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技術 通信システム及び通信方法、伝送装置とその処理方法及びプログラム

出願人 日本電気株式会社
発明者 保坂光一郎
出願日 2009年7月6日 (10年0ヶ月経過) 出願番号 2009-159685
公開日 2011年1月20日 (8年5ヶ月経過) 公開番号 2011-015332
状態 未査定
技術分野 広域データ交換
主要キーワード パス切替装置 運用系伝送路 リザーブメッセージ 予備経路 通常運用 パスメッセージ 予備系パス 帯域管理テーブル
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

障害が発生した運用系伝送路から、予備系伝送路への通信切り替え時間を迅速に行うことができる通信システムを提供する。

解決手段

始点伝送装置1が、終点伝送装置2までの予備系伝送経路を決定し、予備系伝送経路上の各中間伝送装置A〜Dに対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、予備系伝送路を用いて予備系伝送路上の各中間伝送装置A〜Dが通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置A〜Dそれぞれに通知するパスメッセージを送信する。そして、各中間伝送装置A〜Dおよび終点伝送装置2が、パスメッセージの受信に基づいて、自装置が予備系伝送経路上の伝送装置として予約されたことを示す予約情報を自装置内に登録し、また、パスメッセージの受信に基づいて、パス登録情報を自装置内に登録する。

概要

背景

GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)ネットワークにおいて、運用系伝送経路の他に、予備系伝送経路を予め設定する技術が存在する。そして、この技術においては、予備系伝送経路を予め設定する際に、GMPLSネットワークにおける始点伝送装置から終点伝送装置までの複数の中間伝送装置のうち、予備伝送経路上に位置する中間伝送装置や終点伝送装置に対して、予備伝送経路に利用する旨の通知を行い、予備伝送経路上の各中間伝送装置は、自装置が予備伝送経路として利用されるという情報を記憶しておく。なお、関連する技術として、通信ネットワークにおいて、予備の伝送経路の帯域確保を行うパス切替装置の技術が特許文献1に開示されている。

概要

障害が発生した運用系伝送路から、予備系伝送路への通信切り替え時間を迅速に行うことができる通信システムを提供する。始点伝送装置1が、終点伝送装置2までの予備系伝送経路を決定し、予備系伝送経路上の各中間伝送装置A〜Dに対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、予備系伝送路を用いて予備系伝送路上の各中間伝送装置A〜Dが通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置A〜Dそれぞれに通知するパスメッセージを送信する。そして、各中間伝送装置A〜Dおよび終点伝送装置2が、パスメッセージの受信に基づいて、自装置が予備系伝送経路上の伝送装置として予約されたことを示す予約情報を自装置内に登録し、また、パスメッセージの受信に基づいて、パス登録情報を自装置内に登録する。

目的

この発明は、障害が発生した運用系伝送路から、予備系伝送路への通信の切り替え時間を迅速に行うことができる通信システム及び通信方法、伝送装置とその処理方法及びプログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

始点伝送装置終点伝送装置と、前記始点伝送装置と前記終点伝送装置との伝送経路上に接続された複数の中間伝送装置とにより構成された通信ステムであって、前記始点伝送装置が、前記終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定する予備系伝送経路決定手段と、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信するパスメッセージ送信手段と、を備え、前記中間伝送装置が、前記パスメッセージの受信に基づいて、予備系情報記憶手段に自装置が予備系伝送経路上の中間伝送装置として予約されたことを示す予約情報登録する予約情報登録手段と、前記パスメッセージの受信に基づいて、パス登録情報記憶手段に前記パス登録情報を登録するパス登録情報登録手段と、を備えることを特徴とする通信システム。

請求項2

前記始点伝送装置、前記中間伝送装置、前記終点伝送装置のそれぞれは、GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)の技術を用いて、前記通信の伝送制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。

請求項3

始点伝送装置と終点伝送装置と、前記始点伝送装置と前記終点伝送装置との伝送経路上に接続された複数の中間伝送装置とにより構成された通信システムにおける通信方法であって、前記始点伝送装置の予備系伝送経路決定手段が、前記終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定し、前記始点伝送装置のパスメッセージ送信手段が、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信し、前記中間伝送装置の予約情報登録手段が、前記パスメッセージの受信に基づいて、予備系情報記憶手段に自装置が予備系伝送経路上の中間伝送装置として予約されたことを示す予約情報を登録し、前記中間伝送装置のパス登録情報登録手段が、前記パスメッセージの受信に基づいて、パス登録情報記憶手段に前記パス登録情報を登録することを特徴とする通信方法。

請求項4

複数の中間伝送装置を介して接続された終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定する予備系伝送経路決定手段と、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信するパスメッセージ送信手段と、を備えることを特徴とする伝送装置

請求項5

伝送装置の処理方法であって、前記伝送装置の予備系伝送経路決定手段が、複数の中間伝送装置を介して接続された終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定し、前記伝送装置のパスメッセージ送信手段が、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信することを特徴とする処理方法。

請求項6

伝送装置のコンピュータを、複数の中間伝送装置を介して接続された終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定する予備系伝送経路決定手段、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信するパスメッセージ送信手段、として機能させることを特徴とするプログラム

技術分野

背景技術

0002

GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)ネットワークにおいて、運用系伝送経路の他に、予備系伝送経路を予め設定する技術が存在する。そして、この技術においては、予備系伝送経路を予め設定する際に、GMPLSネットワークにおける始点伝送装置から終点伝送装置までの複数の中間伝送装置のうち、予備伝送経路上に位置する中間伝送装置や終点伝送装置に対して、予備伝送経路に利用する旨の通知を行い、予備伝送経路上の各中間伝送装置は、自装置が予備伝送経路として利用されるという情報を記憶しておく。なお、関連する技術として、通信ネットワークにおいて、予備の伝送経路の帯域確保を行うパス切替装置の技術が特許文献1に開示されている。

先行技術

0003

国際公開第2004/075494号パンフレット

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上述の技術では、通常利用される運用系の伝送経路において障害が発生した場合、その障害を検出した運用系伝送経路上の中間伝送装置が、GMPLSネットワークの始点伝送装置に対して警告メッセージ(Notify message)を通知する。そして、始点伝送装置は、この警告メッセージを受信すると、予め設定した予備系伝送路を利用して通信を行うこととなる。ここで、この予備系伝送路を利用した通信の再開は、予め、予備系伝送路上の各中間伝送装置や終点伝送装置に対して、予備系伝送路に利用する旨の通知をしているため、帯域予約されており、予備系伝送路を初めから計算する場合に比べて予備系伝送路への通信経路の変更を早く行うことができる。

0005

しかしながら、上述の技術では単に予備系伝送路上の各中間伝送装置や終点伝送装置が予備系伝送路として利用されることを記憶しているだけであるため、その後、予備系伝送路上の中間伝送装置として動作するための情報を、他の伝送装置と送受信しながら取得する動作が必要であるため、この処理のための時間がかかり、予備系伝送路に切り替わる時間が十分に早くなるとはいえない。

0006

そこでこの発明は、障害が発生した運用系伝送路から、予備系伝送路への通信の切り替え時間を迅速に行うことができる通信システム及び通信方法、伝送装置とその処理方法及びプログラムを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するために、本発明は、始点伝送装置と終点伝送装置と、前記始点伝送装置と前記終点伝送装置との伝送経路上に接続された複数の中間伝送装置とにより構成された通信システムであって、前記始点伝送装置が、前記終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定する予備系伝送経路決定手段と、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信するパスメッセージ送信手段と、を備え、前記中間伝送装置が、前記パスメッセージの受信に基づいて、予備系情報記憶手段に自装置が予備系伝送経路上の中間伝送装置として予約されたことを示す予約情報登録する予約情報登録手段と、前記パスメッセージの受信に基づいて、パス登録情報記憶手段に前記パス登録情報を登録するパス登録情報登録手段と、を備えることを特徴とする通信システムである。

0008

また本発明は、上述の通信システムにおいて、前記始点伝送装置、前記中間伝送装置、前記終点伝送装置のそれぞれは、GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)の技術を用いて、前記通信の伝送制御を行うことを特徴とする。

0009

また本発明は、始点伝送装置と終点伝送装置と、前記始点伝送装置と前記終点伝送装置との伝送経路上に接続された複数の中間伝送装置とにより構成された通信システムにおける通信方法であって、前記始点伝送装置の予備系伝送経路決定手段が、前記終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定し、前記始点伝送装置のパスメッセージ送信手段が、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信し、前記中間伝送装置の予約情報登録手段が、前記パスメッセージの受信に基づいて、予備系情報記憶手段に自装置が予備系伝送経路上の中間伝送装置として予約されたことを示す予約情報を登録し、前記中間伝送装置のパス登録情報登録手段が、前記パスメッセージの受信に基づいて、パス登録情報記憶手段に前記パス登録情報を登録することを特徴とする通信方法である。

0010

また本発明は、複数の中間伝送装置を介して接続された終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定する予備系伝送経路決定手段と、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信するパスメッセージ送信手段と、を備えることを特徴とする伝送装置である。

0011

また本発明は、伝送装置の処理方法であって、前記伝送装置の予備系伝送経路決定手段が、複数の中間伝送装置を介して接続された終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定し、前記伝送装置のパスメッセージ送信手段が、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信することを特徴とする処理方法である。

0012

また本発明は、伝送装置のコンピュータを、複数の中間伝送装置を介して接続された終点伝送装置までの予備系伝送経路を決定する予備系伝送経路決定手段、前記予備系伝送経路上の各中間伝送装置に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、前記予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置それぞれに通知するパスメッセージを送信するパスメッセージ送信手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。

発明の効果

0013

本発明によれば、予備系伝送路上の中間伝送装置と終点伝送装置は、予備系伝送路による通信を行うに必要なパス登録情報を予め記憶しており、運用系に障害が発生して、予備系の通信が行われる際にも、ただちにそのパス登録情報を用いて予備系伝送路による通信を行うことができる。これにより、障害が発生した運用系伝送路から、予備系伝送路への通信の切り替え時間を迅速に行うことができる通信システムを提供することができる。

図面の簡単な説明

0014

通信システムの構成を示すブロック図である。
始点伝送装置における運用系伝送路の設定処理概要を示す図である。
始点伝送装置における予備系伝送路の設定処理の概要を示す図である。
運用系伝送経路上の中間伝送装置と終点伝送装置の処理フローを示す図である。
予備系伝送経路上の中間伝送装置と終点伝送装置の処理フローを示す図である。

実施例

0015

以下、本発明の一実施形態による通信システムを図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による通信システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号1はGMPLSネットワークにおける始点伝送装置である。そして、始点伝送装置1は、運用系伝送経路や予備系伝送経路の設定制御を行うシグナリング処理部10、経路計算を行う経路計算部11、自装置や他の伝送装置の各ポートの帯域の状態(空き、予約、使用中、仮予約)の情報を記憶する帯域管理テーブルの情報を管理する帯域管理テーブル管理部14、帯域管理テーブル管理部14に記憶する情報が更新された際に、その情報を他の伝送装置へ通知(広告)するための処理を行う広告処理部15、OSPF(Open Shortest Path First)機能を利用して帯域管理テーブルの情報を他の伝送装置へ送信するOSPF処理部を備えている。

0016

また、シグナリング処理部10は、予備系伝送路の設定の処理を行う予備系処理部12と、通常利用する運用系伝送路の設定の処理を行う運用系処理部13とを備え、予備系処理部12は、更に、予備系伝送経路で利用するポートの帯域仮予約の処理を行う帯域仮予約処理部121と、予備系伝送路として利用される中間伝送装置や終点伝送装置2に対して予備経路であることを通知するためのパスメッセージを生成する予備系パスメッセージ生成部122とを備えている。また、運用系処理部13は、更に、運用系伝送経路で利用するポートの帯域予約の処理を行う帯域予約処理部131と、帯域確定処理を行う帯域確定処理部132と、運用系伝送路として利用される中間伝送装置や終点伝送装置2に対して通常利用する運用経路であることを通知するためのパスメッセージを生成する運用系パスメッセージ生成部133とを備えている。

0017

そして、図1で示すように始点伝送装置1は、通信ネットワークを介して終点伝送装置2と通信接続されており、さらに、その始点伝送装置1と終点伝送装置2の間の通信ネットワーク上には複数の中間伝送装置A〜Dが接続されている。本実施形態においては、始点伝送装置1→中間伝送装置A→中間伝送装置B→終点伝送装置2の経路を、通常の通信に利用される運用系伝送路と設定し、始点伝送装置1→中間伝送装置C→中間伝送装置D→終点伝送装置2の経路を予備として利用される予備系伝送路と設定する場合の例について説明する。なお、始点伝送装置1は運用系伝送路と予備系伝送路で異なる出力ポートを用いて通信を送信する。また終点伝送装置1は運用系伝送路と予備系伝送路で異なる入力ポートを用いて通信を受信する。中間伝送装置A〜Dのそれぞれは通信の入力ポートと出力ポートをそれぞれ備えているものとする。

0018

本実施形態の通信システムは、図1のような構成を有しており、始点伝送装置1が、終点伝送装置2までの予備系伝送経路を決定し、予備系伝送経路上の各中間伝送装置A〜Dや終点伝送装置2に対して予備系伝送経路であることを通知するパスメッセージであって、通常運用系の伝送経路に障害が発生した際に、予備系伝送路を用いて予備系伝送路上の各中間伝送装置A〜Dや終点伝送装置2が通信を行うに必要なパス登録情報を、当該中間伝送装置A〜Dや終点伝送装置2にそれぞれに通知するパスメッセージを送信する。そして、各中間伝送装置A〜Dおよび終点伝送装置2が、パスメッセージの受信に基づいて、自装置が予備系伝送経路上の伝送装置として予約されたことを示す予約情報を自装置内に登録し、また、パスメッセージの受信に基づいて、パス登録情報を自装置内に登録する。
これにより、障害が発生した運用系伝送路から、予備系伝送路への通信の切り替え時間を迅速に行うことができる通信システムを提供する。
なお、パス登録情報は、予備系伝送路を認識する為の情報である。各予備系伝送路上に設定された伝送装置は、他の異なるパス設定要求を示す情報を受信した場合には、予め記憶するパス登録情報を破棄する事により、予備系伝送路として予約したパス以外のパスの伝送路上の伝送装置となることも可能である。

0019

図2は始点伝送装置における運用系伝送路の設定処理の概要を示す図である。
図3は始点伝送装置における予備系伝送路の設定処理の概要を示す図である。
次に、図2及び図3を用いて伝送路設定処理フローについて説明する。
図2に示すように運用系伝送路の設定処理では、まず、始点伝送装置1のシグナリング処理部10が伝送路設定処理であるシグナリング開始要求を検出し(ステップS101)、終点伝送装置までの運用系伝送路の経路計算依頼を経路計算部11に行う(ステップS102)。そして経路計算部11は経路計算結果をシグナリング処理部10に送信する(ステップS103)。すると、シグナリング処理部10の帯域予約処理部131は、運用系伝送路の経路計算結果に基づいて、運用系伝送路に使用するポートの情報を「空き」から「予約」へと変更登録するための情報更新依頼を帯域管理テーブル管理部14に行い(ステップS104)、これにより、帯域管理テーブル管理部14は帯域管理テーブルに、運用系伝送路に使用するポートに対応する情報として「予約」を登録する。また帯域管理テーブル管理部15は帯域管理テーブルに対する情報更新をシグナリング処理部10へ通知すると(ステップS105)、当該シグナリング処理部10の運用系パスメッセージ生成部133がパスメッセージを生成し、運用系伝送路の各中間伝送装置A,Bや終点伝送装置2へ送信する(ステップS106)。

0020

そして、始点伝送装置1のシグナリング処理部10は、パスメッセージの送信の応答として終点伝送装置2が生成し、当該終点伝送装置2が運用系伝送路上の各中間伝送装置を介して送信したリザーブメッセージを受信する(ステップS107)。するとシグナリング処理部10の帯域確定処理部132は、そのリザーブメッセージの受信に基づいて、運用系伝送路に使用するポートの情報を「予約」から「使用中」へと変更登録するための情報更新依頼を帯域管理テーブル管理部14に行い(ステップS108)、これにより、帯域管理テーブル管理部14は帯域管理テーブルに、運用系伝送路に使用するポートに対応する情報として「使用中」を登録する。また帯域管理テーブル記憶部15における情報更新をシグナリング処理部10へ通知する(ステップS109)と、広告処理部15に対して帯域管理テーブルの記憶する情報の広告処理を要求し(ステップS110)、これにより広告処理部15がOSPF処理部16へ帯域管理テーブルの情報の広告配信を指示して(ステップS111)、OSPF処理部16が、隣接する中間伝送装置Aへ送信(広告)する。またOSPF処理部16は、帯域管理テーブルの情報の更新に基づいて、経路計算部11にネットワークトポロジの変更を通知する(ステップS112)。

0021

また、図3に示すように予備系伝送路の設定処理では、まず、始点伝送装置1のシグナリング処理部10が伝送路設定処理であるシグナリングの開始要求を検出し(ステップS201)、終点伝送装置2までの予備系伝送路の経路計算依頼を経路計算部11に行う(ステップS202)。そして経路計算部11は経路計算結果をシグナリング処理部10に送信する(ステップS203)。すると、シグナリング処理部10の帯域仮予約処理部121は、予備系伝送路の経路計算結果に基づいて、予備系伝送路に使用するポートの情報を「空き」から「仮予約」へと変更登録し、さらに予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報を登録するための情報更新依頼を帯域管理テーブル管理部14に行い(ステップS204)、これにより、帯域管理テーブル管理部14は帯域管理テーブルに、予備系伝送路に使用するポートに対応する情報として「仮予約」を登録する。また帯域管理テーブル管理部15は帯域管理テーブルに対する情報更新をシグナリング処理部10へ通知すると(ステップS205)、当該シグナリング処理部10の予備系パスメッセージ生成部122がパスメッセージを生成し、予備系伝送路の各中間伝送装置C,Dや終点伝送装置2へ送信する(ステップS206)。なお、このメッセージには、予備系伝送路を用いて前記予備系伝送路上の各中間伝送装置が通信を行うに必要なパス登録情報が格納される。そして、始点伝送装置1のシグナリング処理部10は、パスメッセージの送信の応答として終点伝送装置2が生成し、当該終点伝送装置2が運用系伝送路上の各中間伝送装置を介して送信したリザーブメッセージを受信する(ステップS207)。そして、シグナリング処理部10は、これ以降の処理を中止し、帯域管理テーブルの更新を行わず終了する。

0022

図4は運用系伝送経路上の中間伝送装置と終点伝送装置の処理フローを示す図である。
次に、図4を用いて、運用系伝送経路上の中間伝送装置と終点伝送装置の処理フローについて説明する。
中間伝送装置Aは、始点伝送装置1よりパスメッセージを受信すると、当該パスメッセージの受信に基づいて、自装置の記憶する帯域管理テーブル内の、入力ポートと出力ポートの情報を「空き」から「予約」へと変更登録する(ステップ301)。そして、中間伝送装置Aはパスメッセージを中間伝送装置Bへ送信する(ステップ302)。
また、中間伝送装置Bは、中間伝送装置Aよりパスメッセージを受信すると、当該パスメッセージの受信に基づいて、自装置の記憶する帯域管理テーブル内の、入力ポートと出力ポートの情報を「空き」から「予約」へと変更登録する(ステップ303)。そして中間伝送装置Bは、パスメッセージを終点伝送装置2へ送信する(ステップ304)。
終点伝送装置2では、パスメッセージを受信すると、自装置の記憶する帯域管理テーブル内の、GMPLSネットワークと接続するポートの情報を「空き」から「予約」へと変更登録する(ステップ305)。また、終点伝送装置2は、自装置の記憶する帯域管理テーブル内の、GMPLSネットワークと接続するポートの情報を「予約」から「使用中」へと変更登録する(ステップ306)。そして終点伝送装置2はリザーブメッセージを生成して(ステップ307)、中間伝送装置Bへ送信する(ステップ308)。
次に、中間伝送装置Bは、リザーブメッセージを受信すると、自装置の記憶する帯域管理テーブル内の、入力ポートと出力ポートの情報を「予約」から「使用中」へと変更登録する(ステップ309)。そして、中間伝送装置Bはリザーブメッセージを中間伝送装置Aへ送信する(ステップ310)。
次に、中間伝送装置Aは、リザーブメッセージを受信すると、自装置の記憶する帯域管理テーブル内の、入力ポートと出力ポートの情報を「予約」から「使用中」へと変更登録する(ステップ311)。そして、中間伝送装置Aはリザーブメッセージを始点伝送装置2へ送信する(ステップ312)。

0023

図5は予備系伝送経路上の中間伝送装置と終点伝送装置の処理フローを示す図である。
次に、図5を用いて、予備伝送経路上の中間伝送装置と終点伝送装置の処理フローについて説明する。
中間伝送装置Cは、始点伝送装置1よりパスメッセージを受信すると、当該パスメッセージの受信に基づいて、自装置の記憶する帯域管理テーブル内の、入力ポートと出力ポートの情報を「空き」から「仮予約」へと変更登録する(ステップ401)。また中間伝送装置Cは、パスメッセージに格納されているパス登録情報を帯域管理テーブルへ登録する(ステップS402)。そして、中間伝送装置Cはパスメッセージを中間伝送装置Dへ送信する(ステップ403)。
また、中間伝送装置Dは、中間伝送装置Cよりパスメッセージを受信すると、当該パスメッセージの受信に基づいて、自装置の記憶する帯域管理テーブル内の、入力ポートと出力ポートの情報を「空き」から「仮予約」へと変更登録する(ステップ404)。また中間伝送装置Dは、パスメッセージに格納されているパス登録情報を帯域管理テーブルへ登録する(ステップS405)。そして中間伝送装置Dは、パスメッセージを終点伝送装置2へ送信する(ステップ406)。
終点伝送装置2では、パスメッセージを受信すると、自装置の記憶する帯域管理テーブル内の、GMPLSネットワークと接続するポートの情報を「空き」から「仮予約」へと変更登録する(ステップ407)。また終点伝送装置2は、パスメッセージに格納されているパス登録情報を帯域管理テーブルへ登録する(ステップS408)。そして終点伝送装置2はリザーブメッセージを生成して(ステップ409)、中間伝送装置Dへ送信する(ステップ410)。次に、中間伝送装置Dは、リザーブメッセージを受信すると、既に、入力ポートと出力ポートの情報を「空き」から「仮予約」へと変更登録しているため、そのリザーブメッセージを中間伝送装置Cへ送信する(ステップS411)。また、中間伝送装置Cも、リザーブメッセージを受信すると、既に、入力ポートと出力ポートの情報を「空き」から「仮予約」へと変更登録しているため、そのリザーブメッセージを始点伝送装置1へ送信する(ステップS412)。

0024

上述の処理によれば、ステップS402、ステップS405、ステップS408の処理により中間伝送装置C,Dや終点伝送装置2は、予備系伝送路による通信を行うに必要なパス登録情報を予め記憶しており、運用系に障害が発生して、予備系の通信が行われる際にも、ただちにそのパス登録情報を用いて予備系伝送路による通信を行うことができる。これにより、障害が発生した運用系伝送路から、予備系伝送路への通信の切り替え時間を迅速に行うことができる通信システムを提供することができる。

0025

なお、上述の各伝送装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク光磁気ディスクCD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラム通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。

0026

また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル差分プログラム)であっても良い。

0027

1・・・始点伝送装置
2・・・終点伝送装置
10・・・シグナリング処理部
11・・・経路計算部
12・・・予備系処理部
13・・・運用系処理部
14・・・帯域管理テーブル管理部
15・・・広告処理部
16・・・OSPF処理部
121・・・帯域仮予約処理部
122・・・予備系パスメッセージ生成部
131・・・帯域予約処理部
132・・・帯域確定処理部
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