸部19,19に対応して設けられた孔23,23から挿入され、サイドフレーム6の支持側端部6dに設けられているねじ穴にそれぞれねじ込まれている。なお、第2の軸部材22としてタッピンねじを使用し、ねじを切りながら支持側端部6dにねじ込むようにしても良い。このようにして第2の軸部材22は支持側端部6dを支持部2cの内側の壁2eに係止する。

0029

第2の軸部材22は、第1の軸部材3の挿入方向(軸線4方向)に直交する方向に挿入される。また、本実施形態では、第2の軸部材22の挿入方向は、回転モーメントMが第2の軸部材22を折る方向に作用する方向でもある。この第2の軸部材22の挿入方向は、支持部2cと支持側端部6dとを重ね合わせた方向(ほぼ上下方向)に対して直交する方向となる。本実施形態では、第2の軸部材22はほぼ椅子の幅方向外向きに挿入されている。

0030

なお、本実施形態では、第2の軸部材22をカバー等により目隠していないが、第2の軸部材22は椅子の幅方向内側から取り付けられており、外側から見え難く、また、使用者着座することによって更に見え難くなるので美観的にはあまり問題にならない。ただし、第2の軸部材22をカバー等により隠すようにしても良い。

0031

座1のサイドフレーム6,6は支持側端部6d,6dをメインフレーム2のアーム2a,2aの支持部2c,2cに片持ち支持されているので、サイドフレーム6,6には支持部2c,2cに支持されていない後側を下げ、支持されている支持側端部6d,6dを持ち上げる回転モーメントMが作用する。サイドフレーム6の支持側端部6dは第1の軸部材3によってアーム2aの支持部2cに係止されているので、この回転モーメントMを第1の軸部材3が受ける。

0032

第1の軸部材3は支持側端部6dの軸線4方向から支持部2cの縦壁2dを貫通して支持側端部6dにねじ込まれており、回転モーメントMは第1の軸部材3を折る方向に作用する。したがって、図7及び図8の連結構造のように、ボルト104の軸方向に回転モーメントが作用し、この回転モーメントをボルト104及びねじ孔102bの山谷部分(ねじ山・ねじ溝部分)で受ける場合に比べて、回転モーメントMに対する剛性を大幅に向上させることができ、支持部2cに対して支持側端部6dをしっかりと固定することができる。

0033

また、本実施形態では、第1の軸部材3に加えて2本の第2の軸部材22,22によっても回転モーメントMを当該回転モーメントMによって折られる方向で受けているので、片持ち支持機構全体として回転モーメントMに対する剛性をより一層向上させることができ、支持部2cに対して支持側端部6dをより一層しっかりと固定することができる。

0034

また、第2の軸部材22は、第1の軸部材3のねじ込み方向に直交する方向にねじ込まれているので、第1の軸部材3からサイドフレーム6の支持側端部6dが抜けるのを確実に防止することができる。

0035

また、第1の軸部材3は支持側端部6dの先端面6eを支持部2cの縦壁2dに係止するので、回転モーメントMの回転中心から最も離れた位置(回転モーメントMのアームが最も長い位置)で係止することになり、効率よく支持側端部6dを係止することができる。

0036

なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の説明では、第1の軸部材3に加えて第2の軸部材22も使用していたが、第2の軸部材22を使用しなくても良い。即ち、第1の軸部材3のみによってメインフレーム2の支持部2cにサイドフレーム6の支持側端部6dを係止するようにしても良い。この場合であっても、第1の軸部材3の回転モーメントMに対する剛性は十分に高いことから、支持部2cに対して支持側端部6dをしっかりと固定することができる。また、第1の軸部材3はサイドフレーム6の支持側端部6dにねじ込まれており、且つ支持側端部6dと支持部2cとの間には摩擦力が作用しているので、第1の軸部材3から支持側端部6dが抜けてしまうことはない。

0037

また、上述の説明では、第2の軸部材22を椅子の幅方向内側から支持部2c及び支持側端部6dに挿入するようにしていたが、挿入方向はこの方向に限るものではなく、例えば椅子の幅方向外側から挿入しても良く、あるいは上から又は下から挿入しても良い。椅子の幅方向外側から挿入する場合にも、幅方向内側から挿入する場合と同様に、回転モーメントMを第2の軸部材22に対して折る方向に作用させることができるので、回転モーメントMに対する剛性をより一層向上させることができる。また、上から又は下から挿入する場合には、回転モーメントMを第2の軸部材22に対して折る方向に作用させることはできないが、第1の軸部材3からの支持側端部6dの抜け止めは確実に行うことができる。

0038

また、上述の説明では、着座者の荷重を受ける荷重受け部材の片持ち支持機構として、座1の片持ち支持機構について説明したが、これに限るものではなく、肘掛け13、背もたれ、ヘッドレスト等の荷重受け部材の片持ち支持機構についても適用可能である。

0039

また、上述の説明では、荷重受け部材1の前側端部を片持ち支持する場合を例にしていたが、これに限るものはない。例えば、荷重受け部材1の後側端部を片持ち支持する場合に適用しても良く、あるいは荷重受け部材1の右側端部又は左側端部を片持ち支持する場合に適用しても良い。

0040

また、上述の説明では、縦壁2dを支持部2cの前端に設けていたが、必ずしも支持部2cの前端に設ける必要はなく、支持部2cの途中等に設けても良い。

0041

また、上述の説明では、第1の軸部材3によって支持側端部6dの前端面6eを係止するようにしていたが、必ずしも前端面6eを係止する必要はなく、前端面6e以外の部分を係止するようにしても良い。例えば、支持側端部6dの前端面6e以外の部分に係止用の凸部を形成し、この係止用凸部の前面を係止するようにしても良い。

0042

また、上述の説明では、支持部2cは支持側端部6dを下から片持ち支持するものであったが、必ずしもこれに限るものではなく、例えば左右から片持ち支持するものであっても良い。

0043

1 座(荷重受け部材)
2支持部材
3 第1の軸部材
4支持側端部の軸線
6サイドフレーム(フレーム)
6d 支持側端部
13肘掛け
22 第2の軸部材
M 回転モーメント

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • トヨタ紡織株式会社の「 伸縮機能付オットマン用ヒータのワイヤハーネス配策構造」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】伸縮機能付オットマンの下腿部支持体が互いに相対移動する支持体本体と延長体とから成り、支持体本体と延長体の重なり面積が収縮位置では大きく、延伸位置では小さくなる伸縮機能付オットマン用ヒータのワイ... 詳細

  • テイ・エステック株式会社の「 乗物用シート」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】乗員を良好に支持することができる乗物用シートを提供する。【解決手段】乗物用シートは、シートバックの左右のフレームを構成する左右のサイドフレーム20と、左右のサイドフレーム20の間に配置され、乗... 詳細

  • 杭州悦山科技有限公司の「 自動車マッサージクッション」が 公開されました。( 2020/10/22)

    【課題】本発明は自動車マッサージクッションを開示した。【解決手段】使用する時、ハンドルを振り、それにより回転盤の回転によって貫通軸と、第一ウォームを回転連動させ、それにより第一ウォームホイールとねじを... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ