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技術 車両用シートのロック解除操作部材の組み付け構造及び車両用シートのロック・アンロック装置

出願人 デルタ工業株式会社
発明者 樽澤誠堂本康仁若山浩之
出願日 2009年10月7日 (9年2ヶ月経過) 出願番号 2009-232977
公開日 2011年4月21日 (7年7ヶ月経過) 公開番号 2011-079414
状態 特許登録済
技術分野 車両用座席
主要キーワード バネ挿入孔 アンロック装置 ロック解除操作部材 付勢片 可動操作 翼部材 回動軸周り 時計方向側
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年4月21日)のものです。
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図面 (13)

課題

本発明は、アッパーレール折り返し片を有する場合でも、折り返し片が邪魔になることなく、ロック解除操作部材をアッパーレールに回動自在に組み付け得る車両用シートのロック解除操作部材の取り付け構造及びロックアンロック装置の提供を目的とする。

解決手段

本発明の車両用シートのロック解除操作部材の取り付け構造は、アッパーレール101の左右両側壁101a間に配置されたロック解除操作部材2を回動自在に挟持した挟持手段を備える。この挟持手段は、ロック解除操作部材2に設けられた回動部23と、アッパーレールの上壁101bと、挟持部材27とから構成される。挟持部材27は、その両端部が上記左右両側壁101aの夫々に設けられた係止孔101fに、アッパーレール2の下方に設けられた開口から左右両側壁101f間に両者を押し広げるようにして挿入されている。

概要

背景

従来から、例えば自動車シートに、ロックアンロック装置付設し、このロック・アンロック装置によって、シートをロック状態にして前後方向移動不能とするとともに、アンロックロック解除)状態にして前後方向移動可能としている。

このシートのロック・アンロック装置として、例えば特許文献1に提案されたものがある。このものは、先端にロック部材係止板)を一体的に形成した長尺状のロック解除操作部材ロックプレート)を、アッパーレールアッパーチャンネル)にシャフト(軸)によって軸支し、板バネ付勢力によってロック部材に設けたロック孔に、ロアレールロアチャンネル)に設けたロック歯入り込ませて係止することにより、アッパーレールに固定されたシートがロック状態になって前後方向移動不能にする。一方、ロック解除操作部材を把持して板バネの付勢力に抗して可動操作することにより、ロック部材をロック歯から係止解除でき、シートがロック解除状態になって前後方向に移動可能にしている(特許文献1、図2参照)。

概要

本発明は、アッパーレールが折り返し片を有する場合でも、折り返し片が邪魔になることなく、ロック解除操作部材をアッパーレールに回動自在に組み付け得る車両用シートのロック解除操作部材の取り付け構造及びロック・アンロック装置の提供を目的とする。本発明の車両用シートのロック解除操作部材の取り付け構造は、アッパーレール101の左右両側壁101a間に配置されたロック解除操作部材2を回動自在に挟持した挟持手段を備える。この挟持手段は、ロック解除操作部材2に設けられた回動部23と、アッパーレールの上壁101bと、挟持部材27とから構成される。挟持部材27は、その両端部が上記左右両側壁101aの夫々に設けられた係止孔101fに、アッパーレール2の下方に設けられた開口から左右両側壁101f間に両者を押し広げるようにして挿入されている。

目的

本発明は、アッパーレールが折り返し片を有する場合でも、折り返し片が邪魔になることなく、ロック解除操作部材をアッパーレールに回動自在に組み付け得る車両用シートのロック解除操作部材の取り付け構造及び車両用シートのロック・アンロック装置の提供を目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

車両に固定されたロアレールスライド可能に配設されシートに固定されたアッパーレール左右両側壁間に回動自在に組み付けられ、互いにロック状態になったロアレールとアッパーレールとをロック解除操作する車両用シートロック解除操作部材組み付け構造であって、前記左右両側壁間に配置された前記ロック解除操作部材を回動自在に挟持した挟持手段を備え、前記挟持手段は、前記ロック解除操作部材の上下両側夫々に設けられた円弧部を有する回動部と、前記アッパーレールに設けられ前記回動部を上方側から挟持する上壁と、前記回動部を下方側から挟持する挟持部材と、を備え、前記挟持部材は、その両端部が前記左右両側壁の夫々に設けられた係止孔に、前記アッパーレールの下方に設けられた開口から前記左右両側壁間に両者を押し広げるようにして挿入され、前記円弧部は、前記上壁と挟持部材との夫々を前記回動部の回動軸周り摺動し得るように構成されていることを特徴とする車両用シートのロック解除操作部材の組み付け構造。

請求項2

前記上壁は、前記回動部の当該上壁に対する前後方向への移動を防止する移動防止手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の車両用シートのロック解除操作部材の組み付け構造。

請求項3

前記回動部は、前記アッパーレールの左右両側壁夫々と対向する対向壁を備え、前記対向壁は、夫々、前記アッパーレールの左右両側壁夫々の方向に突設された突部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用シートのロック解除操作部材の組み付け構造。

請求項4

請求項1〜3の何れかに記載のロック解除操作部材の組み付け構造と、ロックアンロック装置本体とを備えた車両用シートのロック・アンロック装置であって、前記ロック・アンロック装置本体は、前記ロアレールに設けられた複数のロック歯と、前記アッパーレールに設けられ前記ロック歯と係脱自在に係止するロック部材とを備え、前記ロック部材は、前記ロック解除操作部材と別体のものから構成されているとともに、ロック歯と係止した係止位置から係止解除した係止解除位置までの範囲を可動するように配設され、前記ロック解除操作部材は、前記ロック部材を押圧する押圧部を備え、前記押圧部は、前記係止位置のロック部材と所定距離だけ隔てた位置に配設されているとともに、前記ロック解除操作部材の回動に際し前記ロック部材の係止位置から係止解除位置の方向に移動して前記係止位置のロック部材を係止解除位置に押圧できるように構成されていることを特徴とする車両用シートのロック・アンロック装置。

請求項5

前記車両用シートのロック・アンロック装置は、前記ロック解除操作部材の押圧部を、前記係止解除位置から係止位置の方向に付勢する第1付勢部材を、更に備え、前記第1付勢部材は、その先端に、前記ロック部材を係止解除位置から係止位置の方向に付勢し得るようにロック部材を保持した保持部を備えていることを特徴とする請求項4記載の車両用シートのロック・アンロック装置。

請求項6

前記車両用シートのロック・アンロック装置は、第1アームと第2アームとを有する2股状の板バネを、更に備え、前記第1付勢部材は、前記第1アームから構成され、前記保持部は、前記第1アームの先端に設けられ、前記第2アームは、前記押圧部を前記係止位置から係止解除位置の方向に付勢する第2付勢部材を構成していることを特徴とする請求項5記載の車両用シートのロック・アンロック装置。

技術分野

0001

本発明は、前後にスライド可能に設けられた自動車等の車両のシートロック解除する車両用シートロック解除操作部材組み付け構造及びその組み付け構造を備えた車両用シートのロック・アンロック装置に関するものである。

背景技術

0002

従来から、例えば自動車のシートに、ロック・アンロック装置を付設し、このロック・アンロック装置によって、シートをロック状態にして前後方向移動不能とするとともに、アンロックロック解除)状態にして前後方向移動可能としている。

0003

このシートのロック・アンロック装置として、例えば特許文献1に提案されたものがある。このものは、先端にロック部材係止板)を一体的に形成した長尺状のロック解除操作部材(ロックプレート)を、アッパーレールアッパーチャンネル)にシャフト(軸)によって軸支し、板バネ付勢力によってロック部材に設けたロック孔に、ロアレールロアチャンネル)に設けたロック歯入り込ませて係止することにより、アッパーレールに固定されたシートがロック状態になって前後方向移動不能にする。一方、ロック解除操作部材を把持して板バネの付勢力に抗して可動操作することにより、ロック部材をロック歯から係止解除でき、シートがロック解除状態になって前後方向に移動可能にしている(特許文献1、図2参照)。

先行技術

0004

特開2001−158259号公報

発明が解決しようとする課題

0005

ところで、アッパーレールの側壁に、例えばアッパーレールの側壁から外側上方に折り返された折り返し片翼部材)が設けられる場合がある。このような折り返し片は、アッパーレールとロアレールとの分離を防ぐため、或いは、アッパーレールとロアレールとをボールを介して摺動する場合等に有用であることから、設けられる場合も多い。

0006

しかしながら、上記特許文献1に記載のロック解除操作部材は、アッパーレールにシャフトによって軸支されているため、例えば折り返し片の折り返しの高さが高くなった場合には、その折り返し片が邪魔になってロック解除操作部材とアッパーレールとを軸支するためのシャフトを、両者に設けた孔に挿入し難くなってしまう。

0007

本発明は、アッパーレールが折り返し片を有する場合でも、折り返し片が邪魔になることなく、ロック解除操作部材をアッパーレールに回動自在に組み付け得る車両用シートのロック解除操作部材の取り付け構造及び車両用シートのロック・アンロック装置の提供を目的とする。

0008

又、本発明は、ロック解除操作部材に不意に足などが当たってロック解除操作部材が動いた場合でも、ロック部材とロック歯との係止状態を、より確実に維持できる車両用シートのロック・アンロック装置及び車両用シートのロック・アンロック装置に適した車両用シートのロック解除操作部材の取り付け構造の提供を目的とする。

課題を解決するための手段

0009

上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に固定されたロアレールにスライド可能に配設されシートに固定されたアッパーレールの左右両側壁間に回動自在に組み付けられ、互いにロック状態になったロアレールとアッパーレールとをロック解除操作する車両用シートのロック解除操作部材の組み付け構造であって、前記左右両側壁間に配置された前記ロック解除操作部材を回動自在に挟持した挟持手段を備え、前記挟持手段は、前記ロック解除操作部材の上下両側夫々に設けられた円弧部を有する回動部と、前記アッパーレールに設けられ前記回動部を上方側から挟持する上壁と、前記回動部を下方側から挟持する挟持部材と、を備え、前記挟持部材は、その両端部が前記左右両側壁の夫々に設けられた係止孔に、前記アッパーレールの下方に設けられた開口から前記左右両側壁間に両者を押し広げるようにして挿入され、前記円弧部は、前記上壁と挟持部材との夫々を前記回動部の回動軸周りに摺動し得るように構成されていることを特徴とする車両用シートのロック解除操作部材の組み付け構造である。

0010

請求項2の発明は、請求項1記載の車両用シートのロック解除操作部材の組み付け構造において、前記上壁が、前記回動部の当該上壁に対する前後方向への移動を防止する移動防止手段を備えていることを特徴とするものである。

0011

請求項3の発明は、請求項1又は2記載の車両用シートのロック解除操作部材の組み付け構造において、前記回動部が、前記アッパーレールの左右両側壁夫々と対向する対向壁を備え、前記対向壁は、夫々、前記アッパーレールの左右両側壁夫々の方向に突設された突部を備えていることを特徴とするものである。

0012

請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかに記載のロック解除操作部材の組み付け構造と、ロック・アンロック装置本体とを備えた車両用シートのロック・アンロック装置であって、前記ロック・アンロック装置本体は、前記ロアレールに設けられた複数のロック歯と、前記アッパーレールに設けられ前記ロック歯と係脱自在に係止するロック部材とを備え、前記ロック部材は、前記ロック解除操作部材と別体のものから構成されているとともに、ロック歯と係止した係止位置から係止解除した係止解除位置までの範囲を可動するように配設され、前記ロック解除操作部材は、前記ロック部材を押圧する押圧部を備え、前記押圧部は、前記係止位置のロック部材と所定距離だけ隔てた位置に配設されているとともに、前記ロック解除操作部材の回動に際し前記ロック部材の係止位置から係止解除位置の方向に移動して前記係止位置のロック部材を係止解除位置に押圧できるように構成されていることを特徴とする車両用シートのロック・アンロック装置である。

0013

請求項5の発明は、請求項4記載の車両用シートのロック・アンロック装置において、前記車両用シートのロック・アンロック装置は、前記ロック解除操作部材の押圧部を、前記係止解除位置から係止位置の方向に付勢する第1付勢部材を、更に備え、前記第1付勢部材は、その先端に、前記ロック部材を係止解除位置から係止位置の方向に付勢し得るようにロック部材を保持した保持部を備えていることを特徴とするものである。

0014

請求項6の発明は、請求項5記載の車両用シートのロック・アンロック装置において、前記車両用シートのロック・アンロック装置が、第1アームと第2アームとを有する2股状の板バネを、更に備え、前記第1付勢部材は、前記第1アームから構成され、前記保持部は、前記第1アームの先端に設けられ、前記第2アームは、前記押圧部を前記係止位置から係止解除位置の方向に付勢する第2付勢部材を構成していることを特徴とするものである。

発明の効果

0015

本発明の請求項1によれば、左右両側壁間に配置されたロック解除操作部材を回動自在に挟持した挟持手段を備え、挟持手段は、ロック解除操作部材の上下両側夫々に円弧部を有する回動部と、アッパーレールに設けられ回動部を上方側から挟持する上壁と、回動部を下方側から挟持する挟持部材とを備える。

0016

これにより、ロック解除操作部材を、アッパーレールに回動自在に組み付けることができる。

0017

又、挟持部材は、その両端部がアッパーレールの左右両側壁の夫々に設けられた係止孔に、アッパーレールの下方に設けられた開口から左右両側壁間に両者を押し広げるようにして挿入されるため、アッパーレールの左右両側壁に、高さの高い折り返し片が設けられている場合でも、折り返し片が邪魔になることなく、挟持部材をアッパーレールに係止できる。

0018

請求項2によれば、上壁は、回動部の当該上壁に対する前後方向への移動を防止する移動防止手段を備えている。

0019

これにより、ロック解除操作部材の回動部がアッパーレールに対して前後左右方向に移動し難くでき、ロック解除操作部材の回動部を円滑に回動させることができる。

0020

請求項3によれば、回動部は、アッパーレールの左右両側壁夫々と対向する対向壁を備え、対向壁は、夫々、前記アッパーレールの左右両側壁夫々の方向に突出した突部を備えている。

0021

これにより、ロック解除操作部材の回動部がアッパーレールを回動するに際し、突部を左右両側壁に当接させることができ、回動の抵抗が大きくなるのを防止でき、回動部を円滑に回動させることができる。

0022

請求項4によれば、ロック部材は、ロック解除操作部材と別体のものから構成されているとともに、ロック歯と係止した係止位置から係止解除した係止解除位置までの範囲を移動可能に配設される。又、ロック解除操作部材の押圧部は、係止位置のロック部材と所定距離だけ隔てた位置に配設されているとともに、ロック解除操作部材の回動に伴う移動に際して係止位置のロック部材を押圧して係止解除位置まで移動操作できるように構成されている。

0023

これにより、ロック解除操作部材が僅かに動いても、係止位置のロック部材と所定距離だけ隔てているため、係止位置のロック部材を押圧することがなく、係止位置のロック部材を移動操作させることのないものにできる。

0024

従って、例えばロック部材をロック解除操作部材と一体的に形成している場合には、両者間にいわゆる遊びがないため、不意にロック解除操作部材に足などが当たると、ロック部材が可動してロック歯との係止が外れやすくなってしまうが、そのような場合でも、ロック部材が可動せず、ロック歯との係止状態を、より確実に維持できる。

0025

又、ロック解除操作部材によるロック解除操作に際して、ロック解除操作部材を把持してロック解除操作部材を回動操作させていき、押圧部が係止位置のロック部材を押圧し始めロック部材の係止解除操作を開始するとロック解除操作にかかる抵抗が大きくなる。これにより、ロック部材が係止解除し始めたことを操作者感覚的に判らせることができる。従って、例えばロック部材がロック解除操作部材と一体になっている場合のように、ロック部材が係止解除し始めたか否かが操作者に判り難く、操作者がシートを前方又は後方に移動させるために力を加えるタイミングが判り難いというようなことを防止でき、シートの前後移動操作を円滑に行うことができる。

0026

請求項5によれば、ロック解除操作部材の押圧部を、係止解除位置から係止位置の方向に付勢する第1付勢部材を、更に備える。又、第1付勢部材は、その先端に、前記ロック部材を係止解除位置から係止位置の方向に付勢し得るようにロック部材を保持する保持部を備えている。

0027

これにより、第1付勢部材によって、ロック解除操作部材の押圧部を付勢できるとともに、ロック解除操作部材と別体のロック部材を、係止位置の方向に付勢し得るようにして保持できる。従って、部品点数を少なくでき、組み付け容易なものにできるとともに、低コスト製作できる。

0028

請求項6によれば、第1付勢部材は、第1アームと第2アームとを有する2股状の板バネの前記第1アームから構成される。また、第2アームは、前記押圧部を前記係止位置から係止解除位置の方向に付勢する第2付勢部材を構成する。

0029

これにより、第1付勢部材を構成した第1アームによって付勢した押圧部を、第2付勢部材を構成した第2アームによってそれと反対方向にも付勢できる。従って、ロック解除操作部材を、例えば走行中に振動等を受けた場合でも、がたつかないものにでき、異音の発生を防止できる。

0030

又、2股状の板バネから構成することによって、部品点数を少なくでき、組み付け容易なものにできるとともに、低コストで製作できる。

図面の簡単な説明

0031

本発明のロック解除操作部材の組み付け構造を有する車両用シートのロック・アンロック装置の一実施形態の分解斜視図である。
アッパーレールにロック解除操作部材の本体部を取り付けた状態の底面図である。
図2のIII−III線断面図である。
図2のIV−IV線断面図である。
図3のV−V線端面図である。
図3のVI−VI線端面図である。
(a)は、挟持部材の平面図、(b)は、挟持部材の側面図である。
アッパーレールに挟持部材を装着する際の説明図である。
ロック解除操作部材の押圧部がロック部材に当接した状態の断面図である。
図9のX−X線端面図である。
アッパーレールにロック解除操作部材の押圧部がロック部材を押し下げてロック孔とロアレールのロック歯とが係止解除した状態の断面図である。
図11のXII—XII線断面図である。

実施例

0032

以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明のロック解除操作部材の組み付け構造を有する車両用シートのロック・アンロック装置の一実施形態の分解斜視図、図2は、アッパーレールにロック解除操作部材を取り付けた状態の底面図、図3は、図2のIII−III線断面図、図4は、図2のIV−IV線断面図である。

0033

この実施形態の車両用シートのロック・アンロック装置は、自動車のシート(図示せず)に用いられており、図1に示すように長尺状のロアレール102と、長尺状のアッパーレール101と、ロック部材1と、ロック解除操作部材2と、付勢部材としての板バネ3と、ロック解除操作部材2を回動自在に挟持する挟持手段とを備えている。

0034

ロアレール102は、左右両側壁102aと底壁102bとを有する上面開口のものから構成されている。又、このロアレール102には、左右両側壁102a夫々の上端から内側に折り曲げ成形された左右一対内壁102cが夫々、設けられている。

0035

又、この実施形態では、内壁102cの夫々の下端には、長手方向に沿って並べられるようにして形成された複数のロック歯102dが設けられている。尚、図1では、右側(図1では左側に表れている)の内壁102cだけ、ロック歯102dが表れているが、左側の内壁102cにもほぼ同様なロック歯102dが設けられている。

0036

そして、このロアレール102は、この実施形態では、長手方向を前後方向に沿わせるようにして自動車のフロアに固定されている。

0037

アッパーレール101は、左右両側壁101aと上壁101bとを有し、これらによって、下面側が開口された断面コの字状を呈するように形成されている。又、アッパーレール101には、左右両側壁101a夫々の下端から外側に折り曲げ成形された左右一対の折り返し片101cが夫々、設けられている。

0038

又、左右両側壁101aには、夫々、上下中央に、図1図5に示すように、後述の挟持部材27を係止するための係止孔101fを備えている。

0039

一方、上壁101bには、図1図5に示すように、上記係止孔101fの上方位置に、ロック解除操作部材2及び板バネ3の前後方向への滑りを防止するための滑り防止手段として四角形状の滑り止用孔101gを備えている。

0040

そして、このアッパーレール101は、この実施形態では、上壁101bが自動車のシートの下端に固定され、折り返し片101c夫々が、図6に示すように上記ロアレール102の側壁102aと内壁102cとの間に配設され、図示しないボールを介して長手方向に移動(スライド)可能とされている。そして、このアッパーレール101がロアレール102をスライドすることにより、アッパーレール101に固定されたシートが前後方向に移動できるようになっている。

0041

次に、ロック部材1について説明する。ロック部材1は、左端側(図1では右端側)の先端側に、上記ロアレール102のロック歯102dと係脱自在に係止する複数(この実施形態では4つ)のロック孔12を備えている。これらのロック孔12は、ロック歯102dが入り込める程度の大きさで、ロック歯102dに対応する位置に、前後方向に沿って形成されている。

0042

また、ロック部材1は、右端側の基端側に、アッパーレール101に支持される円柱状の支持軸13を備え、この支持軸13がアッパーレール101に回動自在に支持されている。

0043

詳しくは、図6に示すように、アッパーレール101の左右の両折り返し片101c及び左右両側壁101aには、夫々、ロック部材1を受容する受容孔101eが設けられている。又、アッパーレール101の右側(図6では左側)の折り返し片101cには、支持軸13を回動自在に支持する支持部101dが設けられている。

0044

この実施形態における支持部101dは、アッパーレール101の折り返し片101cを内側に窪ませるようにしてその折り返し片101cの外側に形成されている。そして、ロック部材1は、アッパーレール101の右側の折り返し片101cの受容孔101eから左右両側壁101aの受容孔101e及び左側の折り返し片101cの受容孔101eに通されて支持部101dに支持されるようにしてアッパーレール101に装着される。

0045

このようにして、ロック部材1を、アッパーレール101の折り返し片101cの外側から装着できるものにして、装着作業を容易なものにしている。しかも、支持部101d又はロック部材1の支持軸13が折り返し片101cから側方側へ突出する量が多くなるのを抑え、アッパーレール101、ひいてはロアレール102が幅広いものになって大型化するのを防止している。

0046

また、上記のようにロック部材1がアッパーレール101に回動自在に装着されることによって、ロック部材1におけるロック孔12を有する先端側は、ロック孔12にロック歯102dが入り込んで係止した図6の係止位置から、ロック孔12からロック歯102dが抜けて係止解除した図12に示す係止解除位置までの範囲を上下方向に可動する。

0047

次に、ロック解除操作部材2について説明する。ロック解除操作部材2は、図1に示すように長尺状の本体部21を備えている。この本体部21は、図2図5に示すように、その幅がアッパーレール101の左右両側壁101aの内幅L2よりも小さく設定され、その左右両側壁101aの間に入るようになっている。

0048

又、この本体部21は、長手方向の一端である後端に、ロック部材1の上面を押圧する押圧部22(図3図5参照)と、後述の板バネ3の第2アーム32を通す第2バネ挿入孔26(図4に図示)とを備えている。一方、本体部21における長手方向の他端である前端には、把持部材28(図3に後部側の一部を図示)が連結されるようになっている。

0049

また、本体部21における長手方向の中央やや押圧部22寄りの部分に、回動部23と、第1バネ挿入孔25とが設けられている。

0050

回動部23は、上記アッパーレール101に回動自在に挟持される部分で、回動部23の上部及び下部夫々に、本体部21の上端及び下端夫々の一部を、円弧に形成した上円弧部23a及び下円弧部23bを備えている。

0051

上円弧部23aは、円弧中心O(図3に図示)を中心とした円弧に形成されて上方に突設されている。下円弧部23bは、その円弧中心Oを中心とした円弧に形成されて下方に突設されている。

0052

又、この実施形態の回動部23は、図5に示すように、アッパーレール101の左右両側壁101a夫々に対向する対向壁23cを備えている。又、これらの対向壁23cは、夫々、アッパーレール101の左側壁101a、右側壁101a側に突出する突部23dを備えている。

0053

これらの突部23dは、上記円弧中心Oを中心とした略半球状に形成されている。又、2つの突部23dの頂部同士の距離がアッパーレール101の左右両側壁101aの内幅L2と同程度に設定され、回動部23の回動に際し、2つの突部23dの頂部夫々が左側壁101a、右側壁101aの内面に当接するようになっている。

0054

第1バネ挿入孔25は、後述の板バネ3の第1アーム33と第2アーム34とを通すためのもので、上面から下面に貫通するようにあけられている。

0055

板バネ3は、その前端側(基端側)に、本体部21の上円弧部23aに支持される被支持部31と、被支持部31の前後両側に設けられたレール当接部32とを備えている。

0056

被支持部31は、上円弧部23aとほぼ同形状の円弧に上方に突出するように形成されている。レール当接部32は、平面状に形成されており、被支持部31が上円弧部23aに支持される際に、レール当接部32がアッパーレール101における上壁101bの内面に押し当てられる。

0057

又、板バネ3における被支持部31よりも後方側の部分は、第1アーム33と第2アーム34との2つの細長板状のアームに2分割されて2股状になっている。

0058

第1アーム33は、本体部21の押圧部22を上方側に付勢する付勢片33aと、ロック部材1を保持する保持部としての保持片33bとを備えている。

0059

保持片33bは、折り曲げ段部33cを介して付勢片33aの先端側に設けられており、折り曲げ段部33cによって付勢片33aよりも所定距離だけ下方位置に配設されている。

0060

そして、このように構成された第1アーム33の保持片33b及び付勢片33aは、図3に示すように本体部21の第1バネ挿入孔25に上方側から下方側に通される。また、本体部21の下方側に通された保持片33bがロック部材1の貫通孔11に、ロック部材1の上面側から通されてロック部材1の下面の一部を引っ掛けるようにしてロック部材1を保持している。

0061

第2アーム34は、図1に示すように、その幅が第1アーム33の幅よりも狭く形成されているとともに、その先端に、本体部21における第2バネ挿入孔26の後方側の上面に当接する本体当接片34aを備えている。

0062

そして、この本体当接片34aは、図4に示すように上記第1アーム33と共に本体部21の第2第1バネ挿入孔25に上方側から下方側に通され、更に、その下方側から、本体部21の第2バネ挿入孔26に通されて本体部21の上面側に出されて本体部21の上面に当接するようになっている。

0063

又、上記のようにして板バネ3及びロック部材1が付設されたロック解除操作部材2の本体部21は、その長手方向をアッパーレール101の長手方向に沿わすようにしてアッパーレール101の内部に配設され、挟持手段によってアッパーレール101に回動自在に挟持されている。

0064

この実施形態の挟持手段は、上述のロック解除操作部材2の回動部23と、上述の回動部23の上円弧部23aを上側から挟持したアッパーレール101の上壁101bと、上記回動部23の下円弧部23bを下側から挟持した挟持部材27とから構成されている。

0065

この実施形態の挟持部材27は、図7(a)(b)に示すように板状体から構成されている。この挟持部材27の幅L1は、図5に示すように、アッパーレール101の左右両側壁101aの内幅L2よりもやや大きい。又、挟持部材27は、幅方向の両端上部に、上方に行くに従って漸次幅が小さくなるように形成された幅狭部27aを備えている。

0066

そして、挟持部材27は、本体部21がアッパーレール101の内部に配設された状態で、図8に示すように、アッパーレール101の左右両側壁101aの間に、下方側の開口から、左右両側壁101aの間に押し入れられる(図8では、本体部21を省略している)。

0067

これにより、アッパーレール101の左右両側壁101aの内幅L2がアッパーレール101の有する弾性に抗して押し広がり、挟持部材27を、上方側(奥)に押し入れることができる。

0068

そして、挟持部材27が、アッパーレール101の左右両側壁101aの係止孔101fに合致すると、図5に示すようにアッパーレール101の有する弾性によって左右両側壁101aの内幅L2が元の状態に復元し、挟持部材27が係止孔101fに入り込む。

0069

又、この状態で、板バネ3がロック解除操作部材2の回動部23に押し上げられ、板バネ3の被支持部31がアッパーレール101の上壁101bの滑り止用孔101gに入り込むとともに、レール当接部32がアッパーレール101の上壁101bの内面に下方側から押し当てられてアッパーレール101に固定された状態になる。

0070

又、ロック解除操作部材2の回動部23の上円弧部23aは板バネ3の被支持部31に押し付けられ、回動部23は、上円弧部23aが板バネ3を介してアッパーレール101の上壁101bによって上方から挟持され、回動部23の下円弧部23bは挟持部材27によって下方から挟持された状態になる。

0071

そして、この状態で、ロック解除操作部材2の把持部28に上又下方向に力が加えられると、回動部23は、円弧中心Oを回動軸にして、上円弧部23aが板バネ3を、下円弧部23bが挟持部材27を、夫々、滑り動く。

0072

尚、図示しないが、本体部21がアッパーレール101に回動自在に保持された状態で、本体部21に連結された把持部28における図示しない前部側は、シートに着座した着座者が着座した状態で把持して操作できるようにシートの前下方位置に配設される。

0073

又、第1アーム33の保持片33bに保持されたロック部材1は、図6に示すようにロック歯102dと係止した係止位置に配設されている。一方、本体部21の押圧部22は、ロック部材1から距離Lだけ隔てた上方位置に配設されている。

0074

次に、この実施形態のロック・アンロック装置の動作について説明する。図3図6に示すロック状態からロック解除するには、例えば着座者が着座した状態で、ロック解除操作部材2の把持部28を把持して引き上げる。

0075

これにより、本体部21の回動部23が、板バネ3の付勢力に抗して図3時計方向に回動し、押圧部22が下方側のロック部材1側に回動(可動)する。その回動部23の回動に際し、突部23dがアッパーレール101の左側壁101a、右側壁101aの内面に点接触しながら回動する。従って、本体部21の回動の抵抗を抑えることができ、本体部21を円滑に回動させることができる。

0076

また、この回動によって、板バネ3の第1アーム33の付勢片33aが下方に押圧され、保持片33bが下方側に移動する。

0077

その際、ロック部材1は、ロック孔12に入り込んだロック歯102dから抵抗を受けている場合が多く、保持片33bが下方側に移動しても、保持片33bに保持されたロック部材1はほとんど動かない。そのため、押圧部22が回動していくとロック部材1との距離L(図6参照)が短くなっていき、図9図10に示すように押圧部22がロック部材1に当接する。

0078

更に、把持部28を引き上げていくと、押圧部22がロック部材1を押し下げる。その際、ロック部材1が上記抵抗を受けているため、ロック解除操作部材2の回動に抵抗がかかる。従って、押圧部22がロック部材1を押し下げ始めてロック部材1が係止解除のための移動をし始めたことを操作者に感覚で判らせることができる。

0079

更に、把持部28を引き上げていくと、図11図12に示すように、ロック部材1は、ロック孔12に入り込んだロック歯102dから外れ、ロック部材1とロック歯102dとが係止解除する。これにより、アッパーレール101がロアレール102にスライド可能になり、アッパーレール101に固定されたシートがロック解除状態になって前後方向に移動可能になる。

0080

従って、この状態で、着座者である操作者は、シートに、前または後方向に力を加えればシートを所望の位置に移動調整できる。又、その際、操作者は、ロック部材1が係止解除のための可動をし始めたことを感覚で判るため、上記力を加えるタイミングが容易に判り、円滑にシートの位置調整をできる。

0081

シートをロック状態にする場合は、ロック解除操作部材2の把持部28から手を放す。これにより、板バネ3の第1アーム33の付勢片33aの付勢力によって、保持片33bが上がり、保持片33bに保持されたロック部材1がロック歯102d側に回動(可動)させられ、ロック孔12にロック歯102dが入り込んで両者が係止する。

0082

これにより、アッパーレール101がロアレール102にスライド不能になり、アッパーレール101に固定されたシートがロック状態になって前後方向への移動が不能になる。

0083

又、板バネ3の第1アーム33の付勢片33aの付勢力によって、ロック解除操作部材2の本体部21は、反時計方向に回動し、ロック解除操作部材2の押圧部22がロック部材1から距離Lだけ隔てた上方位置まで押し上げられ、図5に示した状態に戻る。

0084

又、上記位置に配設された本体部21は、第2アーム34の付勢力によって時計方向に付勢された状態になる。従って、本体部21を、第1アーム33と第2アーム34とによって、ちょうどみつけた状態にできる。よって、ロック解除操作部材を、例えば走行中に振動等を受けた場合でも、がたつかないものにでき、異音の発生を防止できる。

0085

尚、上記実施形態では、ロック部材1とロック解除操作部材2とを別体のものから構成したが、この形態のものに限らず、両者を一体に形成したものでも良く、適宜変更できる。

0086

又、上記実施形態では、付勢部材としての板バネ3を、第1アーム33と第2アーム34とを有するものから構成したが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。例えば板バネ3を、第1アーム33のみを有し、第2アーム34を有しないものから構成しても良い。

0087

又、付勢部材を、ロック解除操作部材2の本体部21を反時計方向側に付勢する第1付勢部材と、ロック解除操作部材2の本体部21を時計方向側に付勢し第1付勢部材と別体の第2付勢部材とから構成しても良い。

0088

また、上記実施形態では、ロック部材1は、一端側がアッパーレール101に回動自在に支持されているが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。

0089

例えばロック部材1をアッパーレール101内に、ロック孔12にロック歯102dが入り込んで係止した係止位置から、ロック歯102dがロック孔12から出て係止解除した係止解除位置までの範囲を上下方向に移動可能に配設するようにして、板バネ3の保持片33bで保持するようにしても良い。

0090

また、上記実施形態のように、ロック部材1の一端側をアッパーレール101に回動自在に支持する場合において、ロック歯102dは、ロアレール102の一方の内壁102cに設けておけば良く、適宜変更できる。

0091

又、上記実施形態では、ロアレール102を自動車のフロアに固定し、アッパーレール101を自動車のシートの下端に固定しているが、ロアレール102を自動車のシートの下端に固定し、アッパーレール101を自動車のフロアに固定してもよく、適宜変更できる。

0092

1ロック部材
2ロック解除操作部材
3板バネ(付勢部材)
12ロック孔
22押圧部
23回動部
23a 上円弧部
23b 下円弧部
27挟持部材
31 被支持部
33 第1アーム
34 第2アーム
101アッパーレール
101f係止孔
101g滑り止用孔
102ロアレール
102d ロック歯

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