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技術 通信サービス提供システム

出願人 ソフトバンク株式会社ソフトバンクBB株式会社
発明者 片山武彦
出願日 2009年9月18日 (11年3ヶ月経過) 出願番号 2009-217593
公開日 2011年3月31日 (9年8ヶ月経過) 公開番号 2011-066824
状態 特許登録済
技術分野 移動無線通信システム 電話通信サービス
主要キーワード 移動設置 外部接続情報 所定通信プロトコル アクセス側 接続パスワード 通信中継システム 仮想専用回線 移動体通信加入者
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

移動体通信端末無線LAN通信機能を設けることなく移動体通信網コアネットワークを介する場合よりも高い通信速度で移動体通信端末がインターネット等の外部通信網と通信することができる通信サービス提供システムを提供する。

解決手段

小型基地局装置20と外部接続情報管理装置64cと加入者情報管理装置64bとを備える。小型基地局装置20は、フェムトセル200に在圏している移動体通信端末10から外部通信網への接続要求を受信したとき、加入者情報管理装置64bに記憶されている加入者情報と、外部接続情報管理装置64cに記憶されている前記外部通信網に対応する接続情報とに基づき、移動体通信網60におけるコアネットワーク64を迂回して移動体通信端末10と前記外部通信網との通信を中継する。

概要

背景

近年、携帯電話機等の移動体通信端末からインターネットアクセスする需要が高まっており、移動体通信端末から移動体通信網コアネットワークを介してインターネットへのアクセスが可能である。
また、空港ホテル喫茶店ファーストフード店一般家庭等のなかには、ブロードバンド通信回線に接続された無線LANを介してモバイル型ノートパソコン等からインターネットへアクセスすることができる場所もある。無線LANを介したインターネットへのアクセスでは、通信速度の点において移動体通信網よりも優れているので、比較的容量の大きいデータでも短時間に送受信することができる。

概要

移動体通信端末に無線LANの通信機能を設けることなく移動体通信網のコアネットワークを介する場合よりも高い通信速度で移動体通信端末がインターネット等の外部通信網と通信することができる通信サービス提供システムを提供する。小型基地局装置20と外部接続情報管理装置64cと加入者情報管理装置64bとを備える。小型基地局装置20は、フェムトセル200に在圏している移動体通信端末10から外部通信網への接続要求を受信したとき、加入者情報管理装置64bに記憶されている加入者情報と、外部接続情報管理装置64cに記憶されている前記外部通信網に対応する接続情報とに基づき、移動体通信網60におけるコアネットワーク64を迂回して移動体通信端末10と前記外部通信網との通信を中継する。

目的

本発明は、移動体通信端末による小型基地局装置を介した通信サービスを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

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請求項1

無線通信エリア内に在圏する移動体通信端末無線通信を行い該移動体通信端末による移動体通信網コアネットワークを介した通信中継する小型基地局装置を備えた通信サービス提供システムであって、前記小型基地局装置を介して通信する移動体通信端末から前記移動体通信網のコアネットワークを迂回して該移動体通信網とは異なる他の外部通信網へ接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、該移動体通信端末の端末識別情報又は利用者識別情報について前記外部通信網への接続が可能な通信サービスへの加入状況を示す加入者情報を記憶する加入者情報記憶手段と、を備え、前記小型基地局装置は、その小型基地局装置の無線通信エリア内に在圏している前記移動体通信端末から前記外部通信網への接続要求を受信したとき、前記加入者情報記憶手段に記憶されている前記加入者情報と、前記接続情報記憶手段に記憶されている該外部通信網に対応する前記接続情報とに基づき、前記移動体通信網におけるコアネットワークを迂回して該移動体通信端末と該外部通信網との通信を中継することを特徴とする通信サービス提供システム。

請求項2

請求項1の通信サービス提供システムにおいて、前記小型基地局装置は、前記接続情報に基づいて前記外部通信網のゲートウェイ装置との間に仮想専用回線構築し、該仮想専用回線を介して前記移動体通信端末と該外部通信網との通信を中継することを特徴とする通信サービス提供システム。

請求項3

請求項2の通信サービス提供システムにおいて、前記加入者情報記憶手段は、複数の移動体通信端末の端末識別情報又は利用者識別情報について前記加入者情報を記憶し、前記小型基地局装置は、その小型基地局装置の無線通信エリア内に移動体通信端末が入ってきたとき、該移動体通信端末から受信した端末識別情報又は利用者識別情報に対応する前記加入者情報に基づいて前記接続情報を取得し、該接続情報に基づいて前記外部通信網のゲートウェイ装置との間に仮想専用回線を構築することを特徴とする通信サービス提供システム。

請求項4

請求項1の通信サービス提供システムにおいて、前記移動体通信網は、その移動体通信網内のコアネットワークを介さずに互いに通信可能な前記小型基地局装置側のゲートウェイ装置と前記外部通信網側のゲートウェイ装置とを備え、前記小型基地局装置は、前記小型基地局装置側のゲートウェイ装置との間に仮想専用回線を構築し、前記接続情報に基づき該仮想専用回線を介して前記移動体通信端末と前記外部通信網側のゲートウェイ装置との通信を中継することを特徴とする通信サービス提供システム。

請求項5

請求項1乃至4のいずれかの通信サービス提供システムにおいて、前記加入者情報記憶手段は、前記移動体通信端末の利用者利用可能な複数種類の外部通信網それぞれについて前記接続情報を記憶し、前記小型基地局装置は、前記移動体通信端末から受信した接続先選択情報に基づいて、前記複数種類の外部通信網から接続対象の外部通信網を特定し、該特定の外部通信網に対応する前記接続情報を前記接続情報記憶手段から取得し、取得した接続情報に基づき、該移動体通信端末と該特定の外部通信網との通信を中継すると該移動体通信端末との通信を中継することを特徴とする通信サービス提供システム。

請求項6

請求項1乃至4のいずれかの通信サービス提供システムにおいて、前記接続情報記憶手段は、前記移動体通信端末の利用者が利用可能な複数種類の外部通信網それぞれについて前記接続情報を記憶し、前記小型基地局装置は、前記複数種類の外部通信網の中から予め設定されている優先接続の外部通信網を接続対象の外部通信網を特定し、該特定された接続対象の外部通信網と該移動体通信端末との通信を中継することを特徴とする通信サービス提供システム。

技術分野

0001

本発明は、移動体通信端末による小型基地局装置を介した通信サービスを提供する通信サービス提供システムに関するものである。

背景技術

0002

近年、携帯電話機等の移動体通信端末からインターネットアクセスする需要が高まっており、移動体通信端末から移動体通信網コアネットワークを介してインターネットへのアクセスが可能である。
また、空港ホテル喫茶店ファーストフード店一般家庭等のなかには、ブロードバンド通信回線に接続された無線LANを介してモバイル型ノートパソコン等からインターネットへアクセスすることができる場所もある。無線LANを介したインターネットへのアクセスでは、通信速度の点において移動体通信網よりも優れているので、比較的容量の大きいデータでも短時間に送受信することができる。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、上記移動体通信網のコアネットワークを介したインターネットへのアクセスでは、ユーザが利用可能なインターネット接続業者(ISP:Internet Services Provider)が移動体通信事業者になってしまい、ユーザがパソコン等からのインターネット通信用に契約している他のインターネット接続業者を選択してインターネットに接続することはできない。また、ブロードバンド通信回線に接続された無線LANを介する場合に比較して通信速度が遅いため、比較的容量の大きいデータ(例えば、動画データ)の送受信に長時間かかってしまう。
また、上記無線LANを介したインターネットへのアクセスに移動体通信端末を用いる場合には、IEEE802.11a/b/g等に準拠した無線LAN対応の通信機能を備えた移動体通信端末が必要になる。

0004

本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、移動体通信端末に無線LANの通信機能を設けることなく移動体通信網のコアネットワークを介する場合よりも高い通信速度で移動体通信端末がインターネット等の外部通信網と通信することができる通信サービス提供システムを提供することである。

課題を解決するための手段

0005

本発明に係る通信サービス提供システムは、無線通信エリア内に在圏する移動体通信端末と無線通信を行い該移動体通信端末による移動体通信網のコアネットワークを介した通信を中継する小型基地局装置を備える。この通信サービス提供システムは、前記小型基地局装置を介して通信する移動体通信端末から前記移動体通信網のコアネットワークを迂回して該移動体通信網とは異なる他の外部通信網へ接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、該移動体通信端末の端末識別情報又は利用者識別情報について前記外部通信網への接続が可能な通信サービスへの加入状況を示す加入者情報を記憶する加入者情報記憶手段とを更に備える。また、前記小型基地局装置は、その小型基地局装置の無線通信エリア内に在圏している前記移動体通信端末から前記外部通信網への接続要求を受信したとき、前記加入者情報記憶手段に記憶されている前記加入者情報と、前記接続情報記憶手段に記憶されている該外部通信網に対応する前記接続情報とに基づき、前記移動体通信網におけるコアネットワークを迂回して該移動体通信端末と該外部通信網との通信を中継する。
前記通信サービス提供システムにおいて、前記小型基地局装置は、前記接続情報に基づいて前記外部通信網のゲートウェイ装置との間に仮想専用回線構築し、該仮想専用回線を介して前記移動体通信端末と該外部通信網との通信を中継してもよい。
また、前記通信サービス提供システムにおいて、前記加入者情報記憶手段は、複数の移動体通信端末の端末識別情報又は利用者識別情報について前記加入者情報を記憶し、前記小型基地局装置は、その小型基地局装置の無線通信エリア内に移動体通信端末が入ってきたとき、該移動体通信端末から受信した端末識別情報又は利用者識別情報に対応する前記加入者情報に基づいて前記接続情報を取得し、該接続情報に基づいて前記外部通信網のゲートウェイ装置との間に仮想専用回線を構築してもよい。
また、前記通信サービス提供システムにおいて、前記移動体通信網は、その移動体通信網内のコアネットワークを介さずに互いに通信可能な前記小型基地局装置側のゲートウェイ装置と前記外部通信網側のゲートウェイ装置とを備え、前記小型基地局装置は、前記小型基地局装置側のゲートウェイ装置との間に仮想専用回線を構築し、前記接続情報に基づき該仮想専用回線を介して前記移動体通信端末と前記外部通信網側のゲートウェイ装置との通信を中継してもよい。
また、前記通信サービス提供システムにおいて、前記接続情報記憶手段は、前記移動体通信端末の利用者が利用可能な複数種類の外部通信網それぞれについて前記接続情報を記憶し、前記小型基地局装置は、前記移動体通信端末から受信した接続先選択情報に基づいて、前記複数種類の外部通信網から接続対象の外部通信網を特定し、該特定の外部通信網に対応する前記接続情報を前記接続情報記憶手段から取得し、取得した接続情報に基づき、該移動体通信端末と該特定の外部通信網との通信を中継すると該移動体通信端末との通信を中継してもよい。
また、前記通信サービス提供システムにおいて、前記接続情報記憶手段は、前記移動体通信端末の利用者が利用可能な複数種類の外部通信網それぞれについて前記接続情報を記憶し、前記小型基地局装置は、前記複数種類の外部通信網の中から予め設定されている優先接続の外部通信網を接続対象の外部通信網を特定し、該特定された接続対象の外部通信網と該移動体通信端末との通信を中継してもよい。

発明の効果

0006

本発明によれば、小型基地局装置の無線通信エリア内に移動体通信端末が在圏し、小型基地局装置が、前記移動体通信端末から移動体通信網とは異なる外部通信網への接続要求を受信すると、所定の接続情報記憶手段に記憶されている前記外部通信網に対応する接続情報に基づき、移動体通信網におけるコアネットワークを迂回して移動体通信端末と外部通信網との通信を中継する。これにより、移動体通信端末に無線LANの通信機能を設けることなく移動体通信網のコアネットワークを介する場合よりも高い通信速度で移動体通信端末がインターネット等の外部通信網と通信することができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0007

本発明の実施形態に係る通信サービス提供システムの一例の概要を示す説明図。
同実施形態における小型基地局装置の一構成例を示すブロック図。
移動体通信端末の一構成例を示す外観図
移動体通信端末のハードウェア構成の一例を示す概略構成図。
移動体通信端末が小型基地局装置の無線通信可能エリアに入ったときの処理手順の一例を示すシーケンス図。
移動体通信端末からISPのGW装置を介してインターネットのWEBアクセスを開始するときの処理手順の一例を示すシーケンス図。
移動体通信端末からISPのGW装置を介してインターネット上の一般サイトにアクセスするときの処理手順の一例を示すシーケンス図。
本発明の他の実施形態に係る通信サービス提供システムの一例の概要を示す説明図。

実施例

0008

図1は、本発明の一実施形態に係る携帯型の通信端末装置である携帯電話機等の移動体通信端末を用いた通信サービス提供システムの一例の概要を示す説明図である。図示の例は、移動体通信端末10の利用者が、その移動体通信端末10を持って一般家庭1内に滞在しているときの例である。一般家庭1内のエリアは、移動体通信端末と通信ネットワークとの通信中継手段である小型基地局装置20が設置され、その小型基地局装置20と一般家庭1に存在している移動体通信端末10とが所定の周波数及び通信形式で無線通信可能な無線通信可能エリア200にもなっている。小型基地局装置20は、移動体通信網60において屋外に設置されている通常の半径数百m乃至数km程度の広域エリアであるマクロセルカバーする広域のマクロセル基地局61aとは異なり、無線通信可能距離が数m乃至数百m程度であり、一般家庭、店舗オフィス等の屋内にも設置することができる移動設置可能な基地局装置である。小型基地局装置20は、移動体通信網60における広域のマクロセル基地局61aがカバーするセルよりも小さなフェムトセルをカバーするように設けられるため、「フェムト基地局」と呼ばれる場合もある。小型基地局装置20は、回線終端装置90及びADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線や光回線等のブロードバンド公衆通信回線91を介して移動体通信網60に接続されている。

0009

移動体通信網60は、マクロセル基地局61aを含む無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)61、マクロセル基地局用コアネットワーク62、小型基地局ゲートウェイ(GW)装置63、小型基地局用コアネットワーク64、インターネット用ゲートウェイ(GW)装置65を備えている。インターネット用GW装置65は、移動体通信網60内でのデータ通信に用いられるWAP(Wireless Application Protocol)の通信プロトコルと、インターネット70上で用いられる汎用の通信プロトコルとの間のプロトコル変換機能も有している。移動体通信端末10はマクロセルに在圏するとき、無線アクセスネットワーク61、マクロセル基地局用コアネットワーク62及びインターネット用GW装置64を介して、インターネット70上のWEBサーバ71等にアクセスすることができる。また、移動体通信端末10は、一般家庭1等に設置された小型基地局装置20の無線通信可能エリア200(フェムトセル)に在圏するとき、その小型基地局装置20、回線終端装置90、公衆通信回線91、小型基地局用GW装置63、小型基地局用コアネットワーク64及びインターネット用GW装置64を介して、インターネット70上のWEBサーバ71等にアクセスすることができる。回線終端装置90は、小型基地局装置20と公衆通信回線91との信号形式を相互に変換する機能を有しており、例えば公衆通信回線がADSL回線の場合にはADSLモデム装置が用いられ、光回線の場合には光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)が用いられる。

0010

小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に在圏する移動体通信端末10は、移動体通信網60を介して、当該無線通信可能エリア200に在圏しない他の移動体通信端末と通話やメールの送受信ができる。

0011

移動体通信網60の無線アクセスネットワーク61は、マクロセル基地局61aのほか、無線ネットワーク制御装置を備えている。マクロセル基地局用コアネットワーク62は、回線交換システムパケット交換システム位置情報管理装置(HLR:Home Location Register)、及び認証処理装置(AuC:Authentication Center)等を備えている。上記回線交換システムは回線交換機MSC:Mobile Services Switching Center)や関門回線交換機(GMSC:Gateway Mobile Services Switching Center)等で構成され、パケット交換システムは、アクセス側GPRSノード(SGSN:Serving GPRS Support Node)や関門GPRSノード(GGSN:Gateway GPRS Support Node)で構成される。ここで、「GPRS」(General Packet Radio Service)は、GSM(Global System for Mobile Communications)等の無線通信方式によるネットワークパケット交換機能を提供するパケット無線サービスである。

0012

移動体通信網60の小型基地局用コアネットワーク64は、IP(Internet Protocol)をベースにしたパケット通信ネットワーク上で音声ビデオ等のマルチメディアアプリケーションを提供するIMS(IP Multimedia Subsystem)により、小型基地局装置20を介した通信サービスを提供するものである。小型基地局用コアネットワーク64は、移動体通信端末間のセッションや移動体通信端末とサーバ等との間のセッションを制御するセッション制御サーバ(CSCF:Call Session Control Function)64aと、小型基地局装置20を介した通信サービスの加入者の情報を管理する加入者情報管理装置(HSS:Home Subscriber Server)64bと、利用者が別途契約した外部通信事業者の外部通信網に接続するための接続情報を管理するアプリケーションサーバ(AS)である外部接続情報管理装置64cとを備えている。

0013

外部接続情報管理装置64cは、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置を用いて構成される。この外部接続情報管理装置64cは接続情報記憶手段としても機能し、小型基地局装置20を介して通信する移動体通信端末10から移動体通信網60のコアネットワーク64を迂回して移動体通信網60とは異なる他の外部通信網へ接続するための接続情報を記憶している。また、加入者情報管理装置64bは、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置を用いて構成される。この加入者情報管理装置64bは、加入者情報記憶手段としても機能し、移動体通信端末10の端末識別情報又は移動体通信端末10の利用者の利用者識別情報について上記他の外部通信網への接続が可能な通信サービスへの加入状況を示す加入者情報を記憶している。また、加入者情報管理装置64bは、移動体通信の加入者情報を保持しているマクロセル基地局用コアネットワーク62側の位置情報管理装置(HLR)等と定期的に又は必要に応じて通信することにより移動体通信の加入者に関する各種情報を取得し、当該加入者情報管理装置64b内のデータベースに加入者情報を新規登録したり登録済みの加入者情報を更新したりする。

0014

上記接続情報は、例えば、移動体通信事業者のほかに利用者が別途契約した外部通信網のインターネット接続業者(ISP)のゲートウェイ(GW)装置やアプリケーション提供業者(ASP)のサーバ装置IPアドレス、接続ID、接続パスワード、接続時の初期画面のURL等の情報である。ASPのサーバ装置としては、例えば、複数の移動体通信端末からアクセスして行うことができるオンラインゲームのサーバ装置や、株価情報などの所定の情報を移動体通信端末に配信する情報配信サーバ等が挙げられる。

0015

上記加入者情報は、上記ISPのGW装置やASPのサーバ装置がある他の外部通信網への接続が可能な通信サービスへの加入状況を示す情報を含む。この加入状況の情報は、例えば、上記ISPのGW装置やASPのサーバ装置がある他の外部通信網への接続の許可禁止を示す情報である。上記端末識別情報や利用者識別情報は、例えば、移動体通信端末10の電話番号(MSISDN:Mobile SubscriberISDNNumber)、移動体通信端末10の国際移動体装置識別番号(IMEI:International Mobile Equipment Identifier)や電子シリアル番号(ESN:Electronic Serial Number)、移動体通信端末10の利用者にユニークに付与される国際的な加入者識別子(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)、移動体通信端末10の個体識別番号(UID:Unique Identifier)、移動体通信加入者ICカード(例えば、USIMカード)の製造番号(ICCID:IC Card IDentity)等のいずれか一つ又は組み合わせである。また、上記利用者識別情報としては、上記外部通信網へ接続する通信サービスの加入者として新規に登録される加入者識別ID等を用いてもよい。

0016

加入者情報管理装置64bは、一の移動体通信端末10又は利用者について複数の外部通信網(例えばISPの通信網のGW装置やASPの通信網のサーバ装置)それぞれへ接続可能な複数の通信サービスの加入状況を示す加入者情報を記憶できるようにしてもよい。更に、加入者情報管理装置64bは、それらの複数の外部通信網の中でどの外部通信網を優先的に接続するかを利用者が予め指定した優先接続指定情報を記憶できるようにしてもよい。例えば、図1に示すように、移動体通信端末10から小型基地局装置20を介して、互いに異なる三つの通信サービス提供事業者(ISPのA社、ASPのB社、ASPのC社)の外部通信網へ接続可能な加入状況を示す加入者情報を記憶し、それらの三つの外部通信網のうち利用者が予め指定したいずれか一つに外部通信網のGW装置又はサーバ装置に優先的に接続するように優先接続指定情報を記憶してもよい。また、上記優先接続指定情報は、移動体通信網60のコアネットワーク64を介したインターネット接続と、他の外部通信網のインターネット接続業者(ISP)のGW装置を介したインターネット接続のうち、利用者が優先的に使用するものとして予め選択したインターネット接続の接続情報を含むようにしてもよい。この場合、複数の移動体通信端末10それぞれについて、加入者情報管理装置64bから取得される優先接続指定情報に基づいて、移動体通信網60のコアネットワーク64を介してインターネットに接続したり、インターネット接続業者(ISP)のGW装置を介してインターネットに接続したりすることができる。また、複数の外部通信網として、互いに異なる複数のインターネット接続サービス提供事業者の外部通信網のGW装置を切り替えて接続できるようにしてもよい。

0017

なお、上記他の外部通信網へ接続するための接続情報と、上記他の外部通信網への接続が可能な通信サービスへの加入状況を示す加入者情報は、加入者情報管理装置64b及び外部接続情報管理装置64cのいずれか一方にまとめて保存するようにしてもよい。すなわち、加入者情報管理装置64b及び外部接続情報管理装置64cのいずれか一方を、加入者情報記憶手段及び接続情報記憶手段の両方の機能を有するように兼用してもよい。

0018

図2は、小型基地局装置20の一構成例を示すブロック図である。小型基地局装置20は、例えば、CPU、メモリ等の内部記憶装置ハードディスク等の外部記憶装置通信処理装置アンテナ等のハードウェアで構成され、内部記憶装置又は外部記憶装置に記憶されている所定のプログラム読み出しCPUで実行することにより、次の各部の機能を実現することができる。この小型基地局装置20は、主制御部201と、無線通信部202と、データ記憶部203と、網側通信部204とを備える。主制御部201は、無線通信部202等の他の各部と制御データ等を送受信することにより各部を制御する。無線通信部202は、所定の周波数及び通信方式の無線通信により移動体通信端末10と通信することができる。データ記憶部203は、移動体通信端末10と移動体通信網60、ISPのGWサーバ80、ASPのサーバ装置81,82との間の通信を中継するための各種情報などを記憶する。網側通信部204は、回線終端装置90と公衆通信回線91とを介して、移動体通信網60の小型基地局用GW装置63やISPのGWサーバ80、ASPのサーバ装置81,82との間に、IPsecやPPPoE等の所定通信プロトコルによる仮想専用回線(VPN:Virtual Private Network)を構築し、その仮想専用回線を介してデータを送受信する通信処理を実行する。この網側通信部204により、移動体通信網60の小型基地局用コアネットワーク64、外部のISPのGW装置80、外部のASPのサーバ装置81,82等の各種サーバやノードと通信することができる。

0019

図3は移動体通信端末10の一構成例を示す外観図である。図4は、その移動体通信端末10のハードウェア構成の一例を示す概略構成図である。移動体通信端末10は、システムバス100、プロセッサとしてのCPU101、RAM102やROM103等の記憶装置入力装置104、出力装置105、通信ネットワーク側と無線通信する無線通信装置106を備えている。CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いに各種データやプログラムの命令等のやり取りを行っている。CPU101は、上記記憶装置から所定のプログラムを読み込んで実行することにより、ネイティブ側の電話機プラットフォーム基本ソフトOS上で、音声通話機能や、アプリケーションソフト(以下「アプリケーション」という。)による各種機能を実現することができる。このアプリケーションによる機能としては、WEBブラウザー、メーラー、ゲーム、音楽再生動画表示、外部装置とのデータ送受信アドレス帳管理スケジューラメモ帳等がある。このWEBブラウザー、メーラー、ゲーム、音楽再生、動画表示等のアプリケーションを起動し、そのアプリケーション上で各種メッセージ(メール)の送受信を行ったり、ゲームを実行したり、受信したメッセージに含まれるテキストや画像(静止画、動画)コンテンツや音声や音楽等のオーディオコンテンツを出力したり、配信情報を出力したりすることができる。

0020

入力装置104は、データ入力キーテンキー、*キー、#キー)11、通話開始キー12、終話キー13、スクロールキー14、多機能キー15、マイク16、WEBアクセスキー19等から構成されている。この入力装置104のテンキー11、通話開始キー12、終話キー13等により、利用者が操作可能な操作部が構成される。この操作部を操作することにより、利用者は、各種メッセージを送受信したり、メッセージに添付されている画像ファイル展開して表示したり、音楽ファイルを展開して再生したり、配信情報を出力したり、アプリケーションプログラムを選択して実行したりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、情報取得先のURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、利用者は上記操作部を操作することにより、通信ネットワーク上のサーバから画像ファイル、音楽ファイル、アプリケーションプログラム等のコンテンツをダウンロードして登録することができる。

0021

出力装置105は、表示手段である液晶ディスプレイ17、スピーカー18、図示しない振動デバイス等から構成されている。液晶ディスプレイ17やスピーカー18等からなる出力装置で構成されている出力部は、通信ネットワーク側から各種メッセージ及び配信情報やその着信通知を受信した旨を利用者に知らせたり、各種テキストや画像(静止画、動画)を液晶ディスプレイ17に表示したり、各種音声や音楽をスピーカー18から出力したりするときに用いられる。上記受信した配信情報、メッセージ及びそれらの着信通知の受信を利用者に知らせるときは、出力部の液晶ディスプレイ17に着信報知画像を表示したり、スピーカー18から着信音を出力させたりする。
また、出力装置105は、移動体通信網60を介して受信した配信情報やWEBページのコンテンツを液晶ディスプレイ17に表示したり、移動体通信網60から配信情報等を着信した旨を利用者に知らせたりするときにも用いられる。また、上記出力装置105は、上記ゲーム等のアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連した画像の表示や音の出力に用いたり、WEBサーバ71から受信した情報を表示したりするときにも用いられる。
なお、上記スピーカー18は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカー(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカーとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカー及び外部出力用スピーカーを兼用するように一つのスピーカーで構成してもよい。

0022

出力装置105を構成する振動デバイスは、この振動デバイスは、マナーモードサイレントモード)設定時などに音声電話を着信したりメッセージや各種配信情報を受信したりしたときに、移動体通信端末10の全体を振動させ、その着信等を利用者に知らせるように制御することができる。

0023

無線通信装置106は、変復調器シンセサイザ周波数変換器高周波増幅器などにより構成され、上記小型基地局装置20等の各種基地局と所定の周波数及び通信方式で無線通信を行い、移動体通信網60のコアネットワーク62,64を介して他の移動体通信端末等の通信端末装置、ゲートウェイ装置、各種サーバ装置等と通信するときに用いられる。また、無線通信装置106は、小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に在圏しているとき、その小型基地局装置20を介して、移動体通信網60とは異なる他の外部通信網にあるISPのGW装置80やASPのサーバ装置81,82に接続して通信することもできる。

0024

次に、上記図1の構成の通信サービス提供システムにおいて、一般家庭1に設置した小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に在圏している移動体通信端末10から、移動体通信網60とは異なる外部通信網にあるISP(A社)のGW装置80に接続し、そのGW装置80を介してインターネット70上のWEBサーバ71にアクセスするときの処理について説明する。

0025

図5は、移動体通信端末10が小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に入ったときの処理手順の一例を示すシーケンス図である。なお、図中のかっこ内の数字は処理手順のステップ順番を示している(以下のシーケンス図でも同様)。本例では、移動体通信端末10の利用者は、移動体通信端末10による移動体通信サービスとは別に、インターネット70への接続の通信サービスについてISP(A社)と契約をしているものとして説明する。また、小型基地局装置20と移動体通信網60の小型基地局用GW装置63との間には所定の仮想専用回線(VPN)が構築され、公衆通信回線91を介して小型基地局装置20と移動体通信網60との間でセキュリティが確保された通信を行うことができるようになっている。

0026

図5において、小型基地局装置20が無線通信可能エリア200における無線通信により、移動体通信端末10が無線通信可能エリア200に入ったことを検知すると(ステップ101,102)、小型基地局装置20は、移動体通信網60の小型基地局用コアネットワーク64のセッション制御サーバ64aを介して加入者情報管理装置(HSS)64bと通信を行い、当該小型基地局装置20の無線通信可能エリア200内に移動体通信端末10が在圏する旨を加入者情報管理装置64bに登録する登録シーケンスを実行する(ステップ103)。移動体通信端末10の登録を実行した加入者情報管理装置64bは、小型基地局装置20を介して移動体通信端末10に、WAP(Wireless Application Protocol)によるデータ通信を行うための情報として、インターネット用GW装置65のWAP側IPアドレスの情報と、移動体通信端末10に割り当てられたWAP用IPアドレスの情報とを送信する(ステップ104)。移動体通信端末10は、加入者情報管理装置64bから受信したこれらの情報を所定のメモリに書き込んで保持する(ステップ105)。また、小型基地局装置20は、移動体通信端末10の利用者がISP(A社)のインターネット接続サービスへ加入しているか否かの加入登録状況を確認するための問い合わせを、加入者情報管理装置64bに送信する(ステップ106)。加入者情報管理装置64bは、移動体通信端末10の利用者がISP(A社)のインターネット接続サービスへ加入していることを確認した場合、その確認結果の情報を小型基地局装置20に送信する(ステップ107)。この確認結果を受信した小型基地局装置20は、移動体通信網60のコアネットワーク62、64を経由せずに移動体通信端末10がISP(A社)のGW装置80にアクセスするときに用いる外部接続情報を取得するための要求を、外部接続情報管理装置64cに送信する(ステップ108)。外部接続情報管理装置64cは、加入者情報管理装置64bにアクセスし、移動体通信端末10の利用者について、ISP(A社)のインターネット接続サービスへ加入している加入登録状況を示す加入者情報の登録を確認した後、ISP(A社)のGW装置80にアクセスするときに用いる外部IPS接続情報を、小型基地局装置20に送信する(ステップ109〜111)。小型基地局装置20に送信される外部IPS接続情報は、例えば、ISP(A社)のGW装置80のIPアドレス、接続ID、接続パスワード、接続時の初期画面のURLの情報である。外部IPS接続情報を受信した小型基地局装置20は、この外部IPS接続情報と移動体通信端末10の識別情報である端末IDとを互いに関連付けて記憶装置に書き込んで保持する(ステップ112)。

0027

次に、小型基地局装置20は、上記外部IPS接続情報のGW装置80のIPアドレスに基づいて、ISP(A社)のGW装置80との間に仮想専用回線(VPN)を構築するためのIPSec接続要求を当該GW装置80に送信する(ステップ113)。更に、小型基地局装置20は、上記外部IPS接続情報の接続ID及び接続パスワードに基づいて、ISP(A社)のGW装置80に認証要求を送信する(ステップ114)。ISP(A社)のGW装置80は、小型基地局装置20から受信した接続ID及び接続パスワードに基づいて認証処理を実行し(ステップ115)、認証が確認されると、小型基地局装置20に割り当てるIPアドレスとルーティング情報を小型基地局装置20に送信する(ステップ116)。これにより、ISP(A社)のGW装置80と小型基地局装置20との間にIPSecによる仮想専用回線(トンネリング)が形成される(ステップ117)。小型基地局装置20は、ISP(A社)のGW装置80のIPアドレスと、小型基地局装置20に割り当てられたISP側IPアドレスとを、記憶装置に書き込んで保持する(ステップ118)とともに、移動体通信端末10とISP(A社)のGW装置80との間のルーティングテーブルを作成して保持する(ステップ119)。
以上により、小型基地局装置20を介して無線通信可能エリア200内の移動体通信端末10とISP(A社)のGW装置80との間に仮想専用回線による通信経路確立される。

0028

図6は、移動体通信端末10からISP(A社)のGW装置80を介してインターネット70のWEBアクセスを開始するときの処理手順の一例を示すシーケンス図である。図6において、利用者が移動体通信端末10のWEBアクセスキー19を押下すると(ステップ201)、次のように移動体通信端末10は小型基地局装置20を介して加入者情報管理装置(HSS)64bとの間でアクセス認証処理が行われる(ステップ202)。移動体通信端末10は小型基地局装置20を介して加入者情報管理装置64bに、ISP(A社)へのアクセスが可能であるか否かを判定するためのアクセス認証要求を送信する。そして、加入者情報管理装置64bは、移動体通信端末10からISP(A社)へのアクセスが可能であることを確認すると、初期画面URLとしてISP(A社)のポータルサイトのURLの情報を含む認証結果を移動体通信端末10に送信する。移動体通信端末10は認証結果を受信すると、その認証結果に含まれる初期画面URLを小型基地局装置20に送信する(ステップ203)。小型基地局装置20は、移動体通信端末10から受信した初期画面URLに基づいて、ISP(A社)のGW装置80に初期画面要求を送信する(ステップ204)。初期画面要求を受信したISP(A社)のGW装置80は、初期画面のデータとしてISP(A社)のポータルサイトのトップページのデータを、小型基地局装置20を介して移動体通信端末10に送信する(ステップ205)。移動体通信端末10は、ISP(A社)のGW装置80から受信したISP(A社)のポータルサイトのトップページをディスプレイ17に表示することができる(ステップ206)。

0029

図7は移動体通信端末10からISPのGW装置80を介してインターネット上の一般サイトにアクセスするときの処理手順の一例を示すシーケンス図である。図7において、利用者がインターネット70上の一般サイトのWEBサーバ71にアクセスすべくURLを入力すると(ステップ301)、そのURLがWEBページの取得要求HTTP要求)とともに小型基地局装置20に送信される(ステップ302)。URL及びHTTP要求を受信した小型基地局装置20は、移動体通信端末10からのアクセスが音声アクセスデータアクセスかを判定する(ステップ303)。小型基地局装置20は、データアクセスであると判定すると(ステップ304)、ISP(A社)のGW装置80との間で仮想専用回線のトンネリングを介したルーティングを可能にするためのセッションを確立する処理を実行し(ステップ305)、GW装置80との間のセッション情報を保持する(ステップ306)。次に、小型基地局装置20は、ISP(A社)のGW装置80に、移動体通信端末10から受信したURL及びHTTP要求を送信する(ステップ307)。GWサーバ80は、インターネット70上の上記URLで指定される一般サイトのWEBサーバ71に上記HTTP要求をルーティングする(ステップ308)。上記一般サイトのWEBサーバ71は、ISP(A社)のGW装置80を介して小型基地局装置20に、上記URLで指定される一般サイトのトップページのデータを含む応答を送信する(ステップ309)。この応答を受信した小型基地局装置20は上記セッション情報をもとにルーティングを行い(ステップ310)、当該応答を移動体通信端末20に転送する(ステップ311)。移動体通信端末10は、小型基地局装置20から受信した応答に含まれる上記一般サイトのトップページをディスプレイ17の画面に表示される(ステップ312)。

0030

以上、本実施形態によれば、小型基地局装置20の無線通信エリア200内に移動体通信端末10が在圏し、小型基地局装置20が、移動体通信端末10から移動体通信網60とは異なる外部通信網にあるISPのGW装置80への接続要求を受信すると、外部接続情報管理装置64cに記憶されている外部通信網に対応する接続情報に基づき、移動体通信網60におけるコアネットワーク62,64を迂回して移動体通信端末10と上記外部通信網にあるISPのGW装置80との通信を中継する。これにより、移動体通信端末10に無線LANの通信機能を設けることなく移動体通信網60のコアネットワーク62,64を介する場合よりも高い通信速度で移動体通信端末10がインターネット上の各種サーバ装置等と通信することができる。
また、本実施形態によれば、小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に移動体通信端末10が在圏したとき、小型基地局装置20とISP(A社)のGW装置80との間に仮想専用回線が自動構築されているので、利用者がWEBアクセスキー19を押下してから速やかにISP(A社)のポータルサイトのトップページが表示される。

0031

なお、上記図5〜7の実施形態では、小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に移動体通信端末10が在圏したとき、小型基地局装置20とISP(A社)のGW装置80との間に仮想専用回線が自動構築されているが、小型基地局装置20とASP(B社)のサーバ装置81又はASP(C社)のサーバ装置82との間に仮想専用回線が自動構築されているようにしてもよい。この場合は、小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に移動体通信端末10が在圏しているとき、ASP(B社)のサーバ装置81やASP(C社)のサーバ装置82で提供されるオンラインゲームやコンテンツ配信などのアプリケーションの利用を速やかに開始できる。
また、上記実施形態において、小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に移動体通信端末10が在圏して小型基地局装置20とISP(A社)のGW装置80との間に仮想専用回線が自動構築された後、利用者が移動体通信端末10を操作して他のASP(B社)のサーバ装置81やASP(C社)のサーバ装置82との接続に切り換えたり、利用者が契約している他のISPのGW装置との接続に切り換えたりできるようにしてもよい。

0032

図8は本発明の他の実施形態に係る移動体通信端末を用いた通信サービス提供システムの一例の概要を示す説明図である。本実施形態では、小型基地局用コアネットワーク64内に外部接続情報管理装置64cを備えていない。そして、本実施形態の移動体通信網60内には、小型基地局用GW装置63と外部通信網にあるASP(B社)のサーバ装置81やASP(C社)のサーバ装置82等との間でコアネットワーク62,64を迂回して通信を中継する外部接続用GW装置66を備えている。外部接続用GW装置66と小型基地局用GW装置63とは、移動体通信網60内のコアネットワーク62,64を介さずに互いに通信することができる。また、外部接続用GW装置66は、移動体通信網60内で使用されるWAPの通信プロトコルとインターネット70上で用いられる汎用の通信プロトコルとの間のプロトコル変換機能も有している。また、小型基地局装置20は、移動体通信端末10から上記外部通信網のASP(B社)のサーバ装置81やASP(C社)のサーバ装置82等へ接続するための接続情報を、当該小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に在圏する移動体通信端末10のアクセスリストとして記憶している。この接続情報は、例えば、外部接続用GW装置66のWAP側IPアドレス、当該移動体通信端末10の利用者が契約しているASP(B社)のサーバ装置81等のグローバルIPアドレス及びドメイン情報などである。

0033

本実施形態によれば、小型基地局装置20の無線通信エリア200内に移動体通信端末10が在圏し、小型基地局装置20が、移動体通信端末10から移動体通信網60とは異なる外部通信網にあるISPのGW装置80やASPのサーバ装置81,82への接続要求を受信すると、小型基地局装置20に記憶されている接続情報に基づき、移動体通信網60におけるコアネットワーク62,64を迂回するように、上記接続要求を外部接続用GW装置66及び小型基地局用GW装置63を介してASPのサーバ装置81,82やISPのGW装置80に送信する。これにより、移動体通信網60におけるコアネットワーク62,64を迂回して移動体通信端末10と上記外部通信網にあるASPのサーバ装置81,82等との通信を中継することができるため、移動体通信端末10に無線LANの通信機能を設けることなく移動体通信網60のコアネットワーク62,64を介する場合よりも高い通信速度で移動体通信端末10がインターネット等の外部通信網と通信することができる。

0034

なお、上記各実施形態では、移動体通信端末10が小型基地局装置20の無線通信可能エリア200に在圏したときに、移動体通信端末10の利用者が外部ISPのインターネット接続サービス等へ加入しているか否かの加入状況を小型基地局装置20が確認する場合について説明したが、利用者が移動体通信端末10を操作してインターネットへのアクセスを開始したときに小型基地局装置20が上記加入状況を確認するようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、移動体通信端末10からアクセスする外部通信網が一般に公開されたインターネットの場合について説明したが、本発明は、移動体通信端末10からアクセスする外部通信網が特定の利用者のみに公開されたプライベートネットワークである場合についても同様に適用できる。

0035

10移動体通信端末
20小型基地局装置
200 小型基地局装置の無線通信エリア
30回線終端装置
40通信中継システム
60移動体通信網
61無線アクセスネットワーク
61aマクロセル基地局
62 マクロセル基地局用コアネットワーク
63小型基地局用ゲートウェイ装置
64 小型基地局用コアネットワーク
64aセッション制御サーバ(CSCF)
64b加入者情報管理装置(HSS)
64c外部接続情報管理装置
65インターネット用ゲートウェイ装置
66外部接続用GW装置
70 インターネット
71WEBサーバ
80 ISPのゲートウェイ装置
81,82 ASPのサーバ装置
90 回線終端装置
91公衆通信回線
200 小型基地局の無線通信可能エリア(フェムトセル)

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