図面 (/)
課題
解決手段
概要
背景
概要
各種のサービスのページにおいてメッセージ機能を容易に実現することができ、閲覧しているサービスのページにいながらメッセージ機能を利用することができるようにする。Web上のサービスを提供する複数のサービス提供部のそれぞれから少なくともメッセージ送信リクエストおよびメッセージ参照リクエストを受信し、処理結果をレスポンスとして返送するメッセージフロントエンド部と、前記メッセージフロントエンド部の受信した一のサービス提供部からのリクエストに応じ、メッセージデータベースに対する送信メッセージおよび受信メッセージの格納を行い、前記メッセージフロントエンド部の受信した他のサービス提供部からのリクエストに応じ、受信メッセージの参照の処理を行うメッセージ処理部とを備える。
目的
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とする
効果
実績
- 技術文献被引用数
- 0件
- 牽制数
- 0件
この技術が所属する分野
請求項1
Web上のサービスを提供する複数のサービス提供部のそれぞれから少なくともメッセージ送信リクエストおよびメッセージ参照リクエストを受信し、処理結果をレスポンスとして返送するメッセージフロントエンド部と、前記メッセージフロントエンド部の受信した一のサービス提供部からのリクエストに応じ、メッセージデータベースに対する送信メッセージおよび受信メッセージの格納を行い、前記メッセージフロントエンド部の受信した他のサービス提供部からのリクエストに応じ、受信メッセージの参照の処理を行うメッセージ処理部とを備えたことを特徴とするメッセージ機能提供システム。
請求項2
請求項1に記載のメッセージ機能提供システムにおいて、前記メッセージ処理部は、管理データベースに格納されたユーザIDとファームIDの対応に基づき、前記メッセージデータベースの該当するファームに対して送信メッセージおよび受信メッセージの格納、ならびに、受信メッセージの参照の処理を行うことを特徴とするメッセージ機能提供システム。
請求項3
Web上のサービスを提供する複数のサービス提供部のそれぞれから少なくともメッセージ送信リクエストおよびメッセージ参照リクエストを受信する工程と、受信した一のサービス提供部からのリクエストに応じ、メッセージデータベースに対する送信メッセージおよび受信メッセージの格納を行い、受信した他のサービス提供部からのリクエストに応じ、受信メッセージの参照の処理を行う工程と、前記サービス提供部に対して処理結果をレスポンスとして返送する工程とを備えたことを特徴とするメッセージ機能提供方法。
技術分野
背景技術
0002
大規模(巨大)なポータルサイト等のWebシステムでは、ショッピング、オークション、出会い、ベビー、動画等の各種のサービスが別々のページで展開されている。各サービスのページにおける機能は、ユーザIDの管理等の基本的なものを除き、原則としてサービス毎に独自に開発され運用されている。
0003
一方、ユーザ間のコミュニケーションを図る手段としてメッセージ機能が存在し、メッセンジャーと呼ばれる専用のアプリケーションプログラムを立ち上げて利用したり、メッセージ専用のページに移動したりして利用していた(例えば、特許文献1等を参照。)。
先行技術
0004
特開2008−59211号公報
発明が解決しようとする課題
0005
上述したように、メッセージ機能を利用する場合、従来はメッセンジャーと呼ばれる専用のアプリケーションプログラムを立ち上げたり、メッセージ専用のページに移動したりしなければならず、閲覧しているサービスのページにいながらメッセージ機能を利用することができなかった。
0006
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、各種のサービスのページにおいてメッセージ機能を容易に実現することができ、閲覧しているサービスのページにいながらメッセージ機能を利用することのできるメッセージ機能提供システムを提供することにある。
課題を解決するための手段
0007
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、Web上のサービスを提供する複数のサービス提供部のそれぞれから少なくともメッセージ送信リクエストおよびメッセージ参照リクエストを受信し、処理結果をレスポンスとして返送するメッセージフロントエンド部と、前記メッセージフロントエンド部の受信した一のサービス提供部からのリクエストに応じ、メッセージデータベースに対する送信メッセージおよび受信メッセージの格納を行い、前記メッセージフロントエンド部の受信した他のサービス提供部からのリクエストに応じ、受信メッセージの参照の処理を行うメッセージ処理部とを備えるメッセージ機能提供システムを要旨としている。
0008
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載のメッセージ機能提供システムにおいて、前記メッセージ処理部は、管理データベースに格納されたユーザIDとファームIDの対応に基づき、前記メッセージデータベースの該当するファームに対して送信メッセージおよび受信メッセージの格納、ならびに、受信メッセージの参照の処理を行うようにすることができる。
0009
また、請求項3に記載されるように、Web上のサービスを提供する複数のサービス提供部のそれぞれから少なくともメッセージ送信リクエストおよびメッセージ参照リクエストを受信する工程と、受信した一のサービス提供部からのリクエストに応じ、メッセージデータベースに対する送信メッセージおよび受信メッセージの格納を行い、受信した他のサービス提供部からのリクエストに応じ、受信メッセージの参照の処理を行う工程と、前記サービス提供部に対して処理結果をレスポンスとして返送する工程とを備えるメッセージ機能提供方法として構成することができる。
発明の効果
0010
本発明のメッセージ機能提供システムにあっては、各種のサービスのページにおいてメッセージ機能を容易に実現することができ、閲覧しているサービスのページにいながらメッセージ機能を利用することができる。
図面の簡単な説明
0011
本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。
管理データベースのデータ構造例を示す図である。
メッセージデータベースのデータ構造例を示す図である。
複合サービス提供システムのハードウェア構成例を示す図である。
実施形態の処理例を示すシーケンス図(その1)である。
アクセス直後の画面例を示す図(その1)である。
実施形態の処理例を示すシーケンス図(その2)である。
アクセス直後の画面例を示す図(その2)である。
メッセージ一覧が表示された画面例を示す図である。
実施形態の処理例を示すシーケンス図(その3)である。
メッセージが表示された画面例を示す図である。
実施例
0012
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
0013
<構成>
図1は本発明の一実施形態にかかるシステムの構成例を示す図である。
0014
図1において、インターネット等のネットワーク1には、ユーザが操作するPC(Personal Computer)、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)等のユーザ端末2A、2B、・・が接続されている。ユーザ端末2A、2B、・・は、一般的なブラウザ(Webブラウザ)21A、21B、・・をそれぞれ備えている。ブラウザ21A、21B、・・は、インターネットの標準プロトコルであるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等に従い、HTML(Hyper Text Markup Language)等の言語で記述されたページデータの要求・取得・表示およびフォームデータの送信等を行う機能を有している。
0015
一方、ネットワーク1には、ユーザの操作するユーザ端末2A、2B、・・のブラウザ21A、21B、・・からアクセスが可能な複合サービス提供システム3が接続されている。
0016
複合サービス提供システム3は、それぞれ個別のサービスを提供するサービス提供部31X、31Y、・・と、サービス提供部31X、31Y、・・に対してメッセージ機能を提供するメッセージ機能提供部(メッセージプラットフォーム)32と、ユーザ毎にアラート(各種状態)を管理するアラート管理部33とを備えている。
0017
サービス提供部31X、31Y、・・は、機能部として、ページデータ生成部311X、311Y、・・と、ページデータ送信部312X、312Y、・・と、ユーザ操作受信部313X、313Y、・・と、メッセージ送信部314X、314Y、・・と、メッセージ参照部315X、315Y、・・とを備えている。これらの機能部は、複合サービス提供システム3を構成するコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。これらの機能部は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて分散される形態であってもよい。
0018
ページデータ生成部311X、311Y、・・は、ユーザ端末2A、2B、・・のブラウザ21A、21B、・・に対して送信するページデータを生成する機能を有している。
0019
ページデータ送信部312X、312Y、・・は、ページデータ生成部311X、311Y、・・で生成されたページデータをユーザ端末2A、2B、・・のブラウザ21A、21B、・・に対して送信する機能を有している。
0021
メッセージ送信部314X、314Y、・・は、ユーザ操作受信部313X、313Y、・・で受信したユーザの操作内容がメッセージ送信を指示している場合に、メッセージ機能提供部32に対してメッセージ送信を依頼する機能を有している。
0022
メッセージ参照部315X、315Y、・・は、ユーザ操作受信部313X、313Y、・・で受信したユーザの操作内容がメッセージ参照を指示している場合に、メッセージ機能提供部32に対してメッセージ参照を依頼する機能を有している。
0023
一方、メッセージ機能提供部32は、機能部として、メッセージフロントエンド部(インタフェース部)321とメッセージ処理部322とメッセージ受信処理部325とレプリケーション処理部326とを備えている。これらの機能部は、複合サービス提供システム3を構成するコンピュータのCPU、ROM、RAM等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。これらの機能部は、単一のコンピュータ上に配置される必要はなく、必要に応じて分散される形態であってもよい。
0024
また、メッセージ機能提供部32は、データベースとして、管理データベース323とメッセージデータベース324とを備えている。これらのデータベースは、複合サービス提供システム3を構成するコンピュータ内のHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体上に所定のデータを体系的に保持するものである。
0025
メッセージフロントエンド部321は、サービス提供部31X、31Y、・・とのインタフェースを行う部分であり、サービス提供部31X、31Y、・・からリクエストを受け付け、サービス提供部31X、31Y、・・に対してレスポンスを返す機能を有している。
0026
メッセージ処理部322は、メッセージフロントエンド部321からのリクエストに応じ、メッセージの送受信および参照の処理を行う機能を有している。すなわち、メッセージ送信リクエストを受けた場合、管理データベース323から送信元のユーザIDに対応するメッセージデータベース324上のファーム(記憶領域)を認識し、該当するファームの送信ボックスに送信メッセージを格納する。また、メッセージ受信処理部325により送信先のユーザの数のメッセージ受信リクエストを発生させ、管理データベース323から送信先のユーザIDに対応するメッセージデータベース324上のファームを認識し、該当するファームの受信ボックスに受信メッセージを格納する。一方、メッセージ参照リクエストを受けた場合、管理データベース323から参照者(受信者)のユーザIDに対応するメッセージデータベース324上のファームを認識し、該当するファームの受信ボックスから受信メッセージを取得する。
0027
メッセージ受信処理部325は、上述したように、メッセージ処理部322におけるメッセージ送受信処理において、送信メッセージから送信先のユーザの数のメッセージ受信リクエストを発生する機能を有している。
0028
レプリケーション処理部326は、メッセージデータベース324において冗長化により二重化された各ファーム間でデータ同期を図る機能を有している。すなわち、メッセージ処理部322による各ファームへのアクセス時には、マジックハッシュ(Magic Hash)等のアルゴリズムにより、二重化されたファームのいずれかが決定されてアクセスが行われる。そして、二重化されたファームのいずれかにデータ更新が行われた場合、レプリケーション処理部326はデータ更新が行われなかった側のファームに対して同内容のデータ更新を行うことでデータ同期を行う。
0029
図2は管理データベース323のデータ構造例を示す図であり、ユーザを特定する「ユーザID」とメッセージデータベース324上のファームを特定する「ファームID」とを対応付けたデータを有している。また、管理データベース323は、現時点で発行済の最大IDの値も保持している。
0030
図3はメッセージデータベース324のデータ構造例を示す図である。
0031
図3(a)はファーム内の送信ボックスのデータ構造例を示しており、「FROM」「MSGID」「TO,CC,BCC」「FORMAT」「TITLE」「BODY」等の項目を有している。「FROM」は送信元(送信者)のユーザIDを示している。「MSGID」はメッセージ処理部322により付与されるメッセージIDを示している。「TO,CC,BCC」は宛先(受信者)のユーザIDを示している。「FORMAT」はメッセージのフォーマットを示している。「TITLE」はメッセージのタイトルを示している。「BODY」メッセージの本文を示している。また、メッセージデータベース324では、ファーム内の送信ボックスのメッセージ総数(MSG総数)も管理している。
0032
図3(b)はファーム内の受信ボックスのデータ構造例を示しており、「RCPT」「FROM」「FROM_MSGID」「MSGID」「TO」「FORMAT」「TITLE」「BODY」等の項目を有している。「RCPT」はインボックス(inbox)処理対象のユーザIDを示している。「FROM」は送信元(送信者)のユーザIDを示している。「FROM_MSGID」は送信メッセージに付与されたメッセージIDを示している。「TO」は宛先(受信者)のユーザIDを示している。「FORMAT」はメッセージのフォーマットを示している。「TITLE」はメッセージのタイトルを示している。「BODY」メッセージの本文を示している。また、メッセージデータベース324では、ファーム内の受信ボックスのメッセージ総数(MSG総数)と、未読数も管理している。
0033
図4は複合サービス提供システム3のハードウェア構成例を示す図である。
0034
図4において、複合サービス提供システム3は、システムバス3001に接続されたCPU3002、ROM3003、RAM3004、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)3005、I/F(Interface)3006と、I/F3006に接続された、キーボード、マウス、モニタ、CD/DVD(Compact Disk/Digital Versatile Disk)ドライブ等のI/O(Input/Output Device)3007、HDD3008、NIC(Network Interface Card)3009等を備えている。Mはプログラムもしくはデータが格納されたCD/DVD等のメディア(記録媒体)である。
0036
図5において、ユーザ端末2Aのユーザがブラウザ21Aから複合サービス提供システム3のサービス提供部31Xの提供するサービス(例えば、「ショッピング」サービス)のページを閲覧しようとした場合、ブラウザ21Aからサービス提供部31Xのページデータ生成部311Xにページリクエストを送信する(ステップS101)。これは、ブラウザ21Aにおいて、直接にサービス提供部31XのURL(Uniform Resource Locator)を入力するか、他のページに表示されたサービス提供部31Xへのリンクボタンを押下すること等により行われる。ページリクエストは、インターネットの標準プロトコルであるHTTPに従ったGETメソッドとリクエストURI(Uniform Resource Identifier)等を含むメッセージがブラウザ21Aからページデータ生成部311Xに送信されることで行なわれる。
0037
ページリクエストを受信したページデータ生成部311Xは、アラート管理部33により新規アラートが保持されていないかどうかをチェックする(ステップS102)。なお、ページリクエストの前後にユーザログインが行われ、アクセスしているユーザのユーザIDを把握しているものとする。
0038
ページデータ生成部311Xは予め保持されたページデータを取得するか、動的にページデータを生成するかにより、ブラウザ21Aに提供するページデータを生成する(ステップS103)。この際、メッセージ機能提供部32の提供するメッセージ機能に対するユーザ操作が行える画面領域をページデータに含める。また、直前のアラートチェック(ステップS102)により通知すべきアラートがある場合にはページデータ内に含める。
0039
ページデータ生成部311Xは生成したページデータをページデータ送信部312Xに送信する(ステップS104)。ページデータ生成部311Xとページデータ送信部312Xの間の通信はサービス提供部31X内の通信であるため、任意の形式とすることができる。ページデータを受信したページデータ送信部312Xは、ブラウザ21Aにページデータを送信する(ステップS105)。ページデータはHTTPのレスポンス等に従ってページデータ送信部312Xからブラウザ21Aに送信される。
0040
ページデータを受信したブラウザ21Aはページ画面を表示する(ステップS106)。図6はブラウザ21Aに表示されるページ画面の例を示している。ここでは、サービス提供部31Xは「ショッピング」のサービスを提供するものとしている。このページ画面では、通常のサービス「ショッピング」の内容の他、メッセージ機能に対するユーザ操作が行える画面領域が設けられている。この画面領域には、「メッセージを送る」「メッセージを見る」等のボタンが設けられている。
0041
図5に戻り、ユーザ端末2Aのユーザがブラウザ21Aに表示されたページ画面からメッセージ送信指示の操作を行うと(ステップS107)、ブラウザ21Aからサービス提供部31Xのユーザ操作受信部313Xに操作内容が送信される(ステップS108)。操作内容はHTTPのPOSTメソッドあるいはPUTメソッド等に付加されたHTML等のデータあるいはGETメソッド等に付加されたパラメータとしてブラウザ21Aからユーザ操作受信部313Xに送信される。メッセージ送信指示の操作は、例えば、図6における「メッセージを送る」ボタンを押下した後、宛先ユーザの選択・入力およびメッセージ内容(タイトル、本文)の入力を経て、確認ボタン等を押下することにより行われる。
0042
図5に戻り、操作内容を受信したユーザ操作受信部313Xは、操作内容をメッセージ送信部314Xに送信する(ステップS109)。操作内容にはメッセージが含まれており、メッセージには「FROM」「TO,CC,BCC」「FORMAT」「TITLE」「BODY」が含まれている。ユーザ操作受信部313Xとメッセージ送信部314Xの間の通信はサービス提供部31X内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
0043
操作内容を受信したメッセージ送信部314Xは、メッセージ機能提供部32のメッセージフロントエンド部321にメッセージ送信リクエストを送信する(ステップS110)。メッセージ送信部314Xとメッセージフロントエンド部321の間の通信は複合サービス提供システム3内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
0044
メッセージ送信リクエストを受信したメッセージフロントエンド部321は、メッセージ送信リクエストをメッセージ処理部322に送信する(ステップS111)。メッセージフロントエンド部321とメッセージ処理部322の間の通信はメッセージ機能提供部32内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
0045
メッセージ送信リクエストを受信したメッセージ処理部322は、メッセージの「FROM」に基づいて管理データベース323を参照し、送信者に対応するファームIDを取得する(ステップS112)。また、メッセージ処理部322は、管理データベース323から最大IDを取得し、管理データベース323の最大IDを1増やした値に更新する(ステップS113)。管理データベース323の参照・更新にはSQL(Structured Query Language)等のコマンドが用いられる。
0046
そして、メッセージ処理部322は、管理データベース323から取得したファームIDの示すメッセージデータベース324のファーム(例えばファーム324m)の送信ボックスに、管理データベース323から取得した最大IDを「MSGID」とし、他の「FROM」「TO,CC,BCC」「FORMAT」「TITLE」「BODY」とともに格納(追加)する(ステップS114)。この際、ファームのメッセージ総数も更新する。
0047
また、メッセージ処理部322はメッセージ受信処理部325にメッセージを通知する(ステップS115)。このメッセージには「FROM」「FROM_MSGID」「MSGID」「TO,CC,BCC」「FORMAT」「TITLE」「BODY」が含まれている。メッセージ受信処理部325は宛先「TO,CC,BCC」をユーザ単位に分解し、宛先ユーザ数の受信メッセージ処理リクエストをメッセージ処理部322に送信する(ステップS116)。メッセージ処理部322とメッセージ受信処理部325の間の通信はメッセージ機能提供部32内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
0048
受信メッセージ処理リクエストを受信したメッセージ処理部322は、各受信メッセージ処理リクエストにつき、メッセージの宛先に基づいて管理データベース323を参照し、受信者に対応するファームIDを取得する(ステップS117)。また、各受信メッセージ処理リクエストにつき、管理データベース323から最大IDを取得し、管理データベース323の最大IDを1増やした値に更新する(ステップS118)。
0049
そして、メッセージ処理部322は、各受信メッセージ処理リクエストにつき、管理データベース323から取得したファームIDの示すメッセージデータベース324のファーム(例えばファーム324i等)の受信ボックスに、管理データベース323から取得した最大IDを「MSGID」とし、他の「FROM」「FROM_MSGID」「TO」「FORMAT」「TITLE」「BODY」「RCPT」とともに格納する(ステップS119)。この際、ファームのメッセージ総数も更新する。
0050
次いで、メッセージ処理部322は受信メッセージ処理リクエストの処理完了をメッセージ受信処理部325に返答し(ステップS120)、メッセージ受信処理部325はアラート管理部33に対し、受信メッセージの発生を示すアラートを設定する(ステップS121)。
0051
なお、ブラウザ21Aにおける処理完了の表示については省略しているが、メッセージ送信指示(ステップS107)を行った直後に処理が行われた旨を表示してもよいし、メッセージ機能提供部32からサービス提供部31Xを経由して正規の処理完了を受信した上で処理が行われた旨を表示してもよい。
0053
図7において、ユーザ端末2Bのユーザがブラウザ21Bから複合サービス提供システム3のサービス提供部31Yの提供するサービス(例えば、「出会い」サービス)のページを閲覧しようとした場合、ブラウザ21Bからサービス提供部31Yのページデータ生成部311Yにページリクエストを送信する(ステップS201)。これは、ブラウザ21Bにおいて、直接にサービス提供部31YのURLを入力するか、他のページに表示されたサービス提供部31Yへのリンクボタンを押下すること等により行われる。ページリクエストは、インターネットの標準プロトコルであるHTTPに従ったGETメソッドとリクエストURI等を含むメッセージがブラウザ21Bからページデータ生成部311Yに送信されることで行なわれる。
0054
ページリクエストを受信したページデータ生成部311Yは、アラート管理部33により新規アラートが保持されていないかどうかをチェックする(ステップS202)。なお、ページリクエストの前後にユーザログインが行われ、アクセスしているユーザのユーザIDを把握しているものとする。ユーザ端末2Bのユーザに対してメッセージが到来している場合には、その旨のアラートをアラート管理部33から取得する。
0055
ページデータ生成部311Yは予め保持されたページデータを取得するか、動的にページデータを生成するかにより、ブラウザ21Bに提供するページデータを生成する(ステップS203)。この際、メッセージ機能提供部32の提供するメッセージ機能に対するユーザ操作が行える画面領域をページデータに含める。また、直前のアラートチェック(ステップS202)により通知すべきアラートがある場合にはページデータ内に含める。ページデータ生成部311Yは生成したページデータをページデータ送信部312Yに送信する(ステップS204)。ページデータ生成部311Yとページデータ送信部312Yの間の通信はサービス提供部31Y内の通信であるため、任意の形式とすることができる。ページデータを受信したページデータ送信部312Yは、ブラウザ21Bにページデータを送信する(ステップS205)。ページデータはHTTPのレスポンス等に従ってページデータ送信部312Yからブラウザ21Bに送信される。
0056
ページデータを受信したブラウザ21Bはページ画面を表示する(ステップS206)。図8はブラウザ21Bに表示されるページ画面の例を示している。ここでは、サービス提供部31Yは「出会い」のサービスを提供するものとしている。このページ画面では、通常のサービス「出会い」の内容の他、メッセージ機能に対するユーザ操作が行える画面領域が設けられている。この画面領域には、「メッセージを送る」「メッセージを見る」等のボタンが設けられている。また、アラート管理部33から取得されたアラート「新着メッセージあり」が表示されている。
0057
図7に戻り、ユーザ端末2Bのユーザがブラウザ21Bに表示されたページ画面からメッセージ一覧参照指示の操作を行うと(ステップS207)、ブラウザ21Bからサービス提供部31Yのユーザ操作受信部313Yに操作内容が送信される(ステップS208)。操作内容はHTTPのPOSTメソッドあるいはPUTメソッド等に付加されたHTML等のデータあるいはGETメソッド等に付加されたパラメータとしてブラウザ21Bからユーザ操作受信部313Yに送信される。メッセージ一覧参照指示の操作は、例えば、図8における「メッセージを見る」ボタンを押下した後、一覧参照ボタン等を押下することにより行われる。一覧参照ボタンが当初から直接にページ画面に表示されている場合には、そのボタンを押下すればよい。
0058
図7に戻り、操作内容を受信したユーザ操作受信部313Yは、操作内容をメッセージ参照部315Yに送信する(ステップS209)。ユーザ操作受信部313Yとメッセージ参照部315Yの間の通信はサービス提供部31Y内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
0059
操作内容を受信したメッセージ参照部315Yは、メッセージ機能提供部32のメッセージフロントエンド部321にメッセージ一覧参照リクエストを送信する(ステップS210)。メッセージ一覧参照リクエストには当該リクエストを行ったユーザのユーザIDが含まれている。メッセージ参照部315Yとメッセージフロントエンド部321の間の通信は複合サービス提供システム3内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
0060
メッセージ一覧参照リクエストを受信したメッセージフロントエンド部321は、メッセージ一覧参照リクエストをメッセージ処理部322に送信する(ステップS211)。メッセージフロントエンド部321とメッセージ処理部322の間の通信はメッセージ機能提供部32内の通信であるため、任意の形式とすることができる。
0061
メッセージ一覧参照リクエストを受信したメッセージ処理部322は、リクエストを行ったユーザのユーザIDに基づいて管理データベース323を参照し、受信者に対応するファームIDを取得する(ステップS212)。
0062
そして、メッセージ処理部322は、管理データベース323から取得したファームIDの示すメッセージデータベース324のファーム(例えばファーム324i)の受信ボックスからメッセージ一覧データを取得する(ステップS213)。メッセージ処理部322はメッセージフロントエンド部321にメッセージ一覧データを送信する(ステップS214)。
0063
メッセージ一覧データを受信したメッセージフロントエンド部321は、メッセージ参照部315Yにメッセージ一覧データを送信する(ステップS215)。
0064
メッセージ一覧データを受信したメッセージ参照部315Yは、ページデータ生成部311Yにメッセージ一覧データを送信する(ステップS216)。
0065
メッセージ一覧データを受信したページデータ生成部311Yは、メッセージ一覧データに基づいてページデータを生成し(ステップS217)、ページデータ送信部312Yにページデータを送信し(ステップS218)、ページデータ送信部312Yはブラウザ21Bにページデータを送信する(ステップS219)。ページデータを受信したブラウザ21Bはページ画面を表示する(ステップS220)。図9はブラウザ21Bのページ画面の例を示しており、「メッセージを送る」「メッセージを見る」等のボタンの下にメッセージ一覧が表示された状態を示している。
0066
図10は上記の実施形態の他の処理例を示すシーケンス図であり、ユーザがメッセージの参照指示を行った場合にメッセージが表示されるまでの処理例である。
0067
図10において、ユーザ端末2Bのユーザがブラウザ21Bに表示されたページ画面のメッセージ一覧からメッセージ参照指示の操作を行うと(ステップS301)、ブラウザ21Bからサービス提供部31Yのユーザ操作受信部313Yに操作内容が送信される(ステップS302)。メッセージ参照指示の操作は、例えば、図9におけるメッセージ一覧からメッセージを選択することにより行われる。
0068
図10に戻り、操作内容を受信したユーザ操作受信部313Yは、操作内容をメッセージ参照部315Yに送信する(ステップS303)。
0069
操作内容を受信したメッセージ参照部315Yは、メッセージ機能提供部32のメッセージフロントエンド部321にメッセージ参照リクエストを送信する(ステップS304)。メッセージ参照リクエストには当該リクエストを行ったユーザのユーザIDと参照対象のメッセージIDが含まれている。
0070
メッセージ参照リクエストを受信したメッセージフロントエンド部321は、メッセージ参照リクエストをメッセージ処理部322に送信する(ステップS305)。
0071
メッセージ参照リクエストを受信したメッセージ処理部322は、リクエストを行ったユーザのユーザIDに基づいて管理データベース323を参照し、受信者に対応するファームIDを取得する(ステップS306)。
0072
そして、メッセージ処理部322は、管理データベース323から取得したファームIDの示すメッセージデータベース324のファーム(例えばファーム324i)の受信ボックスから、メッセージIDに基づいてメッセージデータを取得する(ステップS307)。メッセージ処理部322はメッセージフロントエンド部321にメッセージデータを送信する(ステップS308)。
0073
メッセージデータを受信したメッセージフロントエンド部321は、メッセージ参照部315Yにメッセージデータを送信する(ステップS309)。
0074
メッセージデータを受信したメッセージ参照部315Yは、ページデータ生成部311Yにメッセージデータを送信する(ステップS310)。
0075
メッセージデータを受信したページデータ生成部311Yは、メッセージデータに基づいてページデータを生成し(ステップS311)、ページデータ送信部312Yにページデータを送信し(ステップS312)、ページデータ送信部312Yはブラウザ21Bにページデータを送信する(ステップS313)。ページデータを受信したブラウザ21Bはページ画面を表示する(ステップS314)。図11はブラウザ21Bのページ画面の例を示しており、「メッセージを送る」「メッセージを見る」等のボタンの下にメッセージ内容が表示された状態を示している。
0076
<総括>
以上説明したように、本実施形態によれば、メッセージ機能提供部32の提供する機能によりサービス提供部31X、31Y、・・における個別のサービスのページにおいてメッセージ機能を容易に実現することができ、閲覧しているサービスのページにいながらメッセージ機能を利用することができるという利点がある。
0077
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
0078
1ネットワーク
2A、2Bユーザ端末
21A、21Bブラウザ
3複合サービス提供システム
31X、31Yサービス提供部
311X、311Yページデータ生成部
312X、312Y ページデータ送信部
313X、313Yユーザ操作受信部
314X、314Yメッセージ送信部
315X、315Y メッセージ参照部
32メッセージ機能提供部
321 メッセージフロントエンド部
322メッセージ処理部
323管理データベース
324メッセージデータベース
324i、324mファーム
325メッセージ受信処理部
326レプリケーション処理部
33アラート管理部