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技術 アシストグリップ

出願人 豊和化成株式会社トヨタ自動車株式会社
発明者 梶尾英樹川上昇志河村和浩
出願日 2009年10月19日 (10年8ヶ月経過) 出願番号 2009-240892
公開日 2011年4月28日 (9年2ヶ月経過) 公開番号 2011-084259
状態 特許登録済
技術分野 乗客設備
主要キーワード 外側支持片 内側支持片 回動負荷 捻りばね 取付クリップ 立方体形 非使用位置 矩形穴
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年4月28日)のものです。
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図面 (16)

課題

ヒンジ本体に取付クリップを容易に組み付けることができ、ヒンジ本体の構造も簡単化することができるアシストグリップを提供することを目的とする。

解決手段

アシストグリップに装着される取付クリップ5は、ばね弾性を有する金属を略U字状に曲折し両側に弾性脚部51を設けて形成され、両側の弾性脚部には外側に膨出する弾性膨出部52が設けられる。弾性膨出部52には車体の被固定部に係止される係止部53が設けられる。弾性脚部51の先端に、ヒンジ本体21,31の矩形開口部27,37の内側縁部25,35に係止される段部53が設けられる。段部53には延設部56が設けられ、延設部56の一部に係止爪55が延設部の外側に開くように設けられる。

概要

背景

自動車室内天井面には、搭乗者が室内で身体を支持するために、アシストグリップが取り付けられる。この種のアシストグリップとして、グリップ本体の両側にヒンジ用凹部が形成され、そのヒンジ用凹部内にヒンジ部が回動可能に取り付けられ、グリップ本体が両側のヒンジ部を介して回動可能に装着される構造のものが、各種の自動車で使用されている。

このアシストグリップは、下記特許文献1に記載されるように、その両側のヒンジ部に金属製の取付クリップを設け、取付クリップにより車体のボディパネルに固定するように取り付けられる。この取付クリップは、ばね弾性を持った金属により略U字状に形成され、ヒンジ部のヒンジ本体の中央支持板を覆うように、ヒンジ本体に嵌め込まれ、車体への装着時には、車体のボディパネルに設けた矩形穴に取付クリップを嵌め込み、取付クリップの両側膨出部の係止部を、ボディパネルの矩形穴の縁部に係止させ、アシストグリップを車体に固定する構造となっている。

概要

ヒンジ本体に取付クリップを容易に組み付けることができ、ヒンジ本体の構造も簡単化することができるアシストグリップを提供することを目的とする。アシストグリップに装着される取付クリップ5は、ばね弾性を有する金属を略U字状に曲折し両側に弾性脚部51を設けて形成され、両側の弾性脚部には外側に膨出する弾性膨出部52が設けられる。弾性膨出部52には車体の被固定部に係止される係止部53が設けられる。弾性脚部51の先端に、ヒンジ本体21,31の矩形開口部27,37の内側縁部25,35に係止される段部53が設けられる。段部53には延設部56が設けられ、延設部56の一部に係止爪55が延設部の外側に開くように設けられる。

目的

本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ヒンジ本体に取付クリップを容易に組み付けることができ、ヒンジ本体の構造も簡単化することができるアシストグリップを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

左右両端の基部にヒンジ用凹部が設けられたグリップ本体と、該両側のヒンジ用凹部に枢軸を介して回動可能に取り付けられる1対のヒンジ本体を有したヒンジ部と、該1対のヒンジ本体の略中央に設けられた矩形開口部に各々挿入される取付クリップと、を備え、該取付クリップは、ばね弾性を有する金属を略U字状に曲折し両側に弾性脚部を設けて形成され、該両側の弾性脚部には外側に膨出する弾性膨出部が設けられる一方、該弾性膨出部には車体の被固定部に係止される係止部が設けられ、該弾性脚部の先端には該ヒンジ本体の矩形開口部の内側縁部に係止される段部が設けられてなるアシストグリップにおいて、該段部には該取付クリップが該矩形開口部に挿入される挿入方向と平行な延設部が設けられ、該延設部の一部に係止爪が該延設部の外側に開く形態で形成され、該ヒンジ本体には該取付クリップを該矩形開口部に該ヒンジ本体の前面側から挿入したとき、該係止爪が係止される被係止部が設けられたことを特徴とするアシストグリップ。

請求項2

前記係止爪は、前記弾性脚部の段部に設けた延設部の中央部分が分割されて形成され、且つ該延設部の外側に斜め前方突き出すように形成されたことを特徴とする請求項1記載のアシストグリップ。

請求項3

前記被係止部は、前記ヒンジ本体の矩形開口部の側壁に設けた穴部の縁部に形成されたことを特徴とする請求項1または2記載のアシストグリップ。

技術分野

0001

本発明は、自動車室内天井面等に取り付けられるアシストグリップに関し、特にグリップ本体を回動可能に、ヒンジ部を介して車内の被固定部に固定するアシストグリップに関する。

背景技術

0002

自動車室内の天井面には、搭乗者が室内で身体を支持するために、アシストグリップが取り付けられる。この種のアシストグリップとして、グリップ本体の両側にヒンジ用凹部が形成され、そのヒンジ用凹部内にヒンジ部が回動可能に取り付けられ、グリップ本体が両側のヒンジ部を介して回動可能に装着される構造のものが、各種の自動車で使用されている。

0003

このアシストグリップは、下記特許文献1に記載されるように、その両側のヒンジ部に金属製の取付クリップを設け、取付クリップにより車体のボディパネルに固定するように取り付けられる。この取付クリップは、ばね弾性を持った金属により略U字状に形成され、ヒンジ部のヒンジ本体の中央支持板を覆うように、ヒンジ本体に嵌め込まれ、車体への装着時には、車体のボディパネルに設けた矩形穴に取付クリップを嵌め込み、取付クリップの両側膨出部の係止部を、ボディパネルの矩形穴の縁部に係止させ、アシストグリップを車体に固定する構造となっている。

先行技術

0004

特開2009−121633号公報

発明が解決しようとする課題

0005

この種の従来のアシストグリップは、製造時に、その取付クリップ60をヒンジ本体65に取り付ける場合、図15に示すように、先ず取付クリップ60をヒンジ本体65の中央支持板66の背面側から、中央支持板66に被せるように位置させ、その状態で、取付クリップ60の両側の弾性脚部68を、ばね弾性に抗して幅を狭窄するように押し縮めながら、取付クリップ60の自由端の幅より狭いヒンジ本体65の開口部67に、両側の弾性脚部68の先端を挿入し、両側の弾性脚部68の先端に設けた段部64を、ヒンジ本体65の開口部67の内側縁部に係止させるように、取り付けている。

0006

このため、取付クリップ60をヒンジ本体65に取り付ける際、作業者は指などで、取付クリップ60の弾性脚部68を、ばね弾性に抗して強く押し縮める必要があり、組み付けにくいという不具合があり、場合によっては、指に怪我をする虞があった。また、組み付け時に、取付クリップ60の弾性脚部68を、ばね弾性に抗して強く押し縮めるため、取付クリップ60の弾性脚部68の弾性が低下し、或いは破損し易いという課題があった。

0007

さらに、図15に示すように、ヒンジ本体65には、取付クリップ60の取付状態を保持するために、中央支持板66をヒンジ本体65の背面側に突設する必要があり、ヒンジ本体65の構造の複雑化により、成形時の金型の構造が複雑化し製造コストが増大する不具合があった。

0008

本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ヒンジ本体に取付クリップを容易に組み付けることができ、ヒンジ本体の構造も簡単化することができるアシストグリップを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記目的を達成するために、本発明の請求項1のアシストグリップは、左右両端の基部にヒンジ用凹部が設けられたグリップ本体と、該両側のヒンジ用凹部に枢軸を介して回動可能に取り付けられる1対のヒンジ本体を有したヒンジ部と、該1対のヒンジ本体の略中央に設けられた矩形開口部に各々挿入される取付クリップと、を備え、
該取付クリップは、ばね弾性を有する金属を略U字状に曲折し両側に弾性脚部を設けて形成され、該両側の弾性脚部には外側に膨出する弾性膨出部が設けられる一方、該弾性膨出部には車体の被固定部に係止される係止部が設けられ、該弾性脚部の先端には該ヒンジ本体の矩形開口部の内側縁部に係止される段部が設けられてなるアシストグリップにおいて、
該段部には該取付クリップが該矩形開口部に挿入される挿入方向と平行な延設部が設けられ、該延設部の一部に係止爪が該延設部の外側に開く形態で形成され、該ヒンジ本体には該取付クリップを該矩形開口部に該ヒンジ本体の前面側から挿入したとき、該係止爪が係止される被係止部が設けられたことを特徴とする。

0010

この発明によれば、取付クリップをヒンジ本体に取り付ける際、ヒンジ本体の前面側から矩形開口部に挿入して簡単に組み付けることができ、組付状態では両側の弾性脚部の段部がヒンジ本体の矩形開口部の内側縁部に係止される一方、係止爪が被係止部に係止されるので、従来のヒンジ部のように矩形開口部内に突設した中央支持板により取付クリップを支持させることなく、ヒンジ本体に対し取付クリップを安定して取り付けることができる。

0011

これにより、取付クリップをヒンジ本体に取り付ける際、作業者はヒンジ部の正面側から弾性脚部を、ばね弾性に抗して強く押し縮めることなく、容易に組み付けることができる。また、組み付け時に、取付クリップの弾性脚部を、ばね弾性に抗して強く押し縮めることがないので、取付クリップの弾性脚部の弾性が低下したり、弾性脚部を破損させる不具合がなくなる。また、従来のヒンジ部のように矩形開口部内に中央支持板を突設せず、矩形開口部全体を開口形成するため、ヒンジ部を成形する際の成形型の構造が簡単となり、製造コストを低減することができる。

0012

請求項2の発明は、上記請求項1のアシストグリップにおいて、上記係止爪は上前記弾性脚部の段部に設けた延設部の中央部分が分割されて形成され、且つ該延設部の外側に斜め前方突き出すように形成されたことを特徴とする。

0013

この発明によれば、係止爪をヒンジ本体に対し安定して確実に係止させることができる。

0014

請求項3の発明は、上記請求項1または2のアシストグリップにおいて、上記被係止部は、上記ヒンジ本体の矩形開口部の側壁に設けた穴部の縁部に形成されていることを特徴とする。

0015

この発明によれば、係止爪を被係止部に係止させる際、簡単に且つ確実に係止爪を被係止部に係止させることができる。

発明の効果

0016

本発明のアシストグリップによれば、ヒンジ本体に取付クリップを容易に且つ確実に組み付けることができ、ヒンジ本体の構造も簡単化することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の一実施形態を示すアシストグリップの背面からの斜視図である。
アシストグリップの底面図である。
同アシストグリップの右側面図である。
同アシストグリップの背面からの分解斜視図である。
右のヒンジ部2の背面からの分解斜視図である。
左のヒンジ部3の背面からの分解斜視図である。
ヒンジ部2のヒンジ本体21の右側面図(a)、その背面図(b)、その平面図(c)である。
同ヒンジ本体21の正面上方から見た斜視図(a)、同ヒンジ本体21の角度を変えて見た斜視図(b)である。
ヒンジ部3のヒンジ本体31の右側面図(a)、その背面図(b)、その平面図(c)である。
同ヒンジ本体31の正面上方から見た斜視図(a)、同ヒンジ本体31の角度を変えて見た斜視図(b)である。
図7のXIa-XIa断面図(a)、図9のXIb-XIb断面図(a)である。
取付クリップの側面図(a)、その平面図(b)、その背面図(c)である。
取付クリップをヒンジ本体21に挿入する際の断面説明図である。
アシストグリップを車体ボディパネルに取り付ける際の説明断面図である。
従来の取付クリップをヒンジ本体に挿入する際の説明断面図である。

実施例

0018

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はアシストグリップの背面からの斜視図を示し、図2はその底面図を示し、図3はその右側面図を示し、図4はその分解斜視図を示している。なお、以下の説明で使用する左右上下は、装着姿勢のアシストグリップを正面から見たときの左右上下を示し、図示で使用したFRは前、LEは左、RIは右、UPは上、REは後、DOは下を示す。

0019

図1図4において、1は合成樹脂一体成形されたグリップ本体であり、グリップ本体1の左右両端に設けられた基部の背面に、略長方形のヒンジ用凹部11,12が形成されている。両側のヒンジ用凹部11,12内における左右両側壁部には、各々軸孔13,14が形成され、枢軸15,16が、ヒンジ部2,3の内側支持片22、32、外側支持片23,33に設けた軸孔22a,23a,32a,33aと共に当該側壁部の軸孔13,14に挿通され、各ヒンジ部2,3はグリップ本体1に対し回動可能に軸支される。1対のヒンジ部2,3は、自動車の車体側に固定され、グリップ本体1が非使用状態使用状態との間で、相対的にヒンジ部2,3に対し回動可能とされる。

0020

図4、5、6に示すように、右側のヒンジ部2は、ヒンジ本体21と、ヒンジ本体21に対しその正面側(前面側)から嵌め込んで取り付けられ、図示しない車体側ボディパネルの矩形孔嵌入されて係止される取付クリップ5と、ヒンジ本体21に対しその正面側を覆って嵌着され、ヒンジ本体21内の矩形開口部27にクリップ支持部42を進入させて取付クリップ5を内側から支持するカバー4と、ヒンジ本体21の下部に突設された内側支持片22と外側支持片23の間に装着される捻りコイルばね6と、から構成される。

0021

左側のヒンジ部3は、同様に、ヒンジ本体31と、ヒンジ本体31に対し正面側から嵌め込んで取り付けられ、図示しない車体側ボディパネルの矩形孔に嵌入されて係止される取付クリップ5と、ヒンジ本体31に対しその正面側を覆って嵌着され、ヒンジ本体31内の矩形開口部37にクリップ支持部42を進入させて取付クリップ5を内側から支持するカバー4と、ヒンジ本体31の下部に突設された内側支持片32と外側支持片33の間に挿入され、グリップ本体1に回動負荷を付与するオイルダンパー8と、から構成される。

0022

右側のヒンジ部2のヒンジ本体21は、図5、7、8に示すように、正面を略略正方形とする立方体形状に形成され、その下部に内側支持片22、外側支持片23を突設して、合成樹脂により一体成形される。その内側支持片22と外側支持片23間には捻りコイルばね6用のスペースが設けられ、ヒンジ本体21の略中央部分には矩形開口部27が設けられる。さらに、矩形開口部27の背面側には矩形枠部21aが突設され、その矩形枠部21aの周囲の一段下った部分に、座部21bが形成され、ヒンジ本体21をボディパネルの矩形孔に嵌め込む際、矩形枠部21aをその矩形孔に嵌入し、座部21bをボディパネルの表面に押し当てるように形成される。

0023

ヒンジ本体21の下側に突設された内側支持片22及び外側支持片23には軸孔22a、23aが貫通穴として形成される。この軸孔22a,23aには枢軸15が挿通され(図4)、ヒンジ本体21をグリップ本体1のヒンジ用凹部11内で回動可能に支持する構造となっている。図7,8のように、ヒンジ本体21の両側部にはカバー係止部29が形成され、後述のカバー4をヒンジ本体21の正面側に嵌着させる際、カバー4の内側に設けた係止爪43が係止されるようになっている。また、ヒンジ本体21の略中央部に形成された矩形開口部27は、図5に示すように、後述の取付クリップ5をその背面側から挿入可能な形状に形成されると共に、カバー4を嵌める際、カバー4の背面側に突設されたクリップ支持部42を挿入可能な形状に形成される。

0024

さらに、ヒンジ本体21の矩形開口部27の両内側部には、図11(a)に示すように、後述の取付クリップ5の段部54を係止させるために、内側縁部25が内側に突出して設けられる。また、その内側縁部25の前面側に穴部24が形成され、その穴部24の前面側に被係止部26が、取付クリップ5の係止爪55を係止させるように、矩形開口部27の両内側部に設けられている。なお、図7などに示すように、ヒンジ本体21の矩形開口部27の両側に、突部28が背面側に向けて突設され、組み付け時に、ヒンジ本体21をボディパネルの矩形孔に嵌入したとき、矩形孔の左右両側縁部にこの突部28の外側面を接触させ、ヒンジ本体及びグリップ本体1の左右のガタツキを防止するようにしている。

0025

左側のヒンジ部3のヒンジ本体31は、図4,6,9に示す如く上記右側のヒンジ本体21とほぼ同様に、正面を略略正方形とする立方体形状に形成され、その下部に内側支持片32、外側支持片33を突設して、合成樹脂により一体成形される。その内側支持片32と外側支持片33間にはオイルダンパー8用のスペースが設けられ、ヒンジ本体31の略中央部分には矩形開口部37が設けられる。さらに、矩形開口部37の背面側には矩形枠部31aが突設され、その矩形枠部31aの周囲の一段下った部分に、座部31bが形成され、ヒンジ本体31をボディパネルの矩形孔に嵌め込む際、矩形枠部31aをその矩形孔に嵌入し、座部31bをボディパネルの表面に押し当てるように形成される。

0026

図4,6,9に示すように、ヒンジ本体31の下部に突設した内側支持片32、外側支持片33には、軸孔32a、33aが貫通穴として形成される。この軸孔32a,33aには枢軸16が挿通され、ヒンジ本体31をグリップ本体1のヒンジ用凹部12内で回動可能に支持する構造である。図9,10のように、ヒンジ本体31の両側部にはカバー係止部39が形成され、カバー4をヒンジ本体31の正面側に嵌着させる際、カバー4側の係止爪43が係止されるようになっている。また、ヒンジ本体31の略中央部に形成された矩形開口部37は、図6に示すように、取付クリップ5をその背面側から挿入可能な形状に形成されると共に、カバー4を嵌める際、カバー4の背面側に突設されたクリップ支持部42を挿入可能な形状に形成される。

0027

さらに、ヒンジ本体31の矩形開口部37の両内側部には、図11(b)に示すように、取付クリップ5の段部54が係止される内側縁部35が内側に突出して設けられる。また、その内側縁部35の前面側に穴部34が形成され、その穴部34の前面側に被係止部36が、取付クリップ5の係止爪55を係止させるように、矩形開口部37の両内側部に設けられている。

0028

ヒンジ本体21,31は、図7図10に示すように、従来のものとは異なり、その矩形開口部27,37には中央支持板を設けずに開口部全体を開口した構造としているため、ヒンジ本体21,31の成形型の構造を簡単化することができ、これにより製造コストを低減することができる。

0029

ヒンジ本体21,31の矩形開口部27,37には、上記のように、取付クリップ5が前面側から挿入され嵌め込まれるが、この取付クリップ5は、図12に示すように、ばね弾性を有する金属を略U字状に曲折して形成され、両側に弾性脚部51がばね弾性を有して形成される。また、両側の弾性脚部51には、弾性膨出部52がその内側の一部を外側に切り起こして開くように形成される。両側の弾性膨出部52は、弾性脚部51より外側に開くように、弾性変形可能に形成され、その弾性膨出部52の先端には係止部53が曲折して形成され、被固定部となる車体ボディパネルの矩形孔に取付クリップ5を差し込んだ際、その矩形孔の縁部に係止部53が係止されるようになっている。

0030

さらに、両側の弾性脚部51の先端近傍には、図12に示すように、段部54が脚部に対し略直角に曲折して形成され、その段部54の先端側に延設部56が取付クリップ5の挿入方向と略平行につまり弾性脚部51と略平行に延設され、先端部を形成している。延設部56の中央部分には係止爪55が、その中央部分を切り起こし外側に開く形態で形成されている。図13のように、取付クリップ5をヒンジ本体31に組み付ける場合、ヒンジ本体31の矩形開口部37に前面側から取付クリップ5の頭部を挿入し、そのまま取付クリップ5を挿入端まで押し込むが、このとき、矩形開口部37の両側の内側縁部35に、取付クリップ5の両側の段部54が係止され、且つ両側の係止爪55が、ヒンジ本体31の矩形開口部37内の両側穴部34に進入し、その穴部34の前面側の被係止部36に係止されるように形成されている。

0031

図13は左側のヒンジ部3のヒンジ本体31内に取付クリップ5を組み付ける状態を示し、右側のヒンジ部2のヒンジ本体21については、図示を省略しているが、図11(a)に示す如く、右側のヒンジ部2のヒンジ本体21についても同様に、ヒンジ本体21の矩形開口部27内には、両側に穴部24が形成され、その穴部24の内側縁部25に、取付クリップ5の段部54が係止されるようになっている。また、その穴部24の前面側に被係止部26が形成され、取付クリップ5をヒンジ本体21の矩形開口部27内に前面側から挿入した際、取付クリップ5の係止爪55が被係止部26に係止される構造となっている。

0032

ヒンジ本体21,31の正面(前面)側にはカバー4がヒンジ本体21,31の前面を覆うように組み付けられる。カバー4は、図5,6に示すように、ヒンジ本体21,31の正面を覆うカバー本体41と、カバー本体41の背面側に突出して設けられたクリップ支持部42とを備えて構成され、クリップ支持部42には、上記取付クリップ5の内側に嵌入される2対の尖頭部が突設され、カバー本体41内の両側部には、上記ヒンジ本体21,31の両側部に設けられたカバー係止部29,39に係止される係止爪43が設けられている。

0033

右側のヒンジ用凹部11に装着されたヒンジ本体21の内側支持片22と外側支持片23の間に、グリップ本体1をヒンジ部2,3に対し非使用位置図2実線で示す状態)に付勢するための捻りコイルばね6が装着される。捻りコイルばね6は図5に示すように、一端部61と他端部62を有し、その一端部61は、装着時、ヒンジ本体21の内側支持片22の内側近傍に係止され、捻りコイルばね6の他端部62は、グリップ本体1のヒンジ用凹部11内に設けた係止凹部11aに係止される。これにより、捻りコイルばね6は、グリップ本体1をヒンジ本体21に対し非使用状態に付勢するように、ヒンジ用凹部11の外側支持片23と内側支持片22の間に配設されることとなる。

0034

左側のヒンジ用凹部12に装着されたヒンジ本体31の内側支持片32と外側支持片33の間には、図4、6に示す如く、オイルダンパー8が取り付けられる。オイルダンパー8は、円筒体内筒82と、その内筒82を内包するように回転可能に取り付けられる外筒81とから構成され、内筒82と外筒81の間に形成された空隙にオイル充填され、内筒82と外筒81が相対的に回動する際、オイルの粘性抵抗により制動力を生じさせるようになっている。

0035

オイルダンパー8の内筒82の軸心位置に、軸孔83が形成され、その軸孔83に、枢軸16が図4のように挿通される。また、図6に示すように、内筒82の先端軸支位置に長円ボス部84が突設され、オイルダンパー8をヒンジ本体31の内側支持片32と外側支持片33間に挿入したとき、内側支持片32の内側に形成した長円ボス用嵌入部32bに、その長円ボス部84が嵌入するようになっている。

0036

一方、外筒81の外周部には突条部85が突設され、オイルダンパー8をヒンジ本体31の内側支持片32と外側支持片33間に挿入したとき、その突条部85が、ヒンジ用凹部12内に設けた突条用係止部12a(図4)に係止され、グリップ本体1が回動操作されたとき、オイルダンパー8の外筒81がグリップ本体1と共に回動するようになっている。ヒンジ部3は車体ボディパネル側に固定され、オイルダンパー8の内筒82はその端部の長円ボス部84を内側支持片32に係止させているため、ヒンジ部3に対しグリップ本体1を回動させたとき、オイルダンパー8の内筒82が外筒81に対し回動し、適度な回動抵抗を付与するように動作する。

0037

アシストグリップを組み立てるに際し、先ず、両側のヒンジ本体21,31に取付クリップ5を組み付ける。取付クリップ5は、図13に示すように、ヒンジ本体21,31の前面側からその矩形開口部27,37内に、クリップの頭部から挿入し、そのまま背面側に取付クリップ5押し込むだけで、簡単に組み付けることができる。このとき、取付クリップ5は、その弾性脚部51を僅かに内側に収縮させるだけで、ヒンジ本体21,31の矩形開口部27,37内に容易に進入し、その進入端で段部54がヒンジ本体21,31の内側縁部25,35に当接し、且つ係止爪55がヒンジ本体21,31の被係止部26,36に係止される。これにより、取付クリップ5はヒンジ本体21,31の所定位置に確実に係止され、取付クリップ5を車体のボディパネルの矩形孔に差し込む際、前面側に取付クリップ5をずらすことなく、良好に組付固定することができる。

0038

次に、右側のヒンジ本体21の内側支持片22と外側支持片23間に捻りコイルばね6を配置した状態で、ヒンジ本体21をヒンジ用凹部11内の所定位置に配置し、枢軸15をヒンジ用凹部11の外側から軸孔13に差し込み、さらに外側支持片23の軸孔23aから捻りコイルばね6内を通し、さらに枢軸15を内側支持片22の軸孔22aに挿通させ、さらに枢軸15の先端を他方の軸孔13に挿入し、これにより、ヒンジ本体21をグリップ本体1に対し回動可能に軸支させる。このとき、捻りコイルばね6の一端部61はヒンジ本体21の一部に係止され、他端部62がグリップ本体1のヒンジ用凹部11の縁部に係止され、ヒンジ本体21は捻りコイルばね6のばね力によりヒンジ用凹部11側に付勢され、ヒンジ用凹部11内に進入した状態となる。

0039

同様に、左側のヒンジ本体31では、内側支持片32と外側支持片33間にオイルダンパー8を挿入した状態で、ヒンジ本体31をヒンジ用凹部12内の所定位置に配置し、枢軸16をヒンジ用凹部12の軸孔14に外側から差し込み、さらに外側支持片33の軸孔33aからオイルダンパー8内を通し、さらに枢軸16を内側支持片32の軸孔32aに挿通させ、さらに枢軸16の先端を他方の軸孔14に挿入し、これにより、ヒンジ本体31をグリップ本体1に対し回動可能に軸支させる。このとき、オイルダンパー8の長円ボス部84は内側支持片32の内側の長円ボス用嵌入部32bに嵌入し、オイルダンパー8の外筒の突条部85はグリップ本体1のヒンジ用凹部12の突条用係止部12aに係止され、ヒンジ本体31にはオイルダンパー8のオイルの粘性抵抗により、回動抵抗が付与されることとなる。

0040

次に、ヒンジ本体21,31の前面にカバー4を仮止めする。カバー4は背面側に突設したクリップ支持部42をヒンジ本体21,31の矩形開口部27、37内の中間位置に挿入するようにして仮止めする。このように、カバー4は、取付クリップ5をボディパネルの矩形孔に嵌め込んだとき、取付クリップ5の弾性膨出部52などが動き得る仮止め状態としてヒンジ本体21,31の前面側に装着される。

0041

アシストグリップを自動車の室内の所定位置に取り付ける場合、図14に示すように、その両側基部のヒンジ部2,3を、車体の成形天井材とボディパネルBに設けた矩形孔に押し込む。このとき、両側のヒンジ本体21,31に設けた取付クリップ5、5の弾性膨出部52、52は矩形孔の縁部に当たって内側に弾性変形しながら矩形孔に進入し、取付クリップ5、5の弾性膨出部52、52が矩形孔に完全に嵌入したとき、弾性膨出部52、52の係止部53,53とヒンジ本体21,31の先端の座部21b、31bとの間で、ボディパネルBの矩形孔の縁部が挟持され、係止された状態となる。

0042

ヒンジ部2,3の取付クリップ5をボディパネルBの矩形孔に嵌め込む際、取付クリップ5はボディパネルBからの反力によりヒンジ部2,3の前面側(図13の下側)に、抜け方向の荷重を受けるが、取付クリップ5の弾性脚部51の先端に設けた係止爪55が、図13に示すように、ヒンジ本体21,31の被係止部26,36に係止されてその荷重を支持する。このため、ボディパネルBの矩形孔に取付クリップ5を嵌め込む際、取付クリップ5に位置ずれさせず、ボディパネルの矩形孔の縁部に取付クリップ5を確実に係止させて、ヒンジ部2,3を簡単に且つ強固に車体側ボディパネルに固定することができる。

0043

この後、仮止め状態となっていたカバー4,4を、ヒンジ本体21,31の内部に押し込み、その内側の係止爪43,43をヒンジ本体21,31の両側のカバー係止部29,39に嵌め込む。この状態で、図14に示すように、カバー4、4のクリップ支持部42,42が取付クリップ5、5の内側に完全に嵌入し、取付クリップ5,5は、車体の被固定部に対し強固に係止され、アシストグリップの取り付けを完了する。

0044

このように、取付クリップ5、5をヒンジ本体21,31に取り付ける際、ヒンジ本体21,31の前面側から矩形開口部27,37に挿入して簡単に組み付けることができ、組付状態では両側の弾性脚部51,51の段部54,54がヒンジ本体21,31の矩形開口部27,37の内側縁部25,35に係止される一方、係止爪55,55が被係止部26,36に係止されるので、従来のヒンジ部のように矩形開口部内に突設した中央支持板により取付クリップを支持させることなく、ヒンジ本体21,31に対し取付クリップ5,5を安定して取り付けることができる。

0045

これにより、取付クリップ5,5をヒンジ本体21,31に取り付ける際、作業者はヒンジ部2,3の正面側から弾性脚部51,51を、ばね弾性に抗して強く押し縮めることなく、容易に組み付けることができる。また、組み付け時に、取付クリップ5の弾性脚部51,51を、ばね弾性に抗して強く押し縮めることがないので、取付クリップ5、の弾性脚部51の弾性が低下し、或いは弾性脚部51を破損させる不具合がなくなる。また、従来のヒンジ部のように矩形開口部内に中央支持板を突設せず、矩形開口部全体を開口形成するため、ヒンジ本体21,31を成形する際の成形型の構造が簡単となり、製造コストを低減することができる。

0046

また、取付クリップ5は、ヒンジ本体21,31に取り付ける際、その弾性脚部51を僅かに内側に収縮させるだけで、ヒンジ本体21,31の矩形開口部27,37内に容易に進入し、その進入端で段部54がヒンジ本体21,31の内側縁部25,35に当接し、且つ係止爪55がヒンジ本体21,31の被係止部26,36に係止されるので、取付クリップ5はヒンジ本体21,31の所定位置に確実に係止され、取付クリップ5をボディパネルBの矩形孔に差し込む際、前面側に取付クリップ5をずらすことなく、良好に組付固定することができ、組付不良を解消することができる。

0047

アシストグリップの使用時、使用者は、図3に示すように、ヒンジ部2,3に対しグリップ本体1を下側に回動させて使用する。グリップ本体1は使用者によりその中央部が下方に引かれ、このとき、捻りコイルばね6は、その他端部62がグリップ本体1におけるヒンジ用凹部11の係止凹部11aの回動によりその捻りばね力に抗してねじられる。これにより、グリップ本体1は捻りばね力に抗して下側に回動し、使用者がグリップ本体1を把持することによりグリップ本体1の使用状態が保持される。

0048

一方、使用者がアシストグリップの使用状態のグリップ本体1から手を離すと、グリップ本体1は捻りコイルばね6の他端部62から上向き(図2時計方向)の付勢力を受けて同方向に回動し、非使用状態(図2の実線位置)に戻るが、このとき、オイルダンパー8の作用により、グリップ本体1の回動に制動かけられ、低速でグリップ本体1は非使用状態の位置に戻ることとなる。

0049

1グリップ本体
2ヒンジ部
3 ヒンジ部
5取付クリップ
11 ヒンジ用凹部
12 ヒンジ用凹部
13軸孔
14 軸孔
15枢軸
16 枢軸
21 ヒンジ本体
22内側支持片
23外側支持片
24穴部
25内側縁部
26 被係止部
27矩形開口部
31 ヒンジ本体
32 内側支持片
33 外側支持片
35 内側縁部
36 被係止部
37 矩形開口部
51弾性脚部
52弾性膨出部
53 係止部
54 段部
55係止爪
56 延設部

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