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技術 印刷装置

出願人 理想科学工業株式会社
発明者 原昌史藤本昌稔藪根弘和
出願日 2009年9月16日 (11年3ヶ月経過) 出願番号 2009-214327
公開日 2011年3月31日 (9年8ヶ月経過) 公開番号 2011-062873
状態 拒絶査定
技術分野 用紙の取扱い 付属装置、全体制御
主要キーワード 蛇腹状態 滞留個所 引き出し構造 上昇搬送 通常経路 往路側 フリッパ 搬送部内
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

印刷媒体ジャムを容易に解消できる印刷装置を提供する。

解決手段

両面印刷装置1は、レジストローラ21、ベルト搬送部22、レジストモータ及びベルトモータにより印刷用紙PAを搬送しつつ印刷する印刷部3と、印刷部3よりも搬送経路通常経路)RCの下流側に配置されて、搬送ローラ31、32により印刷用紙PAを搬送する搬送部4と、印刷部3及び搬送部4を制御する制御部8とを備えている。制御部8は、印刷用紙PAのジャムを検出した場合、搬送部4の搬送ローラ31、32よりも先にレジストローラ21、ベルト搬送部22、レジストモータ及びベルトモータを停止する。

概要

背景

印刷用紙等の印刷媒体を搬送しつつ、画像を印刷する印刷部を備えた印刷装置が知られている。両面印刷可能な印刷装置等の場合、印刷部の下流の搬送距離が長くなり、印刷媒体のジャムが生じやすくなる。そこで、印刷媒体のジャムを解消する技術が求められている。

特許文献1には、印刷用紙を給紙する給紙手段と、給紙部の下流側に配置され印刷部を有する搬送手段と、印刷用紙を反転するための反転ローラと、スイッチバック用の排紙トレーとを備えた両面印刷装置が開示されている。

特許文献1の印刷装置では、印刷用紙のジャムが検出されると、搬送手段の駆動を継続しつつ、給紙手段を停止する。これにより、搬送中の印刷用紙は搬送を継続されるとともに、新たな印刷用紙の給紙が停止される。この後、搬送中の印刷用紙は、反転ローラを経由して、排紙トレーに排紙される。そして、搬送中の全ての印刷用紙が排紙トレーに排紙されると、搬送手段が停止される。

概要

印刷媒体のジャムを容易に解消できる印刷装置を提供する。両面印刷装置1は、レジストローラ21、ベルト搬送部22、レジストモータ及びベルトモータにより印刷用紙PAを搬送しつつ印刷する印刷部3と、印刷部3よりも搬送経路通常経路)RCの下流側に配置されて、搬送ローラ31、32により印刷用紙PAを搬送する搬送部4と、印刷部3及び搬送部4を制御する制御部8とを備えている。制御部8は、印刷用紙PAのジャムを検出した場合、搬送部4の搬送ローラ31、32よりも先にレジストローラ21、ベルト搬送部22、レジストモータ及びベルトモータを停止する。

目的

本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、印刷媒体のジャムを容易に解消できる印刷装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

印刷部搬送手段により印刷媒体を搬送しつつ印刷する印刷部と、前記印刷部よりも搬送経路の下流側に配置されて、搬送手段により印刷媒体を搬送する下流側搬送部と、前記印刷部及び前記下流側搬送部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、印刷媒体のジャムを検出した場合、前記下流側搬送部の搬送手段よりも先に前記印刷部搬送手段を停止することを特徴とする印刷装置

請求項2

前記制御部は、ジャム検出後、印刷媒体を所定距離搬送してもジャムが解消されていないと判定すると、前記下流側搬送部の搬送手段よりも先に前記印刷部搬送手段を停止することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。

請求項3

前記制御部は、ジャム検出後、印刷媒体を所定距離搬送してジャムが解消されたと判定すると、印刷媒体が排紙された後、前記印刷部搬送手段及び前記下流側搬送部の搬送手段を停止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。

請求項4

前記印刷部へ印刷媒体を搬送して供給する印刷媒体供給部を更に備え、前記制御部は、ジャム検出後、印刷媒体が前記印刷部と前記印刷媒体供給部との間にあると判定すると、前記印刷媒体供給部による搬送を停止することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の印刷装置。

請求項5

印刷媒体を、一部が外部に露出したスイッチバック部に一時的に搬入することにより反転させて前記印刷部へ再給紙する反転部を更に備え、前記制御部は、ジャム検出後、前記反転部が搬送中の印刷媒体を前記スイッチバック部へと搬送した後、前記反転部による搬送を停止することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の印刷装置。

請求項6

前記制御部は、ジャム検出後、無条件で前記印刷部搬送手段を停止することを特徴とする請求項1、請求項4及び請求項5のいずれか1項に記載の印刷装置。

請求項7

前記制御部は、ジャムが解消されたと判定すると、前記印刷部搬送手段を再駆動し、印刷媒体が排紙された後、前記印刷部搬送手段及び前記下流側搬送部の搬送手段を停止することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。

請求項8

ジャムを検出するために搬送経路に沿って配置された複数の用紙センサを更に備え、前記制御部は、ジャム検出後、ジャムを検出した用紙センサよりも上流側の前記印刷部搬送手段または前記下流側搬送手段の搬送を少なくとも一時的に継続することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の印刷装置。

技術分野

0001

本発明は、印刷媒体ジャムを解消するための印刷装置に関する。

背景技術

0002

印刷用紙等の印刷媒体を搬送しつつ、画像を印刷する印刷部を備えた印刷装置が知られている。両面印刷可能な印刷装置等の場合、印刷部の下流の搬送距離が長くなり、印刷媒体のジャムが生じやすくなる。そこで、印刷媒体のジャムを解消する技術が求められている。

0003

特許文献1には、印刷用紙を給紙する給紙手段と、給紙部の下流側に配置され印刷部を有する搬送手段と、印刷用紙を反転するための反転ローラと、スイッチバック用の排紙トレーとを備えた両面印刷装置が開示されている。

0004

特許文献1の印刷装置では、印刷用紙のジャムが検出されると、搬送手段の駆動を継続しつつ、給紙手段を停止する。これにより、搬送中の印刷用紙は搬送を継続されるとともに、新たな印刷用紙の給紙が停止される。この後、搬送中の印刷用紙は、反転ローラを経由して、排紙トレーに排紙される。そして、搬送中の全ての印刷用紙が排紙トレーに排紙されると、搬送手段が停止される。

先行技術

0005

特許第4168081号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1の技術では、印刷用紙のジャムが検出されても、搬送手段の駆動が継続される。このため、印刷用紙が途中で滞留している場合、滞留個所に印刷用紙が更に滞留されることになり、ジャムの解消が困難になるといった課題がある。特に、印刷部近傍は、スペース余裕がある場合が多いが、印刷部以外の領域は小型化のため余分なスペースがほとんどない場合が多い。このため、印刷部以外の領域で印刷用紙が残るとジャムの解消が非常に困難となる。

0007

本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、印刷媒体のジャムを容易に解消できる印刷装置を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、印刷部搬送手段により印刷媒体を搬送しつつ印刷する印刷部と、前記印刷部よりも搬送経路の下流側に配置されて、搬送手段により印刷媒体を搬送する下流側搬送部と、前記印刷部及び前記下流側搬送部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、印刷媒体のジャムを検出した場合、前記下流側搬送部の搬送手段よりも先に前記印刷部搬送手段を停止することを特徴とする。

0009

また、請求項2に記載の発明は、前記制御部は、ジャム検出後、印刷媒体を所定距離搬送してもジャムが解消されていないと判定すると、前記下流側搬送部の搬送手段よりも先に前記印刷部搬送手段を停止することを特徴とする。

0010

また、請求項3に記載の発明は、前記制御部は、ジャム検出後、印刷媒体を所定距離搬送してジャムが解消されたと判定すると、印刷媒体が排紙された後、前記印刷部搬送手段及び前記下流側搬送部の搬送手段を停止することを特徴とする。

0011

また、請求項4に記載の発明は、前記印刷部へ印刷媒体を搬送して供給する印刷媒体供給部を更に備え、前記制御部は、ジャム検出後、印刷媒体が前記印刷部と前記印刷媒体供給部との間にあると判定すると、前記印刷媒体供給部による搬送を停止することを特徴とする。

0012

また、請求項5に記載の発明は、印刷媒体を、一部が外部に露出したスイッチバック部に一時的に搬入することにより反転させて前記印刷部へ再給紙する反転部を更に備え、前記制御部は、ジャム検出後、前記反転部が搬送中の印刷媒体を前記スイッチバック部へと搬送した後、前記反転部による搬送を停止することを特徴とする。

0013

また、請求項6に記載の発明は、前記制御部は、ジャム検出後、無条件で前記印刷部搬送手段を停止することを特徴とする。

0014

また、請求項7に記載の発明は、前記制御部は、ジャムが解消されたと判定すると、前記印刷部搬送手段を再駆動し、印刷媒体が排紙された後、前記印刷部搬送手段及び前記下流側搬送部の搬送手段を停止することを特徴とする。

0015

また、請求項8に記載の発明は、ジャムを検出するために搬送経路に沿って配置された複数の用紙センサを更に備え、前記制御部は、ジャム検出後、ジャムを検出した用紙センサよりも上流側の前記印刷部搬送手段または前記下流側搬送手段の搬送を少なくとも一時的に継続することを特徴とする。

発明の効果

0016

請求項1の発明によれば、印刷部搬送手段を下流側搬送部の搬送手段よりも先に停止することにより、印刷媒体が下流側搬送手段に残ることを低減できる。これにより、スペースが小さいことが多い下流側搬送部からの印刷媒体の除去作業を低減できるので、印刷媒体のジャムを容易に解消できる。

0017

請求項2の発明によれば、ジャムが解消されない場合に、印刷部搬送手段を下流側搬送部の搬送手段よりも先に停止することによって、ジャムが継続する場合に、印刷媒体が下流側搬送手段に残ることをより確実に低減できる。

0018

請求項3の発明によれば、ジャムが解消された場合、印刷部搬送手段及び下流側搬送部の搬送手段によって印刷媒体を排紙することにより、より容易にジャムを解消するための作業を更に低減できる。

0019

請求項4の発明によれば、印刷媒体を印刷部と印刷媒体供給部との間まで搬送した後、印刷媒体供給部の搬送を停止するので、印刷媒体供給部による搬送中の印刷媒体の除去作業を容易にできる。

0020

請求項5の発明によれば、一部が外部に露出したスイッチバック部へ印刷媒体を搬送した後、反転部による搬送を停止するので、反転部による搬送中の印刷媒体を容易に取り出すことができる。

0021

請求項6の発明によれば、ジャム検出後、無条件で印刷部搬送手段を停止することによって、下流側搬送部へ搬送される印刷媒体をより低減できる。

0022

請求項7の発明によれば、ジャムが解消されると、停止された印刷部搬送手段を再駆動させることにより、印刷媒体が印刷部及び搬送部に残ることをより低減できる。

0023

請求項8の発明によれば、ジャムを検出した用紙センサよりも上流側の印刷用紙も排紙、又は、除去しやすい所定の位置まで搬送できる。尚、従来の装置では、ジャムを検出した用紙センサよりも上流側の搬送手段を停止していた。このため、従来の装置では、印刷用紙がジャムを検出した用紙センサよりも上流側に残ることが多かった。特に、ユーザーが除去し難い位置に印刷用紙が残っている場合には、装置復帰のため、ユーザーが多くの労力を費やす結果となっていた。

図面の簡単な説明

0024

第1実施形態による両面印刷装置の全体概略図である。
両面印刷装置の制御系を説明するためのブロック図である。
第1実施形態によるジャム対応処理を説明するフローチャートである。
第2実施形態によるジャム対応処理を説明するフローチャートである。
第3実施形態によるジャム対応処理を説明するフローチャートの一部である。

実施例

0025

(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明を両面印刷装置に適用した第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態による両面印刷装置の全体概略図である。図2は、両面印刷装置の制御系を説明するためのブロック図である。以下の説明において、ユーザーが位置する図1紙面表方向を前方とする。また、図1に示すように、ユーザーから視て、上下左右を上下左右方向とする。

0026

尚、図1太線で示す経路が、印刷用紙が搬送される搬送経路である。搬送経路のうち実線及び点線で示す経路が通常経路RCである。搬送経路のうち一点鎖線で示す経路が、反転経路RRである。搬送経路のうち二点鎖線で示す経路が、給紙経路RSである。以下の説明において、上流及び下流とは、搬送経路における上流及び下流の意味とする。

0027

図1及び図2に示すように、第1実施形態による両面印刷装置1は、給紙部(請求項の印刷媒体供給部に相当)2と、印刷部3と、搬送部(請求項の下流側搬送部に相当)4と、排紙部5と、反転部6と、用紙検出部7と、制御部8と、各部を収納する筐体9とを備えている。

0028

給紙部2は、印刷用紙(請求項の印刷媒体に相当)PAを搬送して供給(給紙)するものである。給紙部2は、搬送経路の最も上流側に配置されている。給紙部2は、サイド給紙台11と、3台の内部給紙台12と、サイド給紙ローラ13と、複数対の内部給紙ローラ14と、合流給紙ローラ15と、サイド給紙モータ16と、内部給紙モータ17と、合流給紙モータ18と、選択部19とを備えている。

0029

給紙台11、12には、給紙用の印刷用紙PAが積載されている。サイド給紙台11の一部は、筐体9から露出している。内部給紙台12は、筐体9の内部に収納されている。内部給紙台12は、筐体9から引き出し可能に構成されている。サイド給紙ローラ13は、サイド給紙台11に積載されている印刷用紙PAを印刷部3へと給紙する。サイド給紙ローラ13は、サイド給紙モータ16によって回転駆動される。内部給紙ローラ14は、何れかの内部給紙台12に積層されている印刷用紙PAを合流給紙ローラ15へ搬送する。内部給紙ローラ14は、内部給紙モータ17によって回転駆動される。合流給紙ローラ15は、内部給紙ローラ14から搬送された印刷用紙PAを印刷部3へと給紙する。選択部19は、各内部給紙台12に配置され、何れかの内部給紙台12を選択するものである。選択部19によって選択された内部給紙台12は、印刷用紙PAを給紙可能な状態になる。尚、何れの内部給紙台12も選択されない場合は(非選択状態)、内部給紙台12からの給紙が停止される。

0030

印刷部3は、印刷用紙PAを搬送しつつ、画像を印刷するものである。印刷部3は、給紙部2の下流側に配置されている。印刷部3は、レジストローラ21と、ベルト搬送部22と、インクジェットヘッド部23と、レジストモータ24と、ベルトモータ25とを備えている。尚、レジストローラ21、ベルト搬送部22、レジストモータ24、及び、ベルトモータ25が、請求項の印刷部搬送手段に相当する。

0031

レジストローラ21は、給紙部2から給紙された印刷用紙PA、または、反転部6から再給紙される印刷用紙PAをベルト搬送部22へと搬送する。レジストローラ21は、レジストモータ24によって回転駆動される。ベルト搬送部22は、レジストローラ21から搬送された印刷用紙PAを吸引しつつ搬送部4へと搬送する。ベルト搬送部22は、ベルトモータ25によって印刷用紙PAを搬送するベルトが駆動される。インクジェットヘッド部23は、複数のインクジェットヘッド(図示略)を備えている。複数のインクジェットヘッドは、異なる色のインク吐出する。これにより、ベルト搬送部22によって搬送される印刷用紙PAに画像が印刷される。

0032

搬送部4は、印刷部3によって印刷された印刷用紙PAを排紙部5または反転部6へと搬送する。搬送部4は、印刷部3の下流側に配置されている。搬送部4は、2対の上昇搬送ローラ31と、4対の水平搬送ローラ32と、切替部33と、上昇モータ34と、水平モータ35とを備えている。尚、上昇搬送ローラ31、水平搬送ローラ32、上昇モータ34、及び、水平モータ35が、請求項の下流側搬送部の搬送手段に相当する。

0033

上昇搬送ローラ31は、印刷部3から搬送された印刷用紙PAを上方の水平搬送ローラ32へと搬送する。2対の上昇搬送ローラ31は、上下方向に所定の間隔を開けて通常経路RCの上流域に配置されている。2対の上昇搬送ローラ31は、上昇モータ34によって回転駆動される。水平搬送ローラ32は、上昇搬送ローラ31によって搬送された印刷用紙PAを反転部6または排紙部5へと搬送する。4対の水平搬送ローラ32は、所定の間隔を開けて通常経路RCの下流域及び反転経路RRの上流域に配置されている。4対の水平搬送ローラ32は、水平モータ35によって回転駆動される。切替部33は、水平搬送ローラ32によって搬送される印刷用紙PAの搬送経路を排紙部5または反転部6の何れかに切り替える。

0034

排紙部5は、印刷済みの印刷用紙PAを排紙して積層するものである。排紙部5は、排紙ローラ41と、排紙台42と、排紙モータ43とを備えている。

0035

排紙ローラ41は、搬送部4から搬送される印刷済みの印刷用紙PAを排紙台42へと排紙する。排紙ローラ41は、切替部33と排紙台42との間に配置されている。排紙ローラ41は、排紙モータ43によって回転駆動される。排紙台42には、排紙ローラによって排紙された印刷済みの印刷用紙PAが積載される。排紙台42の一部は、筐体9から露出している。これにより、ユーザーは、排紙台42に積載された印刷用紙PAを容易に取り出すことができる。

0036

反転部6は、両面印刷の際に、片面印刷済みの印刷用紙PAを反転させて印刷部3へと再給紙するものである。反転部6は、反転ローラ45と、スイッチバック部46と、再給紙ローラ47と、反転モータ48と、再給紙モータ49とを備えている。

0037

反転ローラ45は、片面印刷済みの印刷用紙PAをスイッチバック部46に搬入する。また、反転ローラ45は、スイッチバック部46から搬出された印刷用紙PAを再給紙ローラ47へと搬送する。反転ローラ45は、反転モータ48によって正転方向及び反転方向に回転駆動される。尚、スイッチバック部46に印刷用紙PAを搬入する際の反転ローラ45の回転方向を正転方向とし、再給紙ローラ47に印刷用紙PAを搬送する際の反転ローラ45の回転方向を反転方向とする。

0038

スイッチバック部46は、反転ローラ45が印刷用紙PAを一時的に搬入する空間である。スイッチバック部46は、一部が外部に露出した排紙台42の下部に形成された空間からなる。即ち、スイッチバック部46の一部は、外部に露出する。スイッチバック部46は、中空状に形成されている。スイッチバック部46は、反転ローラ45側が下方に傾斜するように構成されている。印刷用紙PAは、反転ローラ45にニップされた状態でスイッチバック部46に一時的に搬入された後、反転ローラ45を反転方向に回転駆動させることによってスイッチバック部46から再給紙ローラ47へと搬送される。

0039

再給紙ローラ47は、反転ローラ45から搬送された印刷用紙PAを印刷部3へと再給紙する。再給紙ローラ47は、再給紙モータ49によって回転される。尚、印刷部3に印刷用紙PAを搬送する際の再給紙ローラ47の回転方向を正転方向とし、逆方向の再給紙ローラ47の回転方向を反転方向とする。

0040

用紙検出部7は、搬送経路RC、RR、RS上の複数個所の印刷用紙PAを検出するものである。用紙検出部7は、印刷用紙PAの有無を検出する複数の用紙センサ51a〜51d、52、53、54、55、56、57、58a〜58cを備える。

0041

用紙センサ51a〜51dは、内部給紙台12と合流給紙ローラ15との間に配置されている。用紙センサ52は、合流給紙ローラ15の下流側近傍に配置されている。用紙センサ53は、レジストローラ21の上流側近傍に配置されている。尚、用紙センサ53が配置されている個所は、サイド給紙台11、内部給紙台12及び反転部6から搬送される印刷用紙PAが合流する個所である。

0042

用紙センサ54は、ベルト搬送部22の上流部分に配置されている。用紙センサ55は、搬送部4の上流部に配置されている。用紙センサ56は、隣接する水平搬送ローラ32と水平搬送ローラ32との間に配置されている。用紙センサ57は、排紙部5の隣接する排紙ローラ41と排紙ローラ41との間に配置されている。即ち、用紙センサ57は、通常経路RCの最も下流側に配置されている。

0043

用紙センサ58a〜58cは、反転経路RR上に配置されている。具体的には、用紙センサ58aは、反転経路RRの最上流領域であって、最下流の水平搬送ローラ32の上流側に配置されている。用紙センサ58bは、反転ローラ45とスイッチバック部46との間に配置されている。用紙センサ58cは、再給紙ローラ47の下流側に配置されている。

0044

次に、図2を参照して、両面印刷装置1の制御系について説明する。

0045

制御部8は、両面印刷装置1の制御全般を司るものである。即ち、制御部8は、給紙部2と、印刷部3と、搬送部4と、排紙部5と、反転部6と、用紙検出部7とを制御する。図2に示すように、制御部8は、種々のプログラムを実行するCPU61と、各情報が一時的に記憶されるRAM62と、基本プログラム等が記憶されているROM63と、印刷用プログラム、ジャム対応プログラム等が記憶されているHDD64と、入出力を行うためのI/Oポート65とを備えている。

0046

I/Oポート65には、給紙部2の給紙モータ16〜18及び選択部19が信号を受信可能に接続されている。これにより、制御部8は、何れかの給紙台11、12から印刷用紙PAを給紙できる。

0047

I/Oポート65には、印刷部3のインクジェットヘッド部23及びモータ24、25が信号を受信可能に接続されている。これにより、制御部8は、印刷用紙PAを搬送しつつ、印刷用紙PAに画像を印刷できる。

0048

I/Oポート65には、搬送部4の切替部33及びモータ34、35が信号を受信可能に接続されている。これにより、制御部8は、印刷用紙PAを排紙部5または反転部6へと搬送できる。

0049

I/Oポート65には、排紙部5の排紙モータ43が信号を受信可能に接続されている。これにより、制御部8は、印刷済みの印刷用紙PAを排紙台42へと排紙できる。

0050

I/Oポート65には、反転部6のモータ48、49が信号を受信可能に接続されている。これにより、制御部8は、搬送部4から搬送された印刷用紙PAを反転させて、印刷部3へと再給紙できる。

0051

I/Oポート65には、用紙検出部7の用紙センサ51a〜51d、52、53、54、55、56、57、58a〜58cが信号を送信可能に接続されている。これにより、制御部8は、搬送経路RC、RR、RS上の印刷用紙PAの有無を検出することができるとともに、印刷用紙PAのジャムを判定できる。

0052

印刷動作
次に、上述した第1実施形態による両面印刷装置1の印刷動作について説明する。

0053

まず、未印刷の印刷用紙PAは、給紙経路RSに沿って、何れかの給紙台11、12から給紙ローラ13、14により印刷部3へと給紙される。印刷部3では、印刷用紙PAは、レジストローラ21によってベルト搬送部22へ搬送される。そして、印刷用紙PAは、ベルト搬送部22によって搬送されつつ、インクジェットヘッド部23のインクジェットヘッドから吐出されたインクによって、画像が印刷される。印刷後、印刷用紙PAは、ベルト搬送部22により搬送部4へと搬送される。搬送部4では、印刷用紙PAは、上昇搬送ローラ31によって上方へ搬送された後、水平搬送ローラ32によって左方向へと搬送される。

0054

ここで、片面印刷の場合は、印刷用紙PAは、排紙部5へと搬送される。排紙部5では、印刷用紙PAは、切替部33によりガイドされつつ、排紙ローラ41によって排紙台42に排紙される。これにより、片面印刷動作が終了する。

0055

一方、両面印刷動作では、印刷用紙PAは、切替部33によって反転経路RRへとガイドされる。反転部6では、印刷用紙PAは、フリッパ(図示略)にガイドされつつ、反転ローラ45によってスイッチバック部46へと一時的に搬入される。この後、スイッチバック部46から戻された印刷用紙PAは、フリッパにガイドされつつ、再給紙ローラ47によって印刷部3へと再給紙される。

0056

印刷部3では、印刷用紙PAの未印刷面がインクジェットヘッド部23側に向けられた状態で、印刷用紙PAがベルト搬送部22によって搬送される。これにより、画像が、インクジェットヘッド部23によって、印刷用紙PAの未印刷面に印刷される。この後、両面印刷された印刷用紙PAは、搬送部4及び排紙部5によって排紙台42まで搬送される。これにより、画像が印刷用紙PAの両面に印刷されて、両面印刷動作が終了する。

0057

(ジャム対応処理)
次に、上述した印刷動作中に印刷用紙のジャムが検出された際に、制御部8によって実行されるジャム対応プログラムによるジャム対応処理及びその動作について説明する。図3は、第1実施形態によるジャム対応処理を説明するフローチャートである。尚、図3の「S」の後の数字は、ステップ番号を示す。

0058

印刷用紙PAのジャムが印刷動作中に検出されると、ジャム対応処理がスタートする。ここで、制御部8は、各用紙センサ51〜58によって検出されている印刷用紙PAが一定時間内に用紙センサ51〜58の検出領域を通過しない場合等にジャムが発生したと判定する。尚、ジャムが検出された場合、駆動中のモータ16〜18、24、25、34、35、43、48、49の駆動は継続されているものとする。換言すると、用紙センサ54〜57の何れでジャムが検出されても、ジャムを検出した用紙センサ53〜57よりも上流の搬送が継続することを意味する。

0059

図3に示すように、制御部8は、ジャムを検出すると、サイド給紙モータ16を停止する(S1)。これにより、サイド給紙ローラ13によるサイド給紙台11から印刷部3への印刷用紙PAの給紙が停止する。尚、サイド給紙モータ16が既に停止している場合は、その停止状態が継続することになる。

0060

次に、制御部8は、選択部19を非選択状態に切り替る(S2)。これにより、内部給紙台12に積載された印刷用紙PAの給紙が停止する。

0061

次に、制御部8は、用紙センサ52の検出信号に基づいて、合流給紙ローラ15の下流に搬送中の印刷用紙PAが有るか無いかを判定する(S3)。

0062

制御部8は、合流給紙ローラ15の下流に印刷用紙PAが有ると判定すると(S3:Yes)、内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18を停止する(S4)。換言すると、印刷用紙PAが給紙部2とレジストローラ21との間に有ると判定すると、制御部8は、内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18を停止する。これにより、給紙部2の内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18による印刷用紙PAの搬送が停止されて、印刷用紙PAは、合流給紙ローラ15の下流近傍で停止する。尚、内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18が既に停止している場合には、その停止状態が継続することになる。

0063

一方、制御部8は、合流給紙ローラ15の下流に印刷用紙PAが無いと判定すると(S3:No)、内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18を停止することなく、ステップS5以降の処理を実行する。

0064

次に、制御部8は、用紙センサ58a、58bの検出信号に基づいて、反転経路RRの往路側に印刷用紙PAが有るか無いかを判定する(S5)。

0065

制御部8は、反転経路RRの往路側に印刷用紙PAが有ると判定すると(S5:Yes)、反転モータ48の駆動を継続する。ここで、反転経路RRの往路側に印刷用紙PAが有る場合、反転モータ48は、正転駆動している。即ち、反転モータ48の正転駆動を継続することによって、反転経路RRの往路側の印刷用紙PAが、反転ローラ45によってスイッチバック部46へと搬入される。

0066

一方、制御部8は、反転経路RRの往路側に印刷用紙PAが無いと判定すると(S5:No)、用紙センサ58cの検出信号に基づいて、反転経路RRの復路側に印刷用紙PAが有るか無いかを判定する(S6)。

0067

制御部8は、反転経路RRの復路側に印刷用紙PAが有ると判定すると(S6:Yes)、反転モータ48を正転駆動させるとともに、再給紙モータ49を反転駆動させる(S7)。ここで、反転経路RRの復路側に印刷用紙PAが有る場合、反転モータ48は、反転駆動しているとともに、再給紙モータ49は、正転駆動している。即ち、制御部8は、ステップS7において、反転モータ48及び再給紙モータ49の回転方向を逆方向に切り替える。これにより、反転経路RRの復路側の印刷用紙PAが、反転ローラ45及び再給紙ローラ47によってスイッチバック部46へと搬入される。

0068

一方、制御部8は、反転経路RRの復路側に印刷用紙PAが無いと判定すると(S6:Yes)、反転モータ48及び再給紙モータ49の回転駆動を継続する。尚、この場合、印刷用紙PAが反転経路RR上にないため、反転モータ48及び再給紙モータ49の回転駆動を継続しても問題ない。

0069

次に、制御部8は、内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18が駆動か否かを判定する(S8)。

0070

制御部8は、内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18が駆動中と判定すると(S8:Yes)、用紙センサ52の検出信号に基づいて、合流給紙ローラ15の下流に印刷用紙PAが有ると判定するまで、ステップS9を繰り返す。

0071

次に、制御部8は、合流給紙ローラ15の下流に印刷用紙PAが有ると判定すると(S9:Yes)、制御部8は、内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18を停止する(S10)。換言すると、印刷用紙PAが給紙部2とレジストローラ21との間に有ると判定すると、制御部8は、内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18を停止する。これにより、給紙部2の内部給紙モータ17及び合流給紙モータ18による印刷用紙PAの搬送が停止されて、印刷用紙PAは合流給紙ローラ15の下流近傍で停止する。

0072

次に、制御部8は、ジャム検出後、印刷部3及び搬送部4によって印刷用紙1枚分の搬送距離(以下、搬送距離PL1とする)だけ印刷用紙PAが搬送されたと判定するまで、ステップS11を繰り返す。ここで、制御部8は、印刷部3及び搬送部4のモータ24、25、34、35の回転速度及び画像データの用紙サイズに基づいて、ステップS11の判定を行う。

0073

制御部8は、印刷用紙PAが搬送距離PL1だけ搬送されたと判定すると(S11:Yes)、用紙センサ54、55、56、57の検出信号に基づいてジャムが解消されたか否かを判定する(S12)。尚、印刷用紙PAが搬送距離PL1だけ搬送されると、制御部8は、用紙センサ53、54、55、56、57、58の検出信号が印刷用紙有りから無しに切り替わることにより、ジャムが解消されたと判定できる。

0074

次に、制御部8は、印刷用紙PAのジャムが解消されていないと判定すると(S12:No)、印刷部3のレジストモータ24及びベルトモータ25を停止する(S13)。即ち、制御部8は、印刷用紙PAのジャムが解消されない場合、上昇モータ34及び水平モータ35よりも先にレジストモータ24及びベルトモータ25を停止する。これにより、レジストローラ21及びベルト搬送部22が停止して、印刷部3から搬送部4への印刷用紙PAの搬送が停止する。尚、搬送部4の上昇モータ34及び水平モータ35の駆動は継続される。

0075

次に、制御部8は、搬送部4によって印刷用紙PAが搬送部内距離(以下、排紙距離PL2とする)だけ搬送されたか否かを判定する(S14)。尚、排紙距離PL2とは、搬送部4の最上流の上昇搬送ローラ31から排紙台42までの距離のことである。

0076

制御部8は、印刷用紙PAが排紙距離PL2だけ搬送されたと判定すると(S14:Yes)、搬送部4の上昇モータ34及び水平モータ35を停止する(S15)。換言すると、搬送部4内で搬送中の全ての印刷用紙PAが、上昇搬送ローラ31及び水平搬送ローラ32によって排紙台42に排紙された後、上昇モータ34及び水平モータ35が停止する。尚、蛇腹状態の印刷用紙PAが搬送部4の途中に滞留している場合、その滞留個所に印刷用紙PAが集められる。

0077

次に、制御部8は、反転経路RRに印刷用紙PAが無いと判定するまで、ステップS16を繰り返す。

0078

制御部8は、反転経路RRの印刷用紙PAが、反転部6の反転ローラ45及び再給紙ローラ47によってスイッチバック部46に搬送されて、反転経路RRに印刷用紙PAが無いと判定すると(S16:Yes)、反転部6の反転モータ48、再給紙モータ49とともに、排紙部5の排紙モータ43を停止する(S17)。

0079

これにより、全てのモータ16〜18、24、25、34、35、43、48、49が停止して、ジャム対応処理が終了する。

0080

一方、制御部8は、ステップS12において、ジャムが解消されたと判定すると(S12:Yes)、印刷部3及び搬送部4で搬送中の全ての印刷用紙PAが排紙されるまで、ステップS18を繰り返す。

0081

制御部8は、用紙センサ54〜57に基づいて、印刷部3及び搬送部4にて搬送中の全ての印刷用紙PAが排紙されたと判定すると(S18:Yes)、印刷部3のレジストモータ24とベルトモータ25、及び、搬送部4の上昇モータ34と水平モータ35を停止する(S19)。

0082

この後、制御部8は、上述したステップS16、S17の処理を実行する。これにより、全てのモータ16〜18、24、25、34、35、43、48、49が停止して、ジャム対応処理が終了する。

0083

(両面印刷装置の効果)
次に、上述した第1実施形態による両面印刷装置1の効果について説明する。

0084

上述したように、第1実施形態による両面印刷装置1では、制御部8は、印刷用紙PAのジャムを検出した後、印刷部3及び搬送部4による印刷用紙PAの搬送を継続する。そして、制御部8は、ジャムが解消されない場合、印刷部3による搬送部4への印刷用紙PAの搬送を停止した状態で、搬送部4による印刷用紙PAの搬送を継続する。このため、搬送部4で搬送中の印刷用紙PAが排紙部5へと順次排紙されて、搬送部4の印刷用紙PAが減少する。この結果、周りのスペースが小さい搬送部3での印刷用紙PAの除去作業を低減できるので、ユーザーはジャムを容易に解消できる。また、搬送部4で蛇腹状態の印刷用紙PAが滞留している場合、滞留個所に搬送中の印刷用紙PAが集まる。これにより、印刷用紙PAの除去作業が必要な個所が低減するので、ユーザーはジャムを容易に解消できる。

0085

また、両面印刷装置1では、制御部8は、印刷用紙PAのジャムを検出した後、印刷部3及び搬送部4による印刷用紙PAの搬送を継続することによりジャムが解消されたと判定すると、印刷部3及び搬送部4により搬送中の全ての印刷用紙PAが排紙台42に排紙されるまで、印刷部3及び搬送部4による印刷用紙PAの搬送を継続する。これにより、印刷部3及び搬送部4に印刷用紙PAが残らないので、ユーザーはジャム解消作業をほとんどすることなく、ジャムを解消できる。

0086

また、両面印刷装置1では、制御部8は、ジャムを検出すると、反転経路RR上の印刷用紙PAをスイッチバック部46へと搬送する。ここで、スイッチバック部46の一部は外部に露出しているので、ユーザーは印刷途中の印刷用紙PAを容易にスイッチバック部46から取り出すことができる。

0087

また、両面印刷装置1では、制御部8は、ジャムを検出すると、給紙経路RS上の印刷用紙PAを合流給紙ローラ15の下流まで搬送する。これにより、ジャム発生後、ユーザーが誤って引き出し構造の内部給紙台12を外に引き出しても、印刷用紙PAが内部で切断されることを抑制できる。更に、合流給紙ローラ15の下流まで搬送することにより、ユーザーは、合流給紙ローラ15の前方に設けられた開閉扉(図示略)を開けて、印刷用紙PAを容易に取り出すことができる。

0088

ここで、従来の印刷装置では、ジャムを検出した用紙センサよりも上流側の搬送手段(モータ)を停止していたため、当該用紙センサよりも搬送経路の上流側に印刷用紙が残っていた。特に、ユーザーが除去し難い位置に印刷用紙が残っている場合には、装置復帰のため、ユーザーが多くの労力を費やす結果となっていた。しかし、両面印刷装置1では、制御部8は、ジャム検出後、ジャムを検出した用紙センサ54〜57よりも上流側のモータ24、25、34、35、43の駆動を継続する。これにより、両面印刷装置1は、ジャムを検出した用紙センサ54〜57よりも上流の印刷用紙PAを排紙、又は、除去しやすい所定の位置まで搬送できる。例えば、ユーザーが排紙台42に排紙される印刷用紙PAに触れると、用紙センサ57によりジャムが検出される場合がある。従来の印刷装置の場合、このようなジャムにおいても、用紙センサよりも上流側の搬送手段、即ち、略全ての搬送手段を停止していたため、搬送中のほとんどの印刷用紙が通常経路RC上に残った。しかし、第1実施形態による両面印刷装置1では、用紙センサ57により検出されたジャムの場合、印刷用紙PAが蛇腹状態になることが少ないため、通常経路RC上の略全ての印刷用紙PAを排紙することができる。

0089

(第2実施形態)
次に、上述した実施形態のジャム対応処理を変更した第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態によるジャム対応処理を説明するフローチャートである。尚、上述した実施形態と同様の構成には、同じ符号を付けて説明を省略する。また、上述した実施形態と同様の処理には、同じステップ番号を付けて説明を省略する。

0090

図4に示すように、制御部8は、ジャムを検出すると、無条件で印刷部3のレジストモータ24及びベルトモータ25を停止する(S21)。これにより、レジストローラ21及びベルト搬送部22による印刷部3から搬送部4への印刷用紙PAの搬送が停止する。

0091

この後、制御部8は、第1実施形態と同様にステップS1〜ステップS11までの処理を実行する。

0092

次に、制御部8は、ジャムが解消されていないと判定すると(S12:No)、第1実施形態と同様にステップS14〜ステップS17の処理を実行する。尚、ステップS21において、レジストモータ24及びベルトモータ25は停止しているので、第2実施形態では、ステップS13は省略している。

0093

一方、制御部8は、ジャムが解消されたと判定すると(S12:Yes)、印刷部3のレジストモータ24及びベルトモータ25を再駆動させる(S22)。これにより、印刷部3にて停止中の印刷用紙PAの搬送が再開される。

0094

次に、制御部8は、用紙センサ54〜57に基づいて、印刷部3及び搬送部4にて搬送中の全ての印刷用紙PAが排紙されたと判定すると(S18:Yes)、印刷部3のレジストモータ24とベルトモータ25、及び、搬送部4の上昇モータ34と水平モータ35を停止する(S19)。

0095

この後、制御部8は、第1実施形態と同様に、ステップS18、S19、S16、S17の処理を実行する。

0096

これにより、全てのモータ16〜18、24、25、34、35、43、48、49が停止してジャム対応処理が終了する。

0097

上述したように第2実施形態では、ジャムを検出した後、制御部8が無条件で印刷部3のレジストモータ24及びベルトモータ25を停止する。これにより、ジャム発生後、印刷部3から搬送部4への印刷用紙PAの搬送が即座に停止する。このため、余分なスペースが小さく、印刷用紙PAの除去が難しい搬送部4への印刷用紙PAの搬送をより低減できる。この結果、ジャムが更に悪化することを抑制できるので、ユーザーはジャムの解消を容易にできる。

0098

更に、制御部8は、ジャムが解消されたと判定すると、レジストモータ24及びベルトモータ25を再駆動する。これにより、印刷部3にて停止した状態の印刷用紙PAが、印刷部3及び搬送部4によって排紙台42まで搬送される。この結果、印刷部3及び搬送部4に印刷用紙PAが残ることをより低減できるので、ユーザーは、ジャムをより容易に解消できる。

0099

(第3実施形態)
次に、上述した実施形態のジャム対応処理を変更した第3実施形態について説明する。図5は、第3実施形態によるジャム対応処理を説明するフローチャートの一部である。尚、上述した実施形態と同様の構成には、同じ符号を付けて説明を省略する。また、上述した実施形態と同様の処理には、同じステップ番号を付けて説明を省略する。

0100

まず、第3実施形態によるジャム対応処理では、第1実施形態と同様にステップS1〜S13の処理が実行される。次に、制御部8は、印刷用紙PAが搬送部4によって印刷用紙1枚分(搬送距離PL1)だけ更に搬送されたと判定するまで、ステップS31を繰り返す。制御部8は、印刷用紙PAが搬送距離PL1だけ更に搬送されたと判定すると(S31:Yes)、ジャムが解消されたか否かを判定する(S32)。制御部8は、ジャムが解消されていないと判定すると(S32:No)、印刷用紙PAが搬送部内距離(排紙距離PL2)だけ搬送されたか否かを判定する(S33)。この後、ジャムが解消されるか、または、印刷用紙PAが排紙距離PL2だけ搬送されるまで、制御部8は、ステップS31〜ステップS33の処理を繰り返す。換言すると、ステップS31〜ステップS33の処理は、印刷用紙PAが排紙距離PL2だけ搬送されるまで、制御部8が搬送距離PL1ごとにジャムの解消を判定していることを意味する。

0101

次に、制御部8は、ジャムが解消されたと判定すると(S32:Yes)、搬送部4の印刷用紙PAが排紙されるまでステップS34を繰り返す。制御部8は、搬送部4の印刷用紙PAが排紙されたと判定すると(S34:Yes)、第1実施形態と同様にステップS15以降の処理を実行して、ジャム対応処理を終了する。

0102

一方、制御部8は、ジャムが解消されず、印刷用紙PAが排紙距離PL2だけ搬送されたと判定すると(S33:No)、第1実施形態と同様にステップS15以降の処理を実行して、ジャム対応処理を終了する。

0103

上述したように第3実施形態では、印刷部3のモータ24、25を停止した後、搬送部4の搬送を継続しつつ、ジャムの解消の判定処理を複数回実行している。このため、印刷用紙PAを取り出すことが難しい搬送部4でのジャムを解消する確率を向上させることができる。

0104

以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。以下、上記実施形態を一部変更した変更形態について説明する。

0105

上述した実施形態を構成する各部材の形状、配置、数値、材料等は適宜変更可能である。また、上述した実施形態を組み合わせてもよい。

0106

上述した実施形態では、両面印刷装置に本発明を適用したが、片面印刷装置等の他の印刷装置に本発明を適用してもよい。

0107

上述した実施形態では、ジャム検出後、印刷部及び搬送部で搬送中の印刷用紙を排紙台へと排紙したが、印刷完了の印刷用紙を排紙台へ排紙し、印刷途中の印刷用紙をスイッチバック部へと搬送するように構成してもよい。

0108

また、給紙経路が長い場合、ステップS9、S10をステップS11またはS12の後に実行してもよい。更に、給紙経路が長く、2枚の印刷用紙が給紙経路上にある場合、2枚の印刷用紙が合流給紙ローラにニップ(挟持)された後、給紙部を停止するように構成してもよい。具体的には、先の印刷用紙が合流給紙ローラにニップされると、合流給紙ローラを一旦停止する。その後、2枚目の印刷用紙が合流給紙ローラにニップ可能な位置に達すると合流給紙ローラを半回転〜1回転させて、2枚目の印刷用紙の先端が合流給紙ローラの下流側まで達するようにする。尚、2枚目の印刷用紙が合流給紙ローラにニップ可能な位置に達したか否かは、給紙部の用紙センサによる用紙検出、検出後の時間、及び、給紙速度に基づいて制御部が判断する。更に、給紙経路上に3枚以上の印刷用紙が有る場合でも、同様の制御を繰り返すことによって、合流給紙ローラの下流側近傍に印刷用紙の先端が達するように構成してもよい。

0109

1両面印刷装置
2 給紙部
3印刷部
4 搬送部
5 排紙部
6反転部
7用紙検出部
8 制御部
11サイド給紙台
12内部給紙台
13 サイド給紙ローラ
14 内部給紙ローラ
15合流給紙ローラ
16 サイド給紙モータ
17 内部給紙モータ
18合流給紙モータ
21レジストローラ
22ベルト搬送部
23インクジェットヘッド部
24レジストモータ
25ベルトモータ
31上昇搬送ローラ
32水平搬送ローラ
33切替部
34 上昇モータ
35 水平モータ
41排紙ローラ
42排紙台
43排紙モータ
45反転ローラ
46スイッチバック部
47再給紙ローラ
48反転モータ
49再給紙モータ
51〜58用紙センサ
PA印刷用紙
PL1搬送距離
PL2 排紙距離
RC通常経路
RR反転経路
RS 給紙経路

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