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図面 (5)

課題

二つのスピーカヨーク部を背中合わせに接触させる構造の位置決め性能を向上させると共に,その構造の組立作業性を向上させたスピーカ装置及び表示装置を提供すること。

解決手段

スピーカユニット41,42に,ヨーク部411,421の接触面411a,421aが正対する状態で相互に係合することにより,該スピーカユニット41,42の前記接触面411a,421aと平行な方向の移動を禁止しつつ前記接触面411a,421aと垂直な方向の移動を許容する摺動部413及びレール部424,摺動部423及びレール部413が設けられている。そして,ヨーク部411,421各々の接触面411a,421aが接触した後,その接触状態ネジ413c,423cが,摺動部413及びレール部424,摺動部423及びレール部413によって形成されるネジ穴螺合されることによって保持される。

概要

背景

一般に液晶テレビジョン受像機ディスプレイなどの表示装置には,振動板コーン紙)を振動させることにより音声を出力するスピーカ装置が搭載される。このスピーカ装置では,音声出力時に振動板のピストン運動反作用による振動が生じる。そのため,そのスピーカ装置の振動が表示装置の本体キャビネットに伝達し,不要音(ビビリ音)の発生や表示画面を揺らす原因になることが課題となっている。特に,近年テレビ製品化においては,大型化,薄型化が一層進行しているため,振動による画面揺れが問題となりやすい。
そのため,例えばスピーカ装置を熱可塑性エラストマー等の粘弾性物質を介して表示装置に固定することにより,そのスピーカ装置から表示装置に伝達される振動を吸収する手法が採られることがあった。但し,その粘弾性物質による振動の吸収効果を高めるためには該粘弾性物質をできるだけ柔らかくする必要があり,その材料選択形成性に制限が加わり,作業性の悪化やコスト高を招来していた。また,この場合には,スピーカ装置が粘弾性物質により浮いた構造となるため,スピーカ装置が何らの制限を受けずに振動することとなるが,その振動は,振動板のピストン運動の反作用により生じるものであるため,音声出力時の振動板のピストン運動の阻害要因となり音質の悪化や応答性の低下を招くことにもなる。特に,振動板の振幅は,出力音低音低周波数)になるほど大きくなるため,低音用のスピーカ装置ではこのような問題が顕著化する。
これに対し,例えば特許文献1に係る発明では,二つのスピーカヨーク部(磁気回路)を背中合わせに接触した状態で配置することにより,該スピーカ各々の振動を打ち消し合うように構成したスピーカ装置が開示されている。

概要

二つのスピーカのヨーク部を背中合わせに接触させる構造の位置決め性能を向上させると共に,その構造の組立作業性を向上させたスピーカ装置及び表示装置を提供すること。スピーカユニット41,42に,ヨーク部411,421の接触面411a,421aが正対する状態で相互に係合することにより,該スピーカユニット41,42の前記接触面411a,421aと平行な方向の移動を禁止しつつ前記接触面411a,421aと垂直な方向の移動を許容する摺動部413及びレール部424,摺動部423及びレール部413が設けられている。そして,ヨーク部411,421各々の接触面411a,421aが接触した後,その接触状態ネジ413c,423cが,摺動部413及びレール部424,摺動部423及びレール部413によって形成されるネジ穴螺合されることによって保持される。

目的

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

振動板及び該振動板に連結された磁気回路部を有する二つのスピーカが,前記振動板の振動反作用の力が相互に打ち消すように前記磁気回路部を背中合わせに接触させた状態で固定されてなるスピーカ装置であって,二つの前記スピーカを前記磁気回路部の接触面が露出した状態で個別に支持する二つのスピーカユニットと,二つの前記スピーカユニットに設けられ,前記スピーカユニット各々の前記磁気回路部の接触面が正対する状態で相互に係合することにより,該スピーカユニット各々の前記接触面と平行な方向の移動を禁止しつつ該スピーカユニット各々の前記接触面と垂直な方向の移動は許容する移動規制手段と,前記スピーカユニット各々が前記移動規制手段によって前記接触面と平行な方向の移動が規制された状態で近づけられることにより前記磁気回路部各々の前記接触面が接触した後,その接触状態を保持するユニット固定手段と,を備えてなることを特徴とするスピーカ装置。

請求項2

前記ユニット固定手段が,前記移動規制手段によって移動が規制され,且つ前記磁気回路部各々の前記接触面が接触した状態で相互に重なることにより前記接触面と平行な方向のネジ穴を形成するように前記スピーカユニット各々に設けられたネジ穴形成部と,前記ネジ穴形成部によって形成されたネジ穴に螺合されることにより二つの前記スピーカユニットを固定する螺合部材とを含んでなる請求項1に記載のスピーカ装置。

請求項3

一方の前記スピーカユニットに設けられた前記移動規制手段が,前記磁気回路部の接触面と垂直な方向に沿って形成されたレール部を含んでなり,他方の前記スピーカユニットに設けられた前記移動規制手段が,前記レール部に沿って摺動する摺動部を含んでなる請求項1又は2のいずれかに記載のスピーカ装置。

請求項4

二つの前記スピーカユニットの前記磁気回路部の接触面が,該接触面のいずれか一方又は両方に塗布された接着剤により接着されてなる請求項1〜3のいずれかに記載のスピーカ装置。

請求項5

請求項1〜4のいずれかに記載のスピーカ装置を備えてなる表示装置

請求項6

前記スピーカ装置が,前記接触面各々が正対する方向が映像を表示する映像表示部の表示面と平行になるように配置されたものである請求項5に記載の表示装置。

請求項7

前記スピーカ装置が,映像を表示する映像表示部を支持するスタンド部材に固定されてなる請求項5又は6のいずれかに記載の表示装置。

技術分野

0001

本発明は,振動板振動させることにより音声を出力するスピーカ装置及びこれを備えた液晶テレビジョン受像機などの表示装置に関し,特に,そのスピーカ装置の音声出力時における振動を抑制するための技術に関するものである。

背景技術

0002

一般に液晶テレビジョン受像機やディスプレイなどの表示装置には,振動板(コーン紙)を振動させることにより音声を出力するスピーカ装置が搭載される。このスピーカ装置では,音声出力時に振動板のピストン運動反作用による振動が生じる。そのため,そのスピーカ装置の振動が表示装置の本体キャビネットに伝達し,不要音(ビビリ音)の発生や表示画面を揺らす原因になることが課題となっている。特に,近年テレビ製品化においては,大型化,薄型化が一層進行しているため,振動による画面揺れが問題となりやすい。
そのため,例えばスピーカ装置を熱可塑性エラストマー等の粘弾性物質を介して表示装置に固定することにより,そのスピーカ装置から表示装置に伝達される振動を吸収する手法が採られることがあった。但し,その粘弾性物質による振動の吸収効果を高めるためには該粘弾性物質をできるだけ柔らかくする必要があり,その材料選択形成性に制限が加わり,作業性の悪化やコスト高を招来していた。また,この場合には,スピーカ装置が粘弾性物質により浮いた構造となるため,スピーカ装置が何らの制限を受けずに振動することとなるが,その振動は,振動板のピストン運動の反作用により生じるものであるため,音声出力時の振動板のピストン運動の阻害要因となり音質の悪化や応答性の低下を招くことにもなる。特に,振動板の振幅は,出力音低音低周波数)になるほど大きくなるため,低音用のスピーカ装置ではこのような問題が顕著化する。
これに対し,例えば特許文献1に係る発明では,二つのスピーカヨーク部(磁気回路)を背中合わせに接触した状態で配置することにより,該スピーカ各々の振動を打ち消し合うように構成したスピーカ装置が開示されている。

先行技術

0003

特開2008−187598号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら,前記特許文献1に係る発明のように,二つのスピーカのヨーク部を背中合わせに接触させる際には,そのヨーク部各々の間に磁力による反発力が作用するため,該ヨーク部各々の中心位置を合わせて固定することが難しく,そのスピーカ装置や表示装置の組み立て作業性を低下させることが問題となる。特に,ヨーク部が接触する直前には作業者が制しきれない程の強力な反発力が作用する。一方,ヨーク部各々の中心位置が予め定められた位置とずれた状態で固定されると,それらが互いに振動を打ち消す効果が減少することにもなる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,二つのスピーカのヨーク部を背中合わせに接触させる構造の位置決め性能を向上させると共に,その構造の組立作業性を向上させたスピーカ装置及び表示装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために本発明は,振動板及び該振動板に連結された磁気回路部を有する二つのスピーカが,前記振動板の振動の反作用の力が相互に打ち消すように前記磁気回路部を背中合わせに接触させた状態で固定されてなるスピーカ装置に適用されるものであって,二つの前記スピーカを前記磁気回路部の接触面が露出した状態で個別に支持する二つのスピーカユニットと,二つの前記スピーカユニットに設けられ,前記スピーカユニット各々の前記磁気回路部の接触面が正対する状態で相互に係合することにより,該スピーカユニット各々の前記接触面と平行な方向の移動を禁止しつつ該スピーカユニット各々の前記接触面と垂直な方向の移動は許容する移動規制手段と,前記スピーカユニット各々が前記移動規制手段によって前記接触面と平行な方向の移動が規制された状態で近づけられることにより前記磁気回路部各々の前記接触面が接触した後,その接触状態を保持するユニット固定手段とを備えてなることを特徴とするスピーカ装置として構成される。
本発明によれば,前記スピーカユニット各々を前記磁気回路部の接触面が正対する状態で相対的に近づけて該接触面を接触させる際,前記磁気回路部各々の間に反発力が作用しても,前記スピーカユニット各々の前記接触面と平行な方向の移動が禁止されており,該接触面と垂直な方向の移動のみが許容されることになるため,作業者は前記磁気回路部の接触面を容易に接触させて前記スピーカユニット各々を固定することができる。しかも,前記スピーカユニット各々の前記接触面と平行な方向の移動が禁止されるため,該スピーカユニット各々の前記磁気回路部の接触面を予め定めた位置で接触させることができ,中心の位置合わせなどを容易且つ高精度で行うことができる。

0006

例えば,前記ユニット固定手段は,前記移動規制手段によって移動が規制され,且つ前記磁気回路部各々の前記接触面が接触した状態で相互に重なることにより前記接触面と平行な方向のネジ穴を形成するように前記スピーカユニット各々に設けられたネジ穴形成部と,前記ネジ穴形成部によって形成されたネジ穴に螺合されることにより二つの前記スピーカユニットを固定する螺合部材とを含んでなることが考えられる。これにより,組み立て作業者は,容易に前記磁気回路部各々の前記接触面が接触した接触した状態が保持されるように前記スピーカユニット各々を固定することができる。
ここで,一方の前記スピーカユニットに設けられた前記移動規制手段が,前記磁気回路部の接触面と垂直な方向に沿って形成されたレール部を含んでなることが考えられる。このとき,他方の前記スピーカユニットに設けられた前記移動規制手段は,前記レール部に沿って摺動する摺動部を含んでなることが考えられる。これにより,前記スピーカユニット各々の前記接触面と平行な方向の移動を禁止しつつ該スピーカユニット各々の前記接触面と垂直な方向の移動は許容することが可能である。もちろん,互いに対応する前記レール部及び前記摺動部を各々が有していることも考えられる。
また,二つの前記スピーカユニットの前記磁気回路部の接触面が,該接触面のいずれか一方又は両方に塗布された接着剤により接着されてなることが望ましい。これにより,前記ユニット固定手段により固定を行う際の作業性が向上する。

0007

ところで,本発明は,前記スピーカ装置を備えてなる表示装置の発明として捉えてもよい。
特に,前記スピーカ装置が,前記接触面各々が正対する方向が映像を表示する映像表示部の表示面と平行になるように配置されたものであれば,該スピーカ装置による振動が生じてもその振動の前記映像表示部の揺れへの影響を抑制し得る。
なお,前記スピーカ装置は,映像を表示する映像表示部と共に前記表示装置の本体筐体に設けられることに限らず,例えば前記映像表示部を支持するスタンド部材に固定されてなることも考えられる。この場合,前記スピーカ装置の振動の前記映像表示部への影響をより低減し得る。

発明の効果

0008

本発明によれば,前記スピーカユニット各々を前記磁気回路部の接触面が正対する状態で相対的に近づけて該接触面を接触させる際,前記磁気回路部各々の間に反発力が作用しても,前記スピーカユニット各々の前記接触面と平行な方向の移動が禁止されており,該接触面と垂直な方向の移動のみが許容されることになるため,作業者は前記磁気回路部の接触面を容易に接触させて前記スピーカユニット各々を固定することができる。しかも,前記スピーカユニット各々の前記接触面と平行な方向の移動が禁止されるため,該スピーカユニット各々の前記磁気回路部の接触面を予め定めた位置で接触させることができ,中心の位置合わせなどを容易且つ高精度で行うことができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の実施の形態に係る液晶テレビXの概略構成図。
本発明の実施の形態に係るスピーカ装置40の概略構成図。
本発明の実施の形態に係るスピーカ装置40の分解図。
本発明の実施の形態に係るスピーカ装置40の組立作業を説明するための図。

実施例

0010

以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
まず,図1及び図2を参照しつつ,本発明の実施の形態に係る液晶テレビX(表示装置の一例)及びスピーカ装置40の概略構造について説明する。なお,図1は,前記液晶テレビXの背面キャビネットを取り外した状態を背面から見た概略構成図,図2(a)は前記スピーカ装置40の斜視図,図2(b)は前記スピーカ装置40の正面図である。
図1に示すように,前記液晶テレビXは,テレビジョン放送などの映像を表示する液晶パネルなどを有する映像表示部10と,前記映像表示部10を支持する本体シャーシ11と,前記本体シャーシ11に連結されて前記映像表示部10を支持するスタンド部材13と,音声を出力するスピーカ装置20,30,40と,前記スピーカ装置40を前記本体シャーシ11に固定する固定板12とを備えて概略構成されている。なお,前記液晶テレビXは,ここで説明する構成要素の他にも,従来の一般的な液晶テレビと同様の構成要素を有している。また,前記液晶テレビXは,本発明に係る表示装置の一例に過ぎず,本発明はディスプレイ装置などの他の表示装置についても同様に適用可能である。
前記スピーカ装置20は全音域の音声出力を行うメインスピーカ,前記スピーカ装置30は高音域の音声出力を行う高音スピーカツィータ),前記スピーカ装置40は低音域の音声出力を行う低音スピーカウーハー)である。

0011

図1及び図2に示すように,前記スピーカ装置40は,独立したスピーカユニット41,42が連結して構成されたものである。前記スピーカユニット41,42は,不図示のボビンマグネット永久磁石など),ボイスコイル,振動板(コーン紙など),及び該振動板に連結されたヨーク部411,421(磁気回路部に相当)を有するスピーカ51,52と該スピーカ51,52を支持するスピーカ筐体61,62とを備えている。
なお,前記スピーカ51,52は,ボイスコイルに入力される電気信号に基づいてボビンを介して振動板を振動させ,空気を振動させることにより音声を出力する。その後,前記スピーカ51,52から出力された音声は,前記スピーカユニット41,42の背面に設けられたバスレフポート51a,52aから出力される。
一般に,低音帯域の音声出力に用いられる前記スピーカ51,52における前記振動板の振動は周波数が低く振幅が大きいため,その振動の反作用として前記スピーカユニット41,42各々で生じる振動により,前記液晶テレビXの映像表示部10の揺れや不要音(ビビリ音)が生じるおそれがある。

0012

そこで,前記液晶テレビXの前記スピーカ装置40では,図1及び図2に示すように,前記スピーカユニット41,42各々のスピーカ51,52が,前記振動板の振動の反作用の力が相互に打ち消すように前記ヨーク部411,421を背中合わせに接触させた状態で固定されている。これにより,前記スピーカユニット41,42で生じる振動が相互に打ち消し合うため,前記液晶テレビXにおける前記映像表示部10の揺れや不要音(ビビリ音)を防止することができる。特に,前記ヨーク部411,421の間では反発力が生じ,該反発力によって前記スピーカユニット41,42の間に常に応力が作用することとなるため,不要音をより軽減する効果が得られる。
そして,本発明の実施の形態に係る前記スピーカ装置40は,二つの前記スピーカユニット41,42に設けられたスピーカの前記ヨーク部411,421を背中合わせに接触させる構造の位置決め性能を向上させると共に,その構造の組立作業性を向上させることができる構成に特徴を有している。

0013

以下,図3図4を参照しつつ,前記スピーカ装置40の詳細構成及び組み立て構造について詳説する。
図3に示すように,前記スピーカ装置40において,前記スピーカユニット41,42各々は,前記スピーカ51,52各々を前記ヨーク部411,421の接触面411a,421aが露出した状態で個別に支持している。
二つの前記スピーカユニット41,42には,前記スピーカユニット41,42各々の前記ヨーク部411,421の接触面411a,421aが正対する状態で相互に係合する二組の摺動部413,レール部424及びレール部414,摺動部423が設けられている。前記レール部414,424は,前記ヨーク部411,421の接触面411a,421aに垂直な方向(接触面411a,421aが正対している方向)に沿って形成されている。
また,前記摺動部413及び前記レール部424の係合開始位置(先端),前記摺動部423及び前記レール部414の係合開始位置(先端)は,前記ヨーク部411,421よりも外側の位置である。即ち,前記ヨーク部411,421の接触面411a,421aが正対した状態で前記スピーカユニット41,42が近づけられるとき,前記ヨーク部411,421が接触する前に,前記摺動部413と前記レール部424,前記摺動部423及と前記レール部414がそれぞれ係合するよう構成されている。
なお,前記摺動部413,423及び前記レール部414,424の形状は図示するものに限らず,後述するように前記スピーカユニット41,42の前記接触面411a,421aと平行な方向の移動を禁止し,該接触面411a,421aと垂直な方向の移動のみを許容することのできる形状であればよい。

0014

ここに,図4は前記スピーカユニット41,42を上方から見た要部断面図であって,(a),(b)は前記摺動部413及び前記レール部424の位置対応関係,(c),(d)は前記摺動部423及び前記レール部414の位置対応関係を示すものである。
前記スピーカユニット41では,図4(a),(b)に示すように,前記摺動部413に,前記接触面411aと平行な方向に形成されたネジ穴413a,413bが設けられている。同じく,前記スピーカユニット42では,図4(c),(d)に示すように,前記摺動部423に,前記接触面421aと平行な方向に形成されたネジ穴423a,423bが設けられている。
一方,図4(a),(c)に示すように,前記レール部414,424各々には,前記接触面411a,421aと平行な方向に形成されたネジ穴414a,424aが設けられている。
これらのネジ穴413a,424a,413b(ネジ穴形成部の一例)は,前記スピーカーユニット41,42の移動が前記スピーカーユニット41,42の移動が前記摺動部413,前記レール部424及び前記レール部414,前記摺動部423のそれぞれの係合により規制され,且つ前記ヨーク部411,421各々の前記接触面411a,421aが接触した状態で,相互に重なることにより前記接触面411a,421aと平行な方向に一つのネジ穴を形成する位置に設けられている(図4(b)参照)。
同じく,前記ネジ穴423a,414a,423b(ネジ穴形成部の一例)も,前記スピーカーユニット41,42の移動が前記摺動部413,前記レール部424及び前記レール部414,前記摺動部423のそれぞれの係合により規制され,且つ前記ヨーク部411,421各々の前記接触面411a,421aが接触した状態で,相互に重なることにより前記接触面411a,421aと平行な方向に一つのネジ穴を形成する位置に設けられている(図4(d)参照)。

0015

このように構成された前記スピーカユニット41,42は以下のように組み立てられる。
まず,前記摺動部413及び前記摺動部423は,前記スピーカユニット41,42が,前記接触面411a,421aが正対する状態で相互に近づけられることにより,各々が対応する前記レール部424及び前記レール部414と嵌合する。これにより,前記スピーカユニット41,42各々の前記接触面411a,421aと平行な方向の移動は,前記摺動部413及び前記摺動部423と前記レール部424及び前記レール部414との相互の係合によって禁止される。
一方,前記摺動部413,423が前記レール部424,414に係合した状態では,該摺動部413,423は前記レール部424,414に沿って,前記接触面411a,421aと垂直な方向(即ちスピーカユニット41,42が近接又は離間する方向)に摺動可能である。そのため,前記スピーカユニット41,42各々の前記接触面411a,421aと垂直な方向の移動は許容されることとなる。ここに,前記摺動部413及び前記レール部424,前記摺動部423及び前記レール部414が移動規制手段の一例である。

0016

その後,前記スピーカユニット41,42は,前記ヨーク部411,421の接触面411a,421aが正対した状態で,該接触面411a,421aが接触するまで更に近づけられる。
このとき,前記スピーカユニット41,42各々の移動は,前記摺動部413及び前記レール部424の係合,前記摺動部423及び前記レール部423の係合により,前記接触面411a,421aと垂直な方向の移動だけが許容された状態であるため,前記ヨーク部411,421の間に作用する反発力によっても前記スピーカユニット41,42の前記接触面411a,421aと平行な方向のズレが生じない。そのため,組み立て作業者は,容易に前記スピーカユニット41,42を,予め定められた中心の位置を合わせながら移動させ,前記ヨーク部411,421を接触させることができる。
このように,前記摺動部413及び前記レール部424,前記摺動部423及び前記レール部414の係合が,少なくとも前記ヨーク部411,421が接触するよりも前になされるように構成されていれば,該ヨーク部411,421を接触させるときの前記ヨーク部411,421間の反発力による位置ズレは防止される。具体的には,少なくとも作業者が制しきれない程の反発力が作用するよりも前に前記摺動部413及び前記レール部424,前記摺動部423及び前記レール部414を係合させるように構成すればよい。もっとも,前記ヨーク部411,421が近接することにより反発力が作用し始める位置において,前記摺動部413及び前記レール部424,前記摺動部423及び前記レール部414の係合がなされるようにすることが作業性の観点からは望ましい。

0017

そして,前記ヨーク部411,421の接触面411a,421aが正対した状態で,該接触面411a,421aが接触することにより,図4(b)に示すように,前記ネジ穴413a,424a,413bによって一つのネジ穴が形成され,図4(d)に示すように,前記ネジ穴423a,414a,423bによって一つのネジ穴が形成されると,その後,各々のネジ穴にネジ413c,423c(螺合部材の一例)が螺合され,前記スピーカユニット41,42が固定される。ここに,前記ネジ穴413a,424a,413b及び前記ネジ413c,前記ネジ穴423a,414a,423b及び前記ネジ423cがユニット固定手段の一例である。
なお,前記ヨーク部411,421の接触面411a,421aのいずれか一方又は両方には接着剤が塗布されていることが望ましい。これにより,二つの前記スピーカユニット41,42の前記ヨーク部411,421の接触面411a,421aが接触すると,前記接着剤によって接着されるため,前記ネジ423c,413cの螺合作業を容易に行うことができる。
このようにして組み立てられた前記スピーカ装置40では(図2参照),二つの前記スピーカユニット41,42が,前記ヨーク部411,421を背中合わせに接触させた状態,即ち前記接触面411a,421a各々が接触した接触状態で保持される。従って,前述したように,前記スピーカ51,52による音声出力時に生じる振動が前記スピーカユニット41,42各々の間で打ち消し合うこととなり,前記スピーカ装置40や前記液晶テレビXにおける不要音(ビビリ音)が防止され,前記映像表示部10の揺れも防止される。

0018

なお,その後,前記スピーカ装置40は,図1に示したように,前記固定板12によって前記液晶テレビXに固定される。ここで,特に前記液晶テレビXでは,前記スピーカ装置40が,前記ヨーク部411,421の接触面411a,421a各々が正対する方向が前記映像表示部10の表示面と平行になるように配置されている。これにより,前記接触面各々が正対する方向が前記映像表示部10の表示面と垂直になるように配置される場合に比べて,前記映像表示部10の映像面の揺れへの影響をより軽減することができ,特に前記映像表示部10が大型や薄型である場合に好適である。
また,本実施の形態では,低音域の音声出力を行う前記スピーカ装置40を本発明に係るスピーカ装置の一例として説明したが,本発明は,低音域の音声出力を行うものに限らず,高音域や全音域,中音域などの各種の音域の音声出力を行うスピーカ装置に適用することが可能である。
さらに,本実施の形態では,前記スピーカ装置40が前記映像表示部10の本体シャーシ11に固定されている場合を例に挙げて説明したが,これに限らず,例えば,前記映像表示部10を支持する前記スタンド部材13に固定されてなることも他の実施例として考えられる。この場合,仮に前記スピーカ装置40で振動が生じたとしても,その振動は前記スタンド部材13を介して前記映像表示部10に伝達されるに過ぎないため,該映像表示部10の映像面の揺れをより確実に防止することができる。

0019

10…映像表示部
11…本体シャーシ
12…固定板
13…スタンド部材
20,30,40…スピーカ装置
41,42…スピーカユニット
411,421…ヨーク部(磁気回路部の一例)
413,423…摺動部
413a,413b,423a,423b,414a,424a…ネジ穴(ネジ穴形成部の一例)
414,424…レール部
413c,423c…ネジ(螺合部材の一例)
51,52…スピーカ
61,62…スピーカ筐体
X…液晶テレビ(表示装置の一例)

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