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技術 エレベータのかご固定装置

出願人 東芝エレベータ株式会社
発明者 藤田祐二
出願日 2009年9月2日 (10年10ヶ月経過) 出願番号 2009-202739
公開日 2011年3月17日 (9年3ヶ月経過) 公開番号 2011-051733
状態 未査定
技術分野 エレベーターの保守安全及び検査装置 エレベーターの昇降案内装置及びロープ類
主要キーワード ネジ付きピン クサビ体 継ぎ目板 丸棒部材 収容体内 複数固定 係合箇所 操作突起
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2011年3月17日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (18)

課題

作業者乗かごの上に乗って保守点検等の作業を行なう場合に、乗かごを最善の固定位置で簡単に位置固定することができるエレベータかご固定装置を提供する。

解決手段

エレベータのかご固定装置において、エレベータ昇降路1内に設けられているガイドレール2に取付けられ、係合穴10を有する係合体9と、エレベータ昇降路1内に昇降可能に設けられた乗かご3に取付けられ、係合穴10に係合する位置とこの係合を解除する位置とに摺動可能な摺動体16を有する固定装置15とを備える。係合体9は、ガイドレール2に固定された支持体7に上下方向位置調節可能に連結されている。

概要

背景

エレベータ保守点検等の作業時において、作業員乗かごの上に乗って作業を行なう場合があり、この作業時には乗かごを昇降しないように位置固定する必要がある。

作業時に乗かごを昇降しないように位置固定するかご固定装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。

特許文献1に記載されたかご固定装置は、エレベータ昇降路内に設けられて乗かごが昇降する際のガイドとなる一対のガイドレールにそれぞれストッパ着脱可能に取付け、ガイドレールに係合されている乗かごのガイドシューをストッパに当接させることにより、乗かごの上昇を防止している。

また、図17に示すように、エレベータ昇降路内に設けられているガイドレール100に、複数の固定穴101が形成された固定板102を固定し、スライド可能な固定軸103を有する固定装置104を乗かごの上部に取付けたかご固定装置も知られている。

図17に示したかご固定装置は、固定軸103をスライドさせていずれかの固定穴101に係合させることにより、乗かごを位置固定している。

概要

作業者が乗かごの上に乗って保守点検等の作業を行なう場合に、乗かごを最善の固定位置で簡単に位置固定することができるエレベータのかご固定装置を提供する。エレベータのかご固定装置において、エレベータ昇降路1内に設けられているガイドレール2に取付けられ、係合穴10を有する係合体9と、エレベータ昇降路1内に昇降可能に設けられた乗かご3に取付けられ、係合穴10に係合する位置とこの係合を解除する位置とに摺動可能な摺動体16を有する固定装置15とを備える。係合体9は、ガイドレール2に固定された支持体7に上下方向位置調節可能に連結されている。

目的

本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、作業者が乗かごの上に乗って保守点検等の作業を行なう場合に、乗かごを最善の固定位置で簡単に位置固定することができるエレベータのかご固定装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

エレベータ昇降路内に設けられているガイドレール取付けられ、係合穴を有する係合体と、前記エレベータ昇降路内に昇降可能に設けられた乗かごに取付けられ、前記係合穴に係合する位置とこの係合を解除する位置とに摺動可能な摺動体を有する固定装置とを備え、前記係合体は、前記ガイドレールに固定された支持体上下方向位置調節可能に連結されている、ことを特徴とするエレベータかご固定装置。

請求項2

エレベータ昇降路内に設けられているガイドレールに取付けられ、係合穴を有する係合体と、前記エレベータ昇降路内に昇降可能に設けられた乗かごに取付けられ、前記係合穴に係合する位置とこの係合を解除する位置とに摺動可能な摺動体を有する固定装置とを備え、前記摺動体は、上下方向に伸縮可能及び伸縮させた任意の位置で固定可能に設けられている、ことを特徴とするエレベータのかご固定装置。

請求項3

エレベータ昇降路内に設けられているガイドレールに取付けられ、係合穴を有する係合体と、前記エレベータ昇降路内に昇降可能に設けられた乗かごに取付けられ、前記係合穴に係合する位置とこの係合を解除する位置とに摺動可能な摺動体を有する固定装置とを備え、前記係合体は、前記ガイドレールに固定された支持体に上下方向位置調節可能に連結され、前記摺動体は、上下方向に伸縮可能及び伸縮させた任意の位置で固定可能に設けられている、ことを特徴とするエレベータのかご固定装置。

請求項4

エレベータ昇降路内に昇降可能に設けられた乗かごに取付けられ、前記エレベータ昇降路内に設けられたガイドレールに寄った位置と前記ガイドレールから離反する位置とに移動可能な収容体を有し、前記収容体には、前記収容体を前記ガイドレールに寄った位置に移動させた場合に、前記ガイドレールに対向するとともに上方から下方に向けて前記ガイドレールに近付くように傾斜した傾斜面部が形成され、前記収容体には、前記収容体を前記ガイドレールに寄った位置に移動させた場合に前記ガイドレールと前記収容体の傾斜面部との間に食い込むクサビ体が収容されている、ことを特徴とするエレベータのかご固定装置。

技術分野

0001

本発明は、作業員乗かごの上に乗って作業をする場合に、乗かごを昇降しないように位置固定するエレベータかご固定装置に関する。

背景技術

0002

エレベータの保守点検等の作業時において、作業員が乗かごの上に乗って作業を行なう場合があり、この作業時には乗かごを昇降しないように位置固定する必要がある。

0003

作業時に乗かごを昇降しないように位置固定するかご固定装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。

0004

特許文献1に記載されたかご固定装置は、エレベータ昇降路内に設けられて乗かごが昇降する際のガイドとなる一対のガイドレールにそれぞれストッパ着脱可能に取付け、ガイドレールに係合されている乗かごのガイドシューをストッパに当接させることにより、乗かごの上昇を防止している。

0005

また、図17に示すように、エレベータ昇降路内に設けられているガイドレール100に、複数の固定穴101が形成された固定板102を固定し、スライド可能な固定軸103を有する固定装置104を乗かごの上部に取付けたかご固定装置も知られている。

0006

図17に示したかご固定装置は、固定軸103をスライドさせていずれかの固定穴101に係合させることにより、乗かごを位置固定している。

先行技術

0007

特開2004−115244号公報

発明が解決しようとする課題

0008

しかしながら、特許文献1に記載されたかご固定装置では、一対のガイドレールにそれぞれ取付けるストッパを同じ高さ位置に取付ける必要があり、その取付け作業に手間がかかり、保守点検等の作業時間が長引くという問題がある。

0009

また、このかご固定装置では、何らかの原因で乗かごが下降する場合には、その下降を防止することができない。

0010

図17に示したかご固定装置では、乗かごの位置固定を短時間で行なうことができ、しかも、乗かごの上昇と下降との両方を防止することができる。

0011

しかし、ガイドレール100には様々な機器や部材が取付けられており、また、ガイドレールは一定間隔毎に継ぎ目板が取付けられている。このため、このような機器や部材及び継ぎ目板が取付けられている箇所には、固定板102を固定することができない。

0012

このため、保守点検等の作業を行なう際の最善の固定位置で乗かごを位置固定することができず、乗かごを次善の固定位置で位置固定して作業を行なうことになり、作業員は作業しにくい姿勢で作業を行なわなければならない場合がある。

0013

本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、作業者が乗かごの上に乗って保守点検等の作業を行なう場合に、乗かごを最善の固定位置で簡単に位置固定することができるエレベータのかご固定装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0014

本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、エレベータのかご固定装置において、エレベータ昇降路内に設けられているガイドレールに取付けられ、係合穴を有する係合体と、前記エレベータ昇降路内に昇降可能に設けられた乗かごに取付けられ、前記係合穴に係合する位置とこの係合を解除する位置とに摺動可能な摺動体を有する固定装置とを備え、前記係合体は、前記ガイドレールに固定された支持体上下方向位置調節可能に連結されていることである。

0015

本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、エレベータのかご固定装置において、エレベータ昇降路内に設けられているガイドレールに取付けられ、係合穴を有する係合体と、前記エレベータ昇降路内に昇降可能に設けられた乗かごに取付けられ、前記係合穴に係合する位置とこの係合を解除する位置とに摺動可能な摺動体を有する固定装置とを備え、前記摺動体は、上下方向に伸縮可能及び伸縮させた任意の位置で固定可能に設けられていることである。

0016

本発明の実施の形態に係る第3の特徴は、エレベータのかご固定装置において、エレベータ昇降路内に設けられているガイドレールに取付けられ、係合穴を有する係合体と、前記エレベータ昇降路内に昇降可能に設けられた乗かごに取付けられ、前記係合穴に係合する位置とこの係合を解除する位置とに摺動可能な摺動体を有する固定装置とを備え、前記係合体は、前記ガイドレールに固定された支持体に上下方向位置調節可能に連結され、前記摺動体は、上下方向に伸縮可能及び伸縮させた任意の位置で固定可能に設けられていることである。

0017

本発明の実施の形態に係る第4の特徴は、エレベータのかご固定装置において、エレベータ昇降路内に昇降可能に設けられた乗かごに取付けられ、前記エレベータ昇降路内に設けられたガイドレールに寄った位置と前記ガイドレールから離反する位置とに移動可能な収容体を有し、前記収容体には、前記収容体を前記ガイドレールに寄った位置に移動させた場合に、前記ガイドレールに対向するとともに上方から下方に向けて前記ガイドレールに近付くように傾斜した傾斜面部が形成され、前記収容体には、前記収容体を前記ガイドレールに寄った位置に移動させた場合に前記ガイドレールと前記収容体の傾斜面部との間に食い込むクサビ体が収容されていることである。

発明の効果

0018

本発明によれば、作業者が乗かごの上に乗って保守点検等の作業を行なう場合に、乗かごを最善の固定位置で簡単に位置固定することができる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の第1の実施の形態のエレベータを示す斜視図である。
かご固定装置を示す斜視図である。
かご固定装置を示す側面図である。
係合体と支持体との連結状態を示す正面図である。
本発明の第2の実施の形態のエレベータを示す斜視図である。
かご固定装置を示す側面図である。
摺動体を伸ばした状態のかご固定装置を示す側面図である。
本発明の第3の実施の形態のエレベータを示す斜視図である。
かご固定装置を示す側面図である。
本発明の第4の実施の形態の収納した係合体を示す水平断面図である。
摺動体との係合位置に移動させた係合体を示す水平断面図である。
本発明の第5の実施の形態のエレベータを示す斜視図である。
かご固定装置を示す正面図である。
収容体をガイドレールを挟む位置に回動させた状態を示す正面図である。
ガイドレールを挟む位置に回動させた収容体内のクサビ体の位置関係を示す側面図である。
クサビ体をガイドレールの側面に食い込ませた状態を示す側面図である。
従来例のかご固定装置を示す斜視図である。

実施例

0020

以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。

0021

(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図4に基づいて説明する。図1に示すように、建物内にエレベータ昇降路1が形成され、このエレベータ昇降路1内には上下方向に延出した一対のガイドレール2と、ガイドレール2に沿って昇降可能な乗かご3とが設置されている。乗かご3にはかご枠4が設けられており、かご枠4の四隅にガイドシュー5が取付けられ、これらのガイドシュー5がガイドレール2に摺動可能に係合されている。また、かご枠4には、巻上機(図示せず)に巻き掛けられたエレベータロープ6の一端が連結されている。

0022

一方のガイドレール2には、このガイドレール2におけるガイドシュー5が係合する側の裏面側に位置して、支持体である支持板7がボルト8とナットとにより固定されている。なお、図1では支持板7を一つだけ示しているが、支持板7はガイドレール2の長手方向に沿って所定間隔ごと複数固定されている。

0023

支持板7には、係合体である係合板9が上下方向位置調節可能に連結されている。係合板9には、上下方向に沿って複数の係合穴10が形成されている。

0024

支持板7と係合板9との上下方向位置調節可能な連結は、図4に示すように、支持板7に上下方向に沿って形成されている複数の連結穴11と、係合板9に上下方向に沿って形成されている複数の連結穴12とを選択的に対向させ、対向した連結穴11,12にボルト13を挿通し、挿通したボルト13の先端部にナット14を螺合させることにより行なわれている。なお、図4(a)に示した係合板9は最も低くなる位置で支持板7に連結した状態であり、図4(b)に示した係合板9は最も高くなる位置で支持板7に連結した状態である。

0025

かご枠4の上部には、固定装置15が取付けられている。固定装置15は、外装ケース18と摺動体である係合軸16とを有している。係合軸16は、直線状の丸棒部材により形成されており、軸心方向を係合板9に向けて水平向きに配置され、軸心方向に沿って摺動可能及び軸心回りに回動可能に外装ケース18に保持されている。係合軸16には、係合軸16を軸心回りに回動操作し、及び、軸心方向に摺動操作する場合に把持する操作突起17が設けられている。また、外装ケース18には、操作突起17を係合させて係合軸16の摺動動作規制する一対の係合溝19a,19bが形成されている。係合軸16を軸心方向に摺動操作し、摺動操作した位置で係合軸16を軸心回りに回動させて操作突起17をいずれかの係合溝19a,19bに係合させることにより、係合軸16を摺動操作した位置で位置固定することができる。

0026

なお、係合板9に形成されている係合穴10は、係合軸16の先端部が係合可能な寸法に形成されている。このため、図3実線で示すように係合軸16と係合穴10とを水平方向で対向するように位置合わせし、係合軸16を係合板9の方向に摺動させることにより、図3破線で示すように係合軸16の先端部が係合穴10に係合する。

0027

このような構成において、保守点検等の作業を行なうために乗かご3を位置固定する場合には、係合軸16がいずれかの係合穴10に水平方向で対向する位置で乗かご3を停止させ、乗かご3の上に乗った作業員が係合軸16を回動操作及び摺動操作する。この回動操作及び摺動操作では、まず、図2、及び図3の実線で示すように操作突起17が係合溝19aに係合している係合軸16を軸心回りに回動させ、操作突起17と係合溝19aとの係合を解除する。ついで、係合軸16を係合板9の方向へ摺動させ、図3の破線で示すように係合軸16の先端部を係合穴10に係合させる。ついで、係合軸16を軸心回りに回動させ、操作突起17を係合溝19bに係合させる。

0028

これにより、係合軸16は先端部を係合穴10に係合させた状態で摺動動作を規制され、乗かご3を位置固定することができ、作業中に乗かご3が昇降するという事故の発生を防止することができる。

0029

作業位置に応じて乗かご3の固定位置を変更する場合には、係合穴10への係合軸16の係合を一旦解除し、乗かご3を昇降させて係合軸16を他の係合穴10に対向させ、係合軸16を摺動させて対向して位置する他の係合穴10に係合させる。

0030

また、作業位置に応じて乗かご3の固定位置を変更する場合には、支持板7への係合板9の連結位置を上下方向に変更することによっても行なえる。例えば、支持板7への係合板9の連結位置を、図4(a)に示す位置から図4(b)に示す位置に変更する。図4(a)に示す位置から図4(b)に示す位置への連結位置の変更は、係合板9と支持板7とを連結しているボルト13を一旦外し、係合板9を上方へ移動させ、上方へ移動させた係合板9と支持板7とをボルト13とナット14とで再び連結することにより行なえる。

0031

このようにして支持板7への係合板9の連結位置を上下方向に変更することにより、係合板9に形成されている係合穴10の位置が上下方向に移動するので、係合穴10に係合軸16を係合させて行なう乗かご3の固定位置を上下方向に変更することができる。なお、乗かご3の位置固定を、図4(a)に示した係合板9の最も下側の係合穴10を用いて行なった場合と、図4(b)に示した係合板9の最も上側の係合穴10を用いて行なった場合とでは、乗かご3の固定位置を上下方向で寸法“a”変更することができる。

0032

係合板9は、ガイドレール2に直接固定されているのではなく、ガイドレール2に固定された支持板7に固定されているため、係合板9の上下方向への位置変更を、ガイドレール2に取付けられている様々な機器や部材及び継ぎ目板等の影響を受けることなく自由に行なうことができる。したがって、係合板9の固定位置を上下方向に自由に変更することにより、その係合板9に形成されている係合穴10を用いて行なう乗りかご3の位置固定を、最善の固定位置で行なうことができる。これにより、乗かご3の上に乗って行なう保守点検等の作業を行なう作業員は、作業しにくい姿勢を強いられることなく、楽な姿勢で容易に作業を行なうことができる。

0033

(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を、図5ないし図7に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及びその他の実施の形態において、先行して説明した実施の形態の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。

0034

第2の実施の形態では、エレベータ昇降路1内に設置された一対のガイドレール2のうちの一方のガイドレール2に、このガイドレール2おけるガイドシュー5が係合する側の裏面側に位置して係合体である係合板9aがボルト8により固定されている。なお、図5では係合板9aを一つだけ示しているが、係合板9aはガイドレール2の長手方向に沿って所定間隔ごとに複数固定されている。係合板9aには、上下方向に沿って複数の係合穴10が形成されている。

0035

かご枠4の上部には、固定装置21が取付けられている。固定装置21は、外装ケース22と摺動体である係合軸23とを有している。係合軸23は、水平方向に延出する水平部24aと垂直方向に延出する垂直部24bとを有してL字形屈曲形成された第1軸24と、水平方向に延出する水平部25aと垂直方向に延出する垂直部25bとを有してL字形に屈曲形成された第2軸25とを連結することにより形成されている。

0036

第1軸24と第2軸25との連結は、中空状に形成された垂直部25bに垂直部24bを摺動可能に嵌合させ、垂直部24bに形成された挿通穴26と垂直部25bに形成された挿通穴27とを水平方向で対向させ、対向させた挿通穴26,27にネジ付きピン28を挿通して蝶ナット29を螺合することにより行なわれている。

0037

なお、垂直部25bにはその長手方向に沿って複数の挿通穴27が形成されており、垂直部24bの挿通穴26と水平方向で対向する挿通穴27を変更してネジ付きピン28を挿通することにより、係合軸23を上下方向に伸縮させることができる。

0038

係合軸23は、第1軸24の水平部24a及び第2軸25の水平部25aの軸心方向に沿って摺動可能、及び、第1軸24の水平部24aの軸心回りに回動可能に外装ケース22に保持されている。

0039

第1軸24の水平部24aには、係合軸23を水平部24aの軸心回りに回動操作し、及び、係合軸23を水平部24a,25aの軸心方向に摺動操作する場合に把持する操作突起17が設けられている。外装ケース22には、操作突起17を係合させて係合軸23の摺動動作を規制する一対の係合溝19a,19bが形成されている。係合軸23を水平部24a,25aの軸心方向に摺動操作し、摺動操作した位置で係合軸23を水平部24aの軸心回りに回動させて操作突起17をいずれかの係合溝19a,19bに係合させることにより、係合軸23を摺動操作した位置で位置固定することができる。

0040

なお、係合板9aに形成されている係合穴10は、第2軸25の水平部25aの先端部が係合可能な寸法に形成されている。このため、図6の実線で示すように水平部25aと係合穴10とを水平方向で対向するように位置合わせし、係合軸23を係合板9の方向に摺動させることにより、図6の破線で示すように水平部25aの先端部が係合穴10に係合する。

0041

このような構成において、保守点検等の作業を行なうために乗かご3を位置固定する場合には、図6の実線で示すように、第2軸25の水平部25aがいずれかの係合穴10に水平方向で対向する位置で乗かご3を停止させ、乗かご3の上に乗った作業員が係合軸23を回動操作及び摺動操作する。この回動操作及び摺動操作では、操作突起17が係合溝19aに係合している係合軸23を水平部24aの軸心回りに回動させ、操作突起17と係合溝19aとの係合を解除する。ついで、係合軸23を係合板9の方向へ摺動させ、図6の破線で示すように水平部25aの先端部を係合穴10に係合させ、及び、操作突起17を係合溝19bに係合させる。

0042

これにより、係合軸23は、水平部25aの先端部を係合穴10に係合させた状態で摺動動作を規制され、乗かご3を位置固定することができ、作業中に乗かご3が昇降するという事故の発生を防止することができる。

0043

作業位置に応じて乗かご3の固定位置を変更する場合には、係合穴10への水平部25aの係合を一旦解除し、乗かご3を昇降させ、水平部24aを対向して位置する他の係合穴10に係合させる。

0044

また、作業位置に応じて乗かご3の固定位置を変更する場合には、係合軸23を上下方向に伸縮させることによっても行なえる。例えば、図6に示すように垂直部24bに形成されている挿通穴26と垂直部25bに形成されている挿通穴27とに挿通されているネジ付きピン28を一旦外し、図7に示すように第2軸25を上方に摺動させ、垂直部24bに形成されている挿通穴26を垂直部25bに形成されている他の挿通穴27に対向させ、これらの挿通穴26,27にネジ付きピン28を挿通して蝶ナット29を螺合させることにより行なえる。

0045

このようにして係合軸23を上下方向へ伸縮させることにより、水平部25aの先端部を係合板9の同じ係合穴10に係合させた場合であっても、乗かご3の固定位置を上下方向に変更することができる。したがって、係合軸23を上下方向に伸縮させることにより、ガイドレール2に取付けられている様々な機器や部材及び継ぎ目板等の影響を受けることなく乗かご3を最善の固定位置で位置固定することができる。これにより、乗かご3の上に乗って行なう保守点検等の作業を行なう作業員は、作業しにくい姿勢を強いられることなく、楽な姿勢で容易に作業を行なうことができる。

0046

(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を、図8及び図9に基づいて説明する。第3の実施の形態は、第1の実施の形態で説明したように、ガイドレール2に固定した支持板7に係合板9を上下方向位置調節可能に連結し、さらに、第2の実施の形態で説明したように、係合軸23は第1軸24と第2軸25とを連結することにより形成されている。そして、乗かご3を位置固定する場合には、第2軸25の水平部25aの先端部が係合板9の係合穴10に係合される。

0047

このような構成において、保守点検等を行う作業位置に応じて乗かご3の固定位置を変更する場合には、支持板7への係合板9の連結状態を上下方向に変更し、及び、係合軸23を上下方向に伸縮させることによって行なうことができる。

0048

支持板7への係合板9の連結状態を上下方向に変更し、及び、係合軸23を上下方向に伸縮させることにより、ガイドレール2に取付けられている様々な機器や部材及び継ぎ目板等の影響を受けることなく乗かご3を最善の固定位置で位置固定することができる。これにより、乗かご3の上に乗って行なう保守点検等の作業を行なう作業員は、作業しにくい姿勢を強いられることなく、楽な姿勢で容易に作業を行なうことができる。

0049

また、第3の実施の形態によれば、乗かご3の固定位置を変更する場合に、係合軸23を上下方向に伸縮させるとともに係合板9を上下方向に位置調節するため、第2の実施の形態と比較して係合軸23の上下方向への伸縮量を少なくすることができる。そして、係合軸23の上下方向への伸縮量を少なくすることにより、第1軸24や第2軸25の曲げ部に作用する応力集中を抑えることができ、耐久性を高めることができる。

0050

(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態を、図10及び図11に基づいて説明する。第4の実施の形態では、図10に示すように、係合体31が3枚の板部材31a,31b,31cにより形成され、この係合体31が、ガイドレール2を上下方向で連結する継ぎ目板32内に形成された収納空間33内に引出可能に収納されている。板部材31aには突起34が形成され、この突起34が板部材31bに形成された案内溝35に摺動可能に係合されている。また、板部材31bには突起36が形成され、この突起36が板部材31cに形成された案内溝37に摺動可能に係合されている。さらに、板部材31cには突起38が形成され、この突起38が収納空間33の内側面に形成された案内溝39に摺動可能に係合されている。

0051

板部材31aの先端側には、取っ手40と係合穴41とが形成され、取っ手40を把持して引っ張ることにより、図11に示すように、板部材31a〜31cが次々と収納空間33内から引き出され、同一水平面内に配列される。そして、係合穴41が第2の実施の形態で説明した係合軸23の水平部24aの先端部に対向する。なお、突起34と案内溝35との係合箇所、突起36と案内溝37との係合箇所、及び、突起38と案内溝39との係合箇所は、板部材31a〜31cを収納空間33に出し入れした場合でも外れない構造となっている。

0052

このような構成において、保守点検等の作業のために乗かご3を位置固定する場合には、継ぎ目板32の収納空間33内に収納されている板部材31a〜31cを図11に示すように引出し、板部材31aに形成されている係合穴41を水平部25aの先端部に対向させる。そして、係合軸23を板部材31aの方向へ摺動させ、水平部25aの先端部を係合穴41に係合させることにより、乗かご3を位置固定することかできる。

0053

乗かご3を位置固定して行なう作業が終了した後は、係合穴41への水平部25aの係合を解除した後、板部材31aの取っ手40を把持して収納空間33側へ押すことにより、全ての板部材31a〜31cが収納空間33内に収納される。

0054

したがって、乗かご3を位置固定して行なう保守点検等の作業時以外には、3枚の板部材31a,31b,31cにより形成された係合体31がエレベータ利用者から見えなくなり、ガイドレール2の周囲がすっきりした構造となり、エレベータの美観を向上させることができる。

0055

(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を、図12ないし図16に基づいて説明する。第5の実施の形態では、かご枠4の上部両端側に架台51が固定され、これらの架台51上に収容体52と支え体53とが回動可能に取付けられている。

0056

収容体52は、図13に示すようにガイドレール2から離反した位置と、図14に示すようにガイドレール2に寄った位置と回動可能に設けられている。支え体53は、図14に示すようにガイドレール2に寄った位置に回動した収容体52をその位置で保持するように支える位置と、図13に示すようにその支えを解除する位置とに回動可能に設けられている。

0057

収容体52には、この収容体52をガイドレール2に寄った位置に回動させた場合、ガイドレール2の両側面に対向するとともに上方から下方に向けてガイドレール2の側面に近付くように傾斜した一対の傾斜面部54が形成されている。

0058

さらに、収容体52には、収容体52をガイドレール2に寄った位置に回動させた場合に、ガイドレール2と傾斜面部54との間に食い込むクサビ体55が収容されている。クサビ体55には引掛け部56が形成されており、この引掛け部56が収容体52に設けられたフック部57に係脱可能に引掛けられている。クサビ体55における傾斜面部54と対向する面は、傾斜面部54の傾斜角と同じ傾斜角を有している。

0059

収容体52をガイドレール2に寄った位置に回動させた場合、引掛け部56をフック部57に引掛けて支持されているクサビ体55は、図15に示すように傾斜面部54とガイドレール2とに対して離反している。しかし、引掛け部56をフック部57から外すと、クサビ体55は自重により落下し、傾斜面部54とガイドレール2との間に食い込む。

0060

このような構成において、保守点検等の作業を行なうために乗かご3を位置固定する場合には、乗かご3を任意の位置で停止させ、乗かご3の上に乗った作業員が収容体52を図14に示すようにガイドレール2に寄った位置に回動させ、さらに、回動させた収容体52を回動位置で支える位置に支え体53を回動させる。ついで、クサビ体55の引掛け部56をフック部57から外し、クサビ体55を自重により落下させる。

0061

自重により落下したクサビ体55は、傾斜面部54とガイドレール2との間に食い込み、乗かご3を位置固定することができる。これにより、保守点検等の作業時における乗りかご3の位置固定を最善の固定位置で行なうことができ、乗かご3の上に乗って行なう保守点検等の作業を行なう作業員は、作業しにくい姿勢を強いられることなく、楽な姿勢で容易に作業を行なうことができる。

0062

なお、保守点検等の作業時には、つり合い重り側に比べて乗かご3側の重量が少ないため、乗かご3には上昇する向きの力が作用し、この力の作用によって傾斜面部54とガイドレール2との間へのクサビ体55の食い込みが助長され、作業中に乗かご3が上昇するという事故の発生を防止することができる。

0063

また、保守点検等の作業終了後は、乗かご3を僅かに下降させれば、傾斜面部54とガイドレール2との間へのクサビ体55の食い込みが解除され、クサビ体55を持ち上げて引掛け部56をフック部57に引掛けることができる。クサビ体55の引掛け部56をフック部57に引掛けた後は、収容体52を図13に示すようにガイドレール2から離反する位置に回動させ、乗かご3を昇降させる。

0064

1エレベータ昇降路
2ガイドレール
3乗かご
7 支持板(支持体)
9係合板(係合体)
9a 係合板(係合体)
10係合穴
16係合軸(摺動体)
21固定装置
23 係合軸(摺動体)
52収容体
54 傾斜面部
55 クサビ体

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