図面 (/)

技術 ローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法及び検出装置

出願人 寿産業株式会社
発明者 本間裕崇
出願日 2009年11月2日 (10年4ヶ月経過) 出願番号 2009-251606
公開日 2011年5月12日 (8年10ヶ月経過) 公開番号 2011-092987
状態 特許登録済
技術分野 圧延材の移送 圧延のマーキング、インディケータなど
主要キーワード プレッシャーローラー ローラー間隔 微量調整 ローラーピン 曲り部分 スライダー機構 位置決めボルト ガイドボックス
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年5月12日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

圧延中の圧延材倒れ簡易に検出する。

解決手段

圧延材を保持するための対のガイドローラー13の間隔を駆動シリンダ14によって調整可能であるローラーガイド1を用いるものであり、上記対のガイドローラー間に進入した際に生じる圧延材の押圧力により、ガイドローラーの間隔が押し広げられ、位置検出器2によってガイドローラーの間隔を検出し、制御部5によって上記間隔に対応する計測値と予め調整してあるガイドローラーの間隔の閾値とを比較し、閾値を超えたときに、圧延材に倒れが発生したと判定し、圧延材の倒れ警報として通知することができる。

概要

背景

特開昭61−266114号公報には、正確なローラー間隔を無段階にかつ迅速に調整可能とし、ローラー開閉量シフトするための無段階の微量調整が簡単かつ正確に出来るようにし、圧延機稼動中であってもローラー間隔の微量調整作業を可能にする技術が開示されている。特開2009−172639号公報には、駆動シリンダにより圧延材からの負荷を吸収しながら圧力制御してガイドローラー芯間保持可能にする技術が開示されている。

概要

圧延中の圧延材の倒れ簡易に検出する。 圧延材を保持するための対のガイドローラー13の間隔を駆動シリンダ14によって調整可能であるローラーガイド1を用いるものであり、上記対のガイドローラー間に進入した際に生じる圧延材の押圧力により、ガイドローラーの間隔が押し広げられ、位置検出器2によってガイドローラーの間隔を検出し、制御部5によって上記間隔に対応する計測値と予め調整してあるガイドローラーの間隔の閾値とを比較し、閾値を超えたときに、圧延材に倒れが発生したと判定し、圧延材の倒れ警報として通知することができる。

目的

本発明に係る第1のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法は、圧延材を保持するための対のガイドローラーの間隔を調整可能であるローラーガイド、上記対のガイドローラーの情報を検出する検出手段及び検出結果を計測する制御手段を用いるものであり、上記対のガイドローラー間に進入した際に生じる圧延材の押圧力により、ガイドローラーの間隔が押し広げられて、検出手段によって上記のガイドローラーの間隔を検出し、検出結果を上記制御手段によって計測し、計測値が予め調整してあるガイドローラーの間隔の閾値を超えたときに、圧延材に倒れが発生したと判定し、圧延材の倒れ警報として通知することにある

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

圧延材を保持するための対のガイドローラーの間隔を調整可能であるローラーガイドと、上記対のガイドローラーの情報を検出する検出手段及び検出結果を計測する制御手段を用いるものであり、予め設定されている上記対のガイドローラーの情報に基づく閾値と、上記対のガイドローラー間に進入した圧延材からの押圧力による上記ガイドローラーの間隔が押し広げられることによる上記ガイドローラーの情報を上記検出手段が検出し、その検出結果を制御手段で計測し、計測値と上記閾値とを比較して、上記計測値が上記閾値を超えたときに、圧延材に倒れが発生したと判定し、圧延材の倒れ警報として通知するものであり、上記情報は、上記対のガイドローラーの間隔及び保持力のうち少なくともいずれか一方であることを特徴とするローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法

請求項2

情報は、対のガイドローラーの間隔及び保持力の双方であることを特徴とする請求項1記載のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法。

請求項3

ガイドボックス、このガイドボックスに配置してある圧延材を保持するための対のガイドローラー、ピストンを有する駆動シリンダ及び間隔調整機構を備えているローラーガイドと、上記駆動シリンダに接続しかつ、上記対のガイドローラーの情報を検出する検出手段と、上記駆動シリンダを駆動するため油圧回路と、上記油圧回路及び上記検出手段にそれぞれ接続されている制御部とを備えており、上記駆動シリンダは、上記間隔調整機構を通じて上記ガイドローラーの間隔を調整可能のものであり、上記制御部は、上記検出手段によって検出された検出結果を計測してその計測値と、予め設定されている上記対のガイドローラーの情報に基づく閾値とを比較して、この計測値が上記閾値を超えた場合に圧延材の倒れを検出したとして通知することができるものであることを特徴とするローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置

請求項4

検出手段は、位置検出器及び圧力検出器の双方を含み、上記位置検出器は駆動シリンダに設けてあり、上記圧力検出器は上記駆動シリンダに接続している油圧回路のポンプ側油圧路に組み込んであることを特徴とする請求項3記載のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置。

請求項5

検出手段は位置検出器であり、上記位置検出器は駆動シリンダに設けてあることを特徴とする請求項4記載のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置。

請求項6

検出手段は圧力検出器であり、上記圧力検出器は上記駆動シリンダに接続されている油圧回路のポンプ側油圧路に組み込んであることを特徴とする請求項4記載のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置。

技術分野

0001

本発明は、ローラーガイドによる圧延中の圧延材倒れを検出する方法及びその装置に関する。

背景技術

0002

特開昭61−266114号公報には、正確なローラー間隔を無段階にかつ迅速に調整可能とし、ローラー開閉量シフトするための無段階の微量調整が簡単かつ正確に出来るようにし、圧延機稼動中であってもローラー間隔の微量調整作業を可能にする技術が開示されている。特開2009−172639号公報には、駆動シリンダにより圧延材からの負荷を吸収しながら圧力制御してガイドローラー芯間保持可能にする技術が開示されている。

先行技術

0003

特開昭61−266114号公報
特開2009−172639号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上述した2例を含めた従来のローラーガイドにおいて、圧延機の入口にローラーガイドを設置して圧延材を圧延ロール孔型誘導する場合、圧延材寸法に比べてローラーガイドのガイドローラー間隔を広く設定している。
もし、ガイドローラー間隔を圧延材寸法と同一寸法に設定して圧延材を誘導しようとすると、圧延材先端部の先太部分や先端曲り部分がガイドローラーに衝突してガイドローラー割損事故、ガイドローラーを軸支しているローラーピン曲損又はローラーガイド本体を破損する等の問題を発生させる恐れがある。このため、圧延材寸法と比べてガイドローラー間隔を広く設定せざるを得ない。
上記のようにガイドローラー間隔を広く設定すると、下記の課題が生じる。
第1の課題は、圧延材先端部の先太部分や先端曲り部分をガイドローラーに衝突させることなく通過させることが可能な間隔、すなわち、ガイドローラー間隔を圧延材寸法と比べて広く設定すると、圧延材がガイドローラーにより正しく保持されずに倒れて圧延ロール孔型に噛み込み、圧延材先端部が圧延ロール孔型に倒れて噛み込むことがあり、この圧延材の倒れによって圧延材にシワ疵割れ疵等の発生を招くことになる。シワ疵や折れ込み疵の発生は、圧延材が倒れて圧延ロール孔型に進入した場合等にその頻度が高くなることが知られている。
第2の課題は、圧延作業従事者にとって、圧延材が圧延機を通過している際に、目視等の監視手段で圧延材の倒れを発見することは大変に難しいことである。その結果として、圧延工程の下流側の精整工程における圧延材の通過中に、この圧延材の倒れを原因とするシワ疵等を有する製品不良が発見されることが多い。
この課題を解決するために、圧延工程の上流側の粗圧延工程等で圧延材の倒れを検知して、速やかに可視可聴警報発令して上記倒れを圧延作業従事者に通知することが要望されていた。
第3の課題は、圧延中に発生した圧延材の疵が、これが大きな疵であれば検査装置等で発見することが可能であるが、僅かな疵が検査工程をすり抜けて出荷される場合があることである。このような場合には、品質保証を維持することが容易ではない。
第4の課題は、圧延中の圧延材の倒れに基づく疵を後工程である精整工程で処理する場合、疵除去に要する費用や時間が必要となって、コストアップになる問題点や納期遅れが発生する原因となる等の問題点がある。
第1乃至第4の各課題を解決するには、圧延工程で圧延材に倒れがあることを早期に発見し、圧延材の倒れを発生させる原因を除去できるようにすることが望ましい。
本発明の目的は、圧延中の圧延材の倒れを簡易に検出することにある。

課題を解決するための手段

0005

本発明に係る第1のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法は、圧延材を保持するための対のガイドローラーの間隔を調整可能であるローラーガイド、上記対のガイドローラーの情報を検出する検出手段及び検出結果を計測する制御手段を用いるものであり、上記対のガイドローラー間に進入した際に生じる圧延材の押圧力により、ガイドローラーの間隔が押し広げられて、検出手段によって上記のガイドローラーの間隔を検出し、検出結果を上記制御手段によって計測し、計測値が予め調整してあるガイドローラーの間隔の閾値を超えたときに、圧延材に倒れが発生したと判定し、圧延材の倒れ警報として通知することにある。
本発明に係る第2のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法は、圧延材を保持するための対のガイドローラーの間隔を調整可能であるローラーガイド、上記対のガイドローラーの情報を検出する検出手段及び検出結果を計測する制御手段を用いるものであり、上記対のガイドローラー間に進入した際に生じる圧延材の押圧力により、ガイドローラーの間隔が押し広げられて、検出手段によって上記のガイドローラーの保持力を検出し、検出結果を制御手段によって計測し、上記のガイドローラーの保持力に対応する計測値が予め調整してあるガイドローラーの保持力の閾値を超えたとき、圧延材に倒れが発生したと判定し、圧延材の倒れ警報として通知することにある。
本発明に係る第3のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法は、圧延材を保持するための対のガイドローラーの間隔を調整可能であるローラーガイド、上記対のガイドローラーの情報を検出する検出手段及び検出結果を計測する制御手段を用いるものであり、上記対のガイドローラー間に進入した際に生じる圧延材の押圧力により、ガイドローラーの間隔が押し広げられて、検出手段によって上記のガイドローラーの間隔及び保持力を検出し、検出結果を制御手段によって計測し、上記ガイドローラーの間隔及び保持力に対応する計測値が予め調整してあるガイドローラーの間隔及び保持力の閾値を超えたときに、圧延材に倒れが発生したと判定し、圧延材の倒れ警報として通知することにある。
このように、本願発明のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法において、検出の対象となる対のガイドローラーの情報はガイドローラーの間隔、ガイドローラーの保持力並びにガイドローラーの間隔及び保持力を含むものである。予め設定されているガイドローラーの間隔及び保持力の閾値の双方又は一方と、検出され計測されたガイドローラーの間隔及び保持力に対応する計測値の双方又は一方とを比較することによって、比較値が上記閾値を超えた場合に圧延材の倒れ発生を通知する。

0006

本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法を実施するための検出装置において、ガイドローラーの間隔を調整可能にする駆動シリンダを有するローラーガイド、検出手段としての位置検出器及び圧力検出器の双方又はいずれか一方、上記駆動シリンダを駆動させる油圧回路、この油圧回路を制御する制御手段となる制御部を備えている。
上記ローラーガイドにはガイドボックスに上記対のガイドローラーを設けているものと、対のガイドローラーをローラーホルダーを介して設けているものの双方がある。対のガイドローラーの間隔及び保持力の調整は上記駆動シリンダによってかつ間隔調整機構を介して調整される。上記位置検出器は上記駆動シリンダのピストンの位置を検出可能であると共に上記制御部に電気的に接続されている。上記圧力検出器は上記駆動シリンダのピストンの移動に伴う作動油油圧を検出可能であると共に上記制御部に電気的に接続されている。上記制御部は、予め調整されている上記ガイドローラーの情報(間隔及び保持力の双方又はその一方)に対応する閾値と、上記位置検出器及び上記圧力検出器の双方又はその一方によって検出された上記ピストンの移動に対応する上記ガイドローラーの間隔及び保持力の双方又はその一方の計測値とを比較することができ、計測値が上記閾値を超えた場合に圧延材の倒れを検出したとして警報を出すことができる。

発明の効果

0007

本発明のローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法及び検出装置によれば、圧延中に発生する圧延材の倒れ発生を簡易に通知することができ、これにより、圧延材の疵発生を防止して不良品発生率の少ない圧延を行うことができる。

図面の簡単な説明

0008

本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置の第1の実施の形態を示す構成図である。
本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置に用いるローラーガイドを示す平面図である。
本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置に用いるローラーガイドを示す正面図である。
本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置の第2の実施の形態を示す構成図である。
本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置に用いるローラーガイドを示す平面図である。
本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置に用いるローラーガイドを示す正面図である。

実施例

0009

本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法の第1の形態について図1を参照して説明する。
本発明の検出方法は、検出装置S1を構成しているローラーガイド1と、検出手段である位置検出器2及び圧力検出器3と、油圧回路4及びこの油圧回路に組み込んである制御部5とを用いて圧延材の倒れを検出するものである。
ローラーガイド1は、誘導する圧延材を所定の保持力で保持するための対のガイドローラー13を設けてある。対のガイドローラー13の間隔及び保持力は、油圧回路4によって作動する駆動シリンダ14を介して調整可能である。そして上記間隔及び保持力は、圧延材寸法に合わせて、予め所定の閾値に設定されている。
ガイドローラー13間に進入した際に、各ガイドローラーが受ける圧延材からの押圧力によって、ガイドローラーの間隔が押し広げられた時、ガイドローラーの間隔を位置検出器2で検出し及び上記押圧力によって押し広げられるガイドローラーの保持力を圧力検出器3で検出し、検出結果を制御部5で計測すると共に、計測値と設定されている閾値とを比較して、これらの計測値が、予め調整されたガイドローラーの間隔の閾値及びガイドローラーの保持力の閾値の双方を越えた場合に、圧延材に倒れが生じたものと判定し、圧延材倒れ警報として通知する。通知することにより、圧延材の倒れを検出する。検出後に、ガイドローラー13の間隔及び保持力を上記圧延材の倒れを抑制可能なものに調整する。

0010

本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出方法の第2の形態について説明する。
当該検出方法の基本的構成は、前記検出方法のそれと共通するので、相違点のみ説明する。
この検出方法では、位置検出器2又は圧力検出器3のいずれか一方を選択するものであり、検出の対象はガイドローラーの間隔又は押圧力によって押し広げられるガイドローラーの保持力である。
ガイドローラー13間に進入した際に生じる圧延材からの押圧力によって、ガイドローラーの間隔が押し広げられた時、ガイドローラーの間隔を位置検出器2で検出し又は上記押圧力によって押し広げられるガイドローラーの保持力を圧力検出器3で検出し、検出結果を制御部5で計測し、計測値と設定されている閾値とを比較して、計測値が、予め調整されたガイドローラーの間隔の閾値及びガイドローラーの保持力の閾値のいずれか一方を越えた場合に、圧延材に倒れが生じたものと判定し、圧延材倒れ警報として通知する。
この検出方法では、位置検出器2及び圧力検出器3の双方を機能させて、双方の検出に基づく計測値のどちらかを選択するものと、位置検出器及び圧力検出器の一方を機能させ、他方を機能させることなく、一方の検出に基づく計測値のどちらかを選択するものとを含む。後者の方法には、位置検出器2及び圧力検出器3のいずれか一方を設置していない場合も含まれる。

0011

図1に示すローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置の第1の実施の形態について図1図3を参照して説明する。
ローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置S1は、ローラーガイド1、検出手段である位置検出器2及び圧力検出器3、油圧回路4並びにこの油圧回路に組み込んである制御部5を備えている。

0012

ローラーガイド1は、図2及び図3に示すように、ガイドボックス11を有している。ガイドボックス11には、偏芯ローラーピン12を中心として回転可能である対(一対又は複数対)のガイドローラー13を設けてあり、図2のガイドローラーは一対である。各偏芯ローラーピン12上部の偏芯軸部12aにはギア12bを設けてある。
ガイドボックス11には、対のガイドローラー13の間隔及び保持力を調整可能にするための駆動シリンダ14を設けてある。駆動シリンダ14の一端部(図2右端部)側から突出しているピストン14aの一端部14a1側には平歯車15を取り付けてある。平歯車15は、偏芯ローラーピン12に設けてあるギア12bに歯合している。
平歯車15は、ピストン14aの前後方向(図2右方向)の移動によって前後し、この移動に伴って対のギア12bが対向側(閉方向)に又はその反対側(開方向)に回転するから、ガイドローラー13間が開閉され、その間隔が調整される。偏芯ローラーピン12、ギア12b及び平歯車15は、ガイドローラー13の間隔調整機構を構成している。

0013

また、位置検出器2は駆動シリンダ14の他端部側に設けてあって、ピストン14aの位置を検出するものである。位置検出器2は制御部5に電気的に接続されている。位置検出器2によって検出されたピストン14aの位置信号は制御手段である制御部5に送られ、この制御部においてピストンの移動距離が計測される。制御部5では、ピストン14aの移動距離に対応する計測値と、予め記録されている任意値に設定してあるガイドローラー13の間隔の閾値とを比較演算することができる。演算の結果、制御部5で計測値が上記閾値を超えたものと判定した場合、圧延材の倒れを検出したとして圧延材倒れ警報を出すことができる。

0014

駆動シリンダ14のピストン14aは、その他端部14a2の端面が位置決めボルト16の先端面に当接している。位置決めボルト16はピストン14aの位置調整手段である。ピストン14aは、位置決めボルト16を回すことにより、図2左右方向に移動することができる。ピストン14aの移動距離に応じてその位置が調整され、対のガイドローラー13の圧延材進入前の待機時間隔を調整することができる。

0015

図1に示す油圧回路4は駆動シリンダ14のピストン14aを作動するためのものである。駆動シリンダ14のポンプ側油圧路4aとタンク側油圧路4bとはいずれも切換え弁41に接続されている。図示する切換え弁41の位置は、ローラーガイド1の使用中の状態を示している。一方のポンプ側油圧路4aは油圧ポンプ連なり、また他方のタンク側油圧路4bは油圧タンクに連なっている。上記油圧ポンプと切換え弁41との間には流量調整弁42を設けてある。ポンプ側油圧路4aには、対のガイドローラー13における圧延材からの保持力を任意の値に設定可能な閾値で検出可能にするための圧力検出器3が組み込まれている。油圧回路4中の圧力検出器3と切換え弁41との間には逆止弁43を、そしてこの逆止弁の下流側にリリーフ弁44をそれぞれ設けてある。逆止弁43は、作動油がポンプ側油圧路4a側から切換え弁41に向けて流れるのを阻止している。
このように、制御部5の制御に基づいて駆動シリンダ14を通じてガイドローラー13の間隔及びその保持力が調整可能となる。
ガイドローラー13の間隔の閾値及びガイドローラーの保持力の閾値は、油圧回路4、駆動シリンダ14及び制御部5を通じて、圧延材の倒れが発生する状況に応じて変更し、常に適切な閾値に調整することができる。

0016

ローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置S1の使用方法を説明する。
ローラーガイド1のガイドローラー13は、ローラー間に進入した圧延材を所定の値の保持力で保持しながら誘導する。圧延材がガイドローラー13の間で倒れが発生した場合には、ガイドローラーの間隔が押し広げられる。ガイドローラー13の間隔が開くと、ギア12bは互いに反対側に回転し、このギアに歯合している駆動シリンダ14のピストン14aが押出されて平歯車15が前進図2右側へ移動)する。このため、ガイドローラーの間隔の変化は駆動シリンダ14のピストン14aの移動距離を検出する位置検出器2を通じて制御部5に伝えられ、上記移動距離が計測される。同時に、ガイドローラー13の保持力の変化はピストン14aの移動に伴って駆動シリンダ14の先端側に接続されているポンプ側油圧路4aに所定圧で作動油が流れるので、圧力検出器3を通じて制御部5に伝えられ、作動油の圧力が計測される。
計測に基づく圧延材の倒れ判定は下記のいずれかを選択する。
第1は、制御部5において、上記ガイドローラー13の間隔の変化に基づく計測値と、圧延材寸法に合わせて、予め任意の所要値に設定してある対のガイドローラー13の間隔の閾値とを比較し、計測値がこの閾値を超えた場合に、圧延材に倒れが発生したと判定して、圧延材の倒れ警報として通知する。
第2は、制御部5において、上記ガイドローラー13の保持力の変化に基づく計測値と、圧延材寸法に合わせて、予め任意の所要値に設定してある対のガイドローラー13の保持力の閾値とを比較し、計測値がこの閾値を超えた場合に、圧延材に倒れが発生したと判定して、圧延材の倒れ警報として通知する。
第3は、上記ガイドローラー13の間隔及び保持力の変化に基づく各計測値と、圧延材寸法に合わせて、予め任意の所要値に設定してある対のガイドローラー13の間隔の閾値及び保持力の閾値をそれぞれ比較し、各計測値が比較対象となる各閾値を超えた場合に、圧延材に倒れが発生したと判定して、圧延材の倒れ警報として通知する。

0017

本発明に係るローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置の第2の実施形態について図4図6を参照して説明する。
図5に示すローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置S2は、図1に示すローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置S1とその基本構成及び作用並びに使用方法に関して共通しているので、相違点を説明し、共通点については必要に応じて説明する。

0018

ローラーガイド101は、図5及び図6に示すように、ガイドボックス111を備えている。ガイドボックス111には、支点ピン117を中心として互いに開閉可能に一対のローラーホルダー118を設けてある。ローラーホルダー118の一端部側(図5右端部側)に、一対又は複数対(図では一対)のガイドローラー113がローラーピン112を中心として回転可能に軸支されている。両ローラーホルダー118の他端部側(図5左端部側)にはプレッシャーローラー119がピン120を中心として回転可能に設けられている。
また、ガイドボックス111には駆動シリンダ114を設けてある。駆動シリンダ114は、停止位置を調整することができるピストン114aを備えている。ピストン114aは、その一端部側(図5右端部側)でテーパースライダー機構121を作動可能である。テーパースライダー機構121を構成している対のテーパースライダー122は、プレッシャーローラー119に当接している。テーパースライダー122は、ガイドボックス111に支持されてターンバックル123に取り付けられている。ターンバックル123は保持体124に設けられている。
このため、両テーパースライダー122は、ターンバックル123の操作によって接触しているプレッシャーローラー119を介して対のローラーホルダー118を開閉可能にし、ガイドローラー113の間隔調整が可能となる。
また、駆動シリンダ114のピストン114aの一端部側はターンバックル123を保持している保持体124に接続されている。保持体124は、駆動シリンダ114のピストン114aに接続されている。
駆動シリンダ114のピストン114aの前後方向(図5左右方向)の移動によって前後し、テーパースライダー122も同一方向に移動し、この移動に伴ってプレッシャーローラー119を介してローラーホルダー118が支点ピン117を中心として互いに反対側(開方向)又はその対向側(閉方向)に回転するから、ガイドローラー113間が開閉され、その間隔が調整される。
プレッシャーローラー119、テーパースライダー122及びターンバックル123はガイドローラー113の間隔調整機構を構成している。

0019

図4に示すように、駆動シリンダ114にはピストン114aを駆動するための油圧回路104が接続されている。油圧回路104のタンク側油圧路104bから圧送されてくる作動油を駆動シリンダ114内へ供給する。駆動シリンダ114には位置検出器102を設けてある。位置検出器102はピストン114aの移動距離を検出可能であり、検出信号は制御部105に発信され、そこで計測される。また、駆動シリンダ114に接続されているポンプ側油圧路104aには圧延材からの押圧力を任意の値に設定可能な閾値で検出可能にするための圧力検出器103を設けてある。
図4に示す切換え弁141、流量調整弁142、逆止弁143及びリリーフ弁144は、図1に示す切換え弁41、流量調整弁42、逆止弁43及びリリーフ弁44にそれぞれ対応している。

0020

上記圧延材の倒れ検出装置S2では、ローラーガイド101のガイドローラー113間に進入した圧延材がガイドローラーの間で倒れが発生した場合には、ガイドローラーの間隔が押し広げられ、ローラーホルダー118が開き、プレッシャーローラー119及びテーパースライダー122を介して保持体124が後退するから、駆動シリンダ114のピストン114aが後退(図5左側へ移動)する。このため、ガイドローラー113の間隔の変化は駆動シリンダ114のピストン114aの移動距離を検出する位置検出器102を通じて制御部105に伝えられて、上記移動距離が計測される。同時に、ガイドローラー113の保持力の変化はピストン114aの移動に伴って駆動シリンダ114の後端側に接続されているポンプ側油圧路104aに所定圧で作動油が流れるので、圧力検出器103を通じて制御部105に伝えられ、作動油の圧力が計測される。
圧延材寸法に合わせて予め所要値に設定してあるガイドローラー113の間隔の閾値及びガイドローラー保持力の閾値の両方、又はいずれか一方の閾値と計測値を比較して、計測値が閾値を超えた場合に、圧延材に倒れが発生したと判定して、制御部105により、圧延材の倒れ警報として通知して、圧延材の倒れを防止する。

0021

図1に示すローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置S1において、検出手段として位置検出器2及び圧力検出器3の双方を設けてあるが、必ずしも双方を設ける必要はなくいずれか一方のみでも良い。図4に示すローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置S2における位置検出器102及び圧力検出器103についても、上記圧延材の倒れ検出装置S1と同様である。

0022

S1,S2ローラーガイドによる圧延材の倒れ検出装置
1,101 ローラーガイド
11,111ガイドボックス
119プレッシャーローラー(間隔調整機構)
12偏芯ローラーピン(間隔調整機構)
12bギア(間隔調整機構)
122テーパースライダー(間隔調整機構)
123ターンバックル(間隔調整機構)
13,113ガイドローラー
14,114駆動シリンダ
14a,114aピストン
15平歯車(間隔調整機構)
2,102位置検出器
3,103圧力検出器
4,104油圧回路
4a,104aポンプ側油圧路
4b,104bタンク側油圧路
5,105 制御部(制御手段)

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ