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技術 可食性皮膚保護化粧料

出願人 株式会社ルバンシュ
発明者 千田和弘
出願日 2009年10月29日 (11年0ヶ月経過) 出願番号 2009-248462
公開日 2011年5月12日 (9年6ヶ月経過) 公開番号 2011-093833
状態 特許登録済
技術分野 化粧料
主要キーワード 植物性食用油 可食性成分 熱アルカリ水溶液 リッチ感 経験式 絶対評価 ポリグリセリンラウリン酸エステル ポリグリセリンステアリン酸エステル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年5月12日)のものです。
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課題

食品及び/又は食品添加物のみで構成する事により、経口的に体内に摂取される場合も安全性が高く、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であるハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料を提供する。

解決手段

可食性成分のみで構成され、次の成分(A)〜(C):(A)ι(イオタ)型カラギナン0.60〜1.20重量%(B)HLB値が12以上で、且つ食品添加物であるポリグリセリン脂肪酸エステル0.50〜2.00重量%(C)植物性食用油及び/又は食品添加物から成る油性成分8.0〜20.0重量%を必須成分とする可食性皮膚保護化粧料を用いる。

概要

背景

生体の皮膚表面は、皮脂により形成された皮脂膜によって被覆されており、この皮脂膜が生理的に外界刺激や乾燥から皮膚を保護すると共に、皮膚角質層弾力性を与える等のエモリエント効果をも果たしている。一般に温度が低下するに従って、皮脂の分泌は低下し、特に乾燥性の皮膚では冬季において皮脂の分泌量が不足しがちになる。また年齢の増加によっても皮脂の分泌量は次第に低下し、皮膚表面での皮脂膜の形成が不充分となる。従って、低温時、或いは年齢の増加に伴って、皮脂膜による保護作用エモリエント作用が期待出来なくなってしまい、皮膚表面が乾燥し、肌あれひびあかぎれ等が生じやすくなっている。一方、日常生活においても外界の刺激によって皮脂膜の形成が不充分となったり、皮脂膜が破壊されてしまう場合が多い。つまり、家庭主婦では、日々繰り返される水仕事の際の洗剤の使用等により皮脂が失われやすく、皮脂膜の形成が不充分となって、ひび、あかぎれ等肌あれを起こしやすくなっている。

こうした肌あれから皮膚を保護する目的でハンドクリーム汎用されている。ハンドクリームは水仕事等により失われた皮脂を補給し、更に保湿剤の配合により、皮膚に適度な水分を補給する等の働きにより皮膚を保護するものである。例えば、特許文献1では、高分子量シリコーンアクリル系ポリマーを主成分とするハンドクリームが提案されている。しかし、高分子シリコーンは良好な皮膚保護性発現するが、同時にべたつき感が強く、更には塗布した手で物に触れた場合、その物への付着性も著しい等の問題があった。また、アクリル系ポリマーはのびが重いものであり、これらを主成分とするハンドクリームは以上の様な、使用感上の問題を有するものであった。

また、従来のハンドクリームは、その構成成分の全てが可食性ではない為、例えば調理の前に使用したり、塗布した手で食事をする等、食物と共にクリームが経口的に体内に摂取される場合があり、また特に乳幼児を持つ母親が使用する場合は、乳幼児が誤飲する可能性もある事から、特許文献2及び3では、ハンドクリームの構成成分を可食性にして、安全性を図るという提案がなされている。

これらで提案されているハンドクリームは、可食性である為このハンドクリームを塗布した手で調理をし、クリームが食品食器に付着しても安全であるが、これを使用した場合、のびが重く、塗布中にクリームが白くなり、馴染みが悪く、またべたつき感が強いものであり、更には塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が著しい等、使用感上の問題を有するものであった。

これらの様に、従来技術の範囲では多くの課題を残すものであった。この事から、食品及び/又は食品添加物のみで構成し、安全性に問題がなく、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であるハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料の開発が望まれていた。

概要

食品及び/又は食品添加物のみで構成する事により、経口的に体内に摂取される場合も安全性が高く、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であるハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料を提供する。可食性成分のみで構成され、次の成分(A)〜(C):(A)ι(イオタ)型カラギナン0.60〜1.20重量%(B)HLB値が12以上で、且つ食品添加物であるポリグリセリン脂肪酸エステル0.50〜2.00重量%(C)植物性食用油及び/又は食品添加物から成る油性成分8.0〜20.0重量%を必須成分とする可食性皮膚保護化粧料を用いる。なし

目的

本発明は、従来の技術における種々の欠点を解決しようとするものである。即ち、本発明が解決しようとする課題は、食品及び/又は食品添加物のみで構成する事により、経口的に体内に摂取される場合も安全性が高く、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であるハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

可食性成分のみで構成され、次の成分(A)〜(C):(A)ι(イオタ)型カラギナン0.60〜1.20重量%(B)平均重合度4〜12のポリグリセリンと、炭素数12〜18の脂肪酸から選ばれた1種又は2種以上の脂肪酸とのポリグリセリン脂肪酸エステルの内、HLB値が12以上で、且つ食品添加物であるポリグリセリン脂肪酸エステル0.50〜2.00重量%(C)植物性食用油及び/又は食品添加物から成る油性成分8.0〜20.0重量%を必須成分とする可食性皮膚保護化粧料

技術分野

0001

本発明は、可食性皮膚保護化粧料に関するものである。更に詳しくは、食品及び/又は食品添加物のみで構成する事により、経口的に体内に摂取される場合も安全性が高く、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であるハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料に関するものである。

背景技術

0002

生体の皮膚表面は、皮脂により形成された皮脂膜によって被覆されており、この皮脂膜が生理的に外界刺激や乾燥から皮膚を保護すると共に、皮膚角質層弾力性を与える等のエモリエント効果をも果たしている。一般に温度が低下するに従って、皮脂の分泌は低下し、特に乾燥性の皮膚では冬季において皮脂の分泌量が不足しがちになる。また年齢の増加によっても皮脂の分泌量は次第に低下し、皮膚表面での皮脂膜の形成が不充分となる。従って、低温時、或いは年齢の増加に伴って、皮脂膜による保護作用エモリエント作用が期待出来なくなってしまい、皮膚表面が乾燥し、肌あれひびあかぎれ等が生じやすくなっている。一方、日常生活においても外界の刺激によって皮脂膜の形成が不充分となったり、皮脂膜が破壊されてしまう場合が多い。つまり、家庭主婦では、日々繰り返される水仕事の際の洗剤の使用等により皮脂が失われやすく、皮脂膜の形成が不充分となって、ひび、あかぎれ等肌あれを起こしやすくなっている。

0003

こうした肌あれから皮膚を保護する目的でハンドクリームが汎用されている。ハンドクリームは水仕事等により失われた皮脂を補給し、更に保湿剤の配合により、皮膚に適度な水分を補給する等の働きにより皮膚を保護するものである。例えば、特許文献1では、高分子量シリコーンアクリル系ポリマーを主成分とするハンドクリームが提案されている。しかし、高分子シリコーンは良好な皮膚保護性発現するが、同時にべたつき感が強く、更には塗布した手で物に触れた場合、その物への付着性も著しい等の問題があった。また、アクリル系ポリマーはのびが重いものであり、これらを主成分とするハンドクリームは以上の様な、使用感上の問題を有するものであった。

0004

また、従来のハンドクリームは、その構成成分の全てが可食性ではない為、例えば調理の前に使用したり、塗布した手で食事をする等、食物と共にクリームが経口的に体内に摂取される場合があり、また特に乳幼児を持つ母親が使用する場合は、乳幼児が誤飲する可能性もある事から、特許文献2及び3では、ハンドクリームの構成成分を可食性にして、安全性を図るという提案がなされている。

0005

これらで提案されているハンドクリームは、可食性である為このハンドクリームを塗布した手で調理をし、クリームが食品や食器に付着しても安全であるが、これを使用した場合、のびが重く、塗布中にクリームが白くなり、馴染みが悪く、またべたつき感が強いものであり、更には塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が著しい等、使用感上の問題を有するものであった。

0006

これらの様に、従来技術の範囲では多くの課題を残すものであった。この事から、食品及び/又は食品添加物のみで構成し、安全性に問題がなく、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であるハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料の開発が望まれていた。

先行技術

0007

特開平6−206806号
特開昭53−79043号
特開平8−291042号

発明が解決しようとする課題

0008

本発明は、従来の技術における種々の欠点を解決しようとするものである。即ち、本発明が解決しようとする課題は、食品及び/又は食品添加物のみで構成する事により、経口的に体内に摂取される場合も安全性が高く、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であるハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料を提供することである。

課題を解決するための手段

0009

本発明者は、上述の事情に鑑み鋭意研究した結果、可食性成分のみで構成され、特定のカラギナン親水性ポリグリセリン脂肪酸エステル食用の油性成分を必須成分とするハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料が、経口的に体内に摂取される場合も安全性が高く、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であり、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。

0010

即ち、本発明は可食性成分のみで構成され、
次の成分(A)〜(C):
(A)ι(イオタ)型カラギナン0.60〜1.20重量%
(B)平均重合度4〜12のポリグリセリンと、炭素数12〜18の脂肪酸から選ばれた1種又は2種以上の脂肪酸とのポリグリセリン脂肪酸エステルの内、HLB値が12以上で、且つ食品添加物であるポリグリセリン脂肪酸エステル0.50〜2.00重量%
(C)植物性食用油及び/又は食品添加物から成る油性成分8.0〜20.0重量%
を必須成分とする、ハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料に関するものである。

発明の効果

0011

本発明の可食性皮膚保護化粧料は、食品及び/又は食品添加物のみで構成する事により、経口的に体内に摂取される場合も安全性が高く、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であるハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料である。

発明を実施するための最良の形態

0012

以下、本発明を詳細にする。

0013

本発明の可食性皮膚保護化粧料は、食品及び/又は食品添加物のみで構成される。可食性成分のみで構成する事により、例えばこの可食性皮膚保護化粧料を塗布した手で調理をして、クリームが食品や食器に付着し、経口的に体内に摂取される場合や、また特に乳幼児を持つ母親が使用する際には、乳幼児が誤飲する可能性があるが、そのような場合であっても、安全性に問題がなく、安全性の高い可食性皮膚保護化粧料を得る事が出来る。

0014

本発明では、食品添加物公定書の成分規格合致する精製カラギナンの内、ι(イオタ)型カラギナンを使用する。ι(イオタ)型カラギナンは、紅藻類から熱水又は熱アルカリ水溶液で抽出されるカラギナンの一種である。カラギナンはβ−D−ガラクトースとα−D−ガラクトースがβ−1,4結合及びα−1,3結合により重合した多糖類であり、β−D−ガラクトースのC2,C4及びα−D−ガラクトースのC2,C6は部分的に硫酸基エステル結合している。また、α−D−ガラクトースは3−6アンヒドロ構造を有している。カラギナンは硫酸基及び3−6アンヒドロガラクトース含有率によって、κカッパ)型、ι(イオタ)型、λ(ラムダ)型の三種の画分に大別される。本発明で用いるι(イオタ)型カラギナンは、可食性皮膚保護化粧料に配合した場合に、塗布時ののびが良好で、且つ皮膚への馴染みが良好となり好ましい。市販品としては、アクアジェルI−2(新田ゼラチン社製)、ソアギーナMV−201(MRポリサッカライド社製)、カラギニンCSI−1(三栄源エフエフアイ社製)、ゲニュビスコJJ(コペンハーゲンペクチンファクトリー社製)等が挙げられる。

0015

ι(イオタ)型カラギナン以外の、κ(カッパ)型、λ(ラムダ)型カラギナンから選ばれる1種以上を使用する場合は、ι(イオタ)型カラギナン、1に対して重量比で0.1以下、好ましくは0.05以下の重量比で併用する。重量比が0.1を超えて、可食性皮膚保護化粧料に配合した場合は、その化粧料は塗布時ののびが重く、皮膚への馴染みが悪くなり、使用感的に好ましくない。

0016

本発明では、上記ι(イオタ)型カラギナンを0.60〜1.20重量%、好ましくは0.80〜1.00重量%配合する。0.60重量%未満では、皮膚保護性が低下する等、本発明の目的が達成出来ない等の問題点がある。また、得られる可食性皮膚保護化粧料の高温定性が悪くなり好ましくない。逆に、1.20重量%を超えて配合した場合は、塗布時ののびが重く、皮膚への馴染みが悪くなり、使用感的に好ましくない。

0017

また、本発明では平均重合度4〜12のポリグリセリンと、炭素数12〜18の脂肪酸から選ばれた1種又は2種以上の脂肪酸とのポリグリセリン脂肪酸エステルの内、HLB値が12以上で、且つ食品添加物であるポリグリセリン脂肪酸エステルを用いる。上記条件を満たし、且つ食品添加物公定書の成分規格に合致するものであれば、特に指定はない。食品添加物公定書の成分規格に合致しないもので調製した場合、この皮膚保護化粧料を塗布した手で調理をして、クリームが食品や食器に付着する等、経口的に体内に摂取される場合において安全性に問題があり、本発明の目的である、安全性の高い可食性皮膚保護化粧料を得ることが出来ない。

0018

平均重合度4〜12のポリグリセリンと、炭素数12〜18の脂肪酸から選ばれた1種又は2種以上の脂肪酸とのポリグリセリン脂肪酸エステルの内、そのHLB(Hydrophile Lipophile Balance)値が12以上で、且つ食品添加物であるポリグリセリン脂肪酸エステルを用いる事が、本発明の効果を発現するには、好ましい。ここで言う、HLBとはGriffinの経験式から算出されるものであり、以下の(1)式より求められる。
HLB値=20−(1−SV/NV) (1)
SV:エステルケン化価
NV:脂肪酸の中和価

0019

HLB値が12未満のポリグリセリン脂肪酸エステルでは、乳化安定性の良い可食性皮膚保護化粧料が調製出来ず、経時安定性の面で問題があり好ましくない。但し、HLB値が12未満であり、且つ食品添加物公定書の成分規格に合致するポリグリセリン脂肪酸エステルを使用する場合は、本発明の効果を損なわない範囲で併用する事も出来る。

0020

上記条件を満たす食品添加物であるポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、例えば、平均重合度4〜12のポリグリセリンと、炭素数12〜18の飽和又は不飽和の直鎖脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上の脂肪酸とのエステルであり、且つ、HLBが12.0以上であるポリグリセリン脂肪酸エステルである。このようなポリグリセリン脂肪酸エステルとしては、ペンタグリセリンモノラウリン酸エステルヘキサグリセリンモノラウリン酸エステル、ヘプタグリセリンモノラウリン酸エステル、オクタグリセリンモノラウリン酸エステル、ノナグリセリンモノラウリン酸エステル、ノナグリセリンラウリン酸エステルデカグリセリンモノラウリン酸エステル、デカグリセリンジラウリン酸エステル、ウンデカグリセリンモノラウリン酸エステル、ウンデカグリセリンジラウリン酸エステル、ドデカグリセリンモノラウリン酸エステル、ドデカグリセリンジラウリン酸エステル、ペンタグリセリンモノミリスチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノミリスチン酸エステル、ヘプタグリセリンモノミリスチン酸エステル、オクタグリセリンモノミリスチン酸エステル、ノナグリセリンモノミリスチン酸エステル、デカグリセリンモノミリスチン酸エステル、デカグリセリンジミリスチン酸エステル、ウンデカグリセリンモノミリスチン酸エステル、ウンデカグリセリンジミリスチン酸エステル、ドデカグリセリンモノミリスチン酸エステル、ドデカグリセリンジミリスチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノパルミチン酸エステル、ヘプタグリセリンモノパルミチン酸エステル、オクタグリセリンモノパルミチン酸エステル、ノナグリセリンモノパルミチン酸エステル、デカグリセリンモノパルミチン酸エステル、ウンデカグリセリンモノパルミチン酸エステル、ウンデカグリセリンジパルミチン酸エステル、ドデカグリセリンモノパルミチン酸エステル、ドデカグリセリンジパルミチン酸エステル、ヘキサグリセリンモノステアリン酸エステル、ヘプタグリセリンモノステアリン酸エステル、オクタグリセリンモノステアリン酸エステル、ノナグリセリンモノステアリン酸エステル、デカグリセリンモノステアリン酸エステル、ウンデカグリセリンモノステアリン酸エステル、ドデカグリセリンモノステアリン酸エステル、ドデカグリセリンジステアリン酸エステル、ペンタグリセリンモノパルミトレイン酸エステル、ヘキサグリセリンモノパルミトレイン酸エステル、ヘプタグリセリンモノパルミトレイン酸エステル、オクタグリセリンモノパルミトレイン酸エステル、ノナグリセリンモノパルミトレイン酸エステル、デカグリセリンモノパルミトイン酸エステル、デカグリセリンジパルミトレイン酸エステル、ウンデカグリセリンモノパルミトレイン酸エステル、ウンデカグリセリンジパルミトレイン酸エステル、ドデカグリセリンモノパルミトレイン酸エステル、ドデカグリセリンジパルミトレイン酸エステル、ヘキサグリセリンモノオレイン酸エステル、ヘプタグリセリンモノオレイン酸エステル、オクタグリセリンモノオレイン酸エステル、ノナグリセリンモノオレイン酸エステル、デカグリセリンモノオレイン酸エステル、ウンデカグリセリンモノオレイン酸エステル、ドデカグリセリンモノオレイン酸エステル、ドデカグリセリンジオレイン酸エステル、ヘキサグリセリンモノリノール酸エステル、ヘプタグリセリンモノリノール酸エステル、オクタグリセリンモノリノール酸エステル、ノナグリセリンモノリノール酸エステル、デカグリセリンモノリノール酸エステル、ウンデカグリセリンモノリノール酸エステル、ドデカグリセリンモノリノール酸エステル、ドデカグリセリンジリノール酸エステル等が挙げられ、これらの1種、又は2種以上を使用する。これらの中でデカグリセリンモノ脂肪酸エステル乳化力の点で好ましい。

0021

本発明では、平均重合度4〜12のポリグリセリンと、炭素数12〜18の脂肪酸から選ばれた1種又は2種以上の脂肪酸とのポリグリセリン脂肪酸エステルの内、HLB値が12以上で、且つ食品添加物であるポリグリセリン脂肪酸エステルを0.50〜2.00重量%、好ましくは、0.70〜1.50重量%配合する。0.50重量%未満では、乳化安定性の良い可食性皮膚保護化粧料が調製出来ず、経時安定性の面で問題があり好ましくない。逆に、2.00重量%を超える場合は、その化粧料は塗布時ののびが重く、皮膚への馴染みが悪くなり、使用感的に好ましくない。

0022

本発明の可食性皮膚保護化粧料には、植物性食用油及び/又は食品添加物から成る油性成分を配合する。植物性食用油としては、トリカプリル酸カプリン酸グリセリルアボカド油アルモンド油オリーブ油オレンジ油カカオ脂カロット油、杏仁油、ククイナッツ油、ゴマ油コムギ胚芽油、コメ胚芽油、コメヌカ油サフラワー油シアバタ−、大豆油ツバキ油トウモロコシ油ナタネ油パーム核油硬化パーム核油、パーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油ヒマワリ油ブドウ種子油ヘーゼルナッツ油ホホバ油ホホバ種子油、マカデミアナッツ油ローズヒップ油綿実油ヤシ油、硬化ヤシ油、カルナウバロウキャンデリラロウコメヌカロウ等が挙げられる。また、食品添加物から成る油性成分としては、食品添加物公定書には、グリセリン脂肪酸エステルとして総称されているグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン酢酸脂肪酸エステルグリセリン乳酸脂肪酸エステルグリセリンクエン酸脂肪酸エステルグリセリンコハク酸脂肪酸エステルグリセリンジアセチル酒石酸脂肪酸エステル、グリセリン酢酸エステル等や、ポリグリセリンカプリン酸エステルポリグリセリンラウリン酸エステル、ポリグリセリンミリスチン酸エステル、ポリグリセリンパルミチン酸エステルポリグリセリンステアリン酸エステルポリグリセリンベヘン酸エステル、ポリグリセリンミリストレイン酸エステル、ポリグリセリンパルミトレイン酸エステル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンリノール酸エステル、ポリグリセリンリノレン酸エステルポリグリセリンエルカ酸エステルポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を配合する。更に、これら植物性食用油及び/又は食品添加物から成る油性成分の内、脱臭精製処理されたものを用いる事は、より限りなく無味無臭の可食性皮膚保護化粧料が調製出来る為、好ましい。

0023

上記、植物性食用油及び/又は食品添加物から成る油性成分を8.0〜20.0重量%、好ましくは、10.0〜17.0重量%配合する。8.0重量%未満では、得られる化粧料の皮膚保護性が弱く、また使用感上のリッチ感も乏しい等、本発明の目的が達成出来ず好ましくない。逆に20.0重量%を超えて配合する場合は、塗布後の油性感が強くなり過ぎ使用感上、好ましくない。

0024

本発明の可食性皮膚保護化粧料に使用する水としては、特に限定はないが、好ましくは海洋深層水を用いる。例えば、ナトリウムカリウムマグネシウムカルシウムリンマンガン等のミネラル成分を含有する海洋深層水が挙げられ、これを配合する事により、可食性皮膚保護化粧料に更なるしっとり感が付与できる。

0025

本発明では、水を75.0〜85.0重量%配合する。

0027

本発明の可食性皮膚保護化粧料は、常法によって調製出来る。例えば、水溶性成分、油溶性成分のそれぞれを70〜80℃にて加熱溶解し、その後水相成分ホモミキサー等の撹拌装置にて撹拌し、その撹拌下に油相成分を徐々に添加し、乳化する。その後、水冷にて撹拌冷却する事によって調製出来る。

0028

以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例により限定されるものではない。尚、配合量は特に指定が無い限り、重量%で示す。

0029

表1及び表2記載の皮膚保護化粧料であるハンドクリームを調製し、以下の評価方法により評価した。その結果を表1及び表2に示す。
(評価方法)
1)官能評価(味・臭気、のび、べたつき感、しっとり感、皮膚保護持続性、及び塗布した手で物に触れた場合の付着性)
健常者パネラー30名に、各皮膚保護化粧料であるハンドクリームを使用させ「味・臭気のなさ」、「塗布時ののび」、「べたつき感のなさ」、「しっとり感」、「塗布6時間後の皮膚保護の持続性」、及び「塗布した手で物に触れた場合の付着性のなさ」の6項目について官能評価した。評価は下記の絶対評価基準に従い5段階評価し、評点平均点を算出し、以下に示す4段階判定基準を用いて判定した。
・絶対評価基準 ・4段階判定基準
(評点):(評価) (評点の平均点) :(判定)
5点 :非常に良好 4.5点以上 : ◎
4点 :良好 4.0点以上4.5点未満 : ○
3点 :普通 3.0点以上4.0点未満 : △
2点 :やや不良 3.0点未満 : ×
1点 :不良
2)経時安定性評価
表1及び表2記載の皮膚保護化粧料であるハンドクリームを、50mlのガラス瓶に30g入れ密栓し、試料を作成した。その試料を40℃のインキュベーター内に3ヶ月間静置し、状態変化の有無を目視にて観察、また異臭の発生を官能評価し、下記の評価基準に従い判定した。
・評価基準
(目視及び官能評価の結果) :(判定)
状態変化なく、且つ異臭の発生もない。 :○
液分離等の状態変化がある及び/又は異臭の発生がある。 :×

0030

0031

0032

実施例1〜11で得た可食性皮膚保護化粧料(ハンドクリーム)は、「味・臭気のなさ」、「塗布時ののび」、「べたつき感のなさ」、「塗布6時間後の皮膚保護の持続性」、及び「塗布した手で物に触れた場合の付着性のなさ」の5項目について、満足する性能を発揮するものであった。しかし、比較例1〜11で得た化粧料は、評価項目の全て、又は何れかにおいて満足する性能を発揮するものではなかった。

0033

本発明の可食性皮膚保護化粧料は、食品及び/又は食品添加物のみで構成されている事により、この可食性皮膚保護化粧料を塗布した手で調理をして、クリームが食品や食器に付着し、経口的に体内に摂取される場合や、また特に乳幼児を持つ母親が使用する際には、乳幼児が誤飲する可能性があるがそのような場合であっても、安全性に問題がなく、且つ皮膚保護効果に優れ、また限りなく無味無臭で、のびが良く、べたつき感もなく、塗布した手で物に触れた場合も、その物への付着性が殆ど無い等、使用感が良好であるハンドクリーム等の可食性皮膚保護化粧料に利用可能なものである。

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